JP2012075618A - 医療用カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、血栓吸引療法において、カテーテル操作性ならびに血栓破砕性能を両立させた医療用カテーテルを提供する。
【解決手段】潤滑層と、金属素線および/または樹脂素線を含む補強層と、外層を有する積層管状体からなり、先端部2と基端部1を有し、先端部2が基端部1より柔軟な医療用カテーテルであって、該先端部2中に、少なくとも3つの屈曲部6,7,8を有すると共に、最も先端側の屈曲部6(第1屈曲部)から先端開口部までの間が基端部の軸線方向に対して略並行に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は医療用カテーテル、特に血栓吸引カテーテルに関わり、更に詳しくは末梢血管形成、冠状動脈血管形成及び弁膜成形を含む経皮的内腔手術において血管内狭窄部に付着した血栓を破砕吸引し血流を改善するために使用する医療用カテーテルに関する。
一般に血栓吸引カテーテルは、血管内の血栓をカテーテルの管腔(ルーメン)を介して吸引し、血管内から除去する目的で使用される。血栓吸引カテーテルは、除去すべき血栓が存在する位置まで血管内を移動させた後、その基端部に吸引装置を接続し、該吸引装置でカテーテルの管腔(ルーメン)内に負圧を発生させることによって血管内の血栓を除去するデバイスである。
特に腕シャント領域において、血栓吸引カテーテルを用いて血栓を除去する際に大きな問題がある。透析時の繰り返し穿刺に起因して、血管壁でのプラークおよびフィブリンの形成により血栓が生じやすく、シャント閉塞を起こしやすくなる。血栓によって管腔(ルーメン)が閉塞すると、カテーテルの吸引効率が低下し最悪の場合吸引不能となる。吸引装置からの吸引力を高めることによって、閉塞していた血栓を除去できる場合もあるが、この場合、管腔(ルーメン)を閉塞していた血栓が急に抜けるため一時的に過剰な吸引が生じる。このような過剰な吸引が発生すると虚血が発生するおそれがある。また過剰な吸引によって、シャントがつぶれるおそれや吻合部の形状が変形するおそれがある。
近年血栓によるシャント閉塞を解消するために、種々の経皮的な血栓除去術が施行されている。例えば、少なくとも噴出ルーメンと吸引ルーメンを有し、先端部に側孔を備えたカテーテルにジェット水流を付与することで、側孔からの水流による血栓破砕と側孔付近での局所的な減圧効果(ベンチュリー効果)により血栓を吸引除去するハイドロライザー法(血栓除去療法)が挙げられる。但し同方法では、吻合部の血栓除去等が十分に行われないケースがあり、その際バルーンカテーテルにて拡張術を追加で行う必要があることから治療コストが嵩むといった難点があった。
また血栓溶解剤を高速に注入することで、高圧下で閉塞した血管の血栓内に薬剤を噴出するパルススプレー法(血栓溶解療法)があげられる。この操作により血栓溶解剤(ウロキナーゼ)が直接血栓を貫通し浸軟させ、さらに溶解させることにより血流を再開させる療法である。但し本手法で用いる血栓溶解剤のウロキナーゼ溶液は、出血性合併症のリスク低減と治療コスト観点から、使用量に対し制限を設けている場合が多い。そのため所定量の薬剤を噴出したとしても十分に血栓が溶解しない場合や、溶解により血流が再開されても破砕された血栓を回収しなければ、患部の周辺や未梢血管などに流されると再度血管を閉塞する恐れがあった。また血栓化した病変部にどの程度の溶液を使用するかなど臨床経験により治療成績が異なるといった課題もあった。
またシャフト先端部を旋廻操作させて先端部にて巨大血栓を破砕し、その後吸引する手法が普及しつつある。例えば末梢に吸引カテーテルを挿入しシャフトを回転並びにシェイキング(押し曳き)することで、シャント血栓を微細化し、その後陰圧で吸引する方法が実施されている。特許文献1に記載されるように、先端部に1つ以上の曲げ形状を付与させた吸引ポートを有する吸引カテーテルが市販されている。但し先端開口部が血管挿入時に血管壁に向いていることから、血栓中では十分に血栓を吸引できないといった課題やトルク回転時に血管壁を損傷するリスクがあった。また治療コストの観点で、ガイデイングカテーテルによる血栓吸引治療がなされるケースがあるが、柔軟な先端部が短いため、吻合部における屈曲が大きい血管中で、シャフトにトルクが付与できないため血栓を破砕吸引できないといった課題があった。
