JP2011222405A - 基板接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリント回路基板間の信号伝送品質が悪化することを抑制することができるとともに、基板間コネクタにおける信号端子の位置を自由に決めることができる基板接続構造を得る。
【解決手段】第1のグランド層を有した第1のプリント回路基板5と、第2のグランド層を有し、第1のプリント回路基板の表面に対して立てて設けられた第2のプリント回路基板7と、第1のプリント回路基板5と第2のプリント回路基板7との間の信号を伝送する信号端子を有し、第2のプリント回路基板7と第1のプリント回路基板5とを接続する基板間コネクタ3と、第2のプリント回路基板7の周縁部に位置する第2のグランド層の部分のうちの基板間コネクタ3から離れた部分と、第1のグランド層とを導通させる導通部材4とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】第1のグランド層を有した第1のプリント回路基板5と、第2のグランド層を有し、第1のプリント回路基板の表面に対して立てて設けられた第2のプリント回路基板7と、第1のプリント回路基板5と第2のプリント回路基板7との間の信号を伝送する信号端子を有し、第2のプリント回路基板7と第1のプリント回路基板5とを接続する基板間コネクタ3と、第2のプリント回路基板7の周縁部に位置する第2のグランド層の部分のうちの基板間コネクタ3から離れた部分と、第1のグランド層とを導通させる導通部材4とを備えている。
【選択図】図1
Description
この発明は、基板間コネクタを介して複数のプリント回路基板を接続する基板接続構造に関する。
従来、小型基板がメイン基板に基板間コネクタを介して接続される基板接続構造が知られている。基板間コネクタは、基板間コネクタの幅方向端部に設けられたグランド端子と、基板間コネクタの幅方向中間部に設けられた信号端子とを有している。グランド端子が基板間コネクタの幅方向端部に配置されているので、小型基板のグランド層を流れるノイズ電流は、信号端子を跨ぐことなくグランド端子へ流れる。これにより、小型基板のグランド層を流れるノイズ電流が信号端子へ流れることが抑制される。その結果、小型基板とメイン基板との間の信号伝送品質が向上する。
(例えば、特許文献1参照)。
(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、信号端子を基板間コネクタの幅方向中間部に配置しなければならず、基板間コネクタにおける信号端子の位置を自由に決めることができないという問題点があった。
この発明は、プリント回路基板間の信号伝送品質が悪化することを抑制することができるとともに、基板間コネクタにおける信号端子の位置を自由に決めることができる基板接続構造を提供するものである。
この発明に係る基板接続構造は、第1のグランド層を有した第1のプリント回路基板と、第2のグランド層を有し、前記第1のプリント回路基板に対して立てて設けられた第2のプリント回路基板と、前記第1のプリント回路基板と前記第2のプリント回路基板との間の信号を伝送する信号端子を有し、前記第2のプリント回路基板と前記第1のプリント回路基板とを接続する基板間コネクタと、前記第2のプリント回路基板の周縁部に位置する前記第2のグランド層の部分のうちの前記基板間コネクタから離れた部分と、前記第1のグランド層とを導通させる導通部材とを備えている。
この発明に係る基板接続構造によれば、導通部材が第2のプリント回路基板の周縁部に位置する第2のグランド層の部分のうちの基板間コネクタから離れた部分と、第1のグランド層とを導通させるので、第2のプリント回路基板に外部から電磁ノイズが印加された場合に、ノイズ電流は、エッジ特異性により第2のグランド層の周縁部を流れ、導通部材を通って第1のグランド層へ流れる。これにより、ノイズ電流が基板間コネクタへ流れることが抑制され、第1のプリント回路基板と第2のプリント回路基板との間の信号伝送品質が悪化することを抑制することができる。また、ノイズ電流が基板間コネクタの信号端子へ流れることを抑制するための信号端子の位置の制約がなくなるので、基板間コネクタにおける信号端子の位置を自由に決めることができる。
以下、この発明の各実施の形態を図に基づいて説明するが、各図において、同一または相当の部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る基板接続構造を示す斜視図である。図において、基板接続構造は、マザーボード1と、マザーボード1に取り付けられるドータボード2と、マザーボード1とドータボード2との間に設けられた基板間コネクタ3と、マザーボード1とドータボード2との間に設けられ基板間コネクタ3から離れて配置された一対の導通部材4とを備えている。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る基板接続構造を示す斜視図である。図において、基板接続構造は、マザーボード1と、マザーボード1に取り付けられるドータボード2と、マザーボード1とドータボード2との間に設けられた基板間コネクタ3と、マザーボード1とドータボード2との間に設けられ基板間コネクタ3から離れて配置された一対の導通部材4とを備えている。
