JP2011243119A - 電力平準化方法、システム及びプログラム - Google Patents

電力平準化方法、システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】商用電源から複数のサーバを含むシステムに供給する電力を抑制する。
【解決手段】本電力制御方法は、処理種別の識別子を含む実行要求を端末から受信した場合、処理種別の識別子と当該処理種別の処理を実行することにより消費される電力である処理消費電力のデータとを対応付けて格納する処理テーブルから、受信した処理種別の識別子に対応する処理消費電力を特定する工程と、端末からの実行要求に応じて処理を実行し得る複数のサーバの各々について当該サーバが消費している電力であるサーバ消費電力のデータ及び当該サーバに商用電源から供給する最大電力の閾値を格納するサーバテーブルを用いて、特定された処理消費電力をサーバ消費電力に加えても閾値を超過しないという条件を満たすサーバを探索する工程と、条件を満たすサーバが特定された場合には、当該サーバを実行サーバとして決定し、当該実行サーバに実行要求を送信する工程とを含む。
【選択図】図1

Description

本技術は、商用電源から供給する電力を制御する技術に関する。
近年、情報サービスを提供する企業等は、増々大きな規模のデータセンタを管理するようになっている。データセンタでは、処理を実行するためのサーバはもちろん、冷却ファン等の空調設備や非常用のバッテリー等、電力を消費する機器を多数用意する必要があり、データセンタの規模の拡大により消費電力も増大する。消費電力の増大は、データセンタの管理者等にとって大きな負担となっており、商用電源から受電する電力を抑制するための技術が求められている。
一方、計算機の処理負荷を分散させるための従来技術が存在している。具体的には、複数の計算機により構成されるシステムにおいて、計算機において処理が行われた場合には、CPU消費時間、メモリ使用量、データベースアクセス回数などを統計情報として記録しておく。そして、新たな処理要求があった場合には、この処理要求の処理に要する処理負荷を統計情報を用いて予測し、予測された処理負荷と現在の処理負荷の状況とに基づき、処理要求をいずれかの計算機に割り振る。
しかし、上記の従来技術のように計算機の処理負荷を分散させたとしても、必ずしもシステム全体として商用電源から受電する電力を抑制することはできない。
特開2002−140313号公報
従って、本技術の目的は、商用電源から複数のサーバを含むシステムに供給する電力を抑制するための技術を提供することである。
本電力平準化方法は、処理種別の識別子を含む処理実行要求をユーザ端末から受信した場合、処理種別の識別子と当該処理種別の処理を実行することにより消費される電力である処理消費電力のデータとを対応付けて格納する処理テーブルから、受信した処理種別の識別子に対応する処理消費電力を特定するステップと、ユーザ端末からの処理実行要求に応じて処理を実行し得る複数のサーバの各々について当該サーバが消費している電力であるサーバ消費電力のデータ及び当該サーバに商用電源から供給する最大電力の閾値を格納するサーバテーブルを用いて、特定された処理消費電力をサーバ消費電力に加えても閾値を超過しないという条件を満たすサーバを探索する探索ステップと、探索ステップにおいて条件を満たすサーバが特定された場合には、当該サーバを実行サーバとして決定し、当該実行サーバに処理実行要求を送信する第1決定ステップとを含む。
商用電源から複数のサーバを含むシステムに供給する電力を抑制することができるようになる。
図1は、本技術の実施の形態に係るシステムの構成図である。 図2は、平準化制御サーバの機能ブロック図である。 図3は、ジョブ処理サーバの機能ブロック図である。 図4は、給電装置の機能ブロック図である。 図5は、ジョブ振分サーバの機能ブロック図である。 図6は、サーバテーブルに格納されるデータの一例を示す図である。 図7は、ジョブテーブルに格納されるデータの一例を示す図である。 図8は、個別目標値テーブルに格納されるデータの一例を示す図である。 図9は、バッテリー容量テーブルに格納されるデータの一例を示す図である。 図10は、予測テーブルに格納されるデータの一例を示す図である。 図11は、給電装置に個別目標値を設定する処理の処理フローを示す図である。 図12は、システム全体の消費電力及びバッテリー残量について説明するための図である。 図13は、ジョブの振り分け処理の処理フローを示す図である。 図14は、サーバ特定処理の処理フローを示す図である。 図15は、ジョブの振り分け処理の処理フローを示す図である。 図16は、ジョブ処理サーバの消費電力及びバッテリー残量について説明するための図である。 図17は、ジョブ処理サーバの消費電力及びバッテリー残量について説明するための図である。 図18は、コンピュータの機能ブロック図である。
図1に、本実施の形態に係るシステムの構成図を示す。例えばインターネットであるネットワーク1には、ジョブ振分サーバ3と、クライアント端末7とが接続されている。ジョブ振分サーバ3には、平準化制御サーバ5と、ジョブ処理サーバ11A及びジョブ処理サーバ11Bとが接続されている。平準化制御サーバ5には、ジョブ処理サーバ11A及びジョブ処理サーバ11Bと、例えばUPS(Uninterruptible Power Supply)である給電装置13A及び給電装置13Bとが接続されている。また、例えば受電設備である商用電源9は、給電装置13A及び給電装置13Bに電力を供給する。給電装置13Aは、ジョブ処理サーバ11Aに電力を供給し、給電装置13Bは、ジョブ処理サーバ11Bに電力を供給する。図1の例では、ジョブ処理サーバ及び給電装置はそれぞれ2つしか図示していないが、数に限定はない。また、1つの給電装置に複数のジョブ処理サーバが接続される場合もある。なお、本実施の形態においては、ジョブ処理サーバにおいて実行される、特定の目的を達成するためのひとまとまりの処理のことを「ジョブ」と呼ぶ。
