JP2012130264A - 苗移植機 - Google Patents

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和彦 石井
Hitoshi Okumura
仁 奥村
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Abstract

【課題】圃場出入口付近などにおける圃場内でも苗の植え付けを自動で容易に行うことができる苗植付部を備えた苗移植機を提供すること。
【解決手段】 圃場から出る際等に作業者が手で掴む畦越えアーム53を機体1の前部に設け、圃場から退出するとき等、機体1が所定角度以上傾斜する際に伝動軸回転センサ54で計測される後輪7の回転数に合わせて苗植付部3を所定高さだけ上昇させることにより、圃場の出入口付近に苗を植え付けながら機体1を圃場から出すことができるので、機体1を圃場外に出した後、作業者が手作業で苗を植え付ける必要が無く、作業者の労力が軽減される。また、苗植付部3を少しずつ上昇させることにより、段階的に上り傾斜している圃場の出入口付近であっても苗植付部3の下部が圃場面に接触することが無く、苗植付部3が破損することが防止される。
【選択図】図6

Description

この発明は、圃場に苗を植え付けるための苗移植機に関するものである。
この種の苗移植機において、圃場の出入り口付近での苗の植え付けを行う場合に苗植付部の上下動を調節しながら所定の圃場端に苗の植え付けを始める、又は終了する必要がある。
このための従来技術として以下の特許文献に記載された発明が知られている。
特開2000−316330号公報 特開2004−121125号公報
特許文献1や特許文献2記載の苗移植機では、圃場の出入口から圃場外に向かう際、出入口付近の圃場に苗を植え付けるために苗植付部を手動操作で少しずつ上昇させたり、あるいは苗植付部が圃場面に接触しないよう、上方に退避させている。
しかしながら、機体の前進に合わせて少しずつ苗植付部を上昇させる操作は非常に細かい操作であり、植付深さが上手く合わず、欠株が生じて植え直しが必要となることや、苗が生育不良を起こす問題がある。
しかも、圃場の出入口付近で苗を自動的に苗植付部により植え付ける構成を採用しない場合には、機体の操作は容易になるものの、作業者は手作業で苗を植え付けねばならず、作業者の労力が増大する問題がある。
また、特許文献1や2に記載の苗移植機では、作業者が機体前部に設けた畦越えアームを掴んで牽引することがあるが、作業者は駆動している機体に近付かねばならないので、作業位置を考えながらの作業となるため、作業能率が良くない。
そこで、本発明の課題は、圃場出入口付近などにおける圃場内でも苗の植え付けを自動で容易に行うことができる苗植付部を備えた苗移植機を提供することである。
上記課題は、次の解決手段により解決できる。
請求項1記載の発明は、圃場を走行する走行車両(1)と走行車両(1)に前後に所定間隔(例えば、90〜100cm)を空けて設けた前輪(6)及び後輪(7)と走行車両(1)の後側にリンク機構(2)を介して上下動自在に設けた圃場に苗を積載すると共に圃場に植えつける苗植付部(3)と該苗植付部(3)を昇降する苗植付部昇降部材(昇降油圧シリンダや油圧式モータなど)(36)と後輪(7)の回転数を検出する伝動軸回転センサ(54)とを設けた苗移植機において、走行車両(1)の前部に設けた圃場から出る際等に作業者が手で掴む畦越えアーム(53)と、前記走行車両(1)の下部に設けた機体前後方向の傾斜角度を検出する傾斜センサ(52)と、該傾斜センサ(52)が設定値以上の角度を検出すると、伝動軸回転センサ(54)による後輪(7)の回転数の検出に基づき、後輪(7)の回転数が所定回数回転するごとに苗植付部の前記昇降油圧部材(36)の作動量を調節して、苗植付部(3)を所定高さ(例えば、数ミリ単位)上昇させるように制御を行う制御装置(100)を設けたことを特徴とする苗移植機である。
請求項2記載の発明は、制御装置(100)が、後輪(7)の回転数が設定回転数(例えば、移動距離換算で90cm〜100cmとなる回転数)に到達すると、苗植付部(3)を最上端位置まで上昇させる制御構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項3記載の発明は、制御装置(100)が、苗植付部(3)の上昇中に傾斜センサ(52)が第一の所定角度以上(例えば、15度以上)の傾斜角度を所定時間(例えば、2〜3秒ほど)連続して検知すると、傾斜センサ(52)の検出角度が第二の所定角度(例えば、10度未満)になるまで苗植付部(3)を下降させる制御構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項4記載の発明は、制御装置(100)が、苗植付部(3)の下降中に傾斜センサ(52)が検出する傾斜角度が所定角度(例えば、15度以上)から変化しない場合、あるいは前記所定傾斜角度(例えば、15度以上の傾斜角度)を超え続ける場合には、前輪(6)と後輪(7)の回転数を減少させる制御構成としたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項5記載の発明は、走行車両(1)の前端部に設けられた畦越えアーム(53)の上側から牽引手段(ワイヤ)(57)を介して走行車両(1)の前端部に遠隔牽引アーム(56)を接続し、該遠隔牽引アーム(56)を走行車両(1)から外した際に、牽引手段(ワイヤ)(57)の長さが畦越えアーム(53)の前端部よりも走行車両(1)の前側に突出させた構成とした請求項1記載の苗移植機である。
