JP2012014777A - 制御装置、制御方法および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスク上への記録時の記録特性を向上させる。
【解決手段】記録再生装置100は、ディスク150の記録面にレーザ光を照射してデータを記録し、記録したデータを読み出す光学ピックアップ102と、RF信号から制御パラメータを算出するRW回路110と、制御パラメータとディスク150に対して予め設定された値との差分を算出して、差分が不感帯の範囲内であるか否かを判別し、差分が不感帯の範囲内でないときは、記録面に次に照射するレーザ光の出力値を不感帯と組となるゲインを用いて算出するシステムコントローラ120と、算出したレーザ光の出力値に基づいて、レーザ光の出力を制御するレーザドライバ126とを備え、システムコントローラ120は、不感帯とゲインの組み合わせを複数保持し、複数の不感帯とゲインの組み合わせから上記判別および出力値算出で用いる不感帯とゲインの組み合わせを選択する。
【選択図】図1
【解決手段】記録再生装置100は、ディスク150の記録面にレーザ光を照射してデータを記録し、記録したデータを読み出す光学ピックアップ102と、RF信号から制御パラメータを算出するRW回路110と、制御パラメータとディスク150に対して予め設定された値との差分を算出して、差分が不感帯の範囲内であるか否かを判別し、差分が不感帯の範囲内でないときは、記録面に次に照射するレーザ光の出力値を不感帯と組となるゲインを用いて算出するシステムコントローラ120と、算出したレーザ光の出力値に基づいて、レーザ光の出力を制御するレーザドライバ126とを備え、システムコントローラ120は、不感帯とゲインの組み合わせを複数保持し、複数の不感帯とゲインの組み合わせから上記判別および出力値算出で用いる不感帯とゲインの組み合わせを選択する。
【選択図】図1
Description
本発明は、制御装置、制御方法および制御プログラムに関する。
光ディスクを記録媒体とする記録再生装置が広く普及しており、光ディスクとしても、再生専用ディスク、ライトワンスディスク、リライタブルディスクなどが利用されている。
再生専用ディスクは、例えばエンボスピットによって情報記録が行われる、いわゆるROMタイプディスクである。ライトワンスディスクは、記録層に色素変化膜を用い、レーザ光によって色素変化ピット(マーク)を形成することで情報の記録を行うディスクであって、1回だけの書込が可能とされる。リライタブルディスクは、記録層に相変化膜を用い、レーザ光によって相変化ピット(マーク)を形成することで情報の記録を行うディスクであって、書換が可能とされる。これら各種ディスクは、それぞれの特徴に応じて各種用途に使い分けられている。
ところで、ライトワンスディスクやリライタブルディスクに対する記録装置では、記録動作中にレーザ出力制御を行うことが有効とされている。この技術は、いわゆるOPC(Oputimum Power Cariblation)として知られている。
特に、ディスクの製造ムラ(記録膜のムラ)や、スキュー(光軸とディスクの傾き)状況などに対してOPCが有効である。例えば記録中に記録膜の製造ムラやスキュー状況によって、レーザスポットの形状やスポット内のエネルギー分布の状況が変動し、ピット形成能力が変動するため、それらに応じて記録中にレーザ出力を調整し、ピット形成能力を保つようにすることが好適となる。例えば、特許文献1,2,3にはOPCの技術が開示されている。
ところで、記録時に行う上記OPCにおいては、RF信号からレーザ出力制御の制御パラメータとしてのβ値を算出して、算出したβ値と各ディスクに対して予め設定されたターゲットβ値との差分Δβを算出し、算出した差分Δβが所定の不感帯の範囲内でないときに、所定のゲインを用いてレーザ出力値を算出して、レーザ出力の調整を行っていた。
しかしながら、ディスクは各メーカ、スタンパ、素材、ロットなどの様々な要因でディスク上の感度にムラがあり、感度ムラが大きなディスクや、小さなディスクが存在する。このため、ディスクによっては、制御パラメータとしてのβ値がターゲットβ値に収束せずに、記録特性が悪くなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ディスク上への記録時の記録特性を向上させることが可能な、新規かつ改良された制御装置、制御方法および制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ディスクの記録面にレーザ光を照射して、前記ディスクにデータを記録する記録部と、前記記録部が前記ディスク上に記録したデータを読み出す読み出し部と、前記読み出し部が前記データを読み出すことにより生成された信号から制御パラメータを算出する制御パラメータ算出部と、前記制御パラメータ算出部が算出した前記制御パラメータと、前記ディスクに対して予め設定された値との差分を算出する差分算出部と、前記差分算出部が算出した前記差分が不感帯の範囲内であるか否かを判別する判別部と、前記判別部による判別の結果、前記差分が前記不感帯の範囲内でないときは、前記記録部が前記ディスクの記録面に次に照射するレーザ光の出力値を前記不感帯と組となるゲインを用いて算出する出力値算出部と、前記出力値算出部が算出した前記レーザ光の出力値に基づいて、前記記録部が前記ディスクの記録面に次に照射する前記レーザ光の出力を制御する出力制御部と、不感帯とゲインの組み合わせを複数保持する保持部と、前記保持部が保持する複数の不感帯とゲインの組み合わせから前記判別部および前記出力値算出部が用いる不感帯とゲインの組み合わせを選択する選択部と、を備える、制御装置が提供される。
