JP2012106277A - 低圧鋳造装置と低圧鋳造方法 - Google Patents
低圧鋳造装置と低圧鋳造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012106277A JP2012106277A JP2010258978A JP2010258978A JP2012106277A JP 2012106277 A JP2012106277 A JP 2012106277A JP 2010258978 A JP2010258978 A JP 2010258978A JP 2010258978 A JP2010258978 A JP 2010258978A JP 2012106277 A JP2012106277 A JP 2012106277A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- cavity
- mold
- low
- level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
【課題】充填密度が高く、且つ凝固時に不連続部分や空隙や気泡を包まない鋳造品を成型する。
【解決手段】溶融金属を鋳型4のキャビティ10に低圧充填した後、この鋳型4のキャビティ10内で溶融金属を冷却、凝固させて鋳造品を成型する。鋳型4のキャビティ10の中に溶融金属を充填する誘導子14と、これによりキャビティ10の中に充填される溶融金属のレベルを検知するレベル計17と、このレベル計17により計測される溶融金属のレベルにより、キャビティ10内の流路断面積が比較的広い部分で溶融金属の上昇速度を遅くし、流路断面積が比較的狭い部分で溶融金属の上昇速度を速くするよう制御する制御手段とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】溶融金属を鋳型4のキャビティ10に低圧充填した後、この鋳型4のキャビティ10内で溶融金属を冷却、凝固させて鋳造品を成型する。鋳型4のキャビティ10の中に溶融金属を充填する誘導子14と、これによりキャビティ10の中に充填される溶融金属のレベルを検知するレベル計17と、このレベル計17により計測される溶融金属のレベルにより、キャビティ10内の流路断面積が比較的広い部分で溶融金属の上昇速度を遅くし、流路断面積が比較的狭い部分で溶融金属の上昇速度を速くするよう制御する制御手段とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は溶融金属を鋳型に充填した後、この鋳型内で溶融金属を凝固させて鋳造品を成型する鋳造装置に関し、特に、加熱した鋳型の底部の湯口からその中のキャビティに溶融金属を比較的低圧で充填し、この溶融金属を鋳型と共に冷却して硬化させて成型する低圧鋳造装置に関する。
溶融金属とキャビティとの間の圧力差を利用して、キャビティ内に溶融金属を充填して鋳造する方法に、低圧鋳造法、差圧鋳造法及び減圧鋳造法等がある。このうち低圧鋳造法は、例えば溶融金属を収納した密閉炉に不活性ガスや二酸化炭素等のガスによる比較的低い圧力を付加し、この圧力で密閉炉内の溶融金属をストークを介して上方に押し上げ、密閉炉の上位に配置された鋳型に溶融金属を充填し、鋳造品を製造する方法である。この低圧鋳造法は、緻密で強度の高い金属鋳造品を得ることが出来るため、車輌の部材等に使用される金属鋳造品を製造するのに広く利用されている。下記特許文献1と特許文献2は、このような低圧鋳造法を示している。
このような低圧鋳造法は、ルツボや密閉炉内の酸化物の少ない溶融金属を静かに鋳型のキャビティ内に下から上へとガスを巻き込まずに充填することにより、気泡や酸化物を含まない鋳造品を容易に鋳造することが出来るという利点がある。さらに鋳型のキャビティ内に溶融金属を充填したとき、キャビティの奥から湯口に向かって温度低下が起こるような温度勾配を形成することにより、キャビティ奥から湯口に向けて溶融金属の凝固が起こり、最後に湯口の部分の溶融金属が凝固する。このため、キャビティ内で溶融金属が凝固して収縮した容積分だけ湯口から溶融金属を追加して充填される。これによりキャビティ内で溶融金属が凝固するときに、収縮するのに起因して起こる引け鬆や引け緩みが起こらない。これらの理由から低圧鋳造法では重力鋳造法やダイカスト法等の他の鋳造法に比べて良質の鋳造品を鋳造することが出来る利点がある。