図2に、平準化制御サーバ5の機能ブロック図を示す。平準化制御サーバ5は、通信部51と、管理データ格納部53と、平準化制御部55と、処理結果格納部57とジョブ識別子格納部59とを含む。また、平準化制御部55は、消費電力特定部551と、サーバ特定部553とを含む。
通信部51は、ジョブ処理サーバ11A及び11Bから消費電力及び処理負荷のデータを受信すると共に、給電装置13A及び13Bからバッテリー残量のデータを受信し、管理データ格納部53を更新する処理を行う。また、通信部51は、ジョブ振分サーバ3からジョブ識別子を含む平準化制御要求を受信し、当該ジョブ識別子をジョブ識別子格納部59に格納する処理を行う。平準化制御部55の消費電力特定部551及びサーバ特定部553は、管理データ格納部53及びジョブ識別子格納部59に格納されているデータに基づき、後で説明するサーバ特定処理を行い、処理結果を処理結果格納部57に格納する。
図3に、ジョブ処理サーバ11A及び11Bの機能ブロック図を示す。ジョブ処理サーバ11A及び11Bは、通信部111と、ジョブ実行部113と、サーバデータ格納部115と、消費電力監視部117と、処理負荷監視部119とを含む。
消費電力監視部117は、ジョブ処理サーバ11A(又はジョブ処理サーバ11B)の消費電力を例えば所定時間経過する毎に計測し、消費電力のデータをサーバデータ格納部115に格納する。処理負荷監視部119は、ジョブ処理サーバ11A(又はジョブ処理サーバ11B)の処理負荷を例えば所定時間経過する毎に計測し、処理負荷のデータをサーバデータ格納部115に格納する。通信部111は、サーバデータ格納部115に格納されている消費電力及び処理負荷のデータを、平準化制御サーバ5に送信する。また、通信部111は、サーバデータ格納部115に格納されている消費電力のデータを給電装置13A及び13Bに送信する。また、通信部111は、ジョブ振分サーバ3からジョブ実行要求を受信すると、ジョブ実行部113にジョブの実行を指示する。ジョブ実行部113は、ジョブの実行結果を通信部111に通知する。そして、通信部111は、ジョブの実行結果をジョブ振分サーバ3に送信する。
図4に、給電装置13A及び13Bの機能ブロック図を示す。給電装置13A及び13Bは、通信部1301と、バッテリーデータ格納部1303と、データ格納部1305と、バッテリー残量監視部1307と、充放電制御部1309と、バッテリー1311とを含む。
バッテリー残量監視部1307は、バッテリー1311の残量を計測し、残量のデータをバッテリーデータ格納部1303に格納する。通信部1301は、バッテリーデータ格納部1303に格納されているバッテリー残量のデータを平準化制御サーバ5に送信する。また、通信部1301は、個別目標値を含む充放電制御要求を平準化制御サーバ5から受信すると共に、消費電力のデータをジョブ処理サーバ11A及び11Bから受信し、データ格納部1305に格納する。充放電制御部1309は、個別目標値格納部1305に格納されている個別目標値及び消費電力のデータに従い、バッテリー1311の充放電を制御する。
図5に、ジョブ振分サーバ3の機能ブロック図を示す。ジョブ振分サーバ3は、クライアント端末7からジョブ処理要求を受信し、ジョブ処理サーバ11A及び11Bに転送する処理、及びジョブ処理サーバ11A及び11Bからジョブ処理結果を受信し、クライアント端末7に転送する処理等を行う通信部31と、平準化制御サーバ5から受信したジョブ振分要求に基づき、ジョブの振り分けを通信部31に指示する振分部33とを含む。
図6に、管理データ格納部53に格納されるサーバテーブルの一例を示す。図6の例では、ジョブ処理サーバの識別子の列と、ジョブ処理サーバの消費電力の列と、ジョブ処理サーバの処理負荷の列と、給電装置の識別子の列と、給電装置のバッテリー残量の列とが含まれる。例えば図6の第1行目の列は、識別子が「Sj1」であるジョブ処理サーバは、識別子が「B1」である給電装置から電力を供給されることを表している。ジョブ処理サーバ及び給電装置の識別子は、例えばIPアドレスである。
図7に、管理データ格納部53に格納されるジョブテーブルの一例を示す。図7の例では、ジョブの識別子の列と、ジョブの消費電力の列と、ジョブの処理負荷の列とが含まれる。ジョブの消費電力とはジョブを実行することにより消費される電力のことであり、ジョブの処理負荷とはジョブを実行することによりかかる負荷(例えばCPU使用率等)である。ジョブの識別子は、例えばURL(Uniform Resource Locator)である。なお、本実施の形態におけるジョブの識別子とは、ジョブの「種別」の識別子のことである。
図8に、管理データ格納部53に格納される個別目標値テーブルの一例を示す。図8の例では、ジョブ処理サーバの列と、個別目標値の列とが含まれる。個別目標値とは、特定の期間(例えば1日)において商用電源からジョブ処理サーバに供給する最大電力(ピーク値)のことである。
図9に、管理データ格納部53に格納されるバッテリー容量テーブルの一例を示す。図9の例では、ジョブ処理サーバの列と、バッテリー容量の列とが含まれる。
