JP2011182852A - 食器洗い機 - Google Patents

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Yoshinori Minamide
美徳 南出
Ryusuke Imanishi
龍介 今西
Kazunari Shimomura
一成 下村
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    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • A47L15/4251Details of the casing
    • A47L15/4257Details of the loading door
    • A47L15/4263Door sealing arrangements

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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

【課題】洗浄槽の開口部と扉体のシール性が安定して高く、且つ扉体の操作性も高い食器洗い機を提供する。
【解決手段】本体1の前面部20の上部及び側部に設けられるシール部材11は、第1のシール部11aと、これに一体で形成され洗浄槽2に対し内側に傾斜させた第2のシール部11bを含む舌部とを備え、第1のシール部11aは、断面形状を前方半円状部の曲率が後方半円状部の曲率より小さい中空の略卵形であるもので、扉体6を閉塞するための力を減少させ、さらに2重シールを容易かつ安定して行うことが可能で、且つシール部材11の劣化を抑制した高品質な食器洗い機を提供することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、食器等を洗浄する食器洗い機に関するもので、特に食器洗い機のシール構成に関するものである。
従来のこの種の食器洗い機は、図6及び図7に示すように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その構成について説明する。食器洗い機は、食器等の被洗浄物を洗浄槽101に収納し、洗浄槽101に設けた前面開口部102を、扉体103により閉塞してから、洗浄ポンプ104を運転し、洗浄ポンプ104によって加圧された洗浄水を洗浄ノズル105から噴射することにより、被洗浄物の洗浄およびすすぎを行うようになっている。前面開口部102には弾性体(例えばゴム)で形成されたシール部材106が設けられている。シール部材106は第1のシール部106aと第2のシール部106bとで構成されており、扉体103に設けられた当接部107と第1のシール部106aと第2のシール部106bが2重で圧接することにより前面開口部102と扉体103の間において高いシール性を実現している。
特開平06−154146号公報
しかしながら、上記従来の食器洗い機では、扉体103を閉塞するときに当接部107と第2のシール部106bが擦れるため、このとき発生する摩擦力により扉体103の閉塞動作が重たくなる上に、第2のシール部106bが毎回当接部107に擦れるためすぐに劣化してしまい、第2のシール部106bでの水密性が著しく低下してしまう、という課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、第1のシール部と第2のシール部による2重シールをより確実に安定して行う構成とすることで高いシール性を実現できる食器洗い機を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、洗浄水を噴射して被洗浄物を洗浄する食器洗い機であって、被洗浄物を収納する洗浄槽を内部に備え、被洗浄物を出し入れするための開口部を前面部に有する本体と、洗浄水を洗浄槽内に噴射する洗浄ノズルと、前面部の上部及び側部に設けられるシール部材と、開口部を開閉しシール部材と当接する当接部を有する扉体と、を有し、シール部材は、第1のシール部と前記第1のシール部に一体で形成され、洗浄槽内側に傾斜させた第2のシール部を含む舌部とを有し、第1のシール部の断面形状は、前方半円状部の曲率が後方半円状部の曲率より小さい中空の略卵形である。
