JP2011220777A - 電圧発生回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダイオード、抵抗のサイズをアナログスイッチにて切り替えることなく、温度に対して一次関数的に変化する電圧の特性をプログラマブルに変更する電圧発生回路の提供。
【解決手段】抵抗R1およびダイオードQ1からなる第1直列回路と、抵抗R2,R3およびダイオードQ2からなる第2直列回路と、抵抗R1およびダイオードQ1の共通接続点と抵抗R2および抵抗R3の共通接続点の電位差を増幅するオペアンプOPと、該オペアンプOPの出力電圧に応じて第1直列回路に流れる電流I1と第2直列回路に流れる電流I2の値を調整する電流調整手段とを備える。該電流調整手段は、第1帰還トランジスタ群M3と、第2帰還トランジスタ群M4と、スイッチトランジスタ群M1と、スイッチトランジスタ群M2を有する。
【選択図】図1
【解決手段】抵抗R1およびダイオードQ1からなる第1直列回路と、抵抗R2,R3およびダイオードQ2からなる第2直列回路と、抵抗R1およびダイオードQ1の共通接続点と抵抗R2および抵抗R3の共通接続点の電位差を増幅するオペアンプOPと、該オペアンプOPの出力電圧に応じて第1直列回路に流れる電流I1と第2直列回路に流れる電流I2の値を調整する電流調整手段とを備える。該電流調整手段は、第1帰還トランジスタ群M3と、第2帰還トランジスタ群M4と、スイッチトランジスタ群M1と、スイッチトランジスタ群M2を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、温度に対して一次関数的に変化する電圧の特性をプログラマブルに変更できるようにした電圧発生回路に関する。
圧力センサ等の電源回路として働く電圧発生回路では、その電圧発生回路によって駆動される側のセンサの感度が温度特性を持つ場合、その電圧発生回路で発生される電圧を温度に応じて変化させて、センサ感度の温度特性をキャンセルさせる必要がある。このために、感度の温度補償を行う手段が知られている。その具体的な電圧発生回路としては、バンドギャップリファレンス回路を用いたものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
ところが、上記のようなバンドギャップリファレンス回路を、電圧発生回路として半導体集積回路に組み込んだ場合、個々のセンサ毎にばらつくセンサ感度の温度特性に対応できるように、バンドギャップリファレンス回路の発生する電圧の温度勾配を、外部からの制御信号で調整可能にするためには、例えば、図7に示すように、そのバンドギャップリファレンス回路を構成するトランジスタのサイズや抵抗の値をアナログスイッチを用いて切り替えなくてはならない。
図7において、Q1はPNPトランジスタ用いた第1ダイオード、Q2は第1ダイオードQ1を構成するPNPトランジスタと同じPNPトランジスタをK個並列接続した第2ダイオード、OPはオペアンプ、OUTは出力端子、S11,S12,S13,S21,S22,・・・,S2Kはアナログスイッチ、R1,R2,R3は抵抗である。このバンドギャップリファレンス回路では、アナログスイッチS11,S12,S13のオン/オフを適宜設定することで抵抗R3の抵抗値を調整し、また、アナログスイッチS21,S22,・・・,S2Kのオン/オフを適宜設定することで第2ダイオードQ2のエミッタ面積を調整することができる。
しかし、上記のようなアナログスイッチでは、そのオン抵抗を極力小さくしないと、アナログスイッチの特性ばらつきが、バンドギャップリファレンス回路の特性ばらつきに影響を与え、予め決めた温度特性の再現性が劣化するという問題がある。また、これを回避するために、アナログスイッチのオン抵抗を小さな値に抑えて回路を構成する場合は、アナログスイッチのサイズを大きくしなければならず、物理的な回路規模が大きくなり、コストアップにつながるという問題がある。
本発明の目的は、アナログスイッチのオン抵抗値による回路特性への影響を極力抑え、又は回路特性を決定するダイオード、抵抗のサイズをアナログスイッチにて切り替えることなく、温度に対して一次関数的に変化する電圧の特性をプログラマブルに変更できるようにした電圧発生回路を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、第1抵抗および第1ダイオードが直列接続され、該第1ダイオードが第1電源端子に接続された第1直列回路と、第2抵抗、第3抵抗および第2ダイオードが順次直列接続され、該第2ダイオードが前記第1電源端子に接続された第2直列回路と、前記第1抵抗および前記第1ダイオードの