JP2012015586A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分に高速なAD変換の処理速度を確保し且つ連続性の確保されたデジタル値を得る。
【解決手段】固体撮像装置は、画素、垂直信号線、上位アナログデジタル変換回路、下位アナログデジタル変換回路、第1の選択回路および第2の選択回路を備えている。第1の選択回路は、通常モードにおいては垂直信号線のうち1つを選択して選択した垂直信号線の電圧を出力する一方、補正モードにおいては補正用電圧を出力する。上位アナログデジタル変換回路は、第1の選択回路の出力に基づく信号電圧と2M個の閾値電圧との差に応じた2M個の残差電圧を算出し、通常モードにおいては、2M個の閾値電圧のうち信号電圧を超えない最大の閾値電圧に対応する上位ビットのデジタル値を出力すると共に当該最大の閾値電圧に対応する残差電圧を出力する一方、補正モードにおいては、2M個の閾値電圧のうちいずれか1つである選択閾値電圧に対応する残差電圧を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置に関する。
近年、画像を電子的に撮像し記録するために、固体撮像装置を用いることが常識的になってきている。固体撮像装置は、一般に、イメージセンサと呼ばれ、CCD型センサ(これは単にCCDと呼ばれることもある)と、MOSセンサまたはCMOSセンサ(以下、これらを合わせてCMOSセンサと呼ぶ)との2種類に大別される。これら固体撮像装置は、入射する光の強度に応じた電気信号を出力する微小な部分(これは画素と呼ばれる)を有し、多数の画素が、行方向と列方向の2次元に配列されている。
画素から出力される信号は、当然のことながら、アナログ信号である。しかしながら、固体撮像装置が応用される電子スチルカメラ等では、デジタル信号が要求されるため、アナログ信号をデジタル信号に変換する、即ちAD変換を行う必要がある。
従来、固体撮像装置からアナログ信号を外部に出力し、外部でAD変換を行う場合が多かった。しかしながら、この場合、外部でアナログ信号にノイズが重畳されたり、固体撮像装置と外部装置との結合方法によりアナログ信号が変化したりする問題があった。そこで、近年、固体撮像装置内にAD変換器を内蔵し、外部にデジタル信号を出力する固体撮像装置が提案されている。
特に、CMOSセンサに内蔵されるAD変換器は、高速であることが要求される。AD変換器が高速であれば、CMOSセンサからの出力画像のフレームレートを大きくすることができるからである。そこで、AD変換器を高速にするために、2次元に配列された画素のうち同列の画素毎に専用のAD変換器を設けている。AD変換器をさらに高速にするためには、クロック周波数を増大させればよいが、クロック周波数の増大には、トランジスタの応答速度または配線遅延による限界があるという問題がある。さらに、クロック周波数の増大により、AD変換器の消費電力が増大するという問題もある。
この問題を解決するために、特許文献1に記載の技術が提案されている。従来の固体撮像装置について、図9を参照しながら説明する。
図9は、従来の固体撮像装置を示している。
図9に示すように、AD変換器を、上位Nビットを変換する部分と、下位Mビットを変換する部分との2段に分けている。これにより、AD変換を2段階に分けて行う。具体的には、上位AD変換器で上位Nビットを変換した後、上位Nビット値に対応するアナログ値と、信号電圧のアナログ値との差分(アナログ残差)を、下位AD変換器に入力して、全体のAD変換を行う。
上位Nビットの変換には、高い精度が要求されないので、上位Nビットの変換方法としては、線形性は劣るが速度が速い方法を用い、下位Mビットの変換方法としては、線形性に優れるが速度が遅い方法を用いる。例えば、N=3、M=7の場合、下位Mビットは128個の値しかないので、128クロックでAD変換が完了し、全体として3+7=10ビットの精度を確保しながら、AD変換の処理速度を高速化できる。
特許第4069203号
AD変換を2段階に分けて行う従来の固体撮像装置には、AD変換の処理速度を高速化できるという利点があるものの、欠点が存在する。それは、仮に連続的に変化するアナログ値を入力したとしても、出力されたデジタル値が連続的になるとは限らないということである。例えば、N=3、M=9の場合、デジタル値が図10のようになると考えられる。図10に示すように、上位ビットの値が変化するときにデジタル値が離散的になる。
前記に鑑み、本発明の目的は、固体撮像装置において、十分に高速なAD変換の処理速度を確保し、且つ、連続性の確保されたデジタル値を得ることである。
本願発明者らが鋭意検討を重ねた結果、従来の固体撮像装置では、上位AD変換器と下位AD変換器との関係を全く考慮していないが故に、出力されたデジタル値が離散的になることを見出した。さらに、デジタル値が離散的になることを防止するためには、AD変換を行う前または後に、上位AD変換器および下位AD変換器の特性を測定し、測定結果に従って、出力されたデジタル値を補正する必要があることを見出した。なお、特許文献1に記載された技術では、上述の通り、上位AD変換器と下位AD変換器との関係を全く考慮していないため、当然のことながら、出力されたデジタル値を補正する手段が全く記載されていない。
