JP2011193380A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】MFP等において、複雑に重なり合うような領域を含む多様な領域についてカラー判定を予め行うことができるようにし、保存画像の再利用性を向上させる。設定される領域が複雑であっても設定される領域の数が多くとも、ほぼ一定の少ない処理量で領域カラー判定をできるようにする。領域毎のカウンタを不要にする。
【解決手段】カラー判定部103において、画像読取部101より入力する原稿画像をブロック分割し、ブロック毎にカラー画像領域であるか否か判定し、設定された複数の領域それぞれ毎に、領域に含まれるブロックに対する判定結果に基づき、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原稿の画像を保存し、保存している原稿の画像の全体領域又は部分領域をカラー画像又はモノクロ画像として出力する画像処理装置に関する。
CCDユニットからなるラインセンサ読み取り装置やレーザーによる書込み装置の発展により、デジタル化された画像データの処理を行うデジタル複写機が登場した。デジタル複写機は、コピー機能のほかに、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等の多くの機能を搭載しており、デジタル複合機(MFP)と呼ばれるようになった。MFPは、容易にネットワークと接続することができ、また、装置内のハードディスク装置(HDD)などに蓄積されている画像データをネットワークを介して外部機器へ送信することができ、さらには外部機器よりネットワークを介して画像データを受信し蓄積することができる。
オフィスでのMFPの使われ方は多様化し、これに伴いMFPも小型のものから大型のものまで多様化してきている。例えば、PCとペアで設置され、各職務者が手軽に複写機・ファクシミリ・プリンター・スキャナの機能を使用することができる小型のMFPがある。部署や課単位の複数名で共有され、ある程度の生産性やソート・パンチ・ステープル等の機能が使用できる中型のMFPがある。企業の中で複写関連業務を集中して行う部署、もしくは複写関連業務そのものを生業とする会社では、高生産性・高品位で、多機能な大型のMFPが使用されている。
このように小型から大型まで多様化してきているMFPであるが、各クラスにわたって共通した機能と、クラスに固有の機能とがある。たとえば、大型MFPでは、パンチ・ステープル・紙折り等、プロット後の紙に対する後加工や、複写業務と同時に電子ファイリング化する機能等に対する要求が強い。これに対し、小型MFPでは、インターネットFAXやPC−FAXの充実や、パーソナル的な使用目的として専用紙に対する高品位画像印刷といった機能が求められる。
このように多種・多様化してきているMFP市場に対して、従来は各クラスに必要な機能をセットにしたシステムを構築し、販売・提供していた。ビジネスにおける情報価値の重要性は既に認知されており、情報を早く・正確に・確実に伝えるだけでなく、分かりやすく・効果的に伝えることも要求されている。通信技術の高速化/普及化、メモリの大容量化/低コスト化/小型化、PCの高性能化にともない、デジタルデータを利用した情報を効率的にあつかう新しい機能が提供されてきており、デジタルデータの一部であるデジタル画像データを扱うMFPにも新機能の提供や融合が望まれてきている。
ここで、MFPにおける「出力」とは、前述したように、コピーのように紙への出力や、スキャナやFAX送信のように電子データによる送信がある。電子データによる送信といっては、用途に応じて出力形式というのは異なる。たとえば、FAXなどはモノクロ2値による画像データ形式となるが、スキャナなどは例えばRGBカラー画像データであったりする。
このように、MFPでは様々な出力手段によって画像データを出力するが、それぞれの出力手段は異なる出力特性を持っている。紙出力であれば書込みユニットの特性は様々であるし、スキャナ配信では表示するディスプレイの特性などは様々である。
さて、MFPの機能の一つに、読み取り原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かを見分け、モノクロ原稿であればモノクロ出力をし、カラー原稿であればカラー出力をする機能が備わっている。
例えば、原稿のプレスキャンを行って読み取った画像データに基づいて原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かを判別し、その後、その原稿の本スキャンを行い、読み取った画像データに対し、カラー原稿/モノクロ原稿の判定の結果に基づいた処理を施している。しかし、このような方式は、原稿を2度スキャンするため、実質的な原稿読み取りスピードが1/2以下になりコピーの毎分出力枚数に悪影響を及ぼしていた。また、原稿が複数枚ある場合に、読取原稿送り装置が紙詰まりなどで止まってしまうと、カラー原稿/モノクロ原稿判定の結果と読み取り枚数が異なってしまうなどの不便さがあった。
プレスキャンを行わず、1回のスキャンで原稿を読み取るのと同時にカラー画像データとモノクロ画像データを生成する方式もある。コピーを行う際、出力印刷用にCMYK画像を生成し、判定結果がモノクロのときには、そのK信号のみを使って紙出力するのであるが、その出力画質はモノクロ出力専用に生成した画像に比べ劣る。また、そのようなK信号によるモノクロ画像出力を考慮したCMYK画像は、それをカラー原稿であるとして出力したときの画質が、カラー出力専用に生成した画像に比べ劣る。また、この方式では、PCなどに画像データとして送信する場合に、カラー画像はRGB画像とし、モノクロ画像はK画像とするというように、カラーとモノクロの出力フォーマットに共通部分がないようなときには、カラー画像とモノクロ画像を同時に生成する必要が生じる。
最近のMFPは多入力、多出力である。入力としては、スキャナ画像、ネットワークから転送されてくる画像、PCカードなどから読み込まれるデジカメ画像などがある。出力としては、紙への印刷、FAX送信、PCへの画像データの送信などがある。
さて、一つの読取画像に対し上に述べたような多出力を行うために、読み取った画像を装置内に蓄積し、かつ、その読取時にカラー原稿/モノクロ原稿の判定を行い、蓄積した画像を出力する際に、その画像に対し、原稿読取時に得られたカラー原稿/モノクロ原稿判定の結果に応じた処理をするという構成のMFPがある。しかしながら、画像の蓄積時と再利用時とで画像の用途が異なり、たとえば、画像蓄積時において想定されている画像の出力領域とは異なった出力領域で画像出力を行いたいような場合、画像読取時に得られているカラー原稿/モノクロ原稿判定結果を利用したのでは適切な画像出力を期待できない。
なお、特許文献1には、1回の原稿スキャンによって原稿の画像データを入力し、同時に、その画像データに基づいて原稿がカラーかモノクロであるかの判定(ACS:オート・カラー・セレクト)を行い、この判定の結果と画像データとを保持し、この保持している画像データを、保持しているカラー原稿/モノクロ原稿判定結果に基づいて出力する画像処理装置が開示されている。同文献中には、ACS領域は原稿のサイズや位置等とは独立に設定することができることが記載されている。しかし、画像とともに保持されているカラー原稿/モノクロ原稿判定結果は、読取時に設定されたACS領域についてのものであって、出力時の画像サイズを読取時の画像サイズから変更するような場合、その変更された画像サイズに適したACS領域での判定結果が得られているわけではないので、保存されている判定結果をそのまま利用して適切な画像出力が可能であるという保証はない。
