JP2012176648A - 通知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】夜間運転中に対向車のハイビームによる眩惑を、対向車に早く気づいてもらい、対応してもらうため通知する装置を提供することを目的とする。
【解決手段】車両前方の撮影画像を取得する前方撮影手段2と、前照灯5の状態を検知するとともにこの状態を切り替える前照灯スイッチ手段4と、自車の車速を取得する車速検出手段7と、前方撮影手段2の撮影画像と、前照灯スイッチ手段4が検知した前照灯5の状態と、車速検出手段7が取得した車速に基づいて、対向車がハイビームで接近する可能性を段階的に判定する判定手段11とを備え、前照灯スイッチ手段4は、対向車がハイビームで接近する可能性を段階的に判定手段11が判定した場合に、判定手段11が判定した段階に応じたパッシング状態に前照灯5を切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は車載カメラを用いて対向車を検知し、対向車のハイビームによる眩惑を対向車に通知する通知装置に関するものである。
従来、対向車のハイビームによる眩惑を防止するシステムとして、対向車の接近を捉えると自動で自車両の前照灯をロービームに切り替えて、対向車の運転手が眩惑しないようにするシステムが知られている(例えば特許文献1を参照)。他にも、眩惑している時、前方に障害物があると警報で合図するシステムが知られている(例えば特許文献2を参照)。また、反射板にてハイビームにしている運転者の目に向けて相手のハイビーム光を反射させ眩惑していることを知らせるシステムが知られている(例えば特許文献3を参照)。また、フロントカメラと前照灯を連動する仕組みにし、眩惑するとカメラが起動してから眩惑するまでの時間に連動してカメラの電源と前照灯をON/OFFし、カメラが眩惑するまでの映像を取得するシステムも知られている(例えば特許文献4を参照)。
特開昭62−131837号公報 特開平9−66787号公報 特表2000−506098号公報 特開2008−273299号公報
しかしながら、対向車が接近したとき、特許文献1のシステムでは対向車にそのシステムが搭載されていなければ眩惑を防止することができない。特許文献2のシステムでは、障害物の存在を警報しても、眩惑を防止することにはならず、障害物以外の脱輪など起こす可能性がある。特許文献3のシステムでは対向車がハイビームにしていることを対向車の運転手に伝えることにはなるが、相手の運転手に向けて反射させるので対向車が眩惑し、ハンドル操作を誤り事故を起こすことも考えられる。特許文献4のシステムでは眩惑しない映像をカメラで画像表示するが対向車の運転手はハイビームであることを気付かずハイビームのまま走行することが予想され、自車両の運転手が眩惑してしまう可能性がある。このように、従来のシステムでは、自車両の運転手も対向車の運転手も眩惑せずに、対向車のハイビームを対向車の運転手に気づかせることができなかった。
本発明は、自車両の運転手も対向車の運転手も眩惑せずに、対向車のハイビームを対向車の運転手に気付いてもらうことができる通知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、車両前方の撮影画像を取得する前方撮影手段と、前照灯の状態を検知するとともにこの状態を切り替える前照灯制御手段と、自車両の車速を取得する車速検出手段と、前方撮影手段の撮影画像と、前照灯制御手段が検知した前照灯の状態と、車速検出手段が取得した車速に基づいて、対向車がハイビームで接近する可能性を段階的に判定する判定手段とを備え、前照灯制御手段は、対向車がハイビームで接近する可能性を段階的に判定手段が判定した場合に、判定手段が判定した段階に応じたパッシング状態に前照灯を切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、対向車と自車両共に眩惑する前に対向車のハイビームを対向車の運転手に気付いてもらうことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態における通知装置の構成を示すブロック図 本発明の実施形態における通知装置の動作を説明するフローチャート図 同図2の通知処理について説明するフローチャート図 同図3のレベル判定処理を説明するフローチャート図 同図3及び同図4のパッシング処理を説明するフローチャート図
