JP2011215521A - 光学装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高画質なカラー表示が可能であるとともに、各部材の位置調整を簡単に行うことができ、生産性に優れた光学装置および電子機器を提供すること。
【解決手段】光学装置は、3つの偏光分離素子441と、3つの反射型電気光学装置50と、クロスダイクロイックプリズム443と、3つの三角柱状の取付部材70を備える。取付部材70は、第1面71、第2面72、および第3面73によって形成され、第1面71と第2面72とが直交するとともに、第3面73は第1面71と第2面72に対して45°傾斜している。第1面71はクロスダイクロイックプリズム443の光束入射領域444Aに接合され、第2面72は反射型電気光学装置50の画像形成領域51Aに接合され、第3面73は偏光分離素子441の偏光分離領域441Aに接合されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、各波長帯域に分離された光をそれぞれ変調し、これらの変調光を合成出力する光学装置および電子機器に関する。
従来、プロジェクター等の投射装置では、入射光を各波長帯域(例えば、RGB3色)の光に分離し、分離された光を反射型液晶パネルに入射させることで各光を変調させ、変調された3色の光を、偏光ビームフィルターやダイクロイックミラーを通してスクリーン上で重ね合わせてカラー表示している。
ここで、偏光ビームフィルター、ダイクロイックミラー、および反射型液晶パネルの相対位置がずれてしまうとスクリーン上の投影像において3色の画像光がずれ、カラー表示の画質が悪化してしまう。このような問題を解決するために、これらの3つの画像光が適切に重なるように、ダイクロイックミラー、反射型液晶パネルおよび偏光ビームフィルターの位置を調整して固定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、光合成プリズムの光束入射側端面の上下端部に2個の固定プレートをそれぞれ接合し、この固定プレートに偏光ビームフィルターと反射型液晶パネルとを接合することでそれぞれの位置を固定している。
特開2006−99086号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、偏光ビームフィルターと反射型液晶パネルと光合成プリズムとの位置は固定できるものの、固定プレート等の部品点数が多くなるとともに、複数の固定プレートの位置調整を行う必要があるため組立作業が複雑となってしまい、生産性が悪化するという問題があった。
本発明の目的は、高画質なカラー表示が可能であるとともに、各部材の位置調整を簡単に行うことができ、生産性に優れた光学装置および電子機器を提供することである。
本発明の光学装置は、複数の色光を色光毎に画像情報に応じて変調する複数の反射型光変調素子と、前記反射型光変調素子に照射される光束および前記反射型光変調素子で変調された光束を偏光分離する複数の偏光分離素子と、前記複数の反射型光変調素子にて変調され前記複数の偏光分離素子にて偏光分離された光束をそれぞれ入射する複数の光束入射側端面を有し、入射した各光束を合成して画像光を形成する色合成光学素子と、前記反射型光変調素子および前記偏光分離素子を支持し、前記反射型光変調素子および前記偏光分離素子を前記色合成光学素子の前記複数の光束入射側端面にそれぞれ固定する複数の透光性の取付部材と、を備え、前記取付部材は、互いに直交する第1面および第2面と、前記第1面および前記第2面に対して45°の角度をなす第3面と、を備え、前記第1面には、前記色合成光学素子の光束入射側端面における光束入射領域が対向配置され、前記第2面には、前記反射型光変調素子の光入射出側端面における画像形成領域が対向配置され、前記第3面には、前記偏光分離素子における偏光分離領域が接合されていることを特徴とする。
ここで、光束入射領域とは、色合成光学素子の光束入射側端面のうち、偏光分離素子で偏光分離された光束が入射される領域を意味する。また、画像形成領域とは、反射型光変調素子の光入射出側端面のうち、各色光を変調して画像を形成する領域を意味する。さらに、偏光分離領域とは、偏光分離素子において光束を偏光分離する領域を意味する。