前記の目的を達成するため、本発明に係る固体撮像装置は、二次元に配列された複数の画素と、画素のうち同列の画素を接続する複数の垂直信号線と、複数の上位アナログデジタル変換回路(上位アナログデジタル変換回路の変換ビット数をMとする)と、複数の下位アナログデジタル変換回路と、上位アナログデジタル変換回路の個々に対応した第1の選択回路と、上位アナログデジタル変換回路の個々に対応した第2の選択回路とを備え、第1の選択回路は、通常モードにおいては垂直信号線のうち1つを選択して選択した垂直信号線の電圧を出力する一方、補正モードにおいては補正用電圧を出力し、上位アナログデジタル変換回路は、第1の選択回路の出力に基づく信号電圧と2M個の閾値電圧との差に応じた2M個の残差電圧を算出し、通常モードにおいては、2M個の閾値電圧のうち信号電圧を超えない最大の閾値電圧に対応する上位ビットのデジタル値を出力すると共に当該最大の閾値電圧に対応する残差電圧を出力する一方、補正モードにおいては、2M個の閾値電圧のうちいずれか1つである選択閾値電圧に対応する残差電圧を出力し、第2の選択回路は、下位アナログデジタル変換回路のうち1つを選択して上位アナログデジタル変換回路の出力を接続することを特徴とする。
本発明に係る固体撮像装置において、上位アナログデジタル変換回路は、2M個の閾値電圧に対応する2M個の残差電圧を算出し出力すると共に信号電圧と2M個の閾値電圧との大小関係を出力する2M個の算出部と、2M個の算出部により出力された大小関係に基づいて、2M個の閾値電圧のうち信号電圧を超えない最大の閾値電圧に対応する上位ビットのデジタル値を出力すると共に当該最大の閾値電圧に対応する残差電圧を選択する選択回路と、2M個の算出部により出力される2M個の残差電圧のうち選択閾値電圧に対応する残差電圧を選択する選択回路とを備えていることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、補正モードにおいて、2M個の閾値電圧のうちk番目(kは自然数)に大きい閾値電圧に対応する残差電圧が上位アナログデジタル変換回路により出力された場合の下位アナログデジタル変換回路の出力と、k+1番目に大きい閾値電圧に対応する残差電圧が上位アナログデジタル変換回路により出力された場合の下位アナログデジタル変換回路の出力との差分を算出する算出部をさらに備えていることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、算出部により算出された差分に基づいて、上位ビットと下位ビットとを合わせたデジタル値を変換する変換部をさらに備えていることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、2M個の閾値電圧を発生し出力する閾値電圧発生回路をさらに備え、補正用電圧は、閾値電圧発生回路により出力された2M個の閾値電圧のうち1つであることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、閾値電圧発生回路は、出力トランジスタと、比較器と、ラダー回路とを含み、ラダー回路は、信号電圧の上限値に設定された第1の参照電圧と、信号電圧の下限値に設定された第2の参照電圧との間に、互いに同一の2M個の直列に接続された抵抗またはコンデンサを含み、外部からの制御信号により抵抗またはコンデンサそれぞれの両端の電圧で生成される2M個の閾値電圧のうち1つを選択的に出力し、比較器は、出力トランジスタからの出力電圧と、ラダー回路からの出力電圧とを比較し、比較結果に応じた電圧を出力トランジスタの入力に出力することが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、画素は、外部から入力される参照電圧に従った電圧を垂直信号線に出力し、垂直信号線に出力された電圧と2M個の閾値電圧との差に応じた2M個の電圧を記憶すると共に2M個の電圧のうち1つを補正用電圧として出力する電圧記憶回路をさらに備えていることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、画素は、増幅用トランジスタと、増幅用トランジスタの入力に接続されたスイッチ用トランジスタとを備え、参照電圧が、スイッチ用トランジスタを介して増幅用トランジスタに入力されることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、参照電圧の値は、信号電圧の上限値および下限値に対し、増幅用トランジスタのオフセット電圧を加えた値に略等しいことが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、画素は、外部から入力される参照電圧に従った電圧を垂直信号線に出力し、補正用電圧は、垂直信号線に出力された電圧であることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、画素は、増幅用トランジスタと、増幅用トランジスタの入力に接続されたスイッチ用トランジスタとを備え、参照電圧が、スイッチ用トランジスタを介して増幅用トランジスタに入力されることが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置において、参照電圧の値は、2M個の閾値電圧のうち1つに対して、増幅用トランジスタのオフセット電圧を加えた値に略等しいことが好ましい。