また、特許文献2に、本の見開き2ページをページ順に揃えて複写する「ページ連写コピー」を例に、複数の複写対象領域それぞれについてカラー/白黒判定を行って判定結果を記憶しておき、それぞれの複写対象領域の画像について、対応した判定結果が「カラー」ならばカラー複写処理を実行し、対応した判定結果が「白黒」ならば白黒複写処理を実行するカラー複写装置が開示されている。1枚の原稿を複数領域に分割し、領域毎に拡大コピーし、コピー出力を張り合わせることで超拡大コピーを実現する「拡大連写」にも同様に適用し得る旨も記載されている。そして、カラー/白黒判定の具体的方法として、複写対象領域毎に原稿をスキャンしながら画像信号の有彩/無彩判定を画素単位で行い、有彩と判定した画素をカウントする動作を全ての複写対象領域について実行した後、各複写対象領域について領域内の有彩と判定された画素数の全画素数に占める割合又は有彩と判定された画素数そのものが一定値を超えたときに当該複写対象領域を「カラー」と判定し、そうでないときに「白黒」と判定する動作を実行する例が開示されている。しかし、このような方法では、複写対象領域が多いと、複写対象領域毎に原稿をスキャンする動作を多数回繰り返すことになり、非効率である。特に、複数の複写対象領域が部分的に重なり合う場合、それら複写対象領域についてのカラー/白黒判定のために重なり合った領域を繰り返しスキャンすることなり効率が悪い。また、領域毎の有彩画素数をカウントして最終的な判定までカウント値を保持するカウンタをRAM等に用意する必要があるので、複写対象領域数が多いとRAM等に用意する領域対応のカウンタのためのメモリ領域が増加し、回路規模・コストの増大要因となる。
本発明は、以上の諸点に鑑み、原稿の画像を保存し、保存画像の全体領域又は部分領域をカラー画像又はモノクロ画像として出力するMFP等の画像処理装置において、保存画像の再利用性を向上させることを主たる目的とし、その達成のため、相互に重なり合うような多様な領域を設定して、それら領域毎に原稿のカラー/モノクロの別を判定することができるようにすることを目的とする。本発明の他の目的は、精度の良いカラー判定を可能にすること、設定領域数が増えても設定領域相互の重なり等が複雑になっても、領域毎のカラー判定を少ない処理量で実行できるようにすること、また、カラー判定のために必要なメモリを削減することである。本発明のさらなる目的は、ユーザの画像出力に関連した履歴情報や、装置にセットされている出力用紙に関する情報に基づいて、カラー判定のための適切な領域設定を自動的に行うようにすることである。
請求項1記載の発明は、
原稿の画像を保存し、保存している原稿の画像の全体領域又は部分領域をカラー画像又
はモノクロ画像として出力する画像処理装置であって、
複数の領域を設定する領域設定手段と、
原稿の画像に基づき、前記領域設定手段により設定された領域毎に、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか判定するカラー判定手段と、
原稿の画像に対する前記カラー判定手段による判定結果を当該原稿の画像の付帯情報として保存する手段とを有し、
前記カラー判定手段は、原稿の画像を複数の第1のブロックに分割し、第1のブロック毎にカラー画像領域であるか否か判定するブロック・カラー判定処理手段と、前記領域設定手段により設定された領域毎に、領域に含まれる第1のブロックに対する前記ブロック・カラー判定処理手段による判定結果に基づき、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか判定する領域カラー判定処理手段とからなることを特徴とする画像処理装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の画像処理装置において、
前記ブロック・カラー判定処理手段は、
原稿の画像を分割した第1のブロック毎にカラー画像領域、モノクロ画像領域、曖昧画像領域のいずれであるか判定し、当該原稿の画像を第1のブロックと相対的に位置をずらした複数の第2のブロックに分割し、第2のブロック毎にカラー画像領域であるかモノクロ画像領域であるか判定し、曖昧画像領域と判定した第1のブロックについては、その判定結果を、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロックの判定結果に応じてカラー画像領域又はモノクロ画像領域に修正することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の画像処理装置において、
前記ブロック・カラー判定処理手段は、曖昧画像領域と判定した第1のブロックについては、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロック中にカラー画像領域と判定されているものがあるならば当該第1のブロックの判定結果をカラー画像領域に修正し、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロックのすべてがモノクロ画像領域と判定されているならば当該第1のブロックの判定結果をモノクロ画像領域に修正することを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の発明の画像処理装置において、
前記領域カラー判定処理手段は、前記ブロック・カラー判定処理手段によりカラー画像領域と判定された第1のブロックが含まれる領域についてカラー原稿であると判定し、前記ブロック・カラー判定処理手段によりカラー画像領域と判定された第1のブロックが含まれない領域についてモノクロ原稿であると判定することを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の画像処理装置において、前記領域設定手段は、ユーザの画像出力に関連した履歴情報に基づいて設定する領域を決定することを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の画像処理装置において、前記領域設定手段は、セットされている出力用紙に関する情報に基づいて設定する領域を決定することを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、原稿の画像を保存し、保存している原稿の画像の全体領域又は部分領域をカラー画像又はモノクロ画像として出力する画像処理方法であって、
複数の領域を設定する領域設定工程と、
原稿の画像に基づき、前記領域設定工程により設定された領域毎に、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか判定するカラー判定工程と、
原稿の画像に対する前記カラー判定工程による判定結果を当該原稿の画像の付帯情報として保存する工程とを有し、
