JP2011518478A - 多重セル環境におけるセル間干渉回避方法 - Google Patents

多重セル環境におけるセル間干渉回避方法 Download PDF

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Abstract

多重セル環境でセル間干渉を回避する方法が提供される。この方法は、干渉セルのエッジに位置している移動端末の受信性能を向上させるように、干渉セルでのPMIの使用を制限する。移動端末は、干渉セルでの使用が禁止される干渉セルのPMIを測定し、測定された制限PMIを干渉セルに転送する。干渉セル内の移動端末での制限PMIの使用が制限される。エッジ端末が測定した干渉セルに関するPMI情報を用いて、干渉セルに対するPMI制限のためのテーブルを生成して使用する方法などが提供される。
【選択図】図7

Description

本発明は、移動通信に係り、特に、多重セル環境におけるセル間干渉回避方法に関するものである。
次世代移動通信及び無線転送システムでは、多重セル環境で、向上したデータ転送率とシステム容量が要求されている。このような要求に応じて、多数のアンテナを用いてデータを転送する多重入出力(multi−input multi−output:MIMO)システムに対する研究が進行されており、多重セル環境でのデータの転送率を向上させるためにチャネル情報を用いる、閉ループ方式の多重入出力システムは、チャネル情報を用いて転送性能を向上させることができる。
一般に、多重入出力システムで、端末は、受信したデータから受信チャネルに関する情報を確認することができるが、基地局は、チャネル情報を確認することができない。したがって、チャネル情報を用いてシステムの性能を向上させるためには、基地局が、チャネル情報を知っていなければならない。TDD(time division duplex)方式が用いられる場合、基地局と端末間のアップ/ダウンリンク(up/downlink)チャネルが互いに同一なため、基地局でチャネル情報を知ることができる。
閉ループMIMOを用いるシステムは、基地局が、各端末の送信チャネルに関する情報を用いてデータを転送する。この場合、基地局は、サービスしている端末の送信チャネルに関する情報を知ることができず、端末からチャネルに関する情報、例えば、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Index)などがフィードバックされる。
端末は、基地局から受信した信号を用いて、データを受信したチャネルを推定する。推定したチャネルを用いて、端末は、基地局がデータを送信する時にチャネル状況に好適なMCS(Modulation Coding Scheme)を適用するように、CQIを計算する。また、端末は、推定されたチャネルとコードブックを用いてチャネル状況に最も好適なチャネル係数、すなわち、コードブックのプリコーディングベクトル(precoding vector)を、既に知っているコードブックから選択する。端末が推定されたチャネルを用いて求めたチャネル情報は、基地局と端末間のフィードバックチャネルを通じて転送される。基地局は、端末から受信したチャネル情報、選択されたMCS及びコードブックのプリコーディングベクトルを用いて、データを端末に送信する。
現在、閉ループMIMOシステムに対する多くの研究が行われており、単一セルの他に多重セルの環境でも、閉ループMIMO方式が適用されて用いられている。しかし、多重セル環境で、他のセルからの干渉による影響を減らすための方法として、各セルで使用するコードブックを制限することによって、セル間干渉を除去する方法に対する研究は未だ十分でない現状である。
多重セル環境下で閉ループMIMOを用いるシステムにおいて、それぞれの基地局は、セル中の端末に高品質のサービスを提供するために、基地局自身と各端末間のチャネル状況に基づいて、端末に最適のプリコードブック(pre−codebook)を割り当てる。
しかしながら、セルのエッジに位置する端末は、自身の属しているセルの基地局からの信号が弱いため、隣接セルの基地局がこの隣接セルに属する端末に割り当てた最適のプリコードブックによって干渉を受けることになる。このようなプリコードブックによるセル間干渉によって、セルのエッジに位置している端末は性能が減少する問題点があった。
したがって、本発明は、関連技術の限界及び欠点に起因する一つ以上の問題を実質的に解消するための、多重セル環境においてセル間干渉を回避する方法に関する。
本発明の目的は、隣接セルで使用するプリコーディング行列によるセル間干渉によってセルのエッジに位置している端末の性能が減少する問題を解決する方法及び/または装置を提供することにある。
本発明に関する明細書及び特許請求の範囲に使われた一部の用語の意味を説明する。図1を参照すると、例えば、端末UEは、セルA(Cell_A)のエッジに位置している端末で、セルAによってサービスを受けているということがわかる。また、端末UEは、セル_Aに隣接しているセルであるセルB(Cell_B)、セルC(Cell_C)、セルD(Cell_D)から信号の干渉を受けている(点線を参照)。すなわち、端末UEに対してセルB(Cell_B)、セルC(Cell_C)、セルD(Cell_D)は、端末UEに干渉を与える‘干渉セル’と定義することができる。一方、端末UEにサービスを提供するセルAは、端末UEの‘サービングセル’と定義することができる。
以下、本発明の明細書では、上述の課題を解決するための目的で、多重セル環境でセル間干渉の影響を減らし、エッジ端末の受信性能を向上させるためにPMI制限(PMI restriction)を適用して閉ループMIMOを用いる方法が提供される。
また、隣接しているセル内の端末に干渉を与える干渉セルに対するPMI制限のために、干渉セルに関する情報を転送する端末を設定する方法が提供される。具体的には、基地局が端末のフィードバック情報を用いて干渉セルに関する情報を送る、端末に対する臨界値を設定する方法、定められた臨界値を基地局が端末に転送する方法、干渉セルに関する情報を転送する端末の設定に任意の臨界値を用いる方法、全ての端末が情報を基地局に転送する時、基地局が端末の受信状態を把握して確認(confirm)信号を送信する方法、及び定められた臨界値を満たす端末に信号を転送する方法が提供される。
また、セル内の端末が、干渉を与える干渉セルの情報を測定する方法が提供される。具体的には、ハンドオーバーメッセージ(handover message)(BS_ID、CELL_ID、RSSI等)を用いて干渉セルの情報を測定する方法、チャネル推定を通じて得られたチャネル情報を用いてSINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)、CQIなどを用いて干渉セルの情報を測定する方法、干渉セルに対するPMI制限のために、エッジに位置している端末が、一つ以上の干渉セルに対して干渉セルに関するPMI情報を推定する方法、干渉セルに対して一つの以上の制限PMI(restricted PMI)を測定する方法、及び端末が、最も強い干渉を与える干渉セルを測定する方法が提供される。
また、ランク適応(Rank adaptation)時のPMI制限を用いて、干渉セルによる影響を減らす方法が提供される。具体的には、エッジ端末が、干渉セルに対して各ランク別に制限せねばならないPMIを測定し、それを用いて干渉セルのPMI使用を制限する方法、エッジ端末が、ランク1に該当する制限しなければならないPMIを測定し、このプリコーディングベクトルを含む全てのプリコーディングベクトルに制限を加える方法、及びエッジ端末がランク1に該当する干渉セルのPMI情報を測定し、ランク1を用いる端末にのみ制限を加える方法が提供される。
また、エッジ端末が測定した干渉セルに関するPMI情報を用いて、干渉セルに対するPMI制限のためのテーブルを生成して使用する方法が提供される。具体的には、干渉セルに関するPMI情報の統計値を用いて制限をする方法、作成されたPMIテーブルを上位階層に転送してダウンリンクシグナリング(downlink signaling)情報として用いる方法、作成されたPMIテーブルをビットマップ(bitmap)形式で表して使用する方法が提供される。
また、干渉セルに対するPMI制限をするために、端末が、フィードバックする干渉セルに関するPMI情報を収集する方法と制限する方法が提供される。具体的には、干渉セルに関する情報を端末がフィードバックする周期、基地局が端末から干渉セルに関する情報を受信する周期、基地局がPMI使用に制限を加える区間あるいは範囲を設定する方法、及び干渉セルに関する情報を端末ごとに異なる周期で基地局に転送する方法が提供される。
また、端末が測定した干渉セルに関する情報を用いて、干渉セルのコードブック使用を制限する方法が提供される。具体的には、干渉セルに対してPMIを制限するために、臨界値を満たす端末のみが、干渉セルに関する情報をフィードバックする方法、エッジ端末がフィードバックした干渉セルに関するPMI情報を用いて、干渉セルに対してPMI制限する方法、エッジ端末が測定した干渉セルに関するPMI情報を用いて、干渉セルの内側に位置している端末が使用するPMIを制限する方法、干渉セルの端末に対してPMI制限を適用するための臨界値を基地局が端末に転送する方法、セルの内部移動局(Mobile station)の状態(SINR、throughput、CQI)によって一定状態以上の端末にのみPMI制限を加える方法、端末がフィードバックした情報を用いて、制限のための臨界値を設定する方法、基地局から受信した臨界値を満たす端末にのみ制限を加える方法、干渉セルに関するPMI情報を用いて、干渉セルの端末が使用するPMIを制限する時に、端末が使用するバンド別に制限を加えたり、全体使用バンドに対して制限を加える方法、干渉セルで使用しなければならないPMIが制限される時、準最適(sub−optimal)PMIを使用する方法が提供される。
また、干渉セルに関する情報を基地局にフィードバックする方法が提供される。具体的には、バックボーンネットワークを用いてサービング基地局から干渉基地局に情報を転送する方法、端末が直接フィードバックチャネルを通じて干渉基地局に情報を転送する方法、制限PMIを干渉基地局に転送するためのフィードバックチャネルを共通使用したり、または、各基地局ごとに任意のチャネルを使用する方法が提供される。
また、PMI制限のために転送されるフィードバックメッセージとして、チャネル情報を用いる場合には、制限PMI、BS_ID、Cell_ID、帯域インデックス(band_index)が使用され、ハンドオーバーメッセージを用いる場合には、制限PMI、及び帯域インデックスが使用されることができる。
また、干渉セルのPMI制限において、エッジ端末が、干渉セルに関するPMI情報を測定してそれを端末の属している基地局に転送し、基地局は、再び干渉セルに制限されるPMIに関する情報をバックボーンネットワークを通じて干渉セルに転送してPMIを制限する方法、及び干渉セルのPMI制限において、エッジ端末が干渉セルに関するPMI情報を干渉セルとのフィードバックチャネルを通じて直接転送してPMIを制限する方法が提供される。
また、制限するPMIに対するテーブルを端末に転送し、端末は、受信したテーブルにより制限されるPMIを除く残りPMIを用いる方法が提供される。ここで、テーブルは、ビットマップ形式で表示することができる。ここで、干渉セルから転送されたPMI情報を用いて基地局が端末に制限されたPMIを割り当てなくても良く、端末のフィードバックしたPMIが、基地局の受信した制限すべきPMIと同一である場合、他のPMIを使用するように端末に信号を転送し、他のPMIを基地局に転送することができる。基地局が干渉セルから受信したPMI情報を端末に転送することによって、端末は、制限されたPMI以外の他のPMIを使用することができる。
また、本発明は、ICI(inter−cell interference)を減らすためのFFR(fractional frequency reuse)と協力的MIMOと一緒に使用されて、セル間干渉の影響を減らすことができる。
上述した問題点を解決するための、本発明の一様相によれば、コードブックを使用する無線通信システムのネットワークでのセル間干渉を回避する方法は、干渉セル内で前記コードブックの一部の使用を制限するための情報を隣接セルから受信する段階と、前記受信した情報を用いて、前記干渉セル内で使用制限され、前記コードブックと関連する制限元素を決定する段階と、を含む。ここで、前記隣接セルから受信する情報は、一つのあらかじめ決定された時区間(time period)または複数の前記あらかじめ決定された時区間に使用することができる。または、前記隣接セルから受信する情報は、隣接セルと前記干渉セルとを連結するバックボーンネットワーク(backbone network)を通じて受信したり、または、前記隣接セルに属する端末と前記干渉セルのネットワーク間に設定されたフィードバックチャネル(feedback channel)を通じて受信することができる。または、前記干渉セル内の端末のうち、前記決定された制限元素の使用が制限される端末を決定するのに使用される臨界値を設定する段階と、前記決定された制限元素に関する情報及び前記設定された臨界値を前記干渉セル内の端末に転送する段階と、をさらに含むことができる。この時、前記コードブックと関連する制限元素に関する情報は、前記コードブックに属するプリコーディング行列のインデックスとすることができる。または、前記コードブックと関連する制限元素に関する情報は、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列のインデックスとすることができる。
