JP2012104003A - 調達品質改善システム - Google Patents

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Abstract

【課題】調達先に対して製造工程の品質問題を具体的に指摘する情報を提供することができ、それによって調達品質を改善させることができる技術を提供する。
【解決手段】本調達品質改善システム1は、調達先の製造工程の問題を算出する処理機能を有する計算装置11とデータ記憶装置12を有する。データ記憶装置12は、調達先QC工程表情報(D1)、品質関連情報を含む工程FMEA情報(D2)等を格納する。計算装置11は、D1とD2を関連付ける処理を行うマッチング計算部111、上記関連付けにより算出される品質問題情報などを含む情報を調達先へ提示する処理を行う第1の表示計算部112、等を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生産管理、EC(電子商取引)、EDI(電子データ交換)、電子部品調達などの技術に関し、特に、調達品質改善のための情報処理システム(調達品質改善システム)等に関する。
調達品質改善などに係わる先行技術例として、特開2003−6524号公報(特許文献1)(「取引先評価システムサーバ」等)がある。
特許文献1には、「取引先評価システムサーバに係り、取引先を自動的に評価し、総合的な判断に役立つ画面を生成し、出力し、安定的かつ有効な購買先の選定を支援すること、及び取引先への改善を促すことを課題とする」と記載されている。また、取引先評価システムサーバは、各サーバ(EDIサーバ等)から各データ(電子商取引データ等)を取得し、それぞれについて評価ポイントを判定し、その結果を集計し、集計結果に基づいて目的に応じた画面を生成し、要求があった端末または取引先システム等へ送信すること、が記載されている。
(QC工程表) QC工程表は、電子部品などの製品の製造に係わる工程(プロセス)や品質・コスト・リードタイムなどを管理するために作成される情報である。QC工程表は、形式などにも依るが、例えば、製品、製造工程(各工程及び順序など)、設備(機械)、管理項目などの情報が含まれる。
(工程FMEA) 工程FMEA(Process Failure Mode and Effects Analysis)(工程故障モード影響解析)は、FMEAの一種(工程要素に着目するFMEA)であり、工程内での欠陥・問題により発生する不良・バラツキ等の現象による製品への影響を解析し、事前に問題点(工程における問題点、故障発生の原因やメカニズム等)を予測・摘出するための手法である。工程FMEAでは、製品を製造する環境における工程、人、材料、設備(機械)などの要素に着目し、故障モード・故障原因などを抽出する。例えば、人による作業を必要とする工程におけるヒューマンエラーを考慮する。工程FMEAでは、QC工程表など、製造工程の理解に必要な情報を用いる。
特開2003−6524号公報
前記特許文献1には、取引先(購買先・調達先)を品質や納期などの視点から評価し、問題があれば改善を促す方法について記載されている。
しかし、例えば特許文献1のような改善方法では、品質問題がどの工程に発生予測されるかを評価することはできない(そのような機能を持たない)。そのため、製造工程(工程フロー)全体のうちのどの部分・ポイント(例えばどの個別の工程)に問題があるか等を摘出・指摘することはできない。即ち、取引先(調達先)等に対する的確な指摘や情報提示などができないから、調達品質を改善することはできない。また、取引先(調達先)が品質向上・改善の取り組み(例えば製造工程の見直し)を開始する場合にしても、上記のどのポイント(工程など)から問題解決すべきか等がわからないため、結果として調達品質向上が進まない、といった場合が考えられる。
以上を鑑み、本発明の主な目的は、調達品改善システム等に係わり、調達先などに対して製造工程の品質問題(どのポイントに問題があるか等)を具体的に指摘する情報を提供することができ、それによって調達品(調達先のつくる部品など)の品質を向上・改善させることができる技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の代表的な形態は、調達品の品質の改善や管理に係わる情報処理を行う調達品改善システムであって、以下に示す構成を有することを特徴とする。
本調達品質改善システムは、調達先の製造工程(工程フロー)の問題(ポイントとなる工程など)を算出する処理機能を有する計算装置と、当該計算に用いるデータ情報を記憶するデータ記憶装置と、を有する。前記データ記憶装置は、調達先のQC工程表などの製造工程に関する情報を含む第1の情報と、工程FMEAなどによる品質関連情報を含む第2の情報と、を格納する。前記計算装置は、前記調達先の第1の情報と前記第2の情報とを関連付ける処理を行うマッチング計算部と、前記第1の情報と、上記関連付けにより算出される、前記調達先の製造工程のうちの品質問題に係わるポイントとなる工程の情報や、工程FMEAなどによる該当の故障モード及び故障原因などの品質問題の情報とを含む情報を、前記調達先へ提示(例えば画面表示)する処理を行う第1の表示計算部と、を有する。
本発明の代表的な形態によれば、調達先に対して製造工程の品質問題を具体的に指摘する情報を提供することができ、それによって調達品の品質を向上・改善させることができる。
