JP2011259571A - モータ駆動装置 - Google Patents
モータ駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011259571A JP2011259571A JP2010130650A JP2010130650A JP2011259571A JP 2011259571 A JP2011259571 A JP 2011259571A JP 2010130650 A JP2010130650 A JP 2010130650A JP 2010130650 A JP2010130650 A JP 2010130650A JP 2011259571 A JP2011259571 A JP 2011259571A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- phase
- voltage
- current
- driving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
【課題】永久磁石付きの部品等を使用することなく、少なくとも高トルク(大電流)域の駆動時にステータの巻線のインダクタンスの飽和を防止してスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)等のモータの駆動電流の脈動を低減することを目的とする。
【解決手段】SRモータ1の高トルク域の駆動中に、制御部4Aにより、駆動相のステータ磁極が対向の状態に近づくと、力行の電流を複数の電源の電圧差分の電流により形成し、ステータ磁極の巻線の駆動電圧(電源電圧)を電圧差分に小さくし、そのインダクタンスを大きくして電流挙動を抑制し、永久磁石付きの部品等を使用することなく駆動電流の脈動を防止する。
【選択図】図1
【解決手段】SRモータ1の高トルク域の駆動中に、制御部4Aにより、駆動相のステータ磁極が対向の状態に近づくと、力行の電流を複数の電源の電圧差分の電流により形成し、ステータ磁極の巻線の駆動電圧(電源電圧)を電圧差分に小さくし、そのインダクタンスを大きくして電流挙動を抑制し、永久磁石付きの部品等を使用することなく駆動電流の脈動を防止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、インバータの各相の上下アームのスイッチング素子のスイッチングにより、モータの駆動相の突極構造のステータ磁極の巻線への力行の給電をくり返し、駆動相のステータ磁極をロータ磁極に非対向の状態から対向の状態に変化させてモータを回転するモータ駆動装置に関し、詳しくは、電流の脈動(リップル)の低減に関する。
従来、電気自動車やハイブリッド車の駆動モータとして、ロータに永久磁石や巻線が不要で安価かつ構造が簡単なスイッチトリラクタンスモータ(以下、SRモータという)が注目されている。
図17はラジアルギャップ型のSRモータの一例の概略の構造を示し、図17のSRモータ100は、モータ軸101に取り付けられたロータ200と、その外側に同軸状に設けれたステータ300とを備える。そして、ロータ200は外周面側に複数の突極構造のロータ磁極201が等間隔に配設される。ステータ300は内周面側に突極構造の各相U、V、Wのステータ磁極301がロータ磁極201に対向する向きに等間隔に相順に配設され、さらに、各ステータ磁極301には各相の巻線302が集中巻される。なお、ロータ磁極201の個数(図17では4極)と、ステータ磁極301の個数(図17では6極)とは異なる。
そして、SRモータ100は、モータ駆動装置のインバータにより、磁極非対向の駆動相の巻線302が切り替えて順に通電され、この通電によるロータ200とステータ300の電磁作用でロータ200が回転して駆動相のステータ磁極301がロータ磁極201に対向状態になると駆動相が切り替わり、このくり返しでモータ軸101が回転してSRモータ100が駆動される。
図18は上記モータ駆動装置のインバータ400の構成を示し、U、V、Wの3相駆動の場合、インバータ400は、車載のバッテリ等の二次電池構成の電源Eの正負の電源端子p、n間に、U相の各巻線302を直列あるいは並列に接続したステータ巻線100uを挟んでU相の上下アームのスイッチング素子Sua、Subが直列に設けられ、同様に、V相の各巻線302を直列あるいは並列に接続したステータ巻線100vを挟んでV相の上下アームのスイッチング素子Sva、Svbが直列に設けられ、W相の各巻線302を直列あるいは並列に接続したステータ巻線100wを挟んでW相の上下アームのスイッチング素子Swa、Swbが直列に設けられる。各スイッチング素子Sua〜Swbは、IGBT、FET等で形成され、図18ではIGBTからなる。また、正の電源端子pと、各相のステータ巻線100u、100v、100wの下アーム側の端部との間に、カソードが電源端子pに接続された還流用のダイオードDua、Dva、Dwaが設けられ、負の電源端子nと各相のステータ巻線100u、100v、100wの上アーム側の端部との間に、アノードが電源端子nに接続された還流用のダイオードDub、Dvb、Dwbが設けられる。
