JP2012132311A - バルコニ付き建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】視界が遮られることなく、見晴らしが良好なバルコニ付き建物の提供。
【解決手段】窓部212を有する下階の居室空間S1の上に窓部232を有する上階の居室空間S3が配置され、前記上階の居室空間S3の窓部232の前面にバルコニ5が配置され、前記バルコニ5と前記上階の居室空間S3との間には、複数段の踏板60を有し前方に向かうに従って下り傾斜する階段状のバルコニ床6が配置され、前記バルコニ5はバルコニデッキ51を含み、前記バルコニデッキ51の床レベルは前記上階の居室空間S3の床レベルより低い。
【選択図】図5

Description

本発明は、バルコニ付き建物に関する。
従来、2階や3階などの上階部分に手摺や手摺壁を有するバルコニが設けられ、このバルコニに出入り可能に設けられた窓部がバルコニに面する外壁に設けられている建物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−229486号公報
しかしながら、特許文献1で示される従来の建物では、バルコニが窓部の外側に設けられているため、窓の内側から外側を見る場合に、バルコニの手摺や手摺壁が邪魔となったり、バルコニに出て立つ人が邪魔となったりして、視界が遮られ、見晴らしが悪いという問題がある。
本発明の目的は、視界が遮られることなく、見晴らしが良好なバルコニ付き建物を提供することである。
本発明は、窓部を有する下階の居室空間の上に窓部を有する上階の居室空間が配置され、前記上階の居室空間の窓部の前面にバルコニが配置され、前記バルコニと前記上階の居室空間との間には、複数段の踏板を有し前方に向かうに従って下り傾斜する階段状のバルコニ床が配置され、前記バルコニはバルコニデッキを含み、前記バルコニデッキの床レベルは前記上階の居室空間の床レベルより低いことを特徴とするバルコニ付き建物。
ここで、前記バルコニは前記バルコニデッキの外端縁に設けられた手摺を含み、前記手摺は前記階段状のバルコニ床の最上段の高さ位置よりも低いことが好ましい。
さらに、前記踏板は所定間隔離して配置された複数のデッキ材を備えて形成され、前記デッキ材は、前記下階の居室空間の窓に向けて採光可能な方向に傾斜した傾斜側面部を有して形成されることが好ましい。
本発明に関連するバルコニ付き建物は、以下の構成を備える。
すなわち、図面を参照して説明すると、バルコニ付き建物1,1A,1B,1C,1D,1Eは、上階に形成された第1床120が標準的な高さを有するとともに当該上階部分に第1窓部122が設けられ、この第1窓部122の外側にバルコニ5,5A,5B,5Cが設けられた複数階の第1居室部10と、前記第1居室部10に隣接配置され、前記第1床120より高く前記第1居室部10の上階の天井より低い位置に第2床230を有し、この第2床230が形成される上階部分に第2窓部232が設けられた複数階の第2居室部20,20A,20Bと、を備えたバルコニ付き建物1,1A,1B,1C,1D,1Eであって、前記バルコニ5,5A,5B,5Cと前記第2居室部20,20A,20Bの第2窓部232とが階段状のバルコニ床6,6A,6B,6Cで接続されていることを特徴とする。
このような構成によれば、第2床は第1床より高いので、第2居室部の上階にいる人はバルコニが邪魔にならず外を見ることができ、良好な見晴らしを得ることができる。
また、階段状のバルコニ床があることで、床レベルの異なる第1居室部と第2居室部との上階同士を容易に行き来することができ、さらに、階段状のバルコニ床から漏れる光により第2居室部の下階の採光を行うことができる。
バルコニ付き建物1,1B,1C,1D,1Eでは、前記第2居室部20,20Bは、前記第2窓部232が前記第1居室部10の第1窓部122に対して後退して配置されていることが好ましい。
ここで、第2窓部が第1窓部に対して後退して配置されるとは、互いの窓部が水平方向において前後して段違いに配置されていることを示す。
このような構成によれば、隣り合う上階の窓同士が段違いに配置されているので、後退して配置されている第2居室部のプライバシーが守られる。
バルコニ付き建物1C,1Dでは、前記第1居室部10と前記第2居室部20の一方は、前記第1居室部10と前記第2居室部20の他方を挟んで2箇所配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、第2居室部の第2窓部が第1居室部の第1窓部に対して後退して配置されているので、第1居室部と第2居室部の一方が、第1居室部と第2居室部の他方を挟んで配置されると、第2居室部のプライバシーが一層守られる。また、第1居室部が、第2居室部を挟んで配置されると、2箇所の第1居室部と第2居室部とで囲まれた空間を中庭空間として利用することができる。
