JP2011215399A - プリズムシート、透過型スクリーン、背面投射型表示装置 - Google Patents

プリズムシート、透過型スクリーン、背面投射型表示装置 Download PDF

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哲弥 貞弘
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Abstract

【課題】シンチレーションを低減でき、明るい映像を表示できるプリズムシート、及び、これを備えた透過型スクリーン、背面投射型表示装置を提供する。
【解決手段】プリズムシート11は、単位プリズム111aが複数配列されたプリズム層111と、プリズム層111より出射側に形成され、単位光学形状115aが複数配列された光学形状部115と、光学形状部115より入射側に形成された光拡散層112とを備え、シート面の法線方向から入射する光が、プリズムシートに含まれる拡散材のみによって拡散されて出射する場合の輝度の分布曲線において拡散された光の輝度が最大輝度の1/10となる角度をθとし、シート面の法線方向から入射する光が、光学形状部115のみによって拡散されて出射する場合のシート面に対する出射角度に対する輝度の分布曲線において極大値をとる出射角度をγとしたとき、|γ|≦|θ|という関係を満たすものとした。
【選択図】図3

Description

本発明は、入射側に単位プリズム形状が複数配列されたプリズムシート、及び、これを備えた透過型スクリーン、背面投射型表示装置に関するものである。
近年、透過型スクリーンの背面側から映像光を投射して映像を表示するリアプロジェクションテレビでは、映像光を投射する光源装置として、CRT方式に変わり、LCD(Liquid Crystal Display)方式や、DMD(Digital Micromirror Device)方式の光源装置等の高輝度の単光源の光源装置が主に使用されるようになり、光源装置に用いられる光源もレーザー等のように従来に比べて高輝度のものが使用されるようになった。このような単光源を使用した場合に、表示される映像の輝度がちらつき、映像がぎらついて見える現象(以下、このような現象をシンチレーションという)が発生し易くなり、映像が見難くなるという問題があった。
このようなシンチレーションを改善するために、透過型スクリーンに用いられる各種光学シートに含まれる拡散材の量を増加させる等して拡散特性を大きくする手法が挙げられるが、透過型スクリーンに入射する光の利用効率が低下して映像が暗くなることや、映像がぼやける等の問題があった。
特許文献1には、入射側にフレネルレンズ形状を有するフレネルレンズシートにおいて、二重像を低減するために、第3の層とレンズ層とが屈折率差を有し、その境界面に微細な凹凸形状が形成され、拡散形状となっている例が開示されている。
しかし、特許文献1には、シンチレーションの低減に関しては、なんら記載されていない。また、第3の層とレンズ層との境界面による拡散作用は、360°あらゆる角度へ光を拡散させるので、輝度が落ち、映像が暗くなるという問題がある。
特開2003−177475号公報
本発明の課題は、シンチレーションを低減でき、明るい映像を表示できるプリズムシート、及び、これを備えた透過型スクリーン、背面投射型表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、光が入射する入射面(111a−1)と前記入射面から入射した光の少なくとも一部を全反射する全反射面(111a−2)とを備える凸形状の単位プリズム形状(111a)が、入射側にシート面に沿って複数配列されたプリズム層(111)を有するプリズムシートにおいて、前記プリズム層より出射側に、出射側に凸となる単位光学形状(115a)が複数配列されて形成された光学形状部(115)と、前記光学形状部より入射側に形成され、光を拡散する拡散材を含む光拡散層(112)と、を備え、シート面の法線方向から入射する光が、該プリズムシートに含まれる拡散材のみによって拡散されて出射する場合の出射角度に対する輝度の分布曲線において、拡散された光の輝度が最大輝度の1/10となる角度をθとし、シート面の法線方向から入射する光が、前記光学形状部のみによって拡散されて出射する場合のシート面に対する出射角度に対する輝度の分布曲線において、極大値をとる出射角度をγとしたとき、|γ|≦|θ|という関係を満たすこと、を特徴とするプリズムシート(11,21,31)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のプリズムシートにおいて、光透過性を有し、拡散材を含まない光透過層(113)を、前記光拡散層(112)より出射側に備えること、を特徴とするプリズムシート(11,31)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のプリズムシートにおいて、前記光拡散層(112)より出射側に、光透過性を有し、拡散材を含む第2の光拡散層(216)を備え、前記第2の光拡散層に含まれる拡散材の量は、前記光拡散層に含まれる拡散材の量の7wt%以下であること、を特徴とするプリズムシート(21)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のプリズムシートにおいて、前記光学形状部(115)は、該プリズムシートの最も出射側に形成されていること、を特徴とするプリズムシートである(11,21,31)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のプリズムシートにおいて、前記単位光学形状(115a)は、シート面に直交する断面での断面形状が略三角形状であること、を特徴とするプリズムシート(11,21,31)である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のプリズムシートにおいて、前記単位光学形状(115a)は、使用状態においてシート面に沿って垂直方向に並べられていること、を特徴とするプリズムシート(11,21,31)である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のプリズムシートにおいて、前記単位光学形状(115a)の出射側先端部分には、出射側に凸となる曲面が形成されていること、を特徴とするプリズムシート(11,21,31)である。