そして、図示省略した制御部のPWMの駆動制御により、各相の上下アームのスイッチング素子Sua〜Swbの制御端子(図ではゲート)に駆動信号が与えられ、各相のステータ巻線100u〜100wがロータ200の回転にしたがって順に通電する。すなわち、図示省略した位置センサのロータ位置の検出および電流センサの駆動電流Iの検出に基づき、例えばU相のステータ磁極301が非対向状態になるU相駆動においては、U相のスイッチング素子Sua、Subが力行モード、還流モードに交互に制御されてスイッチングし、U相の巻線302が通電される。この通電によるロータ200とステータ300の電磁作用でロータ200が回転してU相のステータ磁極301が対向状態になると、U相のスイッチング素子Sua、Subがオフして回生モードに制御される。つぎに、ロータ200が回転して隣のV相のステータ磁極301が非対向の状態になると、V相が駆動相になり、V相のスイッチング素子Sva、Svbが力行モード、還流モードに交互に制御されてスイッチングし、V相の巻線302が通電される。この通電によるロータ200とステータ300の電磁作用でロータ200が回転してV相のステータ磁極301が対向状態になると、V相のスイッチング素子Sva、Svbがオフして回生モードに制御される。つぎに、ロータ200がさらに回転して隣のW相のステータ磁極301が非対向の状態になると、W相が駆動相になり、W相のスイッチング素子Sva、Svbが力行モード、還流モードに交互に制御されてスイッチングし、W相の巻線302が通電される。この通電によるロータ200とステータ300の電磁作用でロータ200が回転してW相のステータ磁極301が対向状態になると、W相のスイッチング素子Swa、Swbがオフして回生モードに制御され、ロータ200がさらに回転して再びU相のステータ磁極301が非対向の状態になる。このくり返しの制御でSRモータ100が回転する。
なお、例えばU相において、力行モードでは、スイッチング素子Sua、Subはともにオンし、電源Eの正極からスイッチング素子Sua、ステータ巻線100u、スイッチング素子Suaを介して電源Eの負極に電流が流れる。還流モードでは、スイッチング素子Sua、Subのいずれか一方、例えばスイッチング素子Subのみがオンし、ステータ巻線100uの起電力の電流がステータ巻線100u、スイッチング素子Sub、ダイオードDub、ステータ巻線100uのループを流れる。回生モードでは、スイッチング素子Sua、Subがともにオフし、ステータ巻線100uの蓄積エネルギの電流がステータ巻線100u、ダイオードDua、電源Eの正極、負極、ダイオードDub、ステータ巻線100uのループを流れて電源Eに回生される。V相、W相についても同様である。
そして、各相の力行給電時、SRモータ100は回転角θと駆動相の巻線302の電流(駆動電流)Iによって、巻線302のインダクタンスLが変化する。このインダクタンスLの変化によって電流の脈動(リップル)が生じ、とくにSRモータ100が電気自動車やハイブリッド車の駆動モータのような大きなトルクが要求されるモータであって、巻線302に大電流(数十ないし数百アンペア)が通流する場合には影響が大きい。
図19(a)、(b)はSRモータ100の磁極の非対向、対向の状態を示し、(a)の非対向の状態では、巻線302のインダクタンスLは電流Iに依存せずほぼ一定(L≒La)になるが、(b)の対向の状態に近づくにしたがってインダクタンスLが電流Iに大きく依存し、最大値Lamaxから最小値Laminまで50倍以上も変化する。なお、図19(a)、(b)の実線矢印は回転方向を示し、インダクタンスLが大きいと電流脈動dI/dtが小さく、インダクタンスLが小さいと電流脈動dI/dtが大きい。Lamax、Laminの”a”は対向(Aligned)を示す添字である。
図20(a)、(b)はSRモータ100の回転に伴うインダクタンスL、電流Iの変化を示し、図中の実線la、ma、saは大電流(高トルク)、中電流(中トルク)、小電流(低トルク)の場合の変化である。これらの変化からも明らかなように、低トルク(小電流)域では、前記の対向の状態に近づいてもインダクタンスLが比較的大きいので、dI/dt(=V/L、V:駆動電圧(巻線302の端子間の電源電圧))で示される電流Iの挙動変化(脈動)は小さいが、高トルク(大電流)域では、前記の対向の状態に近づくにしたがってインダクタンスLが著しく小さくなるので、前記dI/dtで示される電流Iの挙動変化が極めて大きくなり、その脈動(リップル)が大きくなる。なお、図20(b)のLuaの”ua”は非対向(Unaligned)を示す添字である。
そこで、SRモータ100の各相の巻線302に可変インダクタ(可変コイル)を直列接続し、高トルク(大電流)域では、駆動相のステータ磁極301が対向状態になり、巻線302のインダクタンスLが飽和して小さくなるときに、可変インダクタのインダクタンスLを大きくして電流挙動を抑制し、電流Iの脈動を低減することが提案されている(例えば、特許文献1(要約書、請求項1、段落[0012]、[0022]−[0024]、図5等)参照)。
前記特許文献1に記載のように、SRモータ100の各相の巻線302に可変インダクタ(可変コイル)を直列接続し、電流挙動を抑制して電流Iの脈動を防止する場合、可変インダクタとして永久磁石を含むコイルを要し、SRモータの特徴であるいわゆる「磁石レス」の利点が失われるとともに希少かつ高価な永久磁石を要しコストアップを招く。また、可変インダクタを常時通電することになるのでそれに伴う損失が生じ、SRモータ100の効率が低下する。
ところで、力行の給電により駆動中のSRモータ100の各相の巻線302には、給電される電源電圧とは逆の極性でSRモータ100の回転速度に比例した誘起電圧が発生する。そのため、SRモータ100が高速回転するときには、大きな誘起電圧による電流の脈動が生じ、しかも、誘起電圧が前記駆動電圧より高くなると電流が通流せず、トルク不足が生じる問題もある。
本発明は、永久磁石付きの部品等を使用することなく、少なくとも高トルク(大電流)域の駆動時にステータの巻線のインダクタンスの低下による駆動電流の脈動を低減することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のモータ駆動装置は、モータの各相それぞれの突極構造のステータ磁極に巻回された巻線を挟んでインバータの各相の上下アームのスイッチング素子が接続され、駆動相の上下アームのスイッチング素子のスイッチングにより、駆動相の前記巻線への力行の給電をくり返し、駆動相のステータ磁極を突極構造のロータ磁極に非対向の状態から対向の状態に変化させて前記モータを回転するモータ駆動装置であって、高トルク駆動中に駆動相の前記ステータ磁極が対向の状態に近づくことにより、力行の電流を複数の電源の電圧差分の電流により形成して電流変動を抑制する通電制御手段を備えたことを特徴としている(請求項1)。