バルコニ付き建物1,1A,1B,1C,1Dでは、前記第2居室部20,20Aの第2床230の下方に設けられた下階は、標準的な高さの居室S1と、この居室S1の上に設けられ、高さ寸法が前記標準的な高さの居室S1より低い収納スペースS2とを備え、前記標準的な高さの居室S1には、前記階段状のバルコニ床6から漏れる光を受ける第3窓部212が形成されていることが好ましい。
ここで、標準的な高さの居室とは、床から天井までの高さが標準的な高さを有する居室のことをいう。
このような構成によれば、階段状のバルコニ床から漏れる光を受ける第3窓部によって日差しが奥まで届くので、第2居室部の下階への採光を確実に行うことができる。
バルコニ付き建物1Eでは、前記第2居室部20Bの第2床230の下方に設けられた下階は、吹き抜け空間が形成された居室S4であることが好ましい。
このような構成によれば、第2居室部の下階の居室には、吹き抜け空間が形成されているので、居室の外壁の面積が大きくなって、下階の採光面積を大きくとることができ、第2居室部の下階への採光を一層、確実に行うことができる。
バルコニ付き建物1,1A,1B,1C,1D,1Eでは、前記階段状のバルコニ床6,6A,6B,6Cは、所定間隔離して配置された複数のデッキ材601を備えて形成され、前記デッキ材601は、略水平な上面部601Aと、採光対象部に向かって下部が傾斜した傾斜側面部601Bとを有して形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、デッキ材の上面部同士が間隔を介して設置され、傾斜側面部が採光対象部に向かって傾斜しているので、デッキ材同士の間隔部分を介して採光対象部に向かって日光を通すことができ、採光対象部への採光性を確実に行うことができる。
また、バルコニ床上に立って下方を見る場合には、上面部同士の間隔部分に傾斜側面部が重なって見えることから、実際に視認される隙間は、上面部同士の間隔部分よりも小さくなり、安心感が得られる。
バルコニ付き建物1,1A,1B,1C,1D,1Eでは、前記複数のデッキ材601は、水平方向に並んだ板部材であり、この板部材には、それぞれ前記傾斜側面部601Bが形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、板部材によってデッキ材を形成するので、傾斜側面部を加工することも容易で、デッキ材を低コストで製造することができる。
本発明の第1実施形態に係るバルコニ付き建物を示す斜視図である。 前記バルコニ付き建物を示す正面図である。 前記バルコニ付き建物を示す断面図である。 前記バルコニ付き建物における階段状のバルコニ床の一部を示す断面図である。 前記バルコニ付き建物を示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係るバルコニ付き建物を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るバルコニ付き建物を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るバルコニ付き建物を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係るバルコニ付き建物を示す斜視図である。 本発明の第6実施形態に係るバルコニ付き建物を示す部分断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
なお、後述する第2実施形態以降において、以下に説明する第1実施形態での構成部材と同じ構成部材および同様な機能を有する構成部材には同一符号を付し、説明を簡単にあるいは省略する。
図1は、本実施形態のバルコニ付き建物としてのユニット式建物1を示す斜視図であり、図2は、ユニット式建物1を示す正面図であり、図3は、ユニット式建物1を示す断面図である。
図1から図3に示すように、ユニット式建物1は、基礎2と、この基礎2の上にそれぞれ施工された3つの居室部10,20,30と、これらの居室部10〜30の上側に施工される屋根4と、各居室部10〜30の上階の外側に施工されたバルコニ5および階段状のバルコニ床6とを含んで形成されている。
