JP2012040154A - 固定装置及び医療装置 - Google Patents

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純一 城野
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Abstract

【課題】生体に医療用物品を固定するための固定装置であって、バルーンや加圧空気を用いることなく大径に張出して固定されるとともに、小径に格納されて固定を解除できる固定装置を提供する。
【解決手段】医療装置が有する固定装置は、アウターチューブbと、アウターチューブに挿入されたインナーチューブaとを備え、アウターチューブは、軸方向に切られた複数の切込b4により複数に分割された分割周壁部b5を有し、分割周壁部の軸方向の一端はインナーチューブに対して軸方向に固定された固定端とされ、分割周壁部の軸方向の他端はインナーチューブに対して軸方向に移動自在な可動端とされ、可動端が固定端に近づくことに伴い、分割周壁部が撓んで径方向外方に張出自在に構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、生体に検査や治療等のための医療用物品を固定するための固定装置及び医療装置に関する。
従来、内視鏡に膨張・収縮自在のバルーンを利用した固定装置を設けて、体内の観察時に内視鏡を体腔内壁に固定することが行われている。
例えば、特許文献1には、カテーテルチューブ外周に設置されたバルーンを備えた内視鏡が開示されている。また、特許文献2には、カテーテルチューブ外周に設置された第1バルーンと、カテーテルチューブ内から先端へ移動して膨張する第2バルーンとを備えたカテーテルチューブが開示されている。
このようなバルーンを利用した固定装置においては、バルーンに空気を送り込んで膨張させて内視鏡やカテーテルなどの固定を行う。バルーンを利用した固定装置は、バルーンを収縮させた細径の状態で体内に対して挿抜でき、また、突起などがないので体腔に引っ掛かって傷つける恐れが小さいという点で優れている。
特開平01−083240号公報 特開平01−207078号公報
しかし、以上のバルーンによる従来技術にあってもさらに次のような問題があった。
まず、バルーンは空気によって膨張しているため、ある部位が体腔に当接すると内圧の変化がバルーン全体に及び、膨張したバルーンがどのような形状となるかを予測しにくいという問題がある。
また、固定のために要する空気圧が、被検者や患者ごと、固定部位や病変ごとに異なるため、バルーンを適度に膨張させて固定する操作に熟練を要する。
特に、消化器内壁に、コブ状の静脈瘤が生じている場合、静脈瘤に膨張したバルーンが当接して静脈瘤が破裂するおそれがあり、これは重篤な問題を引き起こす。膨張したバルーンの形状が予測しにくいだけに、このような危険部位が存在している場合は固定する操作が難しくなる。
また、加圧空気を使用するため、バルーンの破裂の問題や、バルーンの内圧の維持の問題、管腔への挿入時の屈曲による空気流通路の狭小化又は閉塞により空気の流通が困難又は不能になるなどの問題が付随する。
さらに、バルーンへの吸気及びバルーンからの排気を行うための吸排気機構や、吸排気機構とバルーンとを接続するための配管なども必要になり、装置の複雑化・大型化・高コスト化を招きやすい。バルーンの膨張・収縮のための時間も必要なため、内視鏡等を移動させるための操作にも時間がかかることになる。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、生体に医療用物品を固定するための固定装置及び医療装置であって、バルーンや加圧空気を用いることなく大径に張出して固定されるとともに、小径に格納されて固定を解除できる固定装置及び医療装置を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、生体に医療用物品を固定するための固定装置であって、
アウターチューブと、
前記アウターチューブに挿入されたインナーチューブとを備え、
前記アウターチューブは、軸方向に沿う複数の切込により複数に分割された分割周壁部を有し、
前記分割周壁部の軸方向の一端は前記インナーチューブに対して軸方向に固定された固定端とされ、
前記分割周壁部の軸方向の他端は前記インナーチューブに対して軸方向に移動自在な可動端とされ、