前記カラー判定工程は、原稿の画像を複数の第1のブロックに分割し、第1のブロック毎にカラー画像領域であるか否か判定するブロック・カラー判定処理工程と、前記領域設定工程により設定された領域毎に、領域に含まれる第1のブロックに対する前記ブロック・カラー判定処理工程による判定結果に基づき、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか判定する領域カラー判定処理工程とからなることを特徴とする画像処理方法である。
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の発明の画像処理方法において、
前記ブロック・カラー判定処理工程は、
原稿の画像を分割した第1のブロック毎にカラー画像領域、モノクロ画像領域、曖昧画像領域のいずれであるか判定し、当該原稿の画像を第1のブロックと相対的に位置をずらした複数の第2のブロックに分割し、第2のブロック毎にカラー画像領域であるかモノクロ画像領域であるか判定し、曖昧画像領域と判定した第1のブロックについては、その判定結果を、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロックの判定結果に応じてカラー画像領域又はモノクロ画像領域に修正することを特徴とするものである。
請求項9記載の発明は、請求項8に記載の発明の画像処理方法において、
前記ブロック・カラー判定処理工程は、曖昧画像領域と判定した第1のブロックについては、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロック中にカラー画像領域と判定されているものがあるならば当該第1のブロックの判定結果をカラー画像領域に修正し、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロックのすべてがモノクロ画像領域と判定されているならば当該第1のブロックの判定結果をモノクロ画像領域に修正することを特徴とするものである。
請求項10記載の発明は、請求項7、8又は9に記載の発明の画像処理方法において、 前記領域カラー判定処理工程は、前記ブロック・カラー判定処理工程によりカラー画像領域と判定された第1のブロックが含まれる領域についてカラー原稿であると判定し、前記ブロック・カラー判定処理工程によりカラー画像領域と判定された第1のブロックが含まれない領域についてモノクロ原稿であると判定することを特徴とするものである。
請求項11記載の発明は、請求項7乃至10のいずれか1項に記載の発明の画像処理方法において、前記領域設定工程は、ユーザの画像出力に関連した履歴情報に基づいて設定する領域を決定することを特徴とするものである。
請求項12記載の発明は、請求項7乃至10のいずれか1項に記載の発明の画像処理方法において、前記領域設定工程は、セットされている出力用紙に関する情報に基づいて設定する領域を決定することを特徴とするものである。
請求項13記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明の画像処理装置における領域設定手段、カラー判定手段、及び、カラー判定手段による判定結果を原稿の画像の付帯情報として保存する手段としてコンピュータを機能させるプログラムである。
原稿の画像を保存し、保存画像の全体領域又は部分領域をカラー画像又はモノクロ画像として出力する画像処理装置又は方法において、保存画像の再利用性を向上させるためには、画像の出力領域等として予想されるような様々な領域について、予め原稿のカラー/モノクロの別を判定しておくとよい。本発明においては、原稿の画像を第1のブロックに分割し、第1のブロック毎にカラー画像領域であるか否か判定し、設定された領域毎に、領域に含まれる第1のブロックに対する判定結果に基づき、原稿がカラーであるかモノクロであるか判定するので、複雑に重なり合うような領域についてもカラー判定が可能である。よって、複雑に重なり合うような領域を含む多様な領域を設定し、領域毎のカラー判定を予め行うことにより、保存画像の再利用性を向上させることができる。また、設定される領域が複雑であっても、設定される領域の数が多くても、ほぼ一定の少ない処理量で領域別のカラー判定が可能である。また、領域対応のカウンタを設けることなく領域毎のカラー判定が可能であるので、設定領域数が増えても判定処理に必要なカウンタ等のためのメモリが増加するようなこともない。また、原稿の画像を分割した第1のブロック毎にカラー画像領域、モノクロ画像領域、曖昧画像領域のいずれであるか判定し、当該原稿の画像を第1のブロックと相対的に位置をずらした複数の第2のブロックに分割し、第2のブロック毎にカラー画像領域であるかモノクロ画像領域であるか判定し、曖昧画像領域と判定した第1のブロックについては、その判定結果を、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロックの判定結果に応じてカラー画像領域又はモノクロ画像領域に修正するので、第1のブロックについてのカラー判定の精度を高めることができ、第1のブロックについてのカラー判定結果を利用する領域毎のカラー判定の精度を向上させることができる。また、ユーザの画像出力に関連した履歴情報や、装置にセットされている出力用紙に関する情報に基づいて設定する領域を決定するので、ユーザが保存画像出力時に希望する出力領域に合致した領域についてのカラー判定結果が予め得られている確率が高く、これは保存画像の再利用性の向上につながる等々の効果を奏することができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 原稿の読取りから読取画像の紙出力までの概略処理フロー図である。 読取画像処理部の内部構成例を示すブロック図である。 出力画像処理部の内部構成例を示すブロック図である。 カラー判定部の内部構成例を示すブロック図である。 原稿の一例を模式的に示す図である。 原稿画像のブロック分割の説明図である。 設定された領域を図7の内容に重ねて示す図である。 領域設定の別の例を示す図である。 相対的に位置をずらせた2種類のブロック分割を行うブロック・カラー判定処理の説明図である。 図7の内容に重ねて、第1のブロックと第2のブロックをそれぞれ実線と破線で示した図である。 第1のブロック[e2]と、それと重なり合う第2のブロックを拡大して示した図である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。ここに示す画像処理装置は、いわゆる複合機(MFP)と呼ばれるデジタル複写機である。
まず、このデジタル複写機の概略構成と、原稿を読み取って印刷出力するまでの処理フローの概要(図2参照)とを説明する。
