JP2012192769A - 電動車両 - Google Patents

電動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2012192769A
JP2012192769A JP2011056489A JP2011056489A JP2012192769A JP 2012192769 A JP2012192769 A JP 2012192769A JP 2011056489 A JP2011056489 A JP 2011056489A JP 2011056489 A JP2011056489 A JP 2011056489A JP 2012192769 A JP2012192769 A JP 2012192769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
output
battery
output limit
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011056489A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Muta
浩一郎 牟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2011056489A priority Critical patent/JP2012192769A/ja
Publication of JP2012192769A publication Critical patent/JP2012192769A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】二次電池の保護を図ると共に昇圧コンバータの保護を図る。
【解決手段】バッテリのバッテリ温度Tbと残容量SOCとに基づいて仮出力制限Wtmp1を設定し(S110)、冷媒温度Twが昇圧コンバータを所定温度Tref以下であるときには所定電力Wrefになるよう仮出力制限Wtmp2を設定すると共に冷媒温度Twが所定温度Trefを超えたときには所定電力Wrefより小さく且つ冷媒温度Twが高いほど小さくなるよう仮出力制限Wtmp2を設定し(S120)、仮出力制限Wtmp1,Wtmp2のうち小さいほうの値を出力制限Woutとして設定し(S130)、設定した出力制限Woutの範囲内で駆動軸から要求トルクが出力されるよう2つのモータと昇圧コンバータとエンジンとを制御する。これにより、バッテリの保護を図ると共に昇圧コンバータの保護を図ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動車両に関し、詳しくは、走行用の動力を入出力する電動機と、充放電可能な二次電池と、二次電池が接続された電池電圧系と電動機が接続された駆動電圧系とに接続されて駆動電圧系の電圧を電池電圧系の電圧以上に昇圧して駆動電圧系と電池電圧系とで電力の授受を行なう昇圧コンバータと、冷却媒体を用いて昇圧コンバータを冷却する冷却装置と、を備える電動車両に関する。
従来、この種の電動車両としては、バッテリからの電力で駆動するモータが搭載され、バッテリ電圧やバッテリ温度,モータを駆動するインバータの温度に基づいてモータの出力を制限するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電動車両では、モータの出力を制限した後にその制限を緩和する際には制限の時間変化を所定値以内に制限することにより、モータの出力制限を緩和する前後で同じアクセル開度にした場合に急激に加速されるのを抑制することができるとしている。
特開平9−191582号公報
一般に、二次電池からの電力を昇圧して電動機に供給する昇圧コンバータを備える電動車両では、二次電池の保護と共に、昇圧コンバータの過熱を抑制して昇圧コンバータの保護を図ることが重要な課題の一つとされている。こうした昇圧コンバータの過熱を抑制する方法として、昇圧コンバータを冷却水を用いて冷却する方法が考えられるが、冷却水の温度が比較的高いときには冷却性能が低下するため、昇圧コンバータが過熱しやすくなってしまう。
本発明の電動車両は、二次電池の保護を図ると共に昇圧コンバータの保護を図ることを主目的とする。
本発明の電動車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電動車両は、
走行用の動力を入出力する電動機と、充放電可能な二次電池と、前記二次電池が接続された電池電圧系と前記電動機が接続された駆動電圧系とに接続されて前記駆動電圧系の電圧を前記電池電圧系の電圧以上に昇圧して前記駆動電圧系と前記電池電圧系とで電力の授受を行なう昇圧コンバータと、冷却媒体を用いて前記昇圧コンバータを冷却する冷却装置と、を備える電動車両であって、
前記二次電池の温度を検出する電池温度検出手段と、
前記冷却媒体の温度を検出する冷媒温度検出手段と、
前記二次電池が蓄電可能な最大容量に対する前記二次電池に蓄電されている容量の割合である容量割合と前記検出された二次電池の温度とに基づいて第1仮出力制限を設定する第1仮出力制限設定手段と、
前記検出された冷却媒体の温度が高いほど小さくなる傾向に第2仮出力制限を設定する第2仮出力制限設定手段と、
前記設定された第1仮出力制限と前記設定された第2仮出力制限とのうち小さいほうの値を前記二次電池に出力が許容される電力の最大値である出力制限に設定する出力制限設定手段と、
