JP2011506460A - γ−セクレターゼモジュレーター - Google Patents

γ−セクレターゼモジュレーター Download PDF

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Abstract

本発明は、γ−セクレターゼのモジュレーターである新規化合物を提供する。前記化合物は、以下の式(I)を有する
Figure 2011506460

さらに、式(I)の化合物を用い、γ−セクレターゼ活性を調節する方法、およびアルツハイマー病を処置する方法も開示されている。本発明は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物、または医薬的に許容されるその塩、エステルまたは溶媒和物と、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)他の医薬活性成分(例えば、薬物)と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物を提供する。

Description

(関連出願への相互参照)
本願は、2007年12月11日に出願された米国仮特許出願第60/012,863号の利益を主張する。
発明の分野
本発明は、γ−セクレターゼモジュレーター(阻害剤、アンタゴニストなどを含む)として有用な特定のヘテロ環化合物、この化合物を含む医薬組成物、中枢神経系の障害(例えば、アルツハイマー病のような神経変性疾患、アミロイドタンパク質の沈着に関する他の疾患)を含む種々の疾患を処置するための、この化合物および組成物を用いる処置方法に関する。これらの物質は、特に、アミロイドβ(本明細書では以下、Aβと称する)の産生を減らすのに有用であり、これは、Aβによって生じる疾患(例えば、アルツハイマー病およびダウン症候群)の処置に有効である。
発明の背景
アルツハイマー病は、ニューロンの変性および消失、ならびに老人斑の形成、神経原線維の変化を特徴とする疾患である。現時点では、アルツハイマー病の処置は、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤を代表例とする症状を改善する薬剤を用いた、症状の治療に限定されており、疾患の進行を抑える基本的な治療薬はまだ開発されていない。アルツハイマー病の基本的な治療薬を作り出すためには、病態の発症の原因を制御する方法の開発が必要である。
アミロイド前駆体タンパク質の代謝物であるAβタンパク質(本明細書では以下、APPと称する)は、ニューロンの変性および消失、および認知症の状態の発症に大きくかかわっていると考えられている(例えば、Klein W Lら、Proceeding National Academy of Science USA、Sep.2、2003、100(18)、p.10417−22を参照、この文献は、可逆的な記憶喪失に関する分子基盤を示唆している。
Nitsch R Mおよび16名の共同研究者のAntibodies against β−amyloid slow cognitive decline in Alzheimer’s disease、Neuron、May 22、2003、38(4)、p.547−554)は、Aβタンパク質の主成分が、40アミノ酸からなるAβ40と、C末端にさらに2個のアミノ酸が加わったAβ42であることを示唆している。Aβ40およびAβ42は、凝集する傾向があり(例えば、Jarrell J Tら、The carboxy terminus of the β amyloid protein is critical for the seeding of amyloid formation: implications for the pathogenesis of Alzheimer’s disease、Biochemistry、May 11,1993、32(18)、p.4693−4697)、老人斑の主成分を構成している(例えば、(Glenner GGら、Alzheimer’s disease:initial report of the purification and characterization of a novel cerebrovascular amyloid protein、Biochemical and Biophysical Research Communications、May 16、1984、120(3)、p.885−90。さらに、Masters C Lら、Amyloid plaque core protein in Alzheimer disease and Down syndrome、Proceeding National Academy of Science USA、June 1985、82(12)、p.4245−4249を参照)。
さらに、APP遺伝子およびプレセニリン遺伝子の変異が、家族性アルツハイマー病で観察されており、この変異によって、Aβ40およびAβ42の産生増加が観察されている(例えば、Gouras G Kら、Intraneuronal Aβ142 accumulation in human brain、American Journal of Pathology、January 2000、156(1)、p.15−20を参照。さらに、Scheuner Dら、Nature Medicine、August 1996、2(8)、p.864−870;および、Forman M Sら、Differential effects of the Swedish mutant amyloid precursor protein on β−amyloid accumulation and secretion in neurons and nonneuronal cells、Journal of Biological Chemistry、Dec.19、1997、272(51)、p.32247−32253を参照)。したがって、Aβ40およびAβ42の産生を減らす化合物は、アルツハイマー病の進行を制御する薬剤であるか、または疾患を予防する薬剤であると予測される。
β−セクレターゼによってAPPが開裂し、次いで、γ−セクレターゼによって開裂することによって、上述のAβが産生する。このことを考慮し、Aβの産生を減らすために、γ−セクレターゼおよびβ−セクレターゼの阻害剤を作製することが試みられてきた。これらの既知のセクレターゼ阻害剤の多くは、ペプチドまたはペプチド模倣物(例えば、L−685,458)である。アスパルチルプロテアーゼの遷移状態模倣物であるL−685,458は、γ−セクレターゼ活性の強力な阻害剤である(Biochemistry、Aug.1、2000、39(30)、p.8698−8704)。
本発明に関連して、興味深いのは、以下の文献である。US 2007/0117798(Eisai、2007年5月24日公開);US 2007/0117839(Eisai、2007年5月24日公開);US 2006/0004013(Eisai、2006年1月5日公開);WO 2005/110422(Boehringer Ingelheim、2005年11月24日公開);WO 2006/045554(Cellzone AG、2006年5月4日公開);WO 2004/110350(Neurogenetics、2004年12月23日公開);WO 2004/071431(Myriad Genetics、2004年8月26日公開);US 2005/0042284(Myriad Genetics、2005年2月23日公開)、WO 2006/001877(Myriad Genetics、2006年1月5日公開)。
Aβに関連する疾患および障害を処置するための新規化合物、調合物、処置薬および治療薬が必要とされている。したがって、本発明の目的は、上述の疾患および障害を処置または予防または軽減するのに有用な化合物を提供することである。
多くの実施形態において、本発明は、γ−セクレターゼモジュレーター(阻害剤、アンタゴニストなどを含む)としての新規な化合物クラス、そのような化合物を調製する方法、1つ以上のそのような化合物を含む医薬組成物、1つ以上のそのような化合物を含む医薬調合物を調製する方法、そのような化合物またはそのような医薬組成物を用い、Aβに関連する1つ以上の疾患を処置、予防、阻害または軽減する方法を提供する。
本発明は、γ−セクレターゼモジュレーターである下式の新規化合物
Figure 2011506460
または医薬的に許容されるその塩、エステルまたは溶媒和物を提供し、式中のすべての置換基については、以下に定義する。
さらに、本発明は、式(I)の化合物を提供する。
さらに、本発明は、式(I)の化合物を、純粋で単離した形態で提供する。
さらに、本発明は、式IA〜IH、2〜9、12〜18、20、21、40〜43、55、2A〜9A、12A〜18A、20A、21A、40A〜43A、55A、2B〜9B、12B〜18B、20B、21B、40B〜43B、55B、2C〜9C、12C〜18C、20C、21C、40C〜43C、55C、6.2、9.1、10.1、10.2、10.3、14.1、16.1、16.2、18.1、19.1、20.2、21.2、23.2、25.1、26.1、27.1、28.1、30.1、36.1、37.1、38.1、39.1、41.1、43.1、45.1、46.1、47.1、48.1、49.1、50.1、51.1、52.1、59.1、60.1、61.1、64.1、65.1、68.1、70.1、E1、E2、E3の化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物を提供する。
さらに、本発明は、式IA〜IHの化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物を提供する。
さらに、本発明は、式2〜9、12〜18、20、21、40〜43、55の化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物を提供する。
さらに、本発明は、式2A〜9A、12A〜18A、20A、21A、40A〜43A、55Aの化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物を提供する。
さらに、本発明は、式2B〜9B、12B〜18B、20B、21B、40B〜43B、55Bの化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物を提供する。
さらに、本発明は、式2C〜9C、12C〜18C、20C、21C、40C〜43C、55Cの化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物を提供する。
さらに、本発明は、式6.2、9.1、10.1、10.2、10.3、14.1、16.1、16.2、18.1、19.1、20.2、21.2、23.2、25.1、26.1、27.1、28.1、30.1、36.1、37.1、38.1、39.1、41.1、43.1、45.1、46.1、47.1、48.1、49.1、50.1、51.1、52.1、59.1、60.1、61.1、64.1、65.1、68.1、70.1の化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物を提供する。
さらに、本発明は、式E1、E2、E3の化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物を提供する。
さらに、本発明は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物、または医薬的に許容されるその塩、エステルまたは溶媒和物と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物を提供する。
さらに、本発明は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物、または医薬的に許容されるその塩、エステルまたは溶媒和物と、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)他の医薬活性成分(例えば、薬物)と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物を提供する。
式(I)の化合物は、γ−セクレターゼモジュレーターとして有用な場合があり、例えば、中枢神経系の障害(例えば、アルツハイマー病、ダウン症候群)のような疾患を処置し、予防するのに有用な場合がある。
したがって、本発明は、(1)γ−セクレターゼを調節する(阻害すること、アンタゴナイズするこどなどを含む)方法;(2)1つ以上の神経変性疾患を処置する方法;(3)神経組織(例えば、脳)内部、神経組織表面または神経組織周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを防ぐ方法;(4)アルツハイマー病に対する方法;(5)ダウン症候群を処置する方法を提供し、それぞれの方法は、そのような処置が必要な患者に、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物を投与する工程を含む。
さらに、本発明は、(1)γ−セクレターゼを調整するための組み合わせ治療、または(2)1つ以上の神経変性疾患を処置するための組み合わせ治療、または(3)神経組織(例えば、脳)内部、神経組織表面または神経組織周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを防ぐための組み合わせ治療、または(4)アルツハイマー病を処置するための組み合わせ治療を提供する。この組み合わせ治療は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物の投与と、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の他の医薬活性成分の投与(例えば、薬物)とを含む方法に関する。
さらに、本発明は、(1)軽度認知障害を処置する方法;(2)緑内障を処置する方法;(3)脳アミロイド血管症を処置する方法;(4)脳卒中を処置する方法;(5)認知症を処置する方法;(6)小膠細胞症を処置する方法;(7)脳の炎症を処置する方法;(8)嗅覚機能の低下を処置する方法を提供し、それぞれの方法は、処置が必要な患者に、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物を投与する工程を含む。
さらに、この発明は、組み合わせて使用するための医薬組成物を別個の容器に入れ、1個の包装で含み、1つの容器は、医薬的に許容されるキャリアに有効量の式(I)の化合物を加えたものを含み、別の容器(すなわち、第2の容器)は、有効量の別の医薬活性成分(下記のように)を含み、式(I)の化合物と、他の医薬活性成分とを合わせた量で、上述のいずれかの方法に記載した疾患または状態を処置するのに有効である、キットを提供する。
さらに、本発明は、式(I)の化合物が、式IA〜IH、6.2、10.2、10.3、20.2、21.2、23.2、2〜9、12〜18、20、21、40〜43、55、2A〜9A、12A〜18A、20A、21A、40A〜43A、55A、2B〜9B、12B〜18B、20B、21B、40B〜43B、55B、2C〜9C、12C〜18C、20C、21C、40C〜43C、55C、E1、E2、E3の化合物からなる群から選択される、上述のいずれかの方法、医薬組成物またはキットを提供する。
さらに、本発明は、式(I)の化合物が、化合物IA〜IHからなる群から選択される、上述のいずれかの方法、医薬組成物またはキットを提供する。
さらに、本発明は、式(I)の化合物が、化合物6.2、10.2、10.3、20.2、21.2、23.2からなる群から選択される、上述のいずれかの方法、医薬組成物またはキットを提供する。
さらに、本発明は、式(I)の化合物が、化合物2〜9、12〜18、20、21、40〜43、55からなる群から選択される、上述のいずれかの方法、医薬組成物またはキットを提供する。
さらに、本発明は、式(I)の化合物が、化合物2A〜9A、12A〜18A、20A、21A、40A〜43A、55Aからなる群から選択される、上述のいずれかの方法、医薬組成物またはキットを提供する。
さらに、本発明は、式(I)の化合物が、化合物2B〜9B、12B〜18B、20B、21B、40B〜43B、55Bからなる群から選択される、上述のいずれかの方法、医薬組成物またはキットを提供する。
さらに、本発明は、式(I)の化合物が、化合物2C〜9C、12C〜18C、20C、21C、40C〜43C、55Cからなる群から選択される、上述のいずれかの方法、医薬組成物またはキットを提供する。
さらに、本発明は、式(I)の化合物が、化合物E1、E2、E3からなる群から選択される、上述のいずれかの方法、医薬組成物またはキットを提供する。
本発明は、γ−セクレターゼモジュレーターとして有用な式(I)の化合物
Figure 2011506460
または医薬的に許容されるその塩、エステルまたは溶媒和物を提供する。式中、
1A、G、G、G、G、(B)、G、R、R10およびWは、独立して選択され;
式(I)中の文字(A)および(B)は、式(I)に存在する環を特定するための参照文字であり;
数字(1)、(2)、(3)、(4)および(5)は、環(A)の位置を特定するための参照番号であり;Gは、位置(1)にあり、Gは、位置(2)にあり、Gは、位置(3)にあり、Gは、位置(4)にあり、Nは、位置(5)にあり;
−G−R10−R部分は、Gを介してG(すなわち、位置(1))またはG(すなわち、位置(2))に結合しており、GがGに結合している場合、Gは、−C−であり、GがGに結合している場合、Gは、−C−であり;
とGとの間にある点線は、任意の結合をあらわし;
環(B)は、位置(5)にあるNと、Gとから形成される環であり、Gは、炭素またはNであり(すなわち、−N(R−でd=0であり)、GがNである場合、GとGとの間には、上述の任意の結合は存在せず;
前記の環(B)は、4〜8員環(一例では、5〜6員環)のヘテロシクロアルキル環、ヘテロアリール環、または、ヘテロシクロアルケニル環であり;
前記のヘテロシクロアルキル環、ヘテロシクロアルケニル環またはヘテロアリール環である環(B)は、環(A)と環(B)に共通する窒素に加え、−NR−、−O−、−S−、−S(O)−および−S(O)−からなる群から選択される少なくとも1個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の他のヘテロ原子を場合により含み;
前記の環(B)は、1〜6個の独立して選択されるR21置換基で場合により置換されており;
dは、0または1であり(−N(R−部分でd=0の場合、Nに置換基は存在せず、したがって、d=0の場合、−N(R−部分は−N=または−NH−であり、すなわち、ある部分において、d=0の場合、必要な原子価を満たすように、N上に適切な数のH原子が存在することを当業者は理解するであろう);
mは、0〜6であり;
nは、1〜5であり;
pは、0〜5であり;
qは、0、1または2であり、qは、それぞれ独立して選択され(−C(R21−部分でq=0の場合、炭素上にR21置換基が存在せず、−C(R21−部分は、−CH=または−CH−であり、すなわち、ある部分において、qが0の場合、必要な原子価を満たすように、炭素上に適切な数のH原子が存在することを当業者は理解するであろう);
rは、1〜3であり;
tは、1または2であり、
Wは、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−および−C(=NR)−からなる群から選択され(ある例では、Wは、−C(O)−であり);
Gは、直接結合(すなわち、R10が、GまたはGに直接結合している)、−C(O)−、−(C=NR)−、−(C=C(R)−、−CHR−(例えば、−CHOH)、C(R、−CF−、−N(R)−(一例では、−NH−)、−O−、−S−、−S(O)、−CR(OH)−、−CR(OR)−、−C=C−、アルキニル、−(CHN(R)−、−(CHRN(R)−、−(C(RN(R)−、−N(R)(CH−、−N(R)(CHR−、−N(R)(C(R−、−(CH−O−、−(CHR−O−、−(C(R−O−、−O−(CH−、−O−(CHR−、−O−(C(R−、−(CH−O−C(O)−、−(CHR−O−C(O)−、−(C(R−O−C(O)−、−C(O)−O−(CH−、−C(O)−O−(CHR−、−C(O)−O−(C(R−、−C(O)NR−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−O−C(O)−NR−、−NRC(O)−、−(CHNR−C(O)−、−(CHRNR−C(O)−、−(C(RNR−C(O)−、−C(O)NR(CH−、−C(O)NR(CHR−、−C(O)NR(C(R−、−NRS(O)−、−(CHNRS(O)−、−(CHRNRS(O)−、−(C(RNRS(O)−、−S(O)NR−、−S(O)NR(CH−、−S(O)NR(CHR−、−S(O)NR(C(R−、−NR−C(O)−O−、−NR−C(O)−NR−、−NR−S(O)−NR−、−NR−C(=NR)−NR−、−NR−C(=NR)−O−、−O−C(=NR)−NR−、−C(R)=N−O−、−O−N=C(R)−、−O−C(R)=N−、−N=C(R)−O−、−(CH2〜3−(すなわち、2〜3個の−CH基)、−(C(R2〜3−(すなわち、2〜3個の−C(R基が存在する)、−(CHR2〜3−(すなわち、2〜3個の−(CHR)基が存在する)、シクロアルキル(例えば、C〜C10シクロアルキル)、ヘテロシクロアルキル(−O−、−NR−、−S−、−S(O)−および−S(O)からなる群から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を含む)からなる群から選択され;
は、
(1)−C(R21−(式中、任意の結合が存在する場合(すなわち、GがCである場合)、qは0である)、
(2)−C(R21−(式中、任意の結合が存在しない場合、qは1である)、
(3)任意の結合が存在しない場合、−CH−、
(4)−N(R−(式中、dは0であり、任意の結合は存在しない)
からなる群から選択され;
は、直接結合(すなわち、GはGに直接結合しており、環Aは5員環である)、−C(R21、−N(R−、−C(O)−、S(O)、S(O)、−C(N(R)−および−C(=NR)−からなる群から選択され、但し、
(1)GとGとの間に任意の結合が存在しない場合(すなわち、GとGとの間に単結合が存在する場合)、Gは、−C(N(R)−ではなく、
(2)GとGとの間に任意の結合が存在する場合(すなわち、GとGとの間に二重結合が存在する場合)、
(a)−C(R21基のqは、0または1であり(qが0の場合、炭素上にHが存在する)、
(b)−N(R基のdは、0であり(GとGとの間が二重結合であるため、N上にHが存在しない)、
(c)Gは、直接結合、−C(O)−、−C(=NR)−)−、−S(O)またはS(O)−ではなく;
は、(a)−C(R21(qは0であり、すなわち、−C(R21がCであり、H原子で満たすべき原子価がない)、(b)−CH−(すなわち、qが0であり、Hで満たすべき原子価がない)、(c)−C(R21(qは1である)、(d)−N(R(dは0であり(GとGとの間が二重結合であるため、N上にHが存在しない))からなる群から選択され、但し、部分GがGに結合している場合、Gは炭素であり(すなわち、G基は、−C(R21基でq=0であり、H原子で満たすべき原子価がなく);
は、(a)−C(R21(qは0であり、(すなわち、−C(R21がCであり、H原子で満たすべき原子価がない))、(b)−CH−(すなわち、qが0であり、Hで満たすべき原子価がない)、(c)−C(R21(qは1である)、(d)−N(R(dは0であり(GとGとの間が二重結合であるため、N上にHが存在しない))からなる群から選択され、但し、部分GがGに結合している場合、Gは炭素であり(すなわち、G基は、−C(R21基でq=0であり、H原子で満たすべき原子価がなく);
但し、部分G、G、GおよびGのうち0〜2個が−N(R−であり、Rは、それぞれ独立して選択され、dは、それぞれ独立して選択され、但し、環(A)は、連続した3個の環窒素原子を有しておらず;
1Aは、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾシクロアルキル−(すなわち、ベンゾ縮合シクロアルキル−)、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル−(すなわち、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル−)、縮合ヘテロアリールシクロアルキル−(すなわち、ヘテロアリール縮合シクロアルキル−)、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル−(すなわち、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルキル−)、縮合シクロアルキルアリール(すなわち、シクロアルキル縮合アリール−)、縮合ヘテロシクロアルキルアリール−(すなわち、ヘテロシクロアルキル縮合アリール−)、縮合シクロアルキルヘテロアリール−(すなわち、シクロアルキル縮合ヘテロアリール−)、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール−(すなわち、ヘテロシクロアルキル縮合ヘテロアリール−)、縮合ベンゾシクロアルキルアルキル−(すなわち、ベンゾ縮合シクロアルキルアルキル−)、縮合ベンゾヘテロシクロアルキルアルキル−(すなわち、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−)、縮合ヘテロアリールシクロアルキルアルキル−(すなわち、ヘテロアリール縮合シクロアルキルアルキル−)、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル−(すなわち、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルキルアルキル−)、縮合シクロアルキルアリールアルキル−(すなわち、シクロアルキル縮合アリールアルキル−(cycloalkyfusedlarylalkyl−))、縮合ヘテロシクロアルキルアリールアルキル−(すなわち、ヘテロシクロアルキル縮合アリールアルキル−)、縮合シクロアルキルヘテロアリールアルキル−(すなわち、シクロアルキル縮合ヘテロアリールアルキル−)、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリールアルキル−(すなわち、ヘテロシクロアルキル縮合ヘテロアリールアルキル−)、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクレニル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、前記アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾシクロアルキル、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル、縮合ヘテロアリールシクロアルキル、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、縮合シクロアルキルアリール、縮合ヘテロシクロアルキルアリール、縮合シクロアルキルヘテロアリール、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、縮合ベンゾシクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合シクロアルキルアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルアリールアルキル−、縮合シクロアルキルヘテロアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、およびヘテロシクリルアルキル−であるR1A基の各々は、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合により置換されており;
は、それぞれ独立して、H、−OH、−O−アルキル(すなわち、アルコキシ)、−O−(ハロ置換アルキル)(例えば、−O−フルオロアルキルなど)、−NH(R)、−N(R(Rは、それぞれ独立して選択される)、−NH、−S(O)R、S(O)(OR)、−S(O)、−S(O)(OR)、−S(O)NHR、−S(O)N(R、−S(O)NH、−S(O)NHR、−S(O)N(R、−S(O)NH、−CN、−C(O)、−C(O)NHR、−C(O)N(R、−C(O)NH、−C(O)R、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換ヘテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、および置換シクロアルキルからなる群から選択され、前記置換アリール基、ヘテロアリール基、アルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびシクロアルキル基は、1〜5個の独立して選択されるR21基で置換されており;
は、H、−OH、ハロ、−O−アルキル(すなわち、アルコキシ)、−O−(ハロ置換アルキル)(例えば、−O−フルオロアルキルなど)、−NH(R)、−N(R(Rは、それぞれ独立して選択される)、−NH、−S(R)、−S(O)R、−S(O)(OR)、−S(O)、−S(O)(OR)、−S(O)NHR、−S(O)N(R、−S(O)NH、−S(O)NHR、−S(O)N(R、−S(O)NH、−CN、−C(O)、−C(O)NHR、−C(O)N(R、−C(O)NH、−C(O)R、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換ヘテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、および置換シクロアルキルからなる群から選択され、前記置換アリール基、ヘテロアリール基、アルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびシクロアルキル基は、1〜5個の独立して選択されるR21基で置換されており;
は、それぞれ独立して、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換ヘテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、および置換シクロアルキルからなる群から選択され、前記置換アリール基、ヘテロアリール基、アルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびシクロアルキル基は、1〜5個の独立して選択されるR21基で置換されており;
は、それぞれ独立して、H、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、置換シクロアルキル、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群から選択され、前記置換基は、Rから独立して選択される1個以上(例えば、1〜5個)の置換基で置換されており;
は、それぞれ独立して、H、ハロ、−CF、−O−アルキル(すなわち、アルコキシ)、−O−(ハロ置換アルキル)(例えば、−O−フルオロアルキルなど)、−S(O)R、−S(O)(OR)、−S(O)NHR、−S(O)N(R(Rは、それぞれ独立して選択される)、−S(O)NH、−S(O)NHR、−S(O)N(R(Rは、それぞれ独立して選択される)、−S(O)NH、−C(=NOR24)R25、−S(O)24、−CN、−C(O)、−C(O)NHR、−C(O)N(R(Rは、それぞれ独立して選択される)、−C(O)NH、−C(O)R、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換ヘテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、および置換シクロアルキルからなる群から選択され、前記置換アリール基、ヘテロアリール基、アルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびシクロアルキル基は、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合により置換されており;
は、アリールアルコキシ−、ヘテロアリールアルコキシ−、アリールアルキルアミノ−、ヘテロアリールアルキルアミノ−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、およびヘテロシクリルアルキル−(heterocyclyalkyl−)からなる群から選択され、アリールアルコキシ−、ヘテロアリールアルコキシ−、アリールアルキルアミノ−、ヘテロアリールアルキルアミノ−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、およびヘテロシクリルアルキル−(heterocyclyalkyl−)である前記Rは、各々、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合により置換されており;
10は、アリール−(例えば、フェニル)、ヘテロアリール−(例えば、ピリジル)、シクロアルキル−、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクレニル−、ヘテロシクリルアルキル−、ヘテロシクリルアルケニル−(heterocyclyalkenyl−)、縮合ベンゾシクロアルキル−(すなわち、ベンゾ縮合シクロアルキル−)、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル−(すなわち、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル−)、縮合ヘテロアリールシクロアルキル−(すなわち、ヘテロアリール縮合シクロアルキル−)、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル−(すなわち、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルキル−)、縮合シクロアルキルアリール(すなわち、シクロアルキル縮合アリール)、縮合ヘテロシクロアルキルアリール−(すなわち、ヘテロシクロアルキル縮合アリール−(cycloalkyfusedlaryl−))、縮合シクロアルキルヘテロアリール−(すなわち、シクロアルキル縮合ヘテロアリール−)、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール−(すなわち、ヘテロシクロアルキル縮合ヘテロアリール−)、
Figure 2011506460
Figure 2011506460
Figure 2011506460
からなる群から選択され、式中、Xは、O、−N(R14)−および−S−からなる群から選択され、前記R10部分は、それぞれ、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合により置換されているか;または
とR10は一緒に結合して、縮合三環系を形成し、ここで、RおよびR10は、上で定義したとおりであり、RとR10とを結合する環は、アルキル環であるかまたはヘテロアルキル環またはアリール環またはヘテロアリール環またはアルケニル環またはヘテロアルケニル環であり(例えば、三環系は、RとR10の両方が結合している原子に隣接する原子に結合することによって形成され);
14は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル−、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から選択され;
15AおよびR16Aは、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクリル、(R18−アルキル、(R18−シクロアルキル、(R18−シクロアルキルアルキル、(R18−ヘテロシクリル、(R18−ヘテロシクリルアルキル、(R18−アリール、(R18−アリールアルキル、(R18−ヘテロアリールおよび(R18−ヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;または
15、R16およびR17は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクリル、(R18−アルキル、(R18−シクロアルキル、(R18−シクロアルキルアルキル、(R18−ヘテロシクリル、(R18−ヘテロシクリルアルキル、(R18−アリール、(R18−アリールアルキル、(R18−ヘテロアリールおよび(R18−ヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
18は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、−NO、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルキルオキシアルキル(HO−alkyoxyalkyl)、−CF、−CN、アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(ヘテロシクリル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクリル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクリルアルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から選択されるか;または
隣接する炭素上にある2個のR18部分が結合して、
Figure 2011506460
を形成し;
19は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
20は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
21は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、=O、=N−R、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−P(O)(CH、−SO(=NR15)R16−、−SF、−OSF、−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)、−S(O)N(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−R15; −CHN(R15)(R16)、−N(R15)S(O)R16A、−N(R15)S(O)16A、−CH−N(R15)S(O)16A、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−S(O)R15A、=NOR15、−N、−NO、−S(O)15A、−O−N=C(R(Rは、それぞれ独立して選択される)および−O−N=C(R(Rと炭素原子とが一緒になって結合して、5〜10員環の環を形成し、前記の環が、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−および−NR−からなる群から選択される1〜3個のヘテロ原子を場合により含有する)からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルであるR21基が、各々、1〜5個の独立して選択されるR22基で場合により置換されており;
22基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16A、−N(R15)S(O)16A、−CH−N(R15)S(O)16A、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−N、=NOR15、−NO、−S(O)R15Aおよび−S(O)15Aからなる群から選択され、
但し、
Wが−(C=O)−であり、Gが、Gに結合している場合、および、G、G、GおよびGは、同じ−C(R21−部分であるか、または異なる−C(R21−部分であり、Gが−CHR−である場合、Rは、H、ハロ、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アリールアルキル、置換アリールアルキル、非置換ヘテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、非置換アルキル、置換アルキルまたは−O−アルキルではなく;
21が、3個の他の原子価が満たされた炭素に結合している場合(例えば、部分
Figure 2011506460
などにおいて)、R21は、=O、=NRまたは=NOR15ではなく;
GがGに結合しており、GがC(R21基であり、前記G基の炭素が、環Bの=N−に結合しており(すなわち、Gの炭素と、環BのNとの間に二重結合が存在する)、GとGとの間に任意の結合が存在せず(すなわち、GとGとの間に単結合が存在する)、GがN(Rであり、Gが−C(R21−である場合、GはCHRではなく;
GがGに結合しており、前記GがC(R21基であり、G基の炭素が、環Bの−NR−に結合しており(すなわち、Gの炭素と、環BのNとの間に単結合が存在する)、GとGとの間に任意の結合が存在し(すなわち、GとGとの間に二重結合が存在する)、GがN(Rであり、Gが−C(R21−である場合、Gは、CHRではなく;
GがGに結合しており、GがC(R21基であり、前記G基の炭素が、環Bの=N−に結合しており(すなわち、Gの炭素と、環BのNとの間に二重結合が存在する)、Gが直接結合であり(すなわち、GがGに直接結合しており)、GがNである場合、Gは、CHRではない。
本発明の化合物は、中枢神経系の障害、例えば、アルツハイマー病や、アミロイドタンパク質の沈着に関係する他の疾患のような神経変性疾患などを処置するのに有用である。本発明の化合物は、特に、Aβによって引き起こされる疾患、例えば、アルツハイマー病およびダウン症候群などを処置するのに有効な、アミロイドβ(本明細書では、以後Aβと称する)の産生を減らすのに有用である。
したがって、例えば、本発明の化合物を、以下の疾患または状態を処置するのに使用してもよい:アルツハイマー病、軽度認知障害(MCI)、ダウン症候群、緑内障(Guoら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 104、13444−13449 (2007))、脳アミロイド血管症、脳卒中または認知症(Frangioneら、Amyloid:J.Protein folding Disord.8、suppl.1、36−42(2001)、小膠細胞症および脳の炎症(M P Lamber、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 95、6448−53(1998))、および嗅覚機能の低下(Getchellら、Neurobiology of Aging、663−673、24、2003)。
本発明の一実施形態では、R1Aは、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルケニル−、シクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾシクロアルキル(すなわち、ベンゾ縮合シクロアルキル)、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル(すなわち、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル)、縮合ヘテロアリールシクロアルキル(すなわち、ヘテロアリール縮合シクロアルキル)、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル(すなわち、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルキル)、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクレニル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群から選択され、前記アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルケニル−、シクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾシクロアルキル、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル、縮合ヘテロアリールシクロアルキル、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクレニル−、ヘテロシクリルアルキル−(heterocyclyalkyl−)であるR1A基は、各々、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合により置換されている。
または、R10とRとが結合して、縮合三環系を形成する場合に形成される部分の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
が挙げられる。式中、R10およびRは、式(I)について定義されているとおりであり、環Cは、R10とRとを結合する環であり、つまり、環Cは、アルキル環またはヘテロアルキル環またはアリール環またはヘテロアリール環またはアルケニル環またはヘテロアルケニル環である。
10とRとが結合して、縮合三環系を形成する場合に形成される部分の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