本発明の実施の形態1のシステム(調達品質改善システム)の構成例を示す図である。 実施の形態1のシステムの詳しい構成例を示す図である。 実施の形態1のシステムの処理フロー例(調達元−調達先の間の処理シーケンス例)を示す図である。 調達先QC工程表情報(D1)のテーブル(T1)例を示す図である。 工程FMEA情報(D2)のテーブル(T2)例を示す図である。 シソーラス情報(D3)のテーブル(T3)例を示す図である。 調達先品質レベル情報(D4)のテーブル(T4)例を示す図である。 調達先QC工程表リバイズ情報(D6)のテーブル(T6)例を示す図である。 実施の形態1のシステムでのマッチング処理のフロー例を示す図である。 調達先によるQC工程表入力画面(G0)の例を示す図である。 調達先によるQC工程表リバイズ情報入力画面(G1)の例を示す図である。 調達先による工程FMEA確認ステイタス情報(調達先QC工程表管理)の画面(G2)の例を示す図である。 調達元−調達先の取引関係、製造工程、マッチングなどの例を示す図である。 本発明の実施の形態2のシステム(調達品質改善システム)として、部品調達の電子商取引で用いられるシステムの構成例を示す図である。 実施の形態2のシステムでの処理フロー例を示す図である。 受注希望企業(調達先)の受注希望金額の情報のテーブル(T21)例を示す図である。 発注先(調達元)による受注先企業(調達先)の決定の画面(G21)の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本実施の形態のシステム(図1等)は、例えば調達元と調達先の取引関係において、調達品の品質を向上させることを目的とする。そのために、本システムは、調達先の製造工程のうちの品質問題に係わるポイントを具体的に指摘して改善を促すことができる情報を算出して調達先へ提示する処理機能を有する。本システムは、調達先のQC工程表の情報(D1)と、工程FMEAの情報(D2)と、その他の情報(D3,D4)とを用いて、例えば工程をキーとして、QC工程表情報(D1)と工程FMEA情報(D2)との関連付け(マッチング)を行い、発生が予想される該当の故障モード・故障原因などの情報(D5)を、調達先に提示(画面表示)する。
<実施の形態1>
図1〜図13を用いて、本発明の実施の形態1の調達品質改善システムについて説明する。実施の形態1では、調達先が入力するQC工程表の情報を利用した調達品質改善システムであり、調達元と調達先の関係を1対1とする。
[システム]
図1,図2は、実施の形態1の調達品質改善システムの構成例を示す。図1の調達品質改善システム1(調達品質改善装置)は、計算装置11とデータ記憶装置12が接続されて成る構成であり、ユーザ(調達元または調達先)の端末10(操作者入出力装置)と接続されている。以下単にシステム1ともいう。本システム1は、少なくとも調達品質改善のための処理機能(調達先の製造工程の品質問題を指摘する情報を算出する処理機能)を提供する。本システム1の処理機能は、計算装置11とデータ記憶装置12により実現され、ユーザが端末10から利用できる。なお本システム1は既存の部品調達システム等と連携あるいは一体化した形態としてもよい。
図2には図1のシステム1の詳しい構成として、インターネットやLAN等のネットワーク90上でのコンピュータ間の相互接続の情報処理システムとした構成例を示す。ネットワーク90に、端末10、サーバ21(図1の計算装置11に対応)、ストレージ22(図1のデータ記憶装置12に対応)、等が接続されている。サーバ21では、例えば制御部(プロセッサ等)により記憶部(メモリ、ディスク等)のプログラムを実行することにより、図1の計算装置11内のマッチング計算部111等の各処理部(機能)を実現する。ストレージ22は、例えばネットワーク90またはサーバ21に接続されるストレージやデータベースサーバ等であり、記憶領域に、各種データ情報(D1〜D7)を格納する。
端末10は、本システム1に対するユーザ(調達元または調達先またはその他関係者)が使用するPC等のコンピュータであり、本システム1に対する指示やデータ情報の入出力などが行われる。例えば図2の端末10において、制御部(プロセッサ等)により記憶部(メモリ、ディスク等)のプログラムを実行することにより、Webブラウザ等の機能を実現する。端末10の通信部はネットワーク90に対するインタフェース処理などを行う。端末10では、ユーザ操作に基づき、入力部(キーボード等)及び出力部(ディスプレイ等)を通じて、Webブラウザ画面等において必要な指示やデータ情報の入力、結果情報表示などが行われる。指示入力などに応じて、端末10(通信部)はネットワーク90を介してサーバ21にアクセスし、サーバ21は指示などに応じた処理をストレージ22のデータ情報を用いて行い、結果を端末10へ応答する。
計算装置11は、マッチング計算部111(調達先QC工程表情報−工程FMEA情報−関連付け計算部)、第1の表示計算部112(調達先QC工程表情報−該当故障モード・故障原因情報−表示計算部)、第2の表示計算部113(調達先QC工程表情報−表示計算部)、等の各処理部を有する。
データ記憶装置12は、記憶領域に、データ情報として、調達先QC工程表情報D1、工程FMEA情報D2、シソーラス情報D3、調達先品質レベル情報D4、該当故障モード・故障原因情報D5、調達先QC工程表リバイズ情報D6、レビュー結果情報D7、等を格納する。
