JP2011232183A - 火炎センサ、火炎検出装置、燃焼装置 - Google Patents

火炎センサ、火炎検出装置、燃焼装置 Download PDF

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Abstract

【課題】CdSセンサ、光電子管等に代えて、フォトIC等、半導体素子等の光センサを用いた場合に、火炎が発する光の検出に関して、安定した性能を確保することが可能な火炎センサ、火炎検出装置、及び燃焼装置を提供すること。
【解決手段】バーナが発する火炎を検出する火炎センサ42であって、前記火炎が発する光を検出する光センサ43と、前記光センサ43の検出部43C側に配置され前記火炎が発する光を集光するレンズ44と、前記レンズ44の光軸方向において、前記レンズ44と前記光センサ43の間に配置され、前記レンズ44を通過した光を前記光センサ43側に反射するように構成された反射部46とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、燃焼装置において火炎を検出するための火炎センサ、この火炎センサを備えた火炎検出装置、燃焼装置に関する。
従来、ボイラ等、バーナを有する燃焼機器では、バーナが失火した状態で、重油、ガス等の燃料を供給して、未燃の燃料が放出されることがないようにするため、火炎の有無を確認するための火炎検出装置が一般的に設けられている。
かかる火炎検出装置は、バーナの火炎(燃焼炎)が発する光を光センサにより検出することが一般的であり、かかる光センサを用いた火炎検出に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参考。)。
ところで、光センサを火炎センサとして用いる場合に、光センサが火炎が発する光以外の光を検出すると、火炎がないにも関わらず火炎検出信号が出力されて、火炎検出装置としての機能を充分に果たさなくなる場合がある。
また、光センサが所定の温度以上に加熱されると、火炎がないにも関わらず、暗電流による火炎検出信号が出力されて、火炎検出装置としての機能を充分に果たさなくなる場合がある。
そこで、低コストで、品質、性能が安定していることから、火炎の発する光を検出するために、CdSセンサが広く用いられていたが、近年、CdSセンサがCd(カドミウム)を含んでいることから、CdSセンサの使用を中止して、フォトIC等、半導体素子から構成された光センサに切り換えようという社会的要請がある。
一方、バーナの燃焼炎の特徴が紫外領域にあることから、この紫外領域の光を電子管で検出する場合があるが、電子管は破損し易いため、電子管を光センサに切り換えたいという技術的要請があり、バーナの火炎が発する光の可視領域及び赤外領域をフィルタでカットすることにより、紫外領域の光を検出することが試みられている。
特開2002−303420号公報
しかしながら、CdSセンサを、上記半導体素子から構成された光センサに切り換える場合、光センサの感度が、CdSセンサに比較して低く、出力電流が小さいため、性能、信頼性等について、CdSセンサとの互換性を確保することが必要である。
また、電子管を、上記半導体素子から構成された光センサに切り換える場合、フィルタで減衰した紫外領域の光を、もともと出力電流の光センサで検出するために、検出した信号を電気的に増幅する必要があり、ノイズや周囲温度の影響を受けて、安定した性能、信頼性を確保することが容易ではない。
半導体素子から構成された光センサを用いて、火炎センサとしての性能、信頼性を確保するために、光センサへの電力供給や、レンズにより集光性能を向上して、感度を高めることも考えられるが、前者は電源装置等が必要であり、後者は視野角を広くするために非球面レンズ等を用いることが必要となり、コストが増加するという問題がある。
そこで、フォトIC等、半導体素子から構成された光センサにより火炎が発する光を、安定して検出することへの強い技術的要請がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、バーナの燃焼炎が発する光を、フォトIC等、半導体素子等の光センサを用いた火炎検出装置により検出するために、
1)火炎が発する光の検出性能の向上
2)火炎が発する光の検出する際の信頼性の向上
3)火炎の発する光を検出する際の光センサの加熱の抑制