請求項6記載の発明は、遠隔牽引アーム(56)にエンジン停止スイッチ(58)と苗植付部昇降スイッチ(59)と前記両スイッチ(58,59)の信号をそれぞれ発信する送信装置(60)を設け、走行車両(1)に前記送信装置からの信号を受ける受信装置を設け、遠隔牽引アーム(56)にバッテリから電力を取る充電プラグ(61)を設け、該充電プラグ(61)を通して電力を走行車両(1)に供給する充電池を遠隔牽引アーム(56)に設けたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項7記載の発明は、遠隔牽引アーム(56)を握っていることを検出する握りセンサ(63)を遠隔牽引アーム(56)に設け、該握りセンサ(63)が作業者の握りを検出しないときは、遠隔牽引アーム(63)のエンジン停止スイッチ(58)及び苗植付部昇降スイッチ(59)の操作を受け付けない制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項1記載の発明によれば、上記した制御により、圃場から退出するとき等、走行車両(以下、機体ということがある)1が所定角度以上傾斜する際に伝動軸回転センサ54で計測される後輪7の回転数に合わせて苗植付部3を所定高さだけ上昇させることにより、圃場の出入口付近に苗を植え付けながら機体1を圃場から出すことができるので、機体1を圃場外に出した後、作業者が手作業で苗を植え付ける必要が無く、作業者の労力が軽減される。
また、苗植付部3を後輪7の所定回転数毎に少しずつ上昇させることにより、段階的に上り傾斜している圃場の出入口付近であっても苗植付部3の下部が圃場面に接触することが無く、苗植付部3が破損することが防止される。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、後輪7が圃場の出入口の傾斜地等に到達すると同時に苗植付部3を圃場面から離間させることができるので、苗植付部3が圃場面と接触することが防止され、苗植付部3が破損しない。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、傾斜センサ52が所定値以上の傾斜角度を検出し続けると、傾斜角度が所定値未満になるまで苗植付部3が下降するので圃場の出入口の移動中の走行姿勢を安定させることができる。その結果、作業者が傾斜面を走行することによる不快感を覚えにくく、作業者の労力が軽減される。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、苗植付部3を下降させても機体1の傾斜角度が所定値を超え続ける場合、前後輪6,7の回転数を減少させることにより、機体が無理な前進をすることや傾斜地を滑り降りることなく、その場に留まらせることができるので、作業者は機体1から降りて機体を牽引して圃場外に出す作業を行える。
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、走行車両1の前部と遠隔牽引アーム56を牽引手段(ワイヤ)57で連結したことにより、作業者が機外から機体1を牽引して圃場外などに出すとき、作業者は機体1から離れた位置から機体1に接触することなく牽引できるので、機体1に接触することなく作業をすることができ、作業の安全性と作業能率が従来より向上する。
また、畦越えアーム53の上方から牽引手段(ワイヤ)57を押し当てることにより、ワイヤ57が弛むことを防止できるので、作業者は余分な力を使うことなく走行車両1を圃場外まで牽引することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、遠隔牽引アーム56に苗植付部昇降スイッチ59を設けたことにより、牽引中に苗植付部3が上がり過ぎている場合に苗植付部3を下降させて機体前側が浮き上がることを防止できる。また、走行車両1の牽引中に苗植付部3が地面に接触するほど下がっている場合、作業者は走行車両1上に乗ることなく苗植付部3を上昇させることができるので、作業能率が従来より向上する。
そして、遠隔牽引アーム56にエンジン停止スイッチ58を設けたことにより、牽引作業中に何らかの問題が生じた場合、エンジン停止スイッチ58を押せば機体を停止させることができる。
さらに、苗移植機に送信装置60と受信装置を設けたことにより、ケーブル等の優先通信手段が不要となるので、牽引手段(ワイヤ)57に負荷がかかっている状態でも苗植付部3の上下動やエンジン12の停止を遠隔操作で行うことができる。
