JP2012049092A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】一方のコネクタから他方のコネクタを確実に安定した力でスムーズに抜去または離脱させることが容易な電気コネクタを提供する。
【解決手段】本発明の電気コネクタは、第1の端子11、凸状部位12をもつ第1ハウジング13を有するプラグコネクタ10と、第2の端子21、凹状部位22をもつ第2ハウジング23を有するレセプタクルコネクタ20と、を有し、凸状部位12を凹状部位22に対し挿入または抜去することで、プラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20に対し嵌合または離脱することにより、第1及び第2の端子11,12が電気的に接触または分離する電気コネクタである。そして、一対の突出部30a,30b、レバー40、一対の回転接触部材50,50の相互作用によって、上記挿入または抜去を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気コネクタに関し、特に、一方のコネクタから他方のコネクタを確実に安定した力でスムーズに嵌合または離脱させることが容易な電気コネクタに関する。
電気コネクタの一例として、電源回路遮断装置について説明する。電源回路遮断装置は、例えば電気自動車において、電気系統などをメンテナンスする場合にバッテリーである電源の回路を開放して、作業安全性を確保するのに用いられる。従来のレバー嵌合式電源回路遮断装置としては、例えば特許文献1に開示されているものがある。
この文献のレバー嵌合式電源回路遮断装置は、2つのコネクタハウジングを互いに近接あるいは離間移動させることによって電気的な接触と分離を行う端子をそれぞれのハウジングに設け、一方のコネクタハウジングに移動自在にレバーを設け、このレバーにカム溝を、他方のコネクタハウジングにカムピンを設ける。そして、カム溝とカムピンを係合させる。一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジングに対して、カムピンがカム溝に係合されるコネクタ仮嵌合位置にセットし、この状態で、レバーを押し下げると、カムピンがカム溝にガイドされることによって、2つのコネクタハウジングが相対的に近接移動して、端子同士が接触状態となる。一方で、レバーを押し上げて元の位置に戻すと、カムピンがカム溝に逆方向にガイドされることによって、2つのコネクタハウジングが相対的に離間移動して、端子同士は分離して非接触状態となる(特許文献1、請求項1および図10,11,16,17など参照)。
特開2002−343169号公報
上記の電源回路遮断装置では、カムピンをカム溝に沿ってガイドさせることで、レバーの上下動による作用力を2つのコネクタハウジングの近接および離間の作用力に変換している。ここで、カム溝は直線状ではなく、屈曲している。そのため、例えば2つのコネクタハウジングを離間させる動作の場合、すなわち、一方のコネクタハウジングから他方のコネクタハウジングを抜去しようとする場合、レバーを一定の力で押し上げると、うまく抜去することができない場合があった。
つまり、屈曲したカム溝に沿ってカムピンがスライドする途中で、このスライドがスムーズに行われない箇所があり、当該箇所にカムピンがきたら、より大きな力、しかも比較的大きな力でレバーを押し上げないと、抜去することができない。この場合、抜去しようとしてレバーに大きな力をかけ過ぎると、カム溝とカムピンとの係合具合に変更をきたし、ひいては2つのコネクタハウジングの嵌合具合にも影響を及ぼすことが懸念される。そのため、抜去過程で大きな力を加えずとも、一定の力で一方のコネクタハウジングから他方のコネクタハウジングをスムーズに抜去できることが好ましい。このことは、電源回路遮断装置に限らず、一般の電気コネクタについても同様にいえることである。
また、2つのコネクタハウジングを嵌合させる動作の場合にも、カムピンを屈曲したカム溝内で移動させる構成だと、安定した力でスライドさせにくく、局所的に比較的大きな力を加える必要がある。そして、特許文献1に記載の装置は、カムピンがカム溝内を移動させる構成のため、挿入または抜去に際してレバーに大きな力をかけ過ぎると、カムピン又はカム溝が破損するおそれもあった。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、一方のコネクタから他方のコネクタを確実に安定した力でスムーズに嵌合または離脱させることが容易な電気コネクタを提供することを目的とする。
従来技術のようなレバー式電気コネクタでは、必然的にカムピンをカム溝に沿ってガイドさせる構成となり、その場合、一方のコネクタハウジングから他方のコネクタハウジングを抜去するためには、必然的にカム溝を屈曲させざるを得ない。そのため、このタイプの電気コネクタでは上記課題を解決することができない。そこで、本発明者らは、カムピンをカム溝に沿ってガイドさせるタイプとは異なる、全く新しい構成で、レバーの上下動による作用力を2つのコネクタハウジングの近接および離間の作用力に変換することを着想し、鋭意検討の結果、以下の構成であれば安定した力でレバーを押し上げまたは押し下げて、スムーズに抜去または挿入することができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、上記課題に鑑み、本発明の要旨構成は以下の通りである。
(1) 第1の端子と、該第1の端子の周りを包含する凸状部位をもつ第1ハウジングとを有するプラグコネクタと、
第2の端子と、該第2の端子を収容し、前記第1の端子と前記第2の端子との電気的接触時に、前記凸状部位との嵌合が可能な凹状部位をもつ第2ハウジングとを有するレセプタクルコネクタと、
を有し、前記凸状部位を前記凹状部位に対し挿入または抜去することで、前記プラグコネクタが前記レセプタクルコネクタに対し嵌合または離脱することにより、前記第1及び第2の端子が電気的に接触または分離する電気コネクタであって、
前記第1及び第2ハウジングのうちの一方のハウジングは、該一方のハウジングの両側壁に、それぞれ外方に向かって突出する一対の突出部を具え、
前記第1及び第2ハウジングのうちの他方のハウジングは、該他方のハウジングの両側壁に回動可能に取り付けられた一対の中間支持部と、該中間支持部の一端側に位置し、前記一方のハウジングと連携動作する二股に分かれた第1指片と第2指片とをもつ一対の動作部と、前記中間支持部の他端側に位置し、プラグコネクタをレセプタクルコネクタに対し嵌合および離脱する際に、前記中間支持部を回動中心として力を作用させる第1操作部とを有するレバーを具え、
該レバーの第1指片の先端側に、プラグコネクタをレセプタクルコネクタから離脱させる際に、前記一方のハウジングの上端面上をスライドしながら常に前記上端面との接触を維持する一対の回動接触部材を設け、
前記レバーの第2指片は、プラグコネクタをレセプタクルコネクタに嵌合する際に、前記一方のハウジングの突出部の被作用面と接触し、前記レバーの第1操作部に作用した力を、プラグコネクタをレセプタクルコネクタに嵌合させる方向の力として伝達する作用面を有することを特徴とする電気コネクタ。
(2) 前記回動接触部材が、前記一方のハウジングの上端面と2点で接触する上記(1)に記載の電気コネクタ。
(3) 前記回動接触部材が弓状部材であり、該弓状部材の両端部で前記一方のハウジングの上端面と接触する上記(2)に記載の電気コネクタ。
(4) 前記回動接触部材が、中心部分から異なる半径方向に延びる3つの突出部を有し、該3つの突出部のうち2つの突出部の端部で前記一方のハウジングの上端面と接触する上記(2)に記載の電気コネクタ。