共通接続点と前記第2抵抗および前記第3抵抗の共通接続点の電位差を増幅するオペアンプと、該オペアンプの出力電圧に応じて前記第1直列回路に流れる第1電流の値を調整するとともに前記第2直列回路に流れる第2電流の値を調整する電流調整手段とを備え、該電流調整手段は、ゲートが前記オペアンプの出力端子に接続されドレインが共通接続された複数の帰還トランジスタからなる第1帰還トランジスタ群と、該第1帰還トランジスタ群の各帰還トランジスタを第2電源端子と前記第1直列回路の前記第1抵抗との間に接続するためのスイッチトランジスタを有する第1スイッチトランジスタ群と、ゲートが前記オペアンプの出力端子に接続されドレインが共通接続された複数の帰還トランジスタからなる第2帰還トランジスタ群と、該第2帰還トランジスタ群の各帰還トランジスタを前記第2電源端子と前記第2直列回路の前記第2抵抗との間に接続するためのスイッチトランジスタを有する第2スイッチトランジスタ群とを有することを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の電圧発生回路において、前記第1帰還トランジスタ群と前記第1スイッチトランジスタ群、又は前記第2帰還トランジスタ群と前記第2スイッチトランジスタ群を、1個の帰還トランジスタに置き換え、又は1個の帰還トランジスタと導通した1個のスイッチトランジスタの直列回路に置き換えたことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の電圧発生回路において、前記複数の帰還トランジスタは、互いのサイズ比が異なることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の電圧発生回路において、前記複数の帰還トランジスタは、互いのサイズにバイナリウエイトが設定されていることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の電圧発生回路において、前記第1帰還トランジスタ群と前記第1スイッチトランジスタ群、又は前記第2帰還トランジスタ群と前記第2スイッチトランジスタ群を、1個の帰還トランジスタに置き換え、又は1個の帰還トランジスタと導通した1個のスイッチトランジスタの直列回路に置き換えたことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の電圧発生回路において、前記複数の帰還トランジスタは、互いのサイズ比が異なることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の電圧発生回路において、前記複数の帰還トランジスタは、互いのサイズにバイナリウエイトが設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、温度係数をもつ電圧を作成する第1および第2ダイオードのサイズや第1乃至第3抵抗の値をアナログスイッチングで変化させることなく、第1電流や第2電流の値を変化させることができ、電圧変化の温度勾配をプログラマブルに変更できる。このため、回路を作り込む半導体集積回路の生産性向上や、回路サイズ抑制によるチップコスト抑制を達成できる。
<第1の実施例>
図1に本発明の第1の実施例の電圧発生回路を示す。Q1はPNPトランジスタ用いた第1ダイオード、Q2は第1ダイオードQ1を構成するPNPトランジスタと同じPNPトランジスタのダイオード接続回路をK個並列接続した第2ダイオード、OPはオペアンプ、OUTは出力端子である。さらに、M1は第1スイッチトランジスタ群であり、ソースが電源VDDに共通接続されゲートが制御端子C11〜C1mに個々に接続されたPMOSのm個のスイッチトランジスタM11〜M1mからなる。M2は第2スイッチトランジスタ群であり、ソースが電源VDDに共通接続されゲートが制御端子C21〜C2nに個々に接続されたPMOSのn個のスイッチトランジスタM21〜M2nからなる。M3は第1帰還トランジスタ群であり、ゲートがオペアンプOPの出力端子に共通接続され、ドレインが共通に抵抗R1の一端に接続され、ソースがスイッチトランジスタM11〜M1mのドレインに個々に接続されたPMOSのm個の帰還トランジスタM31〜M3mからなる。さらに、M4は第2帰還トランジスタ群であり、ゲートがオペアンプOPの出力端子に共通接続され、ドレインが共通に抵抗R2の一端と出力端子OUTに接続され、ソースがスイッチトランジスタM21〜M1nのドレインに個々に接続されたPMOSのn個の帰還トランジスタM41〜M4nからなる。m=n又はm≠nである。これらのスイッチトランジスタ群M1,M2、帰還トランジスタ群M3,M4は、電流制御手段を構成する。
