JP2011243994A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦深にわたって配置された複数の発熱部品を効率的に冷却することができる放熱
効率に優れた熱交換器を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの発熱部品が熱的に接続されたベースプレート部と、ベース
プレート部の長手方向に沿って所定の角度で並列に配置されベースプレートと熱的に接続
された複数の板状フィンからなる少なくとも1つのフィン部と、少なくとも1つのフィン
部のそれぞれに冷却用空気を送り込む入口部と、少なくとも1つのフィン部のそれぞれに
おいて各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、冷却用空気の流れを
誘導する邪魔板部および仕切り板部と、冷却用空気を排出する排出口とを備えた熱交換器
である。
【選択図】図1

Description

この発明は、放熱効率に優れた熱交換器、特に放熱フィン間を流れる冷却用空気の流れを減速してフィンとの間の熱交換を高める、ベースプレートと放熱フィンからなる熱交換器に関する。
CPU、素子等の発熱量、発熱密度の増大によって、放熱効率に優れた高性能の熱交換器が求められている。従来、製造コストの安価なアルミニウムの押し出し材による熱交換器が利用されてきた。押し出し材による熱交換器は、ベースプレートと放熱フィンとが一体的に形成されるので、製造は容易である。また、ベースプレートと放熱フィンとを別々に製造し、ベースプレートの一方の面に放熱フィンを接合して熱交換器を製造する。
図6は従来の熱交換器を示す斜視図である。図6に示すように、従来の熱交換器100は、一方の面に発熱部品が熱的に接続されるベースプレート102と、ベースプレートの他方の面に熱的に接続される複数の板状放熱フィン103を備えている。
従来の熱交換器100は、一方の端部からベースプレートの長手方向にファン等によって符号108に示すように冷却用空気が吹き付けられて、発熱部品からベースプレートを介して板状放熱フィンに伝導した熱を大気中に放熱する。ベースプレートの長手方向に沿って複数の発熱部品が熱的に接続されている場合には、これら複数の発熱部品の熱を放熱するために大量の冷却用空気が一方の端部から板状放熱フィン間に吹き付けられる。
特開平7−15160号公報
上述したベースプレートの一方の面に複数の板状放熱フィンが熱的に接続された熱交換器においては、一般的に、供給される冷却用空気の量は装置ごとに決められる。板状放熱フィンの長さが長く、板状放熱フィンの間隔が小さいと、手前のフィンには冷たい空気があたるが奥の方のフィンには冷たい空気があたらない状態が生じる。一方、板状放熱フィンの間隔を大きくとり、冷却効率を期待して、多量の冷却空気流を高速でフィンに吹き付けると、フィン間の中央部を空気が通り抜けるだけで、熱交換が十分に行われないという状態が生じる。従って、従来の熱交換器を冷却する方法では、縦深にわたって配置された複数の発熱部品の熱、特に風下の発熱部品の熱を効果的に冷却することができないという問題点がある。
従って、この発明の目的は、縦深にわたって配置された複数の発熱部品を効率的に冷却することができる放熱効率に優れた熱交換器を提供することにある。
発明者は上述した従来の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、板状フィンの間を流れる冷却空気の流速を下げて、温度境界層(即ち、空気流がフィンの間を通過する際に、フィンの熱が伝わって空気流の一部の温度が上がり、フィンの熱の影響を受けない空気流の部分との間に境界ができる。このときの境界層を温度境界層という)が重なり合うようにすると、熱交換器の板状フィンの表面の温度をフィンの出口側での温度に近くすることができることが判明した。
即ち、板状フィン間にできるだけ高速の冷却空気流を吹き付けても、冷却空気流のかなりの部分が熱交換に関係しないで単に板状フィン間を通り抜けてしまうだけであり、放熱効率を高めるためには、板状フィンの間隔、板状フィンの長さ、板状フィン間を流れる冷却空気の流速の関係を適切に律することが必要であることが判明した。この発明は、上述した研究成果に基づいてなされたものである。