前記選択部は、前記判別部による判別の結果、前記差分が前記不感帯の範囲内であるときは、当該不感帯の範囲よりも狭い範囲の不感帯とゲインの組み合わせを前記判別部および前記出力値算出部が次に用いる不感帯とゲインの組み合わせとして選択してもよい。
前記選択部により選択された前記判別部および前記出力値算出部が次に用いるゲインの値は、前記判別部および前記出力値算出部が直前に用いたゲインの値よりも小さいのがよい。
前記選択部は、前記判別部による判別の結果、前記差分が前記不感帯の範囲内でないときは、当該不感帯の範囲よりも広い範囲の不感帯とゲインの組み合わせを前記判別部および前記出力値算出部が次に用いる不感帯とゲインの組み合わせとして選択してもよい。
前記選択部により選択された前記判別部および前記出力値算出部が次に用いるゲインの値は、前記判別部および前記出力値算出部が直前に用いたゲインの値よりも大きいのがよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ディスクの記録面にレーザ光を照射して、前記ディスクにデータを記録する記録ステップと、前記記録ステップで前記ディスク上に記録したデータを読み出す読み出しステップと、前記読み出しステップで前記データを読み出すことにより生成された信号から制御パラメータを算出する制御パラメータ算出ステップと、前記制御パラメータ算出ステップで算出した前記制御パラメータと、前記ディスクに対して予め設定された値との差分を算出する差分算出ステップと、前記差分算出ステップで算出した前記差分が不感帯の範囲内であるか否かを判別する判別ステップと、前記判別ステップでの判別の結果、前記差分が前記不感帯の範囲内でないときは、前記ディスクの記録面に次に照射するレーザ光の出力値を前記不感帯と組となるゲインを用いて算出する出力値算出ステップと、前記出力値算出ステップで算出した前記レーザ光の出力値に基づいて、前記ディスクの記録面に次に照射する前記レーザ光の出力を制御する出力制御ステップと、不感帯とゲインの組み合わせを複数保持する保持ステップと、前記保持ステップで保持する複数の不感帯とゲインの組み合わせから前記判別ステップおよび前記出力値算出ステップで用いる不感帯とゲインの組み合わせを選択する選択ステップと、を有する、制御方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、ディスクの記録面にレーザ光を照射して、前記ディスクにデータを記録する記録部と、前記記録部が前記ディスク上に記録したデータを読み出す読み出し部と、前記読み出し部が前記データを読み出すことにより生成された信号から制御パラメータを算出する制御パラメータ算出部と、前記制御パラメータ算出部が算出した前記制御パラメータと、前記ディスクに対して予め設定された値との差分を算出する差分算出部と、前記差分算出部が算出した前記差分が不感帯の範囲内であるか否かを判別する判別部と、前記判別部による判別の結果、前記差分が前記不感帯の範囲内でないときは、前記記録部が前記ディスクの記録面に次に照射するレーザ光の出力値を前記不感帯と組となるゲインを用いて算出する出力値算出部と、前記出力値算出部が算出した前記レーザ光の出力値に基づいて、前記記録部が前記ディスクの記録面に次に照射する前記レーザ光の出力を制御する出力制御部と、不感帯とゲインの組み合わせを複数保持する保持部と、前記保持部が保持する複数の不感帯とゲインの組み合わせから前記判別部および前記出力値算出部が用いる不感帯とゲインの組み合わせを選択する選択部と、として機能させるための、制御プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、ディスク上への記録時の記録特性を向上させることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.記録再生装置の構成
2.記録時のレーザ出力制御
3.記録時のレーザ出力制御の詳細
4.適用例
1.記録再生装置の構成
2.記録時のレーザ出力制御
3.記録時のレーザ出力制御の詳細
4.適用例
[1.記録再生装置の構成]
まず、本発明の実施の形態に係る制御装置としての記録再生装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る制御装置としての記録再生装置の構成を概略的に示すブロック図である。この図に示される実施の形態としての記録再生装置100は、光ディスク記録媒体として、BD(Blu−ray Disc:登録商標)についての記録再生が可能に構成される。なお、光ディスク記録媒体とは、例えばCD(Compact Disc),MD(Mini−Disc),DVD(Digital Versatile Disc)などのように、金属薄板(反射膜)をプラスチックで保護した円盤にレーザ光を照射し、その反射光の変化で信号の読み取りが行われる記録メディアを指すものである。