画像読取部101は、原稿をCCD光電変換素子からなるラインセンサ、A/Dコンバータ、それらの駆動回路等からなり、セットされた原稿をスキャンして、原稿の濃淡情報をRGB各8ビットからなるデジタル画像データとして入力する(ステップ402)。画像読取部101では、デジタル画像データに対し、CCD素子毎の感度ばらつきによるムラを補正するシェーディング補正も行う。画像読取部101より入力された画像データは、読取画像処理部102とカラー判定部103へ与えられる。読取画像処理部102において読取画像データに対し処理が施され(ステップ403)、カラー判定部103において複数の領域について、その領域がカラー原稿であるかモノクロ原稿であるかの判定(カラー判定)の処理が行われる(ステップ405)。なお、読取画像処理部102及びカラー判定部103の構成及び処理内容については後述する。読取画像処理部102より出力される画像データはメモリ108及びHDD(ハードディスク記憶装置)109に保存され、その際に、カラー判定部103のカラー判定結果も例えば画像データの書誌情報として保存される(ステップ404)。
メモリ108に一旦保存された画像データとカラー判定結果が出力画像処理部104へ転送され、出力画像処理部104により処理される(ステップ406)。出力画像処理部104の構成と処理内容については後述する。出力画像処理部104より出力される画像データ(保存画像の全領域又は部分領域のカラー画像データ又はモノクロ画像データ)はメモリ108及びHDD109にいったん保存される(ステップ407)。メモリ108に保存された出力画像データは画像書き込み部106へ転送され、電子写真プロセスにより紙出力される(ステップ408)。
このデジタル複写機は、上記構成要素のほかに、装置各部の制御等を行うCPU107、外部I/F制御部110、ネットワーク経由で外部のPC等と通信をするためのNIC(ネットワーク・インターフェース・カード)111、fax通信を行うFAX部112、ユーザが指示入力等を行うための操作部113、上記各部102,103,104,106,108,109,110が接続される拡張バス100などを含む。以下、各部の構成・処理内容について説明する。
図3は、読取画像処理部102の内部構成例を示すブロック図である。読取画像処理部102において、像域分離処理201は、読取画像データから、原稿の特徴的なエリアの抽出を行う。たとえば、一般的な印刷によって形成されている網点部の抽出、文字などのエッジ部の抽出、その画像データの有彩/無彩の判定、背景画像が白であるかの白背景の判定などを画素単位で行う。抽出結果として画素対応の像域分離データが出力される。
また、読取画像データはスキャナγ処理部204に入力され、読取画像データに対し画像読取部101のγ特性から出力空間特性にするためのγ変換処理が施される。具体的には、画像読取部101から入力されるカラー信号(読取画像データ)に対し、無彩色の特性を出力空間特性になるようなγ変換処理を行う。
スキャナγ変換処理後の画像データはフィルタ処理部202に入力され、フィルタ処理を施される。このフィルタ処理は、画像データの持つ空間周波数を変換する役割を担うものであるが、像域分離処理201による像域分離データに基づいて、その抽出部分ごとに特徴的なフィルタ処理を施す。たとえば、網点部として検出されたエリアでは、網点を平滑するような平滑処理を施し、エッジ部で白背景のエリアでは、文字部であろうと推定してMTF特性をよくするようなエッジ強調処理を施す。
このようなフィルタ処理を施された画像データは、色変換処理部203に入力され、所定の色空間特性になるように色変換処理を施される。画像データを一旦蓄積してから出力するので、この色変換処理後の色空間は汎用RGB空間であっても良いし、当該デジタル複写機に固有の色空間であってもよい。このような色変換は、公知の処理方法で行ってよいが、一例を挙げれば特許第3713352号公報に記載されているような色補正処理装置を用いて行うことができる。
色変換後の画像データは、解像度変換部207に転送され、入力解像度から要求される出力解像度への解像度変換を施される。具体的な処理方式としては、3次元コンボリューション法のような処理をおこなう。入力解像度と出力解像度が同じであれば、解像度変換は行わない。
解像度変換部207より出力された画像データは、画像データ圧縮部206でデータ圧縮される。また、像域分離処理部201より出力される像域分離データも分離データ圧縮部205でデータ圧縮される。画像データ圧縮部206での圧縮方式は圧縮率がよいJPEGなどの非可逆方式でよい。分離データ圧縮部205における圧縮方式は、MMRなど可逆圧縮である必要がある。像域分離データは、画素ごとの情報であり、圧縮によって劣化してしまうと、出力画像処理部104で像域分離データに応じた処理を適切に行い得なくなるからである。読取画像処理部102で処理された圧縮画像データと圧縮像域分離データは、拡張バス100を経由して、メモリ108やHDD109に転送されて保存される。
なお、画像読取部101によって原稿が読み取られ続けている間、プロッタなど画像書き込み部106に画像データを同タイミングで送り続けることができるなら問題ないが、画像書き込み部106が出力準備中などの場合には、画像データが入力される一方でそれを出力できない状態となってしまい、メモリ108に書き込まれる画像データ量がメモリ108の容量を超えてしまう。しかし、このような容量オーバーを避けるためメモリ108のメモリ容量をむやみに大きくすることは、ハードウェア・コストの面で現実的でない。そこで、大容量のHDD109に画像データをいったん格納することにより、メモリ108の容量オーバーを解消するようにしている。また、画像データの一時的な保存であれば、画像データをメモリ108で記憶すればよいが、画像データを長期保存するには、画像データをHDD109に保存したほうがよい。たとえば、デジタル複写機の電源をOFFしたような場合、メモリ108は一般的に揮発性のRAMなどで構成されるため、メモリ108に保存した画像データは消失してしまうからである。
さて、いったんメモリ108に保存された画像データは、拡張バス100を介して出力
画像処理部104へ転送される。出力画像処理部104では、その画像データの特性を、
紙出力を行うための画像書き込み特性へと変換する。例えば、カラー書込み部106へ出
力する場合、CMYK画像への変換を行う。
図4は、出力画像処理部104の内部構成例を示すブロック図である。図4において、メモリ106又はHDD109から圧縮画像データ及び圧縮像域分離データが読み出され、拡張バス100を経由して分離・画像データ伸長部301に入力され、画像データと像域分離データに伸長され、画素単位で対応付けされて出力される。伸張された画像データは、フィルタ処理部302において画像書込み部106のMTF特性に合わせるようフィルタ処理を施される。前述した読取画処理部102内のフィルタ処理部202でのフィルタ処理では、メモリ108もしくはHDD109などに蓄積するために予め定められた特性に補正されているが、出力画像処理部104のフィルタ処理部302では、上記予め定められた蓄積画像特性から画像書込み部106の画像特性への変換を行う。また、原稿の特徴的な像域分離データを用いて特徴的な変換を施す。
フィルタ処理部302によるフィルタ処理後の画像データは色変換処理部303へ転送される。色変換処理部303では、像域分離データを用いて、例えば、無彩であるならば黒文字と仮定できるので、それに基づいてCMYK変換を行うときに墨単色処理を施すことができる。