また、本発明のモータ駆動装置は、高電圧側の電源の電圧をモータの回転数に比例して可変することを特徴としている(請求項2)。
請求項1に係る本発明のモータ駆動装置の場合、突極構造のステータ磁極に巻回された巻線のインダクタンスが減少する高トルク域の駆動中は、駆動相のステータ磁極が対向の状態に近づいてその巻線のインダクタンスが小さくなると、通電制御手段により、力行の電流が複数の電源の電圧差分の電流で形成され、このとき、ステータ磁極の巻線の駆動電圧(電源電圧)が前記複数の電源の電圧の電圧差分に小さくなるので、駆動電流の電流挙動が抑制されて脈動が減少する。
したがって、永久磁石付きの部品等を使用することなく、とくに高トルク(大電流)域でのステータ巻線のインダクタンスが著しく小さくなる状況下においても、駆動電流の脈動を低減することができる。
請求項2に係る本発明のモータ駆動装置の場合、駆動中のモータの各相の巻線に電源電圧とは逆の極性でモータの回転速度に比例した誘起電圧が発生し、とくにモータが高速回転するときには、誘起電圧による電流の大きな脈動が生じ、誘起電圧が電源電圧より高くなるとトルク不足の状態になる可能性があるので、通電制御手段により、モータの回転数が高くなると、高電圧側の電源の電圧をモータの回転数に比例して高くし、モータの駆動電圧(電源電圧)を高くして高速回転時の電流の脈動を防止することができ、さらに、誘起電圧が駆動電圧を越えないようにすれば高速回転時にトルク不足が生じないようにすることも可能になる。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、実施形態について、図1〜図16を参照して詳述する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
第1の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1は本実施形態のモータ駆動装置の回路構成を示し、この装置の駆動対象は、例えば電気自動車やハイブリッド車の駆動モータとしてのSRモータ1であり、SRモータ1は例えば図17のSRモータ100と同じ構成である。
本実施形態のモータ駆動装置は、SRモータ1を駆動するインバータ2Aおよびその制御部3Aを備える。
インバータ2Aにおいて、インバータ2Aが図18のインバータ400と異なる点は、各相の下アームのスイッチング素子Sub、Svb、Swbそれぞれに並列に、電源Eに対して順方向のダイオードDuc、Dvc、Dwcと逆バイアス方向の第2の電源Eu、Ev、Ewの直列回路を接続し、図18のダイオードDua〜Dwaを省いた点である。なお、図1の1u、1v、1wは図18のステータ巻線100u、100v、100wに対応するSRモータ1のU相、V相、W相のステータ巻線である。
そして、電源Eは電圧E1の高電圧側の電源、第2の電源Eu〜Ewは電圧E2の低電圧側の電源であり、電圧E1と電圧E2は例えばE1がE2×1.25〜E2×2の範囲の電圧になるように設定される。
また、電源Eは例えば車載のバッテリ等の二次電池(あるいは燃料電池)である。電源Eu〜Ewは例えば車載の燃料電池(あるいは二次電池)であり、実用的には、図2に示すように各相共通の1個の電源Exで形成される。
さらに、図1に破線で接続して示すように、必要に応じて、電源E、Eu〜Ewそれぞれに並列にエネルギ蓄積ならびにリップル電流吸収用のコンデンサC、Cu、Cv、Cwが接続され、第2の電源Eu〜Ewが共通の1個の電源Exで形成される場合には、図2に破線で接続して示すように、必要に応じて、電源Exに並列にエネルギ蓄積ならびにリップル電流吸収用のコンデンサCxが接続される。
制御部3Aは、マイクロコンピュータにより形成されて本発明の通電制御手段を形成し、図示省略した位置センサのロータ位置θから、ステータに対するロータ位置を認識するとともに、回転数ω(=dθ/dt)を算出している。そして、アクセル操作やブレーキ操作に基づく上位装置からのトルク指令値T*ならびに、図示省略したSRモータ1のステータ巻線の電流検出値Iならびに、前述のθ、ωをもとに、目標電流I*、通電開始角θon*、通電終了角θoff*、電流一定期間におけるPWM制御のデューティDuty*の各指令値をマップならびに演算式から算出し、インバータ2Aの各相の上下アームのスイッチング素子Sua〜Swbをスイッチング制御し、各相の力行モード、還流モード、回生モードの制御を行う。
具体的には、ロータ磁極がW相のステータ磁極とU相のステータ磁極との中間の位置にあり、ロータ磁極がU相のステータ磁極に非対向の状態(例えば30度ずれた状態)から近づいて対向するときにはU相の駆動制御(力行モード、還流モードの交互制御)を行い、ロータ磁極がU相のステータ磁極に対向すると回生モードの制御を行う。その間にSRモータ1が回転して、ロータ磁極がV相のステータ磁極に非対向の状態になり、ロータ磁極がV相のステータ磁極に非対向の状態から近づいて対向するときにはV相の駆動制御(力行モード、還流モードの交互制御)を行い、ロータ磁極がV相のステータ磁極に対向すると回生モードの制御を行う。その間にSRモータ1が回転して、ロータ磁極がW相のステータ磁極に非対向の状態になり、ロータ磁極がW相のステータ磁極に非対向の状態から近づいて対向するときにはW相の駆動制御(力行モード、還流モードの交互制御)を行い、ロータ磁極がW相のステータ磁極に対向すると回生モードの制御を行う。以降、同様にしてU相、V相、W相の制御を順にくり返す。
