JP2012189404A - 臨床検査用分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の小型化が図れ、検体ラックの投入順と排出順とが変わらない臨床検査用分析装置を提供することを課題とする。
【解決手段】検体を測定する分析装置1と、検体ラック50の検体容器2をサンプリング位置へ移動する共に、検体ラック50を排出する初検・再検サンプリングレーン200と、分析装置1、初検・再検サンプリングレーン200の駆動を制御する制御手段500とを有し、制御手段500は、全ての検体の初検結果が出るまで、全ての検体ラック50を初検・再検サンプリングレーン200上に待機させ、再検が必要な場合は、再検が必要な検体容器2をサンプリング位置へ移動させて再検を行ない、全ての再検2が終了したならば、全ての検体ラック50を排出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、臨床検査用分析装置に関し、更に詳しくは、検体容器を保持する検体ラックを搬送する装置を備えた臨床検査用分析装置に関する。
検体を収容する検体容器を保持する検体ラックを搬送する装置を備えた臨床検査用分析装置において、第1回目の検査(以下、初検という)を行なった結果、その検体について再度検査(以下、再検という)が必要になる場合がある。
この場合、初検中に検体ラックを待機させる待機レーンを設けて、再検になるか否かの判断を待ち、再検ならば待機レーンの検体ラックをサンプリングレーンに戻して再検するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−156602号公報
しかし、上述した構成の臨床検査用分析装置においては、検体ラックを待機させる待機レーンと、サンプリングレーンとが必要となり、装置が大型化する問題点がある。
また、再検を行なう際に、待機レーンに待機される検体のうち、再検が不要な検体を有する検体ラックは回収レーンから排出されるので、検体ラックの投入順と排出順とが異なる問題点もある。
本発明は、上記問題点に鑑みて、装置の小型化が図れる臨床検査用分析装置を提供することにある。また、検体ラックの投入順と排出順とが変わらない臨床検査用分析装置を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、サンプリング位置にある検体ラックの検体容器から検体をサンプリングし、サンプリングされた検体と試薬とを混合して反応状態を測定する分析装置と、前記検体ラックの前記検体容器を前記サンプリング位置へ移動する共に、前記検体ラックを排出する初検・再検サンプリングレーンと、前記分析装置、前記初検・再検サンプリングレーンの駆動を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記初検・再検サンプリングレーンのサンプリングを行なう前記検体容器を前記サンプリング位置へ移動させ、前記分析装置で前記サンプリング位置へ移動した検体と試薬との反応状態を測定する初検を全ての検体に対して行ない、全ての検体の初検結果が出るまで、全ての検体ラックを前記初検・再検サンプリングレーン上に待機させ、再検が必要な場合は、再検が必要な検体容器をサンプリング位置へ移動させて再検を行ない、全ての再検が終了したならば、全ての検体ラックを排出することを特徴とする臨床検査用分析装置である。
請求項2に係る発明は、前記分析装置は、回転アームの回転端部側に設けられ、前記検体を吸引するピペットを有し、前記検体ラックには、複数の検体容器が一列に配置され、前記初検・再検サンプリングレーンは、前記検体容器がマトリクス状に配置されるように前記検体ラックが載置され、前記ピペットの回転軌跡と交差する方向に移動可能に設けられる可動ベルトコンベア部と、該可動ベルトコンベア部を移動させる可動ベルトコンベア移動部と、を有することを特徴とする請求項1記載の臨床検査用分析装置である。
請求項3に係る発明は、検体を収容する検体容器を保持する検体ラックが投入され、該検体ラックを搬送するラック投入レーンと、サンプリングが終了した前記検体ラックを回収するラック回収レーンと、前記ラック投入レーンの搬送位置にある前記検体ラックを前記初検・再検サンプリングレーンへ搬送する搬送手段と、を有し、前記制御手段は、前記ラック投入レーン、前記分析装置、前記回収レーン、前記初検・再検サンプリングレーン、前記搬送手段の駆動を制御し、前記ラック投入レーンに投入された前記検体ラックを前記搬送位置方向へ順次搬送し、前記ラック投入レーンの搬送位置にある前記検体ラックを前記搬送手段で前記初検・再検サンプリングレーンへ順次搬送し、前記初検・再検サンプリングレーンのサンプリングを行なう前記検体容器を前記サンプリング位置へ移動させ、前記分析装置で前記サンプリング位置へ移動した検体と試薬との反応状態を測定する初検を全ての検体に対して行ない、全ての検体の初検結果が出るまで、全ての検体ラックを前記初検・再検サンプリングレーン上に待機させ、再検が必要な場合は、再検が必要な検体容器をサンプリング位置へ移動させて再検を行ない、全ての再検が終了したならば、前記回収レーンへ全ての検体ラックを排出することを特徴とする請求項1または2記載の臨床検査用分析装置である。
