JP2012196851A - インクジェットプリンタおよびドット間隔調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を調整する。
【解決手段】インクジェットプリンタでは、第1ヘッド31の各吐出口列311,312と第2ヘッド32の1つの吐出口列321,322とが吐出口列ペアとして決定されるとともに、吐出口列ペアにおいて不能化する吐出口300が決定される。そして、第1ヘッド31の複数の吐出口列により複数の第1ドット列911,912が移動方向に配列形成され、各第1ドット列を形成する第1ヘッド31の吐出口列と同じ吐出口列ペアに含まれる第2ヘッド32の1つの吐出口列により、当該第1ドット列に対して幅方向に連続する第2ドット列921,922が形成される。そして、第1ドット列に対する第2ドット列のずれ量に基づいて吐出口列ペアおよび吐出口列ペアにおける不能化吐出口を再決定することにより、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を適切に調整することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数のヘッドを有するインクジェットプリンタ、および、インクジェットプリンタにおいて隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を調整するドット間隔調整方法に関する。
従来より、インクの微小液滴を基材に向けて吐出することにより画像を印刷するインクジェットプリンタが用いられている。例えば、特許文献1のインクジェットプリンタでは、印刷幅に亘って印刷解像度と同じ密度でノズルを配置したラインヘッドにおいて、4個のノズル群を被記録対象の印刷方向に配置し、当該印刷方向について、画素領域(1ライン)ごとに階調データを割り当てるノズル群を巡回的にシフトする、すなわち、印刷方向の4ライン毎に同じノズル群を使用する手法が開示されている。本手法では、あるノズルが吐出不良を起こしても、このノズルがインク滴を吐出するのは4ラインに付き1回となるため、印刷品質の低下が抑制される。なお、移動方向(印刷方向)に垂直な幅方向に一列に並ぶ複数のドットをドット列として、上記特許文献1のように、移動方向に配列された複数の吐出口列(ノズル群)がドット列を移動方向に順次形成する印刷手法は、インターレース印刷と呼ばれる。
また、複数の吐出口列が移動方向に配列されたヘッドにおいて、幅方向に関して、各吐出口列にて互いに隣接する2つの吐出口の間に、他の各吐出口列の1つの吐出口を配置することにより、基材上に形成されるドットの幅方向の位置を隣接するドット列間にて相違させつつ、複数の吐出口列がドット列を移動方向に順次形成するインターレース印刷も行われている。この場合、各ドット列を複数の吐出口列にて形成する通常の印刷に比べて、幅方向における記録解像度は低下するが、各吐出口列に対して一定のヘッド駆動周波数を採用しつつ印刷速度を向上することができる。
特開2005−225038号公報
ところで、一度の走査にて基材上の広範囲に画像を印刷するために複数のヘッドが幅方向に配列される場合には、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔(すなわち、一方のヘッドによるドット列の端のドットと、他方のヘッドによるドット列の端のドットとの間の中心間距離)を、各ヘッドによるドット列におけるドットの間隔に合わせる必要がある。したがって、インクジェットプリンタを組み立てる際には、一方のヘッドの端部における吐出口と、他方のヘッドの端部における吐出口とが移動方向において重なるように、複数のヘッドの配置を機械的に調整することが行われる。しかしながら、記録解像度の向上に伴って吐出口間の間隔も微細化されており、ヘッドの配置を高精度に調整することが困難となっている。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を調整するための新規な手法を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、インクジェットプリンタであって、インクの微小液滴を基材に向けて吐出する第1ヘッドおよび第2ヘッドを有するヘッドユニットと、所定の移動方向へと前記基材を前記ヘッドユニットに対して相対的に移動する移動機構と、前記ヘッドユニットからのインクの吐出を制御する制御部とを備え、前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドのそれぞれが、複数の吐出口列を有し、前記複数の吐出口列のそれぞれが、前記移動方向に交差する方向に関して一定のピッチにて並ぶ複数の吐出口であり、前記複数の吐出口列が、前記移動方向に並び、前記移動方向に垂直な幅方向に関して、前記複数の吐出口列に含まれる各吐出口列において互いに隣接する2つの吐出口の間に、他の各吐出口列の1つの吐出口が配置され、前記幅方向における前記第1ヘッドの一方側の端部が、前記第2ヘッドの他方側の端部と前記移動方向において重なり、前記制御部が、前記第1ヘッドの各吐出口列と前記第2ヘッドの1つの吐出口列とを吐出口列ペアとして関連付けるための入力信号を受け付ける入力受付部を有し、前記基材上において前記幅方向に並ぶ複数のドットをドット列として、前記制御部の制御により、前記第1ヘッドの前記複数の吐出口列が複数の第1ドット列を前記移動方向に配列形成し、各第1ドット列を形成する前記第1ヘッドの吐出口列と同じ前記吐出口列ペアに含まれる前記第2ヘッドの1つの吐出口列が、前記各第1ドット列に対して前記幅方向に連続する第2ドット列を形成する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットプリンタであって、前記入力信号が、前記幅方向における前記各第1ドット列に対する前記第2ドット列のシフト量を示し、前記制御部が前記シフト量に基づいて前記吐出口列ペアおよび前記吐出口列ペアにおいて不能化する吐出口を決定する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタであって、前記制御部が、前記入力信号の入力を補助する表示を行う表示部をさらに有する。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェットプリンタであって、前記ヘッドユニットが、前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドを含むとともに、前記幅方向に関して前記基材の全体に亘って配列される3以上のヘッドを有し、前記3以上のヘッドにおいて互いに隣接する2つのヘッドの各組合せが、前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドと同様の配置であり、前記入力受付部が、前記各組合せに関する前記入力信号を受け付ける。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェットプリンタであって、前記複数の吐出口列が3以上の吐出口列である。