この発明の熱交換器の第1の態様は、少なくとも1つの発熱部品が一方の面に熱的に接続されたベースプレート部と、前記ベースプレート部の他方の面の長手方向に沿って所定の角度で並列に配置されベースプレートと熱的に接続された複数のフィンからなる少なくとも1つのフィン部と、前記少なくとも1つのフィン部のそれぞれに冷却用空気を送り込む入口部と、前記少なくとも1つのフィン部のそれぞれにおいて各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、前記冷却用空気の流れを誘導する邪魔板部および仕切り板部と、冷却用空気を排出する排出口とを備えた熱交換器である。
この発明の熱交換器の第2の態様は、複数のフィンからなる少なくとも1つのフィン部と、前記少なくとも1つのフィン部のそれぞれに冷却用空気を送り込む入口部と、前記少なくとも1つのフィン部のそれぞれにおいて各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、前記冷却用空気の流れを誘導する邪魔板部および仕切り板部と、冷却用空気を排出する排出口とを備えた熱交換器である。
この発明の熱交換器の第3の態様は、少なくとも1つの発熱部品が熱的に接続されたベースプレート部と、前記ベースプレート部の長手方向に沿って所定の角度で並列に配置され前記ベースプレートと熱的に接続された複数のフィンからなる少なくとも2つのフィン部がフィン間を流れる冷却用空気の流速を減速する構造を形成するように配置されたフィン群と、前記少なくとも2つのフィン部のそれぞれに冷却用空気を送り込む入口部と、冷却用空気を排出する排出口とを備え、前記少なくとも2つのフィン部のそれぞれにおいて各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、前記冷却用空気の流れを誘導するように前記フィン群が配置されている熱交換器である。
この発明の熱交換器の第4の態様は、前記冷却用空気の流速を減速する構造が前記入口部から前記排出口に向かって漸次狭くなるように配置されたハの字形からなっている熱交換器である。
この発明の熱交換器の第5の態様は、前記フィン群が、前記入口部から前記排出口に向かって漸次狭くなるようにハの字形に配置され、前記フィン群の前記排出口側に前記ベースプレートの長手方向に配置される別の少なくとも1対のフィンを更に備えている熱交換器である。
この発明の熱交換器の第6の態様は、前記少なくとも1つのフィン部が1つのフィン部からなっており、前記仕切り板部が前記フィン部の両側端部に配置され、前記邪魔板部が最近端部および最遠端部のフィンの近傍に配置されている熱交換器である。
この発明の熱交換器の第7の態様は、前記少なくとも1つのフィン部が前記ベースプレートの幅方向に沿って配置された複数のフィン部からなっており、前記仕切り板部が前記フィン部の間および両外側端部に配置され、前記邪魔板部が各フィン部の最近端部および最遠端部のフィンの近傍に配置されている熱交換器である。
この発明の熱交換器の第8の態様は、前記入口から高速でヒートシンクに送り込まれた冷却用空気が前記仕切り板部に沿って複数のフィンの一方の端部と前記仕切り板部との間に形成された通路に沿って流れ、前記邪魔板部および前記仕切り板部に誘導されて減速してフィン間を流れて複数のフィンの他方の端部と前記仕切り板部との間に形成された通路に沿って流れて前記排出口から排出される熱交換器である。
この発明の熱交換器の第9の態様は、前記発熱部品の熱が伝わった前記フィン表面の温度と前記排出口における冷却用空気の温度との差が小さくなるように、フィン間隔、フィン長およびフィン間を流れる流速が設定される熱交換器である。
この発明の熱交換器の第10の態様は、フィン間を流れる前記冷却用空気によって形成される、隣接するフィンのそれぞれの温度境界層が重なるように、フィン間を流れる前記冷却用空気が減速する熱交換器である。
この発明の熱交換器の第11の態様は、フィン間隔をd(mm)、フィン長をL(m)、フィン間を流れる流速をv(m/s)とするとき、d≦9.4√(L/v)×3である熱交換器である。
この発明の熱交換器の第12の態様は、フィン間隔をd(mm)、フィン長をL(m)、フィン間を流れる流速をv(m/s)とするとき、d≦9.4√(L/v)×2である熱交換器である。
この発明の熱交換器の第13の態様は、フィン間隔をd(mm)、フィン長をL(m)、フィン間を流れる流速をv(m/s)とするとき、d≦9.4√(L/v)である熱交換器である。
この発明の熱交換器の第14の態様は、前記複数のフィン部のそれぞれに流れる冷却用空気の流量および/またはフィン間を流れる冷却用空気の流量が異なっている熱交換器である。
この発明の熱交換器の第15の態様は、前記熱交換器が自然空冷の熱交換器である熱交換器である。