この低圧鋳造装置においては、鋳型のキャビティ内に溶融金属を充填したとき、鋳型内で湯が踊ることなく静かに充填して気泡を巻き込まないで充填するので、5cm/s程度という非常に遅い速度で充填する必要があり、この為充填した溶融金属が直ぐに冷却、凝固、硬化しないように、予め鋳型を350℃程度の温度に予熱しておく。製品(キャビティー)の形状と熱容量によっても違うが、予め前述の様に温度差を付けておく場合も含めて、この予熱された鋳型のキャビティ内に溶融金属を充填し、その後前記のような温度勾配を鋳型に形成しながら鋳型と共にそのキャビティ内の溶融金属を冷却し、凝固、硬化させる。
鋳型のキャビティは鋳物の外形を成型するため、その部位によって様々な形状をしており、しかもそのキャビティ内には、鋳物の内形を成型するための中子がある。従って、キャビティの底部の湯口からキャビティ内に溶融金属を充填したとき、キャビティ内で上昇する溶融金属の液面における流路断面積、すなわち、キャビティ内空間の平面積はキャビティの上下位置により異なる。一般的には、キャビティ内の底部から中子の下面に至る部分までの流路断面積は比較的広く、中子が存在するキャビティ内の中間部分で流路断面積が狭くなり、さらに中子の上のキャビティ内の上部で流路断面積が比較的広くなっている。
鋳型のキャビティ内への溶融金属の充填時において、キャビティ内の底部から中子の下面に至る流路断面積が比較的広い部分で溶融金属の上昇速度、すなわち流速が速すぎると、その上の中子が存在する流路断面積が比較的狭い部分に溶融金属の湯面が至ったとき、慣性で溶融金属の急激な吹き上がりが生じる。吹き上げられた溶融金属は、その後キャビティ内を流れ落ち、溶融金属の湯面にまで落てくる。このとき、吹き上げられた溶融金属がその落下時に凝固し、半ば固体の状態で溶融金属の湯面に乗るため、溶融金属の湯面に固相と液相との間に不連続な湯堺が形成される。そのため、部分的に鋳物の組織が不連続となった鋳造品が成型されてしまうという問題があった。
また、鋳型のキャビティの中のうちで、中子が存在する部分は、中子が存在しない部分に比較して上昇する溶融金属の流路断面積、すなわち平面積が狭い。そのため溶融金属が鋳型や中子から熱を奪われやすく、溶融金属の流動性が失われやすい。そのため、金属の充填密度が部分的に粗くなったり、金属の中に空隙や気泡を残しやすい。その結果、得られた鋳造品が部位によって金属の充填密度にバラツキを有していたり、或いはいわゆる巣と呼ばれる内部の空洞を含みやすいという問題がある。
また、通常の鋳造装置は、圧縮空気を送る加圧ポンプにより行うものである。密閉炉に収納した溶融金属をストークを通して湯溜めに送り、この湯溜めから鋳型のキャビティ内に充填する。その為、鋳造経過に伴って溶湯面が低下し、溶湯面と金型距離が変化し、それに相応する圧力を加えなくてはならない。その為、流路断面に比例した精度の高い圧力制御は難しく、ばらつきが生じ、そして溶湯の加圧応答性が低く、注入速度制御精度が劣るという問題もある。
本発明は前記従来の低圧鋳造装置における課題に鑑み、溶融金属のキャビティ内への充填に際し、キャビティ内での溶融金属の吹き上がりを防止し、溶融金属が乱れることなくキャビティ内に充填出来るようにし、加えて中子が存在する部分でも溶融金属の流動性を維持することが出来、これにより充填密度が高く、且つ不連続部分や気泡を包まない鋳造品を成型することが出来る低圧鋳造装置と低圧鋳造方法を提供することを目的とする。
本発明は前記の目的を達成するため、鋳型のキャビティ内の溶融金属を充填するとき、キャビティ内の溶融金属の流路断面積に応じて溶融金属の上昇速度を適切に制御するものである。
すなわち、本発明による低圧鋳造装置は、溶融金属を鋳型4のキャビティ10に低圧充填した後、この鋳型4のキャビティ10内で溶融金属を冷却、凝固させて鋳造品を成型するものであって、鋳型4のキャビティ10の中に溶融金属を素早く、注入速度を精度良く制御し、充填する誘導子14と、これにより、キャビティ10キャビティの中に充填される溶融金属のレベルを検知するレベル計17と、このレベル計17により計測される溶融金属のレベルにより、キャビティ10内の流路断面積が比較的広い部分で溶融金属の上昇速度を遅くし、流路断面積が比較的狭い部分で溶融金属の上昇速度を速くするよう制御する制御手段とを有する。
すなわち、本発明による低圧鋳造装置は、溶融金属を鋳型4のキャビティ10に低圧充填した後、この鋳型4のキャビティ10内で溶融金属を冷却、凝固させて鋳造品を成型するものであって、鋳型4のキャビティ10の中に溶融金属を素早く、注入速度を精度良く制御し、充填する誘導子14と、これにより、キャビティ10キャビティの中に充填される溶融金属のレベルを検知するレベル計17と、このレベル計17により計測される溶融金属のレベルにより、キャビティ10内の流路断面積が比較的広い部分で溶融金属の上昇速度を遅くし、流路断面積が比較的狭い部分で溶融金属の上昇速度を速くするよう制御する制御手段とを有する。