が挙げられる。式中、R10およびRは、式(I)について定義されているとおりであり、環Cは、R10とRとを結合する環であり、つまり、環Cは、ヘテロアルキル環またはヘテロアリール環またはヘテロアルケニル環である。
一例では、R10とRとが結合して、形成される縮合三環系は、
Figure 2011506460
であり、環Cは、ヘテロアルキル環またはヘテロアリール環またはヘテロアルケニル環であり、したがって、例えば、この三環系は、R10とRの両方が結合している原子に隣接する原子に結合することによって形成され、前記縮合三環系は、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合により置換されている。
10とRとが結合して、縮合三環系を形成する場合に形成される部分の他の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
が挙げられる。
本発明の別の実施形態は、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される少なくとも1個(例えば、1〜3個、1〜2個、または1個)の基が存在し、R15Aが、それぞれ独立して選択される式(I)の化合物に関する。この化合物で、2個以上の基が存在する場合、それぞれの基は、独立して選択される。
本発明の別の実施形態は、−SFおよび−OSFからなる群から選択される少なくとも1個(例えば、1〜3個、1〜2個、または1個)の基が存在する、式(I)の化合物に関する。この化合物で、2個以上の基が存在する場合、それぞれの基は、独立して選択される。
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される2個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される3個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)からなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)からなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)からなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)からなる群から選択される2個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)からなる群から選択される3個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、フェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、フェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、フェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、フェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される2個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、フェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される3個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチルからなる群から選択される)からなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチルからなる群から選択される)からなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチルからなる群から選択される)からなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチルからなる群から選択される)からなる群から選択される2個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチルからなる群から選択される)からなる群から選択される3個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される1個の基が存在し、前記Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHフェニル、−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される2個の基が存在し、前記−Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHフェニル、−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される3個の基が存在し、前記−Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHフェニル、−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される2個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外であり、前記−Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHフェニル、−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される3個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外であり、前記−Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHフェニル、−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される1個の基が存在し、前記−Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される2個の基が存在し、前記Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される3個の基が存在し、前記Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される2個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外であり、前記Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される3個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(R15A以外であり、前記−Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CH)−フェニル、−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、−SF、−OSFおよび−Si(CHからなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(CHからなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(CHからなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(CHからなる群から選択される2個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(CH以外である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R24からなる群から選択される3個の基が存在し、少なくとも1個の基が−Si(CH以外である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFからなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFからなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFからなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−SF基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、2個の−SF基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、3個の−SF基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−OSF基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、2個の−OSF基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、3個の−OSF基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−Si(R15a基(R15Aは、それぞれ独立して選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、2個の−Si(R15a基(R15Aは、それぞれ独立して選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、3個の−Si(R15a基(R15Aは、それぞれ独立して選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、2個の−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、3個の−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、およびフェニルからなる群から選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、2個の−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、およびフェニルからなる群から選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、3個の−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、およびフェニルからなる群から選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、およびエチルからなる群から選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、2個の−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、およびエチルからなる群から選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、3個の−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、およびエチルからなる群から選択される)が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−Si(R15A基が存在し、前記Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHフェニル、および−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、2個の−Si(R15A基が存在し、前記Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHフェニル、および−Si(CHCHCHからなる群から独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、3個の−Si(R15A基が存在し、前記Si(R15A基は、−Si(CH、−Si(CHフェニル、および−Si(CHCHCHからなる群から独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−Si(R15A基が存在し、前記−Si(R15A基は、−Si(CH、および−Si(CHCHCHからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、2個の−Si(R15A基が存在し、前記−Si(R15A基は、−Si(CH、および−Si(CHCHCHからなる群から独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、3個の−Si(R15A基が存在し、前記−Si(R15A基は、−Si(CH、および−Si(CHCHCHからなる群から独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−Si(R15A基が存在し、前記−Si(R15A基は、−Si(CHである。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、2個の−Si(R15A基が存在し、前記−Si(R15A基は、−Si(CHである。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、3個の−Si(R15A基が存在し、前記−Si(R15A基は、−Si(CHである。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、−Si(CH、−Si(CHフェニル、および−Si(CHCHCH)からなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、−Si(CH、および−Si(CHCHCH)からなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(CHからなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−SF基が存在し、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される1個または2個の追加の基も存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−SF基が存在し、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される1個または2個の追加の基も存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−OSF基が存在し、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される1個または2個の追加の基も存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−OSF基が存在し、−SF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される1個または2個の追加の基も存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−SF基が存在し、−SF、および−OSFからなる群から選択される1個または2個の追加の基も存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−OSF基が存在し、−SF、および−OSFからなる群から選択される1個または2個の追加の基も存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−Si(R15A基(R15Aは、それぞれ独立して選択される)が存在し、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される1個または2個の基も式(I)の化合物に存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−Si(R15A基(R15Aは、それぞれ独立して選択される)が存在し、−SF、および−OSFからなる群から選択される1個または2個の基も式(I)の化合物に存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)からなる群から選択される少なくとも1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびフェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される少なくとも1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、フェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される少なくとも1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、−Si(CH、−Si(CHフェニル、および−Si(CHCHCH)からなる群から選択される)少なくとも1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(CHからなる群から選択される少なくとも1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される少なくとも1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)からなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびフェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、フェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、−Si(CH、−Si(CHフェニル、および−Si(CHCHCH)からなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、−Si(CH、および−Si(CHCHCH)からなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(CHからなる群から選択される1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)からなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびフェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、フェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、−Si(CH、−Si(CHフェニル、および−Si(CHCHCH)からなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、−Si(CH、および−Si(CHCHCH)からなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(CHからなる群から選択される2個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)Iの化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびアリール(例えば、フェニル)からなる群から選択される)からなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、アルキル(例えば、メチルおよびエチル)およびフェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチル、エチル、フェニルからなる群から選択される)からなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、−Si(CH、−Si(CHフェニル、および−Si(CHCHCH)からなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、−Si(CH、および−Si(CHCHCH)からなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(CHからなる群から選択される3個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ同じアルキル基であるか、または異なるアルキル基である)からなる群から選択される少なくとも1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、−SF、−OSF、および−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して、メチルおよびエチルからなる群から選択される)からなる群から選択される少なくとも1個の基が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−SF基が存在し、−SF、−OSFからなる群から選択される1個または2個の基も式(I)の化合物に存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物に、1個の−OSF基が存在し、−SF、−OSFからなる群から選択される1個または2個の基も式(I)の化合物に存在する。
当業者は、Gの−(C=NR)−部分が、
Figure 2011506460
をあらわし、Gの−(C=C(R)−部分が、
Figure 2011506460
をあらわすことを理解するであろう。
本発明の一実施形態では、Gのシクロアルキル部分は、非置換である。
本発明の別の実施形態では、Gのシクロアルキル部分は、1〜6個の独立して選択されるR21基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、Gのシクロアルキル部分は、1〜6個の独立して選択されるR21基で置換された、C〜C10シクロアルキルである。一実施例では、Gは、シクロブタノン環である。
本発明の一実施形態では、Gのシクロアルキル部分は、C〜C10シクロアルキルである。一例では、前記シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルからなる群から選択される。前記Gのシクロアルキル部分の別の例では、前記シクロアルキル部分を位置(1)または(2)に結合しているシクロアルキル環の炭素は、前記シクロアルキル部分をR10部分に結合している、シクロアルキル環の炭素とは違う炭素である。前記Gのシクロアルキル部分の別の例では、シクロアルキル環は、シクロアルキル環の同じ炭素によって、位置(1)または(2)と、R10部分とに結合している。
本発明の別の実施形態では、Gのヘテロシクロアルキル部分は、非置換である。
本発明の別の実施形態では、Gのヘテロシクロアルキル部分は、非置換であり、前記Gのヘテロシクロアルキル部分は、−O−、−NR−、−S−、−S(O)−、−S(O)からなる群から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を含む。
本発明の別の実施形態では、Gのヘテロシクロアルキル部分は、1〜6個の独立して選択されるR21基で置換されており、前記Gのヘテロシクロアルキル部分は、−O−、−NR−、−S−、−S(O)−、−S(O)からなる群から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を含む。
本発明の一実施形態では、Gのヘテロシクロアルキル部分は、1〜4個のヘテロ原子を含む。一例では、前記Gのヘテロシクロアルキル部分は、1〜4個のヘテロ原子を含む。別の例では、前記Gのヘテロシクロアルキル部分は、1〜3個のヘテロ原子を含む。別の例では、前記Gのヘテロシクロアルキル部分は、1〜2個のヘテロ原子を含む。別の例では、前記Gのヘテロシクロアルキル部分は、1個のヘテロ原子を含む。前記Gのヘテロシクロアルキル部分に含まれるヘテロ原子は、−O−、−NR−、−S−、−S(O)−、−S(O)からなる群から独立して選択される。一例では、前記Gのヘテロシクロアルキル部分は、前記ヘテロシクロアルキル環の同じ原子によって、位置(1)または(2)と、R10部分とに結合している。別の例では、前記ヘテロシクロアルキル部分は、ヘテロシクロアルキル環の異なる原子によって、R10部分と、位置(1)または(2)に結合しており、ヘテロシクロアルキル部分をR10と、位置(1)または(2)とに結合する、ヘテロシクロアルキル環の原子は、炭素、および窒素からなる群から選択される。
前記Gのアルキニル部分の例は、
Figure 2011506460
である。
当業者は、Wが−S(O)−である場合、この−S(O)−部分は、
Figure 2011506460
であってもよいか、またはこの−S(O)−部分は、
Figure 2011506460
であってもよいことを理解するであろう。
式(I)の化合物は、環に連続した3個の窒素原子を有していない。したがって、式(I)の位置(5)にある窒素に加え、環に、それ以外の窒素が0〜2個存在し(すなわち、環に0〜2個の−N(R−基が存在する)、但し、窒素は、環の連続した位置には存在しない。したがって、(a)Gが−N(R−である場合、Gは、−N(R−ではなく、(b)Gは−N(R−であり、Gが−N(R−である場合、Gは−N(R−ではなく、(c)Gが−N(R−であり、Gが−N(R−である場合、Gは、−N(R−)ではない。
式(I)では、G、G、GおよびG部分のうち0〜2個が−N(R−であり、dおよびRは、それぞれ独立して選択される。したがって、式(I)の環(A)は、環(A)が連続した3個の環窒素を有さないように、全部で1〜3個の窒素原子(位置(5)にあるNと、0〜2個の−N(R−部分)を環に含み、dおよびRは、それぞれ独立して選択される。
本発明の一実施形態では、−G−R10−R部分は、Gを介して位置(1)に結合している。
本発明の別の実施形態では、−G−R10−R部分は、Gを介して位置(2)に結合している。
本発明の別の実施形態では、Gは、直接結合(すなわち、R10が、GまたはGのいずれかに直接結合している)、シクロアルキル(例えば、C〜C10、さらに、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルでもあり、一例では、前記シクロアルキル部分を、位置(1)または(2)に結合しているシクロアルキル環の炭素は、前記シクロアルキル部分をR10部分に結合している、シクロアルキル環の炭素とは違う炭素であり、別の例では、前記シクロアルキル環は、シクロアルキル環の同じ炭素によって、位置(1)または(2)と、R10部分とに結合している)、ヘテロシクロアルキル(前記ヘテロシクロアルキルは、1〜4個のヘテロ原子を含み、一例では、1〜4個のヘテロ原子を含み、別の例では、1〜3個のヘテロ原子を含み、別の例では、1〜2個のヘテロ原子を含み、別の例では、1個のヘテロ原子を含み、前記ヘテロ原子は、−O−、−NR−、−S−、−S(O)−、−S(O)からなる群から選択され、一例では、前記ヘテロシクロアルキル部分は、このヘテロシクロアルキル環の同じ原子によって、位置(1)または(2)と、R10部分とに結合しており、別の例では、前記ヘテロシクロアルキル部分は、ヘテロシクロアルキル環の異なる原子(複数)によって、R10部分と、位置(1)または(2)とに結合しており、ヘテロシクロアルキル部分をR10部分と、位置(1)または(2)とに結合している、ヘテロシクロアルキル環の原子は、炭素、および窒素からなる群から選択される)、−C=C−、−CF−アルキニル(例えば、−C≡C−)、−NH−、−N(R)−(一例では、−NH−)、−O−、−CR(OH)−、−CR(OR)−、−(CHN(R)−、−N(R)(CH−、−(CH2〜3−、−(C(R−(Rは、それぞれ独立して選択される)、−(CHR2〜3−(Rは、それぞれ独立して選択される)、−S−、−S(O)−、−S(O)からなる群から選択される。
本発明の一実施形態では、−G−R10−R部分は、Gを介して位置(1)に結合している。
本発明の別の実施形態では、−G−R10−R部分は、Gを介して位置(2)に結合している。
本発明の別の実施形態では、tは、1である。
本発明の別の実施形態では、tは、2である。
本発明の別の実施形態では、rは、1である。
本発明の別の実施形態では、rは、2である。
本発明の別の実施形態では、rは、3である。
本発明の別の実施形態では、Gは、直接結合、および−N(R)−(例えば、−NH−)からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、Gは、直接結合である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−N(R)−(例えば、−NH−)である。
本発明の別の実施形態では、Gは、シクロアルキルである。
本発明の別の実施形態では、Gは、ヘテロシクロアルキルである。
本発明の別の実施形態では、Gは、−C=C−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−CF−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、アルキニルである。
本発明の別の実施形態では、Gは、−O−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−CR(OH)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−CR(OR)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(CHN(R)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−N(R)(CH−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(CH2〜5−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(C(R−である(Rは、それぞれ独立して選択される)。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(CHR2〜5−である(Rは、それぞれ独立して選択される)。
本発明の別の実施形態では、Gは、−S−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−S(O)である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(C=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(C=C(R)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(CHR)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−C(R21−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−N(R−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、直接結合である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−C(R21−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−N(R−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−S(O)である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−C(N(R)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−C(R21−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−N(R−である。
本発明の別の実施形態では、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Wは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−C(O)−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(C=NR)−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(C=C(R)−であり、Rは、それぞれ独立して選択され、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(CHR)−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(CHR)−であり、Rは、Hであり(すなわち、Gは、−CH−であり)、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(CHR)−であり、Rは、−OH(すなわち、Gは、−(CHOH)−)であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは、−(CHR)−であり、Rは、−O−アルキル(すなわち、アルコキシ、例えば、−OCHなど)であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは−C(R21−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは−N(R−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは−C(R21−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは−N(R−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは−C(O)−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは−S(O)−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは−S(O)−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは−C(=NR)−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは−C(N(R)−であり、Rは、それぞれ独立して選択され、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは−C(R21−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、Gは−N(R−であり、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R21は、アルキル、−OR15、−C(O)OR15、−C(O)NR1516、1〜5個の独立して選択されるR22基(例えば、ハロ、例えば、F、Cl、Brなど)で置換されたアルキルからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R21は、アルキル、−OR15、−C(O)OR15、−C(O)NR1516、1〜5個の独立して選択されるR22基(例えば、ハロ、例えば、F、Cl、Brなど、一例では、アルキル置換されたR21基は−CFである)で置換されたアルキルからなる群から選択され、R15およびR16は、H、アルキル、(R18−アリールアルキル−(例えば、nは1であり、R18は−OR20であり、R20は、アルキル(例えば、メチル)、シクロアルキル(例えば、シクロブチル)である)、(R18−アルキル(例えば、nは1であり、R18は−OR20であり、R20は、アルキル(例えば、メチル)である)からなる群から独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、R21は、(a)アルキル、−OR15(R15は、アルキル、例えば、メチル、エチルである)、(b)−C(O)OR15(R15は、アルキル、例えば、メチルである)、(c)−C(O)NR1516(R15およびR16は、H、アルキル、(R18−アリールアルキル−(例えば、nは1であり、R18は−OR20であり、R20は、アルキル(例えば、メチル)、シクロアルキル(例えば、シクロブチル)である)、(R18−アルキル(例えば、nは1であり、R18は−OR20であり、R20は、アルキル(例えば、メチル)である)からなる群から独立して選択され、一例では、R15およびR16のうち1個だけがHである)、(d)1〜5個の独立して選択されるR22基(例えば、ハロ、例えば、F、Cl、Brなど、一例では、アルキル置換されたR21基は−CFである)で置換されたアルキルからなる群から選択される。
本発明の一実施形態では、R10は、アリール−(例えば、フェニル)、ヘテロアリール−(例えば、ピリジル)、シクロアルキル−、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクレニル−、ヘテロシクリルアルキル−、ヘテロシクリルアルケニル−(heterocyclyalkenyl−)、縮合ベンゾシクロアルキル−(すなわち、ベンゾ縮合シクロアルキル−)、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル−(すなわち、ベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル−)、縮合ヘテロアリールシクロアルキル−(すなわち、ヘテロアリール縮合シクロアルキル−)、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル−(すなわち、ヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルキル−)、縮合シクロアルキルアリール(すなわち、シクロアルキル縮合アリール−(cycloalkyfusedaryl−))、縮合ヘテロシクロアルキルアリール−(すなわち、ヘテロシクロアルキル縮合アリール−)、縮合シクロアルキルヘテロアリール−(すなわち、シクロアルキル縮合ヘテロアリール−)、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール−(すなわち、ヘテロシクロアルキル縮合ヘテロアリール−)からなる群から選択され、前記R10部分は、それぞれ、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合により置換されている。
本発明の別の実施形態では、R10は、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、Xは、O、−N(R14)−、−S−からなる群から選択され、前記R10部分は、それぞれ、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合により置換されている。
本発明の別の実施形態では、R10は、
Figure 2011506460
Figure 2011506460
からなる群から選択され、前記R10部分は、それぞれ、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合により置換されている。
本発明の別の実施形態では、式(I)のR10は、
Figure 2011506460
Figure 2011506460
Figure 2011506460
からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R10は、1AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、2AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、3AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、4AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、5AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、6AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、7AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、8AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、9AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、10AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、11AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、12AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、13AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、14AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、15AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、16AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、17AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、18AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、19AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、20AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、21AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、22AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、23AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、24AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、25AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、26AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、27AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、28AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、29AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、30AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、31AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、32AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、33AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、34AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、35AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、36AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、37AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、38AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、39A基である。本発明の別の実施形態では、R10は、40AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、41AA基である。本発明の別の実施形態では、R10は、42AA基である。
本発明の別の実施形態では、R10は、アリールである。
