JP2012049059A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動炊飯コースにおいて、従来の負荷量検知手段を用いた炊飯合数判定よりも早い段階で炊飯合数に応じた適切な火力に変更すること。
【解決手段】合数判定手段8は、加熱中に、鍋内の温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間から炊飯合数を判定することで、従来よりも早い段階で炊飯合数に応じた適切な加熱出力に変更することができ、炊飯合数の多少に関わらず、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘導加熱調理機器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、自動で炊飯を行う場合、予め炊飯量を選択入力する必要があった(例えば、特許文献1参照)。また、別の従来技術では、加熱物の負荷量を判定する手段として、ある温度から一定温度上昇するのにかかる時間を計算、またはその時間の加熱出力の積算値を計算して判定するものがあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−310384号公報 特開平5−21149号公報
しかしながら、前記従来の構成では、炊飯量を入力するための選択手段を備える必要があるほか、炊飯量を入力する手間が必要であった。また、別の従来技術の負荷量判定手段を自動炊飯コースに応用して炊飯を行う場合、炊飯量(米量+水量)を判定し、その炊飯量に応じた加熱制御が実行されるまでにある程度の時間を要するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、従来よりも早い段階で炊飯合数に応じた適切な加熱出力に変更することができ、炊飯合数の多少に関わらず、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができ誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、鍋を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に設けられ、前記鍋を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの出力を制御する制御手段と、前記トッププレートの下方に設けられ、前記鍋の鍋底の温度を検知する温度検知手段と、炊飯を含む自動調理のコースの中から一つの自動調理コースを選択するコース選択手段と、時間を計時する計時手段と、前記温度検知手段及び前記計時手段の信号に基づき、前記鍋内の炊飯合数を判定する合数判定手段を備え、前記合数判定手段は、前記制御手段が所定火力で加熱中に、前記温度検知手段の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知すると、前記計時手段の計時結果に基づき、加熱開始から、前記温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間が長くなるほど前記炊飯合数が多いと判定し、前記制御手段は前記合数判定手段で判定された合数に応じて加熱出力を変更するとしたものである。
これによって、鍋内の温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間から炊飯合数を判定することで、従来よりも早い段階で炊飯合数に応じた適切な加熱出力に変更することができ、炊飯合数の多少に関わらず、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができる。
本発明の誘導加熱調理器は、従来よりも早い段階で炊飯合数に応じた適切な加熱出力に
変更することができ、炊飯合数の多少に関わらず、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができる。
本発明の実施の形態1、2における誘導加熱調理器の概略構成図 本発明の実施の形態1、2における誘導加熱調理器の炊飯工程図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の炊飯工程の温度変化を示す図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の炊飯工程の温度変化を示す図 本発明の実施の形態4、5、6における誘導加熱調理器の概略構成図 本発明の実施の形態4における誘導加熱調理器の炊飯工程の温度変化を示す図 本発明の実施の形態5における誘導加熱調理器の炊飯工程の温度変化を示す図 本発明の実施の形態6における誘導加熱調理器の炊飯工程の温度変化を示す図 本発明の実施の形態7における誘導加熱調理器の概略構成図