上述の方法において、前記コードブックと関連する制限元素は、前記コードブックに属するプリコーディング行列とすることができる。この時、前記隣接セルから受信する情報は、前記コードブックに属するプリコーディング行列のインデックスであり、前記コードブックと関連する制限元素は、前記コードブックの元素のうち、前記隣接セルから受信したインデックスに対応する元素と同一であるか、または、前記コードブックの元素のうち、前記隣接セルから受信したインデックスに対応する元素の統計を用いて決定することができる。または、前記隣接セルから受信する情報は、CSI(channel state information)であり、前記コードブックと関連する制限元素を決定する段階は、前記コードブックに属するプリコーディング行列のうち、前記受信したCSIに対応するプリコーディング行列を決定する段階を含み、前記コードブックと関連する制限元素は、前記決定されたプリコーディング行列と同一であるか、または、前記決定されたプリコーディング行列の統計を用いて決定することができる。
または、上述の方法において、前記コードブックの元素は、ベースコードブック(base codebook)の元素と連接コードブック(concatenation codebook)の元素との積により形成され、前記コードブックと関連する制限元素は、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列とすることができる。この時、前記隣接セルから受信される情報は、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列のインデックスであり、前記コードブックと関連する制限元素は、前記ベースコードブックの元素のうち、前記隣接セルから受信したインデックスに対応する元素と同一であるか、または、前記ベースコードブックの元素のうち、前記隣接セルから受信したインデックスに対応する元素の統計を用いて決定することができる。または、前記隣接セルから受信する情報は、CSIであり、前記コードブックと関連する制限元素を決定する段階は、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列のうち、前記受信したCSIに対応するプリコーディング行列を決定する段階を含み、前記コードブックと関連する制限元素は、前記決定されたプリコーディング行列と同一であるか、または、前記決定されたプリコーディング行列の統計を用いて決定することができる。
本発明の他の様相によれば、コードブックを使用する無線通信システムのネットワークでのセル間干渉を回避する方法は、干渉セル内で前記コードブックの一部のみを使用するための情報を隣接セルから受信する段階と、前記受信した情報を用いて、前記干渉セル内で使用が要請され、前記コードブックと関連する要請元素を決定する段階と、を含む。この時、前記干渉セル内の端末のうち、前記決定された制限元素の使用が制限される端末を決定するのに使用される臨界値を設定する段階と、前記決定された制限元素に関する情報及び前記設定された臨界値を、前記干渉セル内の端末に転送する段階と、をさらに含むことができる。ここで、前記コードブックと関連する要請元素は、前記コードブックに属するプリコーディング行列とすることができる。または、前記コードブックの元素は、ベースコードブック(base codebook)の元素と連接コードブック(concatenation codebook)の元素との積により形成され、前記コードブックと関連する要請元素は、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列とすることができる。
本発明のさらに他の様相によれば、コードブックを使用する無線通信システムのネットワークでのセル間干渉を回避する方法は、サービングセルに属する端末が前記干渉セル内で使用が制限され、前記コードブックと関連する制限元素、または前記干渉セル内で使用が要請され、前記コードブックと関連する要請元素を送信するか否かを決定するのに使用される臨界値を設定する段階と、前記設定された臨界値に関する情報を、前記端末に送信する段階と、を含む。この時、前記コードブックと関連する制限元素または前記コードブックと関連する要請元素は、前記コードブックに属するプリコーディング行列とすることができ、または、前記コードブックの元素は、ベースコードブックの元素と連接コードブックの元素との積により形成され、前記コードブックと関連する制限元素または前記コードブックと関連する要請元素は、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列とすることができる。この時、前記端末から前記干渉セルに関するCSIを受信すると、前記受信したCSIに基づいて前記コードブックと関連する制限元素または前記コードブックと関連する要請元素を生成して、前記干渉セルの基地局に転送する段階をさらに含むか、または、前記端末から前記コードブックと関連する制限元素または前記コードブックと関連する要請元素を受信して前記干渉セルの基地局に転送する段階をさらに含むことができる。または、前記コードブックと関連する制限元素または前記コードブックと関連する要請元素を送信することを許容するようとの要請及び前記端末に関するチャネル情報を前記端末から受信する段階と、前記受信したチャネル情報の測定値と前記臨界値とを比較した結果が、あらかじめ決定された関係を満たす場合、前記要請に対する許諾を前記端末に送信する段階と、をさらに含むことができる。または、前記臨界値は、CQI、SINR、CSI、干渉電力(interference power)、干渉ベクトル(interference vector)、及びジオメトリー(Geometry)情報に関する値のうちの一つ以上を含み、サービングセル内の端末からフィードバックされる情報に基づいて設定することができる。
本発明のさらに他の様相によれば、コードブックを使用する無線通信システムのネットワークでのセル間干渉を回避する方法は、干渉セル内で使用が制限され、前記コードブックと関連する制限元素、前記干渉セル内で使用が要請される前記コードブックと関連する要請元素、または前記干渉セルに関するCSIを測定する測定段階と、前記測定された制限元素、前記測定された要請元素、または前記測定された前記干渉セルに関するCSIをサービングセルのネットワークまたは前記干渉セルのネットワークに転送する転送段階と、を含む。この場合、前記コードブックと関連する制限元素または前記コードブックと関連する要請元素は、前記コードブックに属するプリコーディング行列とすることができ、または、前記コードブックの元素は、ベースコードブックの元素と連接コードブックの元素との積により形成され、前記コードブックと関連する制限元素または前記コードブックと関連する要請元素は、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列とすることができ、または、前記転送段階は、前記測定された前記干渉セルに関するCSIを転送する場合には、前記サービングセルの基地局または前記干渉セルの基地局にアナログフィードバックを用いて転送する段階を含むことができる。この時、前記測定段階で、前記測定はフレームごとに行われたり、または、あらかじめ決定されたフレーム周期ごとに行われることができる。または、前記コードブックと関連する制限元素または前記コードブックと関連する要請元素は、前記干渉セルに関するチャネル情報及びハンドオーバーに関する情報を用いて測定することができる。または、前記コードブックと関連する制限元素または前記コードブックと関連する要請元素は、ランク(rank)及び転送ストリーム数のうち一つ以上と関連して測定されたものとすることができる。
本発明のさらに他の様相によれば、コードブックを使用する無線通信システムのネットワークでのセル間干渉を回避する方法は、干渉セル内で使用が制限され、前記コードブックと関連する制限元素、及び前記コードブックと関連する制限元素の使用を制限するか否かを決定するのに使用するための臨界値を前記干渉セルのネットワークから受信する段階と、チャネル情報の測定値と前記臨界値とを比較した結果が、あらかじめ決定された関係を満たす場合、前記コードブックと関連する制限元素に基づいて最適のPMIを決定する段階と、を含む。この時、前記コードブックと関連する制限元素は、前記コードブックに属するプリコーディング行列であり、前記最適のPMIは、前記受信された制限元素が除外された前記コードブックに基づいて決定することができる。または、前記コードブックの元素は、ベースコードブックの元素と連接コードブックの元素との積により形成され、前記コードブックと関連する制限元素は、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列であり、前記最適のPMIは、前記受信した制限元素が除外された前記ベースコードブックに基づいて決定することができる。
本発明のさらに他の様相によれば、コードブックを使用する無線通信システムのネットワークでのセル間干渉を回避する方法は、干渉セル内で使用が要請され、前記コードブックと関連する要請元素、及び前記コードブックと関連する要請元素のみを使用するか否かを決定するのに使用するための臨界値を前記干渉セルのネットワークから受信する段階と、チャネル情報の測定値と前記臨界値とを比較した結果があらかじめ決定された関係を満たす場合、前記コードブックと関連する要請元素に基づいて最適のPMIを決定する段階と、を含む。この時、前記コードブックと関連する要請元素は、前記コードブックに属するプリコーディング行列であり、前記最適のPMIは、前記受信した要請元素及び前記連接コードブックに基づいて決定することができる。または、前記コードブックの元素は、ベースコードブックの元素と連接コードブックの元素との積により形成され、前記コードブックと関連する要請元素は、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列であり、前記最適のPMIは、前記受信した要請元素及び前記連接コードブックに基づいて決定することができる。
以上の全般的な説明と以下の本発明の詳細な説明はいずれも例示的且つ説明的なもので、請求された本発明の追加的な説明を提供するために提供されるということが理解できる。
本発明によれば、セル間干渉を効果的に回避することができる。
閉ループMIMO方式を用いるシステムの構成図である。 多重セル環境におけるセル間干渉を示す構成図である。 本発明の一実施例による、干渉セルのプリコーディングベクトルの使用を制限するためにサービング基地局に干渉セルのPMI情報を転送する端末構成を示す図である。 本発明の一実施例による、干渉セルの端末が干渉を与えるプリコーディングベクトルを推定し制限するための具体的な構成を示す図である。 図5(a)は、本発明の一実施例による、エッジ端末が干渉セルに関する情報をバックボーンネットワークを通じてフィードバックする構成を示す図である。図5(b)は、本発明の一実施例による、エッジ端末が干渉セルに関する情報を干渉セルとのフィードバックチャネルを通じてフィードバックする構成を示す図である。 本発明の一実施例による、干渉セルのPMIの使用を制限するためのシステムの構成を示す図である。 本発明の一実施例による、干渉セルのPMIの使用を制限するためのシステムの構成を示す図である。 本発明の一実施例による無線通信システムのネットワークでのセル間干渉を回避する方法であり、サービングセルのエッジ端末の内部処理過程を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による無線通信システムのネットワークでのセル間干渉を回避する方法であり、サービングセルのネットワーク、例えば、基地局の内部処理過程を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による無線通信システムのネットワークでのセル間干渉を回避する方法であり、干渉セルのネットワーク、例えば、干渉セルの基地局の内部処理過程を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による無線通信システムのネットワークでのセル間干渉を回避する方法であり、干渉セル内の端末の内部処理過程を示すフローチャートである。 本発明による他の実施例によるセル間干渉除去方法を説明するための図である。
本発明の付加的な利点、目的、及び特徴の一部は、以下の詳細な説明で説明され、他の一部は、本発明の実施から習得したり、下記の内容から、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかになるであろう。本発明の目的及び他の利点は、添付の図面の他、ここに記述される詳細な説明及び請求の範囲で特に指摘された構造によって実現及び獲得することができる。
以下、添付の図面に基づいて、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。ただし、図面中、同一の構成要素には可能な限り同一の参照番号を付する。
