JP2012014045A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のプロジェクターよりも高輝度で、かつ、光利用効率が低下するという問題が軽減されたプロジェクターを提供する。
【解決手段】複数の固体光源24を有する固体光源アレイ20と、複数のコリメーターレンズ32を有するコリメーターレンズアレイ30と、光を所定の集光位置に集光する集光光学系40と、集光光学系40からの光が入射する入射領域において発散光を生成する発散光生成部50とを備える光源装置10を備える照明装置100と、光変調領域において照明装置100からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置400R,400G,400Bと、光を投写する投写光学系600とを備えるプロジェクターであって、発散光生成部50における入射領域の面積は、光変調装置400R,400G,400Bにおける光変調領域の面積の102分の1以下であることを特徴とするプロジェクター1000。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、固体光源を有する照明装置と、照明装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置からの光を投写する投写光学系とを備えるプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
従来のプロジェクターによれば、照明装置として、消費電力の小さい固体光源を有する照明装置を備えるため、消費電力の小さいプロジェクターを提供することが可能となる。
特開2009−199046号公報
ところで、プロジェクターの技術分野においては常に、より一層高輝度のプロジェクターが求められている。そこで、従来のプロジェクターにおける照明装置を、複数の固体光源を有する照明装置に代えることにより、従来のプロジェクターよりも高輝度のプロジェクターとすることが考えられる。
しかしながら、照明装置を単に複数の固体光源を有する照明装置に代えたのでは、従来のプロジェクターよりも高輝度のプロジェクターとすることはできるが、照明装置における発光部の総面積が大きくなることに起因して光利用効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上記したような事情に鑑みてなされたもので、従来のプロジェクターよりも高輝度で、かつ、光利用効率が低下するという問題が軽減されたプロジェクターを提供することを目的とする。
[1]本発明のプロジェクターは、複数の固体光源を有する固体光源アレイと、前記複数の固体光源に対応して設けられ、前記複数の固体光源で生成された光をそれぞれ略平行化する複数のコリメーターレンズを有するコリメーターレンズアレイと、前記コリメーターレンズアレイからの光を所定の集光位置に集光する集光光学系と、前記集光位置の近傍に位置し、前記集光光学系からの光が入射する入射領域において発散光を生成する発散光生成部とを備える光源装置を備える照明装置と、光変調領域において前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置からの光を投写する投写光学系とを備えるプロジェクターであって、前記発散光生成部における前記入射領域の面積は、前記光変調装置における前記光変調領域の面積の102分の1以下であることを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクターによれば、照明装置として、複数の固体光源を有する照明装置を備えるため、従来のプロジェクターよりも高輝度なプロジェクターを提供することが可能となる。
また、本発明のプロジェクターによれば、複数の固体光源からの光を集光光学系により発散光生成部における入射領域に集光させるとともに、発散光生成部における入射領域の面積を光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下としているため、光利用効率が低下するという問題を軽減することが可能となる。
この場合において、後述する試験例からも分かるように、光変調装置として、発光部の総面積が大きくなると光利用効率が低下する傾向にある液晶光変調装置を用いた場合であっても、発散光生成部における入射領域の面積を光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下とすることにより、光利用効率が低下するという問題を軽減することが可能となる。すなわち、後述する表1及び表2からも分かるように、発散光生成部における入射領域の面積を光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下とすることにより、入射領域の面積が無限小である場合を基準として99%以上の光利用効率を確保することができる。
その結果、本発明のプロジェクターは、従来のプロジェクターよりも高輝度で、かつ、光利用効率が低下するという問題が軽減されたプロジェクターとなる。
「発散光」とは、指向性が低い光のことをいう。本発明のプロジェクターにおいては、ランバーシャン分布を有する発散光を好適に用いることができる。
[2]本発明のプロジェクターによれば、前記発散光生成部における入射領域の面積は、前記光変調装置における前記光変調領域の面積の400分の1以上であることが好ましい。
本発明のプロジェクターにおいては、上記したように、発散光生成部における入射領域の面積が光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下であるため、光利用効率が低下するという問題を軽減することが可能となるという効果が得られるが、それに加えて、上記[2]のように構成することにより、発散光生成部における入射領域の面積を光変調装置における光変調領域の面積の400分の1以上とすれば、「入射領域に過大な熱的負荷を与えることを抑制し、発散光生成部の劣化や焼損を抑制して、発散光生成部の寿命を長くすることが可能となる」という効果も得られるようになる。
なお、発散光生成部においては、発散光生成部における入射領域の面積をどれほど小さくしても、入射した光が発散光生成部内で拡散して拡がるため、発散光生成部における入射領域の面積は、光変調装置における光変調領域の面積の400分の1未満としなくても十分である。
[3]本発明のプロジェクターにおいては、前記固体光源は、半導体レーザーからなることが好ましい。
半導体レーザーは小型で高出力であるため、上記のような構成とすることにより、小型で高出力な光源装置となる。
また、半導体レーザーが集光性の良いレーザー光を射出するため、発散光生成部における入射領域の面積を容易に、光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下とすることができる。
[4]本発明のプロジェクターにおいては、前記コリメーターレンズは、入射面が双曲面で、かつ、射出面が平面の非球面平凸レンズからなることが好ましい。
本発明のプロジェクターによれば、固体光源が通常極めて小さい発光面積を有するものであるため、双曲面からなる入射面を用いて固体光源からの光を略平行化することが可能となる。また、コリメーターレンズの射出面が平面であることから、入射面と射出面とがともにレンズ面である場合のように入射面の中心軸と射出面の中心軸とを正確に一致させる必要がなくなるため、入射面の中心軸と射出面の中心軸とが正確に一致しないことに起因してコリメーターレンズから射出される光の平行度が低下してしまうということがない。このため、発散光生成部における入射領域の面積を容易に、光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。
また、汚れの付着しやすい射出面が平面であるため、汚れの除去を容易なものとすることが可能となる。