この構成により、扉体の閉成時に、第2のシール部によるシールは第1のシール部の変形動作により行われ、第1のシール部を変形させるのに必要な扉体への操作力だけで、第1のシール部と第2のシール部による2重シールをより確実に安定して行うことを実現したものであり、操作性とシール性を両立し、さらに第2のシール部の劣化を著しく抑制し
た高品質な食器洗い機を実現できる。また、扉体閉成時の操作力の軽減を実現できるとともに、当接部と接触する第1のシール部の前方を相対的にRを大きくし当接部との接触を安定確実にし、第1のシール部の横滑りによる変形動作不良を防止し、所定の変形動作を確実に実現することが可能であり、高いシール性を実現できる。
以上のように本発明によれば、扉体を閉塞するための力を減少させて2重シールを容易かつ安定して行うことが可能で、且つシール部材の劣化を抑制することができるとともに、当接部と接触する第1のシール部の前方を相対的にRを大きくし当接部との接触を安定確実にし、第1のシール部の横滑りによる変形動作不良を防止し、所定の変形動作を確実に実現することが可能であり、高いシール性を実現する食器洗い機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の扉体開成時の斜視図 同食器洗い機の側面縦断面図 (a)扉体の当接部が第1のシール部に当接する直前の、同食器洗い機の図1中のA−A断面図、(b)扉体の当接部が第1のシール部に押圧している時の、同食器洗い機の図1中のA−A断面図 (a)扉体の当接部が第1のシール部に当接する直前の、同食器洗い機の図1中のB−B断面図、(b)扉体の当接部が第1のシール部に当接する時の、同食器洗い機の図1中のB−B断面図、(c)扉体の当接部が第1のシール部に押圧している時の、同食器洗い機の図1中のB−B断面図 (a)シール部材の拡大断面図、(b)第1のシール部の前部の拡大断面図、(c)第1のシール部の後部の拡大断面図 従来の食器洗い機の側面縦断面図 従来の食器洗い機のシール部詳細図
第1の発明は、洗浄水を噴射して被洗浄物を洗浄する食器洗い機であって、被洗浄物を収納する洗浄槽を内部に備え、被洗浄物を出し入れするための開口部を前面部に有する本体と、洗浄水を洗浄槽内に噴射する洗浄ノズルと、前面部の上部及び側部に設けられるシール部材と、開口部を開閉しシール部材と当接する当接部を有する扉体と、を有し、シール部材は、第1のシール部と前記第1のシール部に一体で形成され、洗浄槽内側に傾斜させた第2のシール部を含む舌部とを有し、第1のシール部の断面形状は、前方半円状部の曲率が後方半円状部の曲率より小さい中空の略卵形である食器洗い機である。
この構成により、扉体の閉成時に、第2のシール部によるシールは第1のシール部の変形動作により行われるため、第1のシール部を変形させるのに必要な扉体への操作力だけで、第1のシール部と第2のシール部による2重シールを容易且つ安定して行うことを実現したものであり、操作性とシール性を両立し、さらに第2のシール部の劣化を著しく抑制した高品質な食器洗い機を実現できる。また、当接部と接触する第1のシール部の前方を相対的にRを大きく滑らかにし当接部との接触を安定確実にし、第1のシール部の横滑りによる変形動作不良を防止し、所定の変形動作を確実に実現することが可能であり、高いシール性を実現できる。
第2の発明は、上記第1の発明において、扉体が開口部を閉塞する際に、第2のシール部を含む舌部は、第1のシール部が当接部に押圧されるより前に、当接部および当接部側方と接触しないよう構成したものであり、第1のシール部が当接部に押圧されるまでの扉体の閉塞動作に要する力をさらに低減でき、また、第2のシール部の劣化をさらに著しく
