JP2012180048A - 車両存在通報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドルストップ機能を搭載するエンジン車両がアイドルストップで停車していると、車両からアイドリング音が発生しないため、視覚障害者等は車両の存在を知ることができなくなってしまう。
【解決手段】横断歩道手前等の停車中にアイドルストップ機能によりエンジンが停止すると、車両用ホーンとパラメトリックスピーカの両方から車外へ向けて擬似アイドリング音を発生する。これにより、アイドルストップで停車している車両の存在を、歩行者に知らせることができ、安全性を高めることができる。また、停車中に擬似アイドリング音を発生させる際、水平方向で隣り合う超音波振動子23から逆相の超音波を発生させる。これにより、斜め左右方向へ向かう超音波を同相にでき、斜め左右方向へ向かう超音波の到達距離を伸ばすことができ、横断歩道の両側の歩行者に擬似アイドリング音を届かせることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、停車中(一時停止中や一旦停車中)の車両の存在を車外(歩行者)へ知らせる車両存在通報装置に関するものである。
歩行者のうちの例えば視覚障害者は、一般的にエンジン音によって車両の存在を把握する。具体的な一例として視覚障害者は、エンジン(内燃機関)のアイドリング音が一定の場所から聞こえる場合、その場所に車両が停車していることを把握する。
しかしながら、電動モータによって走行する車両は、エンジンを搭載しないため、停車中にアイドリング音を発生しない。
また、停車中にエンジンの運転を停止するハイブリッド車両も、停車中にアイドリング音を発生しない。
さらに、エンジンのみで走行する車両(コンベ車等)であっても、アイドルストップ機能を搭載する車両は、停車中にアイドリング音を発生しない。
このため、視覚障害者は、交差点等に「停車中にアイドリング音」を発生しない車両が停車していても、その車両の存在を知ることができず、車両に対して合図を送ったり、危険回避の行動を取ることができない。その結果、視覚障害者にとっても、車両の運転者にとっても、危うい状態になる可能性がある。
一方、アイドルストップを搭載しないエンジン車両であっても、近年におけるエンジン音の静寂化技術の向上によって、アイドリング音が歩行者に聞こえ難い場合がある。
このような場合であっても、上記と同様、視覚障害者は、交差点等で停車中の車両が存在しても、その車両の存在を知ることができず、危うい状態になる可能性がある。
なお、上記では具体的な一例として視覚障害者を例に問題点を説明したが、健常者であっても、考え事をしているなど他に気が行っている場合(注意力が散漫な状態)には、アイドリング音に気付かないことで、車両の存在に気付けない可能性が高まり、危うい状態になる可能性がある。
上記問題点の具体例を、図9を参照して説明する。
図9(a)は、直線道路に設けられた横断歩道を歩行者が渡る例を示す。
(i)横断歩道の手前で一時停止している車両からアイドリング音が出ていない場合(電気自動車、ハイブリッド車両、アイドルストップ車両等が一時停止している場合)、横断歩道を渡る視覚障害者は、停車中の車両が存在しているのか否かを知ることができない。また、他に気が行っている歩行者も車両の存在に気付けない可能性が高まる。
(ii)図示左側で停車している車両Aの右側から横断を開始する歩行者αは、車両Aとの距離が長くなる。同様に、図示右側で停車している車両Bの右側から横断を開始する歩行者βは、車両Bとの距離が長くなる。
このように、車両と歩行者との距離が長くなることにより、アイドリング音を発生する車両であっても、アイドリング音が歩行者に聞こえづらくなるため、アイドリング音によって車両の存在に気付けない可能性が高まる。
図9(b)は、T字路に設けられた横断歩道を歩行者が渡る例を示す。
(i)横断歩道の手前で一時停止している車両からアイドリング音が出ていない場合(電気自動車、ハイブリッド車両、アイドルストップ車両等が一時停止している場合)、横断歩道を渡る視覚障害者は、停車中の車両が存在しているのか否かを知ることができない。また、他に気が行っている歩行者も車両の存在に気付けない可能性が高まる。
(ii)図示下側で停車している車両Aの右側から横断を開始する歩行者αは、車両Aとの距離が長くなる。同様に、図示右側で停車している左折車両Bの右側から横断を開始する歩行者βは、車両Bとの距離が長くなる。
