JP2011192180A - 情報サービス提供システム - Google Patents

Abstract

【課題】顧客となる可能性のあるユーザーの位置情報を効率的に利用して、広告宣伝効果や販売促進効果を高めることが可能な情報サービス提供システムを提供する。
【解決手段】受信手段で受信したつぶやきデータをユーザー単位で蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段で蓄積されたユーザー単位のつぶやきデータを閲覧希望する場合、閲覧対象ユーザーのユーザー名を閲覧対象ユーザー名として、また、閲覧希望ユーザーのユーザー名を閲覧希望ユーザー名として登録する登録手段と、前記登録手段で登録された閲覧希望ユーザーの情報処理端末に対して、閲覧対象ユーザーのつぶやきデータを閲覧可能に配信する配信手段と、ユーザー名と、所定エリアを指定するエリアデータとを含み、エリアデータと、ユーザーのつぶやきデータの位置データに基づき、特定されたユーザーの登録されている処理を実行する。
【選択図】図４

Description

本発明は、Ｔｗｉｔｔｅｒ（登録商標）と呼ばれる情報サービスをより発展させた情報サービス提供システムに関する。

近年、Ｔｗｉｔｔｅｒ社によって運営されているＴｗｉｔｔｅｒ（登録商標）と呼ばれる情報サービスが流行の兆しをみせている。このＴｗｉｔｔｅｒ（登録商標）においては、それぞれのユーザーに対して、唯一無二のユーザー名（ＩＤ）が割り当てられ、ユーザー名に対応したホームページがそれぞれのユーザーに割り当てられる。ユーザーはこのホームページから、「つぶやき」といわれる１４０文字以内のテキストデータを投稿することができる。投稿されたテキストデータ（つぶやき）は、そのユーザーのホームページ上におけるタイムラインと呼ばれるスペースで閲覧可能となると共に、そのユーザーのつぶやきを閲覧したいとして登録している（フォローしている）ユーザーのホームページのタイムラインでも閲覧可能となる。このような仕組みによって、Ｔｗｉｔｔｅｒは、リアルタイム性があり、しかも、メールのような拘束性がない、ゆるやかなコミュニケーションを実現することが可能となっている。

上記のようなＴｗｉｔｔｅｒに係る技術については、例えば、特許文献１（特開２００９−１９３１３３号公報）に、ユーザーに提示する情報である提示情報を含む情報である管理情報を格納し得る管理情報格納部と、ユーザーを識別するユーザー識別子と、当該ユーザーが他の人に読んでもらうために入力した文章を取得する文章取得部と、前記取得した文章から、当該文章を構成する１以上の用語を取得する文章処理部と、前記管理情報格納部から、前記１以上の用語を用いて取得され得る１以上の提示情報を取得する提示情報取得部と、前記提示情報取得部が取得した提示情報を出力する提示情報出力部を具備する情報処理装置が開示されている。
特開２００９−１９３１３３号公報

近年、企業がＴｗｉｔｔｅｒ（登録商標）を利用して、顧客にセールス情報を配信したり、顧客との交流を図ったりすることで、広告宣伝効果や販売促進効果を上げるケースが散見されるようになってきた。しかしながら、従来技術を上記のように商業的に利用しようとする場合、顧客となり得るユーザーの位置情報を有効的に利用することができず、問題であった。