プリコーディングまたはビームフォーミング(beamforming)のような技術を用いる場合、使用されるプリコーディング行列/プリコーディングベクトルまたはビームフォーマ(beamformer)が隣接セルに強い影響を与えることがある。これをフラッシュライト効果(flashlight effect)と呼ぶ。本発明の実施例によれば、コードブックを用いてプリコーディングまたはビームフォーミングをする時に、このようなフラッシュライト効果を減らす目的で、隣接基地局に、コードブックの特定元素(codebook element)を使用しないように要請することができる。逆に、特定コードブック元素を使用するように要請することもできる。
<コードブックベクトルまたはコードブック行列の使用制限または要請>
閉ループ方式の多重入出力システムは、チャネル情報を用いて転送性能を向上させる。チャネル情報を用いてプリコーディングをするMIMOシステムの受信信号は、下記の数学式で示すことができる。
ここで、Hはチャネルを表し、nは、0の平均値を有するガウスノイズ(zero mean Gaussian noise)を表す。Wは、基地局が、データ転送を始める前にあらかじめ探しておいた最適のコードブックに含まれたベクトルを表し、送受信アンテナ数と転送するストリーム数によって様々なコードブック(W)のコードブックベクトルがあり、コードブック(W)は、下記の数学式で示すように、それぞれのコードブックベクトルからなる。
ここで、Wは、コードブック中のi番目のプリコーディングベクトルを表す。
端末は、受信した信号を用いてコードブックから最適の性能を有するコードブックベクトルを選択し、これを基地局にフィードバックチャネルを通じて転送する。このようなプリコーディングを用いることによって、転送ストリームに対する電力及びレート制御を行うことができ、共同チャネル干渉(co−channel interference)を除去することができる。
図1は、閉ループMIMO方式を用いるシステムの構成図である。
端末101は、基地局102から受信した信号を用いて、データを受信したチャネル103を推定する。推定したチャネルを用いて、端末101は、基地局102がデータを送信する時にチャネル状況に好適なMCSを適用するように、CQIを計算する(104)。また、推定されたチャネルとコードブックを用いて、チャネル状況に最適のチャネル係数、すなわち、コードブックのプリコーディングベクトルを、既に知っているコードブックから選択する(105)。推定されたチャネルを用いて端末101が求めたチャネル情報は、基地局102と端末101間のフィードバックチャネル106を通じて転送される。この時、チャネル情報を、アナログフィードバック(analog feedback)を通じて基地局102に転送することができる。ここで、“ナログフィードバック”という用語は、測定されたチャネル情報を、加工した形態(例えば、該情報をいくつかの量子化された値に制限し、該量子化された値をこれを指示するインデックスとともに転送する量子化された形態)ではなく、そのままの形態でフィードバックするということを意味する。基地局102は、端末101から受信したチャネル情報、選択されたMCS、及びコードブックのプリコーディングベクトルを用いてデータを端末に送信する。
多重セル環境で閉ループMIMOを用いるシステムは、隣接セルの影響から多く干渉を受けることになる。特に、セルのエッジに位置している端末(すなわち、第1移動端末)が受信する信号の強度は、セルの内側に位置している端末(すなわち、第2移動端末)が受信する信号の強度に比べて、受信する信号の強度が弱いため、隣接セルによる影響を多く受けることになる。
図2は、多重セル環境でのセル間干渉を示す構成図である。
図2のセルA(Cell_A)でエッジに位置している端末UEは、セルA(Cell_A)にサービスを提供しているサービング基地局BS1から遠く離れているため、受信信号Rが非常に弱い。また、端末UEが隣接セル(例えば、Cell_B、Cell_C、Cell_D)との境界部分に位置しており、隣接セル(例えば、Cell_B、Cell_C、Cell_D)による干渉を受け、受信性能が大きく低下する。一方、セルCでセルの内側に位置している端末UEは、基地局BS3に近接しているため、受信信号Rの強度が非常に良好であり、隣接セル(例えば、Cell_A、Cell_B、Cell_D)から干渉を受けるが、隣接セル(例えば、Cell_A、Cell_B、Cell_D)からの信号の強度が弱いため、受信性能にほとんど影響を与えない。したがって、セルのエッジに位置している端末(例えば、UE)は、セルの内側に位置している端末(例えば、UE)に比べて隣接セルによる影響を多く受け、性能が低下してしまう。
このような多重セル環境で、閉ループMIMOを用いる各セルの基地局BS1、BS2、BS3、‥‥‥、BSNは、互いに同一のコードブックを用いて各セルに位置している端末にデータを転送し、この時、各セルでは、基地局と端末間のチャネル状態に基づいて各端末ごとに最適のプリコーディングベクトルを用いてデータを転送する。この時、それぞれの端末に使用されるプリコーディングベクトルは、互いに完全に独立しておらず、互いに相関性を持っているか、プリコーディングベクトルによるビームパターンが重なってビームパターンが互いに影響を与えることになる。したがって、セル内の端末がサービング基地局からチャネル状況に好適な最適のプリコーディングベクトルを用いてデータを受信する時、セルのエッジに位置している端末は、隣接しているセルの基地局が隣接しているセル内の端末に使用した最適のプリコーディングベクトルによる影響により、強いセル間干渉を受けることになる。したがって、閉ループMIMOを用いる端末は、多重セル環境でICIに対する影響を減らし、また、使用されるプリコーディングベクトルが互いに与える影響を減らすために、干渉を起こすセルのプリコーディングベクトルの使用に制限を加えることができる。プリコーディングベクトルの使用に制限を加えるためには、干渉により影響を受けている端末が、干渉を与える隣接セルが使用してはならないPMIを把握して、サービング基地局に転送しなければならない。
サービングセル内の端末は、自身とサービングセルの基地局間のCSI及び自身と干渉セルの基地局間のCSIを、アナログフィードバックを用いて転送することができる。このように転送されるCSIは、チャネル行列(channel matrix)、チャネル分散行列(channel covariance matrix)、チャネル分散行列のシンギュラーベクトル(singular vector/vectors)のような形態を有することができる。サービングセルの基地局は、端末から転送されたサービングセルに関するCSI、干渉セルに関するCSI、及び基地局の持っているコードブック情報を用いて、端末が使用するのに好適なコードブックベクトル及び端末に干渉を多く与える干渉セルのコードブックベクトルを決定する。例えば、プリコーディングのためのコードブックを用いる場合、サービングセルの基地局で選択された干渉セルに関するPMIは、バックボーンネットワークを通じて干渉セルに転送されることができる。ここで、サービングセルの基地局により決定されて転送されるPMIは、干渉セルで使用制限されるべきPMIである。サービングセルの基地局から、使用制限されるべき使用制限PMIを受信した干渉セルの基地局は、干渉セル内の端末が使用するPMIを決定する時に、コードブックのPMIのうち、サービングセルから転送された使用制限PMI以外のPMIの中から決定する。この時、干渉セルの基地局は、干渉セル内の端末が転送したアナログフィードバック情報を用いることができる。
他の方法として、サービングセルの基地局は、サービングセル内の端末から受信した干渉セルに関するCSIを、バックボーンネットワークを通じて干渉セルの基地局に転送することができる。干渉セルに関するCSIを受信した干渉セルの基地局は、コードブック情報を用いて干渉セルで使用制限されるべき使用制限PMIを決定する。干渉セル内の端末は、この使用制限PMI以外のPMIを使用する。すなわち、サービングセルの基地局から受信したCSIを用いて、サービングセル内の端末に干渉を与えるPMIを決定し、このように決定されたPMIの使用を干渉セル内で制限することによってセル間干渉を減らすことができる。上述したサービングセルと干渉セルは相対的な概念として理解すべきである。
図3(a)及び図3(b)は、干渉セルのプリコーディングベクトルの使用を制限する目的で、サービング基地局に干渉セルのPMI情報を転送する端末構成を示す図である。
隣接しているセル内の端末に干渉を与える干渉セルによる影響を減らすために、図3(a)及び図3(b)に示す構成図によって、干渉セルのプリコーディングベクトル情報、すなわち、PMIを転送する端末が定められる。
図3(a)は、干渉セルのプリコーディングベクトルの使用を制限するための情報を転送する端末に対する構成図で、臨界値(threshold)を使用する方法を示している。
図3(a)を参照すると、各セルの基地局は、各セル内の端末が干渉セルのPMI情報を転送することを許容するか否かを決定するのに用いられる臨界値を、セル内の全ての端末にブロードキャストする。例えば、図3(a)のセルA(Cell_A)で、基地局BSは、端末MS、MS、MS、MSに臨界値をブロードキャストする(実線)。この時、端末に転送される臨界値は、セル内のそれぞれの端末が基地局に転送するCQI、SINR、ジオメトリー(Geometry)、CSIなどを用いて決定される。臨界値は、例えば、SINR、チャネル情報、及び端末の位置情報などのようなジオメトリー情報を用いて計算された全端末の短期間(short term)または長期間(long term)の受信SINRに基づいて、これらのSINRの中で下位10%を境界付けるSINR、または、あらかじめ固定された任意のSINR値(例えば、−2.5dB)を用いて定められる。計算された受信SINRを持って臨界値を定める場合、臨界値は端末の状況によって流動的に変わる。このような臨界値は、全セルに同一に適用したり、セルごとに異なる値を適用することができる。定められた臨界値は、固定されても良く、あるいは、毎フレームあるいは長い時間(例えば、100フレームまたはスーパーフレーム(superframe))に一回ずつ変更されても良い。基地局から臨界値を受信した端末のうち、端末のSINRが臨界値未満の場合に該当する端末は、干渉セルに関する情報を基地局に転送する。例えば、図3(a)のセルAで、端末MS、MSのみが基地局BS1に干渉セルに関する情報を転送する(点線)。図3(a)の構成では、基地局が臨界値を端末に転送した後、この臨界値を満たす端末のみが、干渉セルに関する情報を転送する。
図3(b)は、干渉セルのプリコーディングベクトルの使用を制限するための情報を転送する端末の構成を示す図で、要請(request)及び確認(confirm)を使用する方法を示している。
図3(b)を参照すると、隣接セルによる干渉を受けている全端末(例えば、セルAの端末MS、MS、MS、MS)が、干渉セルに関する情報を転送するために、基地局に要請(request)情報を送る(実線)。この時、基地局は、端末のSINR、CQI、ジオメトリー情報などを用いて、干渉セルの情報を転送する端末を選択し、選択された端末(例えば、セルAの端末MS、MS)には確認信号を送る(点線)。この時、基地局から確認信号を受信した端末は、干渉セルに関する情報を基地局に転送する。例えば、上記の方法により選択されたセルのエッジに位置している端末は、隣接セルによる強い干渉の影響を減らすために、まず、複数の隣接セルから受信した信号を用いて複数の隣接セルのそれぞれのチャネルの情報を推定する。この時、エッジ端末に干渉を与えるセルを決定するためには、推定された各隣接セルのチャネル情報を用いて、各隣接セルがエッジ端末に及ぼす信号の強度(例えば、SINRあるいはSIR、CQI等)を計算して、それぞれの隣接セルが及ぼす干渉の程度を測定する。セルエッジに位置している端末は、推定された隣接セルに関するチャネル情報を用いて計算された、各セルが及ぼす干渉の程度を用いて、エッジ端末に最も大きい干渉を与える一つのセルあるいは多数の干渉セルを決定することができ、決定される干渉セルの個数は可変である。
図3(a)及び図3(b)で、サービングセル(Cell_A)内の端末が転送する干渉セルに関する情報は、PMI情報、またはアナログフィードバックを通じて転送するCSIとすることができる。
サービングセル内の端末がPMI情報を転送する場合には、干渉セルの基地局は、受信したPMI情報を直接用いることができる。
これと違い、サービングセル内の端末が、干渉セルに関するCSIを干渉セルの基地局にアナログフィードバックを通じて直接転送し、干渉セルの基地局は、受信したCSI及びコードブック情報を用いて干渉セル内で使用制限すべきPMIを決定することができる。
または、サービングセルの端末がCSIをアナログフィードバックを通じてサービングセルの基地局に転送することができる。この時、サービングセルの基地局は、受信したCSI及びコードブック情報を用いて、干渉セル内で使用制限されるべきPMIを決定した後、決定されたPMIを干渉セルの基地局に転送することができる。