(5) 前記プラグコネクタの凸状部位の一部を前記レセプタクルコネクタの凹状部位に位置合わせ挿入した仮嵌合状態において、前記レバーを操作開始位置から嵌合完了位置まで回動させると、前記第2指片の作用面と前記突出部の被作用面との接触部分を作用点とし、前記第1ハウジングの凸状部位が前記第2ハウジングの凹状部位に対して挿入する方向の力が作用して、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとが嵌合状態になり、
該嵌合状態において、前記レバーを前記嵌合完了位置から前記操作開始位置まで回動させると、前記回動接触部材と前記一方のハウジングの上端面との接触部分を作用点とし、前記第1ハウジングの凸状部位が前記第2ハウジングの凹状部位に対して抜去する方向の力が作用して、前記プラグコネクタが前記レセプタクルコネクタから離脱する分離状態となるように、前記突出部、前記レバーおよび前記回転接触部材を配置する上記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載の電気コネクタ。
(6) 前記嵌合状態を固定したロック状態を形成するためのロック機構と、
前記ロック状態でのみオンにすることが可能な嵌合検出スイッチと、をさらに有し、該嵌合検出スイッチがオンの状態でのみ、前記第1及び第2の端子が電気的に導通する上記(5)に記載の電気コネクタ。
(7) 前記一方のハウジングは、一のロック部と、前記レバーを嵌合完了位置まで回動させたときの前記第1操作部の位置に隣接して、上面側から突出した検出部を有し、
前記レバーの第1操作部の上部に、前記検出部と係合して電気接点を形成するための作用部と、前記一のロック部と係合可能な他のロック部とをもつロック機構付き嵌合検出スイッチを、前記第1操作部の上部に対してスライド可能に設け、
前記ロック機構付き嵌合検出スイッチは、前記レバーを嵌合完了位置まで回動させた後スライド移動させて、前記他のロック部を前記一のロック部と係合させてロック状態を形成するとともに、前記作用部を前記検出部と係合させて電気接点を形成する上記(6)に記載の電気コネクタ。
(8) 前記第1ハウジングに収容され、前記第1の端子と電気的に接続されたヒューズと、
前記第2ハウジングから延び、前記第2の端子と電気的に接続されたケーブルとを有し、
前記プラグコネクタが前記レセプタクルコネクタから離脱することで電源回路を遮断する電源回路遮断装置として機能する上記(1)乃至(7)のいずれか1項に記載の電気コネクタ。
本発明によれば、一対の突出部、レバー、一対の回転接触部材の相互作用によって、挿入または抜去を行う構成としたため、一方のコネクタから他方のコネクタを確実に安定した力でスムーズに嵌合または離脱させることが容易となる。特に、プラグコネクタをレセプタクルコネクタから離脱させる際に、レバーに設けられた一対の回転接触部材が、レバーの設けられていない方のハウジングの上端面上をスライドしながら常にこの上端面との接触を維持する構成を採用しているため、レセプタクルコネクタからプラグコネクタをスムーズに抜去することができる。
本発明に従う典型的な電気コネクタ(実施形態1)の斜視図であり、(a)はプラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20に対応させた仮嵌合状態を示し、(b)はレバー40を嵌合完了位置まで回動させた状態を示し、(c)は嵌合検出スイッチ80を押し込み位置までスライドさせて、該スイッチをオンにした状態を示す。 実施形態1のプラグコネクタ10の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態1のレセプタクルコネクタ20の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態1のレバー40の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態1の回転接触部材50の、(a)は正面側から、(b)は背面側からの斜視図である。 実施形態1の嵌合検出スイッチの一部を構成する第2検出部80の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 (a)は図2(a)に示すプラグコネクタ10のカバー16を取り除き、ヒューズ15を観察可能とした斜視図であり、(b)は図3に示したレセプタクルコネクタ20にケーブル26を取り付けたときの斜視図である。 図5に示した回転接触部材の変形例であり、弓状形状の回転接触部材50の(a)は正面側から、(b)は背面側からの斜視図である。 本発明に従う別の電気コネクタ(実施形態2)の斜視図であり、(a)はプラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20に対応させた仮嵌合状態を示し、(b)はレバー40を嵌合完了位置まで回動させた状態を示し、(c)はロック機構付き嵌合検出スイッチ90を回動およびスライドさせた、ロック状態および嵌合検出スイッチのオン状態を示す。 実施形態2のレセプタクルコネクタ20の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態2のレバー40の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態2のロック機構付き嵌合検出スイッチ90の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 本発明に従う別の電気コネクタ(実施形態3)の斜視図であり、(a)はプラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20とを分離している状態を示し、(b)はレバー40を嵌合完了位置まで回動させた状態を示し、(c)はロック機構付き嵌合検出スイッチ91を押し込み位置までスライドさせた、ロック状態および嵌合検出スイッチのオン状態を示す。 実施形態3のレセプタクルコネクタ20の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態3のレバー40の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態3のロック機構付き嵌合検出スイッチ91の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 レバー40を嵌合完了位置に移動させる前に、ロック機構付き嵌合検出スイッチ91を押し込んだ場合に、ロック部位72が第1の係止部920と干渉することを示す斜視図である。 本発明に従う別の電気コネクタ(実施形態4)の斜視図であり、(a)はプラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20とを分離している状態を示し、(b)はレバー40を嵌合完了位置まで回動させた状態を示し、(c)はロック機構付き嵌合検出スイッチ92を押し込みスライドさせた、ロック状態および嵌合検出スイッチのオン状態を示す。 実施形態4のレセプタクルコネクタ20の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態4のレバー40の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態4のロック機構付き嵌合検出スイッチ92の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 本発明に従う別の電気コネクタ(実施形態5)の斜視図であり、(a)はプラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20とを分離している状態を示し、(b)はレバー40を嵌合完了位置まで回動させた状態を示し、(c)は嵌合検出スイッチ93を押し込みスライドさせ、嵌合検出スイッチをオン状態にし、さらに第4ロック部94を嵌合検出スイッチ93の天板930上でスライドさせ、ロック状態を形成した状態を示す。 