JP2012061168A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】外筐の天板に設けた投入口と洗濯槽の上部開口とを、取外しが容易な伸縮チューブにより連結し、天板の分解を伴う保守点検作業を容易に実施可能な洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】洗濯槽の外槽30の上部開口を縁取る連結部材8に、斜め内側上向きに突出する固定座80を設ける。伸縮チューブ6の下部ブラケット61を、伸縮チューブ6の内側において固定座80に重ね、この固定座80に形成したねじ孔81に螺合する固定ねじ9の締め付けにより洗濯槽の外槽30の周縁部を固定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、縦姿勢に支持された洗濯槽を備える縦型の洗濯乾燥機に関する。
縦型の洗濯乾燥機は、外筐の内部に縦姿勢で支持された洗濯槽を備え、該洗濯槽内に投入された衣類の洗濯及び脱水に加えて、乾燥までも実施可能に構成されている(例えば、特許文献1参照)。
洗濯槽は、共に有底円筒形をなす外槽及び内槽を、一側の開口を上向きとし同軸上に組み合わせて構成されている。外槽は、複数本の支持棒により外筐内に吊り下げ支持されている。外槽及び内槽の上部開口は、外筐の天板に開閉自在に設けた衣類の投入口に臨ませてある。内槽の底部には、パルセータが設けてある。内槽及びパルセータは、外槽の底部に突出するモータの出力端にクラッチを介して連結され、前記クラッチの切換えにより各別に回転駆動されるように構成されている。更に、外筐の内部には、洗濯槽の内外に乾燥風を循環させる循環風路が設けられている。
以上の如く構成された洗濯乾燥機の洗濯運転は、外筐上部の投入口から洗濯槽内に衣類を投入し、該洗濯槽内に適量の洗濯水を給水した後、内槽底部のパルセータを回転させて実施される。洗濯槽内の衣類は、パルセータの回転により洗濯水と共に撹拌されて洗濯される。また脱水運転は、洗濯槽内の洗濯水を排水した後、内槽を高速回転させて実施される。洗濯槽内の衣類は、内槽の壁面に張り付いた状態で回転し、遠心力の作用により脱水される。
更に、乾燥運転は、前記循環風路内に乾燥風を循環させることにより実施され、洗濯槽(内槽)内の衣類は、乾燥風との接触を繰り返すことで乾燥する。循環風路内には、冷却部及び加熱部が設けられており、洗濯槽から送り出される乾燥風中の水分は、冷却部の通過時に凝縮除去され、その後、加熱部の通過時に加熱され、乾燥した温風となって洗濯槽内に送り込まれて衣類に当たり、該衣類から水分を奪って循環風路内に送り出される。内槽底部のパルセータは、乾燥運転中にも回転駆動され、洗濯槽(内層)内に乾燥風を送り込むファンとして機能する。
特開平11−347280号公報
さて、以上の如き洗濯乾燥機においては、乾燥運転中に乾燥風の漏れ出しを防止するために、洗濯槽の内部を気密に封止する必要がある。一部の洗濯乾燥機においては、外筐の投入口を開閉する外蓋に加えて、洗濯槽(外槽)の上部開口を開閉する内蓋を設け、該内蓋を閉止することにより洗濯層の気密を保つようにしてあるが、この構成においては、洗濯、乾燥前の衣類の投入、及び洗濯、乾燥後の衣類の取出しに際し、外蓋及び内蓋を開閉する手間を要し、使い勝手が悪いという問題がある。
特許文献1に記載の洗濯乾燥機においては、外筐の天板に設けた投入口と外槽の上部開口との間を蛇腹形に成形された伸縮チューブによって連結し、内蓋を設けずに洗濯槽内の気密を保つようにしている。伸縮チューブは、ゴム製であり、運転中に生じる洗濯槽の振動を吸収し、外筐への伝播を防止する作用もなしている。
