JP2012065094A - 位相調整回路、受信装置、および通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】回路構成の複雑化、消費電力の増大を抑止しつつ、複数チャネル間の同期化が可能となり、高速シリアル通信に適用することが可能な位相調整回路、受信装置、および通信システムを提供する。
【解決手段】位相調整回路310は、クロックに応答して所定の位置に同期パターンが挿入されているシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換部313と、シリアルパラレル変換部313によるパラレルデータの同期パターンの位置を検出する同期パターン位置検出部316と、同期パターン位置検出部316で検出された同期パターン位置情報により、同期パターン位置に合わせてパラレルデータおよびクロックの位相を調整する調整部315とを有する。
【選択図】図3
【解決手段】位相調整回路310は、クロックに応答して所定の位置に同期パターンが挿入されているシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換部313と、シリアルパラレル変換部313によるパラレルデータの同期パターンの位置を検出する同期パターン位置検出部316と、同期パターン位置検出部316で検出された同期パターン位置情報により、同期パターン位置に合わせてパラレルデータおよびクロックの位相を調整する調整部315とを有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、たとえばデジタル信号を受信するシリアル通信に適用される位相調整回路、受信装置、および通信システムに関するものである。
近年、データ帯域幅拡大のため、シリアル伝送方式が採用され、信号線数を大幅に削減するシステムが出現してきている。
そして、さらにデータ帯域幅の2倍、4倍といった要求にこたえるため、一つのシリアル伝送システムを複数チャネル並列に動作させる方式がとられるようになってきている。
そして、さらにデータ帯域幅の2倍、4倍といった要求にこたえるため、一つのシリアル伝送システムを複数チャネル並列に動作させる方式がとられるようになってきている。
その際、後段のシステムの制約上、複数のチャネル間のデータ、クロックのスキューを小さくする必要がある。
複数チャネル間で同一クロックを用いれば、複数チャネル間の同期化は可能である。
また、送信側から伝送されるシリアルデータには、所定の位置にコンマパターン等の同期用パターンが挿入されており、受信側でそのコンマパターン(同期パターン)を検出して同期を確保することも可能である。
複数チャネル間で同一クロックを用いれば、複数チャネル間の同期化は可能である。
また、送信側から伝送されるシリアルデータには、所定の位置にコンマパターン等の同期用パターンが挿入されており、受信側でそのコンマパターン(同期パターン)を検出して同期を確保することも可能である。
図1は、同期パターンを検出してクロックの位相を乗り換える位相乗り換え回路の構成を示すブロック図である(特許文献1参照)。
この位相乗り換え回路1は、可変遅延回路2、同期回路3、およびデータホールド部4を有している。
位相乗り換え回路1において、入力シリアルデータD1は可変遅延回路2で所定の遅延量だけ遅延された装置内データD2として出力される。可変遅延回路2には、位相乗り換え処理部2aが設けられている。
また、入力シリアルデータDT1は同期回路3に入力される。同期回路3は、入力シリアルデータD1の特定の信号位置を検出し、その位置に対応する信号を入力データ位置信号Pとしてデータホールド部4に出力する。
データホールド部4は、入力データ位置信号Pを一時的に保持する。
データホールド部4に保持された入力データ位置信号Pは、装置内タイミング信号S1の入力により取り出され、遅延量DLとして位相乗り換え処理部2aに出力される。
なお、位相乗り換え処理部2a、同期回路3、およびデータホールド部4には、装置内クロックICKが供給される。
位相乗り換え回路1において、入力シリアルデータD1は可変遅延回路2で所定の遅延量だけ遅延された装置内データD2として出力される。可変遅延回路2には、位相乗り換え処理部2aが設けられている。
また、入力シリアルデータDT1は同期回路3に入力される。同期回路3は、入力シリアルデータD1の特定の信号位置を検出し、その位置に対応する信号を入力データ位置信号Pとしてデータホールド部4に出力する。
データホールド部4は、入力データ位置信号Pを一時的に保持する。
データホールド部4に保持された入力データ位置信号Pは、装置内タイミング信号S1の入力により取り出され、遅延量DLとして位相乗り換え処理部2aに出力される。
なお、位相乗り換え処理部2a、同期回路3、およびデータホールド部4には、装置内クロックICKが供給される。
このような構成を有する位相乗り換え回路1は、シリアルデータのまま、同期パターン(コンマパターン)位置を検出し、検出結果に応じてクロックの位相を乗り換える。
ところで、上述したように、複数チャネル間で同一クロックを用いれば、複数チャネル間の同期化は可能であるが、別ICなどの複数チャネル間の同期化には、IC同士を同一クロックでつなぐなどの処置が必要である。
しかし、これではICの多ピン化はもちろんのこと、複雑化した構成となり、面積や、消費電力の増大等につながる。
しかし、これではICの多ピン化はもちろんのこと、複雑化した構成となり、面積や、消費電力の増大等につながる。
また、上述したように、特許文献1に開示された位相乗り換え回路1は、シリアルデータのまま、コンマパターン位置を検出し、クロックの位相を乗り換えることから、別ICでも複数チャネル間の同期化は可能となる。
