JP2011231625A - エンジン用スロットル装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】取付けの部品点数が少なく、取付けは勿論、交換も簡単な呼吸構造を備えたエンジン用スロットル装置を提供することにある。
【解決手段】スロットルハウジング2に配設する呼吸構造25を、呼吸機能を発揮するプラグ27と、スロットルハウジング2に設けたプラグ取付穴26との2部材から構成するとともに、プラグ27を弾性体製にして、プラグ取付穴26に、復元力を利用して着脱自在に嵌め付けることにより、呼吸構造25の部品点数をプラグ27一つにすることができ、しかも着脱自在であるため、プラグ27の交換も簡単である。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のごとき車両に搭載されるエンジンに装着され、エンジンに吸入される吸気量を制御等するために用いられるエンジン用スロットル装置に関する。
(従来の技術)
従来、この種の装置としては種々の構成のものが知られているが、特に近年、複雑かつ高性能のエンジン制御を達成するために、エンジンに吸い込まれる吸気量の調整を行なうスロットルバルブの駆動系部品として、電動式アクチュエータ(例えば、直流モータ、ステッピングモータ等)を採用したスロットル装置が多用される傾向にある。
この電動式アクチュエータ型スロットル装置は、電動式アクチュエータ部分の防水、防塵等を図るために、エンジンに装着されるスロットルハウジング内に電動式アクチュエータを格納し、実質的に密封状態にしているのが一般的であるが、電動式アクチュエータ自体発熱部品であることもあって、スロットルハウジングが、その内部の温度変化に応じて呼吸し得るようにすることが肝要となる。
(従来技術の問題点)
このような呼吸機能の実現に向けては、スロットルハウジングの内部を大気に連通させなければならず、スロットルハウジングの側壁に単に呼吸穴を設けただけでは防水・防塵効果が阻害される恐れがある。
そこで、防水・防塵効果が阻害されない呼吸構造として、特許文献1のごとき提案がなされている。
かかる呼吸構造によれば、スロットルハウジングの側壁に設けた呼吸穴を覆うように、表側からシート状のフィルタ部材を接着により固定し、このフィルタ部材の損傷を防ぐためにカバーでフィルタ部材を覆っているので、防水、防塵効果を損なうことなく、呼吸作用を確保することができる。
しかしながら、上記構造のものは、フィルタ部材、カバーなど部品点数が多い上に、フィルタ部材を接着によって取付けなければならず、さらにはフィルタ部材を例えば目詰まり等の経年劣化により交換する際にはカバーを取外し、フィルタ部材を剥がさなければならず、煩雑な交換作業を伴うなどの諸問題がある。
特開2008−184941号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、取付けの部品点数が少なく、取付けは勿論、交換も簡単な呼吸構造を備えたエンジン用スロットル装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、エンジン用スロットル装置は、エンジンに吸い込まれる吸気量の調整を行なうスロットルバルブの駆動系部品を収容する収容室を有するスロットルハウジングを具備しており、このスロットルハウジングには、収容室と外部とを連通するプラグ取付穴が形成されるとともに、復元力によってプラグ取付穴に嵌め付けられるプラグが設けられ、このプラグは、収容室と外部とを連続気泡を介して連通させる発泡部材を備えている。
このような構成にすることにより、発泡部材によって収容室の呼吸機能を確保することができ、しかも取付ける部品はプラグ一つで、かつこのプラグは復元力により着脱自在であるため、呼吸構造の取付けや交換を簡単に行なうことができる。
請求項2に記載の発明によれば、プラグは、発泡部材のみで形成されている。
よって、プラグ全体を周知の発泡成形技術により容易に得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、プラグは、復元力によってプラグ取付穴に嵌め付けられる弾性体製の保持部材と、この保持部材に形成された貫通穴の内部に装着された発泡部材とからなり、貫通穴で収容室と外部とを連通している。
このような構成にすることにより、保持部材と発泡部材とをそれぞれの使用目的に適合する材料で形成することができ、プラグの取付強度の確保と、良好な呼吸機能の確保とを同時に図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、貫通穴の内周面には、発泡部材を嵌め入れる嵌合溝が設けられている。
