JP2012026731A - 分光蛍光光度計、および分光蛍光光度計のスペクトル補正方法 - Google Patents

分光蛍光光度計、および分光蛍光光度計のスペクトル補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】分析者の個人差や経験差によらない結果を得ることができ、誤判定を防ぐことができる分光蛍光光度計を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するために、試料に波長を変化させながら蛍光を測定してスペクトルを得、このスペクトルを用いて分光蛍光光度計固有の特性を加味したスペクトルの平坦化を行い、画面に表示された平坦化されたスペクトル上に、試料の分析のために使用可能な波長の範囲を重ねて表示する構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、分光蛍光光度計に関するものであり、特に、スペクトル補正を行うために必要な装置関数を取得するための測定と演算機能を持つ分光蛍光光度計に関するものである。
分光蛍光光度計では、装置に用いられている光源,回折格子,検出器などに固有の波長特性があるためにスペクトルの補正を行う必要がある。例えば、励起分光器の波長可変範囲と蛍光分光器の波長可変範囲が大きく異なっているときのスペクトル補正方法や(例えば、特許文献1参照)、異なる蛍光スペクトルレベルを持つ吸収波長範囲と蛍光波長範囲を指定するためのスペクトルを表示する方法や(例えば、特許文献2参照)、励起側と蛍光側の波長を一致させつつ走査し、それぞれの波長特性を求め、補正関数を求める方法(例えば、特許文献3参照)が提案されている。
スペクトルの補正では、光源の劣化による光量の低下や、光源自体の固有の波長特性により、補正を行ってもスペクトルが平坦にならない波長領域がある。この平坦になっていない波長領域では、正確なスペクトルの測定ができないため、分析者がスペクトルを補正して再度スペクトルを得て、目視でスペクトルの平坦度を判断し、分析に用いられる波長範囲を決定していた。そのため、分析者によって補正の程度や判断基準が異なり、最終的な分析結果にばらつきを生じさせる原因となっていた。
特開2006−300632号公報 特開2009−031176号公報 特開平5−072039号公報
本発明は、分析者の個人差や経験差によらない結果を得ることができ、誤判定を防ぐことができる分光蛍光光度計を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の実施態様は、試料に波長を変化させながら蛍光を測定してスペクトルを得、このスペクトルを用いて分光蛍光光度計固有の特性を加味したスペクトルの平坦化を行い、画面に表示された平坦化されたスペクトル上に、試料の分析のために使用可能な波長の範囲を重ねて表示する構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、分析者の個人差,経験差によらない結果を得ることができ、誤判定を防ぐことができる分光蛍光光度計を得ることができる。
分光蛍光光度計のシステム全体を示す構成図である。 補正前のスペクトルを示すグラフである。 装置関数を示すグラフである。 補正後のスペクトルを示すグラフである。 スペクトル補正の手順を示すフローチャートである。 判定条件設定画面の一例を示す画面図である。 判定条件を説明するグラフである。 スペクトルの補正結果の表示の一例を示す画面図である。
以下、発明の実施例を図面を参照して説明する。
〔実施例〕
本実施例では、励起側で得られた結果を蛍光側の条件として利用することにより、励起側と蛍光側のどちらの波長範囲の選択も自動で行うようにしている。
図1は、分光蛍光光度計のシステム全体を示す構成図である。光度計部100には、測定したいサンプルを入れる試料室108と、光源,回折格子,検出器などを含む光学系装置109が装備され、操作部101,演算部102,データ表示部103が電気的に接続されている。
光度計部100は、操作部101の入力部110から入力された命令を、光度計入出力インターフェイス104を介して受信し、この受信内容に従って、制御部105に実行要求を発行する。制御部105のメモリには、様々な実行要求に対応するシーケンスがプログラミングされており、光度計条件設定部106や、スペクトルデータ測定部107を実行させる。測定結果は、光度計入出力インターフェイス104から、演算部102の演算部入出力インターフェイス111を介してデータ記録部112に保存される。スペクトル補正演算部113は、データ記録部112に記録された測定結果を読み込んでスペクトル補正の演算を行い、スペクトル補正結果は、データ記録部112に保存される。また、スペクトル補正結果は、演算部入出力インターフェイス111を介して、データ表示部103の測定結果の表示部114へ表示される。
図2は、補正前のスペクトルを示すグラフであり、図3は、装置関数を示すグラフであり、図4は、補正後のスペクトルを示すグラフである。光度計部100で実行されるスペクトル補正の方法は、次のとおりである。はじめに、波長によらず量子収率が一定のサンプルを用いて、スペクトルを測定すると、図2に示すような補正前のスペクトルが得られる。このスペクトルを関数I[λ]と表記する。このスペクトルI[λ]を平滑化し、I[λ]′を得る。次に、ある波長Aナノメートルの値が1になるように正規化し、I[λ]″を得る。ここで、I[λ]″=I[λ]′/I[A]′である。次に、正規化されたI[λ]″の逆数I[λ]″-1を求め、図3に示すような装置関数を得る。次に、図2に示す測定したスペクトルと、図3に示す装置関数との積I[λ]×I[λ]″-1を計算し、図4に示すような平坦なスペクトルを得ることができる。
このスペクトル補正において、波長が200から600ナノメートルの短波長領域の補正にはローダミンBという色素が、波長が500から1100ナノメートルの長波長領域の補正には拡散素子と標準光源または副標準光源が用いられる。
図5は、スペクトル補正の手順を示すフローチャートである。また、図6は、判定条件設定画面の一例を示す画面図である。また、図7は、判定条件を説明するグラフである。図5において、図1に示す操作部101から、分析者がスペクトルの平坦度の判定条件設定を入力する(ステップ201)。このときのデータ表示部103に表示される画面の例を図6に示す。画面301に、スペクトルの平坦度,対象とする波長範囲,平坦度をコンピュータが算出するときの波長の間隔を、分析者が入力して設定する。また、この画面は、蛍光側の波長に関するものであるが、励起側の波長にも適用可能にする入力部が設けられている。図6に示す平坦度の確認間隔Cは、図7に示すように、波長を分割したときの幅であり、この確認間隔Cをひとつの単位として、図6で入力された平坦度の仕様の判定が行われる。
図5に戻って、光度計部100の制御部105により、ローダミンBや副標準光源を用いて、スペクトルの取得を実行する(ステップ202)。取得したスペクトルは、演算部102へ送られ、図3に示したような装置関数を計算し(ステップ203)、データ記憶部112に記憶する。スペクトル補正演算部113は、記憶された装置関数を用いてスペクトル補正を実施する(ステップ204)。具体的には、この装置関数を用いたスペクトル補正の計算条件にし、この装置関数を取得した条件で再度測定を行う。そして、取得した結果から、図6に示した画面で設定された波長間隔ごとに、スペクトル平坦度を計算し(ステップ205)、計算後に現在の波長の値が設定された終了波長以下であるかどうかを判断し(ステップ206)、以下でない場合は今までの結果をデータ表示部103へ表示させるとともに(ステップ210)、ステップ205を繰り返す。ステップ206で、現在の波長の値が終了波長以下になったら平坦度を判定する(ステップ207)。スペクトル平坦度が、図6に示した画面で設定された平坦度の仕様を満足する場合は、スペクトルデータを保存し(ステップ209)、データ表示部103へスペクトルを表示させる。平坦度の仕様を満足しない場合は、その結果をデータ記録部112へ保存し(ステップ208)、データ表示部103へスペクトルを表示させる(ステップ210)。最後に、データ表示部103へ、スペクトル補正結果を示すグラフ、波長の使用可能範囲を表示させる(ステップ211)。平坦度が仕様を満足しなかった場合は、そのことを表示させる。
図8は、スペクトルの補正結果の表示の一例を示す画面図である。画面401に、補正後のスペクトルのグラフが表示され、その上に重ねて波長の使用可能範囲が明示されている。波長が低い範囲では、蛍光値の増減が大きいが、ある波長以上では平坦になっており、この範囲が使用可能である。画面には、さらに図6で設定された平坦度の仕様に対応する補正演算結果が表示され、また、波長の使用可能範囲が波長の値で表示される。
以上述べたように、本発明の実施例によれば、補正結果を利用して平坦度を測定し、その良否の判断をする設定画面を設けることによって、自動で平坦度の計算を行い、設定画面で設けた仕様範囲内かどうかを判定し、仕様範囲内である波長範囲を表示することにより、測定に使用できる波長範囲を自動で表示する機能を有し、さらに、励起側で得られた結果を蛍光側の条件として利用することで励起側,蛍光側どちらの波長範囲の選択も自動で行えるように設定画面を設けたことにより、分析者の個人差,経験差によらない分析結果を得ることができ、誤判定を防ぐことができる。
100 光度計部
101 操作部
102 演算部
103 データ表示部
104 光度計入出力インターフェイス
105 制御部
106 光度計条件設定部
107 スペクトルデータ測定部
108 試料室
109 光学系装置
110 入力部
111 演算部入出力インターフェイス
112 データ記録部
113 スペクトル補正演算部
114 測定結果の表示部