この発明の熱交換器の第16の態様は、前記熱交換器が水冷の熱交換器である熱交換器である。
この発明によると、同一包絡体積で冷却能力が高く、風上風下方向で概ね温度差を生じることなく即ち風下でも冷たい空気が入る放熱効率に優れた熱交換器を得ることができる。特に、フィンが配置されるベースプレートが長い熱交換器の場合、放熱効率が顕著に優れている熱交換器が得られる。
図1は、この発明の熱交換器を説明する部分斜視図である。 図2は、図1に示す態様の熱交換器を説明する平面図である。 図3は複数のフィン部を備えたこの発明の他の1つの態様の熱交換器を説明する斜視図である。 図4はこの発明の熱交換器の放熱特性を説明する部分断面図である。 図5は従来の熱交換器の放熱特性を説明する部分断面図である。 図6は従来の熱交換器を示す斜視図である。 図7はこの発明の別の態様を説明する部分斜視図である。 図8はこの発明の熱交換器の他の1つの態様を説明する部分斜視図である。 図9は、この発明の熱交換器の他の1つの態様を説明する平面図である。 図10はこの発明の熱交換器に用いられるフィン部の製造方法の1つの態様を説明する図である。 図11は熱交換器を直火用の鍋へ応用する状態を説明する図である。
この発明の熱交換器を、図面を参照しながら説明する。
この発明の熱交換器の1つの態様は、少なくとも1つの発熱部品が一方の面に熱的に接続されたベースプレート部と、前記ベースプレート部の他方の面の長手方向に沿って所定の角度で並列に配置されベースプレートと熱的に接続された複数のフィンからなる少なくとも1つのフィン部と、前記少なくとも1つのフィン部のそれぞれに冷却用空気を送り込む入口部と、前記少なくとも1つのフィン部のそれぞれにおいて各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、前記冷却用空気の流れを誘導する邪魔板部および仕切り板部と、冷却用空気を排出する排出口とを備えた熱交換器である。
例えば、1つの態様において、少なくとも1つのフィン部が1つのフィン部からなっており、仕切り板部がフィン部の両側端部に配置され、邪魔板部が最近端部および最遠端部の板状フィンの近傍に配置されている。
以下の説明において、この発明において使用される板状フィン、フィン部、フィン群について次の通り定義する。即ち、個々の板状フィンは図1において符号3で示すフィンのことであり、フィン部とは図1に示すように板状フィン3が縦方向に複数個並んで一列に配置されたものの全体を言う。フィン群とは、2つのフィン部が概ねハの字形に配置されて形成されたもので、図8に示すように、フィン部が符号17で示されたものであり、フィン群は符号18に示されるものである。
図1は、この発明の熱交換器を説明する部分斜視図である。図1に示すように、この発明の熱交換器は、(図示しない)発熱部品が裏面に熱的に接続されたベースプレート部2と、ベースプレート部の表面の長手方向に沿って所定の角度で並列に配置された複数の板状フィン3からなるフィン部と、フィン部3に冷却用空気を送り込む入口部6と、フィン部の各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、冷却用空気の流れを誘導する邪魔板部5−1、5−2および(図示しない)仕切り板部と、冷却用空気を排出する排出口7とを備えている。図1において、高速の空気流が入口部6(即ち見かけ上の入口)から送り込まれ、低速の空気流がフィン間に送り込まれる(即ち実質的な入口)。
図2は、図1に示す態様の熱交換器を説明する平面図である。図2に示すように、ベースプレート部2の上に複数の板状フィン3が所定の角度で長手方向に沿って並列に配置されている。所定の間隔で隣接する板状フィンが配置されている。図1では説明を容易にするために省略したが、仕切り板部4がベースプレート部2の両側端部に設けられている。最も手前の板状フィンおよび最も奥の板状フィンには、それぞれ邪魔板部5−1、5−2が設けられている。
熱交換器には空気流が送り込まれる入口部と空気流が排出される排出口とが設けられている。熱交換器には、入口部から高速の空気流8が送り込まれる。最も手前の板状フィン3には邪魔板部5−1が取り付けられているので、邪魔板部によって流れを妨げられて、高速の空気流8は、ベースプレート部の長手方向に沿って並列に配置された複数の板状フィンの一方の端部と仕切り板部4によって形成される通路に沿って流れる。