本処理機能をユーザが利用する際、マッチング計算部111は、データ記憶装置12に格納されているデータ(D1〜D4)の出力を用いて、調達先QC工程表情報D1と、(同じ調達先の製造工程を対象とした)工程FMEA情報D2とを関連付け(マッチング)する処理を行い、関連付けの結果、該当する故障モード・故障原因の情報(D5)(工程FMEAに基づく品質問題の情報)を算出する。算出の結果は、該当故障モード・故障原因情報D5としてデータ記憶装置112に格納される。
第1の表示計算部112は、調達先QC工程表情報D1や、該当故障モード・故障原因情報D5などの情報を、例えばWeb画面表示の形で、調達先に提示/掲示するための処理を行う。なお調達先だけでなく調達元なども同様に端末10からのアクセスなどにより同情報(画面など)を参照可能である。
また、第1の表示計算部112では、上記提示情報(D5等)を参考とした調達先による入力データ情報(D1に対するリバイズ(改訂)の情報)をもとに、調達先QC工程表リバイズ情報D6を作成し、データ記憶装置12に格納する。調達先などに対して提示する。
また、第2の表示計算部113は、上記調達先QC工程表リバイズ情報D6及び該当故障モード・故障原因情報D5などを含む情報を、調達先(または調達元)に提示/掲示するための処理を行う。第2の表示計算部113は、調達先に対して、D1またはD6だけでなく、あわせて該当故障モード・故障原因情報D5(工程FMEAによる情報)を提示する。これにより、調達先は、品質問題に係わるポイントとなる工程などを認識できる。また第2の表示計算部113では、調達先(または調達元)に対して、上記提示情報の内容(工程FMEAによる情報)を確認したかどうか等(確認ステイタス)の情報を提示し、その情報をレビュー結果情報D7としてデータ記憶装置12に格納する。
[データ情報]
図4〜図8は、各種データ情報(D1〜D4,D6)のデータ構造例のテーブルを示す。図4は調達先QC工程表情報D1(テーブルT1)、図5は工程FMEA情報D2(テーブルT2)、図6はシソーラス情報D3(テーブルT3)、図7は調達先品質レベル情報D4(テーブルT4)、図8は調達先QC工程表リバイズ情報D6(テーブルT6)を示す。D5の例は、後述の画面(G1)例で示される。D7の例は、後述の画面(G2)例で示される。
[D1:調達先QC工程表情報]
図4は、調達先QC工程表情報D1のテーブルT1を示す。D1は、調達先により入力(または提供等)される調達先のQC工程表の情報(少なくとも工程やその順序の情報を含む)である。D1は、調達先ごとの情報を有する。T1は、画面(G0)での情報入力によって本システム1で作成される。図4のT1は、工程の情報((a)工程要素、(b)機械名)、管理条件の情報((c)管理項目、(d)サンプリング)、等を有する。
[D2:工程FMEA情報]
図5は、工程FMEA情報D2のテーブルT2を示す。D2は、例えば発注先(調達元)により入力されて予め記憶される、発注先に関する工程FMEAの情報である。工程FMEA自体については公知技術であるため詳細説明は省略する。D2は、少なくとも、調達先の製造工程(工程フロー)に関する、工程要素や品質問題(故障モード・故障原因等)の情報を含む。D2は、調達先ごとの情報を有する。
図5のT2は、(a)工程、(b)機能、(c)故障モード、(d)故障原因、(e)求められる品質レベル、等の情報を有する。図5の例では、aの工程が“材料受入”の場合、bの機能は材種確認であり、cの故障モードとして材料のバラツキがあり、dの故障原因として受入検査不十分があり、eの求められる品質レベルが1である。
[D3:シソーラス情報]
図6は、(工程FMEA情報D2の「工程」情報に関する)シソーラス情報D3のテーブルT3を示す。D3は、例えば予め記憶されるシソーラス情報(類義語辞書)である。なおD3は例えばインターネット上のシソーラス情報のサービスにアクセスして利用する形態などとしてもよい。D3は、マッチング処理でキーとして用いる工程などの要素に関するシソーラス情報を含む。図6のT3では、(a)工程、(b)同類語彙、等の情報を有する。例えば、“材料受入”に関する同類語彙として、“入荷”、“入庫”などがある。
[D4:調達先品質レベル情報]
図7は、調達先品質レベル情報D4のテーブルT4を示す。D4は、例えば調達元により評価・入力され予め記憶される、調達先が製造できる製品の品質レベル情報である。図7のT4では、(a)調達先、(b)品質レベル、(c)理由、等の情報を有する。例えば、aの調達先の会社としてB1,B2,B3等を有し、それぞれ、bの品質レベルは、1,3,5とする。cの理由は、bのレベルの理由が記載される。なおD4に関する品質レベルなどの評価や定義については既存の手法を適用できる。
[D5:該当故障モード・故障原因情報]
該当故障モード・故障原因情報D5は、マッチング計算部111の処理結果として格納され、第1の表示計算部112の処理で入力として用いられる。D5は、工程FMEA(工程FMEA情報D2)に基づいて得られる、調達先の製造工程の品質問題に係わる、故障モード・故障原因などの情報である。
[D6:調達先QC工程表リバイズ情報]
図8は、調達先QC工程表リバイズ情報D6のテーブルT6を示す。D6は、D1の改訂版(更新後)の情報であり、調達先が該当の工程FMEAによる情報(D5)を踏まえて作成したQC工程表(改訂版)の情報を格納する。D6は、第1の表示計算部112の処理結果として格納され、第2の表示計算部113で入力として用いられる。T6は、図11の画面(G1)内に示すのと同様の情報を有する。
[D7:レビュー結果情報]
レビュー結果情報D7は、第2の表示計算部113の処理結果として格納される。D7は、図12の画面(G2)内に示すのと同様の情報を有する。