まず、本発明の実施の形態に係る制御装置としての記録再生装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る制御装置としての記録再生装置の構成を概略的に示すブロック図である。この図に示される実施の形態としての記録再生装置100は、光ディスク記録媒体として、BD(Blu−ray Disc:登録商標)についての記録再生が可能に構成される。なお、光ディスク記録媒体とは、例えばCD(Compact Disc),MD(Mini−Disc),DVD(Digital Versatile Disc)などのように、金属薄板(反射膜)をプラスチックで保護した円盤にレーザ光を照射し、その反射光の変化で信号の読み取りが行われる記録メディアを指すものである。
図1において、図中の光ディスク記録媒体(以下、単に「ディスク」と称する。)150は、記録可能タイプのディスク(ライタブルディスク)となる。この場合、ディスク150上にはウォブリング(蛇行)されたグルーブが内周から外周にかけてスパイラル状に形成され、このグルーブがトラック(記録トラック)とされる。グルーブのウォブリングによってはいわゆるADIP情報としてアドレス情報などが埋め込まれている。
ディスク150は、図示しないターンテーブルに積載され、記録/再生動作時においてスピンドルモータ(SPM)104によって線速度一定(CLV)で回転駆動される。
そして、光学ピックアップ(光学ヘッド)102によってディスク150上のグルーブトラックのウォブリングとして埋め込まれたADIP情報の読み出しが行われる。
また、記録時には光学ピックアップ102によってトラックにユーザデータがマークとして記録され、再生時には光学ピックアップ102によってマークにより記録されたデータの読み出しが行われる。光学ピックアップ102は、本発明の記録部、読み出し部の一例である。
光学ピックアップ102内には、レーザ光源となるレーザダイオードや、反射光を検出するためのフォトディテクタ、レーザ光の出力端となる対物レンズ、レーザ光を対物レンズを介してディスク150の記録面に照射し、またその反射光をフォトディテクタに導く光学系が形成される。
光学ピックアップ102全体は、図中のスレッド機構106によりディスク半径方向に移動可能とされている。
また、光学ピックアップ102において、上述したフォトディテクタによって検出された反射光情報は、受光光量に応じた電気信号とされてマトリクス回路108に供給される。
マトリクス回路108には、上述したフォトディテクタとしての複数の受光素子からの出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算/増幅回路などを備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成する。
例えば、再生データに相当する高周波信号(再生データ信号またはRF信号)、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号などを生成する。
さらに、グルーブのウォブリングに係る信号、すなわちウォブリング(ウォブル振幅)を検出する信号としてプッシュプル信号を生成する。
マトリクス回路108から出力される再生データ信号はリーダ/ライタ(RW)回路110へ供給される。また、再生データ信号は分岐して、A/D変換器128を介してシステムコントローラ120に対しても供給される。
また、マトリクス回路108から出力されるフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号はサーボ回路122へ、プッシュプル信号はウォブル回路116へそれぞれ供給される。
リーダ/ライタ回路110は、再生データ信号(RF信号)についての2値化処理、PLLによる再生クロック生成処理などを行い、ディスク150に記録された信号についての2値データ列を得る。2値データ列は、変復調回路112に対して供給される。
図2は、図1におけるリーダ/ライタ回路110に供給される再生データ信号(RF信号)の一例を説明するための説明図である。
図2に示すように、リーダ/ライタ回路110は、再生データ信号(RF信号)からA1,A2の値を抽出して、下記式1を用いてβ値を算出する。そして、算出したβ値をシステムコントローラ120に供給する。システムコントローラは、供給されたβ値をレーザ出力制御の制御パラメータとして使用して、記録時のレーザ出力制御を行う。記録時のレーザ出力制御についての詳細は後述する。なお、上記A1,A2の抽出方法についての説明は省略する。リーダ/ライタ回路110は、本発明の制御パラメータ算出部の一例である。
β=(A1−A2)/(A1+A2) ・・・(式1)
