JP2011520294A - 厚膜の再利用方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、使用済みの転写シートから厚膜組成物を回収するための方法に関する。
Description
本発明は、使用済みの転写シートから厚膜組成物を回収するための方法に関する。
厚膜回路を形成するために、支持体上に厚膜を有する転写シートが使用される。米国特許第7,052,824号明細書には、基板上に、電気的機能特性を有するパターンを形成するための方法が開示されている。転写シートが図1(a)に示されている。転写シートは、乾燥した剥離性の厚膜組成物(101)および支持体(102)の少なくとも1層を備える。任意選択のカバーシート(103)と、粘着性の表面を有する光硬化性層(104)と、基部(105)との組立体が、図1(b)に示されている。パターニングされたフォトマスク(106)を介して化学線で光硬化性層(104)を像様露光すると、露光された領域で非粘着化(detackification)が起き、この領域が光硬化領域(107)となる。露光後、光硬化性層(104)上のカバーシート(103)が存在する場合には除去される。図1(d)は、厚膜側の下に面して、画像形成された光硬化性層(104)および(107)がある状態で積層された転写シートを示している。厚膜組成物(101)は、光硬化性層(104)の粘着性の非露光領域にかなり付着する。反転回路パターンが上に形成された転写シートを剥がした後、図1(e)に示されるように、粘着性の領域にくっつく厚膜組成物で厚膜回路パターンが形成される。上記のプロセスは繰り返されてもよい。すなわち、所望の層の数に達するまで少なくとも1回、光硬化性層、画像形成、転写シートの被着が行われる。次に、この物品に焼成工程を行うことになる。
剥がされた支持体には、所望の回路パターンの反転画像に厚膜組成物が残っており、これを収集して再利用することができる。米国特許第7,052,824号明細書には、使用済みの転写シートから厚膜組成物を回収する方法が開示されている。米国特許第7,052,824号明細書の、厚膜組成物を回収する方法は、以下の連続する工程:1)第1の支持体上に厚膜が残っている使用済みの転写フィルムを溶媒の浴に通して、溶媒と厚膜組成物との溶液を形成する工程と、2)溶液のレオロジーを調整する工程と、3)新しい転写シートを形成するために第2の支持体上に溶液を塗布する工程とを含む。図2は、転写シートが連続ロールであるロール・ツー・ロールシステムである場合の、上記の従来の回収システムの一実施形態を示している。使用済みの転写シートロール(201)がダブルローラーシステム(202)に通され、ダブルローラーシステム(202)により、溶媒浴を入れた容器(203)への転写ロールの送達を制御することができ、溶媒浴は厚膜組成物と溶媒とが溶液を形成したものであり、厚膜組成物中の有機物を溶解させ得る。しかしながら、このシステムには欠点がある。このシステムには、大きな容器中に大量の溶媒が必要となる。より少量の溶媒の使用により、使用済みの転写シートから厚膜組成物を回収するための方法を提供することが望ましいであろう。
本発明は、支持体フィルムと厚膜組成物とを含む使用済みの転写シートから厚膜を回収するための方法であり、本方法は:
(a)少なくとも溶媒を含む剥離剤を厚膜に塗布する工程と;
(b)剥離器を用いて支持体から剥離剤および厚膜を剥がす工程と;
(c)剥離器を用いて剥がされた剥離剤および厚膜を容器に収集する工程と
を含む。
(a)少なくとも溶媒を含む剥離剤を厚膜に塗布する工程と;
(b)剥離器を用いて支持体から剥離剤および厚膜を剥がす工程と;
(c)剥離器を用いて剥がされた剥離剤および厚膜を容器に収集する工程と
を含む。
本方法は、好ましくは、容器中の剥離剤と厚膜との溶液のレオロジーを調整して、溶液を流延可能(castable)にする工程と、流延可能な溶液を第2の支持体上に塗布して、完全な転写シートを作製する工程とをさらに含む。また、本方法は、好ましくは、剥離剤を塗布した後、ロールによって転写シートを下側に90度を超える角度で回転させる工程もさらに含む。上述した剥離剤は、好ましくは、溶媒または厚膜組成物の溶液のいずれかの形態である。上述した剥離手段は、好ましくは、へら、拭き具(wiper)、スクレーパ、真空管、送風装置またはそれらの組合せから選択され得る。上述した方法は、好ましくは、ロール・ツー・ロールシステムとして使用される。