本発明に係る固体撮像装置によると、十分に高速なAD変換の処理速度を確保し、且つ、連続性の確保されたデジタル値を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置を示す図である。 閾値電圧発生回路を示す図である。 上位AD変換器の回路例を示す図である。 上位ビットのAD変換動作を説明する図である。 本発明の効果を説明する図である。 本発明の実施の形態1の変形例1に係る固体撮像装置を示す図である。 画素の回路例を示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に係る固体撮像装置を示す図である。 従来の固体撮像装置を示す図である。 本発明の課題を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置について、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置を示している。
101は画素である。102は第1の選択回路である。103は上位AD変換器である。104は第2の選択回路である。105は下位AD変換器である。106は閾値電圧発生回路である。107は制御回路である。108はゾーン選択回路である。109はランプ電圧発生回路である。110は比較器である。111はカウンタである。112はカウンタクロックである。113はアナログ電圧記憶器(例えばキャパシタ)である。114は、算出部である。115は、変換部である。
画素101は、行方向(図1の横方向)と列方向(図1の縦方向)の二次元に配列されている。
第1の選択回路102は、画素101の各列に接続された垂直信号線のうちの1つを選択し、上位AD変換器103の入力に接続する。
上位AD変換器103は、アナログ出力(図示省略)とデジタル出力(図示省略)とを備えている。入力される電圧値に対応したデジタル値が、デジタル出力から出力される。このデジタル値に対応する電圧値から、上位AD変換器103に入力された電圧値を差し引いた値(即ち、残差電圧)が、アナログ出力から出力される。
第2の選択回路104は、上位AD変換器103のアナログ出力を、下位AD変換器105のうちの1つを選択して接続する。
ゾーン選択回路108は、後述するように、上位AD変換器103が「補正モード」のとき、どのゾーンに対応した残差電圧をアナログ出力に接続するかを選択する。
制御回路107は、第1の選択回路102、上位AD変換器103、ゾーン選択回路108、第2の選択回路104および閾値電圧発生回路106を制御する。
閾値電圧発生回路106としては、例えば図2のような回路が考えられる。以下、閾値電圧発生回路について説明する。
図2は、閾値電圧発生回路を示している。
201はラダー回路である。202はスイッチである。203はオペアンプである。204は出力トランジスタである。205は負荷抵抗である。
ラダー回路201は、第1の参照電圧VHと第2の参照電圧VLとの間に、2M個の直列に接続されたコンデンサを含む。なお、コンデンサの代わりに抵抗を用いてもよい。2M個のコンデンサは、互いに同じものである。第1の参照電圧VHは、信号電圧の上限値に設定されている。第2の参照電圧VLは、信号電圧の下限値に設定されている。
スイッチ202は、2M個のコンデンサの各端のうちの1つを選択する。スイッチ202から、2M個のコンデンサのそれぞれの両端の電圧で生成される2M個の閾値電圧のうちの1つが選択的に出力される。
オペアンプ203の正入力が、スイッチ202に接続されている。オペアンプ203の負入力が、出力トランジスタ204の出力に接続されている。オペアンプ203の出力が、出力トランジスタ204の入力に接続されている。出力トランジスタ204が、例えばn型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタの場合、出力はドレインであり、入力はゲートである。
負荷抵抗205は、一方の端子が、出力トランジスタ204の出力に接続されている。負荷抵抗205は、他方の端子が、接地されている。なお、負荷抵抗205の代わりに、入力(例えばゲート)が一定の電圧にバイアスされたトランジスタ(例えば負荷トランジスタ)を用いてもよい。
出力トランジスタ204の出力から、閾値電圧発生回路の出力電圧が取り出される。
スイッチ202から出力された閾値電圧は、高インピーダンスであるため、実際に上位AD変換器等の他回路を接続すると電圧が変動してしまう。これを防止するために、閾値電圧発生回路は、オペアンプ203、出力トランジスタ204および負荷抵抗205を備えている。これにより、スイッチ202からの出力電圧を、低インピーダンスに変換して出力する。
出力電圧を低インピーダンスに変換するためには、一般に、ソースフォロワ回路(具体的には、出力トランジスタ204および負荷抵抗205を備えたソースフォロワ回路)またはボルテージフォロワ回路を用いる。ところが、ソースフォロワ回路の場合、入力電圧に対し、一定の電圧だけ減算された電圧が出力されるために、入力電圧と等しい出力電圧を得ることができないという問題がある。また、ボルテージフォロワ回路の場合、確かに入力電圧と等しい出力電圧を得ることができるが、一般に、入力電圧と等しい出力電圧を得ることが可能な入力電圧の範囲は広くない。このため、第1の参照電圧VHの値と第2の参照電圧VLの値とが制限されてしまうという問題がある。
