JP2011250317A - 3次元ディスプレイ装置、表示方法、プログラム、及び、記録媒体 - Google Patents

3次元ディスプレイ装置、表示方法、プログラム、及び、記録媒体 Download PDF

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Tadamichi Atsumi
忠道 渥美
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Abstract

【課題】ユーザにとってより使い易い3次元ディスプレイ装置を実現する。
【解決手段】テレビ1は、画像を受信するIrSS赤外線受光部120と、IrSS赤外線受光部120が受信した画像が2次元画像であるか3次元画像であるかを判定するCPU118と、CPU118によってIrSS赤外線受光部120が受信した画像が3次元画像であると判定された場合には3次元表示し、2次元画像であると判定された場合には2次元表示するLCDコントローラ109とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を3次元表示する3次元ディスプレイに関する。また、そのような3次元ディスプレイにおいて画像を表示する表示方法に関する。更に、そのような3次元ディスプレイとしてコンピュータを動作させるプログラム、及び、そのようなプログラムが記録されている記録媒体に関する。
3次元ディスプレイが市場に浸透し始め、3次元画像の立体視が身近なものになりつつある。3次元ディスプレイとしては、3次元動画像を表示可能な3Dテレビジョン受像機の他に、3次元静止画像を表示可能な3Dデジタルフォトフレームが挙げられる。
このような3次元ディスプレイは、3次元静止画像を撮像可能な3Dデジタルカメラと併用されることが多い。3Dデジタルカメラでは、1回の撮像により2次元画像ファイルと3次元画像ファイルとが同時に生成される。3次元画像ファイルのフォーマットとしては、左目用画像と右目用画像とを格納可能なマルチピクチャフォーマット(Multi−Picture Format)形式(拡張子は.mpo)が一般的である(非特許文献1参照)。
また、高画質なハイビジョン信号の3次元映像が撮影できる、モバイル機器向け3Dデジタルカメラモジュールが開発されている。このような3Dデジタルカメラモジュールを搭載した3Dデジタルカメラや3D携帯電話端末等で撮影した高精細の3次元映像を3Dハイビジョンテレビジョン受像機で立体的に楽しむことも可能になっている。
非特許文献2には、赤外線通信ポートを備え、3Dデジタルカメラから送信された静止画像を受信して表示するデジタルフォトフレームが記載されている。このデジタルフォトフレームは、3次元画像を2次元表示する機能、及び、2次元画像を(擬似)3次元表示する機能を有しており、3次元表示を行っているときに2次元画像を受信すると、受信画像を(擬似)3次元表示し、2次元表示を行っているときに3次元画像を受信すると、受信画像を2次元表示する構成が採用されている。なお、非特許文献2に記載のデジタルフォトフレームにおける(擬似)3次元表示は、単一の2次元画像をユーザの両眼に提示することによって実現されている。
カメラ映像機器工業会規格 CIPA DC−007−2009 マルチピクチャフォーマット 2009年2月4日制定 "FinePix REAL 3D V1"[online]、富士フィルム、(2010年5月21日検索)、インターネット<http://fujifile.jp/personal/3d/viewer/finepixreal3dv1/index.html>
3Dデジタルカメラで撮像した静止画像をデジタルフォトフレームに3次元表示したい場合、ユーザは、3次元画像の送信を3Dデジタルカメラに指示する。また、3Dデジタルカメラで撮像した静止画像をデジタルフォトフレームに2次元表示したい場合、ユーザは、2次元画像の送信を3Dデジタルカメラに指示する。
しかしながら、非特許文献2に記載のデジタルフォトフレームにおいては、上述したとおり、3Dデジタルカメラから2次元画像を送信したにも関わらず(擬似)3次元表示が行われたり、3Dデジタルカメラから3次元画像を送信したにも関わらず2次元表示が行われたりする。すなわち、非特許文献2に記載のデジタルフォトフレームの動作は、ユーザが求める動作と異なる動作であり、ユーザに違和感を与えるという問題があった。また、3Dデジタルカメラから指示どおりの画像が送信されたのか否かを、ユーザが確認し難いという問題があった。つまり、非特許文献2に記載のデジタルフォトフレームは、ユーザにとって使い易いものではなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、ユーザにとってより使い易い3次元ディスプレイ装置を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る3次元ディスプレイ装置は、画像を受信する画像受信手段と、上記画像受信手段が受信した画像が2次元画像であるか3次元画像であるかを判定する判定手段と、上記画像受信手段が受信した画像を表示部に表示させる表示制御手段であって、上記判定手段によって当該画像が3次元画像であると判定された場合には当該画像を3次元表示し、上記判定手段によって当該画像が2次元画像であると判定された場合には当該画像を2次元表示する表示制御手段と、を備えていることを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る表示方法は、3次元ディスプレイ装置に画像を表示する表示方法であって、画像を受信する画像受信ステップと、上記画像受信ステップにて受信した画像が2次元画像であるか3次元画像であるかを判定する判定ステップと、上記画像受信ステップにて受信した画像を表示部に表示させる表示制御ステップであって、上記判定ステップによって当該画像が3次元画像であると判定された場合には当該画像を3次元表示し、上記判定ステップによって当該画像が2次元画像であると判定された場合には当該画像を2次元表示する表示制御ステップと、を含んでいることを特徴としている。