図1に本発明の第1の実施例の電圧発生回路を示す。Q1はPNPトランジスタ用いた第1ダイオード、Q2は第1ダイオードQ1を構成するPNPトランジスタと同じPNPトランジスタのダイオード接続回路をK個並列接続した第2ダイオード、OPはオペアンプ、OUTは出力端子である。さらに、M1は第1スイッチトランジスタ群であり、ソースが電源VDDに共通接続されゲートが制御端子C11〜C1mに個々に接続されたPMOSのm個のスイッチトランジスタM11〜M1mからなる。M2は第2スイッチトランジスタ群であり、ソースが電源VDDに共通接続されゲートが制御端子C21〜C2nに個々に接続されたPMOSのn個のスイッチトランジスタM21〜M2nからなる。M3は第1帰還トランジスタ群であり、ゲートがオペアンプOPの出力端子に共通接続され、ドレインが共通に抵抗R1の一端に接続され、ソースがスイッチトランジスタM11〜M1mのドレインに個々に接続されたPMOSのm個の帰還トランジスタM31〜M3mからなる。さらに、M4は第2帰還トランジスタ群であり、ゲートがオペアンプOPの出力端子に共通接続され、ドレインが共通に抵抗R2の一端と出力端子OUTに接続され、ソースがスイッチトランジスタM21〜M1nのドレインに個々に接続されたPMOSのn個の帰還トランジスタM41〜M4nからなる。m=n又はm≠nである。これらのスイッチトランジスタ群M1,M2、帰還トランジスタ群M3,M4は、電流制御手段を構成する。
スイッチトランジスタM11〜M1mは制御端子C11〜C1mに印加する電圧によって個々にオン/オフが制御され、スイッチM21〜M2nは制御端子C21〜C2nに印加する電圧によって個々にオン/オフが制御される。
また、帰還トランジスタM31〜M3mは、そのサイズ比W/L(Wはチャネル幅、Lはチャネル長)が、2tの関係(t=0,1,2,3,・・・)になるようなバイナリウエイトが設定されている。例えば、トランジスタM31のW/Lは1、トランジスタM32のW/Lは2、トランジスタM33のW/Lは4、トランジスタM34のW/Lは8、・・・・のようにである。帰還トランジスタM41〜M4nも、同様である。
したがって、トランジスタ群M1〜M4のトランジスタが、例えばすべて4個で、その内の帰還トランジスタ群M3,M4が上記のような関係にあるとすると、スイッチトランジスタM11のみをオンさせれば帰還トランジスタ群M3のW/Lは1、スイッチトランジスタM12のみをオンさせれば帰還トランジスタ群M3のW/Lは2、スイッチトランジスタM11とM12をオンさせれば帰還トランジスタ群M3のW/Lは3、スイッチトランジスタM13のみをオンさせれば帰還トランジスタ群M3のW/Lは4、・・・・となるので、図2に示すように、4ビットのデジタル信号を制御端子C11〜C14に入力させることにより、帰還トランジスタ群M3のサイズ比をW/L=1〜15の16通りに、外部から切り替えることができる。帰還トランジスタ群M4についても同様である。スイッチトランジスタ群M1,M2、帰還トランジスタ群M3,M4のそれぞれを構成するトランジスタ数をさらに増やせば、帰還トランジスタ群M3,M4のサイズ比W/Lの切替数をさらに増やすことができる。
さて、図1のバンドギャップリファレンス回路において、ダイオードQ1を構成するトランジスタのベース・エミッタ間電圧をVbe1、ダイオードQ2を構成するトランジスタのベース・エミッタ間電圧をVbe2、Kbをボルツマン定数、Tを絶対温度、qを電子の電荷、IsをダイオードQ1を構成するトランジスタの逆方向飽和電流、I1を抵抗R1に流れる電流、I2を抵抗R2を流れる電流とし、ダイオードQ2が前記のようにダイオードQ1を構成するトランジスタと同じトランジスタがK個並列接続で構成されているとすると、
となる。
となる。
この式(1)、(2)により、ダイオードQ1,Q2を構成するトランジスタのベース・エミッタ間電圧の差分ΔVbeは、
となる。ここで、
に設定すれば、すなわち、Vbe1>Vbe2を満足するように設定すれば、出力端子OUTに現れる出力電圧Voutは、
となる。
となる。ここで、
に設定すれば、すなわち、Vbe1>Vbe2を満足するように設定すれば、出力端子OUTに現れる出力電圧Voutは、
となる。
したがって、出力電圧Voutの温度勾配は、
となる。ここで、I1/I2の値を変化させれば、図3に示すように、出力電圧Voutの温度勾配を変化させることができる。このI1/I2の値の切り替えは、帰還トランジスタ群M3のサイズ比W/Lと帰還トランジスタ群M4のサイズ比W/Lの少なくとも一方を変化することにより可能となり、前記したように制御端子C11〜C1m、C21〜C2nに外部から入力させる制御信号によって、広い範囲に亘って細かく切替可能となる。