特表2009−504343号公報
上記現状に鑑み本発明の課題は、例えば透析患者における腕シャントでの血栓吸引療法において、カテーテル操作性ならびに血栓破砕性能を両立させた医療用カテーテルを提供することにある。
本発明者は、鋭意検討した結果、潤滑層と、金属素線および/または樹脂素線を含む補強層と、外層を有する積層管状体からなり、先端部と基端部を有し、先端部が基端部より柔軟な医療用カテーテルであって、該先端部中に、少なくとも3つの屈曲部を有すると共に、最も先端側の屈曲部(第1屈曲部)から先端開口部までの間が基端部の軸線方向に対して略並行に形成されていることを特徴とする医療用カテーテルを提供した。これによれば、カテーテル操作性ならびに血栓破砕性能を両立させた医療用カテーテルを提供することができる。
また、先端開口部が基端部の軸線上に配置されていることを特徴とする前記医療用カテーテルを提供した。
また、先端部の長さが、250mm以上であることを特徴とする前記医療用カテーテルを提供した。
また、第1屈曲部から先端開口部までの長さ(R1)が、0mmより大きく、10mm以下であることを特徴とする、前記医療用カテーテルを提供した。
また、基端部の軸線を中心に回転した時の屈曲部の回転半径(H2)が、5mm以上、15mm以下であることを特徴とする、前記医療用カテーテルを提供した。
また、最も先端側の屈曲部から最も基端側の屈曲部までの距離が、20mm以上、60mm以下であることを特徴とする、前記医療用カテーテルを提供した。
また、最も先端側の屈曲部から最も基端側の屈曲部までの間のバックアップ力が、0.10N以上、0.50N以下であることを特徴とする、前記医療用カテーテルを提供した。
また、血栓吸引カテーテルであることを特徴とする、前記医療用カテーテルを提供した。
また、潤滑層と、金属素線および/または樹脂素線を含む補強層と、外層を有して構成され、かつ先端部と基端部を有し、先端部が基端部より柔軟な積層管状体の内部に、少なくとも3つの屈曲を有する金属線を、その3つの屈曲が前記先端部に配置される様に挿入する工程と、金属線を挿入した積層管状体に熱処理を行って曲げ賦型を行う工程とを備えることを特徴とする医療用カテーテルの製造方法を提供した。
また、潤滑層と、金属素線および/または樹脂素線を含む補強層と、外層を有して構成され、かつ先端部と基端部を有し、先端部が基端部より柔軟な積層管状体の内部に、金属線を挿通する工程と、該金属線と積層管状体に少なくとも3つの屈曲部を形成する為の変形を加える工程と、前記積層管状体に熱処理を行う工程と、前記金属線を引き抜く工程を備えることを特徴とする医療用カテーテルの製造方法を提供した。
本発明によれば、カテーテル操作性と血栓破砕性能を両立した医療用カテーテルを提供することができる。これにより、例えば腕シャント領域での血栓除去の際に、血栓の吸引効率の低下や、過剰な吸引による虚血等の問題を有効に回避することが可能となる。
本発明のオーバー・ザ・ワイヤ型医療用カテーテルの側面図である。 本発明のラピッド・エクスチェンジ型医療用カテーテルの側面図である。 積層管状体の一例の側面断面図である。 積層管状体の他の例の側面断面図である。 医療用カテーテルの屈曲部の一例の拡大図である。 医療用カテーテルの屈曲部の他の例の拡大図である。 操作性試験の全体模式図である。 操作性試験で用いたR吻合モデル14の拡大図である。