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のプリズムシート(11,21,31)と、光を拡散する作用を有する拡散光学シート(12)と、を備える透過型スクリーン(10)である。
請求項9の発明は、請求項8に記載の透過型スクリーン(10)と、前記透過型スクリーンに映像光を投射する光源(20)と、を備える背面投射型表示装置(1)である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明によるプリズムシートは、プリズム層より出射側に、出射側に凸となる単位光学形状が複数配列されて形成された光学形状部と、光学形状部より入射側に形成され、光を拡散する拡散材を含む光拡散層とを備えるので、映像の解像度を落とすことなく、シンチレーションを低減でき、明るい映像を表示できる。
また、プリズムシートは、|γ|≦|θ|という関係を満たすので、光学形状部による光の拡散効果と、プリズムシート全体に含まれる拡散材による光の拡散効果(即ち、光学形状部等のレンズ要素を除いた拡散効果)とによって、シンチレーションをより効果的に低減できる。
さらに、従来のプリズムシートを光学形状部を有する別体のレンズシートと組み合わせて使用した場合に、温度や湿度等の環境の変化によって従来のプリズムシートと、光学形状部を有するレンズシートとの間に浮き等が発生する場合があるが、本発明によれば、プリズムシートに光学形状部が形成されて一体となっているので、浮き等が発生せず、耐環境性を向上させることができる。
(2)光透過性を有し、拡散材を含まない光透過層を備えるので、拡散材を含む光拡散層と光透過層とを組み合わせることにより、プリズムシート全体としてみたときに、拡散材を局在化させることができ、映像の解像度が低下することを防止できる。また、光拡散層は、光透過層より入射側に設けられているので、光を拡散する効果を高めることができる。
(3)光拡散層より出射側に、光透過性を有し、拡散材を含む第2の光拡散層を備えるので、プリズムシートの製造工程において、例えば、光拡散層と第2の光拡散層、光拡散層と光透過層等を2層押し出し成形等で作製し、所定のサイズに裁断する際に生じる加工残材等を、第2の光拡散層の材料として再利用することができ、生産コストを抑え、資源を有効活用することができる。また、第2の光拡散層に含まれる拡散材の量は、光拡散層に含まれる拡散材の量の7wt%以下であるので、第2の光拡散層が含有する拡散材によって解像度の低下を招くことなく、シンチレーションを改善することができる。
(4)光学形状部は、該プリズムシートの最も出射側に形成されているので、映像の解像度を低下させることなく、シンチレーションを低減させる効果をより高めることができる。
(5)単位光学形状は、シート面に直交する断面での断面形状が略三角形状であるので、入射する光を所定の2つの方向へ拡散することができる。
(6)単位光学形状は、使用状態においてシート面に沿って垂直方向に並べられているので、垂直方向への拡散作用が得られる。通常、プリズムシートを透過型スクリーンに用いる場合、使用状態の水平方向への拡散作用を有する拡散光学シートを、プリズムシートと組み合わせて使用する場合が多い。従って、そのような場合に、単位光学形状(即ち、光学形状部)によって垂直方向へ光を拡散させることにより、より効果的にシンチレーションを低減できる。
(7)単位光学形状の出射側先端部分には、出射側に凸となる曲面が形成されているので、他の光学シートをプリズムシートの出射側に重ねて配置した場合に、他の光学シートを傷つけることを防止できる。また、押し出し成形により、容易に成形できる。
(8)本発明によるプリズムシートと、光を拡散する作用を有する拡散光学シートとを備える透過型スクリーンであるので、シンチレーションを低減しつつ、明るい映像を表示できる。
(9)本発明による透過型スクリーンと、その透過型スクリーンに映像光を投射する光源とを備える背面投射型表示装置であるので、シンチレーションを低減しつつ、明るい映像を表示できる。また、プリズム層により、大きな入射角度で光が入射した場合にも、スクリーン面の略法線方向へ出射できるので、背面投射型表示装置の奥行きを狭くし、薄型の背面投射型表示装置とすることができる。
第1実施形態のリアプロジェクションテレビ1を示す図である。 第1実施形態の透過型スクリーン10を示す図である。 第1実施形態のプリズムシート11の断面図である。 プリズム層111の断面を拡大した図である。 単位光学形状115aの断面の拡大図である。 拡散材及び光学形状部115による拡散の様子を示す図である。 γ=θであるときの拡散材及び光学形状部115による拡散の様子を示す図である。 具体例1のプリズムシートでの光の拡散の様子を示す図である。 第2実施形態のプリズムシート21の断面図である。 第3実施形態のプリズムシート31の断面図である。 第1実施形態及び第2実施形態の変形形態の一例を示す図である。
以下、図面等を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。また、各実施形態において、材料や形状、寸法の数値等の例を挙げて説明するが、それに限定されるものではなく、適宜最適なものを選択可能である。
さらに、板、シート、フィルム等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、特許請求の範囲の記載は、シートという記載で統一して使用した。従って、シート、板、フィルムの文言は、適宜置き換えることができるものとする。例えば、光学シートは、光学フィルムとしてもよいし、光学板としてもよい。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のリアプロジェクションテレビを示す図である。
本実施形態のリアプロジェクションテレビ1は、透過型スクリーン10,光源部20,ミラー部30等を備える背面投射型表示装置である。透過型スクリーン10の背面側に配置された光源部20から投射された映像光Lは、ミラー部30を介して透過型スクリーン10へ拡大投影される。本実施形態のリアプロジェクションテレビ1は、DMD方式の光源装置を光源部20に用いている。
図2は、第1実施形態の透過型スクリーンを示す図である。理解を容易にするために、図2中に破線で示す光源部20は、ミラー部30等で映像光を反射させないで透過型スクリーン10に映像光を投射する場合の仮想の光源部の位置に示している。