図10に、管理データ格納部53に格納される予測テーブルの一例を示す。図10の例では、特徴の列と、日時の列と、電力の列とが含まれる。図10の例では、本実施の形態の処理を行う日が月曜日に該当する場合には、0時00分からの30分間にはジョブ処理サーバ11A及びジョブ処理サーバ11Bの消費電力の合計の平均値が4.1053kWになり、0時30分からの30分間には4.0858kWになり、23時30分からの30分間には4.1165kWになると予測されることを表している。このデータは、例えば、共通する特徴を有する日の消費電力のデータを平均することにより生成する。図10の例では、特徴として曜日のデータが格納されているが、例えば月やイベントのデータ等であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。また、より短い時間間隔での消費電力が格納されても良い。
次に、図11乃至図17を用いて、図1に示したシステムの処理内容について説明する。まず、図11及び図12を用いて、本実施の形態におけるジョブの振り分け処理に先立って行われる、個別目標値の算出及び設定のための処理について説明する。
まず、平準化制御サーバ5の平準化制御部55は、管理データ格納部53に格納されている消費電力の予測データ及びバッテリー容量のデータに基づき、特定の期間(例えば1日)における全体目標値P0を算出し、メインメモリ等の記憶装置に格納する(図11:ステップS1)。
全体目標値P0の算出については、図12を用いて説明する。図12の上段のグラフは、縦軸がシステム全体の消費電力を表し、横軸が時刻を表す。図12の下段のグラフは、縦軸がシステム全体のバッテリー残量の合計値を表し、横軸が時刻を表している。
図12の例では、全体目標値P0の電力が時刻T1からT2までの間商用電源からシステムに供給されている。ここでは、時刻T1から時刻T2までの間及び時刻T3から時刻T4までの間は全体目標値P0より消費電力の予測値の方が小さいため、両者の差分の電力がバッテリーに充電される。従って、時刻T1から時刻T2までの間及び時刻T3から時刻T4までの間はバッテリー残量R0が増加している。一方、時刻T2から時刻T3までの間は全体目標値P0より消費電力の予測値の方が大きいため、両者の差分の電力がバッテリーからシステムに放電される。従って、時刻T2から時刻T3までの間はバッテリー残量R0が減少している。
図12の例では、時刻T1から時刻T4までの間にはバッテリー残量が0に達することはなく、商用電源から供給する全体目標値P0の電力とバッテリーからの放電とにより消費電力を賄うことができている。従って、商用電源から供給する電力のピーク値は全体目標値P0と等しくなる。
なお、図12の例では時刻T3においてバッテリー残量が0に近づいており、もし図12の例よりも小さい値を全体目標値P0として設定した場合には、バッテリー残量が時刻T3付近において0に達する可能性もある。この場合には、システムの消費電力を商用電源から供給する電力だけで賄わなくてならず、商用電源から供給する電力のピーク値は図12の例よりも大幅に大きくなる可能性がある。一方、図12の例よりも大きい値を全体目標値P0として設定した場合には、図12の例の場合と同様、バッテリー残量が0に達することはなく、システムの消費電力を商用電源から供給する電力だけで賄わなくてはならないような事態にはならない。但し、バッテリー残量の余剰は図12の例よりも大きくなり、図12の例ほどバッテリーを有効に活用できているとは言えない。
本実施の形態では、全体目標値P0の候補値を複数選択し、複数の候補値の各々について、商用電源から供給する電力のピーク値を算出する。そして、ピーク値が最も小さくなる候補値を全体目標値P0として決定する。これは、バッテリーを最大限有効に活用することができる全体目標値P0を特定するということを意味している。
なお、上で述べたようなステップS1の処理は、例えばメタヒューリスティック手法であるPSO(Particle Swarm Optimization)等を用いて行うことができる。これらは本実施の形態の主要な部分ではないので、ここでは詳しくは述べない。
図11の説明に戻り、平準化制御サーバ5の平準化制御部55は、ステップS1において算出された全体目標値P0に基づき個別目標値Pi(i=1,2,3・・・m)を算出し、管理データ格納部53の個別目標値テーブルに格納する(ステップS3)。
個別目標値Piは、例えば各ジョブ処理サーバの単位時間当たりの消費電力が同等であるような場合には、Pm=P0/mと設定すればよい。図1の例の場合には、P0/2と設定する。但し、各ジョブ処理サーバの単位時間当たりの消費電力が同等であっても、接続されている給電装置のバッテリー容量が異なるような場合には、バッテリー容量の比に基づき設定してもよい。例えばジョブ処理サーバ11A及び11Bに電力を供給する給電装置のバッテリーが満充電の状態であり、バッテリー容量の比が1:2であり、P0=300[w]であるとする。この場合には、ジョブ処理サーバ11Aの個別目標値を200[w]とし、ジョブ処理サーバ11Bの個別目標値を100[w]とする。すなわち、バッテリー容量の少ない給電装置に接続されたジョブ処理サーバに、より多くの電力を商用電源から供給する。
次に、平準化制御サーバ5の通信部51は、個別目標値テーブルに格納されている個別目標値Piを含む充放電制御要求を給電装置13A及び13Bに送信する(ステップS5)。そして、給電装置13A及び13Bの通信部1301は、平準化制御サーバ5から充放電制御要求を受信し、データ格納部1305に格納する(ステップS7)。
