JP5839386B2 - ヒートシンク - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートシンクに関し、詳しくは冷却用流体を用いて発熱体を冷却するヒートシンクに関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車の駆動モーターを制御しているインバーターなどのパワーモジュールにはIGBT素子等の発熱素子が実装されており、この発熱素子の動作時における発熱を放熱するため、パワーモジュールにはヒートシンクが設けられていることが多い。こうしたヒートシンクとしては、例えば、パワーモジュールに冷却体を密着させて設け、この冷却体内に冷却液等の冷却用流体を流すことで、パワーモジュールの放熱を行うように構成したものがある。このようなヒートシンクにおいては、冷却用流体と冷却体とで効率的に熱のやり取りが行われるように、冷却用流体の流れる流路内にフィンを設けたものがある。例えば、図9に示す従来のコルゲートフィン30は、板状の部材を冷却用流体が流れる方向に沿って折り曲げてフィンが形成され、冷却用流体との接触面積を大きくしている。
こうしたヒートシンクでは、フィンが発熱体と熱的に接続され、フィンの表面に冷却用流体が接触してフィンと冷却媒体とで熱のやり取りが行われることで発熱体が冷却される。ここで、上述のコルゲートフィンの様に、フィンが冷却用流体が流れる方向に沿って設けられている場合、冷却用流体の流れは略層流となって、フィンから離れた所を流れる冷却用流体はフィンに直接に接触せず、フィンから近い所を流れる冷却用流体とフィンから遠い所を流れる冷却用流体との間に温度境界層が形成されてしまう。
フィンの表面付近で高温になった冷却用流体はフィンから熱を奪う能力が低下するから、冷却用流体に温度境界層が形成されると、ヒートシンクの冷却効率が低下してしまう。このため、冷却用流体に温度境界層が形成されるのを抑制すべく、冷却用流体の流れを乱すことが提案されている。例えば、平行に植立された複数のフィンの隣り合うフィンの間に、冷却用流体が流れる方向に対して斜めに矩形平板を設けたものが提案されていたり(例えば特許文献1参照)、複数のピンフィンを備えたヒートシンクの上流側に斜めにルーバを設け、複数のピンフィンに斜めに空気を流入させるものが提案されていたり(例えば特許文献2参照)、板状のベースに複数の突起が設けられ、冷却用流体の流れに対して傾斜する傾斜面が複数の突起のそれぞれに形成されているものが提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開平01−204498号公報 特開2004−281484号公報 特開2005−244014号公報
一般に、冷却用流体が流路の壁面と接触しやすくなるように冷却用流体の流れる流路を複雑に構成することにより、ヒートシンクの冷却性能を向上させることができるが、流路に冷却用流体を流すときの圧力損失が大きくなると、冷却用流体を循環させるために大きな出力のポンプが必要となってしまい、ポンプの駆動に伴って騒音が生じるおそれもある。
本発明は、冷却流路での冷却用流体の圧力損失が小さく且つ冷却性能に優れたヒートシンクを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のヒートシンクは、発熱に熱的に接続されて冷却用流体の流れる流路内に配置されるフィンユニットを有し、前記冷却用流体を用いて前記発熱を冷却するヒートシンクであって、
前記フィンユニットは、前記冷却用流体が流れる方向に沿った接続端を有する略長方形状の切り起こしが板状の部材に複数設けられることにより形成され、前記冷却用流体が流れる方向に対して垂直な方向に沿って並ぶように前記切り起こしが複数設けられて切り起こし列が形成されると共に、前記切り起こし列が前記冷却用流体が流れる方向に沿って互いに所定距離だけ離れて複数形成されており、
前記所定距離をa(mm)とし、前記切り起こしにおける前記冷却用流体が流れる方向の長さをL(mm)とし、前記板状の部材の厚さをt(mm)とし、前記板状の部材の厚さ方向における前記冷却用流体の流路高さをHM(mm)としたときに、下記の条件式(1)乃至(5)を満た
