JP2012093153A - 2軸検出用角速度センサ素子 - Google Patents

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耕一郎 中島
Shinjiro Ueda
真二郎 上田
Hiroyuki Aizawa
宏幸 相澤
Takeshi Fujii
剛 藤井
Kensaku Yamamoto
賢作 山本
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Abstract

【課題】本発明は、Y軸周りおよびZ軸周りの2軸方向の角速度を検出することが出来る2軸検出用角速度センサ素子を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明の2軸検出用角速度センサ素子は、Y軸検出振動体27、31、47、51によりY軸方向の角速度を検出するとともに、Z軸検出振動体34、39、54、59によりZ軸方向の角速度を検出するようにしたため、Y軸周り及びZ軸周りの2軸方向の角速度を検出することが出来るという効果を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器に用いられる角速度センサに使用される2軸検出用角速度センサ素子に関するものである。
従来のこの種の角速度センサ素子は図4に示すような構成となっていた。この図4において、1は水晶からなる正方形状の固定部で、この固定部1はX軸方向に向かって延出される第1の延出腕2と第2の延出腕3を設けている。4は水晶製の第1の検出電極振動体で、この第1の検出電極振動体4は一端が前記固定部1に接続されるとともに、他端がY軸方向に向かって延出され、さらにこの第1の検出電極振動体4の4つの外側面にはそれぞれ検出電極5を設けているものである。そして、これと同様に、前記固定部1からは前記第1の検出電極振動体4を延出した方向と反対側のY軸方向に第2の検出電極振動体6を設けており、かつこの第2の検出電極振動体の4つの外側面にもそれぞれ検出電極5を設けているものである。
7は水晶製の第1の駆動振動体で、この第1の駆動振動体7は一端が前記第1の延出腕2に接続され、かつ他端がY軸方向に向かって延出され、さらにこの第1の駆動振動体7の4つの外側面にはそれぞれ駆動電極8を設けているものである。9は水晶製の第2の駆動振動体で、この第2の駆動振動体9は一端が前記第1の延出腕2に接続されるとともに、他端が前記第1の駆動振動体7を延出した方向と反対側のY軸方向に向かって延出され、さらにこの第2の駆動振動体9の4つの外側面にはそれぞれ駆動電極8を設けているものである。10は水晶製の第3の駆動振動体で、この第3の駆動振動体10は一端が第2の延出腕3に接続されるとともに、他端がY軸方向に向かって延出され、さらにこの第3の駆動振動体10の4つの外側面にはそれぞれ駆動電極8を設けているものである。11は水晶製の第4の駆動振動体で、この第4の駆動振動体11は一端が第2の延出腕3に接続されるとともに、他端が前記第3の駆動振動体10を延出した方向と反対側のY軸方向に向かって延出され、さらにこの第4の駆動振動体11の4つの外側面にはそれぞれ駆動電極8を設けているものである。
以上のように構成された従来の角速度センサ素子について、次にその動作を説明する。
第1の駆動振動体7、第2の駆動振動体9、第3の駆動振動体10および第4の駆動振動体11のそれぞれの駆動電極8に交流電圧を印加することにより、駆動方向に速度Vで駆動振動する。そして、この第1の駆動振動体7、第2の駆動振動体9、第3の駆動振動体10および第4の駆動振動体11が駆動振動している状態において、角速度センサ素子を設けた平面と垂直な方向であるZ軸を中心軸として角速度ωで回転すると、第1の駆動振動体7、第2の駆動振動体9、第3の駆動振動体10および第4の駆動振動体11にF=2mv×ωのコリオリ力が発生する。そして、このコリオリ力を第1の延出腕2および第2の延出腕3および固定部1を介して第1の検出電極振動体4および第2の検出電極振動体6に伝えることにより、それぞれの検出電極5から角速度に応じた出力信号を出力するものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2001−264067号公報