この色変換処理部303で処理された画像データは、解像度変換処理304で必要に応じて変倍処理が行われた後、γ処理部305で予め定められた蓄積画像特性から出力特性へのγ変換を行う。γ処理部305により処理された画像データは、中間調処理部306で画像書込み部106の特性に合うような階調処理、たとえばディザ処理や誤差拡散処理を施される。また、画像書込み部106の階調の深さ(ビット数)への変換も、中間調処理部306で行われる。たとえば、1bit出力であるならば、中間調処理部306で、入力された8bit信号に対してディザ処理を行いながら1bit化を行う。
ここまでは説明しなかったが、CPU107より出力画像処理部104に対し、原稿の出力領域(後述の設定領域の一つ)が指定され、また、当該出力領域に対応したカラー判定結果(当該画像データの書誌情報として保存されている)が指定される。出力画像処理部104では、出力領域についてのカラー判定結果に応じた処理を行う。例えば、そのカラー判定結果がカラーならば色変換処理部303でCMYK信号からなるカラー画像データを生成する。カラー判定結果がモノクロならば、色変換処理部303では、K信号のみのモノクロ画像データを生成する処理を行うとともに、他の処理部でもモノクロ画像出力に最適なパラメータを用いて処理を行う。このように、原稿読取がカラーであっても、高画質のモノクロ画像出力が可能となる。出力領域切取部307では、中間調処理部306より処理後の画像データから、原稿の指定された出力領域の画像データを切り取って出力する。この出力領域の画像データが出力画像処理部104の最終的な出力画像データであり、これは再びメモリ108にいったん保存され、必要に応じてHDD109に待避され、その後、画像書込み部106へ転送されて、レーザービームを用いた電子写真プロセスを使って紙出力される。
ただし、ユーザが指定することによって、あるいは、初期設定で指定することにより、カラー判定結果と無関係に、カラー印刷又はモノクロ印刷を実行させることも可能であることは当然である。この場合、実行しようとするカラー印刷又はモノクロ印刷に適した処理が出力画像処理部104で実行されることになる。
次に、カラー判定部103について説明する。図5は、カラー判定部103の内部構成例を示すブロック図である。ここに示す例では、カラー判定部103はブロック・カラー判定処理部501と、フラグ情報記憶部502と、領域カラー判定処理部503とから構成される。
ブロック・カラー判定処理部501には、画像読取部101より原稿のカラー画像データが入力される。ブロック・カラー判定処理部501には、画像読取部101で読み取られている原稿のサイズがCPU107を経由して指示される。ブロック・カラー判定処理部501は、原稿画像を比較的小さな多数のブロックへと分割する。例えば図6のような色文字602、黒文字603、黒図形604、色図形605を含むような原稿601が読み取られて、その画像データが入力されたとする。この原稿画像を例えば図7に示すような多数のブロック611に分割するわけである。ここでは、便宜的に、特定のブロック611を、その列記号(a〜h)と行番号(1〜12)で示すものとする。例えば、e列、2行にあるブロック611をブロック[e2]と記す。なお、ここでは格子状にブロック分割しているが、このよう分割方法に限定されるわけではない。
ブロック・カラー判定処理部501では、ブロック毎にカラー画像領域であるかモノクロ画像領域であるかのカラー判定を行い、その判定結果をブロックに1対1に対応した1ビットのフラグ情報としてフラグ情報記憶部502に書き込む。図6のような原稿は、左から右へ向かって主走査され、上から下へ向かって副走査されるとすると、まず1行目のブロックに対応した走査線の画像データが順次入力される。1行目の各ブロックについて、カラー画像領域の画素と判断される画素数をカウントする。そのカウント値が所定値を超えたときに、当該ブロックをカラー画像領域であると判定し、そのカウント値が所定値に達しなかったブロックをモノクロ画像領域であると判定する。
上記画素数カウントのためのカウンタは例えばRAM上にカウンタ領域として用意されるが、その個数は1行あたりのブロックの個数(図7の例では8個)で足り、その個数は設定領域数と無関係である。
なお、カラー画像領域の画素であるか否かの判定は、公知の方法によればよいが、例えば、彩度や色差などの色味を表す成分値が所定の閾値より大きな画素を単純にカラー画像領域の画素であると判定したり、そのような画素の連続性を調べ、連続性が認められるときにカラー画像領域の画素であると判定したりするような方法を用いることができる。ただし、これはあくまで例であって、カラー画像領域の画素を判別可能であるならば、その方法は特に限定されない。
その後、2行目のブロックに対応した走査線の画像データが順次入力され、2行目の各ブロックについてのカラー判定が行われる。この際、1行目のカラー判定で利用されたカウンタがリセットされた後に再利用されることは云うまでもない。同様にして、最終行のブロックまでカラー判定が行われる。図7において、ブロック[a1],[b1]などはモノクロ画像領域と判定され、ブロック[e2],[f2]などはカラー画像領域と判定される。
領域カラー判定処理部503に対し、CPU107により複数の領域が設定される。設定された各領域は、画像データの出力処理時に原稿の出力領域として指定可能である。領域カラー判定処理部503においては、フラグ情報記憶部502に記憶されているブロック毎のカラー判定結果であるフラグ情報を参照し、設定された領域毎に、原稿がカラーであるかモノクロであるかの判定を行う。例えば、設定された領域にカラー画像領域と判定されたブロックが一つでも含まれている場合には、当該領域では原稿をカラーであると判定し、カラー画像領域と判定されたブロックが一つも含まれていない場合には当該領域では原稿をモノクロと判定する。なお、カラー画像領域と判定されたブロックが2以上の所定個数以上含まれている領域で原稿をカラーと判定し、そうでない領域で原稿をモノクロと判定するような判定ルールを採用することも可能である。
例えば図8に示すような領域A,B,C,Dが設定されている場合、領域A,B,Dは、カラー画像領域と判定されたブロックが含まれているためカラーと判定されることになり、カラー画像領域と判定されたブロックが含まれていない領域Cはモノクロと判定されることになる。このような領域カラー判定処理は、例えば、次のような処理手順によることができる。
図8の例を用いて説明する。ブロック[a1]からブロック[h1]へ向かって、各ブロックについてのカラー判定結果であるフラグ情報を順に参照する。この例ではカラー画像領域と判定されたブロックは一つも見つからない。次行のブロックのフラグ情報を参照するが、ブロック[e2]はカラー画像領域と判定されたブロックである。したがって、このブロックを含む領域A,Bについては原稿をカラーであると判定し、その判定処理を終了する(ここではカラー画像領域と判定されたブロックが一つでも含まれる領域をカラーと判定するルールを採用するものとしている)。判定が終わっていない領域C,Dが残っているので、同様の判定処理手順を続ける。6行目の段階で領域Cに含まれるブロックにカラー画像領域と判定されているものが一つもないため、領域Cでは原稿をモノクロと判定し、その処理を終了する。領域Dが残っているので、処理手順を継続する。8行目のブロック[f8]はカラー画像領域と判定されているので、領域Dでは原稿をカラーと判定し、その処理を終了する。この段階で領域カラー判定処理を完了したことになる。
