JP2012160389A - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】射出される光束を一層高くすることが可能な光源装置を提供する。
【解決手段】一対の電極42,52を内包する管球部12と、管球部12の両側に伸びる一対の封止部14,16を有する発光管と、一対の封止部14,16のうち一方の封止部14に配設され、発光部13から射出される光を被照明領域に向けて反射するリフレクター20と、発光部13から射出される光のうち、リフレクター20に直接入射しない光のうち少なくとも一部を反射する副鏡30とを備える光源装置であって、副鏡30は、一対の電極42,52の中心から射出される光を、一対の電極の軸と垂直であり、かつ、一対の電極42,52の中心を含む平面における、一対の電極42,52の中心から離れた点に向けて反射するように構成されていることを特徴とする光源装置110。
【選択図】図2
【解決手段】一対の電極42,52を内包する管球部12と、管球部12の両側に伸びる一対の封止部14,16を有する発光管と、一対の封止部14,16のうち一方の封止部14に配設され、発光部13から射出される光を被照明領域に向けて反射するリフレクター20と、発光部13から射出される光のうち、リフレクター20に直接入射しない光のうち少なくとも一部を反射する副鏡30とを備える光源装置であって、副鏡30は、一対の電極42,52の中心から射出される光を、一対の電極の軸と垂直であり、かつ、一対の電極42,52の中心を含む平面における、一対の電極42,52の中心から離れた点に向けて反射するように構成されていることを特徴とする光源装置110。
【選択図】図2
Description
本発明は、光源装置及びプロジェクターに関する。
プロジェクターの光源装置においては、プロジェクターの明るさを向上させるために光源装置の発光管から射出される光束の利用効率を高くすることが求められている。光束の利用効率を高くするために、一対の電極間で放電発光される発光部を内包する管球部及び管球部の両側に伸びる一対の封止部を有する発光管と、一対の封止部のうち一方の封止部に配設され、発光部から射出される光を被照明領域に向けて反射するリフレクターと、発光部から射出される光のうち、前記リフレクターには直接入射しない光の一部又は全部を反射する副鏡であって、発光部の中心から射出される光を発光部の中心に向けて反射する副鏡とを備える光源装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、特許文献1記載の光源装置においては、光を発光部の中心に入射させると、発光部のプラズマによる光の吸収が発生して光源から射出される光束量が落ちてしまい、光源装置の発光管から射出される光束の利用効率を高くすることが困難であるという課題がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、発光管から射出される光束の利用効率を一層高くすることが可能な光源装置を提供することを目的とする。また、このような光源装置を備えることによって、一層明るい投写画像を投写可能なプロジェクターを提供することを目的とする。
本発明は以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本発明の光源装置は、一対の電極を内包する管球部と、前記電極間で放電発光が行われる発光部と、前記管球部の両側に伸びる一対の封止部を有する発光管と、前記一対の封止部のうち一方の封止部に配設され、前記発光部から射出される光を被照明領域に向けて反射するリフレクターと、前記発光部から射出される光のうち、前記リフレクターに直接入射しない光のうち少なくとも一部を反射する副鏡とを備える光源装置であって、前記副鏡は、前記一対の電極間の中心から射出される光を、前記一対の電極の軸と略垂直であり、かつ、前記一対の電極間の中心を含む平面における、前記一対の電極間の中心から離れた点に向けて反射するように構成されていることを特徴とする。
このため、本発明の光源装置によれば、副鏡は、一対の電極間の中心から射出される光を、一対の電極の軸と略垂直であり、かつ、一対の電極間の中心を含む平面における一対の電極間の中心から離れた点に向けて反射するように構成されているため、副鏡で反射される光のうち、発光部を透過する光の割合を減らすことができる。よって発光部を透過することによって発生するプラズマによる光の吸収を減らし、光源装置から射出される光束の低下を抑制することが可能となり、その結果、発光部から射出される光束の利用効率を一層高くすることが可能となる。
なお、副鏡は、一対の電極間の中心から射出される光の全てを一対の電極の軸と略垂直であり、かつ、一対の電極間の中心を含む平面における一対の電極間の中心から離れた点に向けて反射する必要はなく、一対の電極間の中心から射出される光の一部を一対の電極間の中心にむけて反射するような構成であってもかまわない。
[適用例2]本発明の光源装置においては、前記副鏡は、前記一対の封止部のうち他方の封止部に配設され、前記発光部から被照明領域側に射出される光を反射することが好ましい。
本発明は、このように副鏡を配設することにより、より好適な光源装置とすることができる。
