JP2011234123A - 出力装置、出力装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

出力装置、出力装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、複数のシンク機器が存在するシステムにおいて、データ提供装置からデータの出力処理が指示された場合であっても、自動的に所望のシンク機器に該データを送信して出力処理させることができる出力装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る表示装置1は、BDプレーヤ3、HDDレコーダ4、ならびにプロジェクタ2それぞれと、HDMI規格に基づき接続する。表示装置1は、ソース機器であるBDプレーヤ3またはHDDレコーダ4との接続を確立させ、映像・音声データを受け付ける第2HDMI入力装置12または第1HDMI入力装置11と、シンク機器であるプロジェクタ2との接続を確立させ、映像・音声データを送信するHDMI出力装置13と、表示部14と、ソース機器とシンク機器との連携情報を記憶する連携情報記憶部17と、この連携情報に基づき、プロジェクタ2または表示部14のいずれを映像・音声データの表示先とするか決定する連携制御部23とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像データおよび音声データのうち少なくともいずれか一方のデータを提供するデータ提供装置、ならびに該データに基づく出力処理を行う第一出力部それぞれと、HDMI規格に基づき接続する出力装置に関する。
近年、映像等のデータを電子機器間で送受信するためのインタフェースとして、HDMI(High Definition Multimedia Interface、登録商標)規格が普及しつつある。HDMIケーブルで接続された機器のうち、HDMI出力端子を有する機器はソース機器と呼ばれ、HDMI入力端子を有する機器はシンク機器と呼ばれる。ソース機器とシンク機器とは、HDMIケーブルによって接続され、該HDMIケーブルを介して通信を行うことができる。
ところで、シンク機器として、テレビ受信機やプロジェクタ等の表示装置と、ソース機器として、HDDプレーヤ、BD(Blu-ray Disc)プレーヤ、あるいはDVDプレーヤ等の機器とをHDMIケーブルで接続してHDMIシステムを構築することができる。このようなHDMIシステムとして、2つのシンク機器(例えば、テレビ受信機およびプロジェクタ)とソース機器とを備えたシステムを構築する場合、視聴状況に応じてシンク機器を切り替えて利用できることが所望される。例えば、ソース機器にて再生された映像データが映画の場合はプロジェクタにおいて映画を表示し、映像データが録画したテレビ番組の場合はテレビ受信機において表示するなど、映像データの種類に応じて自由にシンク機器が切り替えられることが望まれる。
そこで、シンク機器を切り替えて利用できるBDレコーダとしてSONY社製のBDZ−X95が販売されている。このBDレコーダは、HDMI出力端子を複数備え、本体前面のボタンにより、出力先となるシンク機器を切り替えることができる。しかしながらこのようなBDレコーダは、手動で出力先を切り替える必要があり、ユーザにとって切り替え操作が煩わしいという問題がある。また、このBDレコーダに接続されたシンク機器に関しては切り替えを行うことができるが、このBDレコーダ以外のソース機器ではシンク機の切り替えを行うことができない。
また、1つの入力に対して複数の出力が可能なHDMIセレクタを使って、2つのシンク機器を切り替え、ソース機器から映像を出力させる構成も考えられるが、HDMIセレクタによる出力先の切り替えは専用リモコンまたは本体部のボタンをユーザが押して行う必要がある。
上述のように手動によって出力先を切り替える構成の場合、切り替えに係る操作が煩わしいという問題が生じる。そこで、手動により出力先を切り替えるのではなく、シンク機器、ソース機器それぞれに物理アドレスおよび論理アドレスを割り当て、物理アドレスまたは論理アドレスをシステム内部で指定して出力先を切り替える方法も考えられる。
HDMIの規格では、例えばシンク機器からソース機器を操作することが可能となるCEC(Consumer Electronics Control)という仕組みがある。HDMIシステムを構築するソース機器、シンク機器には各機器の接続関係が特定できる物理アドレス、また、各機器の種類(例えば、TVや録画機器、再生機器など)を特定できる論理アドレスが割り当てられる。CECは、これら物理アドレスと、論理アドレスとを適宜利用して、操作に応じた所定のコマンドをやり取りする事で機器間における操作
制御を行うものである。
ここで、HDMIの規格では、シンク機器(例えばTV)においては、物理アドレスが「0.0.0.0」、論理アドレスが「0」として1種類のみ規定されている。ソース機器
においては、物理アドレスは、接続関係に応じて適宜割り振られ、論理アドレスは、例えば、再生機器であれば、3つまでの再生機器に割り振れるだけの値が規定されている。つまり、HDMIの規格では、基本的に1つのシンク機器と、その他のソース機器などとでHDMIシステムを構成する。このため、複数のシンク機器が存在する場合、それぞれのシンク機器を基点として別々のHDMIシステムを構成することになり、HDMIシステム間で相互に機器を利用することができない。
そこで、特許文献1では、同一経路内にシンク機器およびソース機器を備えたネットワーク構成を中継装置同士で接続して構築した、複数のシンク機器が混在するHDMIシステムが開示されている。特許文献1では、中継装置同士で、ソース機器に割り当てられる物理アドレスを変換することができる。このため、シンク機器から中継装置間を介して別の経路に備えられているソース機器にCECコマンドを送信する場合であっても、適切なソース機器にCECコマンドを送信することができる。
特開2009−3882号公報(2009年1月8日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、複数のシンク機器が存在するHDMIシステムにおいて、ソース機器側から適切にシンク機器を指定することができないという問題がある。
より具体的には、上述の特許文献1は、中継装置間でソース機器に割り当てた物理アドレスを変換することができる。つまり、テレビ受信機などのシンク機器から、複数の中継装置間を介して接続されているBDプレーヤなどのソース機器に対して再生を指示する場合、該シンク機器から指定されたソース機器の物理アドレスを、同一経路内に存在するシンク機器を基準に設定された物理アドレスに変換させることができる。
一方、BDプレーヤ側からテレビ受信機またはプロジェクタに対して出力する場合、以下のような問題が生じる。つまり、HDMIの規格では、シンク機器(テレビ受信機)には、1つの論理アドレス「0」のみ定義することが可能であり、複数のシンク機器を別々の論理アドレスを割り当て、区別して扱うことができない。このため、特許文献1に開示されたHDMIシステムにおいて、テレビ受信機などのシンク機器それぞれの論理アドレスは「0」、物理アドレス「0.0.0.0」となってしまい出力先となるシンク機器を区別することができない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のシンク機器が存在するシステムにおいて、データ提供装置からデータの出力処理が指示された場合であっても、自動的に所望のシンク機器に該データを送信して出力処理させることができる出力装置、出力装置の制御方法、制御プログラム、および制御プログラムを記録した記録媒体を実現することにある。
本発明に係る出力装置は、上記した課題を解決するために、映像データおよび音声デー
タのうち少なくともいずれか一方のデータを提供するデータ提供装置、ならびに該データに基づく出力処理を行う第一出力部それぞれと、HDMI規格に基づき接続する出力装置であって、上記データ提供装置との接続を確立させ、該データ提供装置により提供されたデータを受け付けるHDMI入力端子と、上記第一出力部との接続を確立させ、上記データを該第一出力部に送信するHDMI出力端子と、上記データを出力処理するための第二出力部と、上記データ提供装置と、該データ提供装置から提供されたデータに基づく出力処理を行う出力処理先との対応関係を示す対応関係情報を記憶する対応関係情報記憶装置と、上記HDMI入力端子が上記データ提供装置との接続を確立し、データを受け付ける場合、上記対応関係情報に基づき、上記第一出力部または上記第二出力部のいずれを上記データの出力処理先とするか決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
ここでデータを出力処理するとは、音声データをスピーカ等から音声として出力する、あるいは映像データを表示装置等から映像として出力することを意味する。
上記した構成によると、HDMI入力端子を備えているため、出力装置は、データ提供装置に対しては、HDMIの仕様におけるシンク機器として振舞うことができる。一方、HDMI出力端子を備えているため、第一出力部に対しては、HDMIの仕様におけるソース機器として振舞うことができる。
すなわち、本発明に係る出力装置は、シンク機器として、提供されたデータを自身が備える第二出力部において出力処理することができる。その一方で、ソース機器として振る舞い、HDMI出力端子を介して接続を確立している第一出力部にデータを送信し、該第一出力部にて出力処理させることができる。
また、対応関係情報記憶装置と決定手段とを備えるため、データ提供装置からデータが提供されたとき、該データの出力処理先を、上記第一出力部、または自身が備える上記第二出力部のうちのいずれにするのか決定することができる。
このため、本発明に係る出力装置は、複数のシンク機器が存在するシステムにおいて、データ提供装置からデータの出力処理が指示された場合であっても、自動的に所望のシンク機器に該データを送信して出力処理させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る出力装置は、上記した構成において、リモートコントローラから出力された、上記対応関係情報の設定を指示する制御信号を受信し、該制御信号に基づき上記対応関係情報を設定する制御信号設定部をさらに備えるように構成されていてもよい。
上記した構成によると、制御信号設定部をさらに備えるため、リモートコントローラを操作して、ユーザが所望する、上記データ提供装置と、上記データを出力処理する出力処理先との組み合わせとなるように対応関係情報を設定することができる。
また、本発明に係る出力装置は、上記した構成において、上記HDMI出力端子は、上記第一出力部と接続を確立する際に、該第一出力部が有する、上記データの出力処理能力に関する情報である第一出力能力情報を取得しており、上記第二出力部が有する出力処理能力に関する情報である第二出力能力情報と、当該出力装置とHDMI入力端子を介して接続されている上記データ提供装置の機器の種類を表すために、該データ提供装置に割り当てる論理アドレスとを保持する情報保持部と、上記HDMI出力端子が取得した第一出力能力情報と、上記情報保持部に保持されている第二出力能力情報とを比較し、上記第一出力部および上記第二出力部のうち、上記論理アドレスにより表される、上記データ提供装置の機器の種類に応じた出力処理能力を有する方を、該データ提供装置から提供されたデータの出力処理先として上記対応関係情報を生成する情報生成手段と、を備えるように
構成されていてもよい。
上記出力処理能力としては、例えば、出力部が表示装置の場合、該表示装置が有する表示解像度、フレーム周波数、画面表示の走査がプログレッシブ方式かインターレース方式かなどに関する情報が挙げられる。
上記した構成によると、情報生成手段を備えるため、第一出力部および第二出力部それぞれのデータの出力処理能力と、データの提供元となるデータ提供装置の機器の種類とを考慮して、適切に対応関係情報を生成することができる。
また、本発明に係る出力装置は、上記した構成において、上記第一出力能力情報と上記第二出力能力情報とを比較し、両者の出力能力情報を出力能力が低い方の出力能力情報に合わせて書き換える、情報書換手段をさらに備えるように構成されていてもよい。
上記した構成によると、上記情報書換手段を備えるため、第一出力能力情報と第二出力能力情報とを出力能力が低い方に合わせるように書き換えることができる。このため、データ提供装置から提供されたデータを、第一出力部および第二出力部いずれの出力能力にも適応させた形式で提供することができる。
したがって、データ提供装置から提供されたデータを第一出力部または第二出力部いずれかに出力させる際、出力処理先の出力能力を考慮せずに出力することができ、提供されたデータの第一出力部または第二出力部への出力処理を簡略化させることができる。