マザーボード1は、電子回路(図示せず)を含んだ第1のプリント回路基板5と、第1のプリント回路基板5の表面に設けられた第1の半導体素子6とを有している。第1の半導体素子6は、第1のプリント回路基板5の電子回路に電気的に接続されている。第1のプリント回路基板5の電子回路は、第1の信号パターン(図示せず)を含んだ第1の信号層(図示せず)と、第1のグランド層(図示せず)とを有している。第1のグランド層は、第1のプリント回路基板5の全面に渡って配置されている。第1のプリント回路基板5は、第1のプリント回路基板5に垂直な方向から視たときの形状が四角形状となるように形成されている。
ドータボード2は、電子回路(図示せず)を含んだ第2のプリント回路基板7と、第2のプリント回路基板7の表面に設けられた第2の半導体素子8と、第2のプリント回路基板7の表面に設けられた外部コネクタ9とを有している。第2の半導体素子8および外部コネクタ9は、第2のプリント回路基板7の電子回路に電気的に接続されている。第2のプリント回路基板7の電子回路は、第2の信号パターン(図示せず)を含んだ第2の信号層(図示せず)と、第2のグランド層(図示せず)とを有している。第2のグランド層は、第2のプリント回路基板7の全面に渡って配置されている。第2のプリント回路基板7は、第2のプリント回路基板7に垂直な方向から視たときの形状が四角形状となるように形成されている。
第2のプリント回路基板7は、第1のプリント回路基板5の表面に対して立てて設けられている。第2の半導体素子8は、第2のプリント回路基板7に垂直な方向にドータボード2を視たときに第2のプリント回路基板7の中央部に位置するように配置されている。外部コネクタ9は、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5から離れた側の端部に配置されている。また、外部コネクタ9は、第1のプリント回路基板5および第2のプリント回路基板7の両方に沿った方向である第2のプリント回路基板7の幅方向についての第2のプリント回路基板7の端部に配置されている。なお、外部コネクタ9が配置される第2のプリント回路基板7の部分は、これに限らず、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部を除いた第2のプリント回路基板7の周縁部の部分であればよい。外部コネクタ9は、外部装置(図示せず)に接続可能となっている。
基板間コネクタ3は、第1のプリント回路基板5の表面に設けられたレセプタコネクタ部10と、第2のプリント回路基板7の表面に設けられ、レセプタコネクタ部10に接続されるヘッダコネクタ部11とを有している。基板間コネクタ3は、レセプタコネクタ部10とヘッダコネクタ部11とが接続されることにより、第1のプリント回路基板5と第2のプリント回路基板7とを接続する。
レセプタコネクタ部10およびヘッダコネクタ部11のそれぞれは、複数の信号端子(図示せず)を有している。なお、この例では、基板間コネクタ3は、グランド端子を有していない。レセプタコネクタ部10の信号端子は、第1のプリント回路基板5の電子回路の第1の信号パターンに導通されている。ヘッダコネクタ部11の信号端子は、第2のプリント回路基板7の電子回路の第2の信号パターンに導通されている。ヘッダコネクタ部11の信号端子は、ヘッダコネクタ部11がレセプタコネクタ部10に接続されることにより、レセプタコネクタ部10の信号端子に導通される。つまり、基板間コネクタ3は、第1のプリント回路基板5と第2のプリント回路基板7との間の信号を伝送可能にする。
ヘッダコネクタ部11は、ヘッダコネクタ部11の信号端子が並べられた方向が第2のプリント回路基板7の幅方向となるように配置されている。第2のプリント回路基板7の幅方向についてのヘッダコネクタ部11の寸法は、第2のプリント回路基板7の幅方向の寸法よりも小さくなっている。ヘッダコネクタ部11は、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部であって、第2のプリント回路基板7の幅方向中央部に配置されている。
導通部材4は、第1のグランド層に導通された第1のコネクタ部12と、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部であって、第2のプリント回路基板7の幅方向両端部で第2のグランド層に導通された第2のコネクタ部13とを有している。つまり、基板間コネクタ3は、第2のプリント回路基板7の幅方向について導通部材4よりも内側で、導通部材4から離れて第2のプリント回路基板7に接続されている。導通部材4は、第1のコネクタ部12と第2のコネクタ部13とが接続されることにより、第1のグランド層と第2のグランド層とを導通させる。
次に、外部コネクタ9を介して第2のプリント回路基板7に高周波成分を含んだ電磁ノイズ(例えば、静電気放電ノイズ)が印加されたときについて説明する。電磁ノイズが外部コネクタ9を介して第2のプリント回路基板7に印加されたときには、ノイズ電流は、第2のプリント回路基板7の中で最もインピーダンスの低い部分である第2のグランド層に進入する。第2のグランド層に進入したノイズ電流は、エッジ特異性により、第2のグランド層の周縁部を流れる。
