JP2012064493A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光ダイオードを光源とする車両用灯具において、その製造コストを大幅に低減させる。
【解決手段】灯具前後方向に延びる光軸Ax上において鉛直下方へ向けて配置された発光ダイオード22からの光を、灯具前方へ向けて反射させるリフレクタ24と、その反射光を灯具前方へ向けて拡散偏向透過させるレンズ26とを、光軸Axを含む鉛直面に沿った断面形状が略C字形状に設定された透光部材30の一部としてそれぞれ構成する。これにより、両者の位置関係精度を高め、かつ、灯具部品点数の削減を図る。その上で、リフレクタ24の後面24bを、光軸Axに関して放射状に延びる複数の突条部24sで構成するとともに、これら各突条部24sを断面楔形の全反射プリズムで構成する。これにより、従来のように、透光部材30の一部にリフレクタ24としての光反射機能を持たせるために、その表面にアルミ蒸着等の反射処理を施す必要をなくす。
【選択図】図3

Description

本願発明は、発光ダイオードを光源とする車両用灯具に関するものである。
多くの車両用灯具は、光源からの光をリフレクタで灯具前方へ向けて反射させて、この反射光をレンズで灯具前方へ向けて拡散偏向透過させるように構成されている。
「特許文献1」には、このような車両用灯具において、その光源が、灯具前後方向に延びる光軸上において斜め上後方へ向けて配置された発光ダイオードで構成されるとともに、そのリフレクタおよびレンズが、光軸を含む鉛直面に沿った断面形状が略C字形状に設定された透光部材の一部として、それぞれ構成されたものが記載されている。
なお「特許文献2」には、車両用灯具のリフレクタとして、その後面が灯具前後方向に延びる光軸に関して放射状に延びる複数の突条部で構成されるとともに、これら各突条部が、光軸と直交する平面に沿った断面形状が略V字形状に設定された全反射プリズムで構成されたものが記載されている。
特開2010−40484号公報 特開2006−338985号公報
上記「特許文献1」に記載された車両用灯具のように、リフレクタおよびレンズを透光部材の一部としてそれぞれ構成するようにすれば、リフレクタとレンズとの位置関係精度を高めることができるとともに、灯具部品点数の削減を図ることができる。
しかしながら、この「特許文献1」に記載された車両用灯具においては、透光部材にリフレクタとしての光反射機能を持たせるため、その表面の一部にアルミ蒸着等の反射処理が施された構成となっている。このため、部品点数が削減されているにもかかわらず、車両用灯具の製造コストを大幅に低減させることができない、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発光ダイオードを光源とする車両用灯具において、その製造コストを大幅に低減させることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、リフレクタおよびレンズを透光部材の一部としてそれぞれ構成した上で、リフレクタの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
発光ダイオードと、この発光ダイオードからの光を灯具前方へ向けて反射させるリフレクタと、このリフレクタで反射した上記発光ダイオードからの光を灯具前方へ向けて拡散偏向透過させるレンズと、を備えてなる車両用灯具において、
上記発光ダイオードが、灯具前後方向に延びる光軸上において該光軸と交差する所定方向へ向けて配置されており、
上記リフレクタおよび上記レンズが、上記所定方向に延びる軸線と上記光軸とを含む基準平面に沿った断面形状が略C字形状に設定された透光部材の一部として、それぞれ構成されており、
上記リフレクタの後面が、上記光軸に関して放射状に延びる複数の突条部で構成されており、
これら各突条部が、断面楔形の全反射プリズムで構成されている、ことを特徴とするものである。
上記「車両用灯具」は、特定種類の車両用灯具に限定されるものではなく、例えば、テールランプ、ストップランプ、クリアランスランプ、ハイマウントストップランプ、デイタイムランニングランプ等が採用可能である。
上記「所定方向」は、光軸と交差する方向であれば、灯具前後方向と直交する方向であってもよいし、これとは異なる方向であってもよい。
上記「レンズ」は、リフレクタで反射した発光ダイオードからの光を灯具前方へ向けて拡散偏向透過させる構成となっているが、ここで「拡散偏向透過」とは、拡散のみ、偏向のみ、拡散および偏向、のいずれかの制御を透過光に対して行うことを意味するものである。
上記「突条部」とは、線状に延びる突起部を意味するものである。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用灯具は、発光ダイオードからの光をリフレクタで灯具前方へ向けて反射させて、この反射光をレンズで灯具前方へ向けて拡散偏向透過させる構成となっているが、その発光ダイオードは、灯具前後方向に延びる光軸と交差する所定方向へ向けて配置されており、そのリフレクタおよびレンズは、上記所定方向に延びる軸線と光軸とを含む基準平面に沿った断面形状が略C字形状に設定された透光部材の一部として、それぞれ構成されているので、リフレクタとレンズとの位置関係精度を高めることができるとともに、灯具部品点数の削減を図ることができる。
