JP2011237735A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写ベルト上において局所的に発生するベルトの劣化の進行を防止し、その寿命を延ばすことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】周回駆動する無端状の中間転写ベルト上にトナー像を転写した後、記録シートを中間転写ベルトへの通紙位置に導き、トナー像を記録シート上に二次転写する画像形成装置であって、中間転写ベルトが、通紙位置に導かれた記録シートにおける中間転写ベルトの幅方向の両端部と接触することによって生じる劣化の進行度を推定し(S504)、推定結果に基づいて、通紙位置を中間転写ベルト11の幅方向にずらす(S504:YES,S505)制御部を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置に関し、特に、未定着画像を中間転写ベルトに一次転写した後、記録シートに未定着画像を二次転写する画像形成装置に関し、特に中間転写ベルトの寿命を延ばす技術に関する。
中間転写ベルトを用いた、プリンタ、複写機等のカラー画像形成装置では、感光体上に形成された各色のトナー像を、中間転写ベルト上に重ね合わせるように一次転写した後、重ね合わせたトナー像を記録シート上に一括して二次転写して記録シート上にカラー画像が形成される。
この中間転写ベルトは、画像形成が繰り返し行われることにより、ベルト表面が磨耗等により劣化し、その結果、記録シート上に形成される画質が悪くなったり、中間転写ベルトが破断したりするという不具合が生じてしまう。
このため、中間転写ベルトは、磨耗等による劣化が進み、交換するタイミングが到来すると、交換されるのが一般的である。例えば、特許文献1には、光学的検知センサを用いて中間転写ベルトの表面の劣化度合いを検知し、検知結果に基づいてベルトの交換時期が到来したか否かを判定し、交換時期が到来した場合に、表示パネルにその旨の表示をさせる画像形成装置が開示されている。
これにより、ユーザは、適切なタイミングで中間転写ベルトの交換を行うことができ、画質の劣化や中間転写ベルトの破断が生じないようにすることができる。
特開2003−241472号公報
しかしながら、中間転写ベルトの劣化は、ベルト全体に生じるのではなく、局所的に生じやすい。つまり、ベルトの交換時期が到来した場合においても、継続使用に適さなくなるのは、特定の一部分であり、その他の部分については、まだ継続して使用が可能である。
図8は、継続的に中間転写ベルトを使用することにより、劣化しやすい部分を例示した図である。同図の符号901は、中間転写ベルトを、符号902は、符号Sで示す用紙を中間転写ベルト901に通紙させるための間隙を形成して用紙Sを通紙位置に導くガイド部材をそれぞれ表す。
又、同図の符号9021、9022は、用紙Sと中間転写ベルト901との間に間隙を持たせるための凸部を、符号9011、9012は、凸部9021、9022と当接することにより、中間転写ベルト901上に生じる傷を、符号9013、9014は、用紙Sの端部が中間転写ベルト901に当接することにより、中間転写ベルト901上に生じる傷をそれぞれ表す。
中間転写ベルト901上の凸部9021、9022と常時当接する部分は、中間転写ベルト901上のその他の部分よりも、磨耗による劣化が激しく、符号9011、9012で表す傷がつきやすい、しかも傷の深さが深くなりやすいため、当該傷が進行すると、ベルトが破断されてしまう。
又、用紙の端部からは、紙粉が多く発生するため、最も頻繁に印刷処理がされるサイズ(例えば、A4)の用紙Sの端部と当接する中間転写ベルト901上の部分には、紙粉が付着しやすい。このため、付着した紙粉が、中間転写ベルト901と不図示の二次転写ローラとの間に挟まれて押しつぶされ、中間転写ベルト901上に符号9013、9014で表す傷が生じやすい。そして、大サイズの用紙Sが印刷されることにより、符号9013、9014の傷が生じた部分にトナーが付着すると、クリーナでトナーを除去しにくくなり、傷が生じていない部分に比べ、トナーによる汚れが残りやすくなってしまう。このように、中間転写ベルト901上には、符号9011〜9014で表すように、局所的に生じる傷による劣化が進行しやすい部分と、そうでない部分とが生じる。
その結果、劣化が少なく、継続して使用が可能な部分がまだ残っているにもかかわらず、特定の部分において劣化が進行した結果、中間転写ベルトを交換しなければならなくなり、中間転写ベルトを経済的に効率よく利用できないという問題が生じる。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、中間転写ベルト上において局所的に発生するベルトの劣化の進行を防止し、中間転写ベルトの寿命を延ばすことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る画像形成装置は、周回駆動する無端状の中間転写ベルト上にトナー像を転写した後、記録シートを前記中間転写ベルトへの通紙位置に導き、トナー像を記録シート上に二次転写する画像形成装置であって、前記中間転写ベルトが、前記通紙位置に導かれた記録シートにおける前記中間転写ベルトの幅方向の両端部と接触することによって生じる劣化の進行度を推定する推定手段と、前記進行度の推定結果に基づいて、前記通紙位置を前記中間転写ベルトの幅方向にずらす通紙位置制御手段と、を備える。