Claims (4)

  1. 試料に波長を変化させながら蛍光を測定してスペクトルを得る分光蛍光光度計のスペクトル補正方法において、
    前記スペクトルを用いて該分光蛍光光度計固有の特性を加味したスペクトルの平坦化を行い、
    装置の画面に表示された該平坦化されたスペクトル上に、前記試料の分析のために使用可能な波長の範囲を重ねて表示することを特徴とする分光蛍光光度計のスペクトル補正方法。
  2. 請求項1の記載において、前記スペクトルの平坦化のときに、平坦化の判定に用いられる閾値,波長の範囲,平坦度を算出するときの波長幅を指定する画面を表示することを特徴とする分光蛍光光度計のスペクトル補正方法。
  3. 試料に波長を変化させながら蛍光を測定してスペクトルを得る分光蛍光光度計において、
    前記スペクトルを表示する表示装置と、
    前記スペクトルを用いて該分光蛍光光度計固有の特性を加味したスペクトルの平坦化を行い、前記表示装置に表示された該平坦化されたスペクトル上に、前記試料の分析のために使用可能な波長の範囲を重ねて表示させる演算部とを備えたことを特徴とする分光蛍光光度計。
  4. 請求項3の記載において、前記演算部は、前記スペクトルの平坦化のときに、平坦化の判定に用いられる閾値,波長の範囲,平坦度を算出するときの波長幅を指定する画面を前記表示装置へ表示させることを特徴とする分光蛍光光度計。
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