前記フィンユニットは、前記発熱体が熱的に接続される領域では、前記発熱体が熱的に接続されない領域に比して前記切り起こしにおける前記冷却用流体が流れる方向の長さが短く形成されている、
ことを特徴とする。
0.2≦t/HM≦0.4・・・・・(1)
t/HM≦0.5・a/(L+a)+0.22・・・・・(2)
t/HM≧−0.5・a/(L+a)+0.38・・・・・(3)
t/HM≦−0.5・a/(L+a)+0.73・・・・・(4)
t/HM≧0.5・a/(L+a)−0.13・・・・・(5)
前記フィンユニットは、前記冷却用流体の流れる流路の前記発熱体が位置する側と反対側の流路壁に前記板状の部材の板面が接するように設けられてもよい。
前記フィンユニットは、アルミニウム又はアルミニウム合金によって形成されていてもよい。
本発明によれば、冷却流路での冷却用流体の圧力損失が小さく且つ冷却性能に優れたヒートシンクを提供することができる。
本発明の実施形態に係るヒートシンクの様子の一例を示す斜視図である。 実施形態に係るヒートシンクのフィンユニットを拡大した様子の一例を示す斜視図である。 ヒートシンクを冷却用流体の流れの方向に沿って見たときの様子の一例を示す説明図である。 冷却用流体の流れる流路における冷却用流体の流れの方向に沿った断面の様子の一例を示す説明図である。 シミュレーション計算によるヒートシンクの性能の評価をまとめて示す説明図である。 第1の変形例のヒートシンクの様子の一例を示す図1に対応する図である。 第1の変形例のヒートシンクの様子の一例を示す図3に対応する図である。 第2の変形例のヒートシンクの様子の一例を示す斜視図である。 従来のヒートシンクの様子の一例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るヒートシンク10の様子の一例を示す斜視図である。ヒートシンク10は、例えばIGBT素子やリアクトルなどの図示しない発熱体(被冷却体)を冷却用流体を用いて冷却できるように構成されている。ヒートシンク10は、図1に示すように、発熱体から熱Qが伝達されるベースプレート12と、ベースプレート12と共に冷却用流体の流路18を構成するカバープレート14と、冷却用流体の流路18内に配置されるフィンユニット20とを備える。実施形態では、冷却用流体は、水や不凍液などの液体を用いるものとした。冷却用流体は、例えばモータなどで駆動される図示しないポンプによって流路18内を図1中白抜き矢印方向に流れる。
ベースプレート12は、例えば数百μm〜数mmの厚さの熱伝導性に優れた金属板(例えば、銅やアルミニウム、アルミニウム合金など)で形成されている。ベースプレート12は、一方の面(図1中、紙面裏側の面)に図示しない発熱体が熱的に接続され、他方の面(図1中、紙面表側の面)にフィンユニット20が熱的に接続されている。ベースプレート12の板面の大きさは、被冷却体である発熱体の形状や大きさなどに応じて適宜定めることができる。
カバープレート14は、例えば金属や樹脂などの材料によって形成され、ベースプレート12と共に冷却用流体の流路18を構成している。カバープレート14は、ベースプレート12との距離(つまり、ベースプレート12に対する冷却流路の流路高さ)HMが略一定(例えば、数mmなど)となるようにベースプレート12に取付けられている。
フィンユニット20は、厚さtが例えば数百μm〜数mmの熱伝導性に優れた金属(例えば、銅やアルミニウム、アルミニウム合金など)の一枚板に、図2に示すように、複数の切り起こし(フィン)24が設けられて形成されている。なお、図2では、フィンユニット20をベースプレート12側から見た様子を示している。フィンユニット20は、冷却用流体の流路18内に配置され、ベースプレート12やカバープレート14を介して図示しない発熱体に熱的に接続されている。具体的には、フィンユニット20は、図3に示すように、その板面(裏面)が、ベースプレート12に対抗するカバープレート14の面に接するように設けられている。、つまり、フィンユニット20は、発熱体(図示せず)が位置する側と反対側の流路18の流路壁に、フィンユニット20の板面が接するように設けられていることになる。