上記問題点を解決するために、請求項１に係る発明は、固有のユーザー名が割り当てられたユーザーの情報処理端末から送信されるテキストデータ及び位置データを含むつぶやきデータを受信する受信手段と、前記受信手段で受信したつぶやきデータをユーザー単位で蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段で蓄積されたユーザー単位のつぶやきデータを閲覧希望する場合、閲覧対象ユーザーのユーザー名を閲覧対象ユーザー名として、また、閲覧希望ユーザーのユーザー名を閲覧希望ユーザー名として登録する登録手段と、前記登録手段で登録された閲覧希望ユーザーの情報処理端末に対して、閲覧対象ユーザーのつぶやきデータを閲覧可能に配信する配信手段と、ユーザー名と、所定エリアを指定するエリアデータとを含み、前記エリアデータに基づいた登録処理を要求するコマンドを受信するコマンド受信手段と、前記蓄積手段に蓄積される各ユーザーのつぶやきデータの位置データを参照することで、前記コマンドで指定されたエリア内でつぶやきデータを送信したユーザ
ーを特定するユーザー特定手段と、前記ユーザー特定手段によって特定されたユーザーのユーザー名を閲覧対象ユーザー名とし、前記コマンドに含まれたユーザー名を閲覧希望ユーザー名として、前記登録手段によって登録する処理を実行する処理実行手段とを有することを特徴とする情報サービス提供システムである。

本発明に係る情報サービス提供システムは、指定されたエリア内でつぶやきデータを送信したユーザーを特定するユーザー特定手段と、ユーザー特定手段によって特定されたユーザーのユーザー名を閲覧対象ユーザー名とし、コマンドに含まれたユーザー名を閲覧希望ユーザー名として、登録手段によって登録する（フォローする）処理を実行する処理実行手段を有しており、本発明に係る情報サービス提供システムによれば、例えば、所定エリアを商圏とする企業ユーザーが、当該エリアに滞在し当該エリアでつぶやきデータを発信したユーザーを、フォローすることができるようになっている。

一般的に、閲覧対象ユーザーとして登録されたユーザー（フォローされた側のユーザー）は、閲覧希望ユーザーとして登録されたユーザー（フォローする側のユーザー）について関心をもち、これについて調べようとする傾向があるので、閲覧希望ユーザーとして登録した企業ユーザーとしては、自らの商圏エリアに滞在経験があるユーザーに関心を持ってもらうチャンスを得ることができ、有効な広告効果を期待することができる。すなわち、本発明に係る情報サービス提供システムによれば、顧客となる可能性のあるユーザーの位置情報を効率的に利用して、広告宣伝効果や販売促進効果を高めることが可能となるのである。

本発明の実施形態に係る情報サービス提供システムの概念を模式的に説明する図である。 本発明の実施形態に係る情報サービス提供システムに基づくサービス画面例を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報サービス提供システムのつぶやきデータの受信・蓄積・配信の概略を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る情報サービス提供システムにおけるコマンド処理のシーケンス例を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報サービス提供システムにおけるコマンドのデータ構造例を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報サービス提供システムにおけるコマンド処理の概念を模式的に説明する図である。 本発明の実施形態に係る情報サービス提供システムに基づくサービス画面例を示す図である。

以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図１は本発明の実施形態に係る情報サービス提供システムの概念を模式的に説明する図である。図１において、１０は情報サービス提供システム、２０はパーソナルコンピューター（情報処理端末）、３０はＰＤＡ（情報処理端末）、４０は携帯電話（情報処理端末）、５０はネットワーク、６０は無線ＬＡＮ接続ポイント、７０は基地局をそれぞれ示している。

本実施形態に係る情報サービス提供システム１０は、Ｔｗｉｔｔｅｒ（登録商標）による情報サービスを前提とするものであり、そのためのシステムを包含するものとなっている。本実施形態に係る情報サービス提供システム１０は、例えば汎用のサーバーなどで構成することが可能である。このようなサーバーをネットワーク５０と通信可能に接続する
ことにより、ネットワーク５０を介して、個々のユーザーの情報処理端末から、送信されたテキストデータを含むつぶやきデータを収集する。個々のユーザーから送信されたつぶやきデータは、不図示のハードディスクなどの記憶装置に記憶されると共に、所定のユーザーの情報処理端末に閲覧可能なように配信する。それぞれの情報処理端末における閲覧形式について後に例示する。なお、つぶやきデータには、位置データをも含めることが可能であり、本実施形態に係る情報サービス提供システム１０は、このような位置データが含まれたつぶやきデータを発信したユーザーに対して、広告宣伝効果や販売促進効果を高めることが意図されている。