上述した高速の空気流8は、最も遠い板状フィンに取り付けられた邪魔板部5−2に当たり流れを乱され、邪魔板部5−2および仕切り板部4によって誘導されて、方向を変換し、速度を減じて低速の空気流9として、板状フィン3間を流れ、ベースプレート部2の長手方向に沿って並列に配置された複数の板状フィンの他方の端部と仕切り板部4によって形成される通路で合流して排出口7から熱交換器外に排出される(符号11で示す)。
図4および図5を参照して、この発明の熱交換器および従来の熱交換器の放熱特性について比較説明する。
図4はこの発明の熱交換器の放熱特性を説明する部分断面図である。図5は従来の熱交換器の放熱特性を説明する部分断面図である。図4および図5のそれぞれの左側部には、板状フィンの間を通る冷却空気流によって形成される温度境界層(即ち、空気流がフィンの間を通過する際に、フィンの熱が伝わって空気流の一部の温度が上がり、フィンの熱の影響を受けない空気流の部分との間に境界ができる。このときの境界層を温度境界層という)を示す。図4および図5の右側部には、フィン間隔と温度分布の関係を示す。
図5に示す従来の熱交換器では、板状フィン3の間の間隔が大きく、高速の冷却空気流が板状フィン間を吹きぬけている。即ち、温度境界層15、15間に、熱交換に関係しないで流れる空気流の空間が存在し、フィンの表面では温度が高く、熱交換に関係しないで流れる空気流の部分は冷却空気流のままで温度が上昇していない。このように、板状フィン間に高速の冷却空気流を吹き付けても、冷却空気流のかなりの部分が熱交換に関係しないで単に板状フィン間を通り抜けるだけの状態が生じている(符号16参照)。
図5の右側部に示すように、板状フィンの表面では温度が高く、板状フィンの間の中央部においては、温度がまったく上昇していない。即ち、温度差が非常に大きくなっている。従って、高速で冷却空気流を吹き付けても、フィンの表面の温度は下がらず、放熱効率が極めて悪いことが明らかである。
図4に示すこの発明の熱交換器においては、高速でフィンに冷却空気流を吹き付けるのではなく、板状フィン3の間を流れる冷却空気の流量を下げて、温度境界層15が重なり合うようにすると、熱交換器の板状フィンの表面の温度をフィンの出口側での温度に近くすることができる。
即ち、図4の右側部に示すように、板状フィンの表面の温度が低下し、板状フィン間の中央部においても温度の上昇が見られる。即ち、板状フィンの表面の温度とフィン間の中央部の温度の差が小さく、従って、フィンの表面の温度が低下し、放熱効率に優れていることが明らかである。
図4を参照して説明した放熱効率に優れた熱交換器は、板状フィンの間隔、板状フィンの長さ、板状フィン間を流れる冷却空気の流速の関係を適切に律することが必要である。
図4で示したように、温度境界層が重なり合う(即ち、温度境界層を十分に厚くする)ための条件から、板状フィンの間隔をd(mm)、板状フィンの長さをL(m)、板状フィン間を流れる冷却空気の流速をv(m/s)とすると、
d=2√(22*10−6)(L/v)=9.4*10−3√(L/v)
となり、フィン間隔d=9.4√(L/v)となる。
この発明においては、d≦9.4√(L/v)×3である。更に好ましくは、d≦9.4√(L/v)×2である。より好ましくは、d≦9.4√(L/v)である。この発明の本質は、フィン形状、風速を適切に律することにある。説明には簡単のため、フィンの表面が平面であるような平板フィンを用いて説明したが、この発明の効果は平板フィンに限定されるものではない。格子型フィン、ローレットフィン(表面に凹凸をつけたフィン)、ピンフィン、風上風下方向にうねりのあるフィンなども、明らかに同等の効果を奏する。
図4および図5に示すU字型の曲線について以下に詳細に説明する。
フィン入り口からの長さをx、フィン表面からの距離をy、空気温度をT(x,t)とすると、フィン温度をT0、主流の流速をv、熱拡散率をa'として、空気温度とフィン温度の関係は、
T(x,t)=T0*erfc(z), z=y/2/√(a'x/v)
と表わすことができる。なお、zはフィンからの実質的な距離を示す。
更に、隣のフィンからの影響を考慮すると、フィン間隔をdとして、
T(x,t)=T0*(erfc(z)+erfc(z')), z'=(d-y)/2/√(a'x/v)
となり、図4、図5に図示したU字型の曲線が得られる。
上述したように、フィンからの実質的な距離zは、z=y/2/√(a'x/v)と考えてよいので、この値をパラメータとしてデザインすることが出来る。
排気温度に対するフィンの平均温度の倍率は、z=3の時2.65倍、z=2の時1.79倍、z=1の時1.12倍となる。
z<3であることが望ましく、z<2であればさらに望ましく、z<1であれば最も望ましい。