実施形態5のレセプタクルコネクタ20の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態5のレバー40の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態5の嵌合検出スイッチ93の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態5の第4ロック部94の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 本発明に従う別の電気コネクタ(実施形態6)の斜視図であり、(a)はプラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20と対応させたを仮嵌合状態を示し、(b)はレバー40を嵌合完了位置まで回動させた状態を示し、(c)はロック機構付き嵌合検出スイッチ95をレバー40の第1操作部47の上部でスライドさせた、ロック状態および嵌合検出スイッチのオン状態を示す。 実施形態6のレセプタクルコネクタ20の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態6のレバー40の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。 実施形態6のロック機構付き嵌合検出スイッチ95の、(a)は上面側から、(b)は底面側からの斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明をより詳細に説明する。なお、同一の構成要素には原則として同一の参照番号を付して、説明を省略する。
(実施形態1)
図1に示す本実施形態の電気コネクタ100は、プラグコネクタ10(図2)と、レセプタクルコネクタ20(図3)を主たる構成部材として有する。
図2に示すとおり、プラグコネクタ10は、第1の端子11と、この第1の端子11の周りを包含する凸状部位12をもつ第1ハウジング13とを有する。第1の端子11は、金属製であり、図2においては凸状部位12の内部で仕切られた2つの空間にそれぞれ1本設けられている。第1ハウジング13は、電気絶縁部材からなり、典型的には樹脂製である。電気コネクタ100が電源回路遮断装置である場合は、図7(a)に示すとおり、ヒューズ15が第1ハウジング13に収容されている。ヒューズ15は、第1の端子11と電気的に接続されている。
図3に示すとおり、レセプタクルコネクタ20は、第2の端子21と、この第2の端子21を収容し、第1の端子11と第2の端子21との電気的接触時に、凸状部位12との嵌合が可能な凹状部位22をもつ第2ハウジング23とを有する。第2の端子21は、金属製の圧着タイプのコンタクトであり、図3においては、凹状部位22の内部に2本設けられている。第2ハウジング23は、電気絶縁部材からなり、典型的には樹脂製である。電気コネクタ100が電源回路遮断装置である場合には、図7(b)に示すとおり、ケーブル26が第2ハウジング23から延びる。ケーブル26は、第2の端子21と電気的に接続されている。
電気コネクタ100は、図1に示すとおり、凸状部位12を凹状部位22に対し挿入または抜去することで、プラグコネクタ10がレセプタクルコネクタ20に対し嵌合または離脱することにより、第1及び第2の端子11,21が電気的に接触または分離する。そのため、電気コネクタ100は、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20とが離脱することで電源回路(不図示)を遮断する電源回路遮断装置として機能しうる。
本実施形態の電気コネクタ100の特徴的構成は、図1および図3に示す一対の突出部30a,30b、図1および図4に示すレバー40、図1及び図5に示す一対の回動接触部材50,50であり、これらの相互作用によりプラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20に対して嵌合または離脱することができる。
第1及び第2ハウジング13,23のうち一方のハウジング、本実施形態ではレセプタクルコネクタ20側の第2ハウジング23は、その両側壁24a,24bに、それぞれ外方に向かって突出する一対の突出部30a,30bを具える。
第1及び第2ハウジング13,23のうち他方のハウジング、本実施形態ではプラグコネクタ10側の第1ハウジング13は、レバー40を具える。レバー40は、一対の中間支持部41a,41bと、この中間支持部の一端側42に位置する一対の動作部46a,46bと、この中間支持部の他端側43に位置する第1操作部47を有する。一対の中間支持部41a,41bは、第1ハウジング13の両側壁14a,14bに回動可能に取り付けられている。一対の動作部46a,46bは、二股に分かれた第1指片44a,44bと第2指片45a,45bとをもち、第2ハウジング23と連携動作する。第1操作部47は、プラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20に対し嵌合および離脱させる際に、中間支持部41a,41bを回動中心として力を作用させるものである。レバー40は、典型的には樹脂製である。
レバー40の第1指片44a,44bの先端側に、一対の回動接触部材50,50が設けられる。一対の回動接触部材50,50は、プラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20から離脱させる際に、第2ハウジングの上端面25上をスライドしながら常に上端面25との接触を維持する。図1(c)からわかるように、第1ハウジング13は、第2ハウジング23よりも狭幅となっているため、回動接触部材50が第2ハウジング23の上端面25上をスライドすることができる。回動接触部材50は、典型的には樹脂製である。
レバー40の第2指片45a,45bは、プラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20に嵌合する際に、第2ハウジング23の突出部30a,30bの被作用面31a,31bと接触し、レバーの操作部47に作用した力を、プラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20に嵌合する方向の力として伝達する作用面49a,49bを有する。具体的には、第2指片45は、嵌合時に突出部30を覆うような曲線形状をなしており、嵌合時には第2指片45と突出部30が摺動しつつ、第2指片45が突出部30を押す方向に力が働く。
ここで、プラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20に対し嵌合する方法を説明する。プラグコネクタ10がレセプタクルコネクタ20と完全に離間した離脱状態から、プラグコネクタ10の凸状部位12の一部(具体的には先端部)をレセプタクルコネクタ20の凹状部位22に位置合わせ挿入した状態を、本明細書において「仮嵌合状態」といい、図1(a)に示す。この仮嵌合状態において、レバー40を操作開始位置P1(図1(a))から嵌合完了位置P2(図1(b))まで回動させると、第2指片45の作用面49と突出部30の被作用面31との接触部分を作用点とし、第1ハウジング13の凸状部位12が第2ハウジング23の凹状部位22に対して挿入する方向、すなわちプラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20が近接する方向の力が作用する。その結果、プラグコネクタ10がレセプタクルコネクタ20内に完全に挿入され、「嵌合状態」となる。嵌合状態では、第1及び第2の端子11,21が電気的に接触する。