図2を含め、以下に示す各図において矢印で示される垂直方向,水平方向、及び、本明細書中に記載する垂直方向,水平方向とは、特に断りがない場合、それぞれ、本実施形態の透過型スクリーン10及び後述するプリズムシート11の使用状態における垂直方向(画面上下方向、即ち、鉛直方向),水平方向(画面左右方向)を意味している。
本実施形態の透過型スクリーン10は、プリズムシート11とレンチキュラーレンズシート12とを組み合わせて1枚のスクリーンとして用いている。
本実施形態のプリズムシート11は、レンチキュラーレンズシート12より映像光Lの入射側(光源側)に設けられている。プリズムシート11の詳細な形状については後述する。
レンチキュラーレンズシート12は、プリズムシート11より映像光Lの出射側(観察面側)に設けられ、光を拡散する作用を有する拡散光学シートである。本実施形態のレンチキュラーレンズシート12は、レンズ層121,光吸収部122,支持層123を備えている。
レンズ層121は、その入射側に単位レンズ121aが複数配列されて形成されている。単位レンズ121aは、略楕円柱形状の一部形状であり、光源側に突出しており、その長手方向が透過型スクリーン10の垂直方向に一致するように、支持層123の光源側に水平方向に複数配列されている。
光吸収部122は、レンズ層121の観察面側の映像光が透過しない領域に、透過型スクリーン10の垂直方向に延在して所定の間隔で縞状に形成されている。
支持層123は、レンズ層121を支持する基材となる層であり、本実施形態では、MS(メチルメタクリレート・スチレン)樹脂を用いたシート状の部材を用いている。なお、支持層23用いられる樹脂としては、PC(ポリカーボネート)樹脂、MBS(メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン)等の他の熱可塑性樹脂を用いてもよい。
図3は、第1実施形態のプリズムシート11の断面図である。
図3では、プリズムシート11のシート面の法線方向に垂直であり、使用状態の垂直方向に平行な断面を示している。ここで、シート面とは、各シートにおいて、そのシート全体として見たときにおける、シートの平面方向となる面を示すものであり、本明細書中、及び、特許請求の範囲においても同一の定義として用いている。例えば、プリズムシート11において、シート面は、プリズムシート11全体として見たときにおける、プリズムシート11の平面方向となる面である。
プリズムシート11は、光源側から順に、プリズム層111,樹脂層114,光学形状部115等を備えている。
プリズム層111は、プリズムシート11の最も光源側(入射側)に設けられた層であり、その光源側に単位プリズム111aが複数配列されている。
本実施形態のプリズム層111は、樹脂層114の後述する光拡散層112の表面に、紫外線硬化型樹脂により形成されている。なお、このプリズム層111は、光硬化型樹脂や、電子線硬化型樹脂等の他の電離放射線硬化型樹脂により形成してもよい。
図4は、プリズム層111の断面を拡大した図である。図4では、プリズムシート11のシート面に垂直であって、単位プリズム111aの配列方向に平行な断面の一部を拡大して示している。
単位プリズム111aは、映像光Lが入射する入射面111a−1と、入射面111a−1から入射した光の少なくとも一部を全反射する全反射面111a−2とを有し、光源側(入射側)に凸となっている。
単位プリズム111aは、図2に示すように、プリズムシートの外部に位置する点Pを中心として、同心円状に配列されている。この点Pは、プリズムシート11のシート面の延長上であって、プリズムシート11の使用状態における水平方向の幅の中央を通り、垂直方向に延びる直線上に在る。点Pは、本実施形態では、プリズムシート11の下方に位置しており、ミラー部30等を用いないで映像光を投射した場合の光源部20の仮想の位置は、この点Pを通りシート面の法線方向に延びる直線上に位置する。
なお、図3及び図4では、同一形状の単位プリズム111aが配列されている様子を示しているが、実際には、配列方向に沿って単位プリズム形状の断面形状は変化している。
本実施形態のプリズム層11では、各単位プリズム111aの入射面111a−1と全反射面111a−2とがなす頂角(図4に示す角度a)は、同心円の中心となる点Pに近い側に比べて遠い側の方が大きくなるように連続的に変化し、全反射面111a−2と光拡散層112の側の出射側の面に平行な面とがなす角度(図4に示す角度b)が、点Pに近い側に比べて遠い側の方が小さくなるように連続的に変化している。
なお、これに限らず、単位プリズム111aの頂角aを一定とし、角度bのみを変化させてもよいし、点Pからの距離にかかわらず単位プリズム111aの形状を一定としてもよい。
図3に戻り、樹脂層114は、プリズム層111の観察面側(出射側)に設けられた層であり、プリズム層111及び光学形状部115を形成する基材(ベース)となる層である。この樹脂層114は、プリズム層111側(光源側)に設けられた光拡散層112と、光学形状部115側(観察面側)に設けられた光透過層113とを有している。
光拡散層112は、拡散材を略均一に混練した光透過性を有する樹脂により形成された層であり、その光源側(入射側)にプリズム層111が一体に形成されている。本実施形態の光拡散層112は、拡散材を含有する屈折率1.545のMS樹脂により形成されている。なお、拡散材は、MS樹脂製の粒径約12μmの微小ビーズであり、屈折率1.552である。
光透過層113は、光透過性を有する樹脂により形成された層であり、拡散材等を含有していない。また、光透過層113の観察面側(光拡散層112とは反対側)の表面には、光学形状部115が形成されている。本実施形態の光透過層113は、MS樹脂により形成されている。
この光拡散層112及び光透過層113は、拡散材を含有するMS樹脂と拡散材を含有しないMS樹脂とを、2層押し出し成形することにより形成されており、光透過性を有する樹脂は、同一のものを用いている。
なお、光拡散層112及び光透過層113に用いられる光透過性を有する樹脂としては、MBS樹脂、PC(ポリカーボネート)樹脂等の他の熱可塑性樹脂を用いてもよい。また、光拡散層112と光透過層113とは、異なる樹脂を用いてもよい。さらに、拡散材としては、アクリル樹脂、AS(アクリル・スチレン)樹脂、PC樹脂、PE(ポリエチレン)樹脂、PS(ポリスチレン)樹脂等を用いて形成されたビーズ等を用いてもよい。