のうち、少なくともいずれかひとつを解決することが可能な火炎センサ、火炎検出装置、及び燃焼装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、バーナが発する火炎を検出する火炎センサであって、前記火炎が発する光を検出する光センサと、前記光センサの検出部側に配置され前記火炎が発する光を集光するレンズと、前記レンズの光軸方向において、前記レンズと前記光センサの間に配置され、前記レンズを通過した光を前記光センサ側に反射するように構成された反射部と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、火炎検出装置であって、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の火炎センサを備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、燃焼装置であって、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の火炎検出装置を備えることを特徴とする。
この発明に係る火炎センサ、火炎検出装置、燃焼装置によれば、レンズと反射部とにより、火炎が発する光を光センサに効率的に集光させることにより、光センサの感度を向上することができる。その結果、光センサの火炎検出性能、信頼性を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の火炎センサであって、前記レンズと前記センサとを一体的に保持する筐体を備え、前記筐体の一方側端部には、前記レンズを支持するレンズ支持部が形成され、かつ前記筐体の他方側端部には、前記光センサを前記レンズと所定間隔をあけて前記光軸上に支持するセンサ支持部が形成され、前記反射部は、前記レンズ支持部と前記光センサ支持部間の前記光軸に対称な位置に形成されていることを特徴とする。
この発明に係る火炎センサによれば、一方側端部に形成されたレンズ支持部と他方側端部に形成されたセンサ支持部とが一体的に構成された筐体を備えているので、光センサを光軸上に安定して保持するとともに、入射された光を光センサに、効率的に集光することができる。
また、反射部が、レンズ支持部と光センサ支持部間の光軸に対称な位置に形成されているので、火炎の光が、光軸を交差するどの方向から入射しても、光が効率的に光センサに到達して、火炎を効率的に検出できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の火炎センサであって、前記光センサを前記センサ支持部に保持させる光センサ保持部材と、前記レンズを前記レンズ支持部に保持させるレンズ保持部材と、を備えることを特徴とする。
この発明に係る火炎センサによれば、光センサ保持部材を備えているので、光センサをセンサ支持部に確実に保持させるとともに、レンズ保持部材を備えているので、レンズをレンズ支持部に確実に保持させることができる。
その結果、光センサを、レンズの光軸上に所定の間隔をあけて保持することが可能となり、火炎の光を効率的に検出して、火炎センサの信頼性を向上することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の火炎センサであって、前記反射部は、赤外線の反射率が、可視光の反射率よりも小さく構成されていることを特徴とする。
この発明に係る火炎センサによれば、反射部における赤外線の反射率が、可視光の反射率よりも小さく構成されているので、光センサに到達する赤外線量が低減され、その結果、赤外線による光センサの加熱が抑制される。
なお、例えば、火炎の検出に赤外線が寄与しない場合には、すべての赤外線が反射部を透過することが好適である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の火炎センサであって、前記反射部は、赤外線及び可視光の反射率が、紫外線の反射率よりも小さく構成されていることを特徴とする。
この発明に係る火炎センサによれば、反射部における赤外線及び可視光の反射率が、紫外線の反射率よりも小さく構成されているので、紫外領域の光を、効率的に光センサに到達させることができる。
この発明に係る火炎センサ、火炎検出装置、燃焼装置によれば、光センサにより火炎が発する光を検出する際の性能が向上し、火炎検出装置、燃焼装置の性能、信頼性を向上することができる。
本発明の第1の実施形態に係るボイラの概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る火炎センサの概略構成を示す縦断面図である。 第1の実施形態に係る火炎センサの主要部を示す縦断面図である。 第1の実施形態に係る火炎センサの反射部の概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る火炎センサの作用を説明する図である。 第1の実施形態に係る火炎センサの作用を説明する図である。 第1の実施形態に係る火炎センサの作用を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る火炎センサを説明する概略図である。 本発明の第3の実施形態に係る火炎センサの作用を説明する図である。