また、本発明に係る出力装置は、上記した構成において、上記データ提供装置は、当該出力装置との接続時に上記情報格納部から上記第二出力能力情報を取得し、この第二出力能力情報に応じた出力形式でこの出力装置にデータを提供しており、上記決定手段によって、上記第一出力部を上記データの出力処理先として決定した場合、上記第一出力能力情報と上記第二出力能力情報とを比較し、両者が一致しないとき、上記第二出力能力情報を上記第一出力能力情報に書き換える情報書換手段をさらに備えるように構成されていてもよい。
上記データ提供装置は、第二出力能力情報に応じた出力形式で出力装置にデータを提供している。つまり、接続相手である出力装置が備える第二出力部の出力処理能力に合わせてデータを提供するように構成されている。
上記した構成によると、上記情報書換手段を備えているため、第二出力能力情報の書き換えを行うことができる。このため、上記決定手段によりデータの出力処理先が第二出力部と出力処理能力が異なる第一出力部に決定された場合であっても、上記第二出力能力情報を上記第一出力能力情報に書き換えることで、データ提供装置から、第一出力能力情報に応じた出力形式でデータの提供を受けることができる。
したがって、本発明に係る出力装置は、第一出力部または第二出力部それぞれの出力能力に応じた形式でデータ提供装置から提供されたデータを出力処理することができる。
また、本発明に係る出力装置の制御方法は、上記した課題を解決するために、映像データおよび音声データのうち少なくともいずれか一方のデータを提供するデータ提供装置、ならびに該データに基づく出力処理を行う第一出力部それぞれと、HDMI規格に基づき接続する出力装置の制御方法であって、上記出力装置は、上記データ提供装置との接続を確立させ、該データ提供装置により提供されたデータを受け付けるHDMI入力端子と、上記第一出力部との接続を確立させ、上記データを該第一出力部に送信するHDMI出力
端子と、上記データを出力処理するための第二出力部と、上記データ提供装置と、該データ提供装置から提供されたデータに基づく出力処理を行う出力処理先との対応関係を示す対応関係情報を記憶する対応関係情報記憶装置とを備えており、上記HDMI入力端子が上記データ提供装置との接続を確立し、データを受け付ける場合、上記対応関係情報に基づき、上記第一出力部または上記第二出力部のいずれを上記データの出力処理先とするか決定する決定ステップを含むことを特徴とする。
ここでデータを出力処理するとは、音声データをスピーカ等から音声として出力する、あるいは映像データを表示装置等から映像として出力することを意味する。
また、出力装置は、HDMI入力端子を備えているため、データ提供装置に対しては、HDMIの仕様におけるシンク機器として振舞うことができる。一方、HDMI出力端子を備えているため、第一出力部に対しては、HDMIの仕様におけるソース機器として振舞うことができる。
すなわち、出力装置は、シンク機器として振る舞い、提供されたデータを自身が備える第二出力部において出力処理することができる。その一方で、ソース機器として振る舞い、HDMI出力端子を介して接続している第一出力部にデータを送信し、該第一出力部にて出力処理させることができる。
上記した方法によると、上記決定ステップを含むため、データ提供装置からデータが提供されたとき、該データの出力先を、上記第一出力部または自身が備える上記第二出力部のいずれにするのか決定することができる。
このため、本発明に係る出力装置の制御方法では、複数のシンク機器が存在するシステムにおいて、データ提供装置からデータの出力処理が指示された場合であっても、自動的に所望のシンク機器に該データを送信して出力処理することができるという効果を奏する。
また、上記出力装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記出力装置の各手段として動作させることにより、上記出力装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
本発明に係る出力装置は、上記した課題を解決するために、映像データおよび音声データのうち少なくともいずれか一方のデータを提供するデータ提供装置、ならびに該データに基づく出力処理を行う第一出力部それぞれと、HDMI規格に基づき接続する出力装置であって、上記データ提供装置との接続を確立させ、該データ提供装置により提供されたデータを受け付けるHDMI入力端子と、上記第一出力部との接続を確立させ、上記データを該第一出力部に送信するHDMI出力端子と、上記データを出力処理するための第二出力部と、上記データ提供装置と、該データ提供装置から提供されたデータに基づく出力処理を行う出力処理先との対応関係を示す対応関係情報を記憶する対応関係情報記憶装置と、上記HDMI入力端子が上記データ提供装置との接続を確立し、データを受け付ける場合、上記対応関係情報に基づき、上記第一出力部または上記第二出力部のいずれを上記データの出力処理先とするか決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
このため、本発明に係る出力装置は、複数のシンク機器が存在するシステムにおいて、データ提供装置からデータの出力処理が指示された場合であっても、自動的に所望のシンク機器に該データを送信して出力処理させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る出力装置の制御方法は、上記した課題を解決するために、映像データおよび音声データのうち少なくともいずれか一方のデータを提供するデータ提供装置、ならびに該データに基づく出力処理を行う第一出力部それぞれと、HDMI規格に基づき接続する出力装置の制御方法であって、上記出力装置は、上記データ提供装置との接続を確立させ、該データ提供装置により提供されたデータを受け付けるHDMI入力端子と、上記第一出力部との接続を確立させ、上記データを該第一出力部に送信するHDMI出力端子と、上記データを出力処理するための第二出力部と、上記データ提供装置と、該データ提供装置から提供されたデータに基づく出力処理を行う出力処理先との対応関係を示す対応関係情報を記憶する対応関係情報記憶装置とを備えており、上記HDMI入力端子が上記データ提供装置との接続を確立し、データを受け付ける場合、上記対応関係情報に基づき、上記第一出力部または上記第二出力部のいずれを上記データの出力処理先とするか決定する決定ステップを含むことを特徴とする。
このため、本発明に係る出力装置の制御方法では、複数のシンク機器が存在するシステムにおいて、データ提供装置からデータの出力処理が指示された場合であっても、自動的に所望のシンク機器に該データを送信して出力処理させることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態を示すものであり、HDMI接続に係る表示装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、HDMIシステムの要部構成を示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、ソース機器とシンク機器との間で行われる通信の概要を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、ソース機器とシンク機器との間におけるHDMI接続の制御処理の流れを示すシーケンス図である。 HDMIの規格により定義されている論理アドレスと各機器の属性との対応関係を示す表である。 本実施の形態に係る各機器に割り当てられた論理アドレスと物理アドレスとの対応関係の一例を示す表である。 本発明に係る実施形態を示すものであり、BDプレーヤによって読み出された映像・音声データの再生処理について説明するシーケンス図である。 本発明に係る実施形態を示すものであり、BDプレーヤによって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。 本発明の実施形態を示すものであり、BDプレーヤによって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。 本発明の実施形態を示すものであり、プロジェクタからの再生指示に応じて、BDプレーヤによって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。 本発明の実施形態を示すものであり、プロジェクタからの再生指示に応じて、BDプレーヤによって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。 本発明の実施形態を示すものであり、リモコンからの操作指示に応じて、BDプレーヤによって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。 本発明の実施形態を示すものであり、リモコンからの操作指示に応じて、BDプレーヤによって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、HDMI接続に係る表示装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、シンク機器の表示能力およびソース機器の属性に応じて、シンク機器とソース機器との組み合わせを決定し、連携情報を生成する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る他の実施形態を示すものであり、BDプレーヤによって読み出された映像・音声データの再生処理の一部について説明するシーケンス図である。 本発明に係る他の実施形態を示すものであり、BDプレーヤによって読み出された映像・音声データの再生処理の一部について説明するシーケンス図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、プロジェクタからの再生指示に応じて、BDプレーヤによって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、プロジェクタからの再生指示に応じて、BDプレーヤによって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、リモコンからの操作指示に応じて、BDプレーヤによって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、リモコンからの操作指示に応じて、BDプレーヤによって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図21に基づいて詳細に説明する。本実施の形態に係るHDMIシステム100は、図2に示すように、表示装置(出力装置)1と、各外部機器として、プロジェクタ(第一出力部)2、BD(Blu-ray Disc)プレーヤ
(データ提供装置)3、およびHDD(Hard Disc Drive)レコーダ(データ提供装置)4を備えてなる構成である。図2は、本発明の実施形態を示すものであり、HDMIシステム100の要部構成を示す図である。
表示装置1は、例えば、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ、またはプラズマディスプレイ等を備えたテレビ受信機などによって実現できる。
プロジェクタ2は、例えば、液晶プロジェクタなどで実現でき、特に図示していないがHDMI端子を搭載したアンプを備えている。
本実施の形態に係るHDMIシステム100では、BDプレーヤ3またはHDDレコーダ4によって読み出された映像・音声データを表示装置1またはプロジェクタ2によって再生することができるように構成されている。すなわち、HDMIシステム100では、表示装置1と各外部機器(プロジェクタ2、BDプレーヤ3、およびHDDレコーダ4)それぞれとがHDMIケーブル5a、5b、5cで接続されている。そして、各機器間において、これらHDMIケーブル5a、5b、5cそれぞれで、映像・音声データ、制御信号を合わせて送信することが可能となっている。また、各機器間においてHDMIケーブル5a、5b、5cを介して制御信号を双方向に伝送させることができるため、機器間を中継させることで複数の機器を制御することもできる。なお、本明細書において、HDMIケーブルを個々に区別して表現する必要がない場合には、単にHDMIケーブル5と表記するものとする。
また、HDMIシステム100では、HDMI規格に準拠して、表示装置1および各外部機器それぞれに物理アドレスおよび論理アドレスが設定されるようにも構成されている
。なお、物理アドレスおよび論理アドレスの設定については後述する。