フィンユニット20に設けられた複数の切り起こし24は、図1から図3に示すように、フィンユニット20の素材となる金属板に、略コ字状に切り込みを複数入れ、冷却用流体の流れる方向に沿って折り曲げて例えば45度切り起こすことで形成されている。こうして形成される複数の切り起こし24は、それぞれ、冷却用流体の流れる方向に沿った接続端24aおよび切り起こし端24bを有する長方形状の切り起こしとなる(図2参照)。なお、接続端24aや切り起こし端24bは、冷却用流体が流れる方向とのなす角度が0度(つまり、冷却用流体の流れに沿っていること)が望ましいが、±5度程度のずれがあっても本発明の効果は期待できる。
フィンユニット20には、複数の切り起こし24が冷却用流体の流れる方向に対して垂直な方向に並んで設けられている。以下、冷却用流体の流れる方向に対して垂直な方向に並んだ複数の切り起こし24の群を「切り起こし列(フィン群)」22という。切り起こし列22における切り起こし24同士の距離や数は、切り起こし24の大きさやフィンユニット20の素材の強度に応じて適宜定めることができる。そして、フィンユニット20には、複数の切り起こし24からなる切り起こし列22が、冷却用流体の流れる方向に沿って互いに所定距離a(例えば、数mmなど)の間隔を空けて複数設けられている。なお、切り起こし列22は、切り起こし列22を構成する複数の切り起こし24のそれぞれについて、その接続端24a及び切り起こし端24bが冷却用流体の流れる方向に対して一様に0度の角度となるように(つまり、冷却用流体の流れに沿うように)形成されてもよいし、冷却用流体の流れる方向に対して一様に所定角度(例えば、±5度程度)ずらして形成されてもよい。また、切り起こし列22を構成する複数の切り起こし24は、その接続端24a及び切り起こし端24bが、各切り起こし24毎で冷却用流体の流れる方向に対する角度が異なるように(例えば、交互に±5度程度異なるように)形成されてもよい。
このようにフィンユニット20には、複数の切り起こし24が設けられているため、フィンユニット20の板面には、切り起こし24が切り起こされることによる空洞が複数存在する。こうしたフィンユニット20がベースプレート12とカバープレート14とで形成される流路18内に配置されることにより、冷却用流体が流れる流路18には、図4に示すように、切り起こし24が設けられてフィンユニット20の板材厚さ方向における流路高さ(ベースプレート12に対する流路高さ)が高くなる領域と(図4中、流路高さHM)、切り起こし24が設けられてなく流路高さがフィンユニット20の厚さtだけ低くなる領域とが存在することになる(図4中、流路高さHm(Hm=HM−t))。このように、実施形態のヒートシンク10では、フィンユニット20の切り起こし24によって冷却用流体の流れる流路壁に凹凸が形成され、この凹凸によって流路18に流れる冷却用流体の流れが乱される。これにより、フィンユニット20などの形状を調整することでヒートシンク10の冷却性能を向上させることができる。
また、実施形態のヒートシンク10では、フィンユニット20は、フィンユニット20の板面(裏面)がベースプレート12とは反対側となるカバープレート14の板面に接するように設けられているから、流路18に冷却用流体が流れるときには、ベースプレート12から離れた位置の比較的温度の低い冷却用流体がベースプレート12側に蛇行させられて移動し、ベースプレート12に温度の低い冷却用流体を接触させることができ、ヒートシンク10の冷却性能を効果的に向上させることができる。
次に、こうしたフィンユニット20の金属板の厚さt、ベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHM、切り起こし(フィン)24の冷却用流体の流れる方向に沿った長さL、切り起こし列22同士の距離aと、ヒートシンク10の性能との関係について説明する。