本発明は、転写シートが再利用されるときに、転写シート上の厚膜組成物を除去するのに使用される溶媒または溶液の量を低減するのに有用である。
本発明は、図を用いて以下のとおり説明される:
本発明の回収システムの一実施形態が、図3に示されている。厚膜として残った使用済みの転写シート(301)が、剥離剤容器(302)からの剥離剤で処理される。剥離剤は、少なくとも溶媒を含む。剥離剤は、溶媒に加えて、厚膜組成物の全てまたは一部をさらに含むのが好ましい。複数の成分を調整するための後の手順を容易にするために、剥離剤は、厚膜組成物の成分の全てを含有していてもよい。
本発明の回収システムの一実施形態が、図3に示されている。厚膜として残った使用済みの転写シート(301)が、剥離剤容器(302)からの剥離剤で処理される。剥離剤は、少なくとも溶媒を含む。剥離剤は、溶媒に加えて、厚膜組成物の全てまたは一部をさらに含むのが好ましい。複数の成分を調整するための後の手順を容易にするために、剥離剤は、厚膜組成物の成分の全てを含有していてもよい。
剥離剤および厚膜組成物は、剥離器(303)によって剥がされる。剥離剤と剥がされた厚膜組成物との溶液は、容器(304)に収集される。本方法は、好ましくは、容器中の剥離剤と厚膜組成物との溶液のレオロジーを調整して、溶液を流延可能にする工程と;流延可能な溶液を厚膜組成物として第2の支持体上に塗布して、完全に新しい転写シートを作製する工程とをさらに含んでいてもよい。
溶液は、容器内に収集された後、容器から排出されてもよく、その結果、溶液のレオロジーは、溶液が新しい転写シートを形成するために第2の支持体上に塗布するのに適するように調整され得る。転写シートとしての機能を果たすのに必要な厚膜組成物または他の要素が十分にない場合、足りない分の厚膜または他の要素が加えられてもよい。例えば、必要な量のガラスフリット、有機バインダーおよび溶媒、光開始剤が、転写シートの用途(例えば、導体、抵抗器、誘電体)に応じて加えられてもよい。調整された厚膜組成物の溶液は、例えば、第2の支持体上に流延(casting)、印刷または噴霧することによって塗布されてから乾燥される。乾燥の際に、揮発性有機溶媒が蒸発される。厚膜が塗布されたシートは、しばらくの間空気乾燥された後、必要に応じてオーブン乾燥される。
回収システムの別の実施形態が、図4に示されている。使用済みの転写シートは、剥離剤容器(401)からの剥離剤とともに厚膜組成物に塗布される。転写シートは、好ましくは、ロール(402)に通され、ロールは、下側に90度を超える角度で転写シートを回転させるように転写シートの供給の制御を可能にする。支持体上の厚膜組成物は、剥離器(403)によって剥がされる。溶媒と剥離器によって剥がされた厚膜組成物との溶液は、容器(404)内に収集される。
回収システムは、好ましくはロール・ツー・ロールシステムであってもよい。図3の回収システムの一実施形態が、図5に示されている。
上述した要素を、以下に詳細に説明する。
厚膜組成物:
一般に、厚膜組成物が、導電性、抵抗性および誘電性などの適切な電気的機能特性を基板に付与する機能相を含む。機能相は、機能相用の担体として働く有機媒体に分散された電気的機能粉末を含む。機能相により電気特性が決まり、乾燥した厚膜の機械的特性が影響を受ける。本発明に用いられ得る厚膜組成物は主に2種類ある。両方とも、エレクトロニクス産業で販売されている従来の製品である。第一に、処理の際に組成物の有機物が焼き尽くされるかまたは燃え尽くされる厚膜組成物は、「焼成可能な厚膜組成物」と呼ばれる。それらは通常、導電性、抵抗性または誘電性の粉末と、有機媒体に分散された無機バインダーとを含む。焼成の前に、処理の要件として、乾燥、硬化、リフロー、はんだ付けおよび厚膜技術の当業者に公知の他の処理などの任意選択の熱処理が含まれ得る。第二に、通常、導電性、抵抗性または誘電性の粉末を含むとともに有機媒体に分散された厚膜組成物があり、処理の際に硬化され、有機物が残る組成物は、「ポリマー厚膜組成物」と呼ばれる。焼成可能な厚膜組成物およびポリマー厚膜組成物は両方とも、一般に「厚膜組成物」と呼ばれる。「有機物」は、厚膜組成物のポリマーまたは樹脂成分を含む。
