JP2011223964A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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崇 柴田
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Abstract

【課題】ベールが反転復帰する際、反転復帰機構の作動部材がベール支持部材の嵌合穴から外れることのない魚釣用スピニングリールを提供する。
【解決手段】本発明に係る魚釣用スピニングリールは、ロータの支持アームに内に、ベール支持部材を釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置との間で反転可能に振り分け保持するベール反転機構を有する。ベール反転機構は、支持アーム内に支持され、端部が屈曲されてベール支持部材に形成された嵌合穴22に嵌合すると共に、付勢部材20によって付勢される棒状の作動部材18を備えており、作動部材18は、嵌合穴22と対向する側に平面部28aを具備しており、平面部28aをベール支持部材9と対向する支持アーム3aの内面3bに当接させて、ベール支持部材9の反転復帰時に作動部材18の軸回りの回転を防止する。
【選択図】図7

Description

本発明は、魚釣用スピニングリールに関し、詳細には、ベール反転機構に特徴を有する魚釣用スピニングリールに関する。
一般的に、魚釣用スピニングリールは、ハンドルの巻き取り回転操作によって、連動回転するロータ及び前後動するスプールを備えた構造となっており、前記ロータには、スプールの周りを回転する一対の支持アームが取り付けられている。これら一対の支持アームの前部には、ベールを装着したベール支持部材が回動可能に支持されると共に、一方のベール支持部材には、釣糸案内部が装着されている。
前記ベール支持部材は、ベール反転機構によって、前記一対の支持アームに対して釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置との間で振り分け保持されており、前記ベール反転機構は、例えば、特許文献1に開示されているように、振り分け保持を果たす付勢バネによって付勢される作動部材(ロッド)を備えている。この作動部材は、一方の支持アーム内に中央部分が支持されて回動可能となっており、先端側を折り曲げて屈曲部を形成し、この屈曲部をベール支持部材の嵌合穴に嵌合させている。
特開平11−89485号
しかし、上記した特許文献1に開示されている技術では、ベールが釣糸巻き取り位置に反転復帰する際、作動部材にねじれ負荷がかかり、作動部材が軸回りに回転して、先端側の屈曲部分がベール支持部材の嵌合穴から外れてしまう可能性がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、ベールが反転復帰する際、ベール反転機構の作動部材がベール支持部材の嵌合穴から外れることのない魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、ハンドルの巻き取り回転操作によって連動回転するロータを備え、前記ロータの支持アームに、ベールを装着したベール支持部材を回動可能に支持すると共に、前記支持アーム内に、前記ベール支持部材を釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置との間で反転可能に振り分け保持するベール反転機構を設けた魚釣用スピニングリールにおいて、前記ベール反転機構は、前記支持アーム内に支持され、端部が屈曲されて前記ベール支持部材に形成された嵌合穴に嵌合すると共に、付勢部材によって付勢される棒状の作動部材を備えており、前記作動部材は、前記嵌合穴と対向する側に平面部を具備しており、前記平面部を前記ベール支持部材と対向する支持アームの対向面に当接させて、前記ベール支持部材の反転復帰時に前記作動部材の軸回りの回転を防止したことを特徴とする。
上記した構成の魚釣用スピニングリールでは、ベール支持部材は、付勢部材によって付勢される作動部材によって、釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置に振り分け保持される。前記作動部材は、ベール支持部材に形成された嵌合穴と対向する側に平面部を具備し、その平面部を前記ベール支持部材と対向する支持アームの対向面に当接させているため、前記ベール支持部材が反転復帰する際に、作動部材に対して軸回りに捩れる力が作用しても、前記当接関係によって作動部材の軸回りの回転が防止され、作動部材の端部の折り曲げ部分が前記嵌合穴から外れることはない。