請求項4に係る発明は、前記初検・再検サンプリングレーンと、前記回収レーンとは、搬送方向が同一直線上にあるように連設され、前記投入レーンは、前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向に沿った側部の一方の側で、搬送方向が前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向と平行となるように配置され、前記分析装置は、前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向に沿った側部の他方の側に配置されることを特徴とする請求項3記載の臨床検査用分析装置である。
請求項1−4に係る発明によれば、サンプリング位置にある検体ラックの検体容器から検体をサンプリングし、サンプリングされた検体と試薬とを混合して反応状態を測定する分析装置と、前記検体ラックの前記検体容器を前記サンプリング位置へ移動する共に、前記検体ラックを排出する初検・再検サンプリングレーンと、前記分析装置、前記初検・再検サンプリングレーンの駆動を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記初検・再検サンプリングレーンのサンプリングを行なう前記検体容器を前記サンプリング位置へ移動させ、前記分析装置で前記サンプリング位置へ移動した検体と試薬との反応状態を測定する初検を全ての検体に対して行ない、全ての検体の初検結果が出るまで、全ての検体ラックを前記初検・再検サンプリングレーン上に待機させ、再検が必要な場合は、再検が必要な検体容器をサンプリング位置へ移動させて再検を行ない、全ての再検が終了したならば、全ての検体ラックを排出することにより、回収レーンが不要となり、装置の小型化が図れる。
また、初検・再検サンプリングレーン自体が前記検体ラックの前記検体容器を前記サンプリング位置へ移動することにより、再検が不要な検体を収容する検体容器を保持する検体ラックを排出する必要がないので、検体ラックの投入順と排出順とを同じにできる。
請求項2に係る発明によれば、前記分析装置は、回転アームの回転端部側に設けられ、前記検体を吸引するピペットを有し、前記検体ラックには、複数の検体容器が一列に配置され、前記初検・再検サンプリングレーンは、前記検体容器がマトリクス状に配置されるように前記検体ラックが載置され、前記ピペットの回転軌跡と交差する方向に移動可能に設けられる可動ベルトコンベア部と、該可動ベルトコンベア部を移動させる可動ベルトコンベア移動部と、を有することにより、回転アームを回転させ、初検・再検サンプリングレーンの可動ベルトコンベア部を移動させることにより、検査する検体が収容された検体容器をサンプリング位置へ移動させることができる。
請求項4に係る発明によれば、前記初検・再検サンプリングレーンと、前記回収レーンとは、搬送方向が同一直線上にあるように連設され、前記投入レーンは、前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向に沿った側部の一方の側で、搬送方向が前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向と平行となるように配置され、前記分析装置は、前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向に沿った側部の他方の側に配置されることにより、装置を小型化できる。
実施形態の臨床検査用分析装置の全体図構成図である。 図1の分析装置を説明する斜視図である。 図1において矢印III方向から見た初検・再検サンプリングレーンの構成である。 実施形態の臨床検査用分析装置の電気的構成を説明するブロック図である。 制御手段の作動フロー図である。
図面を用いて本実施形態の臨床検査用分析装置を説明する。
<全体構成>
図1を用いて説明する。
図1は本実施形態の臨床検査用分析装置の全体図構成図である。
本実施形態は、それ自身で少量の検体を測定可能な分析装置1と、分析装置1の一方の側に配置されたラック投入レーン100、初検・再検サンプリングレーン200、回収レーン300等とが組み合わされた臨床検査用分析装置である。
<分析装置1>
図2用いて説明する。図2は図1の分析装置を説明する斜視図である。
分析装置1は、サンプルターンテーブル4と、希釈ターンテーブル6と、第1試薬ターンテーブル8と、第2試薬ターンテーブル10と、反応ターンテーブル12ととからなっている。