この発明では、光学装置が備える取付部材は第1面に色合成光学素子の光束入射側端面における光束入射領域、第2面に反射型光変調素子の光入射出側端面における画像形成領域が対向配置され、第3面に偏光分離素子における偏光分離領域が接合されている。ここで、対向配置とは、第1面(または第2面)と色合成光学素子の光束入射領域(または反射型光変調素子の画像形成領域)とが直接接合されることのほかにも、第1面(または第2面)に一体形成された部分に色合成光学素子の光束入射領域(または反射型光変調素子の画像形成領域)が接合されるという意味をも含むものである。
したがって、1つの取付部材により各色光に対応する反射型光変調素子と偏光分離素子とが色合成光学素子に固定されるので、各部材の位置の調整箇所が減少するので各部材の位置がずれるというリスクを低減することができる。したがって、スクリーン上における各色の画像光を投射する際のずれを低減でき、高画質なカラー表示を提供することができる。
また、光学装置は、1つの取付部材により各色光に対応する各部材を一体化している。従来は、光合成プリズムの上下端面で各部材を支持するため2個の固定プレートを用いていたが、本願では、1つの取付部材で色合成光学素子(光合成プリズム)、反射型光変調素子、および偏光分離素子を固定することができる。これによれば、部品点数が抑えられるためコスト削減を図ることができる。また、部品点数の減少により各部材の位置の調整箇所が減少するので組立作業性が向上する。すなわち、生産性に優れている。
本発明の光学装置において、前記取付部材は、前記第1面、前記第2面、および前記第3面に直交する端面が直角二等辺三角形であり、前記第1面と前記第2面とのうちの少なくともいずれか一方の面には、前記色合成光学素子の光束入射領域または前記反射型光変調素子の画像形成領域に対する貼付面を有する延設部が一体的に形成されていることが好ましい。
この発明では、取付部材の第1面および第2面のうち少なくともいずれか一方の面に延設部が一体的に形成されている。第1面に一体形成される延設部は、色合成光学素子の光束入射領域に貼り付けられるため、その貼付面は第1面と平行に形成される。また、第2面に一体形成される延設部は、反射型光変調素子の画像形成領域に貼り付けられるため、その貼付面は第2面と平行に形成される。
これによれば、延設部の貼付面は第1面または第2面よりも貼付対象(色合成光学素子の光束入射領域または反射型光変調素子の画像形成領域)側に位置している。第1面に延設部が形成される場合には、この延設部に貼り付けられる色合成光学素子の光束入射側端面と偏光分離素子の端部および反射型液晶素子の端部との間隔を大きくすることができる。また、第2面に延設部が形成される場合には、この延設部に貼り付けられる反射型液晶素子の光束入射出側端面と偏光分離素子の端部および色合成光学素子の光束入射側端面の端部との間隔を大きくすることができる。したがって、取付部材を貼付対象に貼り付ける際に部材同士が干渉することがないため、作業性に優れている。また、このように作業性に優れるので、各部材の位置調整を正確に行うことができる。
本発明の電子機器は、上述の光学装置を備えることを特徴とする。
この発明によれば、電子機器は上述した本発明の光学装置を備えているので、高品質な画像表示を行うことができるとともに、部品点数が少ないので容易に組立作業を行うことができ、生産性が向上する。
このような電子機器としては、例えば、液晶プロジェクター等の投射型表示装置が挙げられる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの構成を示す図。 第1実施形態における光学装置の接合状態を示す分解斜視図。 本発明の第2実施形態に係る光学装置を示す平面図。 本発明の第3実施形態に係る光学装置を示す平面図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
〔プロジェクターの構成〕
図1は、プロジェクター1の概略構成を模式的に示す図である。
プロジェクター1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調してカラー画像(画像光)を形成し、このカラー画像をスクリーン(図示略)上に拡大投射する。このプロジェクター1は、図1に示すように、略直方体状の外装筐体2と、投射レンズ3と、光学ユニット4等を備える。