または、サービングセルの端末がCSIをサービングセルの基地局にアナログフィードバックを通じて転送すると、サービングセルの基地局は、受信したCSIを干渉セルの基地局に転送し、干渉セルの基地局は、受信したCSI及びコードブック情報を用いて干渉セル内で使用制限されるべきPMIを決定することができる。
また、セルのエッジに位置している端末は、受信した信号を用いて干渉セルに関する情報を直接測定する方法の他、干渉を与えるセルに関する干渉の情報と干渉セルに関する情報をハンドオーバー情報を用いて測定することが。例えば、セルのエッジ端末がハンドオーバー情報を受信している時、セルのエッジ端末が受信しているハンドオーバー情報は、隣接セルあるいは基地局に関する情報(Cell_IDまたはBS_ID)と隣接セルに対する信号強度(RSSI ; received signal strength indication)などを含んでいる。セルのエッジ端末は、受信したハンドオーバー情報に含まれた隣接セルの信号強度(RSSI)を用いて、最も強い信号の強度を送っている、すなわち、最大のRSSIを送るセルを干渉セルとして測定し、一つ以上の干渉セルを測定する場合には、受信したRSSIが大きい順番で該当のセルあるいは基地局を干渉セルとして測定する。
セルのエッジ端末が受信する信号は、下記の数学式で示される。
上記数学式で、右辺の1番目の項は、サービングセルからサービングセル内の端末に転送された信号を表し、2番目の項は、隣接セルによる干渉を表す。ここで、サービングセルのエッジに位置するそれぞれの端末は、推定された干渉セルのチャネル情報とコードブックを用いて、端末に最大の干渉を与えるプリコーディングベクトルを測定する。例えば、ランク1コードブックを使用する2×2MIMOシステムで、干渉セルのプリコーディングベクトルを求めるための数学式は、下記の通りである。
ここで、Wは、ランク1コードブックを表し、w,w,…,wは、コードブックに含まれたプリコーディングベクトルを表す。Hは、i番目の干渉セルに関するチャネル情報であり、Heq(k)は、干渉チャネル情報とk番目のプリコーディングベクトルを用いて求めたチャネル値である。上記の数学式で求めるそれぞれのプリコーディングベクトルに対するチャネル値を用いて、端末は、干渉セルに対するCQIやSINRまたはSIRを計算して、最大の干渉を与えるプリコーディングベクトルを求める。干渉セルに対するプリコーディングベクトルは、毎区間や一定区間あるいは一定区間間隔で測定することができ、測定されたそれぞれのベクトルに対する制限も、毎区間や一定区間あるいは一定区間間隔で適用することができる。
図4(a)乃至図4(e)は、干渉セルに対する端末が干渉を与えるプリコーディングベクトルの推定及び制限のための具体的な構成を示す図である。この時、一つのフレームを、干渉セルに関するプリコーディングベクトル情報、すなわち、PMIを求めるための区間の単位とすることができる。同図で、‘↑’は、干渉セルに対するプリコーディングベクトルを推定するタイミングを表し、‘↓’は、干渉セルがこの推定されたプリコーディングベクトルをセル内で使用することを制限するタイミングを表す。
図4(a)を参照すると、毎フレームごとに、セルエッジに位置している端末が、干渉セルのチャネル情報を用いて、端末に大きい干渉を与えるPMI P,P,P,Pを測定する。測定されたPMIは、測定された干渉セルで使用制限しなければならないPMIと設定され、その後、干渉セルは、その次に続くフレームで、R,R,Rのように、当該設定されたPMIの使用を制限することができる。図4(a)によれば、時間インデックス1で測定されたPMI(P)による干渉セルでの使用制限は、時間インデックス2で行われる(R)。時間インデックス2で測定されたPMI(P)による干渉セルでの使用制限は、時間インデックス3で行われる(R)。そして、時間インデックス3で測定されたPMI(P)による干渉セルでの使用制限は、時間インデックス4で行われる(R)。
図4(b)を参照すると、干渉セルで使用制限しなければならないPMIは、図4aと同様に、毎フレーム単位で測定される。測定されたPMIは、測定された干渉セルで使用制限されるべきPMIと設定され、その後、干渉セルは、一定間隔後(例えば、4フレーム後)のフレームに対して、当該設定されたPMIの使用を制限することができる。図4(b)によれば、時間インデックス1で測定されたPMI(P)による干渉セルでの使用制限は、時間インデックス5で行われる(R)。時間インデックス2で測定されたPMI(P)による干渉セルでの使用制限は、時間インデックス6で行われる(R)。そして、時間インデックス3で測定されたPMI(P)による干渉セルでの使用制限は、時間インデックス7で行われる(R)。
図4(c)及び図4(d)を参照すると、干渉セルのPMIの使用を制限するためのプリコーディングベクトルに関する情報として、または、干渉セルが干渉セル内の端末に使用する時にセル間干渉を発生させるPMI情報として、セルエッジに位置している各端末が、あらかじめ設定された収集区間の間(一定フレーム区間)(A1,A2,…)フィードバックあるPMI情報を利用できる。この時あらかじめ設定された収集区間間の各フレームごとにフィードバックされた情報の統計値、または、あらかじめ設定された収集区間の間に各フレームごとにフィードバックされた情報のうち、最も強い干渉を起こすPMIに基づいて、測定された干渉セルで使用制限されるべきPMIを設定することができる。
図4(c)を参照すると、あらかじめ定められた長さ(A1,A2,…;例えば、4個のフレーム長)の収集区間の間にフィードバックされた干渉セルのPMI情報を測定する。このような測定は、毎フレームごとに反復して行われることができる。測定された値に基づいて、測定された干渉セルで使用制限されるべきPMIを設定することができる。干渉セルは、あらかじめ定められた長さA1,A2,…の収集区間が終わる時点の次のフレームで、設定されたPMIを使用制限することができる。図4(c)で、干渉セルのPMI情報は、時間インデックス1、2、3、4で収集して転送され、このように転送された干渉セルのPMI情報の統計値、またはそれらの中で最も強い干渉を起こすPMIに基づいて、時間インデックス5で干渉セル内のPMIを制限することができる。このような処理は、毎フレームごとに反復することができる。すなわち、干渉セルのPMI情報は、時間インデックス2、3、4、5で収集して転送され、このように転送された干渉セルのPMI情報の統計値、またはそれらの中で最も強い干渉を起こすPMIに基づいて、時間インデックス6で干渉セル内のPMIを制限することができる。同様に、干渉セルのPMI情報は、時間インデックス3、4、5、6で収集して転送され、このように転送された干渉セルのPMI情報の統計値、またはそれらの中で最も強い干渉を起こすPMIに基づいて、時間インデックス7で干渉セル内のPMIを制限することができる。
一方、図4(d)を参照すると、図4(c)のように、あらかじめ定められた長さA1,A2,…の収集区間の間に測定してフィードバックされた情報を用いて、あらかじめ定められた長さB1,B2,…の制限区間の間に干渉セルに対してPMIを制限することができる。この時、干渉セルに関する情報を収集するあらかじめ定められた長さA1,A2,…の収集区間の長さと、干渉セルに対してPMIを制限をするあらかじめ定められた長さB1,B2,…の制限区間の長さは固定されずに可変することができる。また、あらかじめ定められた長さA1,A2,…の収集区間の間に干渉セルに関する情報を収集する処理が、必ずしも毎フレームごとに反復されならなければならないわけではない。例えば、セルのエッジ端末が、干渉セルに関する情報をスーパーフレームごとに基地局に転送し、転送された干渉セルに関する情報を用いて、スーパーフレームの間に干渉セルに対してPMI使用を制限することができる。図4(d)を参照すると、干渉セルのPMI情報は、時間インデックス1、2、3、4で収集して転送され、このように転送された干渉セルのPMI情報の統計値またはその中で最も強い干渉を起こすPMIに基づいて、時間インデックス5、6、7、8で干渉セル内のPMIを制限するとができる。同様に、干渉セルのPMI情報は、時間インデックス5、6、7、8で収集して転送され、このように転送された干渉セルのPMI情報の統計値、またはその中で最も強い干渉を起こすPMIに基づいて、時間インデックス9、10、11、12で干渉セル内のPMIを制限することができる。
図4(e)を参照すると、エッジ端末は、あらかじめ定められたフレーム(時点)(例えば、時間インデックス1,6,…)でのみ干渉セルのPMIを制限するためのプリコーディングベクトルの情報(PMI)を測定し、このように測定された情報を干渉セルの基地局にフィードバックする。干渉セルの基地局は、端末がフィードバックした情報を用いて、あらかじめ定められた長さB1,B2,…の制限区間の間に干渉セルのPMI使用を制限することができる。図4(e)を参照すると、干渉セルのPMI情報は、時間インデックス1で収集して転送され、このように転送された干渉セルのPMI情報に基づいて、時間インデックス2、3、4、5で干渉セル内のPMIを制限することができる。同様に、干渉セルのPMI情報は、時間インデックス6で収集して転送され、このように転送された干渉セルのPMI情報に基づいて、時間インデックス7、8、9、10で干渉セル内のPMIを制限することができる。
エッジ端末が干渉セルでPMI使用を制限するために測定してフィードバックする干渉セルに関するPMI情報は、図4(a)乃至図4(e)で提示された収集区間A1,A2,…または収集時点(例えば、時間インデックス1,2,3,…)と異なるようにグループ化されたり設定されたりすることができる。また、干渉セルのPMI使用が制限される区間は、図4(a)乃至図4(e)で提示された制限区間(例えば、B1,B2…)と異なるようにグループ化されたり設定されたりすることができる。
図4(a)乃至図4(e)で、サービングセルの端末は、PMI(P、P、P、P)の代わりに、干渉セルに関するCSIを測定してアナログフィードバックを通じてサービングセルに転送し、サービングセルは、受信したCSIを用いて干渉セルで使用制限されるべきPMIを決定した後、決定されたPMIを干渉セルの基地局に転送することができる。
または、サービングセルの端末は、干渉セルに関するCSIを測定してアナログフィードバックを通じてサービングセルの基地局に転送し、サービングセルは、受信したCSIを干渉セルの基地局に転送することができる。干渉セルは、受信したCSI及びコードブック情報を用いて干渉セル内で使用制限されるべきPMIを決定することができる。
または、サービングセルの端末は、干渉セルに関するCSIを測定してアナログフィードバックを通じて干渉セルの基地局に転送し、干渉セルの基地局は、受信したCSI及びコードブック情報を用いて、干渉セル内で使用制限されるべきPMIを決定することができる。
また、多数の区間で収集した、干渉セルに関する一つ以上のPMI情報を、干渉セルのPMIを制限をするために直接使用したりまたは統計的に処理して使用することができる。
干渉セルのPMI使用を制限するためのフィードバック情報を収集する収集範囲と、干渉セル内で使用可能なPMIを制限する制限範囲は、図4(a)乃至図4(e)に例示したように、様々な組み合わせを有することができる。
また、干渉セルのPMIを制限するために、エッジ端末が、定められた期間の間にまたは周期ごとに、干渉セルの制限すべき制限PMI(restricted PMI)を測定して制限する他、基地局が端末の状態に基づいて各端末に対して制限PMIをフィードバックすべき周期に関する情報をエッジ端末に転送することができる。すると、それぞれの端末はそれぞれ同一の及び/または異なる周期で制限PMIをサービング基地局に転送することができる。この場合、干渉セルは、異なる周期でフィードバックされる情報を統計的に用いて、あらかじめ定められた区間内でコードブックの使用を制限することができるか、または、各フィードバック情報の周期によってコードブックの使用を制限することができる。
セルのエッジ端末がフィードバックする干渉セルに関するPMI情報は、周波数の側面で干渉セル内のPMI使用を制限するために、干渉セルのそれぞれの周波数領域に対してPMIを測定したり、全体周波数領域あるいは特定周波数領域内で使用禁止されるべきPMIを求める。エッジ端末が各周波数領域に対して干渉セルのPMI情報を測定する場合には、N個のフィードバック情報が基地局に転送されるが、全体周波数領域に対して干渉セルのPMI情報を測定する場合には、一個のフィードバック情報が基地局に転送される。転送されたフィードバック情報を用いることによって、干渉セルに対するプリコーディングベクトルの使用を、それぞれの周波数領域、全体周波数領域、または特定周波数領域に対して制限することができる。
例えば、エッジ端末がN個の周波数バンドのうちM個の周波数領域に対して干渉セルに対するP個のPMIをサービング基地局にフィードバックする場合、干渉セルでは、次の例のようにPMI使用を制限することができる。第一、干渉が発生する周波数領域別にPMIの使用を制限する方法であって、干渉セルは、エッジ端末がフィードバックした制限PMIを、該当するM個の周波数領域に対して制限することができる。第二、干渉セルは、P個の制限PMIを、全体周波数領域(N個のバンド)に適用してP個の制限PMIの使用を禁止することができる。上述したそれぞれの方法によって、エッジ端末がフィードバックする干渉セルに対するPMIは、各バンド別にまたは全体バンドに対して適用されて、干渉セルのPMI使用を制限する。