本願発明は、潤滑層と、金属素線および/または樹脂素線を含む補強層と、外層を有する積層管状体からなり、先端部と基端部を有し、先端部が基端部より柔軟な医療用カテーテルであって、該先端部中に、少なくとも3つの屈曲部を有すると共に、最も先端側の屈曲部(第1屈曲部)から先端開口部までの間が基端部の軸線方向に対して略並行に形成されていることを特徴とする医療用カテーテルに関するものである。これによれば、吸引力だけで血栓を除去することが困難な場合でも、先端部中に配置した少なくとも3つの屈曲部を回転することで血栓を破砕した上で吸引することができ、その為に吸引ルーメン内で血栓が詰まる可能性も低く、例えば腕シャント領域での血栓除去等で有効に使用することができる。また、本発明の医療用カテーテルは少なくとも3つの屈曲部を有しているものの、その構造が、最も先端側の屈曲部(第1屈曲部)から先端開口部までの間が基端部の軸線方向に対して略並行に形成されていることから、カテーテル操作性にも優れ、血管を傷つける可能性も低い。以下、本願発明の医療用カテーテルについて、その各構成をごとに分けて説明する。
1.シャフト構造
本発明の医療用カテーテルの例を、図1ならびに図2に示した。尚、図1ならびに図2は本発明の構成の特徴を模式的に示した例であり、医療用カテーテルとして好適に用いることができるものであれば、本発明の主旨に反することのない範囲で適宜変更することができる。図1の医療用カテーテルは、基端部1、先端部2、先端開口部3、屈曲部6、7、8(それぞれ、第1屈曲部、第2屈曲部、第3屈曲部)、コネクター部4を有するオーバー・ザ・ワイヤ型の医療用カテーテルである。これに対し、図2の医療用カテーテルは、基端部1、先端部2、先端開口部3、屈曲6、7、8(それぞれ、第1屈曲部、第2屈曲部、第3屈曲部)、コネクター部4、ガイドワイヤシャフト5からなるラピッド・エクスチェンジ型の医療用カテーテルである。尚、吻合部を経由した腕シャント末梢における操作性の観点から、先端部2の長さが250mm以上、700mm以下であることが好ましく、300mm以上、600mm以下であることがさらに好ましい。
また図3に示す様に、例えば本発明の医療用カテーテルの断面は、内部に潤滑層9、潤滑層の外側に配置される金属素線および/または樹脂素線を含む補強層10(図3の例は、特にブレード構造を有している。)、ならびに補強層の外側に配置される外層11を有して構成される。図3における補強層8は、ブレード構造、コイル構造、更にはこれらの組み合わせ等が使用可能である。医療用カテーテルに対してトルク性を付与しやすいブレード構造とすることが望ましい。
これに対し図4は、内部に金属素線および/または樹脂素線を含む補強層12(図4の例は、特にコイル構造を有している。)、補強層の外側に配置される潤滑層9(但し、潤滑層を構成する樹脂は補強層12に含浸し、内表面は補強層の構成材料と潤滑層の構成材料の両方が露出している。)、ならびに潤滑層の外側に配置される外層11を有して構成された例である。
本発明においては、特に屈曲部の形状を保持、或いは記憶させる観点から、例えば上記例の様に、潤滑層、金属素線および/または樹脂素線を含む補強層、外層を有する積層管状体で構成することが望ましい。但し、これらの構造を屈曲部周辺にのみ配置し、それ以外は各種管構造を持たせることが可能である。
2.先端部の屈曲部
本発明の医療用カテーテルは、先端部中に、少なくとも3つの屈曲部を有すると共に、最も先端側の屈曲部(第1屈曲部)から先端開口部までの間が基端部の軸線方向に対して略並行に形成されていることを特徴としている。これにより、血管損傷のリスクを低減すると共に、血栓を吸引し易くし、更にプッシャビリティ等のカテーテルの操作性が向上する。尚、ここで略並行とは、基端部の軸線方向に対する開き角度が−45°から45°の範囲であることが好ましく、特に−20°から20°の範囲、更には−10°から10°であることが好ましい。
図5、6は、本発明の先端部における屈曲部の例を示したものである。特に図5の例は、屈曲部を3つ有し(山状)、尚かつ先端開口部が基端部の軸線上に配置されている例で、図6は屈曲部を4つ有し(山−谷状)、尚かつ先端開口部が基端部の軸線上に配置されていない例であるが、治療対象である患部の長さ、径、形などに応じ、更に屈曲部の数を増やしたり、或いは先端開口部を基端部の軸線上に配置するかどうかを任意に選択することができる。尚、屈曲部形状は一定の範囲で各種選択することができるが、まず血管壁への損傷リスクを低減するという観点から、最も先端側の屈曲部(第1屈曲部)から先端開口部までの間が基端部の軸線方向に対して略並行に形成されていることが必要で、更に同様の理由で、図5に示した例の様に、先端開口部が基端部の軸線上に配置されていることが特に好ましい。