また、本発明による低圧鋳造方法は、溶融金属を鋳型4のキャビティ10に低圧充填した後、この鋳型4のキャビティ10内で溶融金属を冷却、凝固させて鋳造品を成型するに当たり、鋳型4のキャビティ10の中に溶融金属を充填しながら、キャビティ10の中に充填される溶融金属のレベルをレベル計17で検知し、このレベル計17により計測される溶融金属のレベルにより、キャビティ10内の流路断面積が比較的広い部分で溶融金属の上昇速度を遅くし、流路断面積が比較的狭い部分で溶融金属の上昇速度を速くするよう制御する。
本発明では、キャビティ10内の流路断面積が比較的広い部分で溶融金属の上昇速度を遅くするため、キャビティ10内での溶融金属の急激な吹き上がりを防止することが出来る。また、流路断面積が比較的狭く凝固しやすい部分で溶融金属の上昇速度を速くするため、当該部分での溶融金属の流動性を維持しやすく、流路の狭い部分のガスを押し上げながら溶融金属を充填するので、溶融金属の凝固防止と溶融金属中に取り残される気泡を追い出すことが出来る。これにより全体として金属の充填密度を高くし、金属中に取り残される気泡を無くすことが出来、金属の充填密度が均一で、且つ不連続部分や空洞を含まない鋳造品を成型することが出来る。
本発明ではその目的を達成するため、溶融金属のキャビティ内への充填時に、キャビティ内の溶融金属の流路断面積に応じて溶融金属の上昇速度を適切に制御するようにした。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例をあげて詳細に説明する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例をあげて詳細に説明する。
図1は本発明による低圧鋳造装置の一実施例を示す断面図であり、鋳型4への溶融金属の汲み上げを溶融金属電磁ポンプにより行う実施例を示している。
密閉炉1の内部に上面が開口した耐熱黒鉛容器であるルツボ2が収納され、このルツボ2の外壁に沿ってヒータ3が配設されている。このルツボ2の中央部に密閉炉1の蓋に取付けられたストーク8の下端が浸漬されている。密閉炉1の上に下鋳型5と上鋳型6とからなる鋳型4が配置されている。下鋳型5と上鋳型6との合わせ面にそれぞれ空間部が形成されており、この下鋳型5と上鋳型6とを重ね合わせたときに、前記空間部が鋳造品の形状のキャビティ10となる。またこのキャビティ10内には中子7が収納されている。図示の例では、この中子7は空洞を有しているが、そのような空洞が無い場合もある。
密閉炉1の内部に上面が開口した耐熱黒鉛容器であるルツボ2が収納され、このルツボ2の外壁に沿ってヒータ3が配設されている。このルツボ2の中央部に密閉炉1の蓋に取付けられたストーク8の下端が浸漬されている。密閉炉1の上に下鋳型5と上鋳型6とからなる鋳型4が配置されている。下鋳型5と上鋳型6との合わせ面にそれぞれ空間部が形成されており、この下鋳型5と上鋳型6とを重ね合わせたときに、前記空間部が鋳造品の形状のキャビティ10となる。またこのキャビティ10内には中子7が収納されている。図示の例では、この中子7は空洞を有しているが、そのような空洞が無い場合もある。
前記ストーク8の上端は鋳型4の底部に設けられたキャビティ10に通じる湯口9に接続されている。ストーク(ダクト)8の中間部の外側に溶融金属電磁ポンプの誘導子14を設け、これに対応してストーク8の中に誘導子14で発生した磁界の磁路を形成するためのコア15を配置している。誘導子14に三相電流を通電し、これにより誘導子14とコア15との間で移動磁界を発生させて、ストーク8の中の溶融金属に上方の推力を与え、溶融金属を鋳型4のキャビティ10内に充填する。
鋳型4には湯面センサ等のレベル計17が設けられており、このレベル計17により、湯口9から鋳型4内のキャビティ10の中に充填される溶融金属のレベルが検知される。
鋳型4には湯面センサ等のレベル計17が設けられており、このレベル計17により、湯口9から鋳型4内のキャビティ10の中に充填される溶融金属のレベルが検知される。
誘導子14は、セラミクス等の耐熱性材料からなる保護ケース16に覆われており、この保護ケース16の下端にストーク8の下端が密に接合されている。従って誘導子14は、ルツボ2内の溶融金属とは接触しない。ルツボ2内の溶融金属は、保護ケース16の下端に接合されたストーク8の下端から流入し、誘導子14によりストーク8の内部に発生する移動磁界によりストーク8内の溶融金属にで上方へ推力が与えられ、鋳型4の湯口9からキャビティ10に送り出される。保護ケース16の中のストーク8の周囲にヒータ3’が設けられ、ストーク8が加熱され、その中の溶融金属が凝固しない様になっている。