[適用例3]本発明の光源装置においては、前記発光管は、前記一対の封止部の軸が前記一対の電極間の中心を通過するように構成され、前記副鏡の反射面である副鏡反射面は、前記一対の封止部の軸から所定の距離だけ離れた軸を回転対称軸とする回転対称形状を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、一対の電極間の中心から射出される光は、副鏡によって一対の封止部の軸と略垂直であり、かつ、一対の電極間の中心を含む平面における一対の電極間の中心から離れた点に向けて反射するので、光源装置から射出される光束の低下を抑制することが可能となる。
なお、「一対の封止部の軸」とは、一対の封止部が伸びる方向に沿い、一対の封止部の略中央を通過する仮想の直線のことをいう。また、「一対の封止部の軸が一対の電極間の中心を通過する」とは、一対の封止部の軸が一対の電極間の中心を正確に通過する場合のみを指すのではなく、一対の軸が一対の電極間の中心を実質的に通過しているとみなせる場合も含む。以下においても同様である。
回転対称形状を有する副鏡反射面としては、例えば、球面の一部からなる反射面(球面反射面)を有する副鏡反射面を好適に用いることができる。
[適用例4]本発明の光源装置においては、前記所定の距離は、0.05mm〜0.25mmの範囲内にあることが好ましい。
所定の距離を0.05mm〜0.25mmの範囲内にしたのは、当該所定の距離が0.05mm以上である場合には、副鏡で反射される光のうち、発光部を透過する光を減らし光源から射出される光束の低下を十分に抑制することが可能となるからであり、所定の距離が0.25mm以下である場合には、光源装置が射出する光の利用効率を落とさずに射出される光束をより一層高くすることが可能となるからである。
なお、発光部のプラズマによる光の吸収の発生を避けて光源から射出される光束量の低下を十分に抑制するという観点からは、所定の距離は、0.10mm以上であることがさらに好ましい。
また、光源装置が射出する光の利用効率を落とさずに射出される光束をより一層高くするという観点からは、所定の距離は、0.20mm以下であることがさらに好ましい。
また、光源装置が射出する光の利用効率を落とさずに射出される光束をより一層高くするという観点からは、所定の距離は、0.20mm以下であることがさらに好ましい。
[適用例5]本発明の光源装置においては、前記副鏡の反射面である副鏡反射面は、回転非対称形状を有することが好ましい。
このような構成とすることによっても、上記と同様に発光部のプラズマによる光の吸収の発生を避けて光源装置から射出される光束の低下を抑制することが可能となる。
なお、「回転非対称形状」とは、全体として回転非対称形状であればよく、部分的に回転対称形状を有していてもよい。
[適用例6]本発明の光源装置においては、前記副鏡反射面は、前記一対の電極の軸から所定の距離だけ離れた軸を回転対称軸とする球面反射面の一部を複数組み合わせた形状を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、複数の部分球面反射面で反射した光が一対の電極間の中心から離れる方向はそれぞれ異なるので、副鏡で反射した光のうち一対の電極間の中心を通る光をさらに少なくすることができる。よって光源装置から射出される光束の低下を一層抑制することが可能となる。
[適用例7]本発明のプロジェクターは、本発明の光源装置を備える照明装置と、前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置からの光を投写する投写光学系とを備えることを特徴とする。
本発明のプロジェクターによれば、射出される光束を一層高くすることが可能な本発明の光源装置を備えるため、一層明るい投写画像を投写可能となる。
以下、本発明の光源装置及びプロジェクターについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を示す平面図である。なお、図1においては、光源装置110については断面図として表示している。
図2は、実施形態1に係る光源装置110を説明するために示す図である。図2(a)は光源装置110を側面から見た断面図であり、図2(b)は光源装置110の基準平面S(後述)における断面図である。なお、図2(b)は、図2(a)よりも拡大して表示している。図2(a)において符号Sで示すのは、「一対の封止部14,16の軸(実施形態1においては照明光軸100axと一致)と垂直であり、かつ、発光部13の中心c1を含む平面」である基準平面Sの位置である。また、図2(b)において符号Lで示す矢印は、発光部13の中心c1から射出される光の軌道を例示するものである。
図1は、実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を示す平面図である。なお、図1においては、光源装置110については断面図として表示している。
図2は、実施形態1に係る光源装置110を説明するために示す図である。図2(a)は光源装置110を側面から見た断面図であり、図2(b)は光源装置110の基準平面S(後述)における断面図である。なお、図2(b)は、図2(a)よりも拡大して表示している。図2(a)において符号Sで示すのは、「一対の封止部14,16の軸(実施形態1においては照明光軸100axと一致)と垂直であり、かつ、発光部13の中心c1を含む平面」である基準平面Sの位置である。また、図2(b)において符号Lで示す矢印は、発光部13の中心c1から射出される光の軌道を例示するものである。
なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz軸方向(図1における照明光軸100ax方向)、x軸方向(図1における紙面に平行かつz軸に垂直な方向)及びy軸方向(図1における紙面に垂直かつz軸に垂直な方向)とする。また、図1に示したx軸、y軸及びz軸それぞれを示す矢印が指す方向をその軸の順方向とし、順方向と逆の方向をその軸の逆方向とする。
実施形態1に係るプロジェクター1000は、図1に示すように、照明装置100と、色分離導光光学系200と、光変調装置としての3つの液晶光変調装置400R,400G,400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投写光学系600とを備える。
照明装置100は、光源装置110と、凹レンズ80と、レンズインテグレーター光学系90とを備える。照明装置100は、照明光として赤色光、緑色光及び青色光を含む光(つまり、白色光として用いることができる光)を、照明光軸100axに沿うように射出する。
照明装置100は、光源装置110と、凹レンズ80と、レンズインテグレーター光学系90とを備える。照明装置100は、照明光として赤色光、緑色光及び青色光を含む光(つまり、白色光として用いることができる光)を、照明光軸100axに沿うように射出する。
光源装置110は、図1及び図2(a)に示すように、発光管10と、リフレクター20と、副鏡30とを備える。光源装置110は、照明光軸100axを中心軸とする集束光を被照明領域側に射出する。
発光管10は、発光部13を内包する管球部12、管球部12の両側に伸びる一対の封止部14,16、照明光軸100axに沿って配置された一対の電極42,52、一対の封止部14,16内にそれぞれ封止された一対の金属箔44,54及び一対の金属箔44,54にそれぞれ電気的に接続された一対のリード線46,56を有する。発光管10としては、高輝度発光する種々の発光管を採用でき、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を採用できる。発光部13は、後述する反射面24の第1焦点近傍に位置している。図2において符号c1で示すのは、一対の電極42,52間の中心であり、すなわち発光部13の中心である。発光管10は、一対の封止部14,16の軸が発光部13の中心c1を通過するように構成されている。
発光管10の構成要素の条件等を例示的に示すと、管球部12及び封止部14,16は、例えば石英ガラスからなり、管球部12内には、水銀、希ガス及び少量のハロゲンが封入されている。電極42,52は、例えばタングステン電極であり、金属箔44,54は、例えばモリブデン箔である。リード線46,56は、例えばモリブデン又はタングステンから構成されている。
リフレクター20は、一対の封止部14,16のうち一方の封止部である第1封止部14に配設され、発光部13から射出される光を被照明領域に向けて反射する。リフレクター20は、図2(a)に示すように、発光管10の第1封止部14を挿通・固定するための開口部22と、光を被照明領域側へ向けて反射する反射面24とを有する。反射面24は楕円面であり、第1焦点近傍に位置している発光部13から射出される光を被照明領域側の第2焦点近傍に集まる集束光として反射する。リフレクター20は、開口部22に充填されたセメントなどの無機系接着剤によって第1封止部14に配設されている。
反射面24を構成する基材の材料としては、例えば、結晶化ガラスやアルミナ(Al2O3)などを好適に用いることができる。反射面24の内面には、例えば、酸化チタン(TiO2)と酸化シリコン(SiO2)との誘電体多層膜からなる可視光反射層が形成されている。
副鏡30は、一対の封止部14,16のうち一方の封止部とは異なる他方の封止部である第2封止部16に配設され、発光部13から射出される光のうち、リフレクター20には直接入射しない光(発光部13から被照明領域側に射出される光)の一部を反射する。副鏡30は、図2(a)に示すように、発光管10の第2封止部16を挿通・固定するための開口部32と、発光部13から射出された光を発光部13へ向けて反射する副鏡反射面34とを有する。副鏡30は、開口部32に充填されたセメントなどの無機系接着剤によって第2封止部16に配設されている。
副鏡30は、図2(b)に示すように、発光部13の中心c1から射出される光を、基準平面Sにおける発光部13の中心(一対の電極42,52の中心)c1から離れた点e1に向けて反射するように構成されている。
副鏡反射面34は、一対の封止部14,16の軸から所定の距離d1だけy軸逆方向側に離れた軸を回転対称軸とする回転対称形状を有する。副鏡反射面34は、図2に示すように、球面の一部からなる反射面(球面反射面)を有する副鏡反射面である。所定の距離d1は0.15mmであり、この場合、所定の距離d1は0.05mm〜0.25mmの範囲内にある。
なお、図2(b)において符号c2で示すのは、副鏡反射面34の回転対称軸と基準平面Sとの交点である。点eは副鏡反射面34で反射した光が集光する点で、点c1と点e1との距離は距離d1の2倍となる。
副鏡反射面34は、一対の封止部14,16の軸から所定の距離d1だけy軸逆方向側に離れた軸を回転対称軸とする回転対称形状を有する。副鏡反射面34は、図2に示すように、球面の一部からなる反射面(球面反射面)を有する副鏡反射面である。所定の距離d1は0.15mmであり、この場合、所定の距離d1は0.05mm〜0.25mmの範囲内にある。