尚、基端部の軸線方向に対する、最も先端側の屈曲部(第1屈曲部,以下、先端側から順に第1屈曲部、第2屈曲部、第3屈曲部の様に呼ぶものとする。)のなす角度θは、一般には90度未満であり、10度以上、60度以下とすることが好ましい。第2屈曲部の角度(第2屈曲部を構成する2つの線分のなす内角)は、100度以上、150度以下、特に110度以上、130度以下であることが好ましい。また、基端部の軸線方向に対する、第3屈曲部のなす角度は、第1屈曲部と同じく一般に90度未満であり、10度以上、60度以下とすることが好ましい。特に本発明の医療用カテーテルでは、例えば図5の例で考えると、最終的に各屈曲部で選択された角度と、第1屈曲部から第2屈曲部、或いは第2屈曲部から第3屈曲部までの長さが、基端部の軸線を中心に回転した時の屈曲部の回転半径(H2)を決定する。特に破砕性能に寄与するシャント中でのバックアップの観点から回転半径(H2)は5mm以上、15mm以下であることが好ましい(屈曲部の数が4以上の場合でも同様である。)。今後、基端部の軸線方向から径方向に飛び出した部分(図5で言えば、第1屈曲部から第3屈曲部)を総称して湾曲部と言うことがある。
湾曲後の第1屈曲部から先端開口部までの長さR1は、0mmより大きく、10mm以下であることが好ましく、特に0.2mm以上、8mm以下、更に0.4mm、以上6mm以下であることが好ましい。また先端部における第1屈曲部と第3屈曲部との距離(図5におけるL13)は、20mm以上、60mm以下であることが好ましく、特に25mm以上、55mm以下、更に30mm以上、50mm以下であることが好ましい。このように第1屈曲部と第3屈曲部の距離を規定することで、吻合部での操作性並びにシェイキング時の血栓破砕を促進させることが可能となる。
また、血栓等の破砕性能に寄与する先端部のバックアップ荷重(N)は、0.05N以上、0.5N以下であることが好ましい。バックアップ荷重が0.05N未満であると、血栓を充分に破砕できない可能性がある。また0.5Nを越えると、トルク付与時に血管壁或いは吻合部を損傷するリスクがあることから好ましくない。これらバックアップ荷重は、潤滑層、金属素線および/または樹脂素線を含む補強層、外層を有する積層管状体を用いることにより、達成することが可能である。
3.潤滑層
潤滑層9を形成する材質としては、摺動性に優れている材質であることが好ましい。摺動性の指標である動摩擦係数は、0.01以上、0.50以下であることが好ましい。更には、0.02以上、0.45以下、特に0.03以上、0.40以下であることが好ましい。動摩擦係数を上記範囲内のようにすることで、比較的短い治療時間で血栓の吸引が可能となる。一方、動摩擦係数が高すぎると、吸引の際、吸引ルーメン内に血栓の付着を引き起こしカテーテルを詰まらせる恐れがあることから好ましくない。前記動摩擦係数は小さければ小さいほど好ましいが、入手性やコストの観点から0.01以上が好ましい。上記範囲の動摩擦係数を有する材料としては、特に限定されるものでないが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)などのフッ素系樹脂や、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンや、シリコンエラストマー、シリコンコーテイング等のケイ素化合物などを挙げることができる。
4.補強層
本発明の補強層10、12の形態は特に限定されるものではないが、例えば編組、コイルなどで形成することができる。編組或いはコイルに使用される材質としては、特に限定されるものではないが、トルク付与の観点から金属素線が好適に使用される。
