JP2012150557A - 運転マナー啓発装置、システム、及びプログラム - Google Patents

運転マナー啓発装置、システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】運転マナー向上への動機付けを高める。
【解決手段】運転マナー啓発装置10において、運転状況検出センサ12の検出値及び外向きカメラ14で撮像された撮像画像に基づいて、自車両の運転状況を認識して運転状況記憶部24に記憶し、外向きカメラ14で撮像された撮像画像及びマイク16で集音された音声情報に基づいて、運転マナーを評価する他者の挙動を示す運転評価情報を取得し、記憶された自車両の運転状況と取得された運転評価情報とを照合して、自車両宛と判断された運転評価情報に基づくサーバ送信用情報を運転マナー啓発管理サーバ80へ送信する。運転マナー啓発管理サーバ80では、評価車両と被評価車両間の評価回数に基づいて評価の正当性を判断して、運転評価情報に応じたポイントを算出し、運転マナー啓発装置10に送信する。運転マナー啓発装置は、受信したポイント情報を表示装置18に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転マナー啓発装置、システム、及びプログラムに関する。
従来、運転者の安全運転行為を評価して安全運転意識を向上させる安全運転度記録装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の安全運転度記録装置では、車両の運転状況を検出して記録し、記録した車両の運転状況に基づいて運転者の安全運転行為を判定し、その判定結果に基づいて運転者の安全運転度を評価し、評価結果の安全運転度を記録している。
また、自車両の運転評価と他車両の運転評価とを対比して、順位化および得点化して出力する運転評価装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2の運転評価装置では、自車両が予め定められた運転評価実行エリア内に進入したときに、当該自車両または当該自車両の運転者から運転評価用データを取得して当該自車両の運転評価を実施し、同一の運転評価実行エリアにおける他車両の運転評価結果を無線取得して、自車両の運転評価結果を、取得した他車両の運転評価結果と対比している。
また、被保険者の安全運転の度合いにより自動車保険の保険料を決定する運転評価装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3の運転評価装置では、演算部が、位置情報取得部から得た位置情報、地図情報・交通規制情報取得部から得た地図情報・交通規制情報、走行状態情報取得部が各センサから得た走行状態情報から、一定時間ごとに走行距離を算出して記憶部の延べ走行距離データを更新し、上記各部の情報から、交通法規の遵守程度や安全運転の度合いをあらかじめ定めた安全運転判定基準と照合して演算を行い運転評価結果を算出して記憶部に記録している。保険会社または代理人はこの記録を分析して次回からの保険料率に反映する。
また、携帯端末がマナー操作を行った位置、マナー操作の設定内容からなるマナー操作情報を、ネットワークを介して、マナー操作を管理するマナー操作ポイント付与サーバに通知し、予め定めたマナー操作に対する特典付与の方法に則し、マナー操作に対するポイントを付与する得点付与方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。また、携帯電話ネッワ−ク事業者は、予め映画館などのサービス提供業者と契約し、マナー操作を行ったユーザに取得ポイントに応じた特典を還元する。
特開2002−225586号公報 特開2008−186045号公報 特開2002−183456号公報 特開2005−130410号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載の発明では、自車両の運転評価を、自車両の運転状況に基づいてシステムが機械的に判断しており、他者によるソーシャルな運転マナー評価が考慮されていない。運転マナーは他者との関係が不可欠であるため、自車両の運転状況から機械的に判断しただけでは、実際の運転マナーに関する行動が適切に評価されていない可能性があり、運転マナーに対する評価がドライバにとって納得性の低いものとなり、運転マナー向上への動機付けを高めることができない、という問題がある。
また、特許文献4に記載の発明では、携帯端末におけるマナー操作を対象としているが、これは機器が直接的に検出可能なイベントを対象としているため、運転マナーの評価には適用することができない、という問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、運転マナー向上への動機付けを高めることができる運転マナー啓発装置、システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の運転マナー啓発装置は、自車両の運転状況を検出する検出手段と、運転マナーを評価する他者の挙動を示す運転評価情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された運転評価情報が示す評価が行われた際に前記検出手段により検出された自車両の運転状況と、予め定めた運転マナーを示す運転状況とを比較して、前記取得手段により取得した運転評価情報が示す評価が自車両への評価か否かを判定する判定手段と、前記判定手段により自車両への評価であると判定された運転評価情報を運転マナー啓発管理装置に送信すると共に、前記運転マナー啓発管理装置により付与されて送信された前記運転評価情報に応じたポイントを示すポイント情報を受信する管理装置間送受信手段と、前記管理装置間送受信手段により受信したポイント情報を提示する提示手段と、を含んで構成されている。
本発明の運転マナー啓発装置によれば、検出手段が、自車両の運転状況を検出し、取得手段が、運転マナーを評価する他者の挙動を示す運転評価情報を取得する。そして、判定手段が、取得手段により取得された運転評価情報が示す評価が行われた際に検出手段により検出された自車両の運転状況と、予め定めた運転マナーを示す運転状況とを比較して、取得手段により取得した運転評価情報が示す評価が自車両への評価か否かを判定し、管理装置間送受信手段が、判定手段により自車両への評価であると判定された運転評価情報を運転マナー啓発管理装置に送信する。運転マナー啓発管理装置において、運転評価情報に応じたポイントが付与されて、ポイントを示すポイント情報が送信されると、管理装置間送受信手段が、このポイント情報を受信し、提示手段が、管理装置間送受信手段により受信したポイント情報を提示する。
このように、機械的に判断した運転状況だけではなく、運転マナーを評価する他者の挙動が対象となってポイントが付与されるため、ドライバにとって納得性が高くなり、運転マナー向上への動機付けを高めることができる。
また、前記取得手段は、前記運転マナーを評価する他者の挙動を示す他車両のハザードの点滅及び他者の挙手の少なくとも一方を、前記自車両周辺を撮像した周辺画像から抽出するか、または前記運転マナーを評価する他者の挙動を示すホーン音を、前記自車両周辺の音声を集音した音声情報から抽出するかの少なくとも一方の処理により、前記運転評価情報を取得することができる。このようなソーシャルな運転マナーの評価を対象とすることで、ドライバの納得性をより向上させることができ、また、評価する側、及び評価される側のいずれにも負担を強いることがない。
また、前記取得手段は、他車両から送信された運転評価情報を受信することにより、前記運転評価情報を取得することもできる。この場合において、前記運転評価情報は、前記評価の対象となった被評価車両を識別するための被評価車両情報を含み、前記判定手段は、前記取得手段により取得した運転評価情報から、前記運転評価情報に含まれる被評価車両情報が自車両を示す運転評価情報を抽出し、抽出された運転評価情報が示す評価が行われた際に前記検出手段により検出された自車両の運転状況と、前記予め定めた運転マナーを示す運転状況とを比較して、抽出された運転評価情報が示す評価が自車両への評価か否かを判定することができる。これにより、取得した運転評価情報が自車両宛か否かの妥当性の判断の精度を向上させることができる。
また、前記運転評価情報は、前記評価を行った位置を示す位置情報を含み、前記提示手段は、前記位置情報が示す位置を前記ポイント情報と共に提示することができる。これにより、どの運転マナーが評価されたかを、ドライバが理解し易くなる。
また、本発明の運転マナー啓発装置は、自車両周辺を撮像する第1の撮像手段と、前記自車両のドライバを撮像する第2の撮像手段と、前記第2の撮像手段で撮像されたドライバ画像に基づいて該ドライバの視線方向を検出し、該視線方向と前記第1の撮像手段で撮像された周辺画像とに基づいて、評価の対象となる被評価車両を特定し、該被評価車両を識別するための被評価車両情報を前記周辺画像から抽出する被評価車両抽出手段と、他車両の運転マナーへの評価を示すと共に、前記被評価車両抽出手段により抽出された被評価車両情報を含む運転評価情報を生成する運転評価生成手段と、前記運転評価生成手段により生成された運転評価情報を周辺車両へ送信する周辺車両間送信手段と、を含んで構成することができる。これにより、評価車両側のドライバに負担をかけることなく、運転評価情報に被評価車両情報を含めることができる。