典型的な値として、フィン間隔は0.5mm〜1mm、フィン厚さは1mm〜2mmで、フィン厚さはフィン間隔の2倍程度に選ばれる。
また、フィン長さとしては3〜20mm程度がよく用いられる。なお、これは一例を示しただけで、本発明が効果を発揮する範囲を限定しているわけではない。
この発明の熱交換器の他の1つの態様は、発熱部品が一方の面に熱的に接続されたベースプレート部と、ベースプレート部の他方の面の長手方向に沿って所定の角度で並列に配置された複数の板状フィンからなる複数のフィン部と、複数のフィン部のそれぞれに冷却用空気を送り込む入口部と、複数のフィン部のそれぞれにおいて各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、冷却用空気の流れを誘導する邪魔板部および仕切り板部と、冷却用空気を排出する排出口とを備えた熱交換器である。
複数のフィン部がベースプレートの幅方向に沿って配置されており、仕切り板部がフィン部の間および両外側端部に配置され、邪魔板部が各フィン部の最近端部および最遠端部の板状フィンに接続して配置されている。
図3は複数のフィン部を備えたこの発明の他の1つの態様の熱交換器を説明する斜視図である。図3に示すように、この態様の熱交換器10は、図1を参照して説明した仕切り板部および邪魔板部に囲まれて複数の板状フィンがベースプレートの長手方向に沿って配置された熱交換器1がベースプレートの幅方向に複数並列配置されている。
即ち、(図示しない)発熱部品が一方の面に熱的に接続されたベースプレート部2と、ベースプレート部の他方の面の長手方向に沿って所定の角度で並列に配置された複数の板状フィン3からなる複数のフィン部と、複数のフィン部のそれぞれに冷却用空気を送り込む入口部6と、複数のフィン部のそれぞれにおいて各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、冷却用空気の流れを誘導する邪魔板部5−1、5−2および仕切り板部4と、冷却用空気を排出する排出口7とを備えた熱交換器である。
即ち、複数のフィン部3がベースプレート2の幅方向に沿って配置されており、仕切り板部4がフィン部3の間および両外側端部に配置され、邪魔板部5−1,5−2が各フィン部の最近端部および最遠端部の板状フィンに接続して配置されている。
熱交換器10は、仕切り板部によって仕切られた空間に複数の板状フィンが長手方向に沿って配置された放熱部材がベースプレートの幅方向に並列配置されている。個々の放熱部材には、それぞれの入口部から高速の空気流8が送り込まれる。最も手前の板状フィン3には邪魔板部5−1が取り付けられているので、邪魔板部によって流れを妨げられて、高速の空気流8は、ベースプレート部の長手方向に沿って並列に配置された複数の板状フィンの一方の端部と仕切り板部4によって形成される通路に沿って流れる。
上述した高速の空気流8は、最も遠い板状フィンに取り付けられた邪魔板部5−2に当たり流れを乱され、邪魔板部5−2および仕切り板部4によって誘導されて、方向を変換し、速度を減じて低速の空気流9として、板状フィン3間を流れ、ベースプレート部2の長手方向に沿って並列に配置された複数の板状フィンの他方の端部と仕切り板部4によって形成される通路で合流して排出口7から熱交換器外に排出される。このように長手方向に沿って配置された複数の板状フィンの全ての間に、冷たい冷却用空気が流れる。
この態様の熱交換器においても、図4を参照して説明したように、板状フィンの間隔、板状フィンの長さ、板状フィン間を流れる冷却空気の流速の関係が律せられて、放熱効率に優れている。即ち、上述したように、板状フィンの間隔をd(mm)、板状フィンの長さをL(m)、板状フィン間を流れる冷却空気の流速をv(m/s)とすると、d≦9.4√(L/v)×3である。更に好ましくは、d≦9.4√(L/v)×2である。より好ましくは、d≦9.4√(L/v)である。
図3に示す態様の熱交換器を用いることによって、ベースプレートの長手方向に沿った複数の発熱部品の放熱だけでなく、幅方向に配置された複数の発熱部品の放熱を効率的に行うことができ、各種発熱部品の冷却・放熱に適し、その適用範囲が広がる。
図7(a)はこの発明の熱交換器の他の態様を説明する部分斜視図である。図7(b)は平面図である。この態様においては、邪魔板5Aは奥に向かって板状フィン3との間の間隔が漸次狭まるように配置され、そして、フィン上部にも邪魔板5Dが配置されている。従って、冷却用空気は邪魔板に誘導されて方向を変換して減速し、板状フィン3の間を流れる。図7(a)に示す態様では、板状フィン3は風向き(手前から奥に向かう)に対して直角に配置されている。板状フィン3は図7(b)に示すように風向きに対して傾斜して配置されていてもよい。