しかしながら、この技術においては、同期回路部に高速カウンタ等が必要となり、ギガオーダーの高速シリアル通信での実現は困難である。
しかしながら、この技術においては、同期回路部に高速カウンタ等が必要となり、ギガオーダーの高速シリアル通信での実現は困難である。
本発明は、回路構成の複雑化、消費電力の増大を抑止しつつ、複数チャネル間の同期化が可能となり、高速シリアル通信に適用することが可能な位相調整回路、受信装置、および通信システムを提供することにある。
本発明の第1の観点の位相調整回路は、クロックに応答して所定の位置に同期パターンが挿入されているシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換部と、上記シリアルパラレル変換部によるパラレルデータの同期パターンの位置を検出する同期パターン位置検出部と、上記同期パターン位置検出部で検出された同期パターン位置情報により、同期パターン位置に合わせて上記パラレルデータおよびクロックの位相を調整する調整部とを有する。
本発明の第2の観点の受信装置は、データ線を伝播された同期パターンが挿入されたシリアルデータを受信し、受信したシリアルデータをパラレルデータに変換し、当該パラレルデータから取得した上記同期パターンの位置情報に応じてクロックおよびパラレルデータの位相を調整する位相調整回路を有し、上記位相調整回路は、クロックに応答して所定の位置に同期パターンが挿入されているシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換部と、上記シリアルパラレル変換部によるパラレルデータの同期パターンの位置を検出する同期パターン位置検出部と、上記同期パターン位置検出部で検出された同期パターン位置情報により、同期パターン位置に合わせて上記パラレルデータおよびクロックの位相を調整する調整部と、を含む。
本発明の第3の観点の通信システムは、所定の位置に同期パターンが挿入されたシリアルデータをデータ線に送信する送信装置と、上記データ線を伝播された上記同期パターンが挿入されたシリアルデータを受信する受信装置と、を有し、上記受信装置は、受信したシリアルデータをパラレルデータに変換し、当該パラレルデータから取得した上記同期パターンの位置情報に応じてクロックおよびパラレルデータの位相を調整する位相調整回路を含み、上記位相調整回路は、クロックに応答して所定の位置に同期パターンが挿入されているシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換部と、上記シリアルパラレル変換部によるパラレルデータの同期パターンの位置を検出する同期パターン位置検出部と、上記同期パターン位置検出部で検出された同期パターン位置情報により、上記パラレルデータおよびクロックの位相を調整する調整部と、を含む。
本発明によれば、回路構成の複雑化、消費電力の増大を抑止しつつ、複数チャネル間の同期化が可能となり、高速シリアル通信に適用することができる。
以下に、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.通信システムの基本構成
2.位相調整回路の構成
3.コンマの位置情報によりクロックの位相情報を検出する原理を説明
なお、説明は以下の順序で行う。
1.通信システムの基本構成
2.位相調整回路の構成
3.コンマの位置情報によりクロックの位相情報を検出する原理を説明
<1.通信システムの基本構成>
図2は、本発明の実施形態に係る通信システムの基本的な構成を示す図である。
図2は、本発明の実施形態に係る通信システムの基本的な構成を示す図である。
本通信システム100は、送信装置200と、受信装置300、送信装置200と受信装置300間に接続されたデータ線400を含んで構成されている。
送信装置200は、複数の位相同期したシリアルデータSDTを受信装置300にデータ線400を通して受信装置300に送信する。
送信装置200は、シリアルデータSDTの所定の位置に同期パターン(コンマパターン)を挿入して送信する。
送信装置200は、シリアルデータSDTの所定の位置に同期パターン(コンマパターン)を挿入して送信する。
受信装置300は、データ線400を伝播したシリアルデータSDTを受信するシリアル通信の受信機として機能する。
受信装置300は、シリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換回路を含む位相調整回路310が搭載されている。
位相調整回路310は、コンマパターン(同期パターン)等を含むシリアルデータSDTをパラレルデータに処理後、パラレルデータのコンマパターンの位置情報により、データおよびクロックの位相を調整する。
位相調整回路310における位相調整によれば、入力シリアルデータのコンマパターン(同期パターン)の位置を用いるため、入力されるシリアルデータのコンマパターン位置が同じである複数チャネル間のスキュー調整が可能となる。
位相調整回路310は、多相に準備されたクロックのうち最適な位相のクロックを選択することによって位相を調整する。
受信装置300は、シリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換回路を含む位相調整回路310が搭載されている。
位相調整回路310は、コンマパターン(同期パターン)等を含むシリアルデータSDTをパラレルデータに処理後、パラレルデータのコンマパターンの位置情報により、データおよびクロックの位相を調整する。
