JP2012080003A - 電子部品実装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品の搬送動作の効率が高い電子部品実装機を提供することを課題とする。
【解決手段】電子部品実装機1は、搬送高度C1で回路基板Bf、Brを搬送し装着エリアAf、Arで回路基板Bf、Brを停止する基板搬送部360f、360rを複数有する基板搬送装置36と、回路基板Bf、Brを搬送高度C1から装着高度C2まで上昇させる基板昇降部350f、350rを複数有する基板昇降装置35と、電子部品Pf、Prを吸着位置B1に供給する部品供給装置4と、電子部品Pf、Prを吸着位置B1で吸着し回路基板Bf、Brの装着位置B2に装着する吸着ノズル320を有する装着ヘッド32と、制御装置7と、を備える。装着ヘッド32が、吸着位置B1から第二回路基板Brの装着位置B2まで電子部品Prを搬送する際、制御装置7は、第一回路基板Bfの高度を、搬送高度C1以上装着高度C2未満の待機高度C3に設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、回路基板に電子部品を装着する電子部品実装機に関する。
電子部品実装機は、電子部品を回路基板に装着するために用いられる(例えば、特許文献1、2参照)。近年においては、生産性向上のため、二つのレーン(回路基板搬送路)を有する電子部品実装機が用いられている。図17に、従来の電子部品実装機の右側面図を示す。図17に示すように、二つのレーンL100f、L100rは、左右方向に延在している。二つのレーンL100f、L100rは、前後方向に並設されている。電子部品実装機100の基板搬送装置101は、二つの基板搬送部102f、102rを備えている。基板搬送部102fには回路基板103fが、基板搬送部102rには回路基板103rが、各々、架設されている。
部品供給装置104は、基板搬送装置101の前方に配置されている。部品供給装置104は、吸着位置104aに、電子部品106f、106rを供給する。装着ヘッド105は、吸着位置104aから回路基板103f、103rまで、電子部品106f、106rを搬送する。
2005−217009号公報 2004−128400号公報
電子部品106rを回路基板103rに装着する際、回路基板103rは、搬送高度(基板搬送部102rにより回路基板103rが搬送される高度)から装着高度(電子部品106rが回路基板103rに装着される高度)まで、奥側基板昇降部108rにより、持ち上げられる。装着高度において、回路基板103rは、一対のクランプ部材107rと奥側基板昇降部108rとにより、上下方向から挟持される。すなわち、回路基板103rは、クランプ状態で固定される。
回路基板103f、103rを搬送高度から装着高度まで持ち上げ、クランプ状態で固定するのには、ある一定の時間を要する。このため、回路基板103f、103rの生産(回路基板103f、103rに対する電子部品106f、106rの装着)対象を、レーンL100rからレーンL100fに切り替える際、レーンL100rの回路基板103rの生産が完了してから、レーンL100fの回路基板103fをクランプ状態にしていては、その分、ダウンタイムが発生してしまう。
そこで、従来は、生産中のレーンL100rの回路基板103rのみならず、待機中のレーンL100fの回路基板103fも、併せてクランプ状態にしていた。そして、レーンL100f、L100rの切替に伴うダウンタイムを削減していた。
このため、奥側の回路基板103rに電子部品106rを装着する際、手前側の回路基板103fに装着された電子部品106fが、邪魔になっていた。したがって、装着済みの電子部品106fを回避するため、電子部品106fを跨ぐように、装着ヘッド105の移動経路A100が設定されていた。
しかしながら、移動経路A100には、電子部品106fを回避する経路が含まれている。このため、装着ヘッド105の移動時間が長くなってしまう。また、装着ヘッド105の移動距離が長くなってしまう。また、装着ヘッド105の消費電力が多くなってしまう。このように、従来は、奥側の回路基板103rに対する電子部品106rの搬送動作が非効率だった。
本発明の電子部品実装機は、上記課題に鑑みて完成されたものである。本発明は、複数の回路基板のうち吸着位置から遠い方の回路基板に対する電子部品の搬送動作の効率が高い電子部品実装機を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の電子部品実装機は、搬送高度で回路基板を搬送すると共に装着エリアで該回路基板を停止する基板搬送部を、複数有する基板搬送装置と、該装着エリアで停止した該回路基板を、該搬送高度から、該回路基板に電子部品を装着する装着高度まで、上昇させる基板昇降部を、複数有する基板昇降装置と、装着用の該電子部品を吸着位置に供給する部品供給装置と、複数の該装着エリアの複数の該回路基板に共用され、該吸着位置で該電子部品を吸着し、該装着高度の該回路基板の装着位置に該電子部品を装着する吸着ノズルを有する装着ヘッドと、該基板搬送装置、該基板昇降装置、該部品供給装置、該装着ヘッドを制御する制御装置と、を備えてなる電子部品実装機であって、複数の前記回路基板は、第一回路基板と第二回路基板とを有し、前記装着ヘッドが、前記吸着位置から、該第一回路基板および該第二回路基板のうち該吸着位置から遠い方の該回路基板の前記装着位置まで、前記電子部品を搬送する際、前記制御装置は、該第一回路基板および該第二回路基板のうち該吸着位置から近い方の該回路基板の高度を、前記搬送高度以上前記装着高度未満の待機高度に設定することを特徴とする。
本発明の電子部品実装機によると、装着ヘッドが、第一回路基板および第二回路基板のうち吸着位置から遠い方の回路基板(以下、適宜、「吸着位置から遠い方の回路基板」と略称する。)に電子部品を搬送する際、制御装置は、第一回路基板および第二回路基板のうち吸着位置から近い方の回路基板(以下、適宜、「吸着位置から近い方の回路基板」と略称する。)の高度を待機高度に設定する。このため、吸着位置から遠い方の回路基板に対する電子部品の搬送動作の効率を、高くすることができる。具体的には、(a)装着ヘッドの移動時間の短縮化、(b)装着ヘッドの移動距離の短縮化、(c)装着ヘッドの消費電力の削減のうち、少なくとも一つを達成することができる。
(1−1)好ましくは、上記(1)の構成において、前記第一回路基板に前記電子部品を装着する第一装着作業および前記第二回路基板に該電子部品を装着する第二装着作業のうち、前記吸着位置から遠い方の前記回路基板に該電子部品を装着する装着作業が終わり、該第一装着作業および該第二装着作業のうち、該吸着位置から近い方の該回路基板に該電子部品を装着する装着作業が始まる際、前記制御装置は、該装着作業において最初に装着される該電子部品を該吸着位置まで取りに行く吸着作業と、該吸着位置から近い方の該回路基板の高度を前記待機高度から前記装着高度に切り替える切替作業と、を並行して実行する構成とする方がよい。
ここで、「並行」とは、吸着作業の少なくとも一部と切替作業の少なくとも一部とが、経時的に重複していることをいう。本構成によると、吸着位置から近い方の回路基板の高度を待機高度から装着高度に切り替える切替作業が終わってから、最初に装着される電子部品を吸着位置まで取りに行く吸着作業が始まる場合と比較して、回路基板の生産に寄与しないダウンタイムを削減することができる。
(1−2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記第一回路基板に前記電子部品を装着する第一装着作業および前記第二回路基板に該電子部品を装着する第二装着作業のうち、前記吸着位置から近い方の前記回路基板に前記電子部品を装着する装着作業が未完了の場合、該第一装着作業および該第二装着作業のうち、該吸着位置から遠い方の該回路基板に該電子部品を装着する装着作業が、所定の終了条件により終わる終了時以前に、前記制御装置は、該吸着位置から近い方の該回路基板における該電子部品未装着の前記装着位置と、前記吸着位置と、を結ぶ前記装着ヘッドの移動経路の全長が最短になるように、該吸着位置から近い方の該回路基板を、該回路基板の搬送方向に移動させる構成とする方がよい。
つまり、本構成は、生産対象となる回路基板が、吸着位置から近い方の回路基板(未完了)→吸着位置から遠い方の回路基板→再び吸着位置から近い方の回路基板と切り替わる場合に、吸着位置から遠い方の回路基板の生産終了前(または生産終了と同時)に、吸着位置から近い方の回路基板に対する装着ヘッドの移動経路の全長が最短になるように、予め、吸着位置から近い方の回路基板を移動させておくものである。本構成によると、再び吸着位置から近い方の回路基板を生産する際、装着ヘッドの移動経路を短縮化することができる。