金属素線として、ステンレス鋼、窒化鋼、バネ鋼、オイルテンパー線、銅、タングステン、ニッケル、チタン、ピアノ線、Mo合金、Cr−Co合金、Ni−Ti合金、Ni−Ti−Co合金、Ni−Al合金、Cu−Zn合金、Cu−Zn−X合金(例えば、X=Be,Si,Sn,Al,Ga)のような超弾性合金、アモルファス合金等の各種金属素線が用いられる。これらの材料のうち、経済性、毒性がないこと等の理由から、ステンレスの使用が好ましい。特に加工性の理由から、オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)が更に好ましい。また金属素線の形状として特に限定されるものではないが、上記の条件を満たす形態として平角線が好適に使用される。素線厚みとしては5μm以上、80μm未満とするのが加工安定性の上で好ましい。また金属素線の引っ張り強度は、700MPa以上、3300MPa以下であることが好ましい。更には850MPa以上、3150MPa以下、特に1000MPa以上、3000MPa以下とすることが好ましい。素線の引っ張り強度を上記範囲内のようにすることで、トルク性と耐座屈性に優れた管状体を形成することが可能となる。ただし引っ張り強度が低すぎると、金属素線が柔軟すぎ、十分なトルク性を付与できず操作性が低下する可能性があり好ましくない。また引っ張り強度が高すぎるとトルク性は付与されるが、素線の硬質脆化により操作時にカテーテルが折れやすくなる可能性があり好ましくない。
5.外層
本発明の外層11を形成する材質としては、例えば、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリオレフィンエラストマー、ポリスチレンエラストマーまたはこれらのうちの2つ以上を組み合わせたもの等が好適に使用可能である。上記とあわせ、芳香族ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアリレート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンスルフィド、ケブラーに代表される芳香族ポリアラミドなど、これらのうちのいずれかを含むポリマーアロイが好適に使用できる。さらに色調を調整するための顔料、酸化防止剤等の加工助剤や、X線透視下でのカテーテルの視認性を向上させるためにX線不透過性を有する物質を含んでいてもよい。特にX線不透過物質としては十分なX線不透過性を有するものであることが好ましく、例えば、バリウム、ビスマス、タングステン、タンタルあるいはこれらを組み合わせたものが好適に使用できる。外層の被覆方法としては特に限定されず、例えば共押出による通常の押出被覆による方法や加熱することによりその径が縮小する性質を有する熱収縮チューブを用いて、各層を加熱融着する方法、或いはデイッピングが好適に実施される。
6.医療用カテーテルの製造方法
本発明の医療用カテーテルの製造方法は特に限定されず、各種方法で作成することができるが、好ましく用いることのできる製造方法を以下に説明する。まず、金属芯線を準備する。この金属芯線の外径は、製造するカテーテルの内径とほぼ一致するものであり、材質としては金属メッキ銅線、あるいはステンレス線が好ましい。一般に、この金属芯線はリールに巻かれて提供される。
使用する積層管状体にもよるが、例えば図3に示した構造の積層管状体を使用する場合、続いて、引き出した金属芯線上に潤滑層9を前記の潤滑層材料を用い押出被覆成形する。
潤滑層9は、補強層10を構成する金属素線等に対して充分な接着力を有していることが好ましい。この様な点から、予めナトリウムエッチング等の化学的な方法、プラズマ放電処理、コロナ放電処理等の電気的な方法で表面処理したりしてもよい。
続いて、潤滑層9を被覆した金属芯線は、編組機にセットされ編組される(金属素線および/または樹脂素線を含む補強層10が形成される。)。編組機は、一般に潤滑層9の周方向に金属素線および/または樹脂素線を編組する機構部からなる。カテーテル周方向の金属素線および/または樹脂素線の編組は、トルク性並びに耐キンク性を付与するなどの役割を果たす。