前記設定された出力制限の範囲内で走行に要求される要求トルクにより走行するよう前記電動機と前記昇圧コンバータとを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の電動車両では、二次電池が蓄電可能な最大容量に対する二次電池に蓄電されている容量の割合である容量割合と検出された二次電池の温度とに基づいて第1仮出力制限を設定し、検出された冷却媒体の温度が高いほど小さくなる傾向に第2仮出力制限を設定し、設定された第1仮出力制限と設定された第2仮出力制限とのうち小さいほうの値を二次電池が出力可能な電力の最大値である出力制限に設定し、設定された出力制限の範囲内で走行に要求される要求トルクに基づくトルクが電動機から出力されるよう電動機と昇圧コンバータとを制御する。第1仮出力制限と第2仮出力制限とのうち小さいほうの値を出力制限として設定して、設定した出力制限の範囲内で走行に要求される要求トルクに基づくトルクが電動機から出力されるよう電動機と昇圧コンバータとを制御するから、二次電池の保護を図ることができる。また、冷却媒体の温度が高いほど冷却媒体によって昇圧コンバータを冷却する際の冷却性能が低下して昇圧コンバータが過熱しやすくなるが、第1仮出力制限と第2仮出力制限とのうち小さいほうの値を出力制限として設定して、設定した出力制限の範囲内で走行に要求される要求トルクに基づくトルクが電動機から出力されるよう電動機と昇圧コンバータとを制御することにより、冷却媒体の温度が高いほど出力制限が小さくなる傾向に設定されるから、電動機から出力すべきトルクが小さくなって昇圧コンバータで消費される電力が小さくなる。これにより、昇圧コンバータの過熱を抑制して昇圧コンバータの保護を図ることができる。この結果、二次電池を保護すると共に昇圧コンバータを保護することができる。
こうした本発明の電動車両において、前記第2仮出力制限設定手段は、前記検出された冷却媒体の温度が前記昇圧コンバータを良好に冷却可能な温度の上限として予め定められた所定温度以下のときには予め定められた所定電力を前記第2仮出力制限に設定し、前記検出された冷却媒体の温度が前記所定温度より高いときには前記所定電力より小さく且つ前記検出された冷却媒体の温度が高いほど小さくなる傾向の電力を前記第2仮出力制限に設定する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、より適正に出力制限を設定して、より適正に昇圧コンバータの過熱を抑制することができる。
また、本発明の電動車両において、動力を出力する内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、前記内燃機関の出力軸と車軸に連結された駆動軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続され前記3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づく動力を残余の軸に入出力する3軸式動力入出力手段と、を備え、前記電動機は、回転軸が前記駆動軸に接続されてなり、前記発電機は、前記駆動電圧系に接続されてなり、前記制御手段は、前記設定された出力制限の範囲内で前記要求トルクにより走行するよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記昇圧コンバータとを制御する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、内燃機関と発電機と3軸式動力入出力手段とを備える電動車両においても、より適正に昇圧コンバータの過熱を抑制することができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 モータMG1,MG2を含む電機駆動系の構成の概略を示す構成図である。 バッテリECU52により実行される出力制限設定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 バッテリ温度Tbと仮出力制限Wtmp1との関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の残容量SOCと仮出力制限Wtmpの補正係数との関係の一例を示す説明図である。 冷媒温度Twと仮出力制限Wtmp2との関係の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車320の構成の概略を示す構成図である。 変形例の電気自動車420の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料とするエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪33a,33bにデファレンシャルギヤ34を介して連結された駆動軸32にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸32に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されたバッテリ50と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、インバータ41,42が接続された電力ライン(以下、駆動系電力ラインという)54aとバッテリ50が接続された電力ライン(以下、電池電圧系電力ラインという)54bとに接続されて駆動系電力ライン54aの電圧VHを電池電圧系電力ライン54bの電圧VLから最大許容電圧VHmaxの範囲内で調節すると共に駆動系電力ライン54aと電池電圧系電力ライン54bとの間で電力のやりとりを行なう昇圧コンバータ55と、インバータ41,42および昇圧コンバータ55を冷却する冷却システム60と、車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット70と、を備える。