請求項6に記載の発明は、インクジェットプリンタにおいて隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を調整するドット間隔調整方法であって、前記インクジェットプリンタが、インクの微小液滴を基材に向けて吐出する第1ヘッドおよび第2ヘッドを有するヘッドユニットと、所定の移動方向へと前記基材を前記ヘッドユニットに対して相対的に移動する移動機構とを備え、前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドのそれぞれが、複数の吐出口列を有し、前記複数の吐出口列のそれぞれが、前記移動方向に交差する方向に関して一定のピッチにて並ぶ複数の吐出口であり、前記複数の吐出口列が、前記移動方向に並び、前記移動方向に垂直な幅方向に関して、前記複数の吐出口列に含まれる各吐出口列において互いに隣接する2つの吐出口の間に、他の各吐出口列の1つの吐出口が配置され、前記幅方向における前記第1ヘッドの一方側の端部が、前記第2ヘッドの他方側の端部と前記移動方向において重なり、前記ドット間隔調整方法が、a)前記第1ヘッドの各吐出口列と前記第2ヘッドの1つの吐出口列とを吐出口列ペアとして決定するとともに、前記吐出口列ペアにおいて不能化する吐出口を決定する工程と、b)前記移動機構により前記移動方向へと前記基材を前記ヘッドユニットに対して相対的に移動する工程と、c)前記基材上において前記幅方向に並ぶ複数のドットをドット列として、前記b)工程に並行して、前記第1ヘッドの前記複数の吐出口列により複数の第1ドット列を前記移動方向に配列形成し、各第1ドット列を形成する前記第1ヘッドの吐出口列と同じ前記吐出口列ペアに含まれる前記第2ヘッドの1つの吐出口列により、前記各第1ドット列に対して前記幅方向に連続する第2ドット列を形成する工程と、d)前記幅方向における前記各第1ドット列に対する前記第2ドット列のずれ量に基づいて前記吐出口列ペアおよび前記吐出口列ペアにおいて不能化する吐出口を再決定する工程とを備える。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のドット間隔調整方法であって、前記ヘッドユニットが、前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドを含むとともに、前記幅方向に関して前記基材の全体に亘って配列される3以上のヘッドを有し、前記3以上のヘッドにおいて互いに隣接する2つのヘッドの各組合せが、前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドと同様の配置であり、前記a)およびd)工程において、前記各組合せに関する前記吐出口列ペアが決定される。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載のドット間隔調整方法であって、前記複数の吐出口列が3以上の吐出口列である。
本発明によれば、隣接する2つのヘッドにおける吐出口列ペアを変更することができ、インターレース印刷において、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を適切に調整することができる。
インクジェットプリンタの構成を示す図である。 ヘッドユニットを示す平面図である。 第1ヘッドおよび第2ヘッドを示す平面図である。 理想的な位置関係である第1ヘッドおよび第2ヘッドを示す図である。 ドット間隔調整処理の流れを示す図である。 第1ヘッドおよび第2ヘッドによるドット列の形成を説明するための図である。 第1ヘッドおよび第2ヘッドによるドット列の形成を説明するための図である。 第1ヘッドおよび第2ヘッドによるドット列の形成を説明するための図である。 比較例の動作における第1ヘッドおよび第2ヘッドによるドット列の形成を説明するための図である。 他の例に係る第1ヘッドおよび第2ヘッドによるドット列の形成を説明するための図である。 他の例に係る第1ヘッドおよび第2ヘッドによるドット列の形成を説明するための図である。 さらに他の例に係るヘッドによるドット列の形成を説明するための図である。
図1は本発明の一の実施の形態に係るインクジェットプリンタ1の構成を示す図であり、インクジェットプリンタ1は帯状の基材9に画像を印刷する。基材9の材料として、例えば、紙、樹脂フィルム、金属薄板が利用される。
インクジェットプリンタ1は、印刷前の基材9をロール状に収容する収容部11、収容部11から基材9を引き出す第1モータ部21、基材9に接するローラ231の回転により基材9の移動速度を検出するエンコーダ23、基材9の一方の主面に向けてインクの微小液滴と吐出するヘッドユニット3、ヘッドユニット3の下方(図1中の(−Z)側)に位置する基材9を引き出す第2モータ部22、印刷後の基材9をロール状に回収する回収部12、並びに、インクジェットプリンタ1の全体動作を制御する制御部4を備える。制御部4は、図示省略の入力部を介して操作者により入力される入力信号を受け付ける入力受付部41、および、各種情報を表示する表示部42を有する。
第1モータ部21は、補助ローラ211により外周面に巻き付けられた基材9を送るメインローラ212、および、メインローラ212を回転するモータ213を備える。同様に、第2モータ部22は、補助ローラ221により外周面に巻き付けられた基材9を送るメインローラ222、および、メインローラ222を回転するモータ223を備える。
インクジェットプリンタ1では、エンコーダ23にて取得された基材9の移動速度や、図示省略の張力検出機構にて検出された基材9の張力に基づいて、制御部4により第1モータ部21および第2モータ部22の回転速度が調整され、基材9の張力や移動速度がおよそ一定に保たれる。以下の説明では、ヘッドユニット3の下方に位置する基材9の移動方向である図1中のY方向を単に移動方向という。
図2はヘッドユニット3の一部を示す平面図であり、図2では図1の移動方向を上下方向としてヘッドユニット3を図示している。図1に示すように、ヘッドユニット3の下方((−Z)側)では基材9の主面の法線方向がZ方向に平行であり、図2のヘッドユニット3では、移動方向および主面の法線方向に垂直なX方向(基材9の幅に対応する方向であり、以下、「幅方向」という。)に沿って複数のヘッド30(図2では、1つのヘッドに符号30aを付している。)が千鳥状に配列される。