第1の発明は、鍋を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に設けられ、前記鍋を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの出力を制御する制御手段と、前記トッププレートの下方に設けられ、前記鍋の鍋底の温度を検知する温度検知手段と、炊飯を含む自動調理のコースの中から一つの自動調理コースを選択するコース選択手段と、時間を計時する計時手段と、前記温度検知手段及び前記計時手段の信号に基づき、前記鍋内の炊飯合数を判定する合数判定手段を備え、前記合数判定手段は、前記制御手段が所定火力で加熱中に、前記温度検知手段の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知すると、前記計時手段の計時結果に基づき、加熱開始から、前記温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間が長くなるほど前記炊飯合数が多いと判定し、前記制御手段は前記合数判定手段で判定された合数に応じて加熱出力を変更するとしたことにより、従来の負荷量判定手段を用いて炊飯合数を判定する場合よりも早い段階で炊飯合数に応じた適切な加熱出力に変更することができ、炊飯合数の多少に関わらず、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の合数判定手段は、加熱開始から温度検知手段の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間に代え、所定の温度に到達してから前記温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間が長くなるほど炊飯合数が多いと判定し、前記制御手段は前記合数判定手段で判定された合数に応じて加熱出力を変更するとしたことにより、初期温度がばらついた場合でも精度良く炊飯合数を判定し、炊飯合数に応じた適切な加熱出力に変更することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、温度検知手段の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間が、予め設定したリミッター時間を超えた場合、最大合数と判定して加熱制御を行うとしたことにより、炊飯合数が多く水の対流開始による鍋底の温度低下が遅い場合にも対応することができ、合数判定が遅れて出来映えの悪いご飯になるのを防ぐことができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、温度勾配が大きくなるほど炊飯合数が少ないと判定する第2の合数判定手段を有し、制御手段は前記第2の合数
判定手段で判定された前記炊飯合数が第1の合数判定手段で判定された炊飯合数と異なる場合、前記第2の合数判定手段の判定結果に基づいて加熱出力を変更するが、炊飯合数の判定差によって出来映えが悪くならないよう加熱制御を行うとしたことにより、第1の合数判定の結果が何らかの理由により実際の合数とずれてしまった場合にも対応することができる。
第5の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、温度勾配は、第1の温度判定値から前記第1の温度判定値より高い第2の温度判定値に到達するまでの範囲とし、前記温度勾配が大きくなるほど炊飯合数が少ないと判定する第2の合数判定手段を有し、制御手段は前記第2の合数判定手段で判定された前記炊飯合数が第1の合数判定手段で判定された炊飯合数と異なる場合、前記第2の合数判定手段の判定結果に基づいて加熱出力を変更するが、炊飯合数の判定差によって出来映えが悪くならないよう加熱制御を行うとしたことにより、第1の合数判定の結果が何らかの理由により実際の合数とずれてしまった場合にも対応することができるうえ、初期温度がばらついた場合でも精度良く炊飯合数を判定し、炊飯合数に応じた適切な加熱出力に変更することができる。
第6の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、温度勾配は、第1の温度判定値から前記第1の温度判定値より高い第2の温度判定値に到達するまでの範囲に代え、所定の温度判定値に到達してから一定時間経過するまでの範囲の前記温度勾配が大きくなるほど炊飯合数が少ないと判定する第2の合数判定手段を有し、制御手段は前記第2の合数判定手段で判定された前記炊飯合数が第1の合数判定手段で判定された炊飯合数と異なる場合、前記第2の合数判定手段の判定結果に基づいて加熱出力を変更するが、炊飯合数の判定差によって出来映えが悪くならないよう加熱制御を行うとしたことにより、第1の合数判定の結果が何らかの理由により実際の合数とずれてしまった場合にも対応することができるうえ、初期温度がばらついた場合でも精度良く炊飯合数を判定し、炊飯合数に応じた適切な加熱出力に変更することができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明の温度検知手段は、赤外線センサを用いたことにより、トッププレートを介してではなく、ダイレクトに鍋底の温度を検知できるため、比較的低温度域で加熱調理を行う炊飯において、より精度良く鍋底の温度を検知し、炊飯合数を正確に判定することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の概略構成図を示すものである。