本実施形態に係る情報サービス提供システム１０が提供するサービスを利用するために、ユーザーは情報処理端末を利用するが、このような情報処理端末の例としてはパーソナルコンピューター２０、ＰＤＡ３０、携帯電話４０を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。いずれの情報処理端末を用いるにしても、当該情報処理端末が、有線のＬＡＮや、無線ＬＡＮ接続ポイント６０、或いは基地局７０などを介してネットワーク５０と通信可能に接続されていることが要求される。また、情報処理端末には、インターネット上で提供されているデータを、表示装置において可視表示可能とするウエッブブラウザなどが稼動することが必要である。このようなウエッブブラウザを利用して、ユーザーは情報処理端末から情報サービス提供システム１０にアクセスしてログインすることで、情報サービスを利用可能な状態となる。なお、ウエッブブラウザやシステムにログインする概念などは、いずれも従来の周知の技術であり、そのための仕組みについてはいずれも従来周知のものを用いることが可能である。

なお、ＧＰＳが搭載され位置データを取得することが可能な携帯電話４０については、テキストデータと共に、ＧＰＳによって特定された位置データも含めて、情報サービス提供システム１０を構成するサーバーに送信することが可能なように構成される。携帯電話４０のＧＰＳ機能によって特定された位置データをも含めたつぶやきデータをサーバー側に送信する技術については、従来周知のものを適宜用いることが可能である。

次に、ユーザーが情報サービス提供システム１０にアクセスしてログインしたときの表示画面例に基づいて、画面構成と共に当該情報サービスが提供するサービスについて説明する。図２は本発明の実施形態に係る情報サービス提供システムに基づくサービス画面例を示す図である。図２において、１００は画面表示例、１０１は選択メニュー、１０２はテキスト入力欄、１０３は投稿実行ボタン、１０５はユーザー名表示欄、１０６はフォロー関係表示欄、１０７はつぶやきデータ、１１０はカウンターをそれぞれ示している。

本実施形態に係る情報サービス提供システム１０においては、それぞれのユーザーに対して、固有のユーザー名（ＩＤ）が割り当てられる。また、それぞれのユーザー名（ＩＤ）に対応したホームページがそれぞれのユーザーに割り当てられる。図２の表示はユーザー（「ａｉ１１２９」）がシステムにログインして、情報サービス提供システム１０が提供するホームページをブラウザ上で表示したものである。

このような画面例と共に、情報サービスの機能についても説明する。選択メニュー１０１は、画面表示例１００において、ユーザーが選択可能な「ホーム」、「プロフィール」、「設定」、「ヘルプ」、「ログアウト」などのメニューを表示するものである。このようなメニューに対し、情報処理端末に設けられているポインティングデバイス（不図示）などの入力手段でカーソルを合わせた上で実行を入力することで、ユーザーは所望の処理・動作を起動することができる。

テキスト入力欄１０２は、情報サービス提供システム１０に蓄積させると共に、ユーザー自身、及び、フォローしているユーザーの情報処理端末で閲覧させるためなどのテキス
トデータを書き込むための欄である。このテキスト入力欄１０２への書き込みは、情報処理端末のキー入力によって行われる。

本実施形態に係る情報サービス提供システム１０では、このようなテキスト入力欄１０２にテキストデータを入力した後、ポインティングデバイスによって、投稿実行ボタン１０３を画面上で押下した場合、当該テキストデータが情報サービス提供システム１０のサーバー側に送信されるようになっている。

図１において、ユーザーＡがテキスト入力欄１０２への書き込みを行い、投稿実行ボタン１０３を実行した場合を例に説明する。また、ユーザーＢ、Ｃ、ＤはユーザーＡをフォローしているものとする。なお、フォローとは、あるユーザーによるつぶやきデータを、閲覧希望するようシステムに登録することである。