しかしながら、上記従来の構成においては、第1の延出腕2および第2の延出腕3および固定部1を介して第1の検出電極振動体4および第2の検出電極振動体6に伝えることにより、それぞれの検出電極5から角速度に応じた出力信号を出力しているため、Z軸周りの1軸方向の角速度のみしか検出できないという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、Y軸周りおよびZ軸周りの2軸方向の角速度を検出することが出来る2軸検出用角速度センサ素子を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、固定部と、この固定部に一端が接続されるとともに上面に少なくとも1つのY軸検出圧電電極を設けたY軸検出振動体と、このY軸検出振動体の他端と一端を接続された捩れ延出部と、一端を前記捩れ延出部と接続されるとともに、捩れ延出部から垂直な方向に延出されかつ上面に少なくとも1つの駆動圧電電極を設けた駆動振動体と、一端を駆動振動体の他端に接続されるとともに駆動振動体の延出方向と垂直な方向に延出され、さらに上面に少なくとも1つのZ軸検出圧電電極を設けたZ軸検出振動体と、このZ軸検出振動体の他端と接続された重り部とを備え、前記Y軸検出振動体によりY軸方向の角速度を検出するとともに、Z軸検出振動体によりZ軸方向の角速度を検出するようにしたもので、この構成によれば、Y軸検出振動体によりY軸方向の角速度を検出するとともに、Z軸検出振動体によりZ軸方向の角速度を検出するようにしたため、Y軸周りおよびZ軸周りの2軸方向の角速度を検出する2軸検出用角速度センサ素子を提供することが出来るという作用効果を有するものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、Z軸検出振動体をL字形状としたもので、この構成によれば、Z軸検出振動体をL字形状としたため、Z軸検出振動体におけるZ軸検出圧電電極にコリオリ力により発生する電荷に、撓み振動に発生する電荷が加算されることとなり、これにより、Z軸周りの角速度の出力信号の感度が向上するという作用効果を有するものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、重り部に一対の又部を設けるとともに、この一対の又部の各々をZ軸検出振動体の両側に配設するようにしたもので、この構成によれば、重り部に一対の又部を設けるとともに、この一対の又部の各々をZ軸検出振動体の両側に配設するようにしたため、2軸検出角速度センサ素子の隙間が小さくなり、これにより、小型な2軸検出角速度センサ素子を提供することが出来るという作用効果を有するものである。
本発明の2軸検出角速度センサ素子は、固定部と、この固定部に一端が接続されるとともに上面に少なくとも1つの検出圧電電極を設けたY軸検出振動体と、このY軸検出振動体の他端と一端を接続された捩れ延出部と、一端を前記捩れ延出部と接続されるとともに、捩れ延出部から垂直な方向に延出されかつ上面に少なくとも1つの駆動圧電電極を設けた駆動振動体と、一端を駆動振動体の他端に接続されるとともに駆動振動体の延出方向と垂直な方向に延出され、さらに上面に少なくとも1つの検出圧電電極を設けたZ軸検出振動体と、このZ軸検出振動体の他端と接続された重り部とを備え、前記Y軸検出振動体によりY軸方向の角速度を検出するとともに、Z軸検出振動体によりZ軸方向の角速度を検出するようにしたもので、この構成によれば、Y軸検出振動体によりY軸方向の角速度を検出するとともに、Z軸検出振動体によりZ軸方向の角速度を検出するようにしたため、Y軸周りおよびZ軸周りの2軸方向の角速度を検出する2軸検出用角速度センサ素子を提供することが出来るという効果を有するものである。
本発明の一実施の形態における2軸検出用角速度センサ素子の上面図 同2軸検出用角速度センサ素子における駆動圧電電極、Y軸検出圧電電極、Z軸検出圧電電極およびモニター圧電電極の側断面図 本発明の一実施の形態における2軸検出用角速度センサ素子の組立工程図 従来の角速度センサ素子の上面図
以下、本発明の一実施の形態における2軸検出用角速度センサ素子について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態における2軸検出用角速度センサ素子の上面図、図2は同2軸検出用角速度センサ素子における駆動圧電電極、Y軸検出圧電電極、Z軸検出圧電電極およびモニター圧電電極の側断面図である。