その上で、本願発明に係る車両用灯具は、そのリフレクタの後面が灯具前後方向に延びる光軸に関して放射状に延びる複数の突条部で構成されるとともに、これら各突条部が、断面楔形の全反射プリズムで構成されているので、リフレクタの略全領域にわたって、その後面での全反射を実現することができる。このため、従来のように、透光部材の一部にリフレクタとしての光反射機能を持たせるために、その表面にアルミ蒸着等の反射処理を施す必要をなくすことができる。そしてこれにより、灯具部品点数の削減効果と相俟って、車両用灯具の製造コストを大幅に低減させることができる。
このように本願発明によれば、発光ダイオードを光源とする車両用灯具において、その製造コストを大幅に低減させることができる。
上記構成において、発光ダイオードおよび透光部材が、上記基準平面と直交する方向に並列で複数組配置された構成とした上で、これら各組の透光部材が、単一の透光部材集合体として互いに一体で形成された構成とすれば、灯具部品点数の増大を抑えた上で、灯具発光面積を大きくすることができる。その際、これら各組の発光ダイオードおよび透光部材は、上記基準平面と直交する方向に関して灯具前後方向に互いに揃った位置に配置されていてもよいし灯具前後方向に互いにずれた位置に配置されていてもよい。
この場合において、各組の発光ダイオードが、単一の光源支持部材に位置決め固定された構成とした上で、透光部材集合体が、各組の透光部材相互の連結部分において光源支持部材に位置決め固定された構成とすれば、灯具部品点数の増大を抑えた上で、各組における発光ダイオードと透光部材との位置関係精度を高めることができる。その際、この透光部材集合体の光源支持部材への位置決め固定は、各組の透光部材相互の連結部分において行われているので、この位置決め固定が行われていることに起因して、各組の透光部材のリフレクタおよびレンズとしての光学的な機能に支障が生じてしまうおそれを回避することができる。
上記構成において、レンズの前面に複数の拡散レンズ素子が形成された構成とすれば、略C字形状に設定された透光部材の内周側の表面に複雑な凹凸形状を形成することなく、レンズとしての拡散偏向透過機能を確保することができる。そしてこれにより、透光部材の成形を容易に行うことができる。
その際、このようにレンズの前面に複数の拡散レンズ素子が形成された構成とした上で、レンズの後面に上記基準平面と略平行に延びる複数の拡散レンズ素子が形成された構成とすれば、レンズの前面に形成される複数の拡散レンズ素子の形状をより単純なものとすることができる。なお、このようにレンズの後面に複数の拡散レンズ素子が形成された構成とした場合においても、これら各拡散レンズ素子は上記基準平面と略平行に延びるように形成されているので、透光部材の成形容易化を阻害してしまうおそれを最小限に抑えることができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す部分断面正面図であって、図2のI−I線断面図 図1のII−II線断面図 図1のIII−III線断面詳細図 図1のIV−IV線断面詳細図 図3のV部詳細斜視図 上記実施形態の変形例に係る車両用灯具を示す、図3と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す部分断面正面図であって、図2のI−I線断面図である。また、図2は、そのII−II線断面図である。さらに、図3は、図1のIII−III線断面詳細図であり、図4は、図1のIV−IV線断面詳細図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の右前端部に配置されるクリアランスランプであって、ランプボディ12とその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、車両前後方向(すなわち灯具前後方向)に延びる光軸Axを有する4つの灯具ユニット20が組み込まれた構成となっている。
これら4つの灯具ユニット20は、いずれも同様の構成を有しており、車幅方向に並列で配置されている。
各灯具ユニット20は、発光ダイオード22と、この発光ダイオード22からの光を灯具前方へ向けて反射させるリフレクタ24と、このリフレクタ24で反射した発光ダイオード22からの光を灯具前方へ向けて拡散偏向透過させるレンズ26とを備えた構成となっている。
発光ダイオード22は、光軸Ax上において該光軸Axと交差する所定方向(本実施形態においては鉛直下方)へ向けて配置されている。正確には、この発光ダイオード22は、その発光中心Oを光軸Ax上に位置させた状態で、その発光面を鉛直下方へ向けるようにして配置されている。
リフレクタ24およびレンズ26は、発光中心Oを通るようにして鉛直下方へ延びる軸線Ax1と光軸Axとを含む基準平面(本実施形態においては光軸Axを含む鉛直面)に沿った断面形状が略C字形状に設定された透光部材30の一部として、それぞれ構成されている。