抑制することができる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、第1のシール部は、断面形状を略円形、略楕円形、略卵形、略半円形等の前方半円状部を有する形状とし、前方半円状部の頂点部を前記当接部の当接部端より洗浄槽内側に設けたことにより、当接部との接触をさらに安定確実にし、第1のシール部の横滑りによる変形動作不良を防止し、所定の変形動作を確実に実現することが可能であり、高いシール性を実現できる。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の各図を示している。
洗浄水を噴射して食器3などの被洗浄物を洗浄する食器洗い機は、本体1内部に洗浄槽2が設けられている。また、本体1は前面部20に食器3などを出し入れするための開口部5を有している。洗浄槽2の内部には、食器3などの被洗浄物をセットする食器かご4が開口部5から出し入れ可能に収納されている。食器かご4は、洗浄槽2の下部に配置された下食器かご4aと洗浄槽2の上部に配置された上食器かご4bとで構成されている。なお、図1においては、下食器かご4aおよび上食器かご4bの図示を省略してある。
開口部5は、扉体6により開閉されるよう構成されている。扉体6は、下扉体6aと上扉体6bとで構成されている。下扉体6aは、開口部5下端部で下支持軸7aにより回転自在に軸支され、開口部5の前下方にその内面が上向き略水平となる位置まで開成する。上扉体6bは、洗浄槽2の側壁で上支持軸7bにより回転自在に軸支され、本体1上面に被さるように開成する。
洗浄槽2内の下部には、主に下食器かご4aにセットされた食器3に洗浄水を噴射して洗浄する下回転洗浄ノズル8aが設けられている。洗浄槽2内の上部には、主に上食器かご4bにセットされた食器3に洗浄水を噴射して洗浄する上洗浄ノズル8bが設けられている。また、洗浄槽2下方には、下回転洗浄ノズル8aと上洗浄ノズル8bへ洗浄水を供給する洗浄ポンプ9が配置されている。なお、図1においては、上洗浄ノズル8bの図示を省略してある。
前面部20に設けた開口部5の周囲の上部及び左右側部には、弾性体(例えばシリコンゴム)で形成されたシール部材11が洗浄槽2の内側壁10に沿うように設けられている。シール部材11は、第1のシール部11aと第2のシール部11bを含む舌部とを有している。図5に示すように、第1のシール部11aは、断面形状が中空の略卵形である。すなわち、前方半円状部14aのR(曲率)を後方半円状部14bのR(曲率)より小さく形成している。第2のシール部11bは、第1のシール部11aの外周の前方外寄りに突出して設けられ、第1のシール部11aの略卵形断面の中心より洗浄槽2の内側壁10側に設けられた、洗浄槽内側に傾斜させたリップ形状であり、第1のシール部11aに一体で形成される舌部の主要部を構成している。なお、シール部材11は長手方向で分割されることなく、逆U字状に連続的に一体で形成されている。
下扉体6aの左右の側辺には、扉体6閉成状態で第1のシール部11aの洗浄槽2内方を所定の締め代で圧接する下扉当接部12aが設けられている。下扉当接部12aの洗浄槽2内方には、下扉防水リブ12bが扉体6閉成状態で第1のシール部11aを内側から完全に覆うよう構成されている。なお、下扉防水リブ12bは、下扉体6aの開閉動作で第1のシール部11aと当接することのないように、扉体6の閉成状態で第1のシール部11aに対して所定の隙間を有するように形成されている。
上扉体6bの上辺には、扉体6閉成状態で第1のシール部11aの洗浄槽2外方(前方
)を所定の締め代で圧接する上扉上辺当接部13aが設けられている。上扉体6bの左右の側辺には下扉体6aと同様に、扉体6閉成状態で第1のシール部11aの洗浄槽2内方を所定の締め代で圧接する上扉当接部13bが設けられている。上扉当接部13bの洗浄槽2内方には、上扉防水リブ13cが扉体6閉成状態で第1のシール部11aを内側から完全に覆うよう構成されている。なお、上扉防水リブ13cは、上扉体6bの開閉動作で第1のシール部11aと当接することのないように、扉体6の閉成状態で第1のシール部11aに対して所定の隙間を有するように形成されている。