このように、車両と歩行者との距離が長くなることにより、アイドリング音を発生する車両であっても、アイドリング音が歩行者に聞こえづらくなるため、アイドリング音によって車両の存在に気付けない可能性が高まる。
図9(c)は、十字路に設けられた横断歩道を歩行者が渡る例を示す。
(i)横断歩道の手前で一時停止している車両からアイドリング音が出ていない場合(電気自動車、ハイブリッド車両、アイドルストップ車両等が一時停止している場合)、横断歩道を渡る視覚障害者は、停車中の車両が存在しているのか否かを知ることができない。また、他に気が行っている歩行者も車両の存在に気付けない可能性が高まる。
(ii)図示下側で停車している車両Aの右側から横断を開始する歩行者αは、車両Aとの距離が長くなる。同様に、図示右側で停車している右折車両Bの右側から横断を開始する歩行者βは、車両Bとの距離が長くなる。
このように、車両と歩行者との距離が長くなることにより、アイドリング音を発生する車両であっても、アイドリング音が歩行者に聞こえづらくなるため、アイドリング音によって車両の存在に気付けない可能性が高まる。
特開2005−289175号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、「電気自動車のように電動モータで走行する車両(エンジンを搭載しない車両)」、「ハイブリッド車両やアイドルストップ車両のように停車中にエンジンが停止する車両」、あるいは「停車中のアイドリング音が静かな車両」であっても、停車中の車両の存在を歩行者に知らせることのできる車両存在通報装置の提供にある。
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段の車両存在通報装置は、車両の停車中に、音波発生手段から停車車両の存在を知らせる通報音(例えば、擬似アイドリング音等)を発生させる。
これにより、「エンジンを搭載しない車両」であっても、「停車中にエンジンが停止する車両」であっても、「停車中のアイドリング音が静かな車両」であっても、停車中の車両の存在を歩行者に知らせることができる。
即ち、視覚障害者はもちろん、他に気が行っている歩行者等に対する安全性を高めることができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段の制御回路は、車両の停車中で、且つ所定の運転条件が成立する際(例えば、Dレンジの停車中、前方に車両が存在しない停車中、カーナビ情報等と連動させて交差点や横断歩道の手前の停車中など)に、通報音を発生させるものである。
これにより、停車中のうちで、通報音の発生に適合しない停車中に通報音が発生する不具合を回避できる。
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段の車両は、アイドルストップ機能を搭載するエンジン車両であり、制御回路は、「車両の停車中」で、且つ「アイドルストップ機能によりエンジンが停止している状態」の時に、音波発生手段から停車車両の存在を知らせる通報音を発生させるものである。
これにより、エンジンが停止していない停車中に、車両存在通報装置を無駄に作動させる不具合を無くすことができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4の手段の車両存在通報装置は、音波発生手段としてパラメトリックスピーカを用いるものである。
パラメトリックスピーカは、「可聴音(通報音)の波形信号」を超音波変調して超音波スピーカから放射させるものであり、超音波スピーカから放射された超音波(耳に聞こえない音波)に含まれる変調成分が伝播途中の空気中で自己復調されることで、超音波スピーカから離れた場所で可聴音(通報音)を発生させる技術である。
超音波は反射性が強く車室内へ透過し難い性質を備える。このため、車両乗員(ドライバー等)へは通報音が聞こえ難くなり、車室内の快適性が通報音によって損なわれる不具合を回避することができる。
〔請求項5の手段〕
請求項5の手段の車両存在通報装置は、停車時に通報音を発生させる際に、水平方向で隣り合う超音波振動子から互いに逆相となる超音波を発生させるものである。
これにより、「超音波振動子から斜め方向へ放射される超音波」の位相が、「隣接する超音波振動子から斜め方向へ放射される超音波」の位相と合致するようになり{図1(c)参照}、斜め方向へ対する超音波の位相の打ち消しが防がれて、互いに超音波を増幅し合う。その結果、斜め方向へ向かう超音波の到達距離を伸ばすことができる。