また、本発明の運転マナー啓発システムは、上記の運転マナー啓発装置と、前記管理装置間送受信手段から送信された運転評価情報を受信する運転評価受信手段と、前記運転評価受信手段により受信した運転評価情報に基づいて、前記評価の対象となった被評価車両、及び前記評価を行った評価車両の少なくとも一方に、前記運転評価情報に応じたポイントを付与するポイント付与手段と、前記ポイント付与手段により付与されたポイントを示すポイント情報を、前記被評価車両及び前記評価車両の少なくとも一方に送信するポイント送信手段と、を含む運転マナー啓発管理装置と、を含んで構成されている。
本発明の運転マナー啓発システムによれば、運転マナー啓発管理装置において、運転評価受信手段が、運転マナー啓発装置の管理装置間送受信手段から送信された運転評価情報を受信し、ポイント付与手段が、運転評価受信手段により受信した運転評価情報に基づいて、評価の対象となった被評価車両、及び評価を行った評価車両の少なくとも一方に、運転評価情報に応じたポイントを付与し、ポイント送信手段が、ポイント付与手段により付与されたポイントを示すポイント情報を、被評価車両及び評価車両の少なくとも一方に送信する。
また、前記運転マナー啓発管理装置は、前記被評価車両と前記評価車両との間で過去に行われた評価回数に基づいて、前記運転評価受信手段により受信した運転評価情報の正当性を判定する正当性判定手段を含んで構成することができる。これにより、同一車両間での評価による詐欺行為を防止することができる。
また、前記ポイント付与手段は、前記評価車両の過去の評価回数、及び前記被評価車両の被評価回数に基づく重み係数を乗算または加減算して、前記ポイントを演算することができる。これにより、評価の価値や評価時の状況等を加味して、付与されるポイントに差を設けることができる。
また、本発明の運転マナー啓発プログラムは、コンピュータを、上記の運転マナー啓発装置を構成する各手段として機能させるためのプログラムである。
なお、本発明のプログラムを記憶する記憶媒体は、特に限定されず、ハードディスクであってもよいし、ROMであってもよい。また、CD−ROMやDVDディスク、光磁気ディスクやICカードであってもよい。更にまた、該プログラムを、ネットワークに接続されたサーバ等からダウンロードするようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の運転マナー啓発装置、システム、及びプログラムによれば、機械的に判断した運転状況だけではなく、運転マナーを評価する他者の挙動が対象となってポイントが付与されるため、ドライバにとって納得性が高くなり、運転マナー向上への動機付けを高めることができる、という効果が得られる。
第1の実施の形態の運転マナー啓発システムの概略構成を示すブロック図である。 運転状況記憶部に記憶される運転状況の一例を示す図である。 運転評価判断部の構成を示す機能ブロック図である。 運転マナーIDDBの一例を示す図である。 サーバ送信用情報取得部の構成を示す機能ブロック図である。 運転評価正当性判定部の構成を示す機能ブロック図である。 運転評価履歴DBの一例を示す図である。 運転評価ポイント算出部の構成を示す機能ブロック図である。 運転評価ポイントDBの一例を示す図である。 運転評価重み係数DBの一例を示す図である。 累積ポイント記憶部に記憶された累積ポイントの一例を示す図である。 第1の実施の形態の運転マナー啓発装置におけるサーバ送信用情報送信処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の運転マナー啓発管理サーバにおけるポイント算出処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の運転マナー啓発装置におけるポイント情報受信処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 表示装置に表示されるポイント情報の一例を示すイメージ図である。 第2の実施の形態の運転マナー啓発システムの概略構成を示すブロック図である。 運転評価判断部の構成を示す機能ブロック図である。 運転評価ポイント取得部の構成を示す機能ブロック図である。 地名DBの一例を示す図である。 運転評価履歴DBの一例を示す図である。 第2の実施の形態の運転マナー啓発装置における運転評価処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の運転マナー啓発装置におけるサーバ送信用情報送信処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 表示装置に表示されるポイント情報の一例を示すイメージ図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る運転マナー啓発システム1は、車両に搭載される運転マナー啓発装置10と、管理センタ等に設置される運転マナー啓発管理サーバ80と、を含んで構成されている。
運転マナー啓発装置10は、自車両の運転状況を検出するための運転状況検出センサ12と、自車両周辺を撮像するための外向きカメラ14と、自車両周辺の音声を集音するマイク16と、各種情報を表示するための表示装置18と、自車両の運転状況及び自車両周辺の状況に基づいて、自車両に対する運転評価を判定する処理を実行するコンピュータ20と、を含んで構成されている。
運転状況検出センサ12は、自車両の速度を検出する速度センサ、及び加速度を検出する加速度センサを含んで構成することができる。なお、これらのセンサは、自車両の運転状況を検出するためのセンサの一例であり、例えば、操舵角を検出する操舵角センサ、アクセルペダル及びブレーキペダルの踏み込み量を検出するペダル踏み込み量センサ、ウインカ操作を検出するウインカセンサ等のその他の運転状況を検出するためのセンサを用いてもよい。
外向きカメラ14は、車両周辺を撮像した画像の画像信号を生成する撮像部(図示省略)と、撮像部で生成された画像信号をA/D変換するA/D変換部(図示省略)と、A/D変換された画像信号を一時的に格納するための画像メモリ(図示省略)と、を備えている。
コンピュータ20は、運転マナー啓発装置10全体の制御を司るCPU、後述するサーバ送信用情報送信処理、ポイント情報受信処理を含む運転マナー啓発処理ルーチンのプログラム等を記憶した記憶媒体としてのROM、ワークエリアとしてデータを一時格納するRAM、及びこれらを接続するバスを含んで構成されている。
このコンピュータ20をハードウエアとソフトウエアとに基づいて定まる機能実現手段毎に分割した機能ブロックで説明すると、図1に示すように、運転状況検出センサ12の検出値及び外向きカメラ14で撮像された撮像画像に基づいて、自車両の運転状況を認識する運転状況認識部22と、運転状況認識部22での認識結果が記憶される運転状況記憶部24と、外向きカメラ14で撮像された撮像画像及びマイク16で集音された音声情報に基づいて、運転マナーを評価する他者の挙動を示す運転評価情報を取得する運転評価取得部26と、運転状況記憶部24に記憶された自車両の運転状況と、運転評価取得部26で取得された運転評価情報とを照合して、自車両宛の運転評価か否かを判断する運転評価判断部28と、運転マナー啓発管理サーバ80との間で、携帯電話ネットワークを介してデータを送受信するサーバ通信部30と、ポイント情報を取得して表示装置18に表示するように制御する運転評価ポイント取得部32と、を含んだ構成で表すことができる。
運転状況認識部22は、外向きカメラ14で撮像された撮像画像に対して画像処理を施して、自車両と自車両周辺に存在する他車両との車間距離を含む位置関係、自車両の走行車線、隣接車線、合流車線等、信号や横断歩道の有無等の自車両周辺の状況を認識する。また、運転状況検出センサ12の検出値を用いて、自車両と周辺車両との位置関係、及び自車両の速度の推移を認識する。例えば、「前方車両との車間距離を空けて、隣接車線や合流車線から車線変更または合流してくる他車両に道を譲った」等の運転状況を認識する。認識した運転状況を示す情報は、例えば、図2に示すように、日時と運転状況とを対応させて、運転状況記憶部24に記憶する。
運転評価取得部26は、外向きカメラ14で撮像された撮像画像に対して画像処理を施して、前方車両のハザードランプの点滅を認識し、認識されたハザードランプの点滅が、例えば、合流等のために道を譲ってくれた他車両に対して謝意を示す行為、いわゆる「サンキューハザード」に該当するか否かを判定する。この判定は、予めサンキューハザードを示すハザードの点滅パターンを記憶しておき、認識されたハザードランプの点滅がこの点滅パターンに一致または近似するか否かを判定することによって行うことができる。認識されたハザードランプの点滅がサンキューハザードに該当する場合には、運転マナーを評価する他者の挙動を示す運転評価情報として取得する。