[処理概要]
図3は、本調達品質改善システム1での処理フロー例を示す。本システム1の処理フローは主に左側(SA0〜SA7)に示される(図1とも対応)。SA0,SB0等は処理ステップを表す。図3では、左側の調達元(例えばA社)が本システム1を主に提供・利用し、右側の調達先(例えばB社)が左側の調達元・本システム1にアクセスしてその処理機能(サービス、画面など)を利用する場合における調達元(A)−調達先(B)の間の処理シーケンスを示す。なお本システム1が調達元とは独立してネットワーク90上などに構成される場合は、調達元も調達先もネットワーク90を介して端末10から本システム1(図2のサーバ21等)にアクセスしてサービスを利用するといった形態になる。
図3の処理概要は以下である(詳細は後述)。なお以下で、調達元(A)、調達先(B)、等と称する場合、ユーザ及びその端末10等が対応している。またWebを基本として調達先(B)から適宜Web画面へアクセスする形態とするが、Webに限らず、調達先(B)へデータを送付して参照させる形態などとしてもよい。
(SA0,SB0) SA0では、本システム1/調達元(A)による提供画面(後述、図10、G0)に対し、調達先(B)からの調達先QC工程表情報D1の入力を受け付け(SB0)、当該入力情報(D1)をテーブル(T1)に格納し、当該画面に当該入力情報を表示する。
(SA1) SA1で、マッチング計算部111は、上記D1、及びD2〜D4のデータ情報(データ記憶装置12内)を用いて、マッチング処理を行う。即ち、上記入力された調達先QC工程表情報D1と、工程FMEA情報D2とを、シソーラス情報D3、及び調達先品質レベル情報D4を用いて関連付ける処理を行う。
(SA2) SA2で、マッチング計算部111は、上記マッチング処理により、該当故障モード・故障原因情報D5を決定(算出)し、データ記憶装置12に格納する。
(SA3,SB3) SA3で、第1の表示計算部112は、上記D5を用いて、画面(後述、図11、G1)に、D1,D5等の情報を表示する処理を行う。調達先(B)は、当該画面で当該情報を閲覧し、その内容を認識・確認することができる(SB3)。D1のような情報に対してD5のような情報(工程FMEAによる情報)をあわせて調達先へ提示することができる。即ち、調達先に対して、品質問題に係わるポイント(工程など)の具体的な指摘により、製造工程に関する改善を促すことができる。
(SA4,SB4) その後、SA4では、上記D1,D5等の提示情報を参考にして、調達先(B)は、製造工程(対応するQC工程表)の見直し等を経て、第2の表示計算部113により提供される画面(G1)で、調達先QC工程表リバイズ情報D6(D1の改訂版の情報)を入力する(SB4)。第2の表示計算部113は、画面(G1)で、D6の入力を受け付けると、当該入力情報(D6)をテーブル(T6)に格納する。
(SA5,SB5) SA5で、第2の表示計算部113は、上記D6の情報を画面(G1)に表示する。調達先(B)は、当該情報を画面(G1)で閲覧しその内容を確認することができる(SB5)。調達元(A)も同様に閲覧可能である。
(SA6,SB6) 更にその後、SA6で、上記D6等の情報の閲覧をもとに、調達先(B)は、第2の表示計算部113により提供される画面(後述、図12、G2)に対し、工程FMEAによる情報など(提示された該当故障モード・故障原因など)に対する確認ステイタスの情報(どの程度確認して対策したか等を示す情報)を入力する(SB6)。入力情報は、第2の表示計算部113の処理により、レビュー結果情報D7としてデータ記憶装置12に格納される。
(SA7,SB7) その後も、調達元(A)や調達先(B)は、当該レビュー結果情報D7を画面(G2)で閲覧して確認することができる(SB7)。第2の表示計算部113は、上記D7の情報を画面(G2)に表示する。
なお、上記SB3−SB4の間や、SB5−SB6の間は、ユーザ(調達先)による問題認識や改善検討などのための時間が生じる。
[取引関係など]
図13は、説明の補足のため、調達元−調達先の取引関係や、製造工程や、マッチングなどの例を示す。1対多の取引の場合である。調達元(例えばA社)に対して、調達対象品(V)に関する取引先(調達先)の候補などである複数(m)の調達先(例えばB1社〜Bm社)を有する。調達先(B)は例えば部品や資材を製造し販売する工場・会社などである。それぞれの調達先(B)は、調達対象品(V)に関する製造工程(工程フロー(Fとする))を有し、対応するQC工程表(Qとする)を有する。それぞれの工程フロー(F:F1〜Fm)は、例えば、工程P1〜工程Pnといったように複数(n)の工程(プロセス)を含み(詳細は各社ごとに異なる)、その順序や機械などの情報が、QC工程表(Q:Q1〜Qm)で記述されている。
調達元(A)は、調達先(B)ごとに、当該調達先(B)のQC工程表(Q)の情報(D1)に対して、対応する工程FMEAの情報(D2)を用いて、工程Pなどをキーとして、マッチング処理を行う。これにより、調達先(B)に対して、工程フロー(F)のうちどのポイント(工程Pなど)に問題(品質問題)があるか、及び当該ポイント(品質問題)に係わる該当故障モード・故障原因などの情報(D5)を、指摘・提示する。
[処理詳細]
以上の構成に基づき、以下、画面例(図10〜図12)等も参照しながら、本システム1の処理詳細例について説明する。
まず前記SA0,SB0では、本システム1は、ユーザの端末10に対して、図10のような画面(G0)を提供し、調達先(B)から調達先QC工程表の情報(D1)が入力される。
