JP2012027540A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部の操作を通じて表示部を操作するといった構成を採用しながらも、ユーザの操作性を向上させることのできる電子機器を提供する。
【解決手段】この電子機器は、4つの操作画面を選択的に表示する表示装置1と、表示装置1を操作するための遠隔操作装置2と、遠隔操作装置2の操作ノブ2aに付与される押圧力及び同押圧力が付与された位置をそれぞれ検出する圧力センサ2cとを備える。ここでは、圧力センサ2cを通じて検出される押圧位置に基づいて、表示装置1に表示されている操作画面を操作する。また、圧力センサ2cを通じて検出される押圧力に基づいて、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた直後に同操作ノブ2aに押圧力が付与された旨が検知されることを条件に、4つの操作画面の中から表示装置1に表示する操作画面を選択するためのメニュー画像を表示装置1に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作部の操作を通じて表示部を操作する電子機器に関する。
車両の現在位置をGPS(Global Positioning System)などを通じて検出するとともに、検出された車両の位置をその周辺の道路地図などと共に表示装置に表示するカーナビゲーション装置が周知である。そして従来、このようなカーナビゲーション装置としては、例えば特許文献1に記載の装置が知られている。この特許文献1に記載のカーナビゲーション装置には、ユーザによって操作されるリモコン装置が設けられている。そしてこのカーナビゲーション装置では、リモコン装置に設けられているボタンやジョイスティックを操作することによって、表示装置に表示されている地図をスクロールさせたり、あるいは目的地を設定することができるようになっている。このような構成によれば、リモコン装置を用いることによってカーナビゲーション装置を遠隔操作することができるため、ユーザの利便性を向上させることができるようになる。
特開2002−163064号公報
ところで、このようなカーナビゲーション装置には、近年、例えばオーディオ機能やテレビ機能などの各種機能が搭載されており、上記表示装置には、これら各種機能に対応する複数の操作画面が選択的に表示されるようになっている。そして、リモコン装置には通常、表示装置に表示されている操作画面を切り替えるためのメニューボタンが設けられている。ちなみに、このメニューボタンがユーザによって押下されると、表示装置にはメニュー画像が表示される。そして、このメニュー画像において、複数の操作画面の中から表示したい操作画面を選択すると、その選択された操作画面が表示装置に表示される。なおこのメニュー画像の操作は、例えば上記ジョイスティックなどを通じて行われる。
ただし、このような構成にあっては、例えばユーザが指でジョイスティックを操作している際に操作画面を切り替えようとした場合、ジョイスティックから指を一旦離してメニューボタンを押下しなければならない。そして、このような操作がユーザにとって煩わしい操作となっており、ユーザの操作性を悪化させる一つの要因となっている。
なお、このような課題は、リモコン装置に設けられているヘルプボタンが押下されたときにヘルプ画像を表示装置に表示するカーナビゲーション装置であっても同様に発生する。なお、ヘルプ画像とは、例えば操作画面に表示されている各種項目の機能を文字等により説明したものである。このような構成にあっては、ユーザが指でジョイスティックを操作している際に表示装置にヘルプ画像を表示させようとした場合、ジョイスティックから指を一旦離してヘルプボタンを押下しなければならないため、同様に操作性の悪化を招くおそれがある。また、このような課題は、カーナビゲーション装置に限らず、例えばテレビジョン装置など、リモコン装置の操作を通じて表示装置を操作することのできる電子機器に共通する課題である。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作部の操作を通じて表示部を操作するといった構成を採用しながらも、ユーザの操作性を向上させることのできる電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の操作画面を選択的に表示する表示部と、該表示部を操作するための操作部と、前記操作部に押圧力が付与された際にその押圧位置を検出する押圧位置検出部と、前記操作部に付与される押圧力を検出する押圧力検出部と、前記押圧位置に基づいて、前記表示部に表示されている操作画面を操作するとともに、前記押圧力の時間的な変化に基づいて、予め定められた画像を前記表示部に表示する制御部と、を備えることを要旨としている。
同構成によれば、ユーザは、例えば指で操作部を押圧操作しながら操作画面を操作しているときに、操作部を押圧する指の力を変化させるだけで表示部に所定の画像を表示させることができる。したがって、指を操作部から別の場所に移動させることなく所定の画像を表示させることができるため、ユーザの操作性を向上させることができるようになる。
そしてこの場合、請求項2に記載の発明によるように、前記制御部は、前記押圧力検出部を通じて検出される押圧力に基づいて前記操作部に押圧力が付与された旨を検知したとき、前記操作部から前記押圧力が取り除かれた直後に同操作部に押圧力が付与された旨が検知されることを条件に、前記予め定められた画像を前記表示部に表示する、といった構成を採用することが有効である。同構成によれば、ユーザは、指で操作部を押圧操作している際に、操作部から指を一旦離した直後に操作部を再タッチするといった操作を行うだけで、所定の画像を表示部に表示させることができる。このため、ユーザの操作性を的確に確保することができるようになる。
また、請求項3に記載の発明によるように、前記制御部は、前記押圧力検出部を通じて検出される押圧力に基づいて前記操作部に押圧力が付与された旨を検知した直後に同押圧力が取り除かれた旨を検知したとき、同押圧力が取り除かれた直後に前記操作部に前記押圧力が再び付与された旨が検知されることを条件に、前記予め定められた画像を前記表示部に表示する、といった構成を採用することも有効である。同構成によれば、ユーザは、操作部に対してダブルタップ操作を行うだけで所定の画像を表示部に表示させることができるため、ユーザの操作性を的確に確保することができるようになる。
