JP2012044239A - 映像符号化方法,映像復号方法,映像符号化装置,映像復号装置およびそれらのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】時空間で補間フィルタ係数の最適値が変化する画像に対して,動き補償画面内予測の残差エネルギーを低減し,符号化効率の改善を図る。
【解決手段】領域分割部11は,複数用意された領域分割手法の中から1つずつ順番に領域分割手法を選択し,符号化対象画像の領域を分割する。補間フィルタ係数切り替え部12は,分割された領域ごとに小数精度画素の補間フィルタを切り替え,予測符号化部14で予測符号化する。領域分割モード判定部15は,各領域分割手法ごとに算出されたレート歪みコストの中でコストが最小となる領域分割手法を選択し,最終的にその領域分割手法を用いて,符号化対象画像を予測符号化部14,可変長符号化部16により符号化する。領域分割手法を示す情報も可変長符号化し,デコーダへ送る。
【選択図】図1

Description

本発明は,補間フィルタ係数の画面内変更機能を有する映像符号化方法,映像復号方法,映像符号化装置,映像復号装置およびそれらのプログラムに関するものである。
映像符号化において,異なる画面間で予測を実行する画面間予測(動き補償)符号化では,すでに復号されたフレームを参照して,予測誤差エネルギーなどを最小にするように動きベクトルが求められ,その残差信号が直交変換され,量子化が施され,エントロピー符号化を経て,バイナリーデータとなる。符号化効率を高めるためには,より予測精度の高い予測方式が求められ,予測誤差エネルギーの低減が不可欠である。
映像符号化標準方式には数多くの画面間予測の精度を高めるためのツールが導入されている。例えば,H.264/AVCでは,直近のフレームにオクルージョンが存在する場合には,時間的に少し離れたフレームを参照したほうが予測誤差エネルギーを低減できるため,複数のフレームを参照可能としている。本ツールを複数参照フレーム予測と呼ぶ。また,複雑な形状の動きにも対応可能とするために,16×16および8×8に加えて,16×8,8×16,8×4,4×8,4×4というように,ブロックサイズを細かく分割可能としている。本ツールを可変ブロックサイズ予測と呼ぶ。これらと同様に,参照フレームの整数精度画素から6タップ(tap)のフィルタを用いて1/2精度の画素を補間し,さらにその画素を利用して1/4精度の画素を線形補間で生成する。これにより,非整数精度の動きに対して予測が当たるようになる。本ツールを1/4画素精度予測と呼ぶ。
H.264/AVCよりも符号化効率の高い次世代映像符号化標準方式の策定に向け,国際標準化組織ISO/IEC“MPEG”やITU−T“VCEG”において,現在世界各国から様々な提案が集められている。その中で特に画面間予測(動き補償)に関連する提案は多くなされており,VCEGが主導で作成している次世代映像符号化向けソフトウェア(以下,KTA(Key Technical Area)ソフトウェア)には,動きベクトルの符号量を削減するツールや,ブロックサイズを16×16以上に拡張するツールが採用されている。
特に,小数精度画素の補間フィルタ係数を適応的に変化させるツールは適応補間フィルタと呼ばれ,ほぼ全ての画像で効果があり,最初にKTAソフトウェアに採用された。MPEGとVCEGで共同で進めている次世代映像符号化標準策定のためのグループJCTVCが発行した新符号化テストモデルの募集(Call for Proposal) に対しての寄書にも,本技術は数多く採用されている。符号化効率向上の寄与が高いため,今後適応補間フィルタの性能改善は非常に期待される領域と考えられる。
現在,以上のような状況であるが,映像符号化における補間フィルタとしては,従来,次のようなフィルタが用いられていた。
〔固定的補間〕
過去の映像符号化標準方式MPEG−1/2/4においては,図10に示されるように,1/2精度の画素を補間するために,両隣の2点の整数精度画素(単に整数画素ともいう)から加算平均を用いて補間画素を生成していた。すなわち,2点の整数画素に対して,[1/2,1/2]の平均値フィルタを施していることになる。非常に単純な処理のため,計算複雑度の観点からみると効果的であるが,1/4精度の画素を求める上ではフィルタの性能としては高くはない。
一方,H.264/AVCにおいては,1/2画素位置の画素を補間するときは,対象となる補間画素の左右3点ずつ計6整数画素を用いて補間を行う。垂直方向については上下3点ずつ計6整数画素を用いて補間する。フィルタ係数は,それぞれ[(1,−5,20,20,−5,1)/32]となっている。1/2精度の画素が補間された後,1/4精度の画素は[1/2,1/2]の平均値フィルタを用いて補間を行う。一度,1/2精度画素を全て補間して求める必要があるため,計算複雑度は高いものの,より性能の高い補間が可能となり,符号化効率向上を導いている。
H.264/AVCの補間処理の一例を図11に示す。以上の詳細は,非特許文献1,非特許文献2,非特許文献3に示されている。
〔適応的補間〕
H.264/AVCでは,入力画像条件(シーケンス種類/画像サイズ/フレームレート)や符号化条件(ブロックサイズ/GOP構造/QP)に関わらず,フィルタ係数値は一定である。フィルタ係数値が固定である場合,例えば,エイリアシング,量子化誤差,動き推定による誤差,カメラノイズといった時間的に変化する効果が考慮されていない。したがって,符号化効率の点で性能向上に限界があると考えられる。そこで,補間フィルタ係数を適応的に変化させる方式が,非特許文献4では提案されており,非分離型の適応補間フィルタと呼ばれている。
