JP2012171918A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 油性成分が安定に溶解しており、毛髪の感触を向上させ得る非水系の毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】 ポリアルキレングリコール、常温で液状のエステル型非イオン性界面活性剤、および常温で液状の油性成分が配合されており、水の含有量が1質量%以下であることを特徴とする毛髪化粧料により、上記課題を解決する。本発明の毛髪化粧料において、ポリアルキレングリコールの平均重合度は4〜12であることが好ましく、常温で液状の油性成分としては、アシルアミノ酸エステルが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、油性成分が安定に溶解しており、毛髪の感触を向上させ得る非水系の毛髪化粧料に関するものである。
例えば、特許文献1や特許文献2に記載されているように、従来から、多価アルコールや無機塩を含む非水系の毛髪化粧料が知られている。このような非水系の毛髪化粧料では、使用の際に水と触れることで発熱するため、毛髪化粧料中の有効成分の皮膚や毛髪への吸着性が向上するとされている。
ところが、上記のような毛髪化粧料は、発熱特性を確保する観点から、実質的には無水である程度に水の量を極力減らす必要があるため、配合可能な成分が極めて限定的であり、例えば毛髪の感触を向上させ得るのに有効な各種の成分の多くは、配合しても析出などしてしまうといった問題がある。このようなことから、上記のような発熱特性を有する毛髪化粧料では、仕上がり後の毛髪の状態改善効果には改良の余地がある。
特開昭56−77216号公報 特開平11−228332号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、油性成分が安定に溶解しており、毛髪の感触を向上させ得る非水系の毛髪化粧料を提供することにある。
上記目的を達成し得た本発明の毛髪化粧料は、ポリアルキレングリコール、常温で液状のエステル型非イオン性界面活性剤、および常温で液状の油性成分が配合されており、水の含有量が1質量%以下であることを特徴とするものである。
本発明によれば、油性成分が安定に溶解しており、毛髪の感触を向上させ得る毛髪化粧料を提供することができる。
ポリアルキレングリコールは、濡れた状態の毛髪に塗布されることで発熱し、毛髪を、例えば、ポリアルキレングリコールと共に毛髪化粧料を構成する成分が吸着し、浸透しやすい状態にする作用を有している。
常温(25℃。本明細書における「常温」について、以下同じ。)で液状の油性成分は、毛髪の感触を高める作用を有しており、ポリアルキレングリコールによって発熱した状態の毛髪に付着することで、良好に浸透して、上記の作用がより良好に発揮される。
しかしながら、ポリアルキレングリコールと常温で液状の油性成分とは、殆ど互いに溶け合わないため、上記油性成分が安定に溶解した毛髪化粧料を調製することは困難である。本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、常温で液状のエステル型非イオン性界面活性剤であれば、常温で液状の油性成分をポリアルキレングリコール中に安定に溶解させ得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の毛髪化粧料に係るポリアルキレングリコールは、濡れた状態の毛髪に毛髪化粧料を塗布した際に発熱する作用を有している。
ポリアルキレングリコールの具体例としては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどが挙げられ、その平均重合度が4以上12以下のものが好ましい。ポリアルキレングリコールには、上記例示のものを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。上記例示のポリアルキレングリコールの中でも、発熱作用がより高いことから、ポリエチレングリコールが好ましい。また、ポリアルキレングリコールの平均重合度は、発熱作用がより高いことから4以上8以下のものが好ましい。よって、ポリアルキレングリコールとしては、平均重合度が4以上8以下のポリエチレングリコールが特に好ましい。
毛髪化粧料におけるポリアルキレングリコールの配合量(毛髪化粧料の全量100質量%中の量。毛髪化粧料における各成分の配合量について、以下同じ。)は、発熱作用がより良好に発揮できるようにする観点から、44質量%以上であることが好ましい。また、毛髪化粧料におけるポリアルキレングリコールの配合量は、99.4質量%以下であることが好ましく、99質量%以下であることがより好ましい。
本発明の毛髪化粧料において、常温で液状のエステル型非イオン性界面活性剤は、毛髪の感触向上に特に有効である常温で液状の油性成分を、毛髪化粧料中に安定に溶解させるための成分である。