光学形状部115は、単位光学形状115aが複数配列された部分であり、樹脂層114(光透過層113)の観察面側(出射側)の面に形成されている。単位光学形状115aは、プリズムシート11の垂直方向に平行であってシート面の法線方向に平行な断面での断面形状が略三角形状であり、観察面側(出射側)に凸となっている。本実施形態では、単位光学形状115aの断面形状は、略二等辺三角形状であり、単位光学形状115aの斜面は、シート面に対して角度αをなしている。また、単位光学形状115aの観察面側(出射側)の先端部分には、観察面側に凸となるような曲面が形成され、各単位光学形状115a間は、観察面側に凹となる曲面が形成され、単位光学形状115a間が滑らかに繋げられている(図5参照)。この光学形状部115は、樹脂層114(光透過層113)の観察面側の面に、紫外線硬化型樹脂や電子線硬化型樹脂等の電離放射線硬化型樹脂により形成されている。本実施形態の光学形状部115は、紫外線硬化型樹脂であるウレタンアクリレート系樹脂を用いている。
本実施形態のレンチキュラーレンズシート12は、光を水平方向へ拡散する作用を有しているので、水平方向におけるシンチレーションは、レンチキュラーレンズシート12によって低減される。従って、光を垂直方向に拡散することにより、シンチレーション低減の効果をさらに高めるため、単位光学形状115aは、シート面に沿って垂直方向に配列されている。
ここで、光学形状部115を形成する単位光学形状115aの形状について詳しく説明する。
図5は、単位光学形状115aの断面の拡大図である。なお、図5では、単位光学形状115aの形状による光の拡散の様子を説明するために、光拡散層112に含まれる拡散材は考慮しないものとする。
プリズムシート11に入射した光は、プリズム層111の単位プリズム111aによってシート面の法線方向に略平行な光(以下、平行入射光と呼ぶ)L1となって、光拡散層112へ入射する。光拡散層112に含まれる拡散材による光の拡散作用を考えない場合、図5に示すように、平行入射光L1は、単位光学形状115aに入射角度αで入射し、光学形状部115の屈折率n1と、空気の屈折率n2(n2=1.0)との比に応じて屈折し、空気中へ単位光学形状115aの斜面に対して出射角度βで出射する。即ち、プリズムシート11全体として見たとき、平行入射光L1は、シート面対して出射角度γで出射している。なお、図5中に示す破線Sは、シート面に平行な仮想平面を示している。
このとき、各角度α,β,γには、以下に示すような関係を満たしている。
β=sin−1((n1/n2)×sinα)
=sin−1((n1)×sinα) ・・・(式1)
γ=β−α ・・・(式2)
なお、樹脂層114の光拡散層112及び光透過層113の基材となる光透過性を有する樹脂の屈折率は、光学形状部115の紫外線硬化型樹脂の屈折率と略等しい又は屈折率差の小さいものであることが好ましい。
本実施形態において、プリズムシート11に入射した光は、拡散材による拡散作用(光学形状部115を除いた拡散要素、即ち、光拡散層112全体に含まれる拡散材による拡散作用)と、単位光学形状115a(光学形状部115)による拡散(偏向)作用とを受けて、プリズムシート11から出射する。
従って、この2種類の作用をどのように組み合わせるかによって、プリズムシート11によりシンチレーション低減効果や正面輝度向上効果が変化する。以下、この点について説明する。
図6は、拡散材及び光学形状部115による拡散の様子を示す図である。図6及び以下に示す図7,図8では、縦軸は相対輝度を示し、横軸は出射角度を示しており、横軸の正方向は、垂直方向上側、負の方向は、垂直方向下側を示している。なお、図6及び以下に示す図7,図8では、理解を容易にするために、拡散材のみによって拡散されて出射した光の輝度の最大値を1(基準値)として相対輝度を示している。
単位光学形状115aによる拡散(偏向)作用のみでは、上述したように、(式1),(式2)から得られるシート面に対する出射角度γ(図5及び図6中に示したγ参照)で光が出射する。そのため、光学形状部115は、シート面に対する出射角度+γ,−γに集中して光を出射するという拡散特性を示し、出射する光の輝度分布曲線は、出射角度+γ,−γで極大値をとる。
一方、光学形状部115が形成されておらず、光拡散層112及び光透過層113を透過して空気中へ出射した場合、平行入射光L1は、拡散材のみによって拡散され、垂直方向における角度による輝度分布は、図6中に、一点鎖線で示されるように、出射角度0°で極大値をとる曲線となる。図6及び以下に示す図7,図8に示す角度±θは、拡散材のみによって拡散されて出射した光の輝度が、最大値の1/10となる角度(1/10角)である。
このような拡散特性を有する光学形状部115(単位光学形状115a)と拡散材(光拡散層112)とを組み合わせた場合の光の拡散特性は、図6中に実線で示されるような曲線となる。なお、図6に示した出射角度γは、γ=3θ/4であり、γ<θ(|γ|<|θ|)である。
図7は、γ=θであるときの拡散材及び光学形状部115による拡散の様子を示す図である。図7中の一点鎖線で示される曲線は、拡散材のみによる拡散特性を示し、実線で示される曲線は、出射角度γ=θ(|γ|=|θ|)であるときの光学形状部115と拡散材とによる拡散特性を示している。
図6,図7に示すように、シート面に対する出射角度γの値が大きくなると、光学形状部115と拡散材とによって拡散された光の輝度の極大値となる出射角度(±γに一致)は、シート面の法線方向から離れる。
そのため、光学形状部115を形成することにより、シンチレーション低減の効果は得られるが、プリズムシートの正面(シート面の法線方向)での輝度が、周辺部の輝度に比べて極端に低下して映像が暗くなり、透過型スクリーンの正面方向での明るさの不均一性が強調されてしまう。従って、本発明のプリズムシート11では、γ≦θ(即ち、|γ|≦|θ|)を満たす光学形状部115(単位光学形状115a)とすることにより、正面方向における輝度の低下を補っている。
一方、γ>θ(即ち、|γ|>|θ|)であるプリズムシートでは、光学形状部115による光の拡散効果によって生じる正面方向での輝度の低下を、拡散材による光の拡散効果によって補いきれず、正面方向での輝度の低下が大きく、明るさの不均一性が問題となる。
これらの理由から、本実施形態では、単位光学形状115aによる拡散(偏向)作用によって得られるシート面に対する光の出射角度γは、1/10角θに対して、γ≦θ、即ち、|γ|≦|θ|を満たすものとした。
この角度γ及び1/10角θに関しては、以下のような方法で求めることができる。