なお、図2(b)において符号c2で示すのは、副鏡反射面34の回転対称軸と基準平面Sとの交点である。点eは副鏡反射面34で反射した光が集光する点で、点c1と点e1との距離は距離d1の2倍となる。
副鏡反射面34を構成する基材の材料としては、例えば、結晶化ガラスやアルミナ(Al2O3)などを好適に用いることができる。副鏡反射面34の内面には、例えば、酸化チタン(TiO2)と酸化シリコン(SiO2)との誘電体多層膜からなる可視光反射層が形成されている。
凹レンズ80は、光源装置110からの集束光を略平行光として射出する。凹レンズ80は、図1に示すように、リフレクター20の被照明領域側に配置されている。そして、リフレクター20からの光をレンズインテグレーター光学系90に向けて射出するように構成されている。
レンズインテグレーター光学系90は、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140及び重畳レンズ150を備える。レンズインテグレーター光学系90は、光変調装置に入射する光の面内光強度分布を均一化する光均一化光学系である。
なお、レンズインテグレーター光学系の代わりに他の光均一化光学系、例えば、インテグレーターロッドを備えるロッドインテグレーター光学系等を用いることもできる。
なお、レンズインテグレーター光学系の代わりに他の光均一化光学系、例えば、インテグレーターロッドを備えるロッドインテグレーター光学系等を用いることもできる。
第1レンズアレイ120は、図1に示すように、凹レンズ80からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する。第1レンズアレイ120は、光源装置110からの光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、複数の第1小レンズ122が照明光軸100axと直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。図示による説明は省略するが、第1小レンズ122の外形形状は、液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域の外形形状に関して略相似形である。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120における複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、各第1小レンズ122の像を液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。第2レンズアレイ130は、複数の第2小レンズ132が照明光軸100axに直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光からなる光として射出する偏光変換素子である。
偏光変換素子140は、光源装置110からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
偏光変換素子140は、光源装置110からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を集光して液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。重畳レンズ150は、重畳レンズ150の光軸と照明光軸100axとが略一致するように配置されている。なお、重畳レンズ150は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220、反射ミラー230,240,250及びリレーレンズ260,270を備える。色分離導光光学系200は、照明装置100からの光を赤色光、緑色光及び青色光に分離するとともに、赤色光、緑色光及び青色光をそれぞれ照明対象となる液晶光変調装置400R,400G,400Bに導光する機能を有する。
色分離導光光学系200と、液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、集光レンズ300R,300G,300Bが配置されている。
色分離導光光学系200と、液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、集光レンズ300R,300G,300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー210,220は、基板上に、所定の波長領域の光を反射して、他の波長領域の光を通過させる波長選択透過膜が形成されている。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を反射して、緑色光及び青色光成分を通過させる。
ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させる。
ダイクロイックミラー210は、赤色光成分を反射して、緑色光及び青色光成分を通過させる。
ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させる。