サンプルターンテーブル4には、外側に検体(サンプル)を入れた所定数の検体容器(サンプル容器)2が2列セットされ、内側に通常の希釈液である生理食塩水以外の特別な希釈液を入れた希釈液容器3が2列セットされる。そして、このサンプルターンテーブル4は所定速度でステップ送りされている。
希釈ターンテーブル6には、検体容器2から吸引され、希釈された検体を入れる希釈容器5がセットされる。
第1試薬ターンテーブルに8は、濃縮され、保冷された第1試薬を入れた所定数の第1試薬容器7がセットされる。
第2試薬ターンテーブル10には、濃縮され、保冷された第2試薬を入れた所定数の第2試薬容器9がセットされる。
反応ターンテーブル12には、希釈ターンテーブル6の希釈容器5からサンプリングした希釈検体と、第1試薬ターンテーブル8の第1試薬容器7からサンプリングした第1試薬および第2試薬ターンテーブル10の第2試薬容器9からサンプリングした第2試薬をそれぞれ入れて反応させる所定数の反応容器11がセットされる。
サンプルターンテーブル4の周囲には、サンプル希釈ピペット13が配置されている。尚、本実施形態の分析装置のピペットは、いずれも回転アームの回転端部側に設けられている。このサンプル希釈ピペット13は、図示しないサンプル希釈ピペット左右・上下駆動機構により左右、上下に駆動されて、サンプルターンテーブル4と希釈ターンテーブル6との間で、図示しない洗浄装置を通って左右の回動による往復動する。そして、サンプル希釈ピペット13がサンプルターンテーブル4の所定位置において検体容器2に上下動によるアクセスしたとき、図示しないサンプル用ポンプが作動して検体を所定量吸引し、希釈ターンテーブル6の所定位置において希釈容器5にアクセスしたとき、この検体とともにサンプル希釈ピペット13自体から供給される所定量の希釈液(通常は生理食塩水)を吐出し、その結果、検体が希釈容器5内で所定倍数に希釈されるようにしている。その後、サンプル希釈ピペット13は図示しない希釈洗浄装置により洗浄されるようになっている。
希釈ターンテーブル6の周囲には、サンプル希釈ピペット13の他に、サンプリングピペット14、希釈攪拌装置15、洗い壺と呼ばれている希釈洗浄装置16が配置されている。希釈攪拌装置15は図示しない攪拌装置上下駆動機構により上下に駆動されるとともに、図示しない攪拌棒が回転されるようになっている。そして、希釈ターンテーブル6の所定の希釈容器5の希釈検体内に攪拌棒が進入しかつ回転することにより検体の希釈が均一に行われるようにしている。希釈洗浄装置16は、後述するように希釈検体を反応容器11に吐出した後、サンプリングピペット14を洗浄するようになっている。希釈容器5内の希釈検体は希釈攪拌装置15により攪拌されて、試料の希釈が均一にされる。これらの各装置13,14,15,16の配置の自由度を確保するために、希釈ターンテーブル6は、この希釈ターンテーブル6上の円周上に配置された希釈容器5の総数と共通の因数を持たない数を1ステップの送り数としてステップ送りされるようになっている。
サンプリングピペット14は、図示しないサンプリングピペット左右・上下駆動機構により左右、上下に駆動されて、希釈ターンテーブル6と反応ターンテーブル12との間で希釈洗浄装置16を通って左右の回動による往復動するようになっている。そして、サンプリングピペット14は希釈ターンテーブル6の所定位置において上下動により希釈容器5にアクセスしたとき、図示しない希釈サンプル用ポンプが作動して所定量の希釈サンプルを吸引し、反応ターンテーブル12の所定位置において上下動により反応容器11にアクセスしたとき吸引した希釈検体をその反応容器11に吐出するようにしている。
反応ターンテーブル12の周囲には、サンプリングピペット14の他に、第1試薬ピペット17、第2試薬ピペット18、第1反応攪拌装置19、第2反応攪拌装置20、検出器である多波長光度計21、恒温槽22および反応管洗浄装置23が配置されている。
第1試薬ピペット17は、図示しない第1試薬ピペット左右・上下駆動機構により左右、上下に駆動されて、反応ターンテーブル12と第1試薬ターンテーブル8との間で左右の回動による往復動するようになっている。そして、第1試薬ピペット17は第1試薬ターンテーブル8の所定位置において上下動により第1試薬容器7にアクセスしたとき、図示しない第1試薬用ポンプが作動して所定量の第1試薬を吸引し、反応ターンテーブル12の所定位置において上下動により反応容器11にアクセスしたとき吸引した第1試薬をその反応容器11に吐出するようにしている。
第1試薬を反応容器11に吐出する動作において、本実施形態では、後述する第1試薬サンプリング手段、第1試薬希釈分注手段によって、所定量の濃縮試薬は加温水と共に希釈分注される。