以下、本発明の実施形態における通知装置について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態における通知装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、通知装置1は、ECU(Electric Control Unit)で構成され、前方撮影手段2と、報知手段3と、前照灯スイッチ手段4と、強制停止手段6と、車速検出手段7に接続する。通知装置1は、画像処理手段10と、判定手段11と、発振手段12と、画像入力手段20と、報知出力手段21と、前照灯出力手段22と、前照灯入力手段23と、スイッチ入力手段24と、車速入力手段25を備える。通知装置1は、エンジン始動で動作を開始する。通知装置1は、前方撮影手段2の画像に基づいて対向車がハイビームで接近していると判定するとON/OFF信号を作成し、前照灯スイッチ手段4を切り替えて前照灯5にパッシング出力させる。
前方撮影手段2は例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラで構成される。前方撮影手段2は、通知装置1の画像入力手段20に接続される。前方撮影手段2は、車両前方を撮影可能な自車両前方が見渡せる運転手に近い位置に取り付けられている。前方撮影手段2は、自車両前方を撮影し、撮影画像を通知装置1の画像入力手段20に出力する。
報知手段3はスピーカ等の音声出力装置で構成される。報知手段3は通知装置1の報知出力手段21に接続される。報知手段3は、通知装置1から報知命令を取得すると、音声案内により運転手に「眩惑する可能性があります。光源から目を外して警戒してください」等、眩惑に対する注意や対処方法の案内を発する。
前照灯スイッチ手段4は、前照灯5をハイビームON、ロービームON、前照灯OFFの最低3つの状態を持つスイッチとリレーで構成される。前照灯スイッチ手段4は前照灯5と、前照灯出力手段22と、前照灯入力手段23に接続される。前照灯スイッチ手段4は、運転手が操作したスイッチの位置や、判定手段11から各手段を介して入力された指示に基づいて前照灯5のハイビームONとロービームONと前照灯OFFの状態を切り替える。前照灯5は車両に取り付けられ電球等の発光体で構成される。
強制停止手段6はスイッチで構成される。強制停止手段6は通知装置1のスイッチ入力手段24に接続する。強制停止手段6は、眩惑により実施される前照灯5のパッシングを停止するためのものである。運転手により強制停止手段6がONされると、パッシング状態の停止命令をスイッチ入力手段24に出力する。なお、この強制停止手段6は、前照灯スイッチ手段4と兼用してもよい。例えば、前照灯5がパッシング状態のときに運転手による前照灯スイッチ手段4による操作が行われた場合、強制停止手段6としての機能命令を前照灯入力手段23に出力してもよい。
車速検出手段7は速度センサで構成される。車速検出手段7は通知装置1の車両入力手段25に接続し、自車両の走行速度を出力する。
画像処理手段10はCPU(Central Processing Unit)とメモリ素子と不揮発性メモリ素子で構成され、不揮発性メモリ素子に各種処理用のプログラムが記録される。画像処理手段10は、画像入力手段20と、判定手段11に接続される。画像処理手段10は、画像入力手段20から入力された画像をノイズ除去処理、平均輝度算出処理、画像中央部の輝度算出処理、高輝度面積の算出処理、赤色発光の位置算出処理、低輝度白色発光の位置算出処理を実施し、処理結果を判定手段11に出力する。
判定手段11はCPUとメモリ素子と不揮発性メモリ素子で構成され、不揮発性メモリ素子に各種処理用のプログラムが記録される。判定手段11は画像処理手段10と、発振手段12と、画像入力手段20と、報知出力手段21と、前照灯入力手段23と、スイッチ入力手段24と、車速入力手段25とに接続する。判定手段11は画像処理手段10の処理結果に基づいて、対向車の前照灯がハイビーム状態であると判定すると、発振手段12にパッシングの指示を出力する。特に、判定手段11は、対向車のハイビームの状態を「レベル」フラグによって段階的に判定する。そして、判定手段11は、判定したレベルに応じたパッシングと音声の指示を出力する。
例えば、判定手段11は、2段階のレベルに応じたパッシングの指示を行う。このとき、判定手段11は、「レベル解除」状態で幻惑する光に接近していると判定したとき「レベル1」と判定する。「レベル1」の状態で一定時間経過しても、幻惑する光が更に接近していると判定したとき、または、高輝度のレベルが一定値を超えた場合で、しかも高輝度面積も一定値を超えたとき「レベル2」と判定する。そして、判定手段11は、「レベル1」と判定したとき、一回、パッシングの指示を発振手段12に出力する。また、判定手段11は、「レベル2」と判定したとき、連続のパッシングの指示を発振手段12に出力する。パッシングを一回行っただけでは対向車の運転手が気が付かないことも有り得るためである。しかし、最初から連続パッシングでは対向車の運転手が受ける印象が強く、かえって対向車の運転手が運転に専念できなくなり危険な状態になることも考えられるため、自車両が幻惑する直前で最大の警告ができるように、2レベルを設定している。レベルの段階は相手車両への印象や影響により増やしても減らしてもよい。