位相調整回路310における位相調整によれば、入力シリアルデータのコンマパターン(同期パターン)の位置を用いるため、入力されるシリアルデータのコンマパターン位置が同じである複数チャネル間のスキュー調整が可能となる。
位相調整回路310は、多相に準備されたクロックのうち最適な位相のクロックを選択することによって位相を調整する。
以下、本実施形態の特徴的な構成を有する受信装置300における位相調整回路310の構成および機能について具体的に説明する。
ここでは例として基準データ遷移間隔を4ビットにとって説明する。
ここでは例として基準データ遷移間隔を4ビットにとって説明する。
<2.位相調整回路の構成>
図3は、本発明の実施形態に係る受信装置おける位相調整回路の構成を示す図である。
図3は、本発明の実施形態に係る受信装置おける位相調整回路の構成を示す図である。
図3の位相調整回路310は、入力バッファ311、CDR(クロック・データ・リカバリ回路)312、およびシリアルパラレル変換回路313を有する。
位相調整回路310は、多相クロック生成部314、スキュー生成部(Skew Generator)315、コンマ位置検出部(Comma Position Detector)316、並びにデコーダおよびデスクランブラ317を有する。
スキュー生成部315は、パラレルデータおよびクロックに位相を調整する調整部として機能する。
位相調整回路310は、多相クロック生成部314、スキュー生成部(Skew Generator)315、コンマ位置検出部(Comma Position Detector)316、並びにデコーダおよびデスクランブラ317を有する。
スキュー生成部315は、パラレルデータおよびクロックに位相を調整する調整部として機能する。
入力バッファ311は、データ線400を伝送されたシリアルデータSDTをシリアルパラレル変換回路313に入力する。
入力するシリアルデータSDTは、所定の位置、図3の例ではシリアルデータSDTの先頭から3フィールド目に、同期パターンとしてのコンマパターンCPTNが挿入されている。
入力するシリアルデータSDTは、所定の位置、図3の例ではシリアルデータSDTの先頭から3フィールド目に、同期パターンとしてのコンマパターンCPTNが挿入されている。
CDR回路312は、たとえばデータ線400を伝送された定期的に信号遷移の挿入されたシリアルデータ入力をトリガとしてクロックを抽出し、そのクロックを用いて信号のデータ信号のラッチを行う。
CDR回路312は、抽出したクロックを変換用クロックSPCLKとして、シリアルパラレル変換回路313、多相クロック生成部314、およびコンマ位置検出部316に出力する。
CDR回路312は、抽出したクロックを変換用クロックSPCLKとして、シリアルパラレル変換回路313、多相クロック生成部314、およびコンマ位置検出部316に出力する。
シリアルパラレル変換回路313は、変換用クロックSPCLKに同期して、入力されたシリアルデータSDTをNビットのパラレルデータに変換する。
シリアルパラレル変換回路313は、変換(1:N変換)して得られたパラレルデータPDT(1〜N)をスキュー生成部315およびコンマ位置検出部316に出力する。
シリアルパラレル変換回路313は、変換(1:N変換)して得られたパラレルデータPDT(1〜N)をスキュー生成部315およびコンマ位置検出部316に出力する。
多相クロック生成部314は、基本的に、CDR回路312により出力される変換用クロックSPCLKに同期して、クロックSPCLKより周波数が低く、それぞれ位相が異なる多相のクロックP0〜P(N−1)を生成する。
多相クロック生成部314は、生成した多相のクロックP0〜P(N−1)をスキュー生成部315に出力する。
多相クロック生成部314は、生成した多相のクロックP0〜P(N−1)をスキュー生成部315に出力する。
スキュー生成部315は、コンマ位置検出部316により供給されるコンマ位置情報CPIを基に、多相のクロックP0〜P(N−1)のうちスキュー量が最適となるクロックを選択する。
スキュー生成部315は、選択したクロックにパラレルデータPDTを同期させて、クロックにデータを載せ換え、このパラレルデータPDTと選択したクロックを後段のデコーダおよびデスクランブラ317に出力する。
スキュー生成部315は、選択したクロックにパラレルデータPDTを同期させて、クロックにデータを載せ換え、このパラレルデータPDTと選択したクロックを後段のデコーダおよびデスクランブラ317に出力する。
図4は、本実施形態に係る位相調整回路におけるスキュー生成部の構成例を示す図である。
図4のスキュー生成部315は、セレクタSL301およびD型フリップフロップFF301を含んで構成されている。
セレクタSL301は、コンマ位置検出部316により供給されるコンマ位置情報CPIを基に、多相クロック生成部314にて生成された多相のクロックP0〜P(N−1)のうちスキュー量が最適となるクロックCLKを選択する。
セレクタSL301は、選択したクロックCLKをフリップフロップFF301のクロック入力端および後段のデコーダおよびデスクランブラ317に供給する。
フリップフロップFF301は、データ入力端Dに入力するシリアルパラレル変換回路313にて得られたパラレルデータPDTを、セレクタSL301で選択されたクロックCLKに同期してラッチし、ラッチデータをデータ出力端Qから後段に出力する。
セレクタSL301は、コンマ位置検出部316により供給されるコンマ位置情報CPIを基に、多相クロック生成部314にて生成された多相のクロックP0〜P(N−1)のうちスキュー量が最適となるクロックCLKを選択する。