この問題を回避するために、本実施の形態1における閾値電圧発生回路は、出力トランジスタ204および負荷抵抗205の他に、オペアンプ203を備えている。オペアンプ203は、スイッチ202から出力された閾値電圧を参照電圧として、出力トランジスタ204に負帰還をかけている。よって、出力トランジスタ204からの出力電圧は、負帰還ループの時定数以上の時間が経過した後、スイッチ202からの閾値電圧と一致する。
以下、下位AD変換器の動作について説明する。本実施の形態1では、下位AD変換器として、所謂シングルスロープ型AD変換器を採用した場合を例に挙げて説明する。なお、AD変換方式は、これに限られるものではない。
カウンタクロック112により、カウンタ111を動作させる。一方、ランプ電圧発生回路109からのランプ電圧を、比較器110の一方の入力に入力する。上位AD変換器103からの残差電圧を、アナログ電圧記憶器113を介して、比較器110の他方の入力に入力する。そして、ランプ電圧と残差電圧とが一致したときに、比較器110の出力の極性が変化して、比較器110に接続されたカウンタ111の動作を停止させる。このとき、カウンタ111が保持しているカウンタ値は、残差電圧に応じた値になっており、カウンタ値をデジタル値として出力すればよい。但し、実際には、カウンタ値は、残差電圧に応じた値にオフセット値を加えた値になっている場合がある。この場合、カウンタ値からオフセット値を除去することが必要になるが、本実施の形態1では、その説明を省略する。
上位AD変換器としては、例えば図3のような回路が考えられる。以下、上位AD変換器について説明する。なお、上位AD変換器は、これに限られるものではない。
図3は、上位AD変換器の回路例を示している。
301〜304は、配線である。305-1〜305-2Mは、第1〜第2Mの計算ユニットである(上位AD変換器の変換ビット数をMとする)。306は、インピーダンス変換器である。307は、デコーダ・選択回路である。308は、ゾーン選択回路である。
配線301には、基準電圧生成部からの第1の基準電圧VHが印加される。配線302には、基準電圧生成部からの第2の基準電圧VL(VL<VH)が印加される。第1の基準電圧VHは、信号電圧の上限値に設定されている。第2の基準電圧VLは、信号電圧の下限値に設定されている。配線303には、画素からの信号電圧Vinが印加される。配線304には、画素からのリセット電圧Vrefが印加される。
上位AD変換器の変換ビット数をMとすると、2M個の計算ユニット305-1〜305-2Mが、並列に接続されている。
インピーダンス変換器306は、計算ユニット305-1〜305-2Mからの出力電圧を、低インピーダンスに変換して出力する。
デコーダ・選択回路307は、後述するように、各計算ユニット305-1〜305-2Mの出力に応じ、上位Mビットのデジタル値を出力すると共に、計算ユニット305-1〜305-2Mのうちの1つを選択してインピーダンス変換器306に接続する。
以下、上位ビットのAD変換動作について、図4を参照しながら説明する。図4は、上位ビットのAD変換動作について説明する図である。
まず、リセット電圧から信号電圧を差し引き、ノイズキャンセル動作を行う。得られた値は、ノイズおよび画素内の回路の個々のばらつきによるオフセット電圧を含まず、画素に入射した光強度のみにほぼ依存するので、この得られた値を、真の信号電圧Vと呼ぶことにする。
次に、参照信号部からの2個の電圧VL,VH(図4参照)と、この2個の電圧間を2M等分する2M−1個の電圧V1〜V2M-1(図4参照)とについて考える。計2M+1個の電圧VL〜VHを、閾値電圧と呼ぶことにする。閾値電圧は、下位Nビットが0になる値に対応している。閾値電圧V1〜V2M-1は、
Figure 2012015586
で表される。
真の信号電圧Vと閾値電圧VL〜V2M-1のそれぞれとの大小関係を比較し、真の信号電圧Vを超えない最も大きい閾値電圧に対応する上位Mビットのデジタル値が、上位ビットのAD変換結果になる。
さらに、上位AD変換器には、残差電圧を計算し出力する機能が必要である。残差電圧は、真の信号電圧Vと閾値電圧VL〜V2M-1のそれぞれとの差である。
計算ユニット305-1〜305-2Mのそれぞれには、第1,第2の基準電圧VH、VL、信号電圧Vinおよびリセット電圧Vrefが入力される。計算ユニット305-1〜305-2Mのそれぞれの出力は、デコーダ・選択回路307の入力に入力される。また、計算ユニット305-1〜305-2Mのそれぞれの出力は、スイッチ回路を介して、インピーダンス変換器306に入力される。
計算ユニット305-1〜305-2Mは、それぞれ、閾値電圧VL〜V2M-1のそれぞれに対応している。上述したように、計算ユニット305-1〜305-2Mは、真の信号電圧Vと閾値電圧VL〜V2M-1のそれぞれとの大小関係を比較し、デコーダ・選択回路307に出力する。また、計算ユニット305-1〜305-2Mは、真の信号電圧Vと閾値電圧VL〜V2M-1のそれぞれとの差である残差電圧Q1〜Q2M(Q1=VーVL,Q2=V−V1,・・・Q2M=VーV2M-1)を計算し出力する。