このように、本発明に従う電気コネクタ100は、レバーの第2指片45と突出部50の相互作用で嵌合させるものである。このため、カムピンをカム溝内で移動させて嵌合するよりも、安定した力でスムーズに嵌合動作を行うことができる。
次に、プラグコネクタ10をレセプタクルコネクタ20に対し離脱方法を説明する。上記嵌合状態(図1(b))において、レバー40を嵌合完了位置P2から操作開始位置P1まで回動させて戻すと、回動接触部材50と第2ハウジング23の上端面25との接触部分を作用点とし、第1ハウジング13の凸状部位12が第2ハウジング23の凹状部位22に対して抜去する方向、すなわちプラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ20が離間する方向の力が作用する。その結果、プラグコネクタ10がレセプタクルコネクタ20から離脱する分離状態となる。ここで、この分離操作の間、回動接触部材50は第2ハウジングの上端面25上をスライドしながら常に上端面25との接触を維持する。つまり上記接触部分は、上端面25上を移動することになる。このように、回動接触部材50が上端面25と接触、スライドしながら分離操作を行うため、レセプタクルコネクタ20からプラグコネクタ10を確実に安定した力でスムーズに抜去することができる。
本実施形態では、図5に示すとおり、回動接触部材50が中心部分から異なる半径方向に延びる3つの突出部53a,53b,53cを有する形状であり、この3つの突出部のうち2つの突出部53b,53cの端部で第2ハウジングの上端面25と接触している。このように、回動接触部材50を上端面25と少なくとも2点で接触させることが好ましい。回動接触部材50が上端面25と辺で接触する場合、回動接触部材50と上端面25との摩擦係数が大きくなるため、円滑なスライドができないおそれがある。一方、回動接触部材50が上端面25と1点のみで接触する点接触では、安定したスライドができないおそれがある。少なくとも2点での接触であれば、円滑かつ安定なスライドを実現することができる。本実施形態のように、回動接触部材50が中心部分から3方向に延びた突出部53a,53b,53cを有していれば、離脱状態から嵌合させる際に、回転接触部材50の姿勢を考慮せずとも、必然的に3つの突出部のうち、いずれか2つの突出部が上端面25と接触できるため好ましい。
回動接触部材50は、図8に示すように弓状形状としてもよい。この場合、弓状形状の回転接触部材50の両端部52a,52bで第2ハウジング23の上端面25と接触させる。
本実施形態では、一方のハウジングとして第2ハウジング23に突出部30を設け、他方のハウジングとして第1ハウジング13にレバー40を設ける例を示したが、これらを逆に設け、一方のハウジングを第1ハウジング13、他方のハウジングを第2ハウジング23とした場合についても、本発明に含まれることは言うまでもない。
(ロック機構および嵌合検出スイッチ機構)
本実施形態の電気コネクタは、
前記嵌合状態を維持するロック状態を形成するためのロック機構と、
前記ロック状態でのみオンにすることが可能な嵌合検出スイッチと、をさらに有し、該嵌合検出スイッチがオンの状態でのみ、前記第1及び第2の端子が電気的に導通する。
そして、本実施形態の電気コネクタは、
前記ロック機構が、前記一方のハウジングに設けられた第1ロック部と、前記レバーの第1操作部に設けられ、前記第1ロック部に係合する第2ロック部とで構成され、前記レバーを嵌合完了位置まで回動させたとき、前記レバーの第1操作部に設けられた第2ロック部が前記第1ロック部と係合することで、前記ロック状態になり、
前記嵌合検出スイッチは、前記一方のハウジングに設けられた第1検出部と、前記レバーの第1操作部に設けられ、前記第1検出部とともに電気接点を形成する第2検出部とで構成され、前記レバーを嵌合完了位置まで回動させたとき、前記レバーの第1操作部に設けられた第2検出部が前記第1検出部を押圧または接触することで、前記電気接点を形成して前記嵌合検出スイッチがオン状態になる。
まず、本実施形態における、嵌合状態を維持するロック状態を形成するためのロック機構と、このロック状態を達成する方法を説明する。ロック機構は、第2ハウジング23に設けられた第1ロック部71(図3)と、レバー40の第1操作部47に設けられた第2ロック部705とで構成される。第2ロック部705は、第1ロック部71に係合可能に構成されている。そのため、レバー40を嵌合完了位置P2まで回動させたとき、レバー40の第1操作部47に設けられた第2ロック部705が第1ロック部71と係合することで、上記のロック状態となる。このような実施形態の一例として、本実施形態では、図3に示すように、第1ロック部71は、第2ハウジング23の上面側から突出した爪部材であり、この爪部材は、二股に分かれたぞれぞれの先端が肉厚部703,704をもつ第1及び第2の爪701,702を有する。また、第2ロック部705は、レバー40の第1操作部47に設けられた第1の貫通孔である。そして、図1(a)から図1(b)に示すように、レバー40を嵌合完了位置P2まで回動させたとき、爪部材71が第1の貫通孔705に嵌合し、第1及び第2の爪701,702が第1の貫通孔705の内壁を押しつけるとともに、肉厚部703,704がレバー40の上面から飛び出してレバー40を固定することで、レバー40の逆回動を抑制することでロック状態を形成する。このように、本実施形態は、レセプタクルコネクタ20側に爪部材を設け、レバーを嵌合完了位置まで下ろし、嵌合状態が形成されると同時に、ロック状態も実現するものである。
次に、ロック状態でのみオンにすることが可能な嵌合検出スイッチと、この嵌合検出スイッチのオン状態を達成する方法を説明する。なお本実施形態では、嵌合検出スイッチがオンの状態でのみ、第1及び第2の端子11,21が電気的に導通する。このため、電源回路遮断装置の場合、嵌合検出スイッチがオンの状態で初めて、回路が閉じることになる。
嵌合検出スイッチは、第2ハウジング23に設けられた第1検出部81(図3)と、レバー40の第1操作部47に設けられた第2検出部80(図1,6)とで構成される。第2検出部80は、第1検出部81とともに電気接点を形成する。そのため、レバー40を嵌合完了位置P2まで回動させたあと、レバー40の第1操作部47に設けられた第2検出部80が第1検出部81を押圧または接触することで、電気接点を形成して嵌合検出スイッチがオン状態になる。このような実施形態の一例として、本実施形態では、図1及び図3に示すように、第1検出部81は、凹部内に第4の端子803が配置された構成である。また、第2検出部80は、図1及び図6に示すように、第3の端子801を有するスイッチング部材であり、レバー40の操作部47に設けられた第2の孔802にスライド可能に取り付けられている。そのため、図1(b)から図1(c)に示すように、ロック状態においてスイッチング部材80を初期位置(図1(b)の位置)から押し込み位置(図1(c)の位置)までスライドさせることにより、スイッチング部材80が第1検出部81を構成する凹部内に挿入される。その結果、第3の端子801が第4の端子803と接触し、嵌合検出スイッチがオンの状態となる。第3の端子801および第4の端子803は、典型的には金属製である。また、スイッチング部材80の本体は、典型的には樹脂製である。
本実施形態のロック機構によれば、レバー40を嵌合完了位置まで下ろすことで、嵌合状態とロック状態が同時に実現するため、確実にロックすることができる。
本実施形態では、電源回路遮断装置の例を図示して説明したが、本発明の特徴は回動接触部材50による2つのコネクタの分離にあるため、本発明は電源回路遮断装置に限定されることはなく、一般の電気コネクタにも適用可能である。
(実施形態2)