図1において、鍋を載置するトッププレート1、鍋を誘導加熱する誘導加熱コイル2、誘導加熱コイル2に高周波電流を供給するインバータ3、インバータの出力を制御する制御手段4であり、鍋の鍋底の温度を検知する温度検知手段5、炊飯を含む自動調理のコースの中から一つの自動調理コースを選択するコース選択手段6であり、時間を計時する計時手段7、温度検知手段5及び計時手段7の信号に基づき、鍋内の炊飯合数を判定する合数判定手段8で構成している。
以上のように構成された誘導加熱調理機器について、以下その動作、作用を説明する。図2は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の炊飯工程図、図3は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の炊飯工程図であり、炊き上げ工程の一部を示している。表1は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器のパラメータ表を示
すものである。
Figure 2012049059
まず、使用者が任意の量の米と水を入れた鍋をトッププレート1に載置し、自動調理のコースの中から一つの自動調理コースを選択するコース選択手段6で自動炊飯コースを選択し、調理を開始すると、制御手段4は所定火力で加熱を行い、図2に示す炊飯工程のうちの炊き上げ工程に入る。
誘導加熱コイル2によって鍋底が熱せられ、鍋内の温度が徐々に上昇していくと、図3に示すように、初め、米の層と水の層に分かれていた状態から、水の対流が起こり、上層部にあった水が下方に回り込み、米と水が混ざり合うことによって上昇中の鍋底の温度Tが時間tのt1経過したところで一旦下降し、再び上昇する現象が起こる。
この現象は米と水の総量が多いほど遅く起こるため、合数判定手段8は、温度検知手段5の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知すると、計時手段7の計時結果に基づき、加熱開始から、温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間tが長くなるほど炊飯合数が多いと判定する。
例えば、制御手段4は500Wで調理を開始し、温度検知手段5の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間tが60秒であった場合、合数判定手段8は表1のパラメータ表に基づき、1合と判定してそのまま炊き上げ工程の間は500Wで加熱を継続するが、温度検知手段5の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間tが180秒であった場合、合数判定手段8は3合と判定して火力を1000Wに上げるなど加熱出力を炊飯合数に応じて変更する。
また、例えば温度検知手段5の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間tが150秒であった場合、合数判定手段8は2.5合と判定して火力を850Wに上げるなど、任意の炊飯合数に対応することができる。
従来技術では、ある温度から一定温度上昇するまでの温度勾配から負荷量を判定するため、その技術を自動炊飯コースに適用して炊飯合数を判定しようとすると、合数を判定するまでにある程度の時間を必要とするため、炊飯合数に合わせた適切な加熱出力に変更するタイミングが遅れてしまう。
以上のように、本実施の形態においては、従来の負荷量判定手段よりも早い段階で炊飯合数に合わせた適切な加熱出力に変更することができるため、炊飯合数の多少に関わらず、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができる。
(実施の形態2)
図1は、本発明の第2の実施の形態における誘導加熱調理器の概略構成図を示すものであり、構成は実施の形態1と同じである。
以上のように構成された誘導加熱調理機器について、以下その動作、作用を図2、図4及び表2を参照しながら説明する。
図2は本発明の第2の実施の形態における誘導加熱調理器の炊飯工程図、図4は本発明の第2の実施の形態における誘導加熱調理器の炊飯工程の温度変化を示す図、表2は本発明の第2の実施の形態における誘導加熱調理器のパラメータ表を示すものである。
Figure 2012049059
まず、使用者が任意の量の米と水を入れた鍋をトッププレート1に載置し、自動調理のコースの中から一つの自動調理コースを選択するコース選択手段6で自動炊飯コースを選択し、調理を開始すると、制御手段4は所定火力で加熱を行い、図2に示す炊飯工程のうちの炊き上げ工程に入る。