第1反応攪拌装置19は図示しない攪拌装置上下駆動機構により上下に駆動されるとともに、図示しない攪拌棒が回転運動かつ前後方向の往復動をされるようになっている。そして、反応ターンテーブル12の所定の反応容器11の希釈検体と第1試薬内に攪拌棒が進入した後、回転かつ前後運動することにより、希釈検体の反応が均一にかつ迅速に行われるようにしている。
第2試薬ピペット18は、図示しない第2試薬ピペット左右・上下駆動機構により左右、上下に駆動されて、反応ターンテーブル12と第2試薬ターンテーブル10との間で左右の回動による往復動するようになっている。そして、第2試薬ピペット18は第2試薬ターンテーブル10の所定位置において上下動により第2試薬容器9にアクセスしたとき、図示しない第2試薬用ポンプが作動して所定量の第2試薬を吸引し、反応ターンテーブル12の所定位置において上下動により反応容器11にアクセスしたとき吸引した第2試薬をその反応容器11に吐出するようにしている。
第2試薬を反応容器11に吐出する動作において、第1試薬の場合と同様、本実施形態では、後述する第2試薬サンプリング手段,第2試薬希釈分注手段によって所定量の濃縮試薬は加温水と共に希釈分注される。
第2反応攪拌装置20は図示しない攪拌装置上下駆動機構により上下に駆動されるとともに、図示しない攪拌棒が回転運動かつ前後方向の往復動をされるようになっている。そして、反応ターンテーブル12の所定の反応容器11の希釈検体と第2試薬内に攪拌棒が進入した後、回転かつ前後運動することにより、希釈検体の反応が均一にかつ迅速に行われるようにしている。
多波長光度計21は、反応容器11内の希釈検体の吸光度等を測定して反応容器11内での希釈検体の反応状態を検出するようにしている。恒温槽22は、反応ターンテーブル12の反応容器11を常時一定の温度に保持するようになっている。
反応管洗浄装置23は、図示しない廃液ポンプにより反応容器11に入っている検出の終了した希釈検体を吸い込みかつこれを廃液タンクに排出した後、図示しない洗浄液ポンプにより洗浄液をこの反応容器11内に供給してこの洗浄液により反応容器11内を洗浄し、その後洗浄液を廃液タンクに排出するようになっている。
これらサンプリングピペット14、第1試薬ピペット17、第2試薬ピペット18、第1反応攪拌装置19、第2反応攪拌装置20、多波長光度計21、恒温槽22、反応管洗浄装置23の配置の自由度を確保するために、反応ターンテーブル12もこの反応ターンテーブル12上の円周上に配置された反応容器11の総数と共通の因数を持たない数を1ステップの送り数としてステップ送りされるようになっている。その場合、反応ターンテーブル12は1ステップにつき半周以上回転するようにされている。
尚、本実施形態例では、検体容器2はサンプルターンテーブル4にセットされず、装置外ら供給される。
<ラック投入レーン100、初検・再検サンプリングレーン200、回収レーン300>
図1、図3を用いて説明する。図3は図1において矢印III方向から見た初検・再検サンプリングレーンの構成である。
これら各レーンは、複数の検体容器2が一列に配置された検体ラック50を搬送するものである。また、検体ラック50は、検体容器2の配置方向と直交する方向搬送されるように各レーンに載置される。よって、各レーンには、検体容器2がマトリクス状に配置される。
分析装置1のサンプル希釈ピペット13側の側部には、検体ラック50を搬送する初検・再検サンプリングレーン200が配置されている。この初検・再検サンプリングレーン200は、サンプル希釈ピペット13の回転軌跡(矢印R方向)と交差するように配置される。また、初検・再検サンプリングレーン200の検体ラック50の搬送方向(矢印A方向)と搬送方向が同一直線上にあるように回収レーン300も配置されている。
そして、初検・再検サンプリングレーン200の検体ラック50の搬送方向(矢印A方向),回収レーン300の検体ラック50の搬送方向(矢印B方向)に沿った側部の一方の側には、検体ラック50の搬送方向(矢印C方向)が初検・再検サンプリングレーン200,回収レーン300の搬送方向(矢印A,矢印B方向)と平行となるように配置されたラック投入レーン100が配置されている。よって、分析装置1は、初検・再検サンプリングレーン200,回収レーン300の搬送方向(矢印A,矢印B方向)に沿った側部の他方の側に配置されることとなる。
ラック投入レーン100の投入部101から投入された検体ラック50は、検体容器2がマトリクス状に配置されるように検体ラック50が載置され、図示しない押し子により、一番奥である搬送位置105、搬送位置から1ラック分手前の搬送待機位置103まで搬送されるようになっている。
ラック投入レーン100の搬送位置105と、初検・再検サンプリングレーン200との間には、搬送位置にある検体ラック50を初検・再検サンプリングレーン200へ搬送するベルトを用いた図示しない搬送手段が設けられている。