図9〜図12を用いて実施形態2の電気コネクタ200について説明する。プラグコネクタ10および回動接触部材50の構成は実施形態1の図2及び図5に示すものと同じなので、個別の図面は省略する。また、本実施形態は、ロック機構および嵌合検出機構が実施形態1と異なるのみであり、それ以外の点は実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
本実施形態の電気コネクタでは、
前記一方のハウジングは、上面側に設けられた第1検出部と、両側壁に設けられ、それぞれ外方に向かって突出する1対の第2突出部とを有し、
前記レバーは、前記第1操作部に、前記レバーを前記嵌合完了位置まで回動させたときの前記第1検出部位置に対応して第2貫通孔を有し、
前記第2突出部は、回動可能に連結した1対のアーム部と、これらアーム部を連結する第2操作部とを有するロック機構付き嵌合検出スイッチを具え、前記アーム部が、前記第2突出部に対しアーム部の延在方向に移動可能にするための第1の溝を有し、前記第2操作部が、前記第1検出部と係合して電気接点を形成するための第1作用部を有し、
該ロック機構付き嵌合検出スイッチは、前記レバーを嵌合完了位置に回動させる際には邪魔にならない回動位置にあり、かつ前記レバーを嵌合完了位置まで回動させた後は、前記第1検出部、前記第2貫通孔の上方位置まで回動させ、その後、前記第2操作部の第1作用部が前記第1検出部と係合するように前記第2突出部を前記第1の溝内を移動させることにより、前記第2操作部の第1作用部が前記第1検出部と係合するとともに電気接点を形成して、前記ロック状態と前記嵌合検出スイッチのオン状態となる。
図9(a)から図9(b)に示すように、レバー40を操作開始位置P1から嵌合完了位置P2まで回動させて、嵌合状態を形成する。本実施形態では、実施形態1と異なり、この段階ではロック状態にはなっておらず、その後の操作でロック状態と嵌合検出スイッチがオンの状態が同時に実現するように、ロック機構および嵌合検出スイッチが構成されている。以下、具体的に説明する。
まず、図10に示すように、第2ハウジング23は、上面側に設けられた第1検出部81と、両側壁に設けられ、それぞれ外方に向かって突出する1対の第2突出部904a,904bとを有する。第1検出部81は、実施形態1と同様に、凹部内に第4の端子803が配置された構成が一例として挙げられる。
次に、図11に示すように、レバー40は、第1操作部47に、レバー40を嵌合完了位置P2まで回動させたときの第1検出部81の位置に対応して第2貫通孔804を有する。
さらに、第2突出部904a,904bは、回動可能に連結した1対のアーム部902a,902bと、これらアーム部を連結する第2操作部901とを有するロック機構付き嵌合検出スイッチ90(図12)を具える。アーム部902a,
902bは、第2突出部904a,904bに対しアーム部の延在方向に移動可能にするための第1の溝903a,903bを有する。第2操作部901は、第1検出部81と係合して電気接点を形成するための第1作用部82を有する。第2操作部901は、1対のアーム部902a,902bを連結する天板となっており、ここに設けられた第1作用部82は、凸部内に第5の端子805が配置された構成を一例として挙げる。
ロック機構付き嵌合検出スイッチ90の動作を説明する。まず、図9(a)および図9(b)のように、ロック機構付き嵌合検出スイッチ90は、レバー40を嵌合完了位置P2に回動させる際には邪魔にならない回動位置にある。レバー40を嵌合完了位置P2まで回動させた後、つまり、図9(b)に示す嵌合状態において、第1検出部81および第2貫通孔804の上方位置までスイッチ90を回動させる。このとき、スイッチ90は、第2突出部904が第1の溝903a,903bの最も天板901から遠い位置にある状態(図9(b)に示す位置)で、回動させることが好ましい。この段階で、スイッチ90の天板901(第2操作部)が、レバー40の第1操作部47と対向する位置となる。
その後、図9(c)に示すとおり、天板901の第1作用部82が第1検出部81と係合するように、第2突出部904a,904bを第1の溝903a,903b内を移動させる。これにより、第1作用部82の凸部が、レバー40の第2貫通孔804を通過し、第1検出部81の凹部内に挿入される。このようにして天板901の第1作用部82が第1検出部81と係合するとともに、第5の端子805が第4の端子803と接触し、電気接点を形成して、嵌合検出スイッチのオン状態となる。この状態では、天板901がレバー40の第1操作部47を押さえつけて、レバーの逆回動を抑制しており、ロック状態にもなっている。
このように、本実施形態は、レセプタクルコネクタ20に爪を設けたロック機構の実施形態1とは異なり、スイッチ90という別途のロック部材を設けたものである。また、嵌合検出スイッチは、このロック部材に取り付け、検出部位81をレセプタクルコネクタ20側に設けたものである。
本実施形態は、ロック状態と嵌合検出スイッチがオンの状態が1アクションで同時に実現するため好ましい態様である。
(実施形態3)
図13〜図17を用いて実施形態3の電気コネクタ300について説明する。プラグコネクタ10および回動接触部材50の構成は実施形態1の図2及び図5に示すものと同じなので、個別の図面は省略する。また、本実施形態は、ロック機構および嵌合検出機構が実施形態1と異なるのみであり、それ以外の点は実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
本実施形態の電気コネクタでは、
前記一方のハウジングは、上面側に設けられた第1検出部と、両側壁に設けられた1対の第1係止部とを有し、
前記レバーは、前記第1操作部に、前記レバーを前記嵌合完了位置まで回動させたときの前記第1検出部位置に対応して第3貫通孔を有し、
前記レバーの第1操作部の上部に、前記第3貫通孔に対し挿入と抜去が可能な第2作用部をもつ天板と、該天板の両側から延びる1対のアーム部とを有するロック機構付き嵌合検出スイッチを設け、
該ロック機構付き嵌合検出スイッチは、前記レバーを嵌合完了位置に回動させた後、前記第2作用部が前記第1検出部と係合するように前記第2作用部を前記第3貫通孔内に完全に挿入することにより、前記第2作用部が前記第1検出部と係合して電気接点を形成するとともに、前記アーム部が前記第1係止部と係合してロック状態を形成する。
図13(a)から図13(b)に示すように、レバー40を操作開始位置P1から嵌合完了位置P2まで回動させて、嵌合状態を形成する。本実施形態では、実施形態1と異なり、この段階ではロック状態にはなっておらず、その後の操作でロック状態と嵌合検出スイッチがオンの状態が同時に実現するように、ロック機構および嵌合検出スイッチが構成されている。以下、具体的に説明する。
まず、図14に示すように、第2ハウジング23は、上面側に設けられた第1検出部81と、両側壁に設けられた1対の第1係止部920a,920bとを有する。第1検出部81は、実施形態1と同様に、凹部内に第4の端子803が配置された構成が一例として挙げられる。
次に、図15に示すように、レバー40は、第1操作部47に、レバー40を嵌合完了位置P2まで回動させたときの第1検出部81の位置に対応して第3貫通孔919を有する。この点は、実施形態2で説明したのと同様である。
さらに、図13に示すように、レバー40の第1操作部47の上部にロック機構付き嵌合検出スイッチ91を設けている。このスイッチ91は、図16に示すように、天板911と、該天板911の両側から延びる1対のアーム部912a,912bとを有する。天板911は、レバー40側の第3貫通孔919に対し挿入と抜去が可能な第2作用部83をもっている。第2作用部83は、凸部内に第6の端子806が配置された構成を一例として挙げる。