以上の如き伸縮チューブは、前述した振動による脱落を防止するために、外筐の天板と洗濯槽(外槽)の上縁とに強固に取付ける必要がある。特許文献1には、伸縮チューブの取付け手段についての記載は存在しないが、従来一般的には、ゴム製の伸縮チューブの両端部に固定用の樹脂製のブラケットを連設し、一方のブラケットを、前記投入口の外側を囲うように天板に取付け、該天板を外筐の上面に被せるように取付けた後、外筐内に延びる伸縮チューブの下端に設けた他方のブラケット(下部ブラケット)を外槽の上部周縁に固定する手順により取付けられている。
下部ブラケットは、周方向の複数箇所に下向きに突設された係合爪を備えている。夫々の係合爪は、外槽の上部周縁に上方から押し付けることにより内外に開き、該周縁を過ぎた位置で弾性復帰して、前記周縁を内外両側から掴持するように構成されており、組立て作業者は、伸縮チューブを外筐の天板を取り付けた後、外槽の上部周縁に下部ブラケットを当てて下方に押し込むことにより、伸縮チューブによる外筐と洗濯槽との連結を簡易に実現することができる。
一方、縦型の洗濯乾燥機において、投入口が設けられた外筐の天板には、使用者が操作する操作部、該操作部の操作に従って各部を制御する制御部等、洗濯乾燥機の運転に必要な部品が多く組み込まれていることから、該天板は、使用開始後の故障時に、点検、修理のために分解する必要がある。
この分解は、組立ての場合とは逆に、伸縮チューブの下部ブラケットを外槽から外し、その後に天板の固定を解除して、伸縮チューブと共に天板を取外す手順で行われる。しかしながら、伸縮チューブの下部ブラケットは、前述したように、外槽の上部周縁を内外から掴持して取付けてあり、天板を固定した状態で投入口の開口を経て下部ブラケットを取り外すことは困難であり、点検、修理のための天板の分解に多大の手間を要するという問題がある。
下部ブラケットの取り外しを容易にするためには、外槽周縁の掴持強度を弱めることが有効であるが、このようにした場合、運転中に発生する洗濯槽の振動により伸縮チューブが外れる虞れがあるという新たな問題が発生する。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、外筐の天板に設けた投入口と洗濯槽の上部開口とを、高い連結強度を保ちながら、取外し容易な伸縮チューブにより連結し、天板の分解を伴う保守点検作業を容易に実施可能な洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、外筐の内部に縦姿勢に支持された洗濯槽を備え、該洗濯槽の上部開口と、前記外筐の天板に開設された衣類の投入口との間を、前記天板の内面及び前記洗濯槽の周縁部に各別のブラケットを介して固定された伸縮チューブにより封止してある洗濯乾燥機において、前記周縁部に固定される下部ブラケットは、前記伸縮チューブの内側において、前記周縁部に形成されたねじ孔に螺合する固定ねじにより固定してあることを特徴とする。
本発明においては、洗濯槽の周縁部に伸縮チューブを固定する下部ブラケットを、伸縮チューブの内側で操作可能な固定ねじにより前記周縁部に固定し、天板の分解のための伸縮チューブの取外しを、天板に開設された衣類の投入口から固定ねじを操作することにより簡易に実現する。
また本発明に係る洗濯乾燥機は、前記ねじ孔が、前記洗濯槽の内側に向けて斜めに形成してあることを特徴とする。
この発明においては、伸縮チューブの固定ねじが、洗濯槽の周縁部に内向きに傾斜して設けられたねじ孔に螺合しており、該固定ねじの頭部が伸縮チューブの内側に向いた状態となり、緩め又は締め付け操作を容易に行わせることができる。
また本発明に係る洗濯乾燥機は、前記下部ブラケットが、周方向の複数箇所に、前記周縁部の内周に係合し、径方向に可撓性を有する係合爪を備えることを特徴とする。
この発明においては、下部ブラケットに設けた係合爪が、夫々の周方向位置にて洗濯槽の内周縁に係合し、洗濯槽と伸縮チューブを仮止めする作用をなし、伸縮チューブの着脱のための固定ねじの操作を、洗濯槽の位置ずれの虞れなく容易に実施することができる。係合爪の係合は、伸縮チューブの内側、即ち、投入口から見通せる範囲での操作により解除することができ、伸縮チューブの取り外しを阻害しない。