そしてこの場合、請求項4に記載の発明によるように、前記操作部から押圧力が取り除かれたか否かの判断を、前記押圧力検出部を通じて検出される押圧力が「0[N]」であるか否かの判断に基づいて行うとともに、前記操作部に押圧力が付与されたか否かの判断を、前記押圧力検出部を通じて検出される押圧力が「0[N]」よりも大きい判定値よりも大きいか否かを判断することに基づいて行うこととすれば、これらの判断を容易に行うことが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器において、前記予め定められた画像が、前記複数の操作画面の中から前記表示部に表示する操作画面を選択する際に用いられるメニュー画像であることを要旨としている。
同構成によれば、ユーザは指を操作部から別の場所に移動させることなくメニュー画像を表示部に表示させることができるため、操作画面を切り替える際のユーザの操作性を向上させることができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器において、前記予め定められた画像が、前記操作画面に表示されている項目の機能を説明するヘルプ画像であることを要旨としている。
同構成によれば、ユーザは指を操作部から別の場所に移動させることなく、ヘルプ画像を表示部に表示させることができるため、ヘルプ画像を表示させる際のユーザの操作性を向上させることができるようになる。
請求項7に記載の発明は、複数の操作画面を選択的に表示する表示部と、該表示部を操作するための操作部と、前記操作部に押圧力が付与された際にその押圧位置を検出する押圧位置検出部と、前記操作部に付与される押圧力を検出する押圧力検出部と、前記押圧位置に基づいて、前記表示部に表示されている操作画面を操作するとともに、前記押圧力の時間的な変化に基づいて、前記複数の操作画面のうちのいずれかを前記表示部に表示する制御部と、を備えることを要旨としている。
同構成によれば、例えばユーザが指で操作部を押圧操作しながら操作画面を操作しているときに、操作部を押圧している指の力を変化させるだけで、操作画面を切り替えることができる。したがって、指を操作部から別の場所に移動させることなく操作画面を切り替えることができるため、ユーザの操作性を向上させることができるようになる。
本発明にかかる電子機器によれば、操作部の操作を通じて表示部を操作するといった構成を採用しながらも、ユーザの操作性を向上させることができるようになる。
本発明にかかる電子機器を利用した車載装置の第1の実施形態についてその概要を模式的に示す図。 (a)は、同第1の実施形態の車載装置についてその表示装置に表示されるオーディオ操作画面の一例を、また、(b)は、同表示装置に表示される第1のカーナビ操作画面の一例をそれぞれ示す図。 同第1の実施形態の車載装置についてそのシステム構成を示すブロック図。 同第1の実施形態の車載装置による表示処理の手順を示すフローチャート。 同第1の実施形態の車載装置によるメニュー画像表示処理の手順を示すフローチャート。 同第1の実施形態の車載装置についてその表示装置に表示されるメニュー画像の一例を模式的に示す図。 操作ノブの押圧操作領域を区画する4つの押圧操作領域ごとに4つの操作画面が関連付けされたマップ例を示す図表。 (a),(b)は、同第1の実施形態の車載装置についてその動作例を示す図。 (a)〜(c)は、同第1の実施形態の車載装置についてその動作例を示す図。 同第1の実施形態の車載装置の変形例についてその概要を模式的に示す図。 同変形例の車載装置による表示処理の手順を示すフローチャート。 同変形例の車載装置によるメニュー画像表示処理の手順を示すフローチャート。 第1〜第4のスイッチごとに4つの操作画面が関連付けされたマップ例を示す図表。 本発明にかかる電子機器を利用した車載装置の第2の実施形態について同車載装置による表示処理の手順の一部を示すフローチャート。 同第2の実施形態の車載装置による表示処理の手順の一部を示すフローチャート。 (a),(b)は、同第2の実施形態の車載装置についてその動作例を示す図。 本発明にかかる電子機器を利用した車載装置の変形例について同変形例の車載装置による表示処理の手順を示すフローチャート。 (a),(b)は、同変形例の車載装置の動作例を模式的に示す図。
<第1の実施形態>
以下、本発明にかかる電子機器を、車両のオーディオ装置、エアコンディショナー装置(エアコン装置)、及びカーナビゲーション装置(カーナビ装置)を操作するための車載装置に適用した第1の実施形態について図1〜図9を参照して説明する。
図1に示されるように、この車載装置は、車両のセンターコンソールに設けられる表示装置1と、ステアリングホイール3に固定して設けられる遠隔操作装置2とを基本的に備える構成となっている。これらのうち、表示装置1には、例えば以下の(a1)〜(a4)に示す操作画面が選択的に表示される。
(a1)オーディオ装置の操作画面として、再生可能な曲目が列挙されるとともに、オーディオ装置により再生する曲目を選んだり、あるいは音量を調整することが可能なオーディオ操作画面。
(a2)エアコン装置の操作画面として、車室内の温度などが表示されるとともに、エアコン装置の設定温度などを調整することが可能なエアコン操作画面。
(a3)カーナビ装置の操作画面として、車両の現在位置と共にその周辺の道路地図などが表示される第1のカーナビ操作画面。
(a4)同じくカーナビ装置の操作画面として、車両の目的地を設定するための第2のカーナビ操作画面。
ちなみに、図2(a),(b)は、これらのうち、オーディオ操作画面及び第1のカーナビ操作画面をそれぞれ例示したものである。同図2(a)に示されるように、オーディオ操作画面では、再生可能な曲目M1〜M9と、実線の枠からなるカーソルCとが表示される。このカーソルCは、曲目M1〜M9のうちのいずれがオーディオ装置によって再生されているかを示すものである。すなわち、同図に示されるように、カーソルCが曲目M5に位置している場合には、オーディオ装置によって曲目M5が再生されていることを示す。また、図2(b)に示されるように、第1のカーナビ操作画面では、車両の現在位置を示すマークMとその周辺の地図が表示される。
一方、図1に拡大して示すように、遠隔操作装置2は、その操作部として、円形状の操作ノブ2aと、同操作ノブ2aの外側に配設される操作スイッチ2bとを有して構成されている。また、この遠隔操作装置2の内部には、操作ノブ2aに対向するかたちで圧力センサ2cが設けられており、この圧力センサ2cを通じて、操作ノブ2aに付与される押圧力の大きさ、及びその押圧力が付与された位置(押圧位置)が検出される。ちなみに、押圧位置は、操作ノブ2aの中心点Oを回転中心として図中の基準線mから周方向(矢印cで示す方向)への回転位置(角度)θとして検出される(但し、0°≦θ<360°)。すなわち、例えばユーザが図中の部位P1を指で押圧したとすると、押圧位置は回転位置θ1である旨が検出される。また、この圧力センサ2cは、例えば付与される圧力に応じて抵抗値が変化する導電ゴムなどによって構成されるものである。