ダイクロイックミラー210で反射された赤色光は、反射ミラー230で反射され、集光レンズ300Rを通過して赤色光用の液晶光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー210を青色光とともに通過した緑色光は、ダイクロイックミラー220で反射され、集光レンズ300Gを通過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー220を通過した青色光は、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250、集光レンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を通過した青色光成分を液晶光変調装置400Bまで導く機能を有する。
ダイクロイックミラー210を青色光とともに通過した緑色光は、ダイクロイックミラー220で反射され、集光レンズ300Gを通過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー220を通過した青色光は、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250、集光レンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を通過した青色光成分を液晶光変調装置400Bまで導く機能を有する。
なお、青色光の光路にこのようなリレーレンズ260,270が設けられているのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光利用効率の低下を防止するためである。実施形態1に係るプロジェクター1000においては、青色光の光路の長さが長いのでこのような構成をとったが、赤色光の光路の長さを長くして、リレーレンズ及び反射ミラーを赤色光の光路に用いる構成も考えられる。
液晶光変調装置400R,400G,400Bは、照明装置100からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置であり、入射された色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものである。なお、図示を省略したが、集光レンズ300R,300G,300Bと液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が介在配置され、液晶光変調装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が介在配置されている。これら入射側偏光板、各液晶光変調装置及び射出側偏光板によって、入射された各色光の光変調が行われる。
各液晶光変調装置は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入した透過型の液晶光変調装置であり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
各液晶光変調装置は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入した透過型の液晶光変調装置であり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
次に、実施形態1に係る光源装置110及びプロジェクター1000の効果を説明する。
実施形態1に係る光源装置110によれば、副鏡30は、発光部13の中心c1から射出される光を、基準平面Sにおける発光部13の中心c1から離れた点e1に向けて反射するように構成されているため、副鏡30で反射した光のうち発光部13を透過せずに、リフレクター20に入射する光の割合が増加するので、発光部13のプラズマによって発生する光の吸収を避けて光源装置110から射出される光束の低下の抑制が可能となる。よって、発光部13から射出される光束の利用効率を一層高くすることができる。
また、実施形態1に係る光源装置110によれば、発光管10は、一対の封止部14,16の軸が発光部13の中心c1を通過するように構成され、副鏡30の反射面である副鏡反射面34は、一対の封止部14,16の軸から所定の距離d1だけ離れた軸を回転対称軸とする回転対称形状を有するため、副鏡30で反射した光のうち発光部13を透過せずに、リフレクター20に入射する光の割合が増加するので、発光部13のプラズマによって発生する光の吸収を避けて光源装置から射出される光束の低下を抑制できる。
また、実施形態1に係る光源装置110によれば、所定の距離d1は、0.05mm〜0.25mmの範囲内にあるため、副鏡30で反射した光のうち発光部13を透過せずに、リフレクター20に入射する光の割合が増加するので、光源装置110から射出される光束の低下を十分に抑制することが可能となるとともに光源装置110から射出される光束のプロジェクター1000における利用効率の低下も小さいので、プロジェクター1000の明るさをより一層高くすることが可能となる。
実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、発光部30から射出される光束の利用効率を一層高くすることが可能な光源装置110を備えるため、一層明るい投写画像を投写可能となる。
[試験例]
図3は、プロジェクター1000の明るさの変化を示すグラフである。図3においては、縦軸は所定の距離が0であるときを100%としたときの明るさの相対値又は光利用効率の相対値を示し、横軸は所定の距離を示す。