屋根4は、棟部から両側の軒先に向かって下り勾配となる傾斜屋根面を有する切妻屋根として構成され、傾斜方向の長さ寸法の大きい屋根面41と、傾斜方向の長さ寸法の小さい屋根面42とを備えている。
3つの居室部、すなわち第1居室部10、第2居室部20、および第3居室部30は、第1居室部10と第3居室部30とが第2居室部20を挟むようにして配置されている。また、これらの居室部10〜30は、それぞれ略直方体状の複数の建物ユニットが上下に積み重ねられて構成され、それぞれ複数階を有している。
すなわち、第1居室部10は、1階建物ユニット11と、2階建物ユニット12とを組み合わせて構成されている。
また、第2居室部20は、1階建物ユニット21と、収納用建物ユニット22と、2階建物ユニット23とを組み合わせて構成され、収納用建物ユニット22は、1階建物ユニット21と2階建物ユニット23との間に配置されている。
また、第3居室部30は、1階建物ユニット31と、収納用建物ユニット32と、2階建物ユニット33とを組み合わせて構成され、収納用建物ユニット32は、1階建物ユニット31と2階建物ユニット33との間に配置されている。
これらの8個の建物ユニット11,12,21〜23,31〜33の幅方向の寸法(図2中の左右方向の寸法)は、すべて幅寸法Wに設定されている。
また、各居室部10〜30の1階建物ユニット11,21,31と、各居室部10〜30の2階建物ユニット12,23,33の高さ方向の寸法は、標準的な高さ寸法HAに設定されている。これに対して、図3にも示すように、第2および第3居室部20,30の収納用建物ユニット22,32の高さ方向の寸法は、高さ寸法HAよりも低く、高さ寸法HBに設定されている。
このように形成された第1居室部10において、1階建物ユニット11の高さ寸法が標準的な高さ寸法HAであるので、2階建物ユニット12の下部に形成される2階部分の床面120(図1)は、標準的な高さ位置に設けられる。
一方、第2居室部20において、1階建物ユニット21と2階建物ユニット23との間に収納用建物ユニット22が配置されているので、2階建物ユニット23の下部に形成される2階部分の床面230(図1)は、床面120よりも高さ寸法HBだけ高い位置に設けられる。
また、高さ寸法HBは、高さ寸法HAよりも低く設定されているので、床面230は、第1居室部10の2階部分の天井高さよりも低い位置に設けられる。
このように、本実施形態では、床面120によって本発明の第1床が構成され、床面230によって本発明の第2床が構成される。
また、第1居室部10および第3居室部30の各建物ユニット11,12,31〜33の奥行き方向の寸法(図3中の左右方向の寸法)は、奥行き寸法LAに設定されている。これに対して、第2居室部20の各建物ユニット21〜23の奥行き方向の寸法は、奥行き寸法LAよりも短く、奥行き寸法LBに設定されている。
このように形成された各居室部10〜30は、第2居室部を構成する建物ユニットの奥行き寸法LBよりも両側に配置された第1および第3居室部を構成する建物ユニットの奥行き寸法LAの方が長く設定されていることによって、上方から見た場合に全体コ字状の平面形状となるように配置されている。これら居室部10〜30によって囲まれる屋外部分には、中庭(インナーコート)7が形成されている。
図3に示すように、第2居室部20において1階建物ユニット21の内部には、標準的な高さの居室としての1階居室空間S1が、リビングルーム等として利用可能に形成されている。
また、収納用建物ユニット22の内部には、1階居室空間S1よりも低い高さ寸法の収納スペースS2が形成されている。
また、2階建物ユニット23の内部には、1階居室空間S1と同じ高さ寸法の2階居室空間S3が、寝室等として利用可能に形成されている。
1階居室空間S1および収納スペースS2は、図3に示すように、1階建物ユニット21内に設けられる階段81によって昇降可能に設けられ、収納スペースS2および2階居室空間S3は、収納用建物ユニット22内に設けられる階段82によって昇降可能に設けられている。
収納スペースS2の床面221の高さ位置は、隣接する第1居室部10の2階建物ユニット12の床面120(図1)の高さ位置と一致しているので、使用者が収納スペースS2に収納物を出し入れする際には、第1居室部10の2階から水平方向に収納物を移動すればよい。このように、収納スペースS2は、使用者が収納物を容易に出し入れ可能に設けられ、利用頻度の比較的高い収納物の収納に適している。また、収納スペースS2が緩衝地帯の役割を果たすため、1階居室空間S1と2階居室空間S3との間の遮音性を高くすることができる。