前記誘導子14は、前記レベル計17により検知されるキャビティ10内の溶融金属のレベルにより制御され、溶融金属のキャビティ10内への単位時間当たりの充填量が制御される。この制御系統を図2に示しており、誘導子14の駆動電源18がレベル計17により検知されるキャビティ10内の溶融金属のレベルをもとに制御器21によって制御されることを表している。この制御器21には、レベル計17で制御されたパターンが記録され、繰り返し同じパターンで充填することが出来る記録装置が内蔵されている。鋳型4にはレベル計17用の観察孔があり、この観察孔は溶融金属が詰まりやすいので、ガラス等が嵌めこまれていて、溶融金属の吹き上がりを防止している。ガラスは溶融金属が付着しやすく、程なく中が見えなくなるので良好な注入パターンを記録しておく必要があり、制御器21にはこの記録装置が内蔵され、制御性の良い電磁ポンプの出力を同一制御パターンで制御する様になっている。
具体的には、鋳型4の湯口9からそのキャビティ10内に溶融金属を充填しながら、キャビティ10内に充填される溶融金属のレベルをレベル計17で検知し、このレベル計17により計測される溶融金属のレベルにより、キャビティ10内の流路断面積が比較的広い部分で溶融金属の上昇速度を遅くし、流路断面積が比較的狭い部分で溶融金属の上昇速度を速くするよう制御する。
図1に示すように、キャビティ10内を中子7が存在しない上下の部分A、Cと中子が存在するその中間の部分Bに分けたとき、その各部位A〜Cにおける溶融金属の上昇速度の制御チャートを示したのが図3である。この図3に示すように、中子が存在する中間の部分Bではキャビティ10内での溶融金属の上昇速度を速くするが、その前後の部分A、Cではキャビティ10内での溶融金属の上昇速度を遅くしている。
キャビティ10の中のうちで、中子7が存在する部分Bは、中子7が存在しない部分A、Cに比較して上昇する溶融金属の流路断面積、すなわち平面積が狭い。そのため溶融金属が鋳型4や中子7から熱を奪われやすく、溶融金属の流動性が失われやすい。また凝固しやすいため、金属の中に空隙や気泡を残しやすい。そのため、この部分Bで溶融金属の上昇速度を速くし、溶融金属の凝固を防止すると共に、空隙や気泡を残さず放出しやすくする。
キャビティ10内の中子7が存在しない部分A、Cについては、溶融金属の流路断面積が比較的広いため、溶融金属の流動性が失われにくい。しかしこの部分で溶融金属の上昇速度を速くすると、部分Aにおいては、溶融金属が中子7の存在する部分Bに達した時に、部分Cついては部分Bを通過したとき溶融金属の吹き上がりが生じやすい。そこで、この中子7が存在しない部分A、Cについては、溶融金属の上昇速度を遅くする。
以上のような溶融金属の充填タイムチャートを図3に示す。図3では、タイムチャートを(A)と(B)の2例示している。
以上のような溶融金属の充填タイムチャートを図3に示す。図3では、タイムチャートを(A)と(B)の2例示している。
図4は密閉炉1に収納した溶融金属をストーク8’を通して湯溜め12に送り、この湯溜め12から鋳型4のキャビティ10内に充填する実施例である。ストーク(ダクト)8‘の中間部の外側に溶融金属電磁ポンプの誘導子14を設け、これに対応してストーク8’の中に誘導子14で発生した磁界の磁路を形成するためのコア15を配置している。誘導子14に三相電流を通電し、これにより誘導子14とコア15との間で移動磁界を発生させて、ストーク8‘の中の溶融金属に上方の推力を与え、溶融金属を鋳型4のキャビティ10内に充填する。
その他の構成は基本的に図1により前述した実施例と同じであり、同じ部分は同じ符合で示している。この実施例でも前述したように、中子が存在する中間の部分Bでキャビティ10内での溶融金属の上昇速度を速くし、その前後の部分A、Cではキャビティ10内での溶融金属の上昇速度を遅くする。
本発明は、加熱した鋳型のキャビティに溶融金属を低圧で充填し、この溶融金属を鋳型と共に冷却して硬化させて成型する低圧鋳造の分野に適用することが出来る。特に成型時の充填密度が均一で内部の空洞が少ない精度の高い鋳造品をすることが出来る低圧鋳造装置と方法として適用することが出来る。
4 鋳型
7 鋳型の中子
10 鋳型のキャビティ
14 誘導子
17 レベル計
21 制御器
7 鋳型の中子
10 鋳型のキャビティ
14 誘導子
17 レベル計
21 制御器
Claims (2)
- ストーク8内の溶融金属に推力を与えて同溶融金属を供給し、この溶融金属を鋳型4のキャビティ10に低圧充填した後、この鋳型4のキャビティ10内で溶融金属を冷却、凝固させて鋳造品を成型する低圧鋳造装置において、ストーク8内の溶融金属を押し上げて鋳型4のキャビティ10の中に溶融金属を充填する誘導子14と、この誘導子14によりキャビティ10の中に充填される溶融金属のレベルを検知するレベル計17と、このレベル計17により計測される溶融金属のレベルにより、キャビティ10内の流路断面積が比較的広い部分で溶融金属の上昇速度を遅くし、流路断面積が比較的狭い部分で溶融金属の上昇速度を速くするよう制御する制御手段と繰り返しその制御パターンを記憶して制御を繰り返す制御手段を有することを特徴とする低圧鋳造装置。