誘導加熱コイル2によって鍋底が熱せられ、鍋内の温度が徐々に上昇していくと、図4に示すように、初め、米の層と水の層に分かれていた状態から、水の対流が起こり、上層部にあった水が下方に回り込み、米と水が混ざり合うことによって上昇中の鍋底の温度が一旦下降し、再び上昇する現象が起こる。
この現象は米と水の総量が多いほど遅く起こるため、合数判定手段8は、温度検知手段5の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知すると、計時手段7の計時結果に基づき、所定の温度Tに到達した時間から、温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間tが長くなるほど炊飯合数が多いと判定する。
例えば、制御手段4は500Wで調理を開始し、温度検知手段5の検知する温度がT=40℃に到達した時間から、温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間tが90秒であった場合、合数判定手段8は1合と判定してそのまま沸騰まで500Wで加熱を継続するが、温度検知手段5の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間tが210秒であった場合、合数判定手段8は3合と判定して火力を1000Wに上げるなど加熱出力を炊飯合数に応じて変更する。
また、例えば温度検知手段5の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間tが180秒であった場合、合数判定手段8は2.5合と判定して火力を850Wに上げるなど、任意の炊飯合数に対応することができる。
以上のように、本実施の形態においては、従来の負荷量判定手段よりも早い段階で炊飯合数に合わせた適切な加熱出力に変更することができるだけでなく、季節による水温の変化などで初期温度がばらついた場合にも対応することができ、炊飯合数の多少に関わらず、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができる。
(実施の形態3)
誘導加熱調理器自体の構成は実施の形態1または2と同一であるため、その説明を省略する。
本実施の形態における誘導加熱調理器の合数判定手段8は、温度検知手段5の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知すると、計時手段7の計時結果に基づき、加熱開始または所定の温度に到達した時間から、温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間が予め設定したリミッター時間(例えば実施の形態1の場合は210秒、実施の形態2の場合は240秒など)を超えた場合、最大合数と判定して加熱出力を増大させるように制御を行う。
以上のように、本実施の形態においては、合数判定手段8に上限値を設けることにより、必ず合数判定工程を終了し、次の工程に進むことができるほか、炊飯合数が多いにもかかわらず低い火力で加熱し続けることによってべちゃついたご飯になるのを防ぐことができる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の第4の実施の形態における誘導加熱調理器の概略構成図を示すものである。
図5において、トッププレート1〜計時手段7は図1と同様であり、第1の合数判定手段8は図1の合数判定手段8と同一のものであり、第2の合数判定手段9を備えている。
以上のように構成された誘導加熱調理機器について、以下その動作、作用を図6を参照しながら説明する。
図6は本発明の第4の実施の形態における誘導加熱調理器の炊飯工程の温度変化を示す図である。
第2の合数判定手段9は、図6に示す炊き上げ工程における温度勾配から炊飯合数を判定するものであり、第1の合数判定手段8の判定終了温度よりも高い温度で判定を終了する。
温度勾配ΔTが大きくなるほど炊飯合数が少ないと判定する。万が一、第2の合数判定手段9で判定された炊飯合数が第1の合数判定手段8で判定された炊飯合数と異なる場合、第2の合数判定手段9の判定結果に基づいて加熱出力を変更するが、炊飯合数の判定差によって出来映えが悪くならないよう加熱制御を行う。
例えば、第1の合数判定手段8が3合と判定し、第2の合数判定手段9も3合と判定した場合はそのまま炊き上げ工程の火力を1000Wで加熱を続けるが、第2の合数判定手段9が2合と判定した場合、制御手段4は沸騰までの炊き上げ工程の火力を700Wに変更するが、この場合、第1の合数判定終了から第2の合数判定終了までの火力が実際の炊飯合数に適した火力よりも高く、鍋内の温度上昇が早いために米の膨潤が不十分となるため、次の沸騰維持工程の時間を長くすることにより、硬いご飯に仕上がるのを防ぐことができる。