前記可動端が前記固定端に近づくことに伴い、前記分割周壁部が撓んで径方向外方に張出自在に構成された固定装置である。
請求項2記載の発明は、前記分割周壁部が前記切込によって3つ以上に分割されている請求項1に記載の固定装置である。
請求項3記載の発明は、前記分割周壁部の前記切込に沿った縁の外側角部が面取り形成されてなる請求項1又は請求項2に記載の固定装置である。
請求項4記載の発明は、前記分割周壁部の非張出時において前記切込は前記アウターチューブの周方向に隙間を有して形成されてなる請求項1から請求項3のうちいずれか一に記載の固定装置である。
請求項5記載の発明は、前記アウターチューブにその周方向に沿った筋状の凹部が形成されており、前記分割周壁部は張出時に当該凹部で屈曲する請求項1から請求項4のうちいずれか一に記載の固定装置である。
請求項6記載の発明は、前記凹部は、前記分割周壁部の前記固定端の外面側及び前記可動端の外面側に形成されてなる請求項5に記載の固定装置である。
請求項7記載の発明は、前記凹部は、前記固定端と前記可動端との間の中間部の内面側に軸方向に離れて2つ形成され、この内面側に形成された2つの凹部は、双方間の距離が、前記固定端に近い方の前記固定端との距離、及び前記可動端に近い方の前記可動端との距離より長くされてなる請求項6に記載の固定装置である。
請求項8記載の発明は、前記分割周壁部の前記凹部間の部分に、当該部分の形状を保持する補強部材が設けられてなる請求項7に記載の固定装置である。
請求項9記載の発明は、前記アウターチューブは、前記分割周壁部を軸方向に離れた複数の部位に有する請求項1から請求項8のうちいずれか一に記載の固定装置である。
請求項10記載の発明は、前記請求項1から請求項9のいずれか一に記載の固定装置と、前記インナーチューブ内に配置された医療用物品とを備えた医療装置である。
本発明によれば、アウターチューブの可動端がインナーチューブに対して軸方向に相対的に移動することにより、アウターチューブに形成された分割周壁部が径方向外方に張出自在に構成されているので、バルーンや加圧空気を用いることなく大径に張出して固定されるとともに、小径に格納されて固定を解除することができ、これにより容易に生体に各種医療用物品を固定することができ、また、各種医療用物品の固定を解除して取り去ることができる。
本発明の第1実施形態に係る固定装置の分割周壁部を格納した状態における斜視図(a)及び縦断面図(b)である。 本発明の第1実施形態に係る固定装置の分割周壁部を張出した状態における斜視図(a)及び縦断面図(b)である。 本発明の第1実施形態に係る固定装置の分割周壁部を最大に張出した状態における斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る固定装置の縦断面図であり、(a)は分割周壁部を格納した状態を、(b)は分割周壁部を張出した状態を、(c)は分割周壁部を最大に張出した状態を示す。 図4におけるA−A線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態に係る固定装置の分割周壁部を張出した状態における斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る固定装置の操作部を含んだ構成例を示す断面図である。
以下に本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
〔第1実施形態〕
まず、本発明の第1実施形態につき図1から図3を参照して説明する。
本実施形態は、内視鏡や蛍光診断プローブを食道、腸などの管腔内に固定するための固定装置を備えた、管腔内に挿入する部位が細長い形状を持つ医療装置である。
図1に示すように本医療装置に備わった固定装置は、インナーチューブaと、アウターチューブbとから構成されている。
インナーチューブa内の構成は任意であり、検査や治療等の医療行為のための医療用物品を搭載しておいたり、必要時にインナーチューブa内に挿入して配置したりしても良いし、その一方でも双方でも実施しても良い。インナーチューブa自体を生体に固定する目的で使用して、インナーチューブa内に何らの物品も配置しないで実施しても良い。