図3は、プロジェクター1000の明るさの変化を示すグラフである。図3においては、縦軸は所定の距離が0であるときを100%としたときの明るさの相対値又は光利用効率の相対値を示し、横軸は所定の距離を示す。
試験例として、プロジェクター1000について、所定の距離が変化した場合にプロジェクターとしての明るさがどのように変化するのかについてのシミュレーションを行った。
図3において符号Aで示すのは、プロジェクター1000における光源装置100から射出される光束の相対値である。
また、符号Bで示すのは、プロジェクター1000が光源装置100からの光を利用できる効率である光利用効率の相対値である。
さらに、符号Cで示すのは、プロジェクター1000の明るさの相対値である。
また、符号Bで示すのは、プロジェクター1000が光源装置100からの光を利用できる効率である光利用効率の相対値である。
さらに、符号Cで示すのは、プロジェクター1000の明るさの相対値である。
まず、図3におけるAに示すように、所定の距離が大きくなるほど光源装置110から射出される光束が高くなることがわかった。これは、所定の距離が大きいほど、副鏡30で反射した光が発光部13を透過せずに、リフレクター20に入射する割合が増えるので、発光部13のプラズマによる光の吸収の発生を避けて光源装置110から射出される光束の低下を抑制する効果が大きくなるためであると考えられる。
一方、図3におけるBに示すように、所定の距離が大きくなるほどプロジェクター1000の光利用効率が低くなることがわかった。これは、副鏡が反射する光が結像する点は所定の距離が大きくなるほど発光部の中心と離れ、発光部の像が2つの像に分かれていくので、第1レンズアレイ120の第1小レンズ122に入らなくなることにより、プロジェクター1000における光源装置110が射出する光束の利用効率が落ちるためであると考えられる。
一方、図3におけるBに示すように、所定の距離が大きくなるほどプロジェクター1000の光利用効率が低くなることがわかった。これは、副鏡が反射する光が結像する点は所定の距離が大きくなるほど発光部の中心と離れ、発光部の像が2つの像に分かれていくので、第1レンズアレイ120の第1小レンズ122に入らなくなることにより、プロジェクター1000における光源装置110が射出する光束の利用効率が落ちるためであると考えられる。
結果として、図3におけるCに示すように、試験例に係るプロジェクター1000においては、所定の距離が0mmより大きく、0.28mm以下である範囲内にあるときには、従来の光源装置を備えるプロジェクターと比較して、明るい投写画像を投写可能であることがわかった。また、所定の距離が0.05mm〜0.025mmの範囲内にあることが好ましく、0.10mm〜0.20mmの範囲内にあることがさらに好ましいこともわかった。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係る光源装置111を説明するために示す図である。図4(a)は光源装置111の基準平面Sにおける断面図であり、図4(b)〜図4(e)は副鏡30aにおける副鏡反射面34a〜34hを説明するために示す図である。なお、図4において符号c3で示すのは、副鏡反射面34a,34dの回転対称軸と基準平面Sとの交点であり、符号c4で示すのは、副鏡反射面34c,34fの回転対称軸と基準平面Sとの交点であり、符号c5で示すのは、副鏡反射面34e,34hの回転対称軸と基準平面Sとの交点であり、符号c6で示すのは、副鏡反射面34b,34gの回転対称軸と基準平面Sとの交点である。
図4は、実施形態2に係る光源装置111を説明するために示す図である。図4(a)は光源装置111の基準平面Sにおける断面図であり、図4(b)〜図4(e)は副鏡30aにおける副鏡反射面34a〜34hを説明するために示す図である。なお、図4において符号c3で示すのは、副鏡反射面34a,34dの回転対称軸と基準平面Sとの交点であり、符号c4で示すのは、副鏡反射面34c,34fの回転対称軸と基準平面Sとの交点であり、符号c5で示すのは、副鏡反射面34e,34hの回転対称軸と基準平面Sとの交点であり、符号c6で示すのは、副鏡反射面34b,34gの回転対称軸と基準平面Sとの交点である。
実施形態2に係る光源装置111は、基本的には実施形態1に係る光源装置110と同様の構成を有するが、副鏡の構成が実施形態1に係る光源装置110の場合とは異なる。すなわち、実施形態2に係る光源装置111においては、図4(a)に示すように、副鏡30bは、回転非対称形状の一種である「部分球面反射面を複数組み合わせた形状」を有する副鏡反射面を有する。以下、副鏡30bについて具体的に説明する。
実施形態2における副鏡30bは、基本的には実施形態1における副鏡30と同様の構成を有するが、副鏡反射面の構成が実施形態1における副鏡30とは異なる。副鏡30bの副鏡反射面は、8つの部分球面反射面(部分球面反射面34a〜34h)を組み合わせた形状を有する。
部分球面反射面34a,34dは、図4(b)に示すように、一対の電極42,52の軸から所定の距離d2だけy軸逆方向側に離れた軸を回転対称軸とする(c3参照。)球面反射面の一部である。
部分球面反射面34c,34fは、図4(c)に示すように、一対の電極42,52の軸から所定の距離d3だけx軸順方向側に離れた軸を回転対称軸とする(c4参照。)球面反射面の一部である。
部分球面反射面34e,34hは、図4(d)に示すように、一対の電極42,52の軸から所定の距離d4だけy軸順方向側に離れた軸を回転対称軸とする(c5参照。)球面反射面の一部である。