[5]本発明のプロジェクターにおいては、前記コリメーターレンズの入射面を構成する双曲面の円錐定数をKsとするとき、円錐定数Ksは、−4<Ks<−2の条件を満たすことが好ましい。
このような構成とすることにより、上記[4]に記載したプロジェクターにおいて、複数の固体光源で生成された光をそれぞれ略平行化する際における光の平行度を向上させることが可能となるため、発散光生成部における入射領域の面積を一層容易に、光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。
なお、当該コリメーターレンズを構成する材質における、固体光源で生成された光に対する屈折率をnとするとき、Ks≒−n の条件を満たすことが好ましく、Ks=−n の条件を満たすことがさらに好ましい。このような構成とすることにより、固体光源からの光をコリメーターレンズの入射面において平行化することが可能となる。
[6]本発明のプロジェクターにおいては、前記コリメーターレンズは、入射面が平面で、かつ、射出面が楕円面の非球面平凸レンズからなることが好ましい。
本発明のプロジェクターによれば、固体光源が通常極めて小さい発光面積を有するものであるため、楕円面からなる射出面を用いて固体光源からの光を平行化することが可能となる。また、コリメーターレンズの入射面が平面であることから、入射面と射出面とがともにレンズ面である場合のように入射面の中心軸と射出面の中心軸とを正確に一致させる必要がなくなるため、入射面の中心軸と射出面の中心軸とが正確に一致しないことに起因してコリメーターレンズから射出される光の平行度が低下してしまうということがない。このため、発散光生成部における入射領域の面積を容易に、光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。
[7]本発明のプロジェクターにおいては、前記コリメーターレンズの射出面を構成する楕円面の円錐定数をKdとするとき、円錐定数Kdは、−1<Kd<−0.55の条件を満たすことが好ましい。
このような構成とすることにより、上記[6]に記載したプロジェクターにおいて、複数の固体光源で生成された光をそれぞれ略平行化する際における光の平行度を向上させることが可能となるため、発散光生成部における入射領域の面積を一層容易に、光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。
[8]本発明のプロジェクターにおいては、前記集光光学系は、入射面が平面で、かつ、射出面が双曲面の非球面平凸レンズからなることが好ましい。
本発明のプロジェクターによれば、コリメーターレンズからの光が略平行光であるため、双曲面からなる射出面を用いてコリメーターレンズからの光を極めて小さい入射領域に集光することが可能となる。また、集光光学系の入射面が平面であることから、入射面と射出面とがともにレンズ面である場合のように入射面の中心軸と射出面の中心軸とを正確に一致させる必要がなくなるため、入射面の中心軸と射出面の中心軸とが正確に一致しないことに起因して集光光学系の集光能力を低下させてしまうということがない。このため、発散光生成部における入射領域の面積を容易に、光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。
[9]本発明のプロジェクターにおいては、前記集光光学系の射出面を構成する双曲面の円錐定数をKsとするとき、円錐定数Ksは、−4<Ks<−2の条件を満たすことが好ましい。
このような構成とすることにより、上記[8]に記載したプロジェクターにおいて、コリメーターレンズアレイからの光を所定の集光位置に集光する際における光の集光度を向上させることが可能となるため、発散光生成部における入射領域の面積をより一層容易に、光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。
なお、当該集光光学系を構成する材質における、固体光源で生成された光に対する屈折率をnとするとき、Ks≒−n の条件を満たすことが好ましく、Ks=−n の条件を満たすことがさらに好ましい。このような構成とすることにより、コリメーターレンズからの略平行光を所定の集光位置に精度良く集光することが可能となる。
[10]本発明のプロジェクターにおいては、前記集光光学系は、入射面が楕円面で、かつ、射出面が平面の非球面平凸レンズからなることが好ましい。
本発明のプロジェクターによれば、コリメーターレンズからの光が略平行光であるため、楕円面からなる入射面を用いてコリメーターレンズからの光を極めて小さい入射領域に集光することが可能となる。また、集光光学系の射出面が平面であることから、入射面と射出面とがともにレンズ面である場合のように入射面の中心軸と射出面の中心軸とを正確に一致させる必要がなくなるため、入射面の中心軸と射出面の中心軸とが正確に一致しないことに起因して集光光学系の集光能力を低下させてしまうということがない。このため、発散光生成部における入射領域の面積を容易に、光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。
[11]本発明のプロジェクターにおいては、前記集光光学系の入射面を構成する楕円面の円錐定数をKdとするとき、円錐定数Kdは、−1<Kd<−0.55の条件を満たすことが好ましい。
このような構成とすることにより、上記[10]に記載したプロジェクターにおいて、コリメーターレンズアレイからの光を所定の集光位置に集光する際における光の集光度を向上させることが可能となるため、発散光生成部における入射領域の面積をより一層容易に、光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。
[12]本発明のプロジェクターにおいては、前記発散光生成部は、前記集光光学系からの光の一部又は全部から蛍光を生成する蛍光層を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、特定波長の光を生成する固体光源を用いて所望の色光を得ることが可能となり、このような照明装置を用いて、従来のプロジェクターよりも高輝度で、かつ、光利用効率が低下するという問題が軽減されたプロジェクターを構成することが可能となる。
なお、蛍光層で生成される蛍光は全体としてランバーシャン分布を有するため、蛍光は本発明で言うところの発散光となる。また、集光光学系からの光のうち蛍光の生成に関わらない光は、蛍光層において散乱又は反射されるため、本発明で言うところの発散光となる。
[13]本発明のプロジェクターにおいては、前記発散光生成部は、前記集光光学系からの光を散乱して散乱光を生成する散乱層を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、複数の固体光源からの光を入射領域に集光して当該単一の入射領域において発散光を生成することが可能となり、このような照明装置を用いて、従来のプロジェクターよりも高輝度で、かつ、光利用効率が低下するという問題が軽減されたプロジェクターを構成することが可能となる。
[14]本発明のプロジェクターにおいては、前記発散光生成部は、所定の回転軸の周りを回転可能であり、前記発散光生成部における前記入射領域の位置が前記発散光生成部の回転に応じて、かつ、前記発散光生成部の回転方向に沿って移動するように構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、集光光学系からの光が特定の入射領域に集光されてしまうということがなくなる。その結果、特定の入射領域に過大な熱的負荷がかからなくなるため、発散光生成部の劣化や焼損を抑制して、発散光生成部の寿命を一層長くすることが可能となる。
なお、上記[3]に記載のように、半導体レーザーからなる固体光源を用いる場合には、レーザー光が干渉することにより生じるスペックルノイズを低減することが可能となる。