ところで、力行モードとして、本実施例の場合、つぎに説明する力行1のモードと力行2のモードが用意される。力行1のモードは、低トルク域の駆動中や高トルク域の非対向の状態中、すなわち、駆動相のステータ磁極の巻線のインダクタンスLが所定値以上で駆動電流Iの脈動があまり大きくならないときの力行モードであり、力行2のモードは、高トルク域の駆動で対向の状態に近づき、駆動相のステータ磁極の巻線のインダクタンスLが所定値より小さくなって駆動電流Iの脈動が所定値より大きくなるときの力行モードである。
そして、制御部3Aは、通電制御手段の制御により、力行1のモードにおいては、駆動相の上下アームのスイッチング素子Sua(Sva、Swa)、Sub(Svb、Swb)をともにオンする。力行2のモードにおいては、駆動相の上側のアームのスイッチング素子Sua(Sva、Swa)のみをオンして、駆動相の下側のアームのスイッチング素子Sub(Svb、Swb)はオフする。還流モードにおいては、駆動相の上側のアームのスイッチング素子Sua(Sva、Swa)をオフして、駆動相の下側のアームのスイッチング素子Sub(Svb、Swb)のみをオンする。回生モードにおいては、駆動相の上下のアームのスイッチング素子Sua(Sva、Swa)、Sub(Svb、Swb)をともにオフする。
図3(a)、(b)、(c)、(d)は、駆動相がU相の場合の力行1のモード、力行2のモード、還流モード、回生モードの電流を矢印線で示す。なお、駆動相がV相、W相の場合も同様である。
図3(a)の力行1のモードでは、電源Eの正極からスイッチング素子Sua、ステータ巻線1u、スイッチング素子Suaを介して電源Eの負極に電流が流れ、SRモータ1が電源Eで駆動されて駆動電流Iの脈動は電源Eの電圧E1に応じた大きさの電流になる。
図3(b)の力行2のモードでは、SRモータ1が低速の高トルク域で駆動され、SRモータ1のステータ磁極の巻線のインダクタンスLが低く、電源Eで駆動すると駆動電流Iの脈動が大きくなるので、電源Eの正極からスイッチング素子Sua、ステータ巻線1u、ダイオードDuc、第2の電源Euの正極、負極を介して電源Eの負極に電流が流れ、SRモータ1が電源E、Euの電圧差(E1−E2)で駆動され、駆動電流Iの脈動は電圧差(E1−E2)に応じた大きさの電流に抑制されて電圧E1に応じた脈動より小さく抑えられる。
図3(c)の還流モードでは、ステータ巻線1uの起電力の電流がステータ巻線1u、ダイオードDu、スイッチング素子Sub、ダイオードDubを介してステータ巻線1uに戻る還流路を流れる。
図3(d)の回生モードでは、ステータ巻線1uの蓄積エネルギの電流がステータ巻線1u、ダイオードDu、第2の電源Euの正極、負極、ダイオードDub、ステータ巻線1uのループを流れ、ステータ巻線1uの前記蓄積エネルギが電源Euに回生される。
そして、制御部3Aの通電制御手段の制御により、インバータ2Aの各スイッチング素子Sua〜Swbのスイッチングを上記のように制御することにより、とくにSRモータ1の低速の高トルク域の駆動中において、駆動相のステータ磁極が対向の状態に近づき、その巻線のインダクタンスLが著しく小さくなるときに、力行モードが力行1のモードから力行2のモードに切り替わり、ステータ巻線1u〜1wで代表される駆動相のステータ磁極の巻線の電流が、電源Eの電流から、電源E、Eu(Ev、Ew)の電圧差分(E1−E2)による電流に切り替わり、前記巻線の駆動電圧(電源電圧)Vが低下してdi/dtが抑制され、その結果、電流挙動が抑制されて電流の脈動を減少することができる。
図4(a)、(b)は上記制御に基づく高トルク域の駆動中のSRモータ1の例えばU相の前記巻線の駆動電圧(電源電圧)V、動作モードの変化例を示し、同図(b)の#1の斜線部が力行1のモード、#2の斜線部が力行2のモード、#3の空白部が還流モード、#4の斜線部が回生部である。なお、力行2から還流、その逆のパターン切り替えに際しては、スイッチング素子Suaのオフとスイッチング素子Subのオン(あるいは、スイッチング素子Suaのオンとスイッチング素子Subのオフ)を同時に実施してもよいし、瞬時的に、スイッチング素子Suaオン、スイッチング素子Subオンを介して切り替えてもよい。
図5は本実施形態の場合のSRモータ1の回転に伴うインダクタンスLの変化を示し、図中の実線lb、mb、sbは大電流(高トルク)、中電流(中トルク)、小電流(低トルク)の場合の変化である。
なお、電圧差分(E1−E2)による駆動期間は、インダクタンスLが非対向時のインダクタンスLaよりも低くなる期間内で適当に設定すればよい。
また、高トルク域の対向状態付近の電流挙動di/dtが非対向状態での電流挙動di/dtとほぼ同様になる最適な駆動状態に設定する場合、非対向状態でのインダクタンスLua、最小値aLminを既知として、di/dtについてのつぎの数1の(1)式を満足するように、電圧E1、E2を設定する。
そして、SRモータ1が電気自動車等の駆動モータの場合、一般的に、Lua/Lamin=2〜5になるので、電圧E1、E2は、E1/E2=1.25〜2を満足するように設定すればよい。
以上説明したように、本実施形態の場合、永久磁石付きの部品等を使用することなく、とくに高トルク(大電流)域でのSRモータ1のステータの巻線のインダクタンスLの飽和時における駆動電流Iの脈動を低減することができ、高トルク域の電流制御特性を向上できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について、図6〜図8を参照して説明する。
第2の実施形態について、図6〜図8を参照して説明する。
図6は本実施形態のモータ駆動装置の1相分(U相)の基本回路構成を示す。
図6において、図1と同一の符号は同一もしくは相当するものを示し、2Bは図1のインバータ2Aに代わるインバータであり、このインバータ2Bは、第2の電源Euを入力とする昇圧コンバータ4Aを備え、この昇圧コンバータ4Aを常時駆動して第2の電源Euの電圧E2を電源Eの電圧E1に昇圧し、その昇圧出力で電源Eを充電する。