上記構成によれば、3次元ディスプレイ装置は、2次元表示しているか3次元表示しているかにかかわらず、画像受信手段が受信した画像が2次元画像であれば、それを2次元表示し、画像受信手段が受信した画像が3次元画像であれば、それを3次元表示する。すなわち、この3次元ディスプレイ装置は、受信した画像を表示する際の表示形式(2次元表示を行うか3次元表示を行うか)を、現在の表示形式に応じて決めるのではなく、受信した画像のデータ形式(2次元画像であるか3次元画像であるか)に応じて決定する。
これにより、3次元ディスプレイ装置に対して2次元画像を送信したにも関わらず3次元表示が行われたり、3次元ディスプレイ装置に対して3次元画像を送信したにも関わらず2次元表示が行われたりすることのない、ユーザにとってより使い易い3ディスプレイ装置を実現することができる。
なお、3次元画像とは、ユーザの右目に提示するための右目用画像と、ユーザの左目に提示するための左目用画像を含む画像(画像データ)のことを指す。また、3次元画像を3次元表示するとは、その3次元画像に含まれる右目用画像をユーザの右目に選択的に提示し、その3次元画像に含まれる左目用画像をユーザの左目に選択的に提示する表示態様のことを指す。2次元画像を2次元表示するとは、その2次元画像をユーザの右目と左目とに同時に提示する通常の表示態様のことを指す。
上記画像受信手段が受信した2次元画像から擬似3次元画像を生成する生成手段と、上記画像受信手段が受信した3次元画像から2次元画像を抽出する抽出手段とを更に備え、上記表示制御手段は、上記画像受信手段が受信した2次元画像を2次元表示している際に、3次元表示への切り替え指示をユーザから受け付けると、上記生成手段が生成した擬似3次元画像を3次元表示し、上記画像受信手段が受信した3次元画像を3次元表示している際に、2次元表示への切り替え指示をユーザから受け付けると、上記抽出手段が抽出した2次元画像を2次元表示する、ことが好ましい。
上記構成によれば、ユーザは、2次元画像を3次元ディスプレイ装置に受信させ2次元表示させた後、その2次元画像から生成された擬似3次元画像を3次元ディスプレイ装置に3次元表示させることができる。また、ユーザは、3次元画像を3次元ディスプレイ装置に受信させ3次元表示させた後、その3次元画像から抽出された2次元画像を3次元ディスプレイ装置に2次元表示させることができる。つまり、ユーザは、3次元ディスプレイにおいて2次元表示を行うか3次元表示を行うかを自在に切り替えることができる。
例えば、2次元画像を3次元ディスプレイに送信すべきところを、誤って3次元画像を3次元ディスプレイに送信してしまった場合、3次元画像が3次元ディスプレイ装置に3次元表示されるため、ユーザはすぐに間違いに気づくことができる。このとき、3次元ディスプレイ装置に2次元表示への切り替え指示をすることによって、2次元画像を送信し直すことなく、3次元ディスプレイ装置に2次元画像を表示させることができる。
なお、擬似3次元画像とは、単一の2次元画像から生成した右目用画像と左目用画像とを含む3次元画像のことを指す。右目用画像と左目用画像とに、元になる2次元画像を画像解析することによって得られた奥行情報に応じた差(視差)を与えることで、擬似3次元画像を3次元表示した場合でも、3次元画像を3次元表示する場合と同様、立体視を実現することが可能になる。
本発明に係る3次元ディスプレイ装置では、上記表示制御手段は、上記3次元画像に含まれる右目用画像と左目用画像とを3次元表示する前に、上記右目用画像と左目用画像とのうち先にデコードが完了した方の画像を2次元表示する、ことが好ましい。
上記構成によれば、上記右目用画像のデコードと、上記左目用画像のデコードとが完了するまで、右目用画像と左目用画像との3次元表示を開始しない場合と比べ、表示部に何も表示されない期間を短くすることができる。
本発明に係る3次元ディスプレイ装置は、3次元表示中の第1の3次元画像を格納するための第1の記憶部と、上記画像受信手段が受信した第2の3次元画像を格納するための第2の記憶部とを更に備えており、上記表示制御手段は、上記第2の記憶部に格納された第2の3次元画像の3次元表示を開始するまで、上記第1の記憶部に格納された上記第1の3次元画像を3次元表示し続ける、ことが好ましい。
上記構成によれば、3次元ディスプレイ装置は、第2の記憶部に格納された第2の3次元画像の3次元表示を開始するまで(例えば、第2の3次元画像に含まれる右目用画像と左目用画像とのデコードが完了するまで)、第1の記憶部に格納された第1の3次元画像を表示し続ける。そのため、ユーザは、第1の3次元画像と第2の3次元画像とを連続して見ることができる。
本発明に係る3次元ディスプレイ装置では、上記画像受信手段が3次元画像に含まれる右目用画像及び左目用画像の何れか一方を正常に受信することができなかった場合、上記右目用画像及び上記左目用画像のうち正常に受信した方の画像を2次元表示する、ことが好ましい。
上記構成によれば、ユーザは、3次元ディスプレイ装置が正常に受信できなかった画像がどの画像であるかを容易に確認することができる。
なお、本発明に係る上記3次元ディスプレイ装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記3次元ディスプレイ装置として動作させることにより、上記3次元ディスプレイ装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、および、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に含まれる。