実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を示す平面図。 実施形態1における固体光源アレイ20及び発散光生成部50を説明するために示す図。 実施形態1における固体光源24の発光強度特性及び蛍光体の発光強度特性を示すグラフ。 実施形態2に係るプロジェクター1002の光学系を示す平面図。 実施形態2における発散光生成部70をコリメーター光学系60側から見た図。 実施形態3に係るプロジェクター1004の光学系を示す平面図。 実施形態3における固体光源24Rの発光強度特性、固体光源24Gの発光強度特性及び固体光源24Bの発光強度特性を示すグラフ。 変形例に係るプロジェクター1006の光学系を示す平面図。
以下、本発明のプロジェクターについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプロジェクター1000の光学系を示す平面図である。
図2は、実施形態1における固体光源アレイ20及び発散光生成部50を説明するために示す図である。図2(a)は固体光源アレイ20をコリメーターレンズアレイ30側から見た図であり、図2(b)は発散光生成部50をコリメーター光学系60側から見た図である。
図3は、実施形態1における固体光源24の発光強度特性及び蛍光体の発光強度特性を示すグラフである。図3(a)は固体光源24の発光強度特性を示すグラフであり、図3(b)は蛍光層52が含有する蛍光体の発光強度特性を示すグラフである。発光強度特性とは、光源であれば電圧を印加したときに、蛍光体であれば蛍光を生成可能な光(励起光)が入射したときに、どのような波長の光をどの位の強度で射出するのかという特性のことをいう。グラフの縦軸は相対発光強度を表し、発光強度が最も強い波長における発光強度を1としている。グラフの横軸は波長を表す。
なお、各図面中において、符号Rは赤色光を示し、符号Gは緑色光を示し、符号Bは青色光を示す。
本明細書及び図面においては、光学系に直接関わらない構成要素(筐体や構成要素を固定するための固定具等)については記載及び図示を省略する。
実施形態1に係るプロジェクター1000は、図1に示すように、照明装置100と、色分離導光光学系200と、光変調装置としての3つの液晶光変調装置400R,400G,400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投写光学系600とを備える。
照明装置100は、光源装置10と、第1レンズアレイ120と、第2レンズアレイ130と、偏光変換素子140と、重畳レンズ150とを備える。照明装置100は、赤色光、緑色光及び青色光を含む白色光を射出する。
光源装置10は、固体光源アレイ20と、コリメーターレンズアレイ30と、集光光学系40と、発散光生成部50と、コリメーター光学系60とを備える。光源装置10は、全体として白色光を射出する。
固体光源アレイ20は、図1及び図2(a)に示すように、基板22及び青色光を生成する25個の固体光源24を有する。固体光源アレイ20においては、25個の固体光源24は5行5列のマトリクス状に配置されている。図2(a)においては、最も左上の固体光源24のみに符号を付している。
なお、本発明のプロジェクターにおいては、固体光源の数は25個に限定されず、複数、つまり2個以上であればよい。
基板22は、固体光源24を搭載する機能を有する。詳細な説明は省略するが、基板22は、固体光源24に対する電力の供給を仲介する機能や、固体光源24で発生する熱を放熱する機能等を併せて有する。
固体光源24は、励起光として青色光(発光強度のピーク:約460nm、図3(a)参照。)を生成する半導体レーザーからなる。当該半導体レーザーは、図2(a)に示すように、長方形形状の発光領域を有し、発光領域の短辺方向に沿った拡がり角が前記発光領域の長辺方向に沿った拡がり角より大きくなるように構成されている。半導体レーザーにおける発光領域の大きさは、例えば、長辺が8μm、短辺が2μmである。
コリメーターレンズアレイ30は、図1に示すように、25個の固体光源24に対応して設けられ、25個の固体光源24で生成された光をそれぞれ略平行化する複数のコリメーターレンズ32(端部の1つにのみ符号を図示)を有する。図示による説明は省略するが、複数のコリメーターレンズ32は、5行5列のマトリクス状に配置されている。
コリメーターレンズ32は、図示による詳しい説明は省略するが、入射面が双曲面で、かつ、射出面が平面の非球面平凸レンズからなる。コリメーターレンズ32は、コリメーターレンズ32の入射面を構成する双曲面の円錐定数をKsとするとき、Ks=−2.3となるように構成されており、−4<Ks<−2の条件を満たす。また、当該コリメーターレンズ32は、固体光源24で生成された光(波長約460nmの青色光)に対する屈折率をnとするとき、n=1.52である光学ガラスからなり、n =2.3104であることから、Ks≒−n の条件を満たす。
集光光学系40は、コリメーターレンズアレイ30からの光を所定の集光位置に集光する。集光光学系40は、図示による詳しい説明は省略するが、入射面が平面で、かつ、射出面が双曲面の非球面平凸レンズからなる。集光光学系40は、集光光学系40の射出面を構成する双曲面の円錐定数をKsとするとき、Ks=−2.3となるように構成されており、−4<Ks<−2の条件を満たす。また、当該集光光学系40は、固体光源24で生成された光(波長約460nmの青色光)に対する屈折率をnとするとき、n=1.52である光学ガラスからなり、n =2.3104であることから、Ks≒−n の条件を満たす。
なお、実施形態1に係るプロジェクター1000においては、コリメーターレンズアレイ30と集光光学系40とが離れて配置されているが、コリメーターレンズアレイ30の射出面と集光光学系40の入射面はともに平面であるため、例えば、コリメーターレンズアレイ30と集光光学系40とが平面同士で接するように配置し、一体として用いることもできる。
発散光生成部50は、集光位置の近傍に位置し、集光光学系40からの光が入射する入射領域において発散光を生成する。発散光生成部50は、集光光学系40からの青色光の一部から赤色光及び緑色光を含む蛍光を生成する蛍光層52及び蛍光層52を担持する透明部材54を有する。発散光生成部50は、蛍光の生成に関わることなく蛍光層52を通過する青色光を蛍光とともに含む発散光を射出する。当該発散光は、全体として白色光となる。発散光生成部50は、図2(b)に示すように、全体として正方形の板状の形状を有し、所定の位置(図1参照。)に固定されている。
蛍光層52は、YAG系蛍光体である(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ceを含有する層からなる。なお、蛍光層は、(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ce以外のYAG系蛍光体を含有する層からなるものであってもよいし、シリケート系蛍光体を含有する層からなるものであってもよいし、TAG系蛍光体を含有する層からなるものであってもよい。また、主励起光を赤色光に変換する蛍光体(例えばCaAlSiN赤色蛍光体)と、主励起光を緑色に変換する蛍光体(例えばβサイアロン緑色蛍光体)との混合物を含有する層からなるものであってもよい。
蛍光層52は、集光光学系40からの青色光のうち一部を赤色光(発光強度のピーク:約610nm)及び緑色光(発光強度のピーク:約550nm)を含む蛍光に変換して射出する(図3(b)参照。)。
なお、青色光のうち、蛍光の生成に関わることなく蛍光層52を通過する一部の青色光は、蛍光とともに射出される。このとき、青色光は蛍光層52中で散乱又は反射されるため、蛍光とほぼ同様の分布(いわゆるランバーシャン分布)特性を有する発散光として蛍光層52から射出される。
透明部材54は、例えば、石英ガラス又は光学ガラスからなる。
蛍光層52の集光光学系40側には、集光光学系40からの青色光を通過させ蛍光を反射する層(いわゆるダイクロイックコート)が形成されていてもよい。