図2に示すように、第1居室部10の2階建物ユニット12の外壁面のうち、中庭7に隣接する外壁面121には、第1窓部としての第1サッシ窓122が取り付けられている。この第1サッシ窓122の外側および収納用建物ユニット32の外壁面321の外側には、これら第1サッシ窓122の外側と外壁面321の外側とを連絡するバルコニ5が設けられている。このバルコニ5へは、第1サッシ窓122を通って、第1居室部10の2階部分から出入りすることができる。
また、バルコニ5は、バルコニデッキ51と、このバルコニデッキ51の周端縁に沿って立設された複数の縦桟52と、これらの縦桟52の上側に配置された手摺53とを含んで形成されている。本実施形態では、手摺53の高さ位置は、図2または図3に示すように、2階建物ユニット23の床面(第2床)230の高さ位置よりも低く、すなわち、この床面230に繋がる後述する階段状のバルコニ床6の最上段61の高さ位置よりも低く設けられている。
図3に示すように、第2居室部20の2階建物ユニット23の中庭7側の外壁面231に、第2窓部としての第2サッシ窓232が取り付けられている。そして、第1居室部10の奥行き寸法LAの方が、第2居室部20の奥行き寸法LBよりも長く設定されているので、第2サッシ窓232は、第1居室部10の第1サッシ窓122よりも、建物の奥行き方向(図3中の右方向)に後退した位置に設けられている。
階段状のバルコニ床6は、この第2サッシ窓232の外側、かつ、中庭7の上方に施工されている。具体的には、図3に示すようにバルコニ床6の最上段61が2階居室空間S3の床面230と同じ高さに設けられ、バルコニ床6の最下段62がバルコニ5のバルコニデッキ51と同じ高さに設けられ、これら最上段61と最下段62とを含む複数の踏板60が階段状に配列されている。このようにして、第2居室部20の第2サッシ窓232とバルコニ5とが階段状のバルコニ床6で接続されている。
また、階段状のバルコニ床6は、第2サッシ窓232を通って、2階居室空間S3から出入り可能に設けられている。
次に、階段状のバルコニ床6を構成する踏板60について図4に基づいて説明する。
図4は、バルコニ床6を構成する踏板60を示す断面図である。図4に示すように、踏板60は、所定間隔離して水平方向に並べられた複数のデッキ材601と、これらのデッキ材601を内部に支持する全体略矩形状の枠材602とを備えて形成されている。
デッキ材601は、長尺状の板部材であり、その断面形状は、略水平な上面部601Aと、1階居室空間S1内の採光対象部に向かって下部が傾斜した傾斜側面部601Bと、底面部601Cと、第2側面部601Dとを有した中実構造の全体略平行四辺形状に形成されている。このデッキ材601は、木粉入りの樹脂製であっても、金属製であってもよい。
傾斜側面部601Bの傾斜角度は、冬季の日差しの照射角度に合わせられている。この傾斜側面部601Bによって、バルコニ床6上に立って下方を見る場合に、上面部601A同士の間隔部分に傾斜側面部601Bが重なって見えるので、実際に視認される隙間が上面部601A同士の間隔部分よりも小さくなる。
なお、前述したバルコニ5のバルコニデッキ51は、階段状のバルコニ床6と同様に、水平方向に並べられた複数のデッキ材601を含んで構成されている。
次に、中庭7部分について、図2に基づいて説明する。
中庭7には、1階用デッキ71が敷設されており、その一部は、中庭7の外側に延設して設けられている。
また、中庭7に面する1階建物ユニット21の外壁面211には第3窓部としての第3サッシ窓212が取り付けられている。この第3サッシ窓212は、1階居室空間S1から1階用デッキ71に出入り可能に設けられている。また、第3サッシ窓212は、階段状のバルコニ床6から漏れる光を受ける位置に設けられている。
次に、2階居室空間S3および階段状のバルコニ床6からの視界について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、2階居室空間S3内にいる人が椅子に座った姿勢で外側を見る場合に、床面230が床面120よりも高さ寸法HBだけ高いので、バルコニ5やバルコニ5に立つ人が邪魔にならず外部を見ることができる。同様に、階段状のバルコニ床6に人が腰を下ろした姿勢で外側を見る場合にも、バルコニ5やバルコニ5に立つ人が邪魔とならず外部を見ることができる。
次に、階段状のバルコニ床6に照射される日差しについて図5に基づいて説明する。