ロック機構付き嵌合検出スイッチ91の動作の一例を説明する。図13(a)から図13(b)に示すように、ロック機構付き嵌合検出スイッチ91は、レバー40と一体的に嵌合完了位置に回動する。その後、第2作用部83が第1検出部81と係合するように第2作用部83を第3貫通孔919内に完全に挿入する。このようにして天板911の第2作用部83が第1検出部81と係合するとともに、第6の端子806が第4の端子803と接触し、電気接点を形成して嵌合検出スイッチのオン状態となる。この状態では、天板911がレバー40の第1操作部47を押さえつけて、レバーの逆回動を抑制するとともに、アーム部912a,912bが第2ハウジング側の第1係止部920a,920bと係合してロック状態を形成する。
レバー40に取り付けられたスイッチ91を初期位置(図13(b)に示す位置)から押し込み位置(図13(c)に示す位置)までスライドさせるための機構を説明する。このような機構の一例として、本実施形態では、1対のアーム部912a,912bは、その延在方向に沿って第2の溝913a,913bを有している。また、レバー40の中間支持部41の他端側43には、1対の第3突出部914a,914bが設けられる。よって、第3突出部914が第2の溝913内をスライドすることができる。
アーム部912a,912bが第2ハウジング側の第1係止部920a,920bと係合する態様の一例を説明する。本実施形態では、アーム部912a,912bは、端部が二股に分かれ、それぞれの先端が肉厚部917a,917b,918a,918bをもつ第3の爪915a,915b及び第4の爪916a,916bを有し、この部分がロック部位72(図13)を構成する。図13および図14に示す第1係止部920a,920bにロック部位72が嵌合すると、第3及び第4の爪915,916が第1係止部920を押しつけるとともに、肉厚部917,918が第1係止部920の下側に回りこみ、スイッチ91の逆スライドを抑制する。これにより、確実なロック状態を実現することができる。
このように本実施形態は、レセプタクルコネクタ20に爪を設けたロック機構の実施形態1とは異なり、スイッチ91という別途のロック部材をレバー40に設けたものである。また、嵌合検出スイッチは、このロック部材に取り付け、検出部位81をレセプタクルコネクタ20側に設けたものである。
本実施形態は、ロック状態と嵌合検出スイッチがオンの状態が1アクションで同時に実現するため好ましい態様である。さらに、図17に示すように、ロック機構付き嵌合検出スイッチ91を押し込んだ状態で、レバー40を嵌合完了位置まで回動させようとすると、途中でロック部位72が第4の突出部920と干渉し、嵌合完了位置までは回動できないようになっている。このため、嵌合状態を確実に作ってから、ロックおよび嵌合検知を行うことができる。
(実施形態4)
図18〜図21を用いて実施形態4の電気コネクタ400について説明する。プラグコネクタ10および回動接触部材50の構成は実施形態1の図2及び図5に示すものと同じなので、個別の図面は省略する。また、本実施形態は、ロック機構および嵌合検出機構が実施形態1と異なるのみであり、それ以外の点は実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
本実施形態の電気コネクタでは、
前記レバーは、第1操作部に第2検出部を有し、
前記一方のハウジングは、該一方のハウジングの上端面と平行な方向にスライド可能に連結した1対のアーム部と、これらアーム部を連結する第3操作部とを有するロック機構付き嵌合検出スイッチを具え、前記第3操作部は、前記嵌合完了位置にあるレバーの第1操作部に対しスライド移動してロック状態にする第3ロック部と、前記第2検出部と係合して電気接点を形成するための第3作用部とを有する。
図18(a)から図18(b)に示すように、レバー40を操作開始位置P1から嵌合完了位置P2まで回動させて、嵌合状態を形成する。本実施形態では、実施形態1と異なり、この段階ではロック状態にはなっておらず、その後の操作でロック状態と嵌合検出スイッチがオンの状態が同時に実現するように、ロック機構および嵌合検出スイッチが構成されている。以下、具体的に説明する。
まず、レバー40は、第1操作部47に第2検出部80を有する。第2検出部80は、例えば、図20に示すように、第3の端子801を含む。
図21に示すように、第2ハウジング23は、該第2ハウジング23の上端面25と平行な方向にスライド可能に連結した1対のアーム部921a,921bと、これらアーム部を連結する第3操作部922とを有するロック機構付き嵌合検出スイッチ92を具える。上記スライド機構の一例として、本実施形態では、1対のアーム部921a,921bが、その延在方向に沿って第3の溝924a,924bを有している。また、図19に示すように、第2ハウジング23の両側面24a,24bには、1対の第4突出部925a,925bが設けられる。よって、第4突出部925が第3の溝924a,924b内をスライドすることができる。
図21に示すように、第3操作部922は、嵌合完了位置P2にあるレバーの第1操作部47に対しスライド移動してロック状態にする第3ロック部923を有する。第3ロック部923の一例として本実施形態では、スライドさせた後にレバー40の第1操作部47が差し込まれる空間部を示している。また、第3操作部922は、第2検出部80と係合して電気接点を形成するための第3作用部84を有する。第3作用部84は、第7の端子807を有する。
ロック機構付き嵌合検出スイッチ92の動作を説明する。図18(b)に示す嵌合状態において、ロック機構付き嵌合検出スイッチ92を第2ハウジング23に向かって、初期位置(図18(b)に示す位置)から押し込み位置(図18(c)に示す位置)までスライドさせる。これにより、ロック機構付き嵌合検出スイッチ92によってレバー40を固定するロック状態が形成される。同時に、第3の端子801が第4の端子803と接触し、嵌合検出スイッチがオンの状態も形成される。
このように本実施形態は、レセプタクルコネクタ20に爪を設けたロック機構の実施形態1とは異なり、スイッチ92という別途のロック部材を第2ハウジング23に設けたものである。また、第2検出部80は、レバー40に配置し、第3作用部81(検出部位)をロック部材であるロック機構付き嵌合検出スイッチ92側に設けたものである。
本実施形態は、ロック状態と嵌合検出スイッチがオンの状態が1アクションで同時に実現するため好ましい態様である。また、第2検出部80は、レバー40に配置し、第3作用部81をロック部材である嵌合検出スイッチ92側に設けたため、レバー40嵌合完了位置まで回動させた嵌合状態でないと、嵌合検知できない。このため、嵌合状態を確実に作ってから、ロックおよび嵌合検知を行うことができる。さらに、ロック状態ではスイッチ92がレバー40の操作部47全体を覆うため、意図しない外的要因によるレバー操作を防止することができる。
(実施形態5)
図22〜26を用いて実施形態5の電気コネクタ500について説明する。プラグコネクタ10および回動接触部材50の構成は実施形態1の図2及び図5に示すものと同じなので、個別の図面は省略する。また、本実施形態は、ロック機構および嵌合検出機構が実施形態1と異なるのみであり、それ以外の点は実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
本実施形態の電気コネクタでは、
前記一方のハウジングは、上面側に設けられた第1検出部と、上面側から突出した第3ロック部とを有し、
前記レバーは、前記第1操作部に、前記レバーを嵌合完了位置まで回動させたときの前記第1検出部と前記第3ロック部にそれぞれ対応する位置に、第4貫通孔と第5貫通孔を有し、
前記レバーの第1操作部の上部に、前記第4貫通孔に対し挿入と抜去が可能な第4作用部をもつ天板と、該天板の両側から延びる1対のアーム部とを有する嵌合検出スイッチを設け、