例えば、インナーチューブa内に、内視鏡カメラ(図示せず)や照明装置(図示せず)が設置される。また、インナーチューブa内に、特殊検査プローブd1や鉗子d2を挿通するチャネルa1,a2が設けられる。特殊検査プローブd1としては、超音波診断装置、蛍光診断装置等様々な光学原理を活用した特殊診断装置のプローブが適用され得る。照明装置や特殊検査プローブd1からの光照射、内視鏡カメラや特殊検査プローブd1の受光のためにインナーチューブaの先端面や周面に部分的又は全面的な窓が設けられる。
インナーチューブaは、アウターチューブbに挿入された状態で保持されている。
アウターチューブbは、軸方向に沿って先端部b1,分割部b2、後端部b3に区分けすることができる。なお、本願明細書においては、各チューブの長手方向に沿う仮想的な中心軸を想定し、この軸に沿う方向を「軸方向」と呼ぶことにする。
分割部b2には、軸方向に沿う複数の切込b4,b4・・・が形成されている。切込b4,b4・・・は、互いに平行で周方向に等間隔に配置されている。切込b4,b4・・・により複数に分割された分割周壁部b5,b5・・・が形成されている。図1〜図3では、切込b4を4本とし、4つの分割周壁部b5が構成されたアウターチューブbを図示する。分割周壁部b5の数は少なくとも2つを要するが、本実施形態のように管腔内の一定位置に固定する場合は3以上が好ましく、多い方が安定して固定しやすい。
アウターチューブbの先端部b1は、インナーチューブaに固定されている。分割周壁部b5と先端部b1との境界が分割周壁部b5の固定端となる。
分割周壁部b5の内面はインナーチューブaに固定されてない。
アウターチューブbの後端部b3もインナーチューブaに固定されていない。そのため、アウターチューブbの後端部b3とインナーチューブaとが互いに軸方向に相対的に移動自在である。分割周壁部b5と後端部b3との境界が分割周壁部b5の可動端となる。
図1に示す状態では、分割周壁部b5は先端部b1及び後端部b3と同径内の位置にある。これが、分割周壁部b5の格納状態に相当する。
図1に示す状態から、アウターチューブbの後端部b3がインナーチューブaの先端側に移動することに伴い、図2に示すように分割周壁部b5が撓んで径方向外方に張出す。さらにアウターチューブbの後端部b3がインナーチューブaの先端側に移動することにより、図3に示すように分割周壁部b5が径方向外方に大きく張出す。このように、分割周壁部b5が径方向外方に張出して管腔内壁に当接して本固定装置は固定状態となる。2つのチューブの位置を変えるだけで、固定状態と格納状態とを切り替えられるので、バルーンを用いた固定装置のような膨張・収縮のための機構は不要である。従って、微妙なエア調整や内圧の維持も不要である。また、バルーンが破裂したり空気の流通が阻害されたりする問題も生じない。また、空気で膨張させるものではないため、分割周壁部b5の固定状態における形状も予測しやすい。
なお、特殊検査プローブd1等によりインナーチューブaの周面から分割周壁部b5,b5間の隙間に見える管腔表面を観察する場合には、分割周壁部b5,b5間の隙間が大きく開き観察範囲が広くなるので、大きく張出すことが有利である。
以上のように、分割周壁部b5の可動端が分割周壁部b5の固定端に近づくことに伴い、分割周壁部b5が径方向外方に張出す。したがって、この張出動作は、アウターチューブbの後端部b3が前進して実現しても良いし、インナーチューブaが後退して実現しても良いし、その双方により実現しても良いことは勿論である。インナーチューブaの先端部で体腔の観察・測定・治療等を行うという観点からは、分割周壁部b5の可動端を分割周壁部b5の固定端に近づけることで張出動作を実現することが好ましい。インナーチューブaの先端に医療用物品を位置させ、その位置を保ったままで体腔に固定することができるからである。
以上の動作を逆の動作、すなわち、分割周壁部b5の可動端が分割周壁部b5の固定端から離れることに伴い、分割周壁部b5が徐々に伸ばされてより小径に収まっていき、図1に示した格納状態となる。
以上のように分割周壁部b5は張出・格納自在に構成されている。したがって、分割周壁部b5を張出して生体に固定した後も、分割周壁部b5を格納することにより、固定を解除し移動させることができ、さらに固定、固定解除を繰り返すことができる。
なお、インナーチューブaとアウターチューブbとを相対移動させる機構としては任意のものが採用でき、後述する第3実施形態のように、インナーチューブを引っ張る機構をアウターチューブに固定したもの用いてもよいし、逆に、アウターチューブを押す機構をインナーチューブに固定したものを用いてもよい。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態につき図4から図6を参照して説明する。