以上のように、本発明に係る3次元ディスプレイ装置は、画像を受信する画像受信手段と、上記画像受信手段が受信した画像が2次元画像であるか3次元画像であるかを判定する判定手段と、上記画像受信手段が受信した画像を表示部に表示させる表示制御手段であって、上記判定手段によって当該画像が3次元画像であると判定された場合には当該画像を3次元表示し、上記判定手段によって当該画像が2次元画像であると判定された場合には当該画像を2次元表示する表示制御手段と、を備えていることを特徴としている。
また、本発明に係る表示方法は、3次元ディスプレイ装置に画像を表示する表示方法であって、画像を受信する画像受信ステップと、上記画像受信ステップにて受信した画像が2次元画像であるか3次元画像であるかを判定する判定ステップと、上記画像受信ステップにて受信した画像を表示部に表示させる表示制御ステップであって、上記判定ステップによって当該画像が3次元画像であると判定された場合には当該画像を3次元表示し、上記判定ステップによって当該画像が2次元画像であると判定された場合には当該画像を2次元表示する表示制御ステップと、を含んでいることを特徴としている。
これにより、3次元ディスプレイ装置に対して2次元画像を送信したにも関わらず3次元表示が行われたり、3次元ディスプレイ装置に対して3次元画像を送信したにも関わらず2次元表示が行われたりすることのない、ユーザにとってより使い易い3ディスプレイ装置を実現することができる。
本発明の実施形態に係るテレビの構成を示すブロック図である。 図1に示すテレビにおける受信画像表示処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示すテレビにおける、受信画像表示処理実行時の表示画面の一例を示す図である。 図1に示すテレビにおける、3次元画像が表示されている状態での、受信画像表示処理実行時の表示画面の一例を示す図である。 図1に示すテレビにおける、受信画像表示処理実行途中にエラーが発生した場合の表示画面の一例を示す図である。
本発明の3次元ディスプレイ装置に関する実施の一形態について図1から図5を参照して説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施形態では、3次元ディスプレイ装置として、3Dテレビジョン受像機(以下「テレビ」と呼称する)を例示するが、本発明はこれに限定されるものではなく、3Dデジタルフォトフレームなど、他の3次元ディスプレイ装置に適用することもできる。
〔テレビの構成〕
本実施形態に係るテレビ1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、テレビ1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、テレビ1は、3つのHDMI入力端子11a〜11c、HDMIスイッチ11d、HDMIレシーバ100、映像入力端子101a、音声入力端子101b、BDドライブ102、チューナ103、IP放送チューナ104、衛星放送チューナ105、OSD生成部106、映像セレクタ107、映像処理回路108、LCDコントローラ109、LCD(Liquid Crystal Display)110、音声セレクタ111、音声処理回路112、デジタルアンプ113、スピーカ114、イーサネット(登録商標)I/F115、ROM116、RAM117、CPU118、リモコン赤外線受光部119、IrSS赤外線受光部120、USB・I/F121、スイッチ130、3D変換部131、2D−3D変換部132、及び、眼鏡制御部133を備えている。図4においては、映像信号の経路を実線で、音声信号の経路を1点鎖線で、データや制御信号の経路(バス)を太線で示している。
(1)HDMIレシーバ100が受信した映像、(2)映像入力端子101aから入力された映像、(3)BDドライブ102がBD(Blu-ray Disc)から読み出した映像、(4)チューナ103が受信した映像、(5)IP放送チューナ104が受信した映像、及び、(6)衛星放送チューナ105が受信した映像は、それぞれ、映像セレクタ107に供給される。また、(1)HDMIレシーバ100が受信した音声、(2)音声入力端子101bから入力された音声、(3)BDドライブ102がBDから読み出した音声、(4)チューナ103が受信した音声、(5)IP放送チューナ104が受信した音声、及び、(6)衛星放送チューナ105が受信した音声は、それぞれ、音声セレクタ111に供給される。
なお、(a)HDMIレシーバ100が何れのHDMI入力端子に接続されるか、すなわち、HDMIスイッチ11dが何れのHDMI入力端子から入力されたコンテンツをHDMIレシーバ100に供給するか、(b)チューナ103が何れのチャンネルを介して伝送されたコンテンツを受信するか、(c)IP放送チューナ104が何れのサーバから配信されたコンテンツを受信するか、(d)衛星放送チューナ105が何れのチャンネルを介して伝送されたコンテンツを受信するかを選局する選局制御は、CPU118によって行われる。また、(e)BDドライブ102における再生、停止、早送り、巻戻し、チャプタ遷移などの再生制御も、CPU118によって行われる。
映像セレクタ107は、(1)HDMIレシーバ100から供給された映像、(2)映像入力端子101aから供給された映像、(3)BDドライブ102から供給された映像、(4)チューナ103から供給された映像、(5)IP放送チューナ104から供給された映像、及び、(6)衛星放送チューナ105から供給された映像のうちの何れか1つを選択する。映像セレクタ107によって選択された映像は、映像処理回路108に供給される。なお、映像セレクタ107が何れの映像を選択するかは、CPU118によって制御される。
映像処理回路108は、映像セレクタ107から供給された映像の画質を調整する。また、映像処理回路108は、映像セレクタ107から供給された映像をスケーリングする。ここで、画質の調整とは、例えば、輝度、シャープネス、及び、コントラストの少なくとも何れかを変化させることを指す。また、スケーリングとは、表示すべき映像本来のアスペクト比を保ったままサイズを縮小することを指す。映像処理回路108によって画質調整とスケーリングとを施された映像は、スイッチ130に供給される。なお、映像処理回路108が画質をどのように変化させるか、及び、映像をどの程度縮小するかは、CPU118によって制御される。