本発明の別の実施形態では、R10アリールは、アリールであり、前記アリールは、フェニルである。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個以上のR21基で置換されたアリールである。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個以上のR21基で置換されたアリールであり、前記アリールはフェニルであり、すなわち、前記R10基は、1個以上のR21基で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個以上のR21基で置換されたフェニルであり、それぞれのR21基は、同じ−OR15基であるか、異なる−OR15基である。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個以上のR21基で置換されたフェニルであり、それぞれのR21基は、同じ−OR15基であるか、異なる−OR15基であり、前記R15はアルキルであり、アルキルは、それぞれ独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記R21基は、−OR15であり、前記R15はアルキルである。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記R21基は、−OR15であり、前記R15はアルキルであり、前記アルキルはメチルである。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個以上(例えば、1個または2個、または1個の)独立して選択されるハロであるR21基で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記R21基はハロである。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記R21基はFである。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記R21は、−OR15基であり、R15は、(R18アルキル基であり、R18はハロであり、nは1〜3であり、ハロは、それぞれ独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記R21は、−OR15基であり、R15は、(R18アルキル基であり、R18はFであり、nは、3である。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記R21は、−OR15基であり、R15は、(R18アルキル基であり、R18はFであり、nは3であり、アルキルは、メチルである(すなわち、R21置換基は−OCFである)。
本発明の別の実施形態では、R10は、ヘテロアリールである。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個以上のR21基で置換されたヘテロアリールである。
本発明の別の実施形態では、Rは、
Figure 2011506460
からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R10は、1AA〜42AAからなる群から選択され、Rは、1gg〜13ggからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R10は、1AA〜42AAからなる群から選択され、Rは、2ggである。
−R10−部分の例としては、限定されないが、以下のものが挙げられる。
Figure 2011506460
Figure 2011506460
Figure 2011506460
別の実施形態では、R−R10−部分は、1bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、2bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、3bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、4bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、5bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、6bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、7bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、8bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、9bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、10bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、11bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、12bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、13bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、14bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、15bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、16bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、17bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、18bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、19bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、20bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、21bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、22bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、23bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、24bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、25bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、26bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、27bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、28bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、29bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、30bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、31bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、32bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、33bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、34bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、35bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、36bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、37bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、38bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、39bbである。別の実施形態では、R−R10−部分は、40bbである。
本発明の別の実施形態では、Rは、ヘテロアリールである。
本発明の別の実施形態では、Rは、1個以上のR21基で置換されたヘテロアリールである。
本発明の別の実施形態では、Rは、1個以上のR21基で置換されたヘテロアリールであり、前記R21基は、同じアルキルであるか、異なるアルキルである。
本発明の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で置換されたヘテロアリールであり、前記R21はアルキルである。
本発明の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で置換されたヘテロアリールであり、前記R21はアルキルであり、前記アルキルは、メチルである。
本発明の別の実施形態では、Rはヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールはイミダゾイルである。
本発明の別の実施形態では、Rは、1個以上のR21基で置換されたイミダゾリルである。
本発明の別の実施形態では、Rは、1個以上のR21基で置換されたイミダゾリルであり、前記R21基は、同じアルキルであるか、異なるアルキルである。
本発明の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で置換されたイミダゾリルであり、前記R21はアルキルである。
本発明の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で置換されたイミダゾリルであり、前記R21はアルキルであり、前記アルキルは、メチルである。
本発明の別の実施形態では、R10は、アリール、および1個以上のR21基で置換されたアリールからなる群から選択され、前記R基は、ヘテロアリール、および1個以上のR21基で置換されたヘテロアリールからなる群から選択され、R21は、それぞれ独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個以上のR21基で置換されたフェニルであり、前記Rは、1個以上のR21基で置換されたイミダゾリルであり、R21は、それぞれ独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記Rは、1個のR21基で置換されたイミダゾリルであり、R21は、それぞれ独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個以上の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルであり、前記Rは、1個以上の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルである。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個以上の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルであり、前記Rは、1個以上の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルであり、それぞれのR15は、同じアルキル基であるか、異なるアルキル基である。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、前記Rは、1個のアルキル基で置換されたイミダゾリルである。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、前記Rは、1個のアルキル基で置換されたイミダゾリルであり、R15はアルキルであり、R15のアルキル基、前記イミダゾリルのアルキル基は、独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、前記Rは、1個のメチル基で置換されたイミダゾリルであり、R15はメチルであり、R15のアルキル基、前記イミダゾリルのアルキル基は、独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、非置換アリール(例えば、フェニル)基であるか、または置換アリール(例えば、フェニル)基である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、非置換アリール(例えば、フェニル)であるか、または1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたアリール(例えば、フェニル)である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、アリール基である。
本発明の別の実施形態では、R1Aはアリール基であり、前記アリール基は、1個以上の独立して選択されるR21基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R1Aはアリール基であり、前記アリール基は、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R1Aはアリール基であり、前記アリール基は、1個以上のR21基で置換されており、各々のR21基は、同じハロであるか、異なるハロである。
本発明の別の実施形態では、R1Aはアリール基であり、前記アリール基は、1〜3個のR21基で置換されており、各々のR21基は、同じハロであるか、異なるハロである。
本発明の別の実施形態では、R1Aはアリール基であり、前記アリール基は、3個のR21ハロ基で置換されており、各々のR21基は、同じハロであるか、異なるハロである。
本発明の別の実施形態では、R1Aはアリール基であり、前記アリール基は、2個のR21ハロ基で置換されており、各々のR21基は、同じハロであるか、異なるハロである。
本発明の別の実施形態では、R1Aはアリール基であり、前記アリール基は、1個のR21ハロ基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R1Aはアリール基であり、前記アリール基は、1個のR21ハロ基で置換されており、各々のR21基は、同じハロであるか、異なるハロである。
本発明の別の実施形態では、R1Aはアリール基であり、前記アリール基は、1個のFで置換されている(すなわち、前記アリールは、1個のR21基で置換されており、前記R21基はハロであり、前記ハロはFである)。
本発明の別の実施形態では、R1Aはアリール基であり、前記アリール基は、2個のF原子で置換されている(すなわち、前記アリールは、2個のR21基で置換されており、前記R21基はハロであり、前記ハロはFである)。
本発明の別の実施形態では、R1Aはアリール基であり、前記アリール基は、3個のF原子で置換されている(すなわち、前記アリールは、3個のR21基で置換されており、前記R21基はハロであり、前記ハロはFである)。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、フェニルである。
本発明の別の実施形態では、R1Aはフェニルであり、前記フェニルは、1個以上の独立して選択されるR21基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R1Aはフェニルであり、前記フェニルは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R1Aはフェニルであり、前記フェニルは、1個以上のR21基で置換されており、各々のR21基は、同じハロであるか、異なるハロである。
本発明の別の実施形態では、R1Aはフェニルであり、前記フェニルは、1〜3個のR21基で置換されており、各々のR21基は、同じハロであるか、異なるハロである。
本発明の別の実施形態では、R1Aはフェニルであり、前記フェニルは、3個のR21ハロ基で置換されており、各々のR21基は、同じハロであるか、異なるハロである。
本発明の別の実施形態では、R1Aはフェニルであり、前記フェニルは、2個のR21ハロ基で置換されており、R21基は、同じハロであるか、異なるハロである。
本発明の別の実施形態では、R1Aはフェニルであり、前記フェニルは、1個のR21ハロ基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R1Aはフェニルであり、前記フェニルは、1個のR21ハロ基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R1Aはフェニルであり、前記フェニルは、1個のFで置換されている(すなわち、前記アリールは、1個のR21基で置換されており、前記R21基はハロであり、前記ハロはFである)。
本発明の別の実施形態では、R1Aはフェニルであり、前記フェニルは、2個のF原子で置換されている(すなわち、前記アリールは、2個のR21基で置換されており、前記R21基はハロであり、前記ハロはFである)。
本発明の別の実施形態では、R1Aはフェニルであり、前記フェニルは、3個のF原子で置換されている(すなわち、前記アリールは、3個のR21基で置換されており、前記R21基はハロであり、前記ハロはFである)。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
Figure 2011506460
からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
別の実施形態では、R1Aは、F、およびClからなる群から独立して選択される1〜3個のハロで置換されたフェニルである。一例では、前記フェニルは、1個のFと、1個のClで置換されている。
別の実施形態では、R1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21部分で置換されたアリール(例えば、フェニル)であり、少なくとも1個のR21部分は、−SF、−OSF、および−Si(R15A(一例では、各々のR15Aは、同じアルキルまたは異なるアルキルであり、別の例では、−Si(R24基は、−Si(CHまたは−Si(CHCHCHであり、別の例では、−Si(R24基は、−Si(CHである)からなる群から選択される。
別の実施形態では、R1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21部分で置換されたアリール(例えば、フェニル)であり、少なくとも1つのR21部分は、−SF、および−OSFからなる群から選択される。
別の実施形態では、R1Aは、ハロ(例えば、F)、−SF、−OSF、および−Si(R15A(一例では、各々のR15Aは、同じアルキルまたは異なるアルキルであり、別の例では、−Si(R15A基は、−Si(CHまたは−Si(CHCHCHであり、別の例では、−Si(R15A基は、−Si(CHである)からなる群から独立して選択される1〜3個のR21部分で置換されたアリール(例えば、フェニル)であり、少なくとも1つのR21部分は、−SF、−OSF、および−Si(R15Aからなる群から選択される(一例では、各々のR15Aは、同じアルキルまたは異なるアルキルであり、別の例では、−Si(R15A基は、−Si(CHまたは−Si(CHCHCHであり、別の例では、−Si(R24基は、−Si(CHである)。
別の実施形態では、R1Aは、ハロ(例えば、F)、−SF、−OSFからなる群から独立して選択される1〜3個のR21部分で置換されたアリール(例えば、フェニル)であり、少なくとも1つのR21部分は、−SF、および−OSFからなる群から選択される。
別の実施形態では、R1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21部分で置換されたアリール(例えば、フェニル)であり、少なくとも1つのR21部分は、−SF、−OSF、および−Si(R15A(一例では、各々のR15Aは、同じアルキルまたは異なるアルキルであり、別の例では、−Si(R15A基は、−Si(CHまたは−Si(CHCHCHであり、別の例では、−Si(R15A基は、−Si(CHである)からなる群から選択される。
別の実施形態では、R1Aは、ハロ、−SF、および−OSFからなる群から独立して選択される1〜3個のR21基で置換されたフェニルであり、少なくとも1つのR21基は、−SFまたは−OSFである。
別の実施形態では、R1Aは、ハロ、−SF、および−OSFからなる群から独立して選択される1〜3個のR21基で置換されたフェニルであり、少なくとも1つのR21基は、−SFまたは−OSFである。
別の実施形態では、R1Aは、F、Cl、−SF、および−OSFからなる群から独立して選択される1〜3個のR21基で置換されたフェニルである。
別の実施形態では、R1Aは、−SF、および−OSFからなる群から独立して選択される1〜3個のR21基で置換されたフェニルである。
別の実施形態では、R1Aは、F、−SF、および−OSFからなる群から独立して選択される1〜3個のR21基で置換されたフェニルであり、少なくとも1つのR21基は、−SFまたは−OSFである。
別の実施形態では、R1Aは、1個の−SF基で置換されたフェニルである。
別の実施形態では、R1Aは、2個の−SF基で置換されたフェニルである。
別の実施形態では、R1Aは、3個の−SF基で置換されたフェニルである。
別の実施形態では、R1Aは、1個の−OSF基で置換されたフェニルである。
別の実施形態では、R1Aは、2個の−OSF基で置換されたフェニルである。
別の実施形態では、R1Aは、3個の−OSF基で置換されたフェニルである。
別の実施形態では、R1Aは、1個のFで置換されたフェニルである。
別の実施形態では、R1Aは、1個のFで置換されたフェニルであり、さらに、−SF、および−OSFからなる群から独立して選択される1〜2個の基でも置換されている。
別の実施形態では、R1Aは、2個のFで置換されたフェニルである。
別の実施形態では、R1Aは、3個のFで置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態では、R10は、アリール、および1個以上のR21基で置換されたアリールからなる群から選択され、前記R基は、ヘテロアリール、および1個以上のR21基で置換されたヘテロアリールからなる群から選択され、R21は、それぞれ独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、アリール基であるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたアリール基であり、(b)R10は、アリール、および1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたアリールからなる群から選択され、(c)Rは、ヘテロアリール、および1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたヘテロアリールからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、アリール、および1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたアリールからなる群から選択され、(c)Rは、ヘテロアリール、および1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたヘテロアリールからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルからなる群から選択され、(c)Rは、イミダゾリル、および1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21ハロ基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個以上の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、(c)Rは、イミダゾリル、および1個以上の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜2個の独立して選択されるR21ハロ基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はアルキルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1個のR21ハロ基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はアルキルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のFで置換されフェニルであり(すなわち、R1Aは、1〜3個のR21基で置換されたフェニルであり、前記R21基はハロであり、前記ハロはFであり)、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はメチルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜2個のFで置換されており(すなわち、R1Aは、1〜2個のR21基で置換されたフェニルであり、前記R21基はハロであり、前記ハロはFであり)、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はメチルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1個のFで置換されたフェニルであり(すなわち、R1Aは、1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記R21基はハロであり、前記ハロはFであり)、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はメチルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21ハロ基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はアルキルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21ハロ基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はアルキルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21ハロ基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はアルキルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−(C=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21ハロ基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はアルキルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−(C=C(R)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21ハロ基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はアルキルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−CHR−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21ハロ基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はアルキルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−CH−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21ハロ基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はアルキルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−(CHOH)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15はメチルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15はメチルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15はメチルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−(C=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15はメチルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−(C=C(R)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15はメチルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−CHR−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15はメチルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−CH−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15はメチルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−(CHOH)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−(C=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NHC(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−(C=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NHC(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−(C=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NHC(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−(C=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NHC(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−(C=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NHC(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21ハロ基で置換されたフェニルであり、(b)R10は、フェニル、および1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15はアルキルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15はメチルであり、(c)Rは、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aが、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、(e)Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、(e)Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、(e)Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、(e)Wは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、および直接結合からなる群から選択され、Wは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−C(O)−であり、(e)Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−C(O)−であり、(e)Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−C(O)−であり、(e)Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、C(O)−であり、(e)Wは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−C(O)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−(C=NR)−であり、(e)Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−(C=NR)−であり、(e)Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−(C=NR)−であり、(e)Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−C(=NR)−であり、(e)Wは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−(C=NR)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−NHC(O)−であり、(e)Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−NHC(O)−であり、(e)Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−(C=C(R)−であり、(e)Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−NHC(O)−であり、(e)Wは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは−NHC(O)−であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、(e)Wは、−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−C(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、(e)Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、(e)Wは、−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−S(O)−である。
本発明の別の実施形態では、(a)R1Aは、フェニルであるか、またはR1Aは、1〜3個のF原子で置換されたフェニルであり、(b)R10は、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択され、(d)Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、(e)Wは、−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分は、
Figure 2011506460
であり、Gは、−CHR−(例えば、−CHOH)であり、Wは−C(=NR)−である。
本発明の他の実施形態は、R1Aが、ベンゾ縮合シクロアルキル(すなわち、縮合ベンゾシクロアルキル)、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル、縮合ヘテロアリールシクロアルキル、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、前記R1A基が、場合により、1〜5個の独立して選択されるR21基で置換される、式(I)の化合物に関する。一例では、R21基は、ハロである(例えば、F)。
縮合環であるR1A基の例としては、限定されないが、以下のものが挙げられる。
Figure 2011506460
式中、Yは、それぞれ独立して、−O−、−NR14−、−C(R21−からなる群から選択され、qは、上記で定義したとおりであり(すなわち、0、1または2であり、R21は、それぞれ独立して選択され)、R14およびR21は、式(I)について定義したとおりである。これらのR1A基の例としては、例えば、以下のものが挙げられる。
Figure 2011506460
さらに、式(I)の化合物としては、R1Aが、1個のR21基で置換されたアルキル基(例えば、エチル)である化合物が挙げられる。前記R1A基の例としては、R21部分のアリール(例えば、フェニルまたはナフチル)で置換されたアルキル(例えば、メチルまたはエチル)が挙げられる。さらに、前記R1A基の例としては、R21部分のアリール(例えば、フェニルまたはナフチル)で置換され、次に1個以上(例えば、1個または2個)の独立して選択されるR22基(例えば、R22は、ハロ、例えば、Fなどである)で置換されたアルキル(例えば、メチルまたはエチル)が挙げられる。
置換されたR1Aアルキル基の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
が挙げられる。
本発明の他の実施形態は、R1Aが、1個のR21基(例えば、アリール、例えば、フェニルなど)で置換されたシクロアルキル基(例えば、シクロプロピルまたはシクロブチル)であるか、または1個のR21基(例えば、アリール、例えば、フェニルなど)で置換され、次に1個以上(例えば、1個または2個)の独立して選択されるR22基(例えば、ハロ、例えば、Fなど)で置換されたシクロアルキル基(例えば、シクロペンチルまたはシクロヘキシル)である、式(I)の化合物に関する。一例では、R21基は、R1A基を分子の残りの部分に結合させている同じR1A基の炭素に結合している。
シクロアルキルであるR1A基の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
例えば、
Figure 2011506460
などが挙げられ、式中、sは0であるか(すなわち、環は、シクロプロピルであるか)、または1である(すなわち、環は、シクロブチルである)。これらのR1A基の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
例えば、
Figure 2011506460
などが挙げられ、式中、sは0であるか(すなわち、環は、シクロプロピルであるか)、または1である(すなわち、環は、シクロブチルである)。
本発明の他の実施形態は、R1A
Figure 2011506460
Figure 2011506460
であり、Zが、(1)−O−、(2)−NR14−、(3)−C(R21−(qは、0、1または2であり、R21は、それぞれ独立して選択される)、(4)−C(R21−C(R21−(qは、それぞれ独立して、0、1または2であり、R21は、それぞれ独立して選択される)、(5)−(C(R21−O−(C(R21−(qは、それぞれ独立して、0、1または2であり、R21は、それぞれ独立して選択される)、および(6)−(C(R21−N(R14)−(C(R21−(qは、それぞれ独立して、0、1または2であり、R21は、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。R21の例としては、アリール(例えば、フェニル)、および1個以上(例えば、1個または2個、または1個)の独立して選択されるR22基(例えば、ハロ、例えば、Fなど)で置換されたアリール(例えば、フェニル)が挙げられるが、これらに限定されない。このR1Aの例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
が挙げられる。
したがって、このR1A基の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
が挙げられる。
さらに、R1Aの例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
Figure 2011506460
が挙げられる。
1A
Figure 2011506460
の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
が挙げられる。
さらに、R1A
Figure 2011506460
の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
が挙げられる。
さらに、R1A
Figure 2011506460
の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
が挙げられる。
さらに、R1A
Figure 2011506460
の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
が挙げられる。
本発明の他の実施形態は、R10が、アリール(例えば、フェニル)、または1個以上(例えば、1個または2個、または1個)のR21基(例えば、−OR15、ここで、例えば、R15は、例えば、メチルのようなアルキルであり)で置換されたアリール(例えば、フェニル)であり、Rは、ヘテロアリール(例えば、イミダゾリル)、または1個以上(例えば、1個または2個、または1個)のR21基(例えば、アルキル、例えば、メチルなど)で置換されたヘテロアリール(例えば、イミダゾリル)である、式(I)の化合物に関する。
したがって、本発明の化合物の
Figure 2011506460
部分の例としては、限定されないが、
Figure 2011506460
が挙げられ、式中、qは、0、1または2であり、例えば、
Figure 2011506460
など、例えば、
Figure 2011506460
など、〔式中、R15は、アルキル(例えば、メチル)である)、例えば、
Figure 2011506460
など、〔式中、R15は、アルキル(例えば、メチル)である)、例えば、
Figure 2011506460
など、〔式中、R15は、アルキル(例えば、メチル)である)
Figure 2011506460
など、が挙げられる。
本発明の他の実施形態は、R10が、ヘテロアリール、または1個以上のR21基で置換されたヘテロアリールであり、Rは、ヘテロアリール(例えば、イミダゾリル)、または1個以上(例えば、1個または2個、または1個)のR21基(例えば、アルキル、例えば、メチルなど)で置換されたヘテロアリール(例えば、イミダゾリル)である、式(I)の化合物に関する。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R10は、1個のR21基で置換されたアリールであり、前記R21基は、−OR15である。一例では、R15は、アルキルである。別の例では、R15は、メチルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R10は、1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記R21基は、−OR15である。一例では、R15は、アルキルである。別の例では、R15は、メチルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R10は、ヘテロアリールである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、ヘテロアリールである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個以上(例えば、1個)の独立して選択されるR21基で置換されたヘテロアリールである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個以上(例えば、1個)の独立して選択されるR21基で置換され、各々のR21基が、同じであるかまたは異なるアルキル基(例えば、メチル)である、ヘテロアリールである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で置換されたヘテロアリールである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で置換され、R21が、アルキル基(例えば、メチル)である、ヘテロアリールである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、イミダゾリルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個以上(例えば、1個)の独立して選択されるR21基で置換されたイミダゾリルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個以上(例えば、1個)の独立して選択されるR21基で置換され、各々のR21基が、同じであるかまたは異なるアルキル基(例えば、メチル)である、イミダゾリルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で置換されたイミダゾリルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で置換され、R21が、アルキル基(例えば、メチル)である、イミダゾリルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個以上のR21基で場合により置換されたヘテロアリールであり、R10は、1個以上(例えば、1個)のR21基で場合により置換されたアリールである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で場合により置換されたヘテロアリールであり、R10は、1個のR21基で場合により置換されたアリールである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個以上のR21基で場合により置換されたヘテロアリールであり、R10は、1個以上(例えば、1個)のR21基で場合により置換されたフェニルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で場合により置換されたヘテロアリールであり、R10は、1個のR21基で場合により置換されたフェニルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個以上のR21基で場合により置換されたイミダゾリルであり、R10は、1個以上(例えば、1個)のR21基で場合により置換されたアリールである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で場合により置換されたイミダゾリルであり、R10は、1個のR21基で場合により置換されたアリールである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個以上のR21基で場合により置換されたイミダゾリルであり、R10は、1個以上(例えば、1個)のR21基で場合により置換されたフェニルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、Rは、1個のR21基で場合により置換されたイミダゾリルであり、R10は、1個のR21基で場合により置換されたフェニルである。