図5は、ユニット式建物1の部分断面図である。図5に示すように、冬季では、階段状のバルコニ床6の隙間から日差し(図中の実線)が、バルコニ床6の下方に差し込まれるようになっている。
具体的には、バルコニ床6の複数の踏板60が階段状に配列されていることによって、日差しが踏板60同士の隙間から差し込まれるようになっている。さらに、踏板60同士の隙間だけでなく、個々の踏板60においても、デッキ材601同士の隙間から日差しが傾斜側面部601Bに沿って差し込まれるようになっている。
そして、差し込まれた日差しは、第3サッシ窓212を通って、1階居室空間S1内を照らし、1階居室空間S1内の採光が確保される。
一方、夏季においては、日差し(図中の2点鎖線)の照射角度が冬季よりも大きいので、バルコニ床6の踏板60、すなわち、デッキ材601の上面部601Aおよび傾斜側面部601Bによって日差しが遮られ、中庭7および1階居室空間S1への夏季の強い日差しが差し込まないようになっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
(1)第1居室部10の床面120よりも高い位置に設けられた第2居室部20の床面230と、床面120と同じ高さに設けられたバルコニ5と、床面230とバルコニ5とを連絡する階段状のバルコニ床6とによって、2階居室空間S3内から外部を見た場合に、バルコニ5やバルコニ5に立つ人が邪魔にならず外部を見ることができる。従って、2階居室空間S3内からの視界を良好にすることができる。
(2)バルコニ5と階段状のバルコニ床6とが、第1サッシ窓122の外側と第2サッシ窓232とを連絡するように設けられているので、床レベルの異なる第1居室部10の2階部分と、第2居室部20の2階居室空間S3との間を使用者がバルコニ5およびバルコニ床6を通って容易に行き来することができる。
(3)バルコニ床6の複数の踏板60が、階段状に配列されているとともに、個々の踏板60においてデッキ材601の上面部601A同士が、所定の間隔を介して設置され、また、傾斜側面部601Bが、1階居室空間S1の採光対象部に向かって傾斜して設けられているので、踏板60同士の隙間およびデッキ材601同士の隙間を冬季の日差しが通過することによって、1階居室空間S1内の採光を確保することができる。
(4)傾斜側面部601Bの傾斜角度が冬季の照射角度に合わせられているので、夏季においては、デッキ材601の上面部601Aおよび傾斜側面部601Bによって日差しが遮られ、中庭7および1階居室空間S1への夏季の強い日差しが差し込まないようにすることができる。
(5)第2サッシ窓232が第1サッシ窓122に対して後退して配置されており、第1居室部10と第3居室部30とが第2居室部20を挟んで配置されているので、第2居室部20の1階居室空間S1および2階居室空間S3のプライバシーを守ることができる。
(6)階段状のバルコニ床6の上に立った場合には、上面部601Aの間隔部分に傾斜側面部601Bが重なって見えることから、実際に視認される隙間は、上面部601Aの間隔部分よりも小さくなり、安心感が得られる。
(7)板部材によってデッキ材601を形成するので、傾斜側面部601Bを加工することも容易で、デッキ材601を低コストで製造することができる。
(8)第1居室部10と第2居室部20と第3居室部30とで囲まれた空間を中庭7として利用することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るバルコニ付き建物としてのユニット式建物1Aについて図6に基づいて説明する。
図6は、ユニット式建物1Aを示す斜視図である。図6に示すように、ユニット式建物1Aは、前述の第1実施形態のユニット式建物1に対して、第3居室部がない点と、第2居室部20Aの構成とが相違するもので、その他の構成はユニット式建物1と略同様である。
すなわち、ユニット式建物1Aが第1居室部10と第2居室部20Aとを含んで構成されている点と、第1実施形態の第2居室部20の奥行き寸法が寸法LBであったのに対し、第2居室部20Aの奥行き寸法が第1居室部10と同じ寸法LAである点と、バルコニ5Aが平面略L字状に形成されている点とに特徴を有する。
本実施形態によれば、第1実施形態と略同様の効果を奏することができるとともに、第1居室部10の2階部分よりも第2居室部20Aの2階部分の方が高さ寸法HBだけ高いので、第1居室部10の2階部分からバルコニ5Aに出た人が、隣りの第2居室部20Aの2階部分の内部を容易に見ることができず、第2居室部20Aの2階部分のプライバシーを保護することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るバルコニ付き建物としてのユニット式建物1Bについて図7に基づいて説明する。