OSD生成部106は、映像処理回路108から出力される映像に重ねて表示するOSD画像を生成する。OSD生成部106が生成したOSD画像は、加算器によって映像処理回路108から供給された映像に加算されて、スイッチ130に供給される。なお、映像処理回路108から供給される映像がサイドバイサイド方式、トップアンドボトム方式などの3D映像である場合、OSD生成部106は、当該方式に応じたOSD画像を生成する。また、どのようなOSD画像を生成するかは、CPU118によって制御される。
また、OSD生成部106は、IrSS赤外線受光部120が受信した静止画像(以下、「受信画像」とも呼称する)をデコードする機能を有している。受信画像が2次元画像である場合、OSD生成部106は、その2次元画像をデコードすることにより得られた画像をコマ画像とする2次元映像を生成し、スイッチ130に供給する。受信画像が3次元画像である場合、OSD生成部106は、その3次元画像をデコードすることにより得られた右目用画像と左目用画像との両方を含むコマ画像からなる3次元映像(サイドバイサイド方式またはトップアンドボトム方式)を生成し、スイッチ130に供給する。
なお、OSD制御部106は、受信画像をデコードすることにより得られた左目用画像と右目用画像を格納するデコード用バッファ(第1の記憶部)とは別に、スイッチ103に供給する左目用画像と右目用画像とを格納する表示用バッファ(第2の記憶部)とを備えていてもよい。なお、OSD生成部106内に設けられた2つの記憶部をデコード用バッファ及び表示用バッファとして使用する構成に代えて、RAM117内に設けられた2つの領域を表示用バッファ及びデコード用バッファとして使用する構成を採用してもよいい。
映像処理回路108及びOSD生成部106から出力される2次元映像は、表示モードが2次元表示モードである場合、直接LCDコントローラ109に供給され、表示モードが3次元表示モードである場合、2D-3D変換部132及び3D処理部131を介してLCDコントローラ109に供給される。また、映像処理回路108及びOSD生成部106から出力される3次元映像は、表示モードが2次元表示モードである場合、2D-3D変換部132を介してLCDコントローラ109に供給され、表示モードが3次元表示モードである場合、3D処理部131を介してLCDコントローラ109に供給される。映像信号供給路のこのような切り替えは、図1に示すようにスイッチ130によって実現される。
3D処理部131は、右目用画像と左目用画像との両方を含むコマ画像からなる3次元映像(サイドバイサイド方式またはトップアンドボトム方式)を、右目用画像のみを含む右目用コマ画像と左目用画像のみを含む左目用コマ画像とからなる3次元映像に変換するものである。例えば、変換前の映像信号がサイドバイサイド方式の映像信号である場合、3D処理部131は、(1)変換前の3次元映像を構成する各コマ画像の右半分を横方向に2倍に拡大することによって右目用コマ画像を生成し、(2)変換前の3次元映像を構成する各コマ画像の左半分を横方向に2倍に拡大することによって左目用コマ画像を生成し、(3)生成した右目用コマ画像と左目用コマ画像とを交互に出力する。このため、3D処理部131から出力される映像のフレームレート(例えば240フレーム/秒)は、3D処理部131に入力される映像のフレームレート(例えば120フレーム/秒)の2倍になる。
2D−3D変換部132は、2次元映像から擬似3次元映像を生成する機能、及び、3次元映像から2次元映像を抽出する機能を有する。具体的には、表示モードが2次元表示モードであるときには、映像処理回路108及びOSD生成部106から供給された3次元映像を2次元映像に変換し、表示モードが3次元表示モードであるときには、映像処理回路108及びOSD生成部106から供給された2次元映像を擬似3次元映像に変換する。2次元映像から3次元映像への変換は、例えば、2次元映像を構成するコマ画像から右目用画像と左目用画像とを生成し、生成した右目用画像と左目用画像との両方を含む画像をコマ画像とすることによって実現される。また、3次元映像から2次元映像への変換は、例えば、3次元映像を構成するコマ画像に含まれる左目用画像を抽出し、抽出した左目用画像をコマ画像とすることによって実現される。
音声セレクタ111は、(1)HDMIレシーバ100から供給された音声、(2)映像入力端子101aから供給された音声、(3)BDドライブ102から供給された音声、(4)チューナ103から供給された音声、(5)IP放送チューナ104から供給された音声、及び、(6)衛星放送チューナ105から供給された音声のうちの何れか1つを選択する。音声セレクタ111によって選択された音声は、音声処理回路112に供給される。なお、音声セレクタ111が何れの音声を選択するかは、CPU118によって制御される。ただし、映像セレクタ107における映像の選択と、音声セレクタ111における音声の選択とは連動しており、例えば、映像セレクタ107がHDMIレシーバ100から供給された映像を選択しているときには、音声セレクタ111もHDMIレシーバ100から供給された音声を選択する。
音声処理回路112は、音声セレクタ111から供給された音声の音量及び音質を調整する。ここで、音質の調整とは、音声セレクタ111から供給された音声の周波数特性を変化させること(例えば、低域の強調や高域の強調など)を指す。音声処理回路112によって音量及び音質を調整された音声は、デジタルアンプ113に供給される。なお、音声処理回路112によって音量及び音質をどのように変化させるかは、CPU118によって制御される。