投射レンズ3は、複数のレンズを組み合わせた組レンズとして構成され、光学ユニット4にて形成されたカラー画像をスクリーン上に拡大投射する。
光学ユニット4は、外装筐体2内の制御装置による制御の下、光源から射出された光束を光学的に処理して画像信号に対応したカラー画像を形成するユニットである。この光学ユニット4は、光源装置41と、照明光学装置42と、色分離光学装置43と、光学装置44等を備える。
光源装置41は、光源ランプ411、リフレクター412、UV−IRフィルター413等を備える。光源ランプ411から射出された光束は、リフレクター412によって射出方向が揃えられ、UV−IRフィルター413を介して照明光学装置42に向けて射出される。
照明光学装置42は、第1レンズアレイ421、第2レンズアレイ422、偏光変換素子423、および重畳レンズ424を備える。そして、光源装置41から射出された光束は、第1レンズアレイ421によって複数の部分光束に分割され、第2レンズアレイ422の近傍で結像する。第2レンズアレイ422から射出された各部分光束は、その中心軸(主光線)が偏光変換素子423の入射面に垂直となるように入射し、偏光変換素子423にて略1種類の直線偏光光として射出される。偏光変換素子423から直線偏光光として射出され、重畳レンズ424を介した複数の部分光束は、光学装置44の後述する3枚の反射型液晶パネル51上で重畳する。
色分離光学装置43は、青色光を反射するB光反射ダイクロイックミラー432および緑色光、赤色光を反射するGR光反射ダイクロイックミラー433がX字状に配置されたクロスダイクロイックミラー431、緑色光を反射するG光反射ダイクロイックミラー434、および2枚の反射ミラー435,436を備える。そして、色分離光学装置43は、照明光学装置42から射出された複数の部分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する。この分離された青色光、緑色光、赤色光は、光学装置44を構成する後述する偏光分離素子441B,441G,441Rに入射する。
光学装置44は、入射した光束を画像情報に応じて変調して画像光(カラー画像)を形成するものである。この光学装置44は、3つの偏光分離素子441(赤色光側の偏光分離素子を441R、緑色光側の偏光分離素子を441G、青色光側の偏光分離素子を441Bとする)と、3つの反射型光変調素子としての反射型電気光学装置50(偏光分離素子441と同様に、各色光側の反射型電気光学装置を50R,50G,50Bとする)と、色合成光学素子としてのクロスダイクロイックプリズム443と、これら各部材441、50、443を一体化する3つの取付部材70を備える。なお、取付部材70の詳細な構成については、後述する。
3つの偏光分離素子441は、入射光束の光軸に対して略45°傾斜した状態で配置され、入射した光束を偏光分離する。そして、各偏光分離素子441は、入射した光束のうち、偏光変換素子423で揃えられた偏光方向と略同一の偏光方向を有する偏光光を透過させ、前記偏光方向に直交する偏光方向を有する偏光光を反射させ、入射した光束を偏光分離する。
3つの反射型電気光学装置50は、図2に示すように、シリコン基板上に液晶が形成されたいわゆるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)で構成されている反射型液晶パネル51と、この反射型液晶パネル51の熱を放熱する放熱部材55を備える。そして、各反射型電気光学装置50は、各偏光分離素子441を透過した光束の光軸に対して反射型液晶パネル51が略直交した状態でそれぞれ配置される。
反射型液晶パネル51は、互いに対向する素子基板510および対向基板520と、これらの間に密封封入された図示しない液晶を備える。この反射型液晶パネル51は、前記制御装置からの駆動信号に応じて、前記液晶の配向状態が制御され、偏光分離素子441を透過した偏光光束の偏光方向を変調し、偏光分離素子441に向けて反射する。反射型液晶パネル51にて変調され、偏光分離素子441に向けて反射された光束は、偏光変換素子423で揃えられた偏光方向に直交する偏光方向を有する偏光光のみが偏光分離素子441にて反射されてクロスダイクロイックプリズム443に向う。