そして、充放電制御部1309は、データ格納部1305に格納されている個別目標値Pi及びジョブ処理サーバの消費電力のデータに基づき、バッテリーの充放電を制御する(ステップS9)。ステップS9においては、(個別目標値Pi)>(ジョブ処理サーバの消費電力)である場合には、(個別目標値Pi)−(ジョブ処理サーバの消費電力)に相当する電力をバッテリー1311に充電する。一方、(個別目標値Pi)<(ジョブ処理サーバの消費電力)である場合には、(ジョブ処理サーバの消費電力)−(個別目標値Pi)に相当する電力をバッテリー1311から放電する。なお、ステップS9の処理は、例えば制御を終了すべき時刻になるまで又は管理者から終了を指示されるまで繰り返し行われる。
以上のような処理を実施することにより、給電装置におけるバッテリーの充放電を適切に行い、商用電源から供給する電力を抑制することができるようになる。
次に、図13乃至図17を用いて、ジョブの振り分け処理について説明する。まず、クライアント端末7は、ジョブの識別子を含むジョブ実行要求をジョブ振分サーバ3に送信する(図13:ステップS11)。一方、ジョブ振分サーバ3の通信部31は、ジョブ実行要求をクライアント端末7から受信し、メインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS13)。
そして、ジョブ振分サーバ3の通信部31は、ステップS13において受信したジョブ識別子を含む平準化制御要求を平準化制御サーバ5に送信する(ステップS15)。一方、平準化制御サーバ5の通信部51は、ジョブ振分サーバ3から平準化制御要求を受信し、ジョブ識別子格納部59に格納する(ステップS17)。そして、平準化制御部55は、サーバ特定処理を実施する(ステップS19)。サーバ特定処理については、図14を用いて説明する。
まず、平準化制御部55の消費電力特定部551は、ジョブ識別子格納部59に格納されているジョブ識別子に対応する消費電力Pjiを管理データ格納部53のジョブテーブルから特定し、メインメモリ等の記憶装置に格納する(図14:ステップS41)。そして、サーバ特定部553は、管理データ格納部53のサーバテーブルにおいて、(ステップS41において特定されたジョブ消費電力Pji)+消費電力Psi<個別目標値Piを満たすジョブ処理サーバを探索する(ステップS43)。すなわち、クライアント端末7から要求されたジョブを実行しても消費電力が個別目標値を上回らないジョブ処理サーバを探索する。
そして、サーバ特定部553は、ステップS43において該当するジョブ処理サーバが特定されたか判断する(ステップS45)。該当するジョブ処理サーバが特定された場合(ステップS45:Yesルート)、サーバ特定部553は、管理データ格納部53のサーバテーブルに格納されている処理負荷のデータに基づき、ステップS43において特定されたジョブ処理サーバのうち処理負荷が最も低いジョブ処理サーバを実行サーバとして特定し、当該実行サーバの識別子を処理結果格納部57に格納する(ステップS53)。
一方、ステップS43において該当するジョブ処理サーバが特定されなかった場合(ステップS45:Noルート)、サーバ特定部553は、管理データ格納部53のサーバテーブルに格納されているバッテリー残量のデータに基づき、バッテリー残量が最も多い給電装置に接続されているジョブ処理サーバを特定し、当該ジョブ処理サーバの識別子をメインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS47)。
そして、サーバ特定部553は、ステップS47においてジョブ処理サーバが複数特定されたか判断する(ステップS49)。例えば、図1のように給電装置1台にジョブ処理サーバが1台接続される構成においてバッテリー残量が最大である給電装置が複数ある場合や、バッテリー残量が最大である給電装置に複数のジョブ処理サーバが接続されている場合が該当する。ジョブ処理サーバが複数特定されていない場合(ステップS49:Noルート)、ステップS47において特定されたジョブ処理サーバの識別子を処理結果格納部57に格納する。すなわち、ステップS47において特定されたジョブ処理サーバを実行サーバとして決定する。
一方、ジョブ処理サーバが複数特定された場合(ステップS49:Yesルート)、サーバ特定部553は、管理データ格納部53のサーバテーブルに格納されている処理負荷のデータに基づき、特定されたジョブ処理サーバのうち処理負荷が最も低いジョブ処理サーバを実行サーバとして特定し、当該実行サーバの識別子を処理結果格納部57に格納する(ステップS51)。そして、元の処理に戻る。
以上のような処理を実施することにより、最適なジョブ処理サーバにジョブを実行させることができるようになる。
図13の説明に戻り、平準化制御サーバ5の通信部51は、処理結果格納部57に格納されているジョブ処理サーバの識別子を含むジョブ振り分け要求を生成し、ジョブ振分サーバ3に送信する(ステップS21)。一方、ジョブ振分サーバ3の通信部31は、平準化制御サーバ5からジョブ振り分け要求を受信し、メインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS23)。そして、処理は端子A及びBを介して図15の処理に移行する。
図15を用いて端子A及びB以降の処理について説明する。ジョブ振分サーバ3のジョブ振分部33は、受信したジョブ振り分け要求に含まれるジョブ処理サーバの識別子によりジョブを振り分けるジョブ処理サーバを特定し、当該ジョブ処理サーバへのジョブの振り分けを通信部31に指示する。そして、通信部31は、ステップS13において受信したジョブ実行要求を、ジョブ振り分けサーバ(ここではジョブ処理サーバ11Aとする)に転送する(ステップS25)。