[画面(G0)]
図10は、調達先がQC工程表の情報(D1)を入力する際の調達先QC工程表入力画面(G0)を示す。本画面(G0)は、初回(D1の初回入力時)の画面例である。本画面(G0)では、図示のように、調達先の情報(会社名、工場名など)、調達対象品の情報(品種、品番、制定日など)、工程の情報(工程要素、機械名など)、管理条件の情報(管理項目、サンプリングなど)、等を入力・表示する。
例えばaの入力ボタン等により、調達の品種(調達対象品の品種)、品番、制定日などを入力することができる。また、工程に関する情報を、bの行追加ボタンや、cの工程要素追加ボタン等により、追加することができる。図10の例では、調達先における工程として“材料受入”や“在庫管理”などがある。
画面(G0)での情報入力により、図4のようなD1のテーブルT1が作成され格納される。
[マッチング処理]
次に前記SA1では、図9に示す、マッチング計算部111によるマッチング処理を行う。ここでは、D1とD2に加え、D3,D4も用いて、工程などの情報同士を関連付ける。
(S11) まず図9のS11では、工程をキーとした完全一致検索による関連付けを行う。即ち、予め格納している図5の工程FMEA情報D2のテーブルT2のa「工程」の列と、図4の調達先QC工程表情報D1のテーブルT1のa「工程要素」の列との各部分に記載されている語彙(文字列)についての完全一致検索を行う。ここで該当(一致)するものについては、T1のa「工程要素」に対して、T2のc「故障モード」の情報及びd「故障原因」の情報を割り当てる。例えば、T1とT2で工程“材料受入”が該当(一致)するので、当該工程に対し、c「故障モード」の“材料のバラツキ”や、d「故障原因」の“受入検査不十分”が割り当てられることになる。
(S12) 次にS12では、シソーラス情報D3を用いた検索による関連付けを行う。即ち、S11で割り当てられなかったもの(語彙)に対して、図5のT2の工程FMEA情報D2におけるa「工程」(例“材料受入”)に関する図6のシソーラス情報D3のテーブルT3のb「同類語彙」と、図4のT1のa「工程要素」との完全一致検索を行う。これにより、該当するものについては、T1のa「工程要素」に対して、T2のc「故障モード」の情報とd「故障原因」の情報を割り当てる。
(S13) 次にS13では、S12で割り当てられなかったもの(語彙)に対して、テキストマイニング手法(形態素解析、クラスタ分析など)(公知技術)を用いた処理による関連付けを行う。まず自然言語処理の一つである形態素解析により、語彙を、単語、品詞といった語彙が意味を持つ最小の単位に分解する。
また、図4のT1のa「工程要素」と、図6のT3のb「同類語彙」を、形態素解析を用いて分解する。例えば、T1のa「工程要素」の場合、“材料受入”は、“材料”と“受入”とに分解できる。また、T3のb「同類語彙」における“入荷”,“入庫”については既に最小の単位となっており、そのままとなる。
次に、上記「工程要素」と「同類語彙」との間における一致する形態素の数をカウントし、距離の計算を行い、その距離の近さによって類似を判断するクラスタ分析を行う。具体的な形態素のカウントの例としては、T1の工程“材料受入”では、“材料”と“受入”をそれぞれ1ずつカウントする。また、図4の「工程要素」と図6の「同類語彙」の形態素の固まりをクラスタと呼ぶ。
距離の計算式については、代表例であるユークリッド平方距離を下記の式(1)に示す。距離に対する計算方法についてはユーザが選択できることとする。それぞれのノーテーションは、D:距離,l:変量数,x:変量,i,j:サンプル名、である。
Figure 2012104003
上記のクラスタ距離の近さによる類似の判断基準については、例えばデンドログラムを作成し、ユーザが選択することによる。
上記デンドログラムの作成における各クラスタ間の距離の計算式については、代表的な計算例である最短距離法を下記の式(2)に示す。ノーテーションは、D:距離,a,b,c,f:クラスタ(ただし、aとbを統合したクラスタをcとし、任意のクラスタをfとする)、である。
Figure 2012104003
以上の手順で形態素解析とクラスタ分析による調達先QC工程表(D1)と工程FMEA(D2)との関連付けが行われる。
(S14) 次にS14では、S13で割り当てられなかったもの(語彙)に対して、図5のT2のa「工程」の複数の工程における前後関係(順序)を考慮して、図4のT1のa「工程要素」に割り当てる。例えば、T2のa「工程」において“材料受入”と“溶解”の間には“保管”があるが、T1において“材料受入”と“溶解”の間にS13までで該当するものが無かった場合、“保管”を割り当てる。
以上の手順により、D1〜D4を用いた調達先QC工程表(D1)と工程FMEA(D2)のマッチング処理(SA1)が行われる。
続いて前記SA2において、調達先の品質を維持できるレベルに応じて、図5の工程FMEA情報D2内に含まれている故障モード・故障原因の情報(D5)を提示するための処理を行う。
その際には、図7の調達先品質レベル情報D4のテーブルT4中のb「品質レベル」の情報と、図5のT2のe「求められる品質レベル」とをキーとして一致するものを掲示する。例えば、T4ではB1社はbの品質レベルが1であり、T2のeの「求められる品質レベル」が1である工程として“材料受入”などがある。
[画面(G1)]