そして、遠隔牽引アーム56に充電池を設けると共に、充電池に電気を供給する充電プラグ61を設けたことにより、この充電プラグ61で遠隔牽引アーム56を走行車両1に装着することができると共に、苗の植付作業中に充電しておくことができるので、作業能率が従来より向上する。
請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、握りセンサ63が作業者の握りを検出しないときは、エンジン停止スイッチ58や苗植付部昇降スイッチ59の操作を受け付けないので、移動中の作業者が誤操作をしてしまうことを防止できるので、作業者は十分に機体から離れてから牽引作業を行うことができ、作業能率が従来より向上する。
本発明の実施例の苗移植機の側面図である。 図1の苗移植機の平面図である。 図1に示す苗移植機の後輪の伝動部の構成を示す側面図である。 図1に示す苗移植機の変速操作レバーの側面図(図4(a))と背面図(図4(b))である。 図1に示す苗移植機の制御ブロック図である。 図1に示す苗移植機が傾斜地を登る様子を示す側面図である。 図1に示す苗移植機の圃場出入り口付近での苗植付部の昇降制御のフローチャートである。 図1に示す苗移植機の走行車体の前端部に設けた遠隔牽引アームの平面図である。 図1に示す苗移植機の昇降用油圧シリンダとその油圧回路図である。
この発明の苗移植機の一実施例である4条植え乗用型田植機について図面に基づき詳細に説明する。
図1の側面図と図2の平面図に示すように、乗用型田植機は走行車両(機体ということがある)1に昇降用リンク装置2で作業装置の一種である苗植付装置3を装着すると共に施肥装置4を設け、全体で乗用施肥田植機として機能するように構成されている。走行車両1は、駆動輪である左右各一対の前輪6,6及び後輪7,7を有する四輪駆動車両である。
なお、本明細書では田植機の前進方向に向かって左右をそれぞれ左側と右側といい、前進方向を前側、後進方向を後側という。
図1に示すように、メインフレーム10a,10bにミッションケース11とエンジン12が配設されており、該ミッションケース11の後部側面に油圧ポンプ13がケース11と一体に組み付けられ、ミッションケース11の前部上方にステアリングポスト14が突設されている。
そして、ステアリングポスト14の上端部にステアリングハンドル16が設けられている。機体1の上部には操縦用のフロアとなるステップフロア19が取り付けられ、エンジン12の上方部に操縦席20が設置されている。ステアリングハンドル16の左側には変速操作レバー17が設けられ、操縦席20の右側には畦クラッチレバー18が設けられている。前輪6,6はミッションケース11の側方に向きを変更可能に設けた前輪支持ケース22,22に軸支されている。また、後輪7,7は、左右フレーム37の左右両端部に取り付けた後輪伝動ケース24,24に後輪支持体30を介して軸支されている。左右フレーム37はメインフレーム10a,10bの後端部に支持されている。
図1と図2に後輪7への動力伝動機構の一部を示すように、エンジン12の回転動力は、プーリ27、ベルト28及びプーリ29を順次経由して油圧式無段変速装置(HST)31の入力軸32aに伝えられ、HST31の出力軸32bからミッションケース11内に伝えられる。
リヤ出力軸11a,11bの後端部はミッションケース11の後方に突出し、この突出端部に前記後輪伝動ケース24,24に伝動する左右後輪伝動軸35,35が接続されている。そして、この左右後輪伝動軸35,35により各々左右後輪7,7が駆動回転される構成となっている。
苗植付装置3は、走行車両1に昇降用リンク装置2で昇降自在に装着されている。
走行車両1に基部が回動自在に設けられた一般的な油圧式昇降(リフト)シリンダ36(油圧式モータでも良い)のピストン上端部を昇降用リンク装置2に連結し、走行車両1に設けた油圧ポンプ13にて昇降バルブ(図示せず)を介してリフトシリンダ36に圧油を供給・排出して、リフトシリンダ36のピストンを伸進・縮退させて昇降用リンク装置2に連結した苗植付装置3が上下動されるように構成されている。
苗植付装置3は、左右フレーム37を介して昇降用リンク装置2の後部にローリング自在に装着されたフレームを兼ねる植付駆動ケース47と、該植付駆動ケース47に設けられた支持部材に支持されて機体左右方向に往復動する苗載せ台39と、植付駆動ケース47の後端部に装着され、苗載せ台39の下端より1株ずつ苗を圃場に植え付ける苗植付具41と、植付駆動ケース47の下部にその後部が枢支されてその前部が上下揺動自在に装着された整地体であるセンター(センサー)フロート42とサイドフロート43等にて構成されている。センターフロート42とサイドフロート43は、圃場を整地すると共に苗植付具41にて苗が植え付けられる圃場の前方を整地すべく設けられている。
PTO伝動軸45(図1)は両端にユニバーサルジョイントを有し、ミッションケース11からの動力を苗植付装置3の植付駆動ケース47に伝達すべく設けられている。また、仰角センサ51(図1)は、メインフレーム10a,10bに立設した昇降リンク基部フレーム15と昇降用リンク装置2の上下動する昇降用の平行リンク部材2a,2bの間に設けられ、リンク79の動きを検出するポテンショメータであり、手動操作等により苗植付装置3を最上昇位置へ上昇したことを検出できる。