(1−3)好ましくは、上記(1)の構成において、前記基板昇降装置は、複数の前記基板昇降部として、前記第一回路基板を上昇させる第一基板昇降部と、前記第二回路基板を上昇させる第二基板昇降部と、を有し、さらに、該第一回路基板の上方に配置され、前記装着高度において、該第一回路基板を該第一基板昇降部との間で上下方向から挟持する第一クランプ部材と、該第二回路基板の上方に配置され、該装着高度において、該第二回路基板を該第二基板昇降部との間で上下方向から挟持する第二クランプ部材と、を備え、前記待機高度は、該第一回路基板および該第二回路基板のうち前記吸着位置から近い方の該回路基板に装着済みの前記電子部品の最高高度と、該第一クランプ部材および該第二クランプ部材のうち該吸着位置から近い方のクランプ部材の最高高度と、が一致する高度である構成とする方がよい。
本構成によると、吸着位置から近い方のクランプ部材から上方に電子部品が突出しない、限界の高度に、待機高度が設定されている。このため、待機高度から装着高度への切替を迅速に行うことができる。また、吸着位置から遠い方の回路基板に電子部品を搬送する際、吸着位置から近い方の回路基板に装着済みの電子部品を、装着ヘッドが回避する必要がない。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記第一回路基板に前記電子部品を装着する第一装着作業および前記第二回路基板に該電子部品を装着する第二装着作業のうち、前記吸着位置から遠い方の前記回路基板に該電子部品を装着する装着作業が、所定の終了条件により終わる終了時に先駆けて、前記制御装置は、該第一回路基板の高度を前記待機高度から前記装着高度に切り替える第一切替作業および該第二回路基板の高度を該待機高度から該装着高度に切り替える第二切替作業のうち、該吸着位置から近い方の該回路基板の高度を該待機高度から該装着高度に切り替える切替作業を開始する構成とする方がよい。 本構成によると、吸着位置から遠い方の回路基板に電子部品を装着する装着作業が終わってから、吸着位置から近い方の回路基板の高度を待機高度から装着高度に切り替える切替作業が始まる場合と比較して、ダウンタイムを削減することができる。
(2−1)好ましくは、上記(2)の構成において、前記終了条件は、前記吸着位置から遠い方の前記回路基板に対する前記電子部品の装着完了である構成とする方がよい。本構成によると、生産完了に伴うダウンタイムを削減することができる。
(2−2)好ましくは、上記(2)の構成において、前記終了条件は、前記吸着位置から遠い方の前記回路基板に対する前記電子部品の装着トラブルである構成とする方がよい。本構成によると、トラブルに伴うダウンタイムを削減することができる。
(2−3)好ましくは、上記(2)の構成において、前記終了条件は、前記吸着位置から遠い方の前記回路基板に対する前記電子部品の部品切れである構成とする方がよい。本構成によると、部品切れに伴うダウンタイムを削減することができる。
(2−4)好ましくは、上記(2)の構成において、前記終了時以前に、前記制御装置は、前記吸着位置から近い方の前記回路基板の高度を前記待機高度から前記装着高度に切り替える切替作業を完了する構成とする方がよい。
本構成によると、吸着位置から遠い方の回路基板に電子部品を装着する装着作業の終了前(または終了と同時)に、吸着位置から近い方の回路基板の高度を待機高度から装着高度に切り替える切替作業が完了する。このため、吸着位置から遠い方の回路基板に電子部品を装着する装着作業が終わってから、吸着位置から近い方の回路基板の高度を待機高度から装着高度に切り替える切替作業が完了する場合と比較して、ダウンタイムを削減することができる。
(3)上記課題を解決するため、本発明の電子部品実装機は、搬送高度で回路基板を搬送すると共に装着エリアで該回路基板を停止する基板搬送部を、複数有する基板搬送装置と、該装着エリアで停止した該回路基板を、該搬送高度から、該回路基板に電子部品を装着する装着高度まで、上昇させる基板昇降部を、複数有する基板昇降装置と、装着用の該電子部品を吸着位置に供給する部品供給装置と、複数の該装着エリアの複数の該回路基板に共用され、該吸着位置で該電子部品を吸着し、該装着高度の該回路基板の装着位置に該電子部品を装着する吸着ノズルを有する装着ヘッドと、該基板搬送装置、該基板昇降装置、該部品供給装置、該装着ヘッドを制御する制御装置と、を備えてなる電子部品実装機であって、複数の前記回路基板は、第一回路基板と第二回路基板とを有し、前記装着ヘッドが、前記吸着位置から、該第一回路基板および該第二回路基板のうち該吸着位置から遠い方の該回路基板の前記装着位置まで、前記電子部品を搬送する際、前記制御装置は、上方から見て、該装着ヘッドの移動経路に、該第一回路基板および該第二回路基板のうち該吸着位置から近い方の該回路基板が干渉しないように、該第一回路基板と該第二回路基板とを互いにずらして配置することを特徴とする。
本構成によると、第一回路基板と第二回路基板とが、互いにずれて配置されている。このため、吸着位置から遠い方の回路基板を生産する際、電子部品搬送中の装着ヘッドに、吸着位置から近い方の回路基板が干渉しない。したがって、移動経路中に、吸着位置から近い方の回路基板を回避する経路を入れる必要がない。よって、吸着位置から遠い方の回路基板に対する電子部品の搬送動作の効率を、高くすることができる。具体的には、(a)装着ヘッドの移動時間の短縮化、(b)装着ヘッドの移動距離の短縮化、(c)装着ヘッドの消費電力の削減のうち、少なくとも一つを達成することができる。
(3−1)好ましくは、上記(3)の構成において、前記制御装置は、前記第一回路基板と前記第二回路基板とを、前記回路基板の搬送方向全長に亘って、互いにずらして設定する構成とする方がよい。本構成によると、装着ヘッドの移動経路に対する吸着位置から近い方の回路基板の干渉を、簡単かつ確実に防止することができる。
(4)好ましくは、上記(1)ないし(3)のいずれかの構成において、前記制御装置は、前記第一回路基板および前記第二回路基板のうち前記吸着位置から遠い方の前記回路基板を、複数の単位エリアに区画し、該単位エリアに装着済みの前記電子部品のうち、最も高度が高い該電子部品の高度を、該単位エリアの代表高度に設定し、前記装着ヘッドが、前記吸着位置から前記装着位置まで、該電子部品を搬送する際に、該単位エリアの水平方向座標、該代表高度を基に、該装着ヘッドの移動経路を設定する構成とする方がよい。
本構成によると、制御装置が、吸着位置から遠い方の回路基板全体の高度を、一定と仮定して移動経路を設定する場合と比較して、緻密に移動経路を設定することができる。このため、吸着位置から遠い方の回路基板の装着位置に対する電子部品の搬送動作の効率を高くすることができる。なお、本構成は、吸着位置から遠い方の回路基板のみならず、吸着位置から近い方の回路基板にも用いることができる。
(5)上記(4)の構成は、複数のレーンのみならず、単一のレーンを有する電子部品実装機にも用いることができる。この場合、電子部品実装機は、搬送高度で回路基板を搬送すると共に装着エリアで該回路基板を停止する基板搬送部を有する基板搬送装置と、該装着エリアで停止した該回路基板を、該搬送高度から、該回路基板に電子部品を装着する装着高度まで、上昇させる基板昇降部を有する基板昇降装置と、装着用の該電子部品を吸着位置に供給する部品供給装置と、該吸着位置で該電子部品を吸着し、該装着高度の該回路基板の装着位置に該電子部品を装着する吸着ノズルを有する装着ヘッドと、該基板搬送装置、該基板昇降装置、該部品供給装置、該装着ヘッドを制御する制御装置と、を備えてなる電子部品実装機であって、前記制御装置は、前記回路基板を、複数の単位エリアに区画し、該単位エリアに装着済みの前記電子部品のうち、最も高度が高い該電子部品の高度を、該単位エリアの代表高度に設定し、前記装着ヘッドが、前記吸着位置から前記装着位置まで、該電子部品を搬送する際に、該単位エリアの水平方向座標、該代表高度を基に、該装着ヘッドの移動経路を設定することを特徴とする。
(6)上記課題を解決するため、本発明の電子部品実装機は、搬送高度で回路基板を搬送すると共に装着エリアで該回路基板を停止する基板搬送部を、複数有する基板搬送装置と、該装着エリアで停止した該回路基板を、該搬送高度から、該回路基板に電子部品を装着する装着高度まで、上昇させる基板昇降部を、複数有する基板昇降装置と、装着用の該電子部品を吸着位置に供給する部品供給装置と、複数の該装着エリアの複数の該回路基板に共用され、該吸着位置で該電子部品を吸着し、該装着高度の該回路基板の装着位置に該電子部品を装着する吸着ノズルを有する装着ヘッドと、該基板搬送装置、該基板昇降装置、該部品供給装置、該装着ヘッドを制御する制御装置と、を備えてなる電子部品実装機であって、複数の前記回路基板は、第一回路基板と第二回路基板とを有し、該第一回路基板における前記電子部品の配置と、該第二回路基板における該電子部品の配置と、は一致しており、前記制御装置は、該第一回路基板の高度および該第二回路基板の高度を、共に前記装着高度に設定し、前記装着ヘッドは、該第一回路基板の前記装着位置と、該第二回路基板の該装着位置と、に、互いの水平方向座標が対応するように、交互に該電子部品を装着することを特徴とする。
第一回路基板と第二回路基板とは、装着される電子部品の種類、配置が互いに一致している。すなわち、第一回路基板と第二回路基板とは、同種の回路基板である。装着ヘッドは、第一回路基板と第二回路基板とに、互いの水平方向座標が対応するように、言い換えると電子部品の種類が一致するように、交互に電子部品を装着する。このため、装着ヘッドは、二回連続で同種の電子部品を搬送することになる。