図7は昇圧コンバータ4Aの構成例を示し、昇圧コンバータ4Aはどのような構成であってもよいが、簡単には、昇圧コイル41の一端をスイッチング素子42のコレクタおよび整流用のダイオード43のアノードに接続して形成することができる。
そして、基本的には、相毎に昇圧コンバータ4Aを備えてもよいが、昇圧コンバータ4Aは全相に共通としてもよい。
図8は3相駆動の場合のインバータ2Bの回路構成を示し、この場合、図1の各相の第2の電源Eu〜Ewに代えて、図2の共通の電源Exを備え、昇圧コンバータ4Aにより電源Exの電圧E2を電源Eの電圧E1に昇圧し、その昇圧出力で電源Eを充電する。なお、その他の動作は第1の実施形態のインバータ2Aと同様である。
したがって、本実施形態の場合、第1の実施形態と同様の効果を奏するのは勿論、さらに、回生モードで充電される図6の第2の電源Eu、図8の電源Exの蓄積エネルギで高電圧側の電源Eの充電が行なえる。そのため、高電圧側の電源Eは例えば大容量キャパシタや平滑コンデンサで形成し、低電圧側の電源Eu、Exは例えば二次電池又は二次電池と燃料電池の組み合わせで形成することができる利点がある。
(第3の実施形態)
第2の実施形態の変形例である第3の実施形態について、図9を参照して説明する。
第2の実施形態の変形例である第3の実施形態について、図9を参照して説明する。
図9は図8と同様の3相駆動の場合のインバータ2Cの回路構成を示し、図9において、図8と同一の符号は同一のものを示す。
そして、本実施形態のインバータ2Cが、図8のインバータ2Bと異なる点は、図8の各相の下側アームのスイッチ素子Sub、Svb、Swbを共通の1個のスイッチング素子Sbで形成するとともに、相毎のダイオードDuc、Dvc、Dwcを共通の1個のダイオードDxで形成し、部品数の一層の削減を図った点である。
このように構成した場合においても、複数ステータ巻線に同時に通電するニ相励磁は実施できないため、モータ出力は若干低下するが、モータ駆動の上では特に問題はない。
したがって、本実施形態の場合、一層の小型化、コストダウンを図って第1、2の実施形態の場合と同様の効果を奏する。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について、図10〜図14を参照して説明する。
第4の実施形態について、図10〜図14を参照して説明する。
図10は本実施形態のモータ駆動装置の回路構成を示し、同図において、図8と同一の符号は同一もしくは相当するものを示し、本実施形態においては、図8のインバータ2Cに代えてインバータ2Dを備える。インバータ2Dは図8の昇圧コンバータ4Aに代えて昇圧出力の電圧が可変制御される昇圧コンバータ4Bを有し、電源Eは例えば大容量キャパシタや電解コンデンサで形成され、その電圧E1が昇圧コンバータ4Bの昇圧出力の電圧に制御される。
さらに、本実施形態においては、図8の構成の場合にも備える図1の制御部3Aに代えて、制御部3Bを備える。マイクロコンピュータ構成の制御部3Bは、制御部3Aの構成のインバータ制御部31とコンバータ制御部32を有し、本発明の通電制御手段を形成する。
そして、インバータ制御部31は制御部3Aと同様にして各相の上下アームのスイッチング素子Sua(Sva、Swa)、Sub(Svb、Swb)のスイッチングを制御する。一方、コンバータ制御部32は、昇圧コンバータ4Bの駆動を制御し、その出力の昇圧出力で電源Eを充電する。その際、力行駆動中のSRモータ1の各相の巻線に駆動電圧(電源電圧)Vとは逆の極性でSRモータ1の回転速度ωに比例した誘起電圧eが発生し、とくにモータが高速回転するときに、誘起電圧eによってSRモータ1の電流が制限されて大きな脈動が生じ、誘起電圧eが駆動電圧Vとしての電源Eの電圧E1または電圧差分(E1−E2)を超えると、電流が流せなくなってトルク不足の状態に陥る可能性があるため、例えば、前記モータ位置の検出に基づいてSRモータ1の回転数ωを検出監視し、この回転数ωに比例して昇圧コンバータ4Bの昇圧出力の電圧を高くし、その昇圧出力で充電される高電圧側の電源Eの電圧E1をSRモータ1の回転数ωに比例して可変する。
SRモータ1の回転数ωに比例して電源Eの電圧E1が変化することにより、電源Exの電圧E2(定電圧)に基づき、電圧差分(E1−E2)も回転数ωに比例して変化する。
図11は電圧E1、電圧差分(E1−E2)の回転数ωに比例した変化例を示す。
そして、SRモータ1の回転数ωが高くなると、コンバータ制御部32により、高電圧側の電源Eの電圧E1が回転数ωに比例して高くなり、SRモータ1の駆動電圧(電源電圧)Vである電圧E1(または電圧差分(E1−E2))が高くなって誘起電圧eによる電流の脈動が抑制される。このとき、駆動電圧(駆動電圧)Vとしての電圧E1(または電圧差分(E1−E2)が誘起電圧eより必ず高くなるように、昇圧コンバータ4Bの回転数ωに対する昇圧出力の電圧変化勾配を設定することにより、SRモータ1の高速回転時にトルク不足が生じないようにすることができる。
図12(a)、(b)は駆動電圧(電源電圧)Vとしての電圧E1(または電圧差分(E1−E2)が誘起電圧eより必ず高くなるように設定した場合の低速回転、高トルクのときのSRモータ1の前記駆動電圧、駆動電流Iの回転角θに対する変化例を示し、(a)の白抜きの部分の輪郭線が誘起電圧eを示し、(b)の#1〜#4は図4(b)の場合と同様、力行1、力行2、還流、回生の各モードの期間である。
図13(a)、(b)は駆動電圧(電源電圧)Vとしての電圧E1(または電圧差分(E1−E2)が誘起電圧eより必ず高くなるように設定した場合の高速回転、高トルクのときのSRモータ1の前記駆動電圧、駆動電流Iの回転角θに対する変化例を示し、(a)の白抜きの部分の輪郭線が誘起電圧eを示し、(b)の#1、#2、#4は力行1、力行2、回生の各モードの期間である。なお、高速回転の場合には回転角に対して電流の増加量が低下し、目標とする電流値に到達するまでに時間を要するため、還流モード期間を特に設ける必要はない。