まず、フィンユニット20の金属板の厚さtとベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHMの比(t/HM)を変化させたときの、ベースプレート12の最高温度上昇値ΔTmaxと冷却用流体の出口部での温度バラツキ(Tmax−Tmin)と冷却用流体の圧力損失ΔPの変化について、シミュレーション計算による結果を説明する。ここで、シミュレーション計算は、ベースプレート12及びフィンユニット20の材質をアルミニウムとし、ベースプレート12のサイズを幅:30mm×長さ:80mm×厚さ:3mmとする条件で行った。また、冷却用流体として初期温度が20℃の水を用い、冷却用流体の流路18入口から流速0.12m/sで均等に流され、ベースプレート12に均一に熱量800Wが負荷される条件で行った。
比較基準として、主にインバーター用の水冷冷却器に用いられている図9に示すコルゲートフィン30での冷却性能を参照する。比較基準のコルゲートフィンの板厚は0.3mm、流路隙間は0.9mmである。このコルゲートフィンを用いた場合、ベースプレートの最高温度上昇値ΔTmaxと冷却用流体の出口部での温度バラツキ(Tmax−Tmin)と圧力損失ΔPは、ΔTmax=ΔT1=80.2℃、Tmax−Tmin=41℃、ΔP=ΔP1=557Paである。
一般に、流路18の圧力損失ΔPが大きくなるにともない、ヒートシンク10の冷却性能は大きくなる傾向にある。そこで、比較基準に対して、次式(a)により求められるベースプレートの最高温度上昇値ΔTmaxの改善率X[%]と次式(b)により求められる圧力損失ΔPの悪化率Y[%]との比率Z(=X/Y)を求めてヒートシンク10の性能を評価した。
X=(コルゲートフィンのΔT1−ΔT)/(コルゲートフィンのΔT1)×100・・・・・(a)
Y=(ΔP−コルゲートフィンのΔP1)/(コルゲートフィンのΔP1)×100・・・・・(b)
Y<0の場合(圧力損失ΔPが比較基準に対して小さくなる場合)、Z<0であれば圧力損失ΔPが低下すると共に冷却性能が向上しているため評価を○とし、Z≧0であれば冷却性能が低下したため評価を×とした。また、Y≧0の場合(圧力損失ΔPが比較基準に対して大きくなる場合)、Z>0.15なら圧力損失ΔPは増加しているものの冷却性能が効果的に向上していると判断して評価を○とし、Z≦0.15なら圧力損失ΔPが増加していると共に冷却性能があまり向上していないと判断して評価を×とした。図5に、以下に説明するシミュレーション計算によるヒートシンクの性能の評価をまとめて示す。
ベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHMを2mmとし、フィンユニット20の切り起こし列22同士の距離a、各切り起こし24の冷却用流路が流れる方向の長さLが、a=1mm、L=1.6mm(a/(a+L)=0.38)としたときのシミュレーション計算の結果を表1に示す。
Figure 0005839386
表1において、Tmaxは冷却用流体の出口部での最高温度、Tminは冷却用流体の出口部での最低温度をそれぞれ示している。このため、Tmax−Tminの値が小さいほど冷却用流体の出口部(下流端)での温度バラツキが小さく、冷却用流体全体で熱を受け取っていることが示唆される。
フィンユニット20の板材厚さtが0.2mm(t/HM=0.1),0.3mm(t/HM=0.15)の場合、Tmax−Tminが大きな値(80.5℃,61.7℃)となり、冷却用流体の出口部での温度バラツキが大きくなる。これは、値t/HMが小さいときには、冷却用流体に乱流が生じにくいためと考えられる。
フィンユニット20の板材厚さtが0.9mm(t/HM=0.45)の場合、Tmax−Tminは小さな値(32.8℃)となると共に最高温度上昇値ΔTmaxは48.2℃となり、従来のコルゲートフィンの最高温度上昇値ΔTmax=80.2℃よりも冷却性能は優れている。しかし、この場合、評価値Zは0.03(<0.15)となり、つまり、圧力損失ΔPの悪化率Yが大きく、圧力損失と冷却性能のバランスが好ましくない。
