JP2012022779A - 面光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像表示装置が備える画像表示部の輝度の均一性を保ち、かつ、画像表示部全体の小型化を図ることができる面光源装置を提供する。
【解決手段】液晶パネル7の背面に設けられた面光源装置が、底部8−aを含む平面部と平面部の各辺から液晶パネル7の視認側に広がって延出する傾斜面を有する壁部8−bとを備えるバックライトケース8を備える。バックライトケース8の開口に拡散板6が支持されている。ドレイン基板16が、壁部8−bが有する傾斜面に沿って設けられている。また、バックライトケース8内に、実装面に対して光軸が垂直である複数のLED1−aが設けられ、複数のLED3−aが、各々から発せられる光がバックライトケース8の開口縁部方向に向かうように、LED1−a光軸に対して光軸を傾けて設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】液晶パネル7の背面に設けられた面光源装置が、底部8−aを含む平面部と平面部の各辺から液晶パネル7の視認側に広がって延出する傾斜面を有する壁部8−bとを備えるバックライトケース8を備える。バックライトケース8の開口に拡散板6が支持されている。ドレイン基板16が、壁部8−bが有する傾斜面に沿って設けられている。また、バックライトケース8内に、実装面に対して光軸が垂直である複数のLED1−aが設けられ、複数のLED3−aが、各々から発せられる光がバックライトケース8の開口縁部方向に向かうように、LED1−a光軸に対して光軸を傾けて設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、面光源装置に関する。
液晶を用いた表示装置などの薄型画像表示装置が、テレビ、コンピュータの端末、広告媒体、標識などの用途に用いられている。薄型画像表示装置は、バックライト等の面光源装置を内蔵する画像表示部、電気回路部、それらを支持する構造部、外装部を備える。
近年、画面サイズ40型以上の薄型の壁掛けディスプレイや、LED(Light-emitting
diode)光源を使用して長寿命と高色再現を実現する液晶ディスプレイが提案されている。液晶ディスプレイに利用されるLED光源を使用した面光源装置(例えば、バックライト)の構造には、サイドライト型と直下型という2種類の構造がある。サイドライト型は、LED光源を面光源装置の側面部に配置し、光束の角度変換と拡散性を付与した導光体を利用して、面で発光させる構造である。直下型は、LED光源を面光源装置の底面部に配置し、拡散性を付与した光学板に直接光束を当てて、面で発光させる構造である。高輝度を実現する液晶ディスプレイは、直下型の構造を有する。
diode)光源を使用して長寿命と高色再現を実現する液晶ディスプレイが提案されている。液晶ディスプレイに利用されるLED光源を使用した面光源装置(例えば、バックライト)の構造には、サイドライト型と直下型という2種類の構造がある。サイドライト型は、LED光源を面光源装置の側面部に配置し、光束の角度変換と拡散性を付与した導光体を利用して、面で発光させる構造である。直下型は、LED光源を面光源装置の底面部に配置し、拡散性を付与した光学板に直接光束を当てて、面で発光させる構造である。高輝度を実現する液晶ディスプレイは、直下型の構造を有する。
特許文献1は、透過型液晶表示装置に光を照射する直下型バックライトを提案している。直下型バックライトは、回路基板と発光素子と角錐状に孔を形成されたホルダーと発光面で構成される。そして、角錐状の孔が発光素子から発光面側に広がる形状であり、かつ階段状に広がる構造を有する。
液晶パネルを用いた画像表示装置においては、面光源装置が備える光源から発せられた光が画像表示装置の画像表示部が備える液晶パネルに照射することを通じて、液晶パネルに画像が表示される。ここで、面光源装置がサイドライト型と直下型のいずれの構造であっても、画像が表示される画像表示部の輝度の均一性を保つことが重要である。また、画像表示部全体の小型化を図ることも必要である。しかし、従来、画像表示部の輝度の均一性を保ち、かつ、画像表示部全体の小型化を図ることができる面光源装置は提案されていなかった。