編組の形態には1オーバー1アンダーや2オーバー2アンダーなど様々な形態があるがカテーテルの補強層として適切なものであればいずれの形態をとってもよい。
続いて、外層11の配置方法としては各種方法を用いることができるが、好ましくは、あらかじめ押出成形により複数の硬度の異なる前記の材料を用いた外層を作製し、基端部には硬度が高い外層を配置し、先端部に柔軟な外層を配置して、これらの外層をシュリンクチューブで覆い、ヒーター等で加熱することで、潤滑層9、金属素線および/または樹脂素線を含む補強層10、外層11を一体化させる方法が採用される。シュリンクチューブは、PTFEやFEP等のフッ素系樹脂や架橋ポリエチレン等を採用してもよい。
ついで、シュリンクチューブを剥いだ積層管状体に、曲げ賦型を施した金属線を装填し、先端部の外層材料の融点以下で加熱加工並びに冷却が施され、最後に金属線を引き抜き、医療用カテーテルが得られる。
一方、上記のように予め曲げ賦型を施した金属線を装填するのではなく、積層管状体の内部に、金属線を挿通した後に、金属線と積層管状体に屈曲部を形成する為の変形を加え、熱処理を行った後に、前記金属線を引き抜く方法を用いることもできる。即ち、積層管状体への屈曲の形成は、積層管状体の管腔内に、キンクを防止する為の支持材を挿入した状態で行うことが好ましい。
さらにカテーテルチューブ外面に、抗血栓性ならびに潤滑性を付与する目的で、親水性コーテイングを施してもよい。コーテイング物質としては、たとえばセルロース系高分子物質(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース)、ポリエチレンオキサイド系高分子物質(ポリエチレングリコール)、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体のような無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質(例えば、ポリアクリルアミド)が挙げられる。
加えて、基部端に適切な形状のハブを取り付けて目的とする医療用カテーテルが得られる。
7.評価方法
本発明に関わる各種評価方法について説明する。
(医療用チューブの外径/内径)
キーエンス株式会社製レーザー外径測定機LS−3100を用い、得られた医療用カテーテルの外径を計測した。また該カテーテルの内径は、株式会社アイゼン製ピンゲージを用いて計測した。
(血栓破砕試験)
内径6mmφのPFA管にコンニャクゼリー(マンナンライフ社)を50mm充填し、破砕試験を実施した。各種先端屈曲部形状のカテーテルを差込み、3回回転―1回押引きの操作を3回繰り返し、ゼリーの破砕状況を確認した。ゼリー内で生じた空隙の程度で、血栓破砕性を判定した。コンニャクゼリー充填部中の空隙率が50%以上を○、同空隙率が20%以上、50%未満を△、同空隙率が20%未満を×とした。
(操作性試験)
図7に示すように、37℃に設定した水槽13中に、アクリル製の6mmφのR吻合モデル14(図8に拡大図を示した。)、並びにPFA管15、16を2本配置した。PFA管15より、各種先端屈曲部形状の医療用カテーテル17を200mm挿入し、マニュアルでのトルク付与による操作性を確認した。容易に操作できるものを○、抵抗生じるが操作できるものを△、抵抗が大きく操作できないものを×とした。
(バックアップ力試験)
株式会社東洋精機製作所製の圧縮試験機(E−Zテスト)を用い、ロードセル5N、プレート間距離6mmにてバックアップ力試験を実施した。医療用カテーテルをその軸方向がプレートに対して垂直となる様に、更に全ての屈曲部がプレート間におさまる様に挿入し、その状態で圧縮を行い、最大荷重(N)を3回測定し、平均値をバックアップ力とした。
(吸引性試験)
上記、血栓破砕試験後に、更に破砕試験後のコンニャクゼリーの吸引試験を実施した。目視判定にて吸引できたものを○、吸引できなかったものを×とした。
以下に本発明に係る具体的な実施例及び比較例について詳説するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