本方式では,2次元の補間フィルタ(6×6の計36フィルタ係数)を考えており,予測誤差エネルギーを最小にするようにフィルタ係数が決定される。H.264/AVCに用いられている1次元6タップの固定補間フィルタを用いるよりも高い符号化効率が実現できたが,フィルタ係数を求める上での計算複雑度が非常に高いため,その計算複雑度を低減するための提案が,非特許文献5で紹介されている。
この非特許文献5で紹介されている手法は,分離型適応補間フィルタ(SAIF:Separable Adaptive Interpolation Filter)と呼ばれ,2 次元の補間フィルタを用いるのではなく,1次元の6タップ補間フィルタを用いる。
図12は,分離型適応補間フィルタ(SAIF)における非整数精度の画素補間方法を示す図である。手順としては,図12(B)のStep1に示すように,まず水平方向の画素(a,b,c)を補間する。フィルタ係数の決定には,整数精度画素C1からC6が用いられる。式(1)の予測誤差エネルギー関数E2 を最小化するような水平方向フィルタ係数が,一般に知られた最小二乗法(非特許文献4参照)により,解析的に決定される。
Figure 2012044239
ここで,Sは原画像,Pは復号済み参照画像,xおよびyはそれぞれ画像中の水平および垂直方向の位置を示す。また,〜x(〜はxの上に付く記号;他も同様)は,
〜x=x+MVx − FilterOffset
であり,MVx は事前に得られた動きベクトルの水平成分,FilterOffsetは,調整のためのオフセット(水平方向フィルタ長を2で割った値)を示している。垂直方向については,〜y=y+MVy となり,MVy は動きベクトルの垂直成分を示す。wciは求めるべき水平方向フィルタ係数群ci (0≦ci <6)を示す。
式(1)を求めるフィルタ係数と同じ数の一次方程式が得られることになり,最小化処理は,水平方向の各小数画素位置ごとに独立に実施される。この最小化処理を経て,3種類の6タップフィルタ係数群が求まり,そのフィルタ係数を用いて小数精度画素a,b,cが補間される。
水平方向の画素補間が完了した後,図12(C)のStep2に示すように,垂直方向の補間処理を実施する。水平方向と同様の線形問題を解くことで垂直方向のフィルタ係数を決定する。具体的には式(2)の予測誤差エネルギー関数E2 を最小化するような垂直方向フィルタ係数が,解析的に決定される。
Figure 2012044239
ここで,Sは原画像,^P(^はPの上に付く記号)は復号後に水平方向に補間処理された画像,xおよびyはそれぞれ画像中の水平および垂直方向の位置を示す。また,〜x=4・(x+MVx )で表現され,MVx は丸められた動きベクトルの水平成分を示す。垂直方向については,〜y=y+MVy − FilterOffset で表現され,MVy は動きベクトルの垂直成分,FilterOffsetは,調整のためのオフセット(フィルタ長を2で割った値)を示す。wcjは求めるべき垂直方向フィルタ係数群cj (0≦cj <6)を示す。
最小化処理は,各小数精度画素ごとに独立に実施され,12種類の6タップフィルタが得られる。このフィルタ係数を用いて,残りの小数精度画素が補間される。
以上により,合計90(=6×15)のフィルタ係数を符号化して復号側に伝送する必要がある。特に低解像度の符号化については,このオーバーヘッドが大きくなるため,フィルタの対称性を用いて,伝送すべきフィルタ係数を削減している。例えば,図12ではb,h,i,j,kの位置は各整数精度画素から中心に位置しており,水平方向であれば,左3点に用いる係数を反転させて右3点に適用できる。同様に,垂直方向であれば,上3点に用いる係数を反転させて下3点に適用できる(c1 =c6 ,c2 =c5 ,c3 =c4 )。
他にもdとlの関係はhを挟んで対称となっているため,フィルタ係数もそれぞれ反転して利用できる。すなわち,dの6係数を伝送すれば,その値をlにも適用できる。c(d)1 =c(l)6 ,c(d)2 =c(l)5 ,c(d)3 =c(l)4 ,c(d)4 =c(l)3 ,c(d)5 =c(l)2 ,c(d)6 =c(l)1 となる。この対称性は,eとm,fとn,そしてgとoにも利用可能となる。aとcについても同様の理論が成立するが,水平方向は垂直方向の補間にも結果が影響を及ぼすため,対称性は用いずに,aとcはそれぞれ別々に伝送を行う。以上の対称性を利用した結果,フレームごとに伝送すべきフィルタ係数は51(水平方向が15,垂直方向が36)となる。
以上,非特許文献5の適応補間フィルタは,予測誤差エネルギーの最小化処理の単位がフレームで固定されていた。1枚のフレームに対して,51のフィルタ係数が決定される。符号化対象フレームが仮に大きな2種類(もしくは複数種類の)テクスチャ領域に分けられる場合,最適なフィルタ係数はその両者(全てのテクスチャ)を考慮した係数群になる。Aの領域では本来垂直方向のみ特徴的なフィルタ係数が出ていたとして,Bの領域で水平方向のみフィルタ係数が得られるような状況では,その両方が平均化された形でフィルタ係数が導出される。
1枚のフレームにつき1つのフィルタ係数群(51係数)に限定されずに,画像の局所的性質に応じて,複数のフィルタ係数群を用意して切り替えることで,予測誤差エネルギーの低減を達成し,符号化効率の改善を実現する方法が非特許文献6にて提案されている。