ここで、最大許容電圧VHmaxは、後述のコンデンサ57の耐圧よりも若干低い値などを用いることができる。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも永久磁石が埋め込まれたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備える周知の同期発電電動機として構成されている。インバータ41,42は、図2のモータMG1,MG2を含む電機駆動系の構成図に示すように、6つのトランジスタT11〜T16,T21〜26と、トランジスタT11〜T16,T21〜T26に逆方向に並列接続された6つのダイオードD11〜D16,D21〜D26と、により構成されている。トランジスタT11〜T16,T21〜T26は、それぞれ駆動系電力ライン54aの正極母線と負極母線とに対してソース側とシンク側になるよう2個ずつペアで配置されており、対となるトランジスタ同士の接続点の各々にモータMG1,MG2の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。したがって、駆動系電力ライン54aの正極母線と負極母線との間に電圧が作用している状態で対をなすトランジスタT11〜T16,T21〜T26のオン時間の割合を制御することにより三相コイルに回転磁界を形成でき、モータMG1,MG2を回転駆動することができる。インバータ41,42は、駆動系電力ライン54aの正極母線と負極母線とを共用しているから、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータに供給することができる。駆動系電力ライン54aの正極母線と負極母線とには平滑用のコンデンサ57が接続されている。
モータECU40は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流,インバータ41,42に取り付けられた図示しない温度センサからのインバータ温度などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42のトランジスタT11〜T16,T21〜26へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
昇圧コンバータ55は、図2に示すように、2つのトランジスタT31,T32とトランジスタT31,T32に逆方向に並列接続された2つのダイオードD31,D32とリアクトルLとからなる昇圧コンバータとして構成されている。2つのトランジスタT31,T32は、それぞれ駆動系電力ライン54aの正極母線と駆動系電力ライン54aおよび電池電圧系電力ライン54bの負極母線とに接続されており、その接続点にリアクトルLが接続されている。また、リアクトルLと駆動系電力ライン54aおよび電池電圧系電力ライン54bの負極母線とにはそれぞれバッテリ50の正極端子と負極端子とが接続されている。したがって、トランジスタT31,T32をオンオフ制御することにより、電池電圧系電力ライン54bの電力を昇圧して駆動系電力ライン54aに供給したり、駆動系電力ライン54aの電力を降圧して電池電圧系電力ライン54bに供給したりすることができる。リアクトルLと駆動系電力ライン54aおよび電池電圧系電力ライン54bの負極母線とには平滑用のコンデンサ58が接続されている。
冷却システム60は、水などの冷却媒体を循環させる循環流路61と、循環流路61に冷却媒体を循環させるためのポンプ62と、循環流路61に組み込まれて外気により冷却媒体を冷却する熱交換器63と、循環流路61に組み込まれインバータ41,42および昇圧コンバータ55の基盤に取り付けられて伝熱により冷却媒体によってインバータ41,42および昇圧コンバータ55を冷却する熱交換部64と、を備える。冷却システム60のポンプ62は、信号ラインによってハイブリッド用電子制御ユニット70に接続されており、ハイブリッド用電子制御ユニット70による駆動制御されている。
バッテリECU52は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電池電圧系電力ライン54bに取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からのバッテリ温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいてバッテリ50が蓄電可能な最大容量に対する現在蓄電されている容量の割合である残容量SOCを演算したり、演算した残容量SOCとバッテリ温度Tbとに基づいてバッテリ50を充電してもよい最大許容電力である入力制限Winを演算したり、後述する出力制限設定処理によりバッテリ50を充電してもよい最大許容電力である出力制限Woutを演算している。なお、バッテリ50の入力制限Winは、バッテリ温度Tbに基づいて入力制限Winの基本値を設定し、バッテリ50の残容量SOCに基づいて入力制限用補正係数とを設定し、設定した入力制限Winの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、コンデンサ57の端子間に取り付けられた電圧センサ57aからのコンデンサ57の電圧(駆動系電力ライン54aの電圧)VHやコンデンサ58の端子間に取り付けられた電圧センサ58aからのコンデンサ58の電圧(電池電圧系電力ライン54bの電圧)VL,冷却システム60の循環流路に取り付けられ冷却媒体の温度を検出する温度センサ65からの冷媒温度Tw、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバーの操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、昇圧コンバータ55のトランジスタT31,T32へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、図示しない駆動制御ルーチンにより駆動制御されている。