直径1.71mmの金属芯線上に、潤滑層としてPTFE(ポリフロンPTFE F208 ダイキン工業株式会社製)を厚さ0.02mmで被覆し、表面処理を施した。その後、補強層として編組機を用いて、断面厚み0.030mm、幅0.100mm(引っ張り強さ2500MPA)のステンレス製の金属素線を編組した。その上に基端部外層としてポリアミドエラストマー製チューブ(PEBAX7233 Arkema社製)をかぶせ熱収縮チューブを用いて融着被覆し、さらに先端部の外層としてポリアミドエラストマー製チューブ(PEBAX5533)を繋ぎ合せ融着被覆した。熱収縮チューブを剥離後、金属芯線を減径して引き抜き、その後、曲げ賦型を施した芯金を装填し、熱加工及び冷却した後、内径1.70mm、外径2.03mm、先端部長さ250mm、全長700mm、屈曲部3箇所からなる、屈曲部の回転半径6mm、第1−第3屈曲部間距離50mmのカテーテルAを作製した。バックアップ力は、0.08Nであった。6mmのPFA管挿入時、先端開口部はPFA管の軸方向を向いていた。血栓破砕性試験、操作性試験、吸引性試験いずれも○であった。
(実施例2)
屈曲部の回転半径を12mmに設定する以外は、実施例1と同様にカテーテルBを作製した。バックアップ力は、0.25Nであった。6mmのPFA管挿入時、先端開口部は、PFA管の軸方向を向いていた。血栓破砕性試験、操作性試験、血栓吸引性試験いずれも○であった。
(実施例3)
第1−第3屈曲部間距離を33mmに設定する以外は、実施例1と同様にカテーテルCを作製した。バックアップ力は、0.29Nであった。6mmのPFA管挿入時、先端開口部は、PFA管の軸方向を向いていた。血栓破砕性試験、操作性試験、血栓吸引性試験いずれも○であった。
(実施例4)
屈曲部4箇所からなる、屈曲部の回転半径9mm、第1−第4屈曲部間距離85mmに設定する以外は、実施例1と同様にカテーテルDを作製した。バックアップ力は、0.40Nであった。6mmのPFA管挿入時、先端開口部は、PFA管の軸方向を向いていた。血栓破砕性試験、操作性試験、血栓吸引性試験いずれも○であった。
(比較例1)
直径1.71mmの金属芯線上に、潤滑層としてPTFE(ポリフロンPTFE F208 ダイキン工業株式会社製)を厚さ0.02mmで被覆し、表面処理を施した。その後、補強層として編組機を用いて、断面厚み0.030mm、幅0.100mm(引っ張り強さ2500MPA)のステンレス製の金属素線を編組した。その上に基端部外層としてポリアミドエラストマー製チューブ(PEBAX7233 Arkema社製)をかぶせ熱収縮チューブを用いて融着被覆し、さらに先端部の外層としてポリアミドエラストマー製チューブ(PEBAX5533)を繋ぎ合せ融着被覆した。熱収縮チューブを剥離後、金属芯線を減径して引き抜き、その後、曲げ賦型を施した芯金を装填し、熱加工及び冷却した後、内径1.70mm、外径2.03mm、先端部長さ250mm、全長700mm、同方向へ曲げ賦型を施した屈曲部2箇所、屈曲部の回転半径3mm、第1−第2屈曲部間距離15mmのカテーテルEを作製した。バックアップ力は、0.05Nであった。6mmのPFA管挿入時、先端開口部は、PFA管の壁方向を向いていた。血栓破砕性試験は△で、操作性試験は○であった。破砕試験後の吸引性試験では吸引はできず×であった。
(比較例2)
異方向へ曲げ賦型を施した屈曲部2箇所、屈曲部の回転半径17mm、第1−第2屈曲部間距離55mmのカテーテルFを作製した。バックアップ力は、0.07Nであった。6mmのPFA管挿入時、先端開口部は、PFA管の軸方向を向いていた。血栓破砕性試験は△で、操作性試験は○であった。破砕試験後の吸引性試験は吸引でき○であった。
(比較例3)
第1−第2屈曲部間距離を30mmに設定する以外は、比較例1と同様にカテーテルGを作製した。バックアップ力は、0.08Nであった。6mmのPFA管挿入時、先端開口部は、PFA管の壁方向を向いていた。血栓破砕性試験は△で、操作性試験は○であった。破砕試験後の吸引性試験では吸引はできず×であった。