本発明に係る洗濯乾燥機においては、伸縮チューブの下部ブラケットが洗濯槽の周縁部にねじ止め固定してあるから、伸縮チューブの着脱を、外筐の天板に開設された投入口から見通せる範囲での固定ねじの操作により容易に実現することができ、天板の分解を伴う保守点検作業を容易に実施することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
本発明に係る洗濯乾燥機の全体構成を略示する縦断面図である。 伸縮チューブの斜視図である。 伸縮チューブの取付け構造の説明図である。 伸縮チューブの取付け構造の説明図である。 伸縮チューブの取付け構造の説明図である。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る洗濯乾燥機の全体構成を略示する縦断面図である。
図示のように洗濯乾燥機1は、外筐2の内部に洗濯槽3を備えている。洗濯槽3は、共に有底円筒形をなす外槽30及び内槽31を備えている。外槽30は、一側の開口を上に向け、複数本の支持棒32、32…(1本のみ図示)により、外筐2の内部に吊り下げ支持されている。支持棒32,32…は、公知のように、バネ及びダンパを並設し、制振機能を有するように構成されている。
外槽30の底面中央部には、排水受け33が設けてあり、該排水受け33は、外筐2の外部に延びる排水路34に連結されている。排水路34の中途部には、排水弁35が設けてある。排水弁35は、外部から与えられる動作指令に応じて開閉される電磁弁である。外槽30の内部には、排水弁35が閉である状態で水を溜めることができ、外槽30内の水は、排水弁35を開とすることで、排水路34を介して外筐2外へ排水することができる。
外槽30の底部外面には、駆動モータ4が取り付けてある。駆動モータ4の出力端は、排水受け33の底面を経て外槽30の内側中央に突設された駆動軸40にクラッチ41を介して接続されている。駆動軸40は、内外二重に組み合わされた軸であり、駆動モータ4の回転は、クラッチの切換えにより、駆動軸40の外軸又は内軸に選択的に伝達されるように構成されている。
内槽31は、一側の開口を上に向け、外槽30の内部に同軸をなして収容され、外槽30の底部に突出する前記駆動軸40の外軸に連結されている。このように連結された内槽31は、前記外軸を介して伝えられる駆動モータ4の回転に応じて、外槽30の内部で同軸上にて回転する。また内槽31の上部開口には、流体バランサ36が周設されている。該流体バランサ36は、内部に封入した流体の移動により、内槽31の回転に伴う振動を抑制する公知の動作をなす。
内槽31の周壁には、小径の通水孔37,37…が多数(一部のみ図示)形成されており、内槽31と外槽30との間では、これらの通水孔37,37…を経て水の出入りが可能である。なお内槽31は、本願出願人により先に提案されているように、上部開口に向けてテーパ状に拡径する円筒とし、上部開口近傍の周壁のみに通水孔を設けた構成であってもよい。
内槽31の底部には、パルセータ5が設けてある。該パルセータ5は、外槽30の底部に突出する前記駆動軸40の外軸に連結されている。このように連結されたパルセータ5は、前記外軸を介して伝えられる駆動モータ4の回転に応じて内槽31の底面上で回転する。パルセータ5は、公知のように、上面に放射状の羽根を有しており、パルセータ5が回転した場合、内槽31内の水は、前記羽根の作用により撹拌されるようになしてある。駆動モータ4の回転は、クラッチ41の切換えにより内槽31及びパルセータ5に選択的に伝えられ、内槽31及びパルセータ5は、各別に回転駆動される。