図2中にて符号30aを付す1つのヘッドに着目すると、ヘッド30aの(+X)側のヘッド30における(−X)側の端部が、ヘッド30aの(+X)側の端部とY方向において重なり、ヘッド30aの(−X)側のヘッド30における(+X)側の端部が、ヘッド30aの(−X)側の端部とY方向において重なる。すなわち、幅方向において互いに隣接する2つのヘッドをそれぞれ第1ヘッドおよび第2ヘッドとして、幅方向における第1ヘッドの一方側の端部が、第2ヘッドの他方側の端部と移動方向において重なる。実際には、複数のヘッド30は、幅方向に関して基材9の幅全体に亘って配列され、基材9がヘッドユニット3の下方を一回通過するのみで印刷が完了する、いわゆるワンパス印刷が実現される。
以下の説明では、互いに隣接する任意の2つのヘッドにおいて、(+X)側のヘッドが第1ヘッドであり、(−X)側のヘッドが第2ヘッドであるものとし、後述の図3に示すように、第1ヘッドが第2ヘッドの(−Y)側に位置する場合(すなわち、上記ヘッド30aを第2ヘッドとし、ヘッド30aの(+X)側のヘッド30を第1ヘッドとする場合)について説明を行うが、第1ヘッドが第2ヘッドの(+Y)側に位置する場合(すなわち、上記ヘッド30aを第1ヘッドとし、ヘッド30aの(−X)側のヘッド30を第2ヘッドとする場合)についても同様である。
図3は、第1ヘッド31および第2ヘッド32を示す平面図である。図3に示すように、(+X)側の第1ヘッド31は複数の吐出口列(図3では、2つの吐出口列)311,312を有し、各吐出口列311,312は、幅方向(X方向)に関して一定のピッチP(以下、「吐出口ピッチP」という。)にて並ぶ複数の吐出口300の集合である。複数の吐出口列311,312は移動方向(Y方向)に並び、幅方向に関して、一方の吐出口列において互いに隣接する2つの吐出口300の間の中央に、他方の吐出口列の1つの吐出口300が配置される。すなわち、第1ヘッド31の全体では、複数の吐出口300が幅方向に吐出口ピッチPの1/2倍のピッチにて並んでいる。
(−X)側の第2ヘッド32も同様に、移動方向に並ぶ複数の吐出口列(図3では、2つの吐出口列)321,322を有し、各吐出口列321,322は、幅方向に関して一定の吐出口ピッチPにて一列に並ぶ複数の吐出口300の集合である。また、幅方向に関して、一方の吐出口列において互いに隣接する2つの吐出口300の間の中央に、他方の吐出口列の1つの吐出口300が配置される。各ヘッド31,32における複数の吐出口300は、ヘッドユニット3の下方における基材9の主面に平行な(すなわち、XY平面に平行な)同一面上に配置される。
既述のように、第1ヘッド31の(−X)側の端部は、第2ヘッド32の(+X)側の端部と移動方向において重なる。換言すると、インクジェットプリンタ1では、幅方向に関して、第1ヘッド31の複数の吐出口300がドットを形成可能な基材9上の範囲と、第2ヘッド32の複数の吐出口300がドットを形成可能な基材9上の範囲とが部分的に重複する範囲(図3中にて符号A1を付す矢印にて示す範囲であり、以下、「重複範囲」という。)が設定される。重複範囲A1において(+X)側の部分におけるドットの形成は、第1ヘッド31に含まれる吐出口300により行われ、(−X)側の部分におけるドットの形成は、第2ヘッド32に含まれる吐出口300により行われる。本実施の形態では、ヘッドユニット3により黒いドットが形成されるものとするが、他の色のドットが形成されてもよい。
ここで、第1ヘッド31および第2ヘッド32が理想的な(相対)位置関係であるインクジェットプリンタについて述べる。図4は、理想的な位置関係である第1ヘッド31および第2ヘッド32を示す平面図である。
図4の上段に示す第1および第2ヘッド31,32では、第1ヘッド31の(−Y)側の吐出口列(以下、「先行吐出口列」という。第2ヘッド32において同様。)311において重複範囲A1に含まれる複数の吐出口300と、第2ヘッド32の先行吐出口列321において重複範囲A1に含まれる複数の吐出口300とが、幅方向に関してそれぞれ同じ位置に配置される。同様に、第1ヘッド31の(+Y)側の吐出口列(以下、「後続吐出口列」という。第2ヘッド32において同様。)312において重複範囲A1に含まれる複数の吐出口300と、第2ヘッド32の後続吐出口列322において重複範囲A1に含まれる複数の吐出口300とが、幅方向に関してそれぞれ同じ位置に配置される。第1および第2ヘッド31,32の各吐出口列311,312,321,322では、8個の吐出口300が重複範囲A1に含まれる。
インクジェットプリンタ1では、後述の吐出設定の初期値により、第1ヘッド31の各吐出口列311,312における最も(−X)側の4個の吐出口300が不能化される。すなわち、当該4個の吐出口300が、印刷動作において使用しない吐出口として設定される。第2ヘッド32の各吐出口列321,322における最も(+X)側の4個の吐出口300も不能化される。図4の上段および後述の図6ないし図11では、不能化される吐出口に平行斜線を付しており、以下、当該吐出口を「不能化吐出口」という。
正確には、第1ヘッド31と第1ヘッド31の(+X)側のヘッドとの間の重複範囲においても、第1ヘッド31の各吐出口列311,312に不能化吐出口が設定されるが(第2ヘッド32において同様)、以下の説明では、第1ヘッド31と第2ヘッド32との間の重複範囲A1のみに着目し、各ヘッド31,32における他の重複範囲の不能化吐出口については無視する。
後述するテスト印刷では、基材9上において幅方向に並ぶ複数のドットをドット列として、図4の下段に示すように、第1ヘッド31の先行吐出口列311が形成するドット列911(ただし、不能化吐出口はドットを形成しない。以下同様。)と後続吐出口列312が形成するドット列912とが移動方向に交互に配列される。また、第2ヘッド32の先行吐出口列321が形成するドット列921と後続吐出口列322が形成するドット列922とが移動方向に交互に配列される。図4では、各吐出口300と当該吐出口300が形成する1つのドットとを破線の矢印にて接続し、図4の下段では、第1ヘッド31により形成されるドットを細線の円にて示し、第2ヘッド32により形成されるドットを太線の円にて示している(後述の図6ないし図11において同様)。以下、第1ヘッド31により形成されるドット列を「第1ドット列」と呼び、第2ヘッド32により形成されるドット列を「第2ドット列」と呼ぶ。
インクジェットプリンタ1では、第2ドット列921が第1ドット列911と幅方向に連続し(すなわち、ドット列911,921が移動方向の同位置にて幅方向に隣接し)、第2ドット列922が第1ドット列912と幅方向に連続するように、吐出設定の初期値が予め定められる。すなわち、吐出設定の初期値では、第1ヘッド31の先行吐出口列311および第2ヘッド32の先行吐出口列321が一の吐出口列ペアとして関連付けられ、第1ヘッド31の後続吐出口列312および第2ヘッド32の後続吐出口列322が他の一の吐出口列ペアとして関連付けられる。