本発明の電子部品実装機によると、連続する、第一回路基板生産時の装着ヘッドの移動経路と、第二回路基板生産時の装着ヘッドの移動経路と、の間に共通部分が多くなる。このため、電子部品の搬送動作の効率を、高くすることができる。
本発明によると、複数の回路基板のうち吸着位置から遠い方の回路基板に対する電子部品の搬送動作の効率が高い電子部品実装機を提供することができる。
第一実施形態の電子部品実装機の斜視図である。 同電子部品実装機の上面図である。 同電子部品実装機の右側面図である。 同実施形態の電子部品実装機のブロック図である。 同電子部品実装機の回路基板生産時の動きの示すタイミングチャートである。 第二実施形態の電子部品実装機の上面図である。 第三実施形態の電子部品実装機の上面図である。 同電子部品実装機の装着ヘッドの移動経路の模式図である。 第四実施形態の電子部品実装機の装着ヘッドの移動経路の模式図である。 第五実施形態の電子部品実装機の部分右側面図(その1)である。 同電子部品実装機の部分右側面図(その2)である。 第六実施形態の電子部品実装機の上面図である。 第七実施形態の電子部品実装機の部分右側面図である。 その他の実施形態の電子部品実装機の斜視図である。 同電子部品実装機の吸着ノズル交換後の装着ヘッドの斜視図である。 第一回路基板に三つの単位エリアを設定した場合の電子部品実装機の部分右側面図である。 従来の電子部品実装機の右側面図である。
以下、本発明の電子部品実装機の実施の形態について説明する。
<<第一実施形態>>
<電子部品実装機の機械的構成>
まず、本実施形態の電子部品実装機の機械的構成について説明する。以降の図において、左側は、回路基板の搬送方向上流側に相当する。右側は、回路基板の搬送方向下流側に相当する。
図1に、本実施形態の電子部品実装機の斜視図を示す。図2に、同電子部品実装機の上面図を示す。図3に、同電子部品実装機の右側面図を示す。図1、図2においては、電子部品を省略して示す。図1においては、モジュール3のハウジングを透過して示す。図2においては、モジュール3のハウジングを省略して示す。また、Y方向スライダ310、Y方向ガイドレール312、X方向ガイドレール313を一点鎖線で示す。また、吸着位置B1、第一回路基板Bf、第二回路基板Brに、ハッチングを施す。
図1〜図3に示すように、電子部品実装機1は、ベース90と、モジュール3と、部品供給装置4と、を備えている。電子部品実装機1の左右両側には、複数の電子部品実装機(図略)が、直列に並んでいる。すなわち、第一レーンLfを流れる第一回路基板Bf、第二レーンLrを流れる第二回路基板Brには、直列に並ぶ複数の電子部品実装機により、段階的に電子部品Pf、Prが実装される。
[ベース90、部品供給装置4]
ベース90は、直方体箱状を呈している。ベース90は、工場のフロアFに配置されている。部品供給装置4は、ベース90の前部上方に配置されている。部品供給装置4は、複数のカセット式フィーダ45を備えている。カセット式フィーダ45には、多数の電子部品Pf、Prが装着されている。カセット式フィーダ45の後端部分には、吸着位置B1が設定されている。カセット式フィーダ45は、装着対象となる電子部品Pf、Prを吸着位置B1に供給する。
[モジュール3]
モジュール3は、基板クランプ装置30と、XYロボット31と、装着ヘッド32と、パーツカメラ34と、基板昇降装置35と、基板搬送装置36と、制御装置(図略)と、画像処理装置(図略)と、を備えている。
(基板クランプ装置30)
基板クランプ装置30は、固定壁300と、第一可動壁301fと、第二可動壁301rと、左右一対のガイドレール303L、303Rと、前後一対の第一クランプ部材304fと、前後一対の第二クランプ部材304rと、基部305と、を備えている。
基部305は、長方形板状を呈している。基部305は、ベース90の上面に配置されている。左右一対のガイドレール303L、303Rは、各々、前後方向に延在している。左右一対のガイドレール303L、303Rは、基部305の上面の左縁および右縁に、離間して配置されている。
固定壁300は、基部305の上面前縁に立設されている。固定壁300は、下方に開口するC字板状を呈している。固定壁300のC字両端は、左右一対のガイドレール303L、303Rの前端に連なっている。
第一可動壁301fは、固定壁300の後方に配置されている。第一可動壁301fは、下方に開口するC字板状を呈している。第一可動壁301fのC字両端は、左右一対のガイドレール303L、303Rに、前後方向に摺動可能に取り付けられている。
第二可動壁301rは、第一可動壁301fの後方に配置されている。第二可動壁301rは、下方に開口するC字板状を呈している。第二可動壁301rのC字両端は、左右一対のガイドレール303L、303Rに、前後方向に摺動可能に取り付けられている。
前後一対の第一クランプ部材304fは、各々、左右方向に長い角柱状を呈している。前方の第一クランプ部材304fは固定壁300の上縁に、後方の第一クランプ部材304fは第一可動壁301fの上縁前方に、各々、配置されている。
前後一対の第二クランプ部材304rは、各々、左右方向に長い角柱状を呈している。前方の第二クランプ部材304rは第一可動壁301fの上縁後方に、後方の第二クランプ部材304rは第二可動壁301rの上縁に、各々、配置されている。
第一可動壁301fは後述する第一搬送幅変更モータにより、第二可動壁301rは後述する第二搬送幅変更モータにより、それぞれ独立して駆動される。このため、前後一対の第一クランプ部材304fと前後一対の第二クランプ部材304rとで、各々、異なる前後方向幅の第一回路基板Bf、第二回路基板Brを挟持することができる。
(基板搬送装置36)
基板搬送装置36は、第一基板搬送部360fと、第二基板搬送部360rと、を備えている。第一基板搬送部360f、第二基板搬送部360rは、本発明の「基板搬送部」の概念に含まれる。
第一基板搬送部360fには、第一レーンLfが区画されている。第一基板搬送部360fは、前後一対のコンベアベルトを備えている。前方のコンベアベルトは固定壁300の後面に、後方のコンベアベルトは第一可動壁301fの前面に、各々、配置されている。前後一対のコンベアベルトの間には、第一回路基板Bfが架設されている。第一回路基板Bfは、第一基板搬送部360fにより、第一レーンLfを、左から右に向かって搬送される。
第二基板搬送部360rには、第二レーンLrが区画されている。第二基板搬送部360rは、前後一対のコンベアベルトを備えている。前方のコンベアベルトは第一可動壁301fの後面に、後方のコンベアベルトは第二可動壁301rの前面に、各々、配置されている。前後一対のコンベアベルトの間には、第二回路基板Brが架設されている。第二回路基板Brは、第二基板搬送部360rにより、第二レーンLrを、左から右に向かって搬送される。
(基板昇降装置35)
基板昇降装置35は、第一基板昇降部350fと、第二基板昇降部350rと、を備えている。第一基板昇降部350f、第二基板昇降部350rは、本発明の「基板昇降部」の概念に含まれる。
主に図3に示すように、第一基板昇降部350fは、前後一対の第一クランプ部材304fの間に配置されている。第一基板昇降部350fは、第一ボールねじ部351fと、第一バックアップテーブル352fと、多数の第一バックアップピン353fと、を備えている。第一バックアップテーブル352fは、長方形板状を呈している。第一バックアップテーブル352fは、第一ボールねじ部351fにより、上下方向に移動可能である。多数の第一バックアップピン353fは、第一バックアップテーブル352fの上面に配置されている。多数の第一バックアップピン353fは、第一回路基板Bfの下面を支持可能である。第二基板昇降部350rは、前後一対の第二クランプ部材304rの間に配置されている。第二基板昇降部350rの構成は、第一基板昇降部350fの構成と同様である。
第一回路基板Bfの高度は、第一基板昇降部350fにより、搬送高度C1、装着高度C2、待機高度C3に切替可能である。搬送高度C1においては、第一回路基板Bfは、第一基板搬送部360fにより支持されている。装着高度C2は、搬送高度C1よりも高い高度に設定されている。装着高度C2においては、第一回路基板Bfは、前後一対の第一クランプ部材304fと、多数の第一バックアップピン353fと、により、上下方向から挟持されている。待機高度C3は、搬送高度C1よりも高く、かつ装着高度C2よりも低い高度に設定されている。待機高度C3においては、第一回路基板Bfは、多数の第一バックアップピン353fにより支持されている。待機高度C3においては、第一回路基板Bfに装着済みの電子部品Pfの最高高度と、前後一対の第一クランプ部材304fの最高高度と、は一致している。
(XYロボット31)
X方向は左右方向に、Y方向は前後方向に、Z方向は上下方向に、各々、対応している。XYロボット31は、Y方向スライダ310と、X方向スライダ311と、左右一対のY方向ガイドレール312と、上下一対のX方向ガイドレール313と、を備えている。