本発明は、画像表示装置が備える画像表示部の輝度の均一性を保ち、かつ、画像表示部全体の小型化を図ることができる面光源装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の面光源装置は、画像表示装置が備える、液晶パネルの背面に設けられた面光源装置であって、平面部と該平面部の各辺から前記液晶パネルの視認側に広がって延出する傾斜面を有する壁部とを備えるケースと、前記ケースの開口に支持される光透過性の光拡散部材と、前記ケースの壁部が有する傾斜面に沿って該ケース外側に設けられた、前記液晶パネルに接続する第1の回路基板と、実装面に対して光軸が垂直である複数の第1の光源と、各々から発せられる光が前記ケースの開口縁部方向に向かうように、前記第1の光源の光軸に対して光軸を傾けて設けられている複数の第2の光源とを備える。
本発明の面光源装置によれば、画像表示装置が備える画像表示部の輝度の均一性を保ち、かつ、画像表示部全体の小型化を図ることができる。
図4は、面光源装置の構成例を説明する図である。図4(A)は、LED光源を利用した直下型の面光源装置を有する画像表示部を示す。図4(A)には、画像表示部の周辺の一部を断面図として示す。図中の上方が視認方向である。表面実装型のLED51−aは、面光源装置の底面部に面状に配置され、回路基板52上に実装されている。51−bはLED51−aから発せられた光束を示す。各々の光束51−aの向きを矢印で示す。光束の向きがLED51−aの光軸方向に近づくにつれて光束の光量が多くなる。
回路基板52は、樹脂板に電極や配線を導電材料で印刷形成している。コネクタ53は、外部基板からの電力や信号を受けるために、回路基板52の裏面(LED51−aが設けられた面の反対側の面)に設けられている。面光源装置は、底部54−aと周辺部斜面の壁部54−bとを備える箱型構造のバックライトケースを有している。この箱型構造は、プレス加工により形成される。壁部54−bは、回路基板52の周辺4辺を囲む構成を有する(図示を省略)。反射板55は、回路基板52と壁部54−bの内壁側に密着するように配置されている。反射板55は、可視光反射率が高い樹脂材を有する。拡散板56は、LED51−aから発せられた光束51−bを光学的に拡散する。拡散板56は、樹脂製の板材を有する。液晶パネル57は、電気配線とトランジスタ回路および配向膜を形成したガラス板と、平面電極とRGB三色のカラーフィルターを形成したガラス板との間に、液晶材が封入された構成を有する。
COF(Chip On Film)58は、液晶パネル57に電力や映像信号を供給するケーブルである。COF58の一端は液晶パネル57の配線に接続し、他端はドレイン基板59に接合されている。また、COFはソースドライバを実装している。ドレイン基板59は、図示しない制御基板からの信号や電力をCOF58に分配する。熱伝導シート60は、回路基板52とバックライトケース底部54−aとの間に配置した良伝熱物質の部材である。熱伝導シート60は、LED51−aによる発熱を回路基板52を介してヒートシンク61へ伝熱する。ヒートシンク61は、バックライトケース8の外面に設けられた放熱部材である。本実施例では、ヒートシンク61は、凸形状に成形された良伝熱性の金属部材を有する。これにより、空気への放熱性を高めている。
図4(B)は、LED光源を利用した直下型の面光源装置を有する画像表示部の他の例である。図4(B)に示す画像表示部が備える面光源装置は、一般的に映像の輝度の均一性が求められるマスターモニタ(放送局や映像編集法人などで利用)の面光源装置である。図4(B)に示す画像表示部の構成部のうち、図4(A)に示す画像表示部の構成部と同一の符号が付されたものは、図4(A)に示す画像表示部の構成部と同様である。
図4(B)中に示す表面実装型のLED71−aの配置位置が、図4(A)中に示すLED51−aの配置位置と異なる。すなわち、図4(B)に示す面光源装置においては、液晶パネル57の周辺部である表示エリアBに対応する位置にもLED71−aが配置されている。表示エリアBに対応する位置に配置されたLED71−aからの光束71−bは、バックライトケースの壁部74−b付近で反射し、液晶57の表示エリアBに向かう。
回路基板72は、LED71−aを面実装している。回路基板72の面積は、表示エリアAと表示エリアBとを合わせた面積と略同じである。表示エリアAは、液晶パネルの画面中央部を含む領域である。表示エリアBは、液晶パネルの周辺部の領域である。バックライトケースの底部74−aは、回路基板72の外形寸法に応じた大きさを有し、図4(A)中の底部54−aより大きい。バックライトケースの壁部74−bは、回路基板72の周辺4辺を囲む構成を有する。反射板75は、回路基板72と壁部74−bの内壁側に密着するように隙間無く配置されている。