本発明によれば、ベールが反転復帰する際、ベール反転機構の作動部材が、ベール支持部材の嵌合穴から外れることのない魚釣用スピニングリールが得られる。
本発明に係る魚釣用スピニングリールの第1の実施形態を示す図。 図1に示す魚釣用スピニングリールにおいて、ベール支持部材が釣糸巻き取り位置に振り分け保持された状態のベール反転機構部分を示す図。 図2のA−A線に沿った断面図。 図1に示す魚釣用スピニングリールにおいて、ベール支持部材が釣糸放出位置に振り分け保持された状態のベール反転機構部分を示す図。 図4のB−B線に沿った断面図。 図2のC−C線に沿った断面図。 図6のD−D線に沿った断面図。 本発明の第2の実施形態を示す図であり、図6と同じ位置における構成を示す図。 図8のE−E線に沿った断面図。 本発明の第3の実施形態を示す図であり、図6と同じ位置における構成を示す図。 図10のF−F線に沿った断面図。 図11のG−G線に沿った断面図。
図1は、本発明に係る魚釣用スピニングリールの第1の実施形態を示す図である。最初に、図1を参照して、魚釣用スピニングリールの全体構成について説明する。
魚釣用スピニングリール1は、釣竿に装着するための竿取付け部2aが形成されたリール本体2と、リール本体前方に回転可能に配されたロータ3と、ロータ3の回転運動と同期して前後動可能に配されたスプール5とを備えている。前記リール本体2には、ハンドル6が回転可能に支持されており、ハンドル6を巻き取り操作することで、リール本体2内に配設された公知の駆動力伝達機構を介して前記ロータ3は回転駆動され、かつ公知のオシレーティング機構を介して前記スプール5は前後往復駆動される。
前記ロータ3には、略180°の間隔をおいて一対の支持アーム3aが対向するように形成されており、夫々の前端部には、ベール8の基端部を取り付けたベール支持部材9が釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置との間で反転可能に支持されている。この場合、ベール支持部材9は、後述するベール反転機構15によって、釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置に振り分け保持されるようになっている。なお、ベール8の一方の基端部は、ベール支持部材9に一体的に設けられた釣糸案内部9aに取り付けられている。
上記した構成により、ハンドル6を巻き取り操作することで、ロータ3が回転駆動され、かつスプール5が前後動されるので、釣糸は、釣糸案内部9aを介してスプール5に均等に巻回される。また、釣糸を放出する場合、ベール支持部材9(ベール8)を、図1に示す釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置に反転操作して、釣糸を釣糸案内部9aから外して釣竿を振り下ろすことで行なわれる。そして、釣糸を放出した後は、再び、ベール支持部材9(ベール8)を、図1に示す釣糸巻き取り位置に反転復帰させる。このとき、釣糸はベール8によってピックアップされ、釣糸案内部9aに案内される。なお、釣糸放出位置にあるベール支持部材9は、後述するように、ハンドル6を巻き取り操作することで、釣糸巻き取り位置へ自動で反転復帰することが可能となっている。
次に、図2から図7を参照して、本実施形態のベール反転機構15の構成について説明する。これらの図において、図2は、ベール支持部材が釣糸巻き取り位置に振り分け保持された状態のベール反転機構部分を示す図、図3は、図2のA−A線に沿った断面図、図4は、ベール支持部材が釣糸放出位置に振り分け保持された状態のベール反転機構部分を示す図、図5は、図4のB−B線に沿った断面図、図6は、図2のC−C線に沿った断面図、そして、図7は、図6のD−D線に沿った断面図である。
ベール反転機構15は、ロータ3の一方の支持アーム3a内に配設されており、本実施形態では、釣糸案内部9aが設けられている側の支持アーム内に配設されている。この場合、支持アーム3aの内面(対向面)3bは、カバー体3Aを被着することで閉塞される(図2及び図4は、カバー体3Aを外した状態を示している)。すなわち、ベール反転機構15は、支持アームの内面3bとカバー体3Aとの間の内部空間内に配設されている。
前記ベール支持部材9は、支持アーム3aに対して、その基端部分を面接させて支軸12によって回動可能に支持されると共に、後述するベール反転機構を構成するバネ(振り分けバネ)によって、釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置に振り分け保持されている。前記支持アーム3aの支軸12の周囲には、円弧状の長穴3cが形成されており、ベール支持部材9を回動させた際、ベール支持部材9に突出形成された凸部9cが長穴3c内を移動するようになっている。この場合、ベール支持部材9の凸部9cは、釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置になったとき、それぞれ長穴3cの端面3d及び端面3eに当て付いて回動が規制される(図2及び図4参照)。