図1、図2において、21はSiからなる第1の固定部で、この第1の固定部21の上面には一対の駆動電極ランド22、1つのY方向検出電極ランド23、4つのZ方向検出電極ランド24、GND電極ランド25およびモニター電極ランド26を設けている。27はSiからなる第1のY軸検出振動体で、この第1のY軸検出振動体27は一端を第1の固定部21の一端と接続されるとともに、上面にY軸検出圧電電極28を設けており、このY軸検出圧電電極28はPtとTiの合金薄膜からなる共通GND電極29と、この共通GND電極29の上面に設けられたPZT薄膜からなる圧電層30とにより構成されている。31はSiからなる第2のY軸検出振動体で、この第2のY軸検出振動体31は一端を第1の固定部21の他端と接続されるとともに、上面にY軸検出圧電電極28を設けている。32は捩れ延出部で、この捩れ延出部32は前記第1のY軸検出振動体27の他端と、第2のY軸検出振動体31の他端とを連接している。33は第1の駆動振動体で、この第1の駆動振動体33は前記捩れ延出部32から垂直な方向に延出されるとともに、上面に一対の駆動圧電電極33aを設けており、この駆動圧電電極33aはPtとTiの合金薄膜からなる共通GND電極29と、この共通GND電極29の上面に設けられたPZT薄膜からなる圧電層30とにより構成されている。34は第1のZ軸検出振動体で、この第1のZ軸検出振動体34は前記第1の駆動振動体33の他端に、第1の駆動振動体33の延出方向と垂直な方向に延出されるとともに、L字形状に略中央を折り曲げられている。また、前記第1のZ軸検出振動体34の上面には、Z軸検出圧電電極35を設けており、このZ軸検出圧電電極35はPtとTiの合金薄膜からなる共通GND電極29と、この共通GND電極29の上面に設けられたPZT薄膜からなる圧電層30とにより構成されている。36は重り部で、この重り部36は、前記第1のZ軸検出振動体34の他端に接続されるとともに、一対の又部37を設けており、この又部37の各々を前記第1のZ軸検出振動体34の他端の両側に配設するように設けている。38は第2の駆動振動体で、この第2の駆動振動体38は捩れ延出部32から垂直な方向に前記第1の駆動振動体33と平行に延出されるとともに、上面に一対の駆動圧電電極33aを設けている。39は第2のZ軸検出振動体で、この第2のZ軸検出振動体39は前記第2の駆動振動体38の他端に、第2の駆動振動体38の延出方向と垂直な方向でかつ、前記第1のZ軸検出振動体34と反対の方向に延出されるとともに、L字形状に略中央を折り曲げられている。40は重り部で、この重り部40は前記第2のZ軸検出振動体39の他端に接続されている。41はSiからなる第2の固定部で、この第2の固定部41の上面には一対の駆動電極ランド42、1つのY方向検出電極ランド43、4つのZ方向検出電極ランド44、GND電極ランド45およびモニター電極ランド46を設けている。47はSiからなる第3のY軸検出振動体で、この第3のY軸検出振動体47は一端を第2の固定部41の一端と接続されるとともに、上面にY軸検出圧電電極28を設けている。51はSiからなる第4のY軸検出振動体で、この第4のY軸検出振動体51は一端を第2の固定部41の他端と接続されるとともに、上面にY軸検出圧電電極28を設けている。そして、第3のY軸検出振動体47の他端と、第4のY軸検出振動体51の他端とは前記捩れ延出部32に接続されている。52は第3の駆動振動体で、この第3の駆動振動体52は前記捩れ延出部32から前記第2の駆動振動体38と反対方向でかつ捩れ延出部32と垂直な方向に延出されるとともに、上面に一対の駆動圧電電極33aを設けている。この駆動圧電電極33aはPtとTiの合金薄膜からなる共通GND電極29と、この共通GND電極29の上面に設けられたPZT薄膜からなる圧電層30とにより構成されている。54は第3のZ軸検出振動体で、この第3のZ軸検出振動体54は前記第3の駆動振動体52の他端に、第3の駆動振動体52の延出方向と垂直な方向に延出されるとともに、L字形状に略中央を折り曲げられている。また、前記第3のZ軸検出振動体54の上面には、Z軸検出圧電電極35を設けている。