以下において、上記したHDMIシステム100における表示装置1と各外部機器との接続関係について図1を参照して説明する。
(表示装置の構成)
まず、表示装置1の構成を中心に、表示装置1と各外部機器との接続関係について説明する。図1は、本発明の実施形態を示すものであり、HDMI接続に係る表示装置1の要部構成を示すブロック図である。
表示装置1は図1に示すように、第1HDMI入力装置(HDMI入力端子)11、第2HDMI入力装置(HDMI入力端子)12、HDMI出力装置(HDMI出力端子)13、表示部(第二出力部)14、チューナ部15、リモコン受信・制御部(制御信号設定部)16、連携情報記憶部(対応関係情報記憶装置)17、および主制御部20を備えてなる構成である。
表示装置1は、図1に示すように、第1HDMI入力装置11によってHDMIケーブル5cを介してHDDレコーダ4から映像・音声データを受け付ける。そして、主制御部20からの制御指示により受け付けた映像・音声データを表示部14またはプロジェクタ2に送信して再生させることができる。また、表示装置1は、第2HDMI入力装置12によってHDMIケーブル5bを介してBDプレーヤ3から映像・音声データを受け付ける。そして、主制御部20からの制御指示により受け付けた、映像・音声データを表示部14またはプロジェクタ2に送信して再生させることができる。あるいは、チューナ部15が不図示のアンテナを通じて放送波を受信する。そして、チューナ部15は受信した放送波に含まれる映像・音声データを主制御部20からの制御指示により表示部14またはプロジェクタ2に送信して再生させることもできる。
また、表示装置1は、リモコン受信・制御部16によって、ユーザが操作する不図示のリモートコントローラ(以下、リモコン)からの制御信号を受信する。リモコン受信・制御部16は、リモコンから受信した制御信号を主制御部20に送信して、該制御信号に基づく制御を実行するように指示する。制御信号としては、例えば、映像・音声データの再生指示に関するコマンド(後述する、「Image View On」コマンド、「Set Stream Path」コマンド)などの信号が挙げられる。なお、本実施の形態に係るHDMIシステム100におけるシンク機器とソース機器との関係についての詳細は後述する。
また、リモコン受信・制御部16は、第1HDMI入力装置11、第2HDMI入力装置12、HDMI出力装置13、および表示部14それぞれにおける連携関係を示す連携情報を受け付けた場合、該連携情報を連携情報記憶部17に記憶させることできる。
ここで、連携とは、ソース機器から出力された映像・音声データを所定のシンク機器から出力できるように、特定のシンク機器およびソース機器の両者が協働することであり、連携関係とは、両者の関係を意味する。また、連携情報とは、協働するシンク機器と該シンク機器と対応するソース機器との組み合わせを示す情報である。例えば、第2HDMI入力装置12から入力された映像・音声データを、HDMI出力装置13を介してプロジェクタ2に出力させる場合、連携情報は、第2HDMI入力装置12とHDMI出力装置13との組み合わせを示す情報となる。このようにリモコン操作で入力した連携情報を連携情報記憶部17に書き込むことができる。このため、ユーザはリモコンを操作して意図するソース機器とシンク機器との連携を任意に設定することができる。なお、この連携情報記憶部17は、例えば、フラッシュメモリ等によって実現できる。
主制御部20は、表示装置1が備える各部の各種制御を行うものであり、例えば、CPU等によって実現できる。主制御部20は、HDMI接続に係る機能ブロックとして、CECコマンド制御部21、EDID制御部(情報書換手段)22、連携制御部(決定手段)23、および切替制御部24を備える。これら機能ブロックは、主制御部20がCPUによって実現される場合、CPUが不図示のROM等からプログラムを読み出し、不図示のRAMにおいて実行することにより実現できる。
CECコマンド制御部21は、プロジェクタ2、BDプレーヤ3、およびHDDレコーダ4と表示装置1との間におけるCECコマンドの送受信制御を行うものである。
EDID制御部22は、後述する「HDMI接続の制御処理」にてシンク機器から読み出したEDID(Extended Display Identification Data)データ、及び自機器(シンク機器として)のEDIDデータに基づく処理を行うものである。EDID制御部22は、EDIDデータに基づく処理として、具体的には以下の処理を実行する。すなわち、EDID制御部22は、例えば、プロジェクタ2から読み出したEDIDデータからプロジェクタ2の表示能力に関する情報である表示能力情報(第一出力能力情報)と、後述するEDID格納部(情報保持部)33に格納されている表示部14の表示能力に関する表示能力情報(第二出力能力情報)とを比較する。そして、表示能力が低い方に映像データに基づく表示を合わせるように、表示能力情報を統一する。そして、EDID制御部22は、第1HDMI入力装置と第2HDMI入力装置それぞれのEDID格納部33のEDIDデータを、統一させた表示能力情報に書き換える。
なお、EDIDデータには、ビデオフォーマット、オーディオフォーマット、接続したソース機器に割り当てる物理アドレス(PA)、CECコマンドに対応しているか否かなどに関する情報が含まれている。そして、ビデオフォーマットには表示解像度、フレーム周波数、画面表示の走査がプログレッシブ方式かインターレース方式かなどに関する情報が含まれている。そこで、上述した表示能力情報とは、このようなビデオフォーマットに含まれる情報が挙げられる。
上記ではシンク機が表示装置の場合を想定して説明しているが、シンク機は、例えば、HDMI入力端子付のオーディオアンプであってもよい。この場合、EDID制御部22は、EDIDデータに含まれるオーディオフォーマットを参照して、オーディオアンプの再生能力(再生可能なオーディオフォーマット)と自機器の再生能力(再生可能なオーディオフォーマット)とを比較することとなる。
連携制御部23は、連携情報記憶部17に記憶された連携情報を参照してシンク機器とソース機器との連携を確認し、両者を連携させるために必要なコマンド処理を実行するものである。つまり、連携制御部23は、CECコマンド制御部21が第1HDMI入力装置11または第2HDMI入力装置12から受信したCECコマンドに基づき、連携情報記憶部17に記憶された連携情報を参照して、BDプレーヤ3またはHDDレコーダ4から入力された映像・音声データの出力先を決定する。そして、連携制御部23は、決定した出力先を示す情報を切替制御部24に送信する。
切替制御部24は、連携制御部23から受信した出力先を示す情報に基づき、映像・音声データを表示部14、またはHDMI出力装置13を介してプロジェクタ2に出力させるように、シンク機器とソース機器との接続を確立するものである。
(HDMI接続について)
上述したHDMIシステム100における、ソース機器とシンク機器とのHDMI接続
の信号線について図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施形態を示すものであり、ソース機器とシンク機器との間で行われる通信の概要を示すブロック図である。なお、本実施形態では、BDプレーヤ3およびHDDレコーダ4と、表示装置1との関係がソース機器とシンク機器との関係に相当する。また、表示装置1のHDMI出力装置13と、プロジェクタ2との関係がソース機器とシンク機器との関係に相当する。
図3に示すように、ソース機器では、HDMI出力装置(本実施の形態に係るHDMI出力装置13)が、HDMIトランスミッタ31を備えている。一方、シンク機器では、HDMI入力装置(本実施の形態に係る第1HDMI入力装置11および第2HDMI入力装置12それぞれ)がHDMIレシーバ32とEDID格納部33とを備えている。
HDMIトランスミッタ31とHDMIレシーバ32とは、第1TMDS(Transition
Minimized Differential Signaling)チャネル〜第3TMDSチャネル及びTMDSク
ロックチャネルを介して接続されている。そして、ソース機器とシンク機器とは、DDC(Display Data Channel)、CEC(Consumer Electronics Control)ライン、HPD(Hot Plug Detect)、+5V Powerラインで接続されている。
HDMIトランスミッタ31は、ソース機器が出力する映像・音声データを、第1TMDSチャネル〜第3TMDSチャネルを介してHDMIレシーバ32に送信する。そして、HDMIレシーバ32は、TMDSクロックチャネルで送信される信号をリファレンス・クロックとして使用して、受信した映像・音声データを出力する。
CECラインは、シンク機器がソース機器を制御する信号や、ソース機器がシンク機器を制御する信号等を送受信するための信号線である。CECラインを介して、ソース機器は、シンク機器が出力する映像・音声データの切り替えを指示することができる。
DDCは、EDIDを読み出すための信号線である。また、HPDは、DDCを介したEDIDの読み出しを制御するためのHPD信号を送信するための信号線である。そして、+5V Powerラインは、ソース機器がシンク機器への接続を通知するための+5V電源信号を送信するための信号線である。
このようにソース機器とシンク機器との間には信号線が配されている。次に、これらの信号線を使って行なわれるHDMI接続の制御手順について図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施形態を示すものであり、ソース機器とシンク機器との間におけるHDMI接続の制御処理の流れを示すシーケンス図である。
(HDMI接続の制御処理)
ソース機器とシンク機器との間におけるHDMI接続は以下に手順で実行される。すなわち、まずソース機器とシンク機器とがHDMIケーブル5により接続される。そして、ソース機器、シンク機器それぞれの電源がONされる。このように、ソース機器とシンク機器とが接続されると、まずソース機器から+5Vの電圧が供給される(ステップS11、これ以降S11のように称する)。そして、シンク機器は、+5Vの電圧を検出すると、HPD(ホット・プラグ・ディテクト)端子に印加する電位をLowレベルからHighレベルに切り替える(S12)。ソース機器は、HPD端子の電位の、LowレベルからHighレベルへの変化を検出すると、DDCラインを利用して、EDIDデータを読み出す(S13)。このEDIDデータには、シンク機器の表示能力情報(ビデオフォーマット、オーディオフォーマット、CECコマンドに対応可能か否かなど)と、自機器(ソース機器)の物理アドレスなどが含まれる。
図示の例では、ソース機器は、EDIDデータを読み出した後、自機の物理アドレスを
認識して記憶する(S14)。そして、ソース機器は、CEC(Consumer Electronics Control)により、自身の機器属性に応じて定義されている論理アドレス(例えば、論理アドレス4(LA:4)等)が使用できるか否かの問い合わせを、シンク機器を含む、接続されている全機器に対して行う(S15)。この問い合わせでは、送信元の論理アドレスと、宛先の論理アドレスに「4」を指定する。
そして、この問い合わせに対して応答がない場合、ソース機器は、論理アドレス「4」を利用できると判定する。そして、ソース機器は自機の論理アドレスとしてLA:4を採用する(S16)。そして、ソース機器はCECにより、自機の物理アドレス、論理アドレスの通知を、全機器に対して出力する(S17)。
また、シンク機器は、ソース機器から通知された論理アドレスおよび物理アドレスを認識すると、不図示のメモリに格納している管理テーブルに書き加えて記憶する(S18)。
なお、HDMIの規格では、機器の属性を区別するために図5に示すように論理アドレスが定義されている。図5は、HDMIの規格により定義されている論理アドレスと各機器の属性との対応関係を示す表である。本実施の形態に係るHDMIシステム100では、物理アドレスを、映像および音声の流れる経路を特定するために利用している。より具体的には、後述する「Active Source」および「Set Stream Path」において、映像・音声データの出力元となる物理アドレスが付加される。
一方、論理アドレスは、CEC機能にて、CECコマンドをやり取り出来る機器で必要となるものであり、機器の属性を表すと共に、CECコマンドの送り元、宛先アドレスに利用される。
このように、ソース機器とシンク機器との間においてHDMI接続を確立させた際、各機器の物理アドレスおよび論理アドレスが設定される。
なお、定義されている論理アドレスに従って本実施の形態に係るHDMIシステム100が備える各機器に論理アドレスを割り当てると以下のようになる。