以上のように、本実施の形態においては、第1の合数判定手段8よりも長いスパンで温度勾配を測定する第2の合数判定手段9を設けることにより、第1の合数判定手段による判定結果を補正することができるため、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができる。
(実施の形態5)
図5は、本発明の第5の実施の形態における誘導加熱調理器の概略構成図を示すもので
あり、構成は実施の形態4と同じである。
以上のように構成された誘導加熱調理機器について、図7を参照しながら動作、作用を説明する。図7は本は本発明の第5の実施の形態における誘導加熱調理器の炊飯工程の温度変化を示すものである。
第2の合数判定手段9は、図7に示す炊き上げ工程における温度勾配から炊飯合数を判定するものであり、第1の合数判定手段8の判定終了温度よりも高い温度で判定を終了する。
第1の温度判定値Tから、Tよりも高い第2の温度判定値Tに到達するまでの範囲の温度勾配ΔTから炊飯合数を判定するものであり、ΔTが大きくなるほど炊飯合数が少ないと判定する。
万が一、第2の合数判定手段9で判定された炊飯合数が第1の合数判定手段8で判定された炊飯合数と異なる場合、第2の合数判定手段9の判定結果に基づいて加熱出力を変更するが、炊飯合数の判定差によって出来映えが悪くならないよう加熱制御を行う。
例えば、第1の合数判定手段8が2合と判定し、第2の合数判定手段9も2合と判定した場合はそのまま炊き上げ工程の火力を700Wで加熱を続けるが、第2の合数判定手段9が3合と判定した場合、第1の合数判定終了から第2の合数判定終了までの火力が実際の炊飯合数に適した火力よりも低く、鍋内の温度上昇が緩やかで水分の蒸発が不十分となるため、制御手段4は火力を1000Wに変更し、さらに炊き上げ工程の沸騰継続時間を長く設定することにより、べちゃついたご飯に仕上がるのを防ぐことができる。
以上のように、本実施の形態においては、第1の合数判定手段8よりも長いスパンで温度勾配を測定する第2の合数判定手段9を設けることにより、第1の合数判定の判定結果を補正することができるだけでなく、季節による水温の変化などで初期温度がばらついた場合にも対応することができ、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができる。
(実施の形態6)
図5は、本発明の第5の実施の形態における誘導加熱調理器の概略構成図を示すものであり、構成は実施の形態4および5と同じである。
以上のように構成された誘導加熱調理機器について、図8を参照しながら動作、作用を説明する。図8は同誘導加熱調理器の炊飯工程の温度変化を示す図である。
第2の合数判定手段9は、図8に示す炊き上げ工程における温度勾配から炊飯合数を判定するものであり、第1の合数判定手段8の判定終了温度よりも高い温度で判定を終了する。
所定の温度判定値Tに到達してから一定時間経過するまでの範囲tの温度勾配ΔTから炊飯合数を判定するものであり、ΔTが大きくなるほど炊飯合数が少ないと判定する。万が一、第2の合数判定手段9で判定された炊飯合数が第1の合数判定手段8で判定された炊飯合数と異なる場合、第2の合数判定手段9の判定結果に基づいて加熱出力を変更するが、炊飯合数の判定差によって出来映えが悪くならないよう加熱制御を行う。
例えば、第1の合数判定手段8が3合と判定し、第2の合数判定手段9も3合と判定した場合はそのまま炊き上げ工程の火力を1000Wで加熱を続けるが、第2の合数判定手段9が2合と判定した場合、制御手段4は沸騰までの炊き上げ工程の火力を700Wに変
更するが、この場合、第1の合数判定終了から第2の合数判定終了までの火力が実際の炊飯合数に適した火力よりも高く、鍋内の温度上昇が早いために米の膨潤が不十分となるため、次の沸騰維持工程の時間を長くすることにより、硬いご飯に仕上がるのを防ぐことができる。
以上のように、本実施の形態においては、第1の合数判定手段8よりも長いスパンで温度勾配を測定する第2の合数判定手段9を設けることにより、第1の合数判定の判定結果を補正することができるだけでなく、季節による水温の変化などで初期温度がばらついた場合にも対応することができ、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができる。
(実施の形態7)
図9は、本発明の第7の実施の形態における誘導加熱調理器の概略構成図を示すものである。図9において、1〜4および6〜8は図1と同様であり、5は赤外線センサである。
以上のように構成された誘導加熱調理機器について、以下その動作、作用を説明する。
温度検知手段5(赤外線センサ)はフォトダイオードで構成し、鍋底から放射される熱エネルギーをトッププレート1を透過させて検知している。この赤外線センサは熱エネルギーである光量を電流または電圧に変化させて鍋底の温度を検出している。
このように、温度検知手段5は鍋底を非接触にて検知し、鍋底の温度を演算して求めているため、応答性が速く、鍋底の温度を正確に検知することができる。このため、誘導加熱コイル2に対する制御手段4の電力制御は、鍋底の温度変化に即座に反応できる。