また、運転評価取得部26は、外向きカメラ14で撮像された撮像画像に対して画像処理を施して、周辺車両内の乗員の挙動を認識し、認識された周辺車両内の乗員の挙動が、挙手等の謝意を示す行為に該当するか否かを判定する。この判定は、予め謝意を示すために挙手した乗員の画像を用いて学習した識別モデル等を記憶しておき、認識された周辺車両内の乗員の挙動がこの識別モデルと一致または近似するか否かを判定することによって行うことができる。認識された周辺車両内の乗員の挙動が謝意を示す挙手に該当する場合には、運転マナーを評価する他者の挙動を示す運転評価情報として取得する。
また、運転評価取得部26は、マイク16で集音された自車両周辺の音声情報を分析して、周辺車両のホーン音を認識し、認識したホーン音が、他車両に対して謝意を示す際に鳴らされるホーン音に該当するか否かを判定する。この判定は、予め謝意を示す際に鳴らされるホーン音のパターンを記憶しておき、認識されたホーン音がこのパターンに一致または近似するか否かを判定することによって行うことができる。認識されたホーン音が謝意を示す際に鳴らされるホーン音に該当する場合には、運転マナーを評価する他者の挙動を示す運転評価情報として取得する。また、割り込み車両に対してのホーン音等を、悪い運転マナーに対する評価として取得するようにしてもよい。
さらに、運転評価取得部26は、上記の運転マナーを評価した他者を示す識別情報を取得する。例えば、ハザードランプの点滅や乗員の挙手等が認識された周辺画像から、対象の他車両のナンバープレートの画像、またはそのナンバープレートの画像から抽出したテキスト情報を識別情報として取得することができる。また、運転評価情報としてホーン音を取得した場合には、ホーン音が発せられた方向を特定して、撮像画像上から対象の他車両の識別情報を取得するようにすればよい。なお、このように運転評価情報として取得された挙動を示した車両(挙動を示した乗員が乗車する車両)を、以下「評価車両」といい、評価された車両を「被評価車両」という。
運転評価判断部28は、図3に示すように、運転評価が行われた時点の自車両の運転状況を抽出する自車運転状況抽出部28aと、予め定められた運転マナーが記憶された運転マナーIDデータベース(DB)28bと、自車運転状況抽出部28aで抽出された運転状況と、運転マナーIDDB28bに記憶された運転マナーとを照合して、運転評価情報が自車両宛の評価か否かの妥当性を判定する妥当性判定部28cと、妥当と判定された運転評価情報に対応する運転マナーIDを含む情報であって、運転マナー啓発管理サーバ80へ送信するためのサーバ送信用情報を生成するサーバ送信用情報生成部28dと、を含んだ構成で表すことができる。
自車運転状況抽出部28aは、運転評価取得部26により運転評価情報が取得されると、運転状況記憶部24から、運転評価情報が取得された時刻に対応する自車両の運転状況を抽出する。例えば、運転マナーに対する評価は、所定の運転状況が起こった後に行われることが想定されるため、運転評価情報が取得された時刻から所定時間遡った時点の運転状況を抽出することができる。
運転マナーIDDB28bには、図4に示すように、予め定めた運転マナーに各々運転マナーIDが付与されて記憶されている。また、マナー種別として、良い運転マナーには「グッド」、悪い運転マナーには「バッド」が定められている。
妥当性判定部28cは、自車運転状況抽出部28aで抽出された自車両の運転状況が、運転マナーIDDB28bに定められた運転マナーのいずれかに対応するか否かを判定する。運転評価情報が取得された時刻に対応する自車両の運転状況に対応する運転マナーが存在するということは、自車両が他車両に評価されるべき運転マナーを行い、それに対して運転評価がなされた、と判定することができる。従って、抽出された自車両の運転状況に対応する運転マナーが存在する場合には、取得した運転評価情報は自車両宛の評価であると判定する。
サーバ送信用情報生成部28dは、妥当性判定部28cで自車両宛の運転評価情報であると判定された運転評価情報、その運転評価情報に対応する運転マナーを示す運転マナーID、運転評価取得部26で取得した評価車両を示す識別情報、及び自車両(被評価車両)を示す識別情報とを合わせてサーバ送信用情報を生成する。自車両を示す識別情報としては、例えば、自車両のナンバーを予め登録しておくことができる。
サーバ通信部30は、サーバ送信用情報生成部28dで生成されたサーバ送信用情報を、携帯電話ネットワークを介して運転マナー啓発管理サーバ80へ送信する。また、サーバ通信部30は、後述する運転マナー啓発管理サーバ80で算出されて送信されたポイント情報を、携帯電話ネットワークを介して受信する。
運転評価ポイント取得部32は、サーバ通信部30で受信したポイント情報を取得し、ポイント情報が示す内容を表示装置18に表示するように制御して、ドライバに提示する。
運転マナー啓発管理サーバ80は、運転マナー啓発管理サーバ80全体の制御を司るCPU、後述するポイント算出処理ルーチンのプログラム等を記憶した記憶媒体としてのROM、ワークエリアとしてデータを一時格納するRAM、及びこれらを接続するバスを含んだコンピュータで構成されている。
運転マナー啓発管理サーバ80をハードウエアとソフトウエアとに基づいて定まる機能実現手段毎に分割した機能ブロックで説明すると、図1に示すように、運転マナー啓発装置10との間で、携帯電話ネットワークを介してデータの送受信を行う通信部82と、被評価車両に搭載された運転マナー啓発装置10から送信され、通信部82で受信したサーバ送信用情報を取得するサーバ送信用情報取得部84と、サーバ送信用情報に基づいて、評価車両と被評価車両との間の運転評価の正当性を判定する運転評価正当性判定部86と、正当と評価された運転評価に基づいて評価車両及び被評価車両に付与する運転評価ポイントを算出する運転評価ポイント算出部88と、を含んだ構成で表すことができる。
通信部82は、被評価車両に搭載された運転マナー啓発装置10から送信されたサーバ送信用情報を、携帯電話ネットワークを介して受信する。また、通信部82は、算出された運転評価ポイントを、携帯電話ネットワークを介して、ポイント付与の対象となる評価車両及び被評価車両に搭載された運転マナー啓発装置10へ送信する。
サーバ送信用情報取得部84は、図5に示すように、車両毎のIDナンバーが記憶された車両IDDB84aと、車両IDDB84aから評価車両のIDを抽出する評価車両ID抽出部84bと、車両IDDB84aから被評価車両のIDを抽出する被評価車両ID抽出部84cと、運転マナーIDを抽出する運転マナーID抽出部84dと、を含んだ構成で表すことができる。
車両IDDB84aは、本システムを利用した車両を識別するためのIDナンバーを車両毎に付与して記憶してある。なお、ここでは車両IDという識別子を用いているが、車両ナンバーを用いた評価車両及び被評価車両を示す識別情報を、そのまま車両IDとして用いてもよい。
評価車両ID抽出部84bは、取得したサーバ送信用情報に含まれる評価車両を示す識別情報を抽出し、車両IDDB84aを参照して、評価車両を示す識別情報に対応した車両IDを評価車両IDとして抽出する。車両IDDB84aに、評価車両を示す識別情報に対応した車両IDが記憶されていない場合には、新たな車両IDを付与して車両IDDB84aに登録した上で、評価車両IDを抽出する。
被評価車両ID抽出部84cも同様に、取得したサーバ送信用情報に含まれる被評価車両を示す識別情報を抽出し、車両IDDB84aを参照して、被評価車両を示す識別情報に対応した車両IDを被評価車両IDとして抽出する。車両IDDB84aに、被評価車両を示す識別情報に対応した車両IDが記憶されていない場合には、新たな車両IDを付与して車両IDDB84aに登録した上で、被評価車両IDを抽出する。
運転マナーID抽出部84dは、サーバ送信用情報に含まれる運転マナーIDを抽出する。
運転評価正当性判定部86は、図6に示すように、運転評価の履歴を記憶した運転評価履歴DB86aと、評価車両と被評価車両との間で運転評価が行われた回数を抽出する相互評価回数抽出部86bと、評価車両と被評価車両との間で行われた運転評価の正当性を検証する運転評価正当性検証部86cと、を含んだ構成で表すことができる。
運転評価履歴DB86aは、図7に示すように、運転評価の履歴情報として、運転評価が行われた日時、サーバ送信用情報取得部84で抽出された運転マナーID、評価車両ID、被評価車両IDが記憶されている。また、新たに取得した運転マナーID、評価車両ID、被評価車両IDも順次記憶していく。
相互評価回数抽出部86bは、評価車両ID抽出部84bで抽出された評価車両ID及び被評価車両ID抽出部84cで抽出された被評価車両IDと、運転評価履歴DB86aの評価車両ID及び被評価車両IDとを照合して、同一の評価車両と被評価車両との組み合わせによる運転評価の回数を抽出する。運転評価履歴DB86aにおいて、評価車両IDと被評価車両IDとが逆の組み合わせも、同一の評価車両と被評価車両との組み合わせによる運転評価として回数にカウントする。