そして、この車載装置では、遠隔操作装置2に設けられている操作ノブ2a及び操作スイッチ2bを操作することによって、表示装置1に表示されている操作画面を操作することができるようになっている。また、このような操作画面の操作を通じて、上記オーディオ装置、エアコン装置、及びカーナビ装置を操作することができるようになっている。なお、本実施形態では、表示装置1が表示部に、また、圧力センサ2cが押圧位置検出部及び押圧力検出部となる。
図3はこうした車載装置のシステム構成をブロック図として示したものであり、続いて、同図3を参照して、この車載装置の構成、動作をより具体的に説明する。
同図3に示されるように、この車載装置には、以下の(b1)〜(b3)に示す電子制御装置10〜12が設けられている。
(b1)オーディオ装置の各種制御を司るオーディオ制御装置10。
(b2)エアコン装置の各種制御を司るエアコンディショナー制御装置(エアコン制御装置)11。
(b3)カーナビ装置の各種制御を司るカーナビゲーション制御装置(カーナビ制御装置)12。
また、これらの制御装置10〜12には、例えばCAN(Controller Area Network)などのバス型のネットワークシステムを構成する通信バス13を介してメイン制御装置(制御部)14が接続されている。このメイン制御装置14は、不揮発性のメモリ14aやタイマ14bなどを有するマイクロコンピュータを中心に構成されるものであって、通信バス13を介して制御装置10〜12と各種データの授受を行うとともに、この授受されるデータに基づいて上記表示装置1を制御する部分である。具体的には、メイン制御装置14は、再生可能な曲目などのデータをオーディオ制御装置10から取得するとともに、車室内の温度などのデータをエアコン制御装置11から取得する。また、メイン制御装置14は、車両の現在位置やその周辺の地図情報などのデータをカーナビ制御装置12から取得する。そしてメイン制御装置14では、制御装置10〜12から取得したデータに基づいて上記(a1)〜(a4)の操作画面を生成するとともに、生成した操作画面を表示装置1に選択的に表示する表示処理を実行する。
また、メイン制御装置14には、インターフェース15を介して上記遠隔操作装置2が接続されている。この遠隔操作装置2では、上記操作スイッチ2bがオン操作されると、その旨を示す信号をインターフェース15を介してメイン制御装置14に伝達する。また、遠隔操作装置2では、上記圧力センサ2cを通じて検出される押圧力及び押圧位置のデータを示す信号をインターフェース15を介してメイン制御装置14に伝達する。一方、メイン制御装置14では、遠隔操作装置2の出力信号に基づいて指令信号を生成するとともに、生成した指令信号を制御装置10〜12に伝達する。そして、制御装置10〜12では、メイン制御装置14から伝達される指令信号に基づいて、制御対象とするオーディオ装置、エアコン装置、及びカーナビ装置の駆動をそれぞれ制御する。すなわち、制御装置10〜12、並びにメイン制御装置14では、このような指令信号の授受を通じて、遠隔操作装置2の操作に基づいてオーディオ装置、エアコン装置、及びカーナビ装置の駆動を制御するようにしている。また、メイン制御装置14では、上記操作スイッチ2bのオン/オフ状態、並びに上記圧力センサ2cを通じて検出される押圧力及び押圧位置に基づいて、表示装置1に表示されている画像を移動させたり、あるいは画像を切り替えるなどの表示処理を実行する。
図4は、メイン制御装置14によるこうした表示処理についてその手順をフローチャートとして示したものであり、次に、同図4を参照して、この処理の具体的な手順を説明する。
同図4に示されるように、この処理では、まず、操作ノブ2aに押圧力が付与されたか否かが判断される(ステップS1)。具体的には、上記圧力センサ2cを通じて検出される押圧力Fがタッチ判定値Faよりも大きいことをもって、操作ノブ2aに押圧力が付与された旨が判断される。なおタッチ判定値Faは、例えば操作ノブ2aに指が接触しているか否かを判定することのできる値(例えば「0.3[N]」)に予め設定されている。
そして、操作ノブ2aに押圧力が付与された旨が判断された場合には(ステップS1:YES)、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれたか否かが判断される(ステップS2)。具体的には、上記圧力センサ2cを通じて検出される押圧力Fが「0[N]」であることをもって、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた旨が判断される。そして、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれていない旨が判断された場合には(ステップS2:NO)、操作ノブ2aが押し込まれたか否かが判断される(ステップS3)。具体的には、上記圧力センサ2cを通じて検出される押圧力Fが押し込み判定値Fbよりも大きいことをもって、操作ノブ2aが押し込まれた旨が判断される。なお押し込み判定値Fbは、上記タッチ判定値Faよりも大きい値であって、例えば操作ノブ2aが押し込まれた否かを判定することのできる値(例えば「1[N]」)に予め設定されている。
ここで、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれずに(ステップS2:NO)、操作ノブ2aが押し込まれた旨が判断された場合には(ステップS3:YES)、表示装置1に表示されている操作画面を動かす処理が実行される(ステップS4)。このステップS4の処理では、具体的には、例えばオーディオ操作画面が表示装置1に表示されている場合、圧力センサ2cを通じて検出される押圧位置θに基づいてカーソルCを360°方向に移動させるといった処理が実行される。また、例えば第1のカーナビ操作画面が表示装置1に表示されている場合、圧力センサ2cを通じて検出される押圧位置θに基づいて地図を360°方向にスクロールさせるといった処理が実行される。なお、このステップS3の処理は、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれずに且つ(ステップS2:NO)、操作ノブ2aが押し込まれている期間(ステップS3:YES)、繰り返し実行される。すなわち、ユーザが指で操作ノブ2aを押し込み判定値Fbよりも大きい押圧力で押し続けている場合には、操作画面内のカーソルCが連続移動したり、あるいは地図がスクロールし続ける。