左右一対のY方向ガイドレール312は、モジュール3のハウジング内部空間の上面に配置されている。Y方向スライダ310は、左右方向に長いブロック状を呈している。Y方向スライダ310は、左右一対のY方向ガイドレール312に、前後方向に摺動可能に取り付けられている。上下一対のX方向ガイドレール313は、Y方向スライダ310の前面に配置されている。X方向スライダ311は、長方形板状を呈している。X方向スライダ311は、上下一対のX方向ガイドレール313に、左右方向に摺動可能に取り付けられている。
(装着ヘッド32、パーツカメラ34)
装着ヘッド32は、X方向スライダ311に取り付けられている。このため、装着ヘッド32は、XYロボット31により、前後左右方向に移動可能である。また、装着ヘッド32は、X方向スライダ311に対して、Z軸モータ(図略)により、下方に摺動可能である。装着ヘッド32の下面からは、円筒状のホルダ(図略)が突設されている。ホルダは、θ軸モータ(図略)により、軸回り(θ方向)に回転可能である。ホルダには、吸着ノズル320が取り付けられている。吸着ノズル320には、配管(図略)を介して、負圧、または正圧が供給される。
パーツカメラ34は、固定壁300の前方に配置されている。パーツカメラ34の撮像エリアは、パーツカメラ34の上方である。電子部品Pf、Prを吸着した吸着ノズル320(つまり装着ヘッド32)は、パーツカメラ34の上方を通過する。この際、吸着ノズル320に対する電子部品Pf、Prの吸着状態が撮像される。
<電子部品実装機の電気的構成>
次に、本実施形態の電子部品実装機の電気的構成について説明する。図4に、本実施形態の電子部品実装機のブロック図を示す。図4に示すように、制御装置7は、コンピュータ70と複数の駆動回路とを備えている。コンピュータ70は、入出力インターフェイス700と、演算部701と、記憶部702と、を備えている。
入出力インターフェイス700には、各々、駆動回路を介して、基板クランプ装置30の第一搬送幅変更モータ309f、第二搬送幅変更モータ309r、基板昇降装置35の第一昇降モータ359f、第二昇降モータ359r、基板搬送装置36の第一搬送モータ369f、第二搬送モータ369r、XYロボット31のX軸モータ319a、Y軸モータ319b、装着ヘッド32のZ軸モータ329a、θ軸モータ329bが電気的に接続されている。入出力インターフェイス700には、画像処理装置8が電気的に接続されている。画像処理装置8には、パーツカメラ34が電気的に接続されている。
コンピュータ70には、電子部品実装機1の各装置からの信号が、集中的に伝送される。記憶部702には、電子部品Pf、Prの装着に必要な、生産プログラムなどの各種プログラムが格納されている。また、記憶部702には、搬送高度C1、装着高度C2、待機高度C3、第一回路基板Bf、第二回路基板Brの生産時間、生産枚数、電子部品Pf、Prの種類、点数、座標などが格納されている。演算部701は、生産プログラムを基に、第一回路基板Bf、第二回路基板Brの生産を行う。
<電子部品実装機の動き>
次に、本実施形態の電子部品実装機の回路基板生産時の動きについて説明する。本実施形態の電子部品実装機の回路基板生産時の動きは、第二クランプ作業と、第二装着作業と、第一待機作業と、第一切替作業と、第一装着作業と、を有している。図5に、本実施形態の電子部品実装機の回路基板生産時の動きのタイミングチャートを示す。
[第二クランプ作業]
第二クランプ作業においては、まず、図2に示すように、第二回路基板Brを、第二装着エリアArまで移動させる。なお、第二装着エリアArは、本発明の「装着エリア」の概念に含まれる。具体的には、図4に示すように、制御装置7により、基板搬送装置36の第二搬送モータ369rを駆動する。すなわち、図1に示すように、第二基板搬送部360rの前後一対のコンベアベルトを回動させる。そして、前後一対のコンベアベルト上の第二回路基板Brを、第二装着エリアArまで移動させる。
次に、第二装着エリアArにおいて、図3に示すように、第二回路基板Brを、搬送高度C1から装着高度C2まで、上昇させる。具体的には、図4に示すように、制御装置7により、基板昇降装置35の第二昇降モータ359rを駆動する。すなわち、図3に示すように、第二基板昇降部350rの多数の第二バックアップピン353rにより、第二回路基板Brを、第二基板搬送部360rから持ち上げる。そして、前後一対の第二クランプ部材304rと、多数の第二バックアップピン353rと、により、上下方向から第二回路基板Brを挟み込む。すなわち、第二回路基板Brをクランプ状態にする。
[第二装着作業]
第二装着作業においては、図3に示すように、電子部品Prを、第二回路基板Brに装着する。具体的には、図4に示すように、制御装置7により、X軸モータ319a、Y軸モータ319b、Z軸モータ329a、θ軸モータ329bを駆動する。すなわち、図3に示すように、まず、装着ヘッド32の吸着ノズル320により、吸着位置B1の電子部品Prを、吸着する。次いで、装着ヘッド32を、パーツカメラ34の上方を経由する移動経路A1で、装着位置B2まで移動させる。そして、装着位置B2に電子部品Prを装着する。
[第一待機作業]
第一待機作業は、第二装着作業に並行して行われる。第一レーンLfの上流側から第一回路基板Bfが搬入されると、まず、第二クランプ作業の第二回路基板Br同様に、図2に示すように、第一回路基板Bfを、第一装着エリアAfまで移動させ、停止させる。なお、第一装着エリアAfは、本発明の「装着エリア」の概念に含まれる。次に、第二クランプ作業の第二回路基板Br同様に、第一装着エリアAfにおいて、図3に示すように、第一回路基板Bfを、上昇させる。ただし、第一回路基板Bfを上昇させるのは、装着高度C2までではなく、待機高度C3までである。このため、第一回路基板Bfに装着済みの電子部品Pfが、前後一対の第一クランプ部材304fから、上方にはみ出していない。したがって、装着ヘッド32の移動経路A1に、電子部品Pfを回避する経路を入れる必要がない。
[第一切替作業]
第一切替作業は、第二装着作業の終期に並行して行われる。第二装着作業は、第二回路基板Brに対する電子部品Prの装着完了を終了条件として、終了する。制御装置7は、未装着の電子部品Prの部品点数が所定の点数以下になったら、第一切替作業を開始する。第一切替作業においては、図3に示すように、第一回路基板Bfを、待機高度C3から装着高度C2まで、上昇させる。具体的には、図4に示すように、制御装置7により、基板昇降装置35の第一昇降モータ359fを駆動する。すなわち、図3に示すように、第一基板昇降部350fの多数の第一バックアップピン353fにより、第一回路基板Bfを、上昇させる。そして、前後一対の第一クランプ部材304fと、多数の第一バックアップピン353fと、により、上下方向から第一回路基板Bfを挟み込む。すなわち、第一回路基板Bfをクランプ状態にする。第一切替作業は、第二装着作業の終了と同時に終了する。
[第一装着作業]
第一装着作業においては、第二装着作業同様に、図3に示すように、電子部品Pfを、第一回路基板Bfに装着する。第一装着作業に並行して、前記第二クランプ作業が行われる。すなわち、生産済みの第二回路基板Brが第二装着エリアArから搬出され、新しい第二回路基板Brが第二装着エリアArに搬入される。そして、新しい第二回路基板Brがクランプ状態に保持される。
<作用効果>
次に、本実施形態の電子部品実装機の作用効果について説明する。本実施形態の電子部品実装機1によると、図3に示すように、装着ヘッド32が第二回路基板Brに電子部品Prを搬送する際、制御装置7は、第一回路基板Bfの高度を待機高度C3に設定する。このため、第二回路基板Brに対する電子部品Prの搬送動作の効率を、高くすることができる。具体的には、装着ヘッド32の移動時間を短縮化することができる。また、装着ヘッド32の移動距離を短縮化することができる。また、装着ヘッド32の消費電力を削減することができる。
また、本実施形態の電子部品実装機1によると、図3に示すように、第一クランプ部材304fから上方に電子部品Pfが突出しない、限界の高度に、待機高度C3が設定されている。このため、待機高度C3から装着高度C2への切替を迅速に行うことができる。また、第二回路基板Brに電子部品Prを搬送する際、第一回路基板Bfに装着済みの電子部品Pfを、装着ヘッド32が回避する必要がない。
また、本実施形態の電子部品実装機1によると、図5に示すように、第二装着作業の終了時に先駆けて、制御装置7は第一切替作業を開始する。このため、第二装着作業が終わってから第一切替作業が始まる場合と比較して、ダウンタイムを削減することができる。
また、本実施形態の電子部品実装機1によると、図5に示すように、第二装着作業の終了と同時に、制御装置7は第一切替作業を終了する。このため、第二装着作業が終わってから第一切替作業が終わる場合と比較して、ダウンタイムを削減することができる。
また、本実施形態の電子部品実装機1によると、第二装着作業の終了条件は、第二回路基板Brに対する電子部品Prの装着完了である。このため、第二回路基板Brの生産完了に伴うダウンタイムを削減することができる。
<<第二実施形態>>
本実施形態の電子部品実装機と第一実施形態の電子部品実装機との相違点は、第一装着エリアと第二装着エリアとが、左右方向全長に亘って、互いにずれて設定されている点である。ここでは、相違点について説明する。