以下、図1から図7を参照し、この発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係るボイラ(燃焼装置)の概略構成を示す図であり、符号1はボイラを、符号40は火炎検出装置を、符号42は火炎センサを示している。
ボイラ1は、図1に示すように、ボイラ本体10と、燃料供給部20と、バーナ制御部30と、火炎検出装置40とを備えており、ボイラ本体10のウインドボックス11が形成され、ウインドボックス11にはバーナ12及び火炎検出装置40の火炎センサ42が配置され、バーナ12の火炎が発する光Fを、火炎センサ42により検出するようになっている。
ボイラ1は、例えば、三位置制御ボイラとされており、バーナ12は、燃料ガスを、高燃焼、低燃焼、燃焼停止の3つの段階的な燃焼量で、燃焼させることができるようになっている。
燃料供給部20は、送風ファン21と、燃料供給バルブ22とを備え、送風ファン21から送風された燃焼用空気と、燃料供給バルブ22から供給された生ガスとが、ダクト内で混合されて燃料ガスが生成され、この燃料ガスがバーナ12に供給されるようになっている。
送風ファン21は、例えば、インバータにより回転数が制御可能とされており、バーナ制御部30から、バーナ12の燃焼量に応じて送られる回転制御信号により、燃焼用空気の送風量が調整されるようになっている。
燃料供給バルブ22は、燃料供給源(図示せず)から供給される生ガスの供給量を、バーナ制御部30から送られる供給量制御信号により調整するようになっている。
バーナ制御部30は、送風ファン21の回転数及び燃料供給バルブ22を、例えば、ボイラ本体10内に設けられた圧力センサ(図示せず)が検出する蒸気圧力により制御して、バーナ12の燃焼量を調整するようになっている。
電源部34は、バーナ制御部30の電源制御部32により、火炎センサ42を介して制御部60への電力供給を制御されており、制御部60が電源制御部32にバーナ停止信号を出力することにより、電源部34を停止するようになっている。この実施の形態において、制御部60と、バーナ制御部30とは、例えば、制御盤14内に配置されている。
火炎検出装置40は、火炎センサ42と、制御部60とを備え、制御部60は、火炎センサ42が検出した火炎検出信号に基づきバーナ12が火炎を発していない場合、又は温度検出信号に基づいて光センサ43近傍が所定の温度以上になった場合にバーナ制御部30に燃焼停止信号を出力するようになっている。
なお、バーナ制御部30に燃焼停止信号を出力する際の火炎検出信号、温度検出信号に係る閾値は、例えば、設定スイッチ(図示せず)により設定可能とされている。
火炎センサ42は、図2に示すような概略構成とされ、火炎が発する光を検出する光センサ43と、火炎が発する光Fを集光するためのレンズ44と、センサ支持筐体(筐体)45と、温度センサ49と、第1収納筒51と、第2収納筒55と、端部支持体58とを備え、例えば、第1収納筒51、第2収納筒55、端子支持体58は、例えば、耐熱温度が120℃の難燃性プラスチックにより形成されている。
光センサ43は、例えば、外形円筒状に形成されたフォトIC等、半導体素子から構成され、受光することより光検出信号を出力するようになっており、光センサ43の端子43A、43Bは、外部端子50A、50Bに接続され、端子43Aと外部端子50Aの間には温度センサ49が設けられている。なお、光センサ43は、光検出信号を出力するのに代えて、検出する光の強さに応じて抵抗値が変化するものであってもよい。
レンズ44は、例えば、一方側が球面の一部とされ、他方側が平面状に形成され、外周が円形とされたプラスチック製の凸レンズとされている。
センサ支持筐体45は、例えば、図2、図3に示すような構成とされ、プラスチックにより一体的に形成された筐体とされ、一方側の端部にレンズ44を支持するレンズ支持部45Aが形成され、他方側の端部に光センサ43を取り付けるためのセンサ支持部45Bが形成されており、光軸方向における光センサ43とレンズ44の間には、反射部46が形成されている。
レンズ支持部45Aは、レンズ44の外径と略同径とされ、内周縁にレンズ支持面が形成された凹部とされ、この凹部にレンズ44を圧入して取付けられるようになっている。
センサ支持部45Bは、センサ支持筐体45の他方側の端部に光センサ43の外径と略同径に形成され、例えば、光センサ43の外形を保持するための光軸に沿う複数の凸条が形成された凹部からなり、この凹部に光センサ43を圧入して取付けるようになっている。
レンズ支持部45Aに取り付けられたレンズ44は、光センサ43の検出部43Cと所定間隔が保持されるとともに、レンズ44の光軸が検出部43Cの中央部を通過するようになっている。