発散光生成部50における入射領域は蛍光層52上にあり、当該入射領域は一辺0.8mmの正方形の形状をしており、当該入射領域の面積は0.64mmである。図2(b)において、符号Aで示すのは入射領域である。後述する図5においても同様である。
実施形態1に係るプロジェクター1000は、図示による詳しい説明は省略するが、集光光学系40からの光が、デフォーカス状態で入射領域Aの全域に渡って入射するように構成されている。
コリメーター光学系60は、発散光生成部50からの発散光を略平行化する。コリメーター光学系60は、図1に示すように、第1レンズ62及び第2レンズ64を備える。第1レンズ62及び第2レンズ64は、両凸レンズからなる。なお、第1レンズ及び第2レンズの形状は、上記形状に限定されるものではなく、要するに、第1レンズと第2レンズとからなるコリメーター光学系が、発散光生成部からの光を略平行化するようになる形状であればよい。また、コリメーター光学系を構成するレンズの枚数は、1枚であってもよく、3枚以上であってもよい。
第1レンズアレイ120は、図1に示すように、光源装置10からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する。第1レンズアレイ120は、光源装置10からの光を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、複数の第1小レンズ122が照明光軸100axと直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。図示による説明は省略するが、第1小レンズ122の外形形状は、液晶光変調装置400R,400G,400Bにおける光変調領域である画像形成領域の外形形状に関して略相似形である(後述するように、横:縦=16:10という形状となる。)。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。第2レンズアレイ130は、複数の第2小レンズ132が照明光軸100axに直交する面内に複数行・複数列のマトリクス状に配列された構成を有する。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子である。
偏光変換素子140は、光源装置10からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を被照明領域で重畳させる。重畳レンズ150は、当該部分光束を集光して液晶光変調装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に重畳させるための光学素子である。重畳レンズ150の光軸と照明装置100の光軸とが略一致するように、重畳レンズ150が配置されている。なお、重畳レンズ150は、複数のレンズを組み合わせた複合レンズで構成されていてもよい。第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び重畳レンズ150は、レンズインテグレーター光学系として、光源装置10からの光をより均一にするインテグレーター光学系を構成する。
なお、レンズインテグレーター光学系の代わりにインテグレーターロッドを備えるロッドインテグレーター光学系を用いることもできる。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210,220、反射ミラー230,240,250及びリレーレンズ260,270を備える。色分離導光光学系200は、照明装置100からの光を赤色光、緑色光及び青色光に分離し、それぞれの色光を照明対象となる液晶光変調装置400R,400G,400Bに導光する機能を有する。
色分離導光光学系200と、液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、集光レンズ300R,300G,300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー210,220は、基板上に、所定の波長領域の光を反射して、他の波長領域の光を通過させる波長選択透過膜が形成されたミラーである。
ダイクロイックミラー210は、緑色光成分及び青色光成分を反射して、赤色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。
ダイクロイックミラー220は、緑色光成分を反射して、青色光成分を通過させるダイクロイックミラーである。
反射ミラー230は、赤色光成分を反射する反射ミラーである。
反射ミラー240,250は青色光成分を反射する反射ミラーである。
ダイクロイックミラー210を通過した赤色光は、反射ミラー230で反射され、集光レンズ300Rを通過して赤色光用の液晶光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー210で反射された緑色光は、ダイクロイックミラー220でさらに反射され、集光レンズ300Gを通過して緑色光用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー220を通過した青色光は、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250、集光レンズ300Bを経て青色光用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250は、ダイクロイックミラー220を透過した青色光成分を液晶光変調装置400Bまで導く機能を有する。
なお、青色光の光路にこのようなリレーレンズ260,270が設けられているのは、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。実施形態1に係るプロジェクター1000においては、青色光の光路の長さが長いのでこのような構成とされているが、赤色光の光路の長さを長くして、リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250を赤色光の光路に用いる構成も考えられる。
液晶光変調装置400R,400G,400Bは、入射された色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、照明装置100の照明対象となる。なお、図示を省略したが、各集光レンズ300R,300G,300Bと各液晶光変調装置400R,400G,400Bとの間には、それぞれ入射側偏光板が介在配置され、各液晶光変調装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、それぞれ射出側偏光板が介在配置される。これら入射側偏光板、液晶光変調装置400R,400G,400B及び射出側偏光板によって、入射された各色光の光変調が行われる。
液晶光変調装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入した光変調領域を有する透過型の液晶光変調装置であり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
実施形態1に係るプロジェクター1000においては、液晶光変調装置400R,400G,400Bはそれぞれ、横12.8mm、縦8mmの光変調領域(0.59インチの16:10パネル)を有し、当該光変調領域の面積は102.4mmとなる。
上記のように発散光生成部50における入射領域の面積は0.64mmであるため、プロジェクター1000においては、発散光生成部50における入射領域の面積は、液晶光変調装置400R,400G,400Bにおける光変調領域の面積の102分の1(約1mm)以下となり、また、400分の1(0.256mm)以上となる。