ユーザーＡが投稿実行ボタン１０３を押下すると、ユーザーＡの情報処理端末から、（１）テキスト入力欄１０２で入力されたテキストデータ、及びＧＰＳで取得された位置データとを含むつぶやきデータが、情報サービス提供システム１０に対して送信される。（２）情報サービス提供システム１０では、情報サービス提供システム１０を構成するサーバーに、当該つぶやきデータを蓄積する。次に、情報サービス提供システム１０は、（３）において、つぶやきデータを発信したユーザーＡ及び、これをフォローするユーザーＢ、Ｃ、Ｄに対して、つぶやきデータを配信する。それぞれのユーザー端末では、図２に示すようなホームページにおいて、つぶやきデータを閲覧することが可能となる。

ユーザー名表示欄１０５においては、当該ホームページが割り当てられているユーザー名が表示される欄であり、フォロー関係表示欄１０６には、当該ユーザーがフォローしているカウント数などが表示される欄である。

さて、情報処理端末に、つぶやきデータが情報サービス提供システム１０から配信されると、ホームページに時系列で表示がなされる。このような表示のことをタイムラインと称する。タイムラインは、時系列のつぶやきデータ１０７の表示からなっている。新しいつぶやきデータが配信されると、トップに表示されるようになっている。

つぶやきデータ１０７の表示構成を図２のトップのデータに基づいて説明する。つぶやきデータ１０７の表示は、アイコン、ユーザー名（この例では、「ａｉ１１２９」）、テキストデータ（この例では、「今日はお茶の水で途中下車して湯島聖堂を散策してみました。」）及び、つぶやきデータの送信タイミング等（この例では、「3 minutes ago via
web」）から構成されるようになっている。

図１の（３）に示すように、情報サービス提供システム１０から、つぶやきデータが配信されると、ユーザーＢ、Ｃ、Ｄがシステムにログインを行っている情報処理端末上では、情報サービス提供システム１０が提供するホームページのタイムラインで、上記のような表示構成を有するつぶやきデータ１０７がトップにくるように順次更新されるようになっている。

次に、上記のような情報サービスを提供する本実施形態に係る情報サービス提供システム１０のデータ蓄積構造等の概要について説明する。図３は本発明の実施形態に係る情報サービス提供システムのつぶやきデータの受信・蓄積・配信の概略を模式的に示す図である。

図３において、ユーザーＢ（ｏｊｉｉｃｈａｎ）、ユーザーＣ（ｎｏｂｕｈｉｒｏｍｉ）、ユーザーＤ（ｓｔｅｉｎ）の各ユーザーが、ユーザーＡ（ａｉ１１２９）をフォロー
していることを前提として示している。このような前提の下で、ＧＰＳ機能を有するユーザーＡ（ａｉ１１２９）の情報処理端末から、情報サービス提供システム１０につぶやきデータが送信される場合を例に説明する。ユーザーＡ（ａｉ１１２９）の情報処理端末から送信されるつぶやきデータには、「今日はお茶の水で途中下車して湯島聖堂を散策してみました。」なるテキストデータ及び、ＧＰＳで取得された位置データ（東経Ｘ１，北緯Ｙ１）と、が少なくとも含まれている。

情報サービス提供システム１０を構成するサーバーがネットワーク５０を介して、このようなつぶやきデータを受信すると、情報サービス提供システム１０においては、図３に示すようなデータ構造にて、当該つぶやきデータを蓄積する処理が実行される。より具体的には、情報サービス提供システム１０は、ユーザー毎に「位置データ」、「日時情報（年/月/日/時）」、「テキストデータ」の各データを蓄積するようにしている。なお、位
置データが存在しないような場合については、当該データ欄はヌルとなるように設定すればよい。