図14はSRモータ1の回転数の高低と、トルクの高低との組み合わせの各駆動状態におけるインダクタンスL、駆動電圧V、駆動電流Iの回転角θに対する概略の変化例を示し、駆動電圧の波形中の空白部の輪郭線が誘起電圧eを示す。
したがって、本実施形態の場合、SRモータ1の回転数ωが高くなると、高電圧側の電源Eの電圧E1をSRモータ1の回転数ωに比例して高くし、高速回転時のSRモータ1の通電期間において、駆動電圧Vを高くしてステータ磁極の巻線の端子間の有効な印加電(駆動電圧V−誘起電圧e)>0とし、駆動電流Iの脈動(低下変動)を抑制することができる。さらに、対向状態付近の巻線のインダクタンスLが低下する領域において、駆動電圧Vを電圧E1から電圧(E1−E2)に切り換えることにより、電流挙動を抑制して脈動を防止できる。
そして、昇圧コンバータ4Bの昇圧出力で駆動電圧Vとしての電圧E1、電圧差分(E1−E2)をともに可変することにより、SRモータの回転速度、トルクによらず、最適な駆動電圧Vで安定た制御を行うことができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態について、図15、図16を参照して説明する。
第5の実施形態について、図15、図16を参照して説明する。
図15は本実施形態のモータ駆動装置の1相分(U相)の基本回路構成を示し、同図において、図6と同一符号は同一又は相当するものを示し、異なる点は、昇圧コンバータ4Aの代わりに第4の実施形態の昇圧コンバータ4Bを備え、ダイオードDucに代えてスイッチング素子Sucを設け、さらに、図18のインバータ400のダイオードDuaを設けた点である。
そして、第4の実施形態の制御部3Bと同様の制御部により、インバータ2Eの制御および昇圧コンバータ4Bの制御を行うとともに、電源Eの電圧E1の監視およびスイッチング素子Sucのオン、オフ制御を行い、回生モードの際に、破線矢印線に示すステータ巻線1uの蓄積エネルギの電源Eへの回生(スイッチング素子Sucのオフ)、実線矢印線に示すステータ巻線1uの蓄積エネルギの電源Euへの回生(スイッチング素子Sucのオン)を選択的に行う。
すなわち、対向付近で巻線インダクタンス低下による大きな電流脈動が生じない状態(中・低トルク域)の場合は、回生モードの際にスイッチング素子Sucをオフして、ステータ巻線1uの蓄積エネルギ(回生エネルギ)を前記破線矢印線のループで電源Eに回生する。一方、対向付近で巻線インダクタンス低下による大きな電流脈動が生じる場合(高トルク域)は、対向付近で差分電圧(E1−E2)で駆動することし、スイッチング素子Sucをオンして回生時にステータ巻線1uの蓄積エネルギ(回生エネルギ)を実線矢印線のループで電源E2に回生する。
図16は3相駆動の場合のインバータ2Eの回路構成を示し、この場合、インバータ2Eは各相の第2の電源Eu〜Ewに代えて、共通の電源Exを備え、各相のダイオードDuc、Dvc、Dwcに代えてスイッチング素子Suc、Svc、Swcを設けて形成される。そして、図15で説明した制御と同様の制御により、低・中トルク域での駆動時は、全てのスイッチング素子Suc〜Swcをオフして駆動し、ステータ巻線1uの蓄積エネルギ(回生エネルギ)をダイオードDua〜Dwaを介して電源Eに回生し、高トルク域での駆動時には、スイッチング素子Suc〜Swcを全てオンして、対向時に差分電圧(E1−E2)で力行駆動できるようにしている。
したがって、本実施形態の場合、差分電圧での駆動が必要ない低・中トルク域では、回生モード時にステータ巻線1uの蓄積エネルギ(回生エネルギ)を昇圧コンバータ4Bを介さず、ダイオードDua〜Dwaを介して直接に電源E2に回生することができ、昇圧コンバータ4Bを小容量、小型に形成することができ、しかも、ステータ巻線1uの蓄積エネルギ(回生エネルギ)を電源Eに少ない損失で効果的に回生することができる利点がある。なお、昇圧コンバータ4Bに代えて昇圧コンバータ4Aを備えた場合にも同様の利点がある。
そして、本実施形態の場合、第4の実施形態の場合と同様、SRモータ1を低速・高トルクで駆動する際に、対向状態付近の巻線のインダクタンスLが低下する領域においてはSRモータ1の駆動電圧Vを電圧E1から電圧(E1−E2)に切り換えて低く設定し、di/dtを抑制して電流挙動を抑制して脈動を防止できる。また、SRモータ1を高速・高トルクで駆動する際に、誘起電圧eに比例して、電圧E1、電圧差分(E1−E2)をともに上昇することで、駆動電圧Vを高くして常にステータ磁極の巻線の端子間の有効な印加電圧(駆動電圧V−誘起電圧e)>0にして駆動電圧Vを低く設定し、di/dtを抑制して駆動電流Iの脈動(低下変動)を抑制することができる。そのため、低回転から高回転までの高トルク域において安定した制御が行なえるのは勿論である。
そして、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、例えば、SRモータ1のロータ、ステータの磁極数や昇圧コンバータ4A、4Bの構成、電源の数等はどのようであってもよい。
また、(E1−E2)<E2とすることも可能であるため、システムの都合により、低圧側バッテリE2を高く設定せざるを得なかった場合においても、対向付近における駆動電圧(E1−E2)を低く設定(原理的には零以上)することができ、電流脈動を低減したきめ細かい制御が可能となる。
また、SRモータ1が4相以上の多相の場合にも、インバータ2A〜2Eのアーム数、スイッチング素子数等が3相の場合より多くなるだけであり、本発明を同様に適用できる。
さらに、本発明は、例えばラジアルギャップ型のSRモータの駆動装置にも同様に適用することができ、さらには、SRモータ以外のモータの駆動装置にも適用できる。