運転評価正当性検証部86cは、相互評価回数抽出部86bにより抽出された同一の評価車両と被評価車両との組み合わせによる運転評価の回数が、所定回数を超えるか否かにより、その評価車両・被評価車両間での運転評価の正当性を判定する。同一の評価車両と被評価車両との組み合わせによる運転評価が頻出している場合には、運転評価ポイントを不当に得ようとする詐欺行為とみなして、その運転評価は正当ではないと判定する。
運転評価ポイント算出部88は、図8に示すように、運転マナーIDに応じた運転評価ポイントの基準ポイントが定められた運転評価ポイントDB88aと、運転評価ポイントDB88aから基準ポイントを取得する基準ポイント取得部88bと、運転評価ポイントを演算する際の重み係数が定められた運転評価重み係数DB88cと、運転評価重み係数DB88cから重み係数を取得する重み係数取得部88dと、基準ポイント及び重み係数に基づいて運転評価ポイントを演算するポイント演算部88eと、運転評価ポイント及び評価・被評価回数の履歴を記憶する累積ポイント記憶部88fと、評価車両及び被評価車両に送信するためのポイント情報を生成するポイント情報生成部88gと、を含んだ構成で表すことができる。また、運転評価ポイント算出部88には、図示は省略するが、図4に示した運転マナーIDDB28bと同様のデータベースも含まれる。
運転評価ポイントDB88aには、図9に示すように、運転マナーID毎に、運転マナーIDに対応する運転マナーに応じて、運転評価を受けた被評価車両に付与される運転評価ポイントの基準ポイントが記憶されている。なお、マナー種別が「グッド」の運転マナーIDに対してプラスの基準ポイントが、マナー種別が「バッド」の運転マナーIDに対してはマイナスの基準ポイントが定められている。また、運転評価を行った評価車両に対する基準ポイントを演算するための係数も定められている。評価車両の基準ポイントは、例えば、「(被評価車両に付与される基準ポイント)×0.05」等のように定めておき、評価車両に対しても若干のポイントが付与されるようにする。これにより、他者の運転マナーを評価するという行為を助長することができ、評価→運転マナーの向上のサイクルの円滑化を図ることができる。
基準ポイント取得部88bは、運転評価正当性判定部86で正当であると判定された運転評価の運転マナーIDに対応する基準ポイントを、運転評価ポイントDB88aから取得する。
運転評価重み係数DB88cには、図10に示すように、評価及び被評価の累積回数に関する条件に応じて、基準ポイントに乗算または加減算する重み係数が算出式として記憶されている。例えば、マナー種別「グッド」の運転マナーに対する運転評価を受けた回数(被評価累積回数)が多い被評価車両は、交通流の円滑化への寄与率が高いと考えられるため、付与される運転評価ポイントが高くなるように算出式が設定されている。また、マナー種別「グッド」の運転マナーに対する運転評価を行った回数(評価累積回数)が少ない評価車両からの評価は、頻繁に評価する評価車両と比較して評価の価値が相対的に高いと考えられるため、このような評価車両から運転評価を受けた被評価車両に対して付与される運転評価ポイントが高くなるように算出式が設定されている。また、マナー種別「バッド」の運転マナーに対する評価累積回数が多い評価車両は、例えば、ホーンの多用などが考えられるため、評価車両にマイナスポイントが付与されるように算出式が設定されている。また、マナー種別「バッド」の運転マナーに対する被評価累積回数が多い被評価車両は、割り込み等が多いと考えられるため、被評価車両に付与される運転評価ポイントが低くなるように、すなわち、マイナスポイントが大きくなるように算出式が設定されている。また、評価累積回数及び被評価累積回数の「多」「少」を判定するための所定回数が条件毎に定められている。また、上記の条件に加えて、運転評価情報が示す内容(ハザードランプの点滅、挙手、ホーン音のいずれか等)も用いて、ホーン音の多様か否かを判定するような条件としてもよい。
重み係数取得部88dは、評価車両ID抽出部84bで抽出された評価車両ID及び被評価車両ID抽出部84cで抽出された被評価車両IDと、累積ポイント記憶部88fに記憶された車両IDとを照合して、評価車両の評価累積回数及び被評価車両の被評価累積回数を取得する。累積ポイント記憶部88fには、図11に示すように、車両ID毎に、評価累積回数、被評価累積回数、運転評価ポイントの累積ポイント、及び更新日時が記憶されている。なお、累積ポイントの情報を車両に搭載される運転マナー啓発装置10側ではなく、運転マナー啓発管理サーバ80側に記憶するのは、累積ポイントの改ざんを防止するためである。
また、重み係数取得部88dは、運転マナーIDに対応するマナー種別、並びに取得した評価車両の評価累積回数及び被評価車両の被評価累積回数に基づいて、運転評価重み係数DB88cを参照して重み係数を用いた算出式を取得する。
ポイント演算部88eは、重み係数取得部88dで取得した算出式に基づいて、基準ポイント取得部88bで取得した基準ポイントに重み係数を乗算または加減算して、評価車両及び被評価車両の各々に付与する運転評価ポイントを演算する。演算した運転評価ポイントは、累積ポイント記憶部88fに累積して記憶する。なお、ここで演算されるポイントとは、キャッシュバック、料金や会費の割引、商品や部品との交換等のユーザの直接的なメリットとなるものを指す。
ポイント情報生成部88gは、評価車両及び被評価車両に送信されるポイント情報として、ポイント演算部88eで演算された今回の運転評価ポイントを示す運転評価ポイント情報、累積ポイント記憶部88fに記憶されたこれまでの累積ポイントを示す累積ポイント情報、評価の対象となった運転マナーを示す運転マナーID、運転評価が行われた日時等の情報を含むポイント情報を生成する。生成されたポイント情報は、通信部82から携帯電話ネットワークを介して、ポイント付与の対象となる評価車両及び被評価車両に搭載された運転マナー啓発装置10に送信される。
次に、図12を参照して、第1の実施の形態の運転マナー啓発装置10のコンピュータ20で実行されるサーバ送信用情報送信処理ルーチンについて説明する。本ルーチンは、車両のイグニションスイッチがオンされるか、または本装置の電源がオンされることによりスタートする。
ステップ100で、運転状況検出センサ12の検出値、外向きカメラ14で撮像された撮像画像、及びマイク16で集音された音声情報を取得する。
次に、ステップ102で、上記ステップ100で取得した撮像画像に対して画像処理を施して、自車両と自車両周辺に存在する他車両との車間距離を含む位置関係、自車両の走行車線、隣接車線、合流車線等、信号や横断歩道の有無等の自車両周辺の状況を認識する。また、運転状況検出センサ12の検出値を用いて、自車両と周辺車両との位置関係、及び自車両の速度の推移を認識する。そして、認識した運転状況を示す情報を、例えば、図2に示すように、日時と運転状況とを対応させて、運転状況記憶部24に記憶する。
次に、ステップ104で、撮像画像及び音声情報に基づいて、他者の挙動を認識し、認識した他者の挙動が、サンキューハザード、謝意を示す乗員の挙手、謝意を示す際に鳴らされるホーン音等に該当するか否かを判定し、該当する他者の挙動を検出する。
次に、ステップ106で、上記ステップ104の検出結果に基づいて、運転マナーを評価する他者の挙動を示す運転評価情報が取得されたか否かを判定する。運転評価情報が取得された場合には、ステップ108へ移行し、運転評価情報が取得されなかった場合には、ステップ114へ移行する。
ステップ108では、評価車両を示す識別情報を、例えば、撮像画像から評価車両のナンバープレートの画像を抽出したり、またはそのナンバープレートの画像から抽出したテキスト情報を抽出したりすることにより取得する。
次に、ステップ110で、上記ステップ106で取得された運転評価情報が自車両宛のものか否かを判定する。具体的には、運転評価情報が取得された時刻に対応する自車両の運転状況を抽出し、抽出された自車両の運転状況が、運転マナーIDDB28bに定められた運転マナーのいずれかに対応するか否かを判定する。例えば、運転状況記憶部24に記憶された運転状況(例えば、図2)から「2010/7/15 14:06,減速、前方に合流車両、信号なし」という自車両の運転状況が抽出された場合には、運転マナーIDDB28bに記憶された「合流車線からの合流車両を前に入れるために減速」という運転マナーに対応すると判定される。抽出された自車両の運転状況に対応する運転マナーが存在する場合には、取得した運転評価情報は自車両宛の評価であると判定して、ステップ112へ移行し、自車両宛の運転評価情報ではないと判定された場合には、ステップ114へ移行する。
ステップ112では、上記ステップ110で自車両宛の運転評価情報であると判定された運転評価情報、その運転評価情報に対応する運転マナーを示す運転マナーID、上記ステップ108で取得した評価車両を示す識別情報、及び自車両(被評価車両)を示す識別情報とを合わせてサーバ送信用情報を生成し、携帯電話ネットワークを介して運転マナー啓発管理サーバ80へ送信する。