図4(A)を参照して説明した面光源装置では、LED51−aを発光させて液晶パネル57を駆動して表示される映像の表示面の輝度に関して、以下のような問題を有している。表示エリアAの範囲においては輝度がほぼ均一(最大輝度に対して10%以内のムラ)であるが、液晶パネルの周辺部である表示エリアBの範囲においては、輝度が顕著に低下(例えば最大輝度に対して20%以上低下)する。その結果、映像の品位が落ちてしまう。一方、図4(B)を参照して説明した面光源装置は、表示エリアBの範囲においても、輝度低下が10%以内の輝度の均一性を保つことができる。しかし、図4(B)に示す面光源装置は、LED71−aを表示エリアBに対応する領域に配置するために、回路基板72とバックライトケースの底部74−aを拡大する必要がある。また、この面光源装置は、壁部74−bを図4(A)に示す壁部54−bに比べて角度が垂直である。従って、COF58とドレイン基板59が、表示エリアBから離れて位置することになる。その結果、図4(B)の額縁幅Dが、図4(A)の額縁幅Cに較べて広くなり、画像表示部全体が大きくなるという問題がある。
以下に説明する実施例1、2の面光源装置によれば、上記の問題を解決することができる。すなわち、実施例1、2の面光源装置によれば、画像表示部の輝度の均一性を保ち、かつ、画像表示部全体の小型化を図ることができる。
図1は、実施例1の面光源装置を備える画像表示部の周辺の一部を拡大した断面図である。図1中の上方が視認方向である。図2(A)は、図1に示す画像表示部の一部に対応する平面図の例である。
実施例1の面光源装置は、画像表示装置が備える画像表示部に設けられる(実施例2の面光源装置も同様である)。面光源装置は、例えばバックライトであり、液晶パネル7の背面に設けられている。面光源装置の底面部に、表面実装型の複数の第1の光源であるLED1−aが、ほぼ等間隔で面状に配置されている。LED1−aは以下の内部構造を有する。すなわち、LED1−aは、セラミックで成形したキャビティの中にLEDチップを実装し、キャビティに蛍光体を分散したシリコン樹脂を封入して形成されるレンズを備える。更に、LED1−aは、通電のためのアノード電極とカソード電極とを備えている。レンズ中心を通る光軸は実装面に対して垂直(トップビュー型)である。
1−bはLED1−aから発せられた光束を示す。各々の光束1−bの向きを矢印で示す。光束の向きがLED1−aの光軸方向に近づくにつれて光束の光量が多くなる。図1中に示すように、光束1−bは、液晶パネル7の画面中央部を含む領域である表示エリアAに向かう。回路基板2は、LED1−aを実装する矩形の基板(第2の回路基板)である。回路基板2は、バックライトケース8の底部8−aに対向する領域に設けられる。回路基板2は、剛性のあるエポキシ樹脂に電極や配線を導電材料で印刷し、更に絶縁層を設けることによって形成される。
LED3−aは、表面実装型のLEDである。フレキシブル基板4の各々に、LED3−aが実装されている。LED3−aの内部構造は、LED1−aの内部構造と同様である。LED3−aは、光軸がLED3−aが設けられたフレキシブル基板4の実装面に対して垂直である。3−bは、LED3−aから発せられた光束を示す。各々の光束3−bの向きを矢印で示す。図1に示すように、光束3−bの一部は、壁部8−bに設けられた反射板5−bに反射して、液晶パネル7の周辺部の領域である表示エリアBに向かう。
フレキシブル基板4は、LED3−aを面実装する基板である。フレキシブル基板4は、ポリイミドフィルムに電極や配線を導電材料で印刷してから絶縁層を設けることで形成される。フレキシブル基板4は、半田により回路基板2の各辺と電気的機械的に接続しており、回路基板2の周辺基板として機能する。図1、2に示す面光源装置においては、LED1−a、3−aが、それぞれ、回路基板2、フレキシブル基板4に配置(分離配置)されている。本実施例ではフレキシブル基板4と回路基板2は別部材として説明しているが、回路基板2の周辺部を折り曲げ加工することで、LED3−aの実装面(フレキシブル基板4に相当)を形成しても良い。また、LED3−aを実装する周辺基板と回路基板2とを別部材とし、フレキシブルな基板等で、周辺基板と回路基板2とを連結させてもよい。反射板5−aは、回路基板2の内壁側に密着するように隙間無く配置されている。反射板5−aには、可視光反射率が95%以上の樹脂材を用いられている。回路基板上のLED1−aが設けられている領域においては、反射板5−aは、当該領域に開口が設けられるように、プレス加工にて所望の形状に形成されている。