図7は、ユニット式建物1Bを示す斜視図である。図7に示すように、ユニット式建物1Bは、前述の第1実施形態のユニット式建物1に対して、第3居室部がない点が相違するもので、その他の構成はユニット式建物1と略同様である。
本実施形態によれば、第1実施形態と略同様の効果を奏することができるとともに、第1居室部10の2階部分よりも第2居室部20の2階部分の方が高さ寸法HBだけ高く、かつ、第2居室部10の第2サッシ窓232が第1居室部10の第1サッシ窓122に対して建物の奥行き方向に後退して配置されているので、第1居室部10の2階部分からバルコニ5Bに出た人が、隣りの第2居室部20の2階部分の内部を容易に見ることができず、第2居室部20の2階部分のプライバシーを一層保護することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係るバルコニ付き建物としてのユニット式建物1Cについて図8に基づいて説明する。
図8は、ユニット式建物1Cを示す斜視図である。図8に示すように、ユニット式建物1Cは、前述の第3実施形態のユニット式建物1Bに対して、第2居室部20が第1居室部10を挟んで2箇所配置されている点と、階段状のバルコニ床6Cが2箇所配置されている点とが相違するもので、その他の構成はユニット式建物1Bと略同様である。
本実施形態によれば、第3実施形態と略同様の効果を奏することができるとともに、第2居室部20が第1居室部10を挟んで2箇所配置されているので、プライバシーを保護された第2居室部20の2階部分を2箇所設けることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係るバルコニ付き建物としてのユニット式建物1Dについて図9に基づいて説明する。
図9は、ユニット式建物1Dを示す斜視図である。図9に示すように、ユニット式建物1Dは、前述の第3実施形態のユニット式建物1Bに対して、第1居室部10が第2居室部20を挟んで2箇所配置されている点と、バルコニ5が2箇所配置された第1居室部10の各サッシ窓122の外側を連絡するように取り付けられている点とが相違するもので、その他の構成はユニット式建物1Bと略同様である。
本実施形態によれば、第3実施形態と略同様の効果を奏することができるとともに、第1居室部10が第2居室部20を挟んで2箇所配置されているので、第2居室部20の2階部分のプライバシーを保護することができる。
また、バルコニ5が両方の第1居室部10のサッシ窓122同士を連絡するように設けられるので、一方の第1居室部10の2階部分と、他方の第1居室部10の2階部分との間を使用者がバルコニ5を通って自由に行き来することができる。さらに、階段状のバルコニ床6によって、第2居室部20の2階部分から両方の第1居室部10の2階部分へも自由に行き来することもできる。
また、2箇所の第1居室部10と第2居室部20とで囲まれた屋外部分を中庭7Aとして利用することができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係るバルコニ付き建物としてのユニット式建物1Eについて図10に基づいて説明する。
図10は、ユニット式建物1Eの一部を示す断面図である。図10に示すように、ユニット式建物1Eは、前述の第1から第5実施形態のユニット式建物1〜1Dに対して第2居室部20Bの構成が相違するもので、その他の構成はユニット式建物1〜1Dと略同様である。すなわち、第2居室部20Bは、1階建物ユニット24と、2階建物ユニット23とを備えている。
この1階建物ユニット24の高さ方向の寸法は、高さ寸法HCに設定されている。この高さ寸法HCは、隣接する第3居室部30の1階建物ユニット31の高さ寸法HAと収納用建物ユニット32の高さ寸法HBとを足し合わせた寸法である。
このように形成された1階建物ユニット24の内部には、標準的な高さの居室よりも高い高さ寸法の1階居室空間S4が、リビングルーム等として利用可能に形成されている。この1階居室空間S4は、本発明の吹き抜け空間が形成された居室として構成される。