その際、この透光部材30は、略C字形状の断面形状が下向きに凸となるようにして配置されており、その後部領域がリフレクタ24を構成しており、その前部領域がレンズ26を構成している。この透光部材30は、その後部上端縁(すなわちリフレクタ24の上端縁)が、光軸Axのやや下方に位置しており、その前部上端縁(すなわちレンズ26の上端縁)が、光軸Axよりも下方でかつ後部上端縁よりもやや上方に位置している。
各灯具ユニット20の透光部材30は、単一の透光部材集合体50として互いに一体で形成されている。
この透光部材集合体50は、無色透明なアクリル樹脂等により構成されている。また、この透光部材集合体50は、その透光カバー14が車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて回り込むように形成されているのに対応させて、各透光部材30の位置が車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて徐々に灯具後方側へ変位するように形成されている。そして、この透光部材集合体50における各透光部材30相互の連結部分50aには、鉛直上方へ突出する段付きボス50bが形成されている。
各灯具ユニット20の発光ダイオード22は、支持基板32を介して単一の光源支持部材40に位置決め固定されている。
すなわち、光源支持部材40は、水平面に沿って延びる板状部材として構成されており、その下面には、各灯具ユニット20に対応する位置に、位置決め用凹部40aがそれぞれ形成されている。一方、各灯具ユニット20の発光ダイオード22は、それぞれ支持基板32に固定支持されており、この支持基板32が、光源支持部材40の位置決め用凹部40aに嵌め込まれた状態で、光源支持部材40に固定されている。
光源支持部材40は、アルミニウム等の金属製部材であって、各発光ダイオード22で発生する熱を逃がすためのヒートシンクとして構成されている。この光源支持部材40の上面には、各灯具ユニット20に対応する位置に、位置決め用突起部40bがそれぞれ形成されている。そして、この光源支持部材40は、これら各位置決め用突起部40bをランプボディ12の上面壁に当接させた状態で、その周縁部において、ランプボディ12の側面壁および後面壁に形成されたリブ12aに載置固定されている。
この光源支持部材40は、その前端面に当接するカバー部材42によって覆われている。このカバー部材42は、光源支持部材40の下面側へ回り込むようにして断面略L字形状に形成されており、その下端面は、透光部材30の後部上端縁と略同じ高さに位置している。そして、このカバー部材42が配置されることにより、灯具正面視において、光源支持部材40および各灯具ユニット20の発光ダイオード22が直接見えてしまわないようにしている。
透光部材集合体50は、各灯具ユニット20の透光部材30相互の連結部分50aにおいて光源支持部材40に位置決め固定されている。
すなわち、光源支持部材40には、透光部材集合体50における各透光部材30相互の連結部分50aに形成された各段付きボス50bと対応する位置に、該光源支持部材40を上下方向に貫通する貫通孔40cが形成されている。そして、これら各貫通孔40cに各段付きボス50bの上部が挿入された状態で、透光部材集合体50が光源支持部材40に接着固定されることにより、その位置決め固定が行われるようになっている。
次に、各灯具ユニット20におけるリフレクタ24の具体的な構成について説明する。
このリフレクタ24は、灯具正面視において矩形の外形形状を有している。
このリフレクタ24の前面24aは、光軸Axを中心軸とするとともに発光ダイオード22の発光中心Oを焦点とする回転放物面で構成されている。一方、このリフレクタ24の後面24bは、光軸Axに関して放射状に延びる複数の突条部24sで構成されている。これら各突条部24sは、断面楔形の全反射プリズムで構成されている。
図5は、図3のV部詳細斜視図であって、リフレクタ24の一部を切り出して示す図である。
同図に示すように、各突条部24sを構成する1対の斜面は、いずれも凸曲面で構成されており、そのプリズム頂角は、リフレクタ24の前面24aに対して面直な断面内において約90°に設定されている。また、これら各突条部24sは、光軸Axから離れるに従って、その断面形状が徐々に大きくなるように形成されている。そしてこれにより、これら各突条部24sは、発光中心Oからリフレクタ24の前面24aに到達してその内部に進入した光を、該突条部24sで全反射させて、これを光軸Axと平行な方向へ反射させるようになっている。なお、発光中心Oからリフレクタ24の前面24aに到達した光の一部は、この前面24aで表面反射するが、その反射光も光軸Axと平行な方向へ向かう光となる。
次に、各灯具ユニット20におけるレンズ26の具体的な構成について説明する。
このレンズ26も、灯具正面視において矩形の外形形状を有しており、その大きさがリフレクタ24と略同一サイズに設定されている。