クロスダイクロイックプリズム443は、各偏光分離素子441にて反射された各色光がそれぞれ入射される各光束入射側端面444(偏光分離素子441と同様に、各色光側の光束入射側端面を444R,444G,444Bとする)を有し、入射した各色光を合成してカラー画像を形成する。このクロスダイクロイックプリズム443は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、偏光分離素子441Gにて反射された緑色光を透過し、各偏光分離素子441R,441Bにて反射された赤、緑色光をそれぞれ反射する。このようにして、各色光が合成されてカラー画像が形成される。そして、クロスダイクロイックプリズム443で形成されたカラー画像は、上述した投射レンズ3によりスクリーンへ拡大投射される。
〔取付部材の詳細な構成〕
3つの取付部材70は、同一の形状を有しているため、以下では、1つの取付部材70のみの構造を説明する。
取付部材70は、偏光分離素子441および反射型電気光学装置50を、クロスダイクロイックプリズム443の光束入射側端面444にそれぞれ固定する部材である。
取付部材70は、図2に示すように、三角柱状の透光性部材で構成されている。取付部材70の線膨張係数は、4×10−6/℃以上10×10−6/℃以下であることが好ましいが、クロスダイクロイックプリズム443および反射型液晶パネル51の線膨張係数と等しいことがより好ましい。本実施形態における取付部材70の線膨張係数は、クロスダイクロイックプリズム443の線膨張係数に等しい。
また、反射型電気光学装置50の反射型液晶パネル51に通常用いられている防塵ガラスを三角柱状に形成したものを取付部材70として使用する。
三角柱状の取付部材70の側面は、略長方形状の第1面71、第2面72、および第3面73によって形成され、第1面71と第2面72とが直交するとともに、第3面73は第1面71と第2面72に対して45°傾斜している。これにより、第1面71、第2面72、および第3面73に直交する端面74は平面視略直角二等辺三角形に形成されている。
第1面71はクロスダイクロイックプリズム443の光束入射側端面444の光束入射領域444Aに接合され、第2面72は反射型電気光学装置50の画像形成領域51Aに接合され、第3面73は偏光分離素子441の偏光分離領域441Aに接合されている。このように、取付部材70は、クロスダイクロイックプリズム443、反射型電気光学装置50、および偏光分離素子441を支持して各部材を固定する。
〔本実施形態の作用効果〕
上述した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
光学装置44は、偏光分離素子441および反射型電気光学装置50をクロスダイクロイックプリズム443の光束入射側端面444に固定する三角柱状の取付部材70を備えている。取付部材70の側面となる第1面71にはクロスダイクロイックプリズム443の光束入射側端面444の光束入射領域444Aが接合され、第2面72には反射型電気光学装置50の画像形成領域51Aが接合され、第3面73には偏光分離素子441の偏光分離領域441Aが接合されている。このため、クロスダイクロイックプリズム443と、各色光に対する反射型電気光学装置50および偏光分離素子441とは、1つの取付部材70で固定されるので、各部材の相対位置がずれるというリスクを低減することができる。したがって、スクリーン上における各色の画像光を投射する際のずれを低減でき、高画質なカラー表示を提供することができる。
光学装置44は、1つの取付部材70により各色光に対する偏光分離素子441および反射型電気光学装置50をクロスダイクロイックプリズム443に固定しているため、部品点数を抑えることができ、コスト削減を図ることができる。また、部品点数の減少により各部材の位置の調整箇所が減少するので組立作業性が向上し、生産性に優れている。
さらに、三角柱状の取付部材70により、クロスダイクロイックプリズム443、反射型電気光学装置50、および偏光分離素子441で構成される空間が存在しない。このことにより、これらの部材における画像光の形成に寄与する領域(光束入射領域444A、画像形成領域51A、および偏光分離領域441A)の間に塵埃が侵入することを防止できる。すなわち、取付部材70に防塵機能を持たせることができる。これによれば、光学装置44にて形成する画像光に塵埃が入り込むことを抑制し、画像光を良好に維持でき、スクリーン等に劣化のない良好な投影画像を形成することができる。