角度γに関しては、角度γを求めたい試料(光学形状部が形成されたプリズムシート)の垂直方向での拡散特性を測定する。試料の拡散特性の曲線が、0°以外に極大値をとる場合は、その角度を光学形状部(単位光学形状)の拡散(偏向)作用による出射角度γとすることができる。
また、測定した試料の拡散特性の曲線が、明確な極大値を取らない場合等では、試料の単位光学形状115aの断面を実際に測定する等してその形状を調べ、屈折率が略等しい材料で同様の光学形状部を作製して、拡散特性を測定するか、測定した単位光学形状から計算によって角度γを求めることができる。
一方、1/10角θに関しては、1/10角θを求めたい試料の光学形状部(単位光学形状)を、切削する等により除去して平面を形成し、その拡散特性を測定する。このようにして得られた拡散特性の曲線から、輝度が最大値の1/10となる角度を求めれば、1/10角θが得られる。
本実施形態の光学形状部115は、単位光学形状115aが垂直方向に複数並べて配置され、単位光学形状115aは、断面形状が略三角形状(略二等辺三角形状)であり、頂部等の曲面部分を除いて斜面に対する出射角度βは一定であるから、シート面に対する出射角度γも一定である。従って、光学形状部115の輝度分布曲線は、出射角度γで極大値をとる。そして、この出射角度γは、1/10角である角度θよりも小さい。従って、本実施形態の光学形状部115は、正面輝度の向上及びシンチレーション低減に好ましい条件を満たしている。
次に、単位光学形状115aが並べられるピッチp(図5参照)は、0.1mm以下であることがモアレ防止の観点から好ましい。
これは、光源部20から投射された映像光がプリズムシート11に入射する時点での画素の大きさと、単位光学形状115aのピッチpとの大きさが近しいとモアレが発生し易いためである。一般的には、単位光学形状115aのピッチpが画素ピッチの1/5以下であればモアレは発生しない。
従って、本実施形態では、光源部20から投射される映像光の画素ピッチが約0.6mmであるので、単位光学形状115aのピッチpは、0.1mm以下とする。これにより、モアレを効果的に防止できる。
本実施形態のプリズムシート11は、例えば、以下のような製造方法によって作製できる。
プリズムシート11は、まず、拡散材を含有する光透過性を有する樹脂(本実施形態では、拡散材としてMS樹脂製の微小ビーズを含有するMS樹脂)と拡散材を含有しない光透過性を有する樹脂(本実施形態では、MS樹脂)とを用意し、光拡散層112と光透過部113とが積層された樹脂層114を2層押し出し成形によって形成し、樹脂層114の光拡散層112側の面(背面側となる面)に電離放射線硬化型樹脂(本実施形態では、紫外線硬化型樹脂)により、光学形状部115を形成し、所定の大きさに断裁(一次断裁)する。その後、樹脂層114の光透過層113側の面に電離放射線硬化型樹脂(本実施形態では、紫外線硬化型樹脂)によりプリズム層111を形成し、さらに所定の大きさに断裁(最終断裁)し、プリズムシート11が完成する。
ここで、本実施形態のプリズムシートとして具体例1〜3までのプリズムシートと、比較対象として比較例1,2のプリズムシートとを用意し、レンチキュラーレンズシート12と組み合わせて実際に透過型スクリーンとし、リアプロジェクションテレビ1に用いて、表示される映像を観察して比較した。
まず、具体例1〜3までのプリズムシートについて説明する。
具体例1〜3までのプリズムシートは、略同様の形態であり、1/10角θ=6.9°であり、単位光学形状115aの配列ピッチpが0.1mmであるが、単位光学形状112aの斜面がシート面となす角度(即ち、単位光学形状115aへの入射角度)α、光学形状部115を形成する紫外線硬化型樹脂の屈折率n1、出射角度γ等が互いに異なる。
具体例1のプリズムシートは、入射角度α=10°、屈折率n1=1.52であり、(式1)及び(式2)より、出射角度γ=5.3°である。
同様に、具体例2のプリズムシートは、入射角度α=12°、屈折率n1=1.52であり、出射角度γ=6.4°である。
具体例3のプリズムシートは、入射角度α=10°、屈折率n1=1.55であり、出射角度γ=5.6°である。
上述のように、具体例1〜3のプリズムシートは、いずれも、γ≦θ(即ち、|γ|≦|θ|)を満たしている。
図8は、具体例1のプリズムシートでの光の拡散の様子を示す図である。図8中に一点鎖線で示される曲線は、拡散材のみによる拡散特性を示し、実線で示される曲線は、具体例1における光学形状部115を備える樹脂層114にプリズム層111を透過した平行入射光L1した場合の拡散特性、即ち、光学形状部115と拡散材とを組み合わせた拡散特性を示している。
具体例1のプリズムシートは、上述のようにシート面に対する出射角度γ=5.3°であり、1/10角θ=6.9°である。図8に示すように、具体例1のプリズムシートでは、正面方向(シート面の法線方向)での輝度を保ちつつ、光を拡散させている。従って、具体例1のプリズムシートを用いることにより、明るく、かつ、その明るさの均一な表示が可能となり、良好な映像を表示できる。
次に、比較例1及び比較例2のプリズムシートについて説明する。
比較例1のプリズムシートは、光学形状部115を有していない点以外は、本実施形態と略同様の形態である。
比較例2のプリズムシートは、本実施形態のプリズムシートと略同様の形態であり、単位光学形状115aの斜面がシート面となす角度(即ち、単位光学形状115aへの入射角度)α=15°、1/10角θ=6.9°である。この比較例2のプリズムシートは、光学形状部115を形成する紫外線硬化型樹脂の屈折率n1=1.52であり、(式1)及び(式2)より、出射角度γ=8.2°である。従って、比較例2のプリズムシートは、γ>θであり、γ≦θ(即ち、|γ|≦|θ|)を満たしていない。
上述した各具体例及び各比較例のプリズムシートを、レンチキュラーレンズシート12と組み合わせ、1枚の透過型スクリーンとしてリアプロジェクションテレビ1に用いて実際に映像光を投射し、透過型スクリーンに表示される映像のシンチレーションの発生の有無、ゲイン、透過率等を調べた。
使用したレンチキュラーレンズシート12の単位レンズ121aのピッチは、0.144mmであり、また、透過型スクリーンの画面サイズは50インチ、映像光の投射距離は約800mmである。
ここで、ゲインとは、透過型スクリーンの背面側から光を入射させたとき、透過型スクリーンに光が入射する入射面(透過型スクリーンの背面)での照度と、透過型スクリーンから出射する光の輝度を、シート面の法線方向となす角度ごとに測定し、以下に示す(式3)より求めた値である。
G=π×A/I ・・・(式3)