セル基地局がランク適応(Rank adaptation)(チャネル環境に応じた転送ストリーム個数の適応的運営)を用いて端末にデータを転送する場合にも、干渉セルのプリコーディングベクトルの使用を制限するPMI制限を用いることができる。例えば、基地局が端末にランク2を用いてランク適応をする場合に、エッジ端末は、干渉セルのPMIを制限するために、干渉セルのチャネル情報を用いて最大の影響を与える干渉セルのPMIをランクによって計算して、サービング基地局に転送する。サービング基地局からランクによる制限PMIを受信した干渉セルは、干渉セルの内部ユーザ(inner user)が、受信したランクによるPMI以外の準最適(sub−optimal)なPMIを使用するようにする。
ランク適応を使用する一例として、エッジ端末が干渉セルのPMI情報を測定する時、使用する全ランクに対して制限PMIを測定するのではなく、ランク1に該当する制限PMIを測定し、測定された制限PMIを用いてPMIを制限する。干渉セルは、ランク1に対して測定されたプリコーディングベクトルを用いて、ランク1を用いる干渉セルの内部ユーザ端末に制限を加え、干渉セルの内部ユーザ端末がランク2を用いる場合には、受信したランク1に対するプリコーディングベクトルを含む全てのランク2プリコーディングベクトルに対して制限を加える。このように、使用する全ランクに対して制限を加える場合の他にも、エッジ端末が測定したランク1に対する制限PMIを用いて、ランク1を用いる端末にのみ制限を与えることもできる。
図4に示すように、各セルのエッジ端末が一定区間あるいは一定時点で測定した干渉セルに対するPMIを用いて、干渉を与える干渉セルが、干渉セル自身の内部端末に使用するPMIを制限するのに使用するために、セルのエッジ端末は、測定した干渉セルに関する情報を自身の基地局または干渉セルの基地局に伝達しなければならない。端末が測定した干渉セルに関する情報をフィードバックする方法の構成図を、図5(a)及び図5(b)に示す。
図5(a)は、エッジ端末が干渉セルに関する情報をバックボーンネットワークを通じてフィードバックする構成を示す図である。
図5(a)を参照すると、セルのエッジに位置している端末MSは、隣接基地局BS2、BS3から強い干渉を受けている。エッジ端末MSは、エッジ端末MSに大きい影響を与える干渉セルのPMIの使用を制限するために、干渉セルのPMI(w、w)を測定する。その後、基地局とのフィードバックチャネルを用いて、端末MSとサービング基地局BS1とのPMI(w)とともに、干渉セルに対するPMI(w、w)をサービングセルの基地局BS1にフィードバックする。エッジ端末MSがサービングセルにフィードバックする情報は、Cell_ID、BS_ID、制限PMI、帯域指示子などを含む。
もし、エッジ端末がハンドオーバーメッセージをPMI制限に用いる場合には、ハンドオーバーメッセージに含まれたCell_ID、BS_IDなどはフィードバックしなくて済む。また、それぞれのバンド別にPMIを制限せずに、全体バンドに対してPMIを制限する場合には、帯域指示子はフィードバック情報に含まれなくても良い。エッジ端末がフィードバックする干渉セルに関する情報は、バックボーンネットワークを通じてそれぞれの該当の干渉セルの基地局に伝達されたり、上位階層(layer)に転送されて干渉セルのPMI使用を制限するようになる。図5(a)を参照すると、エッジ端末が全ての情報をサービング基地局に伝達し、バックボーンネットワークを用いてサービング基地局と干渉セル基地局間に情報を転送する。
図5(b)は、エッジ端末が干渉セルに関する情報を干渉セルとのフィードバックチャネルを通じてフィードバックする構成を示す図である。
図5(b)を参照すると、エッジ端末(MS)は、干渉セルの基地局BS2、BS3とのフィードバックチャネルを用いて直接干渉セルに関する情報w、wを伝達する。この時、エッジ端末MSと干渉セルの基地局BS2、BS3とのフィードバックチャネルは、共通のチャネルであっても良く、または、各セルごとに割り当てられた任意のチャネルであっても良い。エッジ端末MSと干渉セルの基地局S2、BS3とのフィードバックチャネルが共通チャネルである場合には、フィードバックチャネルを使用する時に生じうるデータの重畳による情報の誤りを減らすために、基地局ごとに特定コードやホッピング信号を用いてデータを区別することができる。
セルのエッジ端末から干渉セルのPMI使用制限のためのPMIを、直接フィードバックチャネルを通じて受信したり、他のセルの基地局からフィードバックチャネルを通じて受信した基地局は、受信したPMIを用いて制限しなければならないPMIのテーブルを作成してPMI使用を制限することができる。干渉セルの内部端末のPMI使用を制限するために作成されたPMIテーブルは、図3に言及された方法の通り、毎フレームごとに作成したり、または、あらかじめ決定された時間間隔で作成したりすることができる。また、エッジ端末が転送した制限PMIを用いて作成されたテーブルは、ビットマップ(bitmap)で表して使用することができ、一度作成されたテーブルやビットマップは、長い期間にわたって干渉セルのPMIを制限するのに使用することができる。制限PMIを用いて作成されたテーブルやビットマップが長い期間にわたって使用される時は、作成されたテーブルまたはビットマップを上位階層に転送してセル基地局に対するダウンリンク信号として使用することができる。
端末からバックボーンネットワークまたはフィードバックチャネルを通じて制限PMI情報を受信した干渉セルは、受信した情報を用いて干渉セル内の端末のPMI使用を制限する。受信した制限PMIを用いて干渉セルでPMI使用を制限する方法の例として、下記の2通りの方法を挙げることができる。
第一の方法は、制限PMI情報を受信した基地局が、制限されたPMIを端末に割り当てない方法である。すなわち、基地局は、セル内の端末の受信状態がPMI制限をするための臨界値を満たす時、フィードバックしたPMIが、干渉セルの基地局が受信した制限PMIと同一である場合、干渉セルの基地局は、干渉セルの内部端末が、干渉セルの基地局が受信した制限PMIとは異なるPMIをフィードバックするように要請する信号を、干渉セルの内部端末に転送し、この時、この信号を受信した干渉セルの内部端末は、干渉セルの内部端末が既に転送したPMI以外のPMI(例えば、準最適PMI)を基地局に転送する。
第二の方法は、制限PMI情報を受信した干渉セルの基地局が、制限PMI情報とPMI制限を適用するための臨界値を干渉セルの内部端末に転送し、干渉セルの内部端末が、受信した制限PMI以外のPMIを使用するようにする方法である。制限PMI情報を受信した干渉セル基地局により、フィードバックするPMIが制限される干渉セルの内部端末は、臨界値によって、干渉セルに属する全端末であるか、あるいは、セルの内側に位置している端末である。ここで、干渉セルの内側に位置する端末に対してPMIを制限する場合、干渉セルの内側に存在する端末は、基地局が転送した臨界値によって全部制限を受けたり、または、端末の受信状態によって可変的にPMIを制限することができる。制限するための臨界値は、端末が転送した情報を用いて基地局により定められ、干渉セルに関する情報を転送する端末を設定するために使用する臨界値を求めるために適用する方法によって求めることができる。
干渉セルに対するPMI制限は、隣接セルによる干渉の影響を減らすためのFFR(fractional frequency reuse)あるいは協力的MIMOの方法と共に使用されることで、より效果的にセル間干渉による影響を減らすことができる。
図6及び図7は、干渉セルのPMIの使用を制限するためのシステムの構成図である。
多重セル環境で閉ループMIMOを用いるシステムにおいて、セルのエッジに位置している端末は、隣接しているセルの内側に位置している端末が使用するプリコーディングベクトルにより多くの干渉を受けることになる。このようなセル間干渉により、セルのエッジに位置している端末は、セルの内側に位置している端末に比べて性能が劣化してしまう。このような多重セル環境でセルのエッジに位置している端末が受けるセル間干渉(ICI)の影響を減らすために、干渉を与えるセルのPMI使用を制限をするための動作を、図6及び図7に具体的に示す。
図6は、干渉基地局がPMI制限に必要な情報をブロードキャストし、干渉セル内の端末がPMIの使用を制限するか否かを決定する方法を示す図である。
図6を参照すると、セルのエッジ端末Edge_MSは、隣接セルI_BS、I_BS,…I_BSから受信した信号を用いて、隣接セルまたは隣接セルの基地局から転送されるチャネル特性を測定し(S601)、強い干渉を与える一つあるいは一つ以上の干渉セルを決定し(S602)、決定された干渉セルに関するチャネル情報を推定(S603)する。セルエッジ端末は、推定された干渉チャネルとコードブックのプリコーディングベクトルを用いて、エッジ端末に最大の影響を与える制限PMI(w,w,…,w)を測定する。このように端末が測定したそれぞれの干渉セルに対する制限PMI(w,w,…,w)情報は、端末のサービング基地局S_BSまたは干渉基地局I_BS、I_BS、…I_BSに伝達される。それぞれの干渉基地局I_BS(j=1,2,…,N)は、自身に伝達された制限PMI w(j=1,2,…,N)を、自身の属する干渉セル内の端末にブロードキャストすることができる。これと共に、干渉セル内の各端末のPMI使用を制限するか否かを決定するのに使用される臨界値をブロードキャストすることができる。ここで、臨界値は、例えばSINR値とすることができる。j番目の干渉セル(j=1,2,…,N)に属する端末MS(j=1,2,…,N)は、2つのテストを満たす場合、PMIの使用を制限することができる。第一、干渉基地局I_BSjからブロードキャスティングされた制限PMI(w)が、端末MSが最初に測定したPMIと同一か判断する。第二、端末MSのSINRが干渉基地局I_BSjからブロードキャスティングされた臨界値よりも小さいか否か判断する。万一、これら2つのテストで、比較されるPMIが同一であり、同時に端末MSのSINRがブロードキャスティングされた臨界値よりも小さい場合には、ブロードキャスティングされた制限PMI(w)を除くコードブックからPMIを決定する(S604_j、j=1,2,…,N)。
図7は、干渉基地局が制限PMI情報と干渉セル内の端末が転送したSINR値のような情報を用いて、PMIの使用が制限されるべき端末を決定する方法を示す図である。
図7を参照すると、セルのエッジ端末Edge_MSは、隣接セルI_BS、I_BS、…I_BSから受信した信号を用いて、隣接セルまたは隣接セルの基地局から転送されるチャネル特性を測定し(S701)、強い干渉を与える一つあるいは一つ以上の干渉セルを決定し(S702)、決定された干渉セルに関するチャネル情報を推定(S703)する。セルエッジ端末は、推定された干渉チャネルとコードブックのプリコーディングベクトルを用いて、エッジ端末に最大の影響を与える制限PMI(w,w,…,w)を測定する。このように端末が測定したそれぞれの干渉セルに対する制限PMI(w,w,…,w)情報は、端末のサービング基地局S_BSまたは干渉基地局I_BS、I_BS、…I_BSに伝達される。それぞれの干渉基地局I_BS(j=1,2,…,N)は、受信した制限PMI(w,w,…,w)情報を、干渉セルの内部端末がフィードバックしたPMIと比較することができる(S704_j、j=1,2,…,N)。比較される制限PMIと干渉セルの内部端末がフィードバックしたPMIとが一致する場合には、その干渉セルの内部端末は、その基地局が受信した制限PMIの使用が制限される。この時、PMI使用が制限される干渉セルの内部端末は、準最適プリコーディングベクトルを使用し、基地局から準最適プリコーディングベクトルを用いたデータを受信する。
図8(a)及び図8(b)は、本発明の一実施例による無線通信システムのネットワークにおけるセル間干渉を回避する方法であって、サービングセルのエッジ端末の内部処理過程を示している。
図8(a)は、サービングセル内の端末が干渉セルのPMI情報を干渉セルのネットワークに転送するか否かを、サービングセルのネットワーク(例えば、基地局)に確認する方法を示す図である。
サービングセル内の端末は、自身に干渉を与える干渉セルに関するPMI情報を測定して、この干渉セルに転送することが許容されるか否かを確認する要請をサービングセルの基地局に転送する(S801a)。サービングセルの基地局は、干渉セルに関するPMI情報を干渉セルに転送することを許容するか否かを決定するのに使用される臨界値をあらかじめ持っていることができる。この臨界値は、例えばSINR値とすることができる。図8(a)には示さなかったが、S801aで転送された要請を受信した基地局は、要請した端末のSINR値とあらかじめ持っている臨界値とを比較することができる。例えば、この端末のSINR値が臨界値よりも小さい場合は、当該端末が干渉セルに関するPMI情報を当該干渉セルに転送することを許容するメッセージを転送することができる。サービングセル内の端末がこのメッセージを基地局から受信できなかった場合には、制限PMIを干渉セルに転送しない(S802a)。一方、サービングセル内の端末がこのメッセージを基地局から受信した場合には、サービングセルに隣接する隣接セルのうち、自身に干渉を与える干渉セルで使用制限されるべき一つ以上の制限PMIを、あらかじめ決定された周期ごとに測定することができる(S803a)。その後、この端末は、測定された一つ以上の制限PMIを、干渉セルのネットワークに転送することができる(S804a)。