駆動制御としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに基づいて駆動軸32に出力すべき要求トルクTr*を設定し、設定した要求トルクTr*に駆動軸32の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数Nm2や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrv*を計算すると共に計算した走行用パワーPdrv*からバッテリ50の残容量SOCに基づいて得られるバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じてエンジン22から出力すべきパワーとしての要求パワーPe*を設定し、要求パワーPe*を効率よくエンジン22から出力することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)を用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22を目標回転数Ne*で回転させるための回転数フィードバック制御によりモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定すると共にモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介して駆動軸32に作用するトルクを要求トルクTr*から減じてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し、設定したトルク指令Tm1*と回転数Nm1とからなる動作点でモータMG1を駆動するのに必要電圧と設定したトルク指令Tm2*と回転数Nm2とからなる動作点でモータMG2を駆動するのに必要電圧とのうち大きいほうの電圧を目標電圧VH*として設定し、駆動系電力ライン54aの電圧VHが目標電圧VH*となるよう昇圧コンバータ55のトランジスタT31,T32をスイッチング制御し、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とについてはエンジンECU24に送信し、トルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。そして、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジン22における吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のトランジスタT11〜T16,T21〜T26のスイッチング制御を行なう。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、バッテリ50の出力制限Woutの設定について説明する。図3は、バッテリECU52により実行される出力制限設定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
出力制限設定処理ルーチンが実行されると、バッテリECU52は、まず、冷媒温度Twなど処理に必要なデータを入力する(ステップS100)。ここで、冷媒温度Twは、温度センサ65により検出された冷媒温度Twをハイブリッド用電子制御ユニット70から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、バッテリ50の温度を検出する温度センサ51からのバッテリ温度Tbと演算した残容量SOCとを用いてバッテリ50を放電してもよい最大許容電力である出力制限Woutの仮の値として仮出力制限Wtmp1を設定する(ステップS110)。ここで、仮出力制限Wtmp1は、バッテリ温度Tbに基づいて仮出力制限Wtmp1の基本値を設定し、バッテリ50の残容量SOCに基づいて出力制限用補正係数を設定し、設定した仮出力制限Wtmp1の基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。図4にバッテリ温度Tbと仮出力制限Wtmp1との関係の一例を示し、図5にバッテリ50の残容量SOCと仮出力制限Wtmpの補正係数との関係の一例を示す。
続いて、入力した冷媒温度Twを用いてバッテリ50を放電してもよい最大許容電力である出力制限Woutの仮の値である仮出力制限Wtmp2を設定する(ステップS120)。図6に、冷媒温度Twと仮出力制限Wtmp2との関係の一例を示す。仮出力制限Wtmp2は、図示するように、冷媒温度Twが昇圧コンバータ55を良好に冷却可能な温度の上限として定めた所定温度Tref以下であるときには所定電力Wrefになるよう設定し、冷媒温度Twが所定温度Trefを超えると所定電力Wrefより小さく且つ冷媒温度Twが高いほど小さくなるよう設定するものとした。冷媒温度Twが所定温度Tref以下であるときには所定電力Wrefになるよう設定することにより、冷媒温度Twが昇圧コンバータ55を良好に冷却可能な温度であるときに出力制限Woutが小さく設定されるのを抑制することができる。また、冷媒温度Twが高いほど冷却媒体によって昇圧コンバータ55を冷却する際の冷却性能が低下して昇圧コンバータ55が過熱しやすくなるため出力制限Woutを小さくしてバッテリ50からの出力を制限したほうがよいと考えられることから、冷媒温度Twが所定温度Trefを超えるときには仮出力制限Wtmp2を所定電力Wrefより小さく且つ冷媒温度Twが高いほど小さくなるよう設定することにより、出力制限Woutをより小さく設定することができる。