前記推定手段は、記録シートの累積印刷枚数をカウントし、当該カウント値により前記進行度を推定し、前記通紙位置制御手段は、累積印刷枚数のカウント値が閾値を超える場合に、前記通紙位置を前記中間転写ベルトの幅方向にずらすこととすることができる。
又、前記画像形成装置は、前記通紙位置の搬送方向上流側に配置され、前記中間転写ベルトの幅方向の所定位置で前記中間転写ベルトと当接した状態で記録シートを前記通紙位置に導くガイド部材を備え、前記推定手段はさらに、前記中間転写ベルトが前記ガイド部材と当接することによって生じる部分の劣化の進行度を推定し、前記通紙位置制御手段は、前記両端部と接触することによって生じる劣化の進行度の推定結果と前記ガイド部材と当接することによって生じる劣化の進行度の推定結果とに基づいて前記通紙位置とともに前記所定位置を前記中間転写ベルトの幅方向にずらすこととすることができる。
前記推定手段は、記録シートの累積印刷枚数をカウントし、当該カウント値により、前記両端部と接触することによって生じる劣化の進行度を推定し、さらに、前記中間転写ベルトの累積回転数をカウントし、当該カウント値により、前記ガイド部材と当接することによって生じる劣化の進行度を推定し、前記通紙位置制御手段は、何れかのカウント値が、当該カウント値について定められている閾値を超える場合に、前記通紙位置とともに前記所定位置を前記中間転写ベルトの幅方向にずらすこととすることができる。
上記構成を備えることにより、中間転写ベルトが通紙位置に導かれた記録シートにおける幅方向の両端部と接触することによって生じる劣化の進行度の推定結果に基づいて、当該接触部分が通紙位置からずらされるので、当該接触部分の劣化の進行を防止し、その分、中間転写ベルトの寿命を延ばすことができる。
ここで、前記中間転写ベルトにおける、記録シートが通紙される側と反対側の周面には、磁性を有する磁性領域が、周回駆動方向に前記周面を一周するように設けられ、前記通紙位置制御手段は、前記中間転写ベルトの幅方向に延伸する複数のコイル体からなり、前記磁性領域と交差するように配置され、交差部に配置されているコイル体への通電により前記磁性領域と磁力結合して、前記中間転写ベルトの幅方向への移動を抑止するコイル体ユニットと、前記交差部において前記磁性領域と磁力結合しているコイル体への通電を停止して当該コイル体との磁力結合を解除し、当該コイル体に隣接する何れか一方のコイル体への通電を制御して前記磁性領域を当該一方のコイル体と磁力結合させ、前記通紙位置を前記中間転写ベルトの幅方向にずらす通電制御手段と、を有することとしてもよい。
又、前記コイル体ユニットは、前記交差部が二次転写位置より搬送方向下流側になるように配置されることとしてもよい。又、前記磁性領域は、中間転写ベルトの端部に設けられることとしてもよい。
これにより、複雑で装置の大型化を招くようなベルト移動機構を設けることなく、簡易な構成で通紙位置を中間転写ベルトの幅方向にずらすことができる。
ここで、前記通紙位置制御手段により前記通紙位置がずらされた回数をカウントするカウント手段を備え、前記通紙位置制御手段は、前記カウント手段によるカウント値が閾値を超えた場合に、前記通紙位置をずらす動作を抑止し、前記中間転写ベルトの交換時期が到来したことを報知することとしてもよい。
これにより、通紙位置をずらす回数が、限界値に達し、局所劣化した部分が中間転写ベルト全体に広がった場合に、中間転写ベルトの交換時期が到来したことが報知されるので、ユーザは、適切なタイミングで中間転写ベルトを交換することができる。
プリンタ1の構成を示す図である。 中間転写ベルト11の詳細な構成を示す図である。 制御部60の構成を示す機能ブロック図である。 可変電圧電源部301及びコイル駆動部302a1を用いてコイル体110a1に流す電流を制御するための構成を示す図である。 制御部60が行う中間転写ベルト幅方向移動制御処理の動作を示すフローチャートである。 制御部60が行う中間転写ベルト幅方向移動処理の動作を示すフローチャートである。 中間転写ベルト幅方向移動処理の動作の様子を模式的に図示した図である。 継続的に中間転写ベルトを使用することにより、劣化しやすい部分を例示した図である。
(実施の形態)
以下、本発明に係る一形態の画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)に適用した場合を例にして説明する。
[1]プリンタの構成
先ず、本実施の形態に係るプリンタ1の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るプリンタ1の構成を示す図である。