β=(A1−A2)/(A1+A2) ・・・(式1)
図1に戻り、変復調回路112は、再生時のデコーダとしての機能と、記録時のエンコーダとしての機能とが与えられたものとなる。再生時にはデコード処理として、再生クロックに基づいてランレングスリミテッドコードの復調処理を行う。
また、ECCエンコーダ/デコーダ114は、記録時にエラー訂正コードを付加するECCエンコード処理と、再生時にエラー訂正を行うECCデコード処理とを行う。再生時には、変復調回路112で復調されたデータを内部メモリ(図示しない)に取り込んで、エラー検出/訂正処理およびデインターリーブなどの処理を行い、再生データを得る。
ECCエンコーダ/デコーダ114で再生データにまでデコードされたデータは、システムコントローラ120の指示に基づいて読み出され、HOSTシステム200に転送される。
グルーブのウォブリングに係る信号としてマトリクス回路108から出力されるプッシュプル信号は、ウォブル回路116において処理される。ADIP情報としてのプッシュプル信号は、ウォブル回路116においてADIPアドレスを構成するデータストリームに復調されてアドレスデコーダ118に供給される。
アドレスデコーダ118は、供給されるデータについてのデコードを行ってアドレス値を得て、これをシステムコントローラ120に供給する。また、アドレスデコーダ118はウォブル回路116から供給されるウォブル信号を用いたPLL処理でクロックを生成し、例えば記録時のエンコードクロックとして各部に供給する。
記録時には、HOSTシステム200から記録データが転送されてくるが、その記録データはECCエンコーダ/デコーダ114におけるメモリ(図示しない)に送られてバッファリングされる。この場合、ECCエンコーダ/デコーダ114は、バファリングされた記録データのエンコード処理として、エラー訂正コード付加やインターリーブ、サブコードなどの付加を行う。
また、ECCエンコードされたデータは、変復調回路112において、例えばRLL(1−7)PP方式などの所定のランレングスリミテッド符号化処理(変調処理)が施され、リーダ/ライタ回路110に供給される。
記録時において、これらのエンコード処理のための基準クロックとなるエンコードクロックは上述したようにウォブル信号から生成したクロックを用いる。
エンコード処理により生成された記録データは、リーダ/ライタ回路110で記録補償処理として、記録層の特性、レーザ光のスポット形状、記録線速度などに対する最適記録パワーの微調整やレーザドライブパルス波形の調整などが行われた後、レーザドライブパルスとしてレーザドライバ126に送られる。
レーザドライバ126では、供給されたレーザドライブパルスをレーザドライブ信号として上述したレーザダイオードに与え、レーザ発光駆動を行う。これにより、ディスク150に記録データに応じたマークが形成されることになる。すなわち、データ記録が行われる。
なお、レーザドライバ126は、いわゆるAPC(Auto Power Control)回路を備え、光学ピックアップ102内に設けられたレーザパワーのモニタ用ディテクタ(図示しない)の出力によりレーザ出力パワーをモニタしながらレーザの出力が温度などによらず一定になるように制御する。レーザドライバ126は、本発明の出力制御部の一例である。
記録時、再生時のレーザ出力の目標値Pw(mW)(記録レーザパワー/再生レーザパワー)はシステムコントローラ120から与えられ、レーザドライバ126は、記録時、再生時のレーザ出力レベルがそれぞれの目標値になるように制御する。
システムコントローラ120は、各ディスクメーカ(MediaID)ごとに最適記録できるターゲットβ値をあらかじめ保持している。そして、システムコントローラ120は、上記供給されたβ値がターゲットβ値に近づくようにレーザ出力の目標値Pwを制御する。詳細については後述する。システムコントローラ120は、本発明の差分算出部、判別部、出力値算出部、保持部、選択部の一例である。
サーボ回路122は、マトリクス回路108からのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号から、フォーカス、トラッキング、スレッドの各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。
また、サーボ回路122は、システムコントローラ120からのトラックジャンプ指令に応じて、トラッキングサーボループをオフとし、ジャンプドライブ信号を出力することで、トラックジャンプ動作を実行させる。
また、サーボ回路122は、トラッキングエラー信号の低域成分として得られるスレッドエラー信号や、システムコントローラ120からのアクセス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を生成し、スレッド機構106を駆動する。スレッド機構106には、図示しないが、光学ピックアップ102を保持するメインシャフト、スレッドモータ、伝達ギアなどによる機構を有し、スレッドドライブ信号に応じてスレッドモータを駆動することで、光学ピックアップ102の所要のスライド移動が行なわれる。