よって、嵌合溝にて発泡部材の抜止めを行なえるため、発泡部材がプラグから脱落するのを確実に防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、貫通穴のうち、嵌合溝より収容室側に設けられる内側貫通穴は、嵌合溝より大気側に設けられる外側貫通穴より、小径で、かつ長く設けられている。
よって、外部から発泡部材を通ってくる水分を、内側貫通穴における表面張力作用により受け止めさせることができ、水分が当該穴を通じて収容室へ浸入するのを抑止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、貫通穴のうち、嵌合溝より収容室側に設けられる内側貫通穴には、保持部材自体を形成している弾性体の復元力によって閉じ、収容室の内圧上昇によって開くバルブ部が設けられている。
かかる構成によれば、外部からの水分をバルブ部によって強制的に塞き止めることができ、収容室の的確な防水を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、嵌合溝における収容室側の保持部材には、環状凹部形状による水浸入防止壁が形成されている。
よって、外部からの水分は、水浸入防止壁の表面を伝わって流れ落ちるため、当該水分を嵌合溝内に留めることができ、収容室に対する防水を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、発泡部材において少なくとも大気に触れる側の表面には、水を弾く撥水コート剤が塗布されている。
このような構成にすることにより、プラグの入口側(大気側)において極力浸水を防ぐことができる。
請求項9に記載の発明によれば、プラグは、収容室と外部とを連通する貫通穴を備え、
この貫通穴には、プラグ自体を形成する弾性体の復元力によって閉じ、収容室の内圧上昇によって開くバルブ部が設けられている。
このような構成にすることにより、バルブ部によって呼吸機能と防水機能との両機能を得ることができる。
(a)本発明のエンジン用スロットル装置の全体構成を示す模式的縦断面図、(b)図1(a)のA部を拡大して示す模式的断面図である(実施例1)。 (a)、(b)本発明のエンジン用スロットル装置の主要部を拡大して示す模式的断面図である(実施例2、3)。 (a)、(b)本発明のエンジン用スロットル装置の主要部を拡大して示す模式的断面図である(実施例4、5)。 本発明のエンジン用スロットル装置の主要部を拡大して示す模式的断面図である(実施例6)。
本発明を実施するための最良の形態は、取付けの部品点数が少なく、取付けは勿論、交換も簡単な呼吸構造を備えるという課題を、呼吸機能を発揮する部材を弾性体製のプラグ一つとし、このプラグを、スロットルハウジングに設けたプラグ取付穴に、復元力を利用して着脱自在に嵌め付ける構成にすることで実現した。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1を説明するためのもので、まず、図1(a)に基づいてエンジン用スロットル装置の全体構成を概説したのち、本発明のスロットル装置の実施例1について主として図1(b)を参照しながら詳説する。
(スロットル装置の構成全体の説明)
このスロットル装置1は、主要な構成要素として、スロットルハウジング2、スロットルシャフト3、スロットルバルブ4、直流モータ5、減速機構6およびオープナ機構7を備えている。
スロットルハウジング2は、エンジンに装着されるもので、エンジンの吸気通路(図示せず)に連通するボア8を含むアルミニウム合金製又は合成樹脂製のスロットルボディ9と、このスロットルボディ9の開口端を閉鎖する合成樹脂製のカバー10とから構成されている。
スロットルボディ9には、スロットルシャフト3が軸受11、12を介して回転可能に支持されている。スロットルシャフト3には、ボア8に収納される円板状のスロットルバルブ4が固定されており、全体としていわゆるバタフライ型バルブをなしている。
スロットルバルブ4は、スロットルシャフト3により回動されてボア8の開口面積を変えること(ボア8の開閉)によって、エンジンへ吸い込まれる吸気量(吸入空気流量)を調整(制御)する。
スロットルボディ9の開口端側において、ボア8に隣接する側部(図示右側部上方)には、カバー10内に開口するギヤハウジング部13が形成されている。スロットルボディ9(主としてこのギヤハウジング部13)とカバー10との間には、減速機構6およびオープナ機構7が組み込まれている。
スロットルシャフト3の軸受12で支持されている一端部(図示右端部)は、スロットルボディ9に形成された軸受12保持用のボス部14を貫通し、ギヤハウジング部13内に突出している。このスロットルシャフト3の突出端部には、扇形ギヤからなるスロットルギヤ15が固定されている。スロットルギヤ15の内周面には、一対の永久磁石16が対向して配置されている。