初検・再検サンプリングレーン200は、検体容器2がマトリクス状に配置されるように検体ラック50が載置され、サンプル希釈ピペット13の回転軌跡と交差する方向(矢印A方向)に移動可能に設けられた可動ベルトコンベア部201と、可動ベルトコンベア部201を破線内で移動させる図示しない可動ベルトコンベア移動部とからなっている。
サンプル希釈ピペット13の回転アームを回転させ、初検・再検サンプリングレーン200の可動ベルトコンベア部201を移動させることにより、検査する検体が収容された検体容器2をサンプリング位置へ移動させることができる。
検査が終了したならば、ベルトコンベア駆動部が可動ベルトコンベア部201を回収レーン300側に移動させ、可動ベルトコンベア部201のベルトコンベアを回転させて、回収レーン300へ検体ラック50を排出するようになっている。
次に、図4を用いて上記構成の電気的構成を説明する。図4は本実施形態の臨床検査用分析装置の電気的構成を説明するブロック図である。
500は、分析装置1、ラック投入レーン100、図示しない搬送手段400、初検・再検サンプリングレーン200、回収レーン300の駆動を制御する制御手段である。
ここで、制御手段500の作動を図5を用いて説明する。図5は制御手段500の作動フロー図である。
先ず、ラック投入レーン100に投入された検体ラック50を押し子によって搬送待機位置103方向へ順次搬送する(ステップ1)。
次に、検体ラック50が搬送待機位置103まで搬送されると、タイミングを図って、搬送位置105へ押し込まれ、押し込まれた検体ラック50は、搬送手段400により、初検・再検サンプリングレーン200へ搬送される(ステップ2)。
初検・再検サンプリングレーン200に搬送された検体ラック50のうちで、検査する検体が収容された検体容器2をサンプリング位置まで可動ベルトコンベア部201ごと移動すると共に、サンプル希釈ピペット13の回転アームを回転させ、検体容器2内の検体をサンプリングし、分析装置1で検体と試薬との反応状態を測定する初検を行なう(ステップ3)。
初検・再検サンプリングレーン200に搬送された全ての検体容器2内の検体について初検を行なう(ステップ4)。
全ての検体の初検結果が出るまで、全ての検体ラック50を初検・再検サンプリングレーン200上に待機させ、再検が必要な場合は、再検が必要な検体容器2をサンプリング位置へ移動させて再検を行なう(ステップ5)。
全ての再検が終了したならば、ベルトコンベア駆動部が可動ベルトコンベア部201を回収レーン300側に移動させ、可動ベルトコンベア部201のベルトコンベアを回転させて、回収レーン300へ検体ラック50を排出する(ステップ6)。
尚、本実施形態の分析装置1は、1時間当たり1800テスト処理できる。このため、分析装置1の処理能力を落とさずに運用するためには、下記のような仕様とした。
(1) 検体ラック50には、5本の検体容器2が載置可能とした。
(2) 1検体当たりのテスト数は、6〜7
(3) 初検・再検サンプリングレーン200の可動コンベア部201上には、検体ラック50を10ラック載置可能、即ち、50本の検体容器2が載置可能とした。よって、初検・再検サンプリングレーン200の可動コンベア部201上には、300〜350テスト分の初検がストックされる。
一般に、1テスト当たりに必要な時間は約10分(10分反応)であるから、10分間で300テストの結果が出力される。よって、300テスト分のサンプリングが終了する頃に最初にサンプリングした検体の再検の有無が判断されるために、初検・再検サンプリングレーン200の可動コンベア部201上に、検体ラック50が10ラック載置できればよい。
上記構成によれば、以下のような効果が得られる。
(1) 全ての検体の初検結果が出るまで、全ての検体ラック50を初検・再検サンプリングレーン200上に待機させ、再検が必要な場合は、再検が必要な検体容器2をサンプリング位置へ移動させて再検を行なうことにより、回収レーンが不要となり、装置の小型化が図れる。
(2) 初検・再検サンプリングレーン200自体が検体ラック50の検体容器2をサンプリング位置へ移動することにより、再検が不要な検体を収容する検体容器2を保持する検体ラック50を排出する必要がないので、検体ラック50の投入順と排出順とを同じにできる。
(3) 分析装置1は、回転アームの回転端部側に設けられ、検体を吸引するサンプル希釈ピペット13とを有し、検体ラック50には、複数の検体容器2が一列に配置され、初検・再検サンプリングレーン200は、検体容器2がマトリクス状に配置されるように検体ラック50が載置され、サンプル希釈ピペット13の回転軌跡と交差する方向に移動可能に設けられる可動ベルトコンベア部201と、可動ベルトコンベア部201を移動させる可動ベルトコンベア移動部とを有することにより、回転アームを回転させ、初検・再検サンプリングレーン200の可動ベルトコンベア部201を移動させることにより、検査する検体が収容された検体容器2をサンプリング位置へ移動させることができる。
