JP2012017016A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】エイミング調整にも利用可能なレベリング調整機構を備えた車両用灯具の提供。
【解決手段】シャフト12の進退動作に応じて水平傾動軸周りに傾動可能に保持されたランプユニット2と、シャフト12に接続されたワイヤーケーブル15の引き戻しによってシャフト12を進退動作させて、光軸X1の傾きを調整するレベリングアクチュエータ機構3と、を有する車両用灯具1において、レベリングアクチュエータ機構3には、ケース14によって進退可能に保持されると共にシャフト12を進退可能に保持する保持部材13と、保持部材13の外周の少なくとも一部に形成された雄ねじ部23に螺着されたギヤ部材16を回動操作することでシャフト12と保持部材13をケース14に対して一体に進退動作させるギヤ機構26と、を有するエイミング調整機構100を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、ランプユニットの光軸方向を調整するレベリング調整とエイミング調整の双方を可能に構成した車両用灯具に関する発明である。
車両用灯具である車両用ヘッドランプにおいては、ドライバーが乗車する等で車両の重量バランスが変化することにより、照射光の光軸が傾斜して光線の照射方向が予定された照射範囲より上向きに変化してしまう場合がある。そこで、車両用ヘッドランプには、特許文献1に示すようにドライバーの乗車によって傾いてしまった光軸の向きを上下に調整するレベリング調整機構(特許文献1ではレベリング駆動部)を有するものがある。
特許文献1の車両用灯具は、例えば乗車したドライバーがワイヤーを操作して駆動シャフトを進退動作させることでリフレクタを上下に傾動させて光線の照射方向を上下に調節可能にしたものである。特許文献1のリフレクタは、ワイヤーに圧縮コイルバネの付勢力を超える引張力を与えると、駆動シャフトが前進して上方に傾動する。また、リフレクタは、ワイヤーの引張り力を緩めると、圧縮コイルバネの付勢力によって駆動シャフトが後退することで下方に傾動する。
特開2009−40266号公報
自動車用ヘッドランプの光軸方向の調整には、完成した車両にドライバー等が乗車することで上方に傾いた光軸を予定された方向に調整するレベリング調整の他、リフレクタをランプハウジングに組み付ける段階で傾いてしまった光軸を設計で予定された初期方向に向くように作業者が正確に調整するエイミング調整がある。特許文献1のようなレベリング駆動部とリフレクタをランプハウジングに組み付ける場合には、駆動シャフトに連結されるワイヤーの長さのバラツキにより、駆動シャフト先端部が予定された初期位置から微少距離前後にずれて配置されることで光軸が微細に傾くことがある。その場合、組付作業者は、エイミング調整を行い、駆動シャフトの初期位置を微調整することによって、光軸が予定された方向に向くようにする。
特許文献1のレベリング駆動部は、ドライバーの乗車等によって比較的大きく傾いてしまった自動車用ヘッドランプの光軸をドライバーが適当に調整するようなレベリング調整には有効である。しかし、特許文献1のレベリング駆動部は、ケーブルを引張ることで光軸(駆動シャフト)を大きく動かす機構であるため、車両の組立段階で光軸の方向を微調整するエイミング調整に利用しても、光軸を所定の方向に向けることが難しい。
本願発明においては、上記問題を勘案し、エイミング調整にも利用可能なレベリング調整機構を備えた車両用灯具を提供するものである。
請求項1の車両用灯具においては、車体側の水平傾動軸周りに傾動可能に保持されたランプユニットと、前記ランプユニットに接続されると共に車体側に固定されたケースに対して進退可能に保持されたシャフトと、前記シャフトに接続されると共に引張力を付与されて前記軸線に沿った一方の移動力を前記シャフトに付与するワイヤーケーブルと、前記移動力と逆向きの付勢力を前記シャフトに付与する付勢手段と、を有し、前記シャフトが、前記ワイヤーケーブルの(ワイヤーの)引張力調整によって進退動作し、該進退動作に連動して前記ランプユニットを傾動させることで、前記ランプユニットの光軸の傾きを調整するレベリングアクチュエータ機構と、を有する車両用灯具において、前記レベリングアクチュエータ機構には、前記ケースによって進退可能に保持されると共に前記シャフトを進退可能に保持する保持部材と、前記保持部材の外周の少なくとも一部に形成された雄ねじ部に螺着されたギヤ部材を回動操作することによって前記シャフトと保持部材をケースに対して一体に進退動作させるギヤ機構と、を有するエイミング調整機構が設けられた。