なお、本発明のプロジェクターにおいては、発散光生成部における入射領域の形状及び面積は上記したものに限られない。また、光変調装置における光変調領域の形状及び面積も上記したものに限られない。要するに、発散光生成部における入射領域の面積が、光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下となればよい。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
次に、実施形態1に係るプロジェクター1000の効果を説明する。
実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、照明装置として、複数の固体光源24を有する照明装置100を備えるため、従来のプロジェクターよりも高輝度なプロジェクターを提供することが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、複数の固体光源24からの光(青色光)を集光光学系40により発散光生成部50における入射領域に集光させるとともに、発散光生成部50における入射領域の面積を液晶光変調装置400R,400G,400Bにおける光変調領域の面積の102分の1以下としているため、光利用効率が低下するという問題を軽減することが可能となる。
上記の効果により、実施形態1に係るプロジェクター1000は、従来のプロジェクターよりも高輝度で、かつ、光利用効率が低下するという問題が軽減されたプロジェクターとなる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、発散光生成部50における入射領域の面積は、液晶光変調装置400R,400G,400Bにおける光変調領域の面積の400分の1以上であるため、「入射領域に過大な熱的負荷を与えることを抑制し、発散光生成部50の劣化や焼損を抑制して、発散光生成部50の寿命を長くすることが可能となる」という効果も得られるようになる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、固体光源24は、半導体レーザーからなるため、小型で高出力な光源装置となる。また、半導体レーザーが集光性の良いレーザー光を射出するため、発散光生成部50における入射領域の面積を容易に、液晶光変調装置400R,400G,400Bにおける光変調領域の面積の102分の1以下とすることができる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、コリメーターレンズ32は、入射面が双曲面の非球面平凸レンズからなるため、双曲面からなる入射面を用いて固体光源24からの光を略平行化することが可能となる。また、コリメーターレンズ32の射出面が平面であることから、入射面と射出面とがともにレンズ面である場合のように入射面の中心軸と射出面の中心軸とを正確に一致させる必要がなくなるため、入射面の中心軸と射出面の中心軸とが正確に一致しないことに起因してコリメーターレンズから射出される光の平行度が低下してしまうということがない。このため、発散光生成部50における入射領域の面積を容易に、液晶光変調装置400R,400G,400Bにおける光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。また、汚れの付着しやすい射出面が平面であるため、汚れの除去を容易なものとすることが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、コリメーターレンズ34における入射面を構成する双曲面の円錐定数Ksは−2.3であるため、複数の固体光源24で生成された光をそれぞれ略平行化する際における光の平行度を向上させることが可能となり、発散光生成部50における入射領域の面積を一層容易に、液晶光変調装置400R,400G,400Bにおける光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、コリメーターレンズ34においてKs≒−n の条件を満たすため、固体光源24からの光をコリメーターレンズ34の入射面において平行化することが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、集光光学系40は、射出面が双曲面の非球面平凸レンズからなるため、双曲面からなる射出面を用いてコリメーターレンズ34からの光を極めて小さい入射領域に集光することが可能となる。また、集光光学系40の入射面が平面であることから、入射面と射出面とがともにレンズ面である場合のように入射面の中心軸と射出面の中心軸とを正確に一致させる必要がなくなるため、入射面の中心軸と射出面の中心軸とが正確に一致しないことに起因して集光光学系40の集光能力を低下させてしまうということがない。このため、発散光生成部50における入射領域の面積を容易に、液晶光変調装置400R,400G,400Bにおける光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、集光光学系40における射出面を構成する双曲面の円錐定数Ksは−2.3であるため、コリメーターレンズアレイ30からの光を所定の集光位置に集光する際における光の集光度を向上させることが可能となるため、発散光生成部50における入射領域の面積をより一層容易に、液晶光変調装置400R,400G,400Bにおける光変調領域の面積の102分の1以下とすることが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、集光光学系40においてKs≒−n の条件を満たすため、コリメーターレンズ34からの略平行光を所定の集光位置に精度良く集光することが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、発散光生成部50は、集光光学系40からの光の一部から蛍光(赤色光及び緑色光)を生成する蛍光層52を有するため、特定波長の光を生成する固体光源24を用いて所望の色光を得ることが可能となり、このような照明装置100を用いて、従来のプロジェクターよりも高輝度で、かつ、光利用効率が低下するという問題が軽減されたプロジェクターを構成することが可能となる。
[試験例1及び試験例2]
ここで、試験例1及び試験例2を用いて、本発明のプロジェクターの効果を説明する。
試験例1及び試験例2においては、入射領域の面積を変化させたときに、プロジェクターの輝度がどのように変化するのかについてシミュレーションを行った。試験例1及び試験例2に係るプロジェクターの構成は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様であるが、第1レンズアレイ及び第2レンズアレイがそれぞれ56個の第1小レンズ及び第2小レンズを有し、偏光変換素子のピッチが2.2mmであり、投写レンズのF値が1.5であるとして上記シミュレーションを行った。
表1は、試験例1の結果を示す表である。表1において、「条件」はそれぞれの条件に付した番号を示すものであり、「入射領域のサイズ」は、正方形の入射領域の一辺の長さを示すものであり、「入射領域の面積」は文字通り入射領域の面積を示すものであり、「面積の比」は「入射領域の面積/光変調領域の面積」を、分子を1としたときの数値で示すものであり、「相対輝度」は入射領域の面積が無限小である場合を基準とした輝度を示すものである。後述する表2においても同様である。
試験例1においては、横12.8mm、縦8mmの光変調領域(0.59インチの16:10パネル、光変調領域の面積は102.4mm)を有する液晶光変調装置を用いたときのシミュレーションを行った。
[表1]
試験例1の結果
条件 入射領域のサイズ 入射領域の面積 面積の比 相対輝度
1 0.75mm 0.5625mm 1/182 100.00%
2 0.80mm 0.6400mm 1/160 99.97%
3 0.85mm 0.7225mm 1/142 99.95%
4 0.90mm 0.8100mm 1/126 99.90%
5 0.95mm 0.9025mm 1/114 99.75%