一方、ジョブ処理サーバ11Aの通信部111は、ジョブ実行要求をジョブ振分サーバ3から受信し、メインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS27)。また、通信部111は、ジョブ実行部113にジョブの実行を指示する。そして、ジョブ実行部113は、ステップS27において受信したジョブ実行要求に係るジョブを実行する(ステップS29)。また、ステップS29において、ジョブ実行部113はジョブの実行結果を通信部31に通知する。
ここで、図16及び図17を用いて、上で述べたようなジョブ振り分け処理を実施した場合における、ジョブ処理サーバの消費電力及びバッテリー残量の推移について説明する。図16の上段のグラフは、縦軸がジョブ処理サーバ11Aの消費電力を表し、横軸が時刻を表す。図16の下段のグラフは、縦軸がジョブ処理サーバ11Aに電力を供給する給電装置のバッテリーの残量を表し、横軸が時刻を表している。また、図17の図の構成は図16と同様であるが、図17はジョブ処理サーバ11Bについてのグラフとなっている。
上で述べたようなジョブ振り分け処理を実施した結果、ジョブ処理サーバ11A及び11Bの消費電力は、時刻T1からT2までの間増加し、時刻T2において消費電力が個別目標値を上回っている。このように、同時刻において両ジョブ処理サーバの消費電力が個別目標値を上回るのは、ステップS43において、要求されたジョブを実行しても消費電力が個別目標値を上回らないジョブ処理サーバを探索して処理を振り分けるようにしているためである。その後、時刻T2からT3までの間、ジョブ処理サーバ11A及び11Bの消費電力はそれぞれ個別目標値を上回っているため、バッテリーの残量が減少している。そして、時刻T3において消費電力が個別目標値を下回ると、バッテリーへの充電が開始され、バッテリー残量が増加し始める。このように、バッテリー残量が最も少なくなるT3においても、バッテリー残量が0に達しないため、両ジョブ処理サーバが商用電源から受電する電力のピーク値は個別目標値と等しくなる。
このように、本実施の形態においては、各ジョブ処理サーバにおいて個別目標値を超える電力を商用電源から供給することがないように、バッテリーの充放電を制御している。この結果、システム全体としても、全体目標値を超える電力を商用電源から受電することがなくなる。すなわち、本実施の形態におけるジョブの振り分けを行うことにより、以下の2式が常に満たされるようになっている。
・D0=D1+D2
・R0=R1+R2
ここで、D0はシステムに含まれるバッテリーからの放電電力の合計値、D1は給電装置13Aのバッテリーからの放電電力、D2は給電装置13Bのバッテリーからの放電電力、R0はシステムに含まれるバッテリーの残量の合計値、R1は給電装置13Aのバッテリーの残量、R2は給電装置13Bのバッテリーの残量である。
図15の説明に戻り、通信部31は、ジョブの実行結果をジョブ振分サーバ3に送信する(ステップS31)。一方、ジョブ振分サーバ3は、ジョブ処理サーバ11Aからジョブの実行結果を受信し、クライアント端末7に転送する(ステップS33)。そして、クライアント端末7は、ジョブ振分サーバ3からジョブの実行結果を受信し、メインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS35)。クライアント端末7は、例えば表示装置等にジョブ実行結果を表示し、クライアント端末7を操作するユーザに確認を促す。
以上のような処理を実施することにより、各ジョブ処理サーバの受電電力が個別目標値を超えないようにジョブが振り分けられるようになるため、システム全体の受電電力を抑制することができるようになる。
以上、本技術の実施の形態を説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明したジョブ振分サーバ3、平準化制御サーバ5、ジョブ処理サーバ11A及び11B及び給電装置13A及び13Bの機能ブロック図は必ずしも実際のプログラムモジュール構成に対応するものではない。
また、上で説明した各テーブルの構成は一例であって、必ずしも上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
なお、本実施の形態では、ジョブ振分サーバ3及び平準化制御サーバ5を設けるような例を示したが、両サーバの機能を1つのサーバで実現するようにしてもよい。
また、給電装置として非常用バッテリー(例えばUPS)を用いる場合には、上で述べた処理に割り当て可能なバッテリー容量の閾値(例えば全容量の50%)を定め、その範囲内で上で述べた処理を行うようにしてもよい。このようにすれば、停電等の非常事態が発生したときに十分なバックアップ動作ができないといった事態を回避することができる。また、この閾値は、天候の状況や電気設備工事の有無等により商用電源からの給電が停止する確率が高いと判断される場合には低い値を設定する等、可変に設定してもよい。
また、上で述べた例では、要求されたジョブをいずれのジョブ処理サーバにおいても実行可能なことを前提としていたが、特定のジョブ処理サーバでしか実行できないジョブが存在するようなことも考えられる。この場合には、ジョブと当該ジョブを実行可能なジョブ処理サーバとの関係についてのデータを予め保持しておく。そして、ジョブ実行要求があった場合には、まず当該ジョブ実行要求に係るジョブを実行可能なジョブ処理サーバを特定し、特定されたジョブ処理サーバが1つである場合には、当該ジョブ処理サーバに処理を振り分ける。一方、特定されたジョブ処理サーバが複数である場合には、特定されたジョブ処理サーバに対して上で述べた処理を実施すればよい。