また、スロットルボディ9の開口端側において、ギヤハウジング部13に隣接する側部(図示右側部下方)には、カバー10内に開口するモータ収容凹部17が形成されている。モータ収容凹部17内には、直流モータ5が設置されている。直流モータ5の出力軸には、駆動ギヤ18が固定されている。なお、直流モータ5が、本明細書でいう「電動式アクチュエータ」に相当する。
減速ギヤ19は、駆動ギヤ18に噛み合わされた大径のギヤ部19aと、スロットルギヤ15に噛み合わされた小径のギヤ部19bとを有している。なお、スロットルギヤ15、駆動ギヤ18および減速ギヤ19で、前述の減速機構6が構成されている。
かくして、制御回路(図示しない)が、アクセルペダルの踏み込み量等のエンジンの運転状態に応じた信号に基づいて、直流モータ5を駆動制御すると、直流モータ5の駆動力は、減速機構6の駆動ギヤ18、減速ギヤ19およびスロットルギヤ15を順次介して、スロットルシャフト3に伝達されることにより、スロットルバルブ4が回動し、ボア8が開閉される。
スロットルシャフト3には、スロットルボディ9のボス部14とスロットルギヤ15との間に位置させてオープナ機構7が介装されている。このオープナ機構7は、リリーフスプリング20、バックスプリング21を含み、スロットルバルブ4の全閉位置を調整するものである。
カバー10の内側には回転角センサ22が設けられている。回転角センサ22は、スロットルギヤ15内に遊嵌しており、永久磁石16との相対的な位置関係に基づいてスロットルギヤ15の回転角を検出し、その検出信号を前述制御回路に出力する。
しかして、スロットルボディ9とカバー10とは、ゴム製のガスケット23によりシールされ、大気に対して密閉された空間、つまり収容室24を形成している。
本実施例では、直流モータ5および減速機構6が、本明細書でいう「スロットルバルブ4の駆動系部品」に相当し、収容室24に収容されている。
(実施例1の背景)
この収容室24は、駆動系部品であると同時に発熱部品でもある直流モータ5および減速機構6の発熱および放熱や、スロットルハウジング2がエンジンに装着されていることによるエンジンからの加熱などにより、内部が高温・高圧になり易く、換気させるための呼吸作用が必要である。
(実施例1の特徴)
そのため、収容室24を外部(大気)に連通させるための呼吸構造25がカバー10に装着されている。
この呼吸構造25は、図1(b)に拡大して示すように、カバー10に設けられたプラグ取付穴(以下取付穴と略称する)26と、この取付穴26に嵌め合わされて組み付けられた弾性体製のプラグ27よりなる。プラグ27は弾性体製であるため、その復元力によって取付穴26に対し着脱自在である。
取付穴26は単なる円形穴であるのに対し、プラグ27はボタン型をなした単品で、かつ次のような基本構成を有している。
プラグ27は、取付穴26に嵌合される嵌合部27aと、この嵌合部27aの両側にそれぞれ設けられ、取付穴26より大径で取付穴26の外周箇所を挟み込む一対の挟持部27b、27cと、これら嵌合部27aおよび挟持部27b、27cによって形成される保持部分27d(2点鎖線にて区画される骨格相当部分)の内側に設けられ、収容室24と大気(外部)とを連通する連続した気泡(連続気泡)を有する発泡部材27eとで構成されている。
本実施例では、プラグ27は、全体が弾性体としての発泡材のみで作製されていて、特に上記各部27a〜27eが一体形成されている。このようなプラグ27は、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、スポンジゴムなど周知の弾性発泡材を用い、周知の発泡成形技術によって容易に製作することができる。
そして、プラグ27は、一方(収容室24側)の挟持部27bが、収容室24側に向かって先細りとなる円錐台形状をなしており、その先端部分がなす最小径部は取付穴26の内径より若干小なる外径を有している。したがって、プラグ27を、カバー10の外から矢印Bのごとく取付穴26に嵌め入れる際には、プラグ27それ自体の弾性変形も手伝って簡単に挿し通すことができ、かつ復元力によって原状態に復するわけである。なお、一対の挟持部27b、27cは、取付穴26の外周箇所を挟み込んでおり、プラグ27が取付穴26から抜ける(脱落する)のを防ぐ抜止め突起をなしている。
(実施例1の効果)
上記構成によれば、収容室24内の温度・圧力が変化するときは、収容室24が呼吸構造25のプラグ27、とりわけ発泡部材27e部分の連続気泡を通して呼吸することで、収容室24が換気される。
また、プラグ27を目詰まり等の経年劣化により交換する際には、プラグ27自体を弾性変形させて、取付穴26から抜き、新たなプラグ27を前述のごとく矢印B方向から挿し通すだけでよく、プラグ27の交換も簡単に行なうことができる。