即ち、図7に示すように、フィン上部にも邪魔板を設けることにより、図1に示す態様における空気取り入れ口よりフィン高さを低く設定することができ、フィン効率が高くなり、熱特性上より好ましい。
また、熱伝達を促進する目的で、フィン近傍に棒状の部材を設置したり、フィンに1個または複数のスリットを入れたり、流路をクランク状(2個のL字状)にすることも効果を呈する。
図8はこの発明の熱交換器の他の1つの態様を説明する部分斜視図である。図8に示すように、ベースプレート部2の上に、複数の板状フィン3が縦方向に所定の間隔で配置されてフィン部17が形成されている。上述した2つのフィン部17が入口部に対してハの字形に配置されて1対のフィン部からなるフィン群18が形成されている。ハの字形は、冷却用空気(高速)8に沿って入口部から排出口に向かって漸次狭まるように配置されている。ハの字の頂の部分の板状フィンは相互に接触するように配置すると、隣接する板状フィンの横方向の間隔が閉じられて、冷却用空気の流れが横方向に誘導される。図8に示すように、1対のフィン部からなるフィン群18の左側の最も前方に位置する板状フィン3と、隣接するフィン群18の右側の最も前方に位置する板状フィン3とを接触させて配置することによって、ハの字形の内側に冷却用空気の流れを誘導することができる。
上述したように、ベースプレート部の上に1対のフィン部からなるフィン群18を並列配置すると、邪魔板部および仕切り板部を使用することなく、高速の冷却用空気8を各フィン間に減速して概ね均一に流れるようにすることができる。
図9は、この発明の熱交換器の他の1つの態様を説明する平面図である。図9に示すように、この態様では、図8を参照して説明した態様(即ち、2つのフィン部17が入口部に対してハの字形に配置されて形成された1対のフィン部からなるフィン群18)のハの字の頂の部分の隣接する板状フィン3の横方向の間隔が開き、その排出口側に高速の冷却用空気の流れ8に沿って配置された1対のフィン(即ち、直行フィン)19が設けられている。直行フィンを設けた場合でも、熱設計上はパラメータzに関して、z=y/2/√(a'x/v)を同等に設計するので性能低下はない。即ち、この態様においても、邪魔板部および仕切り板部を使用することなく、高速の冷却用空気8を各フィン間に符号9で示すように減速して概ね均一に流れるようにすることができる。なお、このように直行フィンを設けると、風速が変化した場合にも熱性能を安定させることができる。
図10はこの発明の熱交換器に用いられるフィン部の製造方法の1つの態様を説明する図である。図10(a)に示すように、押し出し成形等の方法によって、嵌合構造を形成する突起部21および凹部20をそれぞれの面に備えた板状フィン3を形成する。次いで、複数枚の板状フィンを、隣接フィンの凹部20に突起部21を嵌め合わせる。ベースプレート部2とは符号Dで示すように、熱伝導が良好なように板状フィンの基部と熱的に接続される。符号Eで示すように、嵌合構造はロウ上がりを防ぐ構造になっている。なお、押し出し成形の他に、アルミニウム材に対してプレス加工(熱間または冷間)でフィンを形成することができ、板に対してパンチングメタル状に穴加工した板を積層してフィン部分を形成することができる。更に機械加工によってフィンを形成してもよく、厚板状のアルミニウム材をプレス加工(熱間または冷間)により、棒状のフィンをベース上に立ち上げる加工も用いることができる。先ず図10(a)に示すように、隣接フィンの凹部20に突起部21を嵌め合わせ、次いで、図10(b)に示すように、嵌合させたフィンを符号Fに示す幅でカットしてフィン部として用いる。なおFは例えば3〜20mm程度の寸法である。
典型的な寸法は、フィン間隔0.5mm、フィン厚さ1〜3mm、フィン長さ3〜7mm、フィン高さ3〜60mmであり、[フィン厚さ]/[フィン間隔]=1〜3である。また、ヒートシンク入り口での冷却風の向きに対して、フィンの方向を30°程度に設置する場合があり、ヒートシンク入り口でのフィンのみかけ上の厚さを入り口全体に対して30%程度に抑えることにより圧力損失の低減を図る場合もある。これは一例を示しただけで、本発明が効果を発揮する範囲を限定しているわけではない。