常温で液状のエステル型非イオン性界面活性剤としては、例えば、グリセリンモノ脂肪酸エステル(イソステアリン酸グリセリル)、ポリグリセリン脂肪酸エステル(モノオレイン酸ジグリセリル、ジオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ペンタオレイン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル)、ソルビタン脂肪酸エステル(モノラウリン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、オレイン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン)、ショ糖脂肪酸エステル(ヘキサエルカ酸スクロース、ペンタエルカ酸スクロース、ポリオレイン酸スクロース)ポリエチレングリコール脂肪酸エステル[モノラウリン酸ポリエチレングリコール(10E.O.)、モノオレイン酸ポリエチレングリコール(2E.O.)、モノオレイン酸ポリエチレングリコール(5E.O.)、モノオレイン酸ポリエチレングリコール(6E.O.)、モノオレイン酸ポリエチレングリコール(9E.O.)、モノオレイン酸ポリエチレングリコール(10E.O.)、モノオレイン酸ポリエチレングリコール(14E.O.)、ジラウリン酸ポリエチレングリコール(4E.O.)]、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル[ヤシ油脂肪酸POE(7)グリセリル、オレイン酸POE(5)グリセリル]、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル[モノヤシ油脂肪酸POE(20)ソルビタン、モノステアリン酸POE(20)ソルビタン、モノラウリン酸POE(20)ソルビタン]、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル[テトラオレイン酸POE(30)ソルビット、テトラオレイン酸POE(40)ソルビット]などが挙げられ、これらのうちの1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、常温で液状の油性成分を安定に溶解させる作用がより優れている点で、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステルがより好ましい。
上記例示の各非イオン性界面活性剤において、括弧内の「E.O.」は酸化エチレンの意味であり、「E.O.」の前の数値は、酸化エチレンの平均付加モル数を意味している。また、上記例示の各非イオン性界面活性剤において、「POE」はポリオキシエチレンの略であり、その後の括弧内の数値は、酸化エチレンの平均付加モル数を意味している(本明細書に記載の非イオン性界面活性剤について、以下同じ)。
本発明の毛髪化粧料において、常温で液状の油性成分は、毛髪の感触向上に寄与する成分である。
常温で液状の油性成分としては、例えば、エステル、高級アルコール、植物油などが好ましい。
常温で液状のエステルとしては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、カプリル酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−ヘキシルデシルなどの直鎖状飽和脂肪酸エステル;イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ネオペンタン酸2−オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸2−ヘキシルデシル、2−エチルヘキサン酸イソステアリル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、イソノナン酸イソノニル、ジメチルオクタン酸2−ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸2−オクチルドデシル、イソパルミチン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸2−オクチルドデシルなどの分岐状飽和脂肪酸エステル;オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸デシル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸2−オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、リシノール酸セチル、リシノール酸2−オクチルドデシル、エルカ酸オレイルなどの不飽和脂肪酸エステル;N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ−2−ヘキシルデシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジイソステアリル、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル、ステアロイルグルタミン酸ジオクチルドデシルなどのアシルアミノ酸エステル;などが挙げられ、これらのうちの1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