デコーダ・選択回路307は、各計算ユニット305-1〜305-2Mからの出力をデコードし、真の信号電圧Vを超えない最も大きい閾値電圧に対応する上位Mビットのデジタル値を出力する。また、デコーダ・選択回路307は、当該最も大きい閾値電圧に対応する計算ユニットの出力に接続されたスイッチをONし、当該計算ユニット以外の計算ユニットの出力に接続されたスイッチをOFFする。これにより、当該最も大きい閾値電圧に対応する残差電圧をインピーダンス変換器306に出力する。インピーダンス変換器306に出力された残差電圧は、下位Nビットに対応している。
インピーダンス変換器306は、残差電圧を低インピーダンスに変換して出力する。なお、インピーダンス変換器306には、残差電圧を増幅する機能があってもよい。
ここで、既述の通り、従来の固体撮像装置の場合、以下のような問題がある。この問題について、図10を参照しながら説明する。図10は、本発明の問題について説明している。
図10に示す横軸は、入力された信号電圧である。図10に示す縦軸は、出力されたデジタル値である。この出力されたデジタル値は、上位AD変換器によるMビットと、下位AD変換器によるNビットとを合わせたものである。
V1〜V7は、閾値電圧である。閾値電圧は、上位ビットの値が変化するときの信号電圧と定義する。図10は、M=3、N=9の場合について示しているが、他の場合についても同様である。
図10に示すように、デジタル値は、連続しておらず、8つの線分が、離散している。8つの線分のそれぞれを、第1ゾーン、第2ゾーン、・・・と呼ぶことにする。第1ゾーンが、図3に示す第1の計算ユニット305-1、第2ゾーンが、図3に示す第2の計算ユニット305-2、・・・に対応している。
第1〜第8のゾーンが離散せずに連続するためには、下記の条件1)及び条件2)を満たすことが必要である。
条件1)残差電圧=閾値電圧差のとき111111111をデジタル出力すること
条件2)各閾値電圧差が等しいこと(閾値電圧が等間隔であること)
しかしながら、上位AD変換器において、各閾値電圧差を全て等しくすることが実質的に困難であること、残差電圧=閾値電圧差のとき111111111をデジタル出力するように、全ての下位AD変換器の特性を揃えることが実質的に困難であることから、上記の条件1)および条件2)を満たすことは難しいと考えられる。
そこで、本実施の形態1では、以下のようにする。
まず、上位AD変換器103に、ゾーン選択回路(図1:108、図3:308参照)を付加する。
そして、制御回路107により、上位AD変換器103を「通常モード」から「補正モード」に切り替える。具体的には、スイッチ制御回路を、デコーダ・選択回路307から、ゾーン選択回路308に切り替える。
次に、閾値電圧発生回路106から、閾値電圧(図10:V1〜V7参照)を、上位AD変換器103に入力する。なお、各ゾーン(図10:第1〜第8ゾーン参照)の傾きが互いに同じであれば(各ゾーンが互いに平行であれば)、閾値電圧ではなく、閾値電圧に近い値を、上位AD変換器に入力してもよい。上述した下位AD変換器であれば、通常、各ゾーンの傾きは互いに同じである。
例えば、閾値電圧V3を、上位AD変換器103に入力する場合を、以下に説明するが、他の場合も同様である。
閾値電圧V3が、上位AD変換器103に入力されると、ゾーン選択回路108により、第3ゾーン(第3の計算ユニット)を選択する。第3ゾーンの残差電圧を、下位AD変換器105でAD変換し、得られた9ビットのデジタル値をC31とする。
次に、ゾーン選択回路108により、第4ゾーン(第4の計算ユニット)を選択する。第4ゾーンの残差電圧を、下位AD変換器105でAD変換し、得られた9ビットのデジタル値をC32とする。ここで、C31を出力する下位AD変換器と、C32を出力する下位AD変換器とは同一である(即ち、同一の下位AD変換器がC31およびC32を出力する)ことが望ましい。しかしながら、各下位AD変換器の特性が揃っている場合、第2の選択回路104により、C31を出力する下位AD変換器と、C32を出力する下位AD変換器とを異ならせてもよい。
次に、算出部114で、C32からC31を差し引いて、C3(C3=C32−C31)を計算し、この値を保持する。なお、C3を算出し保持する算出部は、固体撮像装置内でもよいし、外部でもよい。
このように、閾値電圧V3に対して、第3ゾーンおよび第4ゾーンにより、C3を計算する。
同様に、閾値電圧V1に対して、第1ゾーンおよび第2ゾーンにより、C1を計算し、閾値電圧V2に対して、第2ゾーンおよび第3ゾーンにより、C2を計算し、・・・閾値電圧V7に対して、第7ゾーンおよび第8ゾーンにより、C7を計算する。C1〜C7を計算し、これらの値を保持する。
次に、上位AD変換器103を「補正モード」から「通常モード」に切り替え、画素からの信号電圧をAD変換する。出力された12ビットのデジタル値は、離散的になる(図5:破線参照)が、出力された12ビットのデジタル値に対し、変換部115で、以下のような変換を行う。
上位ビットが000の場合:得られた12ビットのデジタル値
上位ビットが001の場合:得られた12ビットのデジタル値-C1
上位ビットが010の場合:得られた12ビットのデジタル値-C1-C2
・・・
上位ビットが111の場合:得られた12ビットのデジタル値-C1-C2-C3-C4-C5-C6-C7