反射板5−bは、バックライトケース8の周辺部で斜面形状の壁部8−bの内壁側に密着するように隙間無く配置されている。反射板5−bとして、可視光反射率が95%以上の樹脂材が用いられている。拡散板6は、LED1−a、LED3−aから発せられた光束1−bと3−bとを光学的に拡散する、光透過性の光拡散部材である。拡散板6は、ポリカーボネートやアクリル樹脂に光拡散部材を混入し、表面に細かい凹凸を設けることにより形成される。
液晶パネル7は、二枚のガラス板の間にスペーサと周辺枠を形成して設けた隙間に液晶材を封入した構造を有する。二枚のガラス板のうち、一方のガラス板の液晶材側にはTFT(Thin Film Transistor)と配線、配向膜が形成されている。他方のガラス板の液晶材側には、平面電極とRGB三色のカラーフィルターが形成されている。各ガラス板の外側露出面には、液晶材料の光学特性に合わせた偏光板が、各々貼り合わされている。拡散板6と液晶パネル7の間には、液晶パネル7に表示される映像の輝度や輝度ムラを改善するための光学シート(図示を省略)が配置されている。
バックライトケース8は、視認側を矩形状に開口した箱形状を有している。バックライトケース8の開口部が、拡散板6と液晶パネル7とを支持している。図には示さないが、液晶パネル7の有効表示領域に重ならない周辺部においては、視認側から被せてネジ止めする上フレームによって液晶パネル7を固定する。更に、上フレームには画像表示部を筐体に取り付ける部材を分散配置する。
バックライトケース8は、底部8−aを含む平面部と、該平面部の各辺から液晶パネル7の視認側に広がって延出する傾斜面を有する壁部8−bとを備える。バックライトケース8の底部8−aは、面光源装置の箱型構造を構成するように、アルミ板をプレス加工により凹形状に加工されている。壁部8−bは、傾斜面と、拡散板6および液晶パネル7を支持する平面とを有している。傾斜面は、底部8−aに対して例えば45°の傾斜を有する。壁部8−bは、回路基板2とフレキシブル基板4との周辺4辺を囲む構成を有している。
バックライトケース8の切り曲げ部8−cは、底部8−aの一部をプレス加工にて切り曲げしてフレキシブル基板4を所望の角度に傾けることによって形成される。切り曲げ部8−cは、回路基板2の各辺の近傍に設けられ、バックライトケース8の外側に延出する。切り曲げ部8−cが有する上記角度は、切り曲げ部8−cに設けられるLED3−aの光軸が、拡散板6を支持するバックライトケース8の開口部の縁部に向くように調整されている。すなわち、LED3−aは、各々から発せられる光がバックライトケース8の開口縁部方向に向かうように、LED1−aの光軸に対して光軸を傾けて設けられている複数の第2の光源として機能する。これにより、LED3−aから発せられた光は、上記バックライトケース8の開口部の縁部および拡散板6を介して、液晶パネル7の周辺部に向かう。その結果、面光源装置の周辺部の輝度低下を防止することができる。
熱伝導シート9−aは、回路基板2とバックライトケース8の底部8−aとの間で両面に密着して配置されている。熱伝導シート9−aは、軟質のアクリルやシリコン樹脂に良伝熱物質のセラミック、アルミや黒鉛などの金属粒子を含有した素材を有する。熱伝導シート9−aは、LED1−aによる発熱を回路基板2を介してヒートシンク14へ伝熱する。熱伝導シート9−bは、フレキシブル基板4とバックライトケース8の切り曲げ部8−cとの間で両面に密着して配置されている。熱伝導シート9−bが有する素材は、伝導シート9−aが有する素材と同様である。熱伝導シート9−bは、LED3−aによる発熱をフレキシブル基板4を介して切り曲げ部8−cへ伝熱する。フレキシブル基板4に対向する切り曲げ部8−cの領域には、放熱部材が設けられていないが、切り曲げ部8−cには空気が流れやすく、この空気の流れによって、切り曲げ部8−cへ伝熱された熱を放熱することができる。これにより、切り曲げ部8−cに放熱用のヒートシンクを設ける必要がなくなり、軽量化と低コスト化を図ることができる。
バックライトケース8の平面部に凹部10が形成されている。凹部10は、切り曲げ部8−cに裏打ち材11が設けられることによって形成される。裏打ち材11は、切り曲げ部8−cの形成によって切り曲げ部8−cとバックライトケース8の平面部との間に生ずる開口を遮蔽する遮蔽部材である。凹部10にLED3−aが収納される。
