JP2012051835A - 無機系抗菌剤及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯水槽などの水を抗菌処理するのに有効に使用できる無機系抗菌剤の提供
【解決手段】抗菌性金属イオンを放出することによって抗菌作用を発揮する、無機系抗菌剤(特に銀が好ましい)を含有したゼオライトの粉粒体と、水ガラス系溶解性ガラスの粉粒体と、飽和脂肪酸とが、混合された所定形状の成形体。水ガラス系溶解性ガラスが、式(I)の組成を有している、ことを特徴としている。
Figure 2012051835

(SiOを35〜70モル%、Alを0〜10モル%、(RO+EO)を20〜60モル%含有し、Rは、Na及び/又はKであり、Eは、Caである)
【選択図】なし

Description

本発明は、貯水槽などの水を抗菌処理するのに有効に使用できる無機系抗菌剤に関するものである。
貯水槽などの水を抗菌処理するために、従来では、過酸化水素、塩素系消毒剤などを、使用していた。しかしながら、これらの薬剤は、特に人体に対する安全性の点において、好ましくはなかった。
そこで、安全性の高い抗菌性金属イオンを含有した、無機系抗菌剤が、使用されるようになってきた。特に、銀イオンを含有した無機系抗菌剤として、銀イオンを含有したゼオライト、銀イオンを含有した溶解性ガラスなどが、知られている。
特開平6−218374号公報 特開平7−247205号公報 特開2002−68914号公報 特開2006−273777号公報 特開平11−236304号公報
しかしながら、上記ゼオライトの場合には、次のような長所(a)及び短所(b)があった。
(a-1)銀イオンを多量に含有できる。
(a-2)銀イオンが容易にイオン交換されるので、抗菌作用を、短期的には高レベルで発揮できる。
(b-1)銀イオンをイオン交換によって放出するために、交換用金属イオンを必要とする。よって、使用方法が限られる。
(b-2)銀イオンが容易にイオン交換されるので、銀イオンの放出を制御するのが困難であり、したがって、抗菌作用を長期間安定的に発揮することができない。すなわち、徐放性が劣る。
また、上記溶解性ガラスの場合には、次のような長所(c)及び短所(d)があった。
(c)銀イオンの放出をある程度制御できる。
(d)銀イオンを多量に含有できないので、抗菌作用を安定的に発揮することができない。すなわち、抗菌性が劣る。
したがって、本発明は、抗菌性及び徐放性が共に優れており、これにより、長期間に渡って安定した抗菌作用を発揮できる、無機系抗菌剤を、提供することを目的としている。
本発明は、抗菌性金属イオンを放出することによって抗菌作用を発揮する、無機系抗菌剤において、上記抗菌性金属イオンを含有したゼオライトの粉粒体と、水ガラス系溶解性ガラスの粉粒体と、飽和脂肪酸とが、混合されて、所定形状の成形体に形成されており、水ガラス系溶解性ガラスが、式(I)の組成を有している、ことを特徴としている。
Figure 2012051835
なお、式(I)において、SiOは35〜70モル%、Alは0〜10モル%、(RO+EO)は20〜60モル%含有されており、Rは、Na及び/又はKであり、Eは、Caである。
本発明の無機系抗菌剤によれば、水ガラス系溶解性ガラスから放出されたアルカリ金属イオンによって、ゼオライト中の抗菌性金属イオンが、イオン交換されて、放出されるので、その抗菌性金属イオンによって、抗菌作用を確実に発揮できる。しかも、水ガラス系溶解性ガラスからのアルカリ金属イオンの放出は、制御しやすいので、ゼオライトからの抗菌性金属イオンの放出も、制御しやすく、したがって、徐放性が優れており、抗菌作用を安定的に発揮できる。更に、ゼオライトには多量の抗菌性金属イオンを担持させることができるので、成形体は、多量の抗菌性金属イオンを含有でき、それ故、多量の抗菌性金属イオンを放出でき、したがって、抗菌性が優れており、抗菌作用を長期間に渡って発揮できる。したがって、本発明の無機系抗菌剤によれば、長期間に渡って安定した抗菌作用を発揮できる。
本発明の無機系抗菌剤は、抗菌性金属イオンを放出することによって抗菌作用を発揮する成形体である。
抗菌性金属イオンとしては、例えば、銀イオン、銅イオン、亜鉛イオンなどが、用いられる。特に、銀イオンが好ましく用いられる。