セレクタSL301は、選択したクロックCLKをフリップフロップFF301のクロック入力端および後段のデコーダおよびデスクランブラ317に供給する。
フリップフロップFF301は、データ入力端Dに入力するシリアルパラレル変換回路313にて得られたパラレルデータPDTを、セレクタSL301で選択されたクロックCLKに同期してラッチし、ラッチデータをデータ出力端Qから後段に出力する。
コンマ位置検出部316は、CDR回路312による変換用クロックSPCLKを受けてパラレルデータPDTにおけるコンマパターン位置を検出し、コンマがデータのどこに位置していたかを示すコンマ位置情報CPIを生成する。
コンマ位置検出部316は、生成したコンマ位置情報CPIをスキュー生成部315にフィードバックし、また、デコーダおよびデスクランブラ317に出力する。
なお、コンマ位置情報CPIは、クロック位相の遅れ進みを示す情報である。
コンマ位置検出部316は、生成したコンマ位置情報CPIをスキュー生成部315にフィードバックし、また、デコーダおよびデスクランブラ317に出力する。
なお、コンマ位置情報CPIは、クロック位相の遅れ進みを示す情報である。
デコーダおよびデスクランブラ317は、スキュー量が最適であると選択されたクロックに同期して、このクロックに乗せ換えられたパラレルデータのデコード処理、デスクランブル処理を行う。
このような構成を有する位相調整回路310におけるより具体的な位相調整について、スキュー生成部315、シリアルパラレル変換回路313、多相クロック生成部314の構成例に関連付けて説明する。
まず、位相調整回路310における動作概要を説明する。
位相調整回路310において、シリアルデータSDTは、シリアルパラレル変換回路313にて、パラレルデータPDTに変換される。
その後、コンマ位置検出部316にて、パラレルデータPDTのコンマ位置が検出され、コンマがどこに位置していたかを示すコンマ位置情報(これをCLK遅れ進み情報と呼ぶ場合もある)が、スキュー生成部315にフィードバックされる。
スキュー生成部315においては、コンマ位置情報CPIを基に、多相のクロックP0〜P(N−1)のうちスキュー量が最適となるクロックが選択され、この選択したクロックにパラレルデータPDTを同期させて、クロックCLKにデータを載せ換えられる。
そして、このパラレルデータPDTと選択したクロックを後段のデコーダおよびデスクランブラ317に出力される。
位相調整回路310において、シリアルデータSDTは、シリアルパラレル変換回路313にて、パラレルデータPDTに変換される。
その後、コンマ位置検出部316にて、パラレルデータPDTのコンマ位置が検出され、コンマがどこに位置していたかを示すコンマ位置情報(これをCLK遅れ進み情報と呼ぶ場合もある)が、スキュー生成部315にフィードバックされる。
スキュー生成部315においては、コンマ位置情報CPIを基に、多相のクロックP0〜P(N−1)のうちスキュー量が最適となるクロックが選択され、この選択したクロックにパラレルデータPDTを同期させて、クロックCLKにデータを載せ換えられる。
そして、このパラレルデータPDTと選択したクロックを後段のデコーダおよびデスクランブラ317に出力される。
<3.コンマの位置情報によりクロックの位相情報を検出する原理を説明>
次に、コンマパターン(同期パターン)の位置情報により、クロックCLKの位相情報を検出する原理を説明する。
ここでは説明を簡略化するため、図5に示す1:2シリアルパラレル変換回路を用いる。
図5は、コンマパターン(同期パターン)の位置情報により、クロックの位相情報を検出する原理を説明するための図であって、1:2シリアルパラレル変換回路の構成を示す図である。
図6(A)および(B)は、図5の1:2シリアルパラレル変換回路において出力データを確定させるための第2のクロックの位相について説明するための図である。
次に、コンマパターン(同期パターン)の位置情報により、クロックCLKの位相情報を検出する原理を説明する。
ここでは説明を簡略化するため、図5に示す1:2シリアルパラレル変換回路を用いる。
図5は、コンマパターン(同期パターン)の位置情報により、クロックの位相情報を検出する原理を説明するための図であって、1:2シリアルパラレル変換回路の構成を示す図である。
図6(A)および(B)は、図5の1:2シリアルパラレル変換回路において出力データを確定させるための第2のクロックの位相について説明するための図である。
図5の1:2シリアルパラレル変換回路313Aは、データシフト用のD型フリップフロップFF311〜FF313、およびパラレルデータラッチ出力用のフリップフロップFF321,FF322を含んで構成されている。
データシフト用のD型フリップフロップFF311〜FF313は、第1のクロックCK1に同期して入力するシリアルデータSDTをラッチしてシフトする複数のラッチとして機能する。そして、データシフト用のラッチであるD型フリップフロップFF311〜FF313により第1のラッチ部313−1が形成されている。
パラレルデータ出力用のフリップフロップFF321,FF322は、第2のクロックCK2に同期して、第1のラッチ部313−1の各ラッチにラッチされたデータをラッチしてN個のパラレルデータを出力する複数のラッチとして機能する。そして、パラレルデータ出力用のラッチであるフリップフロップFF321,FF322により第2のラッチ部313−2が形成されている。
データシフト用のD型フリップフロップFF311〜FF313は、第1のクロックCK1に同期して入力するシリアルデータSDTをラッチしてシフトする複数のラッチとして機能する。そして、データシフト用のラッチであるD型フリップフロップFF311〜FF313により第1のラッチ部313−1が形成されている。