図8(b)は、干渉セルに関する情報を転送するか否かを決定するのに使用される臨界値を、サービングセルの基地局がサービングセル内の端末に転送し、各端末は、受信した臨界値を用いて干渉セルに制限PMIを転送するか否かを決定する方法を示す図である。図8(a)の方法では、干渉セルに制限PMIを転送するか否かを基地局が決定したが、図8(b)の方法では、干渉セルに制限PMIを転送するか否かをサービングセル内の各端末が決定する。
図8(b)で、それぞれの端末は、自身に干渉を与える干渉セルに関する情報を、当該干渉セルに転送するか否かを決定するのに使用される臨界値(例えば、SINR値)を、基地局から受信することができる(S801b)。各端末は、自身のSINR値がS801bで受信した臨界値よりも小さいか否か判断することができる(S802b)。万一、小さいと、干渉セルに制限PMI情報を転送しない。万一、大きいと、各端末は、サービングセルに隣接する隣接セルのうち各端末に干渉を与える干渉セルで使用制限されるべき制限PMIを、あらかじめ決定された周期ごとに測定する(S803b)。測定された制限PMIは、干渉セルのネットワークに転送することができる(S804b)。
段階S804a、S804bは、干渉セルに対する一つ以上の制限PMIをサービングセルのネットワークに転送する段階、及びサービングセルのネットワークに転送された一つ以上の制限PMIを、サービングセルと干渉セルとを連結するバックボーンネットワークを通じて干渉セルのネットワークに転送する段階を含むこともできる。
図8(a)及び図8(b)に示す実施例で、一つ以上の制限PMIの測定は、干渉セルから受信した信号を用いて直接測定した干渉セルに関する情報に基づいて行うこともできる。あるいは、上記一つ以上の制限PMIの測定は、ハンドオーバー情報に基づいて行うこともできる。
または、段階S804a、S804bで、測定された一つ以上の制限PMIを干渉セルのネットワークに転送することは、干渉セルのネットワークと設定されたフィードバックチャネルを通じてなされることもできる。また、一つ以上の制限PMIはランクによって測定されることもできる。
図9(a)及び図9(b)は、本発明の一実施例による無線通信システムのネットワークにおけるセル間干渉を回避する方法であって、サービングセルのネットワーク、例えば、基地局の内部処理過程を示す図である。
図9(a)は、サービングセルの内部端末が干渉セルに関する情報を送信することを許容するように要請する場合に、この要請を許諾するか否かを決定する方法を示している。
基地局は、サービングセルに隣接する隣接セルのうち、サービングセルに属する端末に干渉を与える干渉セルに関する情報を端末から受信するか否かを決定するのに使用される臨界値(例えば、SINR値)を設定することができる(S901a)。段階S902aで、基地局は、サービングセルに属する端末から、干渉セルに関する情報を送信することを許容するようとの要請、及びこの端末に関するチャネル情報(例えば、SINR値)を受信することができる。その後、基地局は、受信したチャネル情報の測定値が、段階S901aで設定された臨界値よりも小さいか否か判断する(S903a)。万一、小さいと判断されると、この端末の要請を許諾することができる(S904a)。または、段階S903a及び段階S904aで、チャネル情報と臨界値とを比較した結果が、あらかじめ決定された関係を有するか否かによって判断することもできる。
図9(b)は、サービングセルの基地局が干渉セルに関する情報を送信してもよいか否かを決定するのに使用される臨界値を、サービングセルに属する端末にブロードキャストする方法を示す図である。
段階S901bで、サービングセルに隣接する隣接セルのうち、サービングセルに属する端末に干渉を与える干渉セルに関する情報を端末から受信するか否かを決定するのに使用される臨界値を設定する。段階S902bでは、設定された臨界値に関する情報を端末に送信する。送信された臨界値に関する情報は、サービングセル内の端末が受信することができる。臨界値に関する情報を受信した端末は、それぞれ、臨界値に基づいて干渉セルに関する情報をサービングセルのネットワーク(例えば、基地局)に転送するか否かを決定することができる。ある端末が干渉セルに関する情報を転送する場合には、段階S903bで干渉セルに関する情報を受信することができる。
ここで、干渉セルに関する情報を端末から受信するか否かを決定するのに使用される臨界値は、端末がフィードバックする情報に基づいて設定することができる。ここで、フィードバックする情報は、CQI、SINR、CSI、及びジオメトリー情報のうち一つ以上を含むことができる。
図10(a)及び図10(b)は、本発明の一実施例による無線通信システムのネットワークにおけるセル間干渉を回避する方法であって、干渉セルのネットワーク、例えば、干渉セルの基地局の内部処理過程を示す図である。
図10(a)で、干渉セルの基地局は、干渉セル内で使用制限されるべき一つ以上の制限PMIを、あらかじめ決定された周期で受信することができる(S1001a)。例えば、このあらかじめ決定された受信周期は、図4(a)乃至図4(e)などから理解することができる。その後、基地局は、受信した一つ以上の制限PMIを用いて、干渉セルの内部端末に対するPMI使用制限に用いられる制限PMIテーブル及びPMIを制限するか否かを決定するのに使用される臨界値を設定することができる(S1002a)。ここで、制限PMIテーブルは、ビットマップ形式で表示することができ、臨界値は、例えばSINR値とすればよく、制限PMIテーブルは、干渉セル内で使用制限されるべき制限PMIの情報を持っている。その後、干渉セルの基地局は、干渉セルの内部端末からフィードバックされるPMI及びチャネル情報を受信することができる(S1003a)。干渉セルの基地局は、段階S1003aでフィードバックされたPMIが、段階S1002aのテーブルにより制限されるPMIであるか否かを決定する。万一、フィードバックされたPMIが使用制限されるべきものでないと、手順を終了する(S1004a)。逆に、フィードバックされたPMIが使用制限されるべきものであると、段階S1003aでフィードバックした端末のSINR値が、段階S1002aで設定された臨界値よりも大きいか否か決定する(S1005a)。万一、臨界値よりも大きくないと、手順を終了する(S1005a)。逆に、臨界値よりも大きいと、段階S1003aでフィードバックした端末に以前に転送したPMIを除くPMIを使用するようとのメッセージを伝達することができる(S1006a)。段階S1006aで、制限PMIに対する使用制限の要請は、干渉セルの内部端末が使用するバンド別に行うことができる。
図10(b)で、干渉セルの基地局は、干渉セル内で使用制限されるべき一つ以上の制限PMIを、あらかじめ決定された周期で受信することができる(S1001b)。その後、干渉セルの基地局は、干渉セルの内部端末に対するPMI使用制限に使用される制限PMIテーブル及びPMI制限に使用される臨界値を設定できる(S1002b)。その後、干渉セルの基地局は、設定された制限PMIテーブル及び臨界値をセル内の端末に転送することができる(S1003b)。
段階S1001a、S1001bで、干渉セルで使用制限されるべき一つ以上の制限PMIは、干渉セル及び干渉セルに隣接するセルを連結するバックボーンネットワークを通じて干渉セルに隣接するセルから受信することができる。または、段階S1001a、S1001bで、干渉セルで使用制限されるべき一つ以上の制限PMIは、干渉セルに隣接するセルの内部端末と干渉セルのネットワーク間に設定されたフィードバックチャネルを通じて受信することができる。また、段階S1001a、S1001bで、セルで使用制限される一つ以上の制限PMIは、ランク(rank)によって測定されたものであっても良い。この場合、干渉セルは、ランク1に対して測定されたプリコーディングベクトルを用いて、ランク1を用いる干渉セルの内部ユーザ端末に制限を加え、干渉セルの内部ユーザ端末がランク2を用いる場合には、受信したランク1に対するプリコーディングベクトルを含むすべてのランク2プリコーディングベクトルに制限を加えることができる。このように、使用する全てのランクに制限を加える場合の他にも、エッジ端末の測定したランク1に対する制限PMIを用いて、ランク1を用いる端末にのみ制限を与えることができる。
上記の制限PMIテーブルに含まれる制限PMIは、段階S1001a、S1001bで受信された一つ以上の制限PMIの統計値に基づいて設定することもでき、または段階S1001a、S1001bで受信された一つ以上の制限PMIのうち、最大の干渉を起こす制限PMIと設定することもできる。また、制限PMIテーブルは、ビットマップ形式で表示しても良く、ダウンリンクシグナリング情報として用いられるように上位階層に転送しても良い。
図11(a)及び図11(b)は、本発明の一実施例による無線通信システムのネットワークでセル間干渉を回避する方法を示す図で、干渉セル内の端末の内部処理過程を示す。
図11(a)を参照すると、干渉セルの端末は、干渉セルのネットワークからPMI使用制限に使用される制限PMIテーブル及びPMI制限に使用される臨界値を受信することができる(S1101a)。ここで、干渉セルのネットワークは、例えば、干渉セルの基地局であり、制限PMIテーブルはビットマップ形式とすることができ、臨界値は、例えば、SINR値とすることができる。その後、干渉セルの各端末は、各端末で測定した最適のPMIが、段階S1101aで受信された制限PMIテーブルにより制限されるPMIなのか否かを判断する。万一、制限されるPMIでなければ、測定した最適のPMIを干渉セルのネットワークにフィードバックする(S1102a)。万一、制限されるPMIであれば、測定されたSINR値が、受信した臨界値よりも大きいか否か判断する(S1103a)。万一、大きくないと、測定した最適のPMIを干渉セルのネットワークにフィードバックする(S1103a)。一方、もし大きいと、制限PMIテーブルによって使用制限の要請された制限PMIを除く残りPMIのうち、最適のPMIをフィードバックすることができる(S1104a)。
図11(b)を参照すると、干渉セル内の端末は、段階S1101bで、干渉セルのネットワークにPMI情報及びチャネル情報を送信することができる。その後、段階S1102bで、干渉セルのネットワークから特定の制限PMIの使用制限に対する要請を受信することができる。この要請を受信した場合には、段階S1103bで、制限要請された制限PMIを除く残りPMIのうち、最適のPMIをフィードバックすることができる。
図6乃至図11では、サービングセルの端末が、干渉セルで使用制限されるべきPMIを決定した後、決定されたPMIをバックボーンネットワークを通じてまたは干渉セルの基地局に直接転送する方法を例示した。しかし、図3(a)及び図3(b)で既に説明したが、サービングセルの端末は、干渉セルに関するCSIを測定してアナログフィードバックを通じてサービングセルの基地局または干渉セルの基地局に転送し、干渉セル内で使用制限されるべきPMIは、サービングセルの端末が転送したCSIを用いて、サービングセルの基地局または干渉セルの基地局で決定されることができる。すなわち、サービングセルの基地局は、サービングセルの端末から受信したCSIを用いて干渉セル内で使用制限されるべきPMIを決定した後、決定されたPMIを干渉セルの基地局に転送することができる。または、サービングセルの基地局は、干渉セルの基地局に干渉セルに関するCSIを転送し、干渉セルの基地局は、受信したCSI及びコードブック情報を用いて、干渉セル内で使用制限されるべきPMIを決定することができる。
上述の本発明による実施例で、エッジ端末が干渉セルに転送する情報は、干渉セルで使用してはならない制限PMIと規定した。しかし、本発明の他の実施例では、エッジ端末が干渉セルに転送する情報を、干渉セルに使用してもらいたい要請PMI(requested PMI)と規定することもできる。すなわち、エッジ端末が干渉セルに一つ以上の要請PMIに関する情報を転送すると、干渉セルでは、干渉セル内の特定端末に対して受信した一つ以上の要請PMIのうち最適のPMIを選択して使用させることができる。要請PMIを使用する方法は、上述の本発明による実施例と容易に組み合わせることができるということは、当業者には自明である。
<ベースコードブックのベクトルまたはベースコードブック行列の使用制限または要請>
送信機がN個のアンテナを有しており、ランクがNである場合に、コードブックCNtxNr(コードブックセットCNtxNr)の各元素は、連接コードブックANtxNt(連接コードブックセットANtxNt)(concatenation codebook ANtxNt)から選択される元素とベースコードブックBNtxNr(ベースコードブックセットBNtxNr)(base codebook BNtxNr)から選択される元素との積、またはベースコードブックBNtxNt(ベースコードブックセットBNtxNt)から選択される元素と連接コードブックANtxNr(連接コードブックセットANtxNr)から選択される元素との積と定義することができる。以下、このように定義されるコードブックを使用する場合に、干渉セルでプリコーディングベクトルの使用を制限する方法について説明する。