外筐2の上部には、全面を塞ぐように天板20が取り付けられている。天板20には、上蓋21による開閉自在に衣類の投入口22が開設されている。該投入口22は、外筐2内に配した洗濯槽3(外槽30及び内槽31)の上部開口に臨ませてある。使用者は、洗濯乾燥機1の前位置(図の左側)に立ち、図1中に2点鎖線に示すように上蓋21を開放し、天板20に開口する投入口22から衣類を投入することができ、投入された衣類は、洗濯槽3(内槽31)の内部に収容されるようになしてある。
実施の形態の洗濯乾燥機1において、外筐2の天板20と、洗濯槽3(外槽30)との間は、蛇腹形に成形された伸縮チューブ6によって連結されている。伸縮チューブ6は、ゴム製であり、その上端部は、上部ブラケット60を介して天板20の内面に固定されており、その下端部は、下部ブラケット61を介して外槽30の上部開口を縁取る上部周縁に後述するように固定されている。
このように取り付けられた伸縮チューブ6は、洗濯槽3の上部開口を塞ぎ、内外を気密に封止する。伸縮チューブ6は、内槽31又はパルセータ5の回転に伴う外槽30の振動に追随し、蛇腹の変形を伴って上下方向に伸縮するから、洗濯槽3の内外の封止状態は、内槽31又はパルセータ5が回転する洗濯乾燥機1の運転中にも維持される。
洗濯乾燥機1は、更に、乾燥風を循環させるための循環風路7を備えている。循環風路7は、洗濯槽3の底部に連通する排水路34の中途で分岐され、前記洗濯槽3の後側に沿って上方に延び、更に、外槽30の上端部近傍の周壁を貫通し、内槽31の上位置するまで前方に延長されており、この延長端には、内槽31の内部に開口する吸気口が設けてある。循環風路7の途中には、冷却部70及び加熱部71が設けてある。
内槽31の底部に設けられたパルセータ5は、その下面にも放射状の羽根を一体に備えている。この羽根は、洗濯槽3内の水を排水した状態でパルセータ5が回転した場合、内側から外側に向けて空気を送り出す送風羽根として作用する。従って、循環風路7の内部には、図中に矢符により示すように、排水路34及び排水受け33を経て内槽31内に送り出される乾燥風の流れが発生し、内槽31内に送り出された乾燥風は、吸気口を経て循環風路7内に流入し、該循環風路7内を下向きに流れて、冷却部70及び加熱部71をこの順に通過して排水路34に入り、排水受け33及びパルセータ5を経て内槽31内に戻る。なお。循環風路7の中途に送風機を介装し、該送風機の動作、又は、該送風機とパルセータ5との相乗動作により乾燥風を循環させるようにしてもよい。
以上の如く構成された洗濯乾燥機1による洗濯運転は、内槽31の内部に衣類を投入した後、排水弁35を閉とし、洗濯槽3内に適量の洗濯水を給水し、駆動モータ4によりパルセータ5を回転駆動して行われる。内槽31内の衣類は、パルセータ5の回転により洗濯水と共に撹拌されて洗濯される。
また洗濯の後の脱水運転は、排水弁35を開として、洗濯槽3内の洗濯水を排水路34を経て排水した後、駆動モータ4により内槽31を高速度で回転せしめて行われる。内槽31内の衣類は、高速回転する内槽31の内面に張り付いた状態で回転し、衣類に含まれる水は、内槽31に設けた通水孔37,37…を経て外槽30内に飛び出し、排水受け33、排水路34を経て機外に排出される。この脱水運転は、一般的に複数回実施される濯ぎ洗いの後の夫々においても実施される。これにより、濯ぎ回数を削減することができる。
洗濯乾燥機1による乾燥運転は、以上の脱水の後、駆動モータ4によりパルセータ5を高速度で回転せしめ、循環風路7及び内槽31内に前述の如く乾燥風を循環させると共に、循環風路7の中途に設けた冷却部70及び加熱部71を動作させて行われる。循環風路7内を流れる乾燥風は、冷却部70を通過する際に冷却されて、含有水分を凝縮除去された乾き空気となり、更に、加熱部71を通過する際に加熱されて、高温の乾き空気となって内槽31の内部に送り込まれる。このように送り込まれる乾燥風は、内槽31内の衣類に当たり、該衣類の水分を奪って循環風路7内に戻り、冷却部70及び加熱部71を通って内槽31内に送り込まれる。