なお、クライアント端末7、ジョブ振分サーバ3、平準化制御サーバ5及びジョブ処理サーバ11A及び11Bは、図18に示すように、メモリ2501(記憶部)とCPU2503(処理部)とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。OS及びWebブラウザを含むアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。このようなコンピュータは、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本技術の実施の形態をまとめると以下のようになる。
本電力平準化方法は、処理種別の識別子を含む処理実行要求をユーザ端末から受信した場合、処理種別の識別子と当該処理種別の処理を実行することにより消費される電力である処理消費電力のデータとを対応付けて格納する処理テーブルから、受信した処理種別の識別子に対応する処理消費電力を特定するステップと、ユーザ端末からの処理実行要求に応じて処理を実行し得る複数のサーバの各々について当該サーバが消費している電力であるサーバ消費電力のデータ及び当該サーバに商用電源から供給する最大電力の閾値を格納するサーバテーブルを用いて、特定された処理消費電力をサーバ消費電力に加えても閾値を超過しないという条件を満たすサーバを探索する探索ステップと、探索ステップにおいて条件を満たすサーバが特定された場合には、当該サーバを実行サーバとして決定し、当該実行サーバに処理実行要求を送信する第1決定ステップとを含む。
このように、複数のサーバの各々について、商用電源から供給する電力を閾値以下に抑制すれば、複数のサーバを含むシステム全体に対して商用電源から供給する電力を抑制することができるようになる。
また、上で述べたサーバテーブルに、複数のサーバの各々について当該サーバに電力を供給する給電装置のバッテリー残量のデータがさらに格納されるようにしてもよい。そして、上で述べた探索ステップにおいて条件を満たすサーバが特定されなかった場合には、サーバテーブルを用いて、バッテリー残量が最も多いサーバを実行サーバとして特定し、当該実行サーバに処理実行要求を送信する第2決定ステップをさらに含むようにしてもよい。このように、給電装置を活用することにより、商用電力から供給する電力を閾値以下に抑えることができるようになる。また、バッテリー残量が最も多いサーバを実行サーバとして特定するので、処理を振り分けた結果バッテリーが切れてしまうという可能性を最小限にすることができる。これにより、バッテリーが切れてしまったが為に商用電源から供給する電力を増加させなければならないという事態を回避できるようになる。
また、上で述べたサーバテーブルに、複数のサーバの各々について当該サーバの処理負荷のデータがさらに格納されるようにしてもよい。そして、上で述べた探索ステップにおいて条件を満たすサーバが複数特定された場合には、第1決定ステップにおいて、サーバテーブルを用いて、特定されたサーバのうち処理負荷が最も低いサーバを実行サーバとして決定するようにしてもよい。これにより、商用電源から供給する電力を抑制しつつ、さらにサーバの応答性能の劣化を防ぐことができるようになる。
また、上で述べたサーバテーブルに、複数のサーバの各々について当該サーバの処理負荷のデータがさらに格納されるようにしてもよい。そして、上で述べた第2決定ステップが、探索ステップにおいて条件を満たすサーバが特定されなかった場合には、サーバテーブルを用いて、バッテリー残量が最も多いサーバを特定するステップと、特定されたサーバが複数である場合には、サーバテーブルを用いて、特定されたサーバのうち処理負荷が最も低いサーバを実行サーバとして決定するステップとを含むようにしてもよい。このようにすれば、バッテリーを有効活用して商用電源からサーバに供給する電力を抑制しつつ、さらにサーバの応答性能の劣化を防ぐことができるようになる。
また、商用電源から複数のサーバを含むシステムに供給する最大電力の閾値である全体閾値を、システムに含まれる給電装置のバッテリー容量の総和及びシステムにおいて消費される電力の予測に基づき算出するステップと、サーバテーブルに格納されている、複数のサーバの各々についての閾値を、当該閾値の総和が全体閾値に等しくなるように算出するステップとをさらに含むようにしてもよい。このように、システムの特性に応じて適切な全体閾値が設定されれば、商用電源からシステムに供給する電力を効果的に抑制することができるようになる。
また、上で述べた給電装置が、当該給電装置が電力を供給するサーバの消費電力が閾値を超過した場合には、当該給電装置に含まれるバッテリーから超過分の電力を放電し、当該給電装置が電力を供給するサーバの消費電力が閾値に満たない場合には、当該給電装置に含まれるバッテリーに余剰分の電力を充電するようにしてもよい。このようにバッテリーの充放電を行うことにより、商用電源から供給する電力が閾値を超過することはなく、且つ商用電源から供給する電力を有効に利用することができる。
なお、上記方法による処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
処理種別の識別子を含む処理実行要求をユーザ端末から受信した場合、処理種別の識別子と当該処理種別の処理を実行することにより消費される電力である処理消費電力のデータとを対応付けて格納する処理テーブルから、受信した前記処理種別の識別子に対応する処理消費電力を特定するステップと、
前記ユーザ端末からの処理実行要求に応じて処理を実行し得る複数のサーバの各々について当該サーバが消費している電力であるサーバ消費電力のデータ及び当該サーバに商用電源から供給する最大電力の閾値を格納するサーバテーブルを用いて、特定された前記処理消費電力を前記サーバ消費電力に加えても前記閾値を超過しないという条件を満たすサーバを探索する探索ステップと、