(比較例4)
先端部長さを50mmに設定する以外は、比較例1と同様にカテーテルHを作製した。
バックアップ力は、0.37Nであった。6mmのPFA管挿入時、先端開口部は、PFA管の壁方向を向いていた。血栓破砕性試験は△で、操作性試験は×であった。破砕試験後の吸引性試験では吸引はできず×であった。
(各カテーテルの測定結果)
Figure 2012075618
各実施例と比較例の結果から、先端曲げ形状を特定のものにすることにより、カテーテル操作性ならびに血栓破砕性能を両立させた医療用カテーテルが実現できていることが分かる。
1.基端部
2.先端部
3.先端開口部
4.コネクター部
5.ガイドワイヤシャフト
6.第1屈曲部
7.第2屈曲部
8.第3屈曲部
9.潤滑層
10.補強層(ブレード構造)
11.外層
12.補強層(コイル構造)
13.水槽
14.R吻合モデル
15.PFA管
16.PFA管

Claims (10)

  1. 潤滑層と、金属素線および/または樹脂素線を含む補強層と、外層を有する積層管状体からなり、先端部と基端部を有し、先端部が基端部より柔軟な医療用カテーテルであって、
    該先端部中に、少なくとも3つの屈曲部を有すると共に、最も先端側の屈曲部(第1屈曲部)から先端開口部までの間が基端部の軸線方向に対して略並行に形成されていることを特徴とする医療用カテーテル。
  2. 先端開口部が基端部の軸線上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の医療用カテーテル。
  3. 前記先端部の長さが、250mm以上であることを特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載の医療用カテーテル。
  4. 第1屈曲部から先端開口部までの長さ(R1)が、0mmより大きく、10mm以下であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の医療用カテーテル。
  5. 基端部の軸線を中心に回転した時の屈曲部の回転半径(H2)が、5mm以上、15mm以下であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の医療用カテーテル。
  6. 最も先端側の屈曲部から最も基端側の屈曲部までの距離が、20mm以上、60mm以下であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の医療用カテーテル。
  7. 最も先端側の屈曲部から最も基端側の屈曲部までの間のバックアップ力が、0.10N以上、0.50N以下であることを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の医療用カテーテル。
  8. 血栓吸引カテーテルであることを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の医療用カテーテル。
  9. 潤滑層と、金属素線および/または樹脂素線を含む補強層と、外層を有して構成され、かつ先端部と基端部を有し、先端部が基端部より柔軟な積層管状体の内部に、少なくとも3つの屈曲を有する金属線を、その3つの屈曲が前記先端部に配置される様に挿入する工程と、金属線を挿入した積層管状体に熱処理を行って曲げ賦型を行う工程とを備えることを特徴とする医療用カテーテルの製造方法。
  10. 潤滑層と、金属素線および/または樹脂素線を含む補強層と、外層を有して構成され、かつ先端部と基端部を有し、先端部が基端部より柔軟な積層管状体の内部に、金属線を挿通する工程と、該金属線と積層管状体に少なくとも3つの屈曲部を形成する為の変形を加える工程と、前記積層管状体に熱処理を行う工程と、前記金属線を引き抜く工程を備えることを特徴とする医療用カテーテルの製造方法。
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