本実施形態は、アウターチューブbに以下に説明する構成を付加したものであって、その他は上記第1実施形態と同様である
本実施形態の固定装置にあっては、図4に示すようにアウターチューブbにその周方向に沿った筋状の凹部e1〜e4が形成されており、分割周壁部b5は張出時に当該凹部e1〜e4で屈曲容易に形成されている。なお、図4において、チャネルは図示を省略している。
凹部はe1は、分割周壁部b5の固定端の外面側に形成されている。凹部はe2は、分割周壁部b5の可動端の外面側に形成されている。凹部e3は、上記固定端と上記可動端との間の中間部の内面側に形成されている。凹部e4は、上記固定端と上記可動端との間の中間部の内面側に形成されている。
凹部e3は上記固定端の凹部はe1側に寄っており、凹部e4は、上記可動端の凹部はe2側に寄っており、凹部e3と凹部e4とは、軸方向に離れている。
2つの凹部e3,e4間の距離は、凹部e3と凹部はe1との間の距離、及び凹部e4と凹部はe2との間の距離より長くされている。凹部e3と凹部はe1との間の距離は、凹部e4と凹部はe2との間の距離と等しくされている。
分割周壁部b5の張出動作時には、図4(a)→(b)→(c)のように変化する。すなわち、アウターチューブを外側から見て、凹部はe1,e2で谷折、凹部はe3,e4で山折となって、分割周壁部b5の凹部e1−e3間の部分及び凹部e2−e4間の部分が立ち上がり、分割周壁部b5の凹部e3−e4間の長い部分が、インナーチューブaと平行な関係をほぼ保ちながら、径方向外方に移動していく。図4(a)が格納状態、図4(b)(c)が固定状態を示している。固定状態の斜視図を図6に示す。
これにより、分割周壁部b5の凹部e3−e4間の長い部分が管腔内壁に当接するので、管腔内壁に当接する面積を増やし、管腔内壁への圧力を低減することができる。
分割周壁部b5の凹部e3−e4間の長い部分を管腔内壁に広い面積で接触させたり、分割周壁部b5による固定力を低下させないために、凹部間の部分に、当該部分の形状を保持する補強部材f1,f2,f3が設けられている。凹部e1−e3間の部分には補強部材f1が設けられている。凹部e3−e4間の部分には補強部材f2が設けられている。凹部e2−e4間の長い部分には補強部材f3が設けられている。
アウターチューブbの材料として剛性の高い材料を選択してしまうと、必要な屈曲容易性が低下してしまい、管腔体内に挿入しにくくなる。補強部材f1,f2,f3をアウターチューブbに対して付設することにより、アウターチューブbの後端部b3や、分割部b2における屈曲部分における柔軟な屈曲性を低下させることがない。
図5に示すように、分割周壁部b5の切込b4に沿った縁の外側角部が外に膨らんだ曲面状に面取り形成されている。これにより、分割周壁部b5の縁が管腔表面に当たって傷つけることが防がれ、分割周壁部b5を格納する時に管腔表面の生体組織を挟んだり、巻き込んだりするおそれが低減される。なお、図5においてチャネルは図示を省略している。
また図5に示すように、分割周壁部b5の非張出時、すなわち格納時(図4(a)に示す状態)において、切込b4はアウターチューブbの周方向に隙間を有して形成されている。これにより、分割周壁部b5を張出して管腔表面に当接させた後、分割周壁部b5を格納しても、管腔表面の生体組織を挟んだり、巻き込んだりするおそれがさらに低減される。
このような隙間を設けず、分割周壁部b5の格納状態で切込b4が閉じるようにすれば、管腔内に挿入される際に格納状態のアウターチューブbにより全面が覆われてインナーチューブaの周面に汚れが付着することが防止されるので、特殊検査プローブd1等のためにインナーチューブaの周面に窓が設けられている場合は有効である。
なお、上記第1実施形態においても、分割周壁部b5の面取り、切込b4の隙間の形成を実施しても良い。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態につき図7を参照して説明する。
本実施形態の固定装置としては上記第1実施形態のインナーチューブa及びアウターチューブbが用いられる。但し、アウターチューブbの後端部b3には、その軸方向の引張・圧縮剛性を高めるための補強材b6が含まれている。引張・圧縮剛性を高めるのは、張出・格納操作を容易にするためである。補強材b6としては後端部b3の屈曲容易性に影響を与えないものがよく、そのため巻き線が適用される。