このようにして、車両の停車中に、車両前方の斜め方向の遠くまで通報音を届かせることができる。その結果、横断歩道の手前で一時停止した際に、横断歩道の両側の歩行者に通報音を届かせて、車両の存在を知らせることができる。
〔請求項6の手段〕
請求項6の手段の車両存在通報装置は、一部の超音波振動子が発生した超音波を、車両の右側へ向けて反射させるルーバーを備えるものである。
ルーバーによって超音波を積極的に車両の右側へ向けて飛ばすため、横断歩道の手前で一時停止した際に、横断歩道の右側の遠く離れた歩行者まで通報音を届かせて、車両の存在を知らせることができる(図9参照)。
請求項5とこの請求項6を組み合わせることで、超音波をさらに車両の右側へ飛ばすことができる。このため、横断歩道の手前で一時停止した際に、横断歩道の右側の遠く離れた歩行者まで通報音を届かせて車両の存在を知らせる効果を高めることができる。
擬似アイドリング音の到達分布を示す説明図、および隣り合う超音波振動子から発生させる超音波位相の説明図である(実施例1)。 車両存在通報装置の概略図である(実施例1)。 音波発生手段(超音波スピーカ+車両用ホーン)の車両搭載図である(実施例1)。 (a)車両用ホーンの構造説明用の概略断面図、(b)ルーバーの説明用の斜視図である(実施例1)。 車両用ホーンを自励により作動させた場合、および他励により作動させた場合の周波数特性を示すグラフである(実施例1)。 パラメトリックスピーカの原理説明図である(実施例1)。 ルーバーの説明図である(実施例2)。 ルーバーの説明図である(実施例3)。 一時停止車両と歩行者との関係を示す説明図である(参考例)。
図面を参照して実施形態を説明する。
車両存在通報装置は、
・音波を車外へ向けて放出する音波発生手段1、2と、
・車両の停車中に音波発生手段1、2から「停車車両の存在を知らせる擬似アイドリング音(通知音の一例)」を発生させる制御回路3と、
を具備する。
この実施形態では、音波発生手段1、2の一例として、ダイナミックスピーカ1とパラメトリックスピーカ2との両方を用いるものである(限定されるものではない)。
また、この実施形態では、ダイナミックスピーカ1の具体例として、電磁式の車両用ホーン1を用いるものである(限定されるものではない)。
この実施形態の制御回路3は、「車両の停車中」で、且つ「所定の運転条件が成立する際」に、音波発生手段1、2から擬似アイドリング音を発生させるものである。
具体的に、この実施形態の車両は、アイドルストップ機能を搭載するエンジン車両(コンベ車)であり、
制御回路3は、「車両の停車中」で、且つ「アイドルストップ機能によりエンジンが停止している際(所定の運転条件が成立する際の一例)」に、音波発生手段1、2から擬似アイドリング音を発生させるものである。
以下において本発明が適用された具体的な一例(実施例)を、図面を参照して説明する。以下で説明する実施例は具体的な一例であって、本発明が実施例に限定されないことはいうまでもない。
なお、以下の実施例において、上記「発明を実施するための形態」と同一符号は同一機能物を示すものである。
[実施例1]
図1〜図6を参照して実施例1を説明する。
この実施例では、アイドルストップ機能を搭載するエンジン車両(コンベ車)に用いられる車両存在通報装置を説明する。
なお、アイドルストップ機能は、車両の停車時(例えば、フットブレーキが踏まれた状態の車速0km/hの時)に車両走行用のエンジンを停止し、発車時(例えば、踏まれていたフットブレーキが離された時など)に車両走行用のエンジンを再始動する機能である。
この車両存在通報装置は、アイドリングストップで停車している車両(エンジンが停止している車両)から擬似アイドリング音(停車車両の存在を知らせる通報音の具体的な一例)を発生させ、この擬似アイドリング音によって車両の存在を歩行者へ知らせるものであり、図2に示すように、
・ダイナミックスピーカとして用いられる車両用ホーン1と、
・パラメトリックスピーカ2と、
・車両用ホーン1およびパラメトリックスピーカ2の作動制御を行なう制御回路3と、
を備えて構成される。
(車両用ホーン1の説明)
車両用ホーン1は、図3に示すように、フロントグリル4と熱交換器(ラジエータ等)5との間に固定配置されて、乗員によってホーンスイッチ(例えば、ステアリングのホーンボタン)が操作された際に警報音を発生する電磁式警音器であり、直流で閾値以上の自励電圧(例えば、8V以上の電圧:具体的にはバッテリ電圧)が与えられることによって警報音を発生する。
車両用ホーン1の具体的な一例を、図4を参照して説明する。
車両用ホーン1は、
・通電により磁力を発生するコイル11と、