- ストーク8内の溶融金属に推力を与えて同溶融金属を供給し、溶融金属を鋳型4のキャビティ10に低圧充填した後、この鋳型4のキャビティ10内で溶融金属を冷却、凝固させて鋳造品を成型する低圧鋳造方法において、誘導子14によりストーク8内の溶融金属を押し上げて鋳型4のキャビティ10の中に溶融金属を充填しながら、キャビティ10の中に充填される溶融金属のレベルをレベル計17で検知し、このレベル計17により計測される溶融金属のレベルにより、キャビティ10内の流路断面積が比較的広い部分で溶融金属の上昇速度を遅くし、流路断面積が比較的狭い部分で溶融金属の上昇速度を速くするよう制御することを特徴とする低圧鋳造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010258978A JP2012106277A (ja) | 2010-11-19 | 2010-11-19 | 低圧鋳造装置と低圧鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010258978A JP2012106277A (ja) | 2010-11-19 | 2010-11-19 | 低圧鋳造装置と低圧鋳造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012106277A true JP2012106277A (ja) | 2012-06-07 |
Family
ID=46492488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010258978A Pending JP2012106277A (ja) | 2010-11-19 | 2010-11-19 | 低圧鋳造装置と低圧鋳造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012106277A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016043356A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-04-04 | 宇部興産機械株式会社 | 鋳造装置 |
JP2016078064A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | 助川電気工業株式会社 | 真空鋳造装置と真空鋳造方法 |
JP2017001077A (ja) * | 2015-06-15 | 2017-01-05 | 助川電気工業株式会社 | 溶融金属給湯装置用の電磁ポンプ |
CN108838372A (zh) * | 2018-07-26 | 2018-11-20 | 哈尔滨工业大学 | 大型船舶铜合金螺旋桨桨毂差压铸造成型非线性加压方法 |
CN110355347A (zh) * | 2019-08-07 | 2019-10-22 | 南通爱尔思轻合金精密成型有限公司 | 一种铝合金铸件低压浇铸方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08332563A (ja) * | 1995-06-06 | 1996-12-17 | Ebisu:Kk | 電磁力を利用した鋳造方法及び装置 |
JP2002346732A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Sukegawa Electric Co Ltd | 鋳造用静電式レベル計、それを使用した鋳造方法及び装置 |
JP2004082177A (ja) * | 2002-08-28 | 2004-03-18 | Sukegawa Electric Co Ltd | 鋳造装置および鋳造方法 |
-
2010
- 2010-11-19 JP JP2010258978A patent/JP2012106277A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08332563A (ja) * | 1995-06-06 | 1996-12-17 | Ebisu:Kk | 電磁力を利用した鋳造方法及び装置 |
JP2002346732A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Sukegawa Electric Co Ltd | 鋳造用静電式レベル計、それを使用した鋳造方法及び装置 |