すなわち、シンク機器である表示装置1には論理アドレスLA:0が割り当てられる。そして、この表示装置1に対しソース機器となるHDDレコーダ4は、その機器属性が「Recording Device 1」であるため、図5を参照すると論理アドレスLA:1が割り当てられる。BDプレーヤ3は、その機器属性が「Playback Device 1」であるため、図5を参
照すると論理アドレスLA:4となる。
プロジェクタ2は、表示装置1と同じシンク機器であるため、論理アドレスLA:0が割り当てられる。一方、表示装置1は、プロジェクタ2に対してソース機器として振舞うため、プロジェクタ2を基準にすると、LA:0以外の論理アドレスが割り当てられるべきであるが、既にその機器属性からLA:0が割り当てられている。そこで、本実施形態では、表示装置1が備えるHDMI出力装置13を、プロジェクタ2に対するソース機器として扱い、論理アドレスLA:4を別途、設定する。
上述した「HDMI接続の制御処理」に示す処理ステップ(S11からS18)を実行し、各機器に論理アドレスを設定するとともに、シンク機器を基準に物理アドレスを設定すると、例えば図6に示すようになる。図6は、本実施の形態に係る各機器に割り当てられた論理アドレスと物理アドレスとの対応関係の一例を示す表である。つまり、BDプレーヤ3およびHDDレコーダ4は、表示装置1をシンク機器とし、自身をソース機器として上記した「HDMI接続の制御処理」を行う。また、HDMI出力装置13をソース機
器としプロジェクタ2をシンク機器として「HDMI接続の制御処理」を行う。
このように本実施の形態に係るHDMIシステム100では、プロジェクタ2とHDMI出力装置13との接続の系は、BDプレーヤ3、HDDレコーダ4、および表示装置1の接続の系とは分離された構成となっている。このため、プロジェクタ2からは、ソース機器として振舞っている表示装置1を認識できるだけで、BDプレーヤ3およびHDDレコーダ4を認識することができない。一方、BDプレーヤ3およびHDDレコーダ4からは、表示装置1のみをシンク機器として認識することができ、プロジェクタ2を認識することができない。
このため、シンク機器である表示装置1およびプロジェクタ2に同じ論理アドレスおよび物理アドレスが割り当てられたとしても、ソース機器側から表示装置1またはプロジェクタ2のいずれかを指定してデータを送信することができないといった問題が生じることを防ぐことができる。
言い換えると、表示装置1は、HDMI入力装置(第1HDMI入力装置11、第2HDMI入力装置12)に加えてHDMI出力装置13を備え、表示部14とHDMI出力装置13とを連携させることができる構成である。このため、表示装置1は、プロジェクタ2に対してソース機器として振舞うことができる。そのため、プロジェクタ2を実質的には表示部14と同様に、すなわち第2の表示部として扱うことができる。
また、表示装置1が備える表示部14における表示能力とプロジェクタ2における表示能力とは必ずしも同様ではない。そこで、本実施の形態に係る表示装置1では、表示部14とプロジェクタ2とにおいて表示能力の低い方に合わせて映像データの表示を行うように構成されている。
具体的には、プロジェクタ2と表示装置1が備えるHDMI出力装置13との「HDMI接続の制御処理」時に、ソース機器として振舞うHDMI出力装置13がプロジェクタ2からEDIDデータを読み出す。EDIDデータには自機の物理アドレス(HDMI出力装置13に割り当てられた物理アドレス)だけではなく、シンク機(プロジェクタ2)の表示能力情報も含まれている。そこで、表示装置1では、EDID制御部22がプロジェクタ2から読み出したEDIDデータからプロジェクタ2の表示能力情報を確認し、EDID格納部33に既に格納されている表示部14の表示能力情報と比較する。そして、EDID制御部22は、表示能力が低い方に映像データに基づく表示を合わせるように、表示能力情報を統一する。そして、EDID制御部22は、EDIDデータに含まれる表示能力情報を、統一させた表示能力情報に書き換える。具体的には、EDID制御部22は、第1HDMI入力装置11および第2HDMI入力装置12それぞれが備えるEDID格納部33に記録されているEDIDデータを書き換える。
このようにEDIDデータが書き換えられると、第1HDMI入力装置11および第2HDMI入力装置12それぞれで、図4に示すステップS12以降の処理を行い書き換え後のEDIDデータを認識する。
以上のように、本実施の形態に係る表示装置1では、表示部14およびプロジェクタ2両者において表示可能な映像データをBDプレーヤ3およびHDDレコーダ4が出力するようになる。このため、映像データの出力先の表示能力を考慮する必要がなくなるため、映像データの出力処理を簡略化することができ、映像データを迅速に表示させることができる。
上記したHDMIシステム100の構成をより具体的に説明するために、以下において
、BDプレーヤ3によって読み出された映像データの表示処理について図7から図9を参照して説明する。すなわち、BDプレーヤ3から出力されたCECコマンドをトリガとした、第2HDMI入力装置12と出力先(HDMI出力装置13または表示部14)との連携手順について説明する。
まず、図7に基づき、表示装置1におけるCECコマンドの受信処理までの処理の流れを説明する。図7は、本発明に係る実施形態を示すものであり、BDプレーヤ3によって読み出された映像・音声データの再生処理について説明するシーケンス図である。
前提として、ユーザがBDプレーヤ3の電源をONして、BDディスク挿入後、再生ボタンを押下するものとする(S21)。
ステップS21に示すユーザからの再生指示により、BDプレーヤ3から表示装置1に対してCECコマンドによる表示制御が行われる。まず、BDプレーヤ3から表示装置1に対し、CECコマンドとして、「Image View On」コマンドが送出される。
「Image View On」コマンドは、シンク機器をONするためのコマンドである。このコマンドには、宛先と送信元の論理アドレスが含まれる。ここでは、宛先は表示装置1であるため論理アドレスはLA:0が、送信元はBDプレーヤ3であるため、論理アドレスはLA:4となる。
BDプレーヤ3から送出された「Image View On」コマンドは、第2HDMI入力装置12を介してCECコマンド制御部21が受信する(S22、S23)。CECコマンド制御部21は、受信した「Image View On」コマンドを対応必要なコマンドとして不図示のメモリに一時保持する。そして、「Image View On」コマンドの受信確認を示す「Ack」を論理アドレスLA:4で示されるBDプレーヤ3に返信する(S25、S26)。
また、CECコマンド制御部21は、連携制御部23に対して、対応すべきコマンドが有ることを通知する(S27)。この通知により連携制御部23はコマンド処理を開始する(S28)。連携制御部23はコマンド処理として、まず不図示のメモリに一時保持されているコマンドを確認する(S31)。
一方、BDプレーヤ3は、ステップS25、S26によりCECコマンド制御部21から「Ack」を受信すると、次に、表示装置1に対して「Active Source」コマンドを送信する。
この「Active Source」コマンドは、ソース機器(例えば、図7ではBDプレーヤ3)から、ブロードキャストで送信されるコマンドで、自身から出力する映像・音声データをシンク機器(表示部14またはプロジェクタ2)において表示させるためのコマンドである。「Active Source」コマンドを送信する場合、ソース機器(BDプレーヤ3)は、このコマンドに自身の物理アドレスを付加する。また、論理アドレスも付加する。
一方、このソース機器と同一のHDMI系に繋がる他のソース機器は、このコマンドを認識すると、自身の出力を停止し、スタンバイ状態になる。シンク機器は、表示対象を、このソース機器が接続されているHDMI入力端子に切り替える。
ここでは、BDプレーヤ3からブロードキャストによりコマンドが送信されるため、宛
先は、論理アドレスLA:15となる。送信元は、BDプレーヤ3であるため、論理アドレスはLA:4となる。また、物理アドレスPAは「2.0.0.0」となる。
ブロードキャストされたコマンドは、第2HDMI入力装置12を介してCECコマンド制御部21により受信され、対応必要なコマンドとして不図示のメモリに一時保持される(S32)。そして、CECコマンド制御部21は、「Active Source」コマンドの受信確認を示す「Ack」を論理アドレスLA:4で示されるBDプレーヤ3に返信する(S33、S34)。CECコマンド制御部21は、連携制御部23に対応すべきコマンドが有ることを通知する(S35)。
以上のようにして、BDプレーヤ3から表示装置1は「Image View On」コマンドと「Active Source」コマンドとを受信する。
次に、図8を参照して、ステップS30で確認した「Image View On」コマンドに基づく制御処理について説明する。図8は、本発明に係る実施形態を示すものであり、BDプレーヤ3によって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。
連携制御部23は、ステップS31で確認した「Image View On」コマンドに基づき、「Image View On」処理を開始する(S36)。まず、連携制御部23は、連携情報記憶部17に記憶されている連携先情報を参照して、BDプレーヤ3からの入力を受け付ける第2HDMI入力装置12の連携先を把握する(S37)。ここで、第2HDMI入力装置12の連携先とは、第2HDMI入力装置12に入力された映像・音声データ等のデータを出力する出力先となる機器である。この連携先となる機器に関しては予めユーザによって設定されている。
連携制御部23は、ステップS38において、連携先がHDMI出力装置13であると判定した場合、CECコマンド制御部21に対して、プロジェクタ2の「ON」を指示するコマンド(「Image View On」コマンド)の出力を要請する(S39)。
CECコマンド制御部21は、連携制御部23からの要請に応じて、HDMI出力装置13を介してプロジェクタ2に対し、CECコマンドとして、「Image View On」コマンドを出力する(S42)。このCECコマンドを受けて、プロジェクタ2は、起動し「ON」状態となる(S43)。
一方、連携制御部23は、連携先が表示部14であると判定した場合、該表示部14に対して「ON」を指示する(S40)。この指示を受けて、表示部14は起動し「ON」状態となる(S41)。
以上、ステップS35からステップS43までの処理を実行して、「Image View On」処理を終了する(S44)。
連携制御部23は、対応が必要なコマンドをCECコマンド制御部21がさらに保持していないか確認を行う(S45)。上述した図7に示すように、ステップS32において、CECコマンド制御部21は、さらに「Active Source」コマンドを保持し、また、ステップS35によりコマンドが有る旨を連携制御部23に通知している。
そこで、連携制御部23は、CECコマンド制御部21において保持しているコマンドについて確認する(S45)と、対応が必要なコマンドとして、「Active Source」コマンドが保持されていることを把握する。そこで、連携制御部23は、次にこ
の「Active Source」コマンドに基づく「Active Source」処理を開始する(S46)。
以下において、図9を参照して「Active Source」処理の流れについて説明する。図9は、本発明の実施形態を示すものであり、BDプレーヤ3によって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。
図示のように、連携制御部23は、対応が必要なコマンドとして、「Active Source」コマンドが保持されていることを把握すると、「Active Source」処理を開始する(S46)。まず、連携制御部23は、連携情報記憶部17に記憶されている連携情報を参照して、第2HDMI入力装置12の連携先を取得する(S47)。そして、連携制御部23は、ステップS48の判定において、連携先が表示部14であると判定した場合、切替制御部24に、該表示部14と第2HDMI入力装置12とをつなぐように指定する(S49)。
一方、ステップS48において、連携先がHDMI出力装置13であると判定した場合、連携制御部23が、切替制御部24に対して、該HDMI出力装置13と第2HDMI入力装置12とをつなぐように指定する(S50)。また、連携制御部23は、CECコマンド制御部21に対して、BDプレーヤ3から出力される映像・音声データをプロジェクタ2において表示させるためのコマンド(「Active Source」コマンド)の出力を要請する(S51)。