また、サーボ回路122は、システムコントローラ120からの指示に応じて、フォーカスサーボループにフォーカスバイアスを与える。
スピンドルサーボ回路124は、スピンドルモータ104をCLV回転させる制御を行う。スピンドルサーボ回路124は、ウォブル信号に対するPLL処理で生成されるクロックを、現在のスピンドルモータ104の回転速度情報として得て、これを所定のCLV基準速度情報と比較することでスピンドルエラー信号を生成する。
また、データ再生時においては、リーダ/ライタ回路110内のPLLによって生成される再生クロック(デコード処理の基準となるクロック)が、現在のスピンドルモータ104の回転速度情報となるため、これを所定のCLV基準速度情報と比較することでスピンドルエラー信号を生成することもできる。そして、スピンドルサーボ回路124は、スピンドルエラー信号に応じて生成したスピンドルドライブ信号を出力し、スピンドルモータ104のCLV回転を実行させる。
また、スピンドルサーボ回路124は、システムコントローラ120からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモータ104の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させる。
以上のようなサーボ系および記録再生系を含む記録再生装置の全体的な制御は、マイクロコンピュータで構成されるシステムコントローラ120により行われる。
システムコントローラ120は、HOSTシステム200からのコマンドに応じて各種処理を実行する。例えばHOSTシステム200から書込命令(ライトコマンド)が出されると、システムコントローラ120は、指示されたアドレスをターゲットアドレスとしてシーク動作制御を行う。すなわち、サーボ回路122に指令を出し、コマンドにより指定されたアドレスをターゲットとする光学ピックアップ102のアクセス動作を実行させる。また、これと共に、ECCエンコーダ/デコーダ114、変復調回路112により、HOSTシステム200から転送されてきたデータ(例えば、MPEG2などの各種方式のビデオデータや、オーディオデータなど)について上述したようにエンコード処理を実行させる。そして、上記のようにリーダ/ライタ回路110からのレーザドライブパルスがレーザドライバ126に供給されることで、ディスク150に対する記録が実行される。
また、例えばHOSTシステム200からディスク150に記録されたあるデータの転送を求めるリードコマンドが供給された場合は、まず指示されたアドレスをターゲットとしてシーク動作制御を行う。その後、その指示されたデータ区間のデータをHOSTシステム200に転送するために必要な制御を行う。すなわち、ディスク150からのデータ読出を行い、リーダ/ライタ回路110、変復調回路112、ECCエンコーダ/デコーダ114におけるデコード/バッファリングなどを実行させ、要求されたデータを転送する。
なお、データ記録時には、システムコントローラ120は、ウォブル回路116およびアドレスデコーダ118によって検出されるADIPアドレスを用いてアクセスや記録動作の制御を行うようにされる。
なお、この図1の例ではHOSTシステム200に接続される記録再生装置としたが、本発明の記録再生装置としては例えばパーソナルコンピュータなどと接続されるものとしてもよい。あるいは、他の機器に接続されない形態もあり得る。その場合は、操作部や表示部が設けられたり、データ入出力のインターフェース部位の構成が、図1とは異なるものとなる。つまり、ユーザ操作に応じて記録や再生が行われるとともに、各種データの入出力のための端子部が形成されればよい。
[2.記録時のレーザ出力制御]
次に、図1における記録再生装置100が実行する記録時のレーザ出力制御について説明する。図3は、図1における記録再生装置100が実行する記録時のレーザ出力制御を説明するための説明図である。記録再生装置100は、上述したβ値を制御パラメータとして使用して、記録時のレーザ出力の目標値Pw(mW)を制御対象とする。
次に、図1における記録再生装置100が実行する記録時のレーザ出力制御について説明する。図3は、図1における記録再生装置100が実行する記録時のレーザ出力制御を説明するための説明図である。記録再生装置100は、上述したβ値を制御パラメータとして使用して、記録時のレーザ出力の目標値Pw(mW)を制御対象とする。
図3において、まず、記録再生装置100は、ディスク150にデータを記録する前に、OPC(Optimum Power Cariblation)を実行して、レーザ出力の初期Pwと、レーザ出力のPwに対するβの感度を示すβSenseを決定する。なお、βSenseは下記式2を用いて算出される。すなわち、βSenseは、Pwの変化量に対するβの変化量(感度)を示す。
βSense=Δβ/ΔPw ・・・(式2)
βSense=Δβ/ΔPw ・・・(式2)