(作用)本願の車両用灯具においては、ワイヤーケーブルの引張力調整によってランプユニットの光軸のレベリング調整(車両の重量バランスの変化によって比較的大きく傾いた光軸の調整)が行なわれ、ギヤ部材の回動調整を行なうことにより、光軸のエイミング調整(車両組立時における光軸の向きの微細かつ正確な調整)が行なわれる。
まず、レベリング調整においては、付勢手段の付勢力を超えた力でワイヤーケーブルが引っ張られると、保持部材に進退可能に保持されたシャフトが、自らの軸線上を一方に移動し、連結されたランプユニットを水平傾動軸周りの一方に傾動させる。また、ワイヤーケーブルの引張力が緩められて付勢手段の付勢力が上回ると、シャフトが軸線上を逆方向に移動してランプユニットを逆方向に傾動させる。その結果、光軸の傾きが調節される。
一方、保持部材は、外周の雄ねじ部に螺着されたギヤ部材が回動することで、ギヤ機構を介し、保持するシャフトと共にケースに対して前記シャフトと同一の軸線上を進退動作する。ランプユニットは、ギヤ部材の回動に伴って上下に傾動するため、ワイヤーケーブルによる光軸調整に比べて光軸の傾きが微細に調整される。
また、請求項2は、請求項1に記載の車両用灯具において、前記ギヤ機構は、前記ケースの内側に設けられて該ケースの内側領域を前記シャフトの進退方向に二分割する仕切壁と、前記仕切壁に設けられて前記シャフトを進退可能に挿通させる挿通孔と、前記仕切壁の裏面側に配置された前記保持部材と、前記仕切壁の表面と対向する段差面として設けられたコイルバネ挟持部と、前記シャフトの外周に配置されると共に前記仕切壁の表面とコイルバネ挟持部との間に挟持され、前記仕切壁の裏面側で雄ねじ部に螺着されたギヤ部材を前記仕切壁の裏面に付勢する前記付勢手段である圧縮コイルバネと、前記ギア部材に噛み合う第2ギア部材と工具操作部とを有し、工具操作部に当接させた工具の回動によって前記ギア部材を回動させるエイミング調整部材と、を有するようにした。
(作用)ケースの内側は、仕切壁によってシャフト進退方向に2分割され、保持部材が仕切壁の裏面側に配置されると共に、シャフトが仕切壁の挿通孔に進退可能な状態で保持部材に保持される。シャフトの外周には、付勢手段である圧縮コイルバネが配置され、圧縮コイルバネは、仕切壁表面と、該表面に対向するシャフトの挟持部との間に挟持されて、前記シャフトの挟持部を前記仕切壁表面から離間する方向に付勢する。
仕切壁の裏面側で保持部材の雌ねじ部に螺着されたギヤ部材は、前記シャフトが仕切壁表面から離間する方向の付勢力を受けることにより、ギヤ部材の表面が仕切壁裏面に向かって付勢されて仕切壁裏面に当接する。ギヤ部材は、仕切壁裏面と当接した状態で、保持部材の雄ねじ部上を回動可能に保持される。その結果、ギヤ部材を回動させると、ギヤ部材を螺着させた保持部材は、ギヤ部材の回動量に応じてその軸線方向に進退動作する。ランプユニットは、ギヤ部材の回動に伴って保持部材と一体で進退動作するシャフトにより、上下に傾動する。ギヤ部材の回動によるシャフト(保持部材)の進退動作は、ワイヤーケーブルを引張ることによる進退動作よりも、微細に調節出来る。従って、光軸の傾きが上下に微細に調節される。
請求項3は、請求項2に記載の車両用灯具であって、前記保持部材の雌ねじ部が、前記前記挿通孔に挿通され、前記仕切壁の裏面側から前記圧縮コイルバネの内側まで進退可能に設けられるようにした。
一般に保持部材の雌ねじ部をケースにおける仕切壁の裏面側領域でのみ進退させた場合、保持部材の進退範囲は、ギヤ部材の長さによって決まり、ギヤ部材の長さに比例して大きくなる。従って、保持部材の進退範囲を大きくする場合には、ギヤ部材の長さに伴いケースを長くしなければならないため、レベリングアクチュエータの寸法が長くなってしまう。