CECコマンド制御部21は、連携制御部23からの要請に応じて、HDMI出力装置13を介してプロジェクタ2に対し、CECコマンドとして、「Active Source」コマンドを出力する(S52)。このCECコマンドを受けて、プロジェクタ2は、HDMI入力を有効とするように設定する(S52)。なおここで、HDMI入力を有効とするとは、HDMI接続を介して入力された、映像・音声データを再生(表示)可能な状態にするということである。
以上のようにステップS45からステップS52までのステップにより「Active
Source」処理の実行を完了する(S54)。
次に連携制御部23は、CECコマンド制御部21に対して、対応すべきコマンドをさらに保持しているか否か確認する(S55)。本実施形態では、CECコマンド制御部21は、これ以上対応すべきコマンドを保持していないため、連携制御部23は、コマンド処理を終了する(S56)。
このように、「Image View On」処理と、「Active Source」処理とを実行することで、プロジェクタ2が「ON」されるとともに、第2HDMI入力装置12とHDMI出力装置13との接続が確立される。そのため、図9に示すように、BDプレーヤ3で読み出された映像・音声データは、第2HDMI入力装置12によって受け付けられる。そして、切替制御部24によって出力先として設定された、HDMI出力装置13または表示部14に出力される。
上記では、ソース機器側から出力されたCECコマンドに応じて、映像・音声データの出力先となるシンク機器との連携手順の一例として、BDプレーヤ3からのCECコマンドの送信について説明した。
次に、図10、図11を参照して、シンク機器側から出力されたCECコマンドに応じて実行されるソース機器との連携手順の一例として、プロジェクタ2からのCECコマン
ドの送信を説明する。図10および図11は、本発明の実施形態を示すものであり、プロジェクタ2からの再生指示に応じて、BDプレーヤ3によって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。
まず、前提として、シンク機器(プロジェクタ2)側から映像・音声データの再生操作を指示するものとする。
プロジェクタ2において再生操作が指示されると(S59)、プロジェクタ2からHDMI出力装置13を介してCECコマンド制御部21に対して、「Set Stream
Path」コマンドをブロードキャストで送信する(S60)。
「Set Stream Path」コマンドは、シンク機器(図10ではプロジェクタ2)からブロードキャストで送信されるコマンドである。特定のソース機器から出力された映像・音声データを表示する場合、シンク機器は、この特定のソース機器の物理アドレスを付加して送信する。ここで、プロジェクタ2を含むHDMI系は、プロジェクタ2と表示装置1(HDMI出力装置13)であり、前者と後者の関係はシンク機器とソース機器の関係となる。このため、プロジェクタ2から出力されるSet Stream Path」コマンドには、特定のソース機器としてHDMI出力装置13の物理アドレスPA:「1.0.0.0」が付加される。また、このSet Stream Path」コマンドは、ブロードキャストで送信されるため、宛先の論理アドレスは、LA:15となる。一方、送信元の論理アドレスは、送信元がプロジェクタ2であるため、LA:0となる。
プロジェクタ2からHDMI出力装置13が「Set Stream Path」コマンドを受信すると、該コマンドをCECコマンド制御部21に送信する。CECコマンド制御部21がこのコマンドを受信すると、このコマンドを対応すべき必要があるコマンドとして不図示のメモリに一時記憶する(S61)。そして、CECコマンド制御部21は、「Set Stream Path」コマンドの「Ack」を2に返信する(S62)。また、CECコマンド制御部21は、対応すべき必要のあるコマンドを保持していることを連携制御部23に通知する(S63)。この通知を受けて連携制御部23は、コマンド処理を実行する(S64)。
まず、連携制御部23は、CECコマンド制御部21に問い合わせて、保持(一時記憶)されているコマンドを確認する(S65)。ここでは「Set Stream Path」コマンドが保持されているため、連携制御部23は、「Set Stream Path」処理を開始する(S66)。つまり、特定のソース機器からの映像・音声データをプロジェクタ2において表示させるための処理を開始する。
連携制御部23は、連携情報記憶部17に記憶されている連携情報を参照してHDMI出力装置13との連携先を確認する(S67)。本実施形態では、HDMI出力装置13との連携先として、チューナ部15、第1HDMI入力装置11、第2HDMI入力装置12が存在する。
ステップS68の判定において連携先がチューナ部15の場合、連携制御部23は、切替制御部24に対してチューナ部15とHDMI出力装置13とをつなぐように指定する。(S69)。切替制御部24は、連携制御部23からの指定に応じて、チューナ部15とHDMI出力装置13とをつなぎ、チューナ部15から受信した映像・音声データをプロジェクタ2に出力する。なお、ステップS69からプロジェクタ2に映像・音声データを出力するまでの処理の詳細については図10では省略する。
ステップS68の判定において連携先が第2HDMI入力装置12の場合、すなわち、ソース機器としてBDプレーヤ3を選択する場合、連携制御部23は、CECコマンド制御部21に対して、BDプレーヤ3への「Set Stream Path」コマンドの出力を要請する(S70)。
CECコマンド制御部21は、連携制御部23からの要請に応じて、「Set Stream Path」コマンドをブロードキャストする。これにより、このコマンドは連携先である第2HDMI入力装置12を介してBDプレーヤ3に送信される(S71、S72)。また、このコマンドには、宛先として論理アドレスLA:15、送信元の論理アドレスLA:0が含められる。また、データの提供元としてBDプレーヤ3の物理アドレス「2.0.0.0」が含められる。これにより、物理アドレス「2.0.0.0」以外の物理アドレスが割り当てられているソース機器(HDDレコーダ4)は、スタンバイ状態になるなどの対処を行う。
このように、BDプレーヤ3への「Set Stream Path」コマンドの出力を要請すると、連携制御部23は、「Set Stream Path」処理を終了する(S73)。そして、連携制御部23は、さらに対応する必要があるコマンドがないかCECコマンド制御部21に対して確認する(S74)。本実施形態では、この段階では対応すべきコマンドがないため連携制御部23はコマンド処理を終了する(S75)。
一方、第2HDMI入力装置12を介して「Set Stream Path」コマンドを受信したBDプレーヤ3は、自機を起動させて「ON」状態にする(S76)。そして、BDプレーヤ3は、CECコマンドとして、「Active Source」コマンドを表示装置1に対して送信する(S77、S78)。この「Active Source」コマンドには、宛先を示す論理アドレスLA:15と、コマンドの送信元(BDプレーヤ3)を示す論理アドレスLA;4、データの提供元がBDプレーヤ3であることを示すために物理アドレスPA:「2.0.0.0」とが含められている。
BDプレーヤ3から送信された「Active Source」コマンドをCECコマンド制御部21が受信すると、このコマンドを対応が必要なコマンドとして不図示のメモリに一時記憶させて保持する(S79)。そして、CECコマンド制御部21は、「Active Source」コマンドの「Ack」をBDプレーヤ3に返信する(S80、81)。また、連携制御部23に対して、対応する必要のあるコマンドを保持していることを通知する(S82)。
なお、ステップS68において連携先が第1HDMI入力装置11と判定した場合は、BDプレーヤ3の代わりにHDDレコーダ4を起動させて「ON」状態とするだけで処理については同様である。このため、図10では、連携先が第1HDMI入力装置11と判定した場合についての処理の流れについての説明は省略する。
次に、BDプレーヤ3から受信した「Active Source」コマンドに応じて表示装置1にて実行されるコマンド処理について図11を参照して説明する。
上述したように、CECコマンド制御部21から対応する必要のあるコマンドを保持している旨の通知を受信すると、連携制御部23は、コマンド処理を開始する(S83)。そこで、連携制御部23は、CECコマンド制御部21に対して、保持しているコマンドの確認を行う(S84)。ここで、CECコマンド制御部21が保持しているコマンドが「Active Source」コマンドであるため、連携制御部23は、「Active Source」処理を開始する(S85)。まず、連携制御部23は、連携情報記憶部17に記憶された連携情報を参照して、BDプレーヤ3からの映像・音声データの入力
を受ける第2HDMI入力装置12の連携先を取得する(S86)。そして、ステップS87において連携先の判定を行い、連携先が表示部14の場合は、切替制御部24に対して、この表示部14と第2HDMI入力装置12とをつなぐように指定する(S88)。この指定を受けて、切替制御部24は、表示部14と第2HDMI入力装置12との接続を確立させる。
一方、ステップS87において、連携先を、HDMI出力装置13と判定した場合、連携制御部23は、切替制御部24に対して、このHDMI出力装置13と第2HDMI入力装置12とをつなぐように指定する(S89)。この指定を受けて、切替制御部24は、HDMI出力装置13と第2HDMI入力装置12との接続を確立させる。また、連携制御部23は、プロジェクタ2に向けて「Active Source」コマンドを出力するように要請する(S90)。
CECコマンド制御部21は、連携制御部23からの要請に応じて、HDMI出力装置13を介してプロジェクタ2に対して、CECコマンドとして、「Active Source」コマンドを出力する(S91)。このCECコマンドを受けて、プロジェクタ2は、HDMI入力を有効とするように設定する(S92)。なお、「Active Source」コマンドには、宛先の論理アドレスとしてLA:15が、コマンドの送信元としてHDMI出力装置13の論理アドレスLA4、物理アドレスPA:「1.0.0.0」が含められている。
以上のようにステップS85からステップS92までのステップにより「Active
Source」処理の実行を完了する(S93)。
そして、連携制御部23は、CECコマンド制御部21に対して、対応すべきコマンドをさらに保持されているか否か確認する(S94)。本実施形態では、CECコマンド制御部21は、これ以上対応すべきコマンドを保持していないため、連携制御部23は、コマンド処理を終了する(S95)。
このように、「Set Stream Path」処理と、「Active Source」処理とを実行することで、BDプレーヤ3が「ON」されるとともに、第2HDMI入力装置12とHDMI出力装置13との接続が確立される。そのため、図11に示すように、BDプレーヤ3で読み出された映像・音声データは、第2HDMI入力装置12によって受け付けられる。そして、切替制御部24によって出力先として設定された、HDMI出力装置13に出力され、プロジェクタ2において表示される。
なお、プロジェクタ2から、特定のソース機器を指定して映像・音声データの出力を要求する場合、映像・音声データの出力先はプロジェクタ2であると予め決まっている。このため、第2HDMI入力装置12と連携する連携先について情報を取得し、連携先の判定を行うステップS86、87は省略することができる。また、表示部14と第2HDMI入力装置12とをつなぐ指定(ステップS88)も省略できる。
ただし、このようにステップS86からS88の処理を省略する場合、ソース機器から出力される映像・音声データに対する処理状態を管理する構成が必要となり、機器の構成が複雑となる。
そこで、本実施の形態に係るHDMIシステム100では、CECコマンドに応じて一律して同様の処理を行う構成としている。例えば、HDMIシステム100では、「Active Source」コマンドに応じて、ソース機器との連携先となるシンク機器を確認する。そして、連携先であると判断されたシンク機器に向かって「Active S
ource」コマンドを送信する。CECコマンドに応じて、このような処理ステップと同様の処理ステップを行う。このため、コマンドに含められた物理アドレスと一致するソース機器以外をスタンバイ状態とすることができるため、ソース機器から出力される映像・音声データに対する処理状態を管理する必要がない。