本発明の無機系抗菌剤は、抗菌性金属含有ゼオライトの粉粒体と、水ガラス系溶解性ガラスの粉粒体と、飽和脂肪酸とが、混合されて、所定形状の成形体に形成されている。成形体への形成は、好ましくはプレス成形で行う。
抗菌性金属含有ゼオライトとは、抗菌性金属イオンを含有しているゼオライトのことである。抗菌性金属イオンは、イオン交換法によってゼオライトに担持されている。
水ガラス系溶解性ガラスは、式(I)の組成を有している。水ガラス系溶解性ガラスは、抗菌性金属イオンを含有していてもよい。
Figure 2012051835
式(I)において、SiOは35〜70モル%、Alは0〜10モル%、(RO+EO)は20〜60モル%含有されており、Rは、Na及び/又はKであり、Eは、Caである。なお、Rとしては、Liも挙げられる。また、Eとしては、Mg及びZnも挙げられる。
水ガラス系溶解性ガラスは、特に、KO及びCaOを共に含有しているのが好ましい。
飽和脂肪酸は、ゼオライトの粉粒体と、水ガラス系溶解性ガラスの粉粒体とを、接着させる機能を、有している。飽和脂肪酸としては、炭素数18以上の脂肪酸、例えば、ステアリン酸、ベヘン酸などが、好ましく用いられ、特に、ベヘン酸が好ましく用いられる。また、飽和脂肪酸に代えて、又は、飽和脂肪酸と共に、セルロース、ポリエチレングリコール、ロウ、及び片栗粉等、の内の少なくとも1種を用いてもよい。
本発明の無機系抗菌剤の製造方法は、次の(i)〜(iii)の工程を有している。
(i)ゼオライト粉粒体に抗菌性金属イオンを担持させて乾燥する、抗菌性金属含有ゼオライト製造工程。
(ii)水ガラス系溶解性ガラスを、粉粒体に、粉砕する、ガラス粉砕工程。
(iii)抗菌性金属含有ゼオライトの粉粒体と、水ガラス系溶解性ガラスの粉粒体と、飽和脂肪酸とを、混合し、得られた混合物を、所定形状の成形体に形成する、成形工程。
本発明の無機系抗菌剤においては、水ガラス系溶解性ガラス中のアルカリ金属がイオンとなって放出され、そのアルカリ金属イオンによって、ゼオライト中の抗菌性金属イオンが、イオン交換されて、放出される。すなわち、成形体から、抗菌性金属イオンが放出される。したがって、本発明の無機系抗菌剤によれば、抗菌作用を確実に発揮できる。
しかも、水ガラス系溶解性ガラスからのアルカリ金属イオンの放出は、制御しやすいので、ゼオライトからの抗菌性金属イオンの放出も、制御しやすい。したがって、本発明の無機系抗菌剤によれば、抗菌性金属イオンの徐放性が優れており、抗菌作用を安定的に発揮できる。
更に、ゼオライトには多量の抗菌性金属イオンを担持させることができるので、成形体は、多量の抗菌性金属イオンを含有でき、それ故、多量の抗菌性金属イオンを放出できる。したがって、本発明の無機系抗菌剤によれば、抗菌性が優れており、抗菌作用を長期間に渡って発揮できる。
以下、本発明の実施例及びそれに対する比較例について、説明する。
[第1〜第8実施例]
(1)無機系抗菌剤の製造
まず、商品名「合成ゼオライト4A」(和光純薬株式会社製)の粉粒体(粒径75μm)19.7gを、2.5%の硝酸銀水溶液中で、2時間攪拌した後、濾過し、110℃で乾燥した。これにより、銀イオン交換率が99%である銀含有ゼオライト(以下「銀ゼオライト」と称する)の粉粒体を得た。
次に、表1に示されるガラス組成を有する水ガラス系溶解性ガラスを合成し、得られたガラスを、ボールミル粉砕器によって、200メッシュ(75μm)以下に粉砕した。これにより、ガラスの粉粒体を得た。
Figure 2012051835
次に、所定量の、銀含有ゼオライトの粉粒体と上記ガラスの粉粒体とベヘン酸とを、均一に混合した。なお、上記所定量は、表1に示されている。また、ベヘン酸は、銀含有ゼオライトの粉粒体と上記ガラスの粉粒体との合計量に対して5wt%となるように設定した。
そして、得られた混合物を、1273kg/cmの圧力下で、1分間、プレス成形した。これにより、円柱状の成形体(直径10mm×厚さ5mm)を得た。この成形体が、本発明の無機系抗菌剤である。
なお、第4〜第7実施例は、特に、上記ガラスがKO及びCaOを含有している点を、特徴としている。また、第8実施例は、特に、上記ガラスが抗菌性金属イオンである銀イオンを含有している点を、特徴としている。
(2)試験
(2-1)方法