デジタルアンプ113は、音声処理回路112から供給された音声が出力されるようにスピーカ114を駆動する。これにより、音声セレクタ111により選択された音声がスピーカ114から出力される。
ROM116は、CPU118によって実行されるプログラムなどの固定データが格納される、読み出し可能かつ書き込み不能なメモリである。OSD画像を生成するためにOSD生成部106が参照するJPEGデータやSVG(Scalable Vector Graphics)データなども、このROM116に格納される。また、ROM116は、EEPROMであってもよい。
RAM117は、CPU118が演算のために参照するデータ、及び、CPU118が演算によって生成したデータなどの可変データが格納される、読み出し可能かつ書き込み可能なメモリである。RAM117には、IrSS赤外線受光部120が受信した受信画像も格納される。また、RAM117は、ハードディスクドライブであってもよいし、Flashメモリであってもよい。
イーサネットI/F115は、テレビ1をネットワークに接続するためのインターフェースである。上述したIP放送チューナ105は、このイーサネットI/F115を介してインターネット上のサーバにアクセスする。イーサネットI/Fは、LANケーブルの接続するインターフェースであってもよいし、同軸ケーブルを接続するインターフェースであってもよい。
また、イーサネットI/F115は、有線ケーブルに限定されない。たとえば、無線LAN、Bluetooth、及びWifiなどの無線ネットワークへ接続するためのインターフェースであってもよい。
リモコン赤外線受光部119は、リモートコントローラ(リモコン)からのリモコン信号を受信する。リモコン赤外線受光部119は、受信したリモコン信号を、CPU118に通知する。
IrSS赤外線受光部120は、IrSSを用いた近距離無線通信により、デジタルカメラ等から送信された静止画像を受信するための手段である。IrSS赤外線受光部120は、受信した受信画像を、CPU118に通知する。
USB・I/F121は、USBメモリをテレビ1に接続するためのインターフェースである。テレビ1は、このUSB・I/F121を介してUSBメモリ内のデータを参照する。また、USB・I/F121は、USBメモリを接続するインターフェースに限定されない。例えば、SDカードを接続するインターフェースであってもよいし、外付けのハードディスクドライブや、BDドライブを接続するインターフェースであってもよい。
LCDコントローラ109は、映像処理回路108からスイッチ130を経由して供給された映像、IrSS赤外線受光部が受信した画像、2D−3D変換部130より変換された画像が表示されるようにLCD110を駆動する。これにより、映像セレクタ107により選択された映像、もしくは、IrSS赤外線受光部120が受信した受信画像がLCD110から出力される。なお、OSD生成部106からOSD画像が供給されている場合、LCDコントローラ109は、OSD生成部106から供給されたOSD画像を映像、もしくは受信画像に重ねて表示する。
また、LCDコントローラ109は、パネル駆動速度の変更や3D眼鏡駆動の設定を行う。LCDコントローラ109は、3次元表示する場合、3D眼鏡駆動の設定にて行った、左目用画像と右目用画像との表示タイミングを眼鏡制御部133に通知する。
眼鏡制御部133は、LCDコントローラ109から受信した表示タイミングに同期して、アクティブシャッターメガネ方式の3D眼鏡を制御する制御信号を送信するよう、赤外線発光122を制御する。アクティブシャッターメガネ方式とは、テレビ1が左目用映像と右目用映像とを交互に表示するタイミングに同期して、交互に3D眼鏡のレンズを開閉する方式である。
CPU118は、リモコン赤外線受光部119が受信したリモコン信号に応じて上記各部を制御する。リモコン赤外線受光部119を用いた制御としては、例えば、チューナ104にて選択するチャンネルをリモコン信号に応じて切り替える制御や、映像セレクタ107及び音声セレクタ111にて選択する映像及び音声をリモコン信号に応じて切り替える制御などが挙げられる。また、LCD110に表示されている画像の表示を、2次元表示から3次元表示に、もしくは、3次元表示から2次元表示に切り替えるようスイッチ130を制御する。
また、CPU118は、IrSS赤外線受光部120が受信した受信画像が、2次元画像であるか3次元画像であるかを判定する手段である。CPU118は、受信画像をRAM117に格納すると共に、判定結果と受信画像とをOSD生成部106に通知する。また、該判定結果に基づいて、処理を切り替えるようスイッチ130を制御する。
〔受信画像表示処理の詳細〕
テレビ1が、IrSSを用いて画像を受信したときに、テレビ1にて実行される受信画像表示処理について、図2〜図5を参照して説明する。図2は、テレビ1にて実行される受信画像表示処理の流れを示すフローチャートである。図2に示すフローチャートに含まれる各ステップについて順に説明すれば以下のとおりである。
ステップS11:CPU118は、IrSS赤外線受光部120から、IrSSを用いて受信した画像(以下、「受信画像」とも呼称する)を供給されると、RAM117に受信画像を格納する。OSD生成部106は、画像を受信していることを示すOSD画面を作成し、LCDコントローラ109に供給する。LCDコントローラ109は、受信したOSD画面をLCD110に表示させる。
ステップS12:CPU118は、IrSS赤外線受光部120から受信した受信画像が2次元画像であるか3次元画像であるかを判定する。2次元画像である場合、ステップS13を実行する。3次元画像である場合、ステップS21を実行する。
ステップS13:OSD生成部106は、受信した2次元画像をデコードし、デコードした2次元画像をコマ画像とする2次元映像を生成する。
ステップS14:LCDコントローラ109は、現在3次元表示している場合は、2次元画像を2次元表示するためにパネルの駆動速度を変更するといった2次元化処理を行う。2次元化処理を行っている間は表示がミュートされ、LCD110には黒画面が表示される。