ノイズ電流が、第2のグランド層の周縁部を流れて、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部に達すると、ノイズ電流は、導通部材4を通って、第1のグランド層へ流れる。これにより、ノイズ電流が基板間コネクタ3へ流れることが抑制される。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る基板接続構造によれば、導通部材4が、第2のプリント回路基板7の周縁部に位置する第2のグランド層の部分のうちの基板間コネクタ3から離れた部分と、第1のグランド層とを導通させるので、外部から電磁ノイズが第2のプリント回路基板7に印加された場合に、ノイズ電流は、エッジ特異性により第2のグランド層の周縁部を流れ、導通部材4を通って第1のグランド層へ流れる。これにより、ノイズ電流が基板間コネクタ3へ流れることが抑制され、第1のプリント回路基板5と第2のプリント回路基板7との間の信号伝送品質が悪化することを抑制することができる。
また、ノイズ電流が基板間コネクタ3の信号端子へ流れることを抑制するための信号端子の位置の制約がなくなるので、基板間コネクタ3における信号端子の位置を自由に決めることができる。
また、導通部材4は、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部で第2のグランド層に導通されているので、導通部材4の長さを短くすることができる。これにより、導通部材4におけるインピーダンスを低減させることができる。その結果、第2のグランド層に流れるノイズ電流を第1のグランド層へより確実に流すことができる。
また、基板間コネクタ3は、第2のプリント回路基板7の幅方向について、導通部材4よりも内側で第2のプリント回路基板7に接続されているので、第2のプリント回路基板7の幅方向端部に位置する第2のグランド層の部分を流れるノイズ電流を、導通部材4を取り付けることで基板間コネクタ3に向かって流れることをより確実に抑制して、第1のグランド層へより確実に流すことができる。
また、導通部材4は、第2のプリント回路基板7の幅方向端部で第2のグランド層に導通されているので、外部コネクタ9を介して電磁ノイズが第2のプリント回路基板7に印加されたときに、第2のグランド層に進入したノイズ電流が、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部に位置する第2のグランド層の部分で反射することが抑制される。これにより、ノイズ電流の反射による第2のプリント回路基板7全体での基板共振の発生が抑制される。その結果、第2の半導体素子8の誤作動が発生することを防止することができ、また、第1のプリント回路基板5と第2のプリント回路基板7との間の信号伝送を高い信頼性で実現することができる。また、第2のプリント回路基板7全体での基板共振の発生が抑制されるので、第2のプリント回路基板7からの不要な電磁放射の発生を抑制することができる。これにより、ドータボード2からの電磁放射によるドータボード2の周辺に配置される機器(例えば、電子回路機器や無線通信機器等)への影響を低減させることができる。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2に係る基板接続構造を示す斜視図である。図において、レセプタコネクタ部10は、複数の第1のグランド端子10aを有している。第1のグランド端子10aは、第1のプリント回路基板5の第1のグランド層に導通されている。ヘッダコネクタ部11は、複数の第2のグランド端子11aを有している。第2のグランド端子11aは、第2のプリント回路基板7の第2のグランド層に導通されている。第2のグランド端子11aは、ヘッダコネクタ部11がレセプタコネクタ部10に接続されることにより、第1のグランド端子10aに導通される。第1のグランド層と第2のグランド層とは、第2のグランド端子11aと第1のグランド端子10aとが導通されることにより、基板間コネクタ3を介して導通される。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
図2はこの発明の実施の形態2に係る基板接続構造を示す斜視図である。図において、レセプタコネクタ部10は、複数の第1のグランド端子10aを有している。第1のグランド端子10aは、第1のプリント回路基板5の第1のグランド層に導通されている。ヘッダコネクタ部11は、複数の第2のグランド端子11aを有している。第2のグランド端子11aは、第2のプリント回路基板7の第2のグランド層に導通されている。第2のグランド端子11aは、ヘッダコネクタ部11がレセプタコネクタ部10に接続されることにより、第1のグランド端子10aに導通される。第1のグランド層と第2のグランド層とは、第2のグランド端子11aと第1のグランド端子10aとが導通されることにより、基板間コネクタ3を介して導通される。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