・コイル11の発生磁力により磁気吸引力を発生する固定鉄心12(磁気吸引コア)と、
・振動板13(ダイヤフラム)の中心部に支持されて固定鉄心12に向かって移動可能に支持される可動鉄心14(可動コア)と、
・この可動鉄心14の移動に連動し、可動鉄心14が固定鉄心12に向かって移動することにより固定接点15から離れてコイル11の通電を遮断する可動接点16と、
を備える。
そして、車両用ホーン1の通電端子(コイル11の両端に接続される端子)に、直流で閾値以上の自励電圧(8V以上の電圧)が与えられることによって、
(i)コイル11の通電により可動鉄心14が固定鉄心12に磁気吸引されて、固定接点15から可動接点16が離れてコイル11の通電が停止する吸引動作と、
(ii)通電停止によって振動板13がリターンスプリングの作用を可動鉄心14に付与して可動鉄心14が初期位置へ戻り、固定接点15と可動接点16が接触してコイル11の通電が再開する復元動作と、
を連続して繰り返す。
即ち、固定接点15と可動接点16によって、コイル11の通電回路を断続する電流断続器17が構成される。
このように、コイル11の通電の断続(固定鉄心12の磁気吸引力の発生の断続)が発生することで可動鉄心14とともに振動板13が振動して車両用ホーン1が警報音を発生する。
具体的に、車両用ホーン1に自励電圧が与えられた場合に車両用ホーン1の発生する警報音の周波数特性を図5の実線Aに示す。
一方、車両用ホーン1は、自励電圧より低い他励電圧(例えば、8V未満の電圧)の駆動信号によって、ダイナミックスピーカとして用いられる。
車両用ホーン1をダイナミックスピーカとして用いる場合における車両用ホーン1の周波数特性を図5の破線Bに示す。この破線Bは、車両用ホーン1に1Vのサイン波のスイープ信号(低周波数から高周波数への可変信号)を与えた場合における周波数特性である。
この実施例における車両用ホーン1は、図4に示すように、振動板13の振動による警報音を増強させて車外へ放出する渦巻ホーン18(渦巻状のラッパ部材:渦巻状の音響管)を備える。
ここで、この実施例の車両用ホーン1は、図1(a)の実線αに示すように、車両を上から見て、車両用ホーン1の周囲に略均等に擬似アイドリング音が届くように設けられている。
具体的な一例として、車両用ホーン1における渦巻ホーン18の開口が、車両の下方(路面に向く方向)に向けて取り付けられるものである。なお、渦巻ホーン18の開口の方向は、下方に限定されるものではない。また、反射板等を用いて音波の放射方向を任意の方向へ向けても良い。
なお、図1(a)の実線αは、車両用ホーン1による擬似アイドリング音の音圧が50dBの到達範囲を示すものである。
(パラメトリックスピーカ2の説明)
パラメトリックスピーカ2は、超音波を発生する超音波スピーカ21を用いる。
超音波スピーカ21は、人間の可聴帯域よりも高い周波数(20kHz以上)の空気振動を発生させる超音波発生器であり、超音波を車両前方に向けて放出するように車両に搭載されている。
具体的に、この実施例の超音波スピーカ21は、車両用ホーン1の渦巻ホーン18に取り付けられるものであり、渦巻ホーン18において渦を巻く面が車両の正面に向けて取り付けられることで、超音波スピーカ21が車両の前方へ向けて超音波を放射する。
この実施例の超音波スピーカ21は、渦巻ホーン18と一体、あるいは渦巻ホーン18に取り付けられる例えば樹脂製の超音波スピーカハウジング22と、この超音波スピーカハウジング22の内側に搭載される複数の超音波振動子23とを備えて構成される。
この実施例の超音波振動子23は、印加電圧(充放電)に応じて伸縮するピエゾ素子(圧電素子)と、このピエゾ素子の伸縮によって駆動されて空気に疎密波を生じさせる超音波振動板とを用いて構成される周知構造の圧電スピーカである。
各超音波振動子23は、超音波スピーカハウジング22の内部に配置される支持板24上に複数配置され、スピーカアレイとして搭載されるものである。
具体的に、支持板24は、平板形状を呈する円盤部材であり、この支持板24の同一平面上に複数の超音波振動子23を集合配置している。
さらに具体的に説明すると、複数の超音波振動子23は、水平方向に並べられた状態で集合配置されるものであり、例えば、水平方向に並ぶ超音波振動子23の列を、上下方向に複数段配置してスピーカアレイを構成するものである。
一方、超音波スピーカ21は、各超音波振動子23から放射される超音波を車両前方へ向けて放出する開口部(超音波放射口)を備えており、この開口部には、雨水が各超音波振動子23の搭載部位に浸入するのを阻止する防水手段が設けられている。