一方、操作ノブ2aが押し込まれずに(ステップS3:NO)、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた場合には(ステップS2:YES)、その直後に操作ノブ2aに押圧力が付与されたか否かが判断される(ステップS5)。具体的には、まず、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた旨が検知された時点、すなわち上記圧力センサ2cを通じて検出される押圧力Fが「0[N]」になった時点からの経過時間がメイン制御装置14の内部タイマ14bを通じて計測される。そして、この経過時間がタッチ判定時間T1(例えば「0.5[sec]」)を越えるまでに上記圧力センサ2cを通じて検出される押圧力Fが上記タッチ判定値Faよりも大きくなることをもって、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた直後に同操作ノブ2aに押圧力が付与された旨が判断される。ここで、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた直後に同操作ノブ2aに押圧力が付与されなかった場合には(ステップS5:NO)、先のステップS1の処理として、操作ノブ2aに押圧力が付与されたか否かが監視される。一方、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた直後に同操作ノブ2aに押圧力が付与された旨が判断された場合には(ステップS5:YES)、メニュー画像を表示装置1に表示する処理が実行される(ステップS6)。
図5は、このメニュー画像表示処理についてその手順をフローチャートとして示したものである。
同図5に示されるように、この処理では、はじめに、メニュー画像が表示装置1に表示される(ステップS10)。具体的には、図6に示すように、操作ノブ2aの押圧操作領域を4つの領域に区画して各領域が押圧操作された際に上記(a1)〜(a4)の操作画面のうちのいずれが選択されるかを模式的に示す画像が表示装置1に表示される。なお、このメニュー画像では、「オーディオ」がオーディオ操作画面に、「エアコン」がエアコン操作画面に、「地図」が第1のカーナビ操作画面に、「目的地」が第2のカーナビ操作画面にそれぞれ対応している。また、このメニュー画像は、現在表示されている操作画面上に表示される。そして、図5に示されるように、ステップS10の処理に続いて、操作ノブ2aが押し込まれたか否かが判断される(ステップS11)。なおこのステップS11の処理は、基本的には、先のステップS3の処理と同様である。そして、操作ノブ2aが押し込まれた旨が判断された場合には(ステップS11:YES)、圧力センサ2cを通じて検出される押圧位置θに対応する操作画面が表示装置1に表示される(ステップS12)。具体的には、図7に示すマップを用いて、押圧位置θの位置する領域から上記(a1)〜(a4)の操作画面のうちのいずれかが選定された後、その選定された操作画面を表示装置1に表示させる。なお、図7に示すマップは、操作ノブ2aの押圧操作領域を区画する4つの領域、すなわち「315°≦θ<360°」及び「0°<θ≦45°」の第1の押圧操作領域、「45°≦θ<135°」の第2の押圧操作領域、「135°≦θ<225°」の第3の押圧操作領域、及び「225°≦θ<315°」の第4の押圧操作領域ごとに上記(a1)〜(a4)の操作画面を関連付けたものである。また、このマップは、メイン制御装置14に内蔵される不揮発性メモリ14aに予め記憶されている。そして、図5に示されるように、ステップS12の処理を通じて上記(a1)〜(a4)の操作画面のうちのいずれかが表示装置1に表示された後に、先の図4に示すステップS1の処理として、操作ノブ2aに押圧力が付与されたか否かが監視される。
一方、操作ノブ2aが押し込まれていない旨が判断された場合には(ステップS11:NO)、上記操作スイッチ2bがオン操作されたか否かが判断される(ステップS13)。そして、操作スイッチ2bがオン操作された旨が判断された場合には(ステップS13:YES)、表示装置1に表示されているメニュー画像が消去された後(ステップS14)、先の図4に示すステップS1の処理として、操作ノブ2aに押圧力が付与されたか否かが監視される。
図8及び図9は、このような構成からなる車載装置の動作についてその一例を示したものであり、次に、これら図8及び図9を参照して、同車載装置の動作について説明する。
例えばいま、図8(a)の状態R10に示すように、表示装置1にオーディオ操作画面が表示されているときに、ユーザが指で操作ノブ2aの部位P10を図8(b)に示す態様にて押圧したとする。具体的には、同図8(b)に示すように、時刻t10でユーザが指を部位P10に接触させた後、時刻t11の時点で上記押し込み判定値Fbを越える力で部位P10を押し込んだとする。この場合、時刻t11の時点で、図8(a)の状態R11に示すように、操作画面内のカーソルCが部位P10の押圧位置θ1に対応する方向に、すなわち右方向に移動して、曲目M5から曲目M8に移ることとなる。
その後、図9(a)の状態R11に示すように、ユーザが指で操作ノブ2aの部位P10を図9(b)に示す態様にてタッチしたとする。具体的には、同図9(b)に示すように、時刻t20でユーザが指を部位P10に接触させた後、時刻t21の時点で上記タッチ判定値Faを越える力で部位P10を押圧して、時刻t22で指を操作ノブ2aから一旦離す。そしてその後、時刻t23でユーザが指を部位P10に再び接触させた後、時刻t24の時点でタッチ判定値Faを越える力で押し込んだとする。なお、時刻t22から時刻t24までの時間間隔taは上記タッチ判定時間T1よりも短いとする。この場合、時刻t24の時点で、図9(a)の状態R12に示すように、表示装置1にメニュー画像が表示される。その後、ユーザが指で操作ノブ2aの部位P11を図9(c)に示す態様にて、すなわち時刻t25でユーザが指を部位P11に接触させた後、時刻t26の時点で上記押し込み判定値Fbを越える力で押し込んだとする。この場合、時刻t26の時点で、図9(a)の状態R13に示すように、部位P11の押圧位置θ2に対応する操作画面、すなわち第1のカーナビ操作画面が表示装置1に表示されることとなる。