図6に、本実施形態の電子部品実装機の上面図を示す。なお、図2と対応する部位については、同じ符号で示す。図6においては、モジュール3のハウジング、Y方向スライダ、Y方向ガイドレール、X方向ガイドレールを省略して示す。また、吸着位置B1、第一回路基板Bf、第二回路基板Brに、ハッチングを施す。
図6に示すように、第一装着エリアAfは、ベース90の右側(下流側)に設定されている。これに対して、第二装着エリアArは、ベース90の左側(上流側)に設定されている。第一装着エリアAfと第二装着エリアArとの間には、前方または後方から見て、重複する部分がない。
本実施形態の電子部品実装機1は、構成が共通する部分に関しては、第一実施形態の電子部品実装機と同様の作用効果を有する。また、本実施形態の電子部品実装機1によると、上方から見て、第二回路基板Brを生産する際の装着ヘッド32の移動経路A1に、第一回路基板Bfが干渉しない。このため、第二回路基板Brに対する電子部品の搬送動作の効率を、高くすることができる。具体的には、装着ヘッド32の移動時間を短縮化することができる。また、装着ヘッド32の移動距離を短縮化することができる。また、装着ヘッド32の消費電力を削減することができる。
<<第三実施形態>>
本実施形態の電子部品実装機と第一実施形態の電子部品実装機との相違点は、第二装着作業時の装着ヘッドの移動経路が、第二回路基板の九個の単位エリアを基に、設定されている点である。ここでは、相違点について説明する。
図7に、本実施形態の電子部品実装機の上面図を示す。なお、図2と対応する部位については、同じ符号で示す。図8に、同電子部品実装機の装着ヘッドの移動経路の模式図を示す。図7においては、モジュール3のハウジング、Y方向スライダ、Y方向ガイドレール、X方向ガイドレールを省略して示す。また、吸着位置B1、第一回路基板Bf、第二回路基板Brに、ハッチングを施す。
図7に示すように、第二装着作業において、装着位置B2に電子部品Prを装着する場合、図3に示すように、第一回路基板Bfは、待機高度C3に保持されている。このため、装着ヘッド32は、第一回路基板Bfに装着済みの電子部品Pfを、回避する必要はない。
しかしながら、第二回路基板Brにおいて、パーツカメラ34と装着位置B2との間に、既に電子部品Prが装着されている場合がある。この場合、装着済みの電子部品Prを回避する必要がある。
そこで、制御装置は、第二回路基板Brを九個の単位エリアBr11〜Br33に区画している。なお、単位エリアBrXYのうち、X部分の数字はX方向(左右方向)の位置に、Y部分の数字はY方向(前後方向)の位置に、各々、対応している。
装着位置B2は、単位エリアBr33に設定されている。単位エリアBr11、Br33以外の7個の単位エリアBr12〜Br32には、各々、既に電子部品Prが装着されている。単位エリアBr12、Br13、Br21、Br23、Br31、Br32には、各々、一つずつ電子部品Prが装着されている。制御装置は、各電子部品Prの高度を、当該電子部品Prが装着されている単位エリアBr12、Br13、Br21、Br23、Br31、Br32の、代表高度に認定する。
単位エリアBr22には、4個の電子部品Prが装着されている。制御装置は、図8にハッチングを施すように、最も高度が高い二つの電子部品Prの高度を、単位エリアBr22の代表高度に認定する。すなわち、制御装置は、図8に点線で示すように、第二回路基板Brの高度状況を認定する。制御装置は、単位エリアBr11〜Br33の水平方向座標、代表高度を基に、装着ヘッド32の移動経路A1を設定する。
本実施形態の電子部品実装機1は、構成が共通する部分に関しては、第一実施形態の電子部品実装機と同様の作用効果を有する。また、本実施形態の電子部品実装機1によると、制御装置が第二回路基板Br全体の高度を一定と仮定して移動経路A1を設定する場合と比較して、緻密に移動経路A1を設定することができる。このため、第二回路基板Brに装着済みの電子部品Prを、装着ヘッド32が小さな動きで回避することができる。したがって、第二回路基板Brの装着位置B2に対する電子部品Prの搬送動作の効率を高くすることができる。
<<第四実施形態>>
本実施形態の電子部品実装機と第三実施形態の電子部品実装機との相違点は、装着ヘッドが搬送する電子部品が二つの単位エリアに亘る点である。ここでは、相違点について説明する。
図9に、本実施形態の電子部品実装機の装着ヘッドの移動経路の模式図を示す。なお、図8と対応する部位については、同じ符号で示す。図9に示すように、装着ヘッド32が搬送する電子部品Prは、左右方向に長い長方形板状を呈している。搬送中の電子部品Prは、左右方向に隣り合う二つの単位エリアBr11〜Br33に亘って延在している。
制御装置は、左右方向に隣り合う二つの単位エリアBr11〜Br33の代表高度を考慮して、移動経路A1を設定する。すなわち、左右方向に隣り合う二つの単位エリアBr11〜Br33の代表高度のうち、より高い方の代表高度を、二つの単位エリアBr11〜Br33の総合代表高度に認定する。例えば、単位エリアBr11、Br21の総合代表高度は、単位エリアBr21の代表高度である。また、単位エリアBr21、Br31の総合代表高度は、単位エリアBr21、または単位エリアBr31の代表高度である。このようにして認定された複数の総合代表高度を考慮して、制御装置は、移動経路A1を設定する。
本実施形態の電子部品実装機は、構成が共通する部分に関しては、第三実施形態の電子部品実装機と同様の作用効果を有する。本実施形態のように、電子部品Prが複数の単位エリアBr11〜Br33に亘る場合は、複数の単位エリアBr11〜Br33の総合代表高度を認定して、移動経路A1を設定すればよい。
<<第五実施形態>>
本実施形態の電子部品実装機と第一実施形態の電子部品実装機との相違点は、第二回路基板に対する電子部品の装着と、第一回路基板に対する電子部品の装着と、が交互に行われる点である。ここでは、相違点について説明する。
図10に、本実施形態の電子部品実装機の部分右側面図(その1)を示す。図11に、同電子部品実装機の部分右側面図(その2)を示す。なお、図3と対応する部位については、同じ符号で示す。図10に示すように、第一回路基板Bfと第二回路基板Brとは、共に、クランプ状態である。また、第一回路基板Bfと第二回路基板Brとは、同種の回路基板である。
まず、図10に示すように、装着ヘッド32は、第二回路基板Brの所定の装着位置B2rに、所定の電子部品Prを装着する。次に、図11に示すように、装着ヘッド32は、第一回路基板Bfの所定の装着位置B2fに、所定の電子部品Pfを装着する。第二回路基板Brにおける装着位置B2rの水平方向座標と、第一回路基板Bfにおける装着位置B2fの水平方向座標と、は一致している。また、電子部品Prと電子部品Pfとは、同種である。装着ヘッド32は、二回連続で同種の電子部品Pr、Pfを搬送することになる。
本実施形態の電子部品実装機は、構成が共通する部分に関しては、第一実施形態の電子部品実装機と同様の作用効果を有する。また、本実施形態の電子部品実装機によると、連続する、第二回路基板Br生産時の装着ヘッド32の移動経路A1rと、第一回路基板Bf生産時の装着ヘッド32の移動経路A1fと、の間に共通部分が多くなる。このため、電子部品Pr、Pfの搬送動作の効率を、高くすることができる。
<<第六実施形態>>
本実施形態の電子部品実装機と第一実施形態の電子部品実装機との相違点は、第一装着作業が未完了の状態のまま、第二装着作業が行われる点である。ここでは、相違点について説明する。
図12に、本実施形態の電子部品実装機の上面図を示す。なお、図2と対応する部位については、同じ符号で示す。図12に示すように、本実施形態の電子部品実装機1によると、第一装着作業が未完了のまま、第二装着作業が行われている。その理由は、第二装着作業の前に行われていた第一装着作業において、電子部品Pfが足りなくなったからである。すなわち、電子部品Pfの補充に伴うダウンタイム削減のために、第一装着作業から第二装着作業に移行したからである。
第二装着作業の初期においては、第一回路基板Bfの左右方向位置をずらす作業が、並行して行われる。具体的には、第一回路基板Bfを待機高度に保持したまま、電子部品未装着の装着位置B2と、パーツカメラ34と、が上方から見て一直線に並ぶように、第一装着エリアAfを、第二装着エリアArに対して、右方にずらす作業が行われる。
本実施形態の電子部品実装機は、構成が共通する部分に関しては、第一実施形態の電子部品実装機と同様の作用効果を有する。また、本実施形態の電子部品実装機1によると、二度目の第一装着作業において、装着ヘッド32の移動経路A1の全長を短くすることができる。
ところで、第一回路基板Bfの上下両面に電子部品Pfが装着される場合(いわゆる両面実装の場合)、多数の第一バックアップピン353f(図3参照)は、第一回路基板Bfの下面に装着された電子部品Pfを回避して、第一回路基板Bfの下面を支持している。
しかしながら、第一装着エリアAfを第二装着エリアArに対して右方にずらす場合、第一バックアップピンに対して、第一回路基板Bf、つまり下面に装着済みの電子部品Pfが、右方に移動することになる。このため、当該電子部品Pfと第一バックアップピンとが、干渉するおそれがある。