となる。ここで、I1/I2の値を変化させれば、図3に示すように、出力電圧Voutの温度勾配を変化させることができる。このI1/I2の値の切り替えは、帰還トランジスタ群M3のサイズ比W/Lと帰還トランジスタ群M4のサイズ比W/Lの少なくとも一方を変化することにより可能となり、前記したように制御端子C11〜C1m、C21〜C2nに外部から入力させる制御信号によって、広い範囲に亘って細かく切替可能となる。
このように、本実施例では、バイポーラトランジスタのサイズや抵抗の値をアナログスイッチングで変化させることなく、帰還トランジスタのサイズ比の切り替えで電圧変化の温度勾配をプログラマブルに変更できる。このとき、帰還トランジスタM31〜M3m,M41〜M4nのサイズ比を2tの関係(t=0,1,2,3,・・・)となるようなバイナリウエイトを設定することにより、少ない制御信号線数で多数のサイズ比を選択でき、電流I1/I2の比率を多数から選択でき、設定できる温度勾配の数が多くなる。例えば、帰還トランジスタ群M3、M4の帰還トランジスタの数をそれぞれ4個とすれば、8ビットの制御信号で256種の温度勾配を設定できる。また、これに加えて、CMOSプロセスでは、Pサブストレート−ウエル−拡散層の寄生バイポーラを使用して実現できる。
<第2の実施例>
図4に本発明の第2の実施例の電圧発生回路を示す。この回路は、抵抗R1に接続されるスイッチトランジスタ群M1と帰還トランジスタ群M3をトランジスタM11,M31のみとして、トランジスタM31を常時オン状態にし、またスイッチトランジスタ群M2のトランジスタM21も常時オン状態としたものである。他は図1の回路と同じである。このように構成したときは、制御端子C22〜C2nに外部から入力する制御信号によって、もっぱら抵抗R2に流れる電流I2の値が制御されることより、式(6)による温度勾配が決まる。
図4に本発明の第2の実施例の電圧発生回路を示す。この回路は、抵抗R1に接続されるスイッチトランジスタ群M1と帰還トランジスタ群M3をトランジスタM11,M31のみとして、トランジスタM31を常時オン状態にし、またスイッチトランジスタ群M2のトランジスタM21も常時オン状態としたものである。他は図1の回路と同じである。このように構成したときは、制御端子C22〜C2nに外部から入力する制御信号によって、もっぱら抵抗R2に流れる電流I2の値が制御されることより、式(6)による温度勾配が決まる。
本実施例では、一方の電流I2のみを制御することになるが、第1の実施例と同様に、バイポーラトランジスタのサイズや抵抗の値をアナログスイッチング変化させることなく、電圧変化の温度勾配をプログラマブルに変更でき、また、CMOSプロセスでは、Pサブストレート−ウエル−拡散層の寄生バイポーラを使用して実現できる。
<第3の実施例>
図5に本発明の第3の実施例の電圧発生回路を示す。この回路は、スイッチトランジスタ群M2を削除し、スイッチトランジスタ群M1のトランジスタM11を削除し、また帰還トランジスタ群M4はトランジスタM41のみとしたものである。他は図1の回路と同じである。このように構成したときは、制御端子C12〜C1mに外部から入力する制御信号によって、もっぱら抵抗R1に流れる電流I1の値が制御されることより、式(6)による温度勾配が決まる。
図5に本発明の第3の実施例の電圧発生回路を示す。この回路は、スイッチトランジスタ群M2を削除し、スイッチトランジスタ群M1のトランジスタM11を削除し、また帰還トランジスタ群M4はトランジスタM41のみとしたものである。他は図1の回路と同じである。このように構成したときは、制御端子C12〜C1mに外部から入力する制御信号によって、もっぱら抵抗R1に流れる電流I1の値が制御されることより、式(6)による温度勾配が決まる。
本実施例でも、一方の電流I1のみを制御することになるが、第1の実施例と同様に、バイポーラトランジスタのサイズや抵抗の値をアナログスイッチング変化させることなく、電圧変化の温度勾配をプログラマブルに変更でき、また、CMOSプロセスでは、Pサブストレート−ウエル−拡散層の寄生バイポーラを使用して実現できる。
<第4の実施例>
図6に本発明の第4の実施例の電圧発生回路を示す。この回路は、ダイオードQ1をNPNトランジスタで構成されるダイオードQ1’に変更し、ダイオードQ2をNPNトランジスタで構成されるダイオードQ2’に変更し、トランジスタ群M1〜M4を、NMOSトランジスタM11’〜M1m’、M21’〜M2n’、M31’〜M3m’、M41’〜M4n’からなるトランジスタ群M1’〜M4’に変更したものであり、図1の電圧発生回路と同様に動作する。ただし、制御端子C11〜C1m、C21〜C2nに入力する制御信号は、図2に示した制御信号とは“1”、“0”が逆になる。また、CMOSプロセスでは、Nサブストレート−ウエル−拡散層の寄生バイポーラを使用して実現できる。