センターフロート42の前部に設けられた仰角センサ51は、苗植付装置3の対地高さを検出するものであり、該仰角センサ51(図1)の検出値に基づいて、制御装置100により昇降バルブを制御してリフトシリンダ36にて苗植付装置3の上下位置を制御するように構成されている。
即ち、センターフロート42の前部が外力にて適正範囲以上に持ち上げられたことを仰角センサ51が検出した時には油圧ポンプ13にてミッションケース11内から汲み出された圧油をリフトシリンダ36に送り込んでピストンを突出させて昇降用リンク装置2を上動させて苗植付装置3を所定位置まで上昇させ、また、センターフロート42の前部が適正範囲以下に下がったことを仰角センサ51が検出した時にはリフトシリンダ36内の圧油をミッションケース11内に戻して昇降用リンク装置2を下動させて苗植付装置3を所定位置まで下降させる。
そして、センターフロート42の前部が適正範囲にあるとき(仰角センサ51の検出値が適正範囲にあり、苗植付装置3が適正な対地高さであるとき)には、リフトシリンダ36内の圧油の出入りを止めて苗植付装置3を一定位置に保持させている。
このように、センターフロート42を苗植付装置3の自動高さ制御のための接地センサーとして用いている。
苗植付装置3は4条植の構成で、フレームを兼ねる植付駆動ケース47、苗を載せて左右往復動し、苗を一株ずつ各条の苗取出口39a(図2)に供給する苗載せ台39、苗取出口39aに供給された苗を圃場に植え付ける苗植付具41等を備えている。
図1に示すように、センターフロート42の前方にはロータ70aが配置され、該ロータ70aはサイドフロート43の前方にあるロータ70bより前方に配置されている。ロータ70aは後輪7の伝動ケース24内のギアから伝動軸25を介して動力が伝達され、ロータ70bは両方のロータ70a,70aの駆動軸(図示せず)からそれぞれ動力が伝達される左右一対のチェーンケース71,71内の一対のチェーン(図示せず)から動力伝達される。
また、ロータ70aは梁部材73に上端部が支持された一対のリンク部材76,77によりスプリング78を介して吊り下げられている。
前記一対のリンク部材76,77は梁部材73に一端部が固着支持された第一リンク部材76と該第一リンク部材76の他端部に一端が回動自在に連結した第二リンク部材77からなり、該第二リンク部材77の他端部と図示しない補強部材に回動自在に支持された取付片との間に前記スプリング78が接続している。
また、ロータ上下位置調節レバー81の下端部は支持枠体72に回動自在に支持されている。第一リンク部材76の上方への回動により第二リンク部材77とスプリング78を介してロータ70aを上方に上げることができる。詳細は省略するが、ロータ70aを上方に移動させると、ロータ70bも同時に上方に移動する機構になっている。
施肥装置4は、肥料タンク67内の肥料を肥料繰出部68によって一定量ずつ下方に繰り出し、その繰り出された肥料をブロア69により施肥ホース62を通して施肥ガイド80まで移送し、該施肥ガイド80の前側に設けた作溝体82によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。
また、ブレーキペダル86(図2)はメインクラッチと左右後輪ブレーキ装置(図示せず)を共に操作することができ、ステアリングハンドル16の右下側に配置されており、このペダル86を踏み込むとメインクラッチが切れ、続いて左右後輪ブレーキがかかり、機体は停止する。
また、機体の前方にはフロントアーム88を突設し、フロントアーム88の先端部からフロントアーム88内にセンターマスコット89を挿脱自在に取り付けて、フロントアーム88とセンターマスコット89を一体化し、センターマスコット89の先端にランプ89aを設けて、フロントアーム88とセンターマスコット89を1本のレバーとする。また、ステップフロア19の前方両サイドにはサイドマーカ44が設けられている。
後輪7の伝動ケース24は左右フレーム37の左右両端部に取り付けて、後輪支持体30に軸支されている。
昇降リンク基部フレーム15には後輪強制下降用の油圧シリンダ92の一端が連結されている。前記油圧シリンダ92のピストン92a(図3)の先端部は伝動ケース24に係止されている。
後輪伝動ケース24の回動により後輪7の車軸23は後輪伝動ケース24と一体で上下動する。なお後輪伝動ケース24にはミッションケース11から左右後輪伝動軸35を介して動力が伝達される。
また、左右の後輪支持体30に後方に向けて取り付けられた弾性ゴム支持アーム93の先端と後輪伝動ケース24の上面との間にスプリング94を設け、該アーム93と後輪伝動ケース24の上方部位との間に弾性ゴム体96を取り付ける。
従って前進高負荷時に後輪7を左右独立して進行方向に回動させる際に生じる駆動反力(図3の矢印A方向に作用)により、後輪伝動ケース24が回動支点軸24aを中心に下方に駆動されて自動的に走行車両1の後部側が上昇する。
例えば、登り坂での走行時又は畦際での旋回時など前進高負荷時に後輪7に働く駆動反力(図3の矢印A方向に作用)により後輪伝動ケース24が回動支点軸24aの回りに回動しようとするが、この力が後輪7を路面に押圧する圧力は後輪支持体30に設けた弾性ゴム体96でさらに付勢され、後輪伝動ケース24が下側に回動する。