パラレルデータ出力用のフリップフロップFF321,FF322は、第2のクロックCK2に同期して、第1のラッチ部313−1の各ラッチにラッチされたデータをラッチしてN個のパラレルデータを出力する複数のラッチとして機能する。そして、パラレルデータ出力用のラッチであるフリップフロップFF321,FF322により第2のラッチ部313−2が形成されている。
フリップフロップFF311〜FF313のクロック入力端には周波数fの第1のクロック(シフトクロック)CK1が供給される。このシフトクロックCK1は、CDR回路312による変換用クロックSPCLKに同期したクロックであり、変換用クロックSPCLKである場合もある。
フリップフロップFF311のデータ入力端DはシリアルデータSDTの供給ラインに接続され、データ出力端QがフリップフロップFF312およびFF321のデータ入力端Dに接続されている。
フリップフロップFF312のデータ出力端QがフリップフロップFF313およびFF322のデータ入力端Dに接続されている。
そして、フリップフロップFF321およびFF322のクロック入力端には周波数f/2の第2のクロックCK2が供給される。この第2のクロックCK2は、第1のクロック(シフトクロック)CK1を分周して生成される。
フリップフロップFF311のデータ入力端DはシリアルデータSDTの供給ラインに接続され、データ出力端QがフリップフロップFF312およびFF321のデータ入力端Dに接続されている。
フリップフロップFF312のデータ出力端QがフリップフロップFF313およびFF322のデータ入力端Dに接続されている。
そして、フリップフロップFF321およびFF322のクロック入力端には周波数f/2の第2のクロックCK2が供給される。この第2のクロックCK2は、第1のクロック(シフトクロック)CK1を分周して生成される。
この1:2シリアルパラレル変換回路313Aは、第1のクロックCK1にて入力データをシフトさせる。そして、1:2シリアルパラレル変換回路313Aは、第1のクロックCK1から1/2分周された第2のクロックCK2によって、パラレル出力データDQ2、DQ1を確定していき、1:2のシリアル-パラレル変換を行う。
ところが、第2のクロックCK2は、第1のクロックCK1を1/2分周することで生成されるため、図6(A)および(B)に示すように、第2のクロックCK2の位相は第1ケース(Case1)と第2ケース(Case2)の2通り存在する。
第2のクロックCK2の位相がどちらの位相になるかは、分周器カウンタの初期値により変わるため、一様にならない。
ところが、第2のクロックCK2は、第1のクロックCK1を1/2分周することで生成されるため、図6(A)および(B)に示すように、第2のクロックCK2の位相は第1ケース(Case1)と第2ケース(Case2)の2通り存在する。
第2のクロックCK2の位相がどちらの位相になるかは、分周器カウンタの初期値により変わるため、一様にならない。
ここで、図6(A)中に符号“A1”で示す位置にコンマパターンがあるとすると、コンマパターン“A1”がパラレル処理後のデータDQ1,DQ2のどちらから出力されるかで、第2のクロックCK2の位相の進み遅れが判別可能である。
図6(B)の第2ケース(Case2)では、図6(A)の第1ケース(Case1)に対し、第2のクロックCK2の位相が進んでいる。このため、まだデータDQ1を出力するフリップフロップFF321までコンマパターン“A1”がシフトしていないため、コンマパターン“A1”はフリップフロップFF321の出力データDQ2として出力される。
よってこの場合を例に取ると、データDQ2からコンマポジションが得られたことから、コンマ位置検出部316は、“クロック(CLK)進み”と判定し、第2のクロックCK2の位相を遅らせればよい。
つまり、2相準備したクロックの遅れ位相側のクロックを選択するようにすればよい。
図6(B)の第2ケース(Case2)では、図6(A)の第1ケース(Case1)に対し、第2のクロックCK2の位相が進んでいる。このため、まだデータDQ1を出力するフリップフロップFF321までコンマパターン“A1”がシフトしていないため、コンマパターン“A1”はフリップフロップFF321の出力データDQ2として出力される。
よってこの場合を例に取ると、データDQ2からコンマポジションが得られたことから、コンマ位置検出部316は、“クロック(CLK)進み”と判定し、第2のクロックCK2の位相を遅らせればよい。
つまり、2相準備したクロックの遅れ位相側のクロックを選択するようにすればよい。
ここまで1:2シリアルパラレル変換の場合を例に取って説明したが、1:Nの場合も同様に考えればよい。
図7は、1:Nシリアルパラレル変換回路の構成を示す図である。
図8は、図7の1:Nシリアルパラレル変換回路のN個のパラレルデータとクロック位相の遅れ進みの関係を模式的に示す図である。
図7は、1:Nシリアルパラレル変換回路の構成を示す図である。
図8は、図7の1:Nシリアルパラレル変換回路のN個のパラレルデータとクロック位相の遅れ進みの関係を模式的に示す図である。
図7の1:Nシリアルパラレル変換回路313Bは、データシフト用のD型フリップフロップFF311〜FF31(N+1)、およびパラレルデータ出力用のフリップフロップFF321,FF32Nを含んで構成されている。
データシフト用のD型フリップフロップFF311〜FF31(N+1)は、第1のクロックCK1に同期して入力するシリアルデータSDTをラッチしてシフトする複数のラッチとして機能する。そして、データシフト用のラッチであるD型フリップフロップFF311〜FF31(N+1)により第1のラッチ部313−1が形成されている。