したがって、理想的な位置関係である図4の上段の第1および第2ヘッド31,32では、吐出設定の初期値におけるテスト印刷により、図4の下段に示すように、第1ドット列911の最も(−X)側のドットと、第2ドット列921の最も(+X)側のドットとの幅方向の中心間距離、および、第1ドット列912の最も(−X)側のドットと、第2ドット列922の最も(+X)側のドットとの幅方向の中心間距離が吐出口ピッチPとほぼ同じとなる。すなわち、隣接する2つのヘッド31,32間におけるドット間隔が吐出口ピッチPとほぼ同じとなる。よって、移動方向の各位置において複数のドットが幅方向におよそ吐出口ピッチPにて配列される。
実際のインクジェットプリンタ1では、ヘッドユニット3における隣接する2つのヘッドの全ての組合せにおいて、図4の上段に示す理想的な位置関係を実現することは困難である。次に、図3の第1および第2ヘッド31,32を有する実際のインクジェットプリンタ1において、隣接する2つのヘッド31,32間におけるドット間隔を吐出口ピッチPに近似させる処理(以下、「ドット間隔調整処理」という。)について、図5を参照しつつ説明する。ドット間隔調整処理は、インクジェットプリンタ1の組み立て直後や、故障したヘッドの取り替え直後等に行われる。
ドット間隔調整処理では、まず、第1ヘッド31の各吐出口列と第2ヘッド32の1つの吐出口列とが吐出口列ペアとして決定されるとともに、吐出口列ペアにおいて不能化する吐出口が決定される(ステップS11)。既述のように、インクジェットプリンタ1では、吐出設定の初期値において、第1ヘッド31の先行吐出口列311および第2ヘッド32の先行吐出口列321が一の吐出口列ペアとして関連付けられ、第1ヘッド31の後続吐出口列312および第2ヘッド32の後続吐出口列322が他の一の吐出口列ペアとして関連付けられる。また、第1ヘッド31の各吐出口列311,312における(−X)側の端から4個の吐出口300、および、第2ヘッド32の各吐出口列321,322における(+X)側の端から4個の吐出口300が不能化吐出口として設定される(図6の上段にて平行斜線を付す吐出口300参照)。したがって、ステップS11の処理は、吐出口列ペアおよび不能化吐出口を示す吐出設定の初期値を制御部4が読み込むことにより完了する。
続いて、図1の第1モータ部21および第2モータ部22がONとされ、基材9の移動方向への連続的な移動が開始される(ステップS12)。制御部4では、基材9の移動に並行して第1ヘッド31および第2ヘッド32からのインクの吐出が吐出設定の初期値に従って制御され、テスト印刷が行われる(ステップS13)。
具体的には、図6の上段および下段に示すように、第1ヘッド31の先行吐出口列311のうち不能化されない吐出口300(不能化吐出口以外の吐出口)が第1ドット列911を移動方向に繰り返し形成し、後続吐出口列312のうち不能化されない吐出口300が、移動方向に隣接する2つの第1ドット列911の間に第1ドット列912を形成する。また、第2ヘッド32の先行吐出口列321のうち不能化されない吐出口300が、第1ヘッド31の先行吐出口列311により形成される第1ドット列911に対して幅方向に連続するように第2ドット列921を形成し、第2ヘッド32の後続吐出口列322のうち不能化されない吐出口300が、第1ヘッド31の後続吐出口列312により形成される第1ドット列912に対して幅方向に連続するように第2ドット列922を形成する。
実際には、基材9が一定距離だけ移動する毎に、制御部4において、エンコーダ23からの信号に基づいて吐出パルス信号が生成され、吐出パルス信号の生成から個別のディレイ量だけ遅延して各吐出口列311,312,321,322からインクが吐出される。したがって、吐出口列ペアを決定する上記ステップS11の処理では、第1ヘッド31の各吐出口列が形成する第1ドット列と、当該吐出口列と同じ吐出口列ペアに含まれる第2ヘッド32の1つの吐出口列が形成する第2ドット列とを移動方向の同じ位置に形成するためのディレイ量が、吐出設定に基づいて決定される。なお、基材9は一定の速度にて連続的に移動し、各吐出口列は一定の周波数にて駆動される。
このようにして、基材9上にテスト印刷が行われると、第1モータ部21および第2モータ部22がOFFとされ、基材9の移動方向への移動が停止される(ステップS14)。続いて、テスト印刷による基材9上の画像が操作者により確認され、吐出口列ペアおよび不能化吐出口を示す吐出設定を変更するか否かが確認される。
図6の下段の画像では、第1ヘッド31による第1ドット列911,912と第2ヘッド32による第2ドット列921,922との間において、移動方向に伸びるとともに僅かな幅の白いスジが存在する。この場合、吐出設定を変更するために(ステップS15)、第1ドット列911,912に対して第2ドット列921,922を(+X)側に、吐出口ピッチPの半分だけシフトすることを指示する入力、すなわち、(−X)側から(+X)側に向かう方向を正として、シフト量を吐出口ピッチPの(+1/2)倍とする入力が、操作者により入力部を介して行われる。実際には、白いスジの幅は明確ではなく、後述するように、吐出設定の変更は繰り返し行われてよいため、シフト量は正確なものでなくてもよい。
制御部4の表示部42では、操作者による入力を補助するために、ヘッドユニット3における隣接する2つのヘッドの全ての組合せに関して、第1ドット列に対する第2ドット列のシフト量を入力するための入力欄が設けられており、操作者により、テスト印刷結果を参照しつつ上記全ての組合せに関するシフト量の入力が行われる。
制御部4の入力受付部41では、各組合せに関するシフト量が入力信号として受け付けられる。そして、入力信号に基づいて、吐出口列ペア、および、吐出口列ペアにおける不能化吐出口が決定され、吐出設定が初期値から変更される(ステップS11)。このようにして、第1ドット列に対する第2ドット列の実際のずれ量に基づいて、吐出口列ペア、および、吐出口列ペアにおける不能化吐出口が再決定される。
既述のように、第1ドット列911,912に対して第2ドット列921,922を(+X)側に、吐出口ピッチPの半分だけシフトすることを指示する入力が行われた場合には、図7の上段に示す第1ヘッド31の先行吐出口列311および第2ヘッド32の後続吐出口列322が一の吐出口列ペアとして関連付けられ、第1ヘッド31の後続吐出口列312および第2ヘッド32の先行吐出口列321が他の一の吐出口列ペアとして関連付けられる。すなわち、吐出設定の初期値にて設定される2つの吐出口列ペアにおいて、第2ヘッド32の吐出口列321,322を入れ替えたものが新たな吐出口列ペアとして再決定される。制御部4では、各吐出口列に対する吐出タイミングのディレイ量も変更される。
また、制御部4では、吐出設定の初期値が示す第2ヘッド32の複数の不能化吐出口300のうち最も(−X)側に位置する1つの吐出口300aの不能化が解除される(能動化される)。すなわち、第1ヘッド31の各吐出口列311,312における(−X)側の端から4個の吐出口300、並びに、第2ヘッド32の吐出口列321における(+X)側の端から4個の吐出口300、および、吐出口列322における(+X)側の端から3個の吐出口300が不能化吐出口として再決定される。