56は重り部で、この重り部56は、前記第3のZ軸検出振動体54の他端に接続されている。58は第4の駆動振動体で、この第4の駆動振動体58は捩れ延出部32から垂直な方向に前記第3の駆動振動体52と平行に延出されるとともに、上面に一対の駆動圧電電極33aを設けている。59は第4のZ軸検出振動体で、この第4のZ軸検出振動体59は前記第4の駆動振動体58の他端に、第4の駆動振動体58の延出方向と垂直な方向でかつ、前記第3のZ軸検出振動体54と反対の方向に延出されるとともに、L字形状に略中央を折り曲げられている。60は重り部で、この重り部60は前記第4のZ軸検出振動体59の他端に接続されている。そして、前記第1の駆動振動体33、第2の駆動振動体38、第3の駆動振動体52および第4の駆動振動体58と捩れ延出部32との接続箇所の近傍の上面には、各々、モニター圧電電極61を設けている。そしてまた、前記第1の固定部21における駆動電極ランド22は、第1の駆動振動体32および第2の駆動振動体38における駆動圧電電極33aと配線パターン62により電気的に接続されるとともに、Y方向検出電極ランド23は配線パターン62により、第1のY軸検出振動体27および第2のY軸検出振動体31におけるY軸検出圧電電極28と電気的に接続されている。さらに、第1の固定部21におけるZ方向検出電極ランド24は、第1のZ軸検出振動体34および第2のZ軸検出振動体39におけるZ軸検出圧電電極35と配線パターン62により電気的に接続されるとともに、モニター電極ランド26は、第1の駆動振動体33および第2の駆動振動体38におけるモニター圧電電極61と配線パターン62により電気的に接続されている。さらに、前記第2の固定部41における駆動電極ランド42は、第3の駆動振動体52および第4の駆動振動体58における駆動圧電電極33aと配線パターン62により電気的に接続されるとともに、Y方向検出電極ランド43は配線パターン62により、第3のY軸検出振動体47および第4のY軸検出振動体51におけるY軸検出圧電電極28と電気的に接続されている。さらに、第2の固定部41におけるZ方向検出電極ランド44は、第3のZ軸検出振動体54および第4のZ軸検出振動体59におけるZ軸検出圧電電極35と配線パターン62により電気的に接続されるとともに、モニター電極ランド46は、第3の駆動振動体52および第4の駆動振動体58におけるモニター圧電電極61と配線パターン62により電気的に接続されている。
以上のように構成された本発明の一実施の形態における2軸検出用角速度センサ素子について、次にその組立方法を説明する。
まず、図3(a)に示すように、予め上面に駆動電極ランド22、42、Y方向検出電極ランド23、43、Z方向検出電極ランド24、44、モニター電極ランド26、46、GND電極ランド25、45、Y軸検出圧電電極28、駆動圧電電極33a、Z軸検出圧電電極35、モニター圧電電極61および配線パターン62を形成したウェハ63を準備する。
次に、スピンコートによりウェハ63の上面に、例えば、アルミ、チタン、酸化シリコン、窒化シリコン等のレジスト膜64を塗布した後、図3(b)に示すように、フォトリソグラフィーにより、レジスト膜64を所定形状にパターンニングする。
次に、前記ウェハ63をドライエッチング装置(図示せず)にセットした後、SF6あるいはCF6等のフッ素系ガスを導入することにより、図3(c)に示すように、Siからなるウェハ63のレジスト膜64を設けた部分以外をエッチングして溝65を形成する。
次に、図3(d)に示すように、前記レジスト膜64の上面に、50〜200ミクロンのバックグラインド時にウェハ63の上面を保護する機能を有する粘着剤層(図示せず)を設けたフィルム66を貼り、その後、ウェハ63の上下を逆さまにして、ウェハ63の上面側に設けたフィルム66をチャックテーブル(図示せず)に固定する。
次に、図3(e)に示すように、バックグラインドホイール67を回転させることにより、ウェハ63の裏面を研削する。
最後に、UVを照射することにより、フィルム66の粘着力を低減させてレジスト膜64の上面から前記フィルム66を剥離した後、前記レジスト膜64を除去するとともに、前記ウェハ63から個片の角速度センサ素子を取り出す。
以上のようにして組み立てられた本発明の一実施の形態における2軸検出用角速度センサ素子について、次にその動作を説明する。