なお、図9(a)の状態R12に示すように、表示装置1にメニュー画像が表示されているときにユーザが操作スイッチ2bをオン操作した場合には、メニュー画像が消去される。すなわちこの場合、表示装置1は図9(a)の状態R11に戻る。
このように、本実施形態にかかる車載装置によれば、ユーザが指で操作ノブ2aを押圧操作しながら操作画面を操作している際に、操作ノブ2aから指を一旦離した直後に操作ノブ2aを再タッチするといった操作を行うだけで表示装置1にメニュー画像を表示させることができる。したがって、指を操作ノブ2aから別の場所に移動させることなくメニュー画像を表示させることができるため、ユーザの操作性を向上させることができるようになる。
以上説明したように、本実施形態にかかる車載装置によれば、以下のような効果が得られるようになる。
(1)表示装置1を操作するための操作ノブ2aと、操作ノブ2aに付与される押圧力及び同押圧力が付与された位置を検出する圧力センサ2cとを設けることとした。そして、圧力センサ2cを通じて検出される押圧位置に基づいて、表示装置1に表示されている操作画面を操作することとした。また、圧力センサ2cを通じて検出される押圧力の時間的な変化に基づいて、メニュー画像を表示装置1に表示することとした。これにより、ユーザは指を操作ノブ2aから別の場所に移動させることなくメニュー画像を表示させることができるため、操作画面を切り替える際のユーザの操作性を向上させることができるようになる。また、遠隔操作装置2では、前述したメニューボタンが不要となるため、部品点数の削減や小型化を図ることができるようになる。
(2)圧力センサ2cを通じて検出される押圧力に基づいて操作ノブ2aに押圧力が付与された旨を検知したとき、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた直後に同操作ノブ2aに押圧力が付与された旨が検知されることを条件に、メニュー画像を表示装置1に表示することとした。これにより、ユーザは、指で操作ノブ2aを押圧操作している際に、操作ノブ2aから指を一旦離した直後に操作ノブ2aを再タッチするといった操作を行うだけでメニュー画像を表示装置1に表示させることができるため、ユーザの操作性を的確に確保することができるようになる。
(3)操作ノブ2aの押圧操作領域を区画する4つの領域ごとに上記(a1)〜(a4)の操作画面が関連付けされたマップを用意することとした。そして、表示装置1にメニュー画像が表示されている状態で操作ノブ2aが押し込まれた旨を検知したとき、マップに基づいて、押圧位置が位置する領域に対応する操作画面を表示装置1に表示することとした。これにより、ユーザは、表示装置1にメニュー画像を表示させた後に、操作ノブ2aの所定の部位を押圧操作するだけで自身の望む操作画面を表示装置1に表示させることができる。したがって、ユーザは、指を操作ノブ2aから別の場所に移動させることなく、表示装置1にメニュー画像を表示させてから操作画面を切り替えるまでの一連の操作を行うことができるため、ユーザの操作性を更に向上させることができるようになる。
(4)メニュー画像として、操作ノブ2aの押圧操作領域を4つの領域に区画して各領域が押圧操作されたときに上記(a1)〜(a4)の操作画面のうちのいずれが選択されるかを模式的に示す画像を表示することとした。これにより、メニュー画像を見ることによって、操作ノブ2aのどの部分を押圧すれば、どの操作画面が表示装置1に表示されるかを視覚的に確認することができるため、ユーザの利便性を向上させることができるようになる。
(5)現在表示されている操作画面上にメニュー画像を表示することとした。これにより、一つの画面で、例えば曲目を選択する操作、及び操作画面を選択する操作といった2種類の選択操作を行うことができるため、ユーザの操作性を向上させることができるようになる。
(6)圧力センサ2cを通じて検出される押圧力が「0[N]」であることに基づいて、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた旨を判断することとした。また、圧力センサ2cを通じて検出される押圧力がタッチ判定値Faよりも大きいことをもって、操作ノブ2aに押圧力が付与された旨を判断することとした。これにより、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれたか否かの判断、並びに操作ノブ2aに押圧力が付与されたか否かの判断を容易に行うことができるようになる。
(変形例)
図10〜図13に、上記第1の実施形態にかかる車載装置の変形例を示す。
同図10に示されるように、この変形例では、遠隔操作装置2に、上記操作ノブ2aに代えて、十字状に配置された第1〜第4のスイッチ21〜24により構成される十字スイッチ20を設けるようにしている。ちなみに、これら第1〜第4のスイッチ21〜24は、上記タッチ判定値Faよりも大きい押圧力で押し込まれたときに第1の接点部がオン状態となるとともに、上記押し込み判定値Fbよりも大きい押圧力で押し込まれたときに第2の接点部が更にオン状態となる、いわゆる2段スイッチである。そしてこの変形例では、第1〜第4のスイッチ21〜24のうちのいずれがオン状態であるかに基づいて押圧位置を検出する。具体的には、例えば第2のスイッチ22の第1の接点部がオン状態である旨が検出された場合には、押圧位置は十字スイッチ20の右側にあたる位置である旨が検出される。また、この変形例では、上記第1及び第2の接点部のうちのいずれがオン状態であるかに基づいて、十字スイッチ20に付与されている押圧力の大小を検出する。
一方、上記メイン制御装置14は、先の図4及び図5に示した処理に代えて、図11及び図12に示す処理を実行する。なお、図11及び図12に示す処理は、基本的には先の図4及び図5に示した処理と同様であるため、以下では両者の相違点を中心に説明する。
まず、ステップS1,S5,S11の判断処理では、上記第1〜第4のスイッチ21〜24のうちのいずれかの第1の接点部がオン状態になることをもって、十字スイッチ20に押圧力が付与された旨が判断される。また、ステップS2の判断処理では、第1〜第4のスイッチ21〜24の全ての第1の接点部がオフ状態になることをもって、十字スイッチ20から押圧力が取り除かれた旨が判断される。さらに、ステップS3の判断処理では、第1〜第4のスイッチ21〜24のうちのいずれかの第2の接点部がオン状態になることをもって、十字スイッチ20が押し込まれた旨が判断される。