特に、反射型電気光学装置50に通常用いる防塵ガラスとして本実施形態の取付部材70を形成するので、新たな材料を用意する必要もなく、コスト削減および生産性の向上を図ることができる。
〔本実施形態の変形例〕
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、光源装置41は、放電発光型の光源装置で構成したが、これに限られず、例えば、レーザーダイオード、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子等の各種固体発光素子を採用してもよい。
また、光源装置41を1つのみ用い色分離光学装置43にて3つの色光に分離していたが、色分離光学装置43を省略し、3つの色光をそれぞれ射出する3つの前記固体発光素子を光源装置として構成してもよい。
さらに、上述の実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクターを例示したが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクターにも適用可能である。
[第2実施形態]
第2実施形態では、第1実施形態で用いた光学装置44の代わりに図3に示す光学装置45を用いる。図3において、取付部材75の形状が異なる以外は、上述の実施形態の光学装置44と同様の構成であるので、同様の構成については説明を省略する。
取付部材75は、略長方形状の第1面751、第2面752、および第3面753で形成される三角柱の第2面752に延設部754が一体形成された形状である。すなわち、取付部材75の第2面752は実際には存在しない面であるが、説明の便宜上、図3に一点鎖線で表記する。
図3に示すように、取付部材75は、第1面751と第2面752とが直交するとともに、第3面753は第1面751と第2面752に対して45°傾斜している。第2面752に延設された延設部754は、反射型電気光学装置50の反射型液晶パネル51の画像形成領域51Aに対する貼付面755を有しており、この貼付面755は第2面752と平行に形成される。したがって、取付部材75の側面は、第1面751と貼付面755とが直交するとともに、第3面753は第1面751と貼付面755に対して45°傾斜している。すなわち、取付部材75の第1面751、貼付面755、および第3面753に直交する端面756は平面視略台形状に形成されている。
第1面751はクロスダイクロイックプリズム443の光束入射側端面444の光束入射領域444Aに接合され、貼付面755は反射型電気光学装置50の画像形成領域51Aに接合され、第3面753は偏光分離素子441の偏光分離領域441Aに接合されている。このように、取付部材75は、クロスダイクロイックプリズム443、反射型電気光学装置50、および偏光分離素子441を支持して各部材を固定する。
〔第2実施形態の作用効果〕
このような光学装置45によれば、第1実施形態と同様の作用効果のほかにも以下の作用効果を奏することができる。
取付部材75は、反射型電気光学装置50側に延設部754が一体形成されている。延設部754の貼付面755は第2面752よりも反射型電気光学装置50側に位置するため、反射型電気光学装置50の入射出側端面と偏光分離素子441の端部およびクロスダイクロイックプリズム443の光束入射側端面の端部との間隔を大きくすることができる。したがって、これらの部材が干渉しないので、反射型電気光学装置50を取付部材75に貼り付けやすい。さらに、取付部材75をクロスダイクロイックプリズム443に貼り付けやすい。すなわち、組立作業性が向上するとともに、取付部材75と反射型電気光学装置50との位置調整を正確に行うことができる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、第1実施形態で用いた光学装置44の代わりに図4に示す光学装置46を用いる。図4において、取付部材76の形状が異なる以外は、上述の実施形態の光学装置44と同様の構成であるので、同様の構成については説明を省略する。
取付部材76は、略長方形状の第1面761、第2面762、および第3面763で形成される三角柱の第1面761に第1延設部764が一体形成され、第2面762に第2延設部765が一体形成されている。すなわち、取付部材76には、第1面761および第2面752は実際には存在しない面であるが、説明の便宜上、図4に一点鎖線で表記する。