流路18のベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHMが2mmであり、フィンユニット20の切り起こし列22同士の距離a、各切り起こし24の冷却用流路が流れる方向の長さLが、a=2mm、L=2.3mm(a/(a+L)=0.47)のときのシミュレーション計算の結果を表2に示す。
Figure 0005839386
フィンユニット20の板材厚さtが0.2mm(t/HM=0.1),0.3mm(t/HM=0.15)の場合、表1に示される結果と同様に、Tmax−Tminは大きな値(81.1℃,63.1℃)となり、冷却用流体の出口部での温度バラツキが大きくなる。
フィンユニット20の板材厚さtが0.9mm(t/HM=0.45)の場合、Tmax−Tminが比較的小さな値(51.6℃)となると共に最高温度上昇値ΔTmaxは52.1℃となり、従来のコルゲートフィンの最高温度上昇値ΔTmax=80.2℃よりも冷却性能が優れるている。しかし、この場合、評価値Zは0.03(<0.15)となり、表1に示される結果と同様に、圧力損失と冷却性能のバランスが好ましくない。
表1及び表2に示される結果から、フィンユニット20の金属板の厚さtとベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHMの比(t/HM)は、0.2≦t/HM≦0.4の関係を満たすことが好ましいと言える(図5参照)。
次に、切り起こし列(フィン群)22同士の距離aと、切り起こし(フィン)24の冷却用流体の流れる方向の長さLについて、a/(a+L)を変化させたときの、最高温度上昇値ΔTmaxと冷却用流体の出口部での温度バラツキ(Tmax−Tmin)と冷却用流体の圧力損失ΔPの変化について、シミュレーション計算による結果を説明する。ここで、シミュレーション計算は、ベースプレート12及びフィンユニット20の材質をアルミニウムとし、ベースプレート12のサイズを幅:30mm×長さ:80mm×厚さ:3mmとする条件で行った。また、冷却用流体として初期温度が20℃の水を用い、冷却用流体の流路18入口から流速0.12m/sで均等に流され、ベースプレート12に均一に熱量800Wが負荷される条件で行った。
切り起こし列22同士の距離aが1mmであり、流路18のベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHMとフィンユニット20の厚さtが、HM=2mm,t=0.6mm(t/HM=0.3)のときのシミュレーション計算の結果を表3に示す。
Figure 0005839386
切り起こし24の冷却用流体の流れる方向の長さLが18.8mmの場合(a/(a+L)=0.05)、Tmax−Tminは表3中で比較的大きな値(32.3℃)となり、冷却用流体の出口部での温度バラツキが大きくなる。これは、値a/(a+L)が小さ過ぎると、冷却用流体に温度境界層が発達し、熱交換の効率が落ちるためと考えられる。
切り起こし24の冷却用流体の流れる方向の長さLが0.1mmの場合(a/(a+L)=0.9)、最高温度上昇値ΔTmaxの改善率X[%]は負の値となり、つまり、従来のコルゲートフィンと比べて冷却性能が低下してしまう。これは、値a/(a+L)が大き過ぎると、フィンユニット20の切り起こし(フィン)24が占める割合が小さくなり、効率的な熱交換が行われないためと考えられる。
切り起こし列22同士の距離aが1mmであり、流路18のベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHMとフィンユニット20の厚さtが、HM=2mm,t=0.4mm(t/HM=0.2)のときのシミュレーション計算の結果を表4に示す。
Figure 0005839386
切り起こし24の冷却用流体の流れる方向の長さLが18.8mmの場合(a/(a+L)=0.05)、表3に示される結果と同様に、Tmax−Tmiは大きな値(68.5℃)となり、冷却用流体の出口部での温度バラツキが大きくなる。