これにより、変換されたデジタル値は、図5に示すように、連続的になる。即ち、本発明の課題を解決することができる。なお、出力されたデジタル値を変換する変換部は、固体撮像装置内でもよいし、外部でもよい。
<実施の形態1の変形例1>
以下、本発明の実施の形態1の変形例1に係る固体撮像装置について、図6および図7を参照しながら説明する。なお、本変形例1では、実施の形態1における構成要素と同様の構成要素には、同一の名称を付す。従って、本変形例1では、実施の形態1と同様の説明を適宜省略する。
図6は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る固体撮像装置を示している。
401は画素である。402は第1の選択回路である。403は上位AD変換器である。404は第2の選択回路である。405は下位AD変換器である。406はアナログ電圧記憶回路である。407は制御回路である。408はゾーン選択回路である。409はランプ電圧発生回路である。410は比較器である。411はカウンタである。412はカウンタクロックである。413はアナログ電圧記憶器である。414は、算出部である。415は、変換部である。
画素401は、行方向(図6の横方向)と列方向(図6の縦方向)の二次元に配列されている。
第1の選択回路402は、画素401の各列に接続された垂直信号線のうちの1つを選択し、上位AD変換器403の入力に接続する。
上位AD変換器403は、アナログ出力(図示省略)とデジタル出力(図示省略)とを備えている。入力される電圧値に対応したデジタル値が、デジタル出力から出力される。
第2の選択回路404は、上位AD変換器403のアナログ出力を、下位AD変換器405のうちの1つを選択して接続する。
下位AD変換器405として、シングルスロープ型AD変換器が考えられるが、AD変換方式は、これに限られるものではない。
制御回路407は、第1の選択回路402、上位AD変換器403、ゾーン選択回路408、第2の選択回路404およびアナログ電圧記憶回路406を制御する。
画素401としては、例えば図7のような画素が考えられる。以下、画素について説明する。なお、画素は、これに限られるものではない。
図7は、画素の回路例を示している。
501はフォトダイオードである。502はトランスファートランジスタである。503はリセットトランジスタである。504はソースフォロワトランジスタである。505は電源線である。506はリセット信号線である。507はトランスファーゲート信号線である。508はリセット電圧線である。509は垂直信号線である。
以下、画素の動作について説明する。以下、各信号線にトランジスタをOFFさせる電圧を印加するときは0、ONさせる電圧を印加するときは1という。
まず、ある行の画素に対して、下記の動作を行う。
電源線505に電源電圧、リセット信号線506に1、トランスファーゲート信号線507に0、リセット電圧線508にリセット電圧を印加する。次に、リセット信号線506に0を印加して、垂直信号線509の電圧を上位AD変換器で読み取る。この電圧がリセット電圧となる。次に、トランスファーゲート信号線507に1を印加する。しばらくした後、トランスファーゲート信号線507に0を印加して、垂直信号線509の電圧を上位AD変換器で読み取る。この電圧が信号電圧となる。次に、リセット信号線506に1、リセット電圧線508に低い電圧を印加する。しばらくした後、リセット信号線506に0を印加して、電源線505の電圧を落とす。
上記の動作を行った後、次の行の画素に対して、上記と同様の動作を行う。
以下、本発明の実施の形態1の変形例1に係る固体撮像装置の動作を説明する。なお、本変形例1では、実施の形態1と重複する説明を、適宜省略する。また、本変形例1では、M=3,N=9の場合を例に挙げて説明するが、他の場合も同様である。
まず、制御回路408により、上位AD変換器403を「通常モード」から「補正モード」に切り替える。
次に、画素401から、VH+VL(VH:第1の参照電圧,VL:第2の参照電圧)を入力する。具体的には、画素として、例えば図7のような画素を用いた場合、ある行の画素に対して、次のようにする。まず、電源線505に電源電圧、リセット信号線506に1、トランスファーゲート信号線507に0を印加する。次に、リセット電圧線508に、VH+VL+Vtを入力する。ここで、Vtは、ソースフォロワトランジスタ504の入力電圧に対する出力電圧のオフセット電圧である。これにより、垂直信号線509から、VH+VLを出力することができる。
次に、ゾーン選択回路408により、第2ゾーン(第2の計算ユニット)を選択する。このとき、上位AD変換器のアナログ出力から出力される電圧は、VH+VL−V1≒V7となる。但し、V1〜V7がほぼ等間隔であるとする。この電圧を、アナログ電圧記憶回路406に記憶する。
このように、ゾーン選択回路408により、第2ゾーンを選択し、V7が得られ、この値を、アナログ電圧記憶回路406に記憶する。
同様に、ゾーン選択回路408により、第3ゾーン、第4ゾーン、・・・第8ゾーンを順次選択し、V6、V5、・・・、V1が順次得られ、これらの値を、アナログ電圧記憶回路406に順次記憶する。
次に、アナログ電圧記憶回路406から、アナログ電圧記憶回路406に記憶されたV1を、上位AD変換器403に入力し、実施の形態1と同様にして、V1に対してC1を計算する。