次に、ステップ114で、車両のイグニションスイッチがオフされたか、または本装置の電源がオフされたか否かを判定する。オフされていない場合には、ステップ100へ戻り、オフされた場合には、処理を終了する。
次に、図13を参照して、第1の実施の形態の運転マナー啓発管理サーバ80で実行されるポイント算出処理ルーチンについて説明する。本ルーチンは、本サーバの電源がオンされることによりスタートする。
ステップ120で、被評価車両に搭載された運転マナー啓発装置10から送信されたサーバ送信用情報を、携帯電話ネットワークを介して受信したか否かを判定する。受信した場合には、ステップ122へ移行し、受信しない場合には、ステップ134へ移行する。
ステップ122では、上記ステップ120で受信したサーバ送信用情報を取得し、サーバ送信用情報に含まれる評価車両を示す識別情報及び被評価車両を示す識別情報を抽出し、車両IDDB84aを参照して、評価車両ID及び被評価車両IDを抽出する。また、サーバ送信用情報に含まれる運転マナーIDを抽出する。そして、抽出された評価車両ID及び被評価車両IDと、運転評価履歴DB86aの評価車両ID及び被評価車両IDとを照合して、同一の評価車両と被評価車両との組み合わせによる運転評価の回数を抽出する。
次に、ステップ124で、上記ステップ122で抽出された同一の評価車両と被評価車両との組み合わせによる運転評価の回数が、所定回数以下か否かを判定する。所定回数以下の場合には、その評価車両・被評価車両間での運転評価は正当であると判定して、ステップ126へ移行する。所定回数を超える場合には、その運転評価は正当ではないと判定して、ステップ134へ移行する。
ステップ126では、上記ステップ124で正当であると判定された運転評価の運転マナーIDに対応する基準ポイントを、運転評価ポイントDB88a(例えば、図9)から取得する。例えば、運転マナーIDが「001」の場合には、被評価車両に対する基準ポイントは「600」、評価車両に対する基準ポイントは、「600×0.05=30」となる。また、運転マナーIDが「501」の場合には、被評価車両に対する基準ポイントは「−600」、評価車両に対する基準ポイントは、「−600×(−0.05)=30」となる。運転マナーID「501」のマナー種別は「バッド」であるので、被評価車両に対してはマイナスポイントが、評価車両に対してはプラスポイントが付与されることになる。
次に、ステップ128で、上記ステップ122で抽出された評価車両ID及び被評価車両IDと、累積ポイント記憶部88f(例えば、図11)に記憶された車両IDとを照合して、評価車両及び被評価車両の評価累積回数及び被評価車両の被評価累積回数を取得する。例えば、評価車両IDが「037276455」、被評価車両IDが「127874564」の場合には、評価車両の評価累積回数「6」、被評価車両の被評価累積回数「8」が取得される。そして、運転マナーIDに対応するマナー種別、並びに取得した評価車両の評価累積回数及び被評価車両の被評価累積回数に基づいて、運転評価重み係数DB88c(例えば、図10)を参照して重み係数を用いた算出式を取得する。
例えば、運転マナーIDに対応したマナー種別が「グッド」の場合には、まず、被評価車両の被評価累積回数「8」が、条件として定められた所定回数と比較して「多」か否かを判定する。条件を満たす場合には、被評価車両に対して、「基準ポイント×1.1(重み係数)」という算出式を取得する。次に、評価車両の評価累積回数「6」が、条件として定められた所定回数と比較して「少」か否かを判定する。条件を満たす場合には、被評価車両に対して、「基準ポイント×1.2(重み係数)」という算出式を取得する。いずれの条件も満たす場合には、運転評価ポイントがより高くなる算出式を取得してもよいし、両方の算出式の重み係数を合算した算出式を取得するようにしてもよい。
また、運転マナーIDに対応したマナー種別が「バッド」の場合には、まず、評価車両の評価累積回数「6」が、条件として定められた所定回数と比較して「多」か否かを判定する。条件を満たす場合には、評価車両に対して、「基準ポイント−50(重み係数)」という算出式を取得する。次に、被評価車両の被評価累積回数「8」が、条件として定められた所定回数と比較して「少」か否かを判定する。条件を満たす場合には、被評価車両に対して、「基準ポイント×1.2(重み係数)」という算出式を取得する。この場合、基準ポイントがマイナスであるので、より高いマイナスポイントが運転評価ポイントとして付与されることになる。
そして、取得した算出式に基づいて、上記ステップ126で取得した基準ポイントに重み係数を乗算または加減算して、評価車両及び被評価車両の各々に付与する運転評価ポイントを演算する。
次に、ステップ130で、累積ポイント記憶部88fの車両IDから、評価車両ID及び被評価車両IDに対応する車両IDを検索して、評価累積回数または被評価累積回数に1を加算すると共に、上記ステップ128で演算した運転評価ポイントを累積して記憶する。
次に、ステップ132で、上記ステップ128で演算された今回の運転評価ポイントを示す運転評価ポイント情報、上記ステップ130で累積ポイント記憶部88fに記憶されたこれまでの累積ポイントを示す累積ポイント情報、評価の対象となった運転マナーID、評価された運転マナーが行われた日時等の情報を含むポイント情報を生成し、携帯電話ネットワークを介して、ポイント付与の対象となる評価車両及び被評価車両に搭載された運転マナー啓発装置10に送信される。
次に、ステップ134で、本サーバの電源がオフされたか否かを判定する。オフされていない場合には、ステップ120へ戻り、オフされた場合には、処理を終了する。
次に、図14を参照して、第1の実施の形態の運転マナー啓発装置10のコンピュータ20で実行されるポイント情報受信処理ルーチンについて説明する。本ルーチンは、車両のイグニションスイッチがオンされるか、または本装置の電源がオンされることによりスタートする。
ステップ140で、運転マナー啓発管理サーバ80から送信されたポイント情報を、携帯電話ネットワークを介して受信したか否かを判定する。受信した場合には、ステップ142へ移行し、受信しない場合には、ステップ144へ移行する。
ステップ142では、上記ステップ140で受信したポイント情報を取得し、ポイント情報が示す内容を表示装置18に所定時間表示する。例えば、図15に示すように、ポイント情報に含まれる日時、運転評価ポイント、累積ポイント、及び運転マナーIDを表示することができる。また、運転マナーIDDB28b(例えば、図4)を参照して、運転マナーIDに対応する運転マナーの内容を表示してもよい。
次に、ステップ144で、車両のイグニションスイッチがオフされたか、または本装置の電源がオフされたか否かを判定する。オフされていない場合には、ステップ140へ戻り、オフされた場合には、処理を終了する。
以上説明したように、第1の実施の形態の運転マナー啓発システムによれば、ハザードランプ、挙手、ホーン音などの他者によるソーシャルな運転マナーの評価を運転評価情報として取得し、取得した運転評価情報と自車両の運転状況と対応させて、その運転評価情報が自車両宛の評価であることの妥当性を判断した上で、運転評価に応じたポイントが付与される。このように、機械的に判断した運転状況だけではなく、他者による評価が対象となってポイントが付与されるため、ドライバにとって納得性が高くなり、運転マナー向上への動機付けを高めることができる。
また、運転マナーへの評価、運転評価の取得等、評価する側、評価される側のいずれにとっても負担のない処理で行うことができ、評価すべき運転マナーを目撃した他者や、評価された自車両がウェブサイト等を介して車両ナンバーや運転マナーの内容を登録するような場合に比べて、誤登録や詐欺行為を防止することができる。
また、面識のない他者同士で運転マナーを評価し、ポイントを付与するという行為を、システムを介して行うことで、違和感なく運転マナーの評価を行うことができるため、運転マナー向上への動機付けをより高めることができる。また、このように、ハザードランプ、挙手、ホーン音等を運転評価情報として用いることにより、当事者同士でなくても、傍から見ていた第三者も評価車両となることができ、不特定多人数が参加可能なシステムとなる。
また、運転マナーの向上が図られることで、より安全で安心な交通社会の形成を促進することができる。また、本システムにより付与されるポイントに対して対価を支払う主体(例えば、自動車会社や損害保険会社等)にとっても、このような安全で安心な交通社会の形成に貢献する姿勢を明確に打ち出すことで、企業イメージの向上を図ることができる。