そして、記録再生装置100は、初期PwをPw1として記録を開始して、write1を実行する。write1を終了後、記録再生装置100は、write1で記録した領域をread1で読み返して上述したRF信号を取得する。そして、記録再生装置100は、RF信号からβ値を算出し、ターゲットβ値に対する差分Δβを算出する。記録再生装置100は、β値とターゲットβ値との差分Δβが不感帯の範囲内であるか否かを判別し、差分Δβが不感帯の範囲内でないときは、記録再生装置100は、下記式3,4を用いてPw2を算出する。そして、記録再生装置100は、Pw2で記録を開始して、write2を実行する。図4は、図1における記録再生装置100が実行する記録時のレーザ出力制御を連続的に説明するための説明図である。
ここで、PwAreaRatioは初期Pw時を500とする。また、gainは0より大きく、1以下の値とする。
ところで、記録再生装置100の制御対象となるディスクは各メーカ、スタンパ、素材、ロットなどの様々な要因でディスク上の感度にムラがあり、感度ムラが大きなディスクや、小さなディスクが存在する。そこで、本実施の形態では、それぞれのディスクに対して適した不感帯とgainを選択することによって感度ムラやβ値取得時の外部要因によるばらつきなどに影響を受けないレーザ出力制御を実現する。
図5は、図1における記録再生装置100が保持するitemの一例を説明するための説明図である。なお、図5では、一例として4つのitemを記録再生装置100が保持する場合については説明を行うが、記録再生装置100が保持するitemの個数は4つに限られず、itemの個数が多くなるほどレーザ出力制御の精度を向上させることができる。
各itemの不感帯とgainの組み合わせは、ディスク上の領域に予め不感帯とgainの値を割り振り、試し記録を行って、β値を取得する。そして、下記式6に示すように、β値とターゲットβ値の差分Δβの2乗をN個足してNで割った値をDBSumとし、DBSumが最小となる不感帯とgainを選択する。
図7および図8は、不感帯とgainとDBSumの一例を説明するための説明図である。図7および図8に示す例では、不感帯として0.015を選択し、gainとして0.5を選択する。不感帯とgainの組み合わせは上記各ディスクによって様々な組み合わせが存在するため、図5に示すように、予めシステムコントローラ120に複数のitemを用意しておくのがよい。なお、itemは、設計段階で予め試し記録を行って用意してもよく、初期OPC時にディスク上のPowerCariblationAreaを用いて用意してもよい。
[3.記録時のレーザ出力制御の詳細]
次に、図1における記録再生装置100が実行する記録時のレーザ出力制御の詳細について説明する。図6は、図1における記録再生装置100が実行する記録時のレーザ出力制御のフローチャートである。本制御では、記録再生装置100は、β値とターゲットβ値との差分Δβが不感帯の範囲内であるか否かにより、レーザ出力制御を実行、すなわちPwの調整をするか否かを判別し、Pwの調整を行う場合は、gainを用いてレーザ出力値を算出する。すなわち、本制御では、記録再生装置100は、差分Δβが不感帯の範囲内に入っている場合はPwの調整を行わずに、差分Δβが不感帯の範囲内に入っていない場合はPwの調整を行う。なお、図6の制御では、記録時の動作のみを示しており、記録開始動作や記録終了動作については記載を省略している。
次に、図1における記録再生装置100が実行する記録時のレーザ出力制御の詳細について説明する。図6は、図1における記録再生装置100が実行する記録時のレーザ出力制御のフローチャートである。本制御では、記録再生装置100は、β値とターゲットβ値との差分Δβが不感帯の範囲内であるか否かにより、レーザ出力制御を実行、すなわちPwの調整をするか否かを判別し、Pwの調整を行う場合は、gainを用いてレーザ出力値を算出する。すなわち、本制御では、記録再生装置100は、差分Δβが不感帯の範囲内に入っている場合はPwの調整を行わずに、差分Δβが不感帯の範囲内に入っていない場合はPwの調整を行う。なお、図6の制御では、記録時の動作のみを示しており、記録開始動作や記録終了動作については記載を省略している。
図6において、まず、記録再生装置100は、図4に示すように、初期PwをPwiとして記録を開始して、writeiを実行する(ステップS102)。
次いで、記録再生装置100は、writeiで記録した領域をreadiで読み返してRF信号を取得する(ステップS104)。
次いで、記録再生装置100は、RF信号からβ値を算出し、ターゲットβ値に対する差分Δβを算出する。そして、記録再生装置100は、算出した差分Δβがitemkの不感帯の範囲内であるか否かを判別する(ステップS106)。なお、記録再生装置100は、N個のitemを保持しており、itemkはk番目のitemを示すものとする。
ステップS106の判別の結果、差分Δβがitemkの不感帯の範囲内であるときは(ステップS106でYES)、記録再生装置100は、itemkのkの値がNの値よりも小さいか否かを判別する(ステップS108)。
ステップS108の判別の結果、itemkのkの値がNの値よりも小さくない、すなわちkの値がNの値と等しいときは(ステップS108でNO)、続くステップS112の処理に進む。