以上説明したように、原稿をブロック分割し、ブロック単位でカラー画像領域であるかモノクロ画像領域であるかの判定を行い、この判定結果を用いて、設定された各領域についてカラー判定を行うため、図8の例に見られるように、複雑に重なりあった多様な領域を容易に設定し、領域毎に原稿がカラーであるかモノクロであるかの判定を簡単な処理手順で実行することができる。また、領域内にカラー画像領域と判定されたブロックを一つでも含む場合に、その領域をカラー原稿と判定する判定ルールを採用する場合、領域カラー判定処理のために領域対応のカウンタを用意する必要がない。
領域カラー判定処理部503は、領域とそのカラー/モノクロ原稿の別を示すデータを判定結果として出力する。この判定結果は、前述したように例えば画像データの書誌情報として蓄積される。
なお、領域毎のカラー判定結果と一緒にフラグ情報記憶部502内のフラグ情報を保存するようにしてもよい。画像データの蓄積後に必要に応じて、保存されているフラグ情報をカラー判定部103内のフラグ情報記憶部502へ転送し、領域カラー判定処理部503で任意の設定領域についてカラー判定処理を行わせることも可能である。このような態様も本発明に包含される。さらには、原稿読取時に、カラー判定部103のブロック・カラー判定処理部501でブロック毎のカラー判定処理のみ実行し、得られたブロック対応のフラグ情報を画像データの書誌情報等の付帯情報として保存し、その後、必要に応じてフラグ情報をカラー判定部103のフラグ情報記憶部502に転送し、領域カラー判定処理部503で任意に設定した領域毎のカラー判定処理を行わせることも可能であり、このような態様も本発明に包含される。
ここで、領域カラー判定処理部503に対する領域の設定方法について説明する。まず、CPU107は、画像読取部101の原稿台にセットされ読み取られた原稿のサイズに対応した領域を設定する。これは、MFPのユーザは、読み取られた原稿をそのまま複写することを望むことが多いからである。
また、MFPにおいては、ユーザの画像出力に関連した履歴情報、特に、出力領域に関する利用状況等の履歴情報を管理していることが多い。このような履歴情報の管理が行われている場合、CPU107は、操作部113よりユーザ認証のために入力されたユーザIDを用いてユーザの履歴情報を検索し、ユーザが頻繁に利用した出力領域を領域カラー判定処理部503に設定する。たとえば、読み取った原稿がA3サイズだったとする。まず、図9に示すように、A3サイズの領域701が設定される。また、ユーザがA3サイズの原稿画像をA4サイズに2分割して印刷したりA4サイズの等倍印刷をしたりすることが多いと履歴情報から分かったとすると、図9に示すように、A4への2分割印刷に対応した領域702,703と、A4等倍印刷に対応した領域704が設定されることになる。このように履歴情報に基づいてユーザの使用状況に合わせた領域を設定する態様は、当然に本発明に包含される。
また、MFPでは、頻繁に出力される用紙は給紙トレイにセットされており、セットされている用紙のサイズ及び向き(縦横)に関する情報はCPU107に把握できるようになっているのが普通である。そこで、たとえば、給紙トレイが4段あり、それぞれにA4横、A4縦、A3の用紙がセットされていたとする。この場合、原稿がA3サイズならば、A3サイズの領域が設定されるほか、A4横に対応した領域と、A4縦に対応した領域がそれぞれ設定される。このように、装置にセットされた出力用紙のサイズと向きに対応した領域を設定する態様は、当然に本発明に包含される。
以上のような領域設定を行うならば、ユーザが蓄積された画像データを出力する際に、希望する出力領域に合致した領域についてのカラー判定結果が得られている確率が高く、蓄積画像の再利用性の向上につながるものである。
さて、図5に関連して説明したカラー判定部103の実施例におけるブロック・カラー判定処理部501の処理方法によれば、図7の例えばブロック[e2]では、カラー画像領域である色文字と重なっているのは僅かな部分にすぎないので、カラー画像領域の画素としてカウントされる画素数が少なく、そのカウント値が判定閾値に達せず、当該ブロックがモノクロ画像領域と誤判定されてしまう可能性がある。
図7の例では、ブロック[e2]は、カラー画像領域との重なりの多いブロックと隣接しており、それら隣接ブロックはカラー画像領域と正しく判定されるため、ブロック[e2]で誤判定が行っても、領域カラー判定処理部503における領域B(図8)などのカラー判定の障害にはならないであろう。しかし、隣接ブロックの境界部にのみカラー画像が存在するような場合、それらブロックの全てでモノクロ画像領域と誤判定されてしまう可能性があり、その場合、それらブロックを含む領域は、カラー画像が含まれているにもかかわらずモノクロ画像領域と誤判定される恐れがある。
以下に説明するカラー判定部103の別の実施例においては、ブロック・カラー判定処理部501は上に述べたようなブロックについての誤判定を防止することができるため、より確実な領域カラー判定処理が可能となる。
図10は、この実施例におけるブロック・カラー判定処理部501の処理フローの説明図である。ブロック・カラー判定処理部501において、処理Aと処理Bが並列して実行される。
処理Aでは、図11に実線で示すように画像をブロック分割し、そのブロック毎にカラー画像領域の画素と判断される画素をカウントし、そのカウント値が所定の閾値th1以上のブロックをカラー画像領域と判定し、カウント値が所定の閾値th2(<th1)未満のブロックをモノクロ画像領域と判定し、カウント値が閾値th2以上かつ閾値th1未満のブロックを曖昧画像領域と判定する。そして、このような判定結果を2ビットで表すブロック対応のフラグ情報Aを生成する。
処理Bでは、ブロック毎にカラー画像領域の画素と判断される画素をカウントすることは処理Aの場合と同様である。しかし、処理Bでは、処理Aでのブロック分割位置とずれた位置でブロック分割が行われる。図11を参照すると、処理Aでは実線で示す位置でブロック分割が行われるが、処理Bでは、破線で示すように縦横方向に半ピッチ分ずれた位置でブロック分割が行われる。ただし、ブロック分割位置のずれを半ピッチとするのはあくまで一例に過ぎない。また、処理Bでは、ブロック毎にカラー画像領域の画素と判断される画素をカウントし、そのカウント値が所定の閾値th以上ならば当該ブロックをカラー画像領域と判定し、当該カウント値が当該閾値th未満ならば当該ブロックをモノクロ画像領域であると判定し、この判定結果を1ビットで表すブロック対応のフラグ情報Bを生成する。
ブロック・カラー判定処理部501では、処理A,Bと並行して、あるいは処理A,Bの終了後に、処理Cを実行する。この処理Cでは、フラグ情報Aで曖昧画像領域とされているブロックに対する判定結果を、フラグ情報Bを参照してカラー画像領域又はモノクロ画像領域のいずれかに修正する。
より具体的には、処理Aのブロックのうちでフラグ情報Aが曖昧領域とされているブロックに注目し、この注目ブロックと重なり合う位置関係にある処理Bのブロック(重なりブロックと呼ぶ)のフラグ情報Bを参照し、それら重なりブロックの一つでも判定結果がカラー画像領域であるならば、注目ブロックの判定結果をカラー画像領域に修正し、それら重なりブロックのすべての判定結果がモノクロ画像領域であるならば、注目ブロックの判定結果をモノクロ画像領域に修正する。