開口部5の上コーナー部(図1中のZ部)では、上扉体6bのシール面はねじれ曲面となっており、第1のシール部11aの筒形状への圧接方向は、本体1の前後方向(上扉体6bの側辺の圧接)から、本体1の上下方向(上扉体6bの上辺の圧接)に徐々に変化する。上扉防水リブ13cは上コーナー部で徐々に高さが低くなり、コーナー略中央部でなくなる。
以上のように構成された食器洗い機についてその動作、作用を説明する。
食器3のセットは、下扉体6a、上扉体6bを開放し、下食器かご4a、上食器かご4bを引き出してから行う。食器3のセット完了後、下食器かご4a、上食器かご4bを洗浄槽2内に押し入れて、下扉体6a、上扉体6bで開口部5を閉塞する。その後、使用者の希望する洗浄コースを選択して洗浄を開始するが、洗浄、すすぎ、乾燥の一連の動作、作用については、一般的な食器洗い機と同様であるので、説明は省略し、以下、本発明が関連する扉体およびシール構成の動作、作用について詳しく説明する。
下扉体6aおよび上扉体6bが開口部5を閉塞する時、下扉当接部12a、上扉上辺当接部13a、上扉当接部13bに当接、押圧されることによって第1のシール部11aが変形して、開口部5と扉体6(下扉体6a、上扉体6b)との間の1段目のシールが機能し、さらに、この第1のシール部11aの変形に連動して第2のシール部11bが変形することによって、開口部5と扉体6(下扉体6a、上扉体6b)との間の2段目のシールが機能する。
扉体6が開口部5を閉塞する際の、扉体6の各当接部12a、13a、13bが第1のシール部11aに当接する直前から、当接、押圧を経て扉体6が完全に閉成するまでの動作、作用について、図3および図4を参照しながら説明する。
まず、扉体6の閉塞動作に伴う下扉体6aおよび上扉体6bの左右側辺での動作、作用について図3を用いて説明する。下扉体6aおよび上扉体6bが開成状態から閉塞されてくると、図3(a)に示す、洗浄槽2の左右の側辺部に配設されたシール部材11の第1のシール部11aに当接する直前の状態となる。この状態においては、下扉体6aの下扉当接部12aも上扉体6bの上扉当接部13bも、シール部材11より前方に位置し、第1のシール部11aにも第2のシール部11bにも接触していない。
この状態から、さらに扉体6が閉塞動作を続けると、下扉当接部12a、上扉当接部13bが第1のシール部11aの前方半円状部14aに当接する。この当接は、第1のシール部11aの略卵形形状の前方半円状部14aの頂点部14cを下扉当接部12a、上扉当接部13bの当接部端12d、13eより洗浄槽内側に設けたことにより、前方半円状部14aの頂点部14cより洗浄槽外側において行われ、以降の第1のシール部11aの押圧、変形が横滑りによる変形動作不良を起こすことなく、安定して行われる。
この当接状態に移行する途中において、第2のシール部11bが下扉当接部12a、上扉当接部13bの外側にほぼ直交かつ連続させてそれぞれ形成した下扉当接部側面12c
(当接部側方)、上扉当接部側面13d(当接部側方)に接触しないように、第2のシール部11bは第1のシール部11aの外周の前方外寄りに突出して設け、さらに、下扉当接部12a、上扉当接部13b、下扉当接部側面12cおよび上扉当接部側面13dは第2のシール部11bに一切接触することなく、第2のシール部11bの内側をすり抜けて洗浄槽2の方向に移動していく構成としてある。
さらに下扉体6aおよび上扉体6bが閉塞方向に移動すると、第1のシール部11aの前方半円状部14aが下扉当接部12a、上扉当接部13bによって押圧されて変形し、この第1のシール部11aの変形によって第2のシール部11bが内側に移動するように変形して下扉当接部側面12c、上扉当接部側面13dに当接し、さらに下扉体6aおよび上扉体6bの洗浄槽2方向への移動によって第2のシール部11bも内側に押圧、変形され、下扉体6aおよび上扉体6bの閉成状態では、図3(b)に示すように、第1のシール部11aによって開口部5と下扉体6aおよび上扉体6bとの間の1段目のシールが、さらに、第2のシール部11bによって2段目のシールが、それぞれ構成され、洗浄中に洗浄水が前方に飛び出すことを防止している。