以上のように、本実施の形態に係る表示装置1は、第1HDMI入力装置11および第2HDMI入力装置12を備えているため、HDDレコーダ2およびBDプレーヤ3に対しては、HDMIの仕様におけるシンク機器として振舞うことができる。一方、HDMI出力装置13を備えているため、プロジェクタ2に対しては、HDMIの仕様におけるソース機器として振舞うことができる。
すなわち、表示装置1は、シンク機器として、提供されたデータを自身が備える表示部14において出力処理することができる。その一方で、ソース機器として振る舞い、HDMI出力装置13を介して接続を確立しているプロジェクタ2に映像・音声データを送信し、表示させることができる。
また、表示装置1は、連携情報を格納する連携情報記憶部17と連携制御部23とを備えるため、BDプレーヤ3またはHDDレコーダ4から映像・音声データを受け付けたとき、あるいは自身が備えるチューナ部15から映像・音声データを受け付けたとき、表示先(出力先)を、プロジェクタ2または表示部14のうちのいずれかに決定することができる。
このため、表示装置1は、複数のシンク機器が存在するシステムにおいて、ソース機器から映像・音声データの表示処理が指示された場合であっても、自動的に所望のシンク機器に該映像・音声データを送信して表示させることができる。
また、自動的にソース機器とシンク機器との連携関係を決定することができるため、例えば、手動で連携関係を切り替える等の煩わしい処理をユーザは強いられることがない。
上記では、連携情報記憶部17に記憶された連携情報に基づき、ソース機器と、該ソース機器から出力される映像・音声データの出力先となるシンク機器との組み合わせ(連携)を決定する構成であった。以下では、図12、図13を参照して、この組み合わせ(連携)をリモートコントローラ(以下、リモコンと称する)によってユーザが設定する場合について説明する。図12および図13は、本発明の実施形態を示すものであり、リモコンからの操作指示に応じて、BDプレーヤによって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。
まず前提として、ユーザがリモコンを操作して、BDプレーヤ3で読み出された映像・音声データをプロジェクタ2から出力するように連携を設定するものとする。例えば、表示部14において、連携の組み合わせを選択できる設定画面を表示させ、その設定画面上でリモコン操作によりユーザが選択することで連携の設定ができるようになっている。
図12に示すようにまず、ユーザからのリモコン操作によりBDプレーヤ3とプロジェクタ2との連携が選択される(S100)。この選択指示をリモコン受信・制御部16が受信し、この選択指示に対応するコマンドとして、連携するソース機器とシンク機器との関係を示すコマンド、「Image View On」コマンド、および「Set Stream Path」コマンドを、不図示のメモリに一時記憶して保持する(S101)。さらに、リモコン受信・制御部16は、連携制御部23にリモコンから受信したコマンドであるリモコンコマンドが存在する旨を、制御データによって通知する(S102)。この通知を受け、連携制御部23は、リモコンコマンドの処理を開始する(S103)。
連携制御部23は、リモコン受信・制御部16に対して保持しているコマンドを問い合わせて確認する(S104)。そして、連携制御部23は、連携するソース機器とシンク機器との関係を示すコマンドを確認し、BDプレーヤ3とプロジェクタ2との連携に関する情報を連携情報記憶部17に記憶する。
連携制御部23は、さらにコマンドを保持していないかリモコン受信・制御部16に確認する(S106)。本実施形態では、リモコン受信・制御部16が、さらに「Image View On」コマンド、および「Set Stream Path」コマンドを保持している。ステップS106では、まず連携制御部23は、Image View On」コマンドを確認する。
連携制御部23は、上記の選択指示のコマンドに応じて、プロジェクタ2に対して「Image View On」処理を開始する(S107)。連携制御部23は、CECコマンドとして「Image View On」コマンドの出力を、CECコマンド制御部21に要請する(S108)。この要請に応じて、CECコマンド制御部21は、「Image View On」コマンドをプロジェクタ2に出力する。なお、このCECコマンドには、宛先としてプロジェクタ2の論理アドレスLA:0が、送信元として、連携相手であるBDプレーヤ3の論理アドレスLA:4が含められている。そして、連携制御部23は、「Image View On」処理を終了する(S110)。
一方、プロジェクタ2は、CECコマンド制御部21から出力された「Image View On」コマンドを、HDMI出力装置13を介して受信すると、自機を起動させ「ON」状態にする(S111)。
連携制御部23は、さらにリモコン受信・制御部16に対して保持コマンドの確認を行う(S112)。この確認の結果、連携制御部23は「Set Stream Path」コマンドが保持されていることを確認する。そして、「Set Stream Path」処理を開始する(S113)。ステップS113からステップS120までの処理は、図10のステップS66からS73までの処理と同じであるため説明は省略する。
「Set Stream Path」処理を終了すると、連携制御部23は、リモコン受信・制御部16に対して保持コマンドの確認を行う(S121)。本実施形態では、リモコン受信・制御部16は、これ以上他のコマンドを保持していない。このため、連携制御部23は、リモコンコマンド処理を終了する(S122)。
一方、BDプレーヤ3は、CECコマンド制御部21から受信した「Set Stream Path」コマンドに応じて、自機を起動させ「ON」の状態とする。そして、BDプレーヤ3は、CECコマンドとして、「Active Source」コマンドを表示装置1に対して送信する(S124、S125)。このステップS124からステップS129までの処理は、図10のステップS77からステップS82までの処理と同様である。このため、図12においてステップS129までの説明は省略する。
次に、BDプレーヤ3から受信した「Active Source」コマンドに応じて表示装置1にて実行されるコマンド処理を図13に示す。この「Active Source」コマンドに応じて表示装置1にて実行されるコマンド処理は、図13のステップS130からステップS141までの処理と、図11に示すステップS83からS95までの処理とが同様である。このため、ステップS130からS141までの処理についての説明は省略する。
(シンク機器とソース機器との組み合わせを自動的に判定する表示装置の構成)
また、本実施の形態に係る表示装置1は、図14に示すように、図1の構成において切替判定部(情報生成手段)25をさらに備え、連携情報を設定する際に、ソース機器の機器属性とシンク機器の表示能力の差異とに応じてシンク機器とソース機器との組み合わせを自動的に判定する構成としてもよい。以下に、ソース機器の機器属性とシンク機器の表示能力の差異とに応じてシンク機器とソース機器との組み合わせを自動的に判定する構成について説明する。
本実施の形態に係るHDMIシステム100において、シンク機器となりえるのは、プロジェクタ2と表示装置1が備える表示部14である。一方、ソース機器となりえるのは、BDプレーヤ3、HDDレコーダ4、および表示装置1が備えるチューナ部15である。
ここで、切替判定部25は、表示部14の表示能力は自機器の表示能力であるため、予め把握している。一方、プロジェクタ2の表示能力は、該プロジェクタ2との接続時に取得したプロジェクタ2のEDIDデータから把握することができる。
また、ソース機器の機器属性は、CECコマンドにより各ソース機器に設定された論理アドレスから把握することができる。例えば、HDDレコーダ4は、論理アドレスLA:1が設定されているため、機器属性は、「Recording Device」である。また、BDプレーヤ3は、論理アドレスLA:4が設定されているため、機器属性は「Playback Device」である。また、チューナ部15については、表示装置1自身が備える部材であるため、切替判定部25は、論理アドレスLA:3の「Tuner1」であることは認識している。
そこで、切替判定部25は、シンク機器の表示能力とソース機器の機器属性とからこれらの組み合わせを自動的に判定する。より具体的には図15に示す処理によりシンク機器とソース機器との組み合わせを判定する。図15は、本発明の実施形態を示すものであり、シンク機器の表示能力およびソース機器の属性に応じて、シンク機器とソース機器との組み合わせを決定し、連携情報を生成する処理の一例を示すフローチャートである。
なお、図15に示す処理では、前提として、表示部14よりもプロジェクタ2の方が、表示能力が高いものとする。また、切替判定部25が、表示装置1が備えるチューナ部15と表示部14とを連携させるものと判定する。そして、その連携情報を連携情報記憶部17に記憶した上で(S150)、さらに連携させるシンク機器とソース機器とが存在するか否か判定するものとする(S151)。
切替判定部25は、連携情報記憶部17に記憶されている連携情報を参照して、シンク機器との連携が未設定となっているソース機器の存在の有無を判定する(S151)。ここで、既にすべてのソース機器についてシンク機器と連携されている場合、(S151において「No」の場合)、処理を終了する。
一方、ソース機器について、シンク機器と連携されていないものがある場合、切替判定部25は、連携が未設定のソース機器を選択する(S152)。そして、切替判定部25は、この選択したソース機器の機器属性から、選択したソース機器は再生専用の機器か否か判定する(S153)。本実施形態では、ソース機器が再生専用の場合、高画質の映像・音声データをシンク機器に提供することができるものとする。一方、再生専用ではない場合、ソース機器は記録する能力を有するものとする。記録する能力を有するソース機器は、例えば、記録が所望されるデータ(テレビ番組の映像データ等)を扱うシンク機器と接続させるように設定することができる。
このため、本実施形態では、まずステップS153においてソース機器が再生専用か否か判定する。
ステップS153において「NO」の場合、表示部14と選択されたソース機器とを関連付ける(S154)。つまり再生専用ではなく記録する能力を有する場合は、表示部14に表示している映像の記録が所望される可能性がある。そこで、表示部14と選択されたソース機器とを関連付ける。そして、選択したソース機器と表示部14との連携を示す連携情報を連携情報記憶部17に設定する(S155)。
一方、選択したソース機器が再生専用である場合、(S153において「YES」)、切替判定部25は、HDMI出力装置13と接続されているシンク機器(プロジェクタ2)は、表示部14よりも表示能力が高いか否か判定する(S156)。より具体的には、切替判定部25は、表示装置1内において保持しているEDIDデータを参照して、表示部14の表示能力とプロジェクタ2の表示能力とを比較する。
ここで、切替判定部25は、HDMI出力装置13と接続されているシンク機器(プロジェクタ2)の方が表示部14よりも表示能力が高くないと判定した場合(ステップS156において「NO」の場合)はステップS154に進む。
一方、切替判定部25は、HDMI出力装置13と接続されているシンク機器(プロジェクタ2)の方が表示部14よりも表示能力が高いと判定した場合(ステップS156において「YES」の場合)は、プロジェクタ2に接続されているHDMI出力装置13と、選択されたソース機器とを関連付ける(S157)。そして、切替判定部25は、この選択されたソース機器とHDMI出力装置13との連携を示す連携情報を連携情報記憶部17に記憶する。
上記したステップS151からS157までの処理を連携未設定のソース機器が存在する間は繰り返す。以上のようにして、切替判定部25は、シンク機器の表示能力とソース機器の機器属性とからこれらの組み合わせを自動的に判定することができる。
ところで、本実施の形態に係るHDMIシステム100では、上述したように、EDID制御部22は、表示能力が低いシンク機器にあわせて映像データの表示を行うように、EDID格納部33に格納されたEDIDデータに含まれる表示能力情報を、統一させた表示能力情報に書き換える構成であった。しかしながらこの構成に限定されるものではなく、シンク機器の表示能力に合わせてソース機器が映像データの出力を行うように構成してもよい。
以下において、図16、17を参照して、BDプレーヤ3によって読み出された映像データの表示処理を例に挙げ、シンク機器の表示能力に合わせてソース機器が映像データの出力を行う構成について説明する。