前記天板に、前記第3ロック部と係合する第4ロック部を設け、
前記嵌合検出スイッチは、前記レバーを嵌合完了位置に回動させて、前記第3ロック部が前記第5貫通孔を突き抜けて係合した後、前記第4作用部が前記第1検出部と係合するように前記第4作用部を前記第4貫通孔に完全に挿入することにより、前記第4作用部が前記第1検出部と係合して電気接点を形成して、前記嵌合検出スイッチのオン状態となり、その後、前記第5貫通孔を突き抜けた前記第3ロック部の部分に向かって、前記第4ロック部を移動させてロック状態を形成する。
図22(a)から図22(b)に示すように、レバー40を操作開始位置P1から嵌合完了位置P2まで回動させて、嵌合状態を形成する。本実施形態では、実施形態1と異なり、この段階ではロック状態にはなっておらず、その後の操作で仮のロック状態と嵌合検出スイッチがオンの状態を同時に実現させ、その後完全なロック機構を実現するように、嵌合検出スイッチが構成されている。以下、具体的に説明する。
まず、図23に示すように、第2ハウジング23は、上面側に設けられた第1検出部81と、上面側から突出した第3ロック部808とを有する。第1検出部81は、実施形態1と同様に、凹部内に第4の端子803が配置された構成が一例として挙げられる。第3ロック部808の一例としては、先端部分に、他の部分より広幅な爪部分809a,809bを具えている構成を挙げることができる。
次に、図24に示すように、レバー40は、第1操作部47に、レバー40を嵌合完了位置P2まで回動させたときの第1検出部81と対応する位置に第4貫通孔926を有し、第3ロック部808に対応する位置に第5貫通孔927を有する。
さらに、図22に示すように、レバー40の第1操作部47の上部に嵌合検出スイッチ93を設けている。このスイッチ93は、図25に示すように、天板930と、該天板930の両側から延びる1対のアーム部931a,931bとを有する。天板930は、レバー40側の第4貫通孔926に対し挿入と抜去が可能な第4作用部85をもっている。第4作用部85は、凸部内に第8の端子810が配置された構成を一例として挙げる。
また、天板930には、図22(b)に示すように、第3ロック部808と係合する第4ロック部94を設けている。第4ロック部94の一例としては、図26に示すように、嵌合検出スイッチ93の天板930の上部をスライド可能な部材であり、平坦部941a,941bを具えている。
嵌合検出スイッチ93および第4ロック部94の動作の一例を説明する。図22(a)から図22(b)に示すように、嵌合検出スイッチ93は、レバー40と一体的に嵌合完了位置に回動する。これにより、第3ロック部808は第5貫通孔927を突き抜けて、これと係合する。その後、第4作用部85が第1検出部81と係合するように第4作用部85を第4貫通孔926に完全に挿入する。このようにして、天板930の第4作用部85が第1検出部と係合するとともに、第8の端子810が第4の端子803と接触し、電気接点を形成して嵌合検出スイッチのオン状態となる。なお、この状態では、天板930がレバー40の第1操作部47を押さえつけて、レバーの逆回動を抑制している「仮嵌合状態」となっている。
レバー40に取り付けられたスイッチ93を初期位置(図22(b)に示す位置)から押し込み位置(図22(c)に示す位置)までスライドさせるための機構を説明する。このような機構の一例として、本実施形態では、1対のアーム部931a,931bは、その延在方向に沿って第4の溝932a,932bを有している。また、レバー40の中間支持部41の他端側43には、1対の第5突起部933a,933bが設けられる。よって、第5突起部933が第4の溝932内をスライドすることができる。
なお、本実施形態では、第2ハウジング23の上面側に凹部810を設け(図23)、レバー40の第1操作部47には、レバー40を嵌合完了位置P2まで回動させたときの凹部810と対応する位置に第6貫通孔935を設け、スイッチ93の天板930に凸部934が設けた(図25)。これにより、凸部934が凹部810内をガイドされることで、スイッチ93を初期位置から押し込み位置までより正確にスライドさせることができる。
その後、第5貫通孔927を突き抜けた第3ロック部808の部分(爪部分809a,809b)に向かって、第4ロック部94をスライド移動させてロック状態を形成する。図22(c)に示すように、第4ロック部の平坦部941が、第3ロック部の爪部分809の下側に入り込むことによって、レバー40の逆回動が完全に防止でき、ロック状態を形成する。
本実施形態は、第4ロック部94によって、より確実なロック状態を実現できる点で好ましい形態である。さらに、実施形態3と同様に、嵌合検出スイッチ93を押し込んだ状態で、レバー40を嵌合完了位置まで回動させようとすると、途中で1対のアーム部931a,931bが、第2ハウジング23に設けられた1対の突起部と干渉し、嵌合完了位置までは回動できないようになっている。このため、嵌合状態を確実に作ってから、ロックおよび嵌合検知を行うことができる。
(実施形態6)
図27〜30を用いて実施形態6の電気コネクタ600について説明する。プラグコネクタ10および回動接触部材50の構成は実施形態1の図2及び図5に示すものと同じなので、個別の図面は省略する。また、本実施形態は、ロック機構および嵌合検出機構が実施形態1と異なるのみであり、それ以外の点は実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
図27(a)から図27(b)に示すように、レバー40を操作開始位置P1から嵌合完了位置P2まで回動させて、嵌合状態を形成する。本実施形態では、実施形態1と異なり、この段階ではロック状態にはなっておらず、その後の操作でロック状態と嵌合検出スイッチがオンの状態がほぼ同時に実現するように、ロック機構および嵌合検出スイッチが構成されている。以下、具体的に説明する。
まず、図28に示すように、第2ハウジング23は、一のロック部である第5ロック部950と、上面側から突出した第1検出部81を有する。第1検出部81は、図27(b)に示すように、レバー40を嵌合完了位置P2まで回動させたときの第1操作部47の位置に隣接している。第1検出部81は、実施形態1と同様に、凹部内に第4の端子803が配置された構成が一例として挙げられる。本実施形態では、第5ロック部950は、第2ハウジング23の一端側に設けられた凸部951と2つの凹部952,952からなる。
図27に示すように、レバー40の第1操作部47の上部にロック機構付き嵌合検出スイッチ95を設ける。このスイッチ95は、第1操作部47の上部をスライド可能になっており、図30に示すように、第5作用部95と他のロック部である第6ロック部960とをもつ。第5作用部86は、第2ハウジング23の第1検出部81と係合して電気接点を形成するための作用部であり、本実施形態では、第9端子811を有している。本実施形態では、第6ロック960は、第5ロック部950と係合可能なものであり、2つの爪部材961,961からなる。スライドを実現する構成の一例としては、図29に示すように、レバー40の第1操作部47に第5の溝963を設け、スイッチ95には、この溝内をスライドする第6突起部962を設ける構成が挙げられる。
ロック機構付き嵌合検出スイッチ95の動作を説明する。まず、図27(b)に示すように、レバー40を嵌合完了位置P2まで回動させる。このとき、スイッチ95の第6ロック部960を構成する爪部材961は、第2ハウジング23の第5ロック部950の一部を構成する凹部952を通過する。その後、スイッチ95をレバー40の第1操作部47の上部で第1検出部81に向かってスライドさせる。すると、図27(c)に示すように、爪部材961が第2ハウジング23の第5ロック部の一部である凸部951を噛み込んで、レバー40の逆回動を抑制するロック状態を形成する。それとともに、第5作用部86の第9端子811が第1検出部81の第4端子803と接触し、嵌合検出スイッチがオンの状態となる。