次に、扉体6の閉塞動作に伴う上扉体6bの上辺での動作、作用について図4を用いて説明する。本体1の上方に開成していた上扉体6bは前方に移動しつつ下降し、図4(a)に示す、洗浄槽2の上辺部に配設されたシール部材11の第1のシール部11aに当接する直前の状態となる。この状態においては、上扉体6bの上扉上辺当接部13aは、シール部材11の上方に位置し、第1のシール部11aにも第2のシール部11bにも接触していない。
この状態から、さらに上扉体6bが前方下方に閉塞動作を続け、図4(b)に示す、上扉上辺当接部13aが第1のシール部11aの上側面の卵形の中心上もしくは中心よりやや前方に当接する。この状態では、第2のシール部11bは上扉上辺当接部13aに接触させないように構成してある。さらに、図4(a)の状態から図4(b)の状態に移行する途中において、上扉体6bは第2のシール部11bに一切接触することなく、第2のシール部11bの前方をすり抜けて下降していくように、シール部材11の形状寸法、上扉体6bの形状寸法および上扉体6bの開閉機構を構成してある。
図4(b)に示す状態からさらに上扉体6bが閉塞方向に移動すると、第1のシール部11aの前方半円状部14aが上扉上辺当接部13aによって押圧されて変形し、この第1のシール部11aの変形によって第2のシール部11bが上方に移動するように変形して上扉上辺当接部13aに当接し、さらに上扉体6bの下降によって第2のシール部11bも上扉上辺当接部13aによって下方に押圧、変形され、上扉体6bの閉成状態では、図4(c)に示すように、第1のシール部11aによって開口部5と上扉体6bの間の1段目のシールが、さらに、第2のシール部11bによって、2段目のシールが、それぞれ構成され、洗浄中に洗浄水が前方に飛び出すことを防止している。
下扉体6aおよび上扉体6bが開口部5を閉塞する時、下扉当接部12a、上扉上辺当接部13a、上扉当接部13bによって第1のシール部11aを所定量圧接変形させる必要があるが、第1のシール部11aは弾性体で、且つ中空形状で前記の通り前方半円状部14aのR(曲率)を後方半円状部14bのR(曲率)より小さく形成したので、より小さな力で変形させることが可能であり、下扉体6a、上扉体6bを閉塞するのに大きな力を必要とせず閉塞の操作性が高い。
また、扉体6閉塞の際、下扉当接部12aと上扉当接部13bが第1のシール部11aの洗浄槽2内方を圧縮することで、第1のシール部11aは第2のシール部11bが内側に倒れるように変形する。その結果、扉体6の閉成状態で、第2のシール部11bが下扉
当接部12aと上扉当接部13bの外側面である下扉当接部側面12c、上扉当接部側面13dと当接する。この際、洗浄槽内側に傾斜させて設けた第2のシール部11bは下扉当接部側面12c、上扉当接部側面13dの方を向いてさらに押圧されるため2段目のシールとして安定確実に機能し、第1のシール部11aの変形による1段目のシールとともに容易且つ安定した2重シールを実現できる。これにより、第1のシール部11aのシールが不完全な状態で運転しても、第2のシール部11bのみでシールすることが可能であり、高いシール性を実現できる。
上記と同様に、上扉体6bの上辺においても、扉体6閉塞の際、上扉上辺当接部13aが第1のシール部11aの洗浄槽2外方(前方)を圧縮することで、第1のシール部11aは第2のシール部11bが上方に跳ね上がるように変形する。その結果、扉体6の閉成状態で、第2のシール部11bが上扉上辺当接部13aと当接する。この際、第2のシール部11bは上扉上辺当接部13aの方を向いて押圧されているため2段目のシールとして機能し、上扉体6bの上辺においても、第1のシール部11aの変形による1段目のシールとともに容易且つ安定した2重シールを実現できる。これにより、第1のシール部11aのシールが不完全な状態で運転しても、第2のシール部11bのみでシールすることが可能であり、高いシール性を実現できる。