式(I)の化合物の他の実施形態は、R
Figure 2011506460
である、上述の実施形態のいずれかのものに関する。
式(I)の化合物の他の実施形態は、R10
Figure 2011506460
であり、式中、−OR15は、Rが結合している炭素に対しオルト位置にあり、すなわち、R−R10−部分が
Figure 2011506460
である、上述の実施形態のいずれかのものに関する。
式(I)の化合物の他の実施形態は、R10
Figure 2011506460
であり、式中、−OCHは、Rが結合している炭素に対しオルト位置にあり、すなわち、R−R10−部分が
Figure 2011506460
である、上述の実施形態のいずれかのものに関する。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、ベンゾ縮合シクロアルキルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記アルキルは、
Figure 2011506460
である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換され、前記R21基がアリールである、アルキルである(例えば、上記の(a)、(b)または(c))。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換され、前記R21基がフェニルである、アルキルである(例えば、上記の(a)、(b)または(c))。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換され、前記R21基がナフチルである、アルキルである(例えば、上記の(a)、(b)または(c))。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基が、2個の独立して選択されるR22基で置換されている。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基が、1個のR22基で置換されたアルキルである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記アルキル基が、上記の(a)(例えば、(b)または(c))であり、前記R21基が、2個の独立して選択されるR22基で置換されている。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記アルキル基が、上記の(a)(例えば、(b)または(c))であり、前記R21基が、1個のR22基で置換されている。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記R21基が、2個の独立して選択されるR22基で置換されている。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記R21基が、1個のR22基で置換されている。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記アルキル基が、上記の(a)(例えば、(b)または(c))であり、前記R21基が、2個の独立して選択されるR22基で置換されている。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記アルキル基が、上記の(a)(例えば、(b)または(c))であり、前記R21基が、1個のR22基で置換されている。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記R21基が、2個の独立して選択されるR22基で置換されており、R22は、それぞれハロである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記R21基が、1個のR22基で置換されており、前記R22は、ハロである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記アルキル基が、上記の(a)(例えば、(b)または(c))であり、前記R21基が、2個の独立して選択されるR22基で置換されており、R22は、それぞれハロである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記アルキル基が、上記の(a)(例えば、(b)または(c))であり、前記R21基が、1個のR22基で置換されており、前記R22は、ハロである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記R21基が、2個の独立して選択されるR22基で置換されており、R22は、それぞれFである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記R21基が、1個のR22基で置換されており、前記R22は、Fである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記アルキル基が、上記の(a)(例えば、(b)または(c))であり、前記R21基は、2個の独立して選択されるR22基で置換されており、R22は、それぞれFである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、1個のR21基で置換されたアルキルであり、前記R21基がアリールであり、前記アルキル基が、上記の(a)(例えば、(b)または(c))であり、前記R21基は、1個のR22基で置換されており、前記R22は、Fである。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
式(I)の化合物の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
本発明の別の実施形態では、R1Aは、
Figure 2011506460
である。
21基の例としては、−OR15が挙げられ、例えば、R15は、アルキル(例えば、メチルまたはエチル)であるか、またはR15は、シクロアルキルアルキル(例えば、−CH−シクロプロピルなど)であるか、またはR15は、−アルキル−(R18(例えば、前記R18は、−OR20であり、前記R20は、アルキルであり、前記−アルキル−(R18部分の例は、−(CHOCH)である。
さらに、R21の例としては、−C(O)OR15が挙げられ、例えば、R15は、アルキル(例えば、メチルなど)である。
さらに、R21の例としては、−C(O)NR1516が挙げられ、例えば、R15またはR16のうち1つはHであり、他方は、(R18−アリールアルキル−、(R18−アルキル−、およびシクロアルキルからなる群から選択される。この−C(O)NR1516部分の一例では、R18は−OR20であり、nは1であり、R20はアルキルであり、前記シクロアルキルはシクロブチルであり、前記アリールアルキル−はベンジルである。
さらに、R21の例としては、ハロが挙げられる(例えば、Br、ClまたはF)。
さらに、R21の例としては、アリールアルキル(例えば、ベンジルなど)が挙げられる。
以下の式において、Gと、R1Aが結合しているCとの間にある破線は、環Bが存在することをあらわす(すなわち、環Bは、Gと、R1Aが結合しているCとの間にある破線で、この式に存在する)。したがって、例えば、環Bは、式IA〜IH、6.2、10.2、10.3、20.2、21.2、23.2に存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、式(IA)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、式(IB)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態では、式(I)において、GとGとの間に任意の結合が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(I)において、GとGとの間に任意の結合が存在しない。
本発明の別の実施形態では、式(IA)において、GとGとの間に任意の結合が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(IA)において、GとGとの間に任意の結合が存在しない。
本発明の別の実施形態では、式(IB)において、GとGとの間に任意の結合が存在する。
本発明の別の実施形態では、式(IB)において、GとGとの間に任意の結合が存在しない。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、式(IC)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物は、式(ID)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物は、式(IE)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物は、式(IF)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物は、式(IG)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物は、式(IH)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物は、式(6.2)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物は、式(10.2)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物は、式(10.3)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物は、式(20.2)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物は、式(21.2)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、式(I)の化合物は、式(23.2)の化合物である。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態では、環(B)は、6員環の(環(A)と環(B)に共通する原子を含む)ヘテロシクロアルキル環であり、この環は、場合により、追加のヘテロ原子(例えば、−NR−または−O−)を1個含む。
本発明の別の実施形態では、環(B)は、5員環の(環(A)と環(B)に共通する原子を含む)ヘテロシクロアルキル環であり、この環は、場合により、追加のヘテロ原子(例えば、−NR−または−O−)を1個含む。
本発明の別の実施形態では、環(B)は、6員環の(環(A)と環(B)に共通する原子を含む)ヘテロアリール環であり、この環は、場合により、追加のヘテロ原子(例えば、それぞれ−NR−または−O−から独立して選択される)を1個または2個含む。
本発明の別の実施形態では、環(B)は、5員環の(環(A)と環(B)に共通する原子を含む)ヘテロシクロアルキル環であり、この環は、場合により、追加のヘテロ原子(例えば、それぞれ−NR−または−O−から独立して選択される)を1個または2個含む。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物2AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物2AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物2AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物2AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物2AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物2AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物2CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物2CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物2CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物2CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物2CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物2CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物3AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物3AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物3AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物3AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物3AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物3AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物3CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物3CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物3CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物3CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物3CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物3CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物4AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物4AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物4AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物4AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物4AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物4AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物4CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物4CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物4CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物4CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物4CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物4CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物5AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物5AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物5AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物5AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物5AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物5AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物5CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物5CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物5CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物5CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物5CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物5CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物6AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物6AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物6AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物6AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物6AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物5AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物6CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物6CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物6CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物6CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物6CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物6CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物7AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物7AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物7AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物7AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物7AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物7AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物7CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物7CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物7CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物7CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物7CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物7CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物8AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物8AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物8AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物8AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物8AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物8AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物8CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物8CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物8CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物8CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物8CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物8CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物9AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物9AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物9AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物9AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物9AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物9AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物9CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物9CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物9CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物9CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物9CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物9CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物12AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物12AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物12AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物12AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物12AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物12AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物12CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物12CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物12CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物12CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物12CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物12CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物13AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物13AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物13AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物13AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物13AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物13AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。

本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物13CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物13CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物13CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物13CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物13CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物14AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物14AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物14AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物14AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物14AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物14AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物14CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物14CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物14CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物14CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物14CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物15CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物15AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物15AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物15AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物15AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物15AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物15AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物15CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物15CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物15CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物15CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物15CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物15CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物16AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物16AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物16AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物16AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物16AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物16AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物16CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物16CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物16CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物16CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物16CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物16CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物17AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物17AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物17AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物17AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物17AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物17AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物17CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物17CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物17CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物17CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物17CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物17CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物18AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物18AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物18AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物18AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物18AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物18AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物18CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物18CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物18CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物18CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物18CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物18CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物20AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物20AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物20AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物20AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物20AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物20AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物20CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物20CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物20CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物20CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物20CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物20CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物21AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物21AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物21AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物21AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物21AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物21AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物21CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物21CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物21CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物21CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物21CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物21CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物40AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物40AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物40AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物40AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物40AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物40AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物40CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物40CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物40CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物40CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物40CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物40CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物41AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物41AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物41AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物41AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物41AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物41AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物41CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物41CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物41CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物41CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物41CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物41CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物42AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物42AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物42AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物42AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物42AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物42AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物42CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物42CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物42CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物42CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物42CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物42CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物43AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物43AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物43AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物43AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物43AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物43AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物43CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物43CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物43CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物43CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物43CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物43CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物55AのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物55AのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物55AのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物55AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物55AのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物55AのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の一実施形態では、化合物55CのR1Aは、アリールまたは置換アリールである。別の実施形態では、化合物55CのR1Aは、フェニルまたは置換フェニルである。別の実施形態では、化合物55CのR1Aは、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物55CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)の独立して選択されるハロで置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物55CのR1Aは、1〜3個(例えば、1〜3個、または1〜2個、または1個)のF原子で置換されたフェニルである。本発明の別の実施形態では、化合物55CのR1Aは、1個のF原子で置換されたフェニルである。