一方、ステップS4の操作画面操作処理では、第2の接点部がオン状態であるスイッチの位置に基づいて、表示装置1に表示されている操作画面を動かす処理が実行される。具体的には、例えばオーディオ操作画面が表示装置1に表示されているときに、第2のスイッチ22において第2の接点部がオン状態になったとすると、上記カーソルCを右方向に移動させるといった処理が実行される。また、例えば第1のカーナビ操作画面が表示装置1に表示されているときに、第2のスイッチ22において第2の接点部がオン状態になったとすると、地図を右方向にスクロールさせるといった処理が実行される。
また一方、ステップS12の処理では、第1〜第4のスイッチ21〜24のうち、第2の接点部がオン状態になっているスイッチの位置に対応する操作画面を表示装置1に表示させる処理が実行される。具体的には、図13に示すマップを用いて、第2の接点部がオン状態になっているスイッチの位置に基づいて上記(a1)〜(a4)の操作画面のうちのいずれかが選定された後、その選定された操作画面を表示装置1に表示させる。なお、図13に示すマップは、第1〜第4のスイッチ21〜24ごとに上記(a1)〜(a4)の操作画面を関連付けたものである。また、このマップは、メイン制御装置14に内蔵される不揮発性メモリ14aに予め記憶されている。
車載装置としてのこのような構成であっても、上記第1の実施形態に準じた効果が得られるようになる。また、遠隔操作装置2の操作部として十字スイッチ20を採用することができるため、ユーザの操作性を的確に確保することができるようになる。
<第2の実施形態>
続いて、本発明にかかる電子機器を、ここでも車両のオーディオ装置、エアコン装置、及びカーナビ装置を操作するための車載装置に適用した第2の実施形態について図14〜図16を参照して説明する。なお、この第2の実施形態も車載装置としての基本構造は先の図1〜図3に示した構造に準ずるものである。
本実施形態では、ユーザが操作ノブ2aに対してダブルタップ操作を行ったときに、表示装置1にヘルプ画像を表示するようにしている。なお、ヘルプ画像とは、例えば操作画面に表示されている各種項目の機能を文字などにより説明したものである。
図14は、先の図4に対応する図として、本実施形態の車載装置において、メイン制御装置14を通じて実行される表示処理についてその手順をフローチャートとして示したものである。なお、この図14に示す処理において、先の図4に例示した処理と同一の処理には同一の符号を付すことにより重複する説明を割愛し、以下では、両者の相違点を中心に説明する。
本実施形態では図14に示すように、先のステップS1の判断処理を通じて操作ノブ2aに押圧力が付与された旨が判断された場合には(ステップS1:YES)、その直後に操作ノブ2aから押圧力が取り除かれたか否かが判断される(ステップS20)。具体的には、まず、操作ノブ2aに押圧力が付与された旨が検知された時点、すなわち上記圧力センサ2cを通じて検出される押圧力Fがタッチ判定値Faよりも大きくなった時点からの経過時間がメイン制御装置14の内部タイマ14bを通じて計測される。そして、この経過時間がタップ判定時間T2(例えば0.1[sec])を越えるまでに上記圧力センサ2cを通じて検出される押圧力Fが「0[N]」となることをもって、操作ノブ2aに押圧力が付与された直後に同操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた旨が判断される。ここで、操作ノブ2aに押圧力が付与された直後に同操作ノブ2aから押圧力が取り除かれなかった場合には(ステップS20:NO)、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれたか否か(ステップS2)、及び操作ノブ2aが押し込まれたか否か(ステップS3)、が監視されることとなる。
一方、先のステップS5の判断処理を通じて、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた直後に同操作ノブ2aに押圧力が付与された旨が判断された場合には(ステップS5:YES)、その直後に操作ノブ2aから押圧力が取り除かれたか否かが判断される(ステップS21)。なおこのステップS21の処理は、基本的には、上記ステップS20の処理と同様である。ここで、操作ノブ2aに押圧力が付与された直後に同操作ノブ2aから押圧力が取り除かれなかった場合には(ステップS21:NO)、続くステップS6の処理として、先の図5に例示したメニュー画像表示処理が実行されることとなる。
また一方、ステップS20あるいはステップS21の処理を通じて、操作ノブ2aに押圧力が付与された直後に操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた旨が判断された場合には(ステップS20:YES,ステップS21:YES)、図15に示す処理が実行される。すなわち、ステップS22の処理として、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた直後に操作ノブ2aに押圧力が付与されたか否かが判断される。なお、このステップS22の処理は、基本的には、先のステップS5の処理と同様である。そして、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた直後に操作ノブ2aに押圧力が付与された旨が判断された場合には(ステップS22:YES)、表示装置1にヘルプ画像が表示された後(ステップS23)、先の図14のステップS1の処理として、操作ノブ2aに押圧力が付与されたか否かが監視される。なお、操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた直後に操作ノブ2aに押圧力が付与されなかった場合には(ステップS22:NO)、表示装置1にヘルプ画像を表示することなく、先の図14のステップS1の処理として、操作ノブ2aに押圧力が付与されたか否かが監視される。
図16は、先の図9に対応する図として、このような構成からなる車載装置の動作についてその一例を示したものであり、次に、この図16を参照して、同車載装置の動作について説明する。