そして、上記ステップS12〜S14を繰り返すことにより、テスト印刷が行われる。具体的には、図7の上段および下段に示すように、第1ヘッド31の先行吐出口列311のうち不能化されない吐出口300がドット列911を移動方向に繰り返し形成し、後続吐出口列312のうち不能化されない吐出口300が、移動方向に隣接する2つのドット列911の間にドット列912を形成する。また、第2ヘッド32の後続吐出口列322のうち不能化されない吐出口300が、第1ヘッド31の先行吐出口列311により形成されるドット列911に対して幅方向に連続するようにドット列922を形成し、第2ヘッド32の先行吐出口列321のうち不能化されない吐出口300が、第1ヘッド31の後続吐出口列312により形成されるドット列912に対して幅方向に連続するようにドット列921を形成する。
換言すると、図6の上段における第2ヘッド32の先行吐出口列321に対して割り当てられていたドット形成用のデータが、図7の上段における第2ヘッド32の後続吐出口列322に対して割り当てられ、図6の上段における第2ヘッド32の後続吐出口列322に対して割り当てられていたドット形成用のデータが、図7の上段における第2ヘッド32の先行吐出口列321に対して割り当てられる。これにより、図6の上段にて符号300Aを付す吐出口に対して割り当てられていたドット形成用のデータが、図7の上段における吐出口300aに割り当てられることとなり、第1ドット列911,912に対する第2ドット列921,922の位置が、図6における位置から吐出口ピッチPの半分だけ(+X)側にシフトする。
続いて、テスト印刷による基材9上の画像が操作者により確認され、吐出口列ペアおよび不能化吐出口を示す吐出設定を変更するか否かが確認される。ここでは、図7の下段に示すように、第1および第2ヘッド31,32間におけるドット間隔(すなわち、第1ドット列911,912および第2ドット列921,922において互いに隣接する2つのドットの中心間距離)が吐出口ピッチPに近似しているため、更なる吐出設定の変更を行うことなく、ドット間隔調整処理が完了する(ステップS15)。実際には、ヘッドユニット3に含まれる隣接する2つのヘッドの全ての組合せにおけるドット間隔が吐出口ピッチPに近似するまで、ステップS11〜S14の処理が繰り返される(ステップS15)。
隣接する2つのヘッドの他の一の組合せにおいて、第1ドット列と第2ドット列との間に、図6の下段における白いスジよりも幅が僅かに広い白いスジが存在する場合には、第1ドット列に対して第2ドット列を(+X)側に、吐出口ピッチPだけシフトすることを指示する入力(すなわち、シフト量を吐出口ピッチPの(+1)倍とする入力)が行われ、入力信号が入力受付部41にて受け付けられる。この場合、現在の吐出設定における吐出口列ペアがそのまま維持されるとともに、第2ヘッド32の複数の不能化吐出口300のうち最も(−X)側の2つの吐出口の不能化が解除される(ステップS11)。図8の上段では、不能化が解除される2つの吐出口にそれぞれ符号300a,300bを付している。そして、上記ステップS12〜S14の処理によりテスト印刷が行われる。図8の下段に示すテスト印刷による画像では、第1ドット列911,912に対する第2ドット列921,922の位置が、直前のテスト印刷の画像における位置から(+X)側に吐出口ピッチPだけシフトする。なお、上記ステップS11における吐出口列ペアの維持は、同じ吐出口列ペアを再決定することと等価である。
また、隣接する2つのヘッドのさらに他の一の組合せにおいて、第1ドット列と第2ドット列との間に、図6の下段における白いスジよりも吐出口ピッチP分だけ広い幅の白いスジが存在する場合には、シフト量が吐出口ピッチPの(+3/2)倍とされ、2つの吐出口列ペアにおける第2ヘッド32の吐出口列が入れ替えられるとともに、第2ヘッド32の複数の不能化吐出口のうち最も(−X)側に位置する3個の吐出口の不能化が解除される(ステップS11)。これにより、第1ドット列に対する第2ドット列の位置が、直前のテスト印刷の画像における位置から(+X)側に吐出口ピッチPの3/2倍だけシフトする(ステップS12〜S14)。
さらに、第1ドット列と第2ドット列との間に、吐出口ピッチPの2倍程度の幅の白いスジが存在する場合には、シフト量が吐出口ピッチPの(+2)倍とされ、吐出口列ペアが維持されるとともに、第2ヘッド32の複数の不能化吐出口のうち最も(−X)側に位置する4個の吐出口の不能化が解除される(ステップS11)。これにより、第1ドット列に対する第2ドット列の位置が、直前のテスト印刷の画像における位置から(+X)側に吐出口ピッチPの2倍だけシフトする(ステップS12〜S14)。
以上のように、(−X)側から(+X)側に向かう方向を正として、第1ドット列に対する第2ドット列のシフト量が、吐出口ピッチPの(+N/2)倍(Nは1以上の整数)である場合に、Nが偶数であるときには、吐出口列ペアが維持されるとともに、第2ヘッド32の複数の不能化吐出口のうち最も(−X)側に位置するN個の吐出口の不能化が解除される。また、Nが奇数であるときには、2つの吐出口列ペアにおける第2ヘッド32の吐出口列が入れ替えられるとともに、第2ヘッド32の複数の不能化吐出口のうち最も(−X)側に位置するN個の吐出口の不能化が解除される。
一方で、隣接する2つのヘッドのさらに他の一の組合せにおいて、第1ドット列と第2ドット列との境界に、移動方向に伸びるとともに僅かな幅の黒いスジが存在する場合には、第1ドット列に対して第2ドット列を(−X)側に、吐出口ピッチPの半分だけシフトすることを指示する入力、すなわち、シフト量を吐出口ピッチPの(−1/2)倍とする入力が行われ、入力受付部41により入力信号として受け付けられる。そして、2つの吐出口列ペアにおける第2ヘッド32の吐出口列が入れ替えられるとともに、第2ヘッド32の複数の不能化吐出口に対して(−X)側に隣接する1つの吐出口(すなわち、第2ヘッド32において不能化されていない複数の吐出口のうち最も(+X)側の1つの吐出口)が不能化吐出口に含められる(ステップS11)。これにより、第1ドット列に対する第2ドット列の位置が、直前のテスト印刷の画像における位置から(−X)側に吐出口ピッチPの1/2倍だけシフトする(ステップS12〜S14)。
また、第1ドット列と第2ドット列との境界に、上記黒いスジよりも幅が僅かに広い黒いスジが存在する場合には、シフト量が吐出口ピッチPの(−1)倍とされ、吐出口列ペアが維持されるとともに、第2ヘッド32において不能化されていない複数の吐出口のうち最も(+X)側の2つの吐出口が不能化吐出口に含められる(ステップS11)。これにより、第1ドット列に対する第2ドット列の位置が、直前のテスト印刷の画像における位置から(+X)側に吐出口ピッチPだけシフトする(ステップS12〜S14)。