本発明の別の実施形態は、以下の式を有する式(I)の化合物に関する。
Figure 2011506460
本発明の実施形態におけるR21部分の例としては、限定されないが、(a)−OR15、(b)−OR15(R15はアルキルである)、(c)−OR15(R15はアルキルであり、前記アルキルは、メチルまたはエチルである)、(d)−OR15(R15はシクロアルキルアルキルである)、(e)−OR15(R15は、−アルキル−(R18である)、(f)−OR15(R15は、−アルキル−(R18であり、前記R18は、−OR20である)、(g)−OR15(R15は、−アルキル−(R18であり、前記R18は−OR20であり、前記R20はアルキルである)が挙げられる。R21部分の例としては、限定されないが、−OCH、−OCHCH、−O(CHOCH、−CH−シクロプロピルが挙げられる。
さらに、R21の例としては、−C(O)OR15が挙げられ、例えば、R15は、アルキル(例えば、メチルなど)である。
さらに、R21の例としては、−C(O)NR1516が挙げられ、例えば、R15またはR16のうち1つはHであり、もう片方は、(R18−アリールアルキル−、(R18−アルキル−、およびシクロアルキルからなる群から選択される。この−C(O)NR1516部分の一例では、R18は、−OR20であり、nは1であり、R20はアルキルであり、前記シクロアルキルはシクロブチルであり、前記アリールアルキル−は、ベンジルである。
さらに、R21の例としては、ハロが挙げられる(例えば、Br、ClまたはF)。
さらに、R21の例としては、アリールアルキル(例えば、ベンジルなど)が挙げられる。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、(a)R1Aがフェニルであるか、またはR1Aが、1個、2個または3個のFで置換されたフェニルである、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)、(IG)およびI(H)、からなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、(a)R1Aがフェニルであるか、またはR1Aが、1個、2個または3個のFで置換されたフェニルである、2A、3A、4A、5A、6A、7A、8A、9A、12A、13A、14A、15A、16A、17A、18A、20A、21A、40A、41A、42A、43Aおよび55Aからなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、(a)R1Aがフェニルであるか、またはR1Aが、1個、2個または3個のFで置換されたフェニルである、2C、3C、4C、5C、6C、7C、8C、9C、12C、13C、14C、15C、16C、17C、18C、20C、21C、40C、41C、42C、43Cおよび55Cからなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、(a)R1Aがフェニルであるか、またはR1Aが、1個、2個または3個のFで置換されたフェニルであり、そして(b)R10が、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、そして(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択される、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)、(IG)およびI(H)からなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、(a)R1Aが、1個、2個または3個のFで置換されたフェニルであり、そして(b)R10が、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、そして(c)Rが、1個のメチル基で置換されたイミダゾリルである、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)、(IG)およびI(H)からなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、(a)R1Aがフェニルであるか、またはR1Aが、1個、2個または3個のFで置換されたフェニルであり、そして(b)R10が、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、そして(c)Rが、イミダゾリル、および1個のメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択される、2A、3A、4A、5A、6A、7A、8A、9A、12A、13A、14A、15A、16A、17A、18A、20A、21A、40A、41A、42A、43Aおよび55Aからなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、(a)R1Aが、1個、2個または3個のFで置換されたフェニルであり、そして(b)R10が、1個の−OR15基で置換されたフェニルであり、R15がメチルであり、そして(c)Rが、1個のメチル基で置換されたイミダゾリルである、2A、3A、4A、5A、6A、7A、8A、9A、12A、13A、14A、15A、16A、17A、18A、20A、21A、40A、41A、42A、43Aおよび55Aからなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、R1A
Figure 2011506460
からなる群から選択される、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)、(IG)、I(H)、2A、3A、4A、5A、6A、7A、8A、9A、12A、13A、14A、15A、16A、17A、18A、20A、21A、40A、41A、42A、43Aおよび55Aからなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、R1A
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分が
Figure 2011506460
である、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)、(IG)、I(H)、2A、3A、4A、5A、6A、7A、8A、9A、12A、13A、14A、15A、16A、17A、18A、20A、21A、40A、41A、42A、43Aおよび55Aからなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、R1A
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分が
Figure 2011506460
である、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)、(IG)、I(H)、2A、3A、4A、5A、6A、7A、8A、9A、12A、13A、14A、15A、16A、17A、18A、20A、21A、40A、41A、42A、43Aおよび55Aからなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、R1A
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分が
Figure 2011506460
である、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)、(IG)、I(H)、2A、3A、4A、5A、6A、7A、8A、9A、12A、13A、14A、15A、16A、17A、18A、20A、21A、40A、41A、42A、43Aおよび55Aからなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、R1A
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分が
Figure 2011506460
である、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)、(IG)、I(H)、2A、3A、4A、5A、6A、7A、8A、9A、12A、13A、14A、15A、16A、17A、18A、20A、21A、40A、41A、42A、43Aおよび55Aからなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態では、式(I)の化合物は、R1A
Figure 2011506460
からなる群から選択され、R−R10−部分が
Figure 2011506460
である、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、(IC)、(ID)、(IE)、(IF)、(IG)、I(H)、2A、3A、4A、5A、6A、7A、8A、9A、12A、13A、14A、15A、16A、17A、18A、20A、21A、40A、41A、42A、43Aおよび55Aからなる群から選択される化合物である。
本発明の別の実施形態は、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、IC〜IH、2〜9、12〜18、20、21、40〜43、55、2A〜9A、12A〜18A、20A、21A、40A〜43A、55A、2B〜9B、12B〜18B、20B、21B、40B〜43B、55B、2C〜9C、12C〜18C、20C、21C、40C〜43C、55C、6.2、9.1、10.1、10.2、10.3、14.1、16.1、16.2、18.1、19.1、20.2、21.2、23.2、25.1、26.1、27.1、28.1、30.1、36.1、37.1、38.1、39.1、41.1、43.1、45.1、46.1、47.1、48.1、49.1、50.1、51.1、52.1、59.1、60.1、61.1、64.1、65.1、68.1、70.1、E1、E2およびE3の式の化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
本発明の別の実施形態は、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、およびIC〜IHの式の化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
本発明の別の実施形態は、式2〜9、12〜18、20、21、40〜43、55の化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
本発明の別の実施形態は、式2A〜9A、12A〜18A、20A、21A、40A〜43A、55Aの化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
本発明の別の実施形態は、式2B〜9B、12B〜18B、20B、21B、40B〜43B、55Bの化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
本発明の別の実施形態は、式2C〜9C、12C〜18C、20C、21C、40C〜43C、55Cの化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
本発明の別の実施形態は、式6.2、9.1、10.1、10.2、10.3、14.1、16.1、16.2、18.1、19.1、20.2、21.2、23.2、25.1、26.1、27.1、28.1、30.1、36.1、37.1、38.1、39.1、41.1、43.1、45.1、46.1、47.1、48.1、49.1、50.1、51.1、52.1、59.1、60.1、61.1、64.1、65.1、68.1、70.1の化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
本発明の別の実施形態は、式E1、E2、E3の化合物からなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
本発明の別の実施形態は、化合物E1に関する。
本発明の別の実施形態は、化合物E2に関する。
本発明の別の実施形態は、化合物E3に関する。
以下の実施形態では、A、B、C、D、E、F、G、H群は、以下に定義されるとおりである。
(1)A群:GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、IC〜IH、2〜9、12〜18、20、21、40〜43、55、2A〜9A、12A〜18A、20A、21A、40A〜43A、55A、2B〜9B、12B〜18B、20B、21B、40B〜43B、55B、2C〜9C、12C〜18C、20C、21C、40C〜43C、55C、6.2、9.1、10.1、10.2、10.3、14.1、16.1、16.2、18.1、19.1、20.2、21.2、23.2、25.1、26.1、27.1、28.1、30.1、36.1、37.1、38.1、39.1、41.1、43.1、45.1、46.1、47.1、48.1、49.1、50.1、51.1、52.1、59.1、60.1、61.1、64.1、65.1、68.1、70.1、E1、E2およびE3の化合物;
(2)B群:GとGとの間に任意の結合が存在しない(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IA)、GとGとの間に任意の結合が存在しない(IB)、GとGとの間に任意の結合が存在する(IB)、IC〜IHの化合物;
(3)C群:2〜9、12〜18、20、21、40〜43、55の化合物;
(4)D群:2A〜9A、12A〜18A、20A、21A、40A〜43A、55Aの化合物;
(5)E群:2B〜9B、12B〜18B、20B、21B、40B〜43B、55Bの化合物;
(6)F群:2C〜9C、12C〜18C、20C、21C、40C〜43C、55Cの化合物;
(7)G群:6.2、9.1、10.1、10.2、10.3、14.1、16.1、16.2、18.1、19.1、20.2、21.2、23.2、25.1、26.1、27.1、28.1、30.1、36.1、37.1、38.1、39.1、41.1、43.1、45.1、46.1、47.1、48.1、49.1、50.1、51.1、52.1、59.1、60.1、61.1、64.1、65.1、68.1、70.1の化合物;
(8)H群:E1、E2、E3の化合物。
本発明の別の実施形態は、式(I)の化合物に関する。
本発明の別の実施形態は、式(I)の化合物の医薬的に許容される塩に関する。一例では、この塩は、A群からなる群から選択される化合物の塩である。別の例では、この塩は、B群からなる群から選択される化合物の塩である。別の例では、この塩は、C群からなる群から選択される化合物の塩である。別の例では、この塩は、D群からなる群から選択される化合物の塩である。別の例では、この塩は、E群からなる群から選択される化合物の塩である。別の例では、この塩は、F群からなる群から選択される化合物の塩である。別の例では、この塩は、G群からなる群から選択される化合物の塩である。別の例では、この塩は、H群からなる群から選択される化合物の塩である。
本発明の別の実施形態は、式(I)の化合物の医薬的に許容されるエステルに関する。一例では、このエステルは、A群からなる群から選択される化合物のエステルである。別の例では、このエステルは、B群からなる群から選択される化合物のエステルである。別の例では、このエステルは、C群からなる群から選択される化合物のエステルである。別の例では、このエステルは、D群からなる群から選択される化合物のエステルである。別の例では、このエステルは、E群からなる群から選択される化合物のエステルである。別の例では、このエステルは、F群からなる群から選択される化合物のエステルである。別の例では、このエステルは、G群からなる群から選択される化合物のエステルである。別の例では、このエステルは、H群からなる群から選択される化合物のエステルである。
本発明の別の実施形態は、式(I)の化合物の溶媒和物に関する。一例では、この溶媒和物は、A群からなる群から選択される化合物の溶媒和物である。別の例では、この溶媒和物は、B群からなる群から選択される化合物の溶媒和物である。別の例では、この溶媒和物は、C群からなる群から選択される化合物の溶媒和物である。別の例では、この溶媒和物は、D群からなる群から選択される化合物の溶媒和物である。別の例では、この溶媒和物は、E群からなる群から選択される化合物の溶媒和物である。別の例では、この溶媒和物は、F群からなる群から選択される化合物の溶媒和物である。別の例では、この溶媒和物は、G群からなる群から選択される化合物の溶媒和物である。別の例では、この溶媒和物は、H群からなる群から選択される化合物の溶媒和物である。
本発明の別の実施形態は、単離された形態の式(I)の化合物に関する。一例では、式(I)の化合物は、A群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、D群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、E群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、F群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、G群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、H群からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態は、純粋な形態の式(I)の化合物に関する。一例では、式(I)の化合物は、A群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、D群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、E群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、F群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、G群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、H群からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態は、純粋で、単離された形態の式(I)の化合物に関する。一例では、式(I)の化合物は、A群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、D群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、E群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、F群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、G群からなる群から選択される。一例では、式(I)の化合物は、H群からなる群から選択される。
本発明の別の実施形態は、有効量の式(I)の1つ以上(例えば、1種類)の化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物またはエステルと、1つ以上(例えば、1種類)の医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
別の実施形態は、有効量の式(I)の1つ以上(例えば、1種類)の化合物と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
別の実施形態は、有効量の医薬的に許容される式(I)の1つ以上(例えば、1種類)の化合物の塩と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
別の実施形態は、有効量の医薬的に許容される式(I)の1つ以上(例えば、1種類)の化合物のエステルと、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
別の実施形態は、有効量の式(I)の1つ以上(例えば、1種類)の化合物の溶媒和物と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の式(I)の1つ以上(例えば、1種類)の化合物と、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の他の医薬活性成分(例えば、薬物)と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。他の医薬活性成分の例としては、限定されないが、(a)アルツハイマー病の処置に有用な薬物、(b)神経組織(例えば、脳)の内部、その表面またはその周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを防ぐのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を処置するのに有用な薬物、(d)γ−セクレターゼを阻害するのに有用な薬物からなる群から選択されるものが挙げられる。
本発明の別の実施形態は、治療的に有効な量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物またはエステルと、1つ以上(例えば、1種類)の医薬的に許容されるキャリアと、コリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、γ−セクレターゼ阻害剤およびβ−セクレターゼ阻害剤からなる群から選択される有効量の1つ以上の化合物とを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のBACE阻害剤と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のコリンエステラーゼ阻害剤(例えば、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤および/またはブチリルコリンエステラーゼ阻害剤)と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物を含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のムスカリンアンタゴニスト(例えば、mアゴニストまたはmアンタゴニストと、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量のエクセロン(リバスティグミン)と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量のコグネックス(タクリン)と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量のTauキナーゼ阻害剤と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のTauキナーゼ阻害剤(例えば、GSK3β阻害剤、cdk5阻害剤、ERK阻害剤)と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つの抗−Aβワクチン接種(能動免疫化)と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のAPPリガンドと、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効な量の1つ以上のインスリン分解酵素および/またはネプリライシンをアップレギュレートする薬剤と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のコレステロール低下剤(例えば、スタチン、例えば、アトルバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチン、コレステロール吸収阻害剤、例えば、エゼチミブ)と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のフィブラート(例えば、クロフィブラート、クロフィブリド、エトフィブラート、クロフィブラートアルミニウム)と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のLXRアゴニストと、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のLRP模倣物と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上の5−HT6受容体アンタゴニストと、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のニコチン性受容体アゴニストと、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のH3受容体アンタゴニストと、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のヒストンデアセチラーゼ阻害剤と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のhsp90阻害剤と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のm1ムスカリン受容体アゴニストと、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、医薬的に許容されるキャリアと、有効な(すなわち、治療的に有効な)量の1つ以上の式(I)の化合物とを、コリンエステラーゼ阻害剤(例えば、(±)−2,3−ジヒドロ−5,6−ジメトキシ−2−[[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]メチル]−1H−インデン−1−オン塩酸塩(すなわち、塩酸ドネペジル、Aricept(登録商標)という商品名をもつ塩酸ドネペジルとして入手可能)など)、Aβ抗体阻害剤、γ−セクレターゼ阻害剤、β−セクレターゼ阻害剤からなる群から選択される有効な(すなわち、治療的に有効な)量の1つ以上の化合物と組み合わせて含む組み合わせ物(すなわち、医薬組成物)に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上の5−HT6受容体アンタゴニストmGluR1またはmGluR5のポジティブアロステリックモジュレーターまたはアゴニストと、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のmGluR2/3アンタゴニストと、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、神経炎症を減らすことが可能な有効量の1つ以上の抗炎症剤と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のプロスタグランジンEP2受容体アンタゴニストと、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、有効量の1つ以上のPAI−1阻害剤と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物と、Aβ流出を誘導することが可能な有効量の1つ以上の薬剤(例えば、ゲルソリン)と、医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、A群からなる群から選択される医薬組成物に関する上記の任意の1つの実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、B群からなる群から選択される医薬組成物に関する上記の任意の1つの実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、C群からなる群から選択される医薬組成物に関する上記の任意の1つの実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、D群からなる群から選択される医薬組成物に関する上記の任意の1つの実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、E群からなる群から選択される医薬組成物に関する上記の任意の1つの実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、F群からなる群から選択される医薬組成物に関する上記の任意の1つの実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、G群からなる群から選択される医薬組成物に関する上記の任意の1つの実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、H群からなる群から選択される医薬組成物に関する上記の任意の1つの実施形態に関する。
式(I)の化合物は、γ−セクレターゼモジュレーターとして有用な場合があり、例えば、中枢神経系の障害(例えば、アルツハイマー病、ダウン症候群)、軽度認知障害、緑内障、脳アミロイド血管症、脳卒中、認知症、小膠細胞症、脳の炎症、嗅覚機能の低下のような疾患を処置し、予防するのに有用な場合がある。
本発明の別の実施形態は、治療的に有効な量の式(I)の少なくとも1つの化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、中枢神経系の障害を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、治療的に有効な量の式(I)の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルと、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアとを含む治療的に有効な量の医薬組成物を、投与する工程を含む、中枢神経系の障害を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、治療的に有効な量の式(I)の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルと、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアと、コリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、γ−セクレターゼ阻害剤、β−セクレターゼ阻害剤からなる群から選択される1つ以上の化合物の治療的に有効な量とを含む治療的に有効な量の医薬組成物を投与する工程を含む、中枢神経系の障害を処置する方法に関する。
したがって、本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、γ−セクレターゼを調節する(阻害すること、アンタゴナイズするこどなどを含む)方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つの式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、γ−セクレターゼを調節する(阻害すること、アンタゴナイズするこどなどを含む)方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、1つ以上の神経変性疾患を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つの式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、1つ以上の神経変性疾患を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、神経組織(例えば、脳)の内部、神経組織の表面または神経組織の周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを防ぐ方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つの式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、神経組織(例えば、脳)の内部、神経組織の表面または神経組織の周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを防ぐ方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つの式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つの式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、軽度認知障害、緑内障、脳アミロイド血管症、脳卒中、認知症、小膠細胞症、脳の炎症または嗅覚機能の低下を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つの式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、軽度認知障害、緑内障、脳アミロイド血管症、脳卒中、認知症、小膠細胞症、脳の炎症または嗅覚機能の低下を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、軽度認知障害を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、緑内障を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、脳アミロイド血管症を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、脳卒中を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、認知症を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、小膠細胞症を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、脳の炎症を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、嗅覚機能の低下を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つの式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、A群からなる群から選択される、処置法に関する上記の任意の実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、B群からなる群から選択される、処置法に関する上記の任意の実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、C群からなる群から選択される、処置法に関する上記の任意の実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、D群からなる群から選択される、処置法に関する上記の任意の実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、E群からなる群から選択される、処置法に関する上記の任意の実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、F群からなる群から選択される、処置法に関する上記の任意の実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、G群からなる群から選択される、処置法に関する上記の任意の実施形態に関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、H群からなる群から選択される、処置法に関する上記の任意の実施形態に関する。
さらに、本発明は、(1)γ−セクレターゼを調整する組み合わせ治療、または(2)1つ以上の神経変性疾患を処置する組み合わせ治療、または(3)神経組織(例えば、脳)の内部、神経組織の表面または神経組織の周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを防ぐ組み合わせ治療、または(4)アルツハイマー病を処置する組み合わせ治療を提供する。この組み合わせ治療は、1つ以上(例えば、1種類)の式(I)の化合物の投与と、1つ以上(例えば、1種類)の他の医薬活性成分(例えば、薬物)の投与とを含む方法に関する。式(I)の化合物と、他の薬物とを別個に投与してもよく(すなわち、それぞれが別個の投与剤型に入っている)、あるいは同じ投与剤型に、式(I)の化合物と他の薬物とを組み合わせて入れておいてもよい。
したがって、本発明の他の実施形態は、有効量の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上の他の医薬活性成分(例えば、薬物)と組み合わせて使用する、本明細書に記載の処置方法、または阻害方法の任意の実施形態に関する。他の医薬活性成分(すなわち、薬物)は、BACE阻害剤(β−セクレターゼ阻害剤)、ムスカリンアンタゴニスト(例えば、mアゴニストまたはmアンタゴニスト)、コリンエステラーゼ阻害剤(例えば、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤および/またはブチリルコリンエステラーゼ阻害剤);γ−セクレターゼ阻害剤;γ−セクレターゼモジュレーター;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体アンタゴニスト;抗生物質;成長ホルモン分泌促進薬;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPAアゴニスト;PDE4阻害剤;GABA逆作動薬;アミロイド凝集阻害剤;グリコーゲン合成酵素キナーゼβ阻害剤;α−セクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤;エクセロン(リバスティグミン);コグネックス(タクリン);Tauキナーゼ阻害剤(例えば、GSK3β阻害剤、cdk5阻害剤またはERK阻害剤);抗−Aβワクチン;APPリガンド;インスリンをアップレギュレートする薬剤、コレステロール低下剤(例えば、スタチン、例えば、アトルバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチン);コレステロール吸収阻害剤(例えば、エゼチミブ);フィブラート(例えば、クロフィブラート、クロフィブリド、エトフィブラート、クロフィブラートアルミニウムなど);LXRアゴニスト;LRP模倣物;ニコチン性受容体アゴニスト;H3受容体アンタゴニスト;ヒストンデアセチラーゼ阻害剤;hsp90阻害剤;m1ムスカリン受容体アゴニスト;5−HT6受容体アンタゴニスト;mGluR1;mGluR5;ポジティブアロステリックモジュレーターまたはアゴニスト;mGluR2/3アンタゴニスト;神経の炎症を低減することが可能な抗炎症剤;プロスタグランジンEP2受容体アンタゴニスト;PAI−1阻害剤;ゲルソリンのようなAβ流出を誘導することが可能な薬剤からなる群から選択される。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物を、BACE阻害剤(β−セクレターゼ阻害剤)、ムスカリンアンタゴニスト(例えば、mアゴニストまたはmアンタゴニスト)、コリンエステラーゼ阻害剤(例えば、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤および/またはブチリルコリンエステラーゼ阻害剤);γ−セクレターゼ阻害剤;γ−セクレターゼモジュレーター;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体アンタゴニスト;抗生物質;成長ホルモン分泌促進薬;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPAアゴニスト;PDE4阻害剤;GABA逆作動薬;アミロイド凝集阻害剤;グリコーゲン合成酵素キナーゼβ阻害剤;α−セクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤、コレステロール吸収阻害剤(例えば、エゼチミブ)からなる群から選択される有効量の1つ以上の他の医薬活性成分と組み合わせて使用する、本明細書に記載の処置方法、または阻害方法の任意の実施形態に関する。
本発明の別の実施形態は、処置の必要な患者に、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上のコリンエステラーゼ阻害剤(例えば、(±)−2,3−ジヒドロ−5,6−ジメトキシ−2−[[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]メチル]−1H−インデン−1−オン塩酸塩(すなわち、塩酸ドネペジル、Aricept(登録商標)という商品名をもつ塩酸ドネペジルとして入手可能)など)と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、処置の必要な患者に、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つの式(I)の化合物を、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)コリンエステラーゼ阻害剤(例えば、(±)−2,3−ジヒドロ−5,6−ジメトキシ−2−[[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]メチル]−1H−インデン−1−オン塩酸塩(すなわち、塩酸ドネペジル、Aricept(登録商標)という商品名をもつ塩酸ドネペジルとして入手可能)など)と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、Aβ抗体阻害剤、γ−セクレターゼ阻害剤、β−セクレターゼ阻害剤からなる群から選択される有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の化合物と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上のBACE阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量のエクセロン(リバスティグミン)と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量のコグネックス(タクリン)と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量のTauキナーゼ阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のTauキナーゼ阻害剤(例えば、GSK3β阻害剤、cdk5阻害剤、ERK阻害剤)と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
さらに、本発明は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つの抗−Aβワクチン接種(能動免疫化)と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法を提供する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のAPPリガンドと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効な量の1つ以上のインスリン分解酵素および/またはネプリライシンをアップレギュレートする薬剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のコレステロール低下剤(例えば、スタチン、例えば、アトルバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチン、コレステロール吸収阻害剤、例えば、エゼチミブ)と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