同様に、V2に対してC2を計算し、V3に対してC3を計算し、・・・V7に対してC7を計算する。
以降、実施の形態1と同様にする。
なお、実際には、垂直信号線からの出力電圧を、正確にVH+VLにするのは困難である。しかしながら、図10に示すように、各ゾーンは互いに平行であるので、垂直信号線からの出力電圧に、多少の誤差があっても、C1〜C7に、殆ど誤差が重畳されない。
<実施の形態1の変形例2>
以下、本発明の実施の形態1の変形例2に係る固体撮像装置について、図8を参照しながら説明する。なお、本変形例2では、実施の形態1における構成要素と同様の構成要素には、同一の名称を付す。従って、本変形例2では、実施の形態1と同様の説明を適宜省略する。
図8は、本発明の実施の形態1の変形例2に係る固体撮像装置を示している。
601は画素である。602は第1の選択回路である。603は上位AD変換器である。604は第2の選択回路である。605は下位AD変換器である。607は制御回路である。608はゾーン選択回路である。609はランプ電圧発生回路である。610は比較器である。611はカウンタである。612はカウンタクロックである。613はアナログ電圧記憶器である。614は、算出部である。615は、変換部である。
画素601は、行方向(図8の横方向)と列方向(図8の縦方向)の二次元に配列されている。
第1の選択回路602は、画素601の各列に接続された垂直信号線のうちの1つを選択し、上位AD変換器603の入力に接続する。
上位AD変換器603は、アナログ出力(図示省略)とデジタル出力(図示省略)とを備えている。入力される電圧値に対応したデジタル値が、デジタル出力から出力される。
第2の選択回路604は、上位AD変換器603のアナログ出力を、下位AD変換器605のうちの1つを選択して接続する。
下位AD変換器605として、シングルスロープ型AD変換器が考えられるが、AD変換方式は、これに限られるものではない。
制御回路607は、第1の選択回路602、上位AD変換器603、ゾーン選択回路608および第2の選択回路604を制御する。
以下、本発明の実施の形態1の変形例2に係る固体撮像装置の動作を説明する。なお、本変形例2では、実施の形態1と重複する説明を、適宜省略する。また、本変形例2では、M=3,N=9の場合を例に挙げて説明するが、他の場合も同様である。
まず、制御回路608により、上位AD変換器602を「通常モード」から「補正モード」に切り替える。
次に、画素601から、V1を入力する。具体的には、画素601として、図7のような画素を用いた場合は、ある行の画素に対して、次のようにする。まず、電源線505に電源電圧、リセット信号線506に1、トランスファーゲート信号線507に0を印加する。次に、リセット電圧線508に、V1+Vtを入力する。これにより、垂直信号線509から、V1を出力することができる。
次に、画素601から出力されたV1を、上位AD変換器602に入力し、実施の形態1と同様にして、V1に対してC1を計算する。
同様に、V2に対してC2を計算し、V3に対してC3を計算し、・・・V7に対してC7を計算する。
以降、実施の形態1と同様にする。
本発明に係る固体撮像装置は、十分に高速なAD変換の処理速度を確保し、且つ、連続性の確保されたデジタル値を得ることができ、電子スチルカメラ等に利用することができ、有用である。
101,401,601 画素
102,402,602 第1の選択回路
103,403,603 上位AD変換器
104,404,604 第2の選択回路
105,405,605 下位AD変換器
106 閾値電圧発生回路
406 アナログ電圧記憶回路
107,407,607 制御回路
108,408,608 ゾーン選択回路
109,409,609 ランプ電圧発生回路
110,410,610 比較器
111,411,611 カウンタ
112,412,612 カウンタクロック
113,413,613 アナログ電圧記憶器
114,414,614 算出部
115,415,615 変換部
201 ラダー回路
202 スイッチ
203 オペアンプ
204 出力トランジスタ
205 負荷抵抗
301〜304 配線
305-1〜305-2M 第1〜第2Mの計算ユニット
306 インピーダンス変換器
307 デコーダ・選択回路
308 ゾーン選択回路
501 フォトダイオード
502 トランスファートランジスタ
503 リセットトランジスタ(スイッチ用トランジスタ)
504 ソースフォロワトランジスタ(増幅用トランジスタ)
505 電源線
506 リセット信号線
507 トランスファーゲート信号線
508 リセット電圧線
509 垂直信号線

Claims (12)

  1. 二次元に配列された複数の画素と、
    前記画素のうち同列の画素を接続する複数の垂直信号線と、
    複数の上位アナログデジタル変換回路(上位アナログデジタル変換回路の変換ビット数をMとする)と、
    複数の下位アナログデジタル変換回路と、
    前記上位アナログデジタル変換回路の個々に対応した第1の選択回路と、
    前記上位アナログデジタル変換回路の個々に対応した第2の選択回路とを備え、
    前記第1の選択回路は、通常モードにおいては前記垂直信号線のうち1つを選択して選択した垂直信号線の電圧を出力する一方、補正モードにおいては補正用電圧を出力し、