次に、情報サービス提供システム１０においては、ユーザーＡ（ａｉ１１２９）をフォローしているユーザーＢ（ｏｊｉｉｃｈａｎ）、ユーザーＣ（ｎｏｂｕｈｉｒｏｍｉ）、ユーザーＤ（ｓｔｅｉｎ）の各ユーザーに、蓄積されているユーザーＡ（ａｉ１１２９）のつぶやきデータを、ネットワーク５０を介して配信する。

ここで、情報サービス提供システム１０における「フォロー」の概念について、より詳細に説明する。

本実施形態に係る情報サービス提供システム１０においては、当該システムを構成するサーバーで蓄積されたユーザー単位のつぶやきデータを閲覧希望するような場合については、閲覧対象ユーザーのユーザー名を閲覧対象ユーザー名（本例では、ユーザーＡ）として、また、閲覧希望ユーザーのユーザー名（本例では、ユーザーＢ、Ｃ、Ｄ）を閲覧希望ユーザー名として登録する（フォローする）ことができるようになっている。

このようなフォロー関係の設定によって、情報サービス提供システム１０においては、リアルタイム性があり、しかも、メールのような拘束性がない、ゆるやかなコミュニケーションを実現することが可能となっている。

情報サービス提供システム１０から、ユーザーＡのつぶやきデータの配信を受けたユーザーＢ、Ｃ、Ｄは、それぞれの情報処理端末のブラウザ上などで、ユーザーＡのつぶやきデータのテキスト部を閲覧することができるようになる。

情報サービス提供システム１０は、基本的には、以上のような処理を実行するものであるが、以下、本実施形態に特有の処理を説明する。企業ユーザーにとっては、これまで説明したような情報サービス提供システム１０のコミュニケーション機能を商業的に利用して、広告宣伝や販売促進につなげたい、というニーズがある。このとき、可能であれば、企業ユーザーの商圏に滞在するようなユーザーに対して、その企業ユーザーの存在をアピールすることができれば、より効率的に情報サービス提供システム１０を商業利用することが可能となる。

そこで、本実施形態に係る情報サービス提供システム１０においては、企業ユーザーは自らの商圏を指定エリアとして指定することで、当該エリアにおいてつぶやきデータを発信したユーザーをフォローするように構成している。一般的に、フォローされた側のユーザーは、フォローする側のユーザーについて関心をもち、これについて調べようとする傾向があるので、当該エリアにおいてつぶやきデータを発信したユーザーのフォローをした
企業ユーザーとしては、自らの商圏エリアに滞在経験がある、そのユーザーに関心を持ってもらうチャンスを得ることができ、有効な広告効果を期待することができる。すなわち、本発明に係る情報サービス提供システム１０によれば、顧客となる可能性のあるユーザーの位置情報を効率的に利用して、広告宣伝効果や販売促進効果を高めることが可能となるのである。

次に、このような本実施形態特有の情報サービス提供システム１０の処理の流れを例示的について説明する。図４は本発明の実施形態に係る情報サービス提供システムにおけるコマンド処理のシーケンス例を示す図である。

図４において、左側のフローは顧客となり得る一般ユーザー（例えば、先のユーザーＡなど）における処理・操作の流れを示し、中央のフローは情報サービス提供システム１０における処理・操作の流れを示し、右側のフローは、システムを商業活用したい企業ユーザー（本例では、ユーザーＰとする）における処理・操作の流れを示している。

ここで、システムを商業活用したい企業ユーザーは、情報サービス提供システム１０に対して、本実施形態特有の登録処理を要求するコマンドを、発信する。このようなコマンドには、少なくとも、ユーザー名（この例では、ユーザーＰのユーザー名）と、所定エリア（ユーザーＰの商圏）を指定するエリアデータとが含まれる図５に示すようなものである。なお、エリアデータによりエリアを指定する際には、所定の位置座標から半径ａｋｍ圏内（例えば、御茶ノ水駅から半径３ｋｍ圏内）などの指定や、或いは番地による指定などいずれの指定でも可能に構成することが好ましい。