常温で液状の高級アルコールとしては、例えば、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノールなどの分岐状の飽和アルコール;オレイルアルコールなどの不飽和アルコール;などの、炭素数が12〜22の分岐状アルコールまたは不飽和アルコールが挙げられる。本発明の毛髪化粧料には、これらの高級アルコールのうちの1種のみを使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
常温で液状の植物油としては、例えば、ホホバ油、メドウフォーム油、ツバキ油、チャ実油、オリーブ油、グレープシード油、アボカド油、サフラワー油、マカデミアナッツ油、米胚芽油などが挙げられ、これらのうちの1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの油性成分の中でも、毛髪の感触向上作用がより優れている点で、常温で液状のエステルがより好ましく、常温で液状のアシルアミノ酸エステルが特に好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、非水系の毛髪化粧料であり、発熱作用が良好に発揮できるようにする観点から、水の含有量を1質量%以下とする。毛髪化粧料における水の含有量は0質量%であることが特に好ましい。
また、本発明の毛髪化粧料には、毛髪へ塗布する際の操作性を高める観点から、ポリアルキレングリコール以外の多価アルコールまたはポリオキシエチレンポリオキシプロピレン誘導体を更に配合することが好ましい。
ポリアルキレングリコール以外の多価アルコールの具体例としては、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンなどの粘稠性の多価アルコールが挙げられ、これらのうちの1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
毛髪化粧料におけるポリアルキレングリコール以外の多価アルコールの配合量は、毛髪化粧料に望まれる塗布性および発熱性を確保できるように適宜設定すればよいが、具体的には、1〜40質量%であることが好ましい。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン誘導体の具体例としては、例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンヘキシレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテルなどが挙げられ、これらのうちの1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
毛髪化粧料におけるポリオキシエチレンポリオキシプロピレン誘導体の配合量は、毛髪化粧料に望まれる塗布性および発熱性を確保できるように適宜設定すればよいが、具体的には、0.5〜2質量%であることが好ましい。
また、本発明の毛髪化粧料には、上記の各成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の非水系の化粧料に使用されている各種成分を、必要に応じて適宜配合することができる。このような成分としては、例えば、タンパク質誘導体、植物抽出物、防腐剤、香料、有機酸、低級アルコールなどが挙げられる。
タンパク質誘導体としては、例えば、ケラチンタンパク誘導体(加水分解ケラチンなど)、コラーゲンタンパク誘導体(加水分解コラーゲンなど)、シルクタンパク誘導体、大豆タンパク誘導体などが挙げられる。
植物抽出物としては、例えば、トウキセンカエキス、ビターオレンジ果皮エキス(トウヒエキス)、ショウガエキス、甘草エキスなどが挙げられる。防腐剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、フェノキシエタノール、メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。有機酸としては、例えば、クエン酸、グリコール酸、酒石酸、乳酸などが挙げられる。低級アルコールとしては、例えば、エタノール、イソプロパノール、ブタノールなどの炭素数が1以上6以下のアルコールが挙げられる。
本発明の毛髪化粧料を使用するに際しては、濡れた状態にした毛髪(例えば、シャンプーを用いて洗浄し、水で洗い流すなどした毛髪)に、適量塗布する。これにより、毛髪化粧料が付着した毛髪が発熱することで、毛髪化粧料中の各種成分が毛髪に良好に吸着し浸透して、毛髪の感触が向上する。なお、本発明の毛髪化粧料に係るポリアルキレングリコールは、発熱作用だけでなく、頭皮に付着することで頭皮のやわらかさを高める作用も有している。そのため、濡れた状態の毛髪に本発明の毛髪化粧料を塗布して、頭皮にも毛髪化粧料が付着することで、毛髪の感触が向上すると共に、頭皮のやわらかさも向上する。