切り起こし24の冷却用流体の流れる方向の長さLが0.5mm,0.3mmの場合(a/(a+L)=0.67,0.77)、最高温度上昇値ΔTmaxの改善率X[%]は負の値となり、つまり、従来のコルゲートフィンと比べて冷却性能が低下してしまう。
以上の他に、ベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHMを2mmとし、切り起こし列(フィン群)22同士の距離aを1mmとしたときに、切り起こし列(フィン群)22同士の距離aと切り起こし(フィン)24の冷却用流体の流れる方向の長さLとについてのa/(a+L)を変更させたときや、フィンユニット20の金属板の厚さtとベースプレート12に対する冷却用流体の高さHMの比(t/HM)を変化させた場合の、ベースプレート12の最高温度上昇値ΔTmaxと冷却用流体の出口部での温度バラツキ(Tmax−Tmin)と冷却用流体の圧力損失ΔPの変化について、シミュレーション計算による結果を説明する。ここで、シミュレーション計算は、ベースプレート12及びフィンユニット20の材質をアルミニウムとし、ベースプレート12のサイズを幅:30mm×長さ:80mm×厚さ:3mmとする条件で行った。また、冷却用流体として初期温度が20℃の水を用い、冷却用流体の流路18入口から流速0.12m/sで均等に流され、ベースプレート12に均一に熱量800Wが負荷される条件で行った。シミュレーション計算の結果を表5に示す。
Figure 0005839386
表5において、フィンユニット20の板材厚さtが0.2mm(t/HM=0.1)、切り起こし24の冷却用流体の流れる方向の長さLが3.9mm,0.5mm(a/(a+L)=0.20,0.67)の場合、Tmax−Tminが大きな値(83.9℃)となり、冷却用流体の出口部での温度バラツキが大きくなる。
フィンユニット20の板材厚さtが0.4mm(t/HM=0.2)、切り起こし24の冷却用流体の流れる方向の長さLが3.9mm(a/(a+L)=0.20)の場合、ベースプレート12の最高温度上昇値ΔTmaxの改善率X[%]は負の値となり、つまり、従来のコルゲートフィンと比べて冷却性能が低下してしまう。
フィンユニット20の板材圧さtが0.9mm(t/HM=0.45)、切り起こし24の冷却用流体の流れる方向の長さLが3.9mm,0.5mm(a/(a+L)=0.20,0.67)の場合、Tmax−Tminは小さな値(3.4℃,3.2℃)となると共に最高温度上昇値ΔTmaxは50.2℃,48.8℃となり、従来のコルゲートフィンの最高温度上昇値ΔTmax=80.2℃よりも冷却性能は優れている。しかし、この場合、評価値Zは0.03(<0.15),0.04(<0.15)となり、つまり、圧力損失ΔPの悪化率Yが大きく、圧力損失と冷却性能のバランスが好ましくない。
値t/HMが大きくなると、流路18での圧力損失が増加するが、表5に示される関係から、この圧力損失の増加に対して一律に同じ割合で冷却性能が向上するわけではないことがわかる(図5参照)。例えば、a/(L+a)を一定の値とした場合、0.2≦t/HM≦0.3のときには、t/HMを増加させることで圧力損失をあまり増加させることなく冷却性能を向上させることができる(評価値Z>0.15)。一方で、例えば、a/(L+a)を一定の値とした場合、0.3≦t/HM≦0.4のときには、圧力損失が大幅に相加するものの、それに見合った冷却性能の向上がない(評価値Z≦0.15)。つまり、表1乃至表5に示される結果から、次式(1)〜(5)を満たしていれば、従来のコルゲートフィンを用いた水冷ヒートシンクに比べて冷却用流体の圧力損失を抑制しつつ冷却性能を向上できることが分かる。また、値t/HMが0.2以上0.4以下の範囲内であれば、値t/HMに拘わらず、値a/(L+a)が0.3以上0.6以下の範囲内のときに、従来のコルゲートフィンを用いた水冷ヒートシンクに比べて冷却用流体の圧力損失を抑制しつつ冷却性能を向上できることが分かる。