そこで、本実施形態の電子部品実装機の場合、装着済みの電子部品Pfが左右方向に移動しても当該電子部品Pfに第一バックアップピンが干渉しない位置に、予め、第一バックアップピンが配置されている。このため、電子部品Pfと第一バックアップピンとの干渉を回避しながら、第一装着エリアAfを第二装着エリアArに対して左右方向にずらすことができる。
また、第一バックアップピンの代わりに、柔軟な第一バックアップ部材(例えばウレタン発泡体のような柔軟多孔質材料製の第一バックアップ部材)を配置すると、装着済みの電子部品Pfが左右方向に移動しても当該電子部品Pfの形状に応じて、第一バックアップ部材が変形することができる。また、第一回路基板Bfの下面に電子部品Pfが未装着の場合は、第一バックアップピンを撤去すればよい。つまり、第一回路基板Bfを、直接、第一バックアップテーブル352f(図3参照)の上面に、配置すればよい。また、第一回路基板Bfを一旦搬送高度まで下げ、第一基板搬送部360f(図3参照)により第一回路基板Bfを左右方向に移動させてもよい。
<<第七実施形態>>
本実施形態の電子部品実装機と第一実施形態の電子部品実装機との相違点は、第二装着作業において、装着ヘッドが搬送する電子部品が大型である点である。ここでは、相違点について説明する。
図13に、本実施形態の電子部品実装機の部分右側面図を示す。なお、図3と対応する部位については、同じ符号で示す。図13に示すように、電子部品Prの前後方向全長A4は、パーツカメラ34の撮像エリアA3よりも、長い。このような電子部品Prを撮像する場合は、パーツカメラ34の上方を通過させることにより、電子部品Prを分割して撮像する。
ここで、仮に、第一回路基板Bfがクランプ状態にある場合、すなわち、第一回路基板Bfに装着済みの電子部品Pfが、前後一対の第一クランプ部材304fから、上方に突出している場合、当該電子部品Pfと、撮像中の電子部品Prと、が干渉してしまう。このため、図4のθ軸モータ329bを用いて吸着ノズル320、すなわち電子部品Prを水平方向に90°回動させ、電子部品Prを、パーツカメラ34に対して、前後方向ではなく、左右方向に移動させる必要がある。
しかしながら、この場合、電子部品Prの装着対象である第二回路基板に向かう方向と、撮像時の電子部品Prの移動方向と、が90°異なることになる。このため、撮像により、電子部品Prは、第二回路基板から遠ざかってしまう。
この点、本実施形態の電子部品実装機1によると、第一回路基板Bfが待機高度に保持されている。このため、第一回路基板Bfに装着済みの電子部品Pfと、撮像中の電子部品Prと、が干渉しない。したがって、電子部品Prを、パーツカメラ34に対して、前後方向に移動させることができる。よって、第二回路基板に向かう方向と、撮像時の電子部品Prの移動方向と、が揃いやすい。このように、本実施形態の電子部品実装機1によると、電子部品Prが大型の場合であっても、装着ヘッド32の移動経路が冗長になりにくい。
<<その他>>
以上、本発明の電子部品実装機の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
図14に、その他の実施形態の電子部品実装機の斜視図を示す。なお、モジュール3のハウジングを透過して示す。また、図1と対応する部位については、同じ符号で示す。図14に示すように、電子部品実装機1は、部品供給装置4と、NGパーツ排出装置6と、を備えている。
部品供給装置4は、台車91に搭載されている。部品供給装置4は、ケース40と、マガジン41(点線で示す)と、シャトルコンベア42と、廃棄ボックス43と、を備えている。
ケース40は、上下方向に長い長方形箱状を呈している。ケース40の後面には、トレイ取出口(図略)が開設されている。マガジン41は、長方形箱状を呈している。マガジン41は、ケース40の内部に収容されている。マガジン41は、上下方向に移動可能である。マガジン41の内部には、多数のトレイ410が上下方向に積層されている。多数のトレイ410には、各々、多数の電子部品Pが搭載されている。シャトルコンベア42は、ケース40の後方に延在している。シャトルコンベア42は、トレイ取出口に連なっている。廃棄ボックス43は、台車91の下部に配置されている。
マガジン41を昇降させることにより、所望の電子部品Pが搭載されたトレイ410をケース40から取り出すことができる。また、シャトルコンベア42により、当該トレイ410を、後方に送り出すことができる。電子部品Pが無くなり空になったトレイ410は、アーム(図略)により、廃棄ボックス43に送り出される。
NGパーツ排出装置6は、部品供給装置4の左側に配置されている。NGパーツ排出装置6は、排出コンベア60を備えている。排出コンベア60には、吸着ノズル320により、不良の電子部品Pが載置される。載置された電子部品Pは、排出コンベア60により、部品供給装置4前方、つまり機外に排出される。
図15に、本実施形態の電子部品実装機の吸着ノズル交換後の装着ヘッドの斜視図を示す。図14、図15に示すように、電子部品Pの種類などに応じて、装着ヘッド32の吸着ノズル320は、適宜交換される。
本実施形態の電子部品実装機1によると、第一回路基板Bf、または第二回路基板Brをクランプ状態にする作業と、空になったトレイ410を廃棄ボックス43に廃棄する作業と、を並行して行うことができる。ここで、「並行」とは、双方の作業の少なくとも一部が、経時的に重複していることをいう。本実施形態の電子部品実装機1によると、双方の作業を経時的に別々に行う場合と比較して、ダウンタイムを削減することができる。
また、本実施形態の電子部品実装機1によると、第一回路基板Bf、または第二回路基板Brをクランプ状態にする作業と、不良の電子部品Pを排出コンベア60により機外に排出する作業と、を並行して行うことができる。本実施形態の電子部品実装機1によると、双方の作業を経時的に別々に行う場合と比較して、ダウンタイムを削減することができる。
また、本実施形態の電子部品実装機1によると、第一回路基板Bf、または第二回路基板Brをクランプ状態にする作業と、吸着ノズル320を交換する作業と、を並行して行うことができる。本実施形態の電子部品実装機1によると、双方の作業を経時的に別々に行う場合と比較して、ダウンタイムを削減することができる。
ところで、電子部品実装機1においては、各種装置(基板クランプ装置30、XYロボット31、装着ヘッド32、パーツカメラ34、基板昇降装置35、基板搬送装置36など)が、駆動時の熱により、わずかながら変形する場合がある。各種装置が変形すると、装置間の相対的な位置関係が変化してしまう。このため、電子部品実装機1においては、定期的に、各種装置の熱変形による誤差を補正している。具体的には、装着ヘッド32の下面に配置されたマーク(図略)をパーツカメラ34で撮像し、基準状態に対するマークの変位を基に、誤差を補正している。第一回路基板Bf、または第二回路基板Brをクランプ状態にする作業と、当該補正作業と、を並行して行うと、双方の作業を経時的に別々に行う場合と比較して、ダウンタイムを削減することができる。
電子部品実装機1のレーン数は特に限定しない。三つ以上でもよい。具体的には、基板搬送部(第一基板搬送部360f、第二基板搬送部360r)が三つ以上あってもよい。また、装着ヘッド32の数は特に限定しない。単一の装着ヘッド32が、複数のレーンに共用されていればよい。
第一実施形態の電子部品実装機1において、レーン数を三つ以上にする場合、図3に示すように、装着ヘッド32の移動経路A1に存在する待機中の回路基板を、待機高度C3で保持することにより、第一実施形態の効果を得ることができる。
上記実施形態においては、部品供給装置4を第一レーンLf側だけに配置した。しかしながら、部品供給装置4は、第一レーンLf側のみならず、第二レーンLr側に配置してもよい。例えば、ベース90の前後両側に配置してもよい。この場合、第一回路基板Bfに装着される電子部品Pfの全量が、第一レーンLf側の部品供給装置4から供給されなくてもよい。すなわち、電子部品Pfの少なくとも一部が、第二レーンLr側の部品供給装置4から供給されてもよい。第二回路基板Brに装着される電子部品Prについても、同様である。
上記実施形態においては、パーツカメラ34を第一レーンLf側だけに配置した。しかしながら、パーツカメラ34は、第一レーンLf側のみならず、第二レーンLr側に配置してもよい。例えば、固定壁300の前方と、第二可動壁301rの後方と、に合計二つのパーツカメラ34を配置してもよい。この場合、二つのパーツカメラ34は、同種のカメラでも、異種のカメラでもよい。二つのパーツカメラが異種のカメラである場合、一方のパーツカメラ34が小型の電子部品撮像用、他方のパーツカメラ34が大型の電子部品撮像用であってもよい。この場合、吸着ノズル320に吸着された電子部品の撮像に適したパーツカメラ34が、当該電子部品が吸着された側(例えば前側)から遠い側(例えば後側)に設けられていてもよい。