前記ベール反転機構15は、支持アーム3aの略中心部分に支軸16aを中心として回動可能に支持された筒状の保持体16と、保持体16内に挿通されると共に、保持体と一体的に回動する棒状の作動部材18と、作動部材18を付勢する付勢部材20とを備えている。この場合、付勢部材20は、作動部材18を囲繞するように配設されたコイルバネ(以下、バネ20とする)によって構成されており、ベール支持部材9を、釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置とに振り分け保持する機能を有する。なお、作動部材18は、保持体16を貫通するように配設されており、前記バネ20は、一端が保持体16の底部に当て付けられ、かつ、他端が後述する回転防止部材に当て付けられた状態で作動部材18に係合している。
前記棒状の作動部材18の一端部は、外側に折り曲げられており(折り曲げられた部分を屈曲部18aとする)、この部分は、ベール支持部材9の支軸12の近傍に形成された嵌合穴22に嵌合されている。この場合、作動部材18は、支持アーム3aの内面3bに沿って延出しており、その他端側は、リール本体側に向けて延出し、ベール支持部材9が釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置に反転された際、その端部18bが後述する反転部材に係合可能となっている。
また、前記作動部材18は、前記嵌合穴22と対向する側に平面部28aを具備しており、平面部28aをベール支持部材9と対向する支持アーム3aの対向面(本実施形態では、前記支持アームの内面3bとされる)に当接させている。この場合、平面部28aについては、作動部材18に対して軸方向から装着される別体の部材(以下、このような部材を回転防止部材と称する)28によって構成することが可能である。すなわち、本実施形態では、棒状の作動部材18の上端側に、例えばプレスによって凸状部18cを一体成形しており、この部分に、所定の肉厚を有する板状に形成された回転防止部材28を係止させている。なお、このような回転防止部材28は、板材をプレス加工することで形成することが可能である。
前記回転防止部材28には、支持アームの内面3bと当接(本実施形態では面接触されている)される前記平面部28aと、作動部材18を挿通させる貫通孔28bが形成されており、貫通孔28bの内面には、凸状部18cが係合可能な凹部28cが形成されている。そして、これら作動部材18と回転防止部材28は、作動部材18の屈曲部18aが嵌合穴22に嵌合された状態で、図6及び図7に示す配置関係となるように構成されている。すなわち、この状態で、作動部材18に、軸方向回りに捩れる力(R方向に作用する力)が作用しても、平面部28aと内面3bとの当接関係によって作動部材18の回転が防止されることから、ベール支持部材9の反転復帰時において、作動部材18が軸回りに回転することが防止される。
ここで、上記した「平面部」とは、ベール支持部材9の反転復帰時において、作動部材18が支軸16aを中心として回動することにより、作動部材18に捩れる力が作用しても、作動部材18を軸回りに回転させないような当接関係が得られる構成になっていれば良い。すなわち、作動部材が円柱形状であり、内面3bに対して軸方向に沿って線接触するような構成では、作動部材は軸回りに回転してしまうが、嵌合穴22と対向する側の対向面(表面部分)と面接触する平面部28aを設けたことで、このような軸回りの回転が防止される。また、平面部28aと内面3bとの当接関係については、図6に示すような平面同士の面接触以外にも、作動部材18の軸回りの回転が防止されるのであれば、例えば、平面部として凹凸を有する形態であっても良い。
また、本実施形態では、図7に示すように、前記回転防止部材28の裏面側にバネ20の他端を当て付けることで、バネ20を作動部材18に保持させている。
上述したように、前記作動部材18の端部18bは、ベール支持部材9が釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置に反転された際、反転部材30に係合可能となっている。ここで、反転部材30の構成について、図2から図5を参照して説明する。