図13に示されるように,符号化対象フレームが性質の異なるテクスチャを含む場合を想定する。図13(A)に示すように,フレーム全体として1つのフィルタ係数群を最適化して送る場合,各テクスチャの性質全てを考慮することになる。テクスチャがあまり変わらない場合,全体最適化によるフィルタ係数が最良と考えられるが,相反する性質を有するテクスチャであった場合,図13(B)に示すように,テクスチャごとに最適化したフィルタ係数を用いるほうが,フレーム全体の符号量を削減できる。
このことから,非特許文献6では,1フレームに対して領域分割により複数の最適化されたフィルタ係数群を用いる方法が考えられている。領域分割の手法としては,非特許文献6では,動きベクトル(水平垂直成分,向き)や空間座標(マクロブロック位置,ブロックのx座標やy座標)を採用しており,様々な画像の性質を考慮して領域分割を実施している。
図14は,非特許文献6に示されるような,従来の領域分割型適応補間フィルタを用いる映像符号化装置の構成例を示している。
映像符号化装置100において,領域分割部101は,入力した映像信号の符号化対象フレームを,適応的に補間フィルタ係数を切り替える単位となる複数ブロックからなる複数の領域に分割する。補間フィルタ係数切り替え部102は,領域分割部101により分割された領域ごとに,予測符号化における参照画像に対して用いる小数精度画素の補間フィルタ係数を切り替える。この切り替え対象となる補間フィルタ係数としては,例えばフィルタ係数最適化部1021によって最適化されたフィルタ係数を用いる。フィルタ係数最適化部1021は,領域ごとに,原画像と補間後の参照画像との予測誤差エネルギーが最小となる補間フィルタ係数を算出する。
予測信号生成部103は,参照画像補間部1031と動き検出部1032とを備える。参照画像補間部1031は,参照画像メモリ107に格納された復号済み参照画像に,補間フィルタ係数切り替え部102が選択した補間フィルタ係数による補間フィルタを適用し,動き検出部1032は,補間後の参照画像に対して動き探索を行うことにより,動きベクトルを算出する。予測信号生成部103は,動き検出部1032によって算出された小数精度の動きベクトルによる動き補償により予測信号を生成する。
予測符号化部104は,入力映像信号と予測信号との残差信号を算出し,それを直交変換し,変換係数の量子化などによって予測符号化を行う。また,復号部106は,予測符号化の結果を復号し,復号画像を後の予測符号化のために参照画像メモリ107に格納する。
可変長符号化部105は,量子化された変換係数,動きベクトルを可変長符号化するとともに,領域ごとに補間フィルタ係数切り替え部102が選択した補間フィルタ係数を可変長符号化し,これらを符号化ビットストリームとして出力する。
図15は,従来の領域分割型適応補間フィルタを用いる映像復号装置の構成例を示している。図14に示す映像符号化装置100によって符号化されたストリームは,図15に示す映像復号装置200によって復号される。
映像復号装置200において,可変長復号部201は,符号化ビットストリームを入力して,量子化変換係数,動きベクトル,補間フィルタ係数群などの復号を行う。領域判定部202は,復号対象フレームについて適応的に補間フィルタ係数を切り替える単位となる領域を判定する。補間フィルタ係数切り替え部203は,領域判定部202により判定された領域ごとに,可変長復号部201で復号した補間フィルタ係数を切り替える。
予測信号生成部204における参照画像補間部2041は,参照画像メモリ206に格納された復号済み参照画像に,補間フィルタ係数切り替え部203から受け取った補間フィルタ係数による補間フィルタを適用し,参照画像の小数精度画素の復元を行う。予測信号生成部204は,小数精度画素の復元が行われた参照画像から,復号対象ブロックの予測信号を生成する。
予測復号部205は,可変長復号部201で復号した量子化係数の逆量子化,逆直交変換などを行い,それにより算出された予測残差信号と,予測信号生成部204が生成した予測信号とを足し合わせて復号信号を生成し,復号画像として出力する。また,予測復号部205が復号した復号画像は,後の予測復号のために,参照画像メモリ206に格納する。
原島博, 酒井善則, 吉田俊之: "映像情報符号化",オーム社, pp.135-136, 2001 大久保榮, 角野眞也, 菊池義浩, 鈴木輝彦: "H.264/AVC教科書改訂三版",インプレス, pp.119-123, 2009 I. E. G. Richardson, G. J. Sullivan:"H.264 and MPEG-4 VIDEO COMPRESSION", WILEY, pp.172-175, 2003 Y. Vatis, B. Edler, D. T. Nguyen , J. Ostermann:"Motion-and aliasing-compensated prediction using a two-dimensional non-separable adaptive Wiener interpolation filter ", Proc. ICIP2005, IEEE International Conference on Image Processing, pp.II 894-897, Genova, Italy, Sep. 2005 S. Wittmann, T. Wedi: "Separable adaptive interpolation filter for video coding",Proc. ICIP2008, IEEE International Conference on Image Processing, pp.2500-2503, San Diego, California, USA, Oct. 2008 松尾翔平,高村誠之,如澤裕尚: "領域分割機能を有する分離型適応補間フィルタに関する検討", 電子情報通信学会画像工学研究会, pp.113-116, Nov. 2009