この後輪7を路面に押圧する力を弾性ゴム体96で付勢することで走行車両1の後部が持ち上げられ、これにより走行車両1の前部が浮き上がるのを抑制して、前後輪6,7が確実に路面をとらえることができる。こうして前進高負荷時における田植機の走行性が良くなり、特に湿田時の泥押し防止効果が高い。
また、上記構成は機体重量が大きくても前記駆動反力を弾性ゴム体96が補うので後輪7を十分下動させることができる。
また、アーム93の先端と後輪伝動ケース24の上面との間に設けたスプリング94が伝動ケース24の後部上面を弾性的に支持し、該スプリング94の先端には弾性ゴム支持アーム93の先端を貫通するケーブル98が連結している。このスプリング94は後輪7の上下動を伝動ケース24を介して走行車両1側に伝達しやすくしたり(張力小のとき)、あるいは伝達し難くする(張力大のとき)機能がある。
弾性ゴム体96は下向きに伝動ケース24を押圧しているが、スプリング94は上向きに伝動ケース24を押圧している。また、ケーブル98でスプリング94を引っ張ると後輪7が下降し難くなる。
上記構成で、本実施例の走行車両1のハンドル16をある一定角度以上旋回方向に切った時に、旋回時の外側後輪7の負荷が小さくても、旋回時の外側後輪7だけ下降するように強制的に動かす制御を行うことができる。
従来の構成では、旋回時に外側後輪7の負荷が小さいと、駆動負荷によるだけで外側後輪7を下降させて車高を上げるだけであったため駆動が不安定になりやすかったが、本実施例では小回り旋回を安定的に行うことができる。
また、従来の構成では、苗植え付け時に機体の後部が上下動すると(苗植え付け時に後輪7が下がると)、センターフロート42の仰角センサ51の検出値が変化し、苗植付部(苗植付装置)3の昇降制御が不安定になったり、該昇降制御の制御感度が不安定になったり、植付姿勢が傾いたりする問題があった。しかし、左右独立懸架方式の機体で後輪7が下方に付勢される力を抑えるスプリング94を設けた前記構成においては、そのスプリング94を図3に示すように油圧シリンダ92の近傍に設けているので、後輪7が通常状態である苗植付状態(植付装置3は下げ)で機体の後部が上昇しにくい。 一方、苗植付装置3を上昇させた場合は機体の後部が上昇しやすくなる。
上記の構成により、苗植付装置3の上昇または下降を作業者の指で行うことができるようになり、機体の操作性が向上する。
ステアリングハンドル16の左側のステアリングポスト14には、走行車両1の前進、後進、速度などを設定する変速操作レバー17が設けられている。なお、変速操作レバー17の操作位置は変速レバー位置センサ(ポテンショメータ)36a(図5)によりコントローラ100が検出できる構成になっている。
なお、図4に変速操作レバー17の拡大側面図および拡大背面図を示すように、変速操作レバー17のグリップ部分には、リフトシリンダ36の作動により苗植付装置3の上昇または下降のいずれかを選択する植付部昇降切替レバー46と、苗植付具41の作動・停止を選択する植付切替スイッチ49を設ける構成としてもよい。
また、ステアリングポスト14を中心として変速操作レバー17の反対側に路上走行を選択するための田植機を路上走行させるときの「移動速」、中立位置を選択する「中立」及び苗植付装置3による苗植付作業などの「植付速」のいずれかを選択できる植付操作レバー(副変速操作レバー)26を設けている。
また図5にコントローラ100の制御ブロック図を示すように、コントローラ100に検知信号が入力される各種センサが配置され、出力側には前記各種センサの検知信号に対応した出力部が設けられており、苗植付部昇降シリンダ36に接触する位置に苗植付装置3の上昇または下降を検出する苗植付装置上下動センサ48(図5にのみ図示)としての接触センサまたはスイッチを設け、また植付操作レバー26の操作を検出する植付操作レバーセンサ50として、該レバー26のポジションを認識可能な接触センサまたはスイッチを植付操作レバー26が接触する位置に設けている。さらに変速操作レバー17が前進位置または後進位置にあることを検出する変速操作レバーセンサ36aとして、変速操作レバー17の操作位置を検出する接触センサまたはスイッチを変速操作レバー17が接触する位置に設けている。
走行車両1の前部に、圃場から出る際等に作業者が手で掴む畦越えアーム53(図6)があり、また、後輪回転数をパルス幅で計測する伝動軸回転センサ54が後輪伝動軸上に配置されているので、該伝動軸回転センサ54の検出値が所定値になると、苗植付部昇降油圧シリンダ36を作動させる油圧バルブ(図示せず)が作動して苗植付部3の下降し、次いで植付体41が苗の植え付け開始を行う。