上記成形体を、200mlの蒸留水中に65日間静置した。そして、その間に溶出した銀イオンの量(単位:ppm)を経時的に測定した。また、試験終了後の上記成形体の形状変化も、肉眼で観察した。
(2-2)結果
試験結果を表2及び表3に示す。なお、表の内容は、次のとおりである。
Figure 2012051835
Figure 2012051835
(2-2-1)抗菌性
溶出した銀イオンの総量(A)を計算し、その総量に基づいて抗菌性の強度を判定した。
総量(A)が、40ppm以上の場合を「◎」、4ppm以上40ppm未満の場合を「○」、1ppm以上4ppm未満の場合を「△」、1ppm未満の場合を「×」、と評価した。「◎」及び「○」は、満足できる抗菌性を示している。
(2-2-2)徐放性
経時的に測定して得られた銀イオン量が、所定値以上であるか否かを求め、それに基づいて徐放性を判断した。
具体的には、65日間を第1〜第6期間に分け、開始から各期間末日までに溶出した銀イオンの総量(B)を測定し、各期間における1日当たりの銀イオン溶出量(C)を計算して求めた。第1期間末日は7日、第2期間末日は15日、第3期間末日は22.78日、第4期間末日は31.9日、第5期間末日は48.7日、第6期間末日は65日、とした。
そして、銀イオン溶出量(C)が0.05ppm未満の場合を「×」と断定し、6つの期間の内の「×」の数が、0個の場合を「◎」、1〜2個の場合を「○」、3〜4個の場合を「△」、5個以上の場合を「×」、と評価した。「◎」及び「○」は、満足できる徐放性を示している。
(2-2-3)耐久性
試験終了後に、上記成形体を蒸留水中から取り出し、形状の変化を肉眼で観察した。元の形状を認識できる場合を「◎」、形状が崩れている場合を「×」で表現した。
上述した第1〜第8実施例に対する比較例として、第1〜第3比較例の無機系抗菌剤を製造して、上記と同じ試験を行って、性能を評価した。表4は第1〜第3比較例の無機系抗菌剤を示す。表5及び表6は、試験結果を示す。
Figure 2012051835
[第1比較例]
第1比較例は、第1実施例に対して、水ガラス系溶解性ガラスを含まない点が異なるだけである。
[第2比較例]
第2比較例は、第1実施例に対して、銀ゼオライトを含んでいない点、及び、水ガラス系溶解性ガラスが銀イオンを含んでいる点が、異なるだけである。なお、水ガラス系溶解性ガラスの組成割合も第1実施例とは若干異なっている。
[第3比較例]
第3比較例は、第1実施例に対して、水ガラス系溶解性ガラスの組成割合が異なるだけである。
Figure 2012051835
Figure 2012051835
[考察1]
(a)第1〜第8実施例は、抗菌性、徐放性、及び耐久性の、全てにおいて、満足できるものであった。
(b)特に、第4〜第7実施例は、抗菌性が特に優れていた。これは、次の理由によると考えられる。すなわち、一般的に、銀ゼオライトからの銀イオンの溶出は、交換用金属イオンの、電荷、水和半径、及び電気陰性度が、大きく影響する。それ故、銀イオンの溶出量は、交換用金属イオンの種類に依存して大きく異なっており、カルシウムイオン>カリウムイオン>ナトリウムイオン>マグネシウムイオンの順に少ない。これらの金属イオンの中でも、水和半径が比較的小さく且つ電荷が大きい、カルシウムイオンは、ゼオライト中の負に帯電しているアルミノケイ酸塩骨格と強いイオン結合を作ることが可能であるので、銀イオンとのイオン交換能力が高い、と考えられる。したがって、第5〜第7実施例は、イオン交換能力が高い、カルシウムイオン及びカリウムイオンを、共に多量に含有しているので、銀イオンの溶出量を増大できる。
(c)第1比較例は、抗菌性が劣っていた。これは、水ガラス系溶解性ガラスを含んでいないために、ゼオライト中の抗菌性金属イオンがイオン交換されにくいからである、と考えられる。第2比較例も、抗菌性が劣っていた。これは、銀ゼオライトを含んでいないためであり、また、ガラスに多量の抗菌性金属イオンを含有させると抗菌性金属イオンの放出が遅くなるためである、と考えられる。
また、第9実施例及び第4比較例の無機系抗菌剤を製造して、上記と同じ試験を行って、性能を評価した。表7は第9実施例及び第4比較例の無機系抗菌剤を示す。表8及び表9は、試験結果を示す。
Figure 2012051835
[第9実施例]