図12は、処理Aでのブロック[e2]と、それに重なり合う位置関係にある処理Bのブロックの部分を拡大した図である。ブロック[e2]は、その僅かな部分にしか色文字が重ならないため、処理Aで曖昧画像領域と判定されたとしよう。ブロック[e2]と重なり合う処理Bの4ブロック(破線)のうち、右下のブロックは色文字の占める面積が大きくカラー画像領域と判定されるため、処理Aで曖昧画像領域と判定されたブロック[e2]は、処理Cで判定結果がカラー画像領域に修正される。
処理Cは、処理Aによるブロックの判定結果を上述のようにして修正する処理を行い、処理後の判定結果を1ビットで表す、処理Aでのブロック(図11に実線で示すブロック)に1対1に対応したフラグ情報Cを生成する。このフラグ情報Cがブロック・カラー判定処理結果として領域カラー判定処理部503に入力される。なお、フラグ情報A,B,Cの記憶域としてフラグ情報記憶部502が用いられる。
領域カラー判定処理部503の処理内容は、前記実施例の場合と同様であるので、その説明は繰り返さない。
なお、画像読取部101から読取画像処理部102、出力画像処理部104、画像書込み部106へとデータが転送されるが、その転送は拡張バス100を経由して行われる。この転送の際、たとえば出力画像処理部104によって処理された画像データを画像書込み部106で出力しようとしても、エンジンプロッタの状態によっては紙出力への準備ができていないために待たされたり、画像データを出力画像処理部104へ入力しようとしても、出力画像処理部104で別の画像データの処理中であるために待たされたりすることがある。そのような場合、画像データをいったん記憶装置(メモリ108又はHDD109)に保持する。また、拡張バス100は複数のモジュールで共有されるので、各モジュールの入出力がCPU107によって調整される。
また、図1のような構成において、画像読取部101による原稿読取動作と、画像書き込み部106の出力動作をそれぞれ独立して行うことも可能である。たとえば、ある原稿を読み取って、その画像データをHDD109に保存する動作と、HDD109に蓄積されている画像データをそのまま、あるいは出力画像処理部104で処理してから画像書き込み部106により紙出力する動作とを同時に並行して行うことができる。
ここで、原稿を読み取った画像データをデバイス依存しない形式でHDD109に蓄積し、その後、蓄積した画像データを再利用する場合について説明する。
まず、画像読取部101で読み取った画像データをデバイス依存しない形式に変換して蓄積するまでの処理フローは次の通りである。原稿が画像読取部101によって読み取られ画像データとして入力される。この画像データは読取画像処理部102でデバイス依存しない形式の画像データに変換される。デバイスに依存しない画像データの特性としては、たとえば、色空間であれば、標準色空間であるsYCCや、AdobeRGB空間、または予め定められたRGB空間であり、また、空間周波数なども定められる。そのような特性となるように読取画像処理部102で変換された画像データは、拡張バス100を経由してHDD109に格納される。カラー判定部103でカラー判定が行われ、その判定結果は書誌情報として画像データと一緒にHDD109に保存される。このように常にカラー判定を実行し、その結果を画像データと一緒に保存するならば、ユーザは、必要に応じて、カラー判定結果に応じた蓄積画像データ出力を選択することが可能である。
蓄積された画像データを紙出力するまでの処理フローは次の通りである。HDD19に蓄積された画像データは、メモリ108及び拡張バス100を介して出力画像処理部104へ転送される。出力画像処理部104では、紙出力が目的であることから、画像データをデバイス依存しない形式から画像書込み部106での出力特性に合った画像データへの変換が行われる。変換後の画像データはメモリ108を介して画像書込み部106へ転送され、紙出力が行われる。
以上、本発明の画像処理装置の実施形態について説明した。本発明に係る画像処理装置は、原稿の画像を保存し、保存している原稿の画像の全体領域又は部分領域をカラー画像又はモノクロ画像として出力する装置であり、複数の領域を設定する領域設定手段と、原稿の画像に基づき、前記領域設定手段により設定された領域毎に、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか判定するカラー判定手段と、原稿の画像に対する前記カラー判定手段による判定結果を当該原稿の画像の付帯情報として保存する手段とを有する。前記実施形態においては、領域設定手段はCPU107に対応し、カラー判定手段はカラー判定部103に対応し、カラー判定手段による判定結果を原稿の画像の付帯情報として保存する手段はメモリ108及びHDD109に対応する。また、これらの手段としてコンピュータを機能させることも可能である。そのためのプログラム、及び、かかるプログラムが記録されている半導体記憶素子、その他のコンピュータが読み取り可能な記録(記憶)媒体も本発明に包含される。
また、前記実施形態についての説明は、本発明に係る画像処理方法の実施形態についての説明でもある。すなわち、本発明に係る画像処理方法は、原稿の画像を保存し、保存している原稿の画像の全体領域又は部分領域をカラー画像又はモノクロ画像として出力する画像処理方法であって、複数の領域を設定する領域設定工程と、原稿の画像に基づき、前記領域設定工程により設定された領域毎に、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか判定するカラー判定工程と、原稿の画像に対する前記カラー判定工程による判定結果を当該原稿の画像の付帯情報として保存する工程とを有する。前記実施形態においては、領域設定工程はCPU107による領域設定動作に対応し、カラー判定工程はカラー判定部103によるカラー判定動作に対応し、カラー判定手段による判定結果を原稿の画像の付帯情報として保存する工程は同判定結果を原稿画像データの書誌情報としてメモリ108及びHDD109に格納する動作に対応する。また、これらの各工程をコンピュータに実行させることも可能である。そのためのプログラム、及び、かかるプログラムが記録された半導体記憶素子、その他のコンピュータが読み取り可能な各種記録(記憶)媒体も本発明に包含される。
101 画像読取部
102 読取画像処理部
103 カラー判定部
104 出力画像処理部
106 画像書込み部
107 CPU
108 メモリ
109 HDD
501 ブロック・カラー判定処理部
502 フラグ情報記憶部
503 領域カラー判定処理部
特開2001−119589号公報 特第3015045号公報 特開2002−369012号公報 特開2007−88783号公報 特開2007−251835号公報

Claims (13)

  1. 原稿の画像を保存し、保存している原稿の画像の全体領域又は部分領域をカラー画像又はモノクロ画像として出力する画像処理装置であって、
    複数の領域を設定する領域設定手段と、