上記のようで定義されるコードブックで、例えば、連接コードブックANtxNt、ベースコードブックBNtxNr、及びコードブックCNtxNrの元素の個数をそれぞれl、m、nで表記すると、n=mxlの関係を有することができる。連接コードブックANtxNtの各元素A NtxNt(i=0,1,2,…,l−1)は、NxN行列であり、ベースコードブックBNtxNrの各元素B NtxNr(i=0,1,2,…,m−1)は、NxN行列であり、コードブックCNtxNrの各元素C NtxNr(i=0,1,2,…,n−1)は、NxN行列でありうる。したがって、連接コードブックANtxNtはNxN行列の集合、ベースコードブックBNxNはNxN行列の集合、そしてコードブックCNtxNrはNxN行列の集合と定義することができる。このような関係は、下記の数学式5及び数学式6により表すことができ、連接コードブックANtxNr及びベースコードブックBNtxNtの場合にも類推及び適用可能である。例えば、数学式6の場合には、C NtxNr=B NtxNtxA NtxNrになりうる。
さらに、Cは、時間(t)でのプリコーダを表し、Ct−1は、時間(t−1)でのプリコーダと仮定する時、下記の数学式7のような関係を有することができ、連接コードブックANtxNr及びベースコードブックBNtxNtの場合にも適用可能である。
図12は、数学式6の概念を図式化して説明するものである。
連接コードブックANtxNtの元素の個数をlとすれば、ベースコードブックBNtxNrの各元素に、連接コードブックANtxNtに含まれたl個の元素をそれぞれ乗算することができる。したがって、ベースコードブックの各元素ごとにl個のそれぞれ異なるコードブック元素を生成することができる。この時、ベースコードブックの各元素により生成されるl個のそれぞれ異なるコードブック元素の集合を、一つのグループと見なすことができる。この場合、ベースコードブックがm個の元素を有するとすれば、ベースコードブックと連接コードブックにより生成されるn=mxl個のコードブックの元素は、総m個のグループに分けることができる。各グループは、l個のコードブック元素で構成される。
図12は、数学式6によりN個のベクトルを有するベース行列とN個の行を有する連接行列によって生成されるNxN個の連接ベクトルを示す図である。この場合、図12は、コードブックCNtxNrの一つの元素である特定行列をベクトル単位に分解したものと見なすことができる。
=1、すなわち、ランクが1の場合、ベースコードブックBNtx1及びコードブックCNtx1の各元素は、1個の列を有する行列、すなわちベクトルで表示されるため、図式化する容易である。この時、コードブックCNtx1の各元素とベースコードブックBNtx1の各元素は、図12と類似の方式で図式化可能である。
コードブックを形成するためのベースコードブック及び連接コードブックのそれぞれは、あらかじめ定められた固定したコードブックを用いたり、一定周期(long−term based period or short−term based period)でフィードバックされた可変的なコードブックを用いて構成することができ、それぞれの構成方法は、互いに独立して選択されることができる。また、ベースコードブック及び連接コードブックは、互いに独立した別個の周期でフィードバックされることができる。例えば、それぞれの略固定されたまたは相対的に長い周期(long−term based period)あるいは相対的に短い周期(short−term based period)でフィードバックされてコードブックを構成することができる。
また、数学式6は、例えば、数学式8で示すこともできる。
ここで、
は、DFTに基づくコードブック、
は、あらかじめ定義されたコードブック(802.16e codebook)を表し、これは、数学式6で表した連接コードブックANtxNt、ベースコードブックBNtxNrの一例と見なすことができる。また、
は、
よりも長時間に基づく周期(long−term based period)を用いてフィードバックされたコードブックを用いることができる。
数学式5及び数学式6のように構成されたコードブックによって転送されるプリコーダ/ビームフォーマにおいても同様の方法を適用することができる。この時、隣接基地局の端末は、下記のような方法で干渉制御を要請することができる。
第一の方法では、転送されるプリコーダ/ビームフォーマ、すなわち、コードブックセットCNtxNrの特定元素を使用しないように要請したり、または、コードブックセットCNtxNrの特定元素を使用するように要請したりすることができる。この方法によれば、干渉セルにより実際に影響を与えるコードブック元素を制御することができる。第一の方法に、上述の本発明の実施例による方法をいずれも同一の方式で適用できることは明らかである。
第二の方法では、ベースコードブック元素、すなわち、コードブックセットBNtxNrの特定元素を使用しないように要請したり、または、コードブックセットBNtxNrの特定元素を使用するように要請することができる。
本発明による他の実施例は、第二の方法を使用するものである。上述の第一の方法と第二の方法とを比較してみると、CNtxNrは総n=mxl個の元素を有するが、BNtxNrは総m個の元素を有するので、干渉を受ける隣接セルの端末が、使用を制限したりまたは使用を要請する元素を指定して干渉セルにフィードバックする時に、第二の方法でのオーバーヘッドが相対的に小さい。すなわち、m<lの関係を満たすので、第二の方法でフィードバックのために使われるビット数は、第一の方法でフィードバックのために使われるビット数よりも小さくなることができる。転送されるプリコーダ/ビームフォーマは、ベースコードブックの元素(element)を基準として生成されるので、該元素を制限すると、それにより生成されるC、すなわち、ABあるいはBAを制御することができる。この方法を用いると、実際に影響を与えるC NtxNr(i=0,1,2,…,n−1)(コードブックセットCNtxNrの元素)を制御するのではないが、端末での演算量とフィードバックオーバーヘッド(feedback overhead)を效果的に減らすことができる。
この実施例で、干渉セルの基地局と干渉を受ける端末はそれぞれ、ベースコードブックと連接コードブックを有していることができる。この時、隣接セルによる干渉を除去するために使用してはならないまたは使用しなければならないベースコードブック集合の元素を、端末が求める。基地局は、受信したベースコードブックの元素を用いて特定コードブック集合の元素を使用しても使用しなくても良い。
例えば、端末が干渉セルの基地局で使用してはならないベースコードブックの元素を測定して転送すると、干渉セルの基地局は、受信したベースコードブックの元素以外のベースコードブックを用いて最適のコードブック元素を求めることができる。すなわち、干渉セルの基地局で使用してはならないベースコードブックの1個の元素、例えば、B NtxNrが測定されて転送されると、干渉セルでは、数学式5のBNtxNrのうち、B NtxNrを除く集合を用いて最適のコードブック元素を求めることができる。この場合、1個以上の元素が転送されることができる。
これと逆に、使用しなければならないベースコードブックの元素を転送する場合、該転送されたベースコードブックの元素と連接コードブック集合を用いて、使用しなければならない最適のコードブック元素を求めることができる。すなわち、干渉セルの基地局で使用しなければならないベースコードブックの1個の元素、例えば、B NtxNrが測定されて転送されると、干渉セルでは、数学式5のBNtxNrのB NtxNr及び連接コードブックANtxNtを用いて最適のコードブック元素を求めることができる。この場合、1個以上の元素が転送されることができる。
この実施例に、上述の図4の方法を変形して適用することができる。すなわち、端末に影響を与える干渉セルのベースコードブックの元素を端末が所定周期によって測定して転送し、干渉セルでは、受信したベースコードブックの元素を所定周期ごとに所定方法で適用することができる。
また、この実施例に、上述の図5の方法を変形して適用することができる。すなわち、端末に影響を与える干渉セルのベースコードブックの元素は、干渉セルとのフィードバックチャネルを通じて転送されたり、または、バックボーンネットワークを通じて転送されたりすることができる。
また、この実施例に、上述の図6乃至図11による方法を変形して適用できるということは、当業者に自明である。
以上で説明された実施例は、本発明の構成要素及び特徴が所定の形態で結合されたものである。各構成要素または特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素または特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施されることができる。また、一部の構成要素及び/または特徴を結合して本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更可能である。ある実施例の一部構成や特徴は他の実施例に含まれることもでき、他の実施例の対応する構成または特徴と取り替えられることもできる。特許請求の範囲において明示的な引用関係を有しない請求項は結合して実施例を構成することもでき、出願後の補正により新しい請求項として含めることも可能であることは自明である。
本文書で、本発明の実施例は、基地局と端末機とのデータ送受信関係を中心に説明された。ここで、基地局は、端末と直接的に通信を行うネットワーク終端ノード(Terminal node)としての意味を有する。本文書で基地局によって行われると説明された特定動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper node)によって行われることもできる。すなわち、基地局を含む多数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局または基地局以外のネットワークノードによって行われることもできることは自明である。‘基地局’は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、アクセスポイント(access point)などの用語にすることもできる。また、‘端末’は、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、MSS(Mobile Subscriber Station)などの用語にすることもできる。
本発明による実施例は、様々な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの結合などによって具現することができる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つまたはそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上で説明された機能または動作を行うモジュール、手続き、関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶されて、プロセッサによって駆動されることができる。メモリユニットは、プロセッサの内部または外部に設けられて、公知の様々な手段によってプロセッサとデータを交換することができる。
本発明は、本発明の精神及び必須特徴を逸脱しない範囲で、別の特定の形態に具体化できることは、当業者にとっては明らかである。よって、上記の詳細な説明は、いずれの面においても制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付した請求項の合理的解釈によって定められるべきであり、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、無線移動セルラー通信システムのための通信装置に用いることができる。

Claims (40)

  1. コードブックを使用する無線通信システムにおいてセル間干渉を回避する方法であって、
    基地局が、前記コードブックの一部の使用を制限するための情報を隣接セルから受信し、
    前記基地局が、セル内で一つ以上の端末が使用しない“制限−PMI”として前記コードブックのプリコーディング行列インデックス(PMI)を決定すること、
    を含む、セル間干渉回避方法。
  2. 前記制限−PMIに関する情報は、ビットマップ形式のテーブル形態で表現される、請求項1に記載のセル間干渉回避方法。
  3. 前記基地局が、前記セル内の端末が前記決定された制限−PMIの使用が制限されるか否かを決定するのに用いられる臨界値を決定し、
    前記基地局が、前記決定された制限−PMIに関する情報及び前記設定された臨界値を前記セル内の端末に転送すること、
    をさらに含む、請求項1に記載のセル間干渉回避方法。
  4. 前記隣接セルから受信する情報は、一つのあらかじめ決定された時区間または複数の前記あらかじめ決定された時区間に使用される、請求項1に記載のセル間干渉回避方法。