図2及び図3に示すように、ロータ3の円筒部3dと支持アーム3aとの間に形成されている接続部には、その下面側からビス31を介して、反転部材30がロータの回転軸と略直交する面内において回動可能に支持されている。この反転部材30の側部には、支持アーム3aの内部空間に位置するように、係合突部30aが上方側に向けて突出形成されており、ここに、ベール支持部材9の釣糸放出位置への反転動作に伴って回動する作動部材18の端部18bが係合するようになっている(図4及び図5参照)。また、反転部材30には、ビス31の周りに付勢バネ34が配設されており、反転部材30を、常時、ビス31を中心として反時計回り方向(図3の矢印方向)に回転付勢している。
さらに、反転部材30には、ビス31を中心として回動した際、ロータの中心側に向けて入り込むキック部30bが形成されている。このキック部30bには、回転可能なローラ(ゴム等、弾性を有する部材で形成されることが好ましい)32が支持されている。このローラ32は、ベール支持部材9が釣糸放出位置へ反転駆動されると、前記作動部材18の端部18bが反転部材30の係合突部30aに係合することで反転部材30が駆動され、図3で示す位置から図5に示す位置に移動するようになっている。なお、ローラ32は、ベール支持部材9が釣糸巻き取り位置にあるとき、支持アーム3a内の規制壁3fに当接し、反転部材30の付勢バネ34による回動を規制している。
一方、リール本体2の前面部には、反転部材30が回動駆動された状態において、ロータ3が釣糸巻き取り方向に回転駆動された際、ローラ32が当接可能となる位置に、反転用突部2cがロータ側に向けて突出形成されている。この反転用突部2cには、ロータ3が釣糸巻き取り方向(図5において矢印で示す反時計周り方向)に回転駆動された際、ロータ3と共に回転するローラ32が当て付いて、反転部材30を、付勢バネ34の付勢力によって反転させるようにテーパ2dが形成されている。
次に、上記した構成の魚釣用スピニングリール(ベール反転機構)の作用について説明する。
ベール支持部材9を、図1に示す釣糸巻き取り位置から釣糸放出位置に回動操作すると、図2及び図4に示すように、支持アーム3aに形成された長穴3cに沿ってベール支持部材9の凸部9cが移動し、長穴3cの端面3eに当て付いて回動が規制される。そして、この位置(釣糸放出位置)は、前記作動部材18を付勢するバネ20の付勢力によって振り分け保持される。また、ベール支持部材9の回動操作によって、作動部材18は、支軸16aを中心として回動され、その端部18bが反転部材30の係合突部30aに係合して、反転部材30を、付勢バネ34の付勢力に抗して、ビス31を中心として時計回り方向に回動させる(図3及び図5に示すように、ローラ32が反転用突部2cに当接可能な位置に移動する)。
そして、仕掛け投擲後、ハンドル6を巻き取り操作すると、ロータの反時計回り方向(図5の矢印方向)への回転によって、ローラ32は、反転用突部2cによってキックされ、反転部材30は、付勢バネ34の付勢力によって、再び図2及び図3に示す釣糸巻き取り位置に戻される(反転復帰される)。また、このときベール支持部材9は、バネ20のデッドポイントを超え、図2に示す釣糸巻き取り位置に反転復帰される。
前記ベール支持部材9が、釣糸放出位置から釣糸巻き取り位置に復帰する際、作動部材18は、バネ20の付勢力によって支軸16aを中心として回動することから、作動部材18には、軸方向周りに捩れる力(図6のR方向の力)が作用する。この捩れる力は、作動部材18の屈曲部18aを嵌合穴22から外すように作用するが、前記回転防止部材28の平面部28aが、支持アームの内面3bに当接していることで、屈曲部18aが嵌合穴22から外れることが防止される。
また、上記した構成では、棒状の作動部材18に対して、別体の回転防止部材28を装着するため、安価な構成の作動部材に対して適用することが可能となる。すなわち、作動部材に平面部を一体形成する場合、その加工コストが高くなるが、上記した別体の回転防止部材28を装着することで、一般的な作動部材18を用いることが可能となり、コストの低減が図れる。なお、回転防止部材28については、本実施形態のように、板状のプレス加工品とすることで、簡単に部品を製造することができ、よりコストの低減を図ることが可能となる。
さらに、本実施形態では、図7に示すように、回転防止部材28の裏面側にバネ20の他端を当て付けているため、作動部材部分の構成を簡略化することが可能となる。すなわち、従来では、作動部材18に形成された凸状部18cにワッシャを係止し、この部分にバネ20を当て付けていたが、これをそのまま平面部28aを有する回転防止部材28としたことで構成を簡略化することが可能となる。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。
図8及び図9は、本発明の第2の実施形態を示しており、図8は、図6と同じ位置における構成を示す図、図9は、図8のE−E線に沿った断面図である。なお、以下の実施形態では、前記実施形態と同一の構成については、同一の参照符号を付し、詳細な説明については省略する。