こうして仮出力制限Wtmp1,Wtmp2を設定すると、仮出力制限Wtmp1,Wtmp2のうち小さいほうの値を出力制限Woutに設定して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。このように出力制限Woutを設定すると、上述した駆動制御により、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、モータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定すると共にモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介して駆動軸32に作用するトルクを要求トルクTr*から減じてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータMG1,MG2を制御し、設定したトルク指令Tm1*と回転数Nm1とからなる動作点でモータMG1を駆動するのに必要電圧と設定したトルク指令Tm2*と回転数Nm2とからなる動作点でモータMG2を駆動するのに必要電圧とのうち大きいほうの電圧を目標電圧VH*として設定し、駆動系電力ライン54aの電圧VHが目標電圧VH*となるよう昇圧コンバータ55のトランジスタT31,T32をスイッチング制御する。つまり、出力制限Woutが小さくなるほどモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*が小さくなる傾向に設定されて、駆動系電力ライン54aの目標電圧VH*が低くなる傾向に設定されるため、昇圧コンバータ55での消費電力が小さくなる。冷媒温度Twが高いほど冷却媒体によって昇圧コンバータ55を冷却する際の冷却性能が低下して昇圧コンバータ55が過熱されすくなるが、仮出力制限Wtmp2を冷媒温度Twが所定温度Trefを超えたときには所定電力Wrefより小さく且つ冷媒温度Twが高いほど小さくなるよう設定することにより、昇圧コンバータ55の消費電力をより小さくすることができ、昇圧コンバータ55の過熱を抑制することができる。また、仮出力制限Wtmp1,Wtmp2のうち小さいほうの値を出力制限Woutに設定することにより、バッテリ50の保護を図ることができる。したがって、こうした制御により、バッテリ50の保護と昇圧コンバータ55の保護を図ることができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリ50のバッテリ温度Tbと残容量SOCとに基づいて仮出力制限Wtmp1を設定し、冷媒温度Twが昇圧コンバータ55を所定温度Tref以下であるときには所定電力Wrefになるよう仮出力制限Wtmp2を設定すると共に冷媒温度Twが所定温度Trefを超えたときには所定電力Wrefより小さく且つ冷媒温度Twが高いほど小さくなるよう仮出力制限Wtmp2を設定し、仮出力制限Wtmp1,Wtmp2のうち小さいほうの値を出力制限Woutとして設定し、設定した出力制限Woutの範囲内で駆動軸32から要求トルクTr*が出力されるようエンジン22,モータMG1,MG2,昇圧コンバータ55を制御することにより、バッテリの50の保護を図ると共に昇圧コンバータ55の保護を図ることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、仮出力制限Wtmp2を、図6に示すように、冷媒温度Twが所定温度Tref以下のときには所定電力Wrefになるよう設定し、冷媒温度Twが所定温度Trefを超えたときには所定電力Wrefより小さく且つ冷媒温度Twが高いほど小さくなるよう設定するものとしたが、冷媒温度Twが高くなるほど仮出力制限Wtmp2が小さくなる傾向に設定すればよいから、例えば、冷媒温度Twが高くなると徐々に小さくなるよう仮出力制限Wtmp2を設定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を駆動軸32に出力するものとしたが、図7の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力を駆動軸32が接続された車軸(駆動輪33a,33bが接続された車軸)とは異なる車軸(図7における車輪24a,24bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22からの動力をプラネタリギヤ30を介して駆動輪33a,33bに接続された駆動軸32に出力すると共にモータMG2からの動力を駆動軸32に出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、駆動輪33a,33bに接続された駆動軸に変速機230を介してモータMGを取り付け、モータMGの回転軸にクラッチ229を介してエンジン22を接続する構成とし、エンジン22からの動力をモータMGの回転軸と変速機230とを介して駆動軸に出力すると共にモータMGからの動力を変速機230を介して駆動軸に出力するものとしてもよい。また、図9の変形例のハイブリッド自動車320に例示するように、エンジン22からの動力を変速機330を介して駆動輪33a,33bに接続された車軸に出力すると共にモータMGからの動力を駆動輪33a,33bに接続された車軸とは異なる車軸(図6における車輪34a,34bに接続された車軸)に出力するものとしてもよい。