(作用)請求項3のレベリングアクチュエータにおいては、保持部材の雌ねじ部が、挿通孔を介し、ケースにおける仕切壁の表面側領域に配置された圧縮コイルバネの内側に進退するため、ギヤ部材を長くしなくても、保持部材の進退範囲を大きくすることが出来る。その結果、ギヤ部材とケースの長さを短く出来るため、レベリングアクチュエータの全長を短くすることが出来る。
請求項1と2の車両用灯具によれば、ワイヤーケーブルによる光軸のレベリング調整が出来るのに加え、ギヤ部材の回動調整によってエイミング調整も出来る。
請求項3の車両用灯具によれば、レベリングアクチュエータの奥行き(長さ)がコンパクトになることにより、車両における奥行き方向の設置スペースが節減され、奥行方向設置スペースが狭い車両にも搭載することが出来る。
車両用灯具の縦断面図。 レベリングアクチュエータ機構のケースの内側を示す部分縦断面図。 レベリングアクチュエータ機構の縦断面図。 レベリング調整時のレベリングアクチュエータ機構の動作説明図。(a)光軸を上向きに調整する際の説明図(b)光軸を下向きに調整する際の説明図。 エイミング調整時のレベリングアクチュエータ機構の動作説明図。(a)光軸を上向きに調整する際の説明図(b)光軸を下向きに調整する際の説明図。
次に、図1から図5により本発明の車両用灯具の実施例を説明する。本実施例においては、後述する図1の前面カバー5側を車両前方(符号F方向)ランプボディ4側を車両後方(符号R方向)として説明する。
図1に示す車両用灯具1は、ランプユニット2と、レベリングアクチュエータ機構3によって構成される。
ランプユニット2は、ランプボディ4と透明な前面カバー5の内側に画成された灯室Sの中にリフレクタ6と放電バルブ7が配置されて構成される。ランプボディ4の後端部には、開口部4aが設けられ、開口部4aには、可撓性を有するゴム等で形成されたフレキシブルなバックカバー8が取り付けられる。放電バルブ7は、基端部7aがバックカバー8の中央に設けられた取付孔8aに取り付けられることで、ランプボディ4に一体化される。放物面形状の反射面6aを有するリフレクタ6は、後端中央部に取付孔6bを有し、放電バルブ7の取付軸部7bに取りつけられる。リフレクタ6の反射面6aは、放電バルブ7の周囲を取り囲むようにして配置され、放電バルブ7の出射光を前面カバー5に向かって反射して車両前方に照射させる。
またランプボディ4の後端下部4aにおいて略水平線上に設けられた一対の挿通孔4b,4b(図1の挿通孔4bと平行して紙面奥側にもう一つ設けられる。図示せず。)には、エイミングスクリュー9、9の雄ねじ部9a,9aが灯室Sに向けて挿入されて回動可能に保持される。また、ランプボディ4の後端上部4cに設けられた取付孔4dには、レベリングアクチュエータ機構3が固定される。一方、リフレクター6の後端下部には、エイミングスクリュー9、9によって支持される支持部10、10が後方に突設され、後端上部には、レベリングアクチュエータ機構3によって支持される支持部11が後方に突設される。
支持部10、10は、後方に突出して下方に屈曲した板状部であり、後端下部4aと略平行な取付部10a,10aには、略水平線上においてランプボディ4の挿通孔4b、4bと略同間隔で設けられた雌ねじ孔10b,10bが設けられてエイミングスクリュー9、9の雄ねじ部9a,9aが螺着される。また、支持部11は、後方に突出形成されると共に、後端部にレベリングアクチュエータ機構3のシャフト12の先端に形成された玉部19と嵌合する玉受部11aを有する。
リフレクタ6は、ランプボディ4のおいて略水平線上に取り付けられた一対のエイミングスクリュー9,9のうちいずれかを回動させると、雄ねじ部9a,9aを螺着した雌ねじ孔10b、10bを介して取付部10a、10aの一方が前後(符号D1方向)に進退動作する。その結果、リフレクタ6は、バックカバー8が可撓性を有するため、車両の左右方向(図1の紙面手前側を車両左方向、紙面奥側を車両右方向とする)いずれかに傾動し、光軸X1の左右方向への傾きが微調整される。
また、リフレクタ6は、後述するノブ28の操作でシャフト12が前後(符号D2方向)に進退動作することにより、水平傾動軸X2(雌ねじ穴10b,10bを通り、ランプボディ4の後端下部4aに略平行な、左右に伸びる水平軸)周りに上下(符号D3方向)に傾動し、光軸X1の上下方向への傾きが調整される。