このレンズ26の前面26aには、複数の拡散レンズ素子26sが形成されている、これら各拡散レンズ素子26sは、縦横の格子状に区分けされた複数のセグメントに割り付けられた魚眼レンズで構成されており、リフレクタ24からの反射光を上下方向および左右方向に拡散させるようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、発光ダイオード22からの光をリフレクタ24で灯具前方へ向けて反射させて、この反射光をレンズ26で灯具前方へ向けて拡散偏向透過させる構成となっているが、その発光ダイオード22は、鉛直下方へ向けて配置されており、そのリフレクタ24およびレンズ26は、光軸Axを含む鉛直面に沿った断面形状が略C字形状に設定された透光部材30の一部として、それぞれ構成されているので、リフレクタ24とレンズ26との位置関係精度を高めることができるとともに、灯具部品点数の削減を図ることができる。
その上で、本実施形態に係る車両用灯具10は、そのリフレクタ24の後面24bが灯具前後方向に延びる光軸Axに関して放射状に延びる複数の突条部24sで構成されるとともに、これら各突条部24sが、断面楔形の全反射プリズムで構成されているので、リフレクタ24の略全領域にわたって、その後面24bでの全反射を実現することができる。このため、従来のように、透光部材30の一部にリフレクタ24としての光反射機能を持たせるために、その表面にアルミ蒸着等の反射処理を施す必要をなくすことができる。そしてこれにより、灯具部品点数の削減効果と相俟って、車両用灯具10の製造コストを大幅に低減させることができる。
このように本実施形態によれば、発光ダイオード22を光源とする車両用灯具10において、その製造コストを大幅に低減させることができる。
しかも本実施形態においては、発光ダイオード22および透光部材30が、車幅方向に並列で複数組配置されており、そして、これら各灯具ユニット20の透光部材30が、単一の透光部材集合体50として互いに一体で形成されているので、灯具部品点数の増大を抑えた上で、灯具発光面積を大きくすることができる。
その際、各灯具ユニット20の発光ダイオード22は、単一の光源支持部材40に位置決め固定されており、そして、透光部材集合体50は、各灯具ユニット20の透光部材30相互の連結部分50aにおいて光源支持部材40に位置決め固定されているので、灯具部品点数の増大を抑えた上で、各組における発光ダイオード22と透光部材30との位置関係精度を高めることができる。また、この透光部材集合体50の光源支持部材40への位置決め固定は、各灯具ユニット20の透光部材30相互の連結部分50aにおいて行われているので、この位置決め固定が行われていることに起因して、各灯具ユニット20の透光部材30のリフレクタ24およびレンズ26としての光学的な機能に支障が生じてしまうおそれを回避することができる。
また本実施形態においては、レンズ26の前面26aに複数の拡散レンズ素子26sが形成されているので、略C字形状に設定された透光部材30の内周側の表面に複雑な凹凸形状を形成することなく、レンズ26としての拡散偏向透過機能を確保することができる。そしてこれにより、透光部材30の成形を容易に行うことができる。
さらに本実施形態においては、発光ダイオード22が鉛直下方へ向けて配置されるとともに、透光部材30がその略C字形状の断面形状が下向きに凸となるようにして配置されているので、透光カバー14を介して灯室内を観察したときに、発光ダイオード22が見えにくくなるようにすることができる。特に本実施形態においては、光源支持部材40を灯具前方側から覆うカバー部材42が配置されているので、灯具正面視において、発光ダイオード22が直接見えてしまわないようにすることが容易に可能となる。
また実施形態においては、リフレクタ24の前面24aが、光軸Axを中心軸とするとともに発光ダイオード22の発光中心Oを焦点とする回転放物面で構成されているので、その前面24aで反射した発光中心Oからの光だけでなく、その後面24bで反射した発光中心Oからの光についても、光軸Axと平行な方向へ向かう光とすることができ、これによりレンズ26による拡散偏向制御を容易に行うことができる。
なお、このようにリフレクタ24の前面24aが、光軸Axを中心軸とするとともに発光ダイオード22の発光中心Oを焦点とする回転放物面で構成されていない場合においても、略同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態においては、発光ダイオード22の発光中心Oが光軸Ax上に位置しているものとして説明したが、発光中心Oからずれた位置が光軸Ax上に位置している場合においても、上記実施形態と略同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態においては、発光ダイオード22が鉛直下方へ向けて配置されている場合について説明したが、鉛直下方に対して前後方向または左右方向に傾斜した方向、あるいは、左側方、右側方または鉛直上方等へ向けて配置されている場合においても、上記実施形態と略同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態においては、車両用灯具10として4つの灯具ユニット20を備えている場合について説明したが、これ以外の個数の灯具ユニット20を備えている場合においても、上記実施形態と略同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態においては、車両用灯具10が車両の右前端部に配置されるクリアランスランプである場合について説明したが、車両の左前端部に配置されるクリアランスランプである場合、あるいは他の種類の灯具である場合においても、上記実施形態と略同様の作用効果を得ることができる。さらに、上記実施形態に係る車両用灯具10を、夜間走行時にはクリアランスランプとして用いる一方、昼間走行時には各発光ダイオード22の輝度を高めてデイタイムランニングランプとして用いるようにすることも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図6は、本変形例に係る車両用灯具110を示す、図3と同様の図である。