本発明の毛髪化粧料を塗布した毛髪は、例えば水で洗い流し、乾燥させることで仕上げてもよいが、例えば、本発明の毛髪化粧料を毛髪(および頭皮)に塗布した後に、頭皮をマッサージすることも好ましく、これにより、頭皮のやわらかさをより高めることが可能となる。
また、本発明の毛髪化粧料の塗布前や塗布後に、公知のヘアトリートメント(ヘアリンス、ヘアコンディショナーを含む)を塗布してもよく、この場合には、本発明の毛髪化粧料による発熱作用によって、ヘアトリートメントの毛髪への吸着性が高まり、かつヘアトリートメント毛髪への浸透性が向上する。そのため、ヘアトリートメントによる毛髪の状態改善効果をより高めることが可能となる。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に述べる。ただし、下記実施例は、本発明を制限するものではない。なお、以下の表1では、毛髪化粧料全体で100%となるように各成分の配合量を%で示すが、その%はいずれも質量%であり、また、表1中ではその%の表示を省略し、配合量を表す数値のみで表示する。
実施例1〜3および比較例1〜4
実施例1〜3および比較例1〜4の毛髪化粧料を、表1に示す組成で調製した。
Figure 2012171918
なお、上記実施例で用いたポリエチレングリコールは、平均重合度が8のものである。また、表1において、毛髪化粧料におけるポリエチレングリコールの欄の「計100とする」とは、毛髪化粧料を構成するポリエチレングリコール以外の各成分の合計量に、ポリエチレングリコールの量を加えて100%となるようにしたことを意味している。更に、表1における「イソアルキル(C10−40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート」の括弧内の数値は、アルキル部分の炭素数が10〜40の混合物であることを意味している。
実施例1〜3および比較例1〜4の毛髪化粧料について、以下の経時安定性評価と、処理後の毛髪の感触の評価を行った。これらの結果を表2に示す。
<経時安定性評価>
実施例1〜3および比較例1〜4の各毛髪化粧料100mlを、それぞれ別のスクリュー管に入れ、これらのスクリュー管を45℃および−2℃に調節した恒温槽に1か月間入れた後取り出して、恒温槽に入れる前からの各毛髪化粧料の状態の変化を、目視で確認した。
<毛髪の感触向上効果評価>
同一人から採取した毛髪を10gずつ纏めて複数の毛束とし、これらの毛束を濡らした後に、実施例1〜3および比較例1〜4の毛髪化粧料各5mlを、それぞれ別の毛束に塗布してから、水洗し、乾燥させて仕上げた。仕上がり後の各毛束に係る毛髪の感触の、処理前からの変化を、専門の評価者5名が評価し、下記基準に従って点数付けした。
処理後の方がよい ・・・ 2点。
処理前後で同等 ・・・ 1点。
処理後の方が悪い ・・・ 0点。
そして、全評価者の点数を合計して、各毛髪化粧料で処理した毛髪の感触を評価した。
Figure 2012171918
表2に示す通り、適正な成分組成の実施例1〜3の毛髪化粧料は、経時安定性評価において、油性成分の析出が、45℃の場合、−2℃の場合のいずれにおいても認められず、油性成分が安定に溶解しており、また、処理後の毛髪の感触も良好である。
これに対し、非イオン性界面活性剤以外の界面活性剤を配合した比較例1〜4の毛髪化粧料では、−2℃での経時安定性評価時に油性成分の析出が生じており、油性成分の溶解状態の安定性が劣っている。しかも、比較例3、4の毛髪化粧料で毛髪を処理した結果から分かるように、界面活性剤の選択によっては、油性成分の溶解状態の安定性のみならず、毛髪の感触向上効果も低下する。

Claims (6)

  1. ポリアルキレングリコール、常温で液状のエステル型非イオン性界面活性剤、および常温で液状の油性成分が配合されており、水の含有量が1質量%以下であることを特徴とする毛髪化粧料。
  2. ポリアルキレングリコールの平均重合度が4〜12である請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. 常温で液状の油性成分が、アシルアミノ酸エステルである請求項1または2に記載の毛髪化粧料。
  4. ポリアルキレングリコールの配合量が、44質量%以上である請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  5. 常温で液状のエステル型非イオン性界面活性剤の配合量が、0.01〜0.5質量%である請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  6. 常温で液状の油性成分の配合量が、0.0001〜0.1質量%である請求項1〜5のいずれかに記載の毛髪化粧料。
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