図6の苗移植機が傾斜地を登る様子を示す側面図に示すように、苗移植機が傾斜地を登るときに、機体前後方向の傾斜角度を検出する傾斜センサ52が第1の傾斜設定値以上の角度(例えば、10度以上)を検出すると、伝動軸回転センサ54の検出値から得られる走行距離の計測に基づき、制御装置100は、伝動軸回転センサ54の回転により発信されるパルス数が、前輪6の車軸から後輪7の車軸までの距離、もしくは前輪6の車軸から植付駆動ケース47までの所定距離(0.9m〜1.5m)を機体が前進する際の設定パルス数(コントローラ100に記憶させてある数値)と一致するごとに苗植付部昇降油圧シリンダ36のピストン(図示せず)の作動量を調節して苗植付部3を所定高さ(例えば、数ミリ単位)上昇させるように制御を行う。
上記した制御により、苗移植機が圃場から退出するとき等、機体1が第1の傾斜設定値以上に傾斜する際に伝動軸回転センサ54で計測される後輪7の回転数に合わせて苗植付部3を所定高さだけ上昇させることにより、圃場の出入口付近に苗を植え付けながら機体を圃場から出すことができるので、機体1を圃場外に出した後、作業者が手作業で苗を植え付ける必要が無く、作業者の労力が軽減される。
また、後輪7の回転数が所定回数数ごとに苗植付部3を少しずつ上昇させることにより、段階的に上り傾斜している圃場の出入口付近であっても苗植付部3の下部が圃場面に接触することが無く、苗植付部3が破損することが防止される。
また、傾斜センサ52の前記第1の傾斜設定値以上であって後述の第2の傾斜設定値未満(例では15度以上)の傾斜角度で走行中に、後輪7の回転数が設定回転数(例えば、移動距離換算で90〜100cmとなる回転数)に到達すると(走行距離T2)、苗植付部3を最上端位置まで上昇させる構成とする。これにより、後輪7が圃場の出入口の傾斜部に到達すると同時に苗植付部3を圃場面から離間させることができるので、苗植付部3が圃場面と接触することが防止され、苗植付部3が破損しない。
また、傾斜センサ52が前記第1の傾斜設定値以上の傾斜角度(例えば、10度以上)を検出している間に、苗移植機が前進して傾斜センサ52が前記第1の傾斜設定値以上の傾斜角度を計測しなくなると、傾斜地を登り切ったと判断して苗植付部3を最大限上昇させても良い。
また、苗植付部3の上昇中に傾斜センサ52が第2の傾斜設定値以上の傾斜角度(例えば、15度以上)を所定時間(2〜3秒ほど)連続して検知すると、傾斜センサ52の検出傾斜角度が(例えば、10度未満)になるまで苗植付部3を下降させる構成とする。この場合は、傾斜センサ52が第2の傾斜設定値以上の傾斜角度を検出し続けると、傾斜角度が所定値未満になるまで苗植付部3が下降するので圃場の出入口の移動中の走行姿勢を安定させることができる。その結果、作業者が傾斜面を走行することによる不快感を覚えにくく、作業者の労力が軽減される。
さらに、苗植付部3の下降中に傾斜センサ52が検出する傾斜角度θが第2の傾斜設定値θ2(例えば、15度以上)から変化しない場合、あるいは前記第2の傾斜設定値θ2(例えば、15度以上の傾斜角度)を超え続ける場合には、前輪6と後輪7の回転数を減少させるか又はエンジンを停止させる構成とすることもできる。
この場合に、苗植付部3を下降させても機体の傾斜角度が第2の傾斜設定値を超え続けるときには、前後輪の回転数を所定値に減少させて、車速を例えば、数m/s以下に減少させることにより、機体1が無理に前進することや傾斜地を滑り降りることなく、その場に留まらせることができるので、作業者は機体1から降りて機体1を牽引して圃場外に出す作業を行える。
なお、傾斜センサ52は、ボンネット内など跳ね上がった泥土や水に晒されない箇所に設けると、泥土や水の付着による誤検知や傾斜センサ52の破損が防止される。
以上の制御フロー図を図7に示す。
ところで、苗移植機の重量が軽かったり馬力が低いと、圃場の出入口の傾斜角度によっては牽引しないと傾斜地を登り切れないことがある。
これを解消するために、作業者が手で掴んで機体を引くための畦越え用のアーム53(図6)を走行車両1の前端部に設ける構成が従来から知られているが、これを操作するためには機体1に近づく必要があり、機体1との距離を考えて動かねばならず作業能率が低下したり、傾斜地がぬかるんでいると足を取られて牽引に手間取る問題がある。
また、メインフレーム10aの前部にワイヤで繋いだ遠隔用の畦越えアーム53を設ける構成もあるが、ワイヤが長いと途中で弛んでしまい、余分な力がかかってしまう問題がある。
そこで、図6に示すように苗移植機の前側下部に作業者が苗移植機の外側から機体の移動をアシストする遠隔牽引アーム56を着脱自在に装着しておき、走行車両1の前端部に設けられた畦越えアーム53の他に機体1の前端部にワイヤ57を介して遠隔牽引アーム56を接続し、該遠隔牽引アーム56を走行車両1から外した際に、ワイヤ57の長さが畦越えアーム53の前端部よりも機体前側に突出可能となるようにして、畦越えアーム53の前端部上方からワイヤ57を接触させて機体前側に突出させる構成とした。
また、遠隔牽引アーム56は両手で操作できるような構成とし、該遠隔牽引アーム56と機体1の左右方向中央部との間を接続するワイヤ57を畦越えアーム53の上側に配置しておき、ワイヤ57を引くと、図6に示す通り、遠隔牽引アーム56により機体1を牽引する場合にワイヤ57が畦越えアーム53の上側で支持されるので機体前側が浮き上がるのを防ぐことができる。