[実施例2]
次に、図2(a)を参照して、本発明の実施例2について説明する。
本実施例の吸気構造25は、プラグ27それ自体は単品であるものの、実施例1における保持部分27d(嵌合部27aおよび一対の挟持部27b、27cからなる)に相当する保持部材28と、発泡部材27eに相当する発泡部材29とを、別部材で形成できるように分けたものである。
本実施例によれば、プラグ27は、縦断面円筒状の貫通穴28aを有する保持部材28を、取付強度を確保するのに有利な構造用の弾性体、例えばパッキン材として好適なシリコーンゴムやフッ素スポンジで作製しておき、収容室24側と大気側(外部)とを連通する貫通穴28aに、別途作製した円柱状の発泡部材29を装填する、つまり弾性力を利用して圧入すれば完成であり、単品として取り扱うことができる。また、発泡部材29の材質には呼吸作用のみを重視した材料を選定することができるため、一層効果的な呼吸作用を確保し得ることは勿論である。
[実施例3]
次に、図2(b)を参照して、本発明の実施例3について説明する。
本実施例の吸気構造25は、上記実施例2に比して、発泡部材29の装着構造を工夫したものである。
本実施例によれば、保持部材28の上記貫通穴28aに相当する貫通穴30には、中央付近において内周面に大径穴を形成する嵌合溝30aが設けられており、この嵌合溝30aに円柱状の発泡部材29が嵌め入れられている。大径穴の嵌合溝30aの両側は当然のことながら、小径の抜止め穴部30bとなっており、発泡部材29が脱落するのを確実に防止することができる。
[実施例4]
次に、図3(a)を参照して、本発明の実施例4について説明する。
本実施例の吸気構造25は、発泡部材29の抜け止めに関する基本的考え方は上記実施例3と同様であるが、プラグ27の保持部材28には次のごとき2点の特徴を有する。
(1)貫通穴30のうち、嵌合溝30aより収容室24側に位置する内側貫通穴30cが、嵌合溝30aより大気側に位置する外側貫通穴30dに比して、小径でかつ長く設けられている。
(2)嵌合溝30aにおける収容室24側の保持部材28には、環状凹部形状による水浸入防止壁31が形成されている。この水浸入防止壁31は大気側に向かって先細りの円錐台部32を形成しており、その頂部中央に内側貫通穴30cが開口している。
本実施例によれば、円盤型に近い円柱状の発泡部材29は、嵌合溝30aにおいて外側貫通穴30d側に弾性力を利用して嵌め入れられていて、外部から外側貫通穴30dおよび発泡部材29を通過して浸入してくる大気中の水分(あるいは被水による水)に対し、次のごとき防水効果を期待できる。
まずは、上記(1)の構成により、内側貫通穴30cに到来してきた水分は、その入口付近もしくは当該穴30c内に表面張力による水膜を形成するため、当該穴30cを通じて収容室24内に水分が浸入するのを抑止することができる。
また、上記(2)の構成により、発泡部材29を通過してきた水分は、円錐台形状をなす水浸入防止壁31の表面に付着しそれを伝わって流れ落ちる。よって、上記水分を嵌合溝30a内に留めることができる。
[実施例5]
次に、図3(b)を参照して、本発明の実施例5について説明する。
本実施例の吸気構造25は、上記実施例4に比して、防水面でさらに改良をなしたものである。
貫通穴30のうち、実施例4における内側貫通穴30cに相当する穴部30eには、保持部材28自体を形成している弾性体の復元力によって閉じ、収容室24の内圧上昇によって開くバルブ部33が設けられている。つまり、実施例4の円錐台部32に相当する箇所が、バルブ部33を構成している。
かかる構成によれば、収容室24の内部温度が上昇し、内圧が上昇すると、バルブ部33が開弁し、良好に換気が行なわれる。一方、発泡部材29を通過してきた水分は、バルブ部33の閉弁によって、強制的に塞き止められ、穴部30eを通過することがなくなる。よって、収容室24のより的確な防水を図ることができる。
[実施例6]
次に、図4を参照して、本発明の実施例6について説明する。
本実施例の吸気構造25は、基本的には上記実施例5における発泡部材29を省略したものである。
プラグ27は、全体が取付強度を確保するのに有利な構造用の弾性体、例えばパッキン材として好適なシリコーンゴムやフッ素スポンジで形成されており、収容室24と外部とを連通する貫通穴30を備えているが、収容室24側のみに、内側貫通穴30cに相当する小径の穴部30eを有している。そして、この穴部30eにプラグ27自体を形成している弾性体の復元力によって閉じ、収容室24の内圧上昇によって開くバルブ部33が設けられている。
このような構成にすることにより、バルブ部33によって通気機能と防水機能との両機能を得ることができる。