また、第1のシール部11aを、前方半円状部14aのR(曲率)を後方半円状部14bのR(曲率)より小さい略卵形としたことにより、下扉当接部12a、上扉当接部13bが当接する第1のシール部11aの前方を相対的にRを大きく滑らかにし下扉当接部12a、上扉当接部13bとの当接を安定確実にし、第1のシール部11aの横滑りによる変形動作不良を防止し、所定の変形動作を確実に実現することが可能であり、高いシール性を実現できる。
さらに、第1のシール部11aを前方半円状部14aのRを大きい略卵形に構成し、且つ前方半円状部14aの頂点部14cを下扉当接部12a、上扉当接部13bの当接部端12d、13eより洗浄槽内側に位置させる構成としたことにより、扉体6閉塞の際、下扉当接部12aと上扉当接部13bが第1のシール部11aが当接し、押圧する際に横滑りすることがなく、所定の変形動作を実現できるので、2重シールを容易且つさらに安定して実現できる。なお、この前方半円状部の頂点部を各当接部の当接部端より洗浄槽内側に位置させる構成による効果は、第1のシール部の断面形状が本実施の形態の略卵形に限定されるものではなく、前方半円状部を有する形状であればよく、例えば略円形や略楕円形や略半円形とした場合でも達成されるものである。
さらに、下扉当接部12a、上扉上辺当接部13a、上扉当接部13bと第1のシール部11aが当接する状態に移行する途中において、上記各当接部および前記当接部側面が第2のシール部11bに一切接触することなく、第2のシール部11bの内側あるいは前方をすり抜けて移動していく構成としてあるので、扉体6の閉塞動作開始から上記各当接部と第1のシール部11aが当接するまでの間に第2のシール部11bが擦れることがなく、第2のシール部11bの劣化を著しく抑制することができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、洗浄槽の開口部と扉体のシール性が高い高品質な食器洗い機であり、且つ扉体の操作性の高い食器洗い機であり、卓上型食器洗い機に限らずビルトイン・業務用の食器洗い機に適用できる。
1 本体
2 洗浄槽
3 食器(被洗浄物)
5 開口部
6 扉体
6a 下扉体
6b 上扉体
8a 下回転洗浄ノズル(洗浄ノズル)
8b 上洗浄ノズル(洗浄ノズル)
11 シール部材
11a 第1のシール部
11b 第2のシール部
12a 下扉当接部(当接部)
12c 下扉当接部側面(当接部側方)
12d 当接部端
13a 上扉上辺当接部(当接部)
13b 上扉当接部(当接部)
13d 上扉当接部側面(当接部側方)
13e 当接部端
14a 前方半円状部
14b 後方半円状部
14c 頂点部
20 前面部

Claims (3)

  1. 洗浄水を噴射して被洗浄物を洗浄する食器洗い機であって、被洗浄物を収納する洗浄槽を内部に備え、被洗浄物を出し入れするための開口部を前面部に有する本体と、洗浄水を前記洗浄槽内に噴射する洗浄ノズルと、前記前面部の上部及び側部に設けられるシール部材と、前記開口部を開閉し前記シール部材と当接する当接部を有する扉体と、を有し、前記シール部材は、第1のシール部と前記第1のシール部に一体で形成され、前記洗浄槽内側に傾斜させた第2のシール部を含む舌部とを有し、前記第1のシール部の断面形状は、前方半円状部の曲率が後方半円状部の曲率より小さい中空の略卵形である食器洗い機。
  2. 前記扉体が前記開口部を閉塞する際に、前記第2のシール部を含む舌部は、前記第1のシール部が前記当接部に押圧されるより前に、前記当接部および前記当接部側方と接触しないよう構成した請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 前記第1のシール部は、断面形状を略円形、略楕円形、略卵形、略半円形等の前方半円状部を有する形状とし、前記前方半円状部の頂点部を前記当接部の当接部端より洗浄槽内側に設けた請求項1又は2に記載の食器洗い機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101994885B1 (ko) * 2018-03-16 2019-07-01 우남철 고압 세척장비의 패킹구조

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