ステップS15:LCDコントローラ109は、ステップS13にて生成された2次元映像を、LCD110に2次元表示させる。
ステップS16:CPU118は、IrSS赤外線受光部120から他の画像が供給された場合は、ステップS11に戻る。
ステップS17:CPU118は、リモコンに対して2次元表示を3次元表示に切り替えることを指示する操作(例えば、リモコンに設けられた「3Dボタン」を押下する操作)が行なわれたことを示すリモコン信号をリモコン赤外線受光部119が受信したか否かを判定する。このリモコン信号をリモコン赤外線受光部119が受信している場合、ステップS17を実行する。受信していない場合は、ステップS16に戻る。
ステップS18:LCDコントローラ109は、2次元表示から3次元表示に切り替えるために、パネルの駆動速度を変更するといった3次元化処理を行う。3次元化処理を行っている間は表示がミュートされ、LCD110には黒画面が表示される。
ステップS19:2D−3D変換部132は、ステップS13で生成した2次元映像から、擬似3次元映像を生成する。また、3D処理部131は、右目用画像と左目用画像との両方を含むコマ画像からなる擬似3次元映像(サイドバイサイド方式またはトップアンドボトム方式)を、右目用画像のみを含む右目用コマ画像と左目用画像のみを含む左目用コマ画像とからなる擬似3次元映像に変換する。
ステップS20:LCDコントローラ109は、ステップS19で生成された3次元映像をLCD110に3次元表示させる。その後、ステップS24を実行する。
ステップS21:ステップS12において、受信画像が3次元画像である場合、OSD生成部106は、受信した3次元画像をデコードして得られた左目用画像と右目用画像との両方を含むコマ画像からなる3次元映像(サイドバイサイド方式またはトップアンドボトム方式)を生成する。また、3D処理部131は、OSD生成部106にて生成された上記3次元映像を右目用画像のみを含む右目用コマ画像と左目用画像のみを含む左目用コマ画像とからなる3次元映像に変換する。
ステップS22:LCDコントローラ109は、現在2次元表示している場合は、2次元表示から3次元表示に切り替えるために、パネルの駆動速度を変更するといった3次元化処理を行う。3次元化処理を行っている間は表示がミュートされ、LCD110には黒画面が表示される。
ステップS23:LCDコントローラ109は、ステップS21で生成された3次元映像をLCD110に3次元表示させる。
ステップS24:CPU118は、IrSS赤外線受光部120から他の画像が供給された場合は、ステップS11に戻る。
ステップS25:CPU118は、リモコンに対して3次元表示を2次元表示に切り替えることを指示する操作(例えば、リモコンに設けられた「3Dボタン」を再度押下する操作)が行なわれたことを示すリモコン信号をリモコン赤外線受光部119が受信したか否かを判定する。このリモコン信号をリモコン赤外線受光部119が受信している場合、ステップS26を実行する。受信していない場合は、ステップS24に戻る。
ステップS26:LCDコントローラ109は、3次元表示から2次元表示に切り替えるために、パネルの駆動速度を変更するといった2次元化処理を行う。2次元化処理を行っている間は表示がミュートされ、LCD110には黒画面が表示される。
ステップS27:2D−3D変換部132は、ステップS23で表示した3次元映像の左目用画像もしくは右目用画像のどちらか一方を抽出し、サイズを調整した2次元画像から、該2次元画像をコマ画像とする2次元映像を生成する。
ステップS28:LCDコントローラ109は、ステップS27で生成された2次元映像をLCD110に2次元表示させる。その後、ステップS16を実行する。
なお、ステップS19において、2次元映像の3次元表示用のデータ(3次元画像)が、RAM117に記録されている場合、ステップS19の代わりに該3次元画像をOSD生成部106にてデコードし、デコードして得られた左目用画像と右目用画像との両方を含むコマ画像からなる3次元映像(サイドバイサイド方式またはトップアンドボトム方式)を生成してもよい。
また、ステップS27において、3次元映像の2次元表示用のデータ(2次元画像)が、RAM117に記録されている場合、ステップS27の代わりに該2次元画像をOSD生成部106にてデコードし、デコードした2次元画像をコマ画像とする2次元映像を生成してもよい。
なお、図2に示すフローチャートにおいて、ユーザからの終了指示を受信したとき、上記受信画像表示処理を終了する。
これにより、テレビ1は、2次元表示しているか3次元表示しているかにかかわらず、IrSS赤外線受光部120が画像を受信した画像が2次元画像であれば、2次元表示し、該画像が3次元画像であれば3次元表示することができる。
すなわち、テレビ1は、受信した画像を表示する際の表示形式(2次元表示を行うか3次元表示を行うか)を、現在の表示形式に応じて決めるのではなく、受信した画像のデータ形式(2次元画像であるか3次元画像であるか)に応じて決定する。
これにより、テレビ1は、テレビ1に対して2次元画像を送信したにも関わらず3次元表示が行われたり、テレビ1に対して3次元画像を送信したにも関わらず2次元表示が行われたりすることがない。
また、ユーザは、2次元画像をテレビ1に受信させ2次元表示させた後、その2次元画像から生成された擬似3次元画像をテレビ1に3次元表示させることができる。また、ユーザは、3次元画像をテレビ1に受信させ3次元表示させた後、その3次元画像から抽出された2次元画像をテレビ1に2次元表示させることができる。つまり、ユーザは、テレビ1において2次元表示を行うか3次元表示を行うかを自在に切り替えることができる。
図3は、受信画像表示処理を実行した場合における、テレビ1に表示される画面の一例である。図3の左列は、受信画像表示処理における処理内容を時間の経過と共に示している。また、右列は、左列に示した処理が実行されている間にテレビ1に表示される画面の一例を示している。