部分球面反射面34b,34gは、図4(e)に示すように、一対の電極42,52の軸から所定の距離d5だけx軸逆方向側に離れた軸を回転対称軸とする(c6参照。)球面反射面の一部である。
なお、d2〜d5は、それぞれ0.15mmである。
部分球面反射面34c,34fは、図4(c)に示すように、一対の電極42,52の軸から所定の距離d3だけx軸順方向側に離れた軸を回転対称軸とする(c4参照。)球面反射面の一部である。
部分球面反射面34e,34hは、図4(d)に示すように、一対の電極42,52の軸から所定の距離d4だけy軸順方向側に離れた軸を回転対称軸とする(c5参照。)球面反射面の一部である。
部分球面反射面34b,34gは、図4(e)に示すように、一対の電極42,52の軸から所定の距離d5だけx軸逆方向側に離れた軸を回転対称軸とする(c6参照。)球面反射面の一部である。
なお、d2〜d5は、それぞれ0.15mmである。
上記のように実施形態2に係る光源装置111によれば、副鏡反射面34は、部分球面反射面を複数組み合わせた形状を有する。複数の部分球面反射面34a〜34hで反射した光の発光部13の中心c1から離れる方向は各部分球面反射面34a〜34hでそれぞれ異なり、発光部13の中心c1から射出される光は、基準平面Sにおける発光部13の中心c1から離れた点e3〜e6に向けて反射する。よって副鏡30で反射した光のうち発光部13を透過せずに、リフレクター20に入射する光の割合がさらに増え、発光部のプラズマによる光の吸収の発生をさらに少なくすることができる。その結果光源から射出される光束の低下を一層抑制することが可能となる。
また、実施形態2に係る光源装置111によれば、一対の電極42,52の軸は発光部13の中心c1を通過し、副鏡30の反射面である副鏡反射面は、回転非対称形状を有するため、このような構成とすることによっても、実施形態1と同様に光源装置111から射出される光束の低下を抑制することが可能となる。
なお、実施形態2に係る光源装置111は、副鏡の構成以外の点においては、実施形態1に係る光源装置110と同様の構成を有するため、実施形態1に係る光源装置110が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
以上、本発明を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態において記載した各構成要素の寸法、個数、材質及び形状は例示であり、本発明の効果を損なわない範囲において変更することが可能である。
(2)上記実施形態1においては、副鏡反射面34の回転対称軸が、一対の封止部14,16の軸から所定の距離だけy軸逆方向側に離れて配置されている副鏡を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。図5は、変形例1に係る光源装置112の基準平面Sにおける断面図である。例えば、図5に示すように、副鏡反射面の回転対称軸が、一対の封止部の軸から所定の距離だけy軸順方向側に離れて配置されている副鏡を用いてもよい。また、副鏡反射面の回転対称軸が、一対の封止部の軸から所定の距離だけx軸方向側に離れて配置されている副鏡を用いてもよい。
(3)上記実施形態2においては、8つの部分球面反射面34a〜34hを組み合わせた形状を有する副鏡反射面を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。図6は、変形例2に係る光源装置113の基準平面Sにおける断面図である。図7は、変形例3に係る光源装置114の基準平面Sにおける断面図である。例えば、図6及び図7に示すように、2つの部分球面反射面を組み合わせた形状を有する副鏡反射面を用いてもよい。また、8つ又は2つ以外の個数の部分球面反射面を組み合わせた形状を有する副鏡反射面を用いてもよい。
(4)上記実施形態2においては、部分球面反射面34a〜34hを組み合わせた形状を有する副鏡反射面を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。図8は、変形例4に係る光源装置115の基準平面Sにおける断面図である。図9は、変形例5に係る光源装置116の基準平面Sにおける断面図である。例えば、図8及び図9に示すように、基準平面から見たときにいわゆるオーバル型の形状や楕円形状を有する副鏡反射面を用いてもよい。また、その他の回転非対称形状を有する副鏡反射面を用いてもよい。
(5)上記各実施形態においては、反射面が楕円面からなるリフレクターを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反射面が放物面からなるリフレクターを用いてもよい。この場合、リフレクターから平行光を射出することが可能であるため、実施形態1における凹レンズ80に該当する光学要素は備えなくてもよい。
(6)上記各実施形態においては、透過型のプロジェクターを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反射型のプロジェクターを用いてもよい。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶光変調装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型の液晶光変調装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクターにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクターと同様の効果を得ることができる。