パラレルデータ出力用のフリップフロップFF321〜FF32Nは、第2のクロックCK2に同期して、第1のラッチ部313−1の各ラッチにラッチされたデータをラッチしてN個のパラレルデータを出力する複数のラッチとして機能する。そして、パラレルデータ出力用のラッチであるフリップフロップFF321〜FF32Nにより第2のラッチ部313−2が形成されている。
接続形態は基本的に図5の1:2シリアルパラレル変換回路313Aと同様である。したがって、ここではその詳細な説明は省略する。
また、図8中において、N個のパラレルデータにハッチングを付して示しているデータ位置が、コンマパターンが位置するコンマ位置を示している。
データシフト用のD型フリップフロップFF311〜FF31(N+1)は、第1のクロックCK1に同期して入力するシリアルデータSDTをラッチしてシフトする複数のラッチとして機能する。そして、データシフト用のラッチであるD型フリップフロップFF311〜FF31(N+1)により第1のラッチ部313−1が形成されている。
パラレルデータ出力用のフリップフロップFF321〜FF32Nは、第2のクロックCK2に同期して、第1のラッチ部313−1の各ラッチにラッチされたデータをラッチしてN個のパラレルデータを出力する複数のラッチとして機能する。そして、パラレルデータ出力用のラッチであるフリップフロップFF321〜FF32Nにより第2のラッチ部313−2が形成されている。
接続形態は基本的に図5の1:2シリアルパラレル変換回路313Aと同様である。したがって、ここではその詳細な説明は省略する。
また、図8中において、N個のパラレルデータにハッチングを付して示しているデータ位置が、コンマパターンが位置するコンマ位置を示している。
この場合、第2のクロックCK2の位相はN通りあるため、コンマパターンが位置するコンマ位置はN通りあるが、その分、クロックをN相持つ。したがって、スキュー生成部315は、コンマ位置検出部316によるコンマ位置情報CPIに応じて、多相のクロックP0〜P(N−1)から最適なクロックCLKを選択すればよい。
スキュー生成部315は、たとえば一番遅れていると検出されれば一番進んでいる位相のクロックCLKを選択(つまりSKEW量は最小に)し、一番進んでいると検出されれば一番遅れている位相のクロックCLKを選択(つまりSKEW量は最大に)すればよい。
スキュー生成部315が受け取るコンマ位置情報CPIについては、Nビットのパラレルデータとし、検出ビットのみ“1”とし、他ビットを“0”とするのが最も単純な例である。
もちろん1:Nのシリアルパラレル変換回路については図7に示した構成に限定するわけではなく、1:Nを何段かに分けても良い。
スキュー生成部315は、たとえば一番遅れていると検出されれば一番進んでいる位相のクロックCLKを選択(つまりSKEW量は最小に)し、一番進んでいると検出されれば一番遅れている位相のクロックCLKを選択(つまりSKEW量は最大に)すればよい。
スキュー生成部315が受け取るコンマ位置情報CPIについては、Nビットのパラレルデータとし、検出ビットのみ“1”とし、他ビットを“0”とするのが最も単純な例である。
もちろん1:Nのシリアルパラレル変換回路については図7に示した構成に限定するわけではなく、1:Nを何段かに分けても良い。
ここまで説明したように、本実施形態においては、シリアルデータSDTのコンマパターン位置に合わせて、多相のクロックP0〜P(N−1)のうち最適な位相のクロックを選択してスキュー調整を行う。
ただし、後段のシステムの許容スキューによっては、前に説明したようにクロックをN相持つ必要はなく、N/2相、N/3相・・・などとすることが可能であり、仕様に合わせて回路規模を縮小することが可能となる。
ただし、後段のシステムの許容スキューによっては、前に説明したようにクロックをN相持つ必要はなく、N/2相、N/3相・・・などとすることが可能であり、仕様に合わせて回路規模を縮小することが可能となる。
以下に図7のN=36として、12相クロックを用いた場合のタイミング例を示す。
図9(A)〜(D)は、図7のN=36として、12相クロックを用いた場合のタイミング例を示す図である。
図9(A)〜(D)は、図7のN=36として、12相クロックを用いた場合のタイミング例を示す図である。
シリアルデータSDTでのコンマ位置は一定であるが、シリアルパラレル変換回路313でデータラッチする第2のクロックCK2は、第1のクロックCK1から分周して生成され、図9(B)に示すように、C0〜C35の36パターン存在する。
よって、図9(C)に示すように、データラッチされるタイミングは36通りあり、コンマパターンがパラレルデータDQ36〜DQ1のどこに位置するかは36通り存在することになる。
データラッチする第2のクロックCK2が遅いほど、シフト(Shift)量が増えるため、コンマ位置はDQ*の*(数)が小さくなる。
そこで、図9(D)に示すように、36パラレルデータDQ36〜DQ1を3パラレルデータずつ12個のグループGRP1〜GRP12に区切り、それぞれに、12通りの異なるスキュー(SKEW)量をもたせるようにする。
スキュー調整後は、図9(C)の後半部(SKEW調整後と表示)のようになり、残留スキューは、最大でも2/36*CK2=1/18*CK2分となる。
この量が後段のシステムの許容スペック内に対し、十分小さければ、この例のように36相のクロックを持たなくとも、その1/3の12相のクロックでよいことになる。