発振手段12は発振器で構成される。発振手段12は判定手段11と、前照灯出力手段22と接続する。発振手段12は、判定手段11から指示されたパッシングの回数や前照灯5のON/OFF命令を所定の発振周波数で前照灯出力手段22に出力する。なお、発振手段12の発振周波数はパッシングとして感じられる程度に設定される。例えば、1Hz〜5Hz程度に設定される。
画像入力手段20はコネクタやバッファメモリで構成される。画像入力手段20は、前方撮影手段2と、画像処理手段10と、判定手段11に接続される。画像入力手段20は、前方撮影手段2で取得した撮影映像を画像処理手段10へ出力する。
報知出力手段21はコネクタで構成される。報知出力手段21は、報知手段3と、判定手段11に接続される。報知出力手段21は、判定手段11から出力される報知命令を報知手段3に出力する。
前照灯出力手段22はコネクタで構成される。前照灯出力手段22は、発振手段12と、前照灯スイッチ手段4に接続する。前照灯出力手段22は発振手段12から入力された前照灯5への指示命令を前照灯スイッチ手段4に出力する。
前照灯入力手段23はコネクタで構成される。前照灯入力手段23は、前照灯スイッチ手段4と、判定手段11に接続する。前照灯入力手段23は前照灯スイッチ手段4から取得した前照灯5の状態を判定手段11に入力する。
スイッチ入力手段24はコネクタで構成される。スイッチ入力手段24は、強制停止手段6と、判定手段11に接続する。スイッチ入力手段24は強制停止手段6から入力された前照灯5のパッシング停止命令を判定手段11に入力する。
車速入力手段25はコネクタで構成される。車速入力手段25は、車速検出手段7と、判定手段11に接続する。車速入力手段25は、車速検出手段7から取得した自車両の車速情報を判定手段11に入力する。
尚、各手段のCPUは各々設けられてもよいし、集積化された1つのCPUとして設けられてもよい。
次に、本発明の実施形態における通知装置1の動作について説明する。
図2は本発明の実施形態における通知装置1の動作を説明するフローチャート図である。
先ず、ステップS10に示すように、判定手段11は車速検出手段7が検出した車速情報を取得する。
次に、ステップS11に示すように、ステップS10の車速情報に基づいて判定手段11は自車両が走行しているか判定する。自車両が停車している場合、眩惑中に車両を発進させるよりも眩惑が終了してから発進する方が運転手にとって安全なため、停車中に通知装置1の動作は行われない。したがって、ステップS11でNOの場合、ステップS10の処理を繰り返す。
一方、ステップS11でYESの場合、ステップS12に示すように、画像取得手段20は、前方撮影手段2から自車両前方の撮影画像を取得する。
次に、ステップS13に示すように、画像処理手段10はステップS12で取得した撮影画像から画像情報を算出する。画像処理手段10はステップS12で取得した撮影画像の画像全体の平均輝度、画像中央部の輝度、高輝度部分の面積を算出するとともに、自車両走行車線内の赤色発光体、対向車車線内の白色発光体を検出する。
次に、ステップS14に示すように、判定手段11は、ステップS13で画像処理手段10が算出した算出結果に基づいてにて夜間または自車両が暗い場所に居るのか否か判定する。例えば、判定手段11は、画像全体の平均輝度が所定の閾値より低い場合に、夜間または自車両が暗い場所に居ると判定する。ステップS14でNOの場合、判定手段11は、昼間または自車両が明るい場所に居ると判定し、ステップS10の処理を再度繰り返す。昼間や自車両が明るい場所では眩惑防止の必要性が少ないため、通知装置1の動作は行われない。
一方、ステップS14でYESの場合、ステップS15に示すように、判定手段11は、通知処理を行う。
次に、ステップS15の通知処理について詳細に説明する。
図3は図2の通知処理について説明したフローチャート図である。
先ず、ステップS20に示すように、判定手段11は、強制停止手段6から強制停止命令が入力されたか判定する。
ステップS20でNOの場合、ステップS21に示すように、判定手段11は、画像処理手段10の処理結果から、眩惑が推定されるか判定する。例えば、判定手段11は、画像中央部の輝度の平均値が第1の所定値以上となったときに眩惑を推定する。
ステップS21でNOの場合、ステップS22に示すように、判定手段11は、ステップS13で画像処理手段10が算出した算出結果に基づいて、撮像画像中、高輝度領域と算出された領域の所定以上の面積について輝度が所定量以上低下しているか判定する。
ステップS22でYESの場合、または、ステップS20でYESの場合、ステップS23に示すように、判定手段11は、対向車への通知を行わないレベル解除処理を行う。この、レベル解除処理によって、ステップS24に示すように、判定手段11から発振手段12、前照灯出力手段22、前照灯スイッチ手段4を介して前照灯5にパッシング処理の解除命令が出力される。