この防水手段の一例として、この実施例では、開口部を覆う超音波透過性の防水シート25と、この防水シート25の前面に配置されたルーバー26とを備えている{図4(a)では防水シート25およびルーバー26が省略された図を示す}。
なお、ルーバー26は、雨水が防水シート25に到達するのを極力減らすとともに、雨水が防水シート25を直撃するのを防ぐことを目的として配置されるものであり、細長い羽板を隙間を隔てて平行に配置した鎧戸(ガラリ)である。
ルーバー26は、図3に示すように、車両水平方向に対して略45°傾斜して設けられている。これにより、各超音波振動子23から放射された超音波は、ルーバー26の内面で下方に向きを変え、その下方のルーバー26の外面で再び車両前方に向きを変えて、結果的に車両前方へ超音波が放射される。
(制御回路3の説明)
制御回路3は、図3に示すように制御基板上にマイコンチップ3aを搭載するものであり、例えば、図4(a)に示すように車両用ホーン1の内部(具体的には、ホーンハウジングの内部)に配置される。
この制御回路3は、図2に示すように、
(a)「擬似アイドリング音を成す信号」を発生させる通報音生成部31と、
(b)「擬似アイドリング音を成す信号」によって車両用ホーン1を駆動するホーン駆動アンプ32と、
(c)「擬似アイドリング音を成す信号」を超音波周波数に変調する超音波変調部33と、
(d)スピーカアレイとして集合配置された複数の超音波振動子23のうち、水平方向の一方から他方へ向けて順次整数番号を付した場合において、奇数番号の超音波振動子23aを超音波変調された信号によって駆動する第1超音波駆動アンプ34と、
(e)偶数番号の超音波振動子23bを超音波変調された信号によって駆動する第2超音波駆動アンプ35と、
(f)これらの作動を制御する信号処理部36と、
を備える。
以下において、制御回路3に搭載される上記(a)〜(f)の手段を説明する。
(通報音生成部31の説明)
通報音生成部31は、「擬似アイドリング音を成す信号」を、信号処理部36の指示により発生するものである。
なお、「擬似アイドリング音を成す信号」は、例えば、「擬似エンジン音を生成する技術(例えば、所定Hz間隔で連続する多数の周波数信号を、所定の周波数帯域内で発生させる技術)」で作成されるものである。
(ホーン駆動アンプ32の説明)
ホーン駆動アンプ32は、車両用ホーン1をダイナミックスピーカとして作動させるためのパワーアンプであり、通報音生成部31の出力する「擬似アイドリング音を成す信号」を増幅して、車両用ホーン1の通電端子に付与するものである。
なお、ホーン駆動アンプ32は、車両用ホーン1から擬似アイドリング音を発生させる際に、車両用ホーン1が警報音を発生しないように(即ち、電流断続器17を断続しないように)車両用ホーン1のコイル11を通電制御するものである。
(超音波変調部33の説明)
超音波変調部33は、通報音生成部31の出力(擬似アイドリング音を成す信号)を超音波変調するものである。
超音波変調部33の具体的な一例として、この実施例では、「擬似アイドリング音を成す信号」を所定の「超音波周波数(例えば、25kHz等)における振幅変化(電圧の増減変化)」に変調するAM変調(振幅変調)を用いるものである。
なお、超音波変調部33はAM変調に限定されるものではなく、「擬似アイドリング音を成す信号」を所定の「超音波周波数におけるパルス幅変化(パルスの発生時間幅)」に変調するPWM変調(パルス幅変調)など、他の超音波変調技術を用いても良い。
超音波変調部33による超音波変調の具体例を、図6を参照して説明する。
例えば、超音波変調部33に入力された「擬似アイドリング音を成す信号」が、図6(a)に示す電圧変化であるとする(なお、図中では理解補助のために単一周波数の波形を示す)。
一方、制御回路3の搭載する超音波発振器は、図6(b)に示す超音波周波数で発振するものとする。
すると、超音波変調部33は、図6(c)に示すように、
(i)「擬似アイドリング音を成す信号」を成す周波数の信号電圧が大きくなるに従い、超音波振動による電圧の振幅を大きくし、
(ii)「擬似アイドリング音を成す信号」を成す周波数の信号電圧が小さくなるに従い、超音波振動による電圧の振幅を小さくする。
このようにして、超音波変調部33は、通報音生成部31から出力された「擬似アイドリング音を成す信号」を超音波周波数の「発振電圧の振幅変化」に変調するものである。
(第1超音波駆動アンプ34の説明)