図16、17は、本発明に係る他の実施形態を示すものであり、BDプレーヤ3によって読み出された映像・音声データの再生処理の一部について説明するシーケンス図である。
前提として、ユーザがBDプレーヤ3の電源をONして、BDディスク挿入後、再生ボタンを押下するものとする。なお、このボタンの押下後から連携制御部23が「Image View On」処理を開始するまでの処理は、図7に示すステップS21からステップS35までの処理と同様であるため、処理ステップの説明と図示は省略し、「Ima
ge View On」処理開始後から説明するものとする。「Image View On」処理を開始すると(S36)、連携制御部23は、BDプレーヤ3からの映像・音声データを受け付ける第2HDMI入力装置12の連携先を、連携情報記憶部17に格納されている連携情報を参照して把握する(S161)。
また、連携制御部23は、EDID制御部22が保持するEDIDデータを確認する(
S162)。ここでEDIDデータには、第2HDMI入力装置12を介して表示装置1
が接続を確立させる際に接続相手(BDプレーヤ3)に割り当てるための物理アドレス、表示部14が対応しているビデオフォーマット、オーディオフォーマット、ならびにCECコマンドに対応可能か否かについての情報などが含まれている。
連携制御部23は、EDID制御部22からEDIDデータを確認すると、EDIDデータに含まれる自機器の表示能力(表示部14の表示能力)に関する情報と、連携先となるシンク機器(プロジェクタ2)の表示能力に関する情報とを比較する(S163)。なお、連携先となるシンク機器(プロジェクタ2)の表示能力については、表示装置1とプロジェクタ2とのHDMI接続時に取得している。この比較において両者が一致する場合、連携制御部23は、図8に示すステップS37に進む。
一方、一致しない場合(S163において「No」の場合)は、第2HDMI入力装置12のEDID格納部33に格納されているEDIDデータの書換えをEDID制御部22に要請する(S164)。
この要請に応じて、EDID制御部22は、第2HDMI入力装置12に対して、EDID格納部33に格納されているEDIDデータの内容を、連携先のシンク機器(プロジェクタ2)の表示能力に合わせて書換えるように指示する(S165)。そして、EDID制御部22は、EDIDデータを再度取得するように第2HDMI入力装置12に対して指示する(S166)。
EDID制御部22から受信したこれら2つの指示に応じて、第2HDMI入力装置12は、BDプレーヤ3に対してホット・プラグ・ディテクト(HPD)を制御する(S167)。すなわち、HPD(ホット・プラグ・ディテクト)端子に印加する電位をLowレベルからHighレベルに切り替える。この切り替えを検出することによりソース機器(BDプレーヤ3)は、EDIDデータの読み取りを行うことができる。
そこで、BDプレーヤ3は、表示装置1との接続において、接続相手(第2HDMI入力装置12)からEDIDデータを読み出す(S168)。BDプレーヤ3は、読み出したEDIDデータに基づき、シンク機器の表示能力に応じて出力できるように、映像・音声データを対応させる表示能力に関する情報を更新する(S169)。
つまり、映像・音声データの提供元(BDプレーヤ3またはHDDレコーダ4)は、表示装置1との接続時に、接続相手であるHDMI入力装置(第1HDMI入力装置11または第2HDMI入力装置12)からEDIDデータを取得する。そして、EDIDデータに含まれる表示能力情報に合わせて映像・音声データを出力するように構成されている。ここで第2HDMI入力装置12には、通常、表示装置1が備える表示部14の表示能力情報を含むEDIDデータが保持されている。このEDIDデータに含まれる表示能力情報をプロジェクタ2の表示能力情報に書き換えれば、プロジェクタ2の表示能力情報にあわせてBDプレーヤ3は映像・音声データを提供することができる。
また、BDプレーヤ3は、表示装置1に対して自機に割り当てられる論理アドレス(LA)を問い合わせ(S170)、論理アドレス(LA)を決定する(S171)。このよ
うにして、BDプレーヤ3は、物理アドレス(PA)、論理アドレス(LA)を設定すると、表示装置1に通知する。この物理アドレス(PA)および論理アドレス(LA)の通知を第2HDMI入力装置12が受信し、CECコマンド制御部21を介して連携制御部23が受信する(S172、S173、およびS174)。
このようにEDIDデータの更新がなされると、連携制御部23は、BDプレーヤ3の連携先の判定を行う(S38)。なお、これ以降の処理は図8に示すステップS38からステップS45までの処理を行う。
続いて図17を参照して、BDプレーヤ3から受信した「Active Source」コマンドに応じて表示装置1にて実行される「Active Source」処理について説明する。この図17では、「Active Source」処理の開始(S46)以降の処理について説明する。
連携制御部23は、連携情報記憶部17に記憶されている連携情報を参照してBDプレーヤ3と連携させるシンク機を把握する。すなわち、連携制御部23は、第2HDMI入力装置12の連携先を把握する(S176)。
また、連携制御部23は、EDID制御部22が保持するEDIDデータを確認する(
S177)。連携制御部23は、EDID制御部22からEDIDデータを確認すると、
EDIDデータに含まれる自機器の表示能力(表示部14の表示能力)に関する情報と、連携先となるシンク機器(プロジェクタ2)の表示能力に関する情報とを比較する(S178)。この比較において両者が一致する場合、連携制御部23は、図9に示すステップS48に進み、連携先の判定を行う。
一方、一致しない場合、(S178において「NO」)は、第2HDMI入力装置12のEDIDデータの書換えをEDID制御部22に要請する(S179)。この要請に応じて、EDID制御部22は、第2HDMI入力装置12に対して、BDプレーヤ3から読み出したEDIDデータの内容を、連携先のシンク機器(プロジェクタ2)の表示能力に合わせて書換えるように指示する(S180)。そして、EDID制御部22は、EDIDデータを再度取得するように第2HDMI入力装置12に対して指示する(S181)。
EDID制御部22から受信したこれら2つの指示に応じて、第2HDMI入力装置12は、BDプレーヤ3に対してホット・プラグ・ディテクト(HPD)を制御する(S182)。すなわち、HPD(ホット・プラグ・ディテクト)端子に印加する電位をLowレベルからHighレベルに切り替える。この切り替えを検出することによりソース機器(BDプレーヤ3)は、EDIDデータの読み取りを行うことができる。
そこで、BDプレーヤ3は、表示装置1との接続において、接続相手(第2HDMI入力装置12)からEDIDデータを読み出す(S182)。BDプレーヤ3は、読み出したEDIDデータに基づき、シンク機器の表示能力に応じて出力できるように、映像・音声データを対応させる表示能力に関する情報を更新する(S184)。
また、BDプレーヤ3は、表示装置1に対して自機に割り当てられる論理アドレス(LA)を問い合わせ(S185)、論理アドレス(LA)を決定する(S186)。このようにして、BDプレーヤ3は、物理アドレス(PA)、論理アドレス(LA)を設定すると、表示装置1に通知する。この物理アドレス(PA)および論理アドレス(LA)の通知を第2HDMI入力装置12が受信し、CECコマンド制御部21を介して連携制御部23が受信する(S187、S188、およびS189)。このようにしてEDIDデー
タの更新がなされる。
EDIDデータの更新を行った後、連携制御部23は、BDプレーヤ3(第2HDMI入力装置12の連携先の判定を行い(ステップS48)、「Active Source処理を継続する。これ以降は、図9に示すステップS48からステップS56までの処理を行う。
以上のように、シンク機器の表示能力に合わせてソース機器が映像データの出力を行う構成について説明した。
次に、図18、19に加え、上述した図10、11を参照して、シンク機器(プロジェクタ2)からの再生操作に応じて、シンク機器の表示能力に合わせてソース機器が映像データの出力を行う構成について説明する。図18、19は、本発明の他の実施形態を示すものであり、プロジェクタ2からの再生指示に応じて、BDプレーヤ3によって読み出された映像データの表示処理について説明するシーケンス図である。
まず、前提として、シンク機器(プロジェクタ2)から映像・音声データの再生操作を指示するものとする。そして、CECコマンド制御部21が対応必要コマンドを保持し、連携制御部23がコマンド処理として「Set Stream Path」コマンドの処理を開始するものとする。つまり、図10に示すステップS59からS65までの処理を実行した上で、「Set Stream Path」処理を開始し(S66)、連携制御部23が連携情報記憶部17の連携情報を参照してHDMI出力装置13の連携先を取得する(S67)。そして、連携制御部23は、連携先の判定を行う(S68)。
ステップS68の連携先の判定において、連携先が第2HDMI入力装置12であると判定された場合、図18に示すステップS191からステップS203までの処理を行い、BDプレーヤ3と表示装置1との間において、EDIDデータの更新を行う。なお、図18に示すステップS191からステップS203までの処理は、図16におけるステップS162からS174までの処理と同様であるため、その説明は省略する。
EDIDデータの更新を行うと、連携制御部23は、BDプレーヤ3に対して「Set
Stream Path」の出力を要請するようにCECコマンド制御部21に指示する。この指示に応じてCECコマンド制御部21は、「Set Stream Path」コマンドを送信する。また、BDプレーヤ3は、「Set Stream Path」コマンドに応じて、「ON」状態となり、「Active Source」コマンドを表示装置1に対して送信する。そして、この「Active Source」コマンドを、表示装置1におけるCECコマンド制御部21が受信し、対応必要コマンドとして保持する。また、CECコマンド制御部21は、連携制御部23に対して対応すべき必要のあるコマンドを有していることを通知する。すなわち、図10に示すステップS70からステップS82までの処理と、図11に示すステップS83、S84の処理を実行する。
さらにCECコマンド制御部21は、対応必要コマンドとして、「Active Source」コマンドを保持していることを連携制御部23に通知している。そこで、連携制御部23は、この「Active Source」コマンドの保持をCECコマンド制御部21に確認し、「Active Source」コマンド処理を開始する(S85)。すなわち、連携制御部23は、連携情報記憶部17に記憶されている連携情報を参照してBDプレーヤ3と連携させるシンク機を把握する。すなわち、連携制御部23は、第2HDMI入力装置12の連携先を把握する(S205)。そして、連携制御部23は、表示部14の表示能力情報を含むEDIDデータと、連携先となるプロジェクタ2の表示能力情報を含むEDIDデータとを比較する。この比較結果において、表示能力情報が一致
しない場合は、第2HDMI入力装置12に格納しているEDIDデータに含まれる表示能力情報をプロジェクタ2の表示能力情報に書き換え、BDプレーヤ3と第2HDMI入力装置12とにおいてEDIDデータの更新を行う(ステップS206からS218)。なお、これらの処理は、図16に示すステップS162からS174までの処理、あるいは図17に示すステップS177からステップS189までと同様であるため説明は省略する。
EDIDデータの更新を行った後、連携制御部23は、BDプレーヤ3(第2HDMI入力装置12の連携先の判定を行い(ステップS87)、「Active Source」処理を継続する。これ以降は、図11に示すステップS87からステップS95までの処理を行う。このため、これ以降の処理の説明と図示は省略する。
以上のように、シンク機器(プロジェクタ2)からの再生操作に応じて、シンク機器の表示能力情報に合わせてソース機器が映像・音声データの出力を行う構成について説明した。
最後に図20、図21を参照して、連携をリモコンによってユーザが設定する場合において、シンク機器の表示能力に合わせてソース機器が映像・音声データの出力を行う構成について説明する。図20、図21は、本発明の実施形態を示すものであり、リモコンからの操作指示に応じて、BDプレーヤ3によって読み出された映像・音声データの表示処理について説明するシーケンス図である。