ステップS22でNOの場合、または、ステップS21でYESの場合、ステップS25に示すように、判定手段11は、「レベル1」状態で一定時間以上経過したか判定する。
ステップS25でYESの場合、ステップS26に示すように、判定手段11は、「レベル2」に設定する。そして判定手段11は、ステップS27に示すように、この「レベル2」に応じたパッシング処理を実施する。
一方、ステップS25でNOの場合、ステップS28に示すように、判定手段11は、レベルを設定するレベル判定処理を実施する。
次に、ステップS28のレベル判定処理について詳細に説明する。
図4は図3のステップS28のレベル判定処理を説明するフローチャート図である。
先ず、ステップS31に示すように、判定手段11は画像処理手段10から取得した画像に広面積で高輝度の領域があるか否か判定する。例えば、判定手段11は、取得した画像の中央部に所定値以上の輝度を有する領域が所定面積以上あるか否か判定する。この領域がある場合に、ユーザが眩惑する程度の明るさが生じている可能性がある。
ステップS31でNOの場合、ステップS32に示すように、判定手段11は画像処理手段10から取得した画像の中央部について、輝度値が前回よりも上昇しているか判定する。例えば、判定手段11は、前回取得した画像と今回取得した画像の中央部について、各画素毎に輝度値を比較し、前回よりも輝度値が高い画素数が所定以上の場合に輝度値が前回よりも上昇していると判定する。
ステップS31でYESの場合、及びステップS32でYESの場合、ステップS33に示すように、判定手段11は画像処理手段10から取得した画像の中央部における高輝度の原因がトンネル出口によるものか判定する。例えば、判定手段11は、取得した画像の中央部の高輝度領域について、半円形または方形のテンプレートを用いたテンプレート
マッチングを行い、トンネル形状であるか否かを判定する。
次に、ステップS33でNOの場合、ステップS34に示すように、判定手段11は取得した画像の中央部における高輝度の原因が太陽か否か判定する。判定手段11は取得した画像の中央部の輝度値平均よりも、画像の上方部の輝度値平均の方が高輝度である場合に太陽が高輝度の原因であると判定する。
次に、ステップS34でNOの場合、ステップS35に示すように、判定手段11は、取得した画像について、高輝度領域が一定の面積を超え、更に高輝度の輝度値も一定の値を超えているか判定する。画像の中央部についてだけでなく、画像全体についても、一定値を超えた輝度値の領域が一定以上ある場合に自車両の運転手が眩惑する恐れがあるため、レベルの判定が行われる。
次に、ステップS35でNOの場合、判定手段11は、ステップS36に示すように、「レベル1」に設定し、ステップS37のパッシング処理を実施する。
一方、ステップS35でYESの場合、判定手段11は、ステップS37に示すように、「レベル2」に設定し、ステップS37のパッシング処理を実施する。
次に、ステップS38に示すように、判定手段11は、前照灯スイッチ手段4を介して自車両の前照灯5をロービームに設定する処理を行う。
次に、ステップS39に示すように、判定手段11は、「眩惑する可能性があります。光源から目を外して警戒してください」等、眩惑警告命令を行う。この命令によって報知手段3は音声案内による眩惑警告を行う。
一方、ステップS32でNOの場合、ステップS33でYESの場合、または、ステップS34でYESの場合、判定手段11は、ステップS40に示すようにレベル解除を行い、ステップS41に示すようにパッシング処理を解除する。
次に、ステップS27やステップS37で行われるパッシング処理について説明する。
図5は、図3、図4のパッシング処理について説明するフローチャートである。
先ず、ステップS42に示すように、判定手段11は、画像処理手段10から取得した画像に基づいて、自車両前方に先行車両が存在するか判定する。例えば、判定手段11は、取得した画像の左半分の上下方向中央部のうち輝度値が所定値以上の領域が所定以上あるか否かを判定する。判定手段11は、所定値以上の輝度値の領域が所定以上ありと判定した場合に、自車両前方にテールライトがあり、このテールライトを有する先行車両があると判定する。
次に、ステップS42でNOの場合、ステップS43に示すように、判定手段11は、対向車にロービームの車両が存在するか判定する。例えば、判定手段11は、取得した画像の中央部のうち、ステップS31の所定値以上の輝度を有する領域がステップS31の所定面積より低い別な所定面積以上でステップS31の所定面積未満のときにロービームの対向車が存在すると判定する。
ステップS43でNOの場合、ステップS44で示すように、判定手段11は、現在のレベルが「レベル1」であるか否かを確認する。