実施例では、本発明を、駆動軸32にプラネタリギヤ30を介して接続されたエンジン22およびモータMG1と、駆動軸32に接続されたモータMG2と、を備えるハイブリッド自動車20に適用するものとしたが、図10の変形例の電気自動車420に例示するように、走行用の動力を出力するモータMGを備える単純な電気自動車に適用するものとしてもよい。
また、こうしたハイブリッド自動車に適用するものに限定されるものではなく、列車などの自動車以外の車両の形態としても構わない。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「二次電池」に相当し、昇圧コンバータ55が「昇圧コンバータ」に相当し、冷却システム60が「冷却装置」に相当し、温度センサ51が「電池温度検出手段」に相当し、温度センサ65が「冷媒温度検出手段」に相当し、バッテリ温度Tbと残容量SOCに基づいて仮出力制限Wtmp1を設定する図3の出力制限設定処理ルーチンのステップS110の処理を実行するバッテリECU52が「第1仮出力制限設定手段」に相当し、冷媒温度Twが昇圧コンバータ55を所定温度Tref以下であるときには所定電力Wrefになるよう設定すると共に冷媒温度Twが所定温度Trefを超えたときには所定電力Wrefより小さく且つ冷媒温度Twが高いほど小さくなるよう設定する図3の出力制限設定処理ルーチンのステップS120の処理を実行するバッテリECU52が「第2仮出力制限設定手段」に相当し、仮出力制限Wtmp1,Wtmp2のうち小さいほうの値を出力制限Woutに設定する図3の出力制限設定処理ルーチンのステップS130の処理を実行するバッテリECU52が「出力制限設定手段」に相当し、出力制限Woutの範囲内でモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信する処理やモータMG2がトルク指令Tm2*で駆動するよう駆動系電力ライン54aの電圧VHの目標電圧VH*を設定して駆動系電力ライン54aの電圧VHが目標電圧VH*となるよう昇圧コンバータ55のトランジスタT31,T32をスイッチング制御するハイブリッド用電子制御ユニット70と受信したトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42を制御するモータECU40が「制御手段」に相当する。
ここで、「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、走行用の動力を入出力するものであれば如何なるものとしても構わない。「二次電池」としては、リチウムイオン二次電池として構成されたバッテリ50に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池,鉛蓄電池など、充放電可能なものであれば如何なるタイプの二次電池であっても構わない。「昇圧コンバータ」としては、昇圧コンバータ55に限定されるものではなく、二次電池が接続された電池電圧系と電動機が接続された駆動電圧系とに接続されて駆動電圧系の電圧を電池電圧系の電圧以上に昇圧して駆動電圧系と電池電圧系とで電力の授受を行なうものであれば如何なるものとしても構わない。「冷却装置」としては、冷却システム60に限定されるものではなく、冷却媒体を用いて昇圧コンバータを冷却するものであれば如何なるものとしても構わない。「電池温度検出手段」としては、温度センサ51に限定されるものではなく、二次電池の温度を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「第1仮出力制限設定手段」としては、バッテリ温度Tbと残容量SOCに基づいて仮出力制限Wtmp1を設定するものに限定されるものではなく、二次電池が蓄電可能な最大容量に対する二次電池に蓄電されている容量の割合である容量割合と検出された二次電池の温度とに基づいて第1仮出力制限を設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「第2仮出力制限設定手段」としては、冷媒温度Twが昇圧コンバータ55を所定温度Tref以下であるときには所定電力Wrefになるよう設定すると共に冷媒温度Twが所定温度Trefを超えたときには所定電力Wrefより小さく且つ冷媒温度Twが高いほど小さくなるよう設定するものに限定されるものではなく、冷媒温度Twが高くなると徐々に小さくなるよう仮出力制限Wtmp2を設定するものなど、検出された冷却媒体の温度が高いほど小さくなる傾向に第2仮出力制限を設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70とモータECU40とからなる組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「制御手段」としては、出力制限Woutの範囲内でモータMG2のトルク指令Tm2*を設定すると共にモータMG2がトルク指令Tm2*で駆動するよう駆動系電力ライン54aの電圧VHの目標電圧VH*を設定して駆動系電力ライン54aの電圧VHが目標電圧VH*となるよう昇圧コンバータ55のトランジスタT31,T32をスイッチング制御すると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42を制御するものに限定されるものではなく、設定された出力制限の範囲内で走行に要求される要求トルクにより走行するよう電動機と昇圧コンバータとを制御するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電動車両の製造産業などに利用可能である。