図11は熱交換器を直火用の鍋へ応用する状態を説明する図である。図11(a)はフィン22を示す。ベースプレート部2の上に板状フィン3が所定の間隔で配置されている。図11(b)はフィンを直火用の鍋の下側に設置して熱交換を行う状態を示す。図11(b)に示すように、例えば、ハの字形に配置されたフィン対を、ハの字の頂が鍋の外周に向くように星型に配置する。このように直火用の鍋の下側に配置することによって、熱交換の効率を30〜50%向上させることができ、燃料(または薪)の使用量を半分から2/3まで減らすことができ、地球温暖化対策の一環としてCO2削減にも寄与できる。
また上述した熱交換器は、鍋とは別部品にして、使用時のみ接触させて用いることができる。
この発明の熱交換器は自然空冷、水冷のいずれの熱交換器にも応用することができる。
即ち、自然空冷では、交換される熱量を10%向上させることができた。また水冷の熱交換器では、熱伝達率を25%向上させることができた。
典型的な寸法は、フィン間隔2mm、フィン厚さ1〜3mm、フィン長さ3〜7mm、フィン高さ3〜60mmであり、[フィン厚さ]/[フィン間隔]=1〜2である。これは一例を示しただけで、本発明が効果を発揮する範囲を限定しているわけではない。
この発明によると、定められた包絡体積、定められた風量のもとで、発熱部品の温度を下げるとともに、流体の圧力損失も下げることができる。即ち、同一包絡体積で冷却能力が高く、風上風下方向で概ね温度差を生じることなく即ち風下でも冷たい空気が入る放熱効率に優れた熱交換器を得ることができる。特に、フィンが配置されるベースプレートが長い熱交換器の場合、放熱効率が顕著に優れている熱交換器が得られる。
1 この発明の熱交換器
2 ベースプレート部
3 板状フィン
4 仕切り板部
5 邪魔板部
6 入口部
7 排出口
8 冷却用空気の流れ(高速)
9 冷却用空気の流れ(減速)
10 この発明の熱交換器
11 冷却用空気の流れ(排出)
15 温度境界層
16 通り抜ける空気流
17 フィン部
18 フィン群
19 直行フィン
20 凹部
21 突起部
22 フィン
23 鍋の下側

この発明の熱交換器の第の態様は、少なくとも1つの発熱部品が熱的に接続されたベースプレート部と、前記ベースプレート部の長手方向に沿って所定の角度で並列に配置され前記ベースプレートと熱的に接続された複数のフィンからなる少なくとも2つのフィン部がフィン間を流れる冷却用空気の流速を減速する構造を形成するように配置されたフィン群と、前記少なくとも2つのフィン部のそれぞれに冷却用空気を送り込む入口部と、前記冷却用空気を排出する排出口とを備え、前記少なくとも2つのフィン部のそれぞれにおいて各フィン間を前記冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、前記冷却用空気の流れを誘導するように前記フィン群が配置されている熱交換器である。
この発明の熱交換器の第の態様は、前記冷却用空気の流速を減速する構造が前記入口部から前記排出口に向かって漸次狭くなるように配置されたハの字形からなっている熱交換器である。
この発明の熱交換器の第の態様は、前記フィン群が、前記入口部から前記排出口に向かって漸次狭くなるようにハの字形に配置され、前記フィン群の前記排出口側に前記ベースプレートの長手方向に配置される別の少なくとも1対のフィンを更に備えている熱交換器である。

Claims (19)

  1. 少なくとも1つの発熱部品が熱的に接続されたベースプレート部と、前記ベースプレート部の長手方向に沿って所定の角度で並列に配置されベースプレートと熱的に接続された複数のフィンからなる少なくとも1つのフィン部と、前記少なくとも1つのフィン部のそれぞれに冷却用空気を送り込む入口部と、前記少なくとも1つのフィン部のそれぞれにおいて各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、前記冷却用空気の流れを誘導する邪魔板部および仕切り板部と、冷却用空気を排出する排出口とを備えた熱交換器。
  2. 複数のフィンからなる少なくとも1つのフィン部と、前記少なくとも1つのフィン部のそれぞれに冷却用空気を送り込む入口部と、前記少なくとも1つのフィン部のそれぞれにおいて各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、前記冷却用空気の流れを誘導する邪魔板部および仕切り板部と、冷却用空気を排出する排出口とを備えた熱交換器。
  3. 少なくとも1つの発熱部品が熱的に接続されたベースプレート部と、前記ベースプレート部の長手方向に沿って所定の角度で並列に配置され前記ベースプレートと熱的に接続された複数のフィンからなる少なくとも2つのフィン部がフィン間を流れる冷却用空気の流速を減速する構造を形成するように配置されたフィン群と、前記少なくとも2つのフィン部のそれぞれに冷却用空気を送り込む入口部と、冷却用空気を排出する排出口とを備え、前記少なくとも2つのフィン部のそれぞれにおいて各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、前記冷却用空気の流れを誘導するように前記フィン群が配置されている熱交換器。