ステップS108の判別の結果、itemkのkの値がNの値よりも小さいときは(ステップS108でYES)、記録再生装置100は、kの値を1だけ加算して(ステップS110)、続くステップS112の処理に進む。すなわち、図5に示すように、次に使用するitemとして、直前に使用したitemと比較して、不感帯の範囲が狭く、gainの値が小さいitemを選択する。
続くステップS112では、記録再生装置100は、直前のwriteにおけるPwiを次のwriteにおけるPwi+1として設定する(ステップS112)。すなわち、レーザ出力の調整を行わずに、次のwriteに進む。
次いで、記録再生装置100は、iの値を1だけ加算して(ステップS114)、ステップS102の処理に戻る。
一方、ステップS106の判別の結果、差分Δβがitemkの不感帯の範囲内でないときは(ステップS106でNO)、記録再生装置100は、itemkを用いて、すなわちitemkのgainを用いて次のwriteにおけるPw+1を算出する(ステップS116)。すなわち、記録再生装置100は、上述した式3,4を用いて次のwriteにおけるレーザ出力Pw+1を算出する。
次いで、記録再生装置100は、itemkのkの値が0よりも大きいか否かを判別する(ステップS118)。
ステップS118の判別の結果、itemkのkの値が0よりも大きくない、すなわちkの値が0であるときは(ステップS118でNO)、ステップS114の処理に進む。
ステップS118の判別の結果、itemkのkの値が0よりも大きいときは(ステップS118でYES)、記録再生装置100は、kの値を1だけ減算して(ステップS120)、ステップS114の処理に進む。すなわち、図5に示すように、次に使用するitemとして、直前に使用したitemと比較して、不感帯の範囲が広く、gainの値が大きいitemを選択する。
図6の制御によれば、記録再生装置100が複数の不感帯とgainの組み合わせを保持していて、差分Δβがあるitemの不感帯の範囲内であるときは、次に使用するitemとして、直前に使用したitemと比較して、不感帯の範囲が狭く、gainの値が小さいitemを使用する。これにより、制御パラメータとしてのβ値をターゲットβ値に確実に収束させることができ、もって、ディスク上への記録時の記録特性を向上させることができる。
また、図6の制御によれば、差分Δβがあるitemの不感帯の範囲内でないときは、gainを用いてレーザ出力値を算出して、レーザ出力の調整を行うとともに、次に使用するitemとして、直前に使用したitemと比較して、不感帯の範囲が広く、gainの値が大きいitemを使用する。これにより、制御パラメータとしてのβ値をターゲットβ値に効率的に収束させることができる。
[4.適用例]
上述した本実施の形態における制御は、モータによる位置決め機構などのターゲットのズレ量を検知して、次のターゲットへ到達する時にズレを補正する場合にも適用することができる。
上述した本実施の形態における制御は、モータによる位置決め機構などのターゲットのズレ量を検知して、次のターゲットへ到達する時にズレを補正する場合にも適用することができる。
この場合、ターゲットの位置をTargetL(m)とし、移動後の位置をL(m)とし、ターゲットのズレ量をΔL(m)とし、モータへの電力量をP(W)とし、電力量PによるLの感度をLSense(m/W)として、上記式6をDLSumとして置きかえることにより、不感帯とgainを選択することができる。そして、複数のItemを保持することによって、様々な条件に適したItemを選択することができ、ズレを補正する場合における精度を向上させることができる。
また、本発明の目的は、上述した本実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した本実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードおよび該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した本実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した本実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 記録再生装置
102 光学ピックアップ
104 スピンドルモータ
106 スレッド機構
108 マトリクス回路
110 リーダ/ライタ(RW)回路
112 変復調回路
114 ECCエンコーダ/デコーダ
116 ウォブル回路
118 アドレスデコーダ
120 システムコントローラ
122 サーボ回路
124 スピンドルサーボ回路
126 レーザドライバ
128 A/D変換器
150 ディスク
200 HOSTシステム
102 光学ピックアップ
104 スピンドルモータ
106 スレッド機構
108 マトリクス回路
110 リーダ/ライタ(RW)回路
112 変復調回路