一般に、厚膜組成物が、導電性、抵抗性および誘電性などの適切な電気的機能特性を基板に付与する機能相を含む。機能相は、機能相用の担体として働く有機媒体に分散された電気的機能粉末を含む。機能相により電気特性が決まり、乾燥した厚膜の機械的特性が影響を受ける。本発明に用いられ得る厚膜組成物は主に2種類ある。両方とも、エレクトロニクス産業で販売されている従来の製品である。第一に、処理の際に組成物の有機物が焼き尽くされるかまたは燃え尽くされる厚膜組成物は、「焼成可能な厚膜組成物」と呼ばれる。それらは通常、導電性、抵抗性または誘電性の粉末と、有機媒体に分散された無機バインダーとを含む。焼成の前に、処理の要件として、乾燥、硬化、リフロー、はんだ付けおよび厚膜技術の当業者に公知の他の処理などの任意選択の熱処理が含まれ得る。第二に、通常、導電性、抵抗性または誘電性の粉末を含むとともに有機媒体に分散された厚膜組成物があり、処理の際に硬化され、有機物が残る組成物は、「ポリマー厚膜組成物」と呼ばれる。焼成可能な厚膜組成物およびポリマー厚膜組成物は両方とも、一般に「厚膜組成物」と呼ばれる。「有機物」は、厚膜組成物のポリマーまたは樹脂成分を含む。
導体の用途において、機能相は、電気的機能性導体粉末を含む。所与の厚膜組成物中の電気的機能性粉末は、1種の粉末、複数の粉末の混合物、合金またはいくつかの元素の化合物を含んでいてもよい。このような粉末の例としては:金、銀、銅、ニッケル、アルミニウム、白金、パラジウム、モリブデン、タングステン、タンタル、スズ、インジウム、ランタン、ガドリニウム、ホウ素、ルテニウム、コバルト、チタン、イットリウム、ユウロピウム、ガリウム、硫黄、亜鉛、ケイ素、マグネシウム、バリウム、セリウム、ストロンチウム、鉛、アンチモン、導電性炭素、およびそれらの組合せならびに厚膜組成物の技術分野で一般的な他の粉末が挙げられる。
抵抗器組成物において、機能相は、一般に導電性酸化物である。抵抗器組成物中の機能相の例は、Pd/AgおよびRuO2である。他の例としてはルテニウムパイロクロア酸化物が挙げられ、ルテニウムパイロクロア酸化物は、RU+4、IR+4またはこれら(M”)の混合物の多成分化合物であり、前記化合物は、以下の一般式:(MXBi2-x)(MyM2-y)7-zで表わされ、ここで、Mは、イットリウム、タリウム、インジウム、カドミウム、鉛、銅および希土類金属からなる群から選択され、M’は、白金、チタン、クロム、ロジウムおよびアンチモンからなる群から選択され、M”は、ルテニウム、イリジウムまたはそれらの混合物であり、一価の銅の場合x<1であることを条件としてxは0〜2を示し、M’がロジウムあるいは白金、チタン、クロム、ロジウムおよびアンチモンのうちの2つ以上である場合、yが0〜1を表わすことを条件としてyは0〜0.5を示し、Mが二価の鉛またはカドミウムである場合、zが少なくとも約x/2に等しいことを条件としてzは0〜1を示す。
これらのルテニウムパイロクロア酸化物は、米国特許第3,583,931号明細書に詳細に記載されている。好ましいルテニウムパイロクロア酸化物は、ルテニウム酸ビスマス(Bi2Ru2O7)およびルテニウム酸鉛(Pb2Ru2O6)である。
誘電体組成物において、機能相は、一般にガラスまたはセラミックである。誘電体厚膜組成物は、非導電組成物すなわち絶縁体組成物であり、これらは電荷を分離し、結果として電荷を蓄積することができる。したがって、厚膜誘電体組成物は、通常、セラミック粉末、酸化物および非酸化物フリット、結晶化開始剤もしくは抑制剤、界面活性剤、着色剤、有機媒体、ならびにこのような厚膜誘電体組成物の技術分野で一般的な他の成分を含有する。セラミック固体の例としては:アルミナ、チタン酸塩、ジルコン酸塩およびスズ酸塩、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、PbTiO3、CaZrO3、BaZrO3、CaSnO3、BaSnO3およびAl2O3、ガラスおよびガラス−セラミックが挙げられる。また、それは、このような材料(すなわち、焼成されると誘電体固体に転化される固体材料)の前駆体、およびそれらの混合物にも適用可能である。