したがって、(−X)側から(+X)側に向かう方向を正として、第1ドット列に対する第2ドット列のシフト量が、吐出口ピッチPの(−N/2)倍(Nは1以上の整数)である場合に、Nが偶数であるときには、吐出口列ペアが維持されるとともに、第2ヘッド32において不能化されていない複数の吐出口のうち最も(+X)側に位置するN個の吐出口が不能化吐出口に含められる。また、Nが奇数であるときには、2つの吐出口列ペアにおける第2ヘッド32の吐出口列が入れ替えられるとともに、第2ヘッド32において不能化されていない複数の吐出口のうち最も(+X)側に位置するN個の吐出口が不能化吐出口に含められる。
実際には、第1ドット列に対する第2ドット列の実際のずれ量(すなわち、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔と吐出口ピッチとの差)は、必ずしも、吐出口ピッチPの(+N/2)倍または(−N/2)倍(Nは1以上の整数)と一致しないが、例えば、実際のずれ量の大きさが吐出口ピッチPの1/4倍よりも大きく、3/4倍よりも小さい場合に、2つの吐出口列ペアにおける第2ヘッド32の吐出口列を入れ替えることにより、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を精度よく調整することが可能となる。本実施の形態では、第1ドット列に対する第2ドット列の実際のずれ量は操作者により主観的に判断されてシフト量の入力が行われる。そして、ヘッドユニット3において隣接する2つのヘッドの全ての組合せにおけるドット間隔が吐出口ピッチPに近似するまで、上記ステップS11〜S14が繰り返される(ステップS15)。
ここで、2つの吐出口列ペアにおける第2ヘッド32の吐出口列の入れ替えを行うことなく、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を調整する比較例の動作について述べる。図9は、比較例の動作を説明するための図であり、図9では、図6の上段と同じ位置関係の第1ヘッド31および第2ヘッド32を上段に示し、基材9上に形成される画像を下段に示す。
図6の下段に示すように、第1ドット列911,912と第2ドット列921,922との間において、僅かな幅の白いスジが存在する場合に、2つの吐出口列ペアにおける第2ヘッド32の吐出口列の入れ替えを行うことなく、不能化吐出口の個数のみを変更する、すなわち、図6の上段に示す第2ヘッド32の各吐出口列321,322において最も(−X)側に位置する1つの不能化吐出口の不能化を解除すると、図9の下段に示すように、第1ドット列911,912と第2ドット列921,922との境界に黒いスジが存在してしまう。
これに対し、図1のインクジェットプリンタ1では、第1ヘッド31の各吐出口列と第2ヘッド32の1つの吐出口列とを吐出口列ペアとして関連付けるための入力信号を受け付ける入力受付部41が設けられる。そして、制御部4がヘッドユニット3を制御することにより、第1ヘッド31の複数の吐出口列により複数の第1ドット列が移動方向に配列形成され、各第1ドット列を形成する第1ヘッド31の吐出口列と同じ吐出口列ペアに含まれる第2ヘッド32の1つの吐出口列により、当該第1ドット列に対して幅方向に連続する第2ドット列が形成される。これにより、インクジェットプリンタ1では、インターレース印刷において、隣接する2つのヘッドにおける吐出口列ペアを変更することが可能となる。また、幅方向における各第1ドット列に対する第2ドット列のシフト量を示す入力信号が入力受付部41にて受け付けられ、制御部4において、当該シフト量に基づいて吐出口列ペアおよび吐出口列ペアにおいて不能化する吐出口が決定される。その結果、当該シフト量に基づいて、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を適切に調整することができる。
また、制御部4が、入力信号の入力を補助する表示を行う表示部42を有することにより、当該入力を容易に行うことができる。さらに、ヘッドユニット3において互いに隣接する2つのヘッドの全ての組合せが同様の配置とされ、入力受付部41において、各組合せに関する入力信号が受け付けられる。これにより、全ての組合せに関する吐出口列ペアおよび不能化吐出口が適切に決定され、高速な画像記録が可能なワンパス印刷において、白いスジや黒いスジがない高精度な画像を記録することができる。
図3のヘッドユニット3では、各ヘッドにおいて2つの吐出口列が配列されるが、3以上の吐出口列が移動方向に配列されてもよい。図10は、ヘッドユニットの他の例を示す図である。図10の上段のヘッドユニット3aでは、第1ヘッド31aが、移動方向に配列される3個の吐出口列311,312,313を有し、幅方向に関して、3個の吐出口列311〜313に含まれる各吐出口列において互いに隣接する2つの吐出口300の間に、他の各吐出口列の1つの吐出口300が配置される。より詳細には、幅方向に関して、吐出口列311の各吐出口300に対して吐出口ピッチPの1/3倍だけ(−X)側にずれた位置に吐出口列312の1つの吐出口300が配置され、吐出口列311の当該吐出口300に対して吐出口ピッチPの2/3倍だけ(−X)側にずれた位置に吐出口列313の1つの吐出口300が配置される。同様に、第2ヘッド32aは、移動方向に配列される3個の吐出口列321,322,323を有し、幅方向に関して、吐出口列321〜323に含まれる各吐出口列において互いに隣接する2つの吐出口300の間に、他の各吐出口列の1つの吐出口300が配置される。
図10の上段のヘッドユニット3aでは、吐出設定の初期値により、第1ヘッド31aの吐出口列311が第2ヘッド32aの吐出口列321に吐出口列ペアとして関連付けられ、第1ヘッド31aの吐出口列312が第2ヘッド32aの吐出口列322に吐出口列ペアとして関連付けられ、第1ヘッド31aの吐出口列313が第2ヘッド32aの吐出口列323に吐出口列ペアとして関連付けられる。また、第1ヘッド31aの各吐出口列311〜313における最も(−X)側の3個の吐出口300が不能化吐出口とされ、第2ヘッド32aの各吐出口列321〜323における最も(+X)側の3個の吐出口300が不能化吐出口とされる。ヘッドユニット3aにおいてテスト印刷により得られる画像では、図10の下段に示すように、第1ヘッド31aによる第1ドット列911,912,913と第2ヘッド32aによる第2ドット列921,922,923との間において、僅かな幅の白いスジが存在してしまう。