第1超音波駆動アンプ34は、超音波変調部33で変調された超音波信号に基づいて、水平方向へ付した奇数番号の超音波振動子23aを駆動するものであり、奇数番号の超音波振動子23aの印加電圧(充放電状態)を制御することで、奇数番号の超音波振動子23aから「擬似アイドリング音を成す信号」を変調した超音波を発生させるものである。
(第2超音波駆動アンプ35の説明)
第2超音波駆動アンプ35は、超音波変調部33で変調された超音波信号の位相を信号反転回路35aで反転させ、この信号反転回路35aで反転させた逆相の超音波信号に基づいて、水平方向へ付した偶数番号の超音波振動子23bを駆動するものであり、偶数番号の超音波振動子23bの印加電圧(充放電状態)を制御することで、偶数番号の超音波振動子23bから「擬似アイドリング音を成す信号」を変調した超音波を発生させるものである。
(信号処理部36の説明)
信号処理部36は、車両に搭載されるECU(エンジン・コントロール・ユニットの略)から、「アイドルストップ機能によりエンジンが停止している旨の信号(作動指示信号)」が与えられることで、車両用ホーン1およびパラメトリックスピーカ2から擬似アイドリング音を発生させるものである。
(車両存在通報装置の作動)
ECUから信号処理部36に「アイドルストップ機能によりエンジンが停止している旨の信号(作動指示信号)」が与えられると、信号処理部36の制御により、超音波スピーカ21は、図6(c)に示すように、「擬似アイドリング音を成す信号」を変調した超音波(聞こえない音波)を車両前方へ向けて放射する。
すると、図6(d)に示すように、空気中を超音波が伝播するにつれて、空気の粘性等によって波長の短い超音波が歪んで鈍(なま)される。
その結果、図6(e)に示すように、伝播途中の空気中において超音波に含まれていた振幅成分が自己復調され、結果的に超音波の発生源(超音波スピーカ21を搭載する車両)から離れた場所である車両前方において「擬似アイドリング音」が再生される。
一方、ECUから信号処理部36に「アイドルストップ機能によりエンジンが停止している旨の信号(作動指示信号)」が与えられると、信号処理部36の制御により、車両用ホーン1から「擬似アイドリング音」を発生させる。
(実施例1の効果1)
この実施例の車両は、エンジン車両であるが、アイドルストップ機能を備えている。
このため、「信号待ち」および「横断歩道の手前」における一時停止中{図9(a)参照}や、「交差点の横断歩道手間」における一時停止中{図9(b、c)参照}などにおいて停車すると、アイドルストップ機能の作動によりエンジンが停止する。
すると、車両存在通報装置は、車両用ホーン1とパラメトリックスピーカ2の両方から車外へ向けて「擬似アイドリング音」を発生させる。
これにより、アイドルストップで停車している車両の存在(停車中にエンジンが停止して実アイドリング音が無くなった車両の存在)を、歩行者に知らせることができる。
即ち、視覚障害者はもちろん、他に気が行っている歩行者等に対する安全性を高めることができる。
(実施例1の効果2)
この実施例の車両存在通報装置は、車両が停車しただけでは「擬似アイドリング音」を発生しない。
そして、「車両の停車中」で、且つ「アイドルストップ機能によりエンジンが停止している状態」の時に「擬似アイドリング音」を発生させるものである。
即ち、本実施例の車両存在通報装置は、「車両の停車中」であってもエンジンが運転している時(アイドルストップ条件が成立せずに、実アイドリング音が発生する時)は、「擬似アイドリング音」を発生させないものである。
これにより、エンジンが運転していて「実アイドリング音が発生する時」に、車両存在通報装置が「擬似アイドリング音」を無駄に発生させる不具合を無くすことができる。
(実施例1の効果3)
この実施例の車両存在通報装置は、パラメトリックスピーカ2を用いて「擬似アイドリング音」を発生させる。
パラメトリックスピーカ2は、超音波を車外へ放出して車両から離れた場所で可聴音(擬似アイドリング音)を発生させる技術であり、超音波は反射性が強く車室内へ透過し難い性質を備える。
このため、車両乗員(ドライバー等)へはパラメトリックスピーカ2による「擬似アイドリング音」が聞こえ難くなり、車室内の快適性が擬似アイドリング音によって損なわれる不具合を防ぐことができる。
(実施例1の効果4)
この実施例1とは異なり、図1(b)に示すように、水平方向で隣り合う超音波振動子23から同相の超音波を発生させる場合は、前方へ向かう超音波の位相が合致する。その結果、前方へ向かう超音波の到達距離を伸ばすことができる。