例えばいま、図16(a)の状態R11に示すように、表示装置1にオーディオ操作画面が表示されているとするときにユーザが指で操作ノブ2aの部位P10を図16(b)に示す態様にてダブルタップ操作したとする。具体的には、同図16(b)に示すように、時刻t30でユーザが指を部位P10に接触させた後、時刻t31の時点で上記タッチ判定値Faを越える力で押圧して、時刻t32で指を操作ノブ2aから一旦離す。そしてその後、時刻t33でユーザが指を部位P10に再び接触させた後、時刻t34の時点でタッチ判定値Faを越える力で押圧したとする。なお、時刻t31から時刻t32までの時間間隔tbは上記タップ判定時間T2よりも短くて且つ、時刻t32から時刻t34までの時間間隔tcは上記タッチ判定時間T1よりも短いとする。この場合、時刻t34の時点で、図9(a)の状態R14に示すように、表示装置1にヘルプ画像が表示される。
このように、本実施形態にかかる車載装置によれば、ユーザが指で操作ノブ2aを押圧しながら操作画面を操作しているときに、操作ノブ2aに対してダブルタップ操作を行うだけで表示装置1にヘルプ画像を表示させることができる。したがって、指を操作ノブ2aから別の場所に移動させることなくヘルプ画像を表示させることができるため、ユーザの操作性を向上させることができるようになる。
以上説明したように、本実施形態にかかる車載装置によれば、先の第1の実施形態の車載装置による上記(1)〜(6)の効果と同等、もしくはそれら効果に準じた効果が得られるとともに、次のような効果が得られるようになる。
(7)圧力センサ2cを通じて検出される押圧力に基づいて、操作ノブ2aに押圧力が付与された旨を検知した直後に同押圧力が取り除かれた旨を検知したとき、同押圧力が取り除かれた旨が検知された直後に操作ノブ2aに押圧力が付与された旨が検知されることを条件に、ヘルプ画像を表示装置1に表示することとした。これにより、ユーザは、指で操作ノブ2aを押圧操作している際に、操作ノブ2aに対してダブルタップ操作を行うだけでヘルプ画像を表示装置1に表示させることができるため、ヘルプ画像を表示させる際のユーザの操作性を向上させることができるようになる。また、遠隔操作装置2では、前述したヘルプボタンが不要となるため、部品点数の削減や小型化を図ることができるようになる。
(8)現在表示されている操作画面上にヘルプ画像を表示することとした。これにより、一つの画面で、例えば曲目を選択する操作、及びヘルプ画像を表示装置1に表示させる操作といった2種類の操作を行うことができるため、ユーザの操作性を向上させることができるようになる。
<他の実施形態>
なお、上記各実施形態及びその変形例は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記第1の実施形態では、操作ノブ2aから指を一旦離した直後に操作ノブ2aを再タッチするといった操作が行われたときにメニュー画像を表示装置1に表示することとしたが、これに代えて、例えばヘルプ画像を表示装置1に表示してもよい。
・上記第1の実施形態では、メニュー画像を表示装置1に表示するための操作として、操作ノブ2aから指を一旦離した直後に操作ノブ2aを再タッチするといった操作を採用することとしたが、これに代えて、例えばタップ操作などを採用してもよい。なお、同様の構成を上記第2の実施形態の車載装置に適用することも可能である。
・上記第1の実施形態では、操作ノブ2aから指を一旦離した直後に操作ノブ2aを再タッチするといった操作が行われたときにメニュー画像を表示装置1に表示することとしたが、これに代えて、例えば表示装置1に表示されている操作画面を切り替えてもよい。具体的には、例えば先の図4に対応する図を図17に示すように、メイン制御装置14では、ステップS5の処理において操作ノブ2aから押圧力が取り除かれた直後に同操作ノブ2aに押圧力が付与された旨を判断したとき(ステップS5:YES)、表示装置1に第1のカーナビ操作画面を表示する処理を実行する(ステップS7)。これにより、図18(a)の状態R11に示すように、オーディオ操作画面が表示装置1に表示されているときに、ユーザが指で操作ノブ2aの部位P10を図18(b)に示す態様にてタッチしたとすると、表示装置1に表示されている操作画面が第1のカーナビ操作画面に切り替わる(状態R15)。ちなみに、図18(b)に示す押圧力の変化態様は、先の図9(b)に例示した押圧力の変化態様と同様である。このような構成によっても、指を操作ノブ2aから別の場所に移動させることなく操作画面を切り替えることができるため、ユーザの操作性を向上させることが可能である。なお、同様の構成を上記第2の実施形態の車載装置に適用してもよい。
・表示装置1に表示することのできる操作画面の数が例えば5つ以上存在する場合には、先の図7及び図13に例示したマップとして、操作ノブ2aの押圧操作領域を5つ以上の領域に区画してこの区画された5つ以上の押圧操作領域ごとに複数の操作画面が関連付けされたマップを用いてもよい。また、操作画面の数が2つ、あるいは3つの場合にも同様である。さらにこれに併せて、先のメニュー画像を適宜変更してもよい。
・上記第2の実施形態では、操作部として、円形状の操作ノブ2aを採用することとしたが、これに代えて、例えば先の第1の実施形態の変形例のように、十字スイッチを採用してもよい。
・上記第2の実施形態では、操作ノブ2aから指を一旦離した直後に操作ノブ2aを再タッチするといった操作が行われたときにメニュー画像を、また、操作ノブ2aに対してダブルタップ操作が行われたときにヘルプ画像を表示装置1に表示することとした。これに代えて、例えば操作ノブ2aから指を一旦離した直後に操作ノブ2aを再タッチするといった操作が行われたときにヘルプ画像を、また、操作ノブ2aに対してダブルタップ操作が行われたときにメニュー画像を表示装置1に表示してもよい。さらに、例えば操作ノブ2aに対してダブルタップ操作が行われたときにのみ、メニュー画像を表示装置1に表示してもよい。
・上記各実施形態では、操作ノブ2aを円形状に形成することとしたが、これに代えて、例えば矩形状など、適宜の形状に形成してもよい。
・上記各実施形態では、操作ノブ2aから指を一旦離した直後に操作ノブ2aを再タッチするといった操作、あるいはダブルタップ操作が行われたときにメニュー画像及びヘルプ画像を表示装置1に表示することとしたが、これらメニュー画像及びヘルプ画像に限らず、適宜の画像を表示装置1に表示してもよい。
・上記実施形態では、本発明にかかる電子機器を、車両のオーディオ装置、エアコン装置、及びカーナビ装置を操作するための車載装置に適用することとしたが、これに代えて、例えばテレビジョン装置などに適用することも可能である。要は、操作装置の操作を通じて表示装置を操作する電子機器であれば、本発明にかかる電子機器を適用することは可能である。
<付記>
次に、上記各実施形態及びその変形例から把握できる技術的思想について追記する。