反射部46は、一方側から他方側に向かって縮径されて、取り付けられるレンズ44の光軸に対称とされ、頂部に光センサ43が受光するための開口部が形成されたな略円錐形状の一部からなり、内周面にはバーナ12が発した火炎の光を反射するためのミラーが形成されている。
反射部46を構成するミラーは、例えば、白色3価クロムメッキが施されている。なお、アルミニウム等、他の材料を蒸着、又はスパッタリングにミラーを形成してもよい。
温度センサ49は、この実施形態において、例えば、CA等の熱電対により構成されており、電源部34に光センサ43と直列に接続されており、光センサ43の近傍の温度に応じた温度検出信号を制御部60に出力するようになっている。なお、温度センサ49は、例えば、第1収納筒51の内周面に接触するように配置されていて、外部の温度上昇を、光センサ43よりわずかに早く検出して、光センサ43の温度上昇よる破損を抑制するようになっていることが好適である。
第1収納筒51は、センサ支持筐体45、温度センサ49及び外部端子50A、50Bを収納する筒体であり、センサ支持筐体45を収納した状態におけるレンズ44の光軸を含む断面で分割可能とされており、第1収納筒51を分割した状態で、センサ支持筐体45、温度センサ49及び端子支持体58に取り付けた外部端子50A、50Bが収納されるようになっている。
また、第1収納筒51は、例えば、図2に示すような、センサ支持筐体45を内部の所定位置に保持する多段筒状体とされており、第1収納筒51の環状支持部51Aによりレンズ支持部45Aの他方側受部45Cを支持し、取付ボス51Bに形成された環状支持部51Cによりセンサ支持部45Bの一方側受部45Dを支持するようになっている。なお、環状支持部51A及び環状支持部51Cの内径は、センサ支持筐体45の支持する部位の外径に応じて形成されている。
第2収納筒55は、例えば、図1に示すような多段筒状体とされ、第1収納筒51を光軸方向から挿入して、第1収納筒51を収納するように構成されており、第1収納筒51は、第2収納筒55に収納されることにより、第1収納筒51を一体に組み立てるとともに、第2収納筒55のレンズ押部(レンズ保持部材)55Aが、レンズ44を第1収納筒51に固定するようになっている。また、第2収納筒55の他端側は、端子支持体58により、封止、支持されるようになっている。なお、光センサ43は、センサ支持部(センサ支持部材)51Dによって、センサ支持筐体45に押圧されている。
次に、図5、図6を参照して、火炎センサ42の作用について説明する。
火炎の発する光Fが、レンズ44に光軸と平行(入射角ゼロ)に入射される場合は、レンズ44を通過した光Fは、レンズ44での減衰分を除いて光センサ43に到達する。
しかしながら、図5に示すように、反射部46がない状況で入射角がゼロでない(図5は、入射角4°の例を示す)場合には、レンズ44を通過した光Fのうち、センサ43には、検出部43Cに直接到達する光F0のみが検出されるため、光センサ43は充分な検出能を確保することが困難である。
一方、図6に示すように、火炎センサ42によれば、検出部43Cに直接到達する光F0に加えて、反射部46で反射された光F1も光センサ43に到達する。その結果、光センサ43の検出能が向上する。
次に、図7を参照して、火炎センサ42の検出能力の設定について説明する。
図7は、例えば、光センサ43を用いた火炎センサ42と、CdSセンサを用いた火炎センサの検出能力を示す図である。
図7において、横軸は光センサ43、CdSセンサに対する光Fの入射角を、縦軸は、サンプルとして用いたCdSセンサの母集団において火炎検出信号出力の最低値(MIN)を1.0とした場合の比率を示している。
また、符号AVEは、CdSセンサの母集団における火炎検出信号出力の平均値を、符号Pは、光センサ43の火炎検出信号出力の一例を示している。なお、図7は、φ30mm筒の例である。
既存設備の火炎センサをdSセンサから光センサ43に切り換える場合、図7に示すように、例えば、光センサ43の出力をCdSセンサの火炎検出信号出力の最低(MIN)以下に設定することが好適であり、このように設定することで、外部光等に起因する誤検出を抑制することができる。
ここで、図2、図8における火炎センサ42は、
レンズ;直径φ12mm、焦点距離20.18mm、屈折率1.0、
センサ支持筐体45(図3参照)のレンズ44の開口径φA=φ9mm、センサ検出部43Cの径φB=φ2.6mm、レンズ44とセンサ検出部43Cの間隔L=12.1mmに設定した。
なお、これら各寸法は、任意に設定することができる。
次に、図1を参照して、火炎検出装置40の作用について説明する。
1)光センサ43は、バーナ12の火炎が発している間、光Fを検出して火炎検出信号を出力する。
2)制御部60は、火炎検出信号に基づいて火炎が存在すると判断し、火炎検出信号が出力されない場合には、バーナ12が失火していると判断する。