テレビ1は画像を受信し始めると、画面aのように、画像受信中を示す「IrSS受信中」というメッセージをOSD表示する。なお、画像受信中を示すメッセージはこれに限定されるものではなく、画像を受信していることを表すメッセージであればよい。
テレビ1は、画像を受信すると、左目用画像のデコードを行う。左目用画像のデコードを行っている間、テレビ1は、画面をミュートにする(画面b)。
左目用画像のデコードが終わると、テレビ1は、右目用画像のデコードを始める。このとき、すでにデコードされている左目用画像を表示した画面cを表示する。
右目用画像のデコードが終了すると、テレビ1は左目用画像と右目用画像と両方を含むコマ画像からなる3次元映像(サイドバイサイド方式またはトップアンドボトム方式)を生成する。また、パネル駆動速度の変更や3D眼鏡駆動の設定など、3次元表示が可能な状態にする設定を行う。この間、テレビ1は画面をミュートにする(画面d)。
3次元表示の設定が完了すると、上記3次元画像がテレビ1に3次元表示される(画面e)。
このように、3次元画像の左目用画像のデコードが完了する間のみ、テレビ1に画像が何も表示されないため、左目用画像及び右目用画像の両方のデコードが完了するまで何も表示しない場合と比べて、表示部に何も表示されない期間が短くなるため、ユーザの待機時間を短くすることができる。
また、視聴していた映像が3次元表示で、受信した3次元画像を3次元表示する場合、パネル駆動速度の変更や3D眼鏡駆動の設定などを再度設定する必要が無いため、画面dを表示しなくてもよい。これにより、メッセージのOSD表示や左目用画像を表示した画面cの状態から画面eに切り替えることができる。
図4は、3次元画像(第1の3次元画像)がテレビ1に3次元表示されている(画面e)状態で、テレビ1が新しい3次元画像(第2の3次元画像)を受信したとき、受信画像表示処理を実行した場合における、テレビ1に表示される画面の一例である。図4の1列目は、受信画像表示処理における処理内容を時間の経過と共に示し、2列目は、1列目に示した処理が実行されている間にテレビ1に表示される画面を示している。また、3列目及び4列目は、表示用バッファに格納された3次元画像の左目用画像と右目用画像とを示し、5列目及び6列目は、デコード用バッファに格納された3次元画像の左目用画像と右目用画像とを示している。
テレビ1は画像を受信すると、画像受信中を示す「IrSS受信中」というメッセージをOSD表示する。なお、画像受信中を示すメッセージはこれに限定されるものではなく、画像を受信していることを表すメッセージであればよい。
テレビ1は、画像を受信すると、左目用画像のデコードを行う。左目用画像のデコードを行っている間、デコード用バッファの左目用画像はデコード画像に切り替わる。このとき、表示用バッファの画像は変わらないため、デコード中であってもテレビ1は画面をミュートにすることなく、画面eを表示している。
左目用画像のデコードが完了し、右目用画像のデコードを行っている間、デコード用バッファの右目用画像はデコード画像に切り替わる。表示用バッファの画像は変わらないため、デコード中であってもテレビ1は画面をミュートにすることなく、画面eを表示している。
右目用画像のデコードが完了すると、表示用バッファに格納されている左目用画像と右目用画像とを、デコード用バッファに保存されているデコード済み左目用画像と右目用画像とに置きかえる。その後、新しい受信画像を表示した画面fがテレビ1に3次元表示される。
これによりテレビ1は、デコード用バッファに格納された3次元画像の3次元表示を開始するまで、表示用バッファに格納された3次元画像を表示し続ける。そのため、ユーザは、前に表示している3次元画像と新しく受信した3次元画像を連続して見ることができる。
図5は、テレビ1がIrSSを用いて画像を受信途中でエラーになったとき、受信画像表示処理を実行した場合における、テレビ1に表示される画面の一例である。
テレビ1は画像を受信すると、画面gのように、画像受信中を示す「IrSS受信中」というメッセージをOSD表示する。なお、画像受信中を示すメッセージはこれに限定されるものではなく、画像を受信していることを表すメッセージであればよい。
テレビ1は、左目用画像を受信すると、左目用画像のデコードを行う。左目用画像のデコードを行っている間、テレビ1は、画面をミュートにする(画面h)。
左目用画像のデコードが終わると、テレビ1は、右目用画像のデコードを始める。右目用画像受信中にエラーが起き、右目陽画像が正常に受信できなかった場合、テレビ1は、すでにデコードされている左目用画像とエラーが起きたことを知らせるメッセージがOSD表示された画面iを2次元表示する。なお、OSD表示されるメッセージはこれに限定されるものではなく、発生したエラーを示す内容のメッセージであればよい。
エラー発生後、受信エラーが起こった画像を、再度、受信することにより、右目用画像のデコードが終了し、テレビ1は、受信した3次元画像を3次元表示する(画面j)。
これにより、ユーザは、受信した画像のうち、正常に受信できなかった画像がどの画像であるかを容易に確認することができる。
なお、エラー発生後に、再度受信する画像は、ユーザによって再送された画像であってもよいし、IrSimpleなど双方向通信を用いて、テレビ1から送信された再送要求により、自動的に送信された画像であってもよい。
なお、本実施形態において、3次元画像の左目用画像及び右目用画像は、左右逆であってもよい。例えば、本実施形態において3次元画像のデコードは、左目用画像から実行する説明を行ったが、右目用画像から実行してもよい。
また、3次元ディスプレイ装置はテレビに限定されず、3次元ディスプレイを搭載したディスプレイ用モニター、PCモニター、携帯電話端末、モバイル端末機器、カーナビ用のディスプレイ等に3Dデジタルカメラや3D携帯電話端末等で撮影した高精細の3次元映像を送信して好適に応用できる。