よって、図9(C)に示すように、データラッチされるタイミングは36通りあり、コンマパターンがパラレルデータDQ36〜DQ1のどこに位置するかは36通り存在することになる。
データラッチする第2のクロックCK2が遅いほど、シフト(Shift)量が増えるため、コンマ位置はDQ*の*(数)が小さくなる。
そこで、図9(D)に示すように、36パラレルデータDQ36〜DQ1を3パラレルデータずつ12個のグループGRP1〜GRP12に区切り、それぞれに、12通りの異なるスキュー(SKEW)量をもたせるようにする。
スキュー調整後は、図9(C)の後半部(SKEW調整後と表示)のようになり、残留スキューは、最大でも2/36*CK2=1/18*CK2分となる。
この量が後段のシステムの許容スペック内に対し、十分小さければ、この例のように36相のクロックを持たなくとも、その1/3の12相のクロックでよいことになる。
次に、多相クロック生成部314の構成例を示す。
図10は、本実施形態に係る多相クロック生成部の構成例を示す回路図である。
図10は、本実施形態に係る多相クロック生成部の構成例を示す回路図である。
図10の多相クロック生成部314Aは、正相側のD型フリップフロップFF331〜FF33Nおよび逆相側のD型フリップフロップFF341〜FF34N、N分周器(A/N)DVD311、およびインバータINV311を含んで構成されている。
分周器DVD311は、CDR回路312による変換用クロックSPCLKをN分周する。
フリップフロップFF331〜FF33Nは、分周器DVD311の出力に対して、データ入力端D、データ出力端Qが縦続接続されており、クロック入力端には、正相のクロックSPCLKが共通に入力される。
フリップフロップFF341〜FF34Nは、分周器DVD311の出力に対して、データ入力端D、データ出力端Qが縦続接続されており、クロック入力端には、インバータINV311を介してクロックSPCLKと逆相のクロックが共通に入力される。
分周器DVD311は、CDR回路312による変換用クロックSPCLKをN分周する。
フリップフロップFF331〜FF33Nは、分周器DVD311の出力に対して、データ入力端D、データ出力端Qが縦続接続されており、クロック入力端には、正相のクロックSPCLKが共通に入力される。
フリップフロップFF341〜FF34Nは、分周器DVD311の出力に対して、データ入力端D、データ出力端Qが縦続接続されており、クロック入力端には、インバータINV311を介してクロックSPCLKと逆相のクロックが共通に入力される。
このように、図10の多相クロック生成部314Aは、N分周したクロックを分周前クロックCKの正相、逆相を使ってシフトさせる構成となっている。
図11は、図10の多相クロック生成部でN=6とした場合のタイミング関係を示す図である。
この例では、フリップフロップFF331〜FF336により多相クロックP0,P2,P4,P6,P8,P10が得られる。
また、フリップフロップFF341〜FF346により多相クロックP1,P3,P5,P7,P9,P11が得られる。
結果、多相クロック生成部では、P0〜P11の12相クロックが生成できる。
この例では、フリップフロップFF331〜FF336により多相クロックP0,P2,P4,P6,P8,P10が得られる。
また、フリップフロップFF341〜FF346により多相クロックP1,P3,P5,P7,P9,P11が得られる。
結果、多相クロック生成部では、P0〜P11の12相クロックが生成できる。
なお、この例では、シフトレジスタを使った多相クロック生成法について述べたが、この方法に限定するものではない。
以上説明したように、本実施形態によれば、入力されるシリアルデータのコンマ位置のタイミングが同じであれば、複数チャネル間のスキュー量を調整することが可能であり、同一IC間のみならず別ICに亘るチャネル間でも、スキュー調整が可能となる。
また、同一IC間であれば、本発明の実施形態によりチャネル間スキューは小さくできるので、いずれかのチャネルのクロックで、他チャネルと同期を取ることが非常に簡単な回路(逆相クロックでリタイミングする)で実現可能となる。
すなわち、本実施形態によれば、回路構成の複雑化、消費電力の増大を抑止しつつ、複数チャネル間の同期化が可能となり、高速シリアル通信に適用することができる。
また、同一IC間であれば、本発明の実施形態によりチャネル間スキューは小さくできるので、いずれかのチャネルのクロックで、他チャネルと同期を取ることが非常に簡単な回路(逆相クロックでリタイミングする)で実現可能となる。
すなわち、本実施形態によれば、回路構成の複雑化、消費電力の増大を抑止しつつ、複数チャネル間の同期化が可能となり、高速シリアル通信に適用することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
100・・・通信システム、200・・・送信装置、300・・・受信装置、310・・・位相調整回路、311・・・入力バッファ、312・・・CDR回路、313・・・シリアルパラレル変換回路、313−1・・・第1のラッチ部、313−2・・・第2のラッチ部、314・・・多相クロック生成部、315・・・スキュー生成部、316・・・コンマ位置検出部、317・・・デコーダおよびデスクランブラ。
Claims (11)
- クロックに応答して所定の位置に同期パターンが挿入されているシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換部と、
上記シリアルパラレル変換部によるパラレルデータの同期パターンの位置を検出する同期パターン位置検出部と、