図14に示すような映像符号化装置100が用いる領域分割型適応補間フィルタ(非特許文献6)は,画像の有する局所的性質を考慮して,フレーム内で複数のフィルタ係数群を切り替えることで予測誤差エネルギーを削減して,符号化効率の向上を狙っているが,最初のフレームで用いた領域分割手法を全フレームに対して施すことになる。映像は時間方向で画面内の性質が変わること(例えば,シーンチェンジなど)もあるため,フレーム単位で分割手法を変更できれば,さらなる符号化効率の改善が見込めると考えられる。
本発明は,この点に鑑み,時空間で補間フィルタ係数の最適値が変化する画像に対して,最適な領域分割手法をフレームもしくはスライス単位で選択することにより,動き補償画面内予測の残差エネルギーをさらに低減し,符号化効率を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するための方法として,領域分割手法を複数用意し,各手法ごとにレート歪みコストを算出し,コストを最小化する領域分割手法を選択し,その領域分割情報をフラグとして送付する。フレーム単位で複数の領域分割方法を切り替えることで予測誤差エネルギーの低減を達成し,符号化効率の改善を実現する。
すなわち,本発明は,動き補償を用いる映像符号化方法であって,符号化対象フレーム(またはスライスでもよい)を分割する複数の領域分割手法を用意し,複数の領域分割手法の中から順次1つの分割手法を選び,符号化対象フレームから符号化情報(符号化済みもしくは符号化中に得られる情報)を検出し,検出された符号化情報からフレーム内で領域分割を行い,その分割結果に応じて小数精度画素の補間フィルタを選択し,選択された補間フィルタを用いて小数精度画素の補間を行って符号化を実施し,選ばれた領域分割手法に対してコストを算出して保存し,保存したコストから最良の領域分割手法を選択して,その領域分割手法を示す領域分割モード番号を符号化し,その最良の領域分割手法で符号化を実行する。
また,本発明は,前記映像符号化方法で符号化された符号化ストリームを復号する映像復号方法であって,領域分割モード番号を復号し,小数精度画素の補間フィルタ係数を復号し,復号対象ブロックから得られる情報を用いてブロック単位で分類を行い,その分類結果に応じて領域分割を行い,分割された領域ごとに小数精度画素の補間フィルタを切り替えて,復号を実行する。
本発明の作用は,以下のとおりである。従来の領域分割型適応補間フィルタでは,映像1種に対して領域分割手法を1種類しか適用できず,映像全体で時空間的に大きく性質が異なる場合には符号化効率の改善に限界があった。一方,本発明では,補間フィルタ係数を時空間的に最適化することにより,画像の局所性により柔軟に対応可能となり,更なる符号化効率改善が達成できる。
以上のように,本発明によれば,従来の分離型適応補間フィルタでは対応できなかった,1または複数のフレームもしくはスライス単位で最適な領域分割手法が選択可能となり,画像の時空間的な局所性を考慮した補間フィルタ係数の切り替えが可能となり,予測誤差エネルギーの低減による符号化効率改善が達成できる。
映像符号化装置の構成例を示す図である。 映像符号化処理のフローチャートである。 領域分割モードを定義する分割テーブルの一例を示す図である。 動きベクトルの成分による領域分割の例を示す図である。 動きベクトルの向きによる領域分割の例を示す図である。 空間座標による領域分割の例を示す図である。 動きベクトルの向きによる領域分割(領域数=4の場合)の例を示す図である。 映像復号装置の構成例を示す図である。 映像復号処理のフローチャートである。 過去の映像符号化標準方式における非整数精度の画素補間方法を示す図である。 H.264/AVCにおける非整数精度の画素補間方法の例を示す図である。 分離型適応補間フィルタ(SAIF)における非整数精度の画素補間方法を示す図である。 従来の適応補間フィルタと領域分割型適応補間フィルタの比較を示す図である。 従来の領域分割型適応補間フィルタを用いる映像符号化装置の構成例を示す図である。 従来の領域分割型適応補間フィルタを用いる映像復号装置の構成例を示す図である。
以下,図面を用いながら,本発明の実施の形態を説明する。なお,例として,フレーム単位で領域を分割する方法を説明するが,スライス単位で領域を分割してもよく,また,2,3枚などの複数枚のフレームで領域分割を定めてもよい。
〔映像符号化装置〕
図1は,本発明に係る映像符号化装置の構成例を示す図である。映像符号化装置10は,複数の領域分割手法(領域分割モードという)によって領域を分割し,それぞれの領域分割モードの中で符号化コストが最小となる領域分割による領域分割型適応補間フィルタを用いて,小数精度画素の補間を行い,小数精度の動き補償によって符号化を行う装置であり,適応補間フィルタを切り替える単位となる領域の分割を,複数の領域分割モードの中から選択する点が,図14に示す従来の映像符号化装置100と異なる。
映像符号化装置10において,領域分割部11は,入力した映像信号の符号化対象フレームを,適応的に補間フィルタ係数を切り替える単位となる複数ブロックからなる複数の領域に分割する。この領域の分割では,領域分割モードが複数用意されており,複数の領域分割モードから順番に選択された1つの領域分割モードに従って,それぞれ領域が分割される。
補間フィルタ係数切り替え部12は,領域分割部11により分割された領域ごとに,予測符号化における参照画像に対して用いる小数精度画素の補間フィルタ係数を切り替える。この切り替え対象となる補間フィルタ係数としては,領域分割部11により分割された領域ごとに,原画像と補間後の参照画像との予測誤差エネルギーが最小となる最適化された補間フィルタ係数が用いられる。