図6に本発明の第4の実施例の電圧発生回路を示す。この回路は、ダイオードQ1をNPNトランジスタで構成されるダイオードQ1’に変更し、ダイオードQ2をNPNトランジスタで構成されるダイオードQ2’に変更し、トランジスタ群M1〜M4を、NMOSトランジスタM11’〜M1m’、M21’〜M2n’、M31’〜M3m’、M41’〜M4n’からなるトランジスタ群M1’〜M4’に変更したものであり、図1の電圧発生回路と同様に動作する。ただし、制御端子C11〜C1m、C21〜C2nに入力する制御信号は、図2に示した制御信号とは“1”、“0”が逆になる。また、CMOSプロセスでは、Nサブストレート−ウエル−拡散層の寄生バイポーラを使用して実現できる。
<その他の実施例>
なお、以上の各実施例では、出力端子OUTを抵抗R2とトランジスタM41との共通接続点又は抵抗R2とトランジスタM41’との共通接続点から取り出していたが、オペアンプOPの出力端子から取り出してもよいことはもちろんである。また、帰還トランジスタ群M3,M4、M3’,M4’内の複数の帰還トランジスタは、そのサイズ比W/Lが前記した2tの関係に限らず、1/2tの関係にあってもよい。さらに、2t、あるいは1/2tの関係にあってもよい。つまり、帰還トランジスタ群の中の各トランジスタは、サイズ比W/Lを同一とせずに、相互間に異なるウエイトをもたせると、電流I1,I2の細かい調整が可能となり、そのための制御信号線の数も削減できる。
なお、以上の各実施例では、出力端子OUTを抵抗R2とトランジスタM41との共通接続点又は抵抗R2とトランジスタM41’との共通接続点から取り出していたが、オペアンプOPの出力端子から取り出してもよいことはもちろんである。また、帰還トランジスタ群M3,M4、M3’,M4’内の複数の帰還トランジスタは、そのサイズ比W/Lが前記した2tの関係に限らず、1/2tの関係にあってもよい。さらに、2t、あるいは1/2tの関係にあってもよい。つまり、帰還トランジスタ群の中の各トランジスタは、サイズ比W/Lを同一とせずに、相互間に異なるウエイトをもたせると、電流I1,I2の細かい調整が可能となり、そのための制御信号線の数も削減できる。
Claims (4)
- 第1抵抗および第1ダイオードが直列接続され、該第1ダイオードが第1電源端子に接続された第1直列回路と、
第2抵抗、第3抵抗および第2ダイオードが順次直列接続され、該第2ダイオードが前記第1電源端子に接続された第2直列回路と、
前記第1抵抗および前記第1ダイオードの共通接続点と前記第2抵抗および前記第3抵抗の共通接続点の電位差を増幅するオペアンプと、
該オペアンプの出力電圧に応じて前記第1直列回路に流れる第1電流の値を調整するとともに前記第2直列回路に流れる第2電流の値を調整する電流調整手段とを備え、
該電流調整手段は、ゲートが前記オペアンプの出力端子に接続されドレインが共通接続された複数の帰還トランジスタからなる第1帰還トランジスタ群と、該第1帰還トランジスタ群の各帰還トランジスタを第2電源端子と前記第1直列回路の前記第1抵抗との間に接続するためのスイッチトランジスタを有する第1スイッチトランジスタ群と、ゲートが前記オペアンプの出力端子に接続されドレインが共通接続された複数の帰還トランジスタからなる第2帰還トランジスタ群と、該第2帰還トランジスタ群の各帰還トランジスタを前記第2電源端子と前記第2直列回路の前記第2抵抗との間に接続するためのスイッチトランジスタを有する第2スイッチトランジスタ群とを有することを特徴とする電圧発生回路。 - 請求項1に記載の電圧発生回路において、
前記第1帰還トランジスタ群と前記第1スイッチトランジスタ群、又は前記第2帰還トランジスタ群と前記第2スイッチトランジスタ群を、1個の帰還トランジスタに置き換え、又は1個の帰還トランジスタと導通した1個のスイッチトランジスタの直列回路に置き換えたことを特徴とする電圧発生回路。 - 請求項1又は2に記載の電圧発生回路において、
前記複数の帰還トランジスタは、互いのサイズ比が異なることを特徴とする電圧発生回路。 - 請求項3に記載の電圧発生回路において、
前記複数の帰還トランジスタは、互いのサイズにバイナリウエイトが設定されていることを特徴とする電圧発生回路。
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