次に、レベリングアクチュエータ機構3について詳細に説明する。図2のレベリングアクチュエータ機構3は、シャフト12、保持部材13、ケース14,ワイヤーケーブル15、ギヤ部材16、圧縮コイルバネ17,エイミング調整部材38によって形成される。
シャフト12は、先端側細軸部18の先端に設けられた玉部19と、先端側軸部18の後方に連続形成された略円柱形の太軸部20と、更にその後方に連続して形成された後端側細軸部21によって形成される。後端側細軸部21は、円柱の上部を水平に切り欠いた形状を有する。保持部材13は、本体部22と、本体部22の前方に連続して形成され、円筒形の外周に雄ねじ部23を有する先端部24と、本体部22の下方に突設されたスライド板25、25によって形成される。スライド板25,25は、板面が先端部24の中心軸X3に沿って形成されると共に左右(図2のスライド板25と平行して紙面奥側にもう一つ設けられる。図示せず)に一対設けられ、ケース14の後述するスライドレール40を挟持する。
図3に示すように先端部24の内側には、後端側細軸部21の外周断面と同一の内周断面を有する内筒部24aが形成され、シャフト12の後端側細軸部21は、内筒部24aに内接することにより、回り止めされつつ中心軸X3に沿って進退可能な状態で保持される。後端側細軸部21の中央下部には、先端部が上下に弾性変形するランス部21aが設けられる。ランス部21aは、保持部材13の本体部22の下方に設けられた、中心軸X3方向に延びる挿通孔22aに挿通されて、中心軸X3方向に進退する。また、ランス部の先端部21bが挿通孔22aの前縁部22bと当接することにより、シャフト12は、保持部材13に対して前方に抜け止めされる。
ワイヤーケーブル15は、角柱型先端部15aを先端に有するワイヤー15bと、ケーブル管15cによって構成される。角柱型先端部15aは、ワイヤー15bがケーブル管15cの内側を進退することにより、中心軸線X3上を前後に進退する。ワイヤー15bは、角柱型先端部15aがシャフト12の後端側細軸部21の後端部21bに設けられた保持部21cに保持されることによってシャフト12に連結される。シャフト12は、ワイヤーケーブル15のワイヤー15bの引き戻しによって中心軸線X3上を前後に進退する。
ワイヤーケーブル15の後端部には、図1に示すようにノブ機構27が取り付けられる。ノブ機構27は、ノブ本体29に進退可能に保持されると共にワイヤー15bに接続されたノブ28を符号D4方向に進退操作することによってワイヤー15bの引き戻しを行なう機構である。尚、ノブ機構27においては、図1に示すような機構の他、後述するギヤ部材16の回動によって進退する保持部材13のようなギヤ機構をノブ28とワイヤー15bの間に設け、ノブ本体29に回動可能に保持されたノブ28を回動することでワイヤー15bを引き戻すような構造にしても良い。
一方、図示しない車体側に一体固定されるケース14は、内側にシャフト12を収納する第1収容室32を有する略円筒形の前端部31と、内側に保持部材13とギヤ部材16を収納する第2収納室34を有する後端部33が仕切壁35を間に挟んで前後に連続した形状を有する。第1収納室32は、シャフト12の太軸部20の外径と略同一の内径を有し、前方に開口する。後端部33は、後方に開口する略円筒形状から基端上部を一部切り取った形状を有し、第2収納室34の内径は、第1収納室32よりも大きく形成される。
仕切壁35には、第1収納室32と第二収納室34を連通させる挿通孔36が設けられ、挿通孔36には、保持部材13の雌ねじ部23が進退可能な状態で挿通される。また、第2収納室34の上部37には、エイミング調整部材38を回動可能な状態で保持する保持部39が設けられ、第2収納室34の下部には、保持部材13の先端部24の中心軸X3にそってスライドレール40が形成される。スライドレール40は、上方に突出したリブ状部であり、スライドレール25,25に挟持されることで、保持部材13を中心軸X3方向に進退させる。