しかしながら、図1(b)に示すように、水平方向で隣り合う超音波振動子23が同相で超音波を発生する場合は、斜め左右方向へ向かう超音波の位相が逆相となって、打ち消しが発生する。その結果、斜め左右方向へ向かう超音波の到達距離が短くなってしまう。
水平方向で隣り合う超音波振動子23から同相の超音波を発生させる場合におけるパラメトリックスピーカ2による擬似アイドリング音の到達範囲を図1(a)の破線βに示す。なお、破線βは、擬似アイドリング音の音圧が50dBの到達範囲を示すものである。
そこで、この実施例の車両存在通報装置は、停車中に「擬似アイドリング音」を発生させる際、図1(c)に示すように、水平方向で隣り合う超音波振動子23から互いに逆相となる超音波を発生させるように設けられている。
これにより、図1(c)に示すように、斜め左右方向へ向かう超音波の位相が同相になり、超音波の位相の打ち消しが防がれて、互いに超音波を増幅し合う。その結果、斜め左右方向へ向かう超音波の到達距離を伸ばすことができる。
水平方向で隣り合う超音波振動子23から互いに逆相となる超音波を発生させる場合におけるパラメトリックスピーカ2による擬似アイドリング音の到達範囲を図1(a)の実線β’に示す。なお、実線β’は、擬似アイドリング音の音圧が50dBの到達範囲を示すものである。
このように、この実施例の車両存在通報装置は、水平方向で隣り合う超音波振動子23から互いに逆相となる超音波を発生させることにより、図1(a)の実線β’に示すように、車両の左右斜め方向の遠くまで擬似アイドリング音を届かせることができる。その結果、横断歩道の手前で一時停止した際に、横断歩道の両側の歩行者に擬似アイドリング音を届かせることができ、車両の存在をより確実に知らせることができる。
[実施例2]
図7を参照して実施例2を説明する。なお、以下の実施例において上記実施例1と同一符号は同一機能物を示すものである。
上記の実施例1では、水平方向で隣り合う超音波振動子23から互いに逆相となる超音波を発生させることにより、車両の左右斜め方向の遠くまで擬似アイドリング音を届かせるように設けた。
これに対し、この実施例2は、図7(a)に示すように、ルーバー26の形状を変更し、ルーバー26の一部(具体的には、車両右側に配置されるルーバー26)に、一部の超音波振動子23(具体的には、車両右側に配置される超音波振動子23)が発生した超音波を、車両の右側へ向けて反射させる右反射ルーバー26aを設けたものである。
この右反射ルーバー26aを用いて超音波の一部を積極的に車両の右側へ向けて飛ばすことにより、横断歩道の右側の遠く離れた歩行者まで擬似アイドリング音を届かせることができ、安全性を高めることができる。
[実施例3]
図8を参照して実施例3を説明する。
この実施例3は、実施例1の技術に、実施例2の技術を追加したものである。
具体的に、実施例1で示した超音波スピーカ21に対して、右反射ルーバー26aを追加配置し、車両右側に向かって放射された超音波を右反射ルーバー26aによってさらに車両の右側へ向けて反射させるものである。
このように、実施例1と実施例2を組み合わせたことにより、
(i)実施例1による効果(水平方向で隣り合う超音波振動子23から互いに逆相となる超音波を発生させることにより、車両の左右斜め方向の遠くまで擬似アイドリング音を届かせる効果)と、
(ii)実施例2による効果(右反射ルーバー26aを用いて超音波の一部を積極的に車両の右側へ向けて飛ばすことにより、右側の遠く離れた歩行者まで擬似アイドリング音を届かせる効果)とが組み合わされるため、超音波をさらに車両の右側へ飛ばすことができる。
このため、横断歩道の手前で一時停止した際に(図9参照)、横断歩道の右側の遠く離れた歩行者まで擬似アイドリング音を届かせて車両の存在を知らせる効果を高めることができる。
上記の実施例では、アイドルストップ機能を搭載するエンジン車両(コンベ車)に本発明を用いる例を示したが、「停車中にエンジンを停止するハイブリッド車両」や「電気自動車や燃料電池自動車など電動モータによって走行するエンジンを搭載しない車両」に本発明を適用しても良い。
あるいは、アイドルストップ機能を搭載しないエンジン車両であても、「アイドリング音が静かな車両」に本発明を適用しても良い。
一方、「ハイブリッド車両」や「電動モータによって走行するエンジンを搭載しない車両」では、車両走行中も実エンジン音が発生しない。
そこで、車両走行中(例えば、20km/h以下など)にも車両存在通報装置を作動させて、通報音(擬似エンジン音、擬似走行音、和音、単音など)により車両の存在を周囲に知らせるように設けても良い。