同図に示すように、このプリンタ1は、画像プロセス部3、給紙部4、定着装置5、制御部60を備えている。
プリンタ1は、ネットワーク(例えばLAN)に接続され、外部の端末装置(不図示)や図示しない操作パネルから印刷指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナー像を形成し、これらを多重転写してフルカラーの画像を形成することにより、記録シートへの印刷処理を実行する。以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成要素の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する。
画像プロセス部3は、作像部3Y、3M、3C、3K、露光部10、中間転写ベルト11、二次転写ローラ45などを有している。作像部3Y、3M、3C、3Kの構成は、いずれも同様の構成であるため、以下、主として作像部3Yの構成について説明する。
作像部3Yは、感光体ドラム31Yと、その周囲に配設された帯電器32Y、現像器33Y、一次転写ローラ34Y、および感光体ドラム31Yを清掃するためのクリーナ35Yなどを有しており、感光体ドラム31Y上にY色のトナー像を作像する。現像器33Yは、感光体ドラム31Yに対向し、感光体ドラム31Yに帯電トナーを搬送する。
中間転写ベルト11は、無端状のベルトであり、駆動ローラ12と従動ローラ13に張架されて矢印C方向に周回駆動される。周回駆動経路の近傍には、中間転写ベルト11上の所定位置に形成された基準マークを読取り、中間転写ベルト11の累積回転数をカウントするための読取センサ14が配置されている。読取センサ14としては、例えば、反射型の光センサを用いることができる。又、従動ローラ13の下方には、中間転写ベルト上に残留するトナーを除去するためのクリーナ21が配置されている。
中間転写ベルト11には、図8に示す中間転写ベルト901と場合と同様に、中間転写ベルト11に記録シートを中間転写ベルト11上の通紙位置(二次転写位置に対応する中間転写ベルト上の位置)に導くためのガイド部材が当接されている。当該ガイド部材は、図8のガイド部材902と同様に、幅方向(搬送方向と略直交する方向)の両側に凸部を有する板状の部材であり、当該ガイド部材には、図8のガイド部材902と同一の符号を付与している。
図2(a)〜(c)は、中間転写ベルト11の詳細な構成を示す図である。図2(a)は、中間転写ベルト11と駆動ローラ12と従動ローラ13とガイド部材902とを含む中間転写体の端部側の断面図を示し、図2(b)は、中間転写ベルト11の裏面(記録シートと当接する側の面と反対側の面)の構成を示し、図2(c)は、図2(a)の中間転写体のA−A’断面図の点線で囲んだ領域を示す図を示す。
図2(b)に示すように、中間転写ベルト11の裏面のベルト軸方向の一方の端部には、符号111で表す磁性体で被覆された磁性体領域が設けられている。磁性体領域111は、中間転写ベルト本体の裏面の一方の端部に磁性体部材を貼り付けることにより、形成される。磁性体領域111は、図2(a)に示すように、中間転写ベルト11の裏面の端部の周面全体に形成される。
又、図2(a)、(c)に示すように、駆動ローラ12よりも中間転写ベルトの周回駆動方向下流側で従動ローラ13よりも中間転写ベルト11の周回駆動方向上流側の、従動ローラ13に近接した位置には、通電されることにより電磁石として機能するコイル体ユニット110が配置されている。
コイル体ユニット110は、中間転写ベルト11の幅方向(以下、「ベルト幅方向」という。)に延伸する複数の同サイズのコイル体から構成される(ここでは、6個のコイル体110a1、110a2、110a3、110a4、110a5、110a6から構成されるものとする。)。コイル体ユニット110は、コイル体領域111と交差する位置に配置されているコイル体(ここでは、コイル体110a3)を介して、コイル体領域111と磁力結合し、中間転写ベルト11がベルト幅方向に蛇行しないようにされている。
ここでは、図2(c)に示すように、磁性体領域111は、コイル体ユニット110と対向する側の面がN極になるように着磁され、コイル体110a3は、磁性体ベルト111と対向する側がS極となるように通電されるものとする。そして、コイル体110a3の両側に位置するコイル体(コイル体110a2とコイル体110a4)は、磁力の反発力により、磁性体領域111がベルト幅方向の左右何れの方向にもずれないように、磁性体領域111と対向する側がN極となるように通電されるものとする。
コイル体に流される電流量は、電磁石としての磁力が、中間転写ベルト11のベルト幅方向の蛇行力よりも大きく、中間転写ベルト11の周方向の回転駆動力よりも小さくなるように制御部60により調製される。