洗濯槽3の内部は、外筐2の天板20と、外槽30の上部周縁との間に介装されや伸縮チューブ6により外部に対して気密に封止されているから、乾燥風は、外部に漏れ出すことなく循環し、内槽31の内部の衣類は、繰り返し送り込まれる高温低湿の乾燥風と接触することにより速やかに乾燥せしめられる。回転するパルセータ5は、乾燥風を送り込む作用をなすと共に、内槽31内の衣類を撹拌し、乾燥風との接触を良好に行わせる作用もなす。
さて、以上の如く構成された洗濯乾燥機1の特徴は、外槽30への伸縮チューブ6の取付け構造にある。図2は、伸縮チューブ6の斜視図であり、本図の上下方向は、前述した取付け状態での上下方向に対応している。
伸縮チューブ6は、前述したように、蛇腹形に成形されたゴム製のチューブであり、その下部には、外槽30への取付けのための下部ブラケット61が固定されている。下部ブラケット61は、円環状に成形された樹脂製の部材であり、図示のように、伸縮チューブ6の内側に突出する下部ブラケット61の内周部には、複数の固定孔62,62…が貫通形成されている。
図3、図4は、伸縮チューブ6の取付け構造の説明図であり、図3は、取付け後の状態を示し、図4は、取付け前の状態を示している。下部ブラケット61は、図示のような断面形状を有している。下部ブラケット61の外周部には、径方向外向きに張り出すように係合フランジ63が周設されており、下部ブラケット61の一面(下面)には、係合フランジ63と直交する向きに止め壁64が立設されている。また下部ブラケット61の内周部に、斜め下方に延びる固定板65が設けてあり、前述した固定孔62は、固定板65に形成されている。
一方、伸縮チューブ6の下端部には、円環状に成形された固定環66が一体に連設されており、該固定環66には、内向きに開口する溝が周設されている。図3、図4に示すように伸縮チューブ6は、固定環66の溝を下部ブラケット61の係合フランジ63に嵌め合わせ、止め壁64に当接させた固定環66の下部を、締め付けリング67により外側から締め付けることにより下部ブラケット61に固定されている。
図3、図4中に2点鎖線により示す外槽31の上部には、上部開口を縁取るように中抜き円板形をなす周縁部材8が嵌合固定されている。該周縁部材8は、図1中にも略示されている。周縁部材8は、内周部の上面に、斜め内向きに突設された固定座80を備えており、該固定座80の中心部には、斜め内向きに開口するねじ孔81が形成されている。
伸縮チューブ6は、図3に示すように、下部ブラケット61を周縁部材8の内周部に上側から被せて固定されている。下部ブラケット61は、下部に突設された止め壁64の周縁部材8の上面に、固定板65の下面を固定座80の上面に夫々当接させた状態で位置決めされ、図4中に矢符により示すように、固定板65を貫通する固定孔62に固定ねじ9を通し、該固定ねじ9を固定座80に設けたねじ孔81に螺合させて締め付けることにより周縁部材8に固定されている。なお、締め付けを終えた固定ねじ9の頭部は、固定孔62の開口部に嵌着したカバー90により覆うことにより、見栄えの向上を図っている。
固定孔62は、図2に示すように、下部ブラケット61の周方向に複数並設してあり、固定ねじ9による下部ブラケット61の固定は、夫々の固定孔62の形成位置において実施されており、伸縮チューブ6は、複数本の固定ねじ9の締め付けにより、外槽30の上部周縁に強固に固定することができる。