さらに、本発明は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のフィブラート(例えば、クロフィブラート、クロフィブリド、エトフィブラート、クロフィブラートアルミニウム)と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法を提供する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のLXRアゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のLRP模倣物と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上の5−HT6受容体アンタゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のニコチン性受容体アゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のH3受容体アンタゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
さらに、本発明は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のヒストンデアセチラーゼ阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法を提供する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のhsp90阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のm1ムスカリン受容体アゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上の5−HT6受容体アンタゴニストmGluR1またはmGluR5のポジティブアロステリックモジュレーターまたはアゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のmGluR2/3アンタゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、神経炎症を減らすことが可能な有効量の1つ以上の抗炎症剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のプロスタグランジンEP2受容体アンタゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、有効量の1つ以上のPAI−1阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の1つ以上の式(I)の化合物を、ゲルソリンなどのAβ流出を誘導することが可能な有効量の1つ以上の薬剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つの式(I)の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、処置の必要な患者に、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上のコリンエステラーゼ阻害剤(例えば、(±)−2,3−ジヒドロ−5,6−ジメトキシ−2−[[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]メチル]−1H−インデン−1−オン塩酸塩(すなわち、塩酸ドネペジル、Aricept(登録商標)という商品名をもつ塩酸ドネペジルとして入手可能)など)と組み合わせて投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、処置の必要な患者に、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つの式(I)の化合物を、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上(例えば、1種類)のコリンエステラーゼ阻害剤(例えば、(±)−2,3−ジヒドロ−5,6−ジメトキシ−2−[[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]メチル]−1H−インデン−1−オン塩酸塩(すなわち、塩酸ドネペジル、Aricept(登録商標)という商品名をもつ塩酸ドネペジルとして入手可能)など)と組み合わせて投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法に関する。
本発明の別の実施形態は、有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の(例えば、1つの)式(I)の化合物を、コリンエステラーゼ阻害剤(例えば、(±)−2,3−ジヒドロ−5,6−ジメトキシ−2−[[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]メチル]−1H−インデン−1−オン塩酸塩(すなわち、塩酸ドネペジル、Aricept(登録商標)という商品名をもつ塩酸ドネペジルとして入手可能)など)、Aβ抗体阻害剤、γ−セクレターゼ阻害剤、β−セクレターゼ阻害剤からなる群から選択される有効量の(すなわち、治療的に有効な量の)1つ以上の化合物と組み合わせて含む組み合わせ物(すなわち、医薬組成物)に関する。さらに、この医薬組成物は、医薬的に許容されるキャリアを含む。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物がA群からなる群から選択される、組み合わせ治療(すなわち、式(I)の化合物を他の医薬活性成分(すなわち、薬物)と組み合わせて用いる上記の処置方法)に関する上記の実施形態のうち任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物がB群からなる群から選択される、組み合わせ治療(すなわち、式(I)の化合物を他の医薬活性成分(すなわち、薬物)と組み合わせて用いる上記の処置方法)に関する上記の実施形態のうち任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物がC群からなる群から選択される、組み合わせ治療(すなわち、式(I)の化合物を他の医薬活性成分(すなわち、薬物)と組み合わせて用いる上記の処置方法)に関する上記の実施形態のうち任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物がD群からなる群から選択される、組み合わせ治療(すなわち、式(I)の化合物を他の医薬活性成分(すなわち、薬物)と組み合わせて用いる上記の処置方法)に関する上記の実施形態のうち任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物がE群からなる群から選択される、組み合わせ治療(すなわち、式(I)の化合物を他の医薬活性成分(すなわち、薬物)と組み合わせて用いる上記の処置方法)に関する上記の実施形態のうち任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物がF群からなる群から選択される、組み合わせ治療(すなわち、式(I)の化合物を他の医薬活性成分(すなわち、薬物)と組み合わせて用いる上記の処置方法)に関する上記の実施形態のうち任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物がG群からなる群から選択される、組み合わせ治療(すなわち、式(I)の化合物を他の医薬活性成分(すなわち、薬物)と組み合わせて用いる上記の処置方法)に関する上記の実施形態のうち任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物がH群からなる群から選択される、組み合わせ治療(すなわち、式(I)の化合物を他の医薬活性成分(すなわち、薬物)と組み合わせて用いる上記の処置方法)に関する上記の実施形態のうち任意のものに関する。
本発明の別の実施形態は、単一の包装中の別々の容器(複数)に組み合わせて使用するための医薬組成物(複数)を含むキットであって、ここで、1つの容器には、医薬的に許容されるキャリアに有効量の式(I)の1つの化合物を加えたものが入っており、別の容器(すなわち、第2の容器)には、有効量の別の医薬活性成分(上記のような)が入っており、式(I)の化合物と、他の医薬活性成分とを合わせた量で、(a)アルツハイマーを処置するのに有効であるか、または(b)神経組織(例えば、脳)の内部、神経組織の表面または神経組織の周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを防ぐのに有効であるか、または(c)神経変性疾患を処置するのに有効であるか、または(d)γ−セクレターゼ活性を調節するのに有用であるか、または(e)軽度認知障害に有効であるか、または(f)緑内障に有効であるか、または(g)脳アミロイド血管症に有効であるか、または(h)脳卒中に有効であるか、または(i)認知症に有効であるか、または(j)小膠細胞症に有効であるか、または(k)脳の炎症に有効であるか、または(l)嗅覚機能の低下に有効なキットに関する。
本発明の別の形態は、単一の包装中の別々の容器(複数)に組み合わせて使用するための医薬組成物(複数)を含むキットであって、ここで、1つの容器には、医薬的に許容されるキャリアに有効量の式(I)の1つ以上(例えば、1種類)の化合物を加えたものが入っており、別の容器(すなわち、第2の容器)には、有効量の別の医薬活性成分(上記のような)が入っており、式(I)の化合物と、他の医薬活性成分とを合わせた量で、(a)アルツハイマーを処置するのに有効であるか、または(b)神経組織(例えば、脳)の内部、神経組織の表面または神経組織の周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを防ぐのに有効であるか、または(c)神経変性疾患を処置するのに有効であるか、または(d)γ−セクレターゼ活性を調節するのに有効なキットに関する。
本発明の別の形態は、単一の包装中の別々の容器(複数)に組み合わせて使用するための医薬組成物(複数)を含むキットであって、ここで、1つの容器には、医薬的に許容されるキャリアに有効量の式(I)の1つの化合物を加えたものが入っており、別の容器(すなわち、第2の容器)には、有効量の別の医薬活性成分(上記のような)が入っており、式(I)の化合物と、他の医薬活性成分とを合わせた量で、(a)アルツハイマー病を処置するのに有効であるか、または(b)神経組織(例えば、脳)の内部、神経組織の表面または神経組織の周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを防ぐのに有効であるか、または(c)神経変性疾患を処置するのに有効であるか、または(d)γ−セクレターゼ活性を調節するのに有効なキットに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、A群からなる群から選択される、キットに関する上述の実施形態のうちの任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、B群からなる群から選択される、キットに関する上述の実施形態のうちの任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、C群からなる群から選択される、キットに関する上述の実施形態のうちの任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、D群からなる群から選択される、キットに関する上述の実施形態のうちの任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、E群からなる群から選択される、キットに関する上述の実施形態のうちの任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、F群からなる群から選択される、キットに関する上述の実施形態のうちの任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、G群からなる群から選択される、キットに関する上述の実施形態のうちの任意のものに関する。
本発明の他の実施形態は、式(I)の化合物が、H群からなる群から選択される、キットに関する上述の実施形態のうちの任意のものに関する。
コリンエステラーゼ阻害剤の例は、タクリン、ドネペジル、リバスティグミン、ガランタミン(galantamine)、ピリドスチグミン、ネオスチグミンであり、タクリン、ドネペジル、リバスティグミン、ガランタミンが好ましい。
アゴニストの例は、当該技術分野で知られている。mアンタゴニストの例も、当該技術分野で知られており、特に、mアンタゴニストは、米国特許第5,883,096号;第6,037,352号;第5,889,006号;第6,043,255号;第5,952,349号;第5,935,958号;第6,066,636号;第5,977,138号;第6,294,554号;第6,043,255号;第6,458,812号;WO03/031412に開示されており、これらの内容を、すべて本明細書に援用する。
BACE阻害剤の例としては、06/02/2005に公開されたUS2005/0119227(02/24/2005に公開されたWO2005/016876も参照)、02/24/2005に公開されたUS2005/0043290(02/17/2005に公開されたWO2005/014540も参照)、06/30/2005に公開されたWO2005/058311(03/29/2007に公開されたUS2007/0072852も参照)、05/25/2006に公開されたUS2006/0111370(06/22/2006に公開されたWO2006/065277も参照)、02/23/2007に出願された米国特許出願番号第11/710582号、02/23/2006に公開されたUS2006/0040994(02/09/2006に公開されたWO2006/014762も参照)、02/09/2006に公開されたWO2006/014944(02/23/2006に公開されたUS2006/0040948も参照)、12/28/2006に公開されたWO2006/138266(01/11/2007に公開されたUS2007/0010667も参照)、12/28/2006に公開されたWO2006/138265、12/28/2006に公開されたWO2006/138230、12/28/2006に公開されたWO2006/138195(12/14/2006に公開されたUS2006/0281729も参照)、12/28/2006に公開されたWO2006/138264(03/15/2007に公開されたUS2007/0060575も参照)、12/28/2006に公開されたWO2006/138192(12/14/2006に公開されたUS2006/0281730も参照)、12/28/2006に公開されたWO2006/138217(12/21/2006に公開されたUS2006/0287294も参照)、05/03/200に公開されたUS2007/0099898(05/03/2007に公開されたWO2007/050721も参照)、05/10/2007に公開されたWO2007/053506(05/03/2007に公開されたUS2007/099875も参照)、06/07/2007に出願された米国特許出願番号第11/759336号、12/12/2006に出願された米国特許出願番号第60/874362、12/12/2006に出願された米国特許出願番号第60/874419に記載されているものが挙げられる(これらの各開示内容は、本明細書に援用される)。
本明細書中の式(I)および他の式の炭素は、すべての原子価の要求を満たしている場合に限り、1〜3個のケイ素原子と置き換えてもよいことを注記しておく。
上で使用される場合、および本開示内容全体で使用する場合、他の意味であると記載されていない限り、以下の用語は、以下に示す意味を有すると理解すべきである。
「患者」は、ヒト、動物の両方を含む。
「哺乳動物」は、ヒト、他の哺乳動物を意味する。
「1つ以上の」は、少なくとも1つ存在することを意味し、2つ以上であってもよく、例えば、1つ、2つまたは3つ、または1つおよび2つ、または1つを含む。
「少なくとも1つ」は、少なくとも1つ存在することを意味し、2つ以上であってもよく、例えば、1つ、2つまたは3つ、または1つおよび2つ、または1つを含む。
「BINAP」は、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチルを意味する。
「Bn」は、ベンジルを意味する。
「DCM」は、ジクロロメタンを意味する。
「DIEA」は、N,N,−ジイソプロピルエチルアミンを意味する。
「EDC」は、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドを意味する。
「Et」は、エチルを意味する。
「HOBT」は、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを意味する。
「i−pr」は、イソプロピルを意味する。
「Me」は、メチルを意味する。
「NBS」は、N−ブロモスクシンイミドを意味する。
「NMP」は、1−メチル−2−ピロリジノンを意味する。
「OTMS」は、トリメチルシリルオキシを意味する。
「PEG」は、ポリエチレングリコールを意味する。
「Pr」は、プロピルを意味する。
「t−Bu」は、tert−ブチルを意味する。
「TMSOTf」は、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネートを意味する。
「縮合ベンゾシクロアルキル環」は、シクロアルキル環(シクロアルキルは、以下に定義されるとおりである)に縮合したフェニル環を意味し、例えば、
Figure 2011506460
である。
「アルキル」は、鎖に約1〜約20個の炭素原子を有する、直鎖であるかまたは分枝鎖であってよい脂肪族炭化水素基を意味する。好ましいアルキル基は、鎖に約1〜約12個の炭素原子を有する。さらに好ましいアルキル基は、鎖に約1〜約6個の炭素原子を有する。分枝とは、1個以上の低級アルキル基(例えば、メチル、エチルまたはプロピル)が直鎖アルキル鎖に結合していることを意味する。「低級アルキル」は、鎖に約1〜約6個の炭素原子を有する基を意味し、直鎖であっても分枝鎖であってもよい。「アルキル」は、置換されていなくてもよく、または1個以上の同じ置換基または異なる置換基で場合により置換されていてもよく、それぞれの置換基は、独立して、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、オキシム(例えば、=N−OH)、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、−O−C(O)−アルキル、−O−C(O)−アリール、−O−C(O)−シクロアルキル、カルボキシ、−C(O)O−アルキルからなる群から選択される。適切なアルキル基の非限定的な例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチルが挙げられる。
「アルケニル」は、鎖に約2〜約15個の炭素原子を有し、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含み、直鎖であるかまたは分枝鎖であってよい脂肪族炭化水素基を意味する。好ましいアルケニル基は、鎖に約2〜約12個の炭素原子を有し、さらに好ましくは鎖に約2〜約6個の炭素原子を有する。分枝とは、1個以上の低級アルキル基(例えば、メチル、エチルまたはプロピル)が直鎖アルケニル鎖に結合していることを意味する。「低級アルケニル」は、鎖に約2〜約6個の炭素原子を有する基を意味し、直鎖であっても分枝鎖であってもよい。「アルケニル」は、置換されていなくてもよく、または1個以上の同じ置換基または異なる置換基で場合により置換されていてもよく、それぞれの置換基は、独立して、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、アルコキシ、−S(アルキル)からなる群から選択される。適切なアルケニル基の非限定的な例としては、エテニル、プロペニル、n−ブテニル、3−メチルブタ−2−エニル、n−ペンテニル、オクテニル、デセニルが挙げられる。
「アルキレン」は、先に定義したアルキル基から水素原子を取り除くことによって得られる二官能基を意味する。アルキレンの非限定的な例としては、メチレン、エチレン、プロピレンが挙げられる。
「アルキニル」は、鎖に約2〜約15個の炭素原子を有し、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を含み、直鎖であるかまたは分枝鎖であってよい脂肪族炭化水素基を意味する。好ましいアルキニル基は、鎖に約2〜約12個の炭素原子を有し、さらに好ましくは鎖に約2〜約4個の炭素原子を有する。分枝とは、1個以上の低級アルキル基(例えば、メチル、エチルまたはプロピル)が直鎖アルキニル鎖に結合していることを意味する。「低級アルキニル」は、鎖に約2〜約6個の炭素原子を有する基を意味し、直鎖であっても分枝鎖であってもよい。適切なアルキニル基の非限定的な例としては、エチニル、プロピニル、2−ブチニル、3−メチルブチニルが挙げられる。「アルキニル」は、置換されていなくてもよく、または1個以上の同じ置換基または異なる置換基で場合により置換されていてもよく、それぞれの置換基は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキルからなる群から選択される。
「アリール」は、約6〜約14個の炭素原子、好ましくは、約6〜約10個の炭素原子を含む、芳香族の単環系または複数環系(multicyclic ring system)を意味する。アリール基は、場合により、1個以上の「環系置換基」で置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書で以下に定義されるとおりである。適切なアリール基の非限定的な例としては、フェニルおよびナフチルが挙げられる。
「ヘテロアリール」は、約5〜約14個の環原子を有し、好ましくは、約5〜約10個の環原子を有し、1個以上の環原子が、炭素以外の元素(例えば、窒素、酸素、硫黄のうち、1種類またはこれらの組み合わせ)である、芳香族の単環または複数環系を意味する。好ましいヘテロアリールは、約5〜約6個の環原子を有する。「ヘテロアリール」は、場合により、1個以上の「環系置換基」で置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書で定義されるとおりである。骨格の名前(root name)のヘテロアリールの前につく、アザ、オキサまたはチアという接頭語は、それぞれ、少なくとも窒素原子、酸素原子または硫黄原子が環原子として存在することを意味する。ヘテロアリールの窒素原子が、場合により、対応するN−オキシドに酸化されていてもよい。「ヘテロアリール」は、先に定義したようなアリールに縮合した先に定義したようなヘテロアリールも包含する。適切なヘテロアリールの非限定的な例としては、ピリジル、ピラジニル、フラニル、チエニル、ピリミジニル、ピリドン(N−置換ピリドンを含む)、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、フラザニル、ピロリル、ピラゾリル、トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、キノキサリニル、フタラジニル、オキシインドリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、ベンゾフラザニル、インドリル、アザインドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、イミダゾリル、チエノピリジル、キナゾリニル、チエノピリミジル、ピロロピリジル、イミダゾピリジル、イソキノリニル、ベンゾアザインドリル、1,2,4−トリアジニル、ベンゾチアゾリルなどが挙げられる。用語「ヘテロアリール」は、部分的に飽和なヘテロアリール部分も指し、例えば、テトラヒドロイソキノリル、テトラヒドロキノリルなどがある。
「アラルキル」または「アリールアルキル」は、アリール−アルキル基を意味し、アリールおよびアルキルは、すでに記載したとおりである。好ましいアラルキルは、低級アルキル基を含む。適切なアラルキル基の非限定的な例としては、ベンジル、2−フェネチル、ナフタレニルメチルが挙げられる。親部分に対する結合は、アルキルを介している。
「アルキルアリール」は、アルキル−アリール基を意味し、アリールおよびアルキルは、すでに記載したとおりである。好ましいアルキルアリールは、低級アルキル基を含む。適切なアルキルアリール基の非限定的な例は、トリルである。親部分に対する結合は、アリールを介している。
「シクロアルキル」は、約3〜約10個の炭素原子、好ましくは、約5〜約10個の炭素原子を有する非芳香族の単環系または複数環系を意味する。好ましいシクロアルキル環は、約5〜約7個の環原子を有する。シクロアルキルは、場合により、1個以上の「環系置換基」で置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、上記で定義されるとおりである。適切な単環シクロアルキルの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられる。適切な複数環シクロアルキルの非限定的な例としては、1−デカリニル、ノルボルニル、アダマンチルなどが挙げられる。
「シクロアルキルアルキル」は、親の核にアルキル部分(先に定義した)を介して結合する、先に定義したようなシクロアルキル部分を意味する。適切なシクロアルキルアルキルの非限定的な例としては、シクロヘキシルメチル、アダマンチルメチルなどが挙げられる。
「シクロアルケニル」は、約3〜約10個の炭素原子を有し、好ましくは、約5〜約10個の炭素原子を有し、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する、非芳香族の単環系または複数環系を指す。好ましいシクロアルケニル環は、約5〜約7個の環原子を有する。シクロアルケニルは、場合により、1個以上の「環系置換基」で置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、上記で定義されるとおりである。適切な単環シクロアルケニルの非限定的な例としては、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプタ−1,3−ジエニルなどが挙げられる。適切な複数環シクロアルケニルの非限定的な例は、ノルボルニルエニルである。
「シクロアルケニルアルキル」は、親の核にアルキル部分(先に定義した)を介して結合する、先に定義したようなシクロアルケニル部分を意味する。適切なシクロアルケニルアルキルの非限定的な例として、シクロペンテニルメチル、シクロヘキセニルメチルなどが挙げられる。
「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。フッ素、塩素、臭素が好ましい。「ハロ」は、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを指す。
「環系置換基」は、芳香族の環系または非芳香族の環系に結合する置換基を意味し、例えば、環系にある利用可能な水素と置き換わったものである。環系置換基は、同じであっても異なっていてもよく、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロアリールアルキニル、アルキルヘテロアリール、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、=O、=N−OY、−OC(O)−アルキル、−OC(O)−アリール、−OC(O)−シクロアルキル、−C(=N−CN)−NH、−C(=NH)−NH、−C(=NH)−NH(アルキル)、オキシム(例えば、=N−OH)、YN−、YN−アルキル−、YNC(O)−、YNSO−、−SONYからなる群から選択され、ここで、YおよびYは、同じであっても異なっていてもよく、独立して、水素、アルキル、アリール、シクロアルキルおよびアラルキルからなる群から選択される。「環系置換基」は、環系の2個の隣接する炭素原子にある2個の利用可能な水素(それぞれの炭素上の水素1個ずつ)と同時に置き換わった1個の部分を意味していてもよい。このような部分の例は、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、−C(CH−などであり、例えば、
Figure 2011506460
のような部分を形成する。
「ヘテロアリールアルキル」は、親の核にアルキル部分(先に定義した)を介して結合する、先に定義したようなヘテロアリール部分を意味する。適切なヘテロアリールの非限定的な例としては、2−ピリジニルメチル、キノリニルメチルなどが挙げられる。
「ヘテロシクリル」または「ヘテロシクロアルキル」は、約3〜約10個の環原子、好ましくは、約5〜約10個の環原子を含み、環系内の1つ以上の原子は、炭素以外の元素(例えば、窒素、酸素または硫黄)を単独または組み合わせた状態で含む、芳香族ではない飽和の単環系または複数環系を意味する。環系に隣り合う酸素原子および/または硫黄原子は存在しない。好ましいヘテロシクリルは、約5〜約6個の環原子を含有する。骨格の名前のヘテロシクリルの前につく、アザ、オキサまたはチアという接頭語は、それぞれ、少なくとも窒素原子、酸素原子または硫黄原子が環原子として存在することを意味する。ヘテロシクリル環に含まれるいずれの−NHも、保護された基(例えば、−N(Boc)、−N(CBz)、−N(Tos)など)として存在してもよく、このような保護も、本発明の一部であるとみなす。ヘテロシクリルは、場合により、1個以上の「環系置換基」で置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書で定義されるとおりである。ヘテロシクリルの窒素原子または硫黄原子は、場合により、対応するN−オキシド、S−オキシドまたはS,S−ジオキシドへと酸化されていてもよい。適切な単環のヘテロシクリル環の非限定的な例としては、ピペリジル、ピロリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、1,4−ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ラクタム、ラクトンなどが挙げられる。「ヘテロシクリル」は、=Oが、環系の同じ炭素原子上にある2個の水素原子と置き換わった環も含む(すなわち、ヘテロシクリルは、環にカルボニルを有する環を含む)。このような部分の例は、ピロリドンである。
Figure 2011506460
「ヘテロシクリルアルキル」または(または「ヘテロシクロアルキルアルキル」)は、親の核に対し、アルキル部分(先に定義した)を介して結合する、先に定義したヘテロシクリル部分を意味する。適切なヘテロシクリルアルキルの非限定的な例としては、ピペリジニルメチル、ピペラジニルメチルなどが挙げられる。
「ヘテロシクレニル」(または「ヘテロシクロアルケニル」)は、約3〜約10個の環原子、好ましくは、約5〜約10個の環原子を含み、環系に含まれる1つ以上の原子は、炭素以外の元素(例えば、窒素原子、酸素原子または硫黄原子)を単独または組み合わせた状態で含み、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合または炭素−窒素二重結合を含む、芳香族ではない単環系または複数環系を意味する。環系に隣り合う酸素原子および/または硫黄原子は存在しない。好ましいヘテロシクレニル環は、約5〜約6個の環原子を含有する。骨格の名前のヘテロシクレニルの前につく、アザ、オキサまたはチアという接頭語は、それぞれ、少なくとも窒素原子、酸素原子または硫黄原子が環原子として存在することを意味する。ヘテロシクレニルは、場合により、1個以上の環系置換基で置換されていてもよく、「環系置換基」は、先に定義したとおりである。ヘテロシクレニルの窒素原子または硫黄原子は、場合により、対応するN−オキシド、S−オキシドまたはS,S−ジオキシドへと酸化されていてもよい。適切なヘテロシクレニル基の非限定的な例としては、1,2,3,4−テトラヒドロピリジニル、1,2−ジヒドロピリジニル、1,4−ジヒドロピリジニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリミジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、2−イミダゾリニル、2−ピラゾリニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジアゾリル、ジヒドロチアゾリル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラニル、ジヒドロフラニル、フルオロジヒドロフラニル、7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプテニル、ジヒドロチオフェニル、ジヒドロチオピラニルなどが挙げられる。「ヘテロシクレニル」は、=Oで、環系の同じ炭素原子上にある2個の利用可能な水素原子を置き換えた環も含む(すなわち、ヘテロシクリルは、環にカルボニルを有する環を含む)。このような部分の例は、ピロリジノンである。
Figure 2011506460
「ヘテロシクレニルアルキル」(または「ヘテロシクロアルケニルアルキル」)は、先に定義したヘテロシクレニル部分が、親の核に対し、アルキル部分(先に定義した)を介して結合したものを意味する。
本発明のヘテロ原子を含有する環系において、N、OまたはSに隣接する炭素原子にはヒドロキシル基が存在しないこと、別のヘテロ原子に隣接する炭素上にN基またはS基が存在しないことを注記しておく。したがって、例えば、環
Figure 2011506460
において、2および5と記載された炭素に直接結合する−OHは存在しない。
互変異性体形態、例えば、以下の部分
Figure 2011506460
が、本発明の特定の実施形態では等価であると考えられることも注記しておくべきである。
「アルキニルアルキル」は、アルキニル−アルキル基を意味し、アルキニルおよびアルキルは、すでに記載したとおりである。好ましいアルキニルアルキルは、低級アルキニル基と、低級アルキル基とを含有する。親部分に対する結合は、アルキルを介している。適切なアルキニルアルキル基の非限定的な例としては、プロパルギルメチルが挙げられる。
「ヘテロアラルキル」は、ヘテロアリール−アルキル基を意味し、ヘテロアリールおよびアルキルは、すでに記載したとおりである。好ましいヘテロアラルキルは、低級アルキル基を含む。適切なアラルキル基の非限定的な例としては、ピリジルメチル、キノリン−3−イルメチルが挙げられる。親部分に対する結合は、アルキルを介している。
「ヒドロキシアルキル」は、HO−アルキル基を意味し、アルキルは、すでに記載したとおりである。好ましいヒドロキシアルキルは、低級アルキルを含む。適切なヒドロキシアルキル基の非限定的な例としては、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチルが挙げられる。
「アシル」は、H−C(O)−基、アルキル−C(O)−基またはシクロアルキル−C(O)−基を意味し、これらの種々の基は、すでに記載したとおりである。親部分に対する結合は、カルボニルを介している。好ましいアシルは、低級アルキルを含む。適切なアシル基の非限定的な例としては、ホルミル、アセチル、プロパノイルが挙げられる。
「アロイル」は、アリール−C(O)−基を意味し、そのアリール基は、すでに記載したとおりである。親部分に対する結合は、カルボニルを介している。適切な基の非限定的な例としては、ベンゾイル、1−ナフトイルが挙げられる。
「アルコキシ」は、アルキル−O−基を意味し、そのアルキル基は、すでに記載したとおりである。適切なアルコキシ基の非限定的な例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシが挙げられる。親部分に対する結合は、エーテル酸素を介している。
「アリールオキシ」は、アリール−O−基を意味し、そのアリール基は、すでに記載したとおりである。適切なアリールオキシ基の非限定的な例としては、フェノキシおよびナフトキシが挙げられる。親部分に対する結合は、エーテル酸素を介している。
「アラルキルオキシ」は、アラルキル−O−基を意味し、そのアラルキル基は、すでに記載したとおりである。適切なアラルキルオキシ基の非限定的な例としては、ベンジルオキシ、1−ナフタレンメトキシ、2−ナフタレンメトキシが挙げられる。親部分に対する結合は、エーテル酸素を介している。
「アルキルチオ」は、アルキル−S−基を意味し、そのアルキル基は、すでに記載したとおりである。適切なアルキルチオ基の非限定的な例としては、メチルチオ、エチルチオが挙げられる。親部分に対する結合は、硫黄を介している。
「アリールチオ」は、アリール−S−基を意味し、そのアリール基は、すでに記載したとおりである。適切なアリールチオ基の非限定的な例としては、フェニルチオ、ナフチルチオが挙げられる。親部分に対する結合は、硫黄を介している。
「アラルキルチオ」は、アラルキル−S−基を意味し、そのアラルキル基は、すでに記載したとおりである。適切なアラルキルチオ基の非限定的な例は、ベンジルチオである。親部分に対する結合は、硫黄を介している。
「アルコキシカルボニル」は、アルキル−O−CO−基を意味する。適切なアルコキシカルボニル基の非限定的な例としては、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルが挙げられる。親部分に対する結合は、カルボニルを介している。
「アリールオキシカルボニル」は、アリール−O−C(O)−基を意味する。適切なアリールオキシカルボニル基の非限定的な例としては、フェノキシカルボニル、ナフトキシカルボニルが挙げられる。親部分に対する結合は、カルボニルを介している。
「アラルコキシカルボニル」は、アラルキル−O−C(O)−基を意味する。適切なアラルコキシカルボニル基の非限定的な例は、ベンジルオキシカルボニルである。親部分に対する結合は、カルボニルを介している。
「アルキルスルホニル」は、アルキル−S(O)−基を意味する。そのアルキル基が低級アルキルであるものが、好ましい基である。親部分に対する結合は、スルホニルを介している。
「アリールスルホニル」は、アリール−S(O)−基を意味する。親部分に対する結合は、スルホニルを介している。
用語「置換された」は、所定の原子上にある1個以上の水素が、示した基から選ばれる基で置き換えられていることを意味する。ただし、この所定の原子が存在する環境下でこの原子の通常の原子価を超えず、この置換によって安定な化合物を生ずる場合に限る。置換基および/または変数の組み合わせは、その組み合わせによって安定な化合物を生じる場合のみが可能である。「安定な化合物」または「安定な構造」とは、反応混合物から有用な純度で単離することができるほど丈夫であり、有効な治療薬剤に調合することができるほど丈夫な化合物を意味する。
用語「場合により置換された」は、特定の基(group)、基(radical)または部分での任意選択の置換を意味する。
用語「精製された」、「精製された形態で」または「単離され、精製された形態で」は、ある化合物について、合成プロセスから(例えば、反応混合物から)単離した後の、または天然の供給源またはこれらの組み合わせから単離した後の化合物の物理的状態を指す。したがって、用語「精製された」、「精製された形態で」または「単離され、精製された形態で」は、ある化合物について、本明細書に記載した1つ以上の精製プロセスまたは当業者がよく知っている1つ以上の精製プロセス(例えば、クロマトグラフィー、再結晶など)から、本明細書に記載したかまたは当業者がよく知っている標準的分析技法で特性決定するのに十分な純度で得られた化合物の物理的状態を指す。
本明細書の本文、スキーム、実施例および表に、原子価を満足しない状態で書かれた任意の炭素原子およびヘテロ原子には、原子価を満足するのに十分な数の水素原子(複数可)が結合していると想定されることも注記しておくべきである。
ある化合物中の官能基について、「保護された」という用語が用いられている場合、この化合物が反応を受ける際に、この基が、保護された部位で望ましくない副反応が起こらないような改変された形態であることを意味する。適切な保護基は、当業者には認識されており、例えば、T,W,Greeneら、Protective Groups in organic Synthesis(1991)、Wiley、New Yorkなどの標準的な教科書を参照することによっても認識される。
任意の選択肢(例えば、アリール、ヘテロ環、Rなど)が、任意の構成要素中または式I中に2箇所以上存在する場合、それぞれの存在箇所(occurence)の定義は、他のあらゆる存在箇所の定義とは独立したものである。
本明細書で使用する場合、用語「組成物」は、特定の成分を特定の量で含む生成物、および特定の成分を特定の量で組み合わせたものから直接的または間接的に得られる任意の生成物を包含することを意図している。
本明細書では、本発明の化合物のプロドラッグおよび溶媒和物も想定されている。プロドラッグの論考は、T.HiguchiおよびV.Stella、Pro−drugs as Novel Delivery Systems(1987)、the A.C.S.Symposium Seriesの第14巻、およびBioreversible Carriers in Drug Design、(1987)Edward B.Roche編集、American Pharmaceutical Association and Pergamon Pressに記載されている。用語「プロドラッグ」は、in vivoで変換され、式(I)の化合物、またはこの化合物の医薬的に許容される塩、水和物または溶媒和物を生じる化合物(例えば、薬物前駆体)を意味する。この変換は、種々の機構(例えば、代謝プロセスまたは化学プロセス)によって進行してもよく、例えば、血液中での加水分解などによって進行してもよい。プロドラッグの使用についての論考は、T.HiguchiおよびV.Stella、「Pro−drugs as Novel Delivery Systems」the A.C.S.Symposium Seriesの第14巻、およびBioreversible Carriers in Drug Design、Edward B.Roche編集、American Pharmaceutical Association and Pergamon Press、1987に記載されている。
例えば、式(I)の化合物、または医薬的に許容されるその化合物の塩、水和物または溶媒和物が、カルボン酸官能基を含有する場合、プロドラッグは、このカルボン酸基の水素原子を、例えば、(C〜C)アルキル、(C〜C12)アルカノイルオキシメチル、4〜9個の炭素原子を有する1−(アルカノイルオキシ)エチル、5〜10個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルカノイルオキシ)−エチル、3〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシメチル、4〜7個の炭素原子を有する1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、5〜8個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、3〜9個の炭素原子を有するN−(アルコキシカルボニル)アミノメチル、4〜10個の炭素原子を有する1−(N−(アルコキシカルボニル)アミノ)エチル、3−フタリジル、4−クロトノラクトニル、γ−ブチロラクトン−4−イル、ジ−N,N−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(例えば、β−ジメチルアミノエチル)、カルバモイル−(C〜C)アルキル、N,N−ジ(C〜C)アルキルカルバモイル−(C〜C)アルキルおよびピペリジノ(C〜C)アルキル、ピロリジノ(C〜C)アルキルまたはモルホリノ(C〜C)アルキルなどの基で置き換えることによって生成するエステルを含んでいてもよい。
同様に、式(I)の化合物がアルコール官能基を含有する場合、プロドラッグは、このアルコール基の水素原子を、例えば、(C〜C)アルカノイルオキシメチル、1−((C〜C)アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−((C〜C)アルカノイルオキシ)エチル、(C〜C)アルコキシカルボニルオキシメチル、N−(C〜C)アルコキシカルボニルアミノメチル、スクシノイル、(C〜C)アルカノイル、α−アミノ(C〜C)アルカニル、アリールアシルおよびα−アミノアシル、またはα−アミノアシル−α−アミノアシルなどの基で置き換えることによって生成するものであってもよく、ここで、それぞれのα−アミノアシル基は、独立して、天然に存在するL−アミノ酸、P(O)(OH)、−P(O)(O(C〜C)アルキル)またはグリコシル(炭水化物のヘミアセタール形態のヒドロキシル基を除去して得られる基)などから選択される。
式(I)の化合物に、アミン官能基が組み込まれている場合、プロドラッグは、このアミン基の水素原子を、例えば、R−カルボニル、RO−カルボニル、NRR’−カルボニルなどの基で置き換えることによって生成するものであってもよく、ここで、RおよびR’は、それぞれ独立して、(C〜C10)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、ベンジルであるか、またはR−カルボニルは、天然のα−アミノアシルまたは天然のα−アミノアシル、−C(OH)C(O)OYであり、Yは、H、(C〜C)アルキルまたはベンジル、−C(OY)Yであり、Yは、(C〜C)アルキルであり、Yは、(C〜C)アルキル、カルボキシ(C〜C)アルキル、アミノ(C〜C)アルキルまたはモノ−N−(C〜C)アルキルアミノアルキルまたはジ−N,N−(C〜C)アルキルアミノアルキル、−C(Y)Yであり、Yは、Hまたはメチルであり、Yは、モノ−N−(C〜C)アルキルアミノモルホリノまたはジ−N,N−(C〜C)アルキルアミノモルホリノ、ピペリジン−1−イルまたはピロリジン−1−イルなどである。