また、圧縮コイルバネ17は、ケース14の第1収納室32の内側において挿通孔36から第1収納室32に突出した保持部材13の雄ねじ部23と、雄ねじ部23の内側で進退可能に保持されたシャフト12の後端側細軸部21の周囲に配置される。また圧縮コイルバネ17は、太軸部20の後面20aと、仕切壁35の表面35aとの間に挟持される。その結果、シャフト12は、圧縮コイルバネ17により、ケース14(仕切壁35)に対して前方(F方向)に付勢力を受ける。また、ギヤ部材16は、圧縮コイルバネ17によって仕切壁35の裏面に突設された当接リブ35bに付勢される。
また、雄ねじ部23には、第2収納室34内においてギヤ部材16が螺着される。ギヤ部材16の後部には、第1の傘歯車41が形成されている。一方、保持部39には、エイミング調整部材38が取り付けられる。エイミング調整部材38は、先端に第2の傘歯車42を有し、後端に工具操作部43を有する。第2の傘歯車42は、第2収納室34内で第1の傘歯車41と螺合して中心軸X3に直交する中心軸X4周りに回動するエイミング調整部材38の回動動作をギヤ部材16の回動動作に変換する。工具操作部43は、本実施例のように6角ボルトの頭部形状を有するように形成され、当接させたレンチ等によってエイミング調整部材38を中心軸X4周りに回動させる。工具操作部43は、保持部39から外部に露出するよう配置される。
尚、本実施例のレベリングアクチュエータ機構3においては、ギヤ部材16,ケース14の仕切壁35と、仕切壁35の挿通孔36,仕切壁35の表面35aとシャフト12の太軸部20の後面20a(請求項2のコイルバネ挟持部)との間に挟持された圧縮コイルバネ17及びエイミング調整部材38を有するギヤ機構26と、ギヤ機構26によってシャフト12と一体になって前後に進退動作する保持部材13によって構成されるエイミング調整機構100が設けられている
次に、図4と4によって、本実施例の車両用灯具における光軸の方向調整を説明する。図1に示すとおり、リフレクタ6は、シャフト12が前方に移動すると、水平傾動軸X2周りに傾動して、形成される光軸X1を下方に傾けさせ、反対にシャフト12が後方に移動すると、形成される光軸を上方に傾けさせる。
図4(a)(b)に示すレベリング調整は、以下のように行なう。まず、図1に示すノブ機構27の操作によってワイヤーケーブル15の内側のワイヤー(図示せず)が(a)図の符号L1の距離を後方に引張られると、これに連結されたシャフト12もまた、圧縮コイルバネ17による前方F方向への付勢力に抗しつつ、保持部材13とケース14に対して距離L1だけ後方に引張られる。その結果、(a)図のシャフト12は、(b)図の位置に移動し、光軸X1の傾きは、ワイヤーケーブル15の内側のワイヤーの引張量に応じて上方に調整される。一方、ワイヤーケーブル15の内側のワイヤーの引張力を圧縮コイルバネ17の付勢力よりも緩めた場合、シャフト12(と緩められたワイヤーケーブル15)は、圧縮コイルバネ17の付勢力により、保持部材13とケース14に対して(b)図の符号L2の距離を前方に移動する。その結果、図1の光軸X1の傾きは、下方に調整される。
一方、図5(a)(b)に示すエイミング調整は、以下のように行なう。まず、工具を工具操作部43に当てて、エイミング調整部材38を図5(a)のレベリングアクチュエータ3の上方(符号U方向)から見て時計回り(符号D5方向)に回動させた場合、ギヤ部材16は、螺合する傘歯車(41,42)により、後方(符号R方向)から見て時計回りD6方向に回動する。保持部材13と該保持部材13に保持されたシャフト12は、雌ねじ部23に螺着されたギヤ部材16が回動することにより、ケース14に対し、エイミング調整部材38の回動操作量に応じて距離L3を後方に移動する。その結果、(a)図のシャフト12は、(b)図の位置に移動し、図1に示す光軸X1の傾きは、エイミング調整部材38の回動操作量に応じて上方に調整される。
一方、エイミング調整部材38を図5(a)図とは逆に(b)図のレベリングアクチュエータ3の上方(符号U方向)から見て反時計回り(符号D7方向)に回動させた場合、ギヤ部材16は、後方(符号R方向)から見て反時計回りD8方向に回動する。保持部材13と該保持部材13に保持されたシャフト12は、ギヤ部材16が雄ねじ23上を逆向きに回動することにより、ケース14に対し、エイミング調整部材38の回動操作量に応じて(b)図の距離L4を前方に移動する。その結果、図1に示す光軸X1の傾きは、エイミング調整部材38の回動操作量に応じて下方に調整される。