(7)上記各実施形態においては、プロジェクターの光変調装置として液晶光変調装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。光変調装置としては、一般に、画像情報に応じて入射光を変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置等を用いてもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(8)上記各実施形態においては、3つの液晶光変調装置を用いたプロジェクターを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。1つ、2つ又は4つ以上の液晶光変調装置を用いたプロジェクターにも適用可能である。
(9)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクターに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクターに適用する場合にも可能である。
(10)上記各実施形態においては、本発明の光源装置をプロジェクターに適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の光源装置を他の光学機器(例えば、光ディスク装置、自動車のヘッドランプ、照明機器等。)に適用することもできる。
10…発光管、12…管球部、13…発光部、14…第1封止部、16…第2封止部、20…リフレクター、22…(リフレクターの)開口部、24…反射面、30,30b,30c,30d,30e,30f,30g…副鏡、32…(副鏡の)開口部、34,34i,34n,34o…副鏡反射面、34a,34b,34c,34d,34e,34f,34g,34h,34j,34k,34l,34m…部分球面反射面、42,52…電極、44,54…金属箔、46,56…リード線、80…凹レンズ、90…レンズインテグレーター光学系、100…照明装置、100ax…照明光軸、110…光源装置、120…第1レンズアレイ、122…第1小レンズ、130…第2レンズアレイ、132…第2小レンズ、140…偏光変換素子、150…重畳レンズ、200…色分離導光光学系、210,220…ダイクロイックミラー、230,240,250…反射ミラー、260,270…リレーレンズ、300R,300G,300B…集光レンズ、400R,400G,400B…液晶光変調装置、500…クロスダイクロイックプリズム、600…投写光学系、1000…プロジェクター、SCR…スクリーン、c1…発光部の中心(一対の電極間の中心)、c2,c3,c4,c5,c6,c7,c8,c9,c10,c11…副鏡反射面の回転対称軸と基準平面との交点、d1,d2,d3,d4,d5…所定の距離
Claims (7)
- 一対の電極を内包する管球部と、前記電極間で放電発光が行われる発光部と、前記管球部の両側に伸びる一対の封止部を有する発光管と、
前記一対の封止部のうち一方の封止部に配設され、前記発光部から射出される光を被照明領域に向けて反射するリフレクターと、
前記発光部から射出される光のうち、前記リフレクターに直接入射しない光のうち少なくとも一部を反射する副鏡とを備える光源装置であって、
前記副鏡は、前記一対の電極間の中心から射出される光を、前記一対の電極の軸と略垂直であり、かつ、前記一対の電極間の中心を含む平面における、前記一対の電極間の中心から離れた点に向けて反射するように構成されていることを特徴とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置において、
前記副鏡は、前記一対の封止部のうち他方の封止部に配設され、前記発光部から被照明領域側に射出される光を反射することを特徴とする光源装置。 - 請求項2に記載の光源装置において、
前記発光管は、前記一対の封止部の軸が前記一対の電極間の中心を通過するように構成され、
前記副鏡の反射面である副鏡反射面は、前記一対の封止部の軸から所定の距離だけ離れた軸を回転対称軸とする回転対称形状を有することを特徴とする光源装置。 - 請求項3に記載の光源装置において、
前記所定の距離は、0.05mm〜0.25mmの範囲内にあることを特徴とする光源装置。 - 請求項2に記載の光源装置において、
前記副鏡の反射面である副鏡反射面は、回転非対称形状を有することを特徴とする光源装置。 - 請求項5に記載の光源装置において、
前記副鏡反射面は、前記一対の電極の軸から所定の距離だけ離れた軸を回転対称軸とする球面反射面の一部を複数組み合わせた形状を有することを特徴とする光源装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の光源装置を備える照明装置と、
前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
前記光変調装置からの光を投写する投写光学系とを備えることを特徴とするプロジェクター。
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