同図に示すように、この車両用灯具110の基本的な構成は、上記実施形態に係る車両用灯具10の場合と同様であるが、各灯具ユニット20におけるレンズ126の構成が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例においても、透光部材130の一部としてリフレクタ24およびレンズ126がそれぞれ構成されており、そのレンズ126の前面126aに複数の拡散レンズ素子126s1が形成されているが、その後面126bにも複数の拡散レンズ素子126s2が形成された構成となっている。
その際、後面126bに形成された複数の拡散レンズ素子126s2は、鉛直方向に延びるようにして縦縞状に形成されており、一方、前面126aに形成された複数の拡散レンズ素子126s1は、水平方向に延びるようにして横縞状に形成されている。そしてこれにより、リフレクタ24からの反射光を、各拡散レンズ素子126s2で左右方向に拡散させるようにしてレンズ126に入射させた後、各各拡散レンズ素子126s1で上下方向に拡散させるようにしてレンズ126から出射させるようになっている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
そして、本変形例の構成を採用することにより、レンズ126の前面126aに形成される複数の拡散レンズ素子126s1の形状をより単純なものとすることができる。なお、このようにレンズ126の後面126bに複数の拡散レンズ素子126s2が形成された構成とした場合においても、これら各拡散レンズ素子は鉛直方向に延びるようにして縦縞状に形成されているので、透光部材130の成形容易化を阻害してしまうおそれを最小限に抑えることができる。
なお、上記実施形態および変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
10、110 車両用灯具
12 ランプボディ
12a リブ
14 透光カバー
20 灯具ユニット
22 発光ダイオード
24 リフレクタ
24a、26a、126a 前面
24b、126b 後面
24s 突条部
26、126 レンズ
26s、126s1、126s2 拡散レンズ素子
30、130 透光部材
32 支持基板
40 光源支持部材
40a 位置決め用凹部
40b 位置決め用突起部
40c 貫通孔
42 カバー部材
50 透光部材集合体
50a 連結部分
50b 段付きボス
Ax 光軸
Ax1 軸線
O 発光中心

Claims (5)

  1. 発光ダイオードと、この発光ダイオードからの光を灯具前方へ向けて反射させるリフレクタと、このリフレクタで反射した上記発光ダイオードからの光を灯具前方へ向けて拡散偏向透過させるレンズと、を備えてなる車両用灯具において、
    上記発光ダイオードが、灯具前後方向に延びる光軸上において該光軸と交差する所定方向へ向けて配置されており、
    上記リフレクタおよび上記レンズが、上記所定方向に延びる軸線と上記光軸とを含む基準平面に沿った断面形状が略C字形状に設定された透光部材の一部として、それぞれ構成されており、
    上記リフレクタの後面が、上記光軸に関して放射状に延びる複数の突条部で構成されており、
    これら各突条部が、断面楔形の全反射プリズムで構成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記発光ダイオードおよび上記透光部材が、上記基準平面と直交する方向に並列で複数組配置されており、
    上記各組の透光部材が、単一の透光部材集合体として互いに一体で形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記各組の発光ダイオードが、単一の光源支持部材に位置決め固定されており、
    上記透光部材集合体が、上記各組の透光部材相互の連結部分において上記光源支持部材に位置決め固定されている、ことを特徴とする請求項2記載の車両用灯具。
  4. 上記レンズの前面に、複数の拡散レンズ素子が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の車両用灯具。
  5. 上記レンズの後面に、上記基準平面と略平行に延びる複数の拡散レンズ素子が形成されている、ことを特徴とする請求項4記載の車両用灯具。
JP2010208972A 2010-09-17 2010-09-17 車両用灯具 Expired - Fee Related JP5557665B2 (ja)

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