(イ)請求項5に記載の電子機器において、前記制御部は、前記操作部の押圧操作領域を前記操作画面の数に応じた複数の領域に区画して同区画された複数の押圧操作領域ごとに前記複数の操作画面が関連付けされたマップを備え、前記表示部に前記メニュー画像が表示されている状態で前記操作部が押圧操作された旨を検知したとき、前記マップに基づいて、前記押圧位置が位置する領域に対応する操作画面を前記表示部に表示することを特徴とする電子機器。同構成によれば、ユーザは、表示部にメニュー画像を表示させた後に操作部の所定の部位を押圧操作するだけで自身の望む操作画面を表示部に表示させることができる。これにより、ユーザは、指を操作部から別の場所に移動させることなく、表示部にメニュー画像を表示させてから操作画面を切り替えるまでの一連の操作を行うことができるため、ユーザの操作性を更に向上させることができるようになる。
(ロ)付記イに記載の電子機器において、前記メニュー画像は、前記区画された複数の押圧操作領域がそれぞれ押圧操作されたときに前記複数の操作画面のうちのいずれが選択されるかを模式的に示す画像からなるものであることを特徴とする電子機器。同構成によれば、表示部に表示されているメニュー画像を見ることによって、操作部のどの部分を押圧操作すれば、どの操作画面が表示部に表示されるかを視覚的に確認することができるため、ユーザの利便性が向上するようになる。
(ハ)請求項1〜7、並びに付記イ及びロのいずれか一項に記載の電子機器において、前記操作部は、十字状に4つのスイッチが配置された十字スイッチからなるとともに、前記4つのスイッチは、浅く押し込まれたときに第1の接点部がオン状態になるとともに、深く押し込まれたときに第2の接点部がオン状態になる2段スイッチからなるものであって、前記押圧位置検出部は、前記4つのスイッチがオン状態であるか否かに基づいて前記押圧位置を検出するものであり、前記押圧力検出部は、前記第1及び第2の接点部のうちのいずれがオン状態であるかに基づいて前記操作部に付与される押圧力を検出するものであることを特徴とする電子機器。同構成によるように、操作部として、ユーザが操作し易い十字スイッチを採用することとすれば、ユーザの操作性を的確に確保することができるようになる。
(ニ)請求項1〜7、及び付記イ〜ハのいずれか一項に記載の電子機器において、前記表示部は、車両に設けられるものであり、前記複数の操作画面は、車両のエアコンディショナー装置を操作するための操作画面、車両のオーディオ装置を操作するための操作画面、及びカーナビゲーション装置を操作するための操作画面であることを特徴とする電子機器。本発明はこのように、車両に設けられる表示装置として上記表示部を用いる場合に特に有効であり、これによりオーディオ装置やエアコンディショナー装置、カーナビゲーション装置といった各種車載装置を操作する際の操作性を向上させることができるようになる。
C…カーソル、M…マーク、m…基準線、O…中心点、P1,P10,P11…部位、M1〜M9…曲目、1…表示装置、2…遠隔操作装置、2a…操作ノブ、2b…操作スイッチ、2c…圧力センサ、3…ステアリングホイール、10…オーディオ制御装置、11…エアコンディショナー制御装置、12…カーナビゲーション制御装置、13…通信バス、14…メイン制御装置、14a…メモリ、14b…タイマ、15…インターフェース、20…十字スイッチ、21〜24…第1〜第4のスイッチ。

Claims (7)

  1. 複数の操作画面を選択的に表示する表示部と、
    該表示部を操作するための操作部と、
    前記操作部に押圧力が付与された際にその押圧位置を検出する押圧位置検出部と、
    前記操作部に付与される押圧力を検出する押圧力検出部と、
    前記押圧位置に基づいて、前記表示部に表示されている操作画面を操作するとともに、前記押圧力の時間的な変化に基づいて、予め定められた画像を前記表示部に表示する制御部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御部は、前記押圧力検出部を通じて検出される押圧力に基づいて前記操作部に押圧力が付与された旨を検知したとき、前記操作部から前記押圧力が取り除かれた直後に同操作部に押圧力が付与された旨が検知されることを条件に、前記予め定められた画像を前記表示部に表示する
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御部は、前記押圧力検出部を通じて検出される押圧力に基づいて前記操作部に押圧力が付与された旨を検知した直後に同押圧力が取り除かれた旨を検知したとき、同押圧力が取り除かれた直後に前記操作部に前記押圧力が再び付与された旨が検知されることを条件に、前記予め定められた画像を前記表示部に表示する
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記操作部から押圧力が取り除かれたか否かの判断が、前記押圧力検出部を通じて検出される押圧力が「0[N]」であるか否かの判断に基づいて行われるとともに、前記操作部に押圧力が付与されたか否かの判断が、前記押圧力検出部を通じて検出される押圧力が「0[N]」よりも大きい判定値よりも大きいか否かを判断することに基づいて行われる
    請求項2又は3に記載の電子機器。
  5. 前記予め定められた画像が、前記複数の操作画面の中から前記表示部に表示する操作画面を選択する際に用いられるメニュー画像である
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記予め定められた画像が、前記操作画面に表示されている項目の機能を説明するヘルプ画像である
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 複数の操作画面を選択的に表示する表示部と、
    該表示部を操作するための操作部と、
    前記操作部に押圧力が付与された際にその押圧位置を検出する押圧位置検出部と、
    前記操作部に付与される押圧力を検出する押圧力検出部と、
    前記押圧位置に基づいて、前記表示部に表示されている操作画面を操作するとともに、前記押圧力の時間的な変化に基づいて、前記複数の操作画面のうちのいずれかを前記表示部に表示する制御部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017199490A1 (ja) * 2016-05-16 2017-11-23 オムロン株式会社 入力制御装置、ステアリングシステム、入力制御方法、制御プログラム及び記録媒体

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