そして、本発明は、電気自動車、ハイブリッド車の駆動モータだけでなく、種々の用途のモータの駆動装置に適用することができる。
1 SRモータ
2A〜2E インバータ
3A、3B 制御部
Sua〜Sub スイッチング素子
1u、1v、1w ステータ巻線
2A〜2E インバータ
3A、3B 制御部
Sua〜Sub スイッチング素子
1u、1v、1w ステータ巻線
Claims (2)
- モータの各相それぞれのステータ磁極に巻回されたステータ巻線を挟んでインバータの各相の上下アームのスイッチング素子が接続され、駆動相の上下アームのスイッチング素子のスイッチングにより、駆動相の前記ステータ巻線への力行の給電をくり返し、駆動相の前記ステータ磁極をロータ磁極に非対向の状態から対向の状態に変化させて前記モータを回転するモータ駆動装置であって、
高トルク駆動中に駆動相の前記ステータ磁極が対向の状態に近づくことにより、力行の電流を複数の電源の電圧差分の電流により形成して電流変動を抑制する通電制御手段を備えたことを特徴とするモータ駆動装置。 - 請求項1に記載のモータ駆動装置において、
前記通電制御手段により、高電圧側の電源の電圧を前記モータの回転数に比例して可変することを特徴とするモータ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010130650A JP2011259571A (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | モータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010130650A JP2011259571A (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | モータ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011259571A true JP2011259571A (ja) | 2011-12-22 |
Family
ID=45475125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010130650A Withdrawn JP2011259571A (ja) | 2010-06-08 | 2010-06-08 | モータ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011259571A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5503794B1 (ja) * | 2012-11-27 | 2014-05-28 | 株式会社神戸製鋼所 | モータ駆動装置およびモータ駆動システム |
JP2014147270A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Fukuoka Institute Of Technology | Srモータの駆動回路およびその制御方法 |
WO2016063701A1 (ja) * | 2014-10-21 | 2016-04-28 | 株式会社リージック | モータ及びモータ制御方法 |
JP2017093027A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | スイッチトリラクタンスモータの制御装置 |
US20170338721A1 (en) * | 2016-05-23 | 2017-11-23 | Reginald Garcia | Enhanced efficiency motor and drive circuit |
-
2010
- 2010-06-08 JP JP2010130650A patent/JP2011259571A/ja not_active Withdrawn
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5503794B1 (ja) * | 2012-11-27 | 2014-05-28 | 株式会社神戸製鋼所 | モータ駆動装置およびモータ駆動システム |
WO2014083795A1 (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-05 | 株式会社神戸製鋼所 | モータ駆動装置およびモータ駆動システム |
CN104838582A (zh) * | 2012-11-27 | 2015-08-12 | 株式会社神户制钢所 | 电动机驱动装置以及电动机驱动*** |
US9602037B2 (en) | 2012-11-27 | 2017-03-21 | Kobe Steel, Ltd. | Motor drive device and motor drive system |
CN104838582B (zh) * | 2012-11-27 | 2017-09-05 | 株式会社神户制钢所 | 电动机驱动装置以及电动机驱动*** |
JP2014147270A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Fukuoka Institute Of Technology | Srモータの駆動回路およびその制御方法 |
WO2016063701A1 (ja) * | 2014-10-21 | 2016-04-28 | 株式会社リージック | モータ及びモータ制御方法 |
US10505486B2 (en) | 2014-10-21 | 2019-12-10 | Leagic Corporation | Motor and motor control method |