    前記上位アナログデジタル変換回路は、前記第1の選択回路の出力に基づく信号電圧と2M個の閾値電圧との差に応じた2M個の残差電圧を算出し、通常モードにおいては、前記2M個の閾値電圧のうち前記信号電圧を超えない最大の閾値電圧に対応する上位ビットのデジタル値を出力すると共に当該最大の閾値電圧に対応する残差電圧を出力する一方、補正モードにおいては、前記2M個の閾値電圧のうちいずれか1つである選択閾値電圧に対応する残差電圧を出力し、
    前記第2の選択回路は、前記下位アナログデジタル変換回路のうち1つを選択して前記上位アナログデジタル変換回路の出力を接続することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記上位アナログデジタル変換回路は、
    前記2M個の閾値電圧に対応する前記2M個の残差電圧を算出し出力すると共に前記信号電圧と前記2M個の閾値電圧との大小関係を出力する2M個の算出部と、
    前記2M個の算出部により出力された前記大小関係に基づいて、前記2M個の閾値電圧のうち前記信号電圧を超えない最大の閾値電圧に対応する上位ビットのデジタル値を出力すると共に当該最大の閾値電圧に対応する残差電圧を選択する選択回路と、
    前記2M個の算出部により出力される前記2M個の残差電圧のうち前記選択閾値電圧に対応する残差電圧を選択する選択回路とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 補正モードにおいて、前記2M個の閾値電圧のうちk番目(kは自然数)に大きい閾値電圧に対応する残差電圧が前記上位アナログデジタル変換回路により出力された場合の前記下位アナログデジタル変換回路の出力と、k+1番目に大きい閾値電圧に対応する残差電圧が前記上位アナログデジタル変換回路により出力された場合の前記下位アナログデジタル変換回路の出力との差分を算出する算出部をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記算出部により算出された前記差分に基づいて、上位ビットと下位ビットとを合わせたデジタル値を変換する変換部をさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記2M個の閾値電圧を発生し出力する閾値電圧発生回路をさらに備え、
    前記補正用電圧は、前記閾値電圧発生回路により出力された前記2M個の閾値電圧のうち1つであることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記閾値電圧発生回路は、
    出力トランジスタと、
    比較器と、
    ラダー回路とを含み、
    前記ラダー回路は、
    信号電圧の上限値に設定された第1の参照電圧と、信号電圧の下限値に設定された第2の参照電圧との間に、互いに同一の2M個の直列に接続された抵抗またはコンデンサを含み、
    外部からの制御信号により前記抵抗または前記コンデンサそれぞれの両端の電圧で生成される2M個の閾値電圧のうち1つを選択的に出力し、
    前記比較器は、前記出力トランジスタからの出力電圧と、前記ラダー回路からの出力電圧とを比較し、比較結果に応じた電圧を前記出力トランジスタの入力に出力することを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記画素は、外部から入力される参照電圧に従った電圧を前記垂直信号線に出力し、
    前記垂直信号線に出力された前記電圧と前記2M個の閾値電圧との差に応じた2M個の電圧を記憶すると共に前記2M個の電圧のうち1つを前記補正用電圧として出力する電圧記憶回路をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記画素は、
    増幅用トランジスタと、
    前記増幅用トランジスタの入力に接続されたスイッチ用トランジスタとを備え、
    前記参照電圧が、前記スイッチ用トランジスタを介して前記増幅用トランジスタに入力されることを特徴とする請求項7に記載の固体撮像装置。
  9. 前記参照電圧の値は、信号電圧の上限値および下限値に対し、前記増幅用トランジスタのオフセット電圧を加えた値に略等しいことを特徴とする請求項8項に記載の固体撮像装置。
  10. 前記画素は、外部から入力される参照電圧に従った電圧を前記垂直信号線に出力し、
    前記補正用電圧は、前記垂直信号線に出力された前記電圧であることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 前記画素は、
    増幅用トランジスタと、
    前記増幅用トランジスタの入力に接続されたスイッチ用トランジスタとを備え、
    前記参照電圧が、前記スイッチ用トランジスタを介して前記増幅用トランジスタに入力されることを特徴とする請求項10に記載の固体撮像装置。
  12. 前記参照電圧の値は、2M個の閾値電圧のうち1つに対して、前記増幅用トランジスタのオフセット電圧を加えた値に略等しいことを特徴とする請求項11に記載の固体撮像装置。
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