また、1階建物ユニット24の中庭7に面する外壁面には、第3サッシ窓241が取り付けられる。この第3サッシ窓241の高さ寸法は、高さ寸法HAよりも高く設定されているため、冬季においては、1階居室空間S4内の奥の方まで、日差し(図中の実線)が届くようになっている。一方、第3サッシ窓241の高さ寸法が高さ寸法HAよりも高く設定されていても、夏季においては、日差し(図中の2点鎖線)がバルコニ床6によって遮られ、中庭7および1階居室空間S4へ、夏季の強い日差しが差し込むのを防ぐことができる。
本実施形態によれば、1階居室空間S4には、吹き抜け空間が形成されているので、居室の外壁の面積が大きくなって、1階居室空間S4の採光面積を大きくとることができ、1階居室空間S4への採光を一層、確実に行うことができる。また、第1から第5実施形態と略同様の効果を奏することができる。
[本発明の変形例]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、本発明のバルコニ付き建物をユニット式建物として説明したが、本発明を鉄骨軸組構造や在来構造にも適用することができる。そして、前記各実施形態では、2階建て建物に適用したが、3階建て以上の建物について本発明を適用することができる。3階建て以上の建物にあっては、特定の階、例えば、2階のみにバルコニを設けることを要せず、2階以上の全ての階にバルコニを設けるものであってもよい。
前記第1実施形態から第5実施形態では、第2居室部20,20Aが標準的な高さの建物ユニット21,23と、標準的な高さよりも低い収納用建物ユニット22とを組み合わせて形成されていたが、本発明のバルコニ付き建物の第2居室部としては、収納用建物ユニットが、上下いずれかに配置される建物ユニットと一体的に形成された、中間床を有する中間床付き建物ユニットとして構成されていてもよい。このような中間床付き建物ユニットでは、その高さ寸法を第1実施形態の高さ寸法HAと高さ寸法HBとを足し合わせた高さ寸法に設定すればよい。
前記第1および第5実施形態では、中庭7,7Aが形成されていたが、この中庭部分を玄関のポーチや車庫等として利用してもよい。
前記第1実施形態から第6実施形態では、デッキ材601は、中実構造の板部材として説明したが、中空筒状に形成されていてもよい。この場合、上面部601A、傾斜側面部601B、底面部601Cおよび第2側面部601Dは、それぞれアルミ製の形材の外周を木粉入りの樹脂で覆った2層構造としてもよい。
または、デッキ材は、上面部と傾斜側面部とが断面略ヘ字形に形成された板状部材によって構成されてもよい。
前記第1実施形態から第6実施形態では、踏板60は、複数のデッキ材601を所定間隔離して配列されて構成されているが、隣り合うデッキ材601間に、透光性のある樹脂製部材を隙間無く設けてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明は、住宅等の建物や、店舗等の建物に利用できる。
1,1A,1B,1C,1D,1E…ユニット式建物(バルコニ付き建物)
10…第1居室部
120…床面(第1床)
122…第1サッシ窓(第1窓部)、
20,20A,20B…第2居室部
230…床面(第2床)
232…第2サッシ窓(第2窓部)
5,5A,5B,5C…バルコニ
6,6A,6B,6C…階段状のバルコニ床
S1…1階居室空間(標準的な高さの居室)
S2…収納スペース
212…第3サッシ窓(第3窓部)
S4…1階居室空間(吹き抜け空間が形成された居室)
601…デッキ材
601A…上面部
601B…傾斜側面部

Claims (3)

  1. 窓部を有する下階の居室空間の上に窓部を有する上階の居室空間が配置され、前記上階の居室空間の窓部の前面にバルコニが配置され、前記バルコニと前記上階の居室空間との間には、複数段の踏板を有し前方に向かうに従って下り傾斜する階段状のバルコニ床が配置され、前記バルコニはバルコニデッキを含み、前記バルコニデッキの床レベルは前記上階の居室空間の床レベルより低いことを特徴とするバルコニ付き建物。
  2. 請求項1に記載されたバルコニ付き建物において、
    前記バルコニは前記バルコニデッキの外端縁に設けられた手摺を含み、前記手摺は前記階段状のバルコニ床の最上段の高さ位置よりも低いことを特徴とするバルコニ付き建物。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のバルコニ付き建物において、
    前記踏板は所定間隔離して配置された複数のデッキ材を備えて形成され、前記デッキ材は、前記下階の居室空間の窓に向けて採光可能な方向に傾斜した傾斜側面部を有して形成されることを特徴とするバルコニ付き建物。
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