6 1.00mm 1.0000mm 1/102 99.44%
7 1.05mm 1.1025mm 1/93 98.73%
8 1.10mm 1.2100mm 1/85 97.70%
9 1.15mm 1.3225mm 1/77 96.23%
10 1.20mm 1.4400mm 1/71 93.74%
11 1.25mm 1.5625mm 1/66 89.68%
12 1.30mm 1.6900mm 1/61 84.72%
13 1.35mm 1.8225mm 1/56 79.62%
14 1.40mm 1.9600mm 1/52 74.79%
上記表1に示すように、面積の比が102分の1以下であれば、99%以上の相対輝度を確保することができ、光利用効率の低下を軽減することが可能であることがわかった。
試験例2においては、横16mm、縦10mmの光変調領域(0.74インチの16:10パネル、光変調領域の面積は160mm)を有する液晶光変調装置を用いたときのシミュレーションを行った。
[表2]
試験例2の結果
条件 入射領域のサイズ 入射領域の面積 面積の比 相対輝度
1 1.00mm 1.0000mm 1/160 100.00%
2 1.05mm 1.1025mm 1/145 99.95%
3 1.10mm 1.2100mm 1/132 99.92%
4 1.15mm 1.3225mm 1/121 99.84%
5 1.20mm 1.4400mm 1/111 99.72%
6 1.25mm 1.5625mm 1/102 99.46%
7 1.30mm 1.6900mm 1/95 98.94%
8 1.35mm 1.8225mm 1/88 98.23%
9 1.40mm 1.9600mm 1/82 97.29%
10 1.45mm 2.1025mm 1/76 95.97%
11 1.50mm 2.2500mm 1/71 93.98%
12 1.55mm 2.4025mm 1/67 90.93%
13 1.60mm 2.5600mm 1/63 87.20%
14 1.65mm 2.7225mm 1/59 83.11%
上記表2に示すように、やはり面積の比が102分の1以下であれば、99%以上の相対輝度を確保することができ、光利用効率の低下を軽減することが可能であることがわかった。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係るプロジェクター1002の光学系を示す平面図である。
図5は、実施形態2における発散光生成部70をコリメーター光学系60側から見た図である。
実施形態2に係るプロジェクター1002は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、発散光生成部の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。すなわち、実施形態2に係るプロジェクター1002においては、図4及び図5に示すように、発散光生成部70は、所定の回転軸の周りを回転可能であり、発散光生成部70における入射領域の位置が発散光生成部70の回転に応じて、かつ、発散光生成部70の回転方向に沿って移動するように構成されている。
発散光生成部70は、集光光学系40からの青色光の一部から赤色光及び緑色光を含む蛍光を生成する蛍光層72及び蛍光層72を担持する透明部材74を有する。発散光生成部70は、回転駆動装置78からの駆動力により回転可能に構成されている。回転駆動装置78は、例えば、モーターである。
蛍光層72は、図5に示すように、発散光生成部70の回転に応じて移動する入射領域の位置に対応して、環状に形成されている。蛍光層72は、形状以外は実施形態1における蛍光層52と同様の構成を有する。
透明部材74は、透明な円形回転板からなる。透明部材74は、形状以外は実施形態1における透明部材74と同様の構成を有する。
上記のように、実施形態2に係るプロジェクター1002は、発散光生成部の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なるが、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様に、照明装置として、複数の固体光源24を有する照明装置102を備え、また、複数の固体光源24からの光を集光光学系40により発散光生成部70における入射領域に集光させるとともに、発散光生成部70における入射領域の面積を光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下としているため、従来のプロジェクターよりも高輝度で、かつ、光利用効率が低下するという問題が軽減されたプロジェクターとなる。
また、実施形態2に係るプロジェクター1002によれば、発散光生成部70は、所定の回転軸の周りを回転可能であり、発散光生成部70における入射領域の位置が発散光生成部70の回転に応じて、かつ、発散光生成部70の回転方向に沿って移動するように構成されているため、集光光学系40からの光が特定の入射領域に集光されてしまうということがなくなる。その結果、特定の入射領域に過大な熱的負荷がかからなくなるため、発散光生成部70の劣化や焼損を抑制して、発散光生成部70の寿命を一層長くすることが可能となる。
また、実施形態2に係るプロジェクター1002によれば、レーザー光が干渉することにより生じるスペックルノイズを低減することが可能となる。
なお、実施形態2に係るプロジェクター1002は、励起光発生部の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000と異なる以外は、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクター1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態3]
図6は、実施形態3に係るプロジェクター1004の光学系を示す平面図である。
図7は、実施形態3における固体光源24Rの発光強度特性、固体光源24Gの発光強度特性及び固体光源24Bの発光強度特性を示すグラフ。図7(a)は固体光源24Rの発光強度特性を示すグラフであり、図7(b)は固体光源24Gの発光強度特性を示すグラフであり、図7(c)は固体光源24Bの発光強度特性を示すグラフである。
実施形態3に係るプロジェクター1004は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、光源装置の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。すなわち、実施形態3に係るプロジェクター1004においては、図6及び図7に示すように、光源装置14は、3つの固体光源アレイ20R,20G,20Bと、3つのコリメーターレンズアレイ30R,30G,30Bと、クロスダイクロイックプリズム80と、集光光学系44と、発散光生成部90と、コリメーター光学系60とを備える。
固体光源アレイ20R及び固体光源アレイ20Gは、それぞれ赤色光を生成する固体光源24R(発光強度のピーク:約640nm、図7(a)参照。)及び緑色光を生成する固体光源24G(発光強度のピーク:約530nm、図7(b)参照。)を有すること以外においては、実施形態1における固体光源アレイ20と同様の構成を有する。
固体光源アレイ20Bは、青色光を生成する固体光源24B(発光強度のピーク:約460nm、図7(c)参照。)を有し、実施形態1における固体光源アレイ20と同様の構成を有する。
3つのコリメーターレンズアレイ30R,30G,30Bは、3つの固体光源アレイ30R,30G,30Bにそれぞれ対応し、複数の固体光源24R,24G,24Bで生成された光をそれぞれ略平行化する複数のコリメーターレンズ32R,32G,32Bを有する。3つのコリメーターレンズアレイ30R,30G,30Bは、実施形態1におけるコリメーターレンズアレイ30と基本的に同様の構成を有する。