[変形例]
以上、本発明の実施例1〜6について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、実施例1におけるプラグ27および実施例2〜5における発泡部材29において、少なくとも大気に触れる側の表面には、水を弾く撥水コート剤を塗布すると良い。このような構成にすることにより、プラグ27の入口側(大気側)で水を弾くことができ、プラグ27を通して浸水を極力防ぐことができる。
また、呼吸構造25の配設位置は、収容室24内の温度変化状況に応じて選定すれば良く、図1(a)のC部のごとく、モータ収容凹部17の隔壁に設けても良い。特に、車両に搭載されるエンジンに装着されるスロットル装置の場合には、呼吸構造25を車両に対して横面または下面に位置するように配設することにより、呼吸構造25自体の被水を極力避けることができる。
1 スロットル装置
2 スロットルハウジング
3 スロットルシャフト
4 スロットルバルブ
5 駆動系部品をなす直流モータ
9 スロットルボディ
10 カバー
24 収容室
25 呼吸構造
26 プラグ取付穴
27 プラグ
27a 嵌合部
27e、29 発泡部材
28 保持部材
28a、30 貫通穴
30a 嵌合溝
30c 内側貫通穴
30d 外側貫通穴
30e 穴部(内側貫通穴)
31 水浸入防止壁
33 バルブ部

Claims (9)

  1. エンジンに吸い込まれる吸気量の調整を行なうスロットルバルブの駆動系部品を収容する収容室を内部に有するスロットルハウジングを具備するエンジン用スロットル装置において、
    前記スロットルハウジングには、前記収容室と外部とを連通するプラグ取付穴が形成されるとともに、復元力によって前記プラグ取付穴に嵌め付けられるプラグが設けられ、
    このプラグは、前記収容室と外部とを連続気泡を介して連通させる発泡部材を備えることを特徴とするエンジン用スロットル装置。
  2. 請求項1に記載のエンジン用スロットル装置において、
    前記プラグは、発泡部材のみで形成されていることを特徴とするエンジン用スロットル装置。
  3. 請求項1に記載のエンジン用スロットル装置において、
    前記プラグは、
    復元力によって前記プラグ取付穴に嵌め付けられる弾性体製の保持部材と、
    この保持部材に形成された前記収容室と外部とを連通する貫通穴の内部に装着された前記発泡部材と、
    によって設けられることを特徴とするエンジン用スロットル装置。
  4. 請求項3に記載のエンジン用スロットル装置において、
    前記貫通穴の内周面には、前記発泡部材を嵌め入れる嵌合溝が設けられていることを特徴とするエンジン用スロットル装置。
  5. 請求項4に記載のエンジン用スロットル装置において、
    前記貫通穴のうち、前記嵌合溝より前記収容室側に設けられる内側貫通穴は、前記嵌合溝より大気側に設けられる外側貫通穴より、小径で、かつ長く設けられていることを特徴とするエンジン用スロットル装置。
  6. 請求項4に記載のエンジン用スロットル装置において、
    前記貫通穴のうち、前記嵌合溝より前記収容室側に設けられる内側貫通穴には、前記保持部材をなす弾性体の復元力によって閉じ、前記収容室の内圧上昇によって開くバルブ部が設けられていることを特徴とするエンジン用スロットル装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載のエンジン用スロットル装置において、
    前記嵌合溝における前記収容室側の前記保持部材には、環状凹部形状による水浸入防止壁が形成されていることを特徴とするエンジン用スロットル装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載のエンジン用スロットル装置において、
    前記発泡部材において少なくとも大気に触れる側の表面には、水を弾く撥水コート剤が塗布されていることを特徴とするエンジン用スロットル装置。
  9. エンジンに吸い込まれる吸気量の調整を行なうスロットルバルブの駆動系部品を収容する収容室を内部に有するスロットルハウジングを具備するエンジン用スロットル装置において、
    前記スロットルハウジングには、前記収容室と外部とを連通するプラグ取付穴が形成されるとともに、復元力によって前記プラグ取付穴に嵌め付けられるプラグが設けられ、
    このプラグは、前記収容室と外部とを連通する貫通穴を備え、
    この貫通穴には、前記プラグをなす弾性樹脂の復元力によって閉じ、前記収容室の内圧上昇によって開くバルブ部が設けられていることを特徴とするエンジン用スロットル装置。
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