図11は、調達先が該当の工程FMEAの情報を踏まえてQC工程表(改訂版)の情報(D6)を入力する際の調達先QC工程表リバイズ情報入力画面(G1)の例を示す。本画面(G1)では、初回の画面(G0)に対し、(a)故障モード、(b)故障原因、(c)対策、の項目が追加されている。前記SA3では、図11の画面(G1)に、SA2までの結果を踏まえて、(a)故障モード、(b)故障原因の項目に情報を表示する。また調達先のユーザは、図11のa,b等の提示情報を踏まえて、cの対策の項目の対策追加ボタンを押して対策の情報を入力する。
次に前記SA4等では、画面(G1)で入力された情報を、調達先QC工程表リバイズ情報D6のテーブルT6に格納する処理を行う。
[画面(G2)]
図12は、調達先による工程FMEA確認ステイタス情報の画面(G2)を示す。前記SA6等では、図12の画面(G2)を調達元(例えばA社)のユーザに提示する。本画面(G2)は、当該組織が調達先QC工程表などを管理するための画面例であり、調達先が工程FMEAによる情報(該当故障モード・故障原因など)を確認したかどうか等のステイタス情報を表示する。aは、そのために調達元(A)のユーザに提示する定量情報であり、図8のT6の(a)故障モード及び(c)対策の情報をもとに算出され表示される。例えば、aでは、調達先による、掲示された故障モード・故障原因についての確認の度合い(%)や、掲示数、対策数などを表示する。また調達元(A)のユーザは、bの調達先QC工程表リバイズ情報確認ボタンを押すことにより、図8のT6の内容を画面(図11)に表示して確認することができる。最後にcの決定ボタンを押すことにより処理を終了する。
<実施の形態2>
次に、図14〜図17等を用いて実施の形態2を説明する。実施の形態2のシステム(電子商取引型の調達品質改善管理)は、実施の形態1のシステム1を、部品調達の電子商取引で活用する場合の形態であり、ネットワーク90上に各端末やサーバ等が接続される構成で、調達元(発注先)が調達先(受注先)を決定する取引をサービスとして可能とする例を示す。実施の形態2では、基本的に、図14の第2のサーバ206等が、実施の形態1で説明した処理機能(調達先へ品質問題の情報を提示する等)を包含する形で備えている。更に、実施の形態2では、図14の第1のサーバ205等を用いて、調達の電子商取引の発注・受注のサービス(オークション形式)を提供する構成である。調達元(A)は、複数の候補の調達先(B)から、調達品質や受注希望金額などを考慮して実際に調達品を購買する調達先を選定すること等が可能である。なお、調達元(A)−調達先(B)の取引関係は、1対多でも多対多でも同様に適用可能である。本例では、図13のように1つの調達元(A社)が複数の候補の調達先(B1〜Bm)から1つを受注先(調達先)として決定する場合を説明する。
図14は、実施の形態2のシステムの構成例を示す。本システムは、ネットワーク90(インターネット等)に接続される、1つ以上の発注者(調達元(A社))−端末201と、複数(m)の受注希望者(調達先)−端末202{B1社の端末,……,Bm社の端末}と、第1のサーバ205(電子商取引管理装置)と、第2のサーバ206(調達品質管理装置)と、を有する構成である。なお図示しないが図2のようなストレージ22に各データ情報を同様に管理してもよい。
各端末(201等)は、部品調達の電子商取引を行う処理機能を備える装置であり、例えばWebブラウザ等を備えるPC等である。A社側の端末201は、部品調達に関する発注などを第1のサーバ205に対して行う。B社側の端末202は、部品調達に関する受注希望などを第1のサーバ205に対して行う。A社側の端末201は、発注情報記憶部211を有する。発注情報記憶部211は、当該発注者(A社)による発注情報を格納する。B者側の端末202は、QC工程表・コスト情報記憶部221を有する。QC工程表・コスト情報記憶部221は、当該受注希望者(B社)によるQC工程表・コスト情報(金額など)を格納する。
第1のサーバ205は、部品調達の電子商取引の管理機能を備えるWebサーバ等による装置であり、各端末(201等)からのアクセスに対してサービスを提供するサービス処理部251を有する。
第2のサーバ206は、部品調達品質を改善・管理するための処理機能(実施の形態1のシステム1で提供する処理機能を含む)を備える調達品質管理装置であり、第1のサーバ205との間で連携した処理を行う。第1のサーバ205からの要求に応じて第2のサーバ206は処理を行い結果を第1のサーバ205へ応答する。
第2のサーバ206は、工程FMEA情報記憶部261と、マッチング計算部262(受注希望者QC工程表情報−工程FMEA情報−関連付け計算部)と、表示計算部263(該当故障モード・故障原因・コスト−表示計算部)と、を有する。
図15は、実施の形態2での処理フロー例を示す。
(S200) S200では、第1のサーバ205(サービス処理部251)は、発注企業(A社)のユーザの端末201から、調達対象品に関する図面・仕様書などの発注情報(211に基づく)を受け付ける。
(S201) S201では、第1のサーバ205は、上記A社の発注に関するオークション(受注希望などの受け付け)を開始する。
(S202) S202では、受注希望企業(B1社〜Bm社)(例えばB1社)から第1のサーバ205に対し、受注希望などの情報として、前記図4のT1のような調達先QC工程表の情報(D1)と、下記図16のT21のような情報(受注希望企業−受注希望金額情報)と、を受け付ける。
図16は、受注希望企業(調達先(B社))による受注希望金額などのテーブルT21を示す。T21は、図示のように、(a)受注希望企業名、(b)受注希望金額、等の情報を格納する。