裏打ち材11は、片面に絶縁層を有するアルミ板をプレス加工により所望の形状に成形し、かつ雌ネジを設けることによって形成される。裏打ち材11は、切り曲げ部8−cに以下のようにして設けられる。絶縁層側をフレキシブル基板4の表面に当てて、熱伝導シート9−bと共に切り曲げ部8−cに押し当て、雄ネジ12を使って雌ネジに嵌合させる。これにより、裏打ち材11が凹部10を略密閉して、バックライトケース8内部の光が凹部10から外部へ洩れることを防止する。雄ネジ12は、切り曲げ部8−cと熱伝導シート9−bとフレキシブル基板4とを貫通して裏打ち材11の雌ネジに締結する。これにより、フレキシブル基板4が切り曲げ部8−cに固定される。上記裏打ち材11が凹部10を略密閉することによって、バックライトケース外への光洩れを防止することができる。
コネクタ13は、外部電源からの電力や、制御ユニットからの信号を受けるためにフレキシブル基板4に実装される。また、コネクタ13は、回路基板2への電力と信号の供給を行う。ヒートシンク14は、回路基板2に対向する領域に設けられている。ヒートシンク14は、良伝熱性の金属材料を凸形状にダイキャスト成形することによって形成される。金属材料を凸形状にダイキャスト成形することによって、表面積が確保され、空気への放熱性が高まる。ヒートシンク14は、ネジにより底部8−aに固定されている。
COF15は、液晶パネル7の電極に接続して電力や映像信号を供給する薄型基板である。COF15の一端は、液晶パネル7とACFで接合され、他端はドレイン基板16に半田接合されている。ACFは、Anisotropy Conductive Filmの略称である。COF15の中央付近にはソースドライバが実装されている。
ドレイン基板16は、IC(Integrated Circuit)やコンデンサなどが実装された回路を備える。ドレイン基板16は、制御基板(図示を省略)からの信号や電力をCOF15に分配する。ドレイン基板16は、バックライトケース8の壁部8−bが有する傾斜面に沿って、該ケース外側に設けられた、液晶パネル7に接続する基板(第1の回路基板)として機能する。具体的には、ドレイン基板16は、液晶パネル7を固定するための上フレームによって、壁部8−b側に押し当てられている。ドレイン基板16を、バックライトケース8の壁部8−bの斜面に沿わせて設けることにより、液晶パネルの額縁Eの幅を狭くすることができる。その結果、画像表示部と、画像表示部を備える画像表示装置の筐体寸法を小さくすることができる。
図2(B)は、実施例1の面光源装置の変形例を示す。図2(B)に示す面光源装置が備える回路基板5−aの四隅近傍に配置される各々のLED3−aは、側面が回路基板5−aの四隅方向に向いている。回路基板5−aの四隅近傍のLED3−aが設けられるフレキシブル基板4も、回路基板5−aの四隅方向に向かう方向に傾けて配置される。これにより、液晶パネル7の四隅それぞれにおける輝度低下を防止し、液晶パネル7における輝度の均一性を確保することができる。
図3は、実施例2の面光源装置の構成を示す図である。図3(A)は、実施例2の面光源装置を備える画像表示部の周辺の一部を拡大した断面図を示す。図3(A)中の上方が視認方向である。図3(B)は、図3(A)に示す画像表示部の一部に対応する平面図の例を示す。図3(A)、(B)に示す面光源装置が備える構成部のうち、図1に示す面光源装置が備える構成部と同一の符号が付されたものは、図1に示す面光源装置が備える構成部と同様である。
実施例2の面光源装置が備えるバックライトケース8’は、底部8−aを含む平面部と、該平面部の各辺から液晶パネル7の視認側に広がって延出する傾斜面を有する壁部8−bとを備える。図1を参照して説明した実施例1の面光源装置が備えるバックライトケース8と異なり、バックライトケース8’の平面部には、切り曲げ部が設けられていない。図3(A)中に示す回路基板2の4辺に、フレキシブル基板21が回路基板2の周辺基板として接続されており、各々のフレキシブル基板21が壁部8−bに延出するように設けられている。そして、LED20−aが、各々の周辺基板上すなわちフレキシブル基板上に、壁部8−bの傾斜面に沿って配置されている。LED20−aは、各々から発せられる光がバックライトケース8’の開口縁部方向に向かうように、LED1−aの光軸に対して光軸を傾けて設けられている。LED20−aのキャビティ構造は、LED1−aと異なり、光軸が実装面すなわちフレキシブル基板21の面に対して平行(サイドビュー型)である。LED20−aは、壁部8−bの傾斜面に平行な方向に光軸が傾けられている。20−bは、LED20−aから発せられた光束を示す。各々の光束20−bの向きを矢印で示す。なお、本実施例ではフレキシブル基板21と回路基板2は別部材として説明しているが、回路基板2の周辺部を折り曲げ加工することで、LED20−aの実装面(フレキシブル基板21に相当)を形成しても良い。また、LED20−aを実装する周辺基板と回路基板2とを別部材とし、フレキシブルな基板等で、周辺基板と回路基板2とを連結させてもよい。