3)制御部60は、火炎が存在すると判断する場合には、バーナ制御部30への燃焼停止制御信号を出力しない。その結果、バーナ制御部30は、バーナ12に燃料ガスを供給して燃焼が維持される。この場合、制御部60が燃焼維持信号を出力する構成としてもよい。
4)制御部60は、バーナ12が失火していると判断した場合には、バーナ制御部30に燃焼停止信号を出力し、バーナ12への燃料ガスの供給を停止する。その結果、バーナ12は燃焼を停止する。
5)ボイラ1が、長時間連続運転されボイラ本体10が加熱されると、ボイラ本体10の上部に配置されたバーナ12に近接した領域は早く昇温し、これにともなって光センサ43及び温度センサ49の温度が上昇する。
6)温度センサ49が検出する温度が、制御部60に予め設定された所定温度以上になると、制御部60は、バーナ制御部30に対して燃焼停止信号を出力し、バーナ12への燃料ガスの供給を停止して、バーナ12の燃焼を停止する。
火炎センサ42によれば、火炎が発する光Fを、レンズ44と反射部46により光センサ43に集光させるので、光センサ43の感度を向上することができる。その結果、光センサ43の火炎の検出性能、信頼性を向上することができる。
また、火炎センサ42によれば、一体に形成されたセンサ支持筐体45によりレンズ44と光センサ43とを保持するので、レンズ44と光センサ43の相対的位置が正確に保持されて、火炎の光Fを光センサ43に効率的に集光することができる。
また、センサ支持筐体45がレンズ44と光センサ43とを一体的に保持するように構成されているので、センサ支持筐体45を、難燃性プラスチック等により構成することが可能となり、火炎センサ42の製造コストを削減することができる。また、振動等を受けても、それぞれの位置がずれることが抑制される。
また、火炎検出装置40によれば、バーナ12の燃焼によってボイラ1の温度が上昇した場合に、温度センサ49が、光センサ43近傍の温度上昇したのを検出して、その結果、バーナ制御部30に燃焼停止信号が出力されるので、光センサ43が温度上昇に起因する暗電流に基づく火炎検出信号を出力するのが抑制され、火炎の誤検出を防止することができる。
次に、図8を参照し、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態が、第1の実施形態と異なるのは、反射部46に代えて、赤外線の反射率が可視光の反射率よりも小さいミラーを備えた反射部46Aを備え、センサ支持部45Bの一方側受部45Dを支持する環状支持部51Cが取付ボス51Bとは別に形成されるとともに、第1収納筒51に、センサ支持筐体45の他方側端部及び光センサ43の端子側端部を支持するためのセンサ支持部(センサ支持部材)51Eが形成されている点である。
その他は、第1の実施形態と同様であるので、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。なお、反射部46Aに形成されるミラーは、赤外線を透過させることにより、赤外線の反射率を小さくするようになっている。
かかる構成により、レンズ44を通過した光Fのうち、可視光はミラーにおいて反射された光F1として光センサ43に到達し、赤外線の多くは、透過光F2として反射部46Aを透過して、光センサ43には、可視光及び紫外線を中心とする光が到達する。
その結果、光センサ43が、可視光又は紫外線を検出する構成とされている場合、光センサ43のS/N比を向上することができる。
また、フィルタを用いないので、可視光の減衰を防止して火炎センサ42の検出能を向上することができる。
また、赤外線による光センサ43の温度上昇が抑制されて、光センサ43の感度低下が抑制される。
なお、反射部46Aが、赤外線及び可視光の反射率が紫外線の反射率よりも小さいミラーを備え、赤外線及び可視光を透過光F2とすることにより、主に紫外領域の光を反射して光センサ43に到達させる構成としてもよい。
かかる構成によれば、光センサ43に紫外線を中心とする光を効率的に到達させることが可能となり、光センサ43が紫外線を検出する構成とされる場合、光センサ43のS/N比を向上することができる。したがって、火炎センサを、電子管から光センサに切り換える場合に好適である。
次に、図9を参照し、本発明の第3の実施形態について説明する。
図9は、第3の実施形態に係る反射部46Bにおいて反射された光F1の光路軌跡を示す図である。
第3の実施形態が、第1の実施形態と異なるのは、円錐形状の一部を用いた反射部46に代えて、例えば、光軸を含む断面が放物線状に形成された内壁部を有する反射部46Bを備えている点である。
第3の実施形態に係る火炎センサによれば、反射部46Bで反射された光F1が、円錐形状に形成された反射部46よりも効率的に光センサ43に集光されるので、火炎センサ42の性能を向上することができる。