なお、第1の実施の形態では、被評価車両において、取得した運転評価情報が自車両宛のものか否かを判定する場合について説明したが、この場合、1台の評価車両で行われた運転マナーを評価する挙動が、複数の周辺車両において、自車両宛の運転評価情報として判定される可能性もある。この場合、複数の周辺車両(被評価車両)の全てに運転評価ポイントを付与してもよいし、運転マナー啓発管理サーバにおいて、複数の被評価車両の中から、最も運転評価情報に対応した運転状況を示す被評価車両を選択したり、評価車両と被評価車両の各々との位置関係に基づいて、運転評価時において最も評価車両に近い位置に存在した被評価車両を選択したりして、運転評価ポイントを付与するようにしてもよい。
次に、第2の実施の形態に係る運転マナー啓発システムについて説明する。なお、第1の実施の形態に係る運転マナー啓発システム1と同様の構成については、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図16に示すように、第2の実施の形態に係る運転マナー啓発システム201は、車両に搭載される運転マナー啓発装置210及び211と、管理センタ等に設置される運転マナー啓発管理サーバ280と、を含んで構成されている。なお、説明の便宜上、運転マナー啓発装置210は、本装置が被評価車両側に搭載されている場合の機能について記載しており、運転マナー啓発装置211は、本装置が評価車両側に搭載されている場合の機能について記載しているが、運転マナー啓発装置210と運転マナー啓発装置211とを1つの運転マナー啓発装置として構成してもよい。
運転マナー啓発装置211は、外向きカメラ14と、ドライバの顔を撮像するための内向きカメラ15と、運転マナーを評価する際に押下される運転マナー評価ボタン17と、自車両の位置情報を取得するGPS装置19と、他車両の運転マナーを評価した運転評価情報を送信する処理を実行するコンピュータ221と、を含んで構成されている。
コンピュータ221は、運転マナー啓発装置211全体の制御を司るCPU、後述する運転評価処理を含む運転マナー啓発処理ルーチンのプログラム等を記憶した記憶媒体としてのROM、ワークエリアとしてデータを一時格納するRAM、及びこれらを接続するバスを含んで構成されている。
このコンピュータ221をハードウエアとソフトウエアとに基づいて定まる機能実現手段ごとに分割した機能ブロックで説明すると、図16に示すように、外向きカメラ14で撮像された撮像画像(周辺画像)に基づいて、自車両の周辺車両の状況を認識する周辺車両認識部40と、内向きカメラ15で撮像された撮像画像(ドライバ画像)に基づいて、ドライバの視線方向を検出する視線方向検出部42と、周辺画像及びドライバの視線方向に基づいて、対象車両を特定する対象車両特定部44と、特定された対象車両の情報を記憶する対象車両記憶部46と、運転マナー評価ボタン17が押下された際に、他車両の運転マナーを評価する運転評価情報を生成する運転評価生成部48と、周辺車両との間でデータを送受信する周辺車両通信部34と、を含んだ構成で表すことができる。
周辺車両認識部40は、外向きカメラ14で撮像された周辺画像に対して画像処理を施して、自車両周辺に存在する周辺車両、及びその周辺車両と自車両との位置関係を認識する。
視線方向検出部42は、内向きカメラ15で撮像されたドライバ画像に対して画像処理を施して、ドライバの顔から目領域を検出し、瞳孔中心法や角膜反射法等の従来既知の技術を用いて、ドライバの視線方向を検出する。
対象車両特定部44は、周辺車両認識部40で自車両の周辺車両の状況が認識された周辺画像と、視線方向検出部42で検出されたドライバの視線方向とのマッチングを行って、ドライバが注視した対象車両を特定する。ドライバが注視した対象車両が存在する場合には、対象車両を示す識別情報を取得する。例えば、周辺画像から対象車両のナンバープレートの画像、又はそのナンバープレートの画像から抽出したテキスト情報を識別情報として取得することができる。取得した対象車両を示す識別情報を、周辺画像またはドライバ画像が撮像された日時と対応させて、対象車両記憶部46に記憶する。
運転評価生成部48は、運転マナー評価ボタン17が押下されたか否かを監視し、運転マナー評価ボタン17が押下されたタイミングを取得する。運転マナー評価ボタン17は、ドライバが他車両の運転マナーを評価する際に押下するもので、運転マナー評価ボタンの押下は、第1の実施の形態におけるサンキューハザードの点滅、挙手、ホーン音等の運転マナーを評価する挙動に相当する。運転マナー評価ボタン17の押下が検出されると、対象車両記憶部46から、運転マナー評価ボタン17が押下された時点、または押下された時点から少し遡った時点の日時と対応して記憶された対象車両の識別情報を、被評価車両を示す識別情報として読み出す。
また、運転評価生成部48は、運転マナー評価ボタン17が押下された時点での自車両の位置情報(緯度及び経度)をGPS装置19から取得する。そして、運転マナー評価ボタン17が押下された日時、位置情報、対象車両記憶部46から読み出した被評価車両を示す識別情報、及び自車両(評価車両)を示す識別情報を含む運転評価情報を生成する。自車両を示す識別情報は、自車両のナンバーを予め登録しておく。なお、ここでは、評価車両側の運転マナー啓発装置211にGPS装置19を設けて、運転マナー評価ボタン17が押下された時点の位置情報を取得するようにしているが、GPS装置19を被評価車両側の運転マナー啓発装置210に設けて、運転評価情報を受信した時点での位置情報を取得するようにしてもよい。
周辺車両通信部34は、運転評価生成部48で生成された運転評価情報を、周辺車両に向けてブロードキャスト送信する。周辺車両との間の通信は、車車間通信であってもよいしRSU(路側無線装置)を介して行う路車間通信であってもよい。
運転マナー啓発装置210は、運転状況検出センサ12と、外向きカメラ14と、表示装置18と、自車両の運転状況、自車両周辺の状況、及び受信した運転評価情報に基づいて、自車両に対する運転評価を判定する処理を実行するコンピュータ220と、を含んで構成されている。
コンピュータ220をハードウエアとソフトウエアとに基づいて定まる機能実現手段毎に分割した機能ブロックで説明すると、図16に示すように、運転状況認識部22と、運転状況記憶部24と、周辺車両通信部34と、周辺車両からブロードキャスト送信された運転評価情報を取得する運転評価取得部226と、運転状況記憶部24に記憶された自車両の運転状況と、運転評価取得部226で抽出された自車両宛の運転評価情報とを照合して、自車両宛の運転評価か否かの妥当性を判断する運転評価判断部228と、サーバ通信部30と、位置情報を含む運転評価ポイント情報を取得して表示装置18に表示するように制御する運転評価ポイント取得部232と、を含んだ構成で表すことができる。
運転評価取得部226は、周辺車両通信部34で受信した運転評価情報を取得する。評価車両から送信される運転評価情報は、ブロードキャスト送信されるため、ここで取得される運転評価情報には、自車両宛以外の運転評価情報も含まれる。
運転評価判断部228は、図17に示すように、運転評価取得部226で取得した運転評価情報から自車両宛の運転評価情報を抽出する自車宛運転評価抽出部228eと、自車両宛の運転評価が行われた時点の自車両の運転状況を抽出する自車運転状況抽出部228aと、運転マナーID(DB)28bと、妥当性判定部28cと、妥当と評価された運転評価情報に対応する運転マナーID、及び位置情報を含む情報であって、運転マナー啓発管理サーバ80へ送信するためのサーバ送信用情報を生成するサーバ送信用情報生成部228dと、を含んだ構成で表すことができる。
自車宛運転評価抽出部228eは、運転評価取得部226で取得した運転評価情報に含まれる被評価車両を示す識別情報を抽出し、被評価車両を示す識別情報が自車両を示すものか否かを判定する。そして、被評価車両を示す識別情報が自車両を示す運転評価情報を自車両宛の運転評価情報として抽出する。例えば、自車両を示す識別情報として、自車両のナンバーを予め登録しておき、被評価車両を示す識別情報としての車両ナンバーと自車両のナンバーとが一致するか否かを判定することにより、自車両宛の運転評価情報を抽出することができる。
自車運転状況抽出部228aは、自車宛運転評価抽出部228eで抽出された運転評価情報を用いて、第1の実施の形態の自車運転状況抽出部28aと同様の処理により、運転評価情報に対応した自車両の運転状況を抽出する。このように、自車両宛の運転評価情報に対応した自車両の運転状況を抽出することにより、第1の実施の形態の場合に比べて、妥当性判定部28cで行われる妥当性の判定の信頼性が向上する。
サーバ送信用情報生成部228dは、妥当性判定部28cで自車両宛の運転評価情報であると判定された運転評価情報、その運転評価情報に対応する運転マナーを示す運転マナーID、運転評価取得部226で取得した運転評価情報に含まれる評価車両を示す識別情報、被評価車両を示す識別情報、及び運転マナー評価ボタン17が押下された日時(以下、運転評価が行われた日時ともいう)とを合わせてサーバ送信用情報を生成する。
運転評価ポイント取得部232は、図18に示すように、ポイント情報から位置情報を抽出する位置情報取得部232aと、緯度及び経度と地名とを対応させて記憶した地名DB232bと、抽出した位置情報を地名に変換する地名変換部232cと、を含んだ構成で表すことができる。