エイミング調整機構100は、ギヤ機構26を介してシャフト12を進退動作させるため、ギヤ比の設定などによってシャフト12の進退速度が容易に調整出来るため、進退速度の調節が比較的難しいワイヤーケーブル15の引き戻し操作によってシャフト12を進退させて光軸X1の角度を調整するレベリング調整に比べて角度の微調整が可能である。
また、仕切壁35の挿通孔36は、シャフト12の後端側細軸部21のみならず、保持部材13の先端部24に設けた雄ねじ部23まで併せて挿通可能にし、雄ねじ部23を圧縮コイルバネ17の内側まで進退可能にしている。雄ねじ部23を挿通孔36に挿通させず、保持部材13を第2収納室34内でのみ進退させた場合、保持部材13の移動範囲は、ギヤ部材16をより長く取らなければ広く出来ないため、第2収納室34の長さを増加させることでケース14、即ちレベリングアクチュエータ機構3の長さが長くなってしまう。本実施例においては、雄ねじ部23が仕切壁35に挿通されることで、ギヤ部材16を短く形成できるため、レベリングアクチュエータ機構3の長さが短くなる。その結果、本実施例の車両用灯具1においては、レベリングアクチュエータ機構の設置スペースの奥行きが狭いような車両にも搭載することが出来る。
2 ランプユニット
3 レベリングアクチュエータ機構
12 シャフト
13 保持部材
14 ケース
15 ワイヤーケーブル
16 ギヤ部材
17 圧縮コイルバネ(付勢手段)
20a シャフト太軸部の後面(コイルバネ挟持部)
23 雄ねじ部
35 仕切壁
35a 仕切壁表面
36 挿通孔
38 エイミング調整部材
42 第2ギヤ部材
43 工具操作部
X1 光軸
D2 シャフトの進退方向

Claims (3)

  1. 車体側の水平傾動軸周りに傾動可能に保持されたランプユニットと、
    前記ランプユニットに接続されると共に車体側に固定されたケースに対して進退可能に保持されたシャフトと、前記シャフトに接続されると共に引張力を付与されて前記軸線に沿った一方の移動力を前記シャフトに付与するワイヤーケーブルと、前記移動力と逆向きの付勢力を前記シャフトに付与する付勢手段と、を有し、前記シャフトが、前記ワイヤーケーブルの引張力調整によって進退動作し、該進退動作に連動して前記ランプユニットを傾動させることで、前記ランプユニットの光軸の傾きを調整するレベリングアクチュエータ機構と、
    を有する車両用灯具において、
    前記レベリングアクチュエータ機構には、
    前記ケースによって進退可能に保持されると共に前記シャフトを進退可能に保持する保持部材と、前記保持部材の外周の少なくとも一部に形成された雄ねじ部に螺着されたギヤ部材を回動操作することによって前記シャフトと保持部材をケースに対して一体に進退動作させるギヤ機構と、を有するエイミング調整機構が設けられたことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記ギヤ機構は、前記ケースの内側に設けられて該ケースの内側領域を前記シャフトの進退方向に二分割する仕切壁と、
    前記仕切壁に設けられて前記シャフトを進退可能に挿通させる挿通孔と、
    前記仕切壁の裏面側に配置された前記保持部材と、
    前記仕切壁の表面と対向する段差面として設けられたコイルバネ挟持部と、
    前記シャフトの外周に配置されると共に前記仕切壁の表面とコイルバネ挟持部との間に挟持され、前記仕切壁の裏面側で雄ねじ部に螺着されたギヤ部材を前記仕切壁の裏面に付勢する前記付勢手段である圧縮コイルバネと、
    前記ギア部材に噛み合う第2ギア部材と工具操作部とを有し、工具操作部に当接させた工具の回動によって前記ギア部材を回動させるエイミング調整部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記保持部材は、雌ねじ部が前記前記挿通孔に挿通され、前記仕切壁の裏面側から前記圧縮コイルバネの内側まで進退可能に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
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