なお、(式3)において、ゲインをG、円周率をπ、輝度をA(cd/m2)、照度をI(lx)で示している。測定したゲインは、透過型スクリーンの中心におけるスクリーン面の法線方向(透過型スクリーンの正面方向)から観察した場合のゲインである。
また、測定した透過率は、フレネルレンズ形状の中心における光の透過率である。
Figure 2011215399
表1は、各具体例及び各比較例のフレネルレンズシートを用いた透過型表示装置のシンチレーションの発生の有無等を示した結果である。
具体例1から具体例3までと比較例1とを比較して、光学形状部115が形成されていない比較例1のプリズムシートを用いた透過型表示装置ではシンチレーションが発生したが、光学形状部115が形成されている具体例1から具体例3のプリズムシートを用いた透過型表示装置では、シンチレーションの発生が抑えられていた。
よって、光学形状部115は、シンチレーションの低減に効果的である。
また、具体例1から具体例3までと比較例2とを比較して、θ<γ(即ち、|γ|>|θ|)である比較例2のプリズムシートを用いた透過型表示装置では、シンチレーションの改善は見られるものの、スクリーンの正面方向でのゲイン(輝度)が低下し、スクリーンの正面方向に対して所定の角度を有した方向でゲインが最大となり、画面全体の明るさの均一性が損なわれていた。しかし、γ≦θ(即ち、|γ|≦|θ|)を満たす具体例1から具体例3のプリズムシートを用いた透過型表示装置では、シンチレーションは改善されており、スクリーンの正面方向でのゲイン(輝度)も高く、画面の明るさは均一であった。
よって、光学形状部115を有し、γ≦θ(即ち、|γ|≦|θ|)を満たすプリズムシートを用いることが、スクリーンの正面方向での輝度を維持し、画面の明るさを均一に保つことに効果的である。
具体例1〜3の各プリズムシートを比較した場合、いずれのプリズムシートもシンチレーションの発生が抑えられていた。特に、γ≦θ(即ち、|γ|≦|θ|)を満たし、3つの具体例の中では角度γの値が一番大きい具体例2のプリズムシートは、シンチレーション低減効果が高かった。また、スクリーンの正面方向におけるゲイン(輝度)に関しては、角度γの値が3つの具体例の中で一番小さい具体例1のプリズムシートが、最もゲインが大きく、画面が明るく均一であった。
よって、リアプロジェクションテレビや透過型スクリーンを用いる環境、所望する特性に合わせて、具体例1〜3の各プリズムシートを適宜選択して用いることができ、より良好な映像を表示することができる。
以上のことから、本実施形態によれば、拡散材を含有する光拡散層112と光学形状部115とを組み合わせることにより、シンチレーションを低減でき、明るく均一な画面とすることができ、良好な映像を表示できる透過型スクリーン10、リアプロジェクションテレビ1とすることができる。
また、単位光学形状部115aの配列ピッチが0.1mm以下であるので、モアレも効果的に低減できる。
さらに、光学形状部115は、紫外線硬化型樹脂を用いた紫外線成形等により形成され、より精度の高い単位光学形状115aを賦形することができ、シンチレーション低減効果を高めることができる。しかも、本実施形態のプリズムシート11は、光学形状部115が紫外線硬化型樹脂等によりプリズムシート11の出射側(観察面側)に一体に形成されているので、光学形状部115が形成された別体のシートを用いる必要がなく、透過型スクリーン10を組み立てる作業等が行い易く、かつ、温度や湿度の変化によるシート間の浮き等もないので耐環境性にも優れている。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態のプリズムシート21の断面図である。図9では、図3と同様に、プリズムシート21のシート面の法線方向に平行であって、使用状態における垂直方向に平行な断面を示している。
第2実施形態のプリズムシート21は、樹脂層214が光透過層113を有しておらず、拡散材を含んだ第2の光拡散層216を有している点や、光学形状部115が第2の光拡散層216の出射側の面に形成されている点が異なる以外は、第1実施形態のプリズムシート11と略同様の形態である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態のプリズムシート21は、映像光Lの入射側(光源側)から順に、プリズム層111、樹脂層214、光学形状部115を有している。樹脂層214は、光拡散層112と第2の光拡散層216とを有している。
この第2実施形態のプリズムシート21は、第1実施形態に示したレンチキュラーレンズシート12と組み合わせて透過型スクリーン10とし、リアプロジェクションテレビ1に用いられる。
第2の光拡散層216は、光拡散層112の観察面側(出射側)に配置され、その観察面側(光拡散層112とは反対側)の面に光学形状部115が形成されている。また、第2の光拡散層216は、光拡散層112に用いた光透過性を有する樹脂と同種の樹脂を用いて形成され、光拡散層112に用いた拡散材と同種の拡散材を含有している。
この第2の光拡散層216に含まれる拡散材の量は、光拡散層112の拡散材の量の7wt%であり、光拡散層112に比べて少ない。
本実施形態では、第2の光拡散層216に用いられる光透過性を有する樹脂として、第1実施形態と同様に、MS樹脂が用いられ、拡散材としては、MS樹脂製の微小ビーズが使用されている。
本実施形態のプリズムシート21は、まず、拡散材の含有濃度の異なる2層を2層押し出し成形することにより、光拡散層112と第2の光拡散層216と一体に形成して、樹脂層214を形成し、所定の大きさに裁断する。その後、樹脂層214の光拡散層122側の面にプリズム層111を紫外線硬化型樹脂により形成し、第2の光拡散層216側の面に紫外線硬化型樹脂により光学形状部115を形成する。
なお、本実施形態では、単位光学形状115aによる拡散(偏向)作用によって得られるシート面に対する光の出射角度γは、プリズムシート21全体に含まれる拡散材(即ち、光拡散層112及び第2の光拡散層216に含まれる拡散材)によって拡散されて出射した光の輝度が最大値の1/10となる角度(1/10角)θに対して、γ≦θ(|γ|≦|θ|)を満たしている。
本実施形態のプリズムシート21は、第2の光拡散層216が拡散材を含有しているが、その量は光拡散層112の拡散材量の7wt%と小さく、かつ、γ≦θ(|γ|≦|θ|)を満たしている。このプリズムシート21に関して、第1実施形態に示した測定方法と同様の方法で、シンチレーション発生の有無やゲイン等を調べたところ、シンチレーションは減少しており、ゲインも高く、映像のぼけもなく、明るさが均一で良好な映像が観察された。