予測信号生成部13は,参照画像補間部131と動き検出部132とを備える。参照画像補間部131は,参照画像メモリ18に格納された復号済み参照画像に,補間フィルタ係数切り替え部12が選択した補間フィルタ係数による補間フィルタを適用し,動き検出部132は,補間後の参照画像に対して動き探索を行うことにより,動きベクトルを算出する。予測信号生成部13は,動き検出部132によって算出された小数精度の動きベクトルによる動き補償により予測信号を生成する。
予測符号化部14は,入力映像信号と予測信号との残差信号を算出し,それを直交変換し,変換係数の量子化などによって予測符号化を行う。
領域分割モード判定部15は,領域分割部11が選択した領域分割モードごとに予測符号化部14が符号化した結果のレート歪み(RD)コストを保存し,最もレート歪みコストが小さくなる領域分割モードを選ぶ。
可変長符号化部16は,領域分割モード判定部15が選択した領域分割モード(例えばモード番号)を可変長符号化し,また,領域ごとに補間フィルタ係数切り替え部12が選択した補間フィルタ係数を可変長符号化する。また,最終的に選択された領域分割モードでの予測符号化部14の出力する量子化された変換係数,動き検出部132の出力する動きベクトルを可変長符号化する。可変長符号化部16は,これらの符号化情報を符号化ビットストリームとして出力する。
また,復号部17は,予測符号化部14による予測符号化の結果を復号し,復号信号を後の予測符号化のために参照画像メモリ18に格納する。
〔映像符号化装置の処理フロー〕
図2は,映像符号化装置10が実行する映像符号化処理のフローチャートである。以下では,特に断りがない限り,輝度信号での処理を仮定して説明するが,本例で述べている最適な領域分割を選んで,領域単位で補間フィルタ係数を切り替えて符号化する機能は,輝度信号だけでなく,色差信号にも適用可能である。
まず,ステップS101では,符号化対象のフレームを入力する。次に,ステップS102では,入力したフレームをブロック(例えば,16×16や8×8といった従来の動き予測のブロックサイズ)に分割し,動き検出部132により,ブロック単位で最適な動きベクトルを算出する。ステップS102における参照画像の小数精度画素の補間には,従来のH.264/AVCによる固定6タップフィルタを用いる。
続いて,ステップS103では,領域分割部11が,用意した複数の領域分割モードの中から順番に1つの領域分割モードを選択し,選択した領域分割モードに対してステップS110までの処理を繰り返す。領域分割モードの例の詳細については,図3を用いて後述する。
ステップS104では,領域分割部11が,ステップS103にて選択した領域分割モードに応じた領域分割を行う。
ステップS105からS108では,ステップS104の領域分割の結果から,領域ごとに最適化処理を行う。まず,ステップS105では,予測誤差エネルギー関数である式(3)を用いて,水平方向の各小数精度画素に対する補間フィルタ係数の最適化処理を行う。
Figure 2012044239
ここで,αm,n は各領域を示しており,mは領域分割モード番号,nは特定の領域分割モードにおける領域番号,Sは原画像,Pは復号済み参照画像,xおよびyはそれぞれ画像中の水平および垂直方向の位置を示す。また,〜x(〜はxの上に付く記号)は,〜x=x+MVx − FilterOffset であり,MVx は事前に得られた動きベクトルの水平成分,FilterOffsetは調整のためのオフセット(水平方向フィルタ長を2で割った値)を示している。垂直方向については,〜y=y+MVy となり,MVy は動きベクトルの垂直成分を示す。wciは求めるべき水平方向フィルタ係数群ci (0≦ci <6)を示す。
続いて,ステップS106では,ステップS105で得られた水平方向の補間フィルタ係数を用いて,フレーム内の各領域ごとに独立して,水平方向の小数画素補間(図12におけるa,b,cの補間)を実施する。
ステップS107では,垂直方向の補間フィルタ係数の最適化処理を実施する。垂直方向の予測誤差エネルギー関数である式(4)を用いて,垂直方向の各小数画素に対する補間フィルタ係数の最適化処理を行う。
Figure 2012044239
ここで,αm,n は各領域を示しており,mは領域分割モード番号,nは特定の領域分割モードにおける領域番号,Sは原画像,^P(^はPの上に付く記号)はステップS105にて水平方向に補間処理された画像,xおよびyはそれぞれ画像中の水平および垂直方向の位置を示す。また,〜x=4・(x+MVx )で表現され,MVx は丸められた動きベクトルの水平成分を示す。垂直方向については,〜y=y+MVy − FilterOffset で表現され,MVy は動きベクトルの垂直成分,FilterOffsetは調整のためのオフセット(フィルタ長を2で割った値)を示す。wcjは求めるべき垂直方向フィルタ係数群cj (0≦cj <6)を示す。
ステップS108にて,ステップS107で得られた垂直方向の補間フィルタ係数を用いて,フレーム内の各領域ごとに独立して,垂直方向の小数画素補間(図12におけるd〜oの補間)を実施する。
続いて,ステップS109にて,ステップS108で得られた垂直方向に補間された画像を参照画像として,再度動きベクトルの算出を行う。
ステップS110では,ステップS103で選択した領域分割モードに対するレート歪みコスト(RDコスト)を算出し,保存を行う。ステップS103からステップS110までの処理を,用意された領域分割モードに対して全て実行する。