図3(A)に示すように、LED20−aの側面から発せられた光束20−bは、反射板5−bに沿って、または反射板5−bに反射して、バックライトケース8’の開口縁部に位置する表示エリアBに向かう。これにより、面光源装置の周辺部の輝度低下を防止することができる。
フレキシブル基板21は、LED20−aを面実装する基板である。フレキシブル基板21は、ポリイミドフィルムに電極や配線を導電材料で印刷してから絶縁層を設けることにより形成される。フレキシブル基板21は、回路基板2と半田により電気的機械的に接合している。また、フレキシブル基板21は、グラファイトシート22に伝熱性の両面テープで固定されている。
グラファイトシート22は、LED20−aによる発熱を、壁部8−a及び底部8−aを介してヒートシンク23へ伝導する熱伝導部材である。グラファイトシート22は、フレキシブル基板4と壁部5−bとの間に設けられている。具体的には、グラファイトシート22は、フレキシブル基板21とバックライトケース8’の壁部8−b及び底部8−aとの両面に密着して配置されている。グラファイトシート22は、黒鉛を基材として有する熱伝導部材である。ヒートシンク23は、回路基板2に対向する底部8−aにネジにより密着固定されている。これにより、ヒートシンク23は、回路基板2に実装されたLED1−aから生じる熱を放熱することができる。また、ヒートシンク23は、LED20−aから生じ、グラファイトシート22、壁部8−b、及び底部8−aを介して伝えられた熱を放熱する。これにより、壁部5−bの外側に設けられたドレイン基板16への熱影響を防止して素子の耐久性を向上させることができる。
2 回路基板
4 フレキシブル基板
6 拡散板
7 液晶パネル
8−a 底部
8−b 壁部
8−c 切り曲げ部
1−a、3−a LED
4 フレキシブル基板
6 拡散板
7 液晶パネル
8−a 底部
8−b 壁部
8−c 切り曲げ部
1−a、3−a LED
Claims (7)
- 画像表示装置が備える、液晶パネルの背面に設けられた面光源装置であって、
平面部と該平面部の各辺から前記液晶パネルの視認側に広がって延出する傾斜面を有する壁部とを備えるケースと、
前記ケースの開口に支持される光透過性の光拡散部材と、
前記ケースの壁部が有する傾斜面に沿って該ケース外側に設けられた、前記液晶パネルに接続する第1の回路基板と、
実装面に対して光軸が垂直である複数の第1の光源と、
各々から発せられる光が前記ケースの開口縁部方向に向かうように、前記第1の光源の光軸に対して光軸を傾けて設けられている複数の第2の光源とを備える
ことを特徴とする面光源装置。 - 前記平面部に、前記第1の光源を実装する第2の回路基板が設けられており、
前記第2の回路基板の各辺に、周辺基板が接続されており、
前記周辺基板に、前記第2の光源が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の面光源装置。 - 前記第2の光源は、光軸が該第2の光源が設けられた前記周辺基板の面に対して垂直である
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の面光源装置。 - 前記周辺基板は、前記第2の回路基板の各辺の近傍に設けられた、前記ケースの外側に延出する切り曲げ部に設けられている
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の面光源装置。 - 前記切り曲げ部と前記ケースの平面部との間の開口を遮蔽する遮蔽部材を備える
ことを特徴とする請求項4に記載の面光源装置。 - 前記第2の光源は、前記ケースの壁部が有する傾斜面に沿って前記周辺基板上に設けられており、光軸が該第2の光源が設けられた前記周辺基板の面に対して平行である
ことを特徴とする請求項2に記載の面光源装置。 - 前記ケースの外面に、放熱部材が設けられており、
前記周辺基板と前記ケースの壁部との間に、前記第2の光源による発熱を放熱部材へ伝導する熱伝導部材が設けられている
ことを特徴とする請求項6に記載の面光源装置。
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