第9実施例は、第6実施例に対して、ベヘン酸の代わりにステアリン酸を用いた点が異なるだけである。
[第4比較例]
第4比較例は、第6実施例に対して、ベヘン酸の代わりにラウリン酸を用いた点が異なるだけである。
Figure 2012051835
Figure 2012051835
[考察2]
(a)飽和脂肪酸としてステアリン酸を用いても、抗菌性、徐放性、及び耐久性の、全てにおいて、満足できるものであった。
(b)飽和脂肪酸としてラウリン酸を用いた場合には、特に、耐久性が劣っていた。よって、飽和脂肪酸としては、炭素数18以上の脂肪酸が好ましい。
(c)飽和脂肪酸としては、耐久性及び安全性の観点から、ベヘン酸が最も好ましい。
更に、第10、第11実施例及び第5比較例の無機系抗菌剤を製造して、上記と同じ試験を行って、性能を評価した。表10は第10、第11実施例及び第5比較例の無機系抗菌剤を示す。表11及び表12は、試験結果を示す。
Figure 2012051835
[第10実施例]
第10実施例は、第6実施例に対して、ベヘン酸の量が3wt%である点が異なるだけである。
[第11実施例]
第11実施例は、第6実施例に対して、ベヘン酸の量が1wt%である点が異なるだけである。
[第5比較例]
第5比較例は、第6実施例に対して、ベヘン酸の量が0wt%である点、すなわち、飽和脂肪酸を用いない点が、異なるだけである。
Figure 2012051835
Figure 2012051835
[考察3]
ベヘン酸を用いない場合、すなわち、飽和脂肪酸を用いない場合には、耐久性が劣っていた。したがって、飽和脂肪酸は、耐久性のために必要である、と考えられる。
本発明の無機系抗菌剤は、長期間に渡って安定した抗菌作用を発揮できるので、産業上の利用価値が大である。

Claims (7)

  1. 抗菌性金属イオンを放出することによって抗菌作用を発揮する、無機系抗菌剤において、
    上記抗菌性金属イオンを含有したゼオライトの粉粒体と、水ガラス系溶解性ガラスの粉粒体と、飽和脂肪酸とが、混合されて、所定形状の成形体に形成されており、
    水ガラス系溶解性ガラスが、式(I)の組成を有している、
    Figure 2012051835
    (SiOを35〜70モル%、Alを0〜10モル%、(RO+EO)を20〜60モル%含有し、Rは、Na及び/又はKであり、Eは、Caである)
    ことを特徴とする無機系抗菌剤。
  2. 水ガラス系溶解性ガラスが、KO及びCaOを含有している、
    請求項1記載の無機系抗菌剤。
  3. 飽和脂肪酸が、炭素数18以上の脂肪酸である、
    請求項1又は2に記載の無機系抗菌剤。
  4. 飽和脂肪酸が、ベヘン酸である、
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の無機系抗菌剤。
  5. 水ガラス系溶解性ガラスが、抗菌性金属イオンを含有している、
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の無機系抗菌剤。
  6. 上記抗菌性金属イオンが、銀イオン、銅イオン、又は亜鉛イオンである、
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の無機系抗菌剤。
  7. 抗菌性金属イオンを放出することによって抗菌作用を発揮する、無機系抗菌剤を、製造する方法において、
    ゼオライト粉粒体に上記抗菌性金属イオンを担持させて乾燥する、抗菌性金属含有ゼオライト製造工程と、
    水ガラス系溶解性ガラスを、粉粒体に、粉砕する、ガラス粉砕工程と、
    抗菌性金属含有ゼオライトの粉粒体と、水ガラス系溶解性ガラスの粉粒体と、飽和脂肪酸とを、混合し、得られた混合物を、所定形状の成形体に形成する、成形工程と、
    を有しており、
    水ガラス系溶解性ガラスとして、式(I)の組成を有するガラスを用いる、
    Figure 2012051835
    (SiOを35〜70モル%、Alを0〜10モル%、(RO+EO)を20〜60モル%含有し、Rは、Na及び/又はKであり、Eは、Caである)
    ことを特徴とする無機系抗菌剤の製造方法。
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