(S203) S203では、前記図9のフローと同様のマッチング処理を行う。そのため、第1のサーバ205から第2のサーバ206へネットワーク90を介して処理を要求し、第2のサーバ206のマッチング計算部262で当該マッチング処理を行い、その結果をネットワーク90を介して第1のサーバ205へ応答する。
(S204) S204では、サーバ205から発注側(A社)の端末201のユーザに対して、下記図17に示すような発注先決定画面(G21)で受注希望(オークション)に関する情報を提示する。
図17の発注先決定画面(G21)では、(a)受注希望企業名、(b)該当故障モード数、(c)受注希望金額、等の情報を表示する。複数の候補の各々の受注希望者(B社)ごとの情報を表示する。a,cはT21による情報であり、bは前述のD5に基づく情報である。
発注企業(A社)側のユーザは、上記画面(G21)で、例えばdの該当故障モード閲覧ボタンを押すことにより、受注希望ごとの故障モード・故障原因などを閲覧・確認することができる。サーバ205は、上記操作に応じて受注希望ごとの故障モード・故障原因などの情報を画面に表示する。ユーザは、bの該当故障モード数やその詳細情報、cの金額などの情報を比較検討して、受注先(調達先)を選定することができる。
(S205) S205では、発注企業(A社)側のユーザが、画面(G21)で、eの受注決定ボタンを押すことにより、本オークションにおける受注(調達先)の決定がされる。その後、本処理が終了する。これにより、発注者(A社)が受注者(B社)から対象の部品を調達(購買)することができる。
[効果等]
以上説明したように、各実施の形態によれば、調達元(または発注者)から調達先(または受注希望者)に対して、調達先の製造工程の品質問題を具体的・的確に指摘する情報を提供できる。調達先は画面でその情報を見ることで製造工程の品質問題を認識でき、製造工程の見直し等の取り組み(具体的にはQC工程表の改訂)をしやすい。調達元も、画面で各情報を見ることで調達先の状況を確認できる。これにより、調達先の製造工程を改善させ、問題発生の未然防止、調達品の品質向上などを実現できる。また更に実施の形態2では、複数の調達先の候補(受注希望者)に関する上記の情報を画面で比較して調達(発注)を検討することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
前述の実施の形態1では、マッチング処理に関して、調達元(A)−調達先(B)の工程情報を語彙の検索・一致により関連付ける形としたが、変形例として、両者(A,B)の工程情報などが予め一意の識別子などで共通に管理される場合、その識別子などによって同様に関連付けを行ってもよい。
また、マッチング処理に関して、前述のQC工程表の情報(D1)に限らず、工程・機械・人・材料などの調達品の品質に影響する要素の情報を含んだ製造工程の情報を用いることができる。同様に、前述の工程FMEAの情報(D2)(工程FMEAの手法)に限らず、要素でどのような問題・どの程度の影響があるか等の情報を含んだ品質関連情報を用いることができる。また前述の故障モード・故障原因の情報(D5)に限らず、工程FMEAの手法の代わりに適用する手法に応じた品質問題・影響解析の情報を用いることができる。上記では工程に限らず所定の要素をキーに関連付けをすることができる。
本発明は、生産管理システム、電子部品調達の電子商取引システム、などに利用可能である。
1…調達品質改善システム、10…端末(操作者入出力装置)、11…計算装置、12…データ記憶装置、21…サーバ、22…ストレージ、90…ネットワーク、111…マッチング計算部(調達先QC工程表情報−工程FMEA情報−関連付け計算部)、112…第1の表示計算部(調達先QC工程表情報−該当故障モード・故障原因情報−表示計算部)、113…第2の表示計算部(調達先QC工程表情報−表示計算部)、201…発注者−端末、202…受注希望者−端末、205…サーバ(電子商取引管理装置)、206…サーバ(調達品質管理装置)、211…発注情報記憶部、221…QC工程表・コスト情報記憶部、251…サービス処理部、261…工程FMEA情報記憶部、262…マッチング計算部(受注希望者QC工程表情報−工程FMEA情報−関連付け計算部)、263…表示計算部(該当故障モード・故障原因・コスト−表示計算部)、D1…調達先QC工程表情報、D2…工程FMEA情報、D3…シソーラス情報、D4…調達先品質レベル情報、D5…該当故障モード・故障原因情報、D6…調達先QC工程表リバイズ情報、D7…レビュー結果情報。

Claims (11)

  1. 調達品の品質の改善や管理に係わる情報処理を行う調達品質改善システムであって、
    調達先の製造工程の問題を算出する処理機能を有する計算装置と、当該計算装置で用いるデータ情報を記憶するデータ記憶装置と、を有し、
    前記データ記憶装置は、調達先の製造工程に関する情報を含む第1の情報と、調達先の製造工程に関する品質関連情報を含む第2の情報と、を格納し、
    前記計算装置は、
    前記調達先の第1の情報と前記第2の情報とを関連付ける処理を行うマッチング計算部と、
    前記第1の情報と、上記関連付けにより算出される品質問題の情報と、を含む情報を、前記調達先へ提示する処理を行う第1の表示計算部と、を有すること、を特徴とする調達品質改善システム。
  2. 請求項1記載の調達品質改善システムにおいて、
    前記データ記憶装置は、前記第1の情報として、調達先のQC工程表の情報を格納し、