なお、この発明は、第1から3の実施形態.に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。
例えば、第1、第2の実施形態の形態においては、光センサ43がフォトICにより構成される場合について説明したが、その他の半導体素子から構成された光センサを適用してもよい。
また、火炎センサ42、火炎検出装置40、ボイラ1の構成については、周知の技術に基づいて、任意に設定することが可能である。
例えば、火炎センサ42が、温度センサ49、第1収納筒51、第2収納筒55、端部支持体58のいずれかに関して、上記実施形態と異なる構成とされてもよいし、一部を備えない構成とされてもよい。
また、センサ支持筐体45のレンズ支持部45A、センサ支持部45Bが、上記実施形態と異なる構成とされてもよいし、センサ支持筐体45が、レンズ支持部45A、センサ支持部45Bのいずれか又は双方を備えるかは、任意に設定することができる。
また、火炎センサ42が、センサ支持部51D、51E、レンズ支持部55Aを備えるかどうかは、任意に設定することができる。
また、上記実施の形態においては、温度検出手段が、熱電対からなる温度センサ49である場合について説明したが、温度検出手段として熱電対に代えて、例えば、サーミスタ、白金測温抵抗体等の温度センサを用いてもよいし、温度センサ49に代えて、例えば、温度ヒューズを用い、温度ヒューズが所定の温度で溶断されることにより、光センサ43が火炎検出信号を出力しなくなる構成としてもよい。
また、火炎検出装置40を適用する燃焼装置がボイラ1である場合について説明したが、火炎検出装置40を、給湯機器、熱処理炉、溶解炉等、バーナを用いる他の燃焼装置に適用してもよい。
例えば、上記実施の形態においては、火炎検出装置40の出力を、光センサがCdSセンサの最低出力と対応するように設定される場合について説明したが、CdSセンサ以外の光センサを対象として出力を設定してもよいし、平均出力等、CdSセンサの最低出力以上の出力が可能な構成を用いてもよい。
燃焼装置において火炎が発する光を効率的に検出することにより、燃焼装置の安全性及び信頼性を確保することができるので、産業上利用可能である。
L 間隔(所定間隔)
1 ボイラ(燃焼装置)
40 火炎検出装置
42 火炎センサ
43 光センサ
44 レンズ
45 センサ支持筐体(筐体)
45A レンズ支持部
45B センサ支持部
46、46A、46B 反射部
51D、51E センサ支持部(センサ支持部材)
55A レンズ押部(レンズ保持部材)

Claims (7)

  1. バーナが発する火炎を検出する火炎センサであって、
    前記火炎が発する光を検出する光センサと、
    前記光センサの検出部側に配置され前記火炎が発する光を集光するレンズと、
    前記レンズの光軸方向において、前記レンズと前記光センサの間に配置され、前記レンズを通過した光を前記光センサ側に反射するように構成された反射部と、を備えることを特徴とする火炎センサ。
  2. 請求項1に記載の火炎センサであって、
    前記レンズと前記センサとを一体的に保持する筐体を備え、
    前記筐体の一方側端部には、前記レンズを支持するレンズ支持部が形成され、かつ前記筐体の他方側端部には、前記光センサを前記レンズと所定間隔をあけて前記光軸上に支持するセンサ支持部が形成され、
    前記反射部は、前記レンズ支持部と前記光センサ支持部間の前記光軸に対称な位置に形成されていることを特徴とする火炎センサ。
  3. 請求項2に記載の火炎センサであって、
    前記光センサを前記センサ支持部に保持させる光センサ保持部材と、
    前記レンズを前記レンズと支持部に保持させるレンズ保持部材と、を備えることを特徴とする火炎センサ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の火炎センサであって、
    前記反射部は、
    赤外線の反射率が、可視光の反射率よりも小さく構成されていることを特徴とする火炎センサ。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の火炎センサであって、
    前記反射部は、
    赤外線及び可視光の反射率が、紫外線の反射率よりも小さく構成されていることを特徴とする火炎センサ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の火炎センサを備えることを特徴とする火炎検出装置。
  7. 請求項6に記載の火炎検出装置を備えることを特徴とする燃焼装置。
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