この場合に、第1ドット列911〜913に対して第2ドット列921〜923を(+X)側に、吐出口ピッチPの1/3倍だけシフトするときには、第1ヘッド31aの吐出口列311が第2ヘッド32aの吐出口列323に吐出口列ペアとして関連付けられ、第1ヘッド31aの吐出口列312が第2ヘッド32aの吐出口列321に吐出口列ペアとして関連付けられ、第1ヘッド31aの吐出口列313が第2ヘッド32aの吐出口列322に吐出口列ペアとして関連付けられる(図11の上段および下段参照)。また、図10の上段に示す第2ヘッド32aの複数の不能化吐出口300のうち最も(−X)側に位置する1つの吐出口300cの不能化が解除される。これにより、図11の下段に示すように、第1ドット列911〜913に対する第2ドット列921〜923の位置が、図10の下段における位置から(+X)側に吐出口ピッチPの1/3倍だけシフトする。このように、ヘッドユニット3aを有するインクジェットプリンタ1では、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を、吐出口ピッチPの1/3倍の単位で調整することが可能となる。
各ヘッドにおける吐出口列の個数は4以上であってもよく、各ヘッドが3以上の吐出口列を有することにより、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を、吐出口ピッチPの1/2倍よりも細かい単位で調整することが可能となる。
以上のように、各ヘッドにおいてL個(Lは2以上の整数)の吐出口列が移動方向に配列され、L個の吐出口列に含まれる各吐出口列において互いに隣接する2つの吐出口の間に、他の各吐出口列の1つの吐出口が配置されるインクジェットプリンタ1では、吐出口列ペアの変更が可能とされることにより、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を、記録解像度に相当する吐出口ピッチPよりも小さい単位(吐出口ピッチPの1/L倍の単位)で調整することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
上記実施の形態では、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を精度よく調整することが可能となるが、上記手法に加えて、例えば、テスト印刷による画像の幅方向の濃度分布を測定し、幅方向の各位置における濃度に基づいて当該位置に対応する吐出口から吐出されるインク量を変更することにより、記録される画像におけるスジムラが低減されてもよい。また、基材9上の各位置におけるドットの形成の要否を示すデータを生成する際に画像データと比較される閾値マトリクスにおいて、当該位置に対応する要素の値を濃度分布の測定結果に基づいて修正することにより、記録される画像におけるスジムラを低減することも可能である。
また、インクジェットプリンタ1では、操作者が第1ドット列と第2ドット列とのずれ量を確認し、第1ドット列に対して第2ドット列をシフトさせる距離であるシフト量を入力信号として入力することにより、吐出口列ペアおよび吐出口列ペアにおける不能化吐出口が決定されて、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔が修正されるが、例えば、インクジェットプリンタにおいて、第1ドット列と第2ドット列とのずれ量を測定する測定部が設けられてもよい。この場合、当該測定部による測定結果が入力信号として入力受付部41にて受け付けられることにより、第1ドット列に対する第2ドット列のずれ量に基づいて隣接ヘッド間におけるドット間隔が自動的に調整される。また、吐出口列ペアおよび吐出口列ペアにおける不能化吐出口を具体的に指示する入力が操作者により行われ、当該入力による入力信号が入力受付部41にて受け付けられてもよい。以上のように、第1ヘッド31の各吐出口列と、第2ヘッド32の1つの吐出口列とを吐出口列ペアとして関連付けるとともに、吐出口列ペアにおいて不能化吐出口を決定するための入力信号は、様々な態様にて入力受付部41において受け付けられてよい。
例えば、インクジェットプリンタ1の組み立て時や、故障したヘッドの取り替え時のみに表示部42が制御部4に設けられてもよい。換言すると、表示部42が制御部4から取り外し可能とされ、ドット間隔調整処理を行う際のみに制御部4に取り付けられてもよい。
ヘッドユニット3,3aでは、移動方向に垂直なX方向に一列に配列された複数の吐出口が1つの吐出口列とされるが、Z方向に垂直かつX方向に対して僅かに傾斜した方向に並ぶ複数の吐出口が1つの吐出口列とされてもよい。この場合、各吐出口列に含まれる複数の吐出口に対するディレイ量を相違させることにより、幅方向に一列に並ぶ複数のドット(ドット列)を形成することが可能となる。
また、図12に示すように、X方向に一列に並ぶ複数の吐出口300を吐出口列要素として、複数の(図12では2つの)吐出口列要素310a,310bの集合が先行吐出口列311aとして第1ドット列911を形成し、複数の(図12では2つの)吐出口列要素310c,310dの集合が後続吐出口列312aとして第2ドット列912を形成するヘッド31bが用いられてもよい。この場合も、先行吐出口列311aに含まれる複数の吐出口列要素310a,310bがY方向の同位置に配置され、後続吐出口列312aに含まれる複数の吐出口列要素310b,310cがY方向の同位置に配置されていると考えることにより(ただし、ディレイ量は異なる。)、上記実施の形態と同様にして、隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔の調整を行うことができる。さらに、図12のヘッド31bをZ方向に平行な軸を中心として微小角度だけ回動し、各吐出口列要素における吐出口の配列方向をX方向に対して僅かに傾斜させてもよい。以上のように、各吐出口列では、移動方向に交差する方向に関して一定のピッチにて複数の吐出口が配列されていればよい。
ヘッドユニットにおける複数のヘッドは、必ずしも幅方向に沿って千鳥状に配置される必要はなく、インクジェットプリンタの設計によっては、例えば、(−X)方向に向かうに従って(+Y)方向に順にずれるように、複数のヘッドが配列されてもよい。
インクジェットプリンタ1では、移動方向へと基材9をヘッドユニット3,3aに対して相対的に移動する移動機構が第1モータ部21および第2モータ部22により実現されるが、インクジェットプリンタの設計によっては、ヘッドユニットをY方向に移動する移動機構が設けられてもよい。
また、インクジェットプリンタ1において2つのヘッドのみが設けられ、ヘッドユニットがX方向およびY方向に基材に対して相対的に移動することにより、当該基材の全体に画像が記録されてもよい。ただし、基材の全体に画像を高速に記録するには、ヘッドユニットにおいて、基材の幅の全体に亘って3以上のヘッドが配列され、基材がヘッドユニットの下方を一回通過するのみで印刷が完了する、いわゆるワンパス印刷が実現されることが好ましい。
インクジェットプリンタ1において画像が記録される基材は帯状のものには限定されず、例えば、カット紙、ガラス板、あるいは、金属板等の板状のものであってもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 インクジェットプリンタ