電磁ノイズが外部コネクタ9を介して第2のプリント回路基板7に印加されたときには、ノイズ電流は、実施の形態1と同様に、エッジ特異性により、第2のグランド層の周縁部を流れる。ノイズ電流が、第2のグランド層の周縁部を流れて、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部に達すると、ノイズ電流は、導通部材4を通って、第1のグランド層へ流れる。これにより、ノイズ電流が基板間コネクタ3へ流れることが抑制される。その結果、ノイズ電流がグランド端子11aおよびグランド端子10aに流れることが抑制される。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係る基板間接続構造によれば、基板間コネクタ3は、第1のプリント回路基板5の第1のグランド層と第2のプリント回路基板7の第2のグランド層とを導通させるグランド端子10aおよびグランド端子11aを有しているので、基板間コネクタ3において各信号端子に隣接してグランド端子10aおよびグランド端子11aを配置することができる。これにより、回路的安定を確保した状態で、第1のプリント回路基板5と第2のプリント回路基板7との間の高速通信を行うことができる。
また、導通部材4および基板間コネクタ3により、第2のグランド層と第1のグランド層とが導通されるので、第1のプリント回路基板5と第2のプリント回路基板7との間のインピーダンスをさらに低下させることができる。これにより、第1のプリント回路基板5と第2のプリント回路基板7との電位差をより確実に低下させることができる。つまり、第1のプリント回路基板5および第2のプリント回路基板7における高いグランド安定性を確保することができる。
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3に係る基板接続構造を示す正面図である。図において、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部に位置する第2のグランド層7aの部分には、第2のグランド層7aの周縁部から切り込まれた一対のスリット7bが形成されている。各スリット7bは、第2のグランド層7aにおける第2のグランド端子(図示せず)との導通部分と、第2のグランド層7aにおける導通部材4の第2のコネクタ部13との導通部分との間を横切るように形成されている。その他の構成は、実施の形態2と同様である。
図3はこの発明の実施の形態3に係る基板接続構造を示す正面図である。図において、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部に位置する第2のグランド層7aの部分には、第2のグランド層7aの周縁部から切り込まれた一対のスリット7bが形成されている。各スリット7bは、第2のグランド層7aにおける第2のグランド端子(図示せず)との導通部分と、第2のグランド層7aにおける導通部材4の第2のコネクタ部13との導通部分との間を横切るように形成されている。その他の構成は、実施の形態2と同様である。
電磁ノイズが外部コネクタ9を介して第2のプリント回路基板7に印加されたときには、ノイズ電流は、実施の形態2と同様に、エッジ特異性により、第2のグランド層の周縁部を流れる。ノイズ電流が、第2のグランド層の周縁部を流れて、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部に達すると、ノイズ電流は、導通部材4を通って、第1のグランド層へ流れる。このとき、スリット7bにより、第2のグランド層7aにおける第2のグランド端子との導通部分と、第2のグランド層7aにおける導通部材4の第2のコネクタ部13との導通部分との間のインピーダンスが大きくなっているので、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部に達したノイズ電流は、基板間コネクタ3へ向かって流れることがより確実に抑制され、集中的に、導通部材4を通って第1のグランド層へ進入する。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係る基板間接続構造によれば、第2のプリント回路基板7の第2のグランド層7aには、第2のグランド層7aにおける第2のグランド端子との導通部分と、第2のグランド層7aにおける導通部材4の第2のコネクタ部13との導通部分との間を横切るように第2のグランド層7aの周縁部から切り込まれたスリット7bが形成されているので、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部であって第2のプリント回路基板7の幅方向端部に位置する第2のグランド層7aの部分に達したノイズ電流は、基板間コネクタ3へ向かって流れることがより確実に抑制され、集中的に、導通部材4へ流れる。これにより、ノイズ電流が基板間コネクタ3に流れることをより確実に抑制することができる。その結果、外部から電磁ノイズが第2のプリント回路基板7に印加されたときの第2のプリント回路基板7と第1のプリント回路基板5との間の基板間信号伝送エラーの発生を防止して、第2のプリント回路基板7と第1のプリント回路基板5との間の基板間信号送信の信頼性をさらに向上させることができる。