図1の説明に戻って、露光部10は、レーザダイオードなどの発光素子を備え、制御部60からの駆動信号によりY〜K色の画像形成のためのレーザ光Lを発し、作像部3Y、3M、3C、3Kの各感光体ドラムを露光走査する。この露光走査により、帯電器32Yにより帯電された感光体ドラム31Y上に静電潜像が形成される。作像部3M、3C、3Kの各感光体ドラム上にも同様にして静電潜像が形成される。
各感光体ドラム上に形成された静電潜像は、作像部3Y、3M、3C、3Kの
各現像器により現像されて各感光体ドラム上に対応する色のトナー像が形成され
る。形成されたトナー像は、作像部3Y、3M、3C、3Kの各一次転写ローラ(図1では、作像部3Yに対応する一次転写ローラのみ符号34Yを付し、他の一次転写ローラについては、符号を省略している。)により、中間転写ベルト11上の同じ位置に重ね合わされるように、中間転写ベルト11上にタイミングをずらして順次一次転写された後、二次転写ローラ45による静電力の作用により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して記録シート上に二次転写される。
トナー像が二次転写された記録シートは、さらに定着装置5に搬送され、記録シート上のトナー像(未定着画像)が、定着装置5において加熱及び加圧されて記録シートに熱定着された後、排出ローラ71により排紙トレイ72に排出される。
給紙部4は、記録シート(図1の符号Sで表す)を収容する給紙カセット41と、給紙カセット41内の記録シートを搬送路43上に1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ42と、繰り出された記録シートを二次転写位置46に送り出すタイミングをとって記録シートを搬送するタイミングローラ対44などを備えている。
給紙カセットは、1つに限定されず、複数であってもよい。記録シートとしては、大きさや厚さの異なる用紙(普通紙、厚紙)やOHPシートなどのフィルムシートを利用できる。給紙カセットが複数ある場合には、大きさ又は厚さ又は材質の異なる記録シートを複数の給紙カセットに収納することとしてもよい。
タイミングローラ対44は、同じ位置に重ね合わされるように中間転写ベルト11上に一次転写されたトナー像が二次転写位置46に搬送されるタイミングに合わせて記録シートを、ガイド部材902の両凸部(図8の符号9021、9022で示す凸部)が中間転写ベルト11に当接することにより形成される間隙を介して両凸部の間を通して、ニ次転写位置46に搬送し、中間転写ベルト11に当接させる。そして、ニ次転写ローラ45により中間転写ベルト11上のトナー像が一括して記録シート上に二次転写される。
繰り出しローラ42、タイミングローラ44等の各ローラは、搬送モータ(不図示)を動力源とし、歯車ギヤやベルトなどの動力伝達機構(不図示)を介して回転駆動される。この搬送モータとしては、例えば、高精度の回転速度の制御が可能なステッピングモータが使用される。
定着装置5は、定着ローラと加圧ローラを有し、両ローラ間に形成される定着ニップ部に、トナー像が二次転写された記録シートを挿入して記録シートを加圧状態で加熱して、当該トナー像を記録シートに熱定着させる。定着ローラには、ハロゲンヒータ等の発熱体が内包され、この発熱体のオン・オフを制御部60により、制御することで、定着装置5の温度制御が行われる。なお、定着装置の加熱方式は、上記のような熱ローラ方式に限定されず、例えば、電磁誘導加熱方式であってもよいし、抵抗発熱体による加熱方式であってもよい。
又、定着ローラは、駆動モータ等の駆動力により回転し、定着ローラの回転に伴って加圧ローラが従動回転する。この回転の制御は、制御部60により行われる。
[2]制御部60の構成
次に、制御部60の構成について説明する。図3は、制御部60の構成を示す機能ブロック図である。制御部60は、所謂コンピュータであって、同図に示されるように、CPU(Central Processing Unit)601、通信インターフェース(I/F)部602、ROM(Read Only Memory)603、RAM(Random Access Memory)604、ベルト回転カウンタ605、画像データ記憶部606、パラメータ記憶部607、累積印刷枚数カウンタ608などを備える。
通信I/F部602は、LANカード、LANボードといったLANに接続するためのインターフェースである。ROM603には、画像プロセス部3、給紙部4、定着装置5、操作パネル6、マーク読取センサ14、コイル体110a1〜110a6に供給する電流量を変える可変電源部301及びコイル体110a1〜110a6に供給する電流のオン・オフを切り換えるコイル駆動部302a1〜302a6の駆動等を制御するために必要なプログラムのほか、後述する中間転写ベルト幅方向移動制御処理の動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM604は、CPU601のプログラム実行時のワークエリアとして用いられる。