JP2017093027A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | スイッチトリラクタンスモータの制御装置 |
CN109121452A (zh) * | 2016-05-23 | 2019-01-01 | 雷金纳德·加西亚 | 提高效率的电机和驱动电路 |
WO2017205342A1 (en) * | 2016-05-23 | 2017-11-30 | Garcia Reginald | Enhanced efficiency motor and drive circuit |
GB2565256A (en) * | 2016-05-23 | 2019-02-06 | Garcia Reginald | Enhanced efficiency motor and drive circuit |
KR20190025546A (ko) * | 2016-05-23 | 2019-03-11 | 레지날드 가르시아 | 개선된 효율 모터 및 구동회로 |
JP2019517241A (ja) * | 2016-05-23 | 2019-06-20 | ガルシア,レジナルド | 効率を向上させたモータ及び駆動回路 |
US20170338721A1 (en) * | 2016-05-23 | 2017-11-23 | Reginald Garcia | Enhanced efficiency motor and drive circuit |
US10693348B2 (en) | 2016-05-23 | 2020-06-23 | Reginald Garcia | Enhanced efficiency motor and drive circuit |
CN109121452B (zh) * | 2016-05-23 | 2021-01-01 | 雷金纳德·加西亚 | 提高效率的电机和驱动电路 |
AU2017269275B2 (en) * | 2016-05-23 | 2021-09-16 | Reginald GARCIA | Enhanced efficiency motor and drive circuit |
EA039535B1 (ru) * | 2016-05-23 | 2022-02-08 | Реджинальд Гарсия | Двигатель и схема управления приводом с улучшенной эффективностью |
JP7029411B2 (ja) | 2016-05-23 | 2022-03-03 | ガルシア,レジナルド | 効率を向上させたモータ及び駆動回路 |
KR102473264B1 (ko) * | 2016-05-23 | 2022-12-01 | 레지날드 가르시아 | 개선된 효율 모터 및 구동회로 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5558176B2 (ja) | 電動機駆動装置およびそれを搭載する車両 | |
US8400084B2 (en) | Regenerative switched reluctance motor driving system | |
US9054567B2 (en) | High power density SRMs | |
JP4793793B2 (ja) | 電動機駆動装置 | |
CN101682278A (zh) | 电机驱动器 | |
CN110383639B (zh) | 旋转电机*** | |
US7675192B2 (en) | Active DC bus filter for fuel cell applications | |
CN110663170B (zh) | 多组多相旋转电机的驱动装置 | |
JP2010193700A (ja) | スイッチドリラクタンスモータ装置 | |
WO2018117084A1 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2011259571A (ja) | モータ駆動装置 | |
JP5170763B2 (ja) | 電動機駆動装置 | |
JP2017158233A (ja) | 電力変換装置 | |
US7545122B2 (en) | Control method of generator | |
US20200162005A1 (en) | Partial-load phase deactivation of polyphase electric machine | |
JP2006149031A (ja) | 車両駆動システムおよびそれを備える車両 | |
WO2016067634A1 (ja) | 定電流制御によるモータ駆動システム | |
US10960769B2 (en) | Onboard charging apparatus | |
CN110182150B (zh) | 车辆用电源装置 | |
JP6086429B2 (ja) | Srモータの駆動回路およびその制御方法 | |
JP7477115B2 (ja) | パルス化電気機械制御のためのブースト変換器 | |
Wu et al. | Modular tri-port converter for switched reluctance motor based hybrid electrical vehicles | |
Matsumoto | Charge characteristics by exciting-axis voltage vibration method in boost driver with EDLCs | |
JP3651352B2 (ja) | Srモータの制御方法及びsrモータ | |
JP5555954B2 (ja) | 駆動回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130903 |