  5. 前記決定された制限−PMIに関する情報は、ビットマップ形式のテーブル形態で表現され、前記ビットマップ及び前記臨界値は上位階層に転送されてダウンリンクシグナルとして使用される、請求項3に記載のセル間干渉回避方法。
  6. 前記隣接セルから受信する情報は、前記隣接セルと前記セルとを連結するバックボーンネットワークを通じて受信したり、または、前記隣接セルに属する端末に設定されたフィードバックチャネルを通じて受信する、請求項1に記載のセル間干渉回避方法。
  7. 前記隣接セルから受信する情報は、前記コードブックに属するプリコーディング行列のインデックスを少なくとも一つ含み、
    前記制限−PMIは、前記インデックスと同一であるか、または、前記インデックスの統計によって決定される、請求項1に記載のセル間干渉回避方法。
  8. 前記隣接セルから受信する情報は、CSI(channel state information)であり、
    前記制限−PMIを決定するステップは、前記コードブックに属するプリコーディング行列のうち、前記受信したCSIに対応するプリコーディング行列を決定することを含み、
    前記制限−PMIは、前記決定されたプリコーディング行列のインデックスと同一であるか、または、前記決定されたプリコーディング行列の統計によって決定される、請求項1に記載のセル間干渉回避方法。
  9. 前記コードブックの元素は、ベースコードブックの元素と連接コードブックの元素との積により形成され、
    前記制限−PMIは、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つである、請求項1に記載のセル間干渉回避方法。
  10. 前記隣接セルから受信する情報は、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列の少なくとも一つのインデックスを含み、
    前記制限−PMIは、前記インデックスと同一であるか、または、前記インデックスの統計によって決定される、請求項9に記載のセル間干渉回避方法。
  11. 前記隣接セルから受信する情報はCSIであり、
    前記制限−PMIを決定するステップは、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列のうち、前記受信したCSIに対応するプリコーディング行列を決定することを含み、
    前記制限−PMIは、前記決定されたプリコーディング行列のインデックスと同一であるか、または、前記決定されたプリコーディング行列の統計を用いて決定される、請求項9に記載のセル間干渉回避方法。
  12. 前記コードブックの一部の使用を制限することは、前記制限−PMIの使用が制限される端末に割り当てられた周波数領域または前記セルの全体周波数領域に対して行われる、請求項3に記載のセル間干渉回避方法。
  13. コードブックを使用する無線通信システムにおいてセル間干渉を回避する方法であって、
    基地局が、前記コードブックの一部の使用を要請するための情報を隣接セルから受信し、
    前記基地局が、セル内で一つ以上の端末が使用することを許容する“要請−PMI”として前記コードブックのプリコーディング行列インデックス(PMI)を決定すること、
    を含む、セル間干渉回避方法。
  14. 前記基地局が、前記セル内の端末が前記決定された要請−PMIを使用するか否かを決定するのに用いられる臨界値を決定し、
    前記決定された要請−PMIに関する情報及び前記決定された臨界値を前記セル内の端末に転送すること、
    をさらに含む、請求項13に記載のセル間干渉回避方法。
  15. コードブックを使用する無線通信システムにおいてセル間干渉を回避する方法であって、
    基地局が、隣接セルからの干渉が強い制限−PMIまたは前記隣接セルからの干渉が弱い要請−PMIを、前記基地局によって制御されるセルに属する端末が送信するか否かを決定するのに用いられる臨界値を決定し、
    前記決定された臨界値に関する情報を前記端末に送信すること、
    を含む、セル間干渉回避方法。
  16. 前記制限−PMIまたは前記要請−PMIは、前記コードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つである、請求項15に記載のセル間干渉回避方法。
  17. 前記コードブックの元素は、ベースコードブックの元素と連接コードブックの元素との積により形成され、
    前記制限−PMIまたは前記要請−PMIは、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列である、請求項15に記載のセル間干渉回避方法。
  18. 前記端末から前記隣接セルに関するCSIを受信すると、前記受信したCSIに基づいて前記制限−PMIまたは前記要請−PMIを生成して前記隣接セルの基地局に転送するステップをさらに含む、または、
    前記端末から前記制限−PMIまたは前記要請−PMIを受信して前記隣接セルの基地局に転送することをさらに含む、請求項16に記載のセル間干渉回避方法。
  19. 前記制限−PMIまたは前記要請−PMIを送信することを許容するようとの要請及び前記端末に関するチャネル情報を前記端末から受信し、
    前記受信したチャネル情報の測定値と前記臨界値とを比較した結果が、あらかじめ決定された関係を満たす場合、前記要請の応答として許諾メッセージを前記端末に送信すること、
    をさらに含む、請求項16に記載のセル間干渉回避方法。
  20. 前記臨界値は、CQI、SINR、CSI、干渉電力、干渉ベクトル、及びジオメトリ情報に関する値のうち一つ以上を含み、前記基地局によって制御されるセル内の端末からフィードバックされる情報に基づいて決定される、請求項16に記載のセル間干渉回避方法。
  21. コードブックを使用する無線通信システムにおいてセル間干渉を回避する方法であって、
    隣接セルでの使用制限を要請する制限−PMI、前記隣接セルでの使用を要請する要請−PMI、及び前記隣接セルに関するCSIを測定し、
    前記測定された制限−PMI、前記測定された要請−PMI、または前記測定された前記隣接セルに関するCSIを、前記端末を制御する基地局または前記隣接セルの基地局に転送すること、
    を含む、セル間干渉回避方法。
  22. 前記制限−PMIまたは前記要請−PMIは、前記コードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つである、請求項21に記載のセル間干渉回避方法。
  23. 前記コードブックの元素は、ベースコードブックの元素と連接コードブックの元素との積により形成され、
    前記制限−PMIまたは前記要請−PMIは、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つである、請求項21に記載のセル間干渉回避方法。
  24. 前記転送するステップは、前記セルの基地局または前記隣接セルの基地局にアナログフィードバックを用いて前記測定されたCSIを転送することを含む、請求項21に記載のセル間干渉回避方法。
  25. 前記測定するステップは、毎フレームごとに行われたり、または、あらかじめ決定されたフレーム周期ごとに行われる、請求項22に記載のセル間干渉回避方法。
  26. 前記制限−PMIまたは前記要請−PMIは、前記隣接セルに関するチャネル情報及びハンドオーバーに関する情報を用いて測定される、請求項26または27に記載のセル間干渉回避方法。
  27. 前記制限−PMIまたは前記要請−PMIは、ランク及び転送ストリーム数のうちの一つ以上と関連して測定される、請求項22に記載のセル間干渉回避方法。
  28. 前記測定された制限−PMI、前記測定された要請−PMI、または前記測定された前記隣接セルに関するCSIは、前記隣接セルの各端末に割り当てられた周波数領域または前記隣接セルの全体周波数領域に対して特定コードブック元素の使用を制限するのに使用するためのものである、請求項22に記載のセル間干渉回避方法。
  29. コードブックを使用する無線通信システムにおいてセル間干渉を回避する方法であって、
    端末が、基地局を含むセル内で使用を制限するための制限−PMIに関する情報、及び前記制限−PMIを使用するか否かを決定するのに用いる臨界値に関する情報を含むブロードキャスト信号を前記基地局から受信し、
    前記端末が、チャネル情報の測定値と前記臨界値とを比較した結果が、あらかじめ決定された関係を満たす場合、前記制限−PMIに基づいて最適のPMIを決定すること、
    を含む、セル間干渉回避方法。
  30. 前記制限−PMIは、前記コードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つであり、
    前記最適のPMIは、前記受信した制限−PMIを除く前記コードブックに基づいて決定される、請求項29に記載のセル間干渉回避方法。
  31. 前記コードブックの元素は、ベースコードブックの元素と連接コードブックの元素との積により形成され、
    前記制限−PMIは、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つであり、
    前記最適のPMIは、前記受信した制限−PMIを除く前記ベースコードブックに基づいて決定される、請求項29に記載のセル間干渉回避方法。
  32. コードブックを使用する無線通信システムにおいてセル間干渉を回避する方法であって、
    端末が、基地局を含むセル内で使用を要請するための要請−PMIに関する情報、及び前記要請−PMIを使用するか否かを決定するのに用いる臨界値に関する情報を含むブロードキャスト信号を前記基地局から受信し、
    チャネル情報の測定値と前記臨界値とを比較した結果が、あらかじめ決定された関係を満たす場合、前記要請−PMIに基づいて最適のPMIを決定すること、
    を含む、セル間干渉回避方法。
  33. 前記要請−PMIは、前記コードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つであり、
    前記最適のPMIは、前記受信した要請−PMI及び連接コードブックに基づいて決定される、請求項32に記載のセル間干渉回避方法。
  34. 前記コードブックの元素は、ベースコードブックの元素と連接コードブックの元素との積により形成され、
    前記要請−PMIは、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つであり、
    前記最適のPMIは、前記受信した要請−PMI及び連接コードブックに基づいて決定される、請求項32に記載のセル間干渉回避方法。
  35. コードブックを使用する無線通信システムにおいてセル間干渉を回避する方法であって、
    端末が、基地局を含むセル内で使用を制限するための制限−PMIに関する情報、及び前記制限−PMIを使用するか否かに関する指示子を含むブロードキャスト信号を前記基地局から受信し、
    前記端末が、前記制限−PMIの使用が制限されると指示された場合、前記制限−PMIに基づいて最適のPMIを決定すること、
    を含む、セル間干渉回避方法。
  36. 前記制限−PMIは、前記コードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つであり、
    前記最適のPMIは、前記受信した制限−PMIを除く前記コードブックに基づいて決定される、請求項35に記載のセル間干渉回避方法。
  37. 前記コードブックの元素は、ベースコードブックの元素と連接コードブックの元素との積により形成され、
    前記制限−PMIは、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つであり、
    前記最適のPMIは、前記受信された制限−PMIを除く前記ベースコードブックに基づいて決定される、請求項35に記載のセル間干渉回避方法。
  38. コードブックを使用する無線通信システムにおいてセル間干渉を回避する方法であって、
    端末が、基地局を含むセル内で使用を要請するための要請−PMIに関する情報、及び前記要請−PMIを使用するか否かに関する指示子を含むブロードキャスト信号を前記基地局から受信し、
    前記端末が、前記要請−PMIを使用すると指示された場合、前記要請−PMIに基づいて最適のPMIを決定すること、
    を含む、セル間干渉回避方法。
  39. 前記要請−PMIは、前記コードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つであり、
    前記最適のPMIは、前記受信した要請−PMI及び連接コードブックに基づいて決定される、請求項38に記載のセル間干渉回避方法。
  40. 前記コードブックの元素は、ベースコードブックの元素と連接コードブックの元素との積により形成され、
    前記要請−PMIは、前記ベースコードブックに属するプリコーディング行列インデックスのうちの一つであり、
    前記最適のPMIは、前記受信した要請−PMI及び連接コードブックに基づいて決定される、請求項38に記載のセル間干渉回避方法。
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