20,120,220,320 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、32 駆動軸、33a,33b 駆動輪、34a,34b 車輪、34 デファレンシャルギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、54a 駆動系電力ライン、54b 電池電圧系電力ライン、55 昇圧コンバータ、57,58 コンデンサ、57a,57b 電圧センサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、82 シフトポジションセンサ、84 アクセルペダルポジションセンサ、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、229 クラッチ、230,330 変速機、420 電気自動車、D11〜D16,D21〜D26,D31,D32 ダイオード、L リアクトル、MG,MG1,MG2 モータ、T11〜T16,T21〜T26,T31,T32 トランジスタ。

Claims (3)

  1. 走行用の動力を入出力する電動機と、充放電可能な二次電池と、前記二次電池が接続された電池電圧系と前記電動機が接続された駆動電圧系とに接続されて前記駆動電圧系の電圧を前記電池電圧系の電圧以上に昇圧して前記駆動電圧系と前記電池電圧系とで電力の授受を行なう昇圧コンバータと、冷却媒体を用いて前記昇圧コンバータを冷却する冷却装置と、を備える電動車両であって、
    前記二次電池の温度を検出する電池温度検出手段と、
    前記冷却媒体の温度を検出する冷媒温度検出手段と、
    前記二次電池が蓄電可能な最大容量に対する前記二次電池に蓄電されている容量の割合である容量割合と前記検出された二次電池の温度とに基づいて第1仮出力制限を設定する第1仮出力制限設定手段と、
    前記検出された冷却媒体の温度が高いほど小さくなる傾向に第2仮出力制限を設定する第2仮出力制限設定手段と、
    前記設定された第1仮出力制限と前記設定された第2仮出力制限とのうち小さいほうの値を前記二次電池に出力が許容される電力の最大値である出力制限に設定する出力制限設定手段と、
    前記設定された出力制限の範囲内で走行に要求される要求トルクに基づくトルクが前記電動機から出力されるよう前記電動機と前記昇圧コンバータとを制御する制御手段と、
    を備える電動車両。
  2. 請求項1記載の電動車両であって、
    前記第2仮出力制限設定手段は、前記検出された冷却媒体の温度が前記昇圧コンバータを良好に冷却可能な温度の上限として予め定められた所定温度以下のときには予め定められた所定電力を前記第2仮出力制限に設定し、前記検出された冷却媒体の温度が前記所定温度より高いときには前記所定電力より小さく且つ前記検出された冷却媒体の温度が高いほど小さくなる傾向の電力を前記第2仮出力制限に設定する手段である、
    電動車両。
  3. 請求項1または2記載の電動車両であって、
    動力を出力する内燃機関と、
    動力を入出力可能な発電機と、
    前記内燃機関の出力軸と車軸に連結された駆動軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続され前記3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づく動力を残余の軸に入出力する3軸式動力入出力手段と、
    を備え、
    前記電動機は、回転軸が前記駆動軸に接続されてなり、
    前記発電機は、前記駆動電圧系に接続されてなり、
    前記制御手段は、前記設定された出力制限の範囲内で前記要求トルクに基づくトルクが前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機と前記昇圧コンバータとを制御する手段である、
    電動車両。
JP2011056489A 2011-03-15 2011-03-15 電動車両 Pending JP2012192769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011056489A JP2012192769A (ja) 2011-03-15 2011-03-15 電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011056489A JP2012192769A (ja) 2011-03-15 2011-03-15 電動車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012192769A true JP2012192769A (ja) 2012-10-11

Family

ID=47085115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011056489A Pending JP2012192769A (ja) 2011-03-15 2011-03-15 電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012192769A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014135840A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Hitachi Automotive Systems Ltd 車両制御システム