上記同期パターン位置検出部で検出された同期パターン位置情報により、同期パターン位置に合わせて上記パラレルデータおよびクロックの位相を調整する調整部と
を有する位相調整回路。 - 上記シリアルパラレル変換部へのクロックを基に、位相の異なる複数のクロックを生成する多相クロック生成部を有し、
上記調整部は、
上記同期パターン位置検出部による上記同期パターン位置情報により、同期パターン位置に合わせて上記多相のクロックから最適となる位相のクロックを選択し、上記パラレルデータを選択したクロックに同期させたデータおよび選択したクロックを出力する
請求項1記載の位相調整回路。 - 上記シリアルパラレル変換部は、
第1のクロックに同期して入力するシリアルデータをラッチしてシフトする複数のラッチを含む第1のラッチ部と、
上記第1のクロックを分周した第2のクロックに同期して、上記第1のラッチ部の各ラッチにラッチされたデータをラッチしてN個のパラレルデータを出力する第2のラッチ部と、を含み、
上記同期パターン位置検出部は、
上記第2のラッチ部により出力されるN個のパラレルデータのいずれに上記同期パターンが含まれているかを検出して、上記第2のクロックの位相の進み遅れを判別し、当該クロックの位相の進み遅れを示す情報である同期パターン位置情報を上記調整部に出力する
請求項2記載の位相調整回路。 - 上記調整部は、
上記同期パターン位置情報により上記第2のクロックが所定量だけ位相が進んでいると、当該位相進み量に相当する量遅れている位相のクロックを選択し、
上記同期パターン位置情報により上記第2のクロックが所定量だけ位相が遅れていると、当該位相遅れ量に相当する量進んでいる位相のクロックを選択する
請求項3記載の位相調整回路。 - 上記N個のパラレルデータを連続するように、データを複数のグループに区切り、
上記多相クロック生成部は、
上記複数のグループに対応して、各グループごとに位相が異なる複数のクロックを生成する
請求項3または4記載の位相調整回路。 - データ線を伝播された同期パターンが挿入されたシリアルデータを受信し、受信したシリアルデータをパラレルデータに変換し、当該パラレルデータから取得した上記同期パターンの位置情報に応じてクロックおよびパラレルデータの位相を調整する位相調整回路を有し、
上記位相調整回路は、
クロックに応答して所定の位置に同期パターンが挿入されているシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換部と、
上記シリアルパラレル変換部によるパラレルデータの同期パターンの位置を検出する同期パターン位置検出部と、
上記同期パターン位置検出部で検出された同期パターン位置情報により、同期パターン位置に合わせて上記パラレルデータおよびクロックの位相を調整する調整部と、を含む
受信装置。 - 上記位相調整回路は、
上記シリアルパラレル変換部へのクロックを基に、位相の異なる複数のクロックを生成する多相クロック生成部を有し、
上記調整部は、
上記同期パターン位置検出部による上記同期パターン位置情報により、同期パターン位置に合わせて上記多相のクロックから最適となる位相のクロックを選択し、上記パラレルデータを選択したクロックに同期させたデータおよび選択したクロックを出力する
請求項6記載の受信装置。 - 上記シリアルパラレル変換部は、
第1のクロックに同期して入力するシリアルデータをラッチしてシフトする複数のラッチを含む第1のラッチ部と、
上記第1のクロックを分周した第2のクロックに同期して、上記第1のラッチ部の各ラッチにラッチされたデータをラッチしてN個のパラレルデータを出力する第2のラッチ部と、を含み、
上記同期パターン位置検出部は、
上記第2のラッチ部により出力されるN個のパラレルデータのいずれに上記同期パターンが含まれているかを検出して、上記第2のクロックの位相の進み遅れを判別し、当該クロックの位相の進み遅れを示す情報である同期パターン位置情報を上記調整部に出力する
請求項7記載の受信装置。 - 上記調整部は、
上記同期パターン位置情報により上記第2のクロックが所定量だけ位相が進んでいると、当該位相進み量に相当する量遅れている位相のクロックを選択し、
上記同期パターン位置情報により上記第2のクロックが所定量だけ位相が遅れていると、当該位相遅れ量に相当する量進んでいる位相のクロックを選択する
請求項8記載の受信装置。 - 上記位相調整回路は、
上記N個のパラレルデータを連続するように、データを複数のグループに区切り、
上記多相クロック生成部は、
上記複数のグループに対応して、各グループごとに位相が異なる複数のクロックを生成する
請求項8または9記載の受信装置。 - 所定の位置に同期パターンが挿入されたシリアルデータをデータ線に送信する送信装置と、
上記データ線を伝播された上記同期パターンが挿入されたシリアルデータを受信する受信装置と、を有し、
上記受信装置は、
受信したシリアルデータをパラレルデータに変換し、当該パラレルデータから取得した上記同期パターンの位置情報に応じてクロックおよびパラレルデータの位相を調整する位相調整回路を含み、
上記位相調整回路は、
クロックに応答して所定の位置に同期パターンが挿入されているシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル変換部と、
上記シリアルパラレル変換部によるパラレルデータの同期パターンの位置を検出する同期パターン位置検出部と、
上記同期パターン位置検出部で検出された同期パターン位置情報により、上記パラレルデータおよびクロックの位相を調整する調整部と、を含む
通信システム。
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