続いて,ステップS111では,領域分割モード判定部15が,用意された複数の領域分割モードの中で最小のレート歪みコストを実現する最適な領域分割モードを決定する。
続いて,ステップS112では,可変長符号化部16が,ステップS111にて決定された最適な領域分割モードを符号化する。また,ステップS113では,可変長符号化部16が,ステップS112で符号化した領域分割モードにおける補間フィルタ係数を符号化する。さらに,ステップS114では,ステップS111にて決定された領域分割モードにおける,残りの符号化すべき情報(動きベクトル,DCT係数など)の符号化を行う。
〔領域分割モード〕
次に,本実施形態で用いる領域分割モードの例について説明する。
図3は,領域分割モードを定義する分割テーブルの一例を示す図である。図3において,Thx1,Thx2,Thy1,Thy2は,動きベクトル(MV)のヒストグラムから求まる閾値,MVx は,動きベクトルの水平成分,MVy は動きベクトルの垂直成分,x,yはフレーム内のブロック位置を示す空間座標,Fx はフレームの横幅,Fy はフレームの縦幅を表す。
図3に示す例では,最大領域数を2で固定しているが,領域数を3以上に設定することもできる。ここでは,領域分割モードとして,領域分割モード番号(以下,単にモード番号という)が0から7までの8種類の分割手法が用意されている。
〔モード番号=0〕
モード番号0は,フレーム内の領域を分割しない場合であり,従来の適応補間フィルタ(AIF:Adaptive Interpolation Filter)を用いる場合である。
〔モード番号=1,2〕
モード番号1は,動きベクトルのx成分(MVx )に着目して領域を分割するモードであり,MVx が閾値Thx1,Thx2の間にあれば第1の領域(領域1),閾値Thx1,Thx2の外にあれば第2の領域(領域2)として分割する。
モード番号2は,動きベクトルのy成分(MVy )に着目して領域を分割するモードであり,MVy が閾値Thy1,Thy2の間にあれば第1の領域(領域1),閾値Thy1,Thy2の外にあれば第2の領域(領域2)として分割する。
図4(A)は,動きベクトルの成分(モード番号1または2)による領域分割の処理フローを示している。まず,ステップS201では,符号化対象フレームについてブロック単位で動きベクトルを取得する。ステップS202では,動きベクトルのx成分(モード番号1のとき)またはy成分(モード番号2のとき)のヒストグラムを生成する。ステップS203では,ヒストグラムから閾値を計算する。ステップS204では,ステップS203で計算した閾値と動きベクトルの成分との大小関係から,領域番号(領域1または領域2)を決定する。
ステップS203における閾値の計算について,図4(B)のモード番号1の場合を例に説明する。図4(B)のグラフの縦軸は,動きベクトルの成分MVx の個数である。ステップS203における閾値Thx1,Thx2は,ヒストグラムにおける領域1と領域2の面積が同じになるように決定する。ステップS202におけるヒストグラム生成時に,MVx の総数が分かるため,最小のMVx からカウントしていき,総数の1/4の個数に達したときのMVx の値を第1の閾値Thx1とし,3/4の個数に達したときのMVx の値を第2の閾値Thx2として定める。モード番号2の水平成分MVy の場合の閾値Thy1,Thy2も同様に決定できる。
モード番号1またはモード番号2が選択された場合,閾値は符号化して補間フィルタ係数と同様に映像復号装置へ伝送する。
〔モード番号=3,4,5〕
モード番号3,4,5は,動きベクトルの向きに着目して領域を分割するモードである。図5(A)は,動きベクトルの向き(モード番号3〜5)による領域分割の処理フローを示している。まず,ステップS301では,符号化対象フレームについてブロック単位で動きベクトルを取得する。ステップS302では,動きベクトルの向きを判定する。ステップS303では,動きベクトルの向きによって領域番号(領域1または領域2)を決定する。
モード番号が3の分割モードの場合,図5(B)に示すように,動きベクトルが,第一象限か第三象限にあるときに第1の領域(領域1)とし,第二象限か第四象限にあるときに第2の領域(領域2)とする領域分割を行う。
モード番号が4の分割モードの場合,図5(C)に示すように,動きベクトルのx成分MVx が0以上のときに第1の領域(領域1)とし,動きベクトルのx成分MVx が0より小さいときに第2の領域(領域2)とする領域分割を行う。
モード番号が5の分割モードの場合,図5(D)に示すように,動きベクトルのy成分MVy が0以上のときに第1の領域(領域1)とし,動きベクトルのy成分MVy が0より小さいときに第2の領域(領域2)とする領域分割を行う。
〔モード番号=6,7〕
モード番号6,7は,空間座標に着目して領域を分割するモードである。図6(A)は,空間座標による領域分割の処理フローを示している。まず,ステップS401では,符号化対象ブロックの空間座標を取得する。ステップS402では,ステップS401で取得したブロックの空間座標の値によって領域番号(領域1または領域2)を決定する。
モード番号が6の分割モードは,図6(B)に示すように,画面を左右2つの領域に分割するモードであり,ブロックの空間座標xが,フレームの横幅の半分Fx /2以下のときに第1の領域(領域1)とし,横幅の半分Fx /2より大きいときに第2の領域(領域2)とするモードである。