ベルト回転カウンタ605は、中間転写ベルト11の累積回転数をカウントする。具体的には、中間転写ベルト11が周回駆動され、読取センサ14により中間転写ベルト11上の所定位置に形成された基準マークが読取られる毎に、カウントアップして中間転写ベルト11の累積回転数(d)をカウントし、カウント結果を記録する。
画像データ記憶部606は、通信I/F部602や不図示の画像読取部を介して入力された、印刷用の画像データを記憶している。パラメータ記憶部606は移動処理回数(m)、mの上限値、中間転写ベルト11の累積回転数の閾値1、累積印刷枚数の閾値2などを記憶している。ここで、「移動処理回数(m)」とは、中間転写ベルト11についてベルト幅方向移動処理を行った累積回数のことをいい、中間転写ベルト11が交換される毎に0に初期化され、後述する中間転写ベルト幅方向移動制御処理において、中間転写ベルト11のベルト幅方向移動処理が行われる毎に1ずつカウントアップされる。
又、「ベルト幅方向移動処理」とは、中間転写ベルト11をベルト幅方向に移動させて、ガイド部材902や記録シートの端部と当接し、局所的に劣化が進行しやすい領域(図9の符号9011〜9014で表す領域)の位置をベルト幅方向にずらすことにより、中間転写ベルト11の耐久寿命を延ばすための処理のことをいう。当該領域の幅は、5mm以下程度と小さいことが、確認されており、ずらす距離は、少しだけ(例えば、5mm)でよい。「ベルト幅方向移動処理」の詳細については後述する。
移動処理回数(m)の上限値は、中間転写ベルト11の端部から、ガイド部材902との当接部までのベルト幅方向の長さをどれくらいとるかによって定められ、
例えば、当該長さが10mmを少し超える長さである場合には、ガイド部材902や用紙Sの端部との当接によって生じる傷の幅が約5mm以下であることから上限値を2回とすることができる。
又、累積回転数の閾値1は、予め実験等により、中間転写ベルト11の回転数と、中間転写ベルト11がガイド部材902と当接する領域の耐久寿命との関係を調べておき、耐久寿命に達する所定回数前の回転数を閾値1として定めることができる。例えば、耐久寿命に達する回転数を、回転距離で200kmに相当する回転数とした場合に、安全率を考慮して回転距離で150kmに相当する回転数を閾値1として定めることができる。
同様に、累積印刷枚数の閾値2は、予め実験棟により、最も頻繁に印刷処理がされるサイズの記録シートの累積印刷枚数と、中間転写ベルト11が当該記録シートの両端部と通紙位置において当接する領域の耐久寿命との関係を調べておき、耐久寿命に達する所定枚数前の印刷枚数を閾値2として定めることができる。
累積印刷枚数カウンタ608は、記録シートの印刷処理が実行される毎に、1ずつカウントアップして、記録シートの累積印刷枚数をカウントする。
次に、可変電圧電源部301及びコイル駆動部302a1〜302a6を用いた、コイル体110a1〜110a6に流す電流の制御について説明する。当該制御の方法は、各コイル駆動部と当該コイル駆動部に対応するコイル体について同様に適用されるので、以下、コイル駆動部302a1と当該コイル駆動部302a1に対応するコイル体110a1の場合を例として、当該制御について説明する。
図4は、可変電圧電源部301及びコイル駆動部302a1を用いてコイル体110a1に流す電流を制御するための構成を示す図である。可変電圧電源部301は、制御部60から出力される電源制御信号に応じて出力電圧を昇圧又は降圧させて出力電圧に応じた電流をコイル駆動部302a1に供給する。可変電圧電源部301の出力電圧の制御は、制御部60によって行われる。
コイル駆動部302a1は、制御部60から出力される駆動信号に応じてコイル体110a1に供給する電流のオン・オフを切り替えたり、電流の向きを切り換えたりする。
コイル駆動部302a1は、図4に示すように4つのスイッチング用トランジスタ3021a1、3022a1、3023a1、3024a1と各トランジスタと並列に接続するダイオード3025a1、3026a1、3027a1、3028a1から構成され、コイル体110a1とブリッジ回路を形成している。ダイオード3025a1、3026a1、3027a1、3028a1は、コイル体110a1に発生する逆起電力が各トランジスタにかかるのを防止するために設けられている。
トランジスタ3021a1と3024a1には、制御部60からH1信号が出力され、トランジスタ3022a1と3023a1には、制御部60からH2信号が出力される。
制御部60から出力されるH1信号及びH2信号の信号レベルが共にLowレベルである場合には、トランジスタのスイッチは全てオフとなり、コイル体110a1には、電流が供給されない。
制御部60から出力されるH1信号の信号レベルがHighレベル、H2信号
の信号レベルがLowレベルである場合には、トランジスタ3021a1と3024a1のスイッチがオン、トランジスタ3022a1と3023a1のスイッチがオフとなり、コイル体110a1には、符号I1で表す矢印の向き(右向き)の電流が供給される。