位置情報抽出部232aは、サーバ通信部30で受信したポイント情報を取得する。このポイント情報には、後述するように、運転評価ポイントの対象となった運転評価が行われた位置を示す位置情報(緯度及び経度)が含まれており、位置情報抽出部232aでは、これを抽出するものである。
地名DB232bには、図19に示すように、緯度及び経度と、その緯度及び経度が示す地名とが対応して記憶されている。
地名変換部232cは、位置情報抽出部232aで抽出された位置情報を、地名DB232bを参照して、対応する地名に変換する。そして、ポイント情報が示す内容のうち、位置情報を地名に変換した内容を表示装置18に表示するように制御して、ドライバに提示する。
運転マナー啓発管理サーバ280は、運転マナー啓発管理サーバ280全体の制御を司るCPU、ポイント算出処理ルーチンのプログラム等を記憶した記憶媒体としてのROM、ワークエリアとしてデータを一時格納するRAM、及びこれらを接続するバスを含んだコンピュータで構成されている。なお、第2の実施の形態の運転マナー啓発管理サーバ280の構成は、第1の実施の形態の運転マナー啓発管理サーバ80と略同様であるため、第1の実施の形態と異なる点について、第1の実施の形態と同一の図面を用いて説明する。
運転評価正当性判定部286は、図6に示すように、運転評価履歴DB286aと、相互評価回数抽出部286bと、運転評価正当性検証部86cと、を含んだ構成で表すことができる。
運転評価履歴DB286aは、図20に示すように、第1の実施の形態の運転評価履歴DB86aに加えて、運転評価の履歴として、サーバ送信用情報に含まれる位置情報(緯度及び経度)も記憶されている。
相互評価回数抽出部286bは、評価車両ID抽出部84bで抽出された評価車両ID及び被評価車両ID抽出部84cで抽出された被評価車両IDと、運転評価履歴DB286aの評価車両ID及び被評価車両ID、並びにサーバ送信用情報に含まれる位置情報と、運転評価履歴DB286aの緯度及び経度とを照合して、同一の評価車両と被評価車両との組み合わせによる運転評価であって、所定範囲のエリア内で行われた運転評価の回数を抽出する。同一の評価車両と被評価車両との組み合わせによる運転評価が、同一の地域において頻出している場合には、詐欺行為である可能性がより高いため、位置情報も用いて相互評価の回数を抽出することにより、運転評価正当性検証部86cでの検証精度を向上させるものである。
運転評価ポイント算出部288は、図8に示すように、運転評価ポイントDB88aと、基準ポイント取得部88bと、運転評価重み係数DB88cと、重み係数取得部88dと、ポイント演算部88eと、累積ポイント記憶部88fと、評価車両及び被評価車両に送信するためのポイント情報を生成するポイント情報生成部288gと、を含んだ構成で表すことができる。また、運転評価ポイント算出部288には、図示は省略するが、図4に示した運転マナーIDDB28bと同様のデータベースも含まれる。
ポイント情報生成部288gは、評価車両及び被評価車両に送信されるポイント情報として、ポイント演算部88eで演算された今回の運転評価ポイントを示す運転評価ポイント情報、累積ポイント記憶部88fに記憶されたこれまでの累積ポイントを示す累積ポイント情報、評価の対象となった運転マナーID、運転評価が行われた日時、及びサーバ送信用情報に含まれる運転評価が行われた位置を示す位置情報等の情報を含むポイント情報を生成する。生成されたポイント情報は、通信部82から携帯電話ネットワークを介して、ポイント付与の対象となる評価車両及び被評価車両に搭載された運転マナー啓発装置210、211に送信される。
次に、図21を参照して、第2の実施の形態の運転マナー啓発装置211のコンピュータ221で実行される運転評価処理ルーチンについて説明する。本ルーチンは、車両のイグニションスイッチがオンされるか、または本装置の電源がオンされることによりスタートする。
ステップ200で、外向きカメラ14で撮像された周辺画像、及び内向きカメラ15で撮像されたドライバ画像を取得する。
次に、ステップ202で、上記ステップ200で取得した外向きカメラ14による周辺画像に対して画像処理を施して、自車両周辺に存在する周辺車両、及びその周辺車両と自車両との位置関係を認識する。
次に、ステップ204で、上記ステップ200で取得した内向きカメラ15によるドライバ画像に対して画像処理を施して、ドライバの顔から目領域を検出し、瞳孔中心法や角膜反射法等の従来既知の技術を用いて、ドライバの視線方向を検出する。
次に、ステップ206で、上記ステップ202で自車両の周辺車両の状況が認識された周辺画像と、上記ステップ204で検出されたドライバの視線方向とのマッチングを行って、ドライバが注視した対象車両を特定し、例えば、周辺画像から対象車両のナンバープレートの画像、またはそのナンバープレートの画像から抽出したテキスト情報を抽出することにより、対象車両を示す識別情報を取得する。そして、取得した対象車両を示す識別情報を、上記ステップ200で、周辺画像またはドライバ画像が撮像された日時と対応させて、対象車両記憶部46に記憶する。
次に、ステップ208で、運転マナー評価ボタン17が押下されたか否かを判定し、押下された場合には、ステップ209へ移行し、押下されない場合には、ステップ214へ移行する。
ステップ209では、運転マナー評価ボタンが押下された時点における位置情報をGPS装置19から取得する。
次に、ステップ212で、対象車両記憶部46から、運転マナー評価ボタン17が押下された時点、または押下された時点から少し遡った時点の日時と対応して記憶された対象車両の識別情報を、被評価車両を示す識別情報として読み出す。そして、上記ステップ209で取得した位置情報、運転マナー評価ボタン17が押下された日時、対象車両記憶部46から読み出した被評価車両を示す識別情報、及び自車両(評価車両)を示す識別情報を含む運転評価情報を生成して、周辺車両へ向けてブロードキャスト送信する。
次に、ステップ214で、車両のイグニションスイッチがオフされたか、または本装置の電源がオフされたか否かを判定する。オフされていない場合には、ステップ200へ戻り、オフされた場合には、処理を終了する。
次に、図22を参照して、第2の実施の形態の運転マナー啓発装置210のコンピュータ220で実行されるサーバ送信用情報送信処理ルーチンについて説明する。本ルーチンは、車両のイグニションスイッチがオンされるか、または本装置の電源がオンされることによりスタートする。なお、第1の実施の形態のサーバ送信用情報送信処理と同一の処理については、同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
ステップ230で、運転状況検出センサ12の検出値、及び外向きカメラ14で撮像された周辺画像を取得する。次に、ステップ102で、自車両の運転状況を認識し、日時と運転状況とを対応させて、運転状況記憶部24に記憶する。
次に、ステップ231で、周辺車両からブロードキャスト送信された運転評価情報を、周辺車両通信部34で受信したか否かを判定する。受信した場合には、ステップ234へ移行し、受信していない場合には、ステップ114へ移行する。
ステップ234では、上記ステップ231で受信した運転評価情報を取得し、運転評価情報に含まれる被評価車両を示す識別情報、例えば被評価車両の車両ナンバーを抽出する。そして、被評価車両の車両ナンバーと自車両のナンバーとが一致するか否かを判定することにより、自車両宛の運転評価情報を抽出する。
次に、ステップ110で、上記ステップ234で抽出された自車両宛の運転評価情報の妥当性を、抽出した運転評価情報と自車両の運転状況との対応に基づいて判定する。抽出された運転評価情報が、自車両宛の運転評価情報として妥当であると判定された場合には、ステップ112へ移行し、自車両宛の運転評価情報として妥当ではないと判定された場合には、ステップ114へ移行する。
ステップ112では、上記ステップ110で自車両宛の運転評価情報として妥当であると判定された運転評価情報、その運転評価情報に対応する運転マナーを示す運転マナーID、上記ステップ234で抽出された運転評価情報に含まれる評価車両を示す識別情報、被評価車両を示す識別情報、及び運転マナー評価ボタン17が押下された日時とを合わせてサーバ送信用情報を生成し、携帯電話ネットワークを介して運転マナー啓発管理サーバ280へ送信する。
次に、ステップ114で、車両のイグニションスイッチがオフされたか、または本装置の電源がオフされたか否かを判定する。オフされていない場合には、ステップ230へ戻り、オフされた場合には、処理を終了する。
第2の実施の形態の運転マナー啓発管理サーバ280で実行されるポイント算出処理は、第1の実施の形態の運転マナー啓発管理サーバ80で実行されるポイント算出処理(図13)のステップ122において相互評価回数を抽出する際に、運転評価が行われた位置も考慮する点、及びステップ132で生成されるポイント情報に位置情報も含まれる点が異なるのみであるため、詳細な説明は省略する。