本実施形態では、上記したような機能を有する平面部38aを、作動部材18に一体的に形成している。すなわち、作動部材18を鋳造等によって形成することで、平板状の膨出部(回転防止部)38を一体形成することが可能である。また、平板状の膨出部38は、上記した実施形態と同様、その裏面部分において、バネ20の一端を係合させている。
このような構成においても、作動部材18の屈曲部18aが嵌合穴22から外れることを防止することができる。なお、本実施形態においても、上記した実施形態と同様、凸状部18cが形成されていない棒状の作動部材18に対して、別体として形成された回転防止部(材)38を圧入、カシメ、接着等によって作動部材18に一体化しても良い。
図10から図12は、本発明の第3の実施形態を示しており、図10は、図6と同じ位置における構成を示す図、図11は、図10のF−F線に沿った断面図、そして、図12は、図11のG−G線に沿った断面図である。
本実施形態では、上記したような機能を有する平面部48aを、作動部材18に対して装着される回転防止部材48に形成している。この場合、回転防止部材48は、コの字型に形成されており、このような形状の回転防止部材は、薄板状の板材をプレス加工(打ち抜き、曲げ)することで形成することが可能である。また、回転防止部材48の底面48bには、作動部材18が貫通する開口48cが形成されており、平面部48aと対向する壁部48dには、作動部材の18の屈曲部18aを支える凹部48eが形成されている。さらに、このような回転防止部材48は、上記した実施形態と同様、その裏面部分において、バネ20の一端を係合させている。
このような形状の回転防止部材48によれば、圧延材を用いることができるので、鋳造材と比較して強く、薄く形成することが可能であり、安価で軽量化することが可能となる。また、作動部材18の屈曲部18aを支える凹部48eを形成したことで、図10及び図12に示す態様において、作動部材18が矢印方向へ倒れることも防止できるため、より確実に作動部材18の動作を安定させて、屈曲部18aが嵌合穴22から外れることを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した構成に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
本発明は、作動部材18に、嵌合穴22と対向する表面部分(対向面)に当て付いて、作動部材が軸回りに回転することを防止する平面部を設けた構成であれば良く、ベール反転機構の構成については、上記した構成に限定されることは無く種々変形することが可能である。また、回転防止部材(作動部材と一体化される回転防止部)の形状についても、上記した作用が得られれば、適宜変形することが可能である。
1 魚釣用スピニングリール
3 ロータ
3a 支持アーム
3b 内面(対向面)
9 ベール支持部材
15 ベール反転機構
18 作動部材
18a 屈曲部
22 嵌合穴
28,38,48 回転防止部(材)
28a,38a,48a 平面部

Claims (4)

  1. ハンドルの巻き取り回転操作によって連動回転するロータを備え、前記ロータの支持アームに、ベールを装着したベール支持部材を回動可能に支持すると共に、前記支持アーム内に、前記ベール支持部材を釣糸放出位置と釣糸巻き取り位置との間で反転可能に振り分け保持するベール反転機構を設けた魚釣用スピニングリールにおいて、
    前記ベール反転機構は、前記支持アーム内に支持され、端部が屈曲されて前記ベール支持部材に形成された嵌合穴に嵌合すると共に、付勢部材によって付勢される棒状の作動部材を備えており、
    前記作動部材は、前記嵌合穴と対向する側に平面部を具備しており、前記平面部を前記ベール支持部材と対向する支持アームの対向面に当接させて、前記ベール支持部材の反転復帰時に前記作動部材の軸回りの回転を防止したことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 前記平面部は、前記作動部材に装着される回転防止部材に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 前記回転防止部材は、断面コの字形状で、前記作動部材の端部に形成される屈曲部分を支える凹部を有する板材で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の魚釣用スピニングリール。
  4. 前記回転防止部材に前記付勢部材を係合させたことを特徴とする請求項2又は3に記載の魚釣用スピニングリール。
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