一方、制御部60から出力されるH1信号の信号レベルがLowレベル、H2信号の信号レベルがHighレベルである場合には、トランジスタ3021a1と3024a1のスイッチがオフ、トランジスタ3022a1と3023a1のスイッチがオンとなり、コイル体110a1には、符号I2で表す矢印の向き(左向き)の電流が供給される。
このように、制御部60から出力するH1信号及びH2信号の信号レベルを切り換えることにより、コイル体110a1に供給する電流のオン・オフ及び供給する電流の向きを変えることができる。
又、可変電圧電源部301の出力電圧を制御部60により制御し、可変電圧電源部301からコイル体に供給する電流量を調整することにより、コイル体の磁力の強さを自由に調製することができる。これにより、可変電圧電源部301の出力電圧を制御して中間転写ベルト11の磁性体領域111と磁力結合しているコイル体(ここでは、コイル体110a3)の磁力が、中間転写ベルト11におけるベルト幅方向の蛇行力よりも大きく、中間転写ベルト11の周回駆動力より小さくなるように調整し、中間転写ベルト11を周回駆動させながら、ベルト幅方向に中間転写ベルト11が蛇行するのを抑止することができる。
[3]中間転写ベルト幅方向移動制御処理
図5は、制御部60が行う中間転写ベルト幅方向移動制御処理の動作を示すフローチャートである。制御部60は、通信I/F部602又は操作パネル6を介して、ユーザからの印刷処理の実行指示を受取ると(ステップS501)、ベルト回転カウンタ605から累積回転数(d)を、累積印刷枚数カウンタ608から累積印刷枚数(p)を、パラメータ記憶部607から累積回転数の閾値1、累積印刷枚数の閾値2、移動処理回数(m)及びその上限値を取得する(ステップS502)。
移動処理回数(m)が上限値を超えておらず、かつ、累積回転数(d)が閾値1を超えているか、又は累積印刷枚数(p)が閾値2を超えている場合には(ステップS503:NO、ステップS504:YES)、制御部60は、後述する中間転写ベルト幅方向移動処理を実行する(ステップS505)。そして当該処理を実行後、制御部60は、ベルト回転カウンタ605のカウント値と累積印刷枚数カウンタ608のカウント値をリセットし、移動処理回数(m)の値を(m+1)に設定する(ステップS506)。
さらに、制御部60は、駆動ローラ12を駆動させて中間転写ベルト11を周回駆動させ、印刷処理を実行させ(ステップS507)、読取センサ14により中間転写ベルト11上の基準マークが検出される毎にベルト回転カウンタ605のカウントを1ずつカウントアップして累積回転数(d)をカウントするとともに、記録シートの累積印刷枚数をカウントする(ステップS508)。
ステップS503において、移動処理回数(m)が、上限値を超えている場合には(ステップS503:YES)、制御部60は、中間転写ベルト11の交換時期が到来したことを通知するメッセージを操作パネル6の表示部に表示させる(ステップS509)。
なお、当該メッセージを表示させる代わりに、音声で通知することとしてもよい。
又、ステップS504において、累積回転数(d)が、閾値を超えていない場合には(ステップS504:NO)、制御部60は、ステップS507の処理に移行する。
次に、制御部60が行う中間転写ベルト幅方向移動処理の動作について説明する。図6は、上記動作を示すフローチャートであり、図7は、当該動作の様子を模式的に図示した図である。以下、両図を参照しながら、上記動作について説明する。図7(a)は、中間転写ベルト幅方向移動処理が行われる前における中間転写ベルト11の磁性体領域111とコイル体ユニット110との磁力結合状態を示す。同図に示すように、コイル体110a3とその両側のコイル体110a2及びコイル体110a4とは、着磁方向が逆になるように通電され、磁性体領域111とコイル体110a3とは、異極同士間に働く吸引力により磁力結合している。コイル体110a1、110a5、110a6には、通電が停止されている。そして、磁性体領域111とコイル体110a2及びコイル体110a4とは同極同士間に働く反発力により反発されるため、磁性体ベルト111は、ベルト幅方向の何れの方向にも移動できない状態になっている。
図6の説明に戻って、制御部60は、中間転写ベルト11をベルト幅方向に移動させるための準備動作として、駆動信号として、信号レベルがLowレベルのH1信号及びH2信号をコイル駆動部302a4に出力して、磁性体領域111と磁力結合しているコイル体a3に隣接するコイル体a4への通電を停止させる。さらに、制御部60は、コイル駆動部302a5へ出力するH1信号、H2信号の信号レベルを切り換えて通電を停止しているコイル体110a5への通電を開始し、コイル体110a5の磁性体領域111側の磁極が磁性体領域111のコイル体側の磁極と同磁極となるようにする(ステップS601)。図7(b)は、ステップS601の処理が行われた場合における、中間転写ベルト11の磁性体領域111とコイル体ユニット110との磁力結合状態を示す。