第2の実施の形態の運転マナー啓発装置210で実行されるポイント情報受信処理は、第1の実施の形態の運転マナー啓発装置10で実行されるポイント情報受信処理(図14)のステップ140の後に、ポイント情報に含まれる位置情報(緯度及び経度)を地名に変換する処理が追加され、また、ステップ142において、地名を含むポイント情報を提示する点が異なるのみであるため、詳細な説明は省略する。なお、第2の実施の形態のポイント情報受信処理のステップ142では、例えば、図23に示すように、運転評価が行われた地名も表示される。
以上説明したように、第2の実施の形態の運転マナー啓発システムでは、ソーシャルな運転マナーの評価を示す挙動として、評価車両において運転マナー評価ボタンを押下することとし、運転マナー評価ボタンが押下されたタイミングに対応したドライバの視線方向から被評価車両が特定されて、特定された被評価車両の情報が運転評価情報に含まれて送信されるため、被評価車両において自車両宛の運転評価情報を抽出することができる。なお、運転マナー評価ボタンを押下することは、ハザードランプを点滅させたり、挙手したり、ホーン音を鳴らしたりする挙動に相当するものであり、ドライバに負担を強いるものではない。このため、第2の実施の形態の運転マナー啓発システムによれば、第1の実施の形態の効果に加えて、運転評価情報が自車両宛のものであるか否かの妥当性の判定精度が向上し、システムの信頼度を向上させることができる。
なお、第2の実施の形態では、評価車両のドライバの視線方向を検出して、被評価車両を特定して、運転評価情報に被評価車両を示す情報を含める場合について説明したが、この被評価車両を特定する処理を行うことなく、運転マナー評価ボタンの押下に応じて運転評価情報を送信する処理のみを行うようにしてもよい。この場合、第1の実施の形態と同様に、運転評価情報と自車両の運転状況との対応により、自車両宛の運転評価情報であるか否かの妥当性を判断するようにするとよい。
また、第2の実施の形態では、ドライバが注視した対象車両を随時特定して記憶しておく場合について説明したが、周辺画像及びドライバ画像または視線方向の情報を随時記憶しておき、運転マナー評価ボタンが押下されてから、記憶しておいた周辺画像及びドライバ画像または視線方向の情報を用いて、対象車両(被評価車両)を特定するようにしてもよい。
また、第2の実施の形態では、ドライバの視線方向により被評価車両を特定する場合について説明したが、例えば、評価車両のドライバが運転評価を行う際に、被評価車両を指差しするなどの運用を行って、この指差しの方向を検出して、被評価車両を特定するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、ポイント情報を表示装置に表示してドライバに提示する場合について説明したが、スピーカから音声出力して提示するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、運転マナー啓発装置−運転マナー啓発管理サーバ間(車両−サーバ間)の通信として、携帯電話ネットワークを用い、運転マナー啓発装置間(車両−車両間)の通信として、車車間通信または路車間通信を用いる場合について説明したが、これに限定されず、車両−サーバ間、車両−車両間でデータの送受信が可能な方式であればよい。
1、201 運転マナー啓発システム
10、210、211 運転マナー啓発装置
12 運転状況検出センサ
14 外向きカメラ
15 内向きカメラ
16 マイク
17 運転マナー評価ボタン
18 表示装置
19 GPS装置
20、220,221 コンピュータ
22 運転状況認識部
24 運転状況記憶部
26、226 運転評価取得部
28、228 運転評価判断部
30 サーバ通信部
32、232 運転評価ポイント取得部
34 周辺車両通信部
40 周辺車両認識部
42 視線方向検出部
44 対象車両特定部
46 対象車両記憶部
48 運転評価生成部
80、280 運転マナー啓発管理サーバ
82 通信部
84 サーバ送信用情報取得部
86、286 運転評価正当性判定部
88、288 運転評価ポイント算出部

Claims (10)

  1. 自車両の運転状況を検出する検出手段と、
    運転マナーを評価する他者の挙動を示す運転評価情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された運転評価情報が示す評価が行われた際に前記検出手段により検出された自車両の運転状況と、予め定めた運転マナーを示す運転状況とを比較して、前記取得手段により取得した運転評価情報が示す評価が自車両への評価か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により自車両への評価であると判定された運転評価情報を運転マナー啓発管理装置に送信すると共に、前記運転マナー啓発管理装置により付与されて送信された前記運転評価情報に応じたポイントを示すポイント情報を受信する管理装置間送受信手段と、
    前記管理装置間送受信手段により受信したポイント情報を提示する提示手段と、
    を含む運転マナー啓発装置。
  2. 前記取得手段は、前記運転マナーを評価する他者の挙動を示す他車両のハザードの点滅及び他者の挙手の少なくとも一方を、前記自車両周辺を撮像した周辺画像から抽出するか、または前記運転マナーを評価する他者の挙動を示すホーン音を、前記自車両周辺の音声を集音した音声情報から抽出するかの少なくとも一方の処理により、前記運転評価情報を取得する請求項1記載の運転マナー啓発装置。
  3. 前記取得手段は、他車両から送信された運転評価情報を受信することにより、前記運転評価情報を取得する請求項1記載の運転マナー啓発装置。
  4. 前記運転評価情報は、前記評価の対象となった被評価車両を識別するための被評価車両情報を含み、
    前記判定手段は、前記取得手段により取得した運転評価情報から、前記運転評価情報に含まれる被評価車両情報が自車両を示す運転評価情報を抽出し、抽出された運転評価情報が示す評価が行われた際に前記検出手段により検出された自車両の運転状況と、前記予め定めた運転マナーを示す運転状況とを比較して、抽出された運転評価情報が示す評価が自車両への評価か否かを判定する
    請求項3記載の運転マナー啓発装置。
  5. 前記運転評価情報は、前記評価を行った位置を示す位置情報を含み、
    前記提示手段は、前記位置情報が示す位置を前記ポイント情報と共に提示する
    請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の運転マナー啓発装置。
  6. 自車両周辺を撮像する第1の撮像手段と、
    前記自車両のドライバを撮像する第2の撮像手段と、
    前記第2の撮像手段で撮像されたドライバ画像に基づいて該ドライバの視線方向を検出し、該視線方向と前記第1の撮像手段で撮像された周辺画像とに基づいて、評価の対象となる被評価車両を特定し、該被評価車両を識別するための被評価車両情報を前記周辺画像から抽出する被評価車両抽出手段と、
    他車両の運転マナーへの評価を示すと共に、前記被評価車両抽出手段により抽出された被評価車両情報を含む運転評価情報を生成する運転評価生成手段と、
    前記運転評価生成手段により生成された運転評価情報を周辺車両へ送信する周辺車両間送信手段と、
    を含む請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の運転マナー啓発装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の運転マナー啓発装置と、
    前記管理装置間送受信手段から送信された運転評価情報を受信する運転評価受信手段と、
    前記運転評価受信手段により受信した運転評価情報に基づいて、前記評価の対象となった被評価車両、及び前記評価を行った評価車両の少なくとも一方に、前記運転評価情報に応じたポイントを付与するポイント付与手段と、
    前記ポイント付与手段により付与されたポイントを示すポイント情報を、前記被評価車両及び前記評価車両の少なくとも一方に送信するポイント送信手段と、
    を含む運転マナー啓発管理装置と、
    を含む運転マナー啓発システム。
  8. 前記運転マナー啓発管理装置は、前記被評価車両と前記評価車両との間で過去に行われた評価回数に基づいて、前記運転評価受信手段により受信した運転評価情報の正当性を判定する正当性判定手段を含む請求項7記載の運転マナー啓発システム。
  9. 前記ポイント付与手段は、前記評価車両の過去の評価回数、及び前記被評価車両の被評価回数に基づく重み係数を乗算または加減算して、前記ポイントを演算する請求項7または請求項8記載の運転マナー啓発システム。
  10. コンピュータを、請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の運転マナー啓発装置を構成する各手段として機能させるための運転マナー啓発プログラム。
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