0.2≦t/HM≦0.4・・・・・(1)
t/HM≦0.5・a/(L+a)+0.22・・・・・(2)
t/HM≧−0.5・a/(L+a)+0.38・・・・・(3)
t/HM≦−0.5・a/(L+a)+0.73・・・・・(4)
t/HM≧0.5・a/(L+a)−0.13・・・・・(5)
さらに、流路18のベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHMが1.2mmのときのシミュレーション計算の結果を表6に示す。ここで、シミュレーション計算は、ベースプレート12及びフィンユニット20の材質をアルミニウムとし、ベースプレート12のサイズを幅:30mm×長さ:80mm×厚さ:3mmとする条件で行った。また、冷却用流体として初期温度が20℃の水を用い、冷却用流体の流路18入口から流速0.12m/sで均等に流され、ベースプレート12に均一に熱量800Wが負荷される条件で行った。
Figure 0005839386
流路18のベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHMが1.2mmの場合でも、切り起こし列22同士の距離a(mm)と、切り起こし24の冷却用流体が流れる方向の長さL(mm)と、フィンユニット20の厚さt(mm)と、ベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHM(mm)とが、上述した式(1)〜(5)を満たしていれば、従来のコルゲートフィンを用いた水冷ヒートシンクに比べて冷却用流体の圧力損失を抑制しつつ冷却性能を向上できることが分かる。
以上説明した実施形態のヒートシンク10では、冷却用流体に流れる方向に対して垂直な方向に沿って並ぶように複数の切り起こし24を設けて切り起こし列22を形成し、この切り起こし列22を冷却用流体が流れる方向に沿って複数設けてフィンユニット20を形成し、切り起こし列22同士の距離a(mm)と、切り起こし24の冷却用流体が流れる方向の長さL(mm)と、フィンユニット20の板材厚さt(mm)と、ベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHM(mm)とが、上述した式(1)〜(5)を満たすことにより、冷却用流体の流れる流路18内で乱流を効果的に生じさせることができ、流路18での冷却用流体の圧力損失が小さく且つ冷却性能に優れたヒートシンクを提供することができる。また、実施形態のヒートシンク10では、フィンユニット20をアルミニウムやアルミニウム合金の一枚板にプレス加工などを施して形成することができ、簡便な方法によって圧力損失が小さく且つ冷却性能が高いヒートシンクを製造することができる。さらに、実施形態のヒートシンク10では、フィンユニット20に複数の切り起こし列22が冷却用流体が流れる方向に繰り返し形成されるから、冷却用流体に複数箇所で乱流を生じさせることができ、圧力損失の低下と冷却性能の向上との両立を図ることができる。
実施形態のヒートシンク10では、フィンユニット20の板面(裏面)がベースプレート12と反対側のカバープレート14の面に接するように設けられるものとしたが(図1及び図3参照)、図6及び図7の変形例のヒートシンク110に示すように、フィンユニット20の板面(裏面)がベースプレート12の板面に接するように設けられてもよい。この場合でも、フィンユニット20によって、流路18に流れる冷却用流体の流れを乱すことができ、冷却用流体の圧力損失を抑制しつつヒートシンク10の冷却性能を向上させることができる。