前記探索ステップにおいて前記条件を満たすサーバが特定された場合には、当該サーバを実行サーバとして決定し、当該実行サーバに前記処理実行要求を送信する第1決定ステップと、
を含み、コンピュータにより実行される電力平準化方法。
(付記2)
前記サーバテーブルには、前記複数のサーバの各々について当該サーバに電力を供給する給電装置のバッテリー残量のデータがさらに格納されており、
前記探索ステップにおいて前記条件を満たすサーバが特定されなかった場合には、前記サーバテーブルを用いて、バッテリー残量が最も多いサーバを前記実行サーバとして特定し、当該実行サーバに前記処理実行要求を送信する第2決定ステップ
をさらに含む付記1記載の電力平準化方法。
(付記3)
前記サーバテーブルには、前記複数のサーバの各々について当該サーバの処理負荷のデータがさらに格納されており、
前記探索ステップにおいて前記条件を満たすサーバが複数特定された場合には、前記第1決定ステップにおいて、前記サーバテーブルを用いて、特定された前記サーバのうち処理負荷が最も低いサーバを前記実行サーバとして決定する
ことを特徴とする付記1記載の電力平準化方法。
(付記4)
前記サーバテーブルには、前記複数のサーバの各々について当該サーバの処理負荷のデータがさらに格納されており、
前記第2決定ステップが、
前記探索ステップにおいて前記条件を満たすサーバが特定されなかった場合には、前記サーバテーブルを用いて、バッテリー残量が最も多いサーバを特定するステップと、
特定された前記サーバが複数である場合には、前記サーバテーブルを用いて、特定された前記サーバのうち処理負荷が最も低いサーバを前記実行サーバとして決定するステップと、
を含む付記2記載の電力平準化方法。
(付記5)
前記商用電源から前記複数のサーバを含むシステムに供給する最大電力の閾値である全体閾値を、前記システムに含まれる給電装置のバッテリー容量の総和及び前記システムにおいて消費される電力の予測に基づき算出するステップと、
前記サーバテーブルに格納されている、前記複数のサーバの各々についての前記閾値を、当該閾値の総和が前記全体閾値に等しくなるように算出するステップと、
をさらに含む付記1乃至4のいずれか1つ記載の電力平準化方法。
(付記6)
前記給電装置は、
当該給電装置が電力を供給するサーバの消費電力が前記閾値を超過した場合には、当該給電装置に含まれるバッテリーから超過分の電力を放電し、
当該給電装置が電力を供給するサーバの消費電力が前記閾値に満たない場合には、当該給電装置に含まれるバッテリーに余剰分の電力を充電する
ことを特徴とする付記2乃至5のいずれか1つ記載の電力平準化方法。
(付記7)
処理種別の識別子と当該処理種別の処理を実行することにより消費される電力である処理消費電力のデータとを対応付けて格納する処理テーブルと、
ユーザ端末からの処理実行要求に応じて処理を実行し得る複数のサーバの各々について当該サーバが消費している電力であるサーバ消費電力のデータ及び当該サーバに商用電源から供給する最大電力の閾値を格納するサーバテーブルと、
処理種別の識別子を含む処理実行要求を前記ユーザ端末から受信した場合、前記処理テーブルから、受信した前記処理種別の識別子に対応する処理消費電力を特定する消費電力特定部と、
前記サーバテーブルを用いて、特定された前記処理消費電力を前記サーバ消費電力に加えても前記閾値を超過しないという条件を満たすサーバを探索するサーバ特定部と、
前記サーバ探索部により前記条件を満たすサーバが特定された場合には、当該サーバを実行サーバとして決定し、当該実行サーバに前記処理実行要求を送信する通信部と、
を有する電力平準化システム。
(付記8)
処理種別の識別子を含む処理実行要求をユーザ端末から受信した場合、処理種別の識別子と当該処理種別の処理を実行することにより消費される電力である処理消費電力のデータとを対応付けて格納する処理テーブルから、受信した前記処理種別の識別子に対応する処理消費電力を特定するステップと、
前記ユーザ端末からの処理実行要求に応じて処理を実行し得る複数のサーバの各々について当該サーバが消費している電力であるサーバ消費電力のデータ及び当該サーバに商用電源から供給する最大電力の閾値を格納するサーバテーブルを用いて、特定された前記処理消費電力を前記サーバ消費電力に加えても前記閾値を超過しないという条件を満たすサーバを探索する探索ステップと、
前記探索ステップにおいて前記条件を満たすサーバが特定された場合には、当該サーバを実行サーバとして決定し、当該実行サーバに前記処理実行要求を送信する第1決定ステップと、
を、コンピュータに実行させるための電力平準化プログラム。
1 ネットワーク 3 ジョブ振分サーバ
5 平準化制御サーバ 7 クライアント端末
9 商用電源 11A,11B ジョブ処理サーバ
13A,13B 給電装置
31 通信部 33 ジョブ振分部
51 通信部 53 管理データ格納部
55 平準化制御部 57 処理結果格納部
59 ジョブ識別子格納部 551 消費電力特定部
553 サーバ特定部 111 通信部
113 ジョブ実行部 115 サーバデータ格納部
117 消費電力監視部 119 処理負荷監視部
1301 通信部 1303 バッテリーデータ格納部
1305 データ格納部 1307 バッテリー残量監視部
1309 充放電制御部 1311 バッテリー

Claims (8)

  1. 処理種別の識別子を含む処理実行要求をユーザ端末から受信した場合、処理種別の識別子と当該処理種別の処理を実行することにより消費される電力である処理消費電力のデータとを対応付けて格納する処理テーブルから、受信した前記処理種別の識別子に対応する処理消費電力を特定するステップと、