従って、第2の光拡散層216が含有する拡散材が、その拡散作用によって映像の解像度に与える影響は非常に小さく、本実施形態によれば、シンチレーションの低減等、プリズムシートとして十分な光学性能を保つことができる。
また、本実施形態によれば、本実施形態のプリズムシート21や前述の第1実施形態のプリズムシート11の作製時において、樹脂層214や樹脂層113を押し出し成形後に所定の大きさに裁断する際等に生じる不要な加工残材等を、再び溶解して拡散材の含有率を調整することにより、第2の光拡散層216の材料として再利用することができ、生産コストの低減と資源の有効利用とを図ることができる。
(第3実施形態)
図10は、第3実施形態のプリズムシート31の断面図である。図10では、図3と同様に、プリズムシート31のシート面の法線方向に平行であって、使用状態における垂直方向に平行な断面を示している。
第3実施形態のプリズムシート31は、樹脂製の光透過層113を備えず、ガラス基板を光透過層318として備えている点が、第1実施形態に示したプリズムシート11とは異なる以外は、第1実施形態のプリズムシート11と略同様の形態である。よって、第1実施形態のプリズムシート11と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第3実施形態のプリズムシート31は、映像光Lの入射側(光源側)から順に、プリズム層111、プリズム基材層317、光拡散層112、光透過層318、光学形状基材層319、光学形状部115を有している。
この第3実施形態のプリズムシート31は、第1実施形態に示したプリズムシート11と同様に、第1実施形態に示したレンチキュラーレンズシート12を出射側(観察面側)に配置して、透過型スクリーン10としてリアプロジェクションテレビ1に用いられる。
プリズム層111は、プリズム基材層317の入射側(光源側)の面に形成されている。プリズム基材層317は、光透過性を有し、プリズム層111が形成されるベースとなる層であり、本実施形態では、PET樹脂製のシート状の部材を用いている。プリズム基材層317の出射側(プリズム層111とは反対側)の面には、粘着剤又は紫外線硬化型の接着剤等による不図示の接合層等を介して光拡散層112が積層されている。そして、光拡散層112の出射側には、不図示の接合層等を介して光透過層318が積層されている。
光透過層318は、光透過性を有するガラス製の板状の部材である。光透過層318は、一方の面(入射側の面)に前述のように光拡散層112が積層され、他方の面(出射側の面)には、不図示の接合層等を介して光学形状基材層319が積層されている。
光学形状基材層319は、光透過性を有し、光学形状部115を形成するベースとなる層であり、その出射側には、光学形状部115が形成されている。光学形状基材層319は、前述のプリズム基材層317と同様に、PET樹脂製のシート状の部材を用いることができる。
本実施形態のプリズムシート31は、単位光学形状115aによる拡散(偏向)作用によって得られるシート面に対する光の出射角度γは、プリズムシート31全体に含まれる拡散材(即ち、光拡散層112に含まれる拡散材)によって拡散されて出射した光の輝度が最大値の1/10となる角度(1/10角)θに対して、γ≦θ(|γ|≦|θ|)を満たしている。
本実施形態によれば、光透過層318を備えているので、プリズムシート31の剛性を高め、平面性を高めることができる。
また、プリズムシート31全体において、光透過層318は、他の樹脂製の層に比べて厚みが厚いため、その入射側に位置する光拡散層112の位置を、プリズムシート31の総厚において入射側に配置することができ、かつ、局在化できるので、解像度の低下を防止し、鮮明な映像を表示できる。
(変形形態)
以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)各実施形態において、単位光学形状115aは、シート面に直交する断面形状が略三角形状である例を示したが、これに限らず、例えば、略楕円柱の一部形状であって、その断面形状が、長軸がシート面に直交する楕円の一部形状である単位レンズ形状等を用いてもよい。このような単位レンズ形状とすることにより、集光性を高めつつ拡散作用を奏することができる。
(2)各実施形態において、単位光学形状115aは、出射側の先端部分に出射側に凸の曲面が形成されている例を示したが、曲面が形成されておらず、単位光学形状115aの2つの斜面によって角をなす形状としてもよい。
(3)各実施形態において、各プリズムシート11,21,31とレンチキュラーレンズシート12を用いて透過型スクリーンとする例を示したが、これに限らず、不図示のレンズアレイシート等の光を拡散する作用を有する他の拡散光学シートを用いてもよい。
(4)各実施形態において、光源部20にDMD方式の光源装置を用いる例を示したが、これに限らず、例えば、LCD方式の光源装置を用いてもよいし、光源装置に用いられる光源としてもレーザーやLED(Light Emitting Diode)等を適宜選択して用いてよい。特に、レーザー方式の光源を用いる場合、透過型スクリーンに投射されるレーザー光は単一波長であるため、シンチレーションが生じ易いが、各実施形態に示すプリズムシートを用いた透過型スクリーンであれば、シンチレーションを低減し、良好な映像を表示することができる。
(5)各実施形態において、単位光学形状115aは、シート面に沿って垂直方向に配列される例を示したが、これに限らず、例えば、垂直方向に光を拡散する拡散作用を有する拡散光学シート(レンチキュラーレンズシート12等)と組み合わせて透過型スクリーンとする場合には、水平方向への拡散作用を有するように、シート面に沿って水平方向に複数並べて配置されてもよい。
(6)各施形態において、光学形状部115は、樹脂層114,214の出射側や光学形状基材層319の出射側に、紫外線硬化型樹脂等により形成される例を示したが、これに限らず、光学形状部115は、熱可塑性樹脂により形成されるものとし、樹脂層114,214等と一体として形成してもよい。
例えば、第1実施形態において、光拡散層112と光透過層113とを2層押し出し成形する際に、その光透過層113の表面(光拡散層112とは反対側の面)に、成形型等を用いて、光学形状部115の形状を賦形して形成してもよい。第2実施形態においても、同様に、光拡散層112と第2の光拡散層216とを2層押し出し成形する際に、その第2の光拡散層216の表面(光拡散層112とは反対側の面)に、成形型等を用いて、光学形状部115の形状を賦形して形成してもよい。