なお、上記実施の形態3では、第2のグランド層7aにおける第2のグランド端子との導通部分と、第2のグランド層7aにおける各導通部材4の第2のコネクタ部13との各導通部分との間に一対のスリット7bが形成された構成について説明したが、何れか一方にのみスリット7bが形成された構成であってもよい。
また、各上記実施の形態では、第2のプリント回路基板7の幅方向両端部で第2のグランド層に導通される一対の導通部材4について説明したが、第2のプリント回路基板7の幅方向の何れか一方の端部でのみ第2のグランド層に導通される導通部材4であってもよい。
また、各上記実施の形態では、導通部材4が第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部で第2のグランド層に導通される構成について説明したが、これに限らず、導通部材4が第2のプリント回路基板7の周縁部に位置する第2のグランド層の部分のうちの基板間コネクタ3から離れた部分で導通される構成であればよい。
また、各上記実施の形態では、基板間コネクタ3が、第1のプリント回路基板5に設けられたレセプタコネクタ部10と、第2のプリント回路基板7に設けられレセプタコネクタ部10に接続されるヘッダコネクタ部11とを有する構成について説明したが、例えば、基板間コネクタが、第1のプリント回路基板5に設けられたカードエッジコネクタ部を有した構成であってもよい。この場合、第2のプリント回路基板7の第1のプリント回路基板5側の端部には、第2のプリント回路基板7がカードエッジコネクタ部の挿入口に挿入されたときにカードエッジコネクタ部の端子と導通する接点が形成される。導通部材4は、カードエッジコネクタ部とは独立して、第1のプリント回路基板5と第2のプリント回路基板7との間に設けられる。
また、各上記実施の形態では、導通部材4が第1のコネクタ部12と第2のコネクタ部13とを有した構成について説明したが、導通部材4の構成は、これに限らず、第1のグランド層と第2のグランド層とを導通させることができる構成であればよい。例えば、導通部材4は、第1のグランド層に導通された金属ばねと、第2のグランド層に導通された金属ばねとを有し、金属ばね同士が導通される構成であったり、また、第1のグランド層および第2のグランド層の何れか一方に金属ばねを導通させ、この金属ばねを他方のグランド層に接触させて導通させる構成であったりしてもよい。
また、各上記実施の形態では、第2のプリント回路基板7が第1のプリント回路基板5の表面に対して立てられた構成について説明したが、第2のプリント回路基板7が第1のプリント回路基板5の裏面に対して立てられた構成であってもよい。
1 マザーボード、2 ドータボード、3 基板間コネクタ、4 導通部材、5 第1のプリント回路基板、6 第1の半導体素子、7 第2のプリント回路基板、7a 第2のグランド層、7b スリット、8 第2の半導体素子、9 外部コネクタ、10 レセプタコネクタ部、10a 第1のグランド端子、11 ヘッダコネクタ部、11a 第2のグランド端子、12 第1のコネクタ部、13 第2のコネクタ部。
Claims (6)
- 第1のグランド層を有した第1のプリント回路基板と、
第2のグランド層を有し、前記第1のプリント回路基板に対して立てて設けられた第2のプリント回路基板と、
前記第1のプリント回路基板と前記第2のプリント回路基板との間の信号を伝送する信号端子を有し、前記第2のプリント回路基板と前記第1のプリント回路基板とを接続する基板間コネクタと、
前記第2のプリント回路基板の周縁部に位置する前記第2のグランド層の部分のうちの前記基板間コネクタから離れた部分と、前記第1のグランド層とを導通させる導通部材とを備えたことを特徴とする基板接続構造。 - 前記導通部材は、前記第2のプリント回路基板の前記第1のプリント回路基板側の端部で前記第2のグランド層に導通されていることを特徴とする請求項1に記載の基板接続構造。
- 前記基板間コネクタは、前記第1のプリント回路基板に沿った前記第2のプリント回路基板の幅方向について、前記導通部材よりも内側で前記第2のプリント回路基板に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の基板接続構造。
- 前記導通部材は、前記第2のプリント回路基板の幅方向端部で前記第2のグランド層に導通されていることを特徴とする請求項3に記載の基板接続構造。
- 前記基板間コネクタは、前記第1のグランド層と前記第2のグランド層とに導通されるグランド端子を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の基板接続構造。
- 前記第2のグランド層には、前記第2のグランド層における前記グランド端子との導通部分と、前記第2のグランド層における前記導通部材との導通部分との間を横切るように前記第2のグランド層の周縁部から切り込まれたスリットが形成されていることを特徴とする請求項5に記載の基板接続構造。
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