取付部材76は、第1面761と第2面762とが直交するとともに、第3面763は第1面761と第2面762に対して45°傾斜している。第1面761に延設された第1延設部764は、クロスダイクロイックプリズム443の光束入射側端面444に対する第1貼付面766を有しており、この第1貼付面766は第1面761と平行に形成される。また、第2面762に延設された第2延設部765は、反射型電気光学装置50に対する第2貼付面767を有しており、この第2貼付面767は第2面762と平行に形成される。なお、第2延部765は、第2実施形態の延設部754と同様の構成であり同様に機能する。したがって、取付部材76の側面は、第1貼付面766の延長面と第2貼付面767の延長面とが直交するとともに、第3面763は第1貼付面766と第2貼付面767に対して45°傾斜している。
第1貼付面766はクロスダイクロイックプリズム443の光束入射側端面444に接合され、第2貼付面767は反射型電気光学装置50に接合され、第3面763は偏光分離素子441に接合されている。このように、取付部材76は、クロスダイクロイックプリズム443、反射型電気光学装置50、および偏光分離素子441を支持して各部材を固定する。
〔第3実施形態の作用効果〕
このような光学装置46によれば、第2実施形態と同様の作用効果のほかにも以下の作用効果を奏することができる。
取付部材76は、クロスダイクロイックプリズム443側に第1延設部764が一体形成されている。第1延設部764の貼付面766は第1面761よりもクロスダイクロイックプリズム443側に位置するため、クロスダイクロイックプリズム443の光束入射側端面444と反射型電気光学装置50の端部および偏光分離素子441の端部との間隔を大きくすることができ、取付部材76をクロスダイクロイックプリズム443に貼り付けやすい。すなわち、組立作業性が向上するとともに、取付部材76とクロスダイクロイックプリズム443との位置調整を正確に行うことができる。
1…プロジェクター、3…投射レンズ、41…光源装置、44…光学装置、441…偏光分離素子、443…クロスダイクロイックプリズム、444…光束入射側端面、50…反射型電気光学装置、51…反射型液晶パネル、70…光学装置、71…第1面、72…第2面、73…第3面、74…端面。

Claims (3)

  1. 複数の色光を色光毎に画像情報に応じて変調する複数の反射型光変調素子と、
    前記反射型光変調素子に照射される光束および前記反射型光変調素子で変調された光束を偏光分離する複数の偏光分離素子と、
    前記複数の反射型光変調素子にて変調され前記複数の偏光分離素子にて偏光分離された光束をそれぞれ入射する複数の光束入射側端面を有し、入射した各光束を合成して画像光を形成する色合成光学素子と、
    前記反射型光変調素子および前記偏光分離素子を支持し、前記反射型光変調素子および前記偏光分離素子を前記色合成光学素子の前記複数の光束入射側端面にそれぞれ固定する複数の透光性の取付部材と、を備え、
    前記取付部材は、
    互いに直交する第1面および第2面と、
    前記第1面および前記第2面に対して45°の角度をなす第3面と、を備え、
    前記第1面には、前記色合成光学素子の光束入射側端面における光束入射領域が対向配置され、
    前記第2面には、前記反射型光変調素子の光入射出側端面における画像形成領域が対向配置され、
    前記第3面には、前記偏光分離素子における偏光分離領域が接合されている
    ことを特徴とする光学装置。
  2. 請求項1に記載の光学装置において、
    前記取付部材は、
    前記第1面、前記第2面、および前記第3面に直交する端面が直角二等辺三角形であり、
    前記第1面と前記第2面とのうちの少なくともいずれか一方の面には、前記色合成光学素子の光束入射領域または前記反射型光変調素子の画像形成領域に対する貼付面を有する延設部が一体的に形成されている
    ことを特徴とする光学装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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