図6の説明に戻って、次に制御部60は、信号レベルがLowレベルのH1信号及びH2信号をコイル駆動部302a3に出力して磁性体領域111に磁力結合しているコイル体110a3への通電を停止させる。さらに、制御部60は、コイル駆動部302a4へ出力するH1信号、H2信号の信号レベルを切り換えて通電を停止しているコイル体110a4への通電を開始し、コイル体110a4の磁性体領域111側の磁極が磁性体領域111のコイル体側の磁極と異なる磁極となるようにする。そして、異極間同士間に働く吸引力により、磁性体領域111を、コイル体110a4に引き寄せ、中間転写ベルト11を図7(c)の矢印Dで示す方向に移動させる(ステップS602)。
次に制御部60は、コイル駆動部302a3へ出力するH1信号、H2信号の信号レベルを切り換えて通電を停止しているコイル体110a3への通電を開始し、コイル体110a3の磁性体領域111側の磁極が磁性体領域111のコイル体側の磁極と同磁極となるようにする(ステップS603)。図7(d)は、ステップS603の処理が行われた場合における、中間転写ベルト11の磁性体ベルト111とコイル体ユニット110との磁力結合状態を示す。
これにより、磁性体領域111とコイル体110a5及びコイル体110a3とは同極同士間に働く反発力により反発されるため、磁性体領域111を、ベルト幅方向の何れの方向にも移動できない状態にすることができ、中間転写ベルト11が、ベルト幅方向に蛇行するのを防止することができる。
このように、中間転写ベルト11上の局所的に劣化が進行しやすい領域(図8の符号9011〜9014で表す領域)が、耐久寿命に達する前の所定のタイミングで、中間転写ベルト11をベルト幅方向に少しだけずらすことにより、当該領域における劣化の進行を止めることができ、中間転写ベルト11の耐久寿命をその分、長くすることができる。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)本実施の形態では、中間転写ベルト11のベルト幅方向の移動を、磁性体を利用して行うこととしたが、他の部材、例えば、アクチュエータを配置し、制御部60がアクチュエータの動作を制御し、アクチュエータを用いて駆動ローラ12及び従動ローラ13を回転軸方向に移動させることにより、中間転写ベルト11をベルト幅方向に移動させることとしてもよい。
又、駆動ローラ12及び従動ローラ13の回転軸の各端部(回転軸方向において同一側の各端部)に一対の偏心カムをそれぞれ当接させ、両偏心カムを所定量回転させることにより、中間転写ベルト11をベルト幅方向に所定距離だけ移動させることとしてもよい。この場合、偏心カムの回転は、例えば、駆動モータで行うこととし、駆動モータの回転量を制御部60によって制御するものとする。
或いは、ピニオンを利用して駆動ローラ12及び従動ローラ13をそれぞれ回転軸方向に移動させることにより、中間転写ベルト11のベルト幅方向の移動制御することとしてもよい。具体的には、参考文献(特開2009−300695号公報)の図7に示すように、回転軸方向に歯切りしたラック(符号263参照)を両ローラに設け、ピニオン(符号262参照)の回転により、両ラックを回転軸方向に移動させることにより、中間転写ベルト11をベルト幅方向に所定距離だけ移動させることとしてもよい。この場合、制御部60が、ピニオンを回転させる駆動モータを制御することにより、中間転写ベルト11をベルト幅方向に所定距離だけ移動させることができる。
又、中間転写ベルト11をベルト幅方向に移動させる代わりに、ガイド部材902をベルト幅方向に移動させることとしてもよい。
(2)本実施の形態では、磁性体領域111を中間転写ベルト11の端部に配置することとしたが、磁性体領域111の配置は、端部に限定されず、例えば、中央部周辺に配置することとしてもよい。しかしながら、中間転写ベルト11上に転写されるトナー像への磁性の影響を考慮すると、トナー像が転写されない、中間転写ベルト11の裏面の非画像領域に対応する領域に配置することが望ましい。
(3)本実施の形態では、コイル体ユニット110を、従動ローラ13よりも中間転写ベルト11の周回駆動方向上流側の、従動ローラ13に近接した位置に、配置することとしたが、コイル体ユニット110を配置する位置は、上記位置に限定されず、例えば、従動ローラ13よりも中間転写ベルト11の周回駆動方向下流側の位置に配置することも可能である。しかしながら、作像部3Y〜3Kで形成されたトナー像を中間転写ベルト11上において同じ位置で正確に重ね合わせるようにするためには、二次転写位置46位置よりも下流側に配置するのが望ましい。
本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置に関し、特に、未定着画像を中間転写ベルトに一次転写した後、記録シートに未定着画像を二次転写する画像形成装置に関し、特に中間転写ベルトの寿命を延ばす技術として利用できる。
1 プリンタ
3 画像プロセス部
3Y〜3K 作像部
4 給紙部
5 定着装置
10 露光部
11 中間転写ベルト