モード番号が7の分割モードは,図6(C)に示すように,画面を上下2つの領域に分割するモードであり,ブロックの空間座標yが,フレームの縦幅の半分Fy /2以下のときに第1の領域(領域1)とし,縦幅の半分Fy /2より大きいときに第2の領域(領域2)とするモードである。
以上が領域数が2の場合の領域分割モードの例であるが,領域数が2以外のモードが混在してもよい。以下に,領域数が4の場合の分割モードの一例を示す。
〔領域数が4の場合の例〕
図7(A)は,領域数が4の場合の動きベクトルの向きによる領域分割の処理フローを示している。まず,ステップS501では,符号化対象フレームについてブロック単位で動きベクトルを取得する。ステップS502では,動きベクトルの向きを判定する。ステップS503では,動きベクトルの向きによって領域番号(領域1〜4)を決定する。
この分割モードの場合,図7(B),(C)に示すように,動きベクトルが,第一象限にあるときに第1の領域(領域1)とし,第二象限にあるときに第2の領域(領域2)とし,第三象限にあるときに第3の領域(領域3)とし,第四象限にあるときに第4の領域(領域4)とする領域分割を行う。
〔映像復号装置〕
図8は,本発明に係る映像復号装置の構成例を示す図である。映像復号装置20は,図1に示す映像符号化装置10が符号化したビットストリームを入力し,領域分割モードに応じて分割された領域ごとに適応補間フィルタを切り替えて小数精度画素の補間を行い,小数精度の動き補償によって復号画像を生成する。領域分割モードに応じて復号対象ブロックの領域を判定し,適応補間フィルタを切り替えて小数精度画素の補間を行う点が,図15に示す従来の映像復号装置200と異なる。
映像復号装置20において,可変長復号部21は,符号化ビットストリームを入力して,量子化変換係数,動きベクトル,補間フィルタ係数群などの復号を行う。特に領域分割モード復号部211は,映像符号化装置10によって符号化された領域分割手法を示すモード番号を復号する。
領域判定部22は,領域分割モード復号部211が復号したモード番号が示す領域分割モードに応じて,ブロックの動きベクトルまたは空間座標から復号対象フレームについて適応的に補間フィルタ係数を切り替える単位となる領域を判定する。補間フィルタ係数切り替え部23は,領域判定部22により判定された領域ごとに,可変長復号部21で復号した補間フィルタ係数を切り替える。
予測信号生成部24における参照画像補間部241は,参照画像メモリ26に格納された復号済み参照画像に,補間フィルタ係数切り替え部23から受け取った補間フィルタ係数による補間フィルタを適用し,参照画像の小数精度画素の復元を行う。予測信号生成部24は,小数精度画素の復元が行われた参照画像から,復号対象ブロックの予測信号を生成する。
予測復号部25は,可変長復号部21で復号した量子化係数の逆量子化,逆直交変換などを行い,それにより算出された予測誤差信号と,予測信号生成部24が生成した予測信号とを足し合わせて復号信号を生成し,復号画像として出力する。また,予測復号部25が復号した復号信号は,後の予測復号のために,参照画像メモリ26に格納する。
〔映像復号装置の処理フロー〕
図9は,映像復号装置20が実行する映像復号処理のフローチャートである。以下では,特に断りがない限り,輝度信号での処理を仮定して説明するが,輝度信号だけでなく,色差信号にも適用可能である。
まず,ステップS601では,可変長復号部21が入力ビットストリームからフレームヘッダの情報を取得する。次に,ステップS602では,画面内で補間フィルタ係数を切り替える判定に必要となる領域分割モード(モード番号)を復号する。続いて,ステップS603では,参照画像の小数精度画素の補間に必要となる各種補間フィルタ係数の復号を行い,領域ごとの補間フィルタ係数群を取得する。ステップS604では,動きベクトル(MV)などの各種の符号化情報の復号を行う。
続いて,ステップS605では,領域判定部22が,ステップS602で得られた領域分割モードの定義に従い,ブロック単位でどの領域に属しているかの判定を実施し,領域番号を取得する。
続いて,ステップS606では,補間フィルタ係数切り替え部23が,ステップS605で得られた領域番号から,ステップS603で得られた補間フィルタ係数群の中から最適な補間フィルタ係数を選択し,参照画像補間部241に通知する。参照画像補間部241は,通知された補間フィルタ係数により定まる補間フィルタを用いて参照画像の小数精度画素の復元を行う。小数精度画素の復元後,予測信号生成部24は,ステップS604で復号した動きベクトルを用いて,復号対象ブロックの予測信号の生成を行う。
続いて,ステップS607では,可変長復号部21が,入力ビットストリームから復号対象ブロックの予測残差信号の復号を行う。
続いて,ステップS608では,予測復号部25が,ステップS606で得られた予測信号と,ステップS607で得られた予測残差信号を足し合わせて,復号信号を生成する。生成した復号信号は復号画像として出力するとともに,参照画像メモリ26に格納する。
以上のステップS601〜S608を,全フレームの復号が終了するまで繰り返し,全フレームについての復号が終了したならば,処理を終了する(ステップS609)。
以上の映像符号化および復号の処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによっても実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
10 映像符号化装置
11 領域分割部
12 補間フィルタ係数切り替え部
13 予測信号生成部
131 参照画像補間部
132 動き検出部
14 予測符号化部
15 領域分割モード判定部
16 可変長符号化部
17 復号部
18 参照画像メモリ