このようにして本実施形態では、レバー40を嵌合完了位置まで回動させた後にスライド移動させて、第6ロック部960を第5ロック部950と係合させてロック状態を形成するとともに、第5作用部86を第1検出部81と係合させて電気接点を形成する。
本実施形態では、レバー40を嵌合完了位置まで回動させる前に、スイッチ95をスライドさせてしまうと、爪部材961(第6ロック部960)が凸部951と干渉し、レバー40を嵌合完了位置まで回動できない。このため、嵌合状態を確実に作ってから、ロックおよび嵌合検知を行うことができる点で好ましい実施形態である。また、スイッチ95が操作時にコネクタの長手方向外側に出ることがないため、コネクタの使用の際にデッドスペースを生むことがない点でも好ましい。
本発明によれば、カムピンをカム溝内で移動させる構成ではなく、一対の突出部、レバー、一対の回転接触部材の相互作用によって、挿入または抜去を行う構成としたため、一方のコネクタから他方のコネクタを確実に安定した力でスムーズに嵌合または離脱させることが容易となる。特に、プラグコネクタをレセプタクルコネクタから離脱させる際に、レバーに設けられた一対の回転接触部材が、レバーの設けられていない方のハウジングの上端面上をスライドしながら常にこの上端面との接触を維持するため、レセプタクルコネクタからプラグコネクタをスムーズに抜去することができる。
100,200,300,400 電気コネクタ
10 プラグコネクタ
11 第1の端子
12 凸状部位
13 第1ハウジング
14a,14b 第1のハウジング(他方のハウジング)の両側壁
20 レセプタクルコネクタ
21 第2の端子
22 凹状部位
23 第2ハウジング
24a,24b 第2のハウジング(一方のハウジング)の両側壁
25 第2のハウジング(一方のハウジング)の上端面
30a,30b 一対の突出部
31a,31b 突出部の被作用面
40 レバー
41a,41b 一対の中間支持部
42 中間支持部の一端側
43 中間支持部の他端側
44a,44b 第1指片
45a,45b 第2指片
46a,46b 一対の動作部
47 第1操作部
48a,48b 第1指片の先端側
49a,49b 作用面
50 一対の回転接触部材

Claims (8)

  1. 第1の端子と、該第1の端子の周りを包含する凸状部位をもつ第1ハウジングとを有するプラグコネクタと、
    第2の端子と、該第2の端子を収容し、前記第1の端子と前記第2の端子との電気的接触時に、前記凸状部位との嵌合が可能な凹状部位をもつ第2ハウジングとを有するレセプタクルコネクタと、
    を有し、前記凸状部位を前記凹状部位に対し挿入または抜去することで、前記プラグコネクタが前記レセプタクルコネクタに対し嵌合または離脱することにより、前記第1及び第2の端子が電気的に接触または分離する電気コネクタであって、
    前記第1及び第2ハウジングのうちの一方のハウジングは、該一方のハウジングの両側壁に、それぞれ外方に向かって突出する一対の突出部を具え、
    前記第1及び第2ハウジングのうちの他方のハウジングは、該他方のハウジングの両側壁に回動可能に取り付けられた一対の中間支持部と、該中間支持部の一端側に位置し、前記一方のハウジングと連携動作する二股に分かれた第1指片と第2指片とをもつ一対の動作部と、前記中間支持部の他端側に位置し、プラグコネクタをレセプタクルコネクタに対し嵌合および離脱する際に、前記中間支持部を回動中心として力を作用させる第1操作部とを有するレバーを具え、
    該レバーの第1指片の先端側に、プラグコネクタをレセプタクルコネクタから離脱させる際に、前記一方のハウジングの上端面上をスライドしながら常に前記上端面との接触を維持する一対の回動接触部材を設け、
    前記レバーの第2指片は、プラグコネクタをレセプタクルコネクタに嵌合する際に、前記一方のハウジングの突出部の被作用面と接触し、前記レバーの第1操作部に作用した力を、プラグコネクタをレセプタクルコネクタに嵌合させる方向の力として伝達する作用面を有することを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記回動接触部材が、前記一方のハウジングの上端面と少なくとも2点で接触する請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記回動接触部材が弓状部材であり、該弓状部材の両端部で前記一方のハウジングの上端面と接触する請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記回動接触部材が、中心部分から異なる半径方向に延びる3つの突出部を有し、該3つの突出部のうち2つの突出部の端部で前記一方のハウジングの上端面と接触する請求項2に記載の電気コネクタ。
  5. 前記プラグコネクタの凸状部位の一部を前記レセプタクルコネクタの凹状部位に位置合わせ挿入した仮嵌合状態において、前記レバーを操作開始位置から嵌合完了位置まで回動させると、前記第2指片の作用面と前記突出部の被作用面との接触部分を作用点とし、前記第1ハウジングの凸状部位が前記第2ハウジングの凹状部位に対して挿入する方向の力が作用して、前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとが嵌合状態になり、
    該嵌合状態において、前記レバーを前記嵌合完了位置から前記操作開始位置まで回動させると、前記回動接触部材と前記一方のハウジングの上端面との接触部分を作用点とし、前記第1ハウジングの凸状部位が前記第2ハウジングの凹状部位に対して抜去する方向の力が作用して、前記プラグコネクタが前記レセプタクルコネクタから離脱する分離状態となるように、前記突出部、前記レバーおよび前記回転接触部材を配置する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気コネクタ。
  6. 前記嵌合状態を維持するロック状態を形成するためのロック機構と、
    前記ロック状態でのみオンにすることが可能な嵌合検出スイッチと、をさらに有し、該嵌合検出スイッチがオンの状態でのみ、前記第1及び第2の端子が電気的に導通する請求項5に記載の電気コネクタ。
  7. 前記一方のハウジングは、一のロック部と、前記レバーを嵌合完了位置まで回動させたときの前記第1操作部の位置に隣接して、上面側から突出した検出部を有し、
    前記レバーの第1操作部の上部に、前記検出部と係合して電気接点を形成するための作用部と、前記一のロック部と係合可能な他のロック部とをもつロック機構付き嵌合検出スイッチを、前記第1操作部の上部に対してスライド可能に設け、
    前記ロック機構付き嵌合検出スイッチは、前記レバーを嵌合完了位置まで回動させた後にスライド移動させて、前記他のロック部を前記一のロック部と係合させてロック状態を形成するとともに、前記作用部を前記検出部と係合させて電気接点を形成する請求項6に記載の電気コネクタ。
  8. 前記第1ハウジングに収容され、前記第1の端子と電気的に接続されたヒューズと、
    前記第2ハウジングから延び、前記第2の端子と電気的に接続されたケーブルとを有し、
    前記プラグコネクタが前記レセプタクルコネクタから離脱することで電源回路を遮断する電源回路遮断装置として機能する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電気コネクタ。
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