クロスダイクロイックプリズム80は、3つのコリメーターレンズアレイ30R,30G,30Bからの赤色光、緑色光及び青色光を合成する光学素子である。クロスダイクロイックプリズム80は、クロスダイクロイックプリズム500と基本的に同様の構成を有する。
集光光学系44は、クロスダイクロイックプリズム80により合成された3つのコリメーターレンズアレイ30R,30G,30Bからの光を所定の集光位置に集光する集光光学系である。集光光学系44は、実施形態1における集光光学系40と基本的に同様の構成を有する。
発散光生成部90は、集光光学系44からの光を散乱して散乱光を生成する散乱層(図示せず。)を有する。発散光生成部90は、射出面側に散乱層としての微細な凹凸が形成された磨りガラスからなる。発散光生成部90は、全体として正方形の板状の形状を有する。発散光生成部90は、所定の位置(図6参照。)に固定されている。
なお、散乱層を有する発散光生成部としては、散乱層としての回折素子を有する発散光生成部や、散乱層としての散乱性塗料(例えば、シリカ粒子やガラスビーズを含有する塗料)が塗布された発散光生成部等も用いることができる。また、透明基材の中に散乱性の粒子を含有し、全体が散乱層としての機能を有する発散光生成部を用いることもできる。
コリメーター光学系60は、実施形態1におけるコリメーター光学系60と同様の構成を有するため、説明を省略する。
上記のように、実施形態3に係るプロジェクター1004は、光源装置の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なるが、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様に、照明装置として、複数の固体光源24R、24G,24Bを有する照明装置104を備え、また、複数の固体光源24R,24G,24Bからの光を集光光学系44により発散光生成部90における入射領域に集光させるとともに、発散光生成部90における入射領域の面積を光変調装置における光変調領域の面積の102分の1以下としているため、従来のプロジェクターよりも高輝度で、かつ、光利用効率が低下するという問題が軽減されたプロジェクターとなる。
また、実施形態3に係るプロジェクター1004によれば、発散光生成部90は、集光光学系44からの光を散乱して散乱光を生成する散乱層を有するため、複数の固体光源24R,24G,24Bからの光を入射領域に集光して当該単一の入射領域において発散光を生成することが可能となり、このような照明装置104を用いて、従来のプロジェクターよりも高輝度で、かつ、光利用効率が低下するという問題が軽減されたプロジェクターを構成することが可能となる。
なお、実施形態3に係るプロジェクター1004は、光源装置の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000と異なる以外は、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクター1000が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
以上、本発明を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態1及び2においては、青色光を生成する固体光源24と、青色光のうち一部から赤色光及び緑色光を含む蛍光を生成する蛍光層とを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、紫色光又は紫外光を生成する固体光源と、紫色光又は紫外光から赤色光、緑色光及び青色光を含む色光を生成する蛍光層とを用いてもよい。また、上記各実施形態においては、光源装置は全体として白色光を射出するように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。光源装置は白色光以外の光を射出するように構成されていてもよい。
(2)上記実施形態3においては、所定の位置に固体されている発散光生成部90を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。所定の回転軸の周りを回転可能であり、発散光生成部における入射領域の位置が発散光生成部の回転に応じて移動するように構成されている発散光生成部を用いてもよい。
(3)上記実施形態3においては、クロスダイクロイックプリズム80を備える光源装置14を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。図8は、変形例に係るプロジェクター1006の光学系を示す平面図である。変形例に係るプロジェクター1006は、基本的には実施形態3に係るプロジェクター1004と同様の構成を有するが、それぞれクロスダイクロイックプリズムを備えない光源装置16R,16G,16Bを備える。例えば、上記(図8参照。)に示すような構成とすれば、クロスダイクロイックプリズムを備えない光源装置を用いてもよい。
(4)上記各実施形態においては、入射面を構成する双曲面の円錐定数Ksが−2.3のコリメーターレンズを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。円錐定数Ksが−4<Ks<−2の条件を満たすコリメーターレンズであればよい。
(5)上記各実施形態においては、入射面が双曲面で、かつ、射出面が平面の非球面平凸レンズからなるコリメーターレンズを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、入射面が平面で、かつ、射出面が楕円面の非球面平凸レンズからなるコリメーターレンズを用いてもよい。また、1枚のレンズからなるコリメーターレンズの代わりに、複数のレンズからなるコリメーターレンズを用いてもよい。要するに、固体光源に対応して設けられ、固体光源で生成された光を略平行化することが可能なコリメーターレンズを用いればよい。
(6)上記各実施形態においては、射出面を構成する双曲面の円錐定数Ksが−2.3の集光光学系を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。円錐定数Ksが−4<Ks<−2の条件を満たす集光光学系であればよい。
(7)上記各実施形態においては、入射面が平面で、かつ、射出面が双曲面の非球面平凸レンズからなる集光光学系を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、入射面が楕円面で、かつ、射出面が平面の非球面平凸レンズからなる集光光学系を用いてもよい。また、1枚のレンズからなる集光光学系の代わりに、複数のレンズからなる集光光学系を用いてもよい。要するに、コリメーターレンズアレイからの光を所定の集光位置に集光することが可能なコリメーターレンズを用いればよい。
(8)上記各実施形態においては、半導体レーザーからなる固体光源を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、発光ダイオードからなる固体光源を用いてもよい。
(9)上記各実施形態においては、発散光生成部として、集光光学系から光が入射する側と、発散光を射出する側とが反対側となる、いわゆる透過型の発散光生成部を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、発散光生成部として、集光光学系から光が入射する側と、発散光を射出する側とが同じ側となる、いわゆる反射型の発散光生成部を用いてもよい。
(10)上記実施形態1においては、透過型のプロジェクターを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反射型のプロジェクターを用いてもよい。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶表示装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型の液晶表示装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクターにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクターと同様の効果を得ることができる。