12 駆動ローラ
13 従動ローラ
14 マーク読取センサ
21、35Y クリーナ
31Y 感光体ドラム
32Y 帯電器
33Y 現像器
34Y 一次転写ローラ
41 給紙カセット
42 繰り出しローラ
43 搬送路
44 タイミングローラ
45 二次転写ローラ
46 二次転写位置
60 制御部
71 排出ローラ
72 排紙トレイ
110 コイル体ユニット
111 磁性体領域
301 可変電源部
302a1〜302a6 コイル駆動部
601 CPU
602 通信I/F部
603 ROM
604 RAM
605 ベルト回転カウンタ
606 画像データ記憶部
607 パラメータ記憶部
608 累積印刷枚数カウンタ
902 ガイド部材

Claims (8)

  1. 周回駆動する無端状の中間転写ベルト上にトナー像を転写した後、記録シートを前記中間転写ベルトへの通紙位置に導き、トナー像を記録シート上に二次転写する画像形成装置であって、
    前記中間転写ベルトが、前記通紙位置に導かれた記録シートにおける前記中間転写ベルトの幅方向の両端部と接触することによって生じる劣化の進行度を推定する推定手段と、
    前記進行度の推定結果に基づいて、前記通紙位置を前記中間転写ベルトの幅方向にずらす通紙位置制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記推定手段は、記録シートの累積印刷枚数をカウントし、当該カウント値により前記進行度を推定し、
    前記通紙位置制御手段は、累積印刷枚数のカウント値が閾値を超える場合に、前記通紙位置を前記中間転写ベルトの幅方向にずらす
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記通紙位置の搬送方向上流側に配置され、前記中間転写ベルトの幅方向の所定位置で前記中間転写ベルトと当接した状態で記録シートを前記通紙位置に導くガイド部材を備え、
    前記推定手段はさらに、前記中間転写ベルトが前記ガイド部材と当接することによって生じる部分の劣化の進行度を推定し、
    前記通紙位置制御手段は、前記両端部と接触することによって生じる劣化の進行度の推定結果と前記ガイド部材と当接することによって生じる劣化の進行度の推定結果とに基づいて前記通紙位置とともに前記所定位置を前記中間転写ベルトの幅方向にずらす
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記推定手段は、記録シートの累積印刷枚数をカウントし、当該カウント値により、前記両端部と接触することによって生じる劣化の進行度を推定し、
    さらに、前記中間転写ベルトの累積回転数をカウントし、当該カウント値により、前記ガイド部材と当接することによって生じる劣化の進行度を推定し、
    前記通紙位置制御手段は、何れかのカウント値が、当該カウント値について定められている閾値を超える場合に、前記通紙位置とともに前記所定位置を前記中間転写ベルトの幅方向にずらす
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写ベルトにおける、記録シートが通紙される側と反対側の周面には、磁性を有する磁性領域が、周回駆動方向に前記周面を一周するように設けられ、
    前記通紙位置制御手段は、
    前記中間転写ベルトの幅方向に延伸する複数のコイル体からなり、前記磁性領域と交差するように配置され、交差部に配置されているコイル体への通電により前記磁性領域と磁力結合して、前記中間転写ベルトの幅方向への移動を抑止するコイル体ユニットと、
    前記交差部において前記磁性領域と磁力結合しているコイル体への通電を停止して当該コイル体との磁力結合を解除し、当該コイル体に隣接する何れか一方のコイル体への通電を制御して前記磁性領域を当該一方のコイル体と磁力結合させ、前記通紙位置を前記中間転写ベルトの幅方向にずらす通電制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記コイル体ユニットは、前記交差部が二次転写位置より搬送方向下流側になるように配置される
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記磁性領域は、中間転写ベルトの端部に設けられる
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記通紙位置制御手段により前記通紙位置がずらされた回数をカウントするカウント手段を備え、
    前記通紙位置制御手段は、
    前記カウント手段によるカウント値が閾値を超えた場合に、前記通紙位置をずらす動作を抑止し、前記中間転写ベルトの交換時期が到来したことを報知する
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の画像形成装置。
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