二つの部品供給装置4、二つのパーツカメラ34が、各々、第一レーンLf側と第二レーンLr側とに配置されており、第二レーンLr側の部品供給装置4から供給される電子部品Pfを第一回路基板Bfに装着する場合、または第二レーンLr側のパーツカメラ34で撮像される電子部品Pfを第一回路基板Bfに装着する場合であっても、上記実施形態(例えば、第一実施形態、第二実施形態、第七実施形態)の効果を得ることができる。
また、図5に示すように、第一実施形態においては、第一切替作業を第二装着作業の終期に並行して行った。しかしながら、第一切替作業を第一装着作業の初期に並行して行ってもよい。具体的には、第一装着作業のうち、最初に第一回路基板Bfに装着される電子部品Pfを吸着位置まで取りに行く吸着作業と、第一切替作業と、を並行して行ってもよい。
ここで、「並行」とは、吸着作業の少なくとも一部と第一切替作業の少なくとも一部とが、経時的に重複していることをいう。こうすると、第一切替作業が終わってから吸着作業が始まる場合と比較して、ダウンタイムを削減することができる。
また、図5に示すように、第一実施形態においては、第一待機作業、第一切替作業を断続的に行った。しかしながら、第一待機作業において、上流側から搬入された第一回路基板Bfを、第一装着エリアAfまで移動させ停止させた時点で、第一切替作業の開始条件(例えば、未装着の電子部品Prの部品点数が所定の点数以下になること)が満たされている場合は、図3に示すように、第一回路基板Bfを、搬送高度C1から装着高度C2まで、直接、一度に上昇させてもよい。つまり、第一待機作業と第一切替作業とを連続的に行ってもよい。
また、図5に示すように、第一実施形態においては、第二装着作業の終了条件を、第二回路基板Brに対する電子部品Prの装着完了にしていた。しかしながら、終了条件を、第二回路基板Brに対する電子部品Prの装着トラブルにしてもよい。こうすると、トラブルに伴うダウンタイムを削減することができる。また、終了条件を、第二回路基板Brに対する電子部品Prの部品切れにしてもよい。こうすると、部品切れに伴うダウンタイムを削減することができる。
また、図5に示すように、第一実施形態においては、制御装置7は、未装着の電子部品Prの部品点数が所定の点数以下になったタイミングで、第一切替作業を開始した。しかしながら、装着ヘッド32が繰り返す「電子部品吸着−電子部品装着サイクル」の数が、所定の数以下になったタイミングで、第一切替作業を開始してもよい。また、残り生産見込み時間が所定の時間以内になったタイミングで、第一切替作業を開始してもよい。なお、第一切替作業を開始するタイミングは、制御装置7のプログラムが自動的に決定してもよい。また、オペレータが制御装置7に入力してもよい。
また、図5に示すように、第一実施形態においては、第一装着作業に並行して、前記第二クランプ作業を行った。すなわち、新しい第二回路基板Brをクランプ状態に保持した。しかしながら、部品供給装置4がベース90の前後両側に配置され、後方の部品供給装置4から供給された電子部品Pfを第一回路基板Bfに装着する場合、新しい第二回路基板Brは待機高度C3に保持される。同様に、パーツカメラ34が固定壁300前方と第二可動壁301r後方とに配置され、後方のパーツカメラ34により撮像された電子部品Pfを第一回路基板Bfに装着する場合、新しい第二回路基板Brは待機高度C3に保持される。
また、第一実施形態においては、回路基板の生産が第一レーンLf、第二レーンLr交互に行われる場合に基づいて説明した。しかしながら、生産が両レーン交互に行われることは不可欠ではない。
例えば、第二回路基板Brの生産が終了した時点で、第一レーンLfに新しい第一回路基板Bfが搬入されておらず、第一レーンLfに新しい第一回路基板Bfが搬入されるよりも前に、第二レーンLrに新しい第二回路基板Brが搬入された場合は、第二回路基板Brの生産を連続して行ってもよい。
また、図6に示すように、第二実施形態においては、第一装着エリアAfと第二装着エリアArとを、左右方向全長に亘って、完全に重複しないように設定した。しかしながら、第一装着エリアAfと第二装着エリアArとを、部分的に重複するように設定してもよい。
例えば、第二回路基板Brの生産時に、吸着位置B1から第二回路基板Brの装着位置まで装着ヘッド32が移動する際、第二回路基板Brに装着済みの電子部品を回避するために、装着ヘッド32を上昇させる場合がある。
この場合、第二回路基板Brで必要な上下方向の移動距離に鑑みると、第二回路基板Brに装着済みの電子部品よりも高度の低い電子部品を回避することは、無駄な上下方向移動にはならない。
したがって、装着ヘッド32の移動経路A1に、第一回路基板Bfの電子部品装着済み部分と、第二回路基板Brの電子部品装着済み部分と、が存在する場合であっても、第一回路基板Bfの電子部品の最高高度が、第二回路基板Brの電子部品の最高高度以下であれば、無駄な上下方向移動にはならない。このように、第一装着エリアAfと第二装着エリアArとを、部分的に重複するように設定してもよい。
また、第一装着エリアAf、第二装着エリアArを設定する際、装着エリアをずらすことによって削減できる装着ヘッド32の上下方向移動時間と、装着エリアをずらすことによって増加する装着ヘッド32の水平(前後左右)方向移動時間と、を比較して、装着ヘッド32の総移動時間が最小になるように、第一装着エリアAf、第二装着エリアArを設定してもよい。また、同様の手法により、総移動距離、総消費電力が最小になるように、第一装着エリアAf、第二装着エリアArを設定してもよい。
また、図8に示すように、第三実施形態において、装着ヘッド32の移動経路A1を決定する際、装着済みの電子部品Prを回避することによって削減できる装着ヘッド32の上下方向移動時間と、装着済みの電子部品Prを回避することによって増加する装着ヘッド32の水平(前後左右)方向移動時間と、を比較して、装着ヘッド32の総移動時間が最小になるように、移動経路A1を決定してもよい。また、同様の手法により、総移動距離、総消費電力が最小になるように、移動経路A1を決定してもよい。
また、第四実施形態においても、第三実施形態同様の手法により、装着ヘッド32の総移動時間、総移動距離、総消費電力のうち、いずれかが最小になるように、移動経路A1を決定してもよい。
また、図11に示すように、第五実施形態においては、第二回路基板Brにおける装着位置B2rの水平方向座標と、第一回路基板Bfにおける装着位置B2fの水平方向座標と、が一致している場合について説明した。しかしながら、装着位置B2rと装着位置B2fとの、少なくとも基板搬送方向(左右方向)の座標が一致していれば、第五実施形態の効果を得ることができる。
また、第五実施形態においては、連続する、第二回路基板Br生産時の装着ヘッド32の移動経路A1rと、第一回路基板Bf生産時の装着ヘッド32の移動経路A1fと、の間の共通部分が多いほど、電子部品Pr、Pfの搬送動作の効率を高くすることができる。
このため、第五実施形態においては、第二回路基板Brと第一回路基板Bfとが同種の回路基板であり、第二回路基板Brにおける装着位置B2rの水平方向座標と、第一回路基板Bfにおける装着位置B2fの水平方向座標と、が一致しており、電子部品Prと電子部品Pfとが同種の電子部品である場合について例示した。
しかしながら、第二回路基板Brと第一回路基板Bfとが異種の回路基板である場合、または連続して搬送される電子部品Prと電子部品Pfとの吸着位置B1が異なる場合、または装着位置B2rと装着位置B2fとの水平方向座標が異なる場合であっても、その他の要因において移動経路A1rと移動経路A1fとの間の共通部分を多くすることにより、可能な限りで電子部品Pr、Pfの搬送動作の効率を高くすることができる。
また、上記実施形態においては、パーツカメラ34と装着ヘッド32とを別体としたが、パーツカメラ34を装着ヘッド32に取り付けてもよい。こうすると、図6に示すように、装着ヘッド32がパーツカメラ34の上方を経由する必要がなくなる。このため、装着ヘッド32の移動経路A1の設定の自由度が高くなる。
また、図8に示すように、第三実施形態においては、第二回路基板Brに九個の単位エリアBr11〜Br33を設定した。しかしながら、単位エリアBr11〜Br33の配置数は特に限定しない。配置数が多いほど、緻密に移動経路A1を設定することができる。
また、第二回路基板Brではなく、第一回路基板Bfに、複数の単位エリアを設定してもよい。こうすると、第一回路基板Bfが装着高度C2に保持されている場合や、第一回路基板Bfが待機高度C3に保持されているものの待機高度C3が高い場合であっても(第一回路基板Bfに装着済みの電子部品Pfが前後一対の第一クランプ部材304fから上方に突出している場合であっても)、第一回路基板Bfに装着済みの電子部品Pfを、装着ヘッド32が小さな動きで回避することができる。このため、電子部品Pf、Prの搬送動作の効率を高くすることができる。
図16に、第一回路基板に三つの単位エリアを設定した場合の電子部品実装機の部分右側面図を示す。なお、図13と対応する部位については、同じ符号で示す。図16に示すように、第一回路基板Bfはクランプ状態である。このため、電子部品Pfは、前後一対の第一クランプ部材304fから、上方に突出している。