機体1の前部と遠隔牽引アーム56をワイヤ57で連結したことにより、作業者が機外から機体1を牽引して圃場外に出すとき、作業者は機体1から離れた位置から機体1に接触することなく牽引でき、また機体1に接触することなく作業をすることができるので、作業の安全性と作業能率が従来より向上する。
また、畦越えアーム53の上方からワイヤ57を押し当てることにより、ワイヤ57が弛むことを防止できるので、作業者は余分な力を使うことなく機体1を圃場外まで牽引することができる。
図8に遠隔牽引アーム56の平面図を示すように、遠隔牽引アーム56にエンジン停止スイッチ58と苗植付部昇降スイッチ59を設け、前記エンジン停止スイッチ58と苗植付部昇降スイッチ59からの信号を発信する送信装置60を設け、機体1に前記送信装置60からの信号を受ける受信装置(図示せず)を設けて、遠隔牽引アーム56の接続部にバッテリから電力を取る充電プラグ61を設け、該充電プラグ61を通して電力を機体1に供給する充電池を遠隔牽引アーム56に設けて、さらに、遠隔牽引アーム56にはエンジン停止スイッチ58と苗植付部昇降スイッチ59を設けておく。
また遠隔牽引アーム56に苗植付部昇降スイッチ59を設けたことにより、牽引中に苗植付部3が上がり過ぎている場合に苗植付部3を下降させて機体前側が浮き上がることを防止できる。また、機体1の牽引中に苗植付部3が地面に接触するほど下がっている場合、作業者は機体1の上に乗ることなく苗植付部3を上昇させることができるので、作業能率が向上する。
そして、遠隔牽引アーム56にエンジン停止スイッチ58を設けたことにより、牽引作業中に何らかの問題が生じた場合、エンジン停止スイッチ58を押せば機体1を停止させることができる。
さらに、機体1に送信装置と受信装置を設けたことにより、ケーブル等の優先通信手段が不要となるので、ワイヤ57に負荷がかかっている状態でも苗植付部3の上下動やエンジン12の停止を遠隔操作で行うことができる。
前記送受信装置の代わりに、例えば電導率の高い銅線からなる有線ケーブルを使用すると安価であるが、有線ケーブルで機体1を牽引することにより過負荷がかかって断線する可能性がある。また有線ケーブルの強度を上げるために太い銅線を使用すると、ワイヤ57が巻き取れなくおそれがある。
そして、遠隔牽引アーム56に充電池(図示せず)を設けると共に、充電池に電気を供給する充電プラグ61を設けたことにより、この充電プラグ61で遠隔牽引アーム56を走行車両1に装着することができると共に、苗の植え付け作業中に遠隔牽引アーム56の充電プラグ61を、メインフレーム10aの前部に設けた給電取付口61b(図1)に差し込むことにより充電しておくことができるので、遠隔操作アーム56が電池切れで使えなくなることが防止され、作業能率が従来よりも向上する。
遠隔牽引アーム56を握っていることを検出する牽引アーム握りセンサ63と、該握りセンサ63が作業者の握りを検出しないときは、遠隔牽引アーム56のエンジン停止スイッチ58及び苗植付部昇降スイッチ59の操作を受け付けない構成とすることもできる。
また、牽引アーム握りセンサ63が作業者の握りを検出しないときは、エンジン停止スイッチ58や苗植付部昇降スイッチ59の操作を受け付けないので、移動中の作業者が誤操作をしてしまうことを防止できるので、作業者は十分に機体から離れてから牽引作業を行うことができ、作業能率が従来より向上する。
また、苗移植機の苗植付部3の昇降用油圧シリンダ36とその油圧回路(図9)内の油圧制御バルブ64の間にアキュムレータ65の感度を2種類以上の中から選択して選ぶことができるアキュムレータ65を設けた。
また、このアキュムレータ65は油圧式無段変速装置31の油圧ポンプの斜板の傾斜角度に対応させて、油圧制御バルブ64の2つの絞り64a,64b(絞り度合64a>64b)のいずれかを選択できる構成にする。このために、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み角度をフィードバックして感度を変更する。
こうして、表土のうねりに敏感に苗植付部3が応答する現象が車速に比例して挙動が大きくなるのをアキュムレータ65により緩和させて、苗移植機の車速に対応する苗植付部昇降シリンダ36の感度調整が可能となり、苗植付部3の昇降時のハンチングが発生しない。これにより、苗の植付時に植付深さが浅くなり過ぎ、浮力で苗が浮いてしまう浮き苗の発生を防止することができるので、流された苗が植付位置とは異なる場所で生育し、コンバイン等の刈取作業能率を低下させることが防止されると共に、苗が土壌に定着せずそのまま枯れて、収穫量が減少してしまうことが防止される。
本発明は、乗用型田植機などの作業機に適用できる。
1 走行車両(機体) 2 昇降用リンク装置
2a,2b 平行リンク部材 3 苗植付装置
4 施肥装置 6 前輪
7 後輪 10a,10b メインフレーム
11 ミッションケース 11a,11b リヤ出力軸
12 エンジン 13 油圧ポンプ
14 ステアリングポスト 15 昇降リンク基部フレーム
16 ステアリングハンドル 17 変速操作レバー
18 畦クラッチレバー 19 ステップフロア
20 操縦席 22 前輪支持ケース
23 後輪車軸 24 後輪伝動ケース
24a 回動支点軸 25 伝動軸