20 映像復号装置
21 可変長復号部
211 領域分割モード復号部
22 領域判定部
23 補間フィルタ係数切り替え部
24 予測信号生成部
241 参照画像補間部
25 予測復号部
26 参照画像メモリ

Claims (9)

  1. 小数精度の動き補償を用いる映像符号化方法において,
    予め定められた複数の領域分割手法の中から,順次,1つの領域分割手法を選択するステップと,
    前記選択された領域分割手法に従って,符号化対象フレームまたはスライスから符号化済みまたは符号化中に得られる情報をもとにフレームまたはスライス内で領域分割を行い,その分割された領域ごとに小数精度画素の補間フィルタを選択するステップと,
    選択された補間フィルタを用いて参照画像に対する小数精度画素の補間を行い,小数精度の動き補償により予測符号化を行うステップと,
    前記選択された領域分割手法に対して,符号化のコストを算出して保存するステップと,
    保存したコストから前記複数の領域分割手法の中でコストが最小となる領域分割手法を選択して,その領域分割手法を示す情報を符号化するステップと,
    前記コストが最小となる領域分割手法を用いて,符号化対象フレームまたはスライスの符号化を実行するステップとを有する
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  2. 請求項1記載の映像符号化方法において,
    前記符号化済みまたは符号化中に得られる情報は,符号化対象ブロックの動きベクトルの成分の大きさ,または符号化対象ブロックの動きベクトルの向き,または符号化対象ブロックの位置を示す空間座標を含む
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  3. 請求項1または請求項2記載の映像符号化方法において,
    前記複数の領域分割手法は,
    領域を分割しないモード,符号化対象ブロックの動きベクトルの水平成分の大小によって領域を分割する1または複数のモード,符号化対象ブロックの動きベクトルの向きによって領域を分割する1または複数のモード,符号化対象ブロックの位置を示す空間座標によって領域を分割する1または複数のモードのうち,いずれか複数のモードを含む
    ことを特徴とする映像符号化方法。
  4. 小数精度の動き補償を用いる映像復号方法において,
    符号化時に用いられた領域分割手法を示す情報を復号するステップと,
    小数精度画素の補間フィルタ係数を復号するステップと,
    復号対象ブロックから得られる情報を用いてブロック単位で前記復号により得られた領域分割手法に従う領域の分類を行い,その分類結果に応じて復号対象フレームまたはスライスの領域を分割するステップと,
    前記分割された領域ごとに小数精度画素の補間フィルタを切り替えて,参照画像に対する小数精度画素の補間を行い,小数精度の動き補償により予測復号を行うステップとを有する
    ことを特徴とする映像復号方法。
  5. 請求項4記載の映像復号方法において,
    前記領域分割手法は,
    領域を分割しないモード,符号化対象ブロックの動きベクトルの水平成分の大小によって領域を分割する1または複数のモード,符号化対象ブロックの動きベクトルの向きによって領域を分割する1または複数のモード,符号化対象ブロックの位置を示す空間座標によって領域を分割する1または複数のモードのうち,いずれか複数のモードを含む
    ことを特徴とする映像復号方法。
  6. 小数精度の動き補償を用いる映像符号化装置において,
    予め定められた複数の領域分割手法の中から,順次,1つの領域分割手法を選択する手段と,
    前記選択された領域分割手法に従って,符号化対象フレームまたはスライスから符号化済みまたは符号化中に得られる情報をもとにフレームまたはスライス内で領域分割を行い,その分割された領域ごとに小数精度画素の補間フィルタを選択する手段と,
    選択された補間フィルタを用いて参照画像に対する小数精度画素の補間を行い,小数精度の動き補償により予測符号化を行う手段と,
    前記選択された領域分割手法に対して,符号化のコストを算出して保存する手段と,
    保存したコストから前記複数の領域分割手法の中でコストが最小となる領域分割手法を選択して,その領域分割手法を示す情報を符号化する手段と,
    前記コストが最小となる領域分割手法を用いて,符号化対象フレームまたはスライスの符号化を実行する手段とを備える
    ことを特徴とする映像符号化装置。
  7. 小数精度の動き補償を用いる映像復号装置において,
    符号化時に用いられた領域分割手法を示す情報を復号する手段と,
    小数精度画素の補間フィルタ係数を復号する手段と,
    復号対象ブロックから得られる情報を用いてブロック単位で前記復号により得られた領域分割手法に従う領域の分類を行い,その分類結果に応じて復号対象フレームまたはスライスの領域を分割する手段と,
    前記分割された領域ごとに小数精度画素の補間フィルタを切り替えて,参照画像に対する小数精度画素の補間を行い,小数精度の動き補償により予測復号を行う手段とを備える
    ことを特徴とする映像復号装置。
  8. 請求項1,請求項2または請求項3に記載の映像符号化方法を,コンピュータに実行させるための映像符号化プログラム。
  9. 請求項4または請求項5に記載の映像復号方法を,コンピュータに実行させるための映像復号プログラム。
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