本発明の1つ以上の化合物は、溶媒和物ではない状態で存在してもよいし、医薬的に許容される溶媒(例えば、水、エタノールなど)を用いて形成される溶媒和物の状態で存在してもよく、本発明は、溶媒和物ではない形態および溶媒和物の形態の両方を包含することを意図している。「溶媒和物」は、本発明の化合物と、1つ以上の溶媒分子との物理的な会合を意味する。この物理的な会合には、種々の程度のイオン結合および共有結合(水素結合を含む)が含まれる。特定の場合、例えば、1つ以上の溶媒分子が、結晶性固体の結晶格子に組み込まれている場合、溶媒和物を単離することが可能である。「溶媒和物」は、溶液状態と、単離可能な溶媒和物の両方を包含する。適切な溶媒和物の非限定的な例としては、エタノレート、メタノレートなどが挙げられる。「水和物」は、溶媒分子がHOである溶媒和物である。
本発明の1つ以上の化合物は、場合により、溶媒和物に変換されてもよい。溶媒和物の調製は、一般的に知られている。したがって、例えば、M.Cairaら、J.Pharmaceutical Sci,93(3)、601−611(2004)には、抗真菌薬フルコナゾールの酢酸エチル中での溶媒和物および水からの溶媒和物の調製法が記載されている。溶媒和物、ヘミ溶媒和物、水和物などの同様の調製法は、E.C.van Tonderら、AAPS PharmSciTech.、5(1)、article 12(2004)、およびA.L.Binghamら、Chem,Commun.、603−604(2001)に記載されている。典型的で、非限定的なプロセスは、周囲温度よりも高い温度で、所望の溶媒(有機溶媒または水、またはこれらの混合物)の所望の量に本発明の化合物を溶解し、この溶液を、結晶を形成するのに十分な速度で冷却し、次に結晶を標準的な方法で単離する工程を含む。例えば、IR分光法のような分析方法によって、結晶中に溶媒和物(または水和物)として溶媒(または水)が存在することが示される。
「有効量」または「治療的に有効な量」は、上述の疾患を阻害するのに有効であり、従って、所望の治療効果、改善効果、阻害効果または予防効果を発揮する、本発明の化合物または組成物の量を記載することを意味する。
式Iの化合物は、塩を形成してもよく、このような塩もまた、本発明の範囲内である。本明細書で式Iの化合物と記載する場合、他の意味であると記載されていない限り、その化合物の塩も指すことが理解される。用語「塩」は、本明細書で用いる場合、無機酸および/または有機酸を用いて形成される酸性塩、および無機塩基および/または有機塩基を用いて形成される塩基性塩を示す。さらに、式Iの化合物が、塩基性部分(例えば、限定されないが、ピリジンまたはイミダゾール)と、酸性部分(例えば、限定されないが、カルボン酸)の両方を含む場合、双性イオン(「分子内塩」)が形成され得、この双性イオンも、本明細書で使用する場合、用語「塩」に含まれる。医薬的に許容される(すなわち、毒性がない、生理学的に許容される)塩が好ましいが、他の塩も有用である。式Iの化合物と、所定量(例えば、等量)の酸または塩基とを、塩が析出するような媒質で反応させるか、または水性媒質中で反応させた後に凍結乾燥させることによって、式Iの化合物の塩を合成してもよい。
例示的な酸付加塩としては、酢酸塩、アスコルビン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩(トシレートとしても知られる)などが挙げられる。さらに、塩基性の医薬化合物から医薬的に有用な塩を得るのに適していると一般的に考えられる酸は、例えば、P.Stahlら、Camille G.(編集)Handbook of Pharmaceutical Salts.Properties,Selection and Use.(2002)Zurich:Wiley−VCH;S.Bergeら、Journal of Pharmaceutical Sciences(1977)66(1)1−19;P.Gould、International J.of Pharmaceutics(1986)33:201−217;Andersonら、The Practice of Medicinal Chemistry(1996)、Academic Press、New York;およびThe Orange Book(Food & Drug Administration、Washington、D.C.のウエブサイト上)に記載されている。これらの開示内容を、参照によって本明細書に援用する。
例示的な塩基性塩としては、アンモニウム塩、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、リチウム塩およびカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム塩およびマグネシウム塩)、有機塩基(例えば、有機アミン)との塩(例えば、ジシクロヘキシルアミン、t−ブチルアミン)、アミノ酸(例えば、アルギニン、リジン)との塩などが挙げられる。塩基性窒素を含有する基は、低級ハロゲン化アルキル(例えば、メチル、エチルおよびブチルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、硫酸ジアルキル(例えば、硫酸ジメチル、硫酸ジエチルおよび硫酸ジブチル)、長鎖ハロゲン化物(例えば、デシル、ラウリルおよびステアリルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、ハロゲン化アラルキル(例えば、臭化ベンジルおよび臭化フェネチル)などのような薬剤で四級化されていてもよい。
このような酸性塩および塩基性塩はすべて、本発明の範囲内にある医薬的に許容される塩であることを意図し、あらゆる酸性塩および塩基性塩は、本発明の目的について、対応する化合物の遊離形態と等価であるとみなす。
本発明の化合物の医薬的に許容されるエステルとしては、以下の基が挙げられる:(1)ヒドロキシ基のエステル化によって得られるカルボン酸エステル、ここで、このエステル基のカルボン酸部分のカルボニルではない部分は、直鎖アルキルまたは分枝鎖アルキル(例えば、アセチル、n−プロピル、t−ブチルまたはn−ブチル)、アルコキシアルキル(例えば、メトキシメチル)、アラルキル(例えば、ベンジル)、アリールオキシアルキル(例えば、フェノキシメチル)、アリール(例えば、ハロゲン、C1〜4アルキルまたはC1〜4アルコキシまたはアミノで場合により置換されたフェニル)から選択される;(2)スルホン酸エステル、例えば、アルキルスルホニルまたはアラルキルスルホニル(例えば、メタンスルホニル);(3)アミノ酸エステル(例えば、L−バリルまたはL−イソロイシル);(4)ホスホン酸エステルおよび(5)一リン酸エステル、二リン酸エステルまたは三リン酸エステル。リン酸エステルは、例えば、C1〜20アルコールまたはその反応性誘導体によってさらにエステル化されていてもよく、または、2,3−ジ(C6〜24)アシルグリセロールによってさらにエステル化されていてもよい。
式(I)の化合物、およびその塩、溶媒和物、エステル、プロドラッグは、互変異性体形態として存在してもよい(例えば、アミド、エノール、ケトエーテルまたはイミノエーテルとして)。このようなすべての互変異性体形態が、本発明の一部分であることを意図する。
式(I)の化合物は、不斉中心またはキラル中心を含有していてもよく、したがって、異なる立体異性体形態で存在してもよい。式(I)の化合物のあらゆる立体異性体形態、およびこれらの混合物(ラセミ混合物を含む)は、本発明の一部分を形成することを意図する。さらに、本発明は、あらゆる幾何異性体および位置異性体を包含する。例えば、式(I)の化合物に、二重結合または縮合環が組み込まれている場合、cis形態およびtrans形態、およびこれらの混合物も、本発明の範囲に含まれる。
ジアステレオマー混合物は、当業者がよく知っている方法(例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別晶出)によるなど、物理化学的な差に基づいて個々のジアステレオマーに分割することができる。エナンチオマーは、エナンチオマー混合物を適切な光学活性化合物(例えば、キラルアルコールまたはMosher酸塩化物のようなキラル補助剤)と反応させることによってジアステレオマー混合物に変換し、このジアステレオマーを分割し、個々のジアステレオマーを対応する純粋なエナンチオマーに変換する(例えば、加水分解による)ことによって分割することができる。さらに、式(I)の化合物のいくつかは、アトロプ異性体であってもよく(例えば、置換ビアリール)、これも本発明の一部であるとみなす。エナンチオマーは、キラルHPLCカラムを用いることによっても分割することができる。
式(I)の化合物が、異なる互変異性体形態として存在してもよく、このようなすべての形態が、本発明の範囲に含まれることもあり得る。さらに、例えば、この化合物のすべてのケト−エノール形態およびイミン−エナミン形態も本発明に含まれる。
本発明の化合物(この化合物の塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグ、およびプロドラッグの塩、溶媒和物およびエステルを含む)のすべての立体異性体(例えば、幾何異性体、光学異性体など)、例えば、種々の置換基上の不斉炭素によって存在する可能性があるもの(エナンチオマー形態(不斉炭素が存在しない場合でも、存在する場合がある)、回転異性体形態、アトロプ異性体、ジアステレオマー形態を含む)も、位置異性体(例えば、4−ピリジルおよび3−ピリジルなど)も、本発明の範囲内であることを意図する。(例えば、式(I)の化合物に、二重結合または縮合環が組み込まれている場合、cis形態およびtrans形態、およびこれらの混合物も、本発明の範囲に含まれる。さらに、例えば、この化合物のすべてのケト−エノール形態およびイミン−エナミン形態も本発明に含まれる。)本発明の化合物の個々の立体異性体は、例えば、実質的に他の異性体が存在しない状態であってもよく、ラセミ体の混合物またはあらゆる他の立体異性体との混合物、または他の選択したの立体異性体との混合物であってもよい。本発明のキラル中心は、IUPAC 1974 Recommendationsによって定義されるように、S配置またはR配置を有することができる。用語「塩」、「溶媒和物」、「エステル」、「プロドラッグ」などの使用は、本発明の化合物のエナンチオマー、立体異性体、回転異性体、互変異性体、位置異性体、ラセミ体またはプロドラッグの塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグにも等しく適用されることを意図する。
さらに、本発明は、1個以上の原子が、天然に通常見出される原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子によって置き換わるという事実以外は本明細書に引用された化合物と同一である、本発明の同位体標識された化合物も包含する。本発明の化合物に組み込むことが可能な同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位体、例えば、H、H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18Fおよび36Clが挙げられる。
特定の同位体標識された式(I)の化合物(例えば、Hおよび14Cで標識されたもの)は、化合物および/または基質の組織分布アッセイで有用である。三重水素(すなわち、H)および炭素−14(すなわち、14C)といった同位体は、調製が容易であり、検出が容易であるため、特に好ましい。さらに、重水素(すなわち、H)のようなもっと重い同位体は、代謝安定性が大きい(例えば、in vivoでの半減期が長くなっているか、必要な投薬量が減っている)ことによる特定の治療利点を有する場合があり、いくつかの状況下で好ましい場合がある。同位体標識された式(I)の化合物は、一般的に、本明細書で以下に記載するスキームおよび/または実施例で開示したものと類似の手順に従って、同位体標識されていない試薬を、適切な同位体標識された試薬に変えることにより、調製することができる。
式(I)の化合物、および式(I)の化合物の塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグの多形形態も本発明に含まれることを意図する。
本発明の化合物は、薬理特性を有する場合がある。特に、式(I)の化合物は、γ−セクレターゼのモジュレーター(阻害剤、アンタゴニストなどを含む)であり得る。
さらに特定的には、式(I)の化合物は、例えば、限定されないが、アルツハイマー病、AIDSに関連する認知症、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、網膜色素変性、脊髄性筋萎縮症、小脳変性症などのような中枢神経系の種々の障害を処置するのに有用な場合がある。
本発明の別の態様は、中枢神経系の疾患または状態を有する哺乳動物(例えば、ヒト)に、治療的に有効な量の式(I)の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容される前記化合物の塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグを投与することによって、前記哺乳動物を処置する方法である。
式(I)の化合物の好ましい投薬量は、約0.001〜500mg/kg体重/日である。式(I)の化合物、または医薬的に許容される前記化合物の塩または溶媒和物の特に好ましい投薬量は、約0.01〜25mg/kg体重/日である。
本発明の化合物は、上に列挙した1つ以上のその他の薬剤と組み合わせる(ともに投与するか、または順次投与する)ことが、有用な場合がある。
本発明の化合物は、Aβ抗体阻害剤、γ−セクレターゼ阻害剤、β−セクレターゼ阻害剤からなる群から選択される1つ以上の化合物と組み合わせる(ともに投与するか、または順次投与する)ことが、有用な場合がある。
投薬量を固定した状態で調合する場合、このような組み合わせ製剤は、本発明の化合物を本明細書に記載した投薬量の範囲内で使用し、他の医薬活性薬剤または処置剤を、その薬剤の投薬量の範囲内で使用する。
したがって、ある態様では、本発明は、所定量の少なくとも1つの式(I)の化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグと、所定量の1つ以上の上に列挙したその他の薬剤とを含む組み合わせ剤を含み、この量の化合物/処置剤によって、所望の治療効果が得られる。
本発明の化合物の薬理学的性質を、いくつかの薬理アッセイによって確認してもよい。本明細書で、特定のアッセイを後に例示している。
さらに、本発明は、少なくとも1つの式(I)の化合物、または医薬的に許容される前記化合物の塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグと、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物に関する。
本発明に記載の化合物から医薬組成物を調製するために、不活性な医薬的に許容されるキャリアは、固体であっても液体であってもよい。固体形態の製剤としては、粉剤、錠剤、分散可能な顆粒剤、カプセル剤、カシェ剤および坐剤が挙げられる。粉剤および錠剤は、約5〜約95%の有効成分の量から構成されていてもよい。適切な固体キャリアは、当該技術分野で知られており、例えば、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖またはラクトースが知られている。錠剤、粉剤、カシェ剤およびカプセル剤を、経口投与に適した固体投与剤型として使用してもよい。医薬的に許容されるキャリアの例と、種々の組成物を製造する方法は、A.Gennaro(編集)、Remington’s Pharmaceutical Sciences、18th Edition、(1990)、Mack Publishing Co.(ペンシルバニア州イーストン)中に見出し得る。
液体形態の製剤としては、溶液、懸濁液およびエマルションが挙げられる。非経口注射液の一例として、水または水−プロピレングリコールの溶液を挙げることができ、経口用の溶液、懸濁液およびエマルションの場合、甘味剤および乳化剤を加えてもよい。液体形態の製剤は、鼻腔内投与用溶液を含んでいてもよい。
吸入に適したエアロゾル製剤は、溶液および粉末形態の固体を含んでいてもよく、これを、医薬的に許容されるキャリア、例えば、不活性圧縮ガス(例えば、窒素)と組み合わせてもよい。
使用する少し前に、経口投与または非経口投与のための液体形態の製剤に変換することを目的とする、固体形態の製剤も含まれる。このような液体形態としては、溶液、懸濁液およびエマルションが挙げられる。
本発明の化合物を、経皮送達してもよい。経皮用組成物は、クリーム、ローション、エアロゾルおよび/またはエマルションの形態であってもよく、この目的のために当該技術分野で一般的なマトリックス型または貯蔵型の経皮パッチ内に含まれていてもよい。
本発明の化合物を、皮下送達してもよい。
好ましくは、この化合物を経口投与する。
好ましくは、この医薬製剤は、単位投与剤型である。この形態では、製剤は、適切な量の活性成分(例えば、所望の目的を達成するのに有効な量)を含む適したサイズの単位投薬量に小分けする。
単位投薬量の製剤に含まれる、活性化合物の量は、特定の用途に従って、約1mg〜約100mg、好ましくは、約1mg〜約50mg、さらに好ましくは、約1mg〜約25mgの間で変わってもよく、または調節してもよい。
使用する実際の投薬量は、患者の要求、処置対象となる状態の重篤度に応じて変えてもよい。特定の状況に適した投薬計画の決定は、当業者の知識の範囲内である。簡便化のために、1日の合計投薬量を分割し、必要に応じて1日の間に何回かに分けて投与してもよい。
本発明の化合物および/または医薬的に許容されるその塩の投与量および投与回数は、患者の年齢、状態および体の大きさ、および処置対象となる症状の重篤度のような因子を考慮して、主治医の判断によって調整する。経口投与の場合、典型的な1日の推奨投薬計画は、約1mg/日〜約500mg/日、好ましくは、1mg/日〜200mg/日であり、これを2〜4回に分けて投与する。
本発明の別の態様は、治療的に有効な量の少なくとも1つの式(I)の化合物、または医薬的に許容される前記化合物の塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグと、医薬的に許容されるキャリア、ビヒクルまたは希釈剤とを含むキットである。
本発明のさらに別の態様は、少なくとも1つの式(I)の化合物、または医薬的に許容される前記化合物の塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグと、上に列挙した少なくとも1つのその他の薬剤とをそれぞれ所定量含むキットであって、その2つ以上の成分の量によって、望ましい治療効果が得られる。
本明細書に開示した発明を、以下の代表的なスキームおよび実施例によって説明するが、これらの内容は、本開示内容の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。代替の機構的な経路および類似の構造は、当業者には明らかである。
以下のスキームおよび実施例によって、本発明の化合物を調製することができる。異なる記載がない限り、同じ化学によって、G部分がG(すなわち、位置(2))に結合している本発明の化合物を調製することができる。
以下の反応物において、Rは、
Figure 2011506460
をあらわす。
以下の反応物において、RとGとの間に、破線によって形成されている環Bが存在する
(すなわち、RとGとの間の破線は、環Bが存在することを示している)。
Figure 2011506460
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Figure 2011506460
(実施例1)
Figure 2011506460
(工程A)
Figure 2011506460
E1a(4.5g)のTHF(50mL)溶液に、室温で、iPrMgCl・LiCl(39.3mL、1.3M)を加えた。この混合物を8時間攪拌した後、臭化アリル(7.35mL)を滴下して加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。この混合物をEA(300mL)およびNHCl溶液(50mL)で希釈した。有機層を水、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して粗生成物を得て、これをカラムクロマトグラフィーを用いてEtOAc/ヘキサンで溶出させて精製し、アリル中間体を得た。この中間体をCHClおよびMeOH(v/v=75mL/50mL)中で溶解し、O発生器を用いて20分間オゾン処理した後、青色が消えるまでOを5分間流した。MeS(5当量)を加えて反応を停止させ、混合物を30分間攪拌した。この混合物をEA(200mL)および水(50mL)で希釈した。有機層を水、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して粗生成物E1bを得て、これをさらに精製することなく、次の工程で直接使用した。
(工程B)
Figure 2011506460
−78℃で、4A MSを含むCHCl(100mL)中の化合物E1b(8.5mmol)およびE1c(2.5当量、4.4g、対応するケトンおよびTMSOTfから調製)の混合物にBF・OEt(10当量、10.8mL)を滴下して加えた。この混合物をこの低温度で一晩維持した後、EtOAc(200mL)で希釈し、NaHCO溶液(50mL)を注意深く加えた。有機層を水、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して粗生成物を得て、これをカラムクロマトグラフィーを用いてEtOAc/ヘキサンで溶出させて精製し、化合物E1c(1.2g)を得た。
(工程C)
Figure 2011506460
0℃で、化合物E1d(0.59g)およびNEt(0.9mL、4当量)のCHCl(6.0mL)溶液にMsCl(0.31mL、2.5当量)を加えた。この混合物を1時間攪拌した後、CHCl(100mL)および水(40mL)で希釈した。有機層を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して粗生成物を得て、これをCHClに溶解し、シリカゲルとともに1時間攪拌した。シリカゲルを濾過し、濾液を濃縮し、アルケン中間体を得た。このアルケン中間体に、水素風船をつけ、Pd/C(10wt%)を用いて3時間水素化した。この混合物をセライトパッドで濾過した。溶媒を除去し、粗残渣をMeOHに溶解し、NaBH(1当量)で処理した。この混合物を1時間攪拌した後、EtOAc(100mL)およびNHCl溶液(40mL)で希釈した。有機層を水、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して粗生成物を得て、これをカラムクロマトグラフィーを用いてEtOAc/ヘキサンで溶出させて精製し、化合物E1e(0.131g)を得た。
(工程D)
Figure 2011506460
室温で、化合物E1e(0.112g)、E1f(0.21g、2.0当量)のTHF(4mL)溶液に、PBu(0.21mL、2.0当量)を加えた。次いで、得られた混合物を80℃で2時間加熱した。この混合物をEtOAc(100mL)およびNaHCO溶液(20mL)で希釈した。有機層を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して粗生成物を得て、これをカラムクロマトグラフィーを用いてEtOAc/ヘキサンで溶出させて精製し、化合物E1g(0.1g)を得た。
(工程E)
Figure 2011506460
室温で、化合物E1g(50mg)のDMF(1.2mL)溶液に、NBS(36.6mg、1.0当量)を加えた。この混合物を一晩攪拌した後、EtOAc(50mL)で希釈し、Na溶液(10mL)を注意深く加えた。有機層を水、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して粗生成物を得て、これをカラムクロマトグラフィーを用いてEtOAc/ヘキサンで溶出させて精製し、化合物E1h(20mg)を得た。
(工程F)
Figure 2011506460
2当量の4−メチルイミダゾール、1当量の3−メトキシ−4−フルオロ−ニトロベンゼンおよび5当量のKCOを、CHCN中、室温で一晩攪拌した。この反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をEtOAcで再結晶させ、所望の生成物E1iを得た。
(工程G)
Figure 2011506460
水素風船を用い、Pd(C)触媒(10wt%)存在下、MeOH中で化合物E1iを一晩水素化した。この混合物を濾過し、減圧下で濃縮し、生成物E1jを得た。
(工程H)
Figure 2011506460
トルエン中の化合物E1h(0.118mmol)、E1j(0.118mmol)、Pd(OAc)(1.06mg、0.00472mmol)、BINAP(2.94mg、0.00472mmol)およびKCO(81.4mg、0.59mmol)の混合物に対し、真空/窒素交換による脱気を3回行った後、120℃で48時間加熱する。この反応混合物を冷却し、EtOAc(50mL)およびNHCl溶液(10mL)で希釈する。有機層を水、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して粗生成物を得る。粗残渣をGilson逆相HPLCで精製し、化合物E1を得る。
(実施例2)
Figure 2011506460
(工程A)
Figure 2011506460
化合物E2a(2.03g、10mmol)、CuO(0.288g、2mmol)、PEG(4.0)、CsCO(9.77g、30mmol)、4−メチルイミダゾール(0.98g、12mmol)およびE2b(0.72g、3mmol)のNMP(15mL)中の混合物を、真空−窒素交換により脱気し、密閉管中、120℃で48時間攪拌した。この混合物を室温まで冷却し、CHClで希釈した後、シリカゲルを加えた。この混合物を20分間攪拌し、濾過した。有機層を水で洗浄し(3回)、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して粗生成物を得た。粗残渣をカラムクロマトグラフィーを用いてCHCl/MeOHで溶出させて精製し、化合物E2c(0.2g)を得た。
(工程B)
Figure 2011506460
化合物E1h(0.141mmol)、E2c(28.8mg、0.141mmol)、KCO(0.117g、0.846mmol)およびCuBr・MeS(58mg、0.282mmol)のピリジン(1.0mL)中の混合物を140℃で一晩加熱する。この混合物をEtOAc(50mL)およびNHCl溶液(10mL、飽和)で希釈する。有機層を水、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、濃縮して粗生成物を得る。粗残渣をGilson逆相HPLCで精製し、化合物E2を得る。
(実施例3)
Figure 2011506460
(工程A)
Figure 2011506460
化合物E1h(1当量)のTHF溶液に、PrMgCl・LiCl(THF中 1M 、1.3当量)を加え、20分間攪拌する。これにシアノギ酸メチル(1.0当量)を加える。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、次いで、飽和NHCl水溶液で希釈し、EtOAcで抽出し、乾燥し(NaSO)、濃縮し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Hex/EtOAc)で精製し、化合物E3aを得る。
(工程B)
Figure 2011506460
E3aを、水/MeOH/THF中、LiOHを用いて加水分解し、E3bを得る。
(工程C)
Figure 2011506460
化合物E1j(0.596mmol)およびE3b(0.596mmol)を、DCM(4ml)中、室温で混合し、次いで、HOBT(96mg、0.715mmol)、EDC(136mg、0.715mmol)およびDIEA(300μL、1.2mmol)を加える。得られた混合物を室温で16時間攪拌する。この混合物をCHCl(10ml)で希釈し、NaHCO(飽和)(6ml)、塩水(6ml)でそれぞれ洗浄し、無水MgSOで乾燥し、濃縮する。残渣をシリカゲルカラム(DCM/MeOH(2N NH)=30:1)で精製し、次いでPTLC(DCM/MeOH(2N NH)=20:1)で精製し、E3を得る。
(アッセイ)
全細胞におけるセクレターゼ反応およびAβ分析。Swedish変異およびLondon変異を有するAPPを過剰発現するHEK293細胞を、10%ウシ胎仔血清を含むDMEM培地100ml中、37℃で5時間、特定の化合物で処理する。インキュベーション終了後、サンドイッチイムノアッセイに基づく電気化学発光(ECL)を用い、Aβ合計量、Aβ40およびAβ42を測定する。TAG−W02およびビオチン−4G8の抗体の対を用い、Aβ合計量を決定し、TAG−G2−10およびビオチン−4G8の抗体の対を用いてAβ40を同定し、一方、抗体TAG−G2−11およびビオチン−4G8を用いてAβ42を同定する。Sector Imager 2400(Meso Scale Discovery)を用い、ECLシグナルを測定する。
AβプロフィールのMS分析。表面増強レーザー脱離/イオン化(SELDI)質量分析を用い、馴化培地(conditioned medium)中のAβプロフィールを決定する。馴化培地を、W02抗体でコーティングしたPS20 ProteinChipアレイでインキュベーションする。アレイに捕捉したAβの質量スペクトルを、製造業者の指示に従ってSELDI ProteinChip Reader(Bio−Rad)で読み取る。
CSF Aβ分析。上述のMSD技術を用い、ラットCSFのAβを決定する。TAG−G2−10およびビオチン−4G8を用いてAβ40を測定し、Tag−抗Aβ42(Meso Scale Discovery)およびビオチン−4G8の抗体の対を用いてAβ42を測定する。Sector Imager 2400(Meso Scale Discovery)を用い、ECLシグナルを測定する。
Voyager−DE STR質量分析計(ABI、Framingham、MA)で、Aβのマトリックス支援レーザーー脱離/イオン化質量分析(MALDI MS)を行う。この装置にパルス型の窒素レーザー(337nm)を取り付ける。加速電圧20kVを用いた線形モードで、質量スペクトルを得る。この研究で提示する各スペクトルは、256回のレーザーショットの平均をあらわす。サンプル−マトリックス溶液を調製するために、免疫沈降させたAβサンプル1μLを、飽和α−シアノ−4−ヒドロキシ桂皮酸の0.1% TFA/アセトニトリル溶液3μLと混合する。次いで、サンプル−マトリックス溶液をサンプルプレートに塗布し、周囲温度で乾燥させた後、質量分析を行う。全てのスペクトルを、ウシインスリンおよびACTH(18−39クリップ)の混合物を用いて外部較正する。
本発明を、上に記載した特定の実施形態と関連付けて記載してきたが、多くの変更、改変および他の変形例は、当業者には明らかであろう。このようなあらゆる変更、改変および変形例は、本発明の精神および範囲の範囲内にあるものである。

Claims (62)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 2011506460
    または医薬的に許容されるその塩、エステルまたは溶媒和物:
    〔式中、
    1A、G、G、G、G、(B)、G、R、R10およびWは、独立して選択され;
    式(I)中の文字(A)および(B)は、式(I)に存在する環を特定するための参照文字であり;
    数字(1)、(2)、(3)、(4)および(5)は、環(A)の位置を特定するための参照番号であり;Gは、位置(1)にあり、Gは、位置(2)にあり、Gは、位置(3)にあり、Gは、位置(4)にあり、Nは、位置(5)にあり;
    −G−R10−R部分は、Gを介してGまたはGに結合しており、GがGに結合している場合、Gは、−C−であり、GがGに結合している場合、Gは、−C−であり;
    とGとの間にある点線は、任意の結合をあらわし;
    環(B)は、位置(5)にあるNとGとから形成される環であり、Gは、炭素またはNであり、GがNである場合、GとGとの間には、前記任意の結合は存在せず;
    前記環(B)は、4〜8員環のヘテロシクロアルキル環、ヘテロアリール環またはヘテロシクロアルケニル環であり;
    前記ヘテロシクロアルキル環、前記ヘテロシクロアルケニル環または前記ヘテロアリール環である環(B)は、環(A)と環(B)に共通する窒素に加え、−NR−、−O−、−S−、−S(O)−および−S(O)−からなる群から選択される少なくとも1個の他のヘテロ原子を場合により含み;
    前記環(B)は、1〜6個の独立して選択されるR21置換基で場合により置換されており;
    dは、0または1であり;
    mは、0〜6であり;
    nは、1〜5であり;
    pは、0〜5であり;
    qは、0、1または2であり、qは、それぞれ独立して選択され;
    rは、1〜5であり;
    tは、1または2であり、
    Wは、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−および−C(=NR)−からなる群から選択され(ある例では、Wは、−C(O)−であり);
    Gは、直接結合、−C(O)−、−(C=NR)−、−(C=C(R)−、−CHR−(例えば、−CHOH)、C(R、−CF−、−N(R)−、−O−、−S−、−S(O)、−CR(OH)−、−CR(OR)−、−C=C−、アルキニル、−(CHN(R)−、−(CHRN(R)−、−(C(RN(R)−、−N(R)(CH−、−N(R)(CHR−、−N(R)(C(R−、−(CH−O−、−(CHR−O−、−(C(R−O−、−O−(CH−、−O−(CHR−、−O−(C(R−、−(CH−O−C(O)−、−(CHR−O−C(O)−、−(C(R−O−C(O)−、−C(O)−O−(CH−、−C(O)−O−(CHR−、−C(O)−O−(C(R−、−C(O)NR−、−O−C(O)−、−C(O)−O−、−O−C(O)−NR−、−NRC(O)−、−(CHNR−C(O)−、−(CHRNR−C(O)−、−(C(RNR−C(O)−、−C(O)NR(CH−、−C(O)NR(CHR−、−C(O)NR(C(R−、−NRS(O)−、−(CHNRS(O)−、−(CHRNRS(O)−、−(C(RNRS(O)−、−S(O)NR−、−S(O)NR(CH−、−S(O)NR(CHR−、−S(O)NR(C(R−、−NR−C(O)−O−、−NR−C(O)−NR−、−NR−S(O)−NR−、−NR−C(=NR)−NR−、−NR−C(=NR)−O−、−O−C(=NR)−NR−、−C(R)=N−O−、−O−N=C(R)−、−O−C(R)=N−、−N=C(R)−O−、−(CH2〜3−、−(C(R2〜3−および−(CHR2〜3−、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル(−O−、−NR−、−S−、−S(O)−および−S(O)からなる群から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を含む)からなる群から選択され;
    は、
    (1)−C(R21−(式中、前記任意の結合が存在する場合、qは0である)、
    (2)−C(R21−(式中、前記任意の結合が存在しない場合、qは1である)、
    (3)前記任意の結合が存在しない場合、−CH−、および
    (4)−N(R−(式中、dは0であり、前記任意の結合は存在しない)
    からなる群から選択され;
    は、直接結合、−C(R21、−N(R−、−C(O)−、S(O)、S(O)、−C(N(R)−および−C(=NR)−からなる群から選択され、但し、
    (1)GとGとの間に前記任意の結合が存在しない場合、Gは、−C(N(R)−ではなく、
    (2)GとGとの間に前記任意の結合が存在する場合、
    (a)−C(R21基のqは、0または1であり(qが0の場合、該炭素上にHが存在する)、
    (b)−N(R−基のdは、0であり、
    (c)Gは、直接結合、−C(O)−、−C(=NR)−)−、−S(O)またはS(O)−のいずれでもなく;
    は、(a)−C(R21(qは0である)、(b)−CH−、(c)−C(R21(qは1である)、および(d)−N(R(dは0である)からなる群から選択され、但し、部分GがGに結合している場合、Gは炭素であり;
    は、(a)−C(R21(qは0である)、(b)−CH−、(c)−C(R21(qは1である)、および(d)−N(R(dは0である)からなる群から選択され、但し、部分GがGに結合している場合、Gは炭素であり;
    但し、前記G部分、前記G部分、前記G部分および前記G部分のうち0〜2個が−N(R−であり、Rは、それぞれ独立して選択され、dは、それぞれ独立して選択され、但し、環(A)は、連続した3個の環窒素原子を有しておらず;
    1Aは、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾシクロアルキル−、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル−、縮合ヘテロアリールシクロアルキル−、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル−、縮合シクロアルキルアリール、縮合ヘテロシクロアルキルアリール−、縮合シクロアルキルヘテロアリール−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール−、縮合ベンゾシクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合シクロアルキルアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルアリールアルキル−、縮合シクロアルキルヘテロアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクレニル−およびヘテロシクリルアルキル−(heterocyclyalkyl−)からなる群から選択され、前記アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾシクロアルキル、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル、縮合ヘテロアリールシクロアルキル、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、縮合シクロアルキルアリール、縮合ヘテロシクロアルキルアリール、縮合シクロアルキルヘテロアリール、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、縮合ベンゾシクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合シクロアルキルアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルアリールアルキル−、縮合シクロアルキルヘテロアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、およびヘテロシクリルアルキル−(heterocyclyalkyl−)であるR1A基は、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合によりそれぞれ置換されており;
    は、それぞれ独立して、H、−OH、−O−アルキル、−O−(ハロ置換アルキル)、−NH(R)、−N(R、−NH、−S(O)R、S(O)(OR)、−S(O)、−S(O)(OR)、−S(O)NHR、−S(O)N(R、−S(O)NH、−S(O)NHR、−S(O)N(R、−S(O)NH、−CN、−C(O)、−C(O)NHR、−C(O)N(R、−C(O)NH、−C(O)R、非置換アリール、置換アリール、非置換へテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換へテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、および置換シクロアルキルからなる群から選択され、前記置換アリール基、ヘテロアリール基、アルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびシクロアルキル基は、1〜5個の独立して選択されるR21基で置換されており;
    は、H、−OH、ハロ、−O−アルキル、−O−(ハロ置換アルキル(halo substituted alky))、−NH(R)、−N(R、−NH、−S(R)、−S(O)R、−S(O)(OR)、−S(O)、−S(O)(OR)、−S(O)NHR、−S(O)N(R、−S(O)NH、−S(O)NHR、−S(O)N(R、−S(O)NH、−CN、−C(O)、−C(O)NHR、−C(O)N(R、−C(O)NH、−C(O)R、非置換アリール、置換アリール、非置換へテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換へテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、および置換シクロアルキルからなる群から選択され、前記置換アリール基、ヘテロアリール基、アルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびシクロアルキル基は、1〜5個の独立して選択されるR21基で置換されており;
    は、それぞれ独立して、非置換アリール、置換アリール、非置換へテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換へテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、および置換シクロアルキルからなる群から選択され、前記置換アリール基、ヘテロアリール基、アルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびシクロアルキル基は、1〜5個の独立して選択されるR21基で置換されており;
    は、それぞれ独立して、H、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、置換シクロアルキル、非置換アリール、置換アリール、非置換へテロアリール、および置換ヘテロアリールからなる群から選択され、前記置換基は、Rから独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
    は、それぞれ独立して、H、ハロ、−CF、−O−アルキル、−O−(ハロ置換アルキル(halo substituted alky))、−S(O)R、−S(O)(OR)、−S(O)NHR、−S(O)N(R(Rは、それぞれ独立して選択される)、−S(O)NH、−S(O)NHR、−S(O)N(R(Rは、それぞれ独立して選択される)、−S(O)NH、−C(=NOR24)R25、および−S(O)24、−CN、−C(O)、−C(O)NHR、−C(O)N(R(Rは、それぞれ独立して選択される)、−C(O)NH、−C(O)R、非置換アリール、置換アリール、非置換へテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換へテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、および置換シクロアルキルからなる群から選択され、前記置換アリール基、ヘテロアリール基、アルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルケニル基、アルキニル基およびシクロアルキル基は、1〜5個の独立して選択されるR21基で置換されており;
    は、アリールアルコキシ−、ヘテロアリールアルコキシ−、アリールアルキルアミノ−、ヘテロアリールアルキルアミノ−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、およびヘテロシクリルアルキル−(heterocyclyalkyl−)からなる群から選択され、アリールアルコキシ−、ヘテロアリールアルコキシ−、アリールアルキルアミノ−、ヘテロアリールアルキルアミノ−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、およびヘテロシクリルアルキル−である前記Rは、それぞれ、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合により置換されており;
    10は、アリール−、ヘテロアリール−、シクロアルキル−、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクレニル−、ヘテロシクリルアルキル−、ヘテロシクリルアルケニル−(heterocyclyalkenyl−)、縮合ベンゾシクロアルキル−、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル−、縮合ヘテロアリールシクロアルキル−、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル−、縮合シクロアルキルアリール、縮合ヘテロシクロアルキルアリール−、縮合シクロアルキルヘテロアリール−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール−、
    Figure 2011506460
    Figure 2011506460
    Figure 2011506460