以下、本実施形態特有の情報サービス提供システム１０の処理の流れを、適宜図６の模式図を参照しつつ説明する。なお、図６においては、ユーザーＡが指定エリアにおいてつぶやきデータを発信したことを前提としている。

ステップＳ１０１において、ユーザーＡの携帯電話４０の位置データを取得し、ユーザーＡがつぶやきデータを入力して送信すると、ステップＳ１０２では、位置データが添付されたつぶやきデータが情報サービス提供システム１０側に送信される。

情報サービス提供システム１０側では、ステップＳ２０１において、このつぶやきデータを受信するとサーバーに蓄積して、ステップＳ２０２で、各フォロワーのタイムラインに配信する。

一方、企業ユーザーであるユーザーＰが、自らのユーザー名と、エリアデータを指定したコマンドをステップＳ３０１で、情報サービス提供システム１０側に送信すると、情報サービス提供システム１０はステップＳ２０３でこれを受信し、コマンドの実行処理に移る。

ステップＳ２０４では、コマンドで指定されたエリア内における公開設定されているつぶやきデータの抽出を実行する。次のステップＳ２０５では、ステップＳ２０４で抽出したつぶやきデータのユーザー（本例では、ユーザーＡ）を特定する。続く、ステップＳ２０６では、特定されたユーザー（本例では、ユーザーＡ）をユーザーPがフォローするよ
うに登録処理する。ステップＳ２０７では、コマンド実行完了をユーザーＰ側に送信する。このようなコマンド実行完了で送信する内容としては、コマンドの実行処理により、どのユーザー（本例では、ユーザーＡ）をフォローするようにしたかに係る報告事項が含まれことが好ましい。ユーザーＰ側では、ステップＳ３０２で、新たなフォローユーザー（本例では、ユーザーＡ）情報を含むコマンド実行完了を受信する。

情報サービス提供システム１０においては、ステップＳ２０８で、ユーザーPによりフ
ォローされたことを通知ユーザーＡ側の携帯電話４０に通知する。ステップＳ１０３では、ユーザーＡは企業ユーザーPによりフォローされたことを受信する。

一般的に、フォローされたユーザーＡは、フォローするユーザーＰについて関心をもち、逆に、これをフォローするような関係が構築される可能性もある。従って、企業ユーザーＰとしては、自らの商圏エリアに滞在経験がある、ユーザーＡに関心を持ってもらうチャンスを得ることができ、有効な広告効果を期待することができるのである。

図７はユーザーＡの情報処理端末で、フォローされているユーザーを表示させる画面表示例を示している。また、図７において、１０８がユーザーＡをフォローしているフォロワーリストである。このようなフォローリストに、本実施形態に係る情報サービス提供システム１０のコマンド実行処理により、ユーザーＡを新たにフォローする企業ユーザーＰ（本例では、ユーザー名ｅｑ＿ｂｕｒｇｅｒ）が加入されることとなり、ユーザーＡが企業ユーザーＰに興味を持つ契機となり得るのである。

ここで、本実施形態に係る情報サービス提供システム１０による各ステップについて見直しておく。ステップＳ２０３は、特許請求の範囲における「ユーザー名と、所定エリアを指定するエリアデータとを含み、前記エリアデータに基づいた登録処理を要求するコマンドを受信するコマンド受信手段」に相当している。情報サービス提供システム１０が受信するコマンドは、図５に示すように、「ユーザー名」、「エリアデータ」の２種類のデータを少なくとも含むものである。

また、ステップＳ２０５は、特許請求の範囲における「前記蓄積手段に蓄積される各ユーザーのつぶやきデータの位置データを参照することで、前記コマンドで指定されたエリア内でつぶやきデータを送信したユーザーを特定するユーザー特定手段」に相当している。図４の例では、ユーザーＡが特定手段によって特定されたユーザーである。