    原稿の画像に基づき、前記領域設定手段により設定された領域毎に、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか判定するカラー判定手段と、
    原稿の画像に対する前記カラー判定手段による判定結果を当該原稿の画像の付帯情報として保存する手段とを有し、
    前記カラー判定手段は、原稿の画像を複数の第1のブロックに分割し、第1のブロック毎にカラー画像領域であるか否か判定するブロック・カラー判定処理手段と、前記領域設定手段により設定された領域毎に、領域に含まれる第1のブロックに対する前記ブロック・カラー判定処理手段による判定結果に基づき、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか判定する領域カラー判定処理手段とからなることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記ブロック・カラー判定処理手段は、
    原稿の画像を分割した第1のブロック毎にカラー画像領域、モノクロ画像領域、曖昧画像領域のいずれであるか判定し、当該原稿の画像を第1のブロックと相対的に位置をずらした複数の第2のブロックに分割し、第2のブロック毎にカラー画像領域であるかモノクロ画像領域であるか判定し、曖昧画像領域と判定した第1のブロックについては、その判定結果を、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロックの判定結果に応じてカラー画像領域又はモノクロ画像領域に修正することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記ブロック・カラー判定処理手段は、曖昧画像領域と判定した第1のブロックについては、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロック中にカラー画像領域と判定されているものがあるならば当該第1のブロックの判定結果をカラー画像領域に修正し、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロックのすべてがモノクロ画像領域と判定されているならば当該第1のブロックの判定結果をモノクロ画像領域に修正することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1、2又は3に記載の画像処理装置において、
    前記領域カラー判定処理手段は、前記ブロック・カラー判定処理手段によりカラー画像領域と判定された第1のブロックが含まれる領域についてカラー原稿であると判定し、前記ブロック・カラー判定処理手段によりカラー画像領域と判定された第1のブロックが含まれない領域についてモノクロ原稿であると判定することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記領域設定手段は、ユーザの画像出力に関連した履歴情報に基づいて設定する領域を決定することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記領域設定手段は、セットされている出力用紙に関する情報に基づいて設定する領域を決定することを特徴とする画像処理装置。
  7. 原稿の画像を保存し、保存している原稿の画像の全体領域又は部分領域をカラー画像又はモノクロ画像として出力する画像処理方法であって、
    複数の領域を設定する領域設定工程と、
    原稿の画像に基づき、前記領域設定工程により設定された領域毎に、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか判定するカラー判定工程と、
    原稿の画像に対する前記カラー判定工程による判定結果を当該原稿の画像の付帯情報として保存する工程とを有し、
    前記カラー判定工程は、原稿の画像を複数の第1のブロックに分割し、第1のブロック毎にカラー画像領域であるか否か判定するブロック・カラー判定処理工程と、前記領域設定工程により設定された領域毎に、領域に含まれる第1のブロックに対する前記ブロック・カラー判定処理工程による判定結果に基づき、カラー原稿であるかモノクロ原稿であるか判定する領域カラー判定処理工程とからなることを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項7に記載の画像処理方法において、
    前記ブロック・カラー判定処理工程は、
    原稿の画像を分割した第1のブロック毎にカラー画像領域、モノクロ画像領域、曖昧画像領域のいずれであるか判定し、当該原稿の画像を第1のブロックと相対的に位置をずらした複数の第2のブロックに分割し、第2のブロック毎にカラー画像領域であるかモノクロ画像領域であるか判定し、曖昧画像領域と判定した第1のブロックについては、その判定結果を、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロックの判定結果に応じてカラー画像領域又はモノクロ画像領域に修正することを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項8に記載の画像処理方法において、
    前記ブロック・カラー判定処理工程は、曖昧画像領域と判定した第1のブロックについては、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロック中にカラー画像領域と判定されているものがあるならば当該第1のブロックの判定結果をカラー画像領域に修正し、当該第1のブロックと重なり合う第2のブロックのすべてがモノクロ画像領域と判定されているならば当該第1のブロックの判定結果をモノクロ画像領域に修正することを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項7、8又は9に記載の画像処理方法において、
    前記領域カラー判定処理工程は、前記ブロック・カラー判定処理工程によりカラー画像領域と判定された第1のブロックが含まれる領域についてカラー原稿であると判定し、前記ブロック・カラー判定処理工程によりカラー画像領域と判定された第1のブロックが含まれない領域についてモノクロ原稿であると判定することを特徴とする画像処理方法。
  11. 請求項7乃至10のいずれか1項に記載の画像処理方法において、
    前記領域設定工程は、ユーザの画像出力に関連した履歴情報に基づいて設定する領域を決定することを特徴とする画像処理方法。
  12. 請求項7乃至10のいずれか1項に記載の画像処理方法において、
    前記領域設定工程は、セットされている出力用紙に関する情報に基づいて設定する領域を決定することを特徴とする画像処理方法。
  13. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置における領域設定手段、カラー判定手段、及び、カラー判定手段による判定結果を原稿の画像の付帯情報として保存する手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
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