JP2004082177A (ja) * | 2002-08-28 | 2004-03-18 | Sukegawa Electric Co Ltd | 鋳造装置および鋳造方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016043356A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-04-04 | 宇部興産機械株式会社 | 鋳造装置 |
JP2016078064A (ja) * | 2014-10-15 | 2016-05-16 | 助川電気工業株式会社 | 真空鋳造装置と真空鋳造方法 |
JP2017001077A (ja) * | 2015-06-15 | 2017-01-05 | 助川電気工業株式会社 | 溶融金属給湯装置用の電磁ポンプ |
CN108838372A (zh) * | 2018-07-26 | 2018-11-20 | 哈尔滨工业大学 | 大型船舶铜合金螺旋桨桨毂差压铸造成型非线性加压方法 |
CN110355347A (zh) * | 2019-08-07 | 2019-10-22 | 南通爱尔思轻合金精密成型有限公司 | 一种铝合金铸件低压浇铸方法 |
CN110355347B (zh) * | 2019-08-07 | 2024-05-03 | 南通爱尔思轻合金精密成型有限公司 | 一种铝合金铸件低压浇铸方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2012106277A (ja) | 低圧鋳造装置と低圧鋳造方法 | |
CN101934363B (zh) | 镁合金轮毂电磁泵低压充型高压凝固成型*** | |
US10471498B2 (en) | Production method of castings and gas-permeable casting mold | |
US10688555B2 (en) | Method and casting mould for the manufacture of cast parts, in particular cylinder blocks and cylinder heads, with a functional feeder connection | |
CN105073304B (zh) | 倾斜式重力铸造装置 | |
CN201791950U (zh) | 镁合金轮毂电磁泵低压充型高压凝固成型*** | |
CN107350449A (zh) | 压铸机及固液共存态金属的成形方法 | |
CN108941513A (zh) | 金属液压力输送壳型铸造方法 | |
KR20160147716A (ko) | 복합 구성성분을 형성하는 방법 | |
CN107716900B (zh) | 一种电机壳低压铸造分层水冷工艺 | |
JP4966354B2 (ja) | 鋳造装置 | |
CN105817582A (zh) | 一种熔模铸造浇口棒 | |
JP6324532B2 (ja) | 加圧機能を有する自動注湯装置および自動注湯方法 | |
US6698494B1 (en) | Casting method and apparatus | |
JP2011016166A (ja) | 鋳造装置 | |
JP2011016139A (ja) | 鋳造装置 | |
JP2003311389A (ja) | 金属の鋳造方法とそれに用いる鋳造装置 | |
JP5397897B2 (ja) | 鋳造装置 | |
JP2011016163A (ja) | 鋳造装置 | |
JPH08141731A (ja) | 鋳造方法及び鋳造装置 | |
CN205732832U (zh) | 一种熔模铸造浇口棒 | |
JP4955739B2 (ja) | 鋳造装置 | |
KR102458786B1 (ko) | 중공 형상의 솔트코어 및 그 제조장치 | |
JP6989948B2 (ja) | 鋳造用金型の絞り構造及びそれを備えた鋳造装置 | |
RU2026147C1 (ru) | Устройство для изготовления отливок с кристаллизацией под давлением |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121031 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121217 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130204 |