また、ステップＳ２０６は、特許請求の範囲における「前記ユーザー特定手段によって特定されたユーザーのユーザー名を閲覧対象ユーザー名とし、前記コマンドに含まれたユーザー名を閲覧希望ユーザー名として、前記登録手段」に相当している。図４に示す例では、閲覧対象ユーザー名はユーザーＡのユーザー名であり、閲覧希望ユーザー名はユーザーＰのユーザー名となる。

以上のように、本発明に係る情報サービス提供システム１０は、指定されたエリア内でつぶやきデータを送信したユーザーを特定するユーザー特定手段と、ユーザー特定手段によって特定されたユーザーのユーザー名を閲覧対象ユーザー名とし、コマンドに含まれたユーザー名を閲覧希望ユーザー名として、登録手段によって登録する（フォローする）処理を実行する処理実行手段を有しており、本発明に係る情報サービス提供システム１０によれば、例えば、所定エリアを商圏とする企業ユーザーが、当該エリアに滞在し当該エリアでつぶやきデータを発信したユーザーを、フォローすることができるようになっている。

一般的に、閲覧対象ユーザーとして登録されたユーザー（フォローされた側のユーザー）は、閲覧希望ユーザーとして登録されたユーザー（フォローする側のユーザー）について関心をもち、これについて調べようとする傾向があるので、閲覧希望ユーザーとして登録した企業ユーザーとしては、自らの商圏エリアに滞在経験があるユーザーに関心を持ってもらうチャンスを得ることができ、有効な広告効果を期待することができる。すなわち、本発明に係る情報サービス提供システム１０によれば、顧客となる可能性のあるユーザーの位置情報を効率的に利用して、広告宣伝効果や販売促進効果を高めることが可能とな
るのである。

１０・・・情報サービス提供システム、２０・・・パーソナルコンピューター（情報処理端末）、３０・・・ＰＤＡ（情報処理端末）、４０・・・携帯電話（情報処理端末）、５０・・・ネットワーク、６０・・・無線ＬＡＮ接続ポイント、７０・・・基地局、１００・・・画面表示例、１０１・・・選択メニュー、１０２・・・テキスト入力欄、１０３・・・投稿実行ボタン、１０５・・・ユーザー名表示欄、１０６・・・フォロー関係表示欄、１０７・・・つぶやきデータ、１０８・・・フォロワーリスト、１１０・・・カウンター

Claims (1)

1. 固有のユーザー名が割り当てられたユーザーの情報処理端末から送信されるテキストデータ及び位置データを含むつぶやきデータを受信する受信手段と、
   前記受信手段で受信したつぶやきデータをユーザー単位で蓄積する蓄積手段と、
   前記蓄積手段で蓄積されたユーザー単位のつぶやきデータを閲覧希望する場合、閲覧対象ユーザーのユーザー名を閲覧対象ユーザー名として、また、閲覧希望ユーザーのユーザー名を閲覧希望ユーザー名として登録する登録手段と、
   前記登録手段で登録された閲覧希望ユーザーの情報処理端末に対して、閲覧対象ユーザーのつぶやきデータを閲覧可能に配信する配信手段と、
   ユーザー名と、所定エリアを指定するエリアデータとを含み、前記エリアデータに基づいた登録処理を要求するコマンドを受信するコマンド受信手段と、
   前記蓄積手段に蓄積される各ユーザーのつぶやきデータの位置データを参照することで、前記コマンドで指定されたエリア内でつぶやきデータを送信したユーザーを特定するユーザー特定手段と、
   前記ユーザー特定手段によって特定されたユーザーのユーザー名を閲覧対象ユーザー名とし、前記コマンドに含まれたユーザー名を閲覧希望ユーザー名として、前記登録手段によって登録する処理を実行する処理実行手段とを有することを特徴とする情報サービス提供システム。

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