3,3a ヘッドユニット
4 制御部
9 基材
21,22 モータ部
30〜32,30a,31a,31b,32a ヘッド
41 入力受付部
42 表示部
300,300A,300a〜300c 吐出口
311〜313,321〜323,311a,312a 吐出口列
911〜913,921〜923 ドット列
P 吐出口ピッチ
S11〜S15 ステップ

Claims (8)

  1. インクジェットプリンタであって、
    インクの微小液滴を基材に向けて吐出する第1ヘッドおよび第2ヘッドを有するヘッドユニットと、
    所定の移動方向へと前記基材を前記ヘッドユニットに対して相対的に移動する移動機構と、
    前記ヘッドユニットからのインクの吐出を制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドのそれぞれが、複数の吐出口列を有し、前記複数の吐出口列のそれぞれが、前記移動方向に交差する方向に関して一定のピッチにて並ぶ複数の吐出口であり、前記複数の吐出口列が、前記移動方向に並び、
    前記移動方向に垂直な幅方向に関して、前記複数の吐出口列に含まれる各吐出口列において互いに隣接する2つの吐出口の間に、他の各吐出口列の1つの吐出口が配置され、
    前記幅方向における前記第1ヘッドの一方側の端部が、前記第2ヘッドの他方側の端部と前記移動方向において重なり、
    前記制御部が、前記第1ヘッドの各吐出口列と前記第2ヘッドの1つの吐出口列とを吐出口列ペアとして関連付けるための入力信号を受け付ける入力受付部を有し、
    前記基材上において前記幅方向に並ぶ複数のドットをドット列として、前記制御部の制御により、前記第1ヘッドの前記複数の吐出口列が複数の第1ドット列を前記移動方向に配列形成し、各第1ドット列を形成する前記第1ヘッドの吐出口列と同じ前記吐出口列ペアに含まれる前記第2ヘッドの1つの吐出口列が、前記各第1ドット列に対して前記幅方向に連続する第2ドット列を形成することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 請求項1に記載のインクジェットプリンタであって、
    前記入力信号が、前記幅方向における前記各第1ドット列に対する前記第2ドット列のシフト量を示し、
    前記制御部が前記シフト量に基づいて前記吐出口列ペアおよび前記吐出口列ペアにおいて不能化する吐出口を決定することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 請求項1または2に記載のインクジェットプリンタであって、
    前記制御部が、前記入力信号の入力を補助する表示を行う表示部をさらに有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェットプリンタであって、
    前記ヘッドユニットが、前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドを含むとともに、前記幅方向に関して前記基材の全体に亘って配列される3以上のヘッドを有し、
    前記3以上のヘッドにおいて互いに隣接する2つのヘッドの各組合せが、前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドと同様の配置であり、
    前記入力受付部が、前記各組合せに関する前記入力信号を受け付けることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェットプリンタであって、
    前記複数の吐出口列が3以上の吐出口列であることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  6. インクジェットプリンタにおいて隣接する2つのヘッド間におけるドット間隔を調整するドット間隔調整方法であって、
    前記インクジェットプリンタが、
    インクの微小液滴を基材に向けて吐出する第1ヘッドおよび第2ヘッドを有するヘッドユニットと、
    所定の移動方向へと前記基材を前記ヘッドユニットに対して相対的に移動する移動機構と、
    を備え、
    前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドのそれぞれが、複数の吐出口列を有し、前記複数の吐出口列のそれぞれが、前記移動方向に交差する方向に関して一定のピッチにて並ぶ複数の吐出口であり、前記複数の吐出口列が、前記移動方向に並び、
    前記移動方向に垂直な幅方向に関して、前記複数の吐出口列に含まれる各吐出口列において互いに隣接する2つの吐出口の間に、他の各吐出口列の1つの吐出口が配置され、
    前記幅方向における前記第1ヘッドの一方側の端部が、前記第2ヘッドの他方側の端部と前記移動方向において重なり、
    前記ドット間隔調整方法が、
    a)前記第1ヘッドの各吐出口列と前記第2ヘッドの1つの吐出口列とを吐出口列ペアとして決定するとともに、前記吐出口列ペアにおいて不能化する吐出口を決定する工程と、
    b)前記移動機構により前記移動方向へと前記基材を前記ヘッドユニットに対して相対的に移動する工程と、
    c)前記基材上において前記幅方向に並ぶ複数のドットをドット列として、前記b)工程に並行して、前記第1ヘッドの前記複数の吐出口列により複数の第1ドット列を前記移動方向に配列形成し、各第1ドット列を形成する前記第1ヘッドの吐出口列と同じ前記吐出口列ペアに含まれる前記第2ヘッドの1つの吐出口列により、前記各第1ドット列に対して前記幅方向に連続する第2ドット列を形成する工程と、
    d)前記幅方向における前記各第1ドット列に対する前記第2ドット列のずれ量に基づいて前記吐出口列ペアおよび前記吐出口列ペアにおいて不能化する吐出口を再決定する工程と、
    を備えることを特徴とするドット間隔調整方法。
  7. 請求項6に記載のドット間隔調整方法であって、
    前記ヘッドユニットが、前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドを含むとともに、前記幅方向に関して前記基材の全体に亘って配列される3以上のヘッドを有し、
    前記3以上のヘッドにおいて互いに隣接する2つのヘッドの各組合せが、前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドと同様の配置であり、
    前記a)およびd)工程において、前記各組合せに関する前記吐出口列ペアが決定されることを特徴とするドット間隔調整方法。
  8. 請求項6または7に記載のドット間隔調整方法であって、
    前記複数の吐出口列が3以上の吐出口列であることを特徴とするドット間隔調整方法。
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