ステップS44でYESの場合、ステップS45に示すように、判定手段11は、単発パッシングの命令を出力する。この命令によって、前照灯スイッチ手段4は、前照灯5に一回パッシングを実施させる。
ステップS44でNOの場合、ステップS46に示すように、判定手段11は、連続パッシングの命令を出力する。この命令によって、前照灯スイッチ手段4は、前照灯5に連続パッシングを実施させる。
ステップS42でYESの場合、または、ステップS43でYESの場合、判定手段11は、処理を終了する。すなわち、前照灯スイッチ手段4は、前照灯5にパッシングを実施させず、パッシング以外の状態に保持する。このため、先行車両がある場合、および、ロービームの対向車がいる場合には、先行車の運転手および、対向車の運転手が眩惑せずに運転への集中を維持することができる。特に、自車両の前に対向車以外の先行車が存在すると判定手段11が判定した場合、対向車がハイビームで接近する可能性があっても、前照灯スイッチ手段4が前照灯5をパッシング以外の状態に保持するため、パッシングによる相手への報知よりも眩惑の防止を優先させることができる。
以上のように、本発明によれば、判定手段11は画像処理手段10の処理データを元に眩惑を段階的に判定する。そして、前照灯スイッチ手段4が前照灯5のパッシング状態を切り替え、前照灯5が自車両や対向車の眩惑状況に応じた段階的なパッシングを行う。これによって、パッシングによる相手への報知と眩惑の防止との両立を図ることができる。
なお、本実施形態では、図1の一部の手段を通知装置1に含めたが、外部の他の手段を含めて通知装置としてもよい。
例えば、前方撮影手段2は通知装置1の外部に設けられているが、前方撮影手段2を含めて通知装置1としてもよい。すなわち、前方撮影手段2と画像入力手段20の機能を合わせて前方撮影手段2としてもよい。前方撮影手段2は、カメラを含んでいても含んでいなくてもよく、撮影画像を取得することができればよい。
また、本実施形態では判定手段11が前照灯スイッチ手段4に前照灯5のパッシングの指示命令を行ったが、別な方式でもよい。少なくとも、前照灯スイッチ手段4は、対向車がハイビームで接近する可能性に関する段階的な情報を判定手段11から取得し、前照灯5をこの段階に応じたパッシング状態に制御できればよい。
また、前照灯スイッチ手段4は、判定手段11から前照灯出力手段22を介してパッシング命令を受けた場合でも、走行中のときのみ前照灯5をパッシング状態に切り替えてもよい。例えば、前照灯スイッチ手段4は、車速検出手段7からの所定値以下の車速情報を取得した場合や図示しないシフトレバーからパーキング情報を取得した場合、前照灯5をパッシングさせない。自車両が停止している場合には、パッシングによる相手への報知よりも眩惑の防止を優先させることができる。
本発明は夜間など暗い場所で前照灯を点けて走行する場合、対向車の前照灯がハイビーム状態であることを対向車に通知してハイビームによる眩惑を防止するのに有用である。
1 通知装置
2 前方撮影手段
3 報知手段
4 前照灯スイッチ手段
7 車速検出手段
10 画像処理手段
11 判定手段
12 発振手段

Claims (5)

  1. 自車両前方の撮影画像を取得する前方撮影手段と、
    前照灯の状態を検知するとともにこの状態を切り替える前照灯制御手段と、
    自車両の車速を取得する車速検出手段と、
    前記前方撮影手段の撮影画像と、前記前照灯制御手段が検知した前照灯の状態と、前記車速検出手段が取得した車速に基づいて、対向車がハイビームで接近する可能性を段階的に判定する判定手段とを備え、
    前記前照灯制御手段は、対向車がハイビームで接近する可能性を段階的に前記判定手段が判定した場合に、前記判定手段が判定した段階に応じたパッシング状態に前照灯を切り替えることを特徴とする通知装置。
  2. 対向車がハイビームで接近する可能性があると前記判定手段が判定した場合に外部に報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の通知装置。
  3. 自車両の前に対向車以外の先行車が存在すると前記判定手段が判定した場合、対向車がハイビームで接近する可能性があっても、前記前照灯制御手段は、前照灯をパッシング以外の状態に保持することを特徴とした請求項1に記載の通知装置。
  4. ロービームで走行している対向車があると前記判定手段が判定した場合、前記前照灯制御手段は、ハイビームの対向車がいても前照灯をパッシング以外の状態に保持することを特徴とした請求項1に記載の通知装置。
  5. 前記前照灯制御手段は、走行中のときのみ前照灯をパッシング状態に切り替えることを特徴とした請求項1に記載の通知装置。
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