上述した粉末は、有機媒体に微細分散され、任意選択的に無機バインダー、金属酸化物、セラミック、および他の粉末もしくは固体などの充填剤を伴う。厚膜組成物における無機バインダーの機能は、焼成の後に、粒子を互いに対して、および基板に対して結合させることである。無機バインダーの例としては、ガラスバインダー(フリット)、金属酸化物およびセラミックが挙げられる。厚膜組成物に有用なガラスバインダーは、当該技術分野で通常のものである。いくつかの例としては、ホウケイ酸ガラスおよびアルミノケイ酸ガラスが挙げられる。例としては、B2O3、SiO2、Al2O3、CdO、CaO、BaO、ZnO、SiO2、Na2O、PbO、およびZrOなどの酸化物の組合せがさらに挙げられ、これらは単独でまたは組み合わせて用いられてガラスバインダーが形成され得る。厚膜組成物に有用な典型的な金属酸化物は、当該技術分野で通常のものであり、例えば、ZnO、MgO、CoO、NiO、FeO、MnOおよびそれらの混合物であり得る。
機能相および何らかの他の粉末は、通常、機械的混合によって有機媒体と混合されて、印刷に適した稠度およびレオロジーを有するペースト状組成物が形成される。多種多様な不活性液体を有機媒体として使用することができる。有機媒体は、固体が十分な安定度で分散可能なものでなければならない。媒体のレオロジー特性は、組成物に良好な塗布特性(application properties)を与えるようなものでなければならない。このような特性としては:十分な安定度での固体の分散、組成物の良好な塗布、適切なレオロジー、チキソトロピー性(thixotropic)、基板および固体の適切な濡れ性(wet ability)、良好な乾燥速度、良好な焼成特性、および乱暴な取り扱いに耐えるのに十分な乾燥フィルム強度が挙げられる。有機媒体は、当該技術分野で通常のものであり、通常、ポリマーを溶媒に溶かした溶液である。この目的のために最もよく用いられる樹脂はエチルセルロースである。樹脂の他の例としては、エチルヒドロキシエチルセルロース、ウッドロジン、エチルセルロースとフェノール樹脂との混合物、低級アルコールのポリメタクリレート、エチレングリコールモノアセテートのモノブチルエーテルが挙げられる。厚膜組成物で見られる最も広く用いられている溶媒は、酢酸エチルおよびα−もしくはβ−テルピネオールなどのテルペンまたはそれらの混合物、ならびに灯油、ジブチルフタレート、ブチルカルビトール、ブチルカルビトールアセテート、ヘキシレングリコールおよび高沸点アルコールならびにアルコールエステルなどの他の溶媒である。所望のレオロジーおよび揮発度の要件を得るために、これらの溶媒および他の溶媒の様々な組合せが配合される。
さらに、厚膜組成物は、処理の際の、接着性、焼結性能、処理性能、ろう付け(braze)性能、はんだ付け性能、信頼性などの、組成物の様々な特性を向上させるために、他の金属粒子および無機バインダー粒子も含んでいてもよい。シュウ酸で触媒されたアルキルt−ブチル/アミルフェノール樹脂が、本明細書中、以下でさらに説明される、転写シートの支持体に対する厚膜組成物の接着性を高めるのに用いられる接着性促進剤の一例である。
焼成可能な厚膜組成物において、300℃〜1000℃の温度範囲で焼成する際に、基板に対する厚膜組成物の接着性は、一般に、溶融されたガラスフリットが基板を濡らすことによって達成される。厚膜組成物の無機バインダー(ガラスフリット、金属酸化物および他のセラミック)部分は、基板に対する接着の対象(focus)である。例えば、従来の厚膜導体組成物の焼成の際に、焼結された金属粉末が、無機バインダーによって濡らされまたは連結され、同時に、無機バインダーは湿りまたは基板と連結し、それによって、焼結された金属粉末と基板との間で接着が形成される。このため、厚膜の機能性のために、所定の量内の全ての必要な成分を含むよく分散された厚膜組成物をパターニング技術によって付着させることが重要である。1000℃を超える焼成温度では、無機バインダーの湿潤/連結接着機構に加えて、他の相互作用および化合物の形成が、接着機構に寄与し得る。