  4. 前記冷却用空気の流速を減速する構造が前記入口部から前記排出口に向かって漸次狭くなるように配置されたハの字形からなっている、請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記フィン群が、前記入口部から前記排出口に向かって漸次狭くなるようにハの字形に配置され、前記フィン群の前記排出口側に前記ベースプレートの長手方向に配置される別の少なくとも1対のフィンを更に備えている、請求項3に記載の熱交換器。
  6. 前記少なくとも1つのフィン部が1つのフィン部からなっており、前記仕切り板部が前記フィン部の両側端部に配置され、前記邪魔板部が最近端部および最遠端部のフィンの近傍に配置されている、請求項1または2に記載の熱交換器。
  7. 前記少なくとも1つのフィン部が前記ベースプレートの幅方向に沿って配置された複数のフィン部からなっており、前記仕切り板部が前記フィン部の間および両外側端部に配置され、前記邪魔板部が各フィン部の最近端部および最遠端部のフィンの近傍に配置されている、請求項1または2に記載の熱交換器。
  8. 前記入口から高速でヒートシンクに送り込まれた冷却用空気が前記仕切り板部に沿って複数のフィンの一方の端部と前記仕切り板部との間に形成された通路に沿って流れ、前記邪魔板部および前記仕切り板部に誘導されて減速してフィン間を流れて複数のフィンの他方の端部と前記仕切り板部との間に形成された通路に沿って流れて前記排出口から排出される、請求項1、2、6、または7に記載の熱交換器。
  9. 前記発熱部品の熱が伝わった前記フィン表面の温度と前記排出口における冷却用空気の温度との差が小さくなるように、フィン間隔、フィン長およびフィン間を流れる流速が設定される、請求項1、2、6、7、または8に記載の熱交換器。
  10. フィン間を流れる前記冷却用空気によって形成される、隣接するフィンのそれぞれの温度境界層が重なるように、フィン間を流れる前記冷却用空気が減速する、請求項1から9の何れか1項に記載の熱交換器。
  11. フィン間隔をd(mm)、フィン長をL(m)、フィン間を流れる流速をv(m/s)とするとき、d≦9.4√(L/v)×3である、請求項1から10の何れか1項に記載の熱交換器。
  12. フィン間隔をd(mm)、フィン長をL(m)、フィン間を流れる流速をv(m/s)とするとき、d≦9.4√(L/v)×2である、請求項1から10の何れか1項に記載の熱交換器。
  13. フィン間隔をd(mm)、フィン長をL(m)、フィン間を流れる流速をv(m/s)とするとき、d≦9.4√(L/v)である、請求項1から10の何れか1項に記載の熱交換器。
  14. 前記複数のフィン部のそれぞれに流れる冷却用空気の流量および/またはフィン間を流れる冷却用空気の流量が異なっている、請求項1から13の何れか1項に記載の熱交換器。
  15. 前記熱交換器が自然空冷の熱交換器である、請求項1から14の何れか1項に記載の熱交換器。
  16. 前記熱交換器が水冷の熱交換器である、請求項1から14の何れか1項に記載の熱交換器。
  17. 少なくとも1つの発熱部品が熱的に接続されたベースプレート部と、前記ベースプレート部の長手方向に沿って配置され、前記ベースプレートと熱的に接続された複数のフィンからなる少なくとも1つのフィン部と、フィン間を流れる冷却用空気の流速を減速する構造を形成するように配置された少なくとも1つの邪魔板部と、前記少なくとも1つのフィン部に冷却用空気を送り込む入口部と、冷却用空気を排出する排出口とを備え、前記少なくとも1つのフィン部の各フィン間を冷却用空気が減速して概ね均一に流れるように、前記冷却用空気の流れを誘導するように前記フィン群および前記邪魔板部が配置されている熱交換器。
  18. 前記冷却用空気の流速を減速する構造が、前記入口部から前記排出口に向かって前記フィン部と前記邪魔板部の間隔が漸次狭くなるように配置されたものである請求項17に記載の熱交換器。
  19. 前記フィン部の上を塞ぐように、更に邪魔板部が配置されている請求項18に記載の熱交換器。





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