(i)このように、車両走行中に車両存在通報装置を作動させる場合には、水平方向で隣り合う超音波振動子23から互いに同相となる超音波を発生させ{図1(b)参照}、
(ii)停車中に車両存在通報装置を作動させる場合には、水平方向で隣り合う超音波振動子23から互いに逆相となる超音波を発生させる{図1(c)参照}ように切り替えることが望ましいものである。
上記の実施例では、「停車中」は常に擬似アイドリング音を発生するものではなく、「停車中+所定の運転条件(上記実施例ではアイドルストップ中)」が成立した時に擬似アイドリング音を発生させる例を示したが、「停車中」は常に擬似アイドリング音を発生するように設けても良い。
上記の実施例では、「停車中+所定の運転条件」の一例として「停車中+アイドルストップ中」に擬似アイドリング音を発生させる例を示したが、「アイドルストップ中」とは異なる「所定の運転条件」を用いても良い。具体的には「Dレンジ(前進レンジ)+停車中」、「D、Rレンジ(走行レンジ)+停車中」、「前方に車両が存在しない+停車中」、「カーナビ情報等と連動させて交差点や横断歩道の手前+停車中」、「交差点等から指示信号が与えられる状態(条例等)+停車中」、「視覚障害者から指示信号が与えられる状態+停車中」など、他の条件と組み合わせても良い。
上記の実施例では、パラメトリックスピーカ2とダイナミックスピーカ(実施例では車両用ホーン1)の両方から「擬似アイドリング音」を発生させる例を示したが、パラメトリックスピーカ2あるはダイナミックスピーカの一方のみから「擬似アイドリング音」を発生させても良い。
上記の実施例では、停車中の車両の存在を知らせる通報音の一例として「擬似アイドリング音」を発生させる例を示したが、「擬似アイドリング音」に限定されるものではなく、歩行者が停車中の車両の存在を知ることができる通報音であれば良い。
1 車両用ホーン(ダイナミックスピーカ、音波発生手段)
2 パラメトリックスピーカ(音波発生手段)
3 制御回路
21 超音波スピーカ
23 超音波振動子
26a 右反射ルーバー(超音波を車両の右側へ向けて反射させるルーバー)

Claims (6)

  1. 音波を車外へ向けて放出する音波発生手段(1、2)と、
    車両の停車中に前記音波発生手段(1、2)から停車車両の存在を知らせる通報音を発生させる制御回路(3)と、
    を具備する車両存在通報装置。
  2. 請求項1に記載の車両存在通報装置において、
    前記制御回路(3)は、前記車両の停車中で、且つ所定の運転条件が成立する際に、前記音波発生手段(1、2)から停車車両の存在を知らせる通報音を発生させることを特徴とする車両存在通報装置。
  3. 請求項2に記載の車両存在通報装置において、
    前記車両は、アイドルストップ機能を搭載するエンジン車両であり、
    前記所定の運転条件が成立する際は、アイドルストップ機能によりエンジンが停止している状態であることを特徴とする車両存在通報装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両存在通報装置において、
    前記音波発生手段として、通報音を超音波変調してなる超音波を車外へ向けて放出するパラメトリックスピーカ(2)を用いることを特徴とする車両存在通報装置。
  5. 請求項4に記載の車両存在通報装置において、
    前記パラメトリックスピーカ(2)は、車外へ向けて超音波を放射する超音波スピーカ(21)を備えるものであり、
    この超音波スピーカ(21)は、超音波を照射する複数の超音波振動子(23)を備え、
    この複数の超音波振動子(23)は、少なくとも水平方向に並べられた状態で集合配置され、
    前記制御回路(3)は、停車状態が検出されて通報音を発生させる際に、水平方向で隣り合う前記超音波振動子(23)から逆相の超音波を発生させることを特徴とする車両存在通報装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の車両存在通報装置において、
    前記パラメトリックスピーカ(2)は、車外へ向けて超音波を放射する超音波スピーカ(21)を備えるものであり、
    この超音波スピーカ(21)は、超音波を照射する複数の超音波振動子(23)を備えるとともに、この複数の超音波振動子(23)の一部の超音波振動子(23)が発生した超音波を、車両の右側へ向けて反射させるルーバー(26a)を備えることを特徴とする車両存在通報装置。
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