第1の固定部21における駆動電極ランド22および第2の固定部41における駆動電極ランド42に交流電圧を印加することにより、配線パターン62を介して、第1の駆動振動体33、第2の駆動振動体38、第3の駆動振動体52および第4の駆動振動体58における駆動圧電電極33aの分極の方向と同じ方向の場合には駆動圧電電極33aに引張応力が発生し、一方、反対の方向の場合には、圧縮応力が発生する。そうすると、交流電圧の位相に応じて、第1の駆動振動体33、第2の駆動振動体38、第3の駆動振動体52および第4の駆動振動体58がX軸方向に速度Vで駆動振動する。この駆動振動は第1のZ軸検出振動体34、第2のZ軸検出振動体39、第3のZ軸検出振動体54および第4のZ軸検出振動体59を介して重り部36、40、56、60に伝わり、重り部36、40、56、60がX軸方向に速度Vで駆動振動する。
ここで、まず、角速度センサ素子にZ軸方向回りの角速度が発生する場合を考える。
重り部36、40、56、60がコリオリ力により、Y軸方向に振動駆動する。
そうすると、第1のZ軸検出振動体34、第2のZ軸検出振動体39、第3のZ軸検出振動体54および第4のZ軸検出振動体59における第1の駆動振動体33、第2の駆動振動体38、第3の駆動振動体52および第4の駆動振動体58から垂直な方向に延出された箇所がY軸方向に振動駆動する。そして、角速度に応じた電荷がZ軸検出圧電電極35に発生する。さらに、第1のZ軸検出振動体34、第2のZ軸検出振動体39、第3のZ軸検出振動体54および第4のZ軸検出振動体59のL字形状に折り曲げられた先端側は、前述のY軸方向振動駆動に伴い、X軸方向に撓み振動する。したがって、この撓み振動により発生する電荷が、Z軸検出圧電電極35に加算して発生し、Z軸周りの角速度を検出することが出来るものである。
次に、角速度センサ素子にY軸方向回りの角速度が発生する場合を考える。
その場合には、重り部36、40、56、60がコリオリ力により、Z軸方向に振動駆動する。そうすると、第1のZ軸検出振動体34、第2のZ軸検出振動体39、第3のZ軸検出振動体54および第4のZ軸検出振動体59と、第1の駆動振動体33、第2の駆動振動体38、第3の駆動振動体52および第4の駆動振動体58を介して、捩れ延出部32に捩り力が加わり、第1のY軸検出振動体27、第2のY軸検出振動体31、第3のY軸検出振動体47および第4のY軸検出振動体51がZ方向に振動駆動する。そして、Y軸検出圧電電極28に電荷が発生し、Y軸周りの角速度を検出することが出来るものである。
本発明に係る2軸検出用角速度センサ素子は、Y軸周りおよびZ軸周りの2軸方向の角速度を検出することが出来るという効果を有するものであり、特に各種電子機器に用いられる角速度センサに使用される2軸検出用角速度センサ素子として有用なものである。
21、41 固定部
27、31、47、51 Y軸検出振動体
28 Y軸検出圧電電極
32 捩れ延出部
33、38、52、58 駆動振動体
33a 駆動圧電電極
34、39、54、59 Z軸検出振動体
36、40、56、60 重り部
37 又部

Claims (3)

  1. 固定部と、この固定部に一端が接続されるとともに上面に少なくとも1つのY軸検出圧電電極を設けたY軸検出振動体と、このY軸検出振動体の他端と一端を接続された捩れ延出部と、一端を前記捩れ延出部と接続されるとともに、捩れ延出部から垂直な方向に延出されかつ上面に少なくとも1つの駆動圧電電極を設けた駆動振動体と、一端を駆動振動体の他端に接続されるとともに駆動振動体の延出方向と垂直な方向に延出され、さらに上面に少なくとも1つのZ軸検出圧電電極を設けたZ軸検出振動体と、このZ軸検出振動体の他端と接続された重り部とを備え、前記Y軸検出振動体によりY軸方向の角速度を検出するとともに、Z軸検出振動体によりZ軸方向の角速度を検出するように構成した2軸検出用角速度センサ素子。
  2. Z軸検出振動体をL字形状とした請求項1記載の2軸検出用角速度センサ素子。
  3. 重り部に一対の又部を設けるとともに、この一対の又部の各々をZ軸検出振動体の両側に配設するようにした請求項1記載の2軸検出用角速度センサ素子。
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