電子部品Prの前後方向全長A4は、パーツカメラ34の撮像エリアA3よりも、長い。このような電子部品Prを撮像する場合は、パーツカメラ34の上方を通過させることにより、電子部品Prを分割して撮像する。第一回路基板Bfには、三つの単位エリアBf1〜Bf3が設定されている。
仮に、三つの単位エリアBf1〜Bf3が設定されていない場合、制御装置は、第一回路基板Bfの高度を、三つの電子部品Pfのうち、後方の二つの電子部品Pf(ハッチングを施す)の高度A5(装着済みの電子部品Pfのうち、最も高い電子部品Pfの最高高度)と認定する。このため、第一回路基板Bfの高度A5が、撮像中の電子部品Prの最低高度A6よりも、高くなってしまう。したがって、図4のθ軸モータ329bを用いて吸着ノズル320、すなわち電子部品Prを水平方向に90°回動させ、電子部品Prを、パーツカメラ34に対して、前後方向ではなく、左右方向に移動させる必要がある。
しかしながら、この場合、電子部品Prの装着対象である第二回路基板に向かう方向と、撮像時の電子部品Prの移動方向と、が90°異なることになる。このため、撮像により、電子部品Prは、第二回路基板から遠ざかってしまう。
これに対して、三つの単位エリアBf1〜Bf3が設定されている場合、制御装置は、単位エリアBf1の代表高度をA7、単位エリアBf2の代表高度をA5、単位エリアBf3の代表高度をA5、と別々に認定する。制御装置は、単位エリアBf1の代表高度A7が、電子部品Prの最低高度A6よりも、低いことを判別する。すなわち、制御装置は、第一回路基板Bfがクランプ状態であっても、装着済みの電子部品Pfとの干渉を回避しつつ、前後方向に移動させながら電子部品Prを撮像できることを判別する。
このように、第一回路基板Bfに複数の単位エリアBf1〜Bf3を設定すると、単位エリアBf1〜Bf3毎に代表高度を認定することができるため、第一回路基板Bfがクランプ状態であっても、電子部品Prを、パーツカメラ34に対して、前後方向に移動させやすくなる。このため、第二回路基板に向かう方向と、撮像時の電子部品Prの移動方向と、が揃いやすい。したがって、電子部品Prが大型の場合であっても、装着ヘッド32の移動経路が冗長になりにくい。
また、パーツカメラ34で撮像中の電子部品Prと、第一回路基板Bfに装着済みの電子部品Pfと、が干渉しないように、第一装着エリアAfの位置を設定してもよい。このとき、第一回路基板Bfが、左右方向全長に亘って、パーツカメラ34に重複しないようにすることは不可欠ではない。第一回路基板Bfのうち、少なくとも撮像中の電子部品Prに干渉する高度の、装着済み電子部品Pfを有する部分が、左右方向において、撮像中の電子部品Prの移動領域に重複しなければよい。第一装着エリアAfの位置を設定する際、図16に示すように、第一回路基板Bfに複数の単位エリアBf1〜Bf3を設定し、単位エリアBf1〜Bf3毎に認定された代表高度に基づいて、最適な位置を設定してもよい。
なお、回路基板に複数の単位エリアを設定する実施形態(図8、図9、図16)は、三つ以上のレーンを有する電子部品実装機に用いることができる。並びに、単一のレーンを有する電子部品実装機に用いることもできる。この場合であっても、回路基板に装着済みの電子部品を、装着ヘッドが小さな動きで回避することができる。このため、電子部品の搬送動作の効率を高くすることができる。
1:電子部品実装機、3:モジュール、4:部品供給装置、6:NGパーツ排出装置、7:制御装置、8:画像処理装置。
30:基板クランプ装置、31:XYロボット、32:装着ヘッド、34:パーツカメラ、35:基板昇降装置、36:基板搬送装置、40:ケース、41:マガジン、42:シャトルコンベア、43:廃棄ボックス、45:カセット式フィーダ、60:排出コンベア、70:コンピュータ、90:ベース、91:台車。
300:固定壁、301f:第一可動壁、301r:第二可動壁、303L:ガイドレール、303R:ガイドレール、304f:第一クランプ部材、304r:第二クランプ部材、305:基部、309f:第一搬送幅変更モータ、309r:第二搬送幅変更モータ、310:Y方向スライダ、311:X方向スライダ、312:Y方向ガイドレール、313:X方向ガイドレール、319a:X軸モータ、319b:Y軸モータ、320:吸着ノズル、329a:Z軸モータ、329b:θ軸モータ、350f:第一基板昇降部(基板昇降部)、350r:第二基板昇降部(基板昇降部)、351f:第一ボールねじ部、352f:第一バックアップテーブル、353f:第一バックアップピン、353r:第二バックアップピン、359f:第一昇降モータ、359r:第二昇降モータ、360f:第一基板搬送部(基板搬送部)、360r:第二基板搬送部(基板搬送部)、369f:第一搬送モータ、369r:第二搬送モータ、410:トレイ、700:入出力インターフェイス、701:演算部、702:記憶部。
A1:移動経路、A1f:移動経路、A1r:移動経路、A3:撮像エリア、A4:前後方向全長、Af:第一装着エリア(装着エリア)、Ar:第二装着エリア(装着エリア)、B1:吸着位置、B2:装着位置、B2f:装着位置、B2r:装着位置、Bf:第一回路基板、Bf1〜Bf3:単位エリア、Br:第二回路基板、Br11〜Br33:単位エリア、C1:搬送高度、C2:装着高度、C3:待機高度、F:フロア、Lf:第一レーン、Lr:第二レーン、P:電子部品、Pf:電子部品、Pr:電子部品。

Claims (4)

  1. 搬送高度で回路基板を搬送すると共に装着エリアで該回路基板を停止する基板搬送部を、複数有する基板搬送装置と、
    該装着エリアで停止した該回路基板を、該搬送高度から、該回路基板に電子部品を装着する装着高度まで、上昇させる基板昇降部を、複数有する基板昇降装置と、
    装着用の該電子部品を吸着位置に供給する部品供給装置と、
    複数の該装着エリアの複数の該回路基板に共用され、該吸着位置で該電子部品を吸着し、該装着高度の該回路基板の装着位置に該電子部品を装着する吸着ノズルを有する装着ヘッドと、
    該基板搬送装置、該基板昇降装置、該部品供給装置、該装着ヘッドを制御する制御装置と、
    を備えてなる電子部品実装機であって、
    複数の前記回路基板は、第一回路基板と第二回路基板とを有し、
    前記装着ヘッドが、前記吸着位置から、該第一回路基板および該第二回路基板のうち該吸着位置から遠い方の該回路基板の前記装着位置まで、前記電子部品を搬送する際、
    前記制御装置は、該第一回路基板および該第二回路基板のうち該吸着位置から近い方の該回路基板の高度を、前記搬送高度以上前記装着高度未満の待機高度に設定することを特徴とする電子部品実装機。
  2. 前記第一回路基板に前記電子部品を装着する第一装着作業および前記第二回路基板に該電子部品を装着する第二装着作業のうち、前記吸着位置から遠い方の前記回路基板に該電子部品を装着する装着作業が、所定の終了条件により終わる終了時に先駆けて、
    前記制御装置は、該第一回路基板の高度を前記待機高度から前記装着高度に切り替える第一切替作業および該第二回路基板の高度を該待機高度から該装着高度に切り替える第二切替作業のうち、該吸着位置から近い方の該回路基板の高度を該待機高度から該装着高度に切り替える切替作業を開始する請求項1に記載の電子部品実装機。
  3. 搬送高度で回路基板を搬送すると共に装着エリアで該回路基板を停止する基板搬送部を、複数有する基板搬送装置と、
    該装着エリアで停止した該回路基板を、該搬送高度から、該回路基板に電子部品を装着する装着高度まで、上昇させる基板昇降部を、複数有する基板昇降装置と、
    装着用の該電子部品を吸着位置に供給する部品供給装置と、
    複数の該装着エリアの複数の該回路基板に共用され、該吸着位置で該電子部品を吸着し、該装着高度の該回路基板の装着位置に該電子部品を装着する吸着ノズルを有する装着ヘッドと、
    該基板搬送装置、該基板昇降装置、該部品供給装置、該装着ヘッドを制御する制御装置と、
    を備えてなる電子部品実装機であって、
    複数の前記回路基板は、第一回路基板と第二回路基板とを有し、
    前記装着ヘッドが、前記吸着位置から、該第一回路基板および該第二回路基板のうち該吸着位置から遠い方の該回路基板の前記装着位置まで、前記電子部品を搬送する際、
    前記制御装置は、上方から見て、該装着ヘッドの移動経路に、該第一回路基板および該第二回路基板のうち該吸着位置から近い方の該回路基板が干渉しないように、該第一回路基板と該第二回路基板とを互いにずらして配置することを特徴とする電子部品実装機。
  4. 前記制御装置は、前記第一回路基板および前記第二回路基板のうち前記吸着位置から遠い方の前記回路基板を、複数の単位エリアに区画し、該単位エリアに装着済みの前記電子部品のうち、最も高度が高い該電子部品の高度を、該単位エリアの代表高度に設定し、前記装着ヘッドが、前記吸着位置から前記装着位置まで、該電子部品を搬送する際に、該単位エリアの水平方向座標、該代表高度を基に、該装着ヘッドの移動経路を設定する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子部品実装機。
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