(11)上記実施形態1においては、プロジェクターの光変調装置として液晶光変調装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。光変調装置としては、一般に、画像情報に応じて入射光を変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置等を用いてもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。この場合、実施形態1又は2のような光源装置を備えるプロジェクターであれば色分割されたカラーホイールを用いることで、また、実施形態3のような光源装置を備えるプロジェクターであれば各固体光源を順次点滅させることで、それぞれ時間的に変化する色光を得ることができる。
(12)上記実施形態1においては、3つの液晶光変調装置を用いたプロジェクターを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。1つ、2つ又は4つ以上の液晶光変調装置を用いたプロジェクターにも適用可能である。
(13)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクターに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクターに適用する場合にも可能である。
10,12,14,16R,16G,16B…光源装置、20,20R,20G,20B…固体光源アレイ、22…基板、24,24R,24G,24B…固体光源、30,30R,30G,30B…コリメーターレンズアレイ、32,32R,32G,32B…コリメーターレンズ、40,40R,40G,40B,44…集光光学系、50,70,90,90R,90G,90B…発散光生成部、52,72…蛍光層、54,74…透明部材、60,60R,60G,60B…コリメーター光学系、62,62R,62G,62B…第1レンズ、64,64R,64G,64B…第2レンズ、78…回転駆動装置、80,500…クロスダイクロイックプリズム、100,102,104,106R,106G,106B…照明装置、100ax,102ax,104ax…照明光軸、120,120R,120G,120B…第1レンズアレイ、122,122R,122G,122B…第1小レンズ、130,130R,130G,130B…第2レンズアレイ、132,132R,132G,132B…第2小レンズ、140,140R,140G,140B…偏光変換素子、150,150R,150G,150B…重畳レンズ、200…色分離導光光学系、210,220…ダイクロイックミラー、230,240,250…反射ミラー、260,270…リレーレンズ、300R,300G,300B…集光レンズ、400R,400G,400B…液晶光変調装置、600…投写光学系、1000,1002,1004,1006…プロジェクター、SCR…スクリーン

Claims (14)

  1. 複数の固体光源を有する固体光源アレイと、前記複数の固体光源に対応して設けられ、前記複数の固体光源で生成された光をそれぞれ略平行化する複数のコリメーターレンズを有するコリメーターレンズアレイと、前記コリメーターレンズアレイからの光を所定の集光位置に集光する集光光学系と、前記集光位置の近傍に位置し、前記集光光学系からの光が入射する入射領域において発散光を生成する発散光生成部とを備える光源装置を備える照明装置と、
    光変調領域において前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置からの光を投写する投写光学系とを備えるプロジェクターであって、
    前記発散光生成部における前記入射領域の面積は、前記光変調装置における前記光変調領域の面積の102分の1以下であることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記発散光生成部における入射領域の面積は、前記光変調装置における前記光変調領域の面積の400分の1以上であることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1又は2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記固体光源は、半導体レーザーからなることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記コリメーターレンズは、入射面が双曲面で、かつ、射出面が平面の非球面平凸レンズからなることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項4に記載のプロジェクターにおいて、
    前記コリメーターレンズの入射面を構成する双曲面の円錐定数をKsとするとき、
    円錐定数Ksは、−4<Ks<−2の条件を満たすことを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記コリメーターレンズは、入射面が平面で、かつ、射出面が楕円面の非球面平凸レンズからなることを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項6に記載のプロジェクターにおいて、
    前記コリメーターレンズの射出面を構成する楕円面の円錐定数をKdとするとき、
    円錐定数Kdは、−1<Kd<−0.55の条件を満たすことを特徴とするプロジェクター。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記集光光学系は、入射面が平面で、かつ、射出面が双曲面の非球面平凸レンズからなることを特徴とするプロジェクター。
  9. 請求項8に記載のプロジェクターにおいて、
    前記集光光学系の射出面を構成する双曲面の円錐定数をKsとするとき、
    円錐定数Ksは、−4<Ks<−2の条件を満たすことを特徴とするプロジェクター。
  10. 請求項1〜7のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記集光光学系は、入射面が楕円面で、かつ、射出面が平面の非球面平凸レンズからなることを特徴とするプロジェクター。
  11. 請求項10に記載のプロジェクターにおいて、
    前記集光光学系の入射面を構成する楕円面の円錐定数をKdとするとき、
    円錐定数Kdは、−1<Kd<−0.55の条件を満たすことを特徴とするプロジェクター。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記発散光生成部は、前記集光光学系からの光の一部又は全部から蛍光を生成する蛍光層を有することを特徴とするプロジェクター。
  13. 請求項1〜11のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記発散光生成部は、前記集光光学系からの光を散乱して散乱光を生成する散乱層を有することを特徴とするプロジェクター。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記発散光生成部は、所定の回転軸の周りを回転可能であり、
    前記発散光生成部における前記入射領域の位置が前記発散光生成部の回転に応じて、かつ、前記発散光生成部の回転方向に沿って移動するように構成されていることを特徴とするプロジェクター。
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