    前記ユーザ端末からの処理実行要求に応じて処理を実行し得る複数のサーバの各々について当該サーバが消費している電力であるサーバ消費電力のデータ及び当該サーバに商用電源から供給する最大電力の閾値を格納するサーバテーブルを用いて、特定された前記処理消費電力を前記サーバ消費電力に加えても前記閾値を超過しないという条件を満たすサーバを探索する探索ステップと、
    前記探索ステップにおいて前記条件を満たすサーバが特定された場合には、当該サーバを実行サーバとして決定し、当該実行サーバに前記処理実行要求を送信する第1決定ステップと、
    を含み、コンピュータにより実行される電力平準化方法。
  2. 前記サーバテーブルには、前記複数のサーバの各々について当該サーバに電力を供給する給電装置のバッテリー残量のデータがさらに格納されており、
    前記探索ステップにおいて前記条件を満たすサーバが特定されなかった場合には、前記サーバテーブルを用いて、バッテリー残量が最も多いサーバを前記実行サーバとして特定し、当該実行サーバに前記処理実行要求を送信する第2決定ステップ
    をさらに含む請求項1記載の電力平準化方法。
  3. 前記サーバテーブルには、前記複数のサーバの各々について当該サーバの処理負荷のデータがさらに格納されており、
    前記探索ステップにおいて前記条件を満たすサーバが複数特定された場合には、前記第1決定ステップにおいて、前記サーバテーブルを用いて、特定された前記サーバのうち処理負荷が最も低いサーバを前記実行サーバとして決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の電力平準化方法。
  4. 前記サーバテーブルには、前記複数のサーバの各々について当該サーバの処理負荷のデータがさらに格納されており、
    前記第2決定ステップが、
    前記探索ステップにおいて前記条件を満たすサーバが特定されなかった場合には、前記サーバテーブルを用いて、バッテリー残量が最も多いサーバを特定するステップと、
    特定された前記サーバが複数である場合には、前記サーバテーブルを用いて、特定された前記サーバのうち処理負荷が最も低いサーバを前記実行サーバとして決定するステップと、
    を含む請求項2記載の電力平準化方法。
  5. 前記商用電源から前記複数のサーバを含むシステムに供給する最大電力の閾値である全体閾値を、前記システムに含まれる給電装置のバッテリー容量の総和及び前記システムにおいて消費される電力の予測に基づき算出するステップと、
    前記サーバテーブルに格納されている、前記複数のサーバの各々についての前記閾値を、当該閾値の総和が前記全体閾値に等しくなるように算出するステップと、
    をさらに含む請求項1乃至4のいずれか1つ記載の電力平準化方法。
  6. 前記給電装置は、
    当該給電装置が電力を供給するサーバの消費電力が前記閾値を超過した場合には、当該給電装置に含まれるバッテリーから超過分の電力を放電し、
    当該給電装置が電力を供給するサーバの消費電力が前記閾値に満たない場合には、当該給電装置に含まれるバッテリーに余剰分の電力を充電する
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1つ記載の電力平準化方法。
  7. 処理種別の識別子と当該処理種別の処理を実行することにより消費される電力である処理消費電力のデータとを対応付けて格納する処理テーブルと、
    ユーザ端末からの処理実行要求に応じて処理を実行し得る複数のサーバの各々について当該サーバが消費している電力であるサーバ消費電力のデータ及び当該サーバに商用電源から供給する最大電力の閾値を格納するサーバテーブルと、
    処理種別の識別子を含む処理実行要求を前記ユーザ端末から受信した場合、前記処理テーブルから、受信した前記処理種別の識別子に対応する処理消費電力を特定する消費電力特定部と、
    前記サーバテーブルを用いて、特定された前記処理消費電力を前記サーバ消費電力に加えても前記閾値を超過しないという条件を満たすサーバを探索するサーバ探索部と、
    前記サーバ探索部により前記条件を満たすサーバが特定された場合には、当該サーバを実行サーバとして決定し、当該実行サーバに前記処理実行要求を送信する通信部と、
    を有する電力平準化システム。
  8. 処理種別の識別子を含む処理実行要求をユーザ端末から受信した場合、処理種別の識別子と当該処理種別の処理を実行することにより消費される電力である処理消費電力のデータとを対応付けて格納する処理テーブルから、受信した前記処理種別の識別子に対応する処理消費電力を特定するステップと、
    前記ユーザ端末からの処理実行要求に応じて処理を実行し得る複数のサーバの各々について当該サーバが消費している電力であるサーバ消費電力のデータ及び当該サーバに商用電源から供給する最大電力の閾値を格納するサーバテーブルを用いて、特定された前記処理消費電力を前記サーバ消費電力に加えても前記閾値を超過しないという条件を満たすサーバを探索する探索ステップと、
    前記探索ステップにおいて前記条件を満たすサーバが特定された場合には、当該サーバを実行サーバとして決定し、当該実行サーバに前記処理実行要求を送信する第1決定ステップと、
    を、コンピュータに実行させるための電力平準化プログラム。
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