〔プログラム及び記録媒体〕
最後に、テレビ1の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、テレビ1は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるテレビ1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記テレビ1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、テレビ1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、受信した画像を表示可能な3次元表示を行う3次元ディスプレイ装置に広く適用することができる。3次元ディスプレイ装置としては、テレビ、及び、デジタルフォトフレームが代表的であるが、これに限定されるものではない。本発明は、PC(Personal Computer)に接続されるディスプレイ装置、ディスプレイを内蔵したPC、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯型デジタル音楽プレーヤ等のモバイル端末機器、ディスプレイ装置を内蔵したカーナビゲーションシステムなどにも適用することができる。
1 テレビ
11a〜11c HDMI入力端子
11d HDMIスイッチ
100 HDMIレシーバ
101a 映像入力端子
101b 音声入力端子
102 BDドライブ
103 チューナ
104 IP放送チューナ
105 衛星放送チューナ
106 OSD生成部
107 映像セレクタ
108 映像処理回路
109 LCDコントローラ(表示制御手段)
110 LCD(表示部)
111 音声セレクタ
112 音声処理回路
113 デジタルアンプ
114 スピーカ
115 イーサネットI/F
116 ROM
117 RAM
118 CPU(判定手段)
119 リモコン赤外線受光部
120 IrSS赤外線受光部(画像受信手段)
121 USB・I/F
122 赤外線発光部
130 スイッチ
131 3D処理部
132 2D−3D変換部(生成手段、抽出手段)
133 眼鏡制御部

Claims (8)

  1. 画像を受信する画像受信手段と、
    上記画像受信手段が受信した画像が2次元画像であるか3次元画像であるかを判定する判定手段と、
    上記画像受信手段が受信した画像を表示部に表示させる表示制御手段であって、上記判定手段によって当該画像が3次元画像であると判定された場合には当該画像を3次元表示し、上記判定手段によって当該画像が2次元画像であると判定された場合には当該画像を2次元表示する表示制御手段と、を備えていることを特徴とする3次元ディスプレイ装置。
  2. 上記画像受信手段が受信した2次元画像から擬似3次元画像を生成する生成手段と、
    上記画像受信手段が受信した3次元画像から2次元画像を抽出する抽出手段とを更に備え、
    上記表示制御手段は、上記画像受信手段が受信した2次元画像を2次元表示している際に、3次元表示への切り替え指示をユーザから受け付けると、上記生成手段が生成した擬似3次元画像を3次元表示し、上記画像受信手段が受信した3次元画像を3次元表示している際に、2次元表示への切り替え指示をユーザから受け付けると、上記抽出手段が抽出した2次元画像を2次元表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の3次元ディスプレイ装置。
  3. 上記表示制御手段は、上記3次元画像に含まれる右目用画像と左目用画像とを3次元表示する前に、上記右目用画像と左目用画像とのうち先にデコードが完了した方の画像を2次元表示する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の3次元ディスプレイ装置。
  4. 3次元表示中の第1の3次元画像を格納するための第1の記憶部と、
    上記画像受信手段が受信した第2の3次元画像を格納するための第2の記憶部とを更に備えており、上記表示制御手段は、上記第2の記憶部に格納された第2の3次元画像の3次元表示を開始するまで、上記第1の記憶部に格納された上記第1の3次元画像を3次元表示し続けることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の3次元ディスプレイ装置。
  5. 上記画像受信手段が3次元画像に含まれる右目用画像及び左目用画像の何れか一方を正常に受信することができなかった場合、上記右目用画像及び上記左目用画像のうち正常に受信した方の画像を2次元表示する、ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の3次元ディスプレイ装置。
  6. 3次元ディスプレイ装置に画像を表示する表示方法であって、
    画像を受信する画像受信ステップと、
    上記画像受信ステップにて受信した画像が2次元画像であるか3次元画像であるかを判定する判定ステップと、
    上記画像受信ステップにて受信した画像を表示部に表示させる表示制御ステップであって、上記判定ステップによって当該画像が3次元画像であると判定された場合には当該画像を3次元表示し、上記判定ステップによって当該画像が2次元画像であると判定された場合には当該画像を2次元表示する表示制御ステップと、を含んでいることを特徴とする
    表示方法。
  7. コンピュータを請求項1から5までの何れか1項に記載の3次元ディスプレイ装置として動作させるためのプログラムであって、上記コンピュータを上記3次元ディスプレイ装置が備えている上記各手段として機能させるプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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