以上のように、本実施の形態においては、鍋底の温度を検知する手段を赤外線センサとすることにより、比較的低温度域で加熱調理を行う炊飯において、炊飯中の鍋底の温度変化を精度良く検知し、炊飯合数を正確に判定することができるため、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、従来よりも早い段階で炊飯合数に応じた適切な加熱出力に変更することができ、炊飯合数の多少に関わらず、より美味しい出来映えのご飯を炊飯することができる。
1 トッププレート
2 誘導加熱コイル
3 インバータ
4 制御手段
5 温度検知手段
6 コース選択手段
7 計時手段
8 合数判定手段(第1の合数判定手段)
9 第2の合数判定手段

Claims (7)

  1. 鍋を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下方に設けられ、前記鍋を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータと、前記インバータの出力を制御する制御手段と、前記トッププレートの下方に設けられ、前記鍋の鍋底の温度を検知する温度検知手段と、炊飯を含む自動調理のコースの中から一つの自動調理コースを選択するコース選択手段と、時間を計時する計時手段と、前記温度検知手段及び前記計時手段の信号に基づき、前記鍋内の炊飯合数を判定する合数判定手段を備え、前記合数判定手段は、前記制御手段が所定火力で加熱中に、前記温度検知手段の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知すると、前記計時手段の計時結果に基づき、加熱開始から、前記温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間が長くなるほど前記炊飯合数が多いと判定し、前記制御手段は前記合数判定手段で判定された合数に応じて加熱出力を変更する誘導加熱調理器。
  2. 合数判定手段は、加熱開始から温度検知手段の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間に代え、所定の温度に到達してから前記温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間が長くなるほど炊飯合数が多いと判定し、前記制御手段は前記合数判定手段で判定された合数に応じて加熱出力を変更する請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 温度検知手段の検知する温度の温度勾配が負に変わったことを検知するまでの時間が、予め設定したリミッター時間を超えた場合、最大合数と判定して加熱制御を行う請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 温度勾配が大きくなるほど炊飯合数が少ないと判定する第2の合数判定手段を有し、制御手段は前記第2の合数判定手段で判定された前記炊飯合数が第1の合数判定手段で判定された炊飯合数と異なる場合、前記第2の合数判定手段の判定結果に基づいて加熱出力を変更するが、炊飯合数の判定差によって出来映えが悪くならないよう加熱制御を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 温度勾配は、第1の温度判定値から前記第1の温度判定値より高い第2の温度判定値に到達するまでの範囲とし、前記温度勾配が大きくなるほど炊飯合数が少ないと判定する第2の合数判定手段を有し、制御手段は前記第2の合数判定手段で判定された前記炊飯合数が第1の合数判定手段で判定された炊飯合数と異なる場合、前記第2の合数判定手段の判定結果に基づいて加熱出力を変更するが、炊飯合数の判定差によって出来映えが悪くならないよう加熱制御を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 温度勾配は、第1の温度判定値から前記第1の温度判定値より高い第2の温度判定値に到達するまでの範囲に代え、所定の温度判定値に到達してから一定時間経過するまでの範囲の前記温度勾配が大きくなるほど炊飯合数が少ないと判定する第2の合数判定手段を有し、制御手段は前記第2の合数判定手段で判定された前記炊飯合数が第1の合数判定手段で判定された炊飯合数と異なる場合、前記第2の合数判定手段の判定結果に基づいて加熱出力を変更するが、炊飯合数の判定差によって出来映えが悪くならないよう加熱制御を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  7. 温度検知手段は、赤外線センサを用いた請求項1〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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