まず、前提として、ユーザからのリモコン操作によりBDプレーヤ3とプロジェクタ2との連携が選択されるものとする。この選択指示をリモコンからリモコン受信・制御部16が受信し、この選択指示に対応するコマンドとして、連携するソース機器とシンク機器との関係を示すコマンド、「Image View On」コマンド、および「Set Stream Path」コマンドを、不図示のメモリに一時記憶して保持する(S101)。さらに、リモコン受信・制御部16は、連携制御部23にリモコンから受信したコマンドであるリモコンコマンドが存在する旨を、制御データによって通知する(S102)。この通知を受け、連携制御部23は、リモコンコマンドの処理を開始する(S103)。そして、リモコンコマンド処理として連携制御部23がプロジェクタ2に対して「Image View On」処理を行う。そして、「Image View On」処理終了後、連携制御部23がリモコン受信・制御部16に対してさらに保持するコマンドがないか問い合わせる。この問い合わせの結果、さらに「Set Stream Path」コマンドを保持しており、この「Set Stream Path」コマンドに基づく処理を実行するものとする。
すなわち、図12に示すステップS100からステップS112までの処理を実行し、「Set Stream Path」処理を開始する(S113)。そして、連携制御部23は、連携情報記憶部17に記憶されている連携情報を参照してHDMI出力装置13との連携先を確認する(S114)。本実施形態では、HDMI出力装置13との連携先として、チューナ部15、第1HDMI入力装置11、第2HDMI入力装置12が存在する。
ステップS115の判定において連携先がチューナ部15の場合、連携制御部23は、切替制御部24に対してチューナ部15とHDMI出力装置13とをつなぐように指定する。(S116)。切替制御部24は、連携制御部23からの指定に応じて、チューナ部15とHDMI出力装置13とをつなぎ、チューナ部15から受信した映像・音声データをプロジェクタ2に出力する。
ステップS115の判定において連携先が第2HDMI入力装置12の場合、すなわち、ソース機器としてBDプレーヤ3を選択する場合、図20に示すステップS231からステップS243までの処理を行い、表示装置1(第2HDMI入力装置12)とBDプレーヤ3との間でEDIDデータの更新を行う。なお、図20に示すステップS231からステップS243までの処理は、図16におけるステップS162からS174までの処理と同様であるため、その説明は省略する。
表示装置1(第2HDMI入力装置12)とBDプレーヤ3との間でEDIDデータの更新を行うと、連携制御部23は、BDプレーヤ3に対して「Set Stream Path」の出力を要請するようにCECコマンド制御部21に指示する。この指示に応じてCECコマンド制御部21は、「Set Stream Path」コマンドを送信する。また、BDプレーヤ3は、「Set Stream Path」コマンドに応じて、「ON」状態となり、「Active Source」コマンドを表示装置1に対して送信する。そして、この「Active Source」コマンドを、表示装置1におけるCECコマンド制御部21が受信し、対応必要コマンドとして保持する。また、CECコマンド制御部21は、連携制御部23に対して対応すべき必要のあるコマンドを有していることを通知する。すなわち、図12に示すステップS117からステップS129までの処理と、図13に示すステップS130、S131の処理を実行する。
さらにCECコマンド制御部21は、対応必要コマンドとして、「Active Source」コマンドを保持していることを連携制御部23に通知している。そこで、連携制御部23は、この「Active Source」コマンドの保持をCECコマンド制御部21に確認し、「Active Source」コマンド処理を開始する(S132)。連携制御部23は、連携情報記憶部17に記憶されている連携情報を参照してBDプレーヤ3と連携させるシンク機を把握する。すなわち、連携制御部23は、第2HDMI入力装置12の連携先を把握する(S133)。そして、連携制御部23は、BDプレーヤ3と第2HDMI入力装置12とにおいてEDIDデータの更新を行う(ステップS245からS257)。なお、これらのステップS245からS257までの処理は、図16に示すステップS162からS174までの処理、あるいは図17に示すステップS177からS189と同様であるため説明は省略する。
EDIDデータの更新を行った後、連携制御部23は、BDプレーヤ3と接続されている第2HDMI入力装置12の連携先の判定を行い(ステップS134)、連携先をHDMI出力装置13であると判定した場合、図13に示すステップS135からS139までの処理を行い「Active Source」処理を終了する(S139)。そして、連携制御部23は、さらに保持コマンドを有していないかCECコマンド制御部21に確認する(S140)。本実施形態ではさらなるコマンドはないためコマンド処理を終了する(S141)。このように、表示装置1(第2HDMI入力装置12)とBDプレーヤ3との間でEDIDデータの確認を行った後、連携制御部23は、図13に示すステップS134からステップS141の処理を行う。
なお、上記では、ソース機器として映像データを表示する表示部14およびプロジェクタ2を例に挙げて説明した。これら表示部14およびプロジェクタ2には不図示のアンプ、スピーカ等が備えられており、映像データのみならず音声データを出力することができるように構成されていてもよい。すなわち、ソース機器は、映像および音声のうち少なくともいずれか一方のデータを出力できるものであればよい。
また、上記したHDMIシステム100では、表示装置1に対して、プロジェクタ2と、BDプレーヤ3とHDDレコーダ4とが接続された構成であった。しかしながら、HDMIシステム100が備える機器はこれらだけに限定されるものではない。表示装置1が
さらにHDMI入力装置およびHDMI出力装置を備えることで、さらに別のシンク機器およびソース機器との接続を確立させることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、表示装置1の各ブロック、特に主制御部20のCECコマンド制御部21、EDID制御部22、連携制御部23、切替制御部24、および切替判定部25は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、表示装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、
上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである表示装置1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記表示装置1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、表示装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動
体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明に係る表示装置は、HDMI入力端子およびHDMI出力端子を備え、データ提供装置に対しては、HDMIの仕様におけるシンク機器として振舞う一方、第一出力部に対してはソース機器として振舞うことができる。また、データ提供装置からデータが提供されたとき、該データの出力処理先を自動的に決定することができる。このため、複数のシンク機器が存在するシステムを構築したい場合、幅広く適用することができる。
1 表示装置(出力装置)
2 プロジェクタ(第一出力部)
3 BDプレーヤ(データ提供装置)
4 HDDレコーダ(データ提供装置)
11 第1HDMI入力装置(HDMI入力端子)
12 第2HDMI入力装置(HDMI入力端子)
13 HDMI出力装置(HDMI出力端子)
14 表示部(第二出力部)
16 リモコン受信・制御部(制御信号設定部)
17 連携情報記憶部(対応関係情報記憶装置)
22 EDID制御部(情報書換手段)
23 連携制御部(決定手段)
25 切替判定部(情報生成手段)
33 EDID格納部(情報保持部)

Claims (8)

  1. 映像データおよび音声データのうち少なくともいずれか一方のデータを提供するデータ提供装置、ならびに該データに基づく出力処理を行う第一出力部それぞれと、HDMI規格に基づき接続する出力装置であって、
    上記データ提供装置との接続を確立させ、該データ提供装置により提供されたデータを受け付けるHDMI入力端子と、
    上記第一出力部との接続を確立させ、上記データを該第一出力部に送信するHDMI出力端子と、
    上記データを出力処理するための第二出力部と、
    上記データ提供装置と、該データ提供装置から提供されたデータに基づく出力処理を行う出力処理先との対応関係を示す対応関係情報を記憶する対応関係情報記憶装置と、
    上記HDMI入力端子が上記データ提供装置との接続を確立し、データを受け付ける場合、上記対応関係情報に基づき、上記第一出力部または上記第二出力部のいずれを上記データの出力処理先とするか決定する決定手段と、を備えることを特徴とする出力装置。
  2. リモートコントローラから出力された、上記対応関係情報の設定を指示する制御信号を受信し、該制御信号に基づき上記対応関係情報を設定する制御信号設定部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  3. 上記HDMI出力端子は、上記第一出力部と接続を確立する際に、該第一出力部が有する、上記データの出力処理能力に関する情報である第一出力能力情報を取得しており、
    上記第二出力部が有する出力処理能力に関する情報である第二出力能力情報と、当該出力装置とHDMI入力端子を介して接続されている上記データ提供装置の機器の種類を表すために、該データ提供装置に割り当てる論理アドレスとを保持する情報保持部と、
    上記HDMI出力端子が取得した第一出力能力情報と、上記情報保持部に保持されている第二出力能力情報とを比較し、上記第一出力部および上記第二出力部のうち、上記論理アドレスにより表される、上記データ提供装置の機器の種類に応じた出力処理能力を有する方を、該データ提供装置から提供されたデータの出力処理先として上記対応関係情報を生成する情報生成手段と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の出力装置。
  4. 上記第一出力能力情報と上記第二出力能力情報とを比較し、両者の出力能力情報を出力能力が低い方の出力能力情報に合わせて書き換える、情報書換手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の出力装置。
  5. 上記データ提供装置は、当該出力装置との接続時に上記情報保持部から上記第二出力能力情報を取得し、この第二出力能力情報に応じた出力形式でこの出力装置にデータを提供しており、
    上記決定手段によって、上記第一出力部を上記データの出力処理先として決定した場合、上記第一出力能力情報と上記第二出力能力情報とを比較し、両者が一致しないとき、上記第二出力能力情報を上記第一出力能力情報に書き換える情報書換手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の出力装置。
  6. 映像データおよび音声データのうち少なくともいずれか一方のデータを提供するデータ提供装置、ならびに該データに基づく出力処理を行う第一出力部それぞれと、HDMI規格に基づき接続する出力装置の制御方法であって、
    上記出力装置は、上記データ提供装置との接続を確立させ、該データ提供装置により提供されたデータを受け付けるHDMI入力端子と、上記第一出力部との接続を確立させ、上記データを該第一出力部に送信するHDMI出力端子と、上記データを出力処理するた
    めの第二出力部と、上記データ提供装置と、該データ提供装置から提供されたデータに基づく出力処理を行う出力処理先との対応関係を示す対応関係情報を記憶する対応関係情報記憶装置とを備えており、
    上記HDMI入力端子が上記データ提供装置との接続を確立し、データを受け付ける場合、上記対応関係情報に基づき、上記第一出力部または上記第二出力部のいずれを上記データの出力処理先とするか決定する決定ステップを含むことを特徴とする出力装置の制御方法。
  7. 請求項1から5の何れか1項に記載の出力装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
  8. 請求項7に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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