    前記マッチング計算部は、前記第1の情報の前記調達先のQC工程表の情報に含まれている工程要素の情報を用いて、前記関連付けを行い、
    前記第1の表示計算部は、上記関連付けにより算出される、前記調達先の製造工程のうちの品質問題に係わるポイントとなる工程の情報を、前記調達先へ提示する処理を行うこと、を特徴とする調達品質改善システム。
  3. 請求項1記載の調達品質改善システムにおいて、
    前記データ記憶装置は、前記第2の情報として、工程FMEAの情報を格納し、
    前記マッチング計算部は、前記第2の情報の前記工程FMEAの情報に含まれている工程の情報を用いて、前記関連付けを行い、
    前記第1の表示計算部は、前記第1の情報と、上記関連付けにより算出される、該当の故障モード及び故障原因の情報とを含む情報を、前記調達先へ提示する処理を行うこと、を特徴とする調達品質改善システム。
  4. 請求項1記載の調達品質改善システムにおいて、
    前記計算装置は、前記第1の表示計算部を通じて前記調達先から前記第1の情報に対するリバイズを受け付け、当該リバイズされた第1の情報を前記調達先または調達元へ提示する処理と、前記調達先へ提示された情報に対する前記調達先による確認のステイタス情報を前記調達先または調達元へ提示する処理と、を行う第2の表示計算部を有すること、を特徴とする調達品質改善システム。
  5. 請求項1記載の調達品質改善システムにおいて、
    前記マッチング計算部は、前記第1の情報に含まれている工程要素情報と、前記第2の情報に含まれている工程情報とを用いて、完全一致検索処理を行い、当該検索処理の結果の該当情報同士を関連付けること、を特徴とする調達品質改善システム。
  6. 請求項1記載の調達品質改善システムにおいて、
    前記データ記憶部は、前記調達先の品質レベルを記述した調達先品質レベル情報を格納し、
    前記マッチング計算部は、前記第1の情報、前記第2の情報に加えて、前記調達先品質レベル情報に応じて、前記関連付けを行うこと、を特徴とする調達品質改善システム。
  7. 請求項1記載の調達品質改善システムにおいて、
    前記マッチング計算部は、前記第1の情報、前記第2の情報に加えて、前記工程に関するシソーラス情報による同類語彙を用いた検索処理、あるいは、テキストマイニング手法における形態素解析及びクラスタ分析を用いた検索処理、あるいは、前記製造工程における複数の工程の順序関係を用いた検索処理により、前記関連付けを行うこと、を特徴とする調達品質改善システム。
  8. 調達の電子商取引で用いられ、調達品の品質の改善や管理に係わる情報処理を行う調達品質改善システムであって、
    ネットワークに、調達元または発注者の第1の端末と、調達先または受注希望者の第2の端末と、調達の電子商取引を管理する第1のサーバと、調達先の製造工程の問題を算出する処理機能を有する第2のサーバと、が接続され、
    前記第2のサーバまたは前記ネットワークに接続されるストレージは、調達先の製造工程に関する情報を含む第1の情報と、調達先の製造工程に関する品質関連情報を含む第2の情報と、を格納し、
    前記第1のサーバは、前記第1、第2の端末からのアクセスを受け付け、前記第2のサーバと連携することで前記調達の発注及び受注に関するサービスを提供し、
    前記第2のサーバは、
    前記調達先の第1の情報と前記第2の情報とを関連付ける処理を行うマッチング計算部と、
    前記第1の情報と、上記関連付けにより算出される品質問題の情報と、前記発注及び受注に関するコスト情報とを含む情報を、前記第1または第2の端末へ提示する処理を行う表示計算部と、を有すること、を特徴とする調達品質改善システム。
  9. 請求項8記載の調達品質改善システムにおいて、
    前記調達の電子商取引において、前記第1のサーバは、前記サービスで、前記受注希望者となる各々の前記第2の端末から受注希望金額の情報を受け付け、前記発注者となる前記第1の端末に対して、前記受注希望者となる各々の前記第2の端末による前記受注希望金額の情報及び前記品質問題の情報を含む情報を提示し、前記発注者となる前記第1の端末は、上記提示された情報をもとに前記受注希望者に対する発注の決定を前記第1のサーバに対して実行可能であること、を特徴とする調達品質改善システム。
  10. 請求項8記載の調達品質改善システムにおいて、
    前記第1の情報として、調達先のQC工程表の情報を格納し、
    前記マッチング計算部は、前記第1の情報の前記調達先のQC工程表の情報に含まれている工程要素の情報を用いて、前記関連付けを行い、
    前記表示計算部は、上記関連付けにより算出される、前記調達先の製造工程のうちの品質問題に係わるポイントとなる工程の情報を、前記調達先の第2の端末へ提示する処理を行うこと、を特徴とする調達品質改善システム。
  11. 請求項8記載の調達品質改善システムにおいて、
    前記第2の情報として、工程FMEAの情報を格納し、
    前記マッチング計算部は、前記第2の情報の前記工程FMEAの情報に含まれている工程の情報を用いて、前記関連付けを行い、
    前記表示計算部は、前記第1の情報と、上記関連付けにより算出される、該当の故障モード及び故障原因の情報とを含む情報を、前記調達先の第2の端末へ提示する処理を行うこと、を特徴とする調達品質改善システム。
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