また、第3実施形態では、熱可塑性樹脂を押し出し成形することにより、光学形状部115と光学形状基材層319とを一体として形成し、光透過層318の出射側の面に積層してもよい。
さらに、光学形状部115は、熱硬化性樹脂を用いて形成してもよい。
(7)第1実施形態において、樹脂層114は、光透過層113を備える例を示したが、これに限らず、光透過層113を備えず、光拡散層112のみとしてもよい。
このような形態とすることにより、光拡散層112を所定の大きさに裁断した際に生じる加工残材等を、溶解して光拡散層112の材料として再利用することができ、生産コストの低減や資源の有効利用等を図ることができる。
(8)第3実施形態において、ガラス製の光透過層318の入射側(プリズム層111側)に光拡散層112が積層され、プリズム層111及び光学形状部115は、それぞれ、プリズム基材層317及び光学形状基材層319上に形成される例を示したが、これに限らず、例えば、以下のような変形形態としてもよい。
図11は、変形形態のプリズムシートを説明する図である。図11では、図10と同様のプリズムシートの断面を示している。
図11(a)に示す変形形態のプリズムシート31−2のように、光拡散層112と光透過層318との間に、樹脂製の光透過層313を配置してもよい。このとき、光拡散層112と光透過層313とは、第1実施形態の樹脂層114と同様に、2層押し出し成形により形成することができる。また、光透過層313ではなく、第2実施形態の第2の光拡散層216のように、拡散材を含有し、その拡散作用が光拡散層112よりも弱い不図示の第2の光拡散層を配置してもよい。この場合も、第2実施形態の樹脂層214と同様に光拡散層112と第2の光拡散層とは2層押し出し成形により形成することができる。
また、図11(b)に示す変形形態のプリズムシート31−3のように、プリズム基材層317を備えず、光拡散層112の入射側の面に紫外線硬化型樹脂等によりプリズム層111を形成してもよい。このような構成とすることにより、ガラス製の光透過層318により、プリズムシート31−3の剛性を高めつつ、プリズムシートを構成する層の数を減らして、層間での映像光の反射による映像の輝度の低下等を低減できる。
(9)各実施形態において、プリズム層111の単位プリズム111aは、同心円状に配列される例を示したが、これに限らず、例えば、プリズムシート11のシート面に沿って一方向(例えば、垂直方向や水平方向)に配列される形態としてもよい。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 リアプロジェクションテレビ
10 透過型スクリーン
11,21,31 プリズムシート
111 プリズム層
111a 単位プリズム
112 光拡散層
113 光透過層
114,214 樹脂層
115 光学形状部
115a 単位光学形状
216 第2の光拡散層
12 レンチキュラーレンズシート
20 光源部
30 ミラー部

Claims (9)

  1. 光が入射する入射面と、前記入射面から入射した光の少なくとも一部を全反射する全反射面とを備える凸形状の単位プリズム形状が、入射側にシート面に沿って複数配列されたプリズム層を有するプリズムシートにおいて、
    前記プリズム層より出射側に、出射側に凸となる単位光学形状が複数配列されて形成された光学形状部と、
    前記光学形状部より入射側に形成され、光を拡散する拡散材を含む光拡散層と、
    を備え、
    シート面の法線方向から入射する光が、該プリズムシートに含まれる拡散材のみによって拡散されて出射する場合の出射角度に対する輝度の分布曲線において、拡散された光の輝度が最大輝度の1/10となる角度をθとし、
    シート面の法線方向から入射する光が、前記光学形状部のみによって拡散されて出射する場合のシート面に対する出射角度に対する輝度の分布曲線において、極大値をとる出射角度をγとしたとき、
    |γ|≦|θ|
    という関係をみたすこと、
    を特徴とするプリズムシート。
  2. 請求項1に記載のプリズムシートにおいて、
    光透過性を有し、拡散材を含まない光透過層を、前記光拡散層より出射側に備えること、
    を特徴とするプリズムシート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプリズムシートにおいて、
    前記光拡散層より出射側に、光透過性を有し、拡散材を含む第2の光拡散層を備え、
    前記第2の光拡散層に含まれる拡散材の量は、前記光拡散層に含まれる拡散材の量の7wt%以下であること、
    を特徴とするプリズムシート。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のプリズムシートにおいて、
    前記光学形状部は、該プリズムシートの最も出射側に形成されていること、
    を特徴とするプリズムシート。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のプリズムシートにおいて、
    前記単位光学形状は、シート面に直交する断面での断面形状が略三角形状であること、
    を特徴とするプリズムシート。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のプリズムシートにおいて、
    前記単位光学形状は、使用状態においてシート面に沿って垂直方向に並べられていること、
    を特徴とするプリズムシート。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のプリズムシートにおいて、
    前記単位光学形状の出射側先端部分には、出射側に凸となる曲面が形成されていること、
    を特徴とするプリズムシート。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のプリズムシートと、
    光を拡散する作用を有する拡散光学シートと、
    を備える透過型スクリーン。
  9. 請求項8に記載の透過型スクリーンと、
    前記透過型スクリーンに映像光を投射する光源と、
    を備える背面投射型表示装置。
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