一方、固定ねじ9の頭部は、伸縮チューブ6の内側に位置しており、外筐2の天板20に開設された投入口22を経て見通すことができる。従って、前述の如く取付けられた伸縮チューブ6は、上蓋21により投入口22を開放し、カバー90を取り外した後、ドライバ等の工具を使用して固定ねじ9を緩め、ねじ孔81との螺合を解除することにより、洗濯槽3(外槽30)から容易に取り外すことができる。これにより、天板20は、伸縮チューブ6と共に外筐2から取外すことができ、例えば、運転操作のために使用者が操作する操作部、該操作部の操作に従って各部を制御する制御部等、天板20に組み込まれた種々の部品の点検、修理を、天板20を取り外した状態で容易に実施することができる。また点検、修理後の組立ても、前述の手順と逆の手順により容易に実施することができる。
前述したように、固定板65の固定孔62及び固定座80のねじ孔81は、斜め内向きに設けてあり、固定孔62に通されてねじ孔81に螺合する固定ねじ9の頭部は、伸縮チューブ6の内側において、斜め上方に向いた状態にある。従って、固定ねじ9は、開放された投入口22を経て容易に緩め及び締め付け操作することができる。
図5は、伸縮チューブ6の取付け構造の説明図であり、図3とは異なる周方向位置での断面を示してある。図示のように固定板65の内周部には、下向きに延び、先端部で内向きに突出する係合爪68が、周方向の複数箇所に形成されている。該係合爪68は、図示のように、周縁部材8に下部ブラケット61を取り付けた状態において、周縁部材8の下部内周縁の該当位置に設けた凹所82に係合した状態となる。
下部ブラケット61は、前述したように樹脂製であり、係合爪68は、径方向に可撓性を有する。従って、係合爪68は、下部ブラケット61を周縁部材8の上部に位置決めし、下方に押し込むことにより、周縁部材8の内周縁との当接により撓み変形し、前記凹所82に達した位置で弾性復帰するから、図5に示す係合状態は、下部ブラケット61の押し込み操作のみにより簡易に実現することができる。
この係合が生じた場合、伸縮チューブ6は、係合爪68の作用により洗濯槽3(外槽30)の周縁部材8に仮止めされるから、伸縮チューブ6の取付けのための固定ねじ9の締め付け作業を、洗濯槽3の位置ずれに煩わされることなく一層容易に実施することができる。また係合爪68は、周縁部材8の内周に係合しているのみであり、この係合は、投入口22から見通し得る伸縮チューブ6の内側での操作により解除することができるから、洗濯槽3(外槽30)からの伸縮チューブ6の取外しに支障を来す虞れもない。
なお、以上の実施の形態において係合爪68は、固定孔62の形成位置と異なる周方向位置に設けてあるが、固定孔62と同一の周方向位置に設けてもよい。また係合爪68の数は、目的とする外槽30の仮止めを達成するためには、3個以上であることが好ましく、また下部ブラケット61の周方向に等配をなして設けるのが望ましい。
1 洗濯乾燥機
2 外筐
3 洗濯槽
6 伸縮チューブ
8 周縁部材
20 天板
22 投入口
61 下部ブラケット
68 係合爪
80 固定座
81 ねじ孔

Claims (3)

  1. 外筐の内部に縦姿勢に支持された洗濯槽を備え、該洗濯槽の上部開口と、前記外筐の天板に開設された衣類の投入口との間を、前記天板の内面及び前記洗濯槽の周縁部に各別のブラケットを介して固定された伸縮チューブにより封止してある洗濯乾燥機において、
    前記周縁部に固定される下部ブラケットは、前記伸縮チューブの内側において、前記周縁部に形成されたねじ孔に螺合する固定ねじにより固定してあることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記ねじ孔は、前記洗濯槽の内側に向けて斜めに形成してある請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記下部ブラケットは、周方向の複数箇所に、前記周縁部の内周に係合し、径方向に可撓性を有する係合爪を備える請求項1又は請求項2に記載の洗濯乾燥機。
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