実施形態のヒートシンク10では、同一の形状の複数の切り起こし24がフィンユニット20に形成されるものとしたが、図8の変形例のヒートシンク210に示すように、発熱体が熱的に接続されるフィンユニット20の領域20Aでは、発熱体が熱的に接続されない領域20Bに比して、切り起こし24の冷却用流体が流れる方向の長さLが短く形成されてもよい(図8中、LA<LB)。こうすれば、発熱体からの熱が伝わって比較的高温となりやすいフィンユニット20の領域20Aで効果的に放熱を行うことができる。また、領域20Bについては切り起こしの長さLを小さくしないため、ヒートシンク10の生産性の低下を抑制することができる。また、ヒートシンク10は、フィンユニット20の切り起こし列22同士の距離a(mm)と、切り起こし24の冷却用流体が流れる方向の長さL(mm)と、フィンユニット20の板材厚さt(mm)と、ベースプレート12に対する冷却用流体の流路高さHM(mm)とが、上述した式(1)乃至(5)を満たせばよく、複数の切り起こし(フィン)24は、直方体状以外の形状でもよく、それぞれ同一の形状でなくても構わない。
実施形態のヒートシンク10では、フィンユニット20は、ベースプレート12に対して45度の角度で切り起こして切り起こし(フィン)24が形成されるものとしたが、垂直(90度)に切り起こすなど45度以外の角度で切り起こしてフィンが形成されてもよい。なお、フィンの先端がフィンユニット20が取付けられた流路壁に対抗する流路壁と熱的に接触するように切り起こすことが好ましい。また、切り起こし角度が小さすぎると、フィンの接続端24aと切り起こし端24bとの距離が長くなってしまい、フィンの接続端24aと切り起こし端24bとで温度差が生じて冷却の効率が低下することが想定されるため、切り起こし角度は20度から90度の範囲とすることが望ましい。さらに、切り起こし角度を30度から60度にすることで、プレス成形によってフィンユニット20を容易に成形しやすくすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更(構成要素の削除等を含む)をなし得ることはいうまでもない。
10,110,210 ヒートシンク
12 ベースプレート
14 カバープレート
18 流路
20 フィンユニット
22 切り起こし列
24 切り起こし
24a 接続端
24b 切り起こし端
30 コルゲートフィン

Claims (3)

  1. 発熱に熱的に接続されて冷却用流体の流れる流路内に配置されるフィンユニットを有し、前記冷却用流体を用いて前記発熱を冷却するヒートシンクであって、
    前記フィンユニットは、前記冷却用流体が流れる方向に沿った接続端を有する略長方形状の切り起こしが板状の部材に複数設けられることにより形成され、前記冷却用流体が流れる方向に対して垂直な方向に沿って並ぶように前記切り起こしが複数設けられて切り起こし列が形成されると共に、前記切り起こし列が前記冷却用流体が流れる方向に沿って互いに所定距離だけ離れて複数形成されており、
    前記所定距離をa(mm)とし、前記切り起こしにおける前記冷却用流体が流れる方向の長さをL(mm)とし、前記板状の部材の厚さをt(mm)とし、前記板状の部材の厚さ方向における前記冷却用流体の流路高さをHM(mm)としたときに、下記の条件式(1)乃至(5)を満た
    前記フィンユニットは、前記発熱体が熱的に接続される領域では、前記発熱体が熱的に接続されない領域に比して前記切り起こしにおける前記冷却用流体が流れる方向の長さが短く形成されている、
    ことを特徴とするヒートシンク。
    0.2≦t/HM≦0.4・・・・・(1)
    t/HM≦0.5・a/(L+a)+0.22・・・・・(2)
    t/HM≧−0.5・a/(L+a)+0.38・・・・・(3)
    t/HM≦−0.5・a/(L+a)+0.73・・・・・(4)
    t/HM≧0.5・a/(L+a)−0.13・・・・・(5)
  2. 前記フィンユニットは、前記冷却用流体の流れる流路の前記発熱体が位置する側と反対側の流路壁に前記板状の部材の板面が接するように設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 前記フィンユニットは、アルミニウム又はアルミニウム合金によって形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のヒートシンク。
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