インナーチューブaの先端には、インナーチューブaの外径より大きな外径の先端部gが固定される。先端部gに内視鏡カメラや特殊検査のための必要は光学部品が配置される。これに拘わらず、先端部gを設けず、インナーチューブa内に必要な部品を配置してもよい。
図7に示すように筐体h1と、操作機構h2と、ロック機構h3とを備えた操作ユニットhが構成される。操作ユニットhは操作者が手で操作する装置であり、チューブa,bの屈曲方向を操作するダイヤル(図示せず)が設けられている。
アウターチューブbの根元端部が筐体h1に固定される。インナーチューブaの根元端部が操作機構h2に連結される。
例えば、レバー機構により構成される操作機構h2を操作して、インナーチューブaをアウターチューブbに対して後ろへ引っ張ることにより、上述した分割周壁部b5の張出動作を実行することができ、ロック機構h3で操作機構h2をロックすることにより、分割周壁部b5の張出状態、すなわち、管腔への固定状態を維持することができる。ロックを解除して操作機構h2を逆方向に操作することにより、上述した分割周壁部b5の格納動作、すなわち、管腔からの離脱動作を実行することができる。
なお、インナーチューブaや先端部gを回転させる必要がある場合には、インナーチューブaと操作機構h2との連結部品h4において、インナーチューブaの軸方向の運動のみ規制し、軸周りの回転運動を規制しない連結機構を構成しておくと良い。例えば、連結部品H4にベアリングを内装することにより構成できる。そして、インナーチューブaにアクチュエータの回転出力端を連結する。このアクチュエータを連結部品h4に支持させるとよい。
以上の実施形態においては、分割周壁部b5をアウターチューブbの一箇所に設けたが、アウターチューブを軸方向に離れた複数の部位に分割周壁部を有する構成としてもよい。この場合、管腔内に固定する場合には軸の安定性が増す。
a インナーチューブ
b アウターチューブ
b4 切込
b5 分割周壁部
e1-e4 凹部
f1,f2,f3 補強部材

Claims (10)

  1. 生体に医療用物品を固定するための固定装置であって、
    アウターチューブと、
    前記アウターチューブに挿入されたインナーチューブとを備え、
    前記アウターチューブは、軸方向に沿う複数の切込により複数に分割された分割周壁部を有し、
    前記分割周壁部の軸方向の一端は前記インナーチューブに対して軸方向に固定された固定端とされ、
    前記分割周壁部の軸方向の他端は前記インナーチューブに対して軸方向に移動自在な可動端とされ、
    前記可動端が前記固定端に近づくことに伴い、前記分割周壁部が撓んで径方向外方に張出自在に構成された固定装置。
  2. 前記分割周壁部が前記切込によって3つ以上に分割されている請求項1に記載の固定装置。
  3. 前記分割周壁部の前記切込に沿った縁の外側角部が面取り形成されてなる請求項1又は請求項2に記載の固定装置。
  4. 前記分割周壁部の非張出時において前記切込は前記アウターチューブの周方向に隙間を有して形成されてなる請求項1から請求項3のうちいずれか一に記載の固定装置。
  5. 前記アウターチューブにその周方向に沿った筋状の凹部が形成されており、前記分割周壁部は張出時に当該凹部で屈曲する請求項1から請求項4のうちいずれか一に記載の固定装置。
  6. 前記凹部は、前記分割周壁部の前記固定端の外面側及び前記可動端の外面側に形成されてなる請求項5に記載の固定装置。
  7. 前記凹部は、前記固定端と前記可動端との間の中間部の内面側に軸方向に離れて2つ形成され、この内面側に形成された2つの凹部は、双方間の距離が、前記固定端に近い方の前記固定端との距離、及び前記可動端に近い方の前記可動端との距離より長くされてなる請求項6に記載の固定装置。
  8. 前記分割周壁部の前記凹部間の部分に、当該部分の形状を保持する補強部材が設けられてなる請求項7に記載の固定装置。
  9. 前記アウターチューブは、前記分割周壁部を軸方向に離れた複数の部位に有する請求項1から請求項8のうちいずれか一に記載の固定装置。
  10. 前記請求項1から請求項9のいずれか一に記載の固定装置と、前記インナーチューブ内に配置された医療用物品とを備えた医療装置。
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