    からなる群から選択され、式中、Xは、O、−N(R14)−および−S−からなる群から選択され、前記R10部分は、それぞれ、1〜5個の独立して選択されるR21基で場合により置換されているか;または
    と、R10とが結合して縮合三環系を形成し、RおよびR10は、先に定義したとおりであり、RとR10とを結合する環は、アルキル環またはヘテロアルキル環またはアリール環またはヘテロアリール環またはアルケニル環またはヘテロアルケニル環であり(例えば、前記三環系は、RとRの両方を結合している原子に隣接する原子を結合することによって形成され);
    14は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル−(heterocyclyalkenyl−)、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から選択され;
    15AおよびR16Aは、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクリル、(R18−アルキル、(R18−シクロアルキル、(R18−シクロアルキルアルキル、(R18−ヘテロシクリル、(R18−ヘテロシクリルアルキル、(R18−アリール、(R18−アリールアルキル、(R18−ヘテロアリールおよび(R18−ヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
    15、R16およびR17は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクリル、(R18−アルキル、(R18−シクロアルキル、(R18−シクロアルキルアルキル、(R18−ヘテロシクリル、(R18−ヘテロシクリルアルキル、(R18−アリール、(R18−アリールアルキル、(R18−ヘテロアリールおよび(R18−ヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
    18は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、−NO、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルキルオキシアルキル(HO−alkyoxyalkyl)、−CF、−CN、アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(ヘテロシクリル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクリル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクリルアルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から選択されるか;または
    隣接する炭素上にある2個のR18部分が結合して、
    Figure 2011506460
    を形成し得;
    19は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
    20は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;
    21は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、=O、=N−R、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−P(O)(CH、−SO(=NR15)R16−、−SF、−OSF、−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)、−S(O)N(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−R15;−CHN(R15)(R16)、−N(R15)S(O)R16A、−N(R15)S(O)16A、−CH−N(R15)S(O)16A、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−S(O)R15A、=NOR15、−N、−NO、−S(O)15A、−O−N=C(R(Rは、それぞれ独立して選択される)および−O−N=C(R(Rと、これらが結合する炭素原子とで、5〜10員環の環を形成し、前記環が、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−および−NR−からなる群から選択される1〜3個のヘテロ原子を場合により含有する)からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキルであるR21基が、1〜5個の独立して選択されるR22基で場合によりそれぞれ置換されており;
    22基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16A、−N(R15)S(O)16A、−CH−N(R15)S(O)16A、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−N、=NOR15、−NO、−S(O)R15Aおよび−S(O)15Aからなる群から選択され、
    但し、
    Wが−(C=O)−であり、Gが、Gに結合している場合、および、G、G、GおよびGが、同じ−C(R21−部分であるか、または異なる−C(R21−部分であり、Gが−CHR−である場合、Rは、H、ハロ、非置換アリール、置換アリール、非置換へテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アリールアルキル、置換アリールアルキル、非置換へテロアリールアルキル、置換ヘテロアリールアルキル、非置換アルキル、置換アルキルまたは−O−アルキルのいずれでもなく;
    21が、R21との結合以外に3個の原子価が満たされた炭素に結合している場合、R21は、=O、=NRまたは=NOR15のいずれでもなく;
    GがGに結合しており、GがC(R21基であり、前記G基の炭素が、環Bの=N−に結合しており、GとGとの間に前記任意の結合が存在せず、GがN(Rであり、Gが−C(R21−である場合、GはCHRではなく;
    GがGに結合しており、GがC(R21基であり、前記G基の炭素が、環Bの−NR−に結合しており、GとGとの間に前記任意の結合が存在し、GがN(Rであり、Gが−C(R21−である場合、Gは、CHRではなく;
    GがGに結合しており、GがC(R21基であり、前記G基の炭素が、環Bの=N−に結合しており、Gが直接結合であり、GがNである場合、Gは、CHRではない〕。
  2. 10が、
    Figure 2011506460
    Figure 2011506460
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  3. 式(I)の化合物に、−SF、−OSFおよび−Si(R15A(R15Aは、それぞれ独立して選択される)からなる群から選択される少なくとも1個の基が存在する、請求項2に記載の化合物。
  4. が、1gg〜13ggからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  5. が、1gg〜13ggからなる群から選択される、請求項2に記載の化合物。
  6. −R10−部分が、1bb〜40bbからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  7. 1Aが、
    Figure 2011506460
    Figure 2011506460
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  8. 1Aが、
    Figure 2011506460
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  9. 1Aが、1〜3個の独立して選択されるR21部分で置換されたフェニルであり、少なくとも1個のR21部分が、−SF、−OSFおよび−Si(R15Aからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  10. 1Aが、1〜3個の独立して選択されるR21部分で置換されたフェニルであり、少なくとも1個のR21部分が、−SFおよび−OSFからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  11. −R10−部分が、
    Figure 2011506460
    である、請求項1に記載の化合物。
  12. −R10−部分が、
    Figure 2011506460
    である、請求項7に記載の化合物。
  13. −R10−部分が、
    Figure 2011506460
    である、請求項8に記載の化合物。
  14. 前記R10が、アリールおよび1個以上のR21基で置換されたアリールからなる群から選択され、前記R基が、ヘテロアリールおよび1個以上のR21基で置換されたヘテロアリールからなる群から選択され、R21が、それぞれ独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
  15. 前記R10が、1個のR21基で置換されたフェニルであり、前記Rが、1個のR21基で置換されたイミダゾリルであり、R21が、それぞれ独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
  16. −R10−部分が、
    Figure 2011506460
    である、請求項1に記載の化合物。
  17. −R10−部分が、
    Figure 2011506460
    であるか、または前記R−R10−部分が、
    Figure 2011506460
    であるか、または前記R−R10−部分が、
    Figure 2011506460
    であるか、または前記R−R10−部分が、
    Figure 2011506460
    であるか、または前記R−R10−部分が、
    Figure 2011506460
    である、請求項1に記載の化合物。
  18. 1Aが、非置換アリールであるか、または1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたアリールである、請求項1に記載の化合物。
  19. 1Aが、フェニルであるか、または
    1Aがフェニルであり、前記フェニルが、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されているか、または
    1Aがフェニルであり、前記フェニルが、1〜3個のR21基で置換されており、R21基が、それぞれ同じハロであるか、または異なるハロであるか、または
    1Aがフェニルであり、前記フェニルが、ハロである3個のR21基で置換されており、R21基が、それぞれ同じハロであるか、または異なるハロであるか、または
    1Aがフェニルであり、前記フェニルが、ハロである2個のR21基で置換されており、R21基が、それぞれ同じハロであるか、または異なるハロであるか、または
    1Aがフェニルであり、前記フェニルが、ハロである1個のR21基で置換されているか、または
    1Aがフェニルであり、前記フェニルが、1個のFで置換されているか、または
    1Aがフェニルであり、前記フェニルが、2個のF原子で置換されているか、または
    1Aがフェニルであり、前記フェニルが、3個のF原子で置換されている、請求項1に記載の化合物。
  20. 前記R1Aが、
    Figure 2011506460
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  21. 前記R10が、ヘテロアリールおよび1個以上のR21基で置換されたヘテロアリールからなる群から選択され、前記R基が、ヘテロアリールおよび1個以上のR21基で置換されたヘテロアリールからなる群から選択され、R21が、それぞれ独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
  22. (1)(a)R1Aが、アリール基であるか、またはR1Aが、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたアリール基であり、(b)R10が、アリールおよび1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたアリールからなる群から選択され、(c)Rが、ヘテロアリールおよび1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたヘテロアリールからなる群から選択されるか、または
    (2)(a)R1Aが、フェニルであるか、またはR1Aが、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルであり、(b)R10が、アリールおよび1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたアリールからなる群から選択され、(c)Rが、ヘテロアリールおよび1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたヘテロアリールからなる群から選択されるか、または
    (3)(a)R1Aが、フェニルであるか、またはR1Aが、1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルであり、(b)R10が、フェニルおよび1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルからなる群から選択され、(c)Rが、イミダゾリルおよび1個以上の独立して選択されるR21基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択されるか、または
    (4)(a)R1Aが、フェニルであるか、またはR1Aが、ハロである1〜3個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルであり、(b)R10が、フェニルおよび1個以上の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、(c)Rが、イミダゾリルおよび1個以上の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択されるか、または
    (5)(a)R1Aが、フェニルであるか、またはR1Aが、ハロである1〜2個の独立して選択されるR21基で置換されたフェニルであり、(b)R10が、フェニルおよび1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15がアルキルであり、(c)Rが、イミダゾリルおよび1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択されるか、または
    (6)(a)R1Aが、フェニルであるか、またはR1Aが、ハロである1個のR21基で置換されたフェニルであり、(b)R10が、フェニルおよび1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15がアルキルであり、(c)Rが、イミダゾリルおよび1個または2個の独立して選択されるアルキル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択されるか、または
    (7)(a)R1Aが、フェニルであるか、またはR1Aが、1〜3個のFで置換されたフェニルであり、(b)R10が、フェニルおよび1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリルおよび1個または2個の独立して選択されるメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択されるか、または
    (8)(a)R1Aが、フェニルであるか、またはR1Aが、1〜2個のFで置換されたフェニルであり、(b)R10が、フェニルおよび1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリルおよび1個または2個の独立して選択されるメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択されるか、または
    (9)(a)R1Aが、フェニルであるか、またはR1Aが、1個のFで置換されたフェニルであり、(b)R10が、フェニルおよび1個または2個の独立して選択される−OR15基で置換されたフェニルからなる群から選択され、R15がメチルであり、(c)Rが、イミダゾリルおよび1個または2個の独立して選択されるメチル基で置換されたイミダゾリルからなる群から選択されるか、または
    (10)R1Aが、
    Figure 2011506460
    からなる群から選択され、R−R10−部分が、
    Figure 2011506460
    であるか、または
    (11)R1Aが、
    Figure 2011506460
    からなる群から選択され、R−R10−部分が、
    Figure 2011506460
    であるか、または
    (12)R1Aが、
    Figure 2011506460
    からなる群から選択され、R−R10−部分が、
    Figure 2011506460
    であるか、または
    (13)R1Aが、
    Figure 2011506460
    からなる群から選択され、R−R10−部分が、
    Figure 2011506460
    であるか、または
    (14)R1Aが、
    Figure 2011506460
    からなる群から選択され、R−R10−部分が、
    Figure 2011506460
    である、請求項1に記載の化合物。
  23. Gが、−C(O)−、−CH−、−C(CH)−、−(CHOH)−、−C(OCH)−、−C(=NOCH)−、−(C=NR)−、−(C=C(R)−、−CHR−、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−および直接結合からなる群から選択される、請求項10に記載の化合物。
  24. Gが、−C(O)−、−CH−、−C(CH)−、−(CHOH)−、−C(OCH)−、−C(=NOCH)−、−(C=NR)−、−(C=C(R)−、−CHR−、−NH−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−および直接結合からなる群から選択され、Wが−C(O)−である、請求項11に記載の化合物。
  25. 式(IA)の化合物(式中、GとGとの間に前記任意の結合が存在しない)、式(IA)の化合物(式中、GとGとの間に前記任意の結合が存在する)、式(IB)の化合物(式中、GとGとの間に前記任意の結合が存在しない)、式(IB)の化合物(式中、GとGとの間に前記任意の結合が存在する)、式IC〜IHの化合物、式2〜9の化合物、式12〜18の化合物、式20、式21、式40〜43、式55の化合物、式2A〜9Aの化合物、式12A〜18Aの化合物、式20A、式21A、式40A〜43A、式55Aの化合物、式2B〜9Bの化合物、式12B〜18Bの化合物、式20B、式21B、式40B〜43B、式55Bの化合物、式2C〜9Cの化合物、式12C〜18Cの化合物、式20C、式21C、式40C〜43C、式55Cの化合物、式6.2、式9.1、式10.1、式10.2、式10.3、式14.1、式16.1、式16.2、式18.1、式19.1、式20.2、式21.2、式23.2、式25.1、式26.1、式27.1、式28.1、式30.1、式36.1、式37.1、式38.1、式39.1、式41.1、式43.1、式45.1、式46.1、式47.1、式48.1、式49.1、式50.1、式51.1、式52.1、式59.1、式60.1、式61.1、式64.1、式65.1、式68.1、式70.1、式E1、式E2、式E3の化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  26. 式(IA)の化合物(式中、GとGとの間に前記任意の結合が存在しない)、式(IA)の化合物(式中、GとGとの間に前記任意の結合が存在する)、式(IB)の化合物(式中、GとGとの間に前記任意の結合が存在しない)、式(IB)の化合物(式中、GとGとの間に前記任意の結合が存在する)、および式IC〜IHの化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  27. 式2〜9、式12〜18、式20、式21、式40〜43、および式55の化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  28. 式2A〜9A、式12A〜18A、式20A、式21A、式40A〜43A、および式55Aの化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  29. 式2B〜9B、式12B〜18B、式20B、式21B、式40B〜43B、および式55Bからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  30. 式2C〜9C、式12C〜18C、式20C、式21C、式40C〜43C、および式55Cの化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  31. 式6.2、式9.1、式10.1、式10.2、式10.3、式14.1、式16.1、式16.2、式18.1、式19.1、式20.2、式21.2、式23.2、式25.1、式26.1、式27.1、式28.1、式30.1、式36.1、式37.1、式38.1、式39.1、式41.1、式43.1、式45.1、式46.1、式47.1、式48.1、式49.1、式50.1、式51.1、式52.1、式59.1、式60.1、式61.1、式64.1、式65.1、式68.1、および式70.1の化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  32. 式E1、式E2、および式E3の化合物からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  33. 式E1の化合物である、請求項1に記載の化合物。
  34. 式E2の化合物である、請求項1に記載の化合物。
  35. 式E3の化合物である、請求項1に記載の化合物。
  36. 純粋で単離された形態である、請求項1に記載の化合物。
  37. 純粋で単離された形態である、請求項32に記載の化合物。
  38. 請求項1に記載の化合物の医薬的に許容される塩。
  39. 請求項25に記載の化合物の医薬的に許容される塩。
  40. 請求項1に記載の化合物の溶媒和物。
  41. 請求項25に記載の化合物の溶媒和物。
  42. 請求項1に記載の化合物の医薬的に許容されるエステル。
  43. 請求項25に記載の化合物の医薬的に許容されるエステル。
  44. 治療的に有効な量の請求項1に記載の化合物と、医薬的に許容されるキャリアとを含む、医薬組成物。
  45. 治療的に有効な量の請求項25に記載の化合物と、医薬的に許容されるキャリアとを含む、医薬組成物。
  46. 治療的に有効な量の請求項1に記載の化合物と、医薬的に許容されるキャリアと、(a)アルツハイマー病の処置に有用な薬物、(b)神経組織内部、神経組織表面または神経組織周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを阻害するのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を処置するのに有用な薬物、(d)γ−セクレターゼを阻害するのに有用な薬物、からなる群から選択される、有効量の1つ以上の他の医薬活性を有する薬物とを含む、医薬組成物。
  47. 治療的に有効な量の請求項25に記載の化合物と、医薬的に許容されるキャリアと、(a)アルツハイマー病の処置に有用な薬物、(b)神経組織内部、神経組織表面または神経組織周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを阻害するのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を処置するのに有用な薬物、(d)γ−セクレターゼを阻害するのに有用な薬物、からなる群から選択される、有効量の1つ以上の他の医薬活性を有する薬物とを含む、医薬組成物。
  48. 治療的に有効な量の請求項1に記載の化合物と、医薬的に許容されるキャリアと、有効量の1つ以上のBACE阻害剤とを含む、医薬組成物。
  49. 治療的に有効な量の請求項25に記載の化合物と、医薬的に許容されるキャリアと、有効量の1つ以上のBACE阻害剤とを含む、医薬組成物。
  50. (1)治療的に有効な量の請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物またはエステルと、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアとを含む医薬組成物、または
    (2)治療的に有効な量の請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物またはエステルと、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアと、(a)アルツハイマー病の処置に有用な薬物、(b)神経組織内部、神経組織表面または神経組織周囲にアミロイドタンパク質(例えば、アミロイドβタンパク質)が沈着するのを阻害するのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を処置するのに有用な薬物、(d)γ−セクレターゼを阻害するのに有用な薬物からなる群から選択される、有効量の1つ以上の他の医薬活性を有する薬物とを含む医薬組成物、または
    (3)治療的に有効な量の請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物またはエステルと、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアと、有効量の1つ以上のBACE阻害剤とを含む医薬組成物、または
    (4)治療的に有効な量の請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物またはエステルと、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアと、有効量の1つ以上のコリンエステラーゼ阻害剤とを含む医薬組成物、または
    (5)治療的に有効な量の請求項1に記載の少なくとも1つの化合物と、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアと、有効量の1つ以上のコリンエステラーゼ阻害剤とを含む医薬組成物、または
    (6)治療的に有効な量の請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物またはエステルと、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアと、有効量の1つ以上のBACE阻害剤、ムスカリンアンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤;γ−セクレターゼ阻害剤;γ−セクレターゼモジュレーター;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体アンタゴニスト;抗生物質;成長ホルモン分泌促進薬;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPAアゴニスト;PDE4阻害剤;GABA逆作動薬;アミロイド凝集阻害剤;グリコーゲン合成酵素キナーゼβ阻害剤;α−セクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤とを含む医薬組成物、または
    (7)治療的に有効な量の請求項1に記載の少なくとも1つの化合物と、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアと、有効量の1つ以上のBACE阻害剤、ムスカリンアンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤;γ−セクレターゼ阻害剤;γ−セクレターゼモジュレーター;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体アンタゴニスト;抗生物質;成長ホルモン分泌促進薬;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPAアゴニスト;PDE4阻害剤;GABA逆作動薬;アミロイド凝集阻害剤;グリコーゲン合成酵素キナーゼβ阻害剤;α−セクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤とを含む医薬組成物、または
    (8)治療的に有効な量の請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物またはエステルと、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアと、有効量の塩酸ドネペジルとを含む医薬組成物、または
    (9)治療的に有効な量の請求項1に記載の少なくとも1つの化合物と、少なくとも1つの医薬的に許容されるキャリアと、有効量の塩酸ドネペジルとを含む医薬組成物。
  51. 有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、γ−セクレターゼを調節する方法。
  52. 有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、1つ以上の神経変成疾患を処置する方法。
  53. 有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、神経組織内部、神経組織表面または神経組織周囲にアミロイドタンパク質が沈着するのを阻害する方法。
  54. 有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法。
  55. 有効量の請求項25に記載の1つ以上の化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法。
  56. 有効量の請求項1に記載の1つの化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法。
  57. 有効量の請求項25に記載の1つの化合物を、処置が必要な患者に投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法。
  58. (1)有効量の請求項1に記載の化合物と、
    (2)BACE阻害剤、ムスカリンアンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤;γ−セクレターゼ阻害剤;γ−セクレターゼモジュレーター;HMG−CoAレダクターゼ阻害剤;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体アンタゴニスト;抗生物質;成長ホルモン分泌促進薬;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPAアゴニスト;PDE4阻害剤;GABA逆作動薬;アミロイド凝集阻害剤;グリコーゲン合成酵素キナーゼβ阻害剤;α−セクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される有効量の1つ以上の他の医薬活性を有する成分とを、処置の必要な患者に投与する工程を含む、(a)γ−セクレターゼを調節する方法、(b)1つ以上の神経変性疾患を処置する方法、(c)神経組織内部、神経組織表面または神経組織周囲にアミロイドタンパク質が沈着するのを阻害する方法、または(d)アルツハイマー病を処置する方法。
  59. 有効量の請求項1に記載の1つの化合物と、Aβ抗体阻害剤、γ−セクレターゼ阻害剤およびβ−セクレターゼ阻害剤からなる群から選択される有効量の1つ以上の化合物とを、処置が必要な患者に投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法。
  60. 有効量の請求項1に記載の1つの化合物と、有効量の1つ以上のBACE阻害剤とを、処置が必要な患者に投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法。
  61. (1)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のコリンエステラーゼと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (2)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の塩酸ドネペジルと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (3)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つの化合物を、有効量の1つ以上のコリンエステラーゼと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (4)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つの化合物を、有効量の塩酸ドネペジルと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (5)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量のリバスティグミンと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (6)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量のタクリンと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (7)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量のTauキナーゼ阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (8)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、GSK3β阻害剤、cdk5阻害剤、ERK阻害剤からなる群から選択される有効量の1つ以上のTauキナーゼ阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (9)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つの抗−Aβワクチン接種と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (10)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のAPPリガンドと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (11)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、インスリン分解酵素および/またはネプリライシンをアップレギュレーションするのに有効な量の1つ以上の薬剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (12)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のコレステロール低下剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (13)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、アトルバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチンおよびエゼチミブからなる群から選択される有効量の1つ以上のコレステロール低下剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (14)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のフィブラートと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (15)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、クロフィブラート、クロフィブリド、エトフィブラート、クロフィブラートアルミニウムからなる群から選択される有効量の1つ以上のフィブラートと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (16)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のLXRアゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (17)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のLRP模倣物と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (18)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上の5−HT6受容体アンタゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (19)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のニコチン性受容体アゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (20)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のH3受容体アンタゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (21)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のヒストンデアセチラーゼ阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (22)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のhsp90阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (23)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のm1ムスカリン受容体アゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (24)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上の5−HT6受容体アンタゴニストmGluR1またはmGluR5のポジティブアロステリックモジュレーターまたはアゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (25)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のmGluR2/3アンタゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (26)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、神経炎症を減らすことが可能な有効量の1つ以上の抗炎症剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (27)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のプロスタグランジンEP2受容体アンタゴニストと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (28)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のPAI−1阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (29)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、Aβ流出を誘導することが可能な有効量の1つ以上の薬剤と組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (30)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量のゲルソリンと組み合わせて投与する工程を含む、アルツハイマー病を処置する方法、または
    (31)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法、または
    (32)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つの化合物を投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法、または
    (33)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の1つ以上のコリンエステラーゼ阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法、または
    (34)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を、有効量の塩酸ドネペジルと組み合わせて投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法、または
    (35)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つの化合物を、有効量の1つ以上のコリンエステラーゼ阻害剤と組み合わせて投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法、または
    (37)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つの化合物を、有効量の塩酸ドネペジルと組み合わせて投与する工程を含む、ダウン症候群を処置する方法、または
    (38)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を投与する工程を含む、軽度認知障害を処置する方法、または
    (39)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を投与する工程を含む、緑内障を処置する方法、または
    (40)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を投与する工程を含む、脳アミロイド血管症を処置する方法、または
    (41)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を投与する工程を含む、脳卒中を処置する方法、または
    (42)本発明は、また、処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を投与する工程を含む、認知症を処置する方法を提供するか、または
    (43)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を投与する工程を含む、小膠細胞症を処置する方法、または
    (44)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を投与する工程を含む、脳の炎症を処置する方法、または
    (45)処置が必要な患者に、有効量の請求項1に記載の1つ以上の化合物を投与する工程を含む、嗅覚機能の低下を処置する方法。
  62. 別個の容器に入れられ、1個の包装に入れられた、組み合わせて使用するための医薬組成物を含み、1つの容器は、医薬的に許容されるキャリアに有効量の請求項1に記載の1つの化合物を加えたものを含み、別の容器には、有効量の別の医薬活性を有する成分を含み、請求項1に記載の化合物と、他の医薬活性を有する成分とを合わせた量が、(a)アルツハイマー病を処置するのに有効であるか、または(b)神経組織内部、神経組織表面または神経組織周囲にアミロイドタンパク質が沈着するのを阻害するのに有効であるか、または(c)神経変性疾患を処置するのに有効であるか、または(d)γ−セクレターゼ活性を調節するのに有効である、キット。
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