26 副変速操作レバー 27 プーリ
28 ベルト 29 プーリ
30 後輪支持体
31 油圧式無段変速装置(HST)
32a 入力軸 32b 出力軸
35 左右後輪伝動軸 36 リフトシリンダ
36a 変速レバー位置センサ
37 左右フレーム 39 苗載せ台
39a 苗取出口 40a チェーン
40 伝動機構 41 苗植付具
42 センターフロート 43 サイドフロート
44 サイドマーカ 45 PTO伝動軸
46 植付部昇降切替レバー 47 植付駆動ケース
48 苗植付装置上下動センサ
49 植付切替スイッチ 50 植付操作レバーセンサ
51 仰角センサ 52 傾斜センサ
53 畦越えアーム 54 伝動軸回転センサ
56 遠隔牽引アーム 57 ワイヤ
58 エンジン停止スイッチ 59 苗植付部昇降スイッチ
60 送信装置 61 充電プラグ
61b 給電取付口 62 施肥ホース
63 牽引アーム握りセンサ 64 油圧制御バルブ
64a,64b 絞り 65 アキュムレータ
67 肥料タンク 68 肥料繰出部
69 ブロア 70a,70b ロータ
71 チェーンケース 72 支持枠体
73 梁部材 75 スプリング
76 第一リンク部材 77 第二リンク部材
78 スプリング 79 リンク
80 施肥ガイド 81 ロータ上下位置調節レバー
82 作溝体 86 ペダル
88 フロントアーム 89 センターマスコット
89a マスコットランプ 92 油圧シリンダ
92a ピストン 93 弾性ゴム支持アーム
94 スプリング 96 弾性ゴム体
98 ケーブル 100 制御装置

Claims (7)

  1. 圃場を走行する走行車両(1)と走行車両(1)に前後に所定間隔を空けて設けた前輪(6)及び後輪(7)と走行車両(1)の後側にリンク機構(2)を介して上下動自在に設けた圃場に苗を積載すると共に圃場に植えつける苗植付部(3)と該苗植付部(3)を昇降する苗植付部昇降部材(36)と後輪(7)の回転数を検出する伝動軸回転センサ(54)とを設けた苗移植機において、
    走行車両(1)の前部に設けた圃場から出る際等に作業者が手で掴む畦越えアーム(53)と、
    機体に設けた機体前後方向の傾斜角度を検出する傾斜センサ(52)と、
    該傾斜センサ(52)が設定値以上の角度を検出すると、伝動軸回転センサ(54)による後輪(7)の回転数の検出に基づき、後輪(7)の回転数が所定回数回転するごとに苗植付部昇降部材(36)の作動量を調節して苗植付部(3)を所定高さ上昇させるように制御を行う制御装置(100)を設けたことを特徴とする苗移植機。
  2. 制御装置(100)は、後輪(7)の回転数が設定回転数に到達すると、苗植付部(3)を最上端位置まで上昇させる制御構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  3. 制御装置(100)は、苗植付部(3)の上昇中に傾斜センサ(52)が第一の所定角度以上の傾斜角度を所定時間、連続して検知すると、傾斜センサ(52)の検出角度が第二の所定角度になるまで苗植付部(3)を下降させる制御構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  4. 制御装置(100)は、苗植付部(3)の下降中に傾斜センサ(52)が検出する傾斜角度が所定角度から変化しない場合、あるいは前記所定傾斜角度を超え続ける場合には、前輪(6)と後輪(7)の回転数を減少させる制御構成としたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  5. 走行車両(1)の前端部に設けられた畦越えアーム(53)の上から走行車両(1)の前端部に牽引手段(57)を介して遠隔牽引アーム(56)を接続し、該遠隔牽引アーム(56)を走行車両(1)から外した際に、牽引手段(57)の長さが畦越えアーム(53)の前端部よりも走行車両(1)の前側に突出させた構成とした請求項1記載の苗移植機。
  6. 遠隔牽引アーム(56)にエンジン停止スイッチ(58)と苗植付部昇降スイッチ(59)と両スイッチ(58,59)の信号を発信する送信装置(60)を設け、走行車両(1)に前記送信装置(60)からの信号を受ける受信装置を設けて、遠隔牽引アーム(56)の接続部にバッテリから電力を取る充電プラグ(61)を設け、該充電プラグ(61)を通して電力を走行車両(1)に供給する充電池を遠隔牽引アーム(56)に設けたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  7. 遠隔牽引アーム(56)を握っていることを検出する握りセンサ(63)と、該握りセンサ(63)を遠隔牽引アーム(56)に設け、該握りセンサ(63)が作業者の握りを検出しないときは、遠隔牽引アーム(63)のエンジン停止スイッチ(58)及び苗植付部昇降スイッチ(59)の操作を受け付けない制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
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