WO2018103604A1 (zh) * 2016-12-05 2018-06-14 郑州宇通客车股份有限公司 功率输出控制方法及装置、功率回馈控制方法及装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008038494A1 (fr) * 2006-09-25 2008-04-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dispositif d'affichage pour véhicule hybride, véhicule hybride, et procédé d'affichage pour véhicule hybride
JP2009160953A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびその制御方法並びに車両、駆動装置
JP2009303329A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Toyota Motor Corp 動力出力装置、それを搭載した車両及び動力出力装置の制御方法
JP2011019314A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Toyota Motor Corp 燃料電池車

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008038494A1 (fr) * 2006-09-25 2008-04-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dispositif d'affichage pour véhicule hybride, véhicule hybride, et procédé d'affichage pour véhicule hybride
JP2009160953A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびその制御方法並びに車両、駆動装置
JP2009303329A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Toyota Motor Corp 動力出力装置、それを搭載した車両及び動力出力装置の制御方法
JP2011019314A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Toyota Motor Corp 燃料電池車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014135840A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Hitachi Automotive Systems Ltd 車両制御システム
WO2018103604A1 (zh) * 2016-12-05 2018-06-14 郑州宇通客车股份有限公司 功率输出控制方法及装置、功率回馈控制方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4453765B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP6172114B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP4462366B2 (ja) 動力出力装置およびこれを備える車両並びに動力出力装置の制御方法
JP5772782B2 (ja) 車両
JP4123269B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法
JP2010259217A (ja) 駆動装置
JP2016179785A (ja) ハイブリッド自動車
US10259446B1 (en) Hybrid vehicle
JP5799832B2 (ja) ハイブリッド車両
JP2009184500A (ja) 車両およびその制御方法
JP2009303329A (ja) 動力出力装置、それを搭載した車両及び動力出力装置の制御方法
JP5370291B2 (ja) 車両
JP2009160953A (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びに車両、駆動装置
JP5211743B2 (ja) 電源装置、それを搭載する車両および電源装置の制御方法
JP5412839B2 (ja) 電源装置およびその制御方法並びに車両
JP5141031B2 (ja) 駆動装置の制御装置および駆動装置の制御方法
JP2012192769A (ja) 電動車両
JP2010158137A (ja) 動力出力装置、それを備えた車両および動力出力装置の制御方法
JP2015199411A (ja) ハイブリッド車
JP2008007018A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法
JP6812895B2 (ja) ハイブリッド車両
JP5018548B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP6607217B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2014183718A (ja) 駆動装置およびこれを搭載する車両
JP2013124084A (ja) ハイブリッド車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150331

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150728