(4) 初検・再検サンプリングレーンと、前記回収レーンとは、搬送方向が同一直線上にあるように連設され、前記投入レーンは、前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向に沿った側部の一方の側で、搬送方向が前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向と平行となるように配置され、前記分析装置は、前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向に沿った側部の他方の側に配置されることにより、装置を小型化できる。
2 検体容器
50 検体ラック
200 初検・再検サンプリングレーン
500 制御手段

Claims (4)

  1. サンプリング位置にある検体ラックの検体容器から検体をサンプリングし、サンプリングされた検体と試薬とを混合して反応状態を測定する分析装置と、
    前記検体ラックの前記検体容器を前記サンプリング位置へ移動する共に、前記検体ラックを排出する初検・再検サンプリングレーンと、
    前記分析装置、前記初検・再検サンプリングレーンの駆動を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記初検・再検サンプリングレーンのサンプリングを行なう前記検体容器を前記サンプリング位置へ移動させ、
    前記分析装置で前記サンプリング位置へ移動した検体と試薬との反応状態を測定する初検を全ての検体に対して行ない、
    全ての検体の初検結果が出るまで、全ての検体ラックを前記初検・再検サンプリングレーン上に待機させ、再検が必要な場合は、再検が必要な検体容器をサンプリング位置へ移動させて再検を行ない、全ての再検が終了したならば、全ての検体ラックを排出する
    ことを特徴とする臨床検査用分析装置。
  2. 前記分析装置は、
    回転アームの回転端部側に設けられ、前記検体を吸引するピペットを有し、
    前記検体ラックには、複数の検体容器が一列に配置され、
    前記初検・再検サンプリングレーンは、
    前記検体容器がマトリクス状に配置されるように前記検体ラックが載置され、前記ピペットの回転軌跡と交差する方向に移動可能に設けられる可動ベルトコンベア部と、
    該可動ベルトコンベア部を移動させる可動ベルトコンベア移動部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の臨床検査用分析装置。
  3. 検体を収容する検体容器を保持する検体ラックが投入され、該検体ラックを搬送するラック投入レーンと、
    サンプリングが終了した前記検体ラックを回収するラック回収レーンと、
    前記ラック投入レーンの搬送位置にある前記検体ラックを前記初検・再検サンプリングレーンへ搬送する搬送手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記ラック投入レーン、前記分析装置、前記回収レーン、前記初検・再検サンプリングレーン、前記搬送手段の駆動を制御し、
    前記ラック投入レーンに投入された前記検体ラックを前記搬送位置方向へ順次搬送し、
    前記ラック投入レーンの搬送位置にある前記検体ラックを前記搬送手段で前記初検・再検サンプリングレーンへ順次搬送し、
    前記初検・再検サンプリングレーンのサンプリングを行なう前記検体容器を前記サンプリング位置へ移動させ、
    前記分析装置で前記サンプリング位置へ移動した検体と試薬との反応状態を測定する初検を全ての検体に対して行ない、
    全ての検体の初検結果が出るまで、全ての検体ラックを前記初検・再検サンプリングレーン上に待機させ、再検が必要な場合は、再検が必要な検体容器をサンプリング位置へ移動させて再検を行ない、全ての再検が終了したならば、前記回収レーンへ全ての検体ラックを排出する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の臨床検査用分析装置。
  4. 前記初検・再検サンプリングレーンと、前記回収レーンとは、搬送方向が同一直線上にあるように連設され、
    前記投入レーンは、前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向に沿った側部の一方の側で、搬送方向が前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向と平行となるように配置され、
    前記分析装置は、前記初検・再検サンプリングレーン,前記回収レーンの搬送方向に沿った側部の他方の側に配置されることを特徴とする請求項3記載の臨床検査用分析装置。
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