114 ECCエンコーダ/デコーダ
116 ウォブル回路
118 アドレスデコーダ
120 システムコントローラ
122 サーボ回路
124 スピンドルサーボ回路
126 レーザドライバ
128 A/D変換器
150 ディスク
200 HOSTシステム
Claims (7)
- ディスクの記録面にレーザ光を照射して、前記ディスクにデータを記録する記録部と、
前記記録部が前記ディスク上に記録したデータを読み出す読み出し部と、
前記読み出し部が前記データを読み出すことにより生成された信号から制御パラメータを算出する制御パラメータ算出部と、
前記制御パラメータ算出部が算出した前記制御パラメータと、前記ディスクに対して予め設定された値との差分を算出する差分算出部と、
前記差分算出部が算出した前記差分が不感帯の範囲内であるか否かを判別する判別部と、
前記判別部による判別の結果、前記差分が前記不感帯の範囲内でないときは、前記記録部が前記ディスクの記録面に次に照射するレーザ光の出力値を前記不感帯と組となるゲインを用いて算出する出力値算出部と、
前記出力値算出部が算出した前記レーザ光の出力値に基づいて、前記記録部が前記ディスクの記録面に次に照射する前記レーザ光の出力を制御する出力制御部と、
不感帯とゲインの組み合わせを複数保持する保持部と、
前記保持部が保持する複数の不感帯とゲインの組み合わせから前記判別部および前記出力値算出部が用いる不感帯とゲインの組み合わせを選択する選択部と、
を備える、制御装置。 - 前記選択部は、前記判別部による判別の結果、前記差分が前記不感帯の範囲内であるときは、当該不感帯の範囲よりも狭い範囲の不感帯とゲインの組み合わせを前記判別部および前記出力値算出部が次に用いる不感帯とゲインの組み合わせとして選択する、請求項1に記載の制御装置。
- 前記選択部により選択された前記判別部および前記出力値算出部が次に用いるゲインの値は、前記判別部および前記出力値算出部が直前に用いたゲインの値よりも小さい、請求項2に記載の制御装置。
- 前記選択部は、前記判別部による判別の結果、前記差分が前記不感帯の範囲内でないときは、当該不感帯の範囲よりも広い範囲の不感帯とゲインの組み合わせを前記判別部および前記出力値算出部が次に用いる不感帯とゲインの組み合わせとして選択する、請求項1に記載の制御装置。
- 前記選択部により選択された前記判別部および前記出力値算出部が次に用いるゲインの値は、前記判別部および前記出力値算出部が直前に用いたゲインの値よりも大きい、請求項4に記載の制御装置。
- ディスクの記録面にレーザ光を照射して、前記ディスクにデータを記録する記録ステップと、
前記記録ステップで前記ディスク上に記録したデータを読み出す読み出しステップと、
前記読み出しステップで前記データを読み出すことにより生成された信号から制御パラメータを算出する制御パラメータ算出ステップと、
前記制御パラメータ算出ステップで算出した前記制御パラメータと、前記ディスクに対して予め設定された値との差分を算出する差分算出ステップと、
前記差分算出ステップで算出した前記差分が不感帯の範囲内であるか否かを判別する判別ステップと、
前記判別ステップでの判別の結果、前記差分が前記不感帯の範囲内でないときは、前記ディスクの記録面に次に照射するレーザ光の出力値を前記不感帯と組となるゲインを用いて算出する出力値算出ステップと、
前記出力値算出ステップで算出した前記レーザ光の出力値に基づいて、前記ディスクの記録面に次に照射する前記レーザ光の出力を制御する出力制御ステップと、
不感帯とゲインの組み合わせを複数保持する保持ステップと、
前記保持ステップで保持する複数の不感帯とゲインの組み合わせから前記判別ステップおよび前記出力値算出ステップで用いる不感帯とゲインの組み合わせを選択する選択ステップと、
を有する、制御方法。 - コンピュータを、
ディスクの記録面にレーザ光を照射して、前記ディスクにデータを記録する記録部と、
前記記録部が前記ディスク上に記録したデータを読み出す読み出し部と、
前記読み出し部が前記データを読み出すことにより生成された信号から制御パラメータを算出する制御パラメータ算出部と、
前記制御パラメータ算出部が算出した前記制御パラメータと、前記ディスクに対して予め設定された値との差分を算出する差分算出部と、
前記差分算出部が算出した前記差分が不感帯の範囲内であるか否かを判別する判別部と、
前記判別部による判別の結果、前記差分が前記不感帯の範囲内でないときは、前記記録部が前記ディスクの記録面に次に照射するレーザ光の出力値を前記不感帯と組となるゲインを用いて算出する出力値算出部と、
前記出力値算出部が算出した前記レーザ光の出力値に基づいて、前記記録部が前記ディスクの記録面に次に照射する前記レーザ光の出力を制御する出力制御部と、
不感帯とゲインの組み合わせを複数保持する保持部と、
前記保持部が保持する複数の不感帯とゲインの組み合わせから前記判別部および前記出力値算出部が用いる不感帯とゲインの組み合わせを選択する選択部と、
として機能させるための、制御プログラム。
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