ポリマー厚膜組成物は、ポリマー樹脂または天然および合成樹脂および溶媒、通常、揮発性溶媒およびポリマーを含有する有機媒体中に分散された上述した粉末などの、導電性、抵抗性または誘電性の粉末から主に構成される。ポリマー厚膜組成物は通常、ガラスフリットを含まない。ガラスフリットは硬化されて焼成されないためである。ポリマー厚膜組成物に用いられる通常のポリマーのいくつかの例は、ポリエステル、アクリル、塩化ビニル、酢酸ビニル、ウレタン、ポリウレタン、エポキシ、フェノール樹脂系、またはそれらの混合物である。有機媒体は、粒子および基板の適切な濡れ性、良好な乾燥速度、乱暴な取り扱いに耐えるのに十分な乾燥フィルム強度を与えるように配合されるのが好ましい。乾燥した組成物の満足のいく外観も重要である。
ポリマーまたは樹脂を溶解させるための溶媒が選択される。溶媒のいくつかの例が以下に挙げられる:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メチルプロパノールアセテート、1−メトキシ−2プロパノールアセテート、メチルセロソルブアセテート、プロピオン酸ブチル、第1級アミルアセテート、酢酸ヘキシル、酢酸セロソルブ、プロピオン酸ペンチル、シュウ酸ジエチレン、コハク酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、メチルイソアミルケトン、メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコール、ジイソブチルケトン、n−メチルピロリドン、ブチロラクトン、イソホロン、メチルn−イソプロピルケトン。ポリマー厚膜組成物が用いられるべき処理のための所望のレオロジーおよび揮発度の要件を得るために、これらの溶媒および他の溶媒の様々な組合せが配合される。
有機媒体は、所望の基板に必要な接着性を与えるために必要とされ、また、所要の表面硬度、環境の変化に対する耐性および軟性を組成物に与える。印刷のための粘度を微調整するために、当業者に公知の添加剤を有機媒体中に用いてもよい。
ポリマー厚膜組成物を基材に塗布した後、組成物は通常、揮発性溶媒を飛ばす、すなわち乾燥させる最大で約150℃の温度で加熱することによって乾燥される。乾燥後、用途に応じて、組成物に硬化処理を行うこととなり、この処理で、ポリマーは、粉末を結合して、回路パターンまたは他の所望の結果を形成することとなる。所望の最終特性を得るために、厚膜組成物が、最終結果を達成するために所望の成分の各々を最適な量で含有することが重要であることを当業者は認識している。例えば、バリスタの終端(termination)用途用の厚膜銀組成物は、70±2パーセントの特定の銀粉末、2±0.04パーセントの、用いられるバリスタのセラミック基板のタイプに適合するフリット混合物、0.5±0.01パーセントの、金属酸化物の接着性促進剤、焼結促進剤/抑制剤を含有してもよく、残りは、ポリマー、溶媒、界面活性剤、分散剤および厚膜組成物の技術分野で一般的に用いられる他の材料からなる有機媒体である。各成分が最適な量であることは、所望の厚膜導体、抵抗器、誘電体またはエミッタの特性を得るために重要である。必要とされる特性としては、被覆率(coverage)、密度、均一な厚さおよび回路パターンの寸法、抵抗性、電流−電圧温度特性、マイクロ波、電波−高周波特性、キャパシタンス、インダクタンスなどの電気特性;はんだまたはろうの濡れ、圧縮およびワイヤボンディング、接着接合、および接合特性などの相互結合特性;蛍光性などの光学特性;ならびに必要とされ得る他の初期および経年/負荷試験特性が挙げられる。
剥離性の支持体:
剥離性の支持体は、適度な軟性および完全性を有するほぼあらゆる材料を含み得る。単層または複数層の厚膜組成物が、支持体に塗布され得る。支持体は、一般に、平滑で、平坦で、かつ寸法安定性のあるものである。ポリエステルまたはポリオレフィンフィルム、例えば、ポリエチレンおよびポリプロピレンが、好適な支持体の一例である。支持体として使用可能な好適な材料の例としては、本件特許出願人から入手可能なMYLAROポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)フィルムおよびHoechst(Winston−Salem,NC)から入手可能なTRESPAPHAN(登録商標)フィルムが挙げられる。支持体は、通常、10〜250ミクロンの厚さを有する。支持体は、形成される必要のあるパターンのサイズに合ったシート形状であってもよく、または支持体は、連続ロールであり得る。連続ロールにより、連続大量生産が可能となる。任意選択的に、軟性のカバーシートが、乾燥した厚膜組成物層の最外層に存在してもよい。カバーシートは、下位の領域を保護し、容易に取り外すことができる。
剥離性の支持体は、適度な軟性および完全性を有するほぼあらゆる材料を含み得る。単層または複数層の厚膜組成物が、支持体に塗布され得る。支持体は、一般に、平滑で、平坦で、かつ寸法安定性のあるものである。ポリエステルまたはポリオレフィンフィルム、例えば、ポリエチレンおよびポリプロピレンが、好適な支持体の一例である。支持体として使用可能な好適な材料の例としては、本件特許出願人から入手可能なMYLAROポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)フィルムおよびHoechst(Winston−Salem,NC)から入手可能なTRESPAPHAN(登録商標)フィルムが挙げられる。支持体は、通常、10〜250ミクロンの厚さを有する。支持体は、形成される必要のあるパターンのサイズに合ったシート形状であってもよく、または支持体は、連続ロールであり得る。連続ロールにより、連続大量生産が可能となる。任意選択的に、軟性のカバーシートが、乾燥した厚膜組成物層の最外層に存在してもよい。カバーシートは、下位の領域を保護し、容易に取り外すことができる。
剥離剤:
剥離剤は、厚膜を支持体に溶解させることのできる溶液である。使用済みの転写シート上の厚膜は、剥離剤に溶解可能である。本発明における剥離剤は、好ましくは、厚膜組成物の1つまたは複数の要素を含んでいてもよい。例えば、剥離剤は、「厚膜組成物」の項に記載される溶媒であり得、または溶媒および樹脂の組合せであり得、または厚膜組成物に相当し得る。厚膜上に塗布するための剥離剤の量は、使用済みの転写シート上に残留した、乾燥した厚膜の量に応じて決まる。製造設備における処理を容易にするために、転写シート上に見られる厚膜組成物を作製するのに使用された同じ成分を用いるのが望ましいが、厚膜組成物を溶解させ得る相溶性のある材料なら何でも用いることができる。
剥離剤は、厚膜を支持体に溶解させることのできる溶液である。使用済みの転写シート上の厚膜は、剥離剤に溶解可能である。本発明における剥離剤は、好ましくは、厚膜組成物の1つまたは複数の要素を含んでいてもよい。例えば、剥離剤は、「厚膜組成物」の項に記載される溶媒であり得、または溶媒および樹脂の組合せであり得、または厚膜組成物に相当し得る。厚膜上に塗布するための剥離剤の量は、使用済みの転写シート上に残留した、乾燥した厚膜の量に応じて決まる。製造設備における処理を容易にするために、転写シート上に見られる厚膜組成物を作製するのに使用された同じ成分を用いるのが望ましいが、厚膜組成物を溶解させ得る相溶性のある材料なら何でも用いることができる。
剥離器:
本発明における剥離器は、剥離剤および厚膜組成物を剥がすための器具である。剥離器は、好ましくは、へら、拭き具または送風装置である。例えば、ゴムべら、プラスチック製へら、木製へら、布またはタオルなどの拭き具、金属製スクレーパ、ゴム製スクレーパまたは送風機が使用されてもよい。送風機は、支持体から溶液を吹き飛ばすのに十分強いエアブローを作る。上記の剥離器のうちの1つを用いることができ;また、上記の剥離器のうちの複数を用いることもできる。剥離器がへらまたはスクレーパのいずれかである場合、剥離器は、剥離板(601)を含むのが好ましい。剥離板の一端を支持体に対して押し付け、剥離板と支持体とを互いに沿って動かすことによって、厚膜および剥離剤が、支持体の表面から剥がされる。剥離板の形状は、図6(a)に示されるような1つの平板(602)または所定の角度すなわち180度未満の角度で互いに連結された2つを超える平坦なプレートのいずれかを含み得る。図6(b)および(c)はそれぞれ、2つの平板および4つの平板を含む剥離板の形状を示している。剥離器は、2つを超える平板を含む場合、1つまたは複数の角隅部を有し、剥がされるときに角隅部により多くの厚膜および剥離剤が集められる。このため剥離器の効率が高まる。さらに、剥離板の2つの平板のうちの1つが、転写シートの回転方向に垂直に固定される場合、厚膜および剥離剤は、剥離器の1つの側のみから流出する。このため、転写シートのいずれかの側に1つの容器を設けることで、厚膜および剥離剤を収集するのに十分である。このことは容器のサイズの縮小につながるため、作業の空間を節約する。
本発明における剥離器は、剥離剤および厚膜組成物を剥がすための器具である。剥離器は、好ましくは、へら、拭き具または送風装置である。例えば、ゴムべら、プラスチック製へら、木製へら、布またはタオルなどの拭き具、金属製スクレーパ、ゴム製スクレーパまたは送風機が使用されてもよい。送風機は、支持体から溶液を吹き飛ばすのに十分強いエアブローを作る。上記の剥離器のうちの1つを用いることができ;また、上記の剥離器のうちの複数を用いることもできる。剥離器がへらまたはスクレーパのいずれかである場合、剥離器は、剥離板(601)を含むのが好ましい。剥離板の一端を支持体に対して押し付け、剥離板と支持体とを互いに沿って動かすことによって、厚膜および剥離剤が、支持体の表面から剥がされる。剥離板の形状は、図6(a)に示されるような1つの平板(602)または所定の角度すなわち180度未満の角度で互いに連結された2つを超える平坦なプレートのいずれかを含み得る。図6(b)および(c)はそれぞれ、2つの平板および4つの平板を含む剥離板の形状を示している。剥離器は、2つを超える平板を含む場合、1つまたは複数の角隅部を有し、剥がされるときに角隅部により多くの厚膜および剥離剤が集められる。このため剥離器の効率が高まる。さらに、剥離板の2つの平板のうちの1つが、転写シートの回転方向に垂直に固定される場合、厚膜および剥離剤は、剥離器の1つの側のみから流出する。このため、転写シートのいずれかの側に1つの容器を設けることで、厚膜および剥離剤を収集するのに十分である。このことは容器のサイズの縮小につながるため、作業の空間を節約する。
容器:
容器は、剥離器で剥がされた剥離剤および厚膜組成物を収集するための容器である。容器は、使用済みの転写シートの幅より広い幅を有するのが好ましい。容器は、溶液に埃が付かないようにカバーを有していてもよい。
容器は、剥離器で剥がされた剥離剤および厚膜組成物を収集するための容器である。容器は、使用済みの転写シートの幅より広い幅を有するのが好ましい。容器は、溶液に埃が付かないようにカバーを有していてもよい。
第2の支持体:
第2の支持体は、上で説明した支持体と同じ材料を含む。第2の支持体は、回収された厚膜組成物が塗布される対象となる支持体である。第2の支持体は、全く新しい支持体であるのが好ましい。しかしながら、厚膜組成物が剥がされて除去された使用済みの転写シートの支持体は、回収された厚膜組成物とともに第2の支持体として再利用されることがある。厚膜組成物は、例えば、剥離性の支持体上に流延、印刷または噴霧することによって付着されてから、乾燥されて、元どおりに再形成される。
第2の支持体は、上で説明した支持体と同じ材料を含む。第2の支持体は、回収された厚膜組成物が塗布される対象となる支持体である。第2の支持体は、全く新しい支持体であるのが好ましい。しかしながら、厚膜組成物が剥がされて除去された使用済みの転写シートの支持体は、回収された厚膜組成物とともに第2の支持体として再利用されることがある。厚膜組成物は、例えば、剥離性の支持体上に流延、印刷または噴霧することによって付着されてから、乾燥されて、元どおりに再形成される。
ロール・ツー・ロールシステム:
本発明の回収システムは、好ましくはロール・ツー・ロールシステムであり得る。使用済みの転写シートが連続ロールであるロール・ツー・ロールシステムの回収システムの一実施形態が、図5に示されている。ロール(501)から順に送られるべき使用済みの転写シートは、剥離剤容器(502)からの剥離剤とともに厚膜組成物に塗布される。支持体上の厚膜組成物は、剥離器(503)で剥がされる。溶媒と厚膜組成物との溶液は、容器(504)中に収集される。支持体は、剥がされた後、別のロール(502)に巻かれる。
本発明の回収システムは、好ましくはロール・ツー・ロールシステムであり得る。使用済みの転写シートが連続ロールであるロール・ツー・ロールシステムの回収システムの一実施形態が、図5に示されている。ロール(501)から順に送られるべき使用済みの転写シートは、剥離剤容器(502)からの剥離剤とともに厚膜組成物に塗布される。支持体上の厚膜組成物は、剥離器(503)で剥がされる。溶媒と厚膜組成物との溶液は、容器(504)中に収集される。支持体は、剥がされた後、別のロール(502)に巻かれる。
実施例1
この実施例において、導電性組成物を含む転写シートを、使用済みの転写シートの代わりに準備する。
この実施例において、導電性組成物を含む転写シートを、使用済みの転写シートの代わりに準備する。
転写シート
ミキサーが導電性組成物の全ての成分を撹拌した後、3本ロールミルによりその混合物を広げた。以下の表はその組成を示している。
ミキサーが導電性組成物の全ての成分を撹拌した後、3本ロールミルによりその混合物を広げた。以下の表はその組成を示している。
次に、厚膜組成物の混合物を、支持体であるPETフィルムに塗布する。その塗布パターンは、長さ0.25m×幅0.35m×厚さ4μmであった。厚膜トナーを含むPETフィルムを、80〜120℃で2分間乾燥させた。
剥離剤:
剥離剤は、上述した厚膜トナーと同じ組成を有していた。
剥離剤は、上述した厚膜トナーと同じ組成を有していた。
厚膜の収集方法:
この実施例は図4に従う。4gの剥離剤を、剥離剤容器から取り出し、平坦な台の上に置かれた転写シートの厚膜に塗布する。剥離剤を、平坦な金属板を有するへらで厚膜にわたって広げる。転写シートを、元のとおりに室温で2分間保った。軟化した厚膜および剥離剤を金属製のへら(303)で剥がした。この実施例で用いられたへらは、平坦な収集板と、手で保持される把持部分とから構成されていた。剥離剤と厚膜組成物との溶液を容器(304)中に収集した。
この実施例は図4に従う。4gの剥離剤を、剥離剤容器から取り出し、平坦な台の上に置かれた転写シートの厚膜に塗布する。剥離剤を、平坦な金属板を有するへらで厚膜にわたって広げる。転写シートを、元のとおりに室温で2分間保った。軟化した厚膜および剥離剤を金属製のへら(303)で剥がした。この実施例で用いられたへらは、平坦な収集板と、手で保持される把持部分とから構成されていた。剥離剤と厚膜組成物との溶液を容器(304)中に収集した。
Claims (6)
- 支持体フィルムと厚膜組成物とを含む使用済みの転写シートから厚膜を回収するための方法であって、
(a)少なくとも溶媒を含む剥離剤を前記厚膜上に塗布する工程と;
(b)剥離器を用いて、前記剥離剤および前記厚膜を前記支持体フィルムから剥がす工程と;
(c)前記剥離器を用いて剥がされた前記剥離剤および前記厚膜を容器に収集する工程と、を含む方法。 - 厚膜組成物として再度使用するために、容器中の前記剥離剤と前記厚膜との溶液のレオロジーを調整する工程と;前記厚膜組成物を第2の支持体上に塗布して、転写シートを作製する工程と、をさらに含む請求項1に記載の方法。
- 前記転写シートが、前記剥離剤を塗布した後、ロールによって下側に90度を超える角度で回転される請求項1に記載の方法。
- 前記剥離剤が、溶媒と、前記使用済みの転写シートの前記厚膜組成物の1つまたは複数の成分とを含む請求項1に記載の方法。
- 前記剥離器が、へら(スパーテル)、拭き具(ワイパー)、スクレーパ、真空管、送風装置およびそれらの